JP3785563B2 - 軸ロック装置及び軸ロック装置用ばね - Google Patents

軸ロック装置及び軸ロック装置用ばね Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノート型パソコン、ノート型ワープロ、モバイル等の携帯端末機器やLCDモニターなどのディスプレー装置、或いは各種機械の回転蓋などのように傾角調整を行う必要のある部材に組み込まれる軸ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図26は実用新案登録第2547422号公報に記載された従来の軸ロック装置を示す。この軸ロック装置は、スライダワッシャ110と、被回動部材120と、フリクションワッシャ130と、スプリングワッシャ140と、押えワッシャ150とが枢支軸100に同軸的に取り付けられて構成されている。又、被回動部材120には、取付板部123が形成され、この取付板部123がディスプレーパネルなどを回動可能に支持する装置本体に固定される。
【0003】
枢支軸100はフランジ部101と、フランジ部101の一側から延びる外形が非円形の取付軸部102と、フランジ部101の他側から延びる外形が円形の連結軸部103とを備えている。この枢支軸100は、取付軸部101がディスプレーパネルなどの相手部材に取り付けられ、相手部材の回転と一体となって回転する。
【0004】
一方、連結軸部103は、スライダワッシャ110、被回動部材120、フリクションワッシャ130、スプリングワッシャ140及び押えワッシャ150を貫通するものであり、スライダワッシャ110、被回動部材120、フリクションワッシャ130、スプリングワッシャ140及び押えワッシャ150には、連結軸部103が貫通するため、連結軸部103と同様な円形の軸孔111,121,131,141,151がそれぞれ形成されている。そして、これらの部材を貫通した連結軸部103の貫通端部を加締めることにより、スライダワッシャ110、被回動部材120、フリクションワッシャ130、スプリングワッシャ140及び押えワッシャ150を重ね合わせた状態とすると共に、プリングワッシャ140による加圧状態とする。この加圧によって摩擦トルクが発生するため、枢支軸100及び被回動部材120が任意の相対角度で保持され、これにより、ディスプレーパネルの傾角を調整することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の軸ロック装置では、枢支軸100及び被回動部材120の相対回転の際に、いずれの部材も枢支軸100に対して回転可能であり、どの部材が回転するのか不明となっている。このため、摩擦トルクの発生部位を特定することができず、回転する部材によって摩擦トルクが変動している。これにより、安定した摩擦トルクを確保することができない問題を有している。又、摩擦トルクを発生させるための部材が多く、構造が複雑で、組み立てが面倒となる問題も有している。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、安定した摩擦トルクを発生させることができ、しかも、簡単な構造で傾角を任意に保持することが可能な軸ロック装置及びこの軸ロック装置に用いられるばねを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、枢支軸が回転自由状態で貫通する被回動部材と、平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とを有した形状のばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲された形状のばねからなり回転拘束状態で前記枢支軸が貫通し、被回動部材への加圧により被回動部材と枢支軸との相対角度を任意の角度に保持する弾性加圧部材と、を備えていることを特徴とする。
【0008】
この発明では、平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とからなるばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲されたばねによって弾性加圧部材が構成される。前者のばねでは、立ち上がり部への押圧によって、平坦部が変形し、平坦部と立ち上がり部との境界部分が被回動部材に線接触し、摩擦トルクが発生するため、安定した摩擦トルクとすることができ、被回動部材と枢支軸との相対角度を確実に保持することができる。後者のばねでは、押圧力によって偏平状態となって被回動部材と面接触し、摩擦トルクが発生するため、安定した摩擦トルクとすることができ、被回動部材と枢支軸との相対角度を確実に保持することができる。又、部品点数が少ないため、構造が簡単であり、組み立てを容易に行うことができる。
【0009】
請求項2の発明は、枢支軸が回転自由状態で貫通する被回動部材と、平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とを有した形状のばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲された形状のばねからなり回転拘束状態で前記枢支軸が貫通し、被回動部材への加圧により被回動部材と枢支軸との相対角度を任意の角度に保持する弾性加圧部材と、回転が拘束された状態で前記枢支軸が貫通して前記被回動部材に重ねられる摩擦板と、を備えていることを特徴とする。
