JP4483402B2 - ドキュメント処理システム - Google Patents

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本発明は、無電源状態でドキュメント画像を表示保持する表示記録媒体と情報処理装置側に記憶されているドキュメントデータとを関連付けるとともに、当該ドキュメントデータの処理を行うためにユーザが表示記録媒体を投入するマルチトレイ装置の各トレイと当該処理の内容とを関連付けることにより、当該表示記録媒体がマルチトレイ装置に投入されたことに応じて、対応するドキュメントデータに対してプリント出力等の処理を施す技術に関し、特に、ドキュメントを特定するための識別情報等を電子データとして記憶するメモリ機能、メモリに記憶した識別情報データを無線送信する無線通信機能、光書き込み或いは電気的書き込みされたドキュメント画像を無電源保持する表示部機能を備えた電子ペーパーを表示記録媒体として用いて好適な技術に関する。
文書等のドキュメントはパーソナルコンピュータの文書処理機能により電子データ形式で作成され、プリンタ装置によりドキュメント電子データに基づくドキュメント画像を用紙に印刷してドキュメント内容の閲覧等に供されている。また、昨今のネットワーク環境の整備により、ドキュメントとしてインターネット上で提供されるコンテンツを用紙に印刷して閲覧することも行われている。
このような電子データ化されているドキュメントについて、近年では、紙媒体である用紙にとって代わることが可能なドキュメント閲覧のための媒体として、用紙の如く柔軟な薄型でドキュメント画像を表示部に無電源状態で表示保持することができる電子ペーパーが開発されている。このような電子ペーパーによると、表示部が表示保持するドキュメント画像を書き換えて繰り返し利用することを可能ならしめ、また、当該ドキュメント画像に係る種々なデータをメモリに保持して外部と送受信することも可能ならしめる他、例えば、ドキュメント画像を表示保持した電子ペーパーを、机の上に複数並べて閲覧したりする事で、ドキュメントの検索性や比較しやすさが向上し、手に持って閲覧したり、複数のユーザ間で回覧にて閲覧したり、重ねたり束ねたり他人に手渡ししたりといった人間の日常的な環境における自然な行動の中でストレスなく電子データで構成されたドキュメントを閲覧利用することを可能ならしめることができる。特に、複数のドキュメントを取り敢えず媒体に印刷(表示保持)して一覧できるようにし、これによって、必要なドキュメントを容易に選択できるようにして作業の効率を高めるといった作業環境を実現しようとする場合、紙媒体を用いた場合には不要なドキュメントについては媒体の無駄使いが生じてしまうが、電子ペーペーは表示保持するドキュメントを書き換えできるので、媒体資源の浪費を生ずることなく効率的な作業環境を実現することができる。
電子ペーパーは、例えば、無電源状態でドキュメント画像を表示保持する表示部を有した装置であり、その表示部へのドキュメント画像の書き込み形式で大別すると、電子データに基づいて自己でドキュメント画像を表示部に書き込む機能を有する自己書き込み型電子ペーパーと、投影されたドキュメント画像を表示部に保持する光書き込み型電子ペーパーとがある。
このような電子ペーパーは、用紙と異なって表示部に表示保持したドキュメント画像を消去したり上書きすることが可能であり、表示保持する情報を更新したり、繰り返し使用することができるので紙資源の節約等の観点からも利用促進が望まれている。
電子ペーパーのような表示記録媒体にドキュメントデータに基づいてドキュメント画像を表示保持させることで、ドキュメント内容が閲覧し易くなり、また、当該ドキュメントを持ち運ぶ等の取り扱い性が向上する。
しかしながら、ドキュメントデータは電子データであるのでコンピュータやプリンタ装置等の情報処理装置で種々な処理を容易に施すことができるにもかかわらず、電子ペーパーにに表示保持されたドキュメント画像は元となるドキュメントデータと関連性が切り離されたものとなってしまうため、ドキュメント画像を閲覧したユーザが当該ドキュメントに情報処理を施そうとしても容易ではなかった。
例えば、ドキュメント画像を閲覧したユーザが当該ドキュメントを更に別の媒体にプリントしようとする場合には、パーソナルコンピュータ等の外部機器のメモリに記憶された対応するドキュメントデータを探し出してプリント出力操作をしなければならなかった。
このように閲覧したドキュメントの元となるドキュメントデータをメモリから探し出して処理操作をしなければならない事情はドキュメントの電子メール送信、ドキュメントデータのファイリング、ドキュメントデータへの閲覧済み等のマーキング付与、ドキュメントデータの消去等といった処理を施そうといった場合でも同様であり、電子ペーパー等の表示記録媒体を用いたドキュメントの閲覧環境とドキュメントデータの情報処理操作とが乖離した状況となっており、表示記録媒体に表示保持されたドキュメントを処理することが容易ではないという課題があった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、電子ペーパーに代表される表示部と記憶部とを有する表示記録媒体を用いたドキュメント画像の閲覧環境において、表示記録媒体に対するユーザの作法に対応してドキュメント画像の元となるドキュメントデータに所定の出力処理を施すようにして、ユーザが直感的に理解し易い容易な操作態様でドキュメントデータの利用を実現することを目的としている。
本発明では、表示記録媒体は、ドキュメント画像を無電源状態で表示保持する表示部と、当該表示保持されたドキュメントを特定するために用いる識別情報を保持するメモリ等の記憶部とを有しており、表示記録媒体に対するユーザの作法に基づいて、当該表示記録媒体に表示保持されているドキュメント画像に対応するドキュメントデータに情報処理装置側で所定の処理を施す。
上記識別情報としては、例えば、ドキュメントデータに付与されたドキュメントIDやネットワーク上に記憶されたドキュメントデータを特定するURL等を用いることができる他、表示記録媒体に付与された媒体IDや表示記録媒体の使用者を特定するユーザIDを用いることもできる。なお、媒体IDやユーザIDを用いる場合には、媒体IDやユーザIDとドキュメントデータとを対応付けるテーブルを作成すればよく、媒体IDやユーザIDにより間接的にドキュメントデータを特定すればよい。
また、識別情報は記憶部に電子データの形式で記憶されて必要に応じて電子的に読み出される他、記憶部を表示記録媒体の表面に印刷或いは貼付されるバーコードとして、バーコード化された識別情報を光学的に読み取る態様とすることもできる。
本発明は、複数のトレイを備えたマルチトレイ装置と、当該マルチトレイ装置に接続されて各トレイ毎に予め設定された処理をドキュメントデータに施す情報処理装置とを備えた情報処理システムとして実施することができる。
そして、マルチトレイ装置は、トレイに投入された表示記録媒体から当該表示記録媒体が表示保持するドキュメントを特定する識別情報を取得する読み取り手段と、読み取った識別情報を表示記録媒体が投入されたトレイに対応付けて情報処理装置へ送信する送信手段とを備えている。また、情報処理装置は、表示記録媒体に表示保持されたドキュメントに対応するドキュメントデータを記憶するドキュメント記憶手段から前記マルチトレイ装置より入力された前記識別情報に基づいて該当するドキュメントデータを特定するドキュメント管理手段と、特定されたドキュメントデータに対して前記表示記録媒体が投入されたトレイに予め設定された処理を施すデータ処理手段と、を備えている。
したがって、本発明では、例えば、表示記録媒体を収容する複数のトレイを備えたマルチトレイ装置にユーザがドキュメント画像を表示保持する表示記録媒体を投入すると、読み取り手段が当該表示記録媒体の記憶部から前記識別情報を取得して、送信手段が当該投入されたトレイに対応付けて識別情報を情報処理装置へ送信する。情報処理装置では、ドキュメント管理手段が、当該取得された識別情報に基づいて、ドキュメント記憶手段に記憶された該当するドキュメントデータを検索して特定し、データ処理手段が当該ドキュメントデータに前記投入されたトレイに予め対応付け設定されているプリント処理やファイリング処理等といった所定の処理を施す。
ここで、ドキュメント記憶手段は、本発明を構成するドキュメント処理装置に専有されるドキュメントデータベースである他、ネットワーク上のファイルサーバであってもよくい。そして、ドキュメント記憶手段は各ドキュメントデータを識別可能に記憶していればよく、ドキュメントID、媒体ID、ユーザIDに基づいて各ドキュメントデータが対応付けられればよい。
また、本発明に係るマルチトレイ装置は、データ処理の種類が設定されたトレイを物理的に複数有する他、データ処理の種類が設定されたトレイを実質的に複数有する態様であってもよい。
