JP3911011B2 - 2−イミダゾリン−5−オンを含有する殺菌組成物 - Google Patents

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Description

本発明は2−イミダゾリン−5−オン型の化合物を含有する殺菌組成物と、作物を菌類の侵食から治療及び予防的に防御するための前記組成物の使用方法に関する。
作物を侵食する恐れのある植物病原菌の増殖及び成長を阻止し得る殺菌作用をもつ2−イミダゾリン−5−オンから誘導されるラセミ化合物は、特にヨーロッパ特許出願第EP551048号から公知である。
しかし、このような殺菌作用をもつ化合物の活性スペクトル及び効率には改善の余地がある。
治療活性をもつ殺菌剤を入手できるならば、寄生菌の良好な防除を確保しながら体系的予防処理の数を減らすことができるので望ましい。
活性の持続を改善し、寄生菌の良好な防除に必要な殺菌処理の間隔を長くできるような殺菌剤を実現することも非常に望ましい。
いずれにせよ、菌類の侵食に対する作物の防御を高度に確保しながら、環境に拡散される化学物質の量を低減できるならば特に有利である。
本発明の殺菌組成物により上記目的の1つ(又は2つ以上)を達成できることが茲に判明した。
従って、本発明はまず第1に式(I):
Figure 0003911011
(式中、Mは酸素又は硫黄原子を表し、nは0又は1の整数であり、Yはフッ素もしくは塩素原子、又はメチル基である)の化合物Aと、
−ジチオカルバミン酸及びその塩の誘導体(例えばマンネブ、マンゼブ、ジネブ、メチラム−亜鉛)、
−亜リン酸誘導体(例えばホセチル−Al等の金属亜リン酸塩)、亜リン酸自体及びそのアルカリ又はアルカリ土類塩、
−ベンゼンの塩素化誘導体(例えばクロロタロニル)、
−1〜2個の窒素原子を含む複素環を含む誘導体(例えばフルアジナム、フルジオキソニル、プロクロラッツ)、
−トリアゾール誘導体(例えばブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルシラゾール、フルトリアフォル、ヘキサコナゾール、メトコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリチコナゾール)、
−ジカルボキシイミド誘導体(例えばキャプタン、フォルペル、カプタホル、イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン)、
−銅又は銅の有機もしくは無機誘導体(例えばオキシ塩化銅又は水酸化銅)、
−アミド(例えばシモキサニル、メタラキシル、ベナラキシル及びオキサジキシル)、
−モルホリン誘導体(例えばジメトモルフ、ドデモルフ、トリデモルフ、フェンプロピモルフ、フェンプロピジン、トリアジメノール)、
−メトキシアクリレート型誘導体(例えばメチル−(E)−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ]フェニル}−3−メトキシアクリレート、メチル−(E)−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]アセテート、又はN−メチル−(E)−メトキシイミノ[2−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル]アセトアミド)、
−グアニジン誘導体(例えばドジン)、
−式(II):
Figure 0003911011
(式中、R1及びR2は同一又は異なり、水素原子、ハロゲン原子、又は場合によりハロゲン化されたアルキル基であり、R3及びR4は同一又は異なり、炭素原子数1〜4のアルキル基である)のフェニルベンズアミド型誘導体
を含む群から選択される少なくとも1種の殺菌化合物Bを含有する殺菌組成物に関する。
本発明の殺菌組成物は有利には、0.0005〜50、好ましくは0.001〜10のA/B重量比で成分A及びBを含有する。
当然のことながら、上記殺菌組成物は化合物Bをただ1種だけ含有していてもよいし、2種以上含有していてもよく、例えば所期用途に応じて1、2又は3種の化合物Bを含有し得る。
本発明の殺菌組成物は、化合物Aが式(I)中、Mが硫黄原子であり且つnが0である化合物、即ち(4−S)4−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−1−フェニルアミノ−2−イミダゾリン−5−オンであるものが好ましい。
化合物Bの選択肢としては、下記誘導体の1種が好ましい。
−マンネブ、マンゼブ、メチラム−亜鉛から選択されるジチオカルバミン酸及びその塩の誘導体、
−ホセチル−Alから選択される亜リン酸誘導体、亜リン酸自体及びそのカルシウム又はカリウム塩、
−クロロタロニル、
−フルアジナム、フルジオキソニル、プロクロラッツから選択される1〜2個の窒素原子を含む複素環を含む誘導体、
−ブロムコナゾール、ジフェノコナゾール、エポキシコナゾール、テブコナゾール、トリチコナゾールから選択されるトリアゾール誘導体、
−フォルペル又はイプロジオンから選択されるジカルボキシイミド誘導体、
−オキシ塩化銅又は水酸化銅から選択される銅誘導体、
−シモキサニル、メタラキシル又はオキサジキシルから選択されるアミド、
−ジメトモルフ、
−R1が水素原子を表し、R2がトリフルオロメチル基を表し、R3がメチル基を表し、R4がエチル基を表す式(II)のフェニルベンズアミド型誘導体、即ちN−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドと呼ばれるフェニルベンズアミド型誘導体。
上記化合物Bの特に好適な選択肢のうちでは、ホセチル−Al、マンゼブ、シモキサニル、ジメトモルフ、オキサジキシル又はN−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドが特に好ましい。全く予想外なことに、本発明の組成物は特にブドウ又はナス科等の作物に特に有害な所定数の菌類に対して個々の活性材料の作用を著しく改善できる。この改善の結果、特に成分の各々の薬量を低減でき、使用者と環境に特に有利である。従って、殺菌剤はTammes、“Isoboles,a graphic representation of synergism in pesticides”,Netherlands Journal of Plant Pathology,70(1964),p.73−80の方法を適用するか又はLimpel,L.E.,P.H.Schuldt及びD.Lammont,1962,Proc.NEWCC 16:48−53に定義されているように、Colbyの式とも呼ばれる下式:
E=X+Y−X.Y/100
(式中、Eはそれぞれa及びbに等しい規定薬量の2種の殺菌剤A及びBの混合物が菌の増殖を阻害すると予想される百分率であり、Xは薬量aの殺菌剤Aにより観察される阻害百分率であり、Yは薬量bの殺菌剤Bにより観察される阻害百分率である)を使用することにより立証される相乗特性を示す。混合物から観察される阻害百分率がEを上回るときに、相乗効果が存在する。