【0010】
この発明では、摩擦板が枢支軸と被回動部材との間に配置され、弾性加圧部材が摩擦板との間で被回動部材を挟むように配置される場合、弾性加圧部材が枢支軸と被回動部材との間に配置され、摩擦板が弾性加圧部材との間で被回動部材を挟むように配置される場合のいずれの構造を含むものである。
【0011】
請求項2の発明では、枢支軸と被回動部材との相対回転の際に、弾性加圧部材及び摩擦板が枢支軸と一体となって回転する。そして、弾性加圧部材と被回動部材との間で摩擦トルクが発生すると共に、摩擦板と被回動部材との間で摩擦トルクが発生する。また、弾性加圧部材が請求項1の発明と同様に平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とからなるばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲されたばねによって形成されるため、安定した摩擦トルクを発生させる。これらにより、幅広い摩擦トルクが発生するため、摩擦トルクを安定させることができる。又、部品点数が少ないため、構造が簡単となる。又、摩擦板が設けられているため、耐久性が向上する。
【0012】
請求項3の発明は、枢支軸が回転拘束状態で貫通する摩擦板と、枢支軸が回転自由状態で貫通する被回動部材と、平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とを有した形状のばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲された形状のばねからなり回転拘束状態で前記枢支軸が貫通し、被回動部材への加圧により被回動部材と枢支軸との相対角度を任意の角度に保持する弾性加圧部材と、枢支軸が回転拘束状態で貫通する押え板とが順次、重ねられるように枢支軸に取り付けられており、前記押え板を貫通した枢支軸の貫通端を加締めることにより弾性加圧部材が被回動部材を加圧して被回動部材と枢支軸との相対角度を任意に保持することを特徴とする。
【0013】
この発明では、摩擦板と、被回動部材と、弾性加圧部材と、押え板とを枢支軸に順次組み付けて、枢支軸の貫通端を加締めることにより、摩擦板、被回動部材、弾性加圧部材及び押え板が重なった状態となる。この状態では、摩擦板及び弾性加圧部材が枢支軸と共に回転するため、弾性加圧部材と被回動部材との間で摩擦トルクが発生すると共に、摩擦板と被回動部材との間で摩擦トルクが発生する。また、弾性加圧部材が請求項1の発明と同様に平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とからなるばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲されたばねによって形成されるため、安定した摩擦トルクを発生させる。これらにより、摩擦トルクが安定し、被回動部材と枢支軸との相対角度を確実に保持することができる。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明であって、前記弾性加圧部材は、前記枢支軸に沿って少なくとも2以上が配置されていることを特徴とする。
【0015】
この発明では、複数の弾性加圧部材を設けるため、全体での撓み量を多くすることができ、摩擦トルクを広範囲に調整することができる。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明であって、前記弾性加圧部材は、前記被回動部材を両側から挟むように少なくとも2以上が配置されていることを特徴とする。
【0017】
この発明では、複数の弾性加圧部材によって被回動部材を両側から挟むため、弾性加圧部材全体での撓み量を多くすることができる。これにより、弾性加圧部材全体での摩擦トルクを広範囲に調整することができる。
【0018】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明であって、潤滑剤を保持する潤滑剤保持部が前記弾性加圧部材に形成されていることを特徴とする。
【0019】
この発明では、潤滑剤保持部からの潤滑剤が潤滑作用を行うため、耐久性が向上する
【0020】
請求項7の発明は、枢支軸が被回動部材を貫通しており、枢支軸と被回動部材とが相対回転することにより摩擦トルクを発生させる軸ロック装置に用いるばねであって、平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とを有した形状又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲された形状に形成されており、前記枢支軸が回転拘束状態で貫通することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施の形態により具体的に説明する。なお、各実施の形態において、同一の要素には同一の符号を付して対応させてある。
【0025】
