JP2003045544A - コネクタの端子係止構造 - Google Patents

コネクタの端子係止構造

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JP2003045544A JP2001232004A JP2001232004A JP2003045544A JP 2003045544 A JP2003045544 A JP 2003045544A JP 2001232004 A JP2001232004 A JP 2001232004A JP 2001232004 A JP2001232004 A JP 2001232004A JP 2003045544 A JP2003045544 A JP 2003045544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子係止時のガタや係止に伴うコネクタハウ
ジングの肥大化を防ぐ。 【解決手段】 コネクタハウジング2の端子収容空間7
を構成する隔壁11の一部が可撓性の端子係止アーム1
2の前半部31を兼ね、前半部に交差して端子係止アー
ムの後半部33が傾斜状に形成され、後半部の前端に端
子係止面32が形成された。端子係止面32が端子係止
アーム12の長手方向中央に配置された。端子係止アー
ム12の前半部31が一対対向して配設され、端子係止
面32が一対の前半部の間で端子収容空間7の全幅に渡
って位置した。端子係止アーム12の長手方向中央に、
治具棒の先端を押接させる係止解除部38が設けられ
た。係止解除部は端子係止アーム12の側部に設けられ
た突部38である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グ内に両持ち支持の端子係止アームを形成したコネクタ
の端子係止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のコネクタの端子係止構造
の一形態(実開平1−110186号)を示すものであ
る。この端子係止構造は、合成樹脂製の雄型のコネクタ
ハウジング51の端子収容室52内に可撓性の端子係止
アーム53の前後端をコネクタハウジング51に連結し
た状態で両持ち梁状に設けたものである。本例で端子収
容室52と端子係止アーム54は上下二段に設けられて
いる。
【0003】端子係止アーム53の前半部に係止突起5
4が設けられている。端子収容室52の後部開口から電
線付きの雌型の端子55が挿入され、端子係止アーム5
3で係止されると共に、端子収容室前端の停止壁56に
当接して停止する。雌型の端子55は前半に箱状の電気
接触部57、後半に電線圧着部58を有し、電気接触部
57の底壁に、端子係止アーム53の係止突起54に対
する係合孔59を有している。
【0004】端子55は端子係止アーム53を下向きに
撓ませつつ端子収容室52に進入し、完全挿入と同時に
端子係止アーム53が上向きに復元して、係止突起54
が端子55の係合孔59に進入し、それにより端子55
が後抜けなく係止される。雌型の端子55と雄型のコネ
クタハウジング51とで雄型のコネクタ60が構成され
る(本明細書では、コネクタ嵌合室を有する雌型のコネ
クタ内に挿入される側を雄型のコネクタ60と定義す
る)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコネクタの端子係止構造にあっては、端子55の前
半側の係合孔57に対応してコネクタハウジング51の
端子係止アーム53の前半部に係止突起54を配設して
いるために、図5の如く端子55の挿入時に端子係止ア
ーム53がくねるようにして撓み、係止突起54が真下
にではなく矢印Aの如く斜め前方に移動する。このた
め、係止突起54の長さよりも端子55の係合孔59の
長さを十分大きく設定しておかないと、係止突起54が
係合孔59に完全に係合せず、端子55の係止が十分に
行われないことになってしまう。しかし、係合孔59を
大きくすれば、端子55の挿入方向の係止ガタが大きく
なり、車両走行時の振動等によって端子55の電気接触
部57内の接触ばね片が摩耗するといった問題を生じて
しまう。
【0006】また、端子係止アーム53がくねるように
撓む(屈曲する)ために、アーム撓み用のスペース61
をある程度大きく設定しなければならず、それによりコ
ネクタハウジング51が高さ方向(アーム撓み方向)に
肥大化するという問題を生じてしまう。
【0007】本発明は、上記した点に鑑み、端子の挿入
方向のガタ付きをなくすと共に、端子の係止の信頼性を
高め、しかもコネクタハウジングを小型化することので