具体的には、本発明に係るマルチトレイ装置は、トレイに対するデータ処理の種類の選択入力を受け付ける入力手段と、選択入力を情報処理装置に通知する処理変更手段と、トレイに投入された表示記録媒体から当該表示記録媒体が表示保持するドキュメントを特定する識別情報を取得する読み取り手段と、読み取った識別情報を情報処理装置へ送信する送信手段と、を有し、異なる種類のデータ処理が設定される実質的に複数種類のトレイを備えた態様でもよく、情報処理装置がマルチトレイ装置から通知された選択入力(すなわち、トレイに設定されたデータ処理の種類)に応じて、ドキュメントデータに対する処理を実行するようにしてもよい。
本発明では、より具体的には下記のような構成により、ドキュメントデータにプリントや電子メール送信等といった投入トレイ毎に設定された処理を行う。
例えば、マルチトレイ装置は消去処理が設定されたトレイを有したものとして、情報処理装置のデータ処理手段は、消去用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータに対して消去処理を施す。
また、例えば、マルチトレイ装置はファイリング処理が設定されたトレイを有したものとして、情報処理装置のデータ処理手段は、ファイリング用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータに対してメモリ上のファイルに移動させるファイリング処理を施す。
また、例えば、マルチトレイ装置は承認又は確認処理が設定されたトレイを有したものとして、情報処理装置のデータ処理手段は、承認又は確認用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータに対して承認又は確認マークの付与処理を施す。
また、例えば、マルチトレイ装置はプリント処理が設定されたトレイを有したものとして、情報処理装置のデータ処理手段は、プリント用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータを用いてドキュメントのプリント処理を行う。
また、例えば、マルチトレイ装置は電子メール送信処理が設定されたトレイを有したものとして、情報処理装置のデータ処理手段は、電子メール送信用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータを用いて電子メールの送信処理を行う。
ここで、本発明は、電子ペーパーを表示記録媒体として用いて実現するのが好ましく、電子ペーパーは、記憶部として識別情報を電子データとして保持するメモリを有するとともに当該識別情報をマルチトレイ装置の読み取り手段が受信可能に送信する無線通信手段を有したものとし、電子ペーパーと読み取り手段との間で無線通信により識別情報が送受信されるようにする。
本発明によると、ドキュメント画像を表示保持した表示記録媒体に対するユーザのトレイへの投入作法に対応して、当該ドキュメント画像の元となるドキュメントデータをプリント出力や電子メール送信する等の情報処理を施すようにしたため、ユーザが直感的に理解し易い容易な操作態様でドキュメントデータを処理することができ、表示記録媒体のドキュメント画像とドキュメントデータとを関連付けて処理する作業環境を実現することができる。
本発明を一実施例に基づいて具体的に説明する。
まず、本発明に利用される表示記録媒体の一例について、図21〜図28を参照して説明する。
図示の表示記録媒体は電子ペーパーと称せられる媒体であり、ドキュメント画像の記録方式に違いにより大別して、図21〜図24に示す光書き込み型と、図25〜図27に示す自己書き込み型とがあり、いずれの形式にあってもいわゆる電子ペーパーと称せられるように紙の様に薄型の装置である。
図21(a)には光書き込み型電子ペーパーEPを正面視して示し、同図(b)には当該光書き込み型電子ペーパーEPを側面視で示してある。なお、図示の電子ペーパーEPはドキュメント画像を表示保持する表示部2と電子データの処理を司る処理部3とを有しており、同図(a)には処理部3に内蔵されている諸機能部も表してある。
光書き込み型電子ペーパーEPは、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型であり、大部分の面積を占める表示部2の一片に処理部3が設けられている。なお、表示部2の大きさは任意であり、タグやカードとして用いることもでき、用途に応じた大きさのものとされる。
処理部3には、後述するように表示部2を駆動する電圧を印加するための電極4、外部と無線通信するための無線部5、電子データを読み書き自在に保持するメモリ6、無線部5やメモリ6の駆動電力を供給するバッテリ7が設けられている。
光書き込み型電子ペーパーEPは、外部の無線通信機能を有する装置(後述するマルチトレイ装置)と無線部5で無線通信することにより電子データを送受信し、また、これら電子データをメモリ6に保持することができる。
例えば、光書き込み型電子ペーパーEPは、図22に示すように液晶パネル40にドキュメント画像を表示し、電極4に外部の電源から電圧を印加しながら光書き込み型電子ペーパーEPを液晶パネル40に重ねて光を照射することにより、液晶パネル40に表示させたドキュメント画像を表示部2に転写して表示保持させることができる。
なお、電極4に電圧を印加しながら光書き込み型電子ペーパーEPに原稿等の文書紙を重ねて光を照射することによっても、文書の記載内容画像を表示部2に転写して表示保持させることもでき、要は、光書き込み型電子ペーパーEPは電極4に電圧を印加することで投影された画像情報を表示部2に転写し、電極4に印加した電圧を除去した後も当該画像情報を表示状態で保持し続ける機能を有している。
光書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の断面構造を表す図24に示すように、複写機に利用されている有機光導電性材料の層(有機光導電層)20と液晶表示材料の層(マイクロカプセル化したコレステリック液晶層)21とを組み合わせ、これら層を表裏一対の透明電極22で挟み、この積層体を表裏一対の透明な基材フィルム23で挟んだ構造となっている。なお、この構成では、コレステリック液晶層21が光を反射する白表示と、光が液晶層21を透過しコレステリック液晶層21と有機光導電層20との間に設けられた黒色層24で吸収される黒表示のモノクロ画像表示が可能である。さらにコレステリック液晶には螺旋ピッチに応じたカラー光を干渉反射するという特性があるので、コレステリック液晶層21を螺旋ピッチの異なる液晶を積層した構成にすることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、光書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の動作原理を表す図23に示すように、例えば画像書込み用の調光素子パネル(発光パネル)25に転写する画像を表示して表示部2に投影し、電極4に電圧を印加すると、光の強弱を瞬時に反射濃度に変換して当該投影画像を保持する。そして、電極4に消去電圧を印加することにより表示部2に保持された画像情報を消去することができ、光書き込み型電子ペーパーEPは書き込みと消去を繰り返して幾度も再使用することができる。なお、光書き込み型電子ペーパーEPはこのような消去処理を行わずに、上記のように電極4に電圧を印加して新たな画像を投影することにより、表示部2に保持されている画像情報を上書きすることもでき、このような上書き処理によっても幾度も再使用することができる。
したがって、光書き込み型電子ペーパーEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、画像の投影により転写された画像情報を無電源保持する性質があるので、あたかもプリンタや複写機に使用する紙の如く用いることができ、しかも、繰り返し再使用することができる表示記録媒体である。
更に、本例の光書き込み型電子ペーパーEPは、無線通信機能及びメモリ機能を備えているので、後述するように、メモリ6に記録される電子データ(ドキュメントを識別するための識別情報等)を非接触で送受信することができる。
図25(a)には自己書き込み型電子ペーパーEPを正面視して示し、同図(b)には当該自己書き込み型電子ペーパーEPを側面視で示してある。図示の電子ペーパーEPは情報画像を表示保持する表示部12と電子データの処理を司る処理部13とを有しており、同図(a)には処理部13に内蔵されている諸機能部も表してある。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、光書き込み型電子ペーパーEPと同様に、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型表示装置であり、大部分の面積を占める表示部12の一片に処理部13が設けられている。なお、光書き込み型電子ペーパーEPと同様に、表示部12の大きさは用途に応じた大きさのものとされる。