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1を示す。この実施の形態の軸ロック装置は、枢支軸1と、被回動部材としてのブラケット2と、弾性加圧部材としての弾性板3,4と、押え板5とを備えている。
【0026】
枢支軸1は肉厚のフランジ部1aを有していると共に、このフランジ部1aの両側から取付軸部1b及び連結軸部1cが同軸的に延びている。取付軸部1bは相手部材としてのディスプレーパネル(図示省略)などに取り付けられるものであり、その取り付けを行うための固定用孔1dが形成されている。連結軸部1cは、ブラケット2、弾性板3,4及び押え板5を取り付けるものである。この連結軸部1cおよび取付軸部1bは平行カットの切削加工を行うことにより、非円形の外形に成形されている。
【0027】
ブラケット2は固定板部2aから軸受板部2bが起立したL字形に屈曲されており、ディスプレーパネルが装着される装置本体などの支持部材(図示省略)に固定板部2aが連結される。この連結を行うため、固定板部2aには固定用孔2cが形成されている。一方、軸受板部2bには軸孔2dが形成され、この軸孔2dに枢支軸1の連結軸部1cが貫通する。軸孔2dは円形に形成されることにより、枢支軸1が回転可能に貫通しており、これにより枢支軸1及びブラケット2が相対的に回転可能となっている。
【0028】
弾性加圧部材としての弾性板3,4は、枢支軸1のフランジ部1aと略同様な径の円板状に形成されており、ブラケット2の軸受板部2bの両側に配置される。各弾性板3,4には、枢支軸1の連結軸部1cの外形と同様な非円形となっている軸孔3a,4aが形成されており、連結軸部1cが嵌合状態で貫通する。従って、弾性板3,4は枢支軸1に対して回転が拘束されており、枢支軸1と一体的に回転する。
【0029】
又、連結軸部1cが貫通し、且つ後述する連結軸部1cの端部の加締めがなされた状態では、弾性板3,4はブラケット2の軸受板部2bを挟むように軸受板部2bの両側に重ねられる。かかる弾性板3,4は、軸受板部2bの両面に直接に接触してブラケット2を弾性的に加圧するものであり、この直接加圧によって軸受板部2bとの間に摩擦トルクが発生するため、ブラケット2及び枢支軸1の相対角度を任意の角度に保持することができる。このような弾性的な加圧作用を行うため、この実施の形態では、肉厚となっているゴムやエラストマーなどの樹脂を弾性板3,4として用いるものである。なお、弾性板3,4とブラケット2との間に、スペーサや後述する摩擦板を挿入してブラケット2を間接的に加圧するようにすることも可能である。
【0030】
押え板5は弾性板3,4と同様な径を有した平座金からなり、その中央部分に軸孔5aが形成されている。軸孔5aは枢支軸1の連結軸部1cと同様な非円形に成形されており、連結軸部1cが嵌合状態で貫通する。このため、押え板5は枢支軸1と一体となって回転する。
【0031】
この軸ロック装置の組み立ては、弾性板3の軸孔3a、ブラケット2の軸孔2d、弾性板4の軸孔4aに枢支軸1の連結軸部1cを貫通させると共に、押え板5の軸孔5aに枢支軸1の連結軸部1cを貫通させ、連結軸部1cの貫通端部を加締めることにより行う。図2における符号6はこの加締めを行った加締め部である。
【0032】
かかる加締めによって図2に示すように、弾性板3に枢支軸1のフランジ部1aが当接し、弾性板4に押え板5が当接するため、弾性板3,4がブラケット2の軸受板部2bの両側に重ねられると共に、軸受板部2bを両側から弾性的に加圧する。これにより、弾性板3,4とブラケット2との間に摩擦トルクが発生する。このため、枢支軸1及びブラケット2を相対回転させた後においては、枢支軸1とブラケット2との相対角度を任意の角度に保持することができる。
【0033】
このような実施の形態では、弾性板3,4の回転が拘束されており、枢支軸1とブラケット2との相対回転の際に、弾性板3,4が常に枢支軸1と一体となって回転するため、摩擦トルクを安定させることができる。又、部品点数が少ないため、構造が簡単であり、組み立てを容易に行うことができる。さらに、この実施の形態では、2つの弾性板3,4がブラケット2を両側から挟むため、2つの弾性板3,4を合わせた全体での撓み量を多くすることができる。このため、弾性板全体としての摩擦トルクを広範囲に調整することができ、適用できる機器の種類を広範囲とすることができる。
【0034】
(実施の形態2)
図3及び図4は、実施の形態2の軸ロック装置を示す。この実施の形態の軸ロック装置では、弾性加圧部材として金属からなるウエーブスプリング7,8を用いるものである。ウエーブスプリング7,8はブラケット2の軸受板部2bの両側に配置されると共に、いずれも枢支軸1の連結軸部1cの外形と同様な形状の軸孔7a,8aが形成されており、連結軸部1cが嵌合状態で貫通する。従って、弾性加圧部材7,8は枢支軸1に対して回転が拘束されており、枢支軸1と一体的に回転する。
【0035】
このような構造においても、枢支軸1の連結軸部1cの端部を加締めることによってウエーブスプリング7,8の加圧力がブラケット2に直接に作用するため、摩擦トルクが発生して枢支軸1とブラケット2との角度を任意に保持することができる。又、ウエーブスプリング7,8が常に枢支軸1と一体的に回転するため、摩擦トルクが安定すると共に、部品点数が少ない簡単な構造とすることができる。しかも、ウエーブスプリング7,8がブラケット2の両側に配置されるため、ウエーブスプリング7,8を合わせた全体の撓み量を多くすることができ、摩擦トルクを広範囲に調整することができる。この実施の形態においても、ウエーブスプリング7,8とブラケット2との間にスペーサ、摩擦板等を挿入して間接的に加圧することもできる。
