JP3846469B2 - 投写型表示装置および液晶パネル - Google Patents

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Description

本発明は、液晶パネルを用いた液晶表示装置に係わり、特に、温度変化や経時変化による液晶パネル内での信号遅延の変動に起因する、表示画像でのゴーストの発生を抑制する技術に関する。
一般に、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、「TFT」と呼ぶ。)駆動によるアクティブマトリクス駆動方式の液晶パネルを用いた液晶表示装置においては、縦横にそれぞれ配列された、多数の走査線およびデータ線と、この走査線とデータ線の各交点に対応する多数の画素電極とが、ガラス基板上に設けられている。そして、これに加えて、走査線駆動回路、データ線駆動回路、サンプリング回路、画素TFT回路などの周辺回路が、このガラス基板上に設けられる場合がある。さらに、対向する2つのガラス基板の間に、上述の多数の画素電極の1つ1つに対応した液晶セルが封入され、液晶パネルが構成される。
上述のデータ線駆動回路では、タイミングジェネレータから出力される、タイミング信号に基づいて、サンプリング回路の駆動タイミングを決定するサンプリング回路駆動信号を生成し、このサンプリング回路駆動信号をサンプリング回路に対して出力する。
このサンプリング回路は、TFT等のスイッチング素子から構成されており、上述のサンプリング回路駆動信号がハイレベルな期間だけ、別途外部より入力される画像信号を、画素TFT回路に対して出力する。
画素TFT回路には、走査線駆動回路から出力される走査信号が入力され、この走査信号がハイレベルな期間のみ、上述の画像信号を画素電極に対して出力する。
画素電極に、この画像信号が入力されると、対向電極との間の電圧が変化するため、画素電極と対向電極との間に封入されている液晶セルにおいて、その液晶分子の配列が変化する。その結果、この液晶セルを通過する光が、画像信号に応じて透過、もしくは遮断されて、変調されることによって、液晶パネル全体で、画像信号に基づく画像を表示することとなる。
ここで、上述のサンプリング回路において、サンプリング回路駆動信号のハイレベルな期間が、別途外部より入力される画像信号の飽和レベルに達した期間と時間的に合っていれば、画像信号どおりに、適切な画像が表示されることとなるが、このハイレベルな期間が、製造時における液晶パネルごとの内部遅延のばらつきや、使用時における温度変化や経時変化による液晶パネルの内部遅延の変化に起因して、時間的にずれる場合には、画像にゴーストが発生することとなる。
以下、上述のサンプリング回路駆動信号のハイレベルな期間の時間的なずれと、ゴースト発生との関係について、図2を参照して説明する。
図2は、外部よりサンプリング回路に入力される、画像信号VIDと、データ線駆動回路からサンプリング回路に入力されるサンプリング回路駆動信号Sと、の時間的関係と、その時間的関係における液晶パネル200上に表示される画像と、を示す説明図である。
なお、画像信号VIDは、薄い灰色の背景色に黒色の略四角形のウィンドウパターン201を示す画像信号であるものとする。また、この画像信号VIDは6相に展開され、画像信号VID1〜VID6として、連続する6つのサンプリング回路および画素TFT回路を介して、連続する6つの画素電極に対して、それぞれ同時に入力される。
なお、サンプリング回路駆動信号Sは、上述の連続する6つのサンプリング回路ごとに、別のサンプリング回路駆動信号S1、S2、...として生成されるが、以下においては、一例として、連続する12の画素N〜N+11についてゴーストの発生を説明することとするため、図2では、画素N〜N+5に対応するサンプリング回路駆動信号Sk、および、画素N+6〜N+11に対応するサンプリング回路駆動信号Sk+1、の2つの信号のみを記載している。
また、画像信号VID1〜VID6は、黒色を示す電圧レベル(2V)と薄い灰色を示す電圧レベル(3V)とを有する波形で表されるものとするが、その波形は、内部回路によって積分されて鈍っているため、できるだけ飽和レベルに達した期間(例えば図2における、画像信号周期Ta,Tb内のできるだけ遅い期間)において、画素TFT回路に出力される必要がある。
図2において、(A)は、画像信号VID1〜VID6と、サンプリング回路駆動信号SkおよびSk+1と、の時間的関係が適切な状態を示し、(B)は、(A)の状態から、サンプリング回路駆動信号SkおよびSk+1が画像信号VID1〜VID6に対して時間的に進んだ状態を示し、(C)は、(A)の状態から、サンプリング回路駆動信号SkおよびSk+1が画像信号VID1〜VID6に対して時間的に遅れた状態を示している。
図2において、このサンプリング回路駆動信号Skのハイレベル期間Paは、ウィンドウパターン201の左端をはさんで外側において連続する6つの画素N〜N+5に対応する画素TFT回路に対して、画像信号VID1〜VID6を入力させるタイミングを決定している。
図2(A)の状態では、このハイレベル期間Paは、画像信号VID1〜VID6における画像信号周期Taの薄い灰色の飽和レベル(3V)に達した期間と時間的に合っており、画素N〜N+5のそれぞれの画素電極には、薄い灰色を表す画像信号VID1〜VID6が入力されることとなる。
また、サンプリング回路駆動信号Sk+1のハイレベル期間Pbは、ウィンドウパターン201の左端をはさんで内側において連続する6つの画素N+6〜N+11に対応する画素TFT回路に対して、画像信号VID1〜VID6を入力させるタイミングを決定している。
図2(A)の状態では、ハイレベル期間Pbは、画像信号VID1〜VID6における画像信号周期Tbの黒色飽和レベル(2V)に達した期間と時間的に合っており、画素N+6〜N+11のそれぞれの画素電極には、黒色を表す画像信号VID1〜VID6が入力されることとなる。
従って、図2(A)の状態では、ウィンドウパターン201の左端にゴーストは発生していない。
なお、この時、ウィンドウパターン201の右端でも同様な現象が起きている。すなわち、ウィンドウパターン201の右端をはさんで内側において連続する6つの画素に対応するサンプリング回路駆動信号Sは、画像信号VID1〜VID6の画像信号周期の黒色の飽和レベル(2V)に達した期間と時間的に合っており、また、ウィンドウパターン201の右端をはさんで外側において連続する6つの画素に対応するサンプリング回路駆動信号Sは、画像信号VID1〜VID6の画像信号周期の薄い灰色の飽和レベル(3V)に達した期間と時間的に合っていることから、ウィンドウパターン201の右端にもゴーストは発生していない。
さらに、上述の現象は、画素N〜N+11のラインのみならず、液晶パネル上の全てのライン上において起きることとなるため、図2(A)に示すように、画像全体としてゴーストは発生していない。
一方、図2(B)の状態では、サンプリング回路駆動信号SkおよびSk+1が時間的に進むことにより、ハイレベル期間Paおよびハイレベル期間Pbも時間的に進み、特に、ハイレベル期間Pbは、その一部が、画像信号VID1〜VID6における画像信号周期Tbの黒色の飽和レベル(3V)からずれ、薄い灰色に近い電圧レベルと時間的に重なることとなる。そのため、画素N+6〜N+11のそれぞれの画素電極には、黒色の飽和レベル(2V)に達した画像信号VID1〜VID6の他に、薄い灰色に近い電圧レベルの画像信号VID1〜VID6も、一部入力されることとなり、混合されてウィンドウパターン201の左端の内側に、濃い灰色Aのゴーストが発生することとなる。
なお、この時ウィンドウパターン201の右端をはさんで外側において連続する6つの画素においても同様の現象が起こっている。すなわち、それぞれの画素電極には、薄い灰色の飽和レベル(3V)に達した画像信号VID1〜VID6の他に、黒色に近い電圧レベルの画像信号VID1〜VID6も、一部入力されることとなるため、混合されてウィンドウパターン201の右端の外側にも、濃い灰色Bのゴーストが発生することとなる。
また、上述の現象は、画素N〜N+11のラインのみならず、液晶パネル上の全てのライン上において起きることとなるため、図2(B)に示すように、ウィンドウパターン201の左端全体の内側に濃い灰色Aのゴーストが発生し、また、ウィンドウパターン201の右端全体の外側に濃い灰色Bのゴーストが発生する。
なお、濃い灰色A,Bのそれぞれの色の濃さは、サンプリング回路駆動Sk,Sk+1の時間的な進みの度合いによって異なることとなる。