好ましくは、成分Bが亜リン酸誘導体、特にホセチル−Alであるとき、A/B比は0.001〜2、好ましくは0.002〜1である。
好ましくは、成分Bが式(II)の誘導体、特にN−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドであるとき、A/B比は0.1〜10、好ましくは0.2〜10、より好ましくは0.25〜4である。
好ましくは、成分Bがシモキサニルであるとき、A/B比は0.05〜4、好ましくは0.2〜4、より好ましくは0.25〜4である。
好ましくは、成分Bがオキサジキシルであるとき、A/B比は0.5〜30、好ましくは0.5〜10である。
好ましくは、成分Bがマンゼブ等のジチオカルバミン酸誘導体であるとき、A/B比は0.02〜2、好ましくは0.1〜1である。
好ましくは、成分Bがモルホリン誘導体、特にジメトモルフであるとき、A/B比は0.1〜2、好ましくは0.2〜1である。
化合物Aは本願出願日の時点で未公開のヨーロッパ特許出願第94420167.2号に記載されている。
Mが硫黄原子であり且つnが0である式(I)の化合物A、即ち(4−S)4−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−1−フェニルアミノ−2−イミダゾリン−5−オンは次のように製造することができる。
(4−S)4−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−1−フェニルアミノ−2−イミダゾリン−5−オンの製造
この製造は2段階で実施される。
第1段階
第1段階では、それ自体はα−アミノ酸から容易に得られる対応するアミノエステルからSulfur Reports Volume 8(5),p.327−375(1989)に記載の方法に従って(2−S)2−イソチオシアナト−2−フェニルプロピオン酸メチルをまず最初に製造する。
即ち、20リットル容反応器に(2−S)2−アミノ−2−フェニルプロピオン酸メチル(+)塩酸塩780g(3.61mol)、次いで水3.4リットルを導入する。温度を20℃にする。トルエン3.4リットルを加え、次いで炭酸水素ナトリウム911g(10.8mol)を1時間かけて少量ずつ加える。温度は8〜9℃に低下する。チオホスゲン276ml(3.61mol)を2時間かけて注入する。反応はガス発生と温度上昇を伴い、注入終了時に温度は24℃に達する。反応混合物を更に2時間撹拌下に維持する。デカント後、水相をトルエン2リットルで抽出する。トルエン相をあわせて水4リットルで洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶液を減圧濃縮する。
こうして(+)(2−S)2−イソチオシアナト−2−フェニルプロピオン酸メチル682gが淡色油状物として得られる(収率=85%)。
常法に従って生成物0.78gをクロロホルム100mlに溶かした溶液の旋光能を測定すると、温度29℃で+16°(±6.4°)である。
第2段階
第2段階では、上記のように製造した(2−S)2−イソチオシアナト−2−フェニルプロピオン酸メチル682g(3.08mol)を無水テトラヒドロフラン4リットルに溶解した後、アルゴン流下の20リットル容反応器に導入する。全体を15℃まで冷却する。温度を15℃〜18℃に維持しながらテトラヒドロフラン2リットルに溶解したフェニルヒドラジン343g(3.08mol)を30分間かけて注入する。反応混合物を40分間撹拌下に維持した後、0℃まで冷却する。温度を0℃に維持しながらテトラヒドロフラン4リットル中のカリウム第3ブチレート346g(3.08mol)の溶液を1時間かけて注入する。混合物の撹拌を0℃で2時間続けると、薄いばら色の沈殿の形成が観察される。温度を0℃〜3℃に維持しながらヨウ化メチル218ml(3.39mol)を15分間かけて注入した後、撹拌を2時間維持して温度を室温まで昇温させる。反応混合物を水5リットルにとる。デカント後、水相を酢酸エチル3リットルで3回抽出する。有機相をあわせて水5リットルで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮する。茶色い固体1099gが得られる。これをトルエン2リットル中で再結晶する。
乾燥後、(+)(4−S)4−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−1−フェニルアミノ−2−イミタゾリン−5−オン555gが白色固体として得られる。分解融点138℃(収率=58%)。
常法に従って生成物0.86gをエタノール100mlに溶かした溶液の旋光能を測定すると、温度27℃で+61.1°(±2.9°)である。
キラル相で高性能液体クロマトグラフィーによりエナンチオマー過剰率(e.e)を測定すると、98%を上回る。
Mが酸素原子であり且つnが0である式(I)の化合物Aは、ヨーロッパ特許出願第EP599749号に記載の方法に従って(4−S)4−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−1−フェニルアミノ−2−イミタゾリン−5−オンをナトリウムの存在下でメタノールと反応させることにより得られる。
nが1である式(I)の化合物Aは、当業者に容易に入手可能な出発反応材料を変更することにより、上記製造方法から得られる。
Bの定義に挙げた殺菌活性材料の俗名に対応する構造は下記2文献の少なくとも一方に示されている。
−“The pesticide manual”,Charles R.Worthing及びRaymond J.Hance編,British Crop Protection Council刊,第9版、
−Index phytosanitaire 1994,Association de Coordination Technique Agricole編,第30版。
メトキシアクリレート型の誘導体については、メチル−(E)−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ]フェニル}−3−メトキシアクリレートが国際出願第WO9208703号に記載されており、メチル−(E)−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]アセテートがヨーロッパ特許出願第EP253213号に記載されており、N−メチル−(E)−メトキシイミノ[2−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル]アセトアミドがヨーロッパ特許出願第EP398692号に記載されている。
フェニルベンズアミド型の誘導体は1994年1月12日付けで公開されたヨーロッパ特許出願第EP0578586号に記載されている。
本発明の殺菌組成物は、農業上許容可能な固体又は液体キャリヤー及び同じく農業上許容可能な界面活性剤との混合物として、活性材料としての化合物Aと少なくとも1種の化合物Bを含有する。特に、慣用不活性キャリヤーと慣用界面活性剤を利用できる。これらの組成物は、噴霧装置等の適当な装置により被処理作物にそのまま施用できる組成物だけでなく、作物に施用する前に希釈することが必要な市販濃厚組成物も含む。活性材料とは、化合物Aと少なくとも1種の化合物Bの組み合わせを意味する。
