JP2006039834A - フォルダ型データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザはフォルダを開かずともフォルダに束ねられた電子ペーパーEPが記憶するコンテンツを把握することができ、また、電子ペーパーEP間でのコンテンツデータの転送等といったデータ処理を可能にする。
【解決手段】 コンテンツデータを記憶した電子ペーパーEPをフォルダ型データ処理装置30に保持させると、当該コンテンツのサムネイル画像Sがフォルダ表示部36に一覧表示される。また、ユーザが操作部38を操作して、サムネイル画像Sを選択し転送命令を入力すると、選択された転送元電子ペーパーから転送先電子ペーパーへコンテンツデータが送信され、また、消去命令を入力すると、同じコンテンツデータが電子ペーパー間で同期して消去される。
【選択図】 図8
【解決手段】 コンテンツデータを記憶した電子ペーパーEPをフォルダ型データ処理装置30に保持させると、当該コンテンツのサムネイル画像Sがフォルダ表示部36に一覧表示される。また、ユーザが操作部38を操作して、サムネイル画像Sを選択し転送命令を入力すると、選択された転送元電子ペーパーから転送先電子ペーパーへコンテンツデータが送信され、また、消去命令を入力すると、同じコンテンツデータが電子ペーパー間で同期して消去される。
【選択図】 図8
Description
本発明は、コンテンツデータを記憶し且つ表示部に自己でコンテンツ画像を書き込んで無電源状態で表示保持する機能を有する表示記録媒体を複数枚束ねて保持するフォルダ型データ処理装置に関し、特に、表示記録媒体に記憶されているコンテンツを特定する情報の表示、表示記録媒体間でのコンテンツの授受、表示記録媒体間でのコンテンツの同期消去等といったデータ処理を行う装置に関する。
コンテンツには、ネットワークから取得したテキストや画像と言った情報の他に、文書処理装置で作成された文書等と言った種々な情報があるが、このようなコンテンツは、当該コンテンツ画像をパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に表示する、或いは、当該コンテンツ画像をプリンタによって紙媒体(用紙)に印刷すると言った方法でユーザの閲覧に供されている。
このようなコンテンツ閲覧において、コンテンツ画像をディスプレイ画面に表示する方法に較べて、コンテンツ画像を用紙に印刷して表示する方法は、何時でも何処にでも容易に持ち運びすることができ、無電源の状態でコンテンツ画像を閲覧することができ、しかも、複数枚の用紙に印刷することにより複数のコンテンツ画像を同時に閲覧することができるという利点がある。
近年では、紙媒体である用紙にとって代わることが可能なコンテンツ画像閲覧のための表示記録媒体として、コンテンツ画像を表示部に無電源状態で表示保持することができ且つ用紙の如く柔軟な薄型で持ち運び自在である電子ペーパーが開発されている。
電子ペーパーは、無電源状態で画像を表示保持する表示部を有した表示装置であり、電子データに基づいて自己でコンテンツ画像を表示部に書き込む機能を有する自己書き込み型の電子ペーパーがある。
このような電子ペーパーは、用紙と異なって表示部に表示保持した画像を消去したり上書きすることが可能であり、表示保持するコンテンツ画像を更新したり消去して、繰り返し使用することができるので紙資源の節約等の観点からも利用促進が望まれている。
電子ペーパーは、無電源状態で画像を表示保持する表示部を有した表示装置であり、電子データに基づいて自己でコンテンツ画像を表示部に書き込む機能を有する自己書き込み型の電子ペーパーがある。
このような電子ペーパーは、用紙と異なって表示部に表示保持した画像を消去したり上書きすることが可能であり、表示保持するコンテンツ画像を更新したり消去して、繰り返し使用することができるので紙資源の節約等の観点からも利用促進が望まれている。
ここで、電子ペーパーに関して、電子ペーパーを電子ペーパーファイルに着脱可能とし、電子ペーパーファイルが装着された電子ペーパーに対して表示用データを書き込む発明が提案されている(特許文献1参照。)。
また、電子ブックと言った電子表示装置において、表示部に表示可能なコンテンツを一覧表示する場合に、コンテンツの数が多いときには各コンテンツを小さなサムネイル画像化して表示する発明が提案されている(特許文献2参照。)。
特開2001―312227号公報
特開2003―271664号公報
また、電子ブックと言った電子表示装置において、表示部に表示可能なコンテンツを一覧表示する場合に、コンテンツの数が多いときには各コンテンツを小さなサムネイル画像化して表示する発明が提案されている(特許文献2参照。)。
用紙のように扱うことができる表示記録媒体は、用紙についての取り扱いと同様に複数枚を束ねてフォルダに纏めて、持ち運びや保管し、また、閲覧できるようにすることが望まれる。