一方、図2(C)の状態では、サンプリング回路駆動信号SkおよびSk+1が時間的に遅れることにより、ハイレベル期間Paおよびハイレベル期間Pbも時間的に遅れ、特に、ハイレベル期間Paは、その一部が、画像信号VID1〜VID6における画像信号周期Taの薄い灰色の飽和レベル(3V)からずれ、黒色に近い電圧レベルと時間的に重なることとなる。そのため、画素N〜N+5のそれぞれの画素電極には、薄い灰色の飽和レベル(3V)に達した画像信号VID1〜VID6の他に、黒色に近い電圧レベルの画像信号VID1〜VID6も一部入力されることとなり、混合されてウィンドウパターン201の左端の外側に、濃い灰色Cのゴーストが発生することとなる。
なお、この時ウィンドウパターン201の右端をはさんで内側において連続する6つの画素においても同様の現象が起こっている。すなわち、それぞれの画素電極には、黒色の飽和レベル(2V)に達した画像信号VID1〜VID6の他に、薄い灰色に近い電圧レベルの画像信号VID1〜VID6も、一部入力されることとなるため、混合されてウィンドウパターン201の右端の内側にも、濃い灰色Dのゴーストが発生することとなる。
また、上述の現象は、画素N〜N+11のラインのみならず、液晶パネル上の全てのライン上において起きることとなるため、図2(C)に示すように、ウィンドウパターン201の左端全体の外側に濃い灰色Cのゴーストが発生し、また、ウィンドウパターン201の右端全体の内側に濃い灰色Dのゴーストが発生する。
なお、濃い灰色C,Dのそれぞれの色の濃さは、サンプリング回路駆動Sk,Sk+1の時間的な遅れの度合いによって異なることとなる。
以上の説明は、液晶パネルがモノクロ表示対応の場合であるが、カラー表示対応の場合、例えば、各画素毎に、R(赤)、G(緑)、B(青)、のいずれかのカラーフィルタを用いて、透過する光に彩色する構成の場合においても、上述の現象は発生する。この場合には、3つの連続する画素で1つの色を合成するので、この3つの連続する画素が、上述のモノクロ表示対応の液晶パネルの1つの画素に相当することとなる。
上述のような回路構成をもつ液晶表示装置の一例としては、下記の特許文献1に記載されたものが知られている。
特開平11−282426号公報
従来においては、製造工程において、液晶パネル毎に、ゴーストの発生原因となっている、上述の画像信号に対するサンプリング回路駆動信号の時間的なずれの調整を行っていた。
具体的には、図2で示すような薄い灰色の背景色に黒色のウィンドウパターン201を表示するゴースト観測用パターンを液晶パネルに表示して、背景色と、発生したゴーストと、の輝度差を測定して、その輝度差が最小となる時の、タイミング信号のタイミングを検出し、その検出したタイミングをメモリに格納する。その後、液晶表示装置をリセットして、メモリから上記タイミングを読み出して、タイミングジェネレータに内蔵されたタイミング設定レジスタの設定値として反映することにより、タイミング信号を適切なタイミングとし、このタイミング信号を基に生成されるサンプリング回路駆動信号の、画像信号に対する時間的なずれを調整していた。
しかし、上記調整を行ったとしても、液晶パネルの使用時において、経時的変化や温度特性によって、液晶パネル内での信号遅延が変動し、これに起因して、サンプリング回路駆動信号が、画像信号に対して時間的にずれて、表示される画像にゴーストが発生してしまうという課題があった。
本発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、液晶表示装置において、経時変化や温度変化による液晶パネル内での信号遅延の変動に起因する、サンプリング回路駆動信号の画像信号に対する時間的なずれを補正し、ゴーストの発生を抑制することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の液晶表示装置は、液晶パネル部と、前記液晶パネル部にタイミング信号を供給するタイミング供給部と、を備える液晶表示装置であって、
前記液晶パネル部は、
マトリクス状に配列された複数の液晶セルと、
各液晶セルにそれぞれに対応して設けられた複数の画素電極と、
各画素電極に画像信号を入力するための複数のデータ線と、
各データ線にそれぞれ対応して設けられ、サンプリング回路駆動信号に応じて、前記画像信号をサンプリングして、対応する前記データ線に出力する複数のサンプリング回路と、
前記タイミング信号に応じて、前記サンプリング回路駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
を備えると共に、
前記タイミング供給部は、
前記タイミング信号を生成するタイミング生成部と、
生成された前記タイミング信号の位相を調整するタイミング調整部と、
を備え、
前記液晶パネル部は、さらに、少なくとも前記駆動信号生成部と同一の基板に形成され、前記タイミング信号が入力されるダミー素子を備え、
前記タイミング調整部は、前記タイミング信号に対して一定の位相関係を保つ基準信号の位相と、前記ダミー素子から出力された信号の位相と、を比較すると共に、前記ダミー素子から出力された信号が、前記基準信号に対して、特定の位相関係を保つように、前記タイミング信号の位相を調整することを要旨とする。
本発明の第1の液晶表示装置では、タイミング生成部は、タイミング信号を生成し、タイミング調整部は、そのタイミング信号の位相を調整している。そして、駆動信号生成部は、そのタイミング信号に応じてサンプリング回路駆動信号を生成し、また、ダミー素子は、そのタイミング信号を入力している。ここで、ダミー素子は、少なくとも駆動信号生成部と同一の基板に形成されているので、駆動信号生成部と同様の寄生容量や配線抵抗などを含み、ほぼ同等の遅延特性を持つものと考えられる。
今、画像信号に対するサンプリング回路駆動信号のタイミングが適切なタイミングとなっており、表示画像にゴーストが発生していない場合において、ダミー素子から出力される信号が、基準信号に対して、特定の位相関係にあるものとする。
そこで、温度変化や経時変化に起因して、駆動信号生成部での信号遅延が変動すると、画像信号に対してサンプリング回路駆動信号が進み(または遅れ)、画像信号に対するサンプリング回路駆動信号のタイミングがずれるので、表示画像にゴーストが発生する。このとき、ダミー素子での信号遅延も同様に変動すると考えられるので、基準信号に対して、ダミー素子から出力される信号も同様に進む(または遅れる)こととなる。このため、ダミー素子から出力される信号は、基準信号に対して、特定の位相関係を保てなくなる。
しかし、タイミング調整部は、ダミー素子から出力される信号が、基準信号に対して、特定の位相関係を保つように、タイミング信号の位相を遅らせる(または進ませる)ので、画像信号に対して進んでいた(または遅れていた)サンプリング回路駆動信号は元に戻り、画像信号に対するサンプリング回路駆動信号のタイミングのずれが解消されて、表示画像に発生していたゴーストを抑制することができる。
また、本発明の第1の液晶表示装置において、
前記タイミング調整部は、
前記基準信号と前記ダミー素子からの出力信号とを位相比較し、比較結果に応じた位相差信号を出力する位相比較器と、
制御電圧を出力すると共に、前記位相比較器から出力される前記位相差信号に基づいて、前記制御電圧の電圧レベルを調整するチャージポンプと、
前記制御電圧の電圧レベルに応じて、前記タイミング信号の遅延量を変化させ、前記タイミング信号の位相を調整するディレイ素子と、
を備えてもよい。
このような構成とすることで、基準信号に対して、ダミー素子からの出力信号が進んだ(または遅れた)場合においても、位相比較器は、この基準信号とダミー素子からの出力信号の位相比較をして、比較結果に応じた位相差信号を出力し、この位相差信号を入力したチャージポンプは、位相差信号に基づいて、ディレイ素子に対して出力する制御電圧の電圧レベルを変化させる。そして、ディレイ素子は、入力する制御電圧の電圧レベルに応じて、タイミング信号の遅延量を増やして(または減らして)、タイミング信号の位相を遅らせる(または進ませる)ことにより、基準信号に対して、進んでいた(または遅れていた)ダミー素子からの出力信号は元に戻り、基準信号に対するダミー素子からの出力信号の、特定の位相関係を保つことができる。
また、本発明の第1の液晶表示装置において、
前記タイミング調整部は、
前記基準信号と前記ダミー素子からの出力信号とを位相比較し、比較結果に応じた位相差信号を出力する位相比較器と、
クロック信号を出力すると共に、前記位相比較器から出力される前記位相差信号に基づいて、前記クロック信号の周波数を調整する発振器と、
前記クロック信号の周波数に応じて、前記タイミング信号の遅延量を変化させ、前記タイミング信号の位相を調整するディレイ素子と、
を備えてもよい。