処理部13には、表示部12を駆動するドライバ14、外部と無線通信するための無線部15、電子データを読み書き自在に保持するメモリ16、ドライバ14や無線部15やメモリ16の駆動電力を供給するバッテリ17、ドライバ14による画像表示に対する操作入力を受け付けるボタン等の操作部18が設けられている。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、外部の無線通信機能を有する装置(後述するマルチトレイ装置)と無線部15で無線通信するこにより電子データを送受信し、また、これら電子データをメモリ16に保持することができる。
更に、自己書き込み型電子ペーパーEPは、光書き込み型電子ペーパーEPとは異なって、メモリ16に保持したドキュメントデータに基づいてドライバ14が表示部12にドキュメント画像を表示し、また、操作部18からの操作入力に応じて表示するドキュメント画像を切り換え変更することもでき、ドライバ14の駆動電力を除去しても表示部12にドキュメント画像を表示状態で保持し続ける機能を有している。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部12の断面構造を表す図27に示すように、複写機にトナーとして利用されている微細な着色粒子(図示の例では、白色粒子31と黒色粒子32)を少なくとも表面側が透明な表裏一対の電極33間に封入し、これを少なくとも表面側が透明な表裏一対のフィルム基板34で挟んだ構造となっている。着色粒子31、32が自由に移動できるように電極層33間は空気層となっており、また、マトリックス状の電極層33には着色粒子31、32との接触を防止する絶縁層35が設けられている。なお、カラーフィルターを用いることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部12の動作原理を表す図26に示すように、電極33に電圧を印加していない状態(但し、電極33は前回の駆動時の極性に帯電している)では、負(マイナス)に帯電した白色粒子31は裏面側に溜まる一方、正(プラス)に帯電した黒色粒子32は表面側に溜まり、表示部12を表面側から目視すると表示部12は黒色な状態となる。そして、ドキュメントデータに基づいてドライバ14が動作して表示する画像情報に応じたマトリックスの所要部の電極極性を反転させると、白色粒子31と黒色粒子32との位置関係が入れ替わって、表示部12に白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストによるドキュメント画像が表示される。なお、異なるドキュメントデータに基づいてドライバ14を動作させることにより、白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストにより表示部12に表示されるドキュメント画像を切り換えることができ、幾度も再使用することができる。
したがって、自己書き込み型電子ペーパーEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、表示部12に表示した画像情報を無電源保持する性質があるので、あたかも紙の如く用いることができる表示記録媒体である。
更に、本例の自己書き込み型電子ペーパーEPは、無線通信機能及びメモリ機能を備えているので、後述するように、メモリ16に記録される電子データ(ドキュメントを識別するための識別情報等)を非接触で送受信することができる。
ここで、光書き込み型や自己書き込み型等の形式を問わず、図28に示すように、無線部5(15)やメモリ6(16)等といった無線通信機能やメモリ機能部を電子ペーパーの表示部2(12)とは別の無線ICタグ(RFID)41として構成し、当該無線ICタグ41を電子ペーパーEPに取り付けることにより上記と同様な構成とするようにしてもよい。なお、無線ICタグとした場合等において、バッテリはタグリーダーからの起電力を保持するコンデンサとするようにしてもよい。
また、本発明に係る表示記録媒体の記録部は、表示部2(12)に表示保持しているドキュメントを特定するために用いる識別情報を保持することが主要な機能であるため、RFID41に代えて、当該識別情報をコード化したバーコード42を電子ペーパーEPに印刷或いは貼付し、後述するマルチトレイ装置がバーコード42を光学的に読み取って、識別情報を取得するようにしてもよい。
また、本発明は、自己書き込み型電子ペーパーや光書き込み型電子ペーパーといった形式以外の電子ペーパーも勿論適用することができ、例えば、外部の書き換え装置に装填して表示部に自己書き込み型のように電子的にドキュメント画像を書き込む形式であってもよい。すなわち、上記の自己書き込み型電子ペーパーは外部の画像書き込み装置を要しない形式の電子ペーパーの一例であり、光書き込み型電子ペーパーは外部の画像書き込み装置を要する形式の電子ペーパーの一例であるとも言える。
また、電子ペーパーEPの表示部2(12)としては、強誘電液晶に代表されるメモリー性のある液晶や、帯電された粒子を移動させて表示を切り替える電気泳動方式、帯電された粒子を回転させて表示を切り替える粒子回転方式、磁気により粒子を移動させて表示を切り替える磁気泳動方式、小型バッテリー駆動の薄型の液晶やEL素子を用いてもよい。
図1には、本発明の一例に係るドキュメント処理システムの構成を示してある。
本発明の主要装置であるマルチトレイ装置50と、ドキュメントデータを処理する情報処理装置とネットワーク等により接続されており、本例では、情報処理装置はサーバ60を中心としてパーソナルコンピュータ61及びプリンタ62を接続した構成となっており、サーバ60の制御下でマルチトレイ装置50の各トレイに対応してパーソナルコンピュータ61やプリンタ62による処理がなされる。
なお、このようにサーバを用いずに、マルチトレイ装置50の各トレイ毎にプリンタやパーソナルコンピュータを接続して所定の処理を実行するようにしてもよい。
本例のマルチトレイ装置50は、図2及び図3に詳細な構成を示すように、上段から3つの投入口51a、51b、51cと1つの排出口51dを有した縦型に複数のトレイを重ねた形式であり、マルチトレイ装置50の内部には、棚板ともなる送りベルト搬送装置52が投入口51a、51b、51c、51dに対応してそれぞれ設けられている。
また、投入口51a、51b、51cの縁部には読み取り手段となる無線通信手段53がそれぞれ設けられており、投入口51a、51b、51cから内部に投入される電子ペーパーEPの無線部5(15)と無線通信して、メモリ6(16)に記憶されているドキュメントID等の識別情報を無線通信により取得する。また、マルチトレイ装置50には、電子ペーパーが投入された投入口を識別できる態様で、無線通信手段53で取得した識別情報をサーバ60へ送信する通信手段54が設けられている。
したがって、ユーザが電子ペーパーEPをマルチトレイ装置50にいずれかの投入口51a、51b、51cから投入すると、当該電子ペーパーEPからメモリ6(16)に記憶されている識別情報が無線通信により読み取られて、通信手段54が当該投入したトレイ(投入口)を識別できる態様で電子ペーパーから取得した識別情報をサーバ60に送信する。
また、投入口51a、51b、51cからマルチトレイ装置50に投入された電子ペーパーEPは、無線通信手段53が識別情報を受信することに応じて起動される送りベルト搬送装置52により送られて、装置50の内部に設けられた空所55から最下段の送りベルト搬送装置52上に落下し、当該最下段の送りベルト搬送装置52により送られて排出口51dから装置の外部へ排出される。
ここで、各投入口51a、51b、51cを識別する方法としては、マルチトレイ装置50とサーバ60とを接続するケーブルを各トレイ毎に違えて、通信手段54が識別情報を取得した投入口に対応するケーブルで識別情報をサーバ602送信するようにしてもよいが、図5(a)に示すように、各無線通信手段53にID(トレイID)を付与して各トレイを識別しておき、通信手段54が無線通信手段53で取得された識別情報(例えば、ドキュメントID)を当該トレイIDを付加してサーバ60へ送信するようにしてもよい。
本例では、後述するように、本例においてドキュメントデータの主な処理制御を司るサーバ60のドキュメントデータ管理手段60aには、図4に示すように、トレイIDとドキュメントデータに対して行う処理内容とを対応付けたテーブルが予め設定されており、上記のようにマルチトレイ装置50から識別情報と共にとトレイIDを受信したサーバ60は、当該テーブルを参照して当該識別情報により特定されるドキュメントデータに対してテーブル設定された処理を行う。
すなわち、マルチトレイ装置50に備えられた電子ペーパー投入用の複数のトレイにサーバ60側でのドキュメントデータ処理がそれぞれ対応付けられている。なお、図示は省略しているが、マルチトレイ装置50の各トレイ部には設定された処理内容を表示するラベル等を設けて、トレイと処理内容との対応をユーザが目視で確認できるようにするのが好ましい。
ここで、詳細は後述するが、本発明では、図6に示すように、電子ペーパーと同様な構成を有するカードCAを、ドキュメント画像を表示保持する電子ペーパーEPと共にマルチトレイ装置50に投入することで、当該カードCAに記録されている情報により、当該表示保持されているドキュメントに係るドキュメントデータの電子メールの宛先アドレス等を指定することができる。
