JP4134236B1 - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】リテーナが、コンタクトの挿抜方向、およびリテーナの挿抜方向のいずれの方向についても、ハウジングに対して動くことを防止できる二重係止型の電気コネクタを提供する。
【解決手段】コンタクトをコンタクト収容室22に挿入する際に、コンタクトがコンタクト収容孔に挿入可能な第1の位置でリテーナ3が保持されるとともに、リテーナ3が第1の位置から第2の位置に移動すると、リテーナ3によりコンタクトが抜け止めされる電気コンタクト1であって、第1の位置および第2の位置において絶縁ハウジング2に係止される、リテーナ3の一側面に形成された係止突起32a〜32cと、一側面と対向する他の側面に形成された、第1の位置および第2の位置において、垂下壁23dに押圧される押圧突起33と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンタクトの挿抜方向と直交する方向から絶縁ハウジングに装着されるリテーナを備える電気コネクタに関し、特に、リテーナのがたつきを防止する電気コネクタに関する。
図9および図10は、絶縁ハウジング(以下、単にハウジングともいう。)に装着されたコンタクトをランスとリテーナとによって抜け止めする、いわゆる二重係止型の電気コネクタの一例を示す(特許文献1)。
図9、図10に示す電気コネクタ10は、ハウジング40とリテーナ50とを備えている。ハウジング40には、複数のコンタクト収容室41、および各コンタクト収容室41と直交するリテーナ装着室42が形成されている。コンタクト収容室41の所定位置まで挿入されたコンタクト(図示せず)は、ハウジング40と一体に形成されたランス(ハウジングランス)43によって一次的に抜け止めされる。そして、ハウジングランス43によって各コンタクト収容室41に抜け止めされたコンタクトは、リテーナ装着室42に装着されているリテーナ50によってさらに二次的に抜け止めされる。この二重係止は、以下の過程を経て実現される。
ハウジング40にコンタクトを装着するとき、リテーナ50は、図10に示すようにリテーナ装着室42の途中まで押し込まれた状態のまま保持される。この状態では、リテーナ50は、リテーナ50のコンタクト収容孔51を除き、ハウジング40の各コンタクト収容室41内に突出していない。したがって、リテーナ50が各コンタクト収容室41内へのコンタクトの挿入を妨げることがないので、コンタクトをコンタクト収容室41およびリテーナ50のコンタクト収容孔51の所定位置まで挿入することができる。その後、リテーナ50を最終的な装着位置まで押し込むと、コンタクト収容孔51を含むリテーナ50の一部が各コンタクト収容室41内に突出してコンタクトの後退を妨げるので、各コンタクトがハウジング40に確実に保持される。
以下では、二重係止構造の電気コネクタについて、コンタクト装着室に装着されたコンタクトがランスのみによって抜け止めされている状態を一次係止状態と称し、コンタクトがランスおよびリテーナによって二重に抜け止めされている状態を二次係止状態と称する。
ところで、一般に、電気コネクタの絶縁ハウジングおよびリテーナは、合成樹脂を射出成形して作られるため、その寸法公差をあまり小さく設定できない。このため、電気コネクタ10において、リテーナ装着室42の寸法を、リテーナ50の寸法よりも一回り大きくしておかなければならない。そのため、二次係止状態において、ハウジング40のリテーナ装着室42の内側とリテーナ50の外側との間に僅かな隙間ができ、いわゆる「がた」を生じることがある。このような電気コネクタ10は、例えば自動車に用いられると、走行に伴う振動によってハウジング40とリテーナ50とがぶつかって打音を発する。この打音は、大きなものではないが、例えば当該電気コネクタ10が乗用車に用いられる場合には走行時の静粛性を損なう一因になるため、問題視されることがある。
図11は、二重係止型の別の電気コネクタにおけるリテーナの装着状態を示す断面図である(特許文献2)。なお、図11に示す断面には、絶縁ハウジングのコンタクト収容室およびハウジングランスが現れていない。