これらの組成物は更に、例えば保護コロイド、接着剤、粘稠剤、チキソトロープ剤、浸透剤、安定剤、金属イオン封鎖剤等の任意の他の成分も含有し得る。より一般的に言うならば、化合物A及びBは慣用調剤技術に対応する全固体又は液体添加剤と組み合わせることができる。
一般に、本発明の組成物は通常は0.05〜95%(重量)の活性材料と、1種以上の固体又は液体キャリヤーと、場合により1種以上の界面活性剤を含有する。
本明細書で使用する「キャリヤー」なる用語は、植物の露出部分に施用し易くするために活性材料と併用される有機又は無機の天然又は合成材料を意味する。従って、このキャリヤーは一般に不活性であり、特に処理する植物に対して農業上許容可能でなければならない。キャリヤーは固体(クレー、天然又は合成ケイ酸塩、シリカ、樹脂、ろう、固体肥料等)でもよいし、液体(水、アルコール、特にブタノール等)でもよい。
界面活性剤は、イオン型もしくは非イオン型の乳化剤、分散剤もしくは湿潤剤、又はこのような界面活性剤の混合物であり得る。例えばポリアクリル酸塩、リグノスルホン酸塩、フェノールスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、エチレンオキシドと脂肪アルコール又は脂肪酸又は脂肪アミンの重縮合物、置換フェノール(特にアルキルフェノール又はアリールフェノール)、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン誘導体(特にアルキルタウレート)、アルコール又はポリオキシエチルフェノールのリン酸エステル、脂肪酸とポリオールのエステル、硫酸基、スルホン酸基及びリン酸基をもつ上記化合物の誘導体を挙げることができる。活性材料及び/又は不活性キャリヤーが非水溶性であり且つ施用賦形剤が水である場合には、少なくとも1種の界面活性剤の存在が一般に不可欠である。
結局、本発明の農業用組成物は0.05%〜95%(重量)といった非常の広い範囲の活性材料を含有し得る。界面活性剤の含有率は5〜40重量%が有利である。
本発明のこれらの組成物はそれ自体非常に多様な固体又は液体形態である。
固体組成物形態としては、散粉用粉剤(活性材料含有率100%まで)と、特に押出、圧縮、粒状キャリヤー含浸、粉末からの造粒により得られる粒剤(これらの粒剤の活性材料含有率は0.5〜80%)、発泡性圧縮錠剤又は錠剤を挙げることができる。
本発明の殺菌組成物は散粉用粉剤として使用することができ、活性材料50gとタルク950gを含む組成物を使用してもよいし、活性材料20g、微粉砕シリカ10g及びタルク970gを含む組成物を使用してもよく、これらの成分を混合粉砕して混合物を散粉する。
液体組成物又は施用時に液体組成物を構成する形態としては、溶液、特に水溶性濃厚液、乳化性濃厚液、乳剤、濃厚懸濁液、エアゾール、水和剤(即ち噴霧用粉剤)、ペースト、ゲルを挙げることができる。
乳化性又は水溶性濃厚液は多くの場合には活性材料10〜80%を含み、そのまま施用できる乳剤又は溶液は活性材料0.001〜20%を含む。
乳化性濃厚液は溶剤以外に必要に応じて上記安定剤、界面活性剤、浸透剤、腐食防止剤、着色剤又は接着剤等の適当な添加剤を2〜20%含有し得る。
これらの濃厚液を水で希釈すると、作物に施用するのに特に適した任意の所望濃度の乳剤が得られる。
乳化性濃厚液の組成例を以下に挙げる。
例CE1
−活性材料 400g/l
−アルカリドデシルベンゼンスルホン酸塩 24g/l
−エチレンオキシド10分子を含む
オキシエチルノニルフェノール 16g/l
−シクロヘキサノン 200g/l
−芳香族溶剤 1リットルまで
乳化性濃厚物の別の組成によると、下記組成を使用する。
例CE2
−活性材料 250g
−エポキシ化植物油 25g
−スルホン酸アルキルアリールとポリグリコールエーテルと
脂肪アルコールの混合物 100g
−ジメチルホルムアミド 50g
−キシレン 575g
同様に噴霧により施用可能な濃厚懸濁液は、沈殿を生じない安定な液体生成物を得るように調製され、一般に活性材料10〜75%、界面活性剤0.5〜15%、チキソトロープ剤0.1〜10%、消泡剤、腐食防止剤、安定剤、浸透剤及び接着剤等の適当な添加剤0〜10%、更にキャリヤーとして水又は活性材料がほとんどもしくは全く溶けない有機液体を含み、所定の有機固体材料又は無機塩をキャリヤーに溶かして沈殿を防止するか又は水のゲル化防止剤として使用してもよい。
濃厚懸濁液の組成例を以下に示す。
例SC1
−活性材料 500g
−ポリエトキシル化トリスチリルフェノールホスフェート 50g
−ポリエトキシル化アルキルフェノール 50g
−ポリカルボン酸ナトリウム 20g
−エチレングリコール 50g
−オルガノポリシロキサン油(消泡剤) 1g
−多糖 1.5g
−水 316.5g
水和剤(即ち噴霧用粉剤)は一般に活性材料20〜95%を含有するように調製され、一般に固体キャリヤー以外に湿潤剤0〜30%、分散剤3〜20%、及び必要に応じて1種以上の安定剤及び/又は他の添加剤(例えば浸透剤、接着剤、又は消泡剤、着色剤等)0.1〜10%を含有する。
噴霧用粉剤即ち水和剤を得るためには、適当な混合器で活性材料を添加剤と混和し、適当なミル又は他の粉砕機で粉砕する。この結果、有利な湿潤性と懸濁性をもつ噴霧用粉剤が得られ、所望の任意濃度で水に懸濁することができ、これらの懸濁液は特に植物の葉に施用するのに非常に有利に利用できる。
水和剤の代わりにペーストを調製してもよい。これらのペーストの調製及び使用条件及び方法は水和剤即ち噴霧用粉剤と同様である。
水和剤(即ち噴霧用粉剤)の種々の組成例を以下に示す。
例PM1
−活性材料 50%
−エトキシル化脂肪アルコール(湿潤剤) 2.5%
−エトキシル化フェニルエチルフェノール(分散剤) 5%
−チョーク(不活性キャリヤー) 42.5%
例PM2
−活性材料 10%
−8〜10のエチレンオキシドによりエトキシル化された
C13分枝鎖型オキソ合成アルコール(湿潤剤) 0.75%
−中性リグノスルホン酸ナトリウム(分散剤) 12%
−炭酸カルシウム(不活性チャージ) 100%まで
例PM3
この水和剤は前例と同一成分を下記割合で含有する。
−活性材料 75%
−湿潤剤 1.50%
−分散剤 8%
−炭酸カルシウム(不活性チャージ) 100%まで
例PM4
−活性材料 90%
−エトキシル化脂肪アルコール(湿潤剤) 4%
−エトキシル化フェニルエチルフェノール(分散剤) 6%
例PM5
−活性材料 50%
−アニオン及び非イオン界面活性剤の混合物(湿潤剤)2.5%
−リグノスルホン酸ナトリウム(分散剤) 5%
−カオリンクレー(不活性キャリヤー) 42.5%
例えば本発明の水和剤又は乳化性濃厚液を水で希釈することにより得られる組成物等の水性分散液又は乳剤は、本発明の一般範囲に含まれる。乳剤は油中水型でも水中油型でもよく、「マヨネーズ」様の粘稠コンシステンシーをもち得る。
本発明の殺菌組成物は、同様に本発明の範囲に含まれる水分散性粒剤形態として調剤することもできる。
