JP3056980B2 - 棚受具 - Google Patents

棚受具

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JP3056980B2
JP3056980B2 JP7233112A JP23311295A JP3056980B2 JP 3056980 B2 JP3056980 B2 JP 3056980B2 JP 7233112 A JP7233112 A JP 7233112A JP 23311295 A JP23311295 A JP 23311295A JP 3056980 B2 JP3056980 B2 JP 3056980B2
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利弘 吉野
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高橋金物株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁等からなる被取
付面に棚板を支持固定する棚受具に係る技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、棚受具としては、壁等の被取付部
や棚板の重量,材質に対応して、各種構造のものが提供
されている。このなかで、最も構造が簡素で安価に提供
されているものとしては、ステンレス板等を1回または
数回折曲げ加工して形成したものがある。
【0003】従来、この種の棚受具としては、例えば、
図6に示すものが知られている。
【0004】この従来の棚受具は、ステンレス板等をほ
ぼ中央部から1回90度に折曲げ加工してなるもので、
折曲げられた1片は壁等の被取付面Aに当接固定される
固定部1と、棚板Bを当接支持する支持部3となる。な
お、固定部1,支持部3には被取付面A,棚板Bへの固
定のためのネジ孔,釘孔が穿孔されており、2方向a,
bからネジ止,釘打が行われるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の棚受具で
は、棚板Bおよび棚板Bに載承された物品の重量による
荷重を受けた支持部3が戻り変形しやすく、棚板Bが不
安定化しやすいという問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、折曲げ加工により構造簡素で安価に提供
されるものであって、荷重により戻り変形の生じにくい
棚受具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る棚受具は、次のような手段を採用す
る。
【0008】即ち、請求項1では、壁等の被取付面に固
定される固定部と、棚板を当接支持する支持部とを備
え、固定部,支持部を直交する方向へ折曲げ形成してな
る棚受具において、固定部から複数の突片を直交する方
向へそれぞれ折曲げ、各突片の端面を固定部に対してそ
れぞれ直交させて支持部とし、棚板の反対側からは突片
の間の固定部に沿って挿入部を挿入し直交する方向へ折
曲げられた押片で棚板を挟み込み固定する棚押部材が組
付けられることを特徴とする。この手段では、支持部,
固定部の間に筋違のように突片が存在するため、荷重を
受ける支持部の戻り変形が防止されるうえに、棚押部材
で棚板が挟み込みされる。
【0009】また、請求項2では、請求項1の棚受具に
おいて、固定部に設けた長孔を通して挿入部と固定部を
固定することを特徴とする。この手段では、挿入部の挿
入に応じて挟み込みされ、長孔を通して固定される。
【0010】また、請求項3では、壁等の被取付面に固
定される固定部と、棚板を当接支持する支持部とを備
え、固定部,支持部を直交する方向へ折曲げ形成してな
る棚受具において、固定部から複数の突片を直交する方
向へそれぞれ折曲げ、各突片の端面を固定部に対してそ
れぞれ直交させて支持部とし、突片の間には挿入嵌合さ
れるカバー部材が備えられることを特徴とする。この手
段では、カバー部材が外観体裁を整える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る棚受具の実施
の形態を図1〜図5に基いて説明する。
【0012】図1〜図4は、本発明に係る棚受具の実施
の形態(1)を示すものである。
【0013】この実施の形態では、図1に示すように、
固定部1,突片2,支持部3,棚押部材4で構成してい
る。
【0014】固定部1は、裏面11を被取付面Aへの取
付面とした細長板形からなる。この固定部1は、突片2
の戻り変形力に対抗するために、表面12側へ突出した