きるコネクタの端子係止構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るコネクタの端子係止構造
は、コネクタハウジングの端子収容空間を構成する隔壁
の一部が可撓性の端子係止アームの前半部を兼ね、該前
半部に交差して該端子係止アームの後半部が傾斜状に形
成され、該後半部の前端に端子係止面が形成されたこと
を特徴とする。
【0009】上記構成により、端子が端子係止アームの
後半部を撓ませつつ端子収容空間内に進入し、この際、
端子係止アームの前半部は後半部と一体に端子挿入直交
方向にスムーズに撓み、端子の完全挿入と同時に端子係
止アームが確実に復元して、後半部の前端の係止面が端
子の後段部に当接して端子を確実に係止させる。
【0010】端子係止アームの前半部が隔壁と一体で隔
壁の一部を兼ねるから、大きなスペースを必要とするこ
となく長い端子係止アームを得ることができ、省スペー
ス化によりコネクタハウジングが小型化されると共に、
端子係止アームが撓みやすくなり、端子挿入力が小さく
て済み、端子挿入性が向上する。また、端子係止アーム
の後半部の前端面が端子係止面を兼ねていることで、従
来の端子係止アームのような係止突起が不要で、係止突
起の突出高さ寸法分だけコネクタハウジングが小型化さ
れ、また、係止突起を用いずにアーム後半部の前端面で
直接的に端子が係止されることで、係止の信頼性が向上
する。
【0011】請求項2に係るコネクタの端子係止構造
は、請求項1に係るコネクタの端子係止構造において、
前記端子係止面が前記端子係止アームの長手方向中央に
配置されたことを特徴とする。
【0012】上記構成により、端子挿入時における端子
係止アームの最大撓み位置と端子係止面の位置とが一致
し、端子係止面がアーム長手方向に位置ずれすることな
く、アーム直交方向に最短距離で撓む。これにより、端
子係止面と端子の被係止部との位置ずれがなくなり、端
子の長手方向のガタ付きが防止されると共に、位置ずれ
を見込んだコネクタハウジングの長手方向の肥大化が防
止される。また、端子係止アームが従来のようにくねる
ように撓まず、直線的に変位するから、撓みスペースが
最小で済み、コネクタハウジングがアーム撓み方向に小
型化される。
【0013】請求項3に係るコネクタの端子係止構造
は、請求項1又は2に係るコネクタの端子係止構造にお
いて、前記端子係止アームの前半部が一対対向して配設
され、前記端子係止面が該一対の前半部の間で前記端子
収容空間の全幅に渡って位置したことを特徴とする。
【0014】上記構成により、係止面が一対のアーム前
半部の間で幅広に位置し、端子の被係止部を確実にとら
えて係止する。また、端子係止面が一対のアーム前半部
で安定に支持されたことで、端子の被係止部に対する係
止面の位置ずれが防止される。
【0015】請求項4に係るコネクタの端子係止構造
は、請求項1〜3の何れか1項に係るコネクタの端子係
止構造において、前記端子係止アームの長手方向中央
に、治具棒の先端を押接させる係止解除部が設けられた
ことを特徴とする。
【0016】上記構成により、端子の係止解除時に、治
具棒の先端が端子係止アームの長手方向中央において係
止解除部に押接することで、端子係止アームの最大撓み
位置と係止解除部の位置とが一致し、係止解除部がアー
ム長手方向に位置ずれすることなく、アーム直交方向に
最短距離で撓む。これにより、端子の係止が小さなスペ
ースで確実に解除され、コネクタハウジングのアーム撓
み方向の小型化が可能となる。
【0017】請求項5に係るコネクタの端子係止構造
は、請求項4に係るコネクタの端子係止構造において、
前記係止解除部が前記端子係止アームの側部に設けられ
た突部であることを特徴とする。
【0018】上記構成により、係止解除用の突部が端子
収容空間の隔壁の外側に配置され、隣接する隔壁の間に
治具棒を挿入して、突部を係止解除方向に確実に移動操
作することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るコネ
クタの端子係止構造を適用した雄型のコネクタの一形態
を示すものである。
【0020】このコネクタ1は、合成樹脂製のコネクタ
ハウジング2と、コネクタハウジング2の前部開口4a
から空室4内のハウジング主体部5に装着される合成樹
脂製のフロントホルダ3と、コネクタハウジング2の端
子挿入孔6の後部開口6aからハウジング主体部5の端
子収容空間7に挿入される電線付きの雌型の端子8とで
構成されている。
【0021】コネクタハウジング2は外側のフード部9