これらの分散性粒剤は一般に約0.3〜0.6の見掛密度をもち、一般に約150〜2000、好ましくは300〜1500μmの粒度をもつ。
これらの粒剤の活性材料濃度は一般に約1〜90%、好ましくは25〜90%である。
粒剤の残余は主に固体チャージと、場合により粒剤に水分散性を与える界面活性アジュバントから構成される。これらの粒剤は使用するチャージが水溶性であるか非水溶性であるかに依存して主に2種類に分類される。チャージが水溶性の場合には、無機型でも有機型でもよいが、有機型が好ましい。尿素を用いると優れた結果が得られる。非水溶性チャージの場合には、例えばカオリン又はベントナイト等の無機型が好ましい。その場合には、半分以上が例えば主にアニオン性の少なくとも1種の分散剤、例えばアルカリもしくはアルカリ土類ポリナフタレンスルホン酸塩又はアルカリもしくはアルカリ土類リグノスルホン酸塩から構成され、残余がアルカリ又はアルカリ土類アルキルナフタレンスルホン酸塩等の非イオン又はアニオン性湿潤剤から構成される界面活性剤を(粒剤の2〜20重量%の割合で)添加すると有利である。
更に、不可欠ではないが、消泡剤等の他のアジュバントを添加してもよい。
本発明の粒剤は、必要な成分を混合した後、それ自体公知の複数の方法(造粒装置、流動層、アトマイザー、押出等)で造粒することにより製造することができる。一般に、粉砕後に上記範囲内で選択された粒度に篩分けして工程を完了する。更に、上記のように得られた粒剤に、活性材料を含有する組成物を含浸させて使用してもよい。
好ましくは、粒剤は以下の例に記載するように操作して押出により得られる。
例GD1分散性粒剤
混合器で活性材料90重量%とパール状尿素10%を混合する。次に、混合物をスピンドルミルで粉砕する。粉末が得られ、これを約8重量%の水で湿らせる。湿潤粉末を孔あきロール押出機で押出す。顆粒が得られ、これを乾燥した後、150〜2000μmの粒度の顆粒のみを残すようにそれぞれ粉砕及び篩分けする。
例GD2分散性粒剤
混合器で下記成分:
−活性材料 75%
−湿潤剤(アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム) 2%
−分散剤(ポリナフタレンスルホン酸ナトリウム) 8%
−非水溶性不活性チャージ(カオリン) 15%
を混合する。
この混合物を水の存在下に流動層で造粒した後、乾燥し、粉砕及び篩分けし、粒度0.15〜0.80mmの顆粒を得る。
これらの粒剤は、所望薬量を得るように水溶液又は水分散液として単独で使用することができる。また、他の活性材料、特に水和剤、水性粒剤又は水性懸濁液の形態の殺菌剤との併用剤を調製するために使用することもできる。
貯蔵及び輸送に適した組成物については、0.5〜95%(重量)の活性材料を含有するようにするとより有利である。
最後に本発明は作物の植物病原菌に対する治療又は予防的防除方法に関し、該方法は非植物毒性有効量の本発明の殺菌組成物を植物の露出部分に施用することを特徴とする。
この方法により防除し得る作物の植物病原菌としては、特に以下のものが挙げられる。
−卵菌類として、
−Phytophthora属、例えばPhytophthora infestans(ナス科、特にジャガイモ又はトマトのべと病)、Phytophthora citrophthora、Phytophthora capsici、Phytophthora cactorum、Phytophthora palmivora、Phytophthora cinnamoni、Phytophthora megasperma、Phytophthora parasitica、
−ツユカビ科、特にPlasmopara viticola(ブドウべと病)、Plasmopara halstedei(ヒマワリべと病)、Pseudoperonospora種(特にウリ科及びカラハナソウ属のべと病)、Bremia lactucae(レタスべと病)、Peronospora tabacinae(タバコべと病)、
−アデロ菌類として、
−Alternaria属、例えばAlternaria solani(ナス科、特にトマト及びジャガイモのアルテルナリア病)、
−Guignardia属、特にGuignardia bidwelli(ブドウ黒斑病)、
−Oidium属、例えばブドウうどん粉病(Uncinula necator)、野菜のうどん粉病、例えばErysiphe polygoni(アブラナ科のうどん粉病)、Leveillula taurica、Erysiphe cichoracearum、Sphaerotheca fuligena(ウリ科、キク科、トマトのうどん粉病)、Erysiphe communis(テンサイ及びキャベツのうどん粉病)、Erysiphe pisi(エンドウ、ウマゴヤシ属のうどん粉病)、Erysiphe polyphaga(アズキ属及びキュウリのうどん粉病)、Erysiphe umbelliferarum(セリ科、特にニンジンのうどん粉病)、Sphaerotheca humuli(カラハナソウ属のうどん粉病)、Erysiphe graminis(穀類のうどん粉病)、
−Septoria属、例えばSeptoria nodorum又はSeptoria tritici(穀類の葉枯病)、
−担子菌類として、
−Puccinia属、例えばPuccinia recondita又はstriiformis(コムギさび病)。
本発明の目的である殺菌組成物は種々の処理方法により施用され、例えば
−上記組成物を含む液体を被処理作物の露出部分に噴霧する方法や、
−粒剤又は粉剤を土壌に添加したり、散粉したり、潅水したり、樹木に注入したり塗布する方法がある。
被処理作物の露出部分に液体を噴霧する方法が好ましい処理方法である。
「非植物毒性有効量」とは、作物に植物毒性症状を引き起こすことなく、これらの作物に存在するか又は出現する恐れのある菌類を防除するか又は死滅させるために十分な本発明の組成物の量を意味する。このような量は防除しようとする菌類、作物の種類、気候条件、及び本発明の殺菌組成物に含まれる化合物Bの種類に依存して広い範囲をとり得る。この量は、体系的フィールド試験により当業者の能力の範囲内で決定することができる。
農業実地の通常条件下では、1ヘクタール当たりの薬量に換算して10g/ha〜5000g/haにほぼ相当する1g/hl〜500g/hlの噴霧液体容量当たりの本発明の殺菌組成物の薬量を使用すると、一般に良好な結果が得られる。
以下の実施例は単に本発明を説明するためのものであって、これを制限するものではない。
以下の実施例中、使用する化合物Aは(4−S)4−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−1−フェニルアミノ−2−イミダゾリン−5−オンである。
添付図では、指定濃度で植物病原菌を防除するために必要な各活性材料単独の薬量を混合物としての2種の活性材料の薬量と比較する。各活性材料単独の薬量を横座標と縦座標の軸に示し、これらの2軸を通ってこれらの2種の材料の薬量を結ぶ直線を引く。活性材料が単独では有効でない場合(例えば図1のホセチル−Al)には、直線はこの活性材料の薬量を示す座標の軸に平行である。2種の活性材料の混合物については、所与の比の混合物の薬量を1点で示す。この点と軸系の原点を結ぶ直線を引くと、各試験比毎に活性材料の比を容易に示すことができる。