【0036】
(実施の形態3)
図5及び図6は本発明の実施の形態3を示す。この軸ロック装置では、摩擦板9を用いるものであり、この実施の形態では、摩擦板9は枢支軸1側に配置されている。
【0037】
摩擦板9は枢支軸1のフランジ部1aの径と略同様な径を有した円板状となっており、中央部分には、枢支軸1の連結軸部1cの外形と同じ形状の軸孔9aが形成されている。摩擦板9はステンレスなどの金属によって形成されており、枢支軸1のフランジ部1aとブラケット2の軸受板部2bとの間に挟まれることにより、ブラケット2の軸受板部2bに重ねられる。
【0038】
また、摩擦板9の軸部9aには枢支軸1の連結軸部1cが嵌合状態で貫通する。従って、摩擦板9は枢支軸1に対して回転が拘束された状態となり、ブラケット2と重ねられた状態で枢支軸1と一体となって回転する。この回転では、摩擦板9はブラケット2と接触している接触面で摩擦トルクを発生させる。
【0039】
このような構造では、実施の形態1における2つの弾性板3,4の内、一方の弾性板3を摩擦板9に代えたものである。摩擦板9は常に枢支軸1と一体となって回転して、ブラケット2との間で摩擦トルクを発生させる。又、弾性板4も枢支軸1と一体となって回転するため、ブラケット2との間で摩擦トルクを発生させる。このため、安定した摩擦トルクを発生することができる。又、部品点数が少ない簡単な構造とすることができる。
【0040】
この実施の形態における摩擦板9には、複数の潤滑剤保持部9bが形成されている。潤滑剤保持部9bは摩擦板9を板厚方向に貫通する潤滑剤保持孔9bから構成されている。潤滑剤保持孔9bはグリースなど潤滑剤が充填されるものであり、軸孔9aの周囲に形成されて、内部に保持した潤滑剤を摩擦トルク発生面(ブラケット2との接触面)に供給する。これにより、潤滑作用が行われるため、耐久性を向上させることができる。なお、潤滑剤保持部9bとしては、貫通孔ではなく、溝や凹みであっても良い。又、この実施の形態では、摩擦板9を樹脂によって形成しても良く、このように樹脂によって形成される場合には、潤滑剤保持孔9bは不要となる。なお、この実施の形態では、摩擦板9を押え板5側に配置し、弾性板4を枢支軸1側に配置しても同様に作用することができる。また、弾性板4とブラケット2との間に、摩擦板9やスペーサを介挿しても良い。
【0041】
(実施の形態4)
図7は実施の形態4の軸ロック装置を示す。この実施の形態の軸ロック装置は、実施の形態3の弾性板4に換えて、ウエーブスプリング8を弾性加圧部材として用いるものであり、その他は実施の形態3と同様である。従って、この実施の形態においても、ウエーブスプリング8の回転に加えて、摩擦板9が常に枢支軸1と一体となって回転するため、安定した摩擦トルクを発生することができ、しかも部品点数が少ない簡単な構造とすることができる。なお、ウエーブスプリング8とブラケット2との間に摩擦板9等を挿入しても良い。
【0042】
(実施の形態5)
図8は本発明の実施の形態5を示し、摩擦板9と、ブラケット2と、弾性加圧部材としてのU型ばね21と、押え板5とを備えている。枢支軸1はフランジ部1aの両側から取付軸部1b及び連結軸部1cが同軸的に延びている。連結軸部1cは平行カットの切削加工を行うことにより非円形の外形となっている。取付軸部1bの端部には薄板状の取付片1eが連設されており、この取付片1eに固定用孔1dが穿設されている。
【0043】
摩擦板9はフランジ部1aと同等の外径を有した円板状に形成されており、その中央部には連結軸部1cの外形と同じ形状の軸孔9aが貫通されている。軸孔9aの周囲には、潤滑剤保持部としての潤滑剤保持孔9bが複数貫通している。かかる潤滑剤保持孔9bには、グリス等の潤滑剤が充填されて保持される。また、ブラケット2は、枢支軸1の連結軸部1cが回転自由状態で貫通する円形の軸孔2dを有している。
【0044】
U型ばね21は、平坦部21bと、平坦部21bの両側から立ち上がる立ち上がり部21cを有した形状となっている。平坦部21bには、枢支軸1の連結軸部1cが嵌合状態で貫通する軸孔21aが形成されている。すなわち、軸孔21aは、連結軸部1cの外形と同様な形状の孔となっている。U型ばね21は平坦部21bの底面がブラケット2の軸受板部2bに臨むように配置される。
【0045】
押え板5は、枢支軸1の連結軸部1cが嵌合状態で貫通する軸孔5aを有している。この押え板5は、ウエーブスプリング7の外側から取り付けられる。
【0046】
この実施の形態の組み立ては、摩擦板9、ブラケット2、U型ばね21、押え板5の順で枢支軸1の連結軸部1cをこれらの部材に貫通させて重ね合せる。そして、押え板5を貫通した連結軸部1cの貫通端を加締めることにより、図2に示すような加締め部6を形成する。この加締めにより、U型ばね21が押え板5及びブラケット2の軸受板部2bによって加圧されるため、軸受板部2bとの間で摩擦トルクを発生する。これにより、枢支軸1及びブラケット2の相対角度を任意に保持することができる。また、摩擦板9の潤滑剤保持孔9bからの潤滑剤が摩擦トルク発生面に供給されて潤滑作用が行われるため、耐久性を向上させることができる。なお、U型ばね21の作用については、後述の実施の形態8で詳述する。
