JP3746880B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触型のICカード等の媒体により入力操作を可能として商品を販売する自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の券売機等の自動販売機では、ICカード又は磁気カード等の媒体は、専ら支払いのためだけに使われている。
【0003】
カード等の媒体の利用可能な従来の自動販売機では、先ず媒体を自動販売機のカード用スロットに投入し、操作者が一連の入力操作を行なった後、最後に商品と共に媒体が返却される。
【0004】
これは、媒体が専ら支払いのために使われているため、自動販売機における現金投入の手順をなぞらえているものと考えられる。
現金投入型とカード投入型の自動販売機の操作手順はほぼ次のようになる。
・現 金 投入型:現 金 投入→ 商品選択 → 商品排出,釣り銭の受取り
・カード投入型:カード投入→ 商品選択 → 商品排出,カードの受取り
このような従来の自動販売機では、その操作手順から、利用者は媒体を一旦手離すことになる。
【0005】
一方、非接触型のカード媒体を使用可能な自動販売機でも、商品の選択は依然として押しボタンにより行われている。
操作手順としては、先ずカード媒体を投入したり載置台に置くなどして、利用者は媒体を一旦手離すことになる。
非接触カード利用型の自動販売機の操作手順はほぼ次のようになる。
・非接触カード利用型:非接触カード投入(又は載置台に載置) → 商品選択 → 商品排出,カードの受取り
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
利用者がカード媒体を一旦手離す従来の自動販売機では、以下の問題がある。
▲1▼:カード媒体の投入と受取りについて、その動作に手間がかかる。
▲2▼:利用者がカード媒体を取り忘れるおそれがある。
▲3▼:非接触カードを載置台に置く場合では、自動販売機の操作中に悪意者によりカード媒体を奪い去られるおそれがある。
【0007】
一方、非接触カードを手に持って押しボタンを押して操作する場合は、カード媒体を持つ手では押しボタンが押し難く、操作性に難点があると共に、カード媒体を誤って落下させ破損するおそれがある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の自動販売機では、商品を販売する自動販売機において、ICを含む媒体を非接触で近接させることにより媒体と交信する複数のアンテナを有し、複数のアンテナのそれぞれに、「開始」の押しボタン表示、「確認」の押しボタン表示、「取消」の押しボタン表示、複数の「商品」の押しボタン表示を対応付けると共に、媒体が、「開始」の押しボタン表示、いずれかの「商品」の押しボタン表示、「確認」又は「取消」の押しボタン表示の順序で順次に近接され、かつ媒体からの送信信号を受信したアンテナの位置に基づいて、「開始」の押しボタン表示への媒体の近接で自動販売機が商品販売動作可能状態になり、「商品」の押しボタン表示への媒体の近接で商品が選択され、「確認」又は「取消」の押しボタン表示への媒体の近接で商品が販売されまたは商品販売が取り消されるという入力処理を行なう手段を有することを特徴とする。
【0009】
上記手段を備えることで、利用者はICカード等の媒体を手離すことなく、自動販売機の商品選択等の入力操作を行なうことができる。
従って、媒体を媒体用スロットに投入する手間が省けて操作性を向上することができると共に、操作時間を短縮することができる。
【0010】
請求項2記載の自動販売機では、商品を販売する自動販売機において、ICを含む媒体を非接触で近接させることにより媒体と交信する複数のアンテナを有し、複数のアンテナのそれぞれに、「開始」の押しボタン表示、複数の「商品」の押しボタン表示を対応付けると共に、媒体が、「開始」の押しボタン表示、いずれかの「商品」の押しボタン表示の順序で順次に近接され、かつ媒体からの送信信号を受信したアンテナの位置に基づいて、「開始」の押しボタン表示への媒体の近接で自動販売機が商品販売動作可能状態になり、「商品」の押しボタン表示への媒体の近接で商品が選択されるという入力処理を行なう手段を有し、さらに前記手段は、媒体と「商品」に対応するアンテナとの間の交信が予め定めた一定時間(tm)以上継続することにより確認入力とすることを特徴とする。