実施例1:Phytophthora infestans(トマトべと病)に対する48時間予防処理によるAとホセチル−Alの併用のインビボ試験
水で10%に希釈した界面活性剤(ソルビタンのポリオキシエチレン化誘導体のオレイン酸塩)0.3mlと水60mlから構成される液体混合物中に化合物A及びB60mgを含む懸濁液を調製する。
成分Bはホセチル−Alであり、A/B比は0.05−0.1−1である。
トマト(Marmande種)の苗木を植木鉢で栽培する。これらの苗木が1カ月齢(5〜6葉期、高さ12〜15cm)のときに、上記懸濁液を噴霧して処理する。
48時間後にPhytophthora infestansの胞子の水性懸濁液(30000個/cm3)を噴霧して各苗木を汚染させる。
この汚染後、トマトの苗木を水分飽和雰囲気内で約20℃で7日間保温する。
汚染から7日後に対照苗木と比較検査する。
得られた結果を寄生菌死滅率90%に対応する点として報告し、横座標にAの薬量(mg/l)、縦座標にBの薬量(同じくmg/l)をとったTammesの図に示す。
図1の図が得られ、ホセチル−Alを単独で施用しても試験条件下では全く無効なことが明らかである。他方、全く予想外なことであったが、ホセチル−Alを加えると、寄生菌の90%を死滅させるのに必要なAの薬量を、同一百分率の死滅率を得るために添加することが必要なAの単独薬量に対応する309mg/lよりも低減できることも明らかである。
従って、得られる点配置は片側効果であり、上記Tammesの方法によると英語では“one sided effect”と呼ばれている。この配置は前記方法(上述の対応参考文献の74頁)によるとII型の等値線に対応し、相乗作用の特徴をもつ。
実施例2:Plasmopara viticola(ブドウべと病)に対する72時間予防処理によるAとホセチル−Alの併用のインビボ試験
水で10%に希釈した界面活性剤(ソルビタンのポリオキシエチレン化誘導体のオレイン酸塩)0.3mlと水60mlから構成される液体混合物中に化合物A及びB60mgを含む懸濁液を調製する。
成分Bはホセチル−Alであり、A/B比は0.002−0.004−0.02である。
Chardonnay種のブドウ(Vitis vinifera)の挿木を植木鉢で栽培する。これらの苗木が2カ月齢(8〜10葉期、高さ10〜15cm)のときに、上記懸濁液を噴霧して処理する。
対照として使用する苗木は活性材料を含まない同様の懸濁液(ブランク調合物)で処理する。
72時間乾燥後、7日前に汚染させた胞子形成葉から得たPlasmopara viticolaの胞子の水性懸濁液を噴霧して各苗木を汚染させる。これらの胞子は1cm3当たり100000単位の割合で懸濁する。
汚染させた苗木を次に、水分飽和雰囲気内で約18℃で2日間、次いで相対湿度90〜100%で20〜22℃で5日間保温する。
汚染から7日後に対照苗木と比較検査する。
得られた結果を寄生菌死滅率90%に対応する点として報告し、横座標にAの薬量(mg/l)、縦座標にBの薬量(同じくmg/l)をとったTammesの図に示す。
図2の図が得られ、ホセチル−Alを単独で施用しても試験条件下では全く無効なことが明らかである。他方、全く予想外なことであったが、ホセチル−Alを加えると、寄生菌の90%を死滅させるのに必要なAの薬量を、同一百分率の死滅率を得るために添加することが必要なAの単独薬量に対応する20mg/lよりも低減できることも明らかである。
従って、得られる点配置は片側効果であり、上記Tammesの方法によると英語では“one sided effect”と呼ばれている。この配置は前記方法(上述の対応参考文献の74頁)によるとII型の等値線に対応し、相乗作用の特徴をもつ。
実施例3:Plasmopara viticola(ブドウべと病)に対する24時間予防処理によるAとマンゼブの併用のインビボ試験
成分Bとしてマンゼブを使用し、苗木処理懸濁液中のAとBの濃度をそれぞれ3.2及び12.5mg/lとし、処理から24時間後に汚染させる以外は実施例2と同様に操作する。
測定した効力と、同一条件下で測定した生成物A及びB単独の効力を下表に示す。
Figure 0003911011
実施例4:Phytophthora infestans(トマトべと病)に対する48時間予防処理によるAとシモキサニルの併用のインビボ試験
成分Bとしてシモキサニルを使用し、苗木処理懸濁液中のA/B比を0.25−0.5−2−4とする以外は実施例1と同様に操作する。
相乗作用の特徴をもつ実施例1と同様の点配置を示す図3の図が得られる。
実施例5:Phytophthora infestans(トマトべと病)に対する48時間予防処理によるAとN−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドの併用のインビボ試験
成分BとしてN−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドを使用し、苗木処理懸濁液中のA/B比を0.25−0.5−1−2−4とする以外は実施例1と同様に操作する。
得られた結果を寄生菌死滅率90%に対応する点として報告し、横座標にAの薬量(mg/l)、縦座標にBの薬量(同じくmg/l)をとったTammesの図に示す。
図4の図が得られ、全く予想外なことであったが、163mg/l(寄生菌の90%死滅率を得るために添加することが必要なAの単独薬量に対応)未満の薬量のAを添加した場合に、寄生菌の90%を死滅させるのに必要なBの薬量を166mg/l(この値は同一百分率の死滅率を得るために添加することが必要なBの単独薬量に対応する)よりも低減できることが明らかである。
従って、得られる点配置は両側効果であり、上記Tammesの方法によると英語では“two sided effect”と呼ばれている。この配置は前記方法(上述の対応参考文献の75頁)によるとIII型の等値線に対応し、相乗作用の特徴をもつ。
実施例6:Phytophthora infestans(トマトべと病)に対する48時間予防処理によるAとジメトモルフの併用のインビボ試験
成分Bとしてジメトモルフを使用し、苗木処理懸濁液中のA/B比を0.25−0.5−1とする以外は実施例1と同様に操作する。
図5の図が得られ、点配置は実施例5で得られたものと同様で相乗作用の特徴をもつ。
実施例7:Plasmopara viticola(ブドウべと病、フェニルアミド感受性株)に対する48時間治療処理によるAとオキサジキシルの併用のインビボ試験
水で10%に希釈した界面活性剤(ソルビタンのポリオキシエチレン化誘導体のオレイン酸塩)0.3mlと水60mlから構成される液体混合物中に化合物A及びB60mgを含む懸濁液を調製する。
成分Bはオキサジキシルであり、A/B比は0.5−1−2−4である。