湾曲形に形成されている。この固定部1には、上部に1
つの長孔13が穿孔され、下部に1つのネジ孔14が穿
孔されている。
【0015】突片2は、固定部1の下半部の両側から固
定部1の表面12側の直交する方向へそれぞれ折曲げ形
成された4半円板形からなる。固定部1に直交した平行
な突片2は、円弧形の端面21と直線形の端面22とで
囲まれており、直線形の端面22が固定部1に直交して
いる。
【0016】支持部3は、各突片2の直線形の端面22
側を相対する突片2の反対側へ折曲げて細長板形に形成
され、固定部1に対して直交方向へ展開している。この
支持部3は、上面31が棚板Bに当接する支持面となる
もので、中央部にネジ孔32が穿孔されている。
【0017】これらの固定部1,突片2,支持部3は、
1枚のステンレス板等からプレス等の打抜き,折曲げ加
工で一体的に形成される。
【0018】棚押部材4は、固定部1,突片2,支持部
3と同様に、1枚のステンレス板等からプレス等の打抜
き,折曲げ加工で一体的に形成された挿入部41,押片
42からなる。挿入部41は、固定部1と同幅で僅かに
短い細長板形からなるもので、裏面411を固定部1の
表面に当接する面として表面412へ突出した湾曲形に
形成され、突片2の間に固定部1と当接して挿入される
ようになっている。なお、挿入部41には、2個のネジ
孔413が穿孔されている。押片42は、挿入部41の
上半部の両側から挿入部41の表面412側の直交する
方向へそれぞれ折曲げ形成された3角板形からなる。こ
の挿入部41に直交した平行な挿入部42は、2つの端
面421,422で囲まれており、下端の端面422が
挿入部41に直交している。
【0019】このように構成された実施の形態では、1
枚のステンレス板等からプレス等の打抜き,折曲げ加工
で一体的に形成可能な構造であり、構造が簡素で安価に
提供されるという前提が確保されている。
【0020】この実施の形態を使用するには、図2,図
3に詳細に示されるように、まず、固定部1,突片2,
支持部3を用意して、固定部1の裏面11を棚板Bを取
付けようとする被取付面Aに当接させる。次に、固定部
1のネジ孔14を利用して、ネジ10により固定部1を
被取付面Aに締付固定する。このとき、固定部1の上下
が垂直になるようにする。次に、水平に位置されている
支持部3の上面31の上に棚板Bを載せておいて、棚押
部材4の挿入部41を突片2の間に固定部1と当接して
挿入して棚押部材4を降下させ、棚押部材4の押片42
の下端の端面422を棚板Bに当接させる。而後、支持
部3と棚押部材4の押片42とで棚板Bを挟み込んだ状
態で、棚押部材4の挿入部41のネジ孔413を利用し
て、ネジ10により固定部1を介して棚押部材4の挿入
部41を被取付面Aに締付固定する。このとき、ネジ2
0が固定部1の長孔13にも挿通されるため、棚板Bの
厚さに対応した棚押部材4の締付固定が可能になる。
【0021】固定部1,棚押部材4が固定されると、棚
板Bが支持部3と棚押部材4の押片42の下端の端面4
22とにより挟み込まれて固定されることになる。な
お、支持部3のネジ孔32を利用してネジ30で棚板B
を支持部3に締付固定すれば、棚板Bをより強固に固定
することができる。
【0022】固定された棚板Bに掛かる荷重は、支持部
3,突片2を介して固定部1に伝達される。この荷重に
対しては、支持部3,固定部1の間にある突片2が筋違
のように機能して、支持部3の戻り変形を防止する。な
お、1つの固定部1に対して2つの支持部3が設けられ
ているため、前記荷重が分散されて支持部3の戻り変形
の防止が補助される。また、突片2の円弧形の端面21
は、直線形等に比して変形防止力が大である。
【0023】なお、図4は、この実施の形態の他の使用
例を示すもので、棚板Bがガラス板である場合に、棚板
Bと支持部3との間にパッキング5を介在させ、支持部
3と棚押部材4の押片42との挟み込みで棚板Bを破損
することがないように構成してある。
【0024】図5は、本発明に係る棚受具の実施の形態
(2)を示すものである。
【0025】この実施の形態では、固定部1を前述の実
施の形態(1)の下半部のみの構成とし、支持部3を前
述の実施の形態(1)のように細長板形に展開せずに突
片2の2つの直線形の端面22自体で構成している。ま
た、突片2の間に挿入嵌合されるカバー部材6が設けら
れている。このカバー部材6は、両突片2の円弧形の端
面21の間に嵌合する円弧面61と、同直線形の端面2
2に掛渡される平面62とを備えている。
【0026】このように構成された実施の形態では、前
述の実施の形態(1)とほぼ同様の作用,効果が奏され