【0011】
上記手段を備えることで、確認入力の操作を別個に行なう手間が省けて操作性を向上することができる。
【0012】
請求項3では、請求項1又は2記載の自動販売機において、各アンテナは、入力操作を実現する押しボタンの内部又は近傍に配設され、媒体と各アンテナとの間の交信により、押しボタンを押す操作と同等の入力操作を可能としたことを特徴とする。
【0013】
媒体とアンテナとの間の交信による入力操作が可能であると共に、押しボタンによる入力操作も可能なので、非接触型のICカード等の媒体を持たない人も本発明の自動販売機を利用して商品を購入することができる。
【0014】
請求項4では、請求項1又は2記載の自動販売機において、入力操作を実現する押しボタンの表示を行なう表示器を備え、複数のアンテナは、表示器の表示画面上に配設され、媒体と各アンテナとの間の交信により、押しボタンを押す操作と同等の入力操作を可能としたことを特徴とする。
【0015】
表示器の表示画面上にアンテナを複数配設することで、送信信号を発生する媒体の位置を精度良く検出することができ、利用者が入力操作を所望する押しボタンを検出することができる。
表示器にアンテナを備えて一体化することで、自動販売機の小型化を図ることができる。
例えば、タッチパネルを備えた表示器を用いて透明電極によりアンテナを構成してもよい。
【0016】
請求項5では、請求項1又は2記載の自動販売機において、入力操作を実現する押しボタンの表示を行なう表示器を備え、複数のアンテナは、表示器の表示画面の周囲に配設され、各アンテナの受信信号の検出レベルに基づいて、媒体保持者が入力操作を所望する押しボタンを検出するようにしたことを特徴とする。
【0017】
表示器の表示画面の周囲にアンテナを複数配設することで、アンテナを表示器に外付けして送信信号を発生する媒体の位置を検出することができ、利用者が入力操作を所望する(媒体近傍の)押しボタンを検出することができる。
表示器にアンテナを備えて一体化することで、自動販売機の小型化を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の自動販売機1の簡易ブロック構成図である。
【0019】
この自動販売機1は、タッチパネル付きの表示器2を備え、ICカード等の媒体(不図示)を非接触で近接させることにより媒体と交信する複数のアンテナ3a〜3fを配設してある。表示器2はCRT又はLCD等で構成される。
アンテナ3a〜3fは、タッチパネル内の透明電極により構成されている。
【0020】
ICカード等の媒体は、媒体保持者のIDや残額等の個人データを示す特殊な電磁波をアンテナ3a〜3fに送信する。
媒体からの送信信号を受信した何れかのアンテナは、受信信号を送受信回路6に供給する。
送受信回路6は、媒体からの送信信号を受信したアンテナを特定し、その受信アンテナ(の位置)を示すデータ、すなわち媒体保持者により入力操作が為された押しボタンを示すデータを制御回路7に供給する。
また、送受信回路6は、受信した個人データを制御回路7に供給する。
【0021】
制御回路7は、受信アンテナを示すデータ(入力操作された押しボタンを示すデータ)に基づいて、商品の選択、確認等の入力操作を検出する。
制御回路7は、CPUとROMとRAMとを備えて構成され、自動販売機1の全体の制御を司る。ROMには各種制御プログラムが格納されており、CPUは制御プログラムを実行する。
【0022】
例えば、制御回路7は、アンテナ3a(押しボタン2A)を示すデータを送受信回路6から供給されると、商品A(例えばカレーパン)が媒体保持者により選択されたことを検出する。
例えば、制御回路7は、アンテナ3b(押しボタン2B)を示すデータを送受信回路6から供給されると、商品B(例えばアンパン)が媒体保持者により選択されたことを検出する。
例えば、制御回路7は、アンテナ3c(押しボタン2C)を示すデータを送受信回路6から供給されると、商品C(例えばジャムパン)が媒体保持者により選択されたことを検出する。