電気コネクタ100は、図9および図10に示した電気コネクタ10と同様に、複数のコンタクト収容室、および各コンタクト収容室と直交するリテーナ装着室が形成されたハウジング101を備えている。しかし、電気コネクタ100は、前述した電気コネクタ10と異なり、二次係止状態においてリテーナ105ががたつかないように保持するための手段を備えている。具体的には、電気コネクタ100は、ハウジング101のリテーナ装着室102内に、係止部103と、その対向位置に設けられた位置ずれ規制部104と、を備えている。この一対をなす係止部103および位置ずれ規制部104が、二次係止状態においてリテーナ105を両側から押圧することによって、リテーナ105がコンタクト挿抜方向(図中の左右方向)に動くことを防止する。
特開平9−92368号公報(図1、図6) 特開2001−6790号公報(図7)
特許文献2に開示された二重係止型の電気コネクタ100によれば、二次係止状態においてリテーナ105がコンタクト挿抜方向に動くことを防止できる。
ところが、コンタクト挿抜方向と直交する方向(すなわちリテーナの挿抜方向)についてみると、特許文献2に開示された電気コネクタ100によっても、リテーナ105が公差の範囲内で動く可能性が残っている。このため、かかる二重係止型電気コネクタは、外部から加えられる振動の方向によって打音を発生する可能性を依然として有しており、その解決が求められている。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたものであり、リテーナが、コンタクトの挿抜方向、およびリテーナの挿抜方向のいずれの方向についても、ハウジングに対して動くことを防止できる二重係止型の電気コネクタを提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明の電気コネクタは、コンタクトを収容するコンタクト収容室、およびコンタクトの挿抜方向と直交する方向に形成された、コンタクト収容室と連通するリテーナ装着室を備える絶縁ハウジングと、コンタクト収容室に収容されたコンタクトが貫通するコンタクト収容孔を備え、かつリテーナ装着室に装着されて、コンタクトを抜け止めするリテーナと、を備え、リテーナが第1の位置にあるときに、コンタクトがコンタクト収容室およびコンタクト収容孔に挿入されて絶縁ハウジングにより一次的に抜け止めされ、リテーナが第1の位置から第2の位置に移動すると、コンタクトがリテーナにより二次的に抜け止めされる二重係止型の電気コネクタであって、リテーナは、第1の位置および第2の位置において、絶縁ハウジングに係止される、リテーナの一側面に形成された係止突起と、一側面と対向する他の側面に形成された、第1の位置および第2の位置において、絶縁ハウジングに押圧される単一の押圧突起と、を備え、押圧突起は、リテーナの一部を構成する、可撓性を有する両端支持固定梁状の部材上に形成されることを特徴としている。
本発明の電気コネクタにおいて、押圧突起は、リテーナ装着室にリテーナを挿入する向きに下る傾斜面を備えることが好ましい。また、この押圧突起は、絶縁ハウジングに押圧されると、その押圧される向きに弾性的に変位することが好ましい。
以上説明したように、本発明によるリテーナは、係止突起が形成された一側面と対向する他の側面に押圧突起を備える。この押圧突起が絶縁ハウジングに押圧されることにより、係止突起が形成されたリテーナの一側面が絶縁ハウジングに押し付けられる。したがって、リテーナは、コンタクトの挿抜方向に動くことが防止される。加えて、リテーナがその挿抜方向に動こうとすると、押圧突起と絶縁ハウジングとの間、リテーナの前記一側面と絶縁ハウジングとの間に摩擦力が発生する。したがって、リテーナは、コンタクトの挿抜方向のみならず、リテーナの挿抜方向に動くことが防止される。
また、この押圧突起は、電気コネクタが一次係止状態および二次係止状態にあるときに絶縁ハウジングに押圧されるものである。つまり、リテーナをリテーナ装着室に挿入を開始してから一次係止状態となる第1の位置までは、押圧突起と絶縁ハウジングとが接触することがない。これにより、ハウジングにリテーナを組み付ける作業者は、リテーナを第1の位置まで挿入したと誤認することがない。
さらに、リテーナは単一の押圧突起しか備えていない。したがって、リテーナによるコンタクトを配置するスペースの占有を最小限に抑えることができる。また、単一の押圧突起によれば、リテーナを第1の位置まで挿入して押圧突起を絶縁ハウジングに押圧させるのに要する力の増大を抑えることができる。