【0047】
図9は実施の形態5の変形形態を示す。この形態では、U型ばね21が枢支軸1とブラケット2との間に配置され、摩擦板9がブラケット2と押え板5との間に配置されている。この形態においても、枢支軸1の連結軸部1cを押え板5に貫通させ、その貫通端を加締めることにより、U型ばね21が摩擦トルクを発生するため、枢支軸1とブラケット2との相対角度を任意に保持することができる。なお、図8及び図9においては、U型ばね21とブラケット2との間に摩擦板9やスペーサを挿入することにより、U型ばね21がブラケット2を間接的に加圧する構造としても良い。
【0048】
(実施の形態6)
図10は実施の形態6を示す。この実施の形態は、上述した実施の形態5に対し弾性加圧部材としてのU型ばね21を2枚用いるものである。2枚のU型ばね21は、ブラケット2と押え板5との間に重ねられるように配置されている。2枚のU型ばね21は、一方のU型ばね21の平坦部21bの底面が他方のU型ばね21の上面と一致するようにして重ねられる。そして、押え板5を貫通した連結軸部1cの貫通端を加締めることにより、U型ばね21、21が重なり合った状態でブラケットの軸受板部2bを加圧する。
【0049】
このような実施の形態では、2枚のU型ばね21,21が枢支軸に沿って配置されており、複数のU型ばね全体としての撓み量を多くすることができる。これにより、摩擦トルクを広範囲に調整することができる。このような構造では、U型ばね21の径が小さくなっていたり、厚みが薄くなることにより、U型ばね21のばね定数が小さくなっても複数のU型ばねを用いるため、所定の摩擦トルクを発生させることができる。なお、弾性加圧部材としてのU型ばね21は、軸ロック装置としての設計トルクに合わせて、その数を適宜変更することができるものである。また、U型ばね21,21の間及び/又はU型ばね21とブラケット2との間に摩擦板9あるいはスペーサを挿入しても良い。
【0050】
(実施の形態7)
図11は実施の形態7を示す。この実施の形態では、実施の形態5で用いている摩擦板9を省略している。すなわち、ブラケット2、U型ばね21、押え板5に対して、枢支軸1の連結軸部1cが貫通し、その貫通端を加締めることにより、枢支軸1のウランジ部1a、ブラケット2の軸受板部2b、U型ばね21及び押え板5が重ね合せられ、U型ばね21直接加圧で発生する摩擦トルクによって枢支軸1及びブラケット2の相対角度を保持するものである。この形態では枢支軸1のフランジ部1aとブラケット2の軸受板部2bとの間に摩擦が発生するが、この摩擦力が小さい場合や、これらの部材を耐摩耗性材料とすることにより長期間使用することができる。かかる構造では、部品点数が少ないため、軽量化ができると共に、組み立てが簡単となるメリットがある。この実施の形態においても、U型ばね21とブラケット2との間に、摩擦板、スペーサ等を挿入して間接的に加圧するようにしても良い。
【0051】
(実施の形態8)
この実施の形態では、本発明の軸ロック装置に用いることが可能な種々の弾性加圧部材について説明する。
【0052】
図12及び図13は、弾性加圧部材としてのU型ばね21を示す。U型ばね21は、円形の外形となっており、軸孔21aの幅と略同様な幅を有した平坦部な接触面部21bと、平坦部21bの両側から外方に向かって立ち上がる立ち上がり部21cとを備えている。立ち上がり部21cは平坦部21bの両側から同一の方向に傾斜状に立ち上がっている。平坦部21bの底面21fが、ブラケット2の軸受板部2bに臨むようにU型ばね21が配置される。
【0053】
図13は軸ロック装置を組み立てることにより、U型ばね21を押圧した状態を示す。押圧力Pは立ち上がり部21cに作用し、この押圧によって平坦部21bが反転して湾曲状となって上方に浮き上がる。このため、平坦部21bと立ち上がり部21cとの境界部分21eがブラケット2の軸受板部2bと線接触する。この線接触によって、ブラケット2との間に摩擦トルクが発生するため、枢支軸1とブラケット2との相対角度を保持することができる。
【0054】
この場合、浮き上がった平坦部21bとブラケット2の軸受板部2bとの間に隙間21gが形成される。従って、U型ばね21の底面にグリースなどの潤滑剤を塗布しておくことにより、潤滑剤を隙間21g内に保持することができる。これにより、耐久性を向上させることが可能となる。
【0055】
図14はU型ばね21の変形々態を示す。この形態のU型ばね21では、立ち上がり部21cに対し、平坦部21bが厚くなっており、その分、平坦部21bに剛性が付与されている。このような構造では、立ち上がり部21cを押圧しても、大きな剛性の平坦部21bが湾曲状に変形することがない。従って、平坦部21bの底面21hがブラケット2に面接触した状態となって、摩擦トルクが発生する。
【0056】