【0023】
例えば、制御回路7は、アンテナ3d(押しボタン2D)を示すデータを送受信回路6から供給されると、先に選択された商品A〜Cは媒体保持者によりその商品選択が取り消されたことを検出する。
例えば、制御回路7は、アンテナ3e(押しボタン2E)を示すデータを送受信回路6から供給されると、媒体保持者が自動販売機1を利用する意思があることを検出する。
例えば、制御回路7は、アンテナ3f(押しボタン2F)を示すデータを送受信回路6から供給されると、先に選択された商品A〜Cは媒体保持者によりその商品選択が確認されたことを検出する。
【0024】
制御回路7は、表示器2の表示を制御し、表示器2は入力操作を実現する押しボタン2A〜2Fを表示する。押しボタン2A〜2Fの表示領域内にアンテナ3a〜3fが位置する構成としている。
制御回路7は、アクチュエータ8を制御して、自動販売機1の取出口に商品A〜Cを排出する。
【0025】
図2は、本発明の別実施形態に係る自動販売機11の簡易ブロック構成図である。
自動販売機11では、図1の自動販売機1のアンテナ3a〜3fに代えて、アンテナ4a〜4fを用いている。
自動販売機11では、押しボタン2A〜2Fの表示領域を覆うようにアンテナ4a〜4fが位置する構成としており、その他の構成は自動販売機1と同様である。アンテナ4a〜4fは、タッチパネル内の透明電極により構成されている。
【0026】
図3は、本発明の別実施形態に係る自動販売機21の簡易ブロック構成図である。
この自動販売機21は、表示器20を備え、ICカード等の媒体を非接触で近接させることにより媒体と交信する複数のアンテナ5a〜5hを配設してある。
アンテナ5a〜5hは、表示画面20Zの周囲のフレームに取り付けてある。
【0027】
ICカード等の媒体は、媒体保持者のIDや残額などの個人データを示す特殊な電磁波をアンテナ5a〜5hに送信する。
媒体からの送信信号を受信した何れかのアンテナは、受信信号を送受信回路60に供給する。
送受信回路60は、各アンテナ5a〜5hの受信信号の検出レベルに基づいて、媒体に最も近い押しボタン(の位置)を示すデータを制御回路70に供給する。
また、送受信回路60は、受信した個人データを制御回路70に供給する。
【0028】
制御回路70は、媒体に最も近い押しボタンを示すデータに基づいて、商品の選択、確認等の入力操作を検出する。
制御回路70は、CPUとROMとRAMとを備えて構成され、自動販売機21の全体の制御を司る。ROMには各種制御プログラムが格納されており、CPUは制御プログラムを実行する。
【0029】
例えば、制御回路70は、押しボタン2Aを示すデータを送受信回路60から供給されると、商品A(例えばカレーパン)が媒体保持者により選択されたことを検出する。
例えば、制御回路70は、押しボタン2Bを示すデータを送受信回路60から供給されると、商品B(例えばアンパン)が媒体保持者により選択されたことを検出する。
例えば、制御回路70は、押しボタン2Cを示すデータを送受信回路60から供給されると、商品C(例えばジャムパン)が媒体保持者により選択されたことを検出する。
【0030】
例えば、制御回路70は、押しボタン2Dを示すデータを送受信回路60から供給されると、先に選択された商品A〜Cは媒体保持者によりその選択が取り消されたことを検出する。
例えば、制御回路70は、押しボタン2Eを示すデータを送受信回路60から供給されると、媒体保持者が自動販売機21を利用する意思があることを検出する。
例えば、制御回路70は、押しボタン2Fを示すデータを送受信回路60から供給されると、先に選択された商品A〜Cは媒体保持者によりその選択が確認されたことを検出する。
【0031】
制御回路70は、表示器20の表示を制御し、表示器20は入力操作を実現する押しボタン2A〜2Fを表示する。
制御回路70は、アクチュエータ8を駆動制御して、自動販売機21の取出口に商品A〜Cを排出する。
【0032】
図4は、本発明の自動販売機の動作を説明する簡易フローチャートである。
ステップF1では、自動販売機を利用しようとする媒体保持者を待つ。
制御回路7(又は制御回路70)は、「開始」の押しボタン2Eに媒体が近接されるまで待つ。