また、本発明は、リテーナ装着室にリテーナを挿入する向きに下る傾斜面を備え、かつ絶縁ハウジングに押圧されると、その押圧される向きに弾性的に変位する押圧突起とすることにより、以下の効果を得ることができる。すなわち、押圧突起を上記の構成とすることにより、押圧突起が絶縁ハウジングに接触した際に押圧突起が破損するのを防止し、リテーナのスムーズな押し込みを確保することができる。
以下、本発明の電気コネクタの一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は電気コネクタ1の斜視図、図2は電気コネクタ1を示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の2b−2b矢視断面図、図3は電気コネクタ1を示す図であり、(a)は背面図、(b)は(a)の3b−3b矢視断面図である。
図1〜図3に示すように、電気コネクタ1は、絶縁ハウジング2と、絶縁ハウジング2に形成されたリテーナ装着室21に装着されるリテーナ3とを備えている。絶縁ハウジング2およびリテーナ3は、それぞれ合成樹脂を射出成形することにより一体的に作製される。
図1〜図3はともに一次係止状態を示している。この一次係止状態からさらにリテーナ3が絶縁ハウジング2の奥まで押し込まれると、コンタクト4は二次係止される(図8)。
直方体状に形成された絶縁ハウジング2は、幅方向の中央部を挟んで両側に配置される領域2Aと、領域2Aに挟まれる領域2Bとを備えている(図2(a)、図3(a))。
領域2Aには、コンタクト4を収容する複数のコンタクト収容室22が形成されている。コンタクト収容室22は、絶縁ハウジング2のコンタクト4を挿入する側の端部(以下、後端という)および後端に対向する前端に開口されている。このうち後端には、コンタクト4を挿入するコンタクト挿入口22aが形成されている。一方、前端には、図示しない相手側コンタクトの挿入を許容するコンタクト連結口22bが形成されている。コンタクト収容室22は絶縁ハウジング2の内部でリテーナ装着室21と連通している。リテーナ装着室21はコンタクト収容室22に直交している。
図2(b)に示すように、絶縁ハウジング2には、コンタクト4を抜け止めするハウジングランス25が設けられている。リテーナ3が途中まで挿入された状態においてコンタクト4がコンタクト収容室22に挿入されると、コンタクト4がハウジングランス25に係止される。この状態が一次係止であり、コンタクト4はハウジングランス25によって抜け止めされる。
以下説明するように、領域2Bには、リテーナ3を絶縁ハウジング2に係止させる部材が設けられている。また、領域2Bには、リテーナ3のがたつきを防止する部材が設けられている。
絶縁ハウジング2の領域2Bには、後端からリテーナ装着室21に向けて延びる仕切り壁23a〜23eが形成されている。仕切り壁23aと仕切り壁23bの間は空隙となっており、一端が絶縁ハウジング2の後端に開口し、他端がリテーナ装着室21に開口する。仕切り壁23bと仕切り壁23cの間、仕切り壁23cと仕切り壁23dの間、仕切り壁23dと仕切り壁23eの間も同様である。
仕切り壁23aのリテーナ装着室21に臨む側の先端上面には、絶縁ハウジング2の後端からリテーナ装着室21に向けて厚さが薄くなる傾斜面が形成されている。また、仕切り壁23dは、リテーナ装着室21に臨む側の先端からリテーナ3を挿入する向きに垂下する垂下壁23dを備えている。後述するリテーナ3の押圧突起33は、一次係止状態および二次係止状態において、絶縁ハウジング2の一部である垂下壁23dに押圧される。
仕切り壁23a〜23cのリテーナ装着室21に臨む側の先端は、仕切り壁23dから垂下する垂下壁23dよりも、絶縁ハウジング2の後端側に後退している。
また、絶縁ハウジング2は、領域2Bにおいて、前端からリテーナ装着室21に向けて延びる仕切り壁24a〜24gが形成されている。これら仕切り壁24a〜24gの間にも、上記と同様に空隙が形成されている。
仕切り壁24aのリテーナ装着室21に臨む側の先端上面には、絶縁ハウジング2の前端からリテーナ装着室21に向けて厚さが薄くなる傾斜面が形成されている。また、仕切り壁24bのリテーナ装着室21に臨む側の先端上面には、後述するリテーナ3の係止突起32b(第1の係止突起)および係止突起32c(第1の係止突起)が係止される凹部が形成されている。さらに、仕切り壁24eのリテーナ装着室21に臨む側の先端上面には、後述するリテーナ3の係止突起32a(第2の係止突起)が係止される凹部が形成されている。