と内側のハウジング主体部5とで成り、フード部9には
相手側の雌型のコネクタ(図示せず)に対するロックア
ーム10が設けられ、ハウジング主体部5には垂直方向
の複数の並列な隔壁11(図2)で仕切られた端子収容
空間7と、隔壁11と一体の両持ち支持の可撓性の端子
係止アーム(端子係止部)12とが設けられている。本
発明の要部である端子係止アーム12については図2で
詳細に後述する。ハウジング主体部5は垂直な基壁13
から前方に突出形成されている。
【0022】端子収容空間7はスリット状の上部開口7
a(図2)と下部開口7bと略矩形状の前部開口16と
を有し、前部開口16は端子停止用兼相手雄端子案内用
の突部17で塞がれて狭くなっている。端子収容空間7
は後方の端子収容孔6に続いている。ハウジング主体部
5の基部側外周には防水パッキン18が装着され、端子
挿入孔6内で電線19の外周に防水栓20が装着されて
いる。
【0023】フロントホルダ3は略矩形筒状に形成さ
れ、ハウジング主体部5の外周に沿って挿着される。フ
ロントホルダ3は上壁21と下壁22と上下の水平な略
スリット状の空間23,24と、両空間23,24を仕
切る薄い板壁25とを備え、板壁25はホルダ後端から
突出し、ハウジング主体部5の端子係止アーム12の撓
み空間26内に進入可能である。上側の空間23にハウ
ジング主体部5の上壁27が挿入され、下側の空間24
に同じく複数の隔壁11が挿入される。
【0024】図1でフロントホルダ3はロック手段28
(図2)でハウジング主体部5に仮係止されており、こ
の状態で端子8が端子収容空間7内に挿入され、端子係
止アーム12で端子8の箱状の電気接触部29の後端
(後段部)29aが係止される。次いでフロントホルダ
3を端子挿入反対方向に押し込むことで、フロントホル
ダ3の下壁22が端子収容空間7の下部開口7bを塞
ぎ、フロントホルダ3の中間の板壁25が端子収容空間
7の上部開口7aを塞ぎつつ、端子係止アーム12の撓
み空間26内に進入して、先端側の突部25aで端子係
止アーム12の撓みを阻止する。フロントホルダ3はロ
ック手段28(図2)でハウジング主体部5に本係止さ
れる。
【0025】図2は、ハウジング主体部5にフロントホ
ルダ3を本係止させた状態を示すものであり、ハウジン
グ主体部5の垂直な薄板状の隔壁11に水平なスリット
30が設けられ、スリット30の前半上側の隔壁部分が
端子係止アーム12の前半部31を構成し、アーム前半
部31は後方のほぼ垂直な端子係止面(係止部分)32
に直交し、係止面32は端子係止アーム12の後半部3
3の前端をなし、アーム後半部33は斜め上向きに傾斜
して、端子収容空間7の基端側でハウジング主体部5の
上壁27に続いている。アーム前半部31は隔壁11と
同一の垂直平面に続いている。
【0026】各端子収容空間7は二枚の近接する垂直な
隔壁11で仕切られ、この二枚の近接する隔壁11,1
1は水平な底壁34で連結されて、縦断面略凹字状とな
っている。この断面略凹字状の壁部35が端子収容空間
7の両側に位置している。
【0027】すなわち図3に示す如く、端子収容空間7
の内側において対向する隔壁11と一体のアーム前半部
31の内壁面31aが係止面32で連結され、端子収容
空間7の全幅に渡って係止面32が位置し、係止面32
の幅と両隔壁11の厚さとの総和以上の幅でアーム後半
部33が続いている。一対のアーム前半部31と、一対
のアーム前半部31を連結する係止面32と、係止面3
2と一体に続くアーム後半部33とで端子係止アーム1
2が構成されている。
【0028】図2の如く、端子係止アーム12の前端側
の繋がり部31aはスリット30の前端(終端)の上側
に位置し、端子係止アーム12の後端側の繋がり部33
aはハウジング主体部5の上壁27の内側面に位置し
て、端子係止アーム12は両持ち梁状に両端で支持され
ている。スリット30の後端すなわち開口端30aは後
方の端子挿入孔6に続いている。
【0029】アーム前半部31の長さL1とアーム後半
部33の長さL2とはほぼ同一に設定され、係止面32
は端子係止アーム12の長手方向中間(中央)に配置さ
れている。このようにアーム前半部31とアーム後半部
33との長さのバランスがとれていることで、端子係止
アーム12の撓み時に、すなわち端子挿入時に端子8
(図1)の電気接触部29が端子係止アーム12を上向
きに押圧した際に、係止面32(図2)の位置が前後に
移動せず、上下方向(垂直方向)のみに移動する。
【0030】これにより、係止面32の位置が安定し、
端子8(図1)の電気接触部29の後端29aと係止面
32との間の隙間が小さく、ないしはほぼゼロに抑えら