「開始」の押しボタン2Eに媒体が近接されると、送受信回路6(又は送受信回路60)は、押しボタン2Eを示すデータを制御回路7に供給すると共に、媒体からの送信信号からセキュリティチェック用の個人データと、媒体に記憶された残額を示すデータと、を制御回路7に供給する。
【0033】
ステップF2では、媒体の正当性を検査して変造等のセキュリティチェックを行なうと共に、媒体に記憶された残額と自動販売機の商品の最低額とを比較する。
媒体がセキュリティチェックを通過して残額が商品の最低額以上の場合は、ステップF4に進む。
媒体がセキュリティチェックを通過しない場合、又は残額が商品の最低額よりも小さい場合は、ステップF3に進み、その旨を示すエラー表示を表示器2は(制御回路7からの指示により)一定時間行ない、制御回路7は処理を終了する。
【0034】
ステップF4では、残額で購入可能な商品の押しボタンを表示器2は(制御回路7からの指示により)表示する。
例えば、商品Aが200円で、商品Bが150円で、商品Cが120円で、残額が150円の場合は、商品A,Bの押しボタン2A,2Bと、押しボタン2D,2E,2Fの表示を行なう。商品Cの押しボタン2Cの表示は行なわない。
【0035】
ステップF5では、媒体保持者により商品が選択されるのを待つ。
媒体が押しボタン2A〜2Cに近接されたことを検出すると、近接された押しボタンを表示器2は(制御回路7からの指示により)点滅表示し、ステップF6に進む。
【0036】
ステップF6では、媒体保持者により商品選択が取り消されたか否かを判断する。
「取消」の押しボタン2Dに媒体が近接されたことを検出した場合は、制御回路7は処理を終了する。
「取消」の押しボタン2Dに媒体が近接されたことを検出しない場合は、ステップF7に進む。
【0037】
ステップF7では、媒体保持者により商品選択が確認されたか否かを判断する。
「確認」の押しボタン2Fに媒体が近接されたことを検出しない場合は、ステップF5に戻る。
「確認」の押しボタン2Fに媒体が近接されたことを検出した場合は、ステップF8に進む。
【0038】
ステップF8では、支払い処理を行ない、選択された商品の排出を行なう。
制御回路7はアンテナ3f(若しくはアンテナ4f,5f)又は全アンテナ3a〜3f(若しくは全アンテナ4a〜4f,5a〜5h)を用いて、媒体に記憶されていた残額から選択商品の価格を差し引いた額を、媒体に記憶させる。また、ネットワークを用いて銀行の媒体保持者の預金残高から選択商品の価格を差し引く。
制御回路7は、アクチュエータ8を駆動制御して、商品を取出口に排出する。
【0039】
図5は、本発明の自動販売機の動作について、他の一例を説明する簡易フローチャートである。
ステップF11では、自動販売機を利用しようとする媒体保持者を待つ。
制御回路7は、「商品A〜C」の押しボタン2A〜2Cに媒体が近接されるまで待つ。
「商品A〜C」の押しボタン2A〜2Cの何れかに媒体が近接されると、送受信回路6は、近接された押しボタンを示すデータを制御回路7に供給すると共に、媒体からの送信信号からセキュリティチェック用の個人データと、媒体に記憶された残額を示すデータと、を制御回路7に供給する。
【0040】
ステップF12では、媒体の正当性を検査して変造等のセキュリティチェックを行なうと共に、媒体に記憶された残額と自動販売機の商品の最低額とを比較する。
媒体がセキュリティチェックを通過して残額が商品の最低額以上の場合は、ステップF14に進む。
媒体がセキュリティチェックを通過しない場合、又は残額が商品の最低額よりも小さい場合は、ステップF13に進み、その旨を示すエラー表示を表示器2は(制御回路7からの指示により)一定時間行ない、制御回路7は処理を終了する。
【0041】
ステップF14では、残額で購入可能な商品の押しボタンを表示器2は(制御回路7からの指示により)表示する。
例えば、商品Aが200円で、商品Bが150円で、商品Cが120円で、残額が150円の場合は、商品A,Bの押しボタン2A,2Bと、押しボタン2D,2E,2Fの表示を行なう。商品Cの押しボタン2Cの表示は行なわない。
【0042】
ステップF15では、媒体保持者により商品が選択されるのを待つ。