このような態様とする場合には、例えば、無線通信手段53でカードCAに記録されたアドレス等の情報も読み取り、図5(b)に示すように、トレイID及び識別情報(ドキュメントID)と共に当該読み取り情報を通信手段54がサーバ60へ送信するようにする。
次に、本例のドキュメント処理システムを更に詳細に説明する。
図7には、上記のような電子ペーパーEPを用いた本発明に係るドキュメント処理システムの一例を示してある。
なお、図7に示す例ではドキュメントIDを識別情報として用いており、また、ドキュメントデータの消去処理を例にとって説明するため、マルチトレイ装置50は他の処理が設定されたトレイは省略して消去処理が設定されたトレイ部分だけを示してある。
電子ペーパーEPは種々な形式のものを使用することができ、表示部にドキュメント画像を無電源状態で表示保持し、当該ドキュメントを特定するための識別情報を保持し得るものであればよい。識別情報としては、各ドキュメントを識別するドキュメントID、各電子ペーパーEPを識別するデバイスID(媒体ID)、電子ペーパーの使用者を識別するユーザID等が少なくとも1種類用いられるが、いずれの種類の識別情報を用いるかは、システム構成においてドキュメントデータを特定するための関連付け方法によって選択される。
ドキュメント処理システムは、マルチトレイ装置50、サーバ62、プリンタ装置62を備えており、本例のサーバ62はドキュメントデータを格納保持するドキュメントデータベース63を有している。
プリンタ装置62は、ドキュメントデータに基づいて、電子ペーパーEPの表示部に光書き込み方式或いは自己書き込み方式によりドキュメント画像を書き込む装置であり、このような画像書き込み機能に加えて、電子ペーパーEPへ当該ドキュメントのIDデータ等を無線送信して、当該電子ペーパーEPのメモリ6(16)に格納させる無線通信手段62aを有している。なお、電子ペーパーEPへデータを入力或いは出力する手段は電子ペーパーのデータ入出力形式に応じて種々設定され、例えば、電子ペーパーEPがデータ入力端子を備える場合には、無線通信手段62aに代えて、電子ペーパーのデータ入力端子に接続するデータ出力端子を有して端子接続によりドキュメントID等をメモリ6(16)に送信する接触型通信手段がプリンタ装置62に備えられる。
プリンタ装置装置62は、例えば図8に示すような、サーバ60によりドキュメントデータベース63から供給されるドキュメントデータに基づいて、ドキュメント画像を電子ペーパーEPの表示部2(12)に表示記録させて排出するプリンタ装置、或いは、ドキュメント画像を紙媒体の用紙に印刷で表示記録させて排出するプリンタ装置で構成される。
なお、図8に示すプリンタ装置62は、サーバ60からとは別に、図外のコンピュータ等のデータ源から入力されたドキュメントデータに基づいて、ドキュメント画像を電子ペーパーEPの表示部2(12)に表示記録させて排出する処理も行い、当該外部から入力されたドキュメントデータをドキュメントDB63に格納させるためにサーバ60に出力する処理も行う。
マルチトレイ装置50は、消去用のトレイに投入された電子ペーパーEPと読み取り手段53が無線通信してメモリ6(16)に保持されている識別情報(ドキュメントID)を取得し、通信手段54が当該ドキュメントIDをトレイIDとともにサーバ60へ出力する。したがって、ユーザがドキュメント画像を表示部に表示保持した電子ペーパーEPを消去用トレイに投入すると、当該電子ペーパーEPから当該ドキュメントのIDが取得されて当該トレイを識別可能にサーバ52に入力される。
なお、電子ペーパーEPとデータ通信する手段は電子ペーパーのデータ入出力形式に応じて種々設定され、例えば、電子ペーパーEPがデータ出力端子を備える場合には、無線通信型の手段53に代えて、電子ペーパーのデータ出力端子に接続するデータ入力端子を有して端子接続によりメモリ6(16)に保持されたドキュメントID等を受信取得する接触型通信手段がマルチトレイ装置50に備えられる。
また、マルチトレイ装置50は、消去用トレイに投入された電子ペーパーEPに消去電圧を印可する或いは白紙の画像を上書きする等によって、表示部に表示保持されているドキュメント画像を消去する消去手段56を有しており、後述するように、電子ペーパーEPが消去用トレイに投入されたことに応じて、当該電子ペーパーEPに表示保持されているドキュメント画像に該当するドキュメントデータが消去或いは関連付け解除処理されるとともに、当該電子ペーパーEPに表示保持されているドキュメント画像も消去される。
サーバ60は、本例のシステムにおけるドキュメント処理装置として中心的な役割を果たす情報処理装置であり、マルチトレイ装置50により取得されたドキュメントIDに基づいて、ドキュメントDB63に記憶された該当するドキュメントデータに消去或いは関連付け解除処理を施すドキュメントデータ管理手段60aと、ドキュメントを特定して外部から入力された出力指示に応じてドキュメントDB63に記憶された該当するドキュメントデータを読み出してプリンタ装置62に供給するドキュメント出力管理手段60bと、を有している。
なお、本例のドキュメント出力管理手段60bは、プリンタ装置62から入力されたドキュメントデータをドキュメントIDを付与してドキュメントDB63に格納する処理も行う。
ドキュメントDB63は、多数のドキュメントデータをそれぞれドキュメントIDにより識別して格納する記憶装置であり、ドキュメントデータ管理手段60a及びドキュメント出力管理手段60bによるドキュメントデータへのアクセスを許容する。
なお、ネットワーク上のファイルサーバをドキュメント記憶手段63に利用するようにしてもよく、この場合には、ドキュメントデータ管理手段60a及びドキュメント出力管理手段60bがネットワーク通信によりファイルサーバのドキュメントデータへアクセスするようにすればよい。
上記構成のドキュメント処理システムでは、サーバ60に対するドキュメントを特定した出力指示を入力すると、ドキュメント出力管理手段60bが指定されたドキュメントデータ及びそのドキュメントIDをドキュメントDB63から読み出してプリンタ装置62に供給する。
プリンタ装置62では、供給されたドキュメントデータに基づくドキュメント画像を電子ペーパーEPの表示部2(12)に書き込んで保持させるとともに、そのドキュメントIDを送信して無線部5(15)に受信させ、メモリ6(16)に格納させて当該電子ペーパーEPを排出する。
ここで、プリンタ装置62に外部からドキュメントデータを入力してそのドキュメント画像を電子ペーパーEPに表示保持させる場合には、後述するようにプリンタ装置62は、当該ドキュメントデータをドキュメント出力管理手段60bに送ってドキュメントIDの付与を受け、ドキュメント出力管理手段60bから提供された対応するドキュメントIDをメモリ6(16)に格納させて電子ペーパーEPを排出する。
なお、ドキュメント出力管理手段60bはプリンタ装置62から入力されたドキュメントデータを付与したドキュメントIDに対応付けてドキュメントDB63に格納する。
上記のようにプリンタ装置62から排出された電子ペーパーEPに対して、そのドキュメント画像を閲覧したユーザが当該ドキュメントは不要と判断した場合には、ユーザは当該電子ペーパーEPをマルチトレイ装置50の消去用トレイに投入する。
これにより、投入された電子ペーパーEPに表示保持されているドキュメント画像は消去手段56により消去され、当該ドキュメントを特定するドキュメントIDが読み取り手段53で読み取られて、通信手段54によりトレイIDが付加されてサーバ60に入力される。
サーバ60では、入力されたドキュメントID及びトレイIDに基づいて、ドキュメントデータ管理手段60aがドキュメントDB63を検索し、当該ドキュメントIDに対応付けられているドキュメントデータをドキュメントDB63から消去する。
したがって、表示部2(12)に表示されたドキュメント画像を閲覧して不要なときには捨てるといったように、ユーザが不要な文書はゴミ箱に投入するといった行動を直感させる作法を行うことで、マルチトレイ装置50に投入された電子ペーパーEPに係るドキュメント画像及びドキュメントデータを消去することができる。
上記の例では、電子ペーパーEPから取得したドキュメントIDに基づいて該当するドキュメントデータを消去したが、電子ペーパーEPのメモリ6(16)に当該電子ペーパーを識別するデバイスID(媒体ID)や当該電子ペーパーEPの使用者を識別するユーザIDを格納させておき、マルチトレイ装置50に投入された電子ペーパーEPからデバイスID(媒体ID)或いはユーザIDをサーバ60が取得して該当するドキュメントデータを消去するようにしてもよい。