このような構成とすることで、基準信号に対して、ダミー素子からの出力信号が進んだ(または遅れた)場合においても、位相比較器は、この基準信号とダミー素子からの出力信号の位相比較をして、比較結果に応じた位相差信号を出力し、この位相差信号を入力した発振器は、位相差信号に基づいて、ディレイ素子に対して出力するクロック信号の周波数を変化させる。そして、ディレイ素子は、入力するクロック信号の周波数に応じて、タイミング信号の遅延量を増やして(または減らして)、タイミング信号の位相を遅らせる(または進ませる)ことにより、基準信号に対して、進んでいた(または遅れていた)ダミー素子からの出力信号は元に戻り、基準信号に対するダミー素子からの出力信号の、特定の位相関係を保つことができる。
本発明の第2の液晶表示装置は、液晶パネル部と、前記液晶パネル部に画像信号を供給する画像信号供給部と、前記液晶パネル部にタイミング信号を供給するタイミング供給部と、前記画像信号供給部を制御する画像信号制御部と、を備える液晶表示装置であって、
前記液晶パネル部は、
マトリクス状に配列された複数の液晶セルと、
各液晶セルにそれぞれに対応して設けられた複数の画素電極と、
各画素電極に画像信号を入力するための複数のデータ線と、
各データ線にそれぞれ対応して設けられ、サンプリング回路駆動信号に応じて、前記画像信号をサンプリングして、対応する前記データ線に出力する複数のサンプリング回路と、
前記タイミング信号に応じて、前記サンプリング回路駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
を備えると共に、
前記液晶パネル部は、さらに、少なくとも前記駆動信号生成部と同一の基板に形成され、前記タイミング信号が入力されるダミー素子を備え、
前記画像信号制御部は、前記タイミング信号に対して一定の位相関係を保つ基準信号の位相と、前記ダミー素子から出力された信号の位相と、を比較すると共に、前記画像信号供給部を制御して、前記ダミー素子から出力された信号と前記基準信号との位相関係に応じて、前記画像信号の位相を調整することを要旨とする。
本発明の第2の液晶表示装置では、温度変化や経時変化により駆動信号生成部での信号遅延が変動し、画像信号に対してサンプリング回路駆動信号が進んで(または遅れて)いたとしても、画像信号制御部が、画像信号供給部を制御して、ダミー素子から出力された信号と基準信号との位相関係に応じて、画像信号の位相を進ませる(または遅らせる)ので、進んでいた(または遅れていた)サンプリング回路駆動信号に対し画像信号が追いつき(または追いつかれ)、画像信号に対するサンプリング回路駆動信号のタイミングのずれが解消されて、表示画像に発生していたゴーストを抑制することができる。
また、本発明の第2の液晶表示装置において、
前記画像信号供給部は、
供給されたクロック信号に応じて、前記画像信号をデジタル信号からアナログ信号に変換するD/A変換回路を備え、
前記画像信号制御部は、
前記D/A変換回路に供給される前記クロック信号の位相を調整するタイミング調整部を備え、
前記タイミング調整部は、前記ダミー素子から出力された信号と前記基準信号との位相関係に応じて、前記クロック信号の位相を調整するようにしてもよい。
このように、画像信号をデジタル信号からアナログ信号に変換する際に、D/A変換回路に供給されるクロック信号の位相を調整することで、画像信号の位相を進ませたり、遅らせたりして、調整することができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
A1.液晶表示装置の構成:
A2.適切な状態における具体的な動作
A3.進み状態における具体的な動作
A4.遅れ状態における具体的な動作
A5.Xタイミング自動調整回路の他の具体例:
B.変形例:
A.実施例:
A1.液晶表示装置の構成:
まず、本発明の実施例における、液晶表示装置全体の概略構成について、図3を参照して説明する。
図3は、本発明の実施例における、液晶表示装置1000の概略構成を示す説明図である。図3に示すように、液晶表示装置1000は、液晶パネル部10と、タイミング供給部100と、画像処理部600と、表示情報出力部700と、クロック供給部800と、電源供給部900と、を備えている。
表示情報出力部700は、外部から画像信号を入力し、クロック供給部800からのクロック信号に基づいて、この画像信号を、所定フォーマットの画像信号に変換し、画像処理部600に対して出力する。画像処理部600では、入力された画像信号に対して、種々の画像処理を行って、液晶パネル部10に対して出力するとともに、クロック信号CLK、水平同期信号HSYNC、および垂直同期信号VSYNCをタイミング供給部100に出力する。タイミング供給部100は、画像処理部600より入力されたクロック信号CLK、水平同期信号HSYNC、および垂直同期信号VSYNCに基づき、液晶パネル部10を駆動するタイミングを決定付けるタイミング信号を生成し、液晶パネル部10に対して出力する。液晶パネル部10は、タイミング供給部100から供給されたタイミング信号に基づいて駆動し、画像処理部600より入力された画像信号を、画像として表示すると同時に、モニタ信号MONITORを、タイミング供給部100に対して出力する。なお、電源供給部900は、上述の各構成部に対して電力を供給する。
続いて、液晶表示装置1000における、液晶パネル部10と、タイミング供給部100と、のそれぞれの概略構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例における、タイミング供給部100および液晶パネル部10の概略構成を示す説明図である。図1に示すように、タイミング供給部100は、タイミングジェネレータ120と、本発明の特徴部分であるXタイミング自動調整回路110と、で構成される。
また、液晶パネル部10は、データ線駆動回路20と、走査線駆動回路30と、画素電極40と、走査線Y1〜Ymと、データ線X1〜Xnと、サンプリング回路SH1〜SHnと、画素TFT回路ST1〜STnと、3入力AND回路L1〜Lnと、本発明の特徴部分であるダミー素子50と、で構成される。
このうち、タイミングジェネレータ120は、図3における画像処理部600から出力されるクロック信号CLK、水平同期信号HSYNC、および垂直同期信号VSYNCを入力して、図1に示すように、スタート信号DXIN、クロック信号CLXIN、およびイネーブル信号ENBXINなど、各タイミング信号を生成して、Xタイミング自動調整回路110に対して出力する。
また、Xタイミング自動調整回路110は、入力するそれらタイミング信号に対して遅延を付加すると共に、別途供給される制御電圧VCに応じてその遅延量を増減させる可変ディレイ素子104a〜104cと、これら可変ディレイ素子104a〜104cから出力されるタイミング信号のレベルを変化させるレベルシフタ105a〜105cおよびレベルシフタ106と、スタート信号DXINに対して、別途入力されるクロック信号CLKに基づき、遅延を与えて、基準信号となるリファレンス信号REFを生成して出力する固定ディレイ素子103と、を備えている。
さらに、Xタイミング自動調整回路110は、液晶パネル部10から出力されるモニタ信号MONITORを入力して、レベルを変化させて出力するレベルシフタ105mと、このレベルシフタ105mから出力されるモニタ信号MONITORと基準信号であるリファレンス信号REFとを入力して、この2つの信号の位相を比較し、その位相差がゼロでない場合には、その位相差に応じて、チャージアップパルスCUまたはチャージダウンパルスCDのいずれかを選択的に出力する位相比較器101と、可変ディレイ素子104a〜104cのそれぞれに対して、制御電圧VCを供給すると共に入力されるチャージアップパルスCUまたはチャージダウンパルスCDに応じて、制御電圧VCの電圧レベルを変化させるチャージポンプ102と、を備える。
一方、液晶パネル部10は、x方向、y方向にマトリクス状に設けられた複数の画素電極40と、x方向に複数配列され、かつ、各々がy方向に沿って伸びているデータ線X1〜Xnと、y方向に複数配列され、かつ、各々がx方向に伸びている走査線Y1〜Ymと、TFTで構成されたスイッチング回路であり、各画素電極40に対応して設けられた画素TFT回路ST1〜STnと、を備えている。これらのうち、画素TFT回路ST1〜STnには、図1に示すように、ソース電極に各データ線X1〜Xnが、ドレイン電極に各画素電極40が、ゲート電極に各走査線Y1〜Ymが、それぞれ接続されており、対応する各々の画素電極40への導通状態と非導通状態を制御している。
また、液晶パネル部10は、その他に、上述の走査線Y1〜Ymに対して、タイミングジェネレータ120から供給されるクロック信号CKに基づいて所定のタイミングで、各走査線Y1〜Ymを順次選択して走査信号を出力する走査線駆動回路30と、Xタイミング自動調整回路110から出力されるクロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、および、スタート信号DX、の3つのタイミング信号に基づき出力信号Q1〜Qnを生成するデータ線駆動回路20と、を備えている。なお、この走査線駆動回路30とデータ線駆動回路20とは、ともにシフトレジスタ等の回路で構成される。