れ、端子8の前後方向のガタ付きが防止される。また、
端子係止アーム12が垂直方向に最短距離で移動する
(撓む)から、撓み空間26を小さくすることができ、
それにより、コネクタハウジング2の小型化が達成され
る。
【0031】また、図2の如く端子係止アーム12の前
半部31の高さ方向(撓み方向)の幅は隔壁11の板厚
よりも大きく設定されており、そのためにアーム前半部
31が従来のようにくねることなく上向きにほぼ直線的
に撓むから、これによっても係止面32の位置が前後方
向にずれず、且つ撓みスペースが最小限に抑えられる。
【0032】また、端子8の電気接触部29がその全幅
に渡って端子係止アーム12の横長の係止面32(図
3)で当接係止され、且つ係止面32が両側の隔壁11
であるアーム前半部31で両側を連結されているから、
係止力が高くなり、係止の信頼性が向上する。
【0033】また、隔壁11(図2)の上側にフロント
ホルダ3の撓み阻止用の板壁25を進入させる略スリッ
ト状の空間が設けられ、フロントホルダ3の仮係止状
態、すなわち空間内に板壁25を進入させない状態で端
子8を挿入して、端子係止アーム12の前半部31と後
半部33を一体的に空間内に撓ませることができ、次い
でフロントホルダ3を押し込んで板壁25を空間内に進
入させるから、端子係止アーム12を撓ませるための空
間を特別に設ける必要がなく、これによりコネクタハウ
ジング2が高さ方向に小型化される。
【0034】図2の近接する二枚の隔壁11と底壁34
とで囲まれた凹溝状の空間36に前部開口4aから端子
係止解除用の治具棒37が挿入される。この治具棒挿入
空間36内に図3の係止解除用の突部(係止解除部)3
8が位置している。
【0035】係止解除用の突部38(図3)は係止面3
2の側方において一方のアーム前半部31の基端側の外
側面に形成されてアーム後半部33の一側部に沿って水
平に続いている。アーム後半部33は斜め上向きに延
び、突部38は真直に水平に延びている。突部38は係
止面32と同様に端子係止アーム12の長手方向中間
(中央)に配置されている。アーム後半部33の横幅は
係止解除用の突部38の厚さを加えた寸法となってい
る。係止解除用の突部38は前端側に略半円状の湾曲面
38aを有している。隣接する二本の端子係止アーム1
2,12の対向近接する外側面に係止解除用の突部38
をそれぞれ設けることも可能である。
【0036】図4の如く、フロントホルダ3(図1)を
仮係止にした状態ないしは取り外した状態で、治具棒3
7を前方から前記凹溝状の空間36に挿入することで、
治具棒先端の上向きの傾斜面37aが係止解除用の突部
38の湾曲面38aに沿って進入し、端子係止アーム1
2を上向きに撓ませる。
【0037】係止解除用の突部38が両持ち式の端子係
止アーム12の長手方向中間に位置しているから、治具
棒37によって端子係止アーム12が前後方向に移動す
ることなく真上(垂直方向)に最短距離で撓ませられ、
係止面32(図3)が端子8(図1)の電気接触部29
の後端29aを強く擦ったり干渉させたりすることな
く、スムーズ且つ確実に係止が解除される。係止解除時
の端子係止アーム12の撓みが小さくてよいから、撓み
空間26(図2)が小さくて済み、これによってもコネ
クタハウジング2の小型化が達成される。
【0038】図2でハウジング主体部5の上壁27と一
体にロックアーム(ロック手段)28が設けられ、フロ
ントホルダ3内に、ロックアーム28に対する仮係止及
び本係止可能な図示しない被ロック部(ロック手段)が
設けられている。なお、本発明の端子係止構造は上記雄
型のコネクタ1に限らず、コネクタ嵌合室を有する雌型
のコネクタ(図示せず)にも適用可能である。この場
合、ハウジング主体部(5)は水平な下壁と、下壁から
垂設された複数の隔壁(11)と、隔壁(11)と一体
に形成された端子係止アーム(12)とで構成され、近
接する二枚の隔壁(11)の間に治具棒挿入空間(3
6)が形成され、端子収容空間(7)の上部開口(7
a)はフロントホルダ(3)の係止アーム撓み阻止用の
板壁(25)で封止される。雄型の端子(図示せず)の
被係止部は雄型の電気接触部に続く箱状部の後端とな
る。
【0039】また、上記端子係止構造は、上下複数段の
端子収容空間を有するコネクタにも適用可能である。ま
た、フロントホルダ3を用いない従来同様の垂直な隔壁
を有する通常のコネクタにおいても適用可能である。ま
た、端子の被係止部は箱状部分の後端に限るものではな
い。
【0040】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、端子係止アームの前半部が隔壁と一体で隔壁の一部