この場合には、例えば図9に示すように、サーバ60がシステムで管理される電子ペーパーのデバイスIDやユーザのユーザIDをテーブル60c、60dで管理し、例えば、プリンタ装置62からドキュメント画像を表示保持させた電子ペーパーEPを出力する際に、当該電子ペーパーEPからプリンタ装置62を介してデバイスID(媒体ID)やユーザIDをサーバ60が取得してテーブル60c、60dに記述し、電子ペーパーEPに表示保持させたドキュメントのデータに対して当該デバイスID(媒体ID)やユーザIDをポインタ等で関連付けるようにする。
これにより、ドキュメント画像が書き込まれてプリンタ装置62から排出された電子ペーパーは当該電子ペーパーに記憶されたデバイスID或いはユーザIDによりドキュメントDB63に記憶されている対応するドキュメントデータに関連(リンク)付けられる。
したがって、上記と同様に、電子ペーパーEPをマルチトレイ装置50に投入することで、当該電子ペーパーEPに表示保持されているドキュメントに該当するドキュメントデータが消去処理される。
上記の例では、ドキュメントDB63に記憶された該当するドキュメントデータを消去するようにしたが、上記のような関連付けリンクを解除することで、マルチトレイ装置50のリンク解除用トレイに投入された電子ペーパーEPによって再度同じドキュメント画像を閲覧できなくなるようにして、或る意味で消去と同等な処理を施すようにしてもよい。
例えば、マルチトレイ装置50に投入された電子ペーパーEPのデバイスIDをキーとして、図9に示すような当該デバイスIDとドキュメントIDとの関連付けリンクをサーバ60が解除することにより、当該投入された電子ペーパーEPと該当するドキュメントデータとの関連が解除される。
これは、当該デバイスID(すなわち、電子ペーパー)をキーとしてサーバ60にアクセスしても、ドキュメントデータに基づくドキュメント画像が同じ電子ペーパーでは再度表示されないことを意味しているが、ドキュメントデータ自体は他の電子ペーパーや他の装置で利用可能に保存される。
このような処理によっても、或るユーザが消去するつもりでマルチトレイ装置50に投入した電子ペーパーを他のユーザが用いて、当該ドキュメント画像を閲覧してしまう事態を防止することができ、ドキュメントの機密性保持を実現することができる。
なお、デバイスIDに代えてユーザIDを用いても同様な処理を行うことができる。
図10には、上記のような電子ペーパーEPを用いた本発明に係るドキュメント処理システムの他の一例を示してある。
本例では、ドキュメントIDを識別情報として用いて、ドキュメントデータをドキュメントDB63に設けられた複数のファイル63a、63b、63cにファイリングする処理を説明する。なお、図7に示した例と同様な部分については、同一符号を付して重複する説明は割愛する。また、マルチトレイ装置50は、ファイリング処理に係るトレイ部分のみを図示して説明する。
マルチトレイ装置50には、ファイルファイル63a、63b、63cに対応して複数(本例では3つ)のトレイ(A〜C)が備えられており、各トレイの投入口には投入された電子ペーパーEPからドキュメントIDを取得する読み取り手段53がそれぞれ設けられている。
また、サーバ60のドキュメントデータ管理手段60aは、電子ペーパーEPが投入されたトレイ(A〜C)に対応するファイル63a〜63cにドキュメントデータを記憶させる機能を有しており、本例では、ドキュメントDB63の記憶領域に記憶されているドキュメントデータを該当するファイルの記憶領域に移動させるファイリング処理を行う。
本例のドキュメント処理システムによれば、表示部2(12)にドキュメント画像が表示保持され、メモリ6(16)にドキュメントIDが保持された電子ペーパーEPをいずれかのトレイ(A〜C)に投入すると、当該トレイの読み取り手段53が投入された電子ペーパーEPから表示保持しているドキュメントのIDを取得してトレイIDと共に通信手段54がドキュメントデータ管理手段60aに送信する。
サーバ60では、入力されたトレイID及びドキュメントIDに基づいて、ドキュメントデータ管理手段60aがドキュメントDB63を検索し、ドキュメントDB63内で当該ドキュメントIDに該当するドキュメントデータを投入されたトレイIDに対応するファイルに記憶させる。例えば、電子ペーパーEPがトレイAに投入されたときは対応するファイル63aにドキュメントIDに該当するドキュメントデータを記憶させ、電子ペーパーEPがトレイBに投入されたときは対応するファイル63bにドキュメントIDに該当するドキュメントデータを記憶させ、電子ペーパーEPがトレイCに投入されたときは対応するファイル63cにドキュメントIDに該当するドキュメントデータを記憶させる。
上記のように、物理的に分離されて設置された複数のトレイに対してドキュメントDB63の各ファイルを対応付けたため、電子ペーパーEPに表示保持されたドキュメントを閲覧したユーザは、いずれかのトレイに当該電子ペーパーEPを投入するだけで、ドキュメントデータを所望のファイルに纏める操作を行うことができる。
したがって、箱や棚に文書を纏めて整理するといった行動を直感させる作法を行うことで、マルチトレイ装置50に投入された電子ペーパーEPに係るドキュメントデータをメモリ上でファイリングすることができる。
図11には、上記のような電子ペーパーEPを用いた本発明に係るドキュメント処理システムの他の一例を示してある。
本例では、ドキュメントIDを識別情報として用いて、ドキュメントデータにユーザが既に閲覧したことやドキュメント内容を承認したことを示すマークを付与する処理を説明する。なお、図7に示した例と同様な部分については、同一符号を付して重複する説明は割愛する。また、マルチトレイ装置50は、当該マーク付与処理に係るトレイ部分のみを図示して説明する。
本例のドキュメントDB63には、ドキュメントデータ及びドキュメントIDに対応付けてフラグ等の承認マークを記憶する記憶領域63dが設けられており、また、サーバ60のドキュメントデータ管理手段60aは、マルチトレイ装置50の承認用トレイに投入された電子ペーパーEPが表示するドキュメントに該当するドキュメントデータに承認マークを付加する機能を有している。
なお、承認マーク63dが付加されたドキュメントデータに基づいて、プリンタ装置62により用紙や電子ペーパーEPにドキュメント画像を表示保持させて出力する場合には、例えば図12に示すように、ドキュメント出力管理手段60bが承認マーク63dに基づいて承認印画像63Dを生成し、ドキュメント画像とともに承認印63Dを表示保持させる。
本例のドキュメント処理システムによれば、表示部2(12)にドキュメント画像が表示保持され、メモリ6(16)にドキュメントIDが保持された電子ペーパーEPをマルチトレイ装置50の承認用トレイに投入すると、当該マルチトレイ装置50の読み取り手段53が投入された電子ペーパーEPから表示保持しているドキュメントのIDを取得して、通信手段54がトレイIDとともにドキュメントデータ管理手段60aに送信する。
サーバ60では、入力されたトレイID及びドキュメントIDに基づいて、ドキュメントデータ管理手段60aがドキュメントDB63を検索し、ドキュメントDB63内で当該ドキュメントIDに該当するドキュメントデータに承認マーク63dを付与する。
したがって、電子ペーパーEPに表示保持されたドキュメントを閲覧したユーザは、マルチトレイ装置51の承認用トレイに当該電子ペーパーEPを投入するだけで、ドキュメントデータに承認済みや閲覧済みといったマークを付与して整理することができ、箱や棚に文書を投入するといった行動を直感させる作法を行うことで、マルチトレイ装置50に投入された電子ペーパーEPに係るドキュメントデータを整理することができる。
なお、承認したユーザを識別するために、複数のマルチトレイ装置50を複数のユーザ毎に設けておき、各マルチトレイ装置50はサーバ60への信号線を違える或いは送信するドキュメントIDに自己の識別データを付加する等といった方法で、いずれのマルチトレイ装置50によって読み取られたドキュメントIDであるかをドキュメントデータ管理手段60aが識別できるようにして、承認マーク63dがいずれユーザによるものかを識別するようにしてもよい。或いは、電子ペーパーのメモリ6(16)に電子ペーパーの使用者であるユーザIDを格納しておき、マルチトレイ装置50の読み取り手段53がこのユーザIDを取得してサーバ60に送信するようにし、ドキュメントデータ管理手段60aが承認マーク63dをいずれユーザによるものかを識別するようにしてもよい。
このように承認ユーザを識別した承認マークとすることで、ドキュメント出力管理手段60bが承認マーク63dに基づいて承認ユーザの名前やIDを含む承認印画像63Dを生成し、ドキュメント画像とともに承認印63Dを電子ペーパーの表示部2(12)に表示保持させるようにしてもよい。
図13には、上記のような電子ペーパーEPを用いた本発明に係るドキュメント処理システムの他の一例を示してある。
本例では、ドキュメントIDを識別情報として用いて、ドキュメントデータに基づいて他の表示記録媒体Pにドキュメント画像をプリントする処理を説明する。なお、図7に示した例と同様な部分については、同一符号を付して重複する説明は割愛する。また、マルチトレイ装置50は、当該プリント処理に係るトレイ部分のみを図示して説明する。