また、液晶パネル部10は、その他に、データ線駆動回路20からの出力信号Q1〜Qnなどを入力し、サンプリング回路駆動信号S1〜Snを出力する3入力AND回路L1〜Lnと、TFTで構成されたスイッチング素子であり、各データ線X1〜Xnに対応して設けられたサンプリング回路SH1〜SHnと、を備えている。
このうち、サンプリング回路SH1〜SHnは、図3に示す画像処理部600から出力された6相に並列展開された画像信号VID1〜VID6を入力し、3入力AND回路L1〜Lnからのサンプリング回路駆動信号S1〜Snに基づいて、それら画像信号VID1〜VID6をサンプリングし、対応する各データ線X1〜Xnに出力する。
なお、このとき、1つの3入力AND回路が出力するサンプリング回路駆動信号は、連続する6つのサンプリング回路SH1〜SH6に並列に入力される。これは、上述のように、画像信号VID1〜VID6が6相に並列展開されているので、連続する6つのデータ線X1〜Xnに対して、画像信号VID1〜VID6を、それぞれ同一のタイミングおよび同一の期間で出力することを目的としている。
液晶パネル部10には、その他、本発明の特徴部分であるダミー素子50が設けられている。このダミー素子50には、Xタイミング自動調整回路110からデータ線駆動回路20に入力されるスタート信号DXが分岐されて、入力されている。また、このダミー素子50から出力されるモニタ信号MONITORは、上述のように、Xタイミング自動調整回路110のレベルシフタ105mに入力されている。
ここで、このダミー素子50は、液晶パネル部10内におけるデータ線駆動回路20や3入力AND回路L1〜Lnなどと同一のガラス基板上に、同様の製造工程にて形成されるので、これらデータ線駆動回路20や3入力AND回路L1〜Lnなどと同様の寄生容量や配線抵抗などを含み、データ線駆動回路20や3入力AND回路L1〜Lnなどとほぼ同等の遅延特性を持つものと考えられる。従って、液晶パネル部10を使用した際、温度変化や経時変化に起因して、データ線駆動回路20や3入力AND回路L1〜Lnなどにおいて、信号遅延の変動が生じた場合、ダミー素子50においても、ほぼ同等の信号遅延の変動を生じるものと考えられる。
以下、本発明の実施例における、ゴースト発生を抑制する液晶表示装置1000の具体的な動作について説明する。
なお、本実施例において画像信号VID1〜VID6は、説明を分かり易くするために、黒色を示す比較的低い電圧レベルと、薄い灰色を示す比較的高い電圧レベルと、を有する波形で表される各パネル共通のモノクロ画像信号であるものとするが、もちろん、各パネルで異なるカラー画像信号であっても同様に適用することは可能である。
A2.適切な状態における具体的な動作
まず、図2(A)に示すように、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間と、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルに達した期間と、が時間的に合っていて、ゴーストが発生していない適切な状態における、具体的な動作について説明する。なお、図4は、この適切な状態における各信号のタイミングを示すタイミングチャートである。
タイミングジェネレータ120で生成されたスタート信号DXIN、クロック信号CLXIN、およびイネーブル信号ENBXINなどのタイミング信号のうち、スタート信号DXINは、可変ディレイ素子104aにて所定の遅延量ΔT1分遅延された後、レベルシフタ105aにてレベルを変化され、データ線駆動回路20にスタート信号DXとして入力される。従って、スタート信号DXINは、図4のタイミングT1でローレベルとなるが、スタート信号DXは、ΔT1後のタイミングT3でハイレベルとなる。
また、イネーブル信号ENBXINは、可変ディレイ素子104cにて、スタート信号DXINと同じ遅延量ΔT1分遅延された後、レベルシフタ105cにてレベルを変化され、液晶パネル部10にイネーブル信号ENBXとして入力される。従って、イネーブル信号ENBXは、図4のタイミングT2で、ローレベルとなる。
また、クロック信号CLXINは、可変ディレイ素子104bにてスタート信号と同じ遅延量ΔT1分遅延される。そして、この遅延された信号は、レベルシフタ105bとレベルシフタ106とに、並列に入力され、それぞれレベルを変化される。レベルシフタ105bからの出力信号は、データ線駆動回路20に反転クロック信号CLXNとして入力され、レベルシフタ106からの出力信号は、データ線駆動回路20にクロック信号CLXとして入力される。なお、図4に示すように、クロック信号CLXと反転クロック信号CLXNとは、レベルが互いに反転しており、タイミングT3でそれぞれハイレベルとローレベルになる。
データ線駆動回路20は、入力されたスタート信号DXと、クロック信号CLXと、反転クロック信号CLXNと、から出力信号Q1〜Qnを生成して、3入力AND回路L1〜Lnに対して出力する。
ここで、この出力信号Q1〜Qnのハイレベルな期間(パルス幅)は、スタート信号DXのハイレベルな期間(パルス幅)と同一となる。また、この出力信号Q1〜Qnのハイレベルに立ち上がるタイミングについては、図4に示すように、スタート信号DXがハイレベルに立ち上がるタイミングT3において、出力信号Q1が同じくハイレベルに立ち上がり、出力信号Q2は、出力信号Q1に比べてクロック信号CLXの半周期遅れたタイミングT10において、ハイレベルに立ち上がる。以下、出力信号Q3、Q4、...と、順次クロック信号CLXの半周期遅れた、タイミングT11、タイミングT12、...にてハイレベルに立ち上がることとなる。なお、図4では出力信号Q1、Q2、Q3までが記載されている。
そして、この出力信号Q1〜Qnは、図1に示す3入力AND回路L1〜Lnのそれぞれの第1の入力端子に入力される。また、この3入力AND回路L1〜Lnのそれぞれの第2の入力端子には、Xタイミング自動調整回路110から出力されるイネーブル信号ENBXが入力され、さらに、この3入力AND回路L1〜Lnのそれぞれの第3の入力端子には、隣接する出力段の出力信号Q2〜Qnがそれぞれ入力される。そして、3入力AND回路L1〜Lnは、これら3つの入力の論理積を導き出し、サンプリング回路駆動信号S1〜Snとして、サンプリング回路SH1〜SHnに対して出力する。
例えば、3入力AND回路L1には、出力信号Q1と、イネーブル信号ENBXと、隣接する出力段の出力信号Q2とが入力し、それぞれの信号がハイレベルな期間である図4のタイミングT21〜タイミングT22において、ハイレベルとなるサンプリング回路駆動信号S1が、サンプリング回路SH1〜SH6に対して出力される。同様にして3入力AND回路L2からは、図4に示すように、タイミングT23〜タイミングT24においてハイレベルとなるサンプリング回路駆動信号S2が、サンプリング回路SH7〜SH12に対して出力される。
3入力AND回路L1〜Lnから出力されたサンプリング回路駆動信号S1〜Snは、サンプリング回路SH1〜SHnのゲート電極に入力される。従って、図3に示す画像処理部600からサンプリング回路SH1〜SHnに入力された、6相展開された画像信号VID1〜VID6は、サンプリング回路駆動信号S1〜Snがハイレベルな期間において、サンプリングされてデータ線X1〜Xnに対して出力されることとなる。
例えば、図4のタイミングT21〜タイミングT22までの期間において、サンプリング回路駆動信号S1がハイレベルになった場合、そのハイレベルになった期間において、サンプリング回路SH1〜SH6を構成するTFTがそれぞれオンし、サンプリング回路SH1〜SH6に入力された画像信号VID1〜VID6が、サンプリング回路SH1〜SH6に接続されたデータ線X1〜X6に出力されることとなる。
また、上述の動作とは別に、走査線駆動回路30は、走査線Y1、Y2、...の順に走査しており、選択した走査線に対して、走査線駆動信号を出力している。ここで、走査線駆動回路30により、図4のタイミングT21〜タイミングT22の期間において、例えば、走査線Y1が選択され、走査線駆動信号が走査線Y1に対して出力された場合には、走査線Y1に接続された画素TFT回路ST1〜STnを構成するTFTがそれぞれオンする。一方、上述のように、この期間においては、サンプリング回路SH1〜SH6からデータ線X1〜X6に対して画像信号VID1〜VID6が出力されている。従って、走査線Y1に接続された画素TFT回路ST1〜STnを構成するTFTがオンすると、これらのうちの画素TFT回路ST1〜ST6に接続された6つの画素電極40にのみ、データ線X1〜X6から画像信号VID1〜VID6が入力されることとなる。