る。なお、支持部3の面積が前述の実施の形態(1)よ
りも狭くなっているが、突片2の端面22が2つ平行に
あるため、棚板Bを安定して支持することができる。ま
た、固定部1のネジ孔14と棚押部材4の挿入部41の
ネジ孔413とを多数個穿孔しておき、孔合わせして固
定するネジ20で締付固定するようにすれば、棚押部材
4を使用することもできる。
【0027】なお、カバー部材6は、突片2の間を塞い
でネジ10,20等を隠蔽し、外観体裁を良好にする。
また、このカバー部材6は、支持部3である突片2の直
線形の端面22に掛け渡されて支持部3の面積を拡大さ
せ、端面22上でスライドさせて棚板Bの板幅に対応さ
せることにより、棚板Bの安定支持に寄与することがで
きる。
【0028】以上、図示した実施の形態の外に、実施の
形態(1)においてカバー部材6を備える構成とするこ
とも可能である。
【0029】さらに、突片を3つ以上設ける構成とする
ことも可能である。
【0030】
【実施例】一般の家庭用とする場合、実施の形態(1)
では、ステンレス板(SUS304)で形成し、固定部
1の上下長を85mm,突片2の間隔を20mm,突片
2の突出長を40mm,支持部3の幅(短手)を10m
mとするのが好ましい。また、パッキング5は、合成ゴ
ムとするのが好ましい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に係る棚
受具は、固定部と複数の支持部との間に突片を設けて、
突片を荷重に対する筋違として機能させたり荷重の分散
を機能させたりするため、折曲げ加工の戻り変形が防止
されるうえに、棚板の反対側から棚押部材で挟み込みす
ることができ、棚板が安定的に固定支持される効果が生
ずる。
【0032】また、本発明の請求項3に係る棚受具は、
固定部と複数の支持部との間に突片を設けて、突片の間
にカバー部材を挿入嵌合するために、突片を荷重に対す
る筋違として機能させたり荷重の分散を機能させるとき
に、カバー部材により外観体裁を整えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棚受具の実施の形態(1)を示す
斜視図である。
【図2】図1の使用状態の斜視図である。
【図3】図2の拡大中央縦断面図である。
【図4】図1の他の使用例を示す正面図である。
【図5】本発明に係る棚受具の実施の形態(2)を示す
斜視図である。
【図6】従来例を示す使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 固定部 2 突片 22 端面 3 支持部 4 棚押部材 41 挿入部 42 押片 6 カバー部材 A 被取付面 B 棚板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁等の被取付面に固定される固定部と、
    棚板を当接支持する支持部とを備え、固定部,支持部を
    直交する方向へ折曲げ形成してなる棚受具において、固
    定部から複数の突片を直交する方向へそれぞれ折曲げ、
    各突片の端面を固定部に対してそれぞれ直交させて支持
    部とし、棚板の反対側からは突片の間の固定部に沿って
    挿入部を挿入し直交する方向へ折曲げられた押片で棚板
    を挟み込み固定する棚押部材が組付けられることを特徴
    とする棚受具。
  2. 【請求項2】 請求項1の棚受具において、固定部に設
    けた長孔を通して挿入部から固定部を固定することを特
    徴とする棚受具。
  3. 【請求項3】 壁等の被取付面に固定される固定部と、
    棚板を当接支持する支持部とを備え、固定部,支持部を
    直交する方向へ折曲げ形成してなる棚受具において、固
    定部から複数の突片を直交する方向へそれぞれ折曲げ、
    各突片の端面を固定部に対してそれぞれ直交させて支持
    部とし、突片の間には挿入嵌合されるカバー部材が備え
    られることを特徴とする棚受具。
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JP5798733B2 (ja) * 2010-10-20 2015-10-21 積水化成品工業株式会社 棚本体を柱材に取る付けるための取付具、該取付具を用いた棚、及び、棚本体固定具
CN110115436A (zh) * 2019-04-08 2019-08-13 董恬纲 定位悬挂式瓷板、玻璃板橱架及固定方法

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