本例のプリンタ装置62は、ドキュメントデータに基づいて、紙媒体である用紙Pにドキュメント画像を印刷して表示保持させる公知の装置であり、電子ペーパーEPが表示保持するドキュメント画像に対応してサーバ60からドキュメントデータが入力されると用紙にドキュメント画像を印刷して出力する。
なお、本発明では、プリンタ装置62を電子ペーパーEPの表示部に光書き込み方式或いは自己書き込み方式によりドキュメント画像を書き込む(すなわち、プリントする)装置としてもよく、電子ペーパーEPが表示保持するドキュメント画像に対応してサーバ60からドキュメントデータが入力されると他の電子ペーパーにドキュメント画像を書き込んで出力するようにしてもよい。
マルチトレイ装置50はプリント用のトレイを有しており、ユーザがドキュメント画像を表示部に表示保持した電子ペーパーEPをプリント用トレイに投入すると、読み取り手段53が当該電子ペーパーEPと無線通信してメモリ6(16)に保持されているドキュメントIDを取得し、通信手段54がトレイIDとともにサーバ60へ出力する。
サーバ60のドキュメントデータ管理手段60aは、マルチトレイ装置50から入力されたトレイID及びドキュメントIDに基づいて、ドキュメントDB63に記憶された該当するドキュメントデータを検索して読み出す。また、サーバ60は、当該読み出されたドキュメントデータをプリンタ装置50に供給して用紙Pへのドキュメント画像をプリントさせるプリンタ制御手段60cを有している。
上記構成のドキュメント処理システムによるプリント出力処理では、まず、ドキュメント画像を電子ペーパーEPの表示部2(12)に表示保持させ、そのメモリ6(16)に当該ドキュメント画像の元となるドキュメントデータのIDを記憶させておく。なお、電子ペーパーEPに表示保持させるドキュメント画像のドキュメントデータはドキュメントDB63にドキュメントIDで識別されて格納されている。
このような電子ペーパーEPへのドキュメント画像の書き込みとドキュメントIDの格納は図外の書き込み装置によって行うことができる。
光書き込み型の電子ペーパーEPの場合には、例えば、書き込み装置は、ドキュメントデータに基づくドキュメント画像を表示する液晶パネル40と、電極4に書き込み電圧を印可する電圧印加手段と、光を照射する投影手段とを備えて、表示部2にドキュメント画像を投影して保持させるとともに、データを無線送信する無線手段を備えて、無線送信したドキュメントIDをメモリ6に記憶保持させる装置である。また、自己書き込み型の電子ペーパーEPの場合には、例えば、書き込み装置は、データを無線送信する無線手段を備えて、無線送信したドキュメントデータによりドライバ14で表示部にドキュメント画像を表示保持させるとともに、無線送信したドキュメントIDをメモリ16に記憶保持させる装置である。
上記の電子ペーパーEPに対して、そのドキュメント画像を閲覧したユーザが当該ドキュメントを更に複写する場合には、ユーザは当該電子ペーパーEPをマルチトレイ装置5のプリント用トレイに投入する。
これにより、投入された電子ペーパーEPからメモリ6(16)に記憶されているドキュメントIDが読み取られて当該トレイIDと共にサーバ60に入力される。
サーバ60では、前記設定テーブルを参照して、入力されたトレイID及びドキュメントIDに基づいて、ドキュメントデータ管理手段60aがドキュメントDB63を検索し、当該ドキュメントIDに対応付けられているドキュメントデータをドキュメントDB63から読み出す。そして、プリンタ制御手段60cが読み出されたドキュメントデータをプリンタ装置62へ出力して印刷処理をさせ、プリンタ装置62が用紙Pにドキュメント画像を印刷して排出する。
したがって、電子ペーパーEPの表示部2(12)に表示されたドキュメント画像を閲覧して更に当該ドキュメントを複写しようとする場合には、ユーザはマルチトレイ装置のプリント用トレイに電子ペーパーEPを投入するといった簡単な作法を行うことで、当該ドキュメントを用紙P等の他の表示記録媒体にプリントして得ることができる。
上記の例では、電子ペーパーEPから取得したドキュメントIDに基づいて該当するドキュメントデータを検索したが、図9に示したように、電子ペーパーEPのメモリ6(16)に当該電子ペーパーを識別するデバイスID(媒体ID)や当該電子ペーパーEPの使用者を識別するユーザIDを格納させておき、マルチトレイ装置50に投入された電子ペーパーEPからデバイスID(媒体ID)或いはユーザIDをサーバ60が取得して該当するドキュメントデータを検索するようにしてもよい。
図14には、上記のような電子ペーパーEPを用いた本発明に係るドキュメント処理システムの他の一例を示してある。なお、図7や図13に示した例と同様な部分については、同一符号を付して重複する説明は割愛する。また、マルチトレイ装置50は、当該プリント処理に係るトレイ部分のみを図示して説明する。
本例は、図13に示したシステムにおいて、ドキュメントデータを記憶するドキュメントDB63をネットワークN上のデータサーバにより構成したものであり、当該ドキュメントDB63に記憶されたドキュメントデータは、他のユーザによっても共有され或いはコンテンツ管理によって管理されて、随時内容が更新される。
本例でも、上記の例と同様にして、マルチトレイ装置50のプリント用トレイに電子ペーパーEPが投入されると、当該電子ペーパーEPから読み取ったドキュメントID(本例では、ドキュメントデータのネットワーク上の所在場所を示すURL)に対応するドキュメントデータにより用紙(或いは、他の電子ペーパー)Pにドキュメント画像がプリントされるが、電子ペーパーEPのマルチトレイ装置50への投入の都度にドキュメントIDに基づいてドキュメントDB63からドキュメントデータを取得するため、同じドキュメントIDを保持したままでドキュメントDB63にドキュメントURLに対応付けて記憶されているドキュメントデータの内容が更新されている場合には、用紙Pにプリントされるドキュメント画像は更新後の内容のものとなる。
図15には本例のより具体的な構成例を示すが、同図に示すように、表示対象となるドキュメントデータがドキュメントDB63で更新されていた場合には更新後のドキュメント画像D2がプリンタ装置62からプリント出力される。
なお、プリンタ装置62とマルチトレイ装置50とが一体的に構成するようにしてもよい。
すなわち、元となる電子ペーパーEPに表示保持されていたドキュメント画像D1が2004年1月20日18時(アクセス時間:2004012018:00)にドキュメントDB53に記憶されていた棒グラフであった場合、当該電子ペーパーEPをマルチトレイ装置51に投入して用紙Pへのプリントを行うと、当該投入時(すなわち、ドキュメントDB53からのデータ取得時)である2004年1月22日19時(アクセス時間:2004012219:00)にドキュメントDB63に記憶されているドキュメントの画像D2が用紙Pにプリントされて排出される。
したがって、内容の更新がなされるWebコンテンツ等のドキュメントを閲覧するような場合、本例のシステムによれば、ユーザは電子ペーパーEPをマルチトレイ装置50に投入するという簡単な作法を行うことで、最新内容のドキュメントを用紙Pにプリントして閲覧することができる。
図16には、上記のような電子ペーパーEPを用いた本発明に係るドキュメント処理システムの他の一例を示してある。なお、図1や図13に示した例と同様な部分については、同一符号を付して重複する説明は割愛する。また、マルチトレイ装置50は、当該プリント処理に係るトレイ部分のみを図示して説明する。
本例は、図13に示したシステムにおいて、プリント処理するためのプリント条件をシステムに入力するための条件カードCAを電子ペーパーEPとともにマルチトレイ装置50のプリント用トレイに投入して、当該プリント条件に従ったプリント処理をプリンタ装置62に行わせるものである。なお、プリント条件としては、ドキュメント画像をプリントする用紙Pのサイズ指定、両面プリントするか片面プリントするかの指定、システムに複数備えられたプリンタ装置の内のどのプリンタ装置62でプリント処理するかの指定等がある。
本例の条件カードCAは上記のように電子ペーパーと同様な構成及び機能を有したカード装置であり、プリント条件をユーザが目視確認できるように表示保持するとともに、プリント条件データを内部メモリに記憶して無線送信する機能を有している。
また、本例のマルチトレイ装置50は、プリント用トレイとして、電子ペーパーEPを投入するトレイ50epと条件カードCAを投入するトレイ50caとが備えられており、電子ペーパートレイ50epには投入された電子ペーパーEPからドキュメントIDを読み取る読み取り手段53が設けられ、条件カードトレイ50caには投入された条件カードCAからプリント条件データを読み取るカード読み取り手段53aが設けられている。