この結果、これら画像信号VID1〜VID6が入力された6つの画素電極40と、対向電極(図示省略)と、の間の電圧が変化して、これらの間にそれぞれ封入された液晶セルの液晶分子の配列が変化する。それにより、これら液晶セルを通過する光は、画像信号VID1〜VID6に応じて透過もしくは遮断されて、変調され、液晶パネル部10で、画像信号に基づく画像が表示されることとなる。
そして、この適切な状態においては、図4に示すように、サンプリング駆動信号S1のハイレベルな期間は、画素TFT回路ST1〜ST6に対応した画像信号VID1〜VID6の信号周期のうち、より遅い期間、すなわち薄い灰色の飽和レベルに達した期間と時間的に合っており、画素TFT回路ST1〜ST6に接続された画素電極40には、この薄い灰色の飽和レベルに達した画像信号VID1〜VID6が入力されることとなる。同様に、他の画素TFT回路ST7〜STnに接続された画素電極40にも、それぞれ対応する画像信号VID1〜VID6のうち、黒色の飽和レベルに達した画像信号VID1〜VID6が入力されることとなる。従って、この状態においては、表示画像にゴーストは発生しない。
一方、液晶パネル部10に備えられたダミー素子50は、Xタイミング自動調整回路110からのスタート信号DXを入力すると、その信号を遅延して、モニタ信号MONITORとしてXタイミング自動調整回路110に出力する。
前述したとおり、ダミー素子50は、液晶パネル部10内におけるデータ線駆動回路20や3入力AND回路L1〜Lnなどと同一のガラス基板上に形成されているので、ダミー素子50は、データ線駆動回路20および3入力AND回路L1〜Lnなどとほぼ同一な遅延特性を有することとなり、ダミー素子50における遅延量をΔT0とすると、その遅延量は、データ線駆動回路20および3入力AND回路L1〜Lnにおける信号遅延量と同等であると見なすことができる。
従って、モニタ信号MONITORは、スタート信号DXに対して、ダミー素子50において、遅延量ΔT0だけ遅延された信号であり、このモニタ信号MONITORは、液晶パネル部10内での信号遅延量のみに着目すると、データ線駆動回路20,3入力AND回路L1〜Lnを介して生成されるサンプリング回路駆動信号S1〜Snと同等の信号であると見なすことができる。
また、ここで、スタート信号DXは、スタート信号DXINに対して、可変ディレイ素子104aにおいて、遅延量ΔT1分の遅延された信号である。従って、モニタ信号MONITORは、スタート信号DXINに対して、(ΔT1+ΔT0)だけ遅延された信号となる。
ダミー素子50からXタイミング自動調整回路110に入力されたモニタ信号MONITORは、レベルシフタ105mにてレベルを変化された後、位相比較器101に入力されて、基準信号であるリファレンス信号REFと位相を比較される。
リファレンス信号REFは、固定ディレイ素子103において、スタート信号DXINを、クロック信号CLKに基づき、遅延量ΔTだけ遅延させて生成される。
本実施例において、固定ディレイ素子103における遅延量ΔTは、図4に示すような適切な状態における(ΔT1+ΔT0)と等しくなるように設定されている。この固定ディレイ素子103はシフトレジスタにより構成され、クロック信号CLK周波数およびダミー素子50における遅延量に応じた適切な状態に保てる様にシフト段数を切替えている。
従って、モニタ信号MONITORの位相は、リファレンス信号REFの位相と一致しており、モニタ信号MONITORとリファレンス信号REFとの位相差は生じない。よって、位相比較器101によって検出される位相差は、ゼロとなるため、位相比較器101は、チャージポンプ102に対して、チャージアップパルスCUまたはチャージダウンパルスCDのどちらも出力しない。
チャージポンプ102は、位相比較器101から、チャージアップパルスCUまたはチャージダウンパルスCDのいずれの信号も入力されないので、可変ディレイ素子104a〜104cに供給する制御電圧VCの電圧レベルを変化させない。従って、図4の適切な状態においては、この制御電圧VCの電圧レベルはほぼ一定となるため、可変ディレイ素子104a〜104cが付加する遅延量も変化せず、ΔT1で一定となる。
前述した通り、スタート信号DXIN、クロック信号CLXIN、およびイネーブル信号ENBXINなど、各タイミング信号は、可変ディレイ素子104a〜104cにおいて遅延を付加されるが、この付加される遅延量は、適切な状態において、遅延量ΔT1で一定となるので、液晶パネル部10に入力されるスタート信号DX、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、およびイネーブル信号ENBXなど、各タイミング信号は、一定して適切なタイミングでハイレベルとなり、これらタイミング信号から生成されるサンプリング回路駆動信号S1〜Snも、一定して適切なタイミングでハイレベルとなり、サンプリング回路SH1〜SHnは、画像信号VID1〜VID6を、一定して飽和レベルに達したタイミングでサンプリングし、データ線X1〜Xnに出力することとなるので、液晶パネル部10において、ゴーストの発生を抑えたまま画像を表示することが可能となる。
上述の適切な状態においては、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間と、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルに達した期間と、は図4に示すように一致している。
しかし、使用時における温度変化や経時変化に起因して、データ線駆動回路20および3入力AND回路L1〜Lnにおいて、信号遅延の変動が生じる場合には、データ線駆動回路20からの出力信号Q1〜Qn、および、3入力AND回路L1〜Lnからのサンプリング回路駆動信号S1〜Snは、この信号遅延の変動分だけ、適切な状態に比べて時間的にずれることとなる。一方、画像信号VID1〜VID6は、データ線駆動回路20、および3入力AND回路L1〜Lnを介さないため、これら回路において信号遅延の変動が生じた場合においても、適切な状態のタイミングでサンプリング回路SH1〜SHnに入力される。
従って、使用時における温度変化や経時変化に起因して、データ線駆動回路20および3入力AND回路L1〜Lnにおいて信号遅延の変動が生じた場合には、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間と、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルに達した期間と、は時間的にずれることとなる。
以下、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間が、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルに達した期間に対して、時間的にずれた場合における動作について説明する。
A3.進み状態における具体的な動作
まず、図2(B)に示すように、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルの期間に対して、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間が時間的に進み、ゴーストが発生している状態(以下、「進み状態」と呼ぶ。)の具体的な動作について説明する。図5は、この進み状態における、各信号のタイミングを示すタイミングチャートであり、図6は、本実施例による時間的な補正により、図5の状態から、適切な状態に戻った場合におけるタイミングチャートである。
なお、この状態においても、タイミングジェネレータ120、データ線駆動回路20、走査線駆動回路30、3入力AND回路L1〜Ln、サンプリング回路SH1〜SHn、画素TFT回路ST1〜STn、および画素電極40の詳細な動作は、上述の適切な状態の動作と変わらないので、それらについての説明を省略する。
この進み状態においては、図5の各信号の実線で示すように、サンプリング回路駆動信号S1のハイレベルな期間は、画素TFT回路ST1〜ST6に対応した画像信号VID1〜VID6の薄い灰色の飽和レベルに達した期間によりも、ΔT2だけ進むこととなるため、画素TFT回路ST1〜ST6に接続された画素電極40には、それぞれ薄い灰色の飽和レベルに達したタイミングよりも、ΔT2だけ進んだタイミングでサンプリングされて、画像TFT回路ST1〜ST6に接続された画素電極40に入力されることとなる。同様に、他の画素TFT回路ST7〜STnに接続された画素電極40にも、それぞれ対応する画像信号VID1〜VID6のうち、黒色の飽和レベルに達するタイミングよりも、ΔT2だけ進んだタイミングでサンプリングされた画像信号VID1〜VID6が入力されることとなる。この場合、例えば画像信号VID1〜VID6が、図2に示すようなゴースト観測用パターンであった場合には、図2(B)に示すようなゴーストの発生した画像が表示されることとなる。なお、図5の各信号の点線は、適切な状態の各信号のタイミングを示している。