図4はリテーナ3を示す斜視図、図5はリテーナ3を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は側面図である。
リテーナ3は、幅方向の中央部を挟んで両側に配置される領域3Aと、領域3Aに挟まれる領域3Bとを備えている。領域3Aは絶縁ハウジング2の領域2Aと対応し、領域3Bは絶縁ハウジング2の領域2Bと対応する。
リテーナ3の領域3Aには、コンタクト4が挿入される複数のコンタクト収容孔31が形成されている。複数のコンタクト収容孔31は、コンタクト4を挿入するのに先立って、対応するコンタクト収容室22と位置合わせされる。各コンタクト収容孔31の上側には、コンタクト収容孔31の天井から傾斜するコンタクト抜け止め壁34が形成されている(図2(b))。図8に示すように、リテーナ3が絶縁ハウジング2の奥まで押し込まれると、コンタクト抜け止め壁34がコンタクト4の挿入経路上に進入して、コンタクト4が後退するのを防止する。
リテーナ3の領域3Bには、絶縁ハウジング2の前端側に配置される側面に係止突起32a、32b、32cが形成されている。リテーナ3が、絶縁ハウジング2のリテーナ装着室21に先に挿入される側を先端、その反対側を後端とすると、先端側から係止突起32a、32b、32cが順次配置されている。係止突起32b、32cは、同一平面上に形成され、当該平面から同様の突出高さを有している。係止突起32aは、係止突起32b、32cが形成される平面よりも、所定量だけリテーナ3の厚さ方向の中心に向けて低い平面上に形成されている。係止突起32aの先端は、係止突起32b、32cが形成される平面より低い位置にある。
リテーナ3の領域3Bには、絶縁ハウジング2の後端側に配置される面に押圧突起33が形成されている。ここで、領域3Bは、絶縁ハウジング2の領域2Bに対応するものであり、コンタクト4が配設される領域外に位置する。したがって、本実施の形態によれば、コンタクト4の配設に支障なく押圧突起33を設けることができる。また、押圧突起33は、係止突起32a、32b、32cのいずれよりも、リテーナ3の先端に近い位置に配置されている。これは、垂下壁23dが配置された位置に対応しているが、この点については後述する。
押圧突起33は、半円柱状の形状を有している。つまり、押圧突起33は、リテーナ3を挿入する向きに下る傾斜面であって、凸状の曲面に形成された傾斜面を有している。これにより、押圧突起33が前述した垂下壁23dに接触した際に押圧突起33が破損するのを防止し、リテーナ3をスムーズに押し込むことができる。図4に示すように、押圧突起33が、リテーナ3の一部を構成する、可撓性を有する両端支持固定梁状の部材上に形成され、押圧突起33の押圧方向に弾性変位が可能とされることによって、より効果的にリテーナ3のスムーズな挿入を確保することができる。なお、係止突起32a、32b、32cも、押圧突起33と同様に弾性変位が可能に構成されている。
次に、図6、図7および図3(b)を参照して、絶縁ハウジング2にリテーナ3を装着する手順を説明する。
絶縁ハウジング2にリテーナ3を装着するに当たって、図6(a)に示すように、絶縁ハウジング2のリテーナ装着室21にリテーナ3を挿入する。この段階まで、押圧突起33が仕切り壁23aに接触することはなく、また、係止突起32a、32b、32cが仕切り壁24a〜24cに接触することはない。したがって、リテーナ3のリテーナ装着室21への挿入をスムーズに行うことができる。
図6(b)、図7(a)に示すように、さらにリテーナ3をリテーナ装着室21の奥に向けて挿入していくと、係止突起32bは仕切り壁24aの先端を乗り越える。リテーナ3の挿入初期からここまでの過程で、係止突起32aは、仕切り壁24a〜24cに接触しない。さらにリテーナ3を図3(b)に示す位置(第1の位置)まで押し込む。そうすると、係止突起32aと仕切り壁24eの先端とが係止される。係止突起32bと係止突起32cとが、仕切り壁24cと仕切り壁24bとを挟み込む。また、押圧突起33が絶縁ハウジング2の一部である垂下壁23dに押圧される。したがって、リテーナ3は、絶縁ハウジング2に対してその位置(第1の位置)が保持されるとともに、コンタクト収容孔31と絶縁ハウジング2のコンタクト収容室22とが正確に位置合わせされる。