媒体が押しボタン2A〜2Cに近接されたことを検出すると、近接された押しボタンを制御回路7は一時記憶すると共に、近接された押しボタンを表示器2は(制御回路7からの指示により)点滅表示し、ステップF16に進む。
ステップF16では、タイマを始動して、時間tをカウント開始する。
【0043】
ステップF17では、媒体保持者により商品選択が取り消されたか否かを判断する。
「取消」の押しボタン2Dに媒体が近接されたことを検出した場合は、制御回路7は処理を終了する。
「取消」の押しボタン2Dに媒体が近接されたことを検出しない場合は、ステップF18に進む。
【0044】
ステップF18では、媒体が移動したか否かを判断する。
これは、媒体保持者が他の商品を選択し直した場合や、商品選択を少し後になって取り消した場合に対応するためである。
制御回路7で一時記憶されている押しボタンとは別の他の押しボタンに媒体が近接された場合は、媒体が移動したと判断して、ステップF15に戻る。
制御回路7で一時記憶されている押しボタンとは同一の押しボタンに媒体が近接されている場合は、媒体が移動していないと判断して、ステップF19に進む。
【0045】
ステップF19では、タイマでカウントした時間tが、予め定めた一定時間tm以上か否かを判断する。
時間tが一定時間tm未満の場合は、ステップF17に戻る。
時間tが一定時間tm以上の場合は、媒体保持者が商品選択を確認したものとして、ステップF20に進む。
交信が一定時間tm以上継続することにより確認入力とすることで、確認入力の操作を別個に行なう手間が省けて操作性を向上することができる。
【0046】
ステップF20では、支払い処理を行ない、選択された商品の排出を行なう。
制御回路7はアンテナ3a〜3cを用いて、媒体に記憶されていた残額から選択商品の価格を差し引いた額を、媒体に記憶させる。また、ネットワークを用いて銀行の媒体保持者の預金残高から選択商品の価格を差し引く。
制御回路7は、アクチュエータ8を駆動制御して、商品を取出口に排出する。
【0047】
図5のような動作を行なうことで、表示器2は「開始」と「確認」の押しボタン2E,2Fの表示スペースを削ることができ、商品の押しボタンの表示スペースを広げることができる。
販売する商品数が多く、「商品」の押しボタンが1画面に収らない場合は、「次画面」や「前画面」の押しボタンを表示して、次の画面にも「商品」の押しボタンを表示してもよい。
【0048】
上記実施形態では、押しボタンの表示を行なう表示器を自動販売機に設ける構成としているが、従来の自動販売機のように入力操作を実現する押しボタンを設けて、その押しボタン内又はその近傍にアンテナを設置してもよい。
送受信回路はLSIを備えて複雑な演算や処理を行なう構成としてもよい。
送受信回路と制御回路は一体に構成してもよい。
また、上記実施形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施形態に限定されない。
【0049】
【発明の効果】
請求項1の自動販売機によれば、利用者はICカード等の媒体を手離すことなく、自動販売機の商品選択等の入力操作を行なうことができる。
従って、利用者は媒体を媒体用スロットに投入する手間が省けて操作性を向上することができると共に、操作時間を短縮することができる。
【0050】
請求項2の自動販売機によれば、確認入力の操作を別個に行なう手間が省けて操作性を向上することができる。
【0051】
請求項3の自動販売機によれば、媒体とアンテナとの間の交信による入力操作が可能であると共に、押しボタンによる入力操作が可能なので、非接触型のICカード等の媒体を持たない人も本発明の自動販売機を利用して商品を購入することができる。
【0052】
請求項4の自動販売機によれば、表示器の表示画面上にアンテナを複数配設することで、送信信号を発生する媒体の位置を精度良く検出することができ、利用者が入力操作を所望する押しボタンを検出することができる。
表示器にアンテナを備えて一体化することで、自動販売機の小型化を図ることができる。
【0053】
請求項5の自動販売機によれば、表示器の表示画面の周囲にアンテナを複数配設することで、アンテナを表示器に外付けして送信信号を発生する媒体の位置を検出することができ、利用者が入力操作を所望する媒体近傍の押しボタンを検出することができる。