図15に示すU型ばね21は、図12に示すU型ばねに対し潤滑剤保持部21dを設けたものである。潤滑剤保持部21dは、断面が三角形等の多角形からなる溝となるように形成されている。また、潤滑剤保持部21dは平坦部21bにおけるブラケット2と臨む側に位置するように設けられることにより、潤滑剤がブラケットとの間で潤滑するようになっている。従って、潤滑剤の潤滑作用によって、耐久性が向上するメリットがある。
【0057】
図16及び図17に示す弾性加圧部材は、C型ばね20となっている。C型ばね20は連結軸部1cが嵌合状態で貫通する軸孔20aが中央部分に穿設されている。また、C型ばね20は緩やかな曲率で一方向に湾曲されたC字形となっている。従って、C型ばね20は、中央部20bの両側に湾曲状に立ち上がる立ち上がり部20cが一体的に形成された形状となっている。
【0058】
図17は軸ロック装置を組み立ててC型ばね20を押圧した状態を示す。押圧力Pが作用する前には、鎖線で示す状態となっているが、立ち上がり部20cに押圧力Pが作用すると、立ち上がり部20cがブラケット2の軸受板部2bに接近する。これにより、中央部20bがブラケットの軸受板部2bと面接触する。この面接触によって、ブラケット2との間に摩擦トルクが発生するため、枢支軸1とブラケット2との相対角度を保持することができる。
【0059】
図18に示すC型ばね20は、図16のC型ばねに対し、潤滑剤保持部20dを形成したものである。潤滑剤保持部20dは軸孔20aを挟むように対向して貫通した長円状の貫通孔からなっている。この潤滑剤保持部20dは中央部20bに位置するように形成される。このように、C型ばね20に潤滑剤保持部20dを設けることにより、潤滑剤の潤滑作用が有効に機能するため耐久性を向上させることができる。
【0060】
以上の各形態のU型ばね21及びC型ばね20は、図3及び図4に示す実施の形態2、図7に示す実施の形態4、図8及び図9に示す実施の形態5、図10に示す実施の形態6及び図11に示す実施の形態7にそのまま適用することができるものである。
【0061】
(実施の形態9)
図19〜図25は、以上の実施の形態が適用される角度調整装置の実施の形態を示す。この実施の形態の角度調整装置は、基台30と、ベースブラケット31と、2つのチルトブラケット32,33とを備えている。基台30はディスプレイパネル等を支持する支持台(図示省略)に固定されるものである。ベースブラケット31はこの基台30に回転可能に取り付けられている。ベースブラケット31の両端部からは支持板部31a,31bが直立状に起立しており、それぞれの支持板部31a,31bにチルトブラケット32,33が回動可能に取り付けられている。チルトブラケット32,33はディスプレイパネル等の両端部分に連結されるものである。
【0062】
基台30とベースブラケット31とは軸ロック装置40を介して連結されており、ベースブラケット31と各チルトブラケット32,33とは軸ロック装置50を介して連結されている。これらの軸ロック装置40,50は、上述した実施の形態1〜7のいずれのものを使用することが可能である。
【0063】
この実施の形態において、基台30とベースブラケット31とを連結する軸ロック装置40は、基台30に固定されたシャフト(枢支軸)41と、シャフト41が回転拘束状態で貫通する摩擦板42とを備えている。ベースブラケット31にはシャフト41が回転可能状態で貫通している。ベースブラケット31貫通側のシャフトは図12〜図18に示す弾性加圧部材25に回転拘束状態で貫通しており、さらに押え板43に回転拘束状態で貫通し、端部が加締められている。従って、ベースブラケット31を回転操作すると、ベースブラケット31が水平面内の任意の角度で停止させることができる。
【0064】
ベースブラケット31の回転は、一定の角度範囲内で規制されるようになっている。このため、ベースブラケット31の下面には、図19及び図22に示すようにストッパ突起44が突出している。ストッパ突起44はベースブラケット31に対し、プレスによりハーフブランキングすることで形成することができる。
【0065】
図25はこのストッパ突起44に対向する摩擦板42を示す。摩擦板42にはシャフト41に嵌合する非円形の軸孔42aが形成されている。摩擦板42は平面「へ」の字形に成形されており、ストッパ突起44方向に向かって斜めに突出するストッパ板42b,42cを有している。このストッパ板42b,42cの間がベースブラケット31の回転可能範囲となっており、ベースブラケット31の回転でストッパ突起44がいずれかのストッパ板42b,42cに当接することによりベースブラケット31の回転が停止する。これにより、ディスプレイパネル等の水平面内での角度調整を行うことができる。
【0066】
この実施の形態において、ベースブラケット31と、チルトブラケット32,33とを連結する軸ロック装置50は、ベースブラケット31の支持板部31a,31bに固定されたチルトシャフト(枢支軸)51と、チルトシャフト51に取り付けられたスペーサ52、摩擦板53、弾性加圧部材54及び押え板55を備えている。各チルトブラケット32,33は、その軸受板部32b,33bが摩擦板53及び弾性加圧部材54に挟まれた状態で取り付けられている。なお、弾性加圧部材53としては、図12〜図18に示すばねを用いることができる。
【0067】