ここで、押圧突起33と垂下壁23dとの接触は、係止突起32aと仕切り壁24eの先端との係止動作、係止突起32bと係止突起32cとが仕切り壁24cと仕切り壁24bとを挟み込む動作とほぼ同時期に行われる。したがって、コンタクト4を挿入する作業者は、押圧突起33と垂下壁23dとの接触による抵抗を受けて、リテーナ3が第1の位置にあることを認識することができる。また、押圧突起33は一つのみであるから、押圧突起33が垂下壁23dと接触した以降にリテーナ3を操作するのに必要な力の増大を最小とすることができる。
コンタクト4の挿入は、前述したように、コンタクト挿入用機械等によって行われるが、リテーナ3のコンタクト収容孔31と絶縁ハウジング2のコンタクト収容室22とが正確に位置合わせされているため、コンタクト4の挿入作業を円滑に行うことができる。コンタクト4を挿入すると、図2(b)に示すように、コンタクト4はハウジングランス25に一次係止される。
コンタクト4が一次係止された後、リテーナ3を絶縁ハウジング2の奥までさらに押し込む。そうすると、図7(b)に示すように、係止突起32aと仕切り壁24eの先端とが係止される。また、係止突起32cと仕切り壁24bの先端とが係止される。したがって、リテーナ3は絶縁ハウジング2にその位置(第2の位置)が保持される。
図8は、リテーナ3が絶縁ハウジング2の奥まで押し込まれたときのコンタクト4を含む断面を示す。図8に示すように、リテーナ3のコンタクト抜け止め壁34がコンタクト4の挿入経路まで進入する。このようにして、コンタクト4は絶縁ハウジング2に対して抜け止めされる。コンタクト4は、ハウジングランス25によっても抜け止めされる。この状態が二次係止である。
コンタクト4が二次係止された状態においても、押圧突起33が垂下壁23dに押圧されているため、係止突起32a、32b、32cが形成されたリテーナ3の側面が絶縁ハウジング2に押圧される。その結果、リテーナ3は、コンタクト4の挿抜方向に動くことが防止される。ここで、押圧突起33がリテーナ3の先端に近い位置に配置されている。このように係止突起32aと押圧突起33の距離が近いために、係止突起32aは、押圧突起33が垂下壁23dに押圧されることによる力を、より強く受けることができる。これにより、リテーナ3がコンタクト4の挿抜方向に動くことを防止する効果を、より効果的に得ることができる。また、リテーナ3が、リテーナ3の挿抜方向に動こうとしても、係止突起32a、32b、32cが形成されたリテーナ3の側面が絶縁ハウジング2に押圧されているために、摩擦力が発生して、その動きが防止される。
本実施の形態による電気コネクタ1は、リテーナ3に複数の押圧突起33を設けることができる。しかし、本発明者等の検討によれば、1つの押圧突起33でリテーナ3のがたつき、特にリテーナ3の挿抜方向のがたつきを防止することができる。そして、複数の押圧突起33を設けると、それに対応するスペースが必要となり、コンタクト4を配置するスペースをリテーナ3が占有することに繋がる。これに対して、電気コネクタ1は、押圧突起33を1つのみ設けるものであるから、電気コネクタ1の小型化、高密度化にも寄与する。
本実施の形態の電気コネクタの斜視図である。 本実施の形態の電気コネクタを示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)の2b−2b矢視断面図である。 本実施の形態の電気コネクタを示す図であり、(a)は背面図、(b)は(a)の3b−3b矢視断面図である。 本実施の形態のリテーナを示す斜視図である。 本実施の形態のリテーナを示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は側面図である。 本実施の形態の電気コネクタにおいて、絶縁ハウジングにリテーナを挿入する過程を示す断面図である。 本実施の形態の電気コネクタにおいて、絶縁ハウジングにリテーナを挿入して二次係止に到るまでの過程を示す断面図である。 本実施の形態の電気コネクタの、コンタクトを含む部分の断面図である。 特許文献1に開示される従来の電気コネクタを示す分解斜視図である。 特許文献1に開示される従来の電気コネクタを示す断面図である。 特許文献2に開示される従来の電気コネクタを示す断面図である。
符号の説明
1…電気コネクタ、
2…絶縁ハウジング、
21…リテーナ装着室、
22…コンタクト収容室、22a…コンタクト挿入口、22b…コンタクト連結口、