一方、上述したように、データ線駆動回路20や3入力AND回路L1〜Lnにおいて信号遅延の変動が生じると、ダミー素子50においても、同様の信号遅延の変動が生じるものと考えられる。従って、ダミー素子50から出力されるモニタ信号MONITORも、適切な状態におけるモニタ信号MONITORに比べてΔT2だけ進むこととなる。
この結果、基準信号であるリファレンス信号REFとモニタ信号MONITORとの位相を比較すると、リファレンス信号REFに対して、モニタ信号MONITORは、ΔT2だけ進んでいるので、位相比較器101は、チャージダウンパルスCDを、チャージポンプ102に対して出力する。チャージポンプ102は、このチャージダウンパルスCDを入力すると、可変ディレイ素子104a〜104cに供給する制御電圧VCの電圧レベルを下げる。
可変ディレイ素子104a〜104cは、供給される制御電圧VCの電圧レベルが下がると、各タイミング信号に付加する遅延量を増やす。具体的には、可変ディレイ素子104a〜104cは、入力されるスタート信号DXIN、クロック信号CLXIN、およびイネーブル信号ENBXINなど、各タイミング信号に対して、適切な状態において付加した遅延量ΔT1に、上記のΔT2を加えて得られる、遅延量(ΔT1+ΔT2)を付加することとなる。この結果、Xタイミング自動調整回路110からの出力信号である、スタート信号DX、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、およびイネーブル信号ENBXなど、各タイミング信号を、図6の実線で示すように、進み状態に比べてΔT2だけ遅らせることができる。
そして、これらスタート信号DX、クロック信号CLX、および反転クロック信号CLXNから生成される出力信号Q1〜Qnも、図6の実線で示すように、進み状態に比べてΔT2だけ遅れることとなる。
したがって、たとえサンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルに立ち上がるタイミングが、データ線駆動回路20や3入力AND回路L1〜Lnでの信号遅延の変動によって、適切な状態に比べて、ΔT2だけ進んだ状態となったとしても、スタート信号DXIN、クロック信号CLXIN、およびイネーブル信号ENBXINなどのタイミング信号に付加する遅延量を調整して、スタート信号DX、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、およびイネーブル信号ENBXなど、各タイミング信号を、この進んだ状態に比べて、ΔT2だけ遅らせるようにしているので、これらタイミング信号に応じて生成されるサンプリング回路駆動信号S1〜Snも、この進んだ状態に比べて、ΔT2だけ遅れたタイミング、つまり適切なタイミングでハイレベルとなり、上述のΔT2の進みはキャンセルされることとなる。
その結果、図6に示すように、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルに達した期間に対して、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間が、時間的に合った適切な状態となるので、サンプリング回路SH1〜SHnは、画像信号VID1〜VID6を、それぞれ飽和レベルに達したタイミングでサンプリングして、データ線X1〜Xnに出力し、その結果、液晶パネル部10で、ゴーストの発生を抑えた画像表示が可能となる。
進み状態では、ダミー素子50での遅延は、データ線駆動回路20や3入力AND回路L1〜Lnでの信号遅延の変動分と同じくΔT2だけ小さくなっているため、適切な状態におけるダミー素子50での遅延量ΔT0から、このΔT2を減じた(ΔT0−ΔT2)が、進み状態におけるダミー素子50での遅延量となる。この場合、可変ディレイ素子104a〜104cでは、上述のように、このダミー素子50での遅延量の減少分である、ΔT2の遅延量を加えた(ΔT1+ΔT2)を、各タイミング信号に対して付加している。
したがって、この適切な状態に戻った場合において、モニタ信号MONITORは、スタート信号DXINに比べて、可変ディレイ素子104aで付加される遅延量(ΔT1+ΔT2)にダミー素子50での遅延量(ΔT0−ΔT2)を加えた(ΔT1+ΔT0)だけ遅延することとなる。
一方、基準信号であるリファレンス信号REFは、スタート信号DXINをΔTだけ遅延させて生成されているのと同時に、このΔTは、(ΔT1+ΔT0)と等しくなるように、固定ディレイ素子103で設定しているので、図6に示すように、上述のモニタ信号MONITORは、このリファレンス信号REFと位相が一致することとなる。
モニタ信号MONITORが、リファレンス信号REFと位相が一致することから、位相比較器101は、チャージポンプ102に対して、チャージアップパルスCUまたはチャージダウンパルスCDを与えない。このため、制御電圧VCに変化が起こらないので、可変ディレイ素子104a〜104cが付加する遅延量は一定に保たれて、ゴーストの発生が抑制され続けることとなる。
A4.遅れ状態における具体的な動作
続いて、図2(C)に示すように、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルの期間に対して、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間が時間的に遅れ、ゴーストが発生している状態(以下、「遅れ状態」と呼ぶ。)の具体的な動作について説明する。なお、図7は、この遅れ状態における、各信号のタイミングを示すタイミングチャートであり、図8は、本実施例による時間的な補正により、図7の状態から、適切な状態に戻った場合におけるタイミングチャートである。
なお、この状態においても、タイミングジェネレータ120、データ線駆動回路20、走査線駆動回路30、3入力AND回路L1〜Ln、サンプリング回路SH1〜SHn、画素TFT回路ST1〜STn、および画素電極40の詳細な動作は、上述の適切な状態の動作と変わらないので、それらについての説明を省略する。
この遅れ状態においては、図7の各信号の実線で示すように、サンプリング回路駆動信号S1のハイレベルな期間は、画素TFT回路ST1〜ST6に対応した画像信号VID1〜VID6の薄い灰色の飽和レベルに達した期間よりも、ΔT3だけ遅れることとなるため、画像TFT回路ST1〜ST6に対応した画素電極40には、それぞれ薄い灰色の飽和レベル達っしたタイミングよりも、ΔT3だけ遅いタイミングでサンプリングされて、画素TFT回路ST1〜ST6に接続された画素電極40に入力されることとなる。同様に、他の画素TFT回路ST7〜STnに接続された画素電極40にも、それぞれ対応する画像信号VID1〜VID6の黒色の飽和レベルに達するタイミングよりも、ΔT3だけ遅いタイミングでサンプリングされた画像信号VID1〜VID6が入力されることとなる。この場合、例えば画像信号VID1〜VID6が、図2に示すようなゴースト観測用パターンであった場合には、図2(C)に示すようなゴーストの発生した画像が表示されることとなる。なお、図7の各信号の点線は、適切な状態の各信号のタイミングを示している。
一方、ダミー素子50は、液晶パネル部10内の回路と同一の基板上に形成されるので、液晶パネル部10内の回路とほぼ同一な遅延特性を持つこととなり、上述のような信号遅延の変動は、液晶パネル部10内の他の回路と同様に、ダミー素子50においても起きることとなる。従って、ダミー素子50から出力されるモニタ信号MONITORも、適切な状態のモニタ信号MONITORに比べてΔT3だけ遅れることとなる。
この結果、基準信号であるリファレンス信号REFとモニタ信号MONITORとの位相を比較すると、リファレンス信号REFに対して、モニタ信号MONITORは、ΔT3だけ遅れているので、位相比較器101は、チャージアップパルスCUをチャージポンプ102に対して出力する。チャージポンプ102は、このチャージアップパルスCUを入力すると、可変ディレイ素子104a〜104cに供給する制御電圧VCの電圧レベルを上げる。