図24はチルトシャフト51を示し、外形が円形の取付軸部51bと、外形が非円形の連結軸部51cとが一体的に形成され、構成されている。取付軸部51bは連結軸部51cよりも幾分大径となるように形成されている。スペーサ52は連結軸部51cに回転拘束状態で取り付けられ、このスペーサ52に摩擦板53が摩擦トルクを発生するように接触している。
【0068】
このような構造では、スペーサ52が図8及び図9に示す枢支軸1のフランジ部1aと同様に作用することができる。従って、この実施の形態の軸ロック装置50としては、枢支軸1に代えてチルトシャフト51を用いるだけで、図8に示す実施の形態5をそのまま使用することができる。これにより、取付軸部51bよりも幾分小径となるように連結軸51cを切削するだけでよいため、チルトシャフト51の形状が簡単となり、加工が容易となっている。
【0069】
この実施の形態では、チルトブラケット32,33の固定板部32a,33aをディスプレイパネル等の両端部分に連結し、ディスプレイパネル等を上下方向に回動させることにより、ディスプレイパネルのチルト角度を調整することができる。この場合、チルトブラケット32,33がディスプレイパネル置等の両端部分を左右端で支持するため、操作力が左右に良好に分散する。このため、かじることなくディスプレイパネル等の回動操作を行うことができる。
【0070】
本発明は以上の実施の形態に限定されることなく種々変更が可能である。例えば、枢支軸1の貫通端部を加締めることなく、ナットを螺合させ軸ロック装置を組み立てることができ、この場合には、枢支軸1の端部外面に雄ねじを形成することにより可能となる。又、弾性加圧部材を2以上設けても良く、弾性加圧部材を単数としても良く、摩擦板9を省いても良い。さらに、さらに、弾性加圧部材として圧縮ばねを用いても良く、この場合には、圧縮ばねを圧縮させる板状のスペーサを用いることにより、圧縮ばねの加圧力を作用させることができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とからなるばねにおける立ち上がり部への押圧によって、平坦部が変形し、平坦部と立ち上がり部との境界部分が被回動部材に線接触するため、安定した摩擦トルクとすることができる。又、板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲されたばねにおいては、押圧力によって偏平状態となって被回動部材と面接触するため、安定した摩擦トルクとすることができる。このため、摩擦トルクを安定させることができ、しかも部品点数が少なく、構造を簡単とすることができ、組み立てを容易に行うことができる。又、被回動部材との接触面積が大きいため、弾性加圧部材及び被回動部材の摩耗が少なく、耐久性が向上する。
【0072】
請求項2の発明によれば、弾性加圧部材及び摩擦板が枢支軸と一体となって回転することにより、弾性加圧部材と被回動部材及び摩擦板と被回動部材との間に摩擦トルクが発生するため、摩擦トルクを安定させることができると共に、部品点数が少なく、構造が簡単となり、さらには、摩擦板によって耐久性が向上する。さらには、弾性加圧部材が請求項1の発明と同様に平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とからなるばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲されたばねによって形成されるため、安定した摩擦トルクを発生させることができる。
【0073】
請求項3の発明によれば、摩擦板と、被回動部材と、弾性加圧部材と、押え板とを枢支軸に順次組み付けることにより、弾性加圧部材が被回動部材を加圧するため、被回動部材と枢支軸との相対角度を任意に保持することができ、摩擦トルクを安定させることができ、しかも、組み立てを簡単に行うことができる。又、弾性加圧部材が請求項1の発明と同様に平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とからなるばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲されたばねによって形成されるため、安定した摩擦トルクを発生させることができる。
【0074】
請求項4の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果を有すると共に、全体での撓み量を多くすることができ、摩擦トルクを広範囲に調整することができる。
【0075】
請求項5の発明によれば、弾性加圧部材全体での撓み量を多くすることができ、従って、弾性加圧部材全体での摩擦トルクを広範囲に調整することができる。
【0076】
請求項6の発明によれば、潤滑剤の潤滑作用により耐久性が向上する。
【0077】
請求項7の発明によれば、軸ロック装置に用いるばねを、平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とを有した形状又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲された形状としているため、安定した摩擦トルクを発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の分解斜視図である。
【図2】実施の形態1の組み立て状態の正面図である。