Chardonnay種のブドウ(Vitis vinifera)の挿木を植木鉢で栽培する。これらの苗木が2カ月齢(8〜10葉期、高さ10〜15cm)のときに、7日前に汚染させた胞子形成葉から得たPlasmopara viticolaの胞子の水性懸濁液を噴霧して汚染させる。これらの胞子は1cm3当たり100000単位の割合で懸濁する。
汚染させた苗木に次に、上記のように調製した殺菌剤の懸濁液を汚染から48時間後に噴霧して処理する。
対照として使用する苗木は活性材料を含まない同様の懸濁液(ブランク調合物)で処理する。
汚染させた苗木を次に、水分飽和雰囲内で約18℃で2日間、次いで相対湿度90〜100%で20〜22℃で5日間保温する。
汚染から7日後に対照苗木と比較検査する。
得られた結果を寄生菌死滅率70%に対応する点として報告し、横座標にAの薬量(mg/l)、縦座標にBの薬量(同じくmg/l)をとったTammesの等値線図に示す。
図6の図が得られ、点配置は実施例5で得られたものと同様で相乗作用の特徴をもつ。
実施例8:Phytophthora infestans(トマトべと病)に対する48時間予防処理によるAとクロロタロニルの併用のインビボ試験
成分Bとしてクロロタロニルを使用し、A/B比を0.125−0.25−0.5−1−2とする以外は実施例1と同様に操作する。寄生菌の死滅率70%に対応する結果を報告する。
相乗作用の特徴をもつ実施例5と同様の点配置を示す図7の図が得られる。
実施例9:Plasmopara viticola(ブドウべと病)に対する48時間治療処理によるAとジメトモルフの併用のインビボ試験
成分Bとしてジメトモルフを使用し、A/B比を0.25−0.5−1−2−4とする以外は実施例7と同様に操作する。寄生菌の死滅率90%に対応する結果を報告する。
相乗作用の特徴をもつ実施例1と同様の点配置を示す図8の図が得られる。
実施例10:Phytophthora infestans(トマトべと病、フェニルアミド感受性株)に対する48時間予防処理によるAとメタラキシルの併用のインビボ試験
成分Bとしてメタラキシルを使用し、A/B比を0.25−0.5−1−2とする以外は実施例1と同様に操作する。フェニルアミド感受性株を使用する。
相乗作用の特徴をもつ実施例1と同様の点配置を示す図9の図が得られる。
実施例11:Plasmopara viticola(ブドウべと病)に対する24時間予防処理によるAとメタラキシルの併用のインビボ試験
成分Bとしてメタラキシルを使用し、A/B比を2−4−8とする以外は実施例2と同様に操作する。AとBの混合物を含む懸濁液で処理してから24時間後にブドウの苗木を汚染させる。
相乗作用の特徴をもつ実施例5と同様の点配置を示す図10の図が得られる。
実施例12:Phytophthora infestans(トマトべと病)に対する48時間予防処理によるAと亜リン酸の併用のインビボ試験
成分Bとして亜リン酸を使用し、A/B比を0.025−0.05−0.1−0.2−1とする以外は実施例1と同様に操作する。寄生菌の死滅率70%に対応する結果を報告する。
相乗作用の特徴をもつ実施例1と同様の点配置を示す図11の図が得られる。
実施例13:Plasmopara viticola(ブドウべと病)に対する24時間予防処理によるAと亜リン酸のナトリウム塩の併用のインビボ試験
成分Bとして亜リン酸のナトリウム塩を使用し、A/B比を0.025−0.05−0.1とする以外は実施例2と同様に操作する。AとBの混合物を含む懸濁液で処理してから24時間後にブドウの苗木を汚染させる。
相乗作用の特徴をもつ実施例2と同様の点配置を示す図12の図が得られる。
実施例14:Phytophthora infestans(トマトべと病)に対する48時間予防処理によるAとシモキサニルの併用のインビボ試験
成分Bとしてシモキサニルを使用し、A/B比を0.25−0.5−1−2とする以外は実施例1と同様に操作する。寄生菌の死滅率70%に対応する結果を報告する。
相乗作用の特徴をもつ実施例5と同様の点配置を示す図13の図が得られる。
実施例15:Phytophthora infestans(トマトべと病)に対する24時間治療処理によるAとシモキサニルの併用のインビボ試験
水で10%に希釈した界面活性剤(ソルビタンのポリオキシエチレン化誘導体のオレイン酸塩)0.3mlと水60mlから構成される液体混合物中に化合物A及びB60mgを含む懸濁液を調製する。
成分Bはシモキサニルであり、A/B比は0.25−0.5−1−2である。
トマト(Marmande種)の苗木を植木鉢で栽培する。これらの苗木が1カ月齢(5〜6葉期、高さ12〜15cm)のときに、Phytophthora infestansの胞子の水性懸濁液(30000個/cm3)を噴霧して苗木を汚染させる。
24時間後にこれらの苗木に上記懸濁液を噴霧して汚染させる。
その後、トマトの苗木を水分飽和雰囲気内で約20℃で7日間保温する。
汚染から7日後に対照苗木と比較検査する。
得られた結果を寄生菌死滅率90%に対応する点として報告し、横座標にシモキサニルの薬量(mg/l)、縦座標にAの薬量(同じくmg/l)をとったTammesの図に示す。
図14の図が得られ、点配置は相乗作用の特徴をもつ片側効果を示す。
実施例16:Plasmopara viticola(ブドウべと病)に対する48時間治療処理によるAとN−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドの併用のインビボ試験
成分BとしてN−メチル−N−エチル−2−(3、4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドを使用し、苗木処理懸濁液中のA/B比を0.25−0.5−1−4とする以外は実施例7と同様に操作する。
相乗作用の特徴をもつ実施例5と同様の点配置を示す図15の図が得られる。
実施例17:Plasmopara viticola(ブドウべと病)に対する24時間予防処理によるAとメチル−(E)−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]アセテートの併用のインビボ試験
成分Bとしてメチル−(E)−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]アセテートを使用し、苗木処理懸濁液中のA/B比を0.25−0.5−1とする以外は実施例2と同様に操作する。AとBの混合物を含む懸濁液で処理してから24時間後にブドウの苗木を汚染させる。
相乗作用の特徴をもつ実施例5と同様の点配置を示す図16の図が得られる。
実施例18:Plasmopara viticola(ブドウべと病)に対する48時間治療処理によるAとメチル−(E)−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]アセテートの併用のインビボ試験
成分Bとしてメチル−(E)−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]アセテートを使用し、A/B比を0.25−0.5−1とする以外は実施例7と同様に操作する。寄生菌の死滅率90%に対応する結果を報告する。