可変ディレイ素子104a〜104cは、供給された制御電圧VCの電圧レベルが上がると、各タイミング信号に付加する遅延量を減らす。具体的には、適切な状態において付加される遅延量ΔT1から、ΔT3を減らした、遅延量(ΔT1−ΔT3)を、可変ディレイ素子104a〜104cは、入力されるスタート信号DXIN、クロック信号CLXIN、およびイネーブル信号ENBXINなど、各タイミング信号に付加することとなり、Xタイミング自動調整回路110からの出力信号である、スタート信号DX、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、およびイネーブル信号ENBXなど、各タイミング信号を、図8の実線で示すように、遅れ状態に比べて、ΔT3だけ進ませることができる。
そして、これらスタート信号DX、クロック信号CLX、および反転クロック信号CLXNから生成される出力信号Q1〜Qnも、図8の実線で示すように、遅れ状態に比べてΔT3だけ進むこととなる。
したがって、たとえサンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルに立ち上がるタイミングが、液晶パネル部10内での信号遅延の変動によって、適切な状態に比べて、ΔT3だけ遅れた状態となったとしても、スタート信号DXIN、クロック信号CLXIN、およびイネーブル信号ENBXINなど、各タイミング信号に付加する遅延量を調整して、スタート信号DX、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、およびイネーブル信号ENBXなど、各タイミング信号を、この遅れた状態に比べて、ΔT3だけ進ませるように調整しているので、これらタイミング信号に応じて生成されるサンプリング回路駆動信号S1〜Snも、この遅れた状態に比べて、ΔT3だけ進んだタイミング、つまり適切なタイミングでハイレベルとなり、上述のΔT3の遅れはキャンセルされることとなる。
その結果、図8の実線で示すように、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルに達した期間に対して、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間が、時間的に合った適切な状態となるので、サンプリング回路SH1〜SHnは、画像信号VID1〜VID6を、それぞれ飽和レベルに達したタイミングでサンプリングして、データ線X1〜Xnに出力し、その結果、液晶パネル部10で、ゴーストの発生を抑えた画像表示が可能となる。
遅れ状態では、ダミー素子50での遅延は、液晶パネル部10内での信号遅延の変動分と同じくΔT3だけ大きくなっているため、適切な状態におけるダミー素子50での遅延量ΔT0に、このΔT3を加えた(ΔT0+ΔT3)が、遅れ状態におけるダミー素子50での遅延量となる。この場合、可変ディレイ素子104a〜104cでは、上述のように、このダミー素子50での遅延量の増加分である、ΔT3の遅延量を減らした(ΔT1−ΔT3)の遅延を、各タイミング信号に対して付加している。
一方、基準信号であるリファレンス信号REFは、スタート信号DXINをΔTだけ遅延させて生成されているのと同時に、このΔTは、(ΔT1+ΔT0)と等しくなるように、固定ディレイ素子103に設定しているので、図6に示すように、上述のモニタ信号MONITORは、このリファレンス信号REFと位相が一致することとなる。
モニタ信号MONITORが、リファレンス信号REFと位相が一致することから、位相比較器101は、チャージポンプ102に対して、チャージアップパルスCUまたはチャージダウンパルスCDを与えない。このため、制御電圧VCに変化が起こらないので、可変ディレイ素子104a〜104cが付加する遅延量は一定に保たれて、ゴーストの発生が抑制され続けることとなる。
以上説明したように、本発明の実施例においては、使用時において、温度変化や経時変化に起因する、液晶パネル部10内での信号遅延の変動によって、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間が、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルに達した期間に対して、時間的にずれたことを、リファレンス信号REFの位相とモニタ信号MONITORの位相とを比較して検出することが可能となる。
そして、Xタイミング自動調整回路110では、チャージポンプ102を用いることによって、可変ディレイ素子104a〜104cにおいて、スタート信号DXIN、クロック信号CLXIN、およびイネーブル信号ENBXINなど、各タイミング信号に対して付加する遅延量を、上述の検出した時間的なずれを打ち消すように、時間的に進んだすれの場合には増やし、また、時間的に遅れたずれの場合には減らすように、調整することが可能となる。
従って、スタート信号DX、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、およびイネーブル信号ENBXなど、各タイミング信号も、時間的なずれを打ち消すように調整されることとなるので、これらタイミング信号に応じて生成されるサンプリング回路駆動信号S1〜Snは、液晶パネル部10の内部遅延の変動によって生じる時間的なずれをキャンセルされることとなる。その結果、サンプリング回路駆動信号S1〜Snのハイレベルな期間が、画像信号VID1〜VID6の飽和レベルに達した期間と時間的に合うこととなり、ゴーストの発生を抑制することが可能となる。
A5.Xタイミング自動調整回路の他の具体例:
さて、図1に示すXタイミング自動調整回路110においては、位相比較器101と、チャージポンプ102と、可変ディレイ素子104a〜104cを用いるようにしたが、これらに代えて、図9に示すように、位相比較器501と、低域フィルタ502と、電圧制御発振器503と、シフトレジスタにより構成された可変ディレイ素子514a〜514cを用いるようにしてもよい。
図9はXタイミング自動調整回路の他の具体例を示す説明図である。図9に示すXタイミング自動調整回路500は、図1に示すXタイミング自動調整回路110と同様に固定ディレイ素子103およびレベルシフタ105a〜105c,105m,106を備える他、位相比較器501と、低域フィルタ502と、電圧制御発振器503と、シフトレジスタにより構成された可変ディレイ素子514a〜514cと、を備えている。
このうち、位相比較器501は、レベルシフタ105mから出力されるモニタ信号MONITORと基準信号であるリファレンス信号REFとを入力して、この2つの信号の位相を比較し、その位相差に応じたパルス信号を出力する。低域フィルタ502は、位相比較器501から出力されたパルス信号の低域成分を抽出し、電圧として出力する。電圧制御発振器503は、発振してクロック信号を出力すると共に、低域フィルタ502から出力された電圧を制御電圧として入力し、その制御電圧に応じて、発信周波数を変化させ、クロック信号の周波数を変化させる。可変ディレイ素子514a〜514cは、タイミングジェネレータ120からのスタート信号DXIN、クロック信号CLXINおよびイネーブル信号ENBXINなど、各タイミング信号を入力して、遅延し、レベルシフタ105a〜105c,106に出力すると共に、電圧制御発振器503からのクロック信号を入力し、そのクロック信号の周波数に応じて、遅延量を変化させる。
このような構成を採ることにより、図9に示すXタイミング自動調整回路500では、図1に示したXタイミング自動調整回路110と同等の動作を行って、タイミングジェネレータ120で生成されたタイミング信号の位相を調整して、液晶パネル部10に供給することができる。
B.変形例:
なお、本発明は、上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下のような変形も可能である。
(1)本実施例においては、サンプリング回路駆動信号S1〜Snの、画像信号VID1〜VID6に対する時間的なずれを補正し、ゴーストの発生を抑制するようにしていたが、走査線駆動回路30から出力される走査信号の、画像信号VID1〜VID6に対する時間的なずれを補正し、図1におけるy方向に発生するゴーストを抑制するようにしてもよい。
この場合、液晶パネル部10内に、ダミー素子50と同等のダミー素子を設けると共に、タイミング供給部100内に、Xタイミング自動調整回路110,500とほぼ同様な構成のYタイミング自動調整回路を設けて、タイミングジェネレータ120で生成されたクロック信号CKに代えて、そのYタイミング自動調整回路で位相調整が行われたタイミング信号を、走査線駆動回路30に入力するようにすればよい。
(2)本実施例においては、画像信号を6相展開しているが、この相展開数には特に制約はなく、例えば12相展開時においても、本発明を適用することは可能である。ただし、この相展開数に応じた画像信号線が必要となる。