本例では、ユーザは電子ペーパーEPを電子ペーパートレイ50epに投入するとともに条件カードCAを条件カードトレイ50caに投入する。これにより、電子ペーパーEPから無線通信により読み取られたドキュメントID及び当該トレイのIDに基づいて、サーバのプリント制御手段60cに該当するドキュメントデータが入力されるとともに、カード読み取り手段53aと条件カードCAとの無線通信により読み取られたプリント条件データがサーバのプリンタ制御手段60cに入力される。
これにより、プリンタ制御手段60cは、プリント条件データに従ってプリンタ装置62や用紙サイズの決定を行い、決定したプリンタ装置62にドキュメントデータを出力して用紙Pへのドキュメント画像プリントを行わせる。
なお、上記の例では、条件カードCAを電子ペーパーと同様にメモリ機能とデータ通信機能とを有したものとしたが、条件カードCAをプリント条件を記述した紙媒体で構成し、カード読み取り手段53a及びサーバ60に公知の光学的読み取り及び文字認識機能を設けて、条件カードCAに記述からプリント条件データをプリント制御手段60cに入力するようにしてもよい。
また、上記の例では、条件カード用と電子ペーパー用とで投入と例を分けたが、このようにトレイを分けることなく同じトレイに条件カードCAと電子ペーパーEPとを投入して同じ読み取り手段で読み取り処理を行うようにしてもよい。この場合には、例えば図5(b)に示したように、トレイIDと共にプリント条件とドキュメントIDとをサーバ60に送信するようにすればよい。
図17には、上記のような電子ペーパーEPを用いた本発明に係るドキュメント処理システムの他の一例を示してある。なお、図1や図13に示した例と同様な部分については、同一符号を付して重複する説明は割愛する。また、マルチトレイ装置50は、当該電子メール送信処理に係るトレイ部分のみを図示して説明する。
本例は、マルチトレイ装置50のメール送信用トレイに投入された電子ペーパーEPのドキュメントを電子メールによってネットワークN上の他の情報処理装置(宛先端末)67へ送信出力するものであり、サーバ60にはドキュメントデータを含む電子メールを生成して宛先アドレスの端末67へ送信するメール通信手段60dが設けられている。
本例では、電子メールの宛先アドレスをユーザがキーボード操作等をしてサーバ60に直接入力することができる他、宛先アドレスを保持したアドレスカードCAを電子ペーパーEPとともにマルチトレイ装置50のメール送信用トレイに投入して、電子メールを送信する端末67を指定することができる。
なお、本例では、上記の例と同様に、アドレスカードCAを電子ペーパーと同様な構成及び機能を有したものとして、マルチトレイ装置のカード用トレイ50caに設けられたカード読み取り手段53aでアドレスカードCAからアドレスデータを取得してサーバ60に入力するようにしているが、アドレスカードCAの表面に記述されたアドレスを光学的文字読み取り及び文字認識するようにしたり、或いは、カード用トレイ50ca及びカード読み取り手段53aを電子ペーパー用のトレイ50ep及び読み取り手段53と共用したりしてもよい。
本例では、ユーザは電子ペーパーEPを電子ペーパートレイ50epに投入するとともにアドレスカードCAをカードトレイ50caに投入する。なお、電子ペーパートレイ50epとカードトレイ50caは共にメール送信用トレイである。
これにより、電子ペーパーEPから無線通信により読み取られたドキュメントID及び通知されたトレイIDに基づいて、ドキュメント管理手段60aがドキュメントDB63から検索したドキュメントデータがメール通信手段60dに入力されるとともに、カード読み取り手段53aとアドレスカードCAとの無線通信により読み取られたアドレスデータがメール通信手段60dに入力される。
これにより、メール通信手段60dは、入力されたドキュメントデータをメール文面或いはメールの添付ファイルとした電子メールを生成し、入力されたアドレス宛てに当該電子メールをネットワークNへ送信する。なお、ユーザがサーバ60へアドレスを直接入力した場合もメール通信手段60dにより同様に当該アドレス宛てに電子メールが送信される。
したがって、電子ペーパEPによりドキュメントを閲覧したユーザが当該ドキュメントを所望の端末装置67に送信しようとする場合、本例のシステムによれば、ユーザはアドレス指定をして電子ペーパーEPをマルチトレイ装置50のメール送信用トレイに投入するという簡単な作法を行うことで、当該ドキュメントデータを所望の宛先端末67へ電子メールにより送信出力することができる。
図18には本例のより具体的な構成例を示すが、同図(a)に示すように電子ペーパーEPとアドレスカードCAがマルチトレイ装置50に投入されたことにより、同図(b)に示すように、アドレスカードCAから読み取られた2つのアドレス(Fujitaro…、Fujihanako…)宛てに、電子ペーパーEPが表示保持しているドキュメント画像に係るドキュメントデータを含む電子メールEMがそれぞれ生成されて送信される。
なお、図18に示す例では、電子メールへ付加データを追加する入力手段として挨拶文カードCBも電子ペーパーEP及びアドレスカードCAとともにメール送信用トレイに投入し、電子メールEMに当該挨拶文カードCBに記録されている挨拶文データを付加するようにしている。
このような挨拶文等の付加カードCBは、例えば上記と同様に、電子ペーパーと同様な構成及び機能を有したものとして、付加文データをIDで識別して予めドキュメントDB等のメモリに用意しておき、付加カードCBから読み取ったIDに基づいて対応する付加文を電子メールEMに追加するようにしたり、或いは、付加カードCBのメモリに記憶された付加文データを読み取ってサーバに入力して付加文を電子メールEMに追加するようにしたり、或いは、付加カードCBに記述された付加文データを光学的に読み取ってサーバに入力して当該付加文を電子メールEMに追加するようにしたりしてもよい。
上記の実施例では、異なる種類のデータ処理が固定的に設定された物理的に複数のトレイを有するマルチトレイ装置50を示したが、本発明では、例えば図19に示すように、異なる種類のデータ処理が変更可能に設定されるトレイ57を有するマルチトレイ装置50であってもよい。
本例のマルチトレイ装置50は、他のトレイに加えて、選択入力をユーザからの受け付けるボタン58を備えたトレイ57を有しており、ボタンを操作することによりユーザが選択した種類のデータ処理を当該トレイ57に設定することができるようになっている。すなわち、本例のマルチトレイ装置50は、選択入力により設定を変更することにより、複数種類のデータ処理が設定された実質的に複数のトレイを有しており、したがって、このような処理の設定を変更できるトレイ57を1つだけ有したマルチトレイ装置として構成することも可能である。
図20に示すように、本例のマルチトレイ装置50は、トレイ57に対して設定する処理の選択入力をユーザからの受け付ける入力手段としてのボタン58と、当該選択入力により当該トレイに設定された処理の種類を通信手段54によりサーバ60に通知する処理変更手段59とを有しており、トレイ57に対して設定した処理の種類をサーバに認知させる。
したがって、マルチトレイ装置50が、トレイ57に投入された電子ペーパーEPに対して読み取り手段53による読み取りを行い、当該読み取ったドキュメントID等をサーバに送信すると、サーバ60が、当該ドキュメントID等で特定されるドキュメントデータに対して、当該トレイ57に選択設定されている処理を施す。
本発明の一例に係るドキュメント処理システムの外観構成を示す図である。 本発明の一例に係るマルチトレイ装置の内部構成を示す図である。 本発明の一例に係るマルチトレイ装置の投入口部分を示す図である。 本発明の一例に係るトレイと処理との対応付けテーブルを説明する図である。 本発明の一例に係るマルチトレイ装置からサーバへの送信データを説明する図である。 本発明の一例に係るマルチトレイ装置の外観構成を示す図である。 本発明の一例に係るドキュメント処理システムを示す図である。 本発明の一例に係るプリンタ装置を示す図である。 本発明の一例に係るドキュメントデータの記憶構成を示す図である。 本発明の他の一例に係るドキュメント処理システムを示す図である。 本発明の他の一例に係るドキュメント処理システムを示す図である。 本発明の一例に係る電子ペーパーの表示例を示す図である。 本発明の他の一例に係るドキュメント処理システムを示す図である。 本発明の他の一例に係るドキュメント処理システムを示す図である。 本発明の一例に係るプリント処理を説明する図である。 本発明の他の一例に係るドキュメント処理システムを示す図である。 本発明の他の一例に係るドキュメント処理システムを示す図である。 本発明の一例に係る電子メールを説明する図である。 本発明の他の一例に係るマルチトレイ装置の外観構成を示す図である。 本発明の他の一例に係るドキュメント処理システムを示す図である。 光書き込み型電子ペーパーを示す図である。 光書き込み型電子ペーパーの使用方法を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーの動作原理を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーの構造を説明する図である。 自己書き込み型電子ペーパーを示す図である。 自己書き込み換え型電子ペーパーの動作原理を説明する図である。 自己書き込み型電子ペーパーの構造を説明する図である。 電子ペーパーの他の例を示す図である。