相乗作用の特徴をもつ実施例5と同様の点配置を示す図17の図が得られる。
実施例19:Phytophthora infestans(トマトべと病)に対する48時間予防処理によるAとメチル−(E)−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ]フェニル}−3−メトキシアクリレートの併用のインビボ試験
成分Bとしてメチル−(E)−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ]フェニル}−3−メトキシアクリレートを使用し、A/B比を0.25−0.5−1とする以外は実施例1と同様に操作する。寄生菌の死滅率90%に対応する結果を報告する。
相乗作用の特徴をもつ実施例5と同様の点配置を示す図18の図が得られる。
実施例20:Phytophthora infestans(ジャガイモべと病、フェニルアミド感受性株)に対する24時間治療処理によるAとフルアジナムの併用のインビボ試験
ジャガイモ(Bintje種)の苗木を使用し、成分Bとしてフルアジナムを使用し、A/B比を0.11−0.33−1とする以外は実施例15と同様に操作する。
図19の図が得られる。
実施例21:Septoria nodorum(コムギ葉枯病)に対する24時間予防処理によるAとエポキシコナゾールの併用のインビボ試験
Aの500g/lの濃厚水性懸濁液を調製する。
成分Bはエポキシコナゾールであり、125g/lの濃厚水性懸濁液を使用する。
次に、A/B比が0.25−0.5となるように水で希釈したA及び/又はBを含む懸濁液を調製する。いずれの場合も均質希釈懸濁液が得られる。
温度約10℃、相対湿度約70%の温室に植木鉢を入れてTalent種のコムギの種子を蒔く。これらの苗が15日齢(高さ8〜10cm)のときに上記のように調製した希釈懸濁液を施用して処理する。
この施用は70〜110°の頂角をもつ円錐形の液体噴霧ノズルシステムにより実施される。このようなシステムは刷毛ジェットノズルと呼ばれる。固定台に配置した植木鉢に対して並進移動するキャリッジにこのノズルシステムを固定する。
このようなシステムは、A及び/又はBの施用薬量をg/haとして表すことができる。
実験条件は、植木鉢に施用される希釈水性懸濁液の容量が250l/haとなるような条件である。
24時間後に、Septoria nodorumの胞子の水性懸濁液(500000個/cm3)を噴霧して各苗を汚染させる。
この汚染後、コムギの苗を約20℃で7日間保温する。
汚染から7日後に、寄生菌により汚染されているが未処理の対照苗と比較検査する。
得られた結果を寄生菌死滅率90%に対応する点として報告し、横座標にエポキシコナゾールの薬量(g/ha)、縦座標にAの薬量(同じくg/ha)をとったTammesの図に示す。
相乗作用の特徴をもつ実施例1と同様の点配置を示す図20の図が得られる。
実施例22:Puccinia recondita(コムギ褐さび病)に対する24時間予防処理によるAとエポキシコナゾールの併用のインビボ試験
A/B比を0.1−0.2−1−2とし、Puccinia reconditaの胞子の水性懸濁液(100000個/cm3)で汚染させる以外は実施例21と同様に操作する。
汚染から10日後に、寄生菌により汚染されているが未処理の対照苗と比較検査する。
図21の図が得られる。
実施例23:Septoria tritici(コムギ葉枯病)に対する24時間予防処理によるAとエポキシコナゾールの併用のインビボ試験
A/B比を0.25−0.5−1とし、Darius種のコムギの種子を使用する以外は実施例21と同様に操作する。
汚染はSeptoria triticiの胞子の水性懸濁液(500000個/cm3)を用いて実施し、保温は温度18℃及び夜間15℃で21日間実施する。
汚染から21日後に、寄生菌により汚染されているが未処理の対照苗と比較検査する。
相乗作用の特徴をもつ実施例21と同様の点配置を示す図22の図が得られる。
実施例24:Puccinia recondita(コムギ褐さび病)に対する24時間予防処理によるAとプロピコナゾールの併用のインビボ試験
成分Bとしてプロピコナゾールを125g/lの可溶性濃厚液として使用し、A/B比を0.5−1−2とする以外は実施例22と同様に操作する。
寄生菌の死滅率70%に対応する結果を報告する。
相乗作用の特徴をもつ実施例5と同様の点配置を示す図23の図が得られる。
実施例25:Septoria nodorum(コムギ葉枯病)に対する24時間予防処理によるAとプロピコナゾールの併用のインビボ試験
成分Bとしてプロピコナゾールを125g/lの可溶性濃厚液として使用し、A/B比を0.5−1−2とする以外は実施例21と同様に操作する。
相乗作用の特徴をもつ点配置を示す図24の図が得られる。
A/B比を0.1−0.2−1として本実施例を繰り返す。
相乗作用の特徴をもつ点配置を示す図25の図が得られる。
実施例26:Septoria tritici(コムギ葉枯病)に対する24時間予防処理によるAとプロピコナゾールの併用のインビボ試験
成分Bとしてプロピコナゾールを125g/lの可溶性濃厚液として使用し、A/B比を0.1−0.2−1とする以外は実施例23と同様に操作する。
寄生菌の死滅率90%に対応する結果を報告する。
相乗作用の特徴をもつ実施例1と同様の点配置を示す図26の図が得られる。
実施例27:Septoria nodorum(コムギ葉枯病)に対する24時間予防処理によるAとプロクロラッツの併用のインビボ試験
成分Bとしてプロクロラッツを使用し、エチレンオキシド33モルでエトキシル化したリシン油とアルキルアリールスルホン酸カルシウムから構成される界面活性剤をベンジルアルコールと芳香族型溶剤の混合物に加え、この中にそれぞれ150及び320g/lのA及びBを含む乳化性濃厚液を調製する以外は実施例21と同様に操作する。
A/B比が0.25−1−2となるように水で希釈したA及び/又はBを含む乳剤を調製する。いずれの場合も均質な希釈乳剤が得られる。
相乗作用の特徴をもつ点配置を示す図27の図が得られる。
実施例28:Septoria nodorum(コムギ葉枯病)に対する24時間予防処理によるAとテブコナゾールの併用のインビボ試験
成分Bとしてテブコナゾールを25g/lの濃厚懸濁液として使用し、A/B比を0.1−1−2とする以外は実施例21と同様に操作する。A及び/又はBを含む希釈懸濁液は均質である。
相乗作用の特徴をもつ点配置を示す図28の図が得られる。
実施例29:Puccinia recondita(コムギ褐さび病)に対する24時間予防処理によるAとテブコナゾールの併用のインビボ試験
成分Bとしてテブコナゾールを25g/lの濃厚懸濁液として使用し、A/B比を0.1−0.2−1−2とする以外は実施例22と同様に操作する。A及び/又はBを含む希釈懸濁液は均質である。
相乗作用の特徴をもつ点配置を示す図29の図が得られる。

Claims (22)

  1. 式(I):
    Figure 0003911011