(3)本実施例においては、スタート信号DXが、ダミー素子50に入力されているが、これに限らず、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、およびイネーブル信号ENBXなど、他のタイミング信号をダミー素子50に入力しても構わない。また、上述のスタート信号DX、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、およびイネーブル信号ENBXのいずれかの信号を、分周や逓倍した信号をダミー素子50に入力しても構わない。さらに、上述のスタート信号DX、クロック信号CLX、反転クロック信号CLXN、およびイネーブル信号ENBXのいずれかを合成した信号を、ダミー素子50に入力しても構わない。本発明におけるモニタ信号MONITORの基となる、ダミー素子50に入力される信号は、基準信号であるリファレンス信号REFに対して、特定の位相関係を保つものであればよい。
(4)本実施例においては、サンプリング回路SH1〜SHnによって、画像信号VID1〜VID6を、常に、飽和レベルに達したタイミングでサンプリングするようにするために、スタート信号DXIN、クロック信号CLXIN、およびイネーブル信号ENBXINなど、各タイミング信号の位相を調整しているが、各タイミング信号の位相を調整するのに代えて、画像信号VID1〜VID6の位相を調整するようにしてもよい。具体的には、例えば、画像処理部600において、画像信号VID1〜VID6をデジタル信号からアナログ信号に変換する際に、D/A変換回路(図示省略)に供給されるタイミング信号を調整することで、画像信号VID1〜VID6の位相を進ませたり、遅らせたりして、調整するようにする。
このようにすることで、複数のタイミング信号の位相を調整する必要がなくなり、その分、回路規模を小さくすることができる。
本発明の実施例におけるタイミング供給部100と液晶パネル部10との概略構成を示す説明図。 画像信号VID1〜VID6とサンプリング回路駆動信号Sk、Sk+1との時間的関係およびその時間的関係における液晶パネル200上に表示される画像を示す説明図。 本発明の実施例における液晶表示装置1000の概略構成を示す説明図。 本発明の実施例における適切な状態での各信号のタイミングを示すタイミングチャート。 本発明の実施例における進み状態での各信号のタイミングを示すタイミングチャート。 本発明の実施例における進み状態から適切な状態に戻った場合の各信号のタイミングを示すタイミングチャート。 本発明の実施例における遅れ状態での各信号のタイミングを示すタイミングチャート。 本発明の実施例における遅れ状態から適切な状態に戻った場合の各信号のタイミングを示すタイミングチャート。 Xタイミング自動調整回路500の概略構成を示す説明図。
符号の説明
10...液晶パネル部
20...データ線駆動回路
30...走査線駆動回路
40...画素電極
50...ダミー素子
100...タイミング供給部
101、501...位相比較器
102...チャージポンプ
103...固定ディレイ素子
104a〜104c、514a〜514c...可変ディレイ素子
105a〜105c、105m、106...レベルシフタ
110、500...Xタイミング自動調整回路
120...タイミングジェネレータ
200...液晶パネル
201...ウィンドウパターン
502...低域フィルタ
503...電圧制御発振器
600...画像処理部
700...表示情報出力部
800...クロック供給部
900...電源供給部
1000...液晶表示装置
L1〜Ln...3入力AND回路
SH1〜SHn...サンプリング回路
ST1〜STn...画素TFT回路
X1〜Xn...データ線
Y1〜Ym...走査線

Claims (5)

  1. 液晶パネル部と、前記液晶パネル部にタイミング信号を供給するタイミング供給部と、を備える液晶表示装置であって、
    前記液晶パネル部は、
    マトリクス状に配列された複数の液晶セルと、
    各液晶セルにそれぞれに対応して設けられた複数の画素電極と、
    各画素電極に画像信号を入力するための複数のデータ線と、
    各データ線にそれぞれ対応して設けられ、サンプリング回路駆動信号に応じて、前記画像信号をサンプリングして、対応する前記データ線に出力する複数のサンプリング回路と、
    前記タイミング信号に応じて、前記サンプリング回路駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    を備えると共に、
    前記タイミング供給部は、
    前記タイミング信号を生成するタイミング生成部と、
    生成された前記タイミング信号の位相を調整するタイミング調整部と、
    を備え、
    前記液晶パネル部は、さらに、少なくとも前記駆動信号生成部と同一の基板に形成され、前記タイミング信号が入力されるダミー素子を備え、
    前記タイミング調整部は、前記タイミング信号に対して一定の位相関係を保つ基準信号の位相と、前記ダミー素子から出力された信号の位相と、を比較すると共に、前記ダミー素子から出力された信号が、前記基準信号に対して、特定の位相関係を保つように、前記タイミング信号の位相を調整することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載の液晶表示装置であって、
    前記タイミング調整部は、
    前記基準信号と前記ダミー素子からの出力信号とを位相比較し、比較結果に応じた位相差信号を出力する位相比較器と、
    制御電圧を出力すると共に、前記位相比較器から出力される前記位相差信号に基づいて、前記制御電圧の電圧レベルを調整するチャージポンプと、
    前記制御電圧の電圧レベルに応じて、前記タイミング信号の遅延量を変化させ、前記タイミング信号の位相を調整するディレイ素子と、
    を備える液晶表示装置。
  3. 請求項1に記載の液晶表示装置であって、
    前記タイミング調整部は、
    前記基準信号と前記ダミー素子からの出力信号とを位相比較し、比較結果に応じた位相差信号を出力する位相比較器と、
    クロック信号を出力すると共に、前記位相比較器から出力される前記位相差信号に基づいて、前記クロック信号の周波数を調整する発振器と、
    前記クロック信号の周波数に応じて、前記タイミング信号の遅延量を変化させ、前記タイミング信号の位相を調整するディレイ素子と、
    を備える液晶表示装置。
  4. 液晶パネル部と、前記液晶パネル部に画像信号を供給する画像信号供給部と、前記液晶パネル部にタイミング信号を供給するタイミング供給部と、前記画像信号供給部を制御する画像信号制御部と、を備える液晶表示装置であって、
    前記液晶パネル部は、
    マトリクス状に配列された複数の液晶セルと、
    各液晶セルにそれぞれに対応して設けられた複数の画素電極と、
    各画素電極に画像信号を入力するための複数のデータ線と、
    各データ線にそれぞれ対応して設けられ、サンプリング回路駆動信号に応じて、前記画像信号をサンプリングして、対応する前記データ線に出力する複数のサンプリング回路と、
    前記タイミング信号に応じて、前記サンプリング回路駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    を備えると共に、
    前記液晶パネル部は、さらに、少なくとも前記駆動信号生成部と同一の基板に形成され、前記タイミング信号が入力されるダミー素子を備え、
    前記画像信号制御部は、前記タイミング信号に対して一定の位相関係を保つ基準信号の位相と、前記ダミー素子から出力された信号の位相と、を比較すると共に、前記画像信号供給部を制御して、前記ダミー素子から出力された信号と前記基準信号との位相関係に応じて、前記画像信号の位相を調整することを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項4に記載の液晶表示装置において、
    前記画像信号供給部は、
    供給されたクロック信号に応じて、前記画像信号をデジタル信号からアナログ信号に変換するD/A変換回路を備え、
    前記画像信号制御部は、
    前記D/A変換回路に供給される前記クロック信号の位相を調整するタイミング調整部を備え、
    前記タイミング調整部は、前記ダミー素子から出力された信号と前記基準信号との位相関係に応じて、前記クロック信号の位相を調整することを特徴とする液晶表示装置。
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