従って、各々のアンテナと押しボタン(の表示)との対応関係を1対1に固定しないので、表示画面での押しボタンの数や配置レイアウトを自由に可変とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動販売機の簡易ブロック構成図
【図2】本発明の別実施形態に係る自動販売機の簡易ブロック構成図
【図3】本発明の別実施形態に係る自動販売機の簡易ブロック構成図
【図4】本発明の自動販売機の動作を説明する簡易フローチャート
【図5】本発明の自動販売機の動作で別の一例を説明する簡易フローチャート
【符号の説明】
1,11,21…自動販売機
2,20…表示器
2Z,20Z…表示画面
3a〜3f,4a〜4f,5a〜5h…アンテナ
6,60…送受信回路
7,70…制御回路
8…アクチュエータ

Claims (5)

  1. 商品を販売する自動販売機(1)において、
    ICを含む媒体を非接触で近接させることにより前記媒体と交信する複数のアンテナ(3a〜3f)を有し、前記複数のアンテナのそれぞれに、「開始」の押しボタン表示、「確認」の押しボタン表示、「取消」の押しボタン表示、複数の「商品」の押しボタン表示を対応付けると共に、
    前記媒体が、「開始」の押しボタン表示、いずれかの「商品」の押しボタン表示、「確認」又は「取消」の押しボタン表示の順序で順次に近接され、かつ前記媒体からの送信信号を受信したアンテナの位置に基づいて、「開始」の押しボタン表示への前記媒体の近接で自動販売機が商品選択動作可能状態になり、「商品」の押しボタン表示への前記媒体の近接で商品が選択され、「確認」又は「取消」の押しボタン表示への前記媒体の近接で商品が販売されまたは商品販売が取り消されるという入力処理を行なう手段(7)を有する
    ことを特徴とする自動販売機。
  2. 商品を販売する自動販売機(1)において、
    ICを含む媒体を非接触で近接させることにより前記媒体と交信する複数のアンテナ(3a〜3f)を有し、前記複数のアンテナのそれぞれに、「開始」の押しボタン表示、複数の「商品」の押しボタン表示を対応付けると共に、
    前記媒体が、「開始」の押しボタン表示、いずれかの「商品」の押しボタン表示の順序で順次に近接され、かつ前記媒体からの送信信号を受信したアンテナの位置に基づいて、「開始」の押しボタン表示への前記媒体の近接で自動販売機が商品販売動作可能状態になり、「商品」の押しボタン表示への前記媒体の近接で商品が選択されるという入力処理を行なう手段(7)を有し、
    さらに前記手段(7)は、媒体と「商品」に対応するアンテナとの間の交信が予め定めた一定時間(tm)以上継続することにより確認入力とする、
    ことを特徴とする自動販売機。
  3. 各アンテナ(3a〜3f)は、入力操作を実現する押しボタン(2A〜2F)の内部又は近傍に配設され、
    媒体と各アンテナ(3a〜3f)との間の交信により、押しボタン(2A〜2F)を押す操作と同等の入力操作を可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機。
  4. 入力操作を実現する押しボタン(2A〜2F)の表示を行なう表示器(2)を備え、
    複数のアンテナ(3a〜3f)は、表示器(2)の表示画面(2Z)上に配設され、
    媒体と各アンテナ(3a〜3f)との間の交信により、押しボタン(2A〜2F)を押す操作と同等の入力操作を可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機。
  5. 入力操作を実現する押しボタン(2A〜2F)の表示を行なう表示器(20)を備え、
    複数のアンテナ(5a〜5h)は、表示器(20)の表示画面(20Z)の周囲に配設され、
    各アンテナ(5a〜5h)の受信信号の検出レベルに基づいて、媒体保持者が入力操作を所望する押しボタンを検出するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機。
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