    (式中、Mは硫黄原子を表し、nは0である)の化合物、即ち(4−S)4−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−1−フェニルアミノ−2−イミダゾリン−5−オンである化合物Aと、
    −ジチオカルバミン酸塩の誘導体であって、マンネブ、マンゼブ、ジネブ、及びメチラム−亜鉛からなる群から選択されるもの、
    −亜リン酸誘導体であって、ホセチル−Al、亜リン酸及び亜リン酸ナトリウムからなる群から選択されるもの、
    −クロロタロニル、
    −1〜2個の窒素原子を含む複素環を含む誘導体であって、フルアジナム、及びプロクロラッツからなる群から選択されるもの、
    −トリアゾール誘導体であって、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルシラゾール、フルトリアフォル、ヘキサコナゾール、メトコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、及びトリチコナゾールからなる群から選択されるもの
    −アミド誘導体であって、シモキサニル、メタラキシル、ベナラキシル、及びオキサジキシルからなる群から選択されるもの、
    −ジメトモルフ
    −メトキシアクリレート型誘導体であって、メチル−(E)−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イルオキシ]フェニル}−3−メトキシアクリレート、メチル−(E)−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]アセテート、及びN−メチル−(E)−メトキシイミノ[2−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル]アセトアミドからなる群から選択されるもの、
    −式(II):
    Figure 0003911011
    (式中、R 1 は水素原子であり、R 2 はトリフルオロメチル基であり、R 3 はメチル基であり、R 4 はエチル基である)のフェニルベンズアミド型誘導体、すなわちN−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミド
    を含む群から選択される少なくとも1種の殺菌化合物Bを含有し、成分A及びBのA/B重量比が0.0005〜50である殺菌組成物。
  2. 成分A及びBのA/B重量比が0.001〜10であることを特徴とする請求項1に記載の殺菌組成物。
  3. 化合物Bが下記誘導体:
    −ジチオカルバミン酸塩の誘導体であって、マンネブ、マンゼブ、及びメチラム−亜鉛から選択されるもの、
    −亜リン酸誘導体であって、ホセチル−Al及び亜リン酸から選択されるもの
    −クロロタロニル、
    −1〜2個の窒素原子を含む複素環を含む誘導体であって、フルアジナム、及びプロクロラッツから選択されるもの、
    −トリアゾール誘導体であって、ブロムコナゾール、ジフェノコナゾール、エポキシコナゾール、テブコナゾール、及びトリチコナゾールから選択されるもの
    −アミド誘導体であって、シモキサニル、メタラキシル、及びオキサジキシルから選択されるもの、
    −ジメトモルフ、
    −N−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミ
    の1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の殺菌組成物。
  4. 化合物Bが、ホセチル−Al、マンゼブ、シモキサニル、ジメトモルフ、オキサジキシル又はN−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドから選択されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の殺菌組成物。
  5. 成分Bがホセチル−Alであるとき、A/B比が0.001〜2であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の殺菌組成物。
  6. A/B比が0.002〜1であることを特徴とする請求項5に記載の殺菌組成物。
  7. 成分BがN−メチル−N−エチル−2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドであるとき、A/B比が0.1〜10であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の殺菌組成物。
  8. A/B比が0.2〜10であることを特徴とする請求項7に記載の殺菌性組成物。
  9. A/B比が0.25〜4であることを特徴とする請求項7に記載の殺菌性組成物。
  10. 成分Bがシモキサニルであるとき、A/B比が0.05〜4であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の殺菌組成物。
  11. A/B比が0.2〜4であることを特徴とする請求項10に記載の殺菌組成物。
  12. A/B比が0.25〜4であることを特徴とする請求項10に記載の殺菌組成物。
  13. 成分Bがオキサジキシルであるとき、A/B比が0.5〜30であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の殺菌組成物。
  14. A/B比が0.5〜10であることを特徴とする請求項13に記載の殺菌組成物。
  15. 成分Bがマンゼブであるとき、A/B比が0.02〜2であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の殺菌組成物。
  16. A/B比が0.1〜1であることを特徴とする請求項15に記載の殺菌組成物。
  17. 成分Bがジメトモルフであるとき、A/B比が0.1〜2であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の殺菌組成物。
  18. A/B比が0.2〜1であることを特徴とする請求項17に記載の殺菌組成物。
  19. 農業上許容可能な固体又は液体キャリヤー及び同様に農業上許容可能な界面活性剤との混合物として化合物A及びBを含有することを特徴とする請求項1から18のいずれか一項に記載の殺菌組成物。
  20. 0.05〜95%(重量)の活性材料を含有することを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載の殺菌組成物。
  21. 非植物毒性有効量の請求項1から20のいずれか一項に記載の殺菌組成物を植物の露出部分に施用することを特徴とする、作物の植物病原菌に対する治療又は予防的防除方法。
  22. 10〜5000g/haの組成物を施用することを特徴とする請求項21に記載の防除方法。
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