【図3】実施の形態2の分解斜視図である。
【図4】実施の形態2の組み立て状態の正面図である。
【図5】実施の形態3の分解斜視図である。
【図6】実施の形態3の組み立て状態の正面図である。
【図7】実施の形態4の分解斜視図である。
【図8】実施の形態5の分解斜視図である。
【図9】実施の形態5の変形々態を示す分解斜視図である。
【図10】実施の形態6の分解斜視図である。
【図11】実施の形態7の分解斜視図である。
【図12】実施の形態8におけるU型ばねであり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図13】図12のU型ばねの押圧状態の側面図である。
【図14】U型ばねの変形々態の側面図である。
【図15】U型ばねのさらに別の形態であり、(a)はその正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は部分拡大断面図である。
【図16】実施の形態におけるC型ばねであり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図17】図16のC型ばねの押圧状態の側面図である。
【図18】C型ばねの別の形態であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図19】角度調整装置の平面図である。
【図20】角度調整装置の正面図である。
【図21】角度調整装置の底面図である。
【図22】角度調整装置の左側面図である。
【図23】角度調整装置の右側面図である。
【図24】角度調整装置の軸ロック装置に用いられるチルトシャフトの断面図である。
【図25】角度調整装置の摩擦板の平面図である。
【図26】従来の軸ロック装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 枢支軸
2 ブラケット
3,4 弾性板
7,8, ウエーブスプリング
9 摩擦板
20 C型ばね
21 U型ばね

Claims (7)

  1. 枢支軸が回転自由状態で貫通する被回動部材と、
    平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とを有した形状のばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲された形状のばねからなり回転拘束状態で前記枢支軸が貫通し、被回動部材への加圧により被回動部材と枢支軸との相対角度を任意の角度に保持する弾性加圧部材と、を備えていることを特徴とする軸ロック装置。
  2. 枢支軸が回転自由状態で貫通する被回動部材と、
    平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とを有した形状のばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲された形状のばねからなり回転拘束状態で前記枢支軸が貫通し、被回動部材への加圧により被回動部材と枢支軸との相対角度を任意の角度に保持する弾性加圧部材と、
    回転が拘束された状態で前記枢支軸が貫通して前記被回動部材に重ねられる摩擦板と、を備えていることを特徴とする軸ロック装置。
  3. 枢支軸が回転拘束状態で貫通する摩擦板と、枢支軸が回転自由状態で貫通する被回動部材と、平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とを有した形状のばね又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲された形状のばねからなり回転拘束状態で前記枢支軸が貫通し、被回動部材への加圧により被回動部材と枢支軸との相対角度を任意の角度に保持する弾性加圧部材と、枢支軸が回転拘束状態で貫通する押え板とが順次、重ねられるように枢支軸に取り付けられており、前記押え板を貫通した枢支軸の貫通端を加締めることにより弾性加圧部材が被回動部材を加圧して被回動部材と枢支軸との相対角度を任意に保持することを特徴とする軸ロック装置。
  4. 前記弾性加圧部材は、前記枢支軸に沿って少なくとも2以上が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軸ロック装置。
  5. 前記弾性加圧部材は、前記被回動部材を両側から挟むように少なくとも2以上が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軸ロック装置。
  6. 潤滑剤を保持する潤滑剤保持部が前記弾性加圧部材に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の軸ロック装置。
  7. 枢支軸が被回動部材を貫通しており、枢支軸と被回動部材とが相対回転することにより摩擦トルクを発生させる軸ロック装置に用いるばねであって、
    平坦部と平坦部の両側の立ち上がり部とを有した形状又は板厚側の側面から見て中央部の両側が湾曲された形状に形成されており、前記枢支軸が回転拘束状態で貫通することを特徴とする軸ロック装置用ばね。
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