符号の説明
EP:表示記録媒体(電子ペーパー)、 2:表示部、
3:処理部、 4:電極、
5:無線部、 6:メモリ、
7:バッテリ、 12:表示部、
13:処理部、 14:ドライバ、
15:無線部、 16:メモリ、
17:バッテリ、 50:マルチトレイ装置、
51a、51b、51c:投入口、 53:読み取り手段、
53a:カード読み取り手段、 54:通信手段、
60:サーバ、 60a:ドキュメントデータ管理手段、
60b:ドキュメント出力管理手段、 60c:プリンタ制御手段、
60d:メール通信手段、 63:ドキュメントデータベース、
67:宛先端末装置、 P:他の表示記録媒体(用紙)、

Claims (12)

  1. 複数のトレイを備えたマルチトレイ装置と、当該マルチトレイ装置に接続されて各トレイ毎に予め設定された処理をドキュメントデータに施す情報処理装置とを備えた情報処理システムであって、
    前記マルチトレイ装置は、トレイに投入された表示記録媒体から当該表示記録媒体が表示保持するドキュメントを特定する識別情報を取得する読み取り手段と、前記読み取った識別情報を前記表示記録媒体が投入されたトレイに対応付けて前記情報処理装置へ送信する送信手段と、を備え、
    前記情報処理装置は、表示記録媒体に表示保持されたドキュメントに対応するドキュメントデータを記憶するドキュメント記憶手段から前記マルチトレイ装置より入力された前記識別情報に基づいて該当するドキュメントデータを特定するドキュメント管理手段と、前記特定されたドキュメントデータに対して前記表示記録媒体が投入されたトレイに予め設定された処理を施すデータ処理手段と、を備えたことを特徴とするドキュメント処理システム。
  2. 設定されるデータ処理の種類が変更されることにより実質的に複数種類のトレイを備えたマルチトレイ装置と、当該マルチトレイ装置に接続されてトレイに設定された処理をドキュメントデータに施す情報処理装置とを備えた情報処理システムであって、
    前記マルチトレイ装置は、トレイに対するデータ処理の種類の選択入力を受け付ける入力手段と、前記選択入力を前記情報処理装置に通知する処理変更手段と、トレイに投入された表示記録媒体から当該表示記録媒体が表示保持するドキュメントを特定する識別情報を取得する読み取り手段と、前記読み取った識別情報を前記情報処理装置へ送信する送信手段と、を備え、
    前記情報処理装置は、表示記録媒体に表示保持されたドキュメントに対応するドキュメントデータを記憶するドキュメント記憶手段から前記マルチトレイ装置より入力された前記識別情報に基づいて該当するドキュメントデータを特定するドキュメント管理手段と、前記特定されたドキュメントデータに対して前記マルチトレイ装置から通知された処理を施すデータ処理手段と、を備えたことを特徴とするドキュメント処理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のドキュメント処理システムにおいて、
    前記マルチトレイ装置は、消去処理が設定されたトレイを有し、
    前記データ処理手段は、前記消去用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータに対して消去処理を施すことを特徴とするドキュメント処理システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のドキュメント処理システムにおいて、
    前記マルチトレイ装置は、ファイリング処理が設定されたトレイを有し、
    前記データ処理手段は、前記ファイリング用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータに対してファイリング処理を施すことを特徴とするドキュメント処理システム。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のドキュメント処理システムにおいて、
    前記マルチトレイ装置は、承認又は確認処理が設定されたトレイを有し、
    前記データ処理手段は、前記承認又は確認用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータに対して承認又は確認マークの付与処理を施すことを特徴とするドキュメント処理システム。
  6. 請求項1又は請求項2に記載のドキュメント処理システムにおいて、
    前記マルチトレイ装置は、プリント処理が設定されたトレイを有し、
    前記データ処理手段は、前記プリント用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータを用いてプリンタ装置によりドキュメントのプリント処理を行うことを特徴とするドキュメント処理システム。
  7. 請求項1又は請求項2に記載のドキュメント処理システムにおいて、
    前記マルチトレイ装置は、電子メール送信処理が設定されたトレイを有し、
    前記データ処理手段は、前記電子メール送信用トレイに投入された表示記録媒体から特定されたドキュメントデータを用いて電子メールの送信処理を行うことを特徴とするドキュメント処理システム。
  8. 請求項7に記載のドキュメント処理システムにおいて、
    前記マルチトレイ装置は、前記読み取り手段によりトレイに投入されたアドレス記憶媒体から送信先アドレス情報を読み取り、前記送信手段により当該読み取った送信先アドレス情報を前記情報処理装置へ送信し、
    前記情報処理装置は、前記ドキュメントデータを用いた電子メールを前記送信先アドレスへ送信する処理を行うことを特徴とするドキュメント処理システム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載のドキュメント処理システムにおいて、
    前記マルチトレイ装置は、前記読み取り手段によりトレイに投入された付加情報記憶媒体から付加情報又は付加情報を特定する付加情報識別情報を読み取り、前記送信手段により当該読み取った付加情報又は付加情報識別情報を前記情報処理装置へ送信し、
    前記情報処理装置は、前記付加情報又は前記付加情報識別情報から特定される付加情報を前記ドキュメントデータに付加した電子メールを送信処理することを特徴とするドキュメント処理システム。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のドキュメント処理システムにおいて、
    前記表示記録媒体は、ドキュメント画像を無電源状態で表示保持する表示部と、前記識別情報を電子データとして保持するメモリと、当該識別情報を前記読み取り手段が受信可能に送信する無線通信手段と、を有しており、
    前記表示記録媒体と前記情報読み取り手段との間で無線通信により前記識別情報が送受信されることを特徴とするドキュメント処理システム。
  11. ドキュメント画像を表示保持する表示記録媒体が投入されるトレイを複数備え、当該トレイ毎に予め設定された処理を前記ドキュメント画像に対応するドキュメントデータに対して施す情報処理装置に接続されるマルチトレイ装置であって、
    前記表示記録媒体は、ドキュメント画像を無電源状態で表示保持する表示部と、表示部に表示保持するドキュメントを特定するための識別情報を電子データとして保持するメモリと、当該識別情報を無線出力する無線通信手段とを有しており、
    マルチトレイ装置は、トレイに投入された表示記録媒体から前記識別情報を無線受信する読み取り手段と、前記読み取った識別情報を前記表示記録媒体が投入されたトレイに対応付けて前記情報処理装置へ送信する送信手段と、を有していることを特徴とするマルチトレイ装置。
  12. ドキュメント画像を表示保持する表示記録媒体が投入されるトレイを備え、当該トレイに変更可能に設定された処理を前記ドキュメント画像に対応するドキュメントデータに対して施す情報処理装置に接続されるマルチトレイ装置であって、
    前記表示記録媒体は、ドキュメント画像を無電源状態で表示保持する表示部と、表示部に表示保持するドキュメントを特定するための識別情報を電子データとして保持するメモリと、当該識別情報を無線出力する無線通信手段とを有しており、
    マルチトレイ装置は、トレイに対するデータ処理の種類の選択入力を受け付ける入力手段と、前記選択入力を前記情報処理装置に通知する処理変更手段と、トレイに投入された表示記録媒体から当該表示記録媒体が表示保持するドキュメントを特定する識別情報を取得する読み取り手段と、前記読み取った識別情報を前記情報処理装置へ送信する送信手段と、を有し、異なる種類のデータ処理が設定される実質的に複数種類のトレイを備えていることを特徴とするマルチトレイ装置。
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