を兼ねるから、大きなスペースを必要とすることなく長
い端子係止アームを得ることができ、この省スペース化
によりコネクタハウジングが小型化されると共に、端子
係止アームが撓みやすくなり、端子挿入性が向上する。
また、端子係止アームの後半部の前端面が端子係止面を
兼ねていることで、従来の端子係止アームのような係止
突起が不要で、係止突起の突出高さ寸法分だけコネクタ
ハウジングが小型化され、また、係止突起を用いずにア
ーム後半部の前端面で直接的に端子が係止されること
で、係止の信頼性が向上する。
【0041】請求項2記載の発明によれば、端子挿入時
における端子係止アームの最大撓み位置と端子係止面の
位置とが一致し、端子係止面がアーム長手方向に位置ず
れすることなく、アーム直交方向に最短距離で撓むか
ら、端子係止面と端子の被係止部との位置ずれがなくな
り、端子の長手方向のガタ付きやこれに起因する端子の
摩耗等が防止され、電気的接続の信頼性が向上する。ま
た、端子係止アームが従来のようにくねるように撓ま
ず、直線的に変位するから、撓みスペースが最小で済
み、これによりコネクタハウジングがアーム撓み方向に
小型化される。
【0042】請求項3記載の発明によれば、係止面が一
対のアーム前半部の間で幅広に位置し、端子の被係止部
を確実にとらえて係止するから、係止の信頼性が向上
し、端子の不意な後抜けが確実に防止される。また、端
子係止面が一対のアーム前半部で安定に支持されたこと
で、端子の被係止部に対する係止面の位置ずれが防止さ
れ、これによっても係止の信頼性が向上する。
【0043】請求項4記載の発明によれば、端子の係止
解除時に、治具棒の先端が端子係止アームの長手方向中
央において係止解除部に押接することで、端子係止アー
ムの最大撓み位置と係止解除部の位置とが一致し、係止
解除部がアーム長手方向に位置ずれすることなく、アー
ム直交方向に最短距離で撓むから、端子の係止が小さな
スペースで確実に解除され、コネクタハウジングのアー
ム撓み方向の小型化が可能となる。
【0044】請求項5記載の発明によれば、係止解除用
の突部が端子収容空間の隔壁の外側に配置されるから、
隣接する隔壁の間に治具棒を挿入して、突部を係止解除
方向に確実に移動操作することができ、これにより係止
解除時の作業性及び確実性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの端子係止構造における
コネクタの一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】同じくコネクタの端子係止構造の要部を示す斜
視図である。
【図3】端子係止アームを示す斜視図である。
【図4】端子の係止を解除する状態を示す縦断面図であ
る。
【図5】従来のコネクタの端子係止構造を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 コネクタハウジング 7 端子収容空間 11 隔壁 12 端子係止アーム 31 前半部 32 端子係止面 33 後半部 37 治具棒 38 係止解除用の突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの端子収容空間を構
    成する隔壁の一部が可撓性の端子係止アームの前半部を
    兼ね、該前半部に交差して該端子係止アームの後半部が
    傾斜状に形成され、該後半部の前端に端子係止面が形成
    されたことを特徴とするコネクタの端子係止構造。
  2. 【請求項2】 前記端子係止面が前記端子係止アームの
    長手方向中央に配置されたことを特徴とする請求項1記
    載のコネクタの端子係止構造。
  3. 【請求項3】 前記端子係止アームの前半部が一対対向
    して配設され、前記端子係止面が該一対の前半部の間で
    前記端子収容空間の全幅に渡って位置したことを特徴と
    する請求項1又は2記載のコネクタの端子係止構造。
  4. 【請求項4】 前記端子係止アームの長手方向中央に、
    治具棒の先端を押接させる係止解除部が設けられたこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のコネク
    タの端子係止構造。
  5. 【請求項5】 前記係止解除部が前記端子係止アームの
    側部に設けられた突部であることを特徴とする請求項4
    記載のコネクタの端子係止構造。
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