23a,23b,23c,23d,23e,24a,24b,24c,
24d,24e,24f,24g…仕切り壁、25…ハウジングランス
3…リテーナ、
31…コンタクト収容孔、32a,32b,32c…係止突起、33…押圧突起、
34…コンタクト抜け止め壁、
4…コンタクト

Claims (11)

  1. コンタクトを収容するコンタクト収容室、および前記コンタクトの挿抜方向と直交する方向に形成された、前記コンタクト収容室と連通するリテーナ装着室を備える絶縁ハウジングと、
    前記コンタクト収容室に収容された前記コンタクトが貫通するコンタクト収容孔を備え、かつ前記リテーナ装着室に装着されて、前記コンタクトを抜け止めするリテーナと、を備え、
    前記リテーナが第1の位置にあるときに、前記コンタクトが前記コンタクト収容室および前記コンタクト収容孔に挿入されて前記絶縁ハウジングにより一次的に抜け止めされ、
    前記リテーナが前記第1の位置から第2の位置に移動すると、前記コンタクトが前記リテーナにより二次的に抜け止めされる二重係止型の電気コネクタであって、
    前記リテーナは、
    前記第1の位置および前記第2の位置において、前記絶縁ハウジングに係止される、前記リテーナの一側面に形成された係止突起と、
    前記一側面と対向する他の側面に形成された、前記第1の位置および前記第2の位置において、前記絶縁ハウジングに押圧される単一の押圧突起と、を備え
    前記押圧突起は、前記リテーナの一部を構成する、可撓性を有する両端支持固定梁状の部材上に形成されることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記押圧突起は、前記リテーナ装着室に前記リテーナを挿入する向きに下る傾斜面を備え、かつ前記押圧突起が前記絶縁ハウジングに押圧されると、当該押圧される向きに弾性的に変位することを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記傾斜面は凸状の曲面に形成されており、前記押圧突起は半円柱状の形状を有していることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記押圧突起は、前記コンタクト収容孔が設けられた領域とは異なる領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  5. 前記絶縁ハウジングには、前記絶縁ハウジングの前記コンタクトを挿入する側の端部から前記リテーナ装着室に向けて延びる仕切り壁が複数形成されており、前記仕切り壁の1つは、前記リテーナ装着室に臨む側の先端から前記リテーナを挿入する向きに垂下する垂下壁を備えており、前記押圧突起は前記垂下壁に押圧されることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  6. 前記垂下壁を備えた前記仕切り壁以外の前記仕切り壁は、前記リテーナ装着室に臨む側の先端が前記垂下壁よりも前記端部側に後退していることを特徴とする請求項に記載の電気コネクタ。
  7. 前記押圧突起は、前記係止突起よりも、前記リテーナの先端に近い位置であってかつ前記垂下壁に近い位置に配置されることを特徴とする請求項に記載の電気コネクタ。
  8. 前記リテーナには前記係止突起が複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  9. 前記リテーナは、
    同一平面上に形成され、当該平面から同様の突出高さを有する少なくとも2つの第1の係止突起と、
    前記第1の係止突起とは異なる平面上に形成された少なくとも1つの第2の係止突起とを備え、
    前記第2の係止突起の先端は、前記第1の係止突起が形成される前記平面より低い位置にあることを特徴とする請求項に記載の電気コネクタ。
  10. 前記係止突起は弾性変位が可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  11. 前記絶縁ハウジングは前記コンクタトを抜け止めするランスを備え、前記ランスにより前記コンタクトは一次的に抜け止めされることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
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