この場合、フォルダを一見しただけでは、ユーザがフォルダを一見しただけでは、フォルダにどのようなコンテンツを含んだ表示記録媒体が束ねられているかを把握することができず、複数枚の用紙を束ねた従前のフォルダと同様の不便さがあった。
この場合、フォルダを一見しただけでは、ユーザがフォルダを一見しただけでは、フォルダにどのようなコンテンツを含んだ表示記録媒体が束ねられているかを把握することができず、複数枚の用紙を束ねた従前のフォルダと同様の不便さがあった。
また、表示記録媒体は表示部に表示保持しているコンテンツの他に書き換えて表示保持することができるコンテンツデータも記憶しているが、このような表示状態にないコンテンツについてはフォルダを開いて表示記録媒体を捲っても確認することができず、結局は、表示記録媒体を一枚ずつ操作して記憶しているコンテンツを順に表示させなければならないという不便さがあった。
表示記録媒体はコンテンツデータを記憶し表示処理する機能等の用紙にはないデータ処理能力を有しているが、複数枚の表示記録媒体を束ねるフォルダにより表示記録媒体にコンテンツデータを書き込む発明が提案されている程度で、表示記録媒体の有するデータ処理機能をより有効に活用して使い勝手を向上させ、表示記録媒体の利用を促進することが望まれている。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、コンテンツデータを記憶し且つ表示部に自己でコンテンツ画像を書き込んで無電源状態で表示保持する機能を有する表示記録媒体を複数枚束ねて保持し、当該表示記録媒体が記憶しているデータを処理することによりユーザの使い勝手を向上させるフォルダ型データ処理装置を提供することを目的としている。
より具体的には、本発明は、フォルダ型データ処理装置を操作することで、例えば、束ねられた表示記録媒体が記憶しているコンテンツを特定する情報の表示、表示記録媒体間でのコンテンツの授受、表示記録媒体間でのコンテンツの同期消去等といったデータ処理を行い、コンテンツデータの視覚化、転送、消去等を実現することを目的としている。
より具体的には、本発明は、フォルダ型データ処理装置を操作することで、例えば、束ねられた表示記録媒体が記憶しているコンテンツを特定する情報の表示、表示記録媒体間でのコンテンツの授受、表示記録媒体間でのコンテンツの同期消去等といったデータ処理を行い、コンテンツデータの視覚化、転送、消去等を実現することを目的としている。
本発明は、コンテンツ画像を無電源状態で表示保持する表示記録媒体を複数枚束ねて保持するフォルダ型データ処理装置であり、これら表示記録媒体は、コンテンツ画像を無電源状態で表示保持する表示部と、フォルダ型データ処理装置とデータ通信を行う通信部と、コンテンツデータを記憶する記憶部と、当該記憶部に記憶されたコンテンツデータに基づいて表示部にコンテンツ画像を書き込む書き込み部とを有している。
なお、本発明では、典型的には後述するような自己書き込み型電子ペーパーを用いるが、上記の各機能を有する薄型の表示記録媒体であれば本発明に適用することができる。
なお、本発明では、典型的には後述するような自己書き込み型電子ペーパーを用いるが、上記の各機能を有する薄型の表示記録媒体であれば本発明に適用することができる。
そして、本発明に係るフォルダ型データ処理装置は、画像を表示するフォルダ表示部と、保持した表示記録媒体とデータ通信を行うフォルダ通信部と、表示記録媒体から取得したコンテンツデータに基づいて当該コンテンツを特定するためのデータを生成する特定データ生成部と、生成された特定データに基づいてコンテンツを特定するための画像(サムネイル、ファイルネイ、ページ名)をフォルダ表示部に表示する表示処理部とを有しており、生成したコンテンツ特定画像(例えば、コンテンツのサムネイル、コンテンツファイルの名称、複数ページを含むコンテンツのページサムネイルや名称)をフォルダ装置の表表紙等に設けたフォルダ表示部に表示して、どのようなコンテンツを含んだ表示記録媒体が束ねられているかをユーザがフォルダを一見して把握できるようにする。
また、表示記録媒体が記憶部にコンテンツデータ及び当該コンテンツと特定するための特定データを記憶している態様では、本発明に係るフォルダ型データ処理装置は、画像を表示するフォルダ表示部と、保持した表示記録媒体とデータ通信を行うバインダ通信部と、表示記録媒体から取得した特定データに基づいてフォルダ表示部にコンテンツを特定するための画像を表示する表示処理部とを有しており、上記と同様に、特定画像をフォルダ装置に設けたフォルダ表示部に表示して、どのようなコンテンツを含んだ表示記録媒体が束ねられているかをユーザがフォルダを一見して把握できるようにする。
更に、本発明において、フォルダに纏めて保持された複数枚の表示記録媒体について、その内の一枚の表示記録媒体に記録されているコンテンツを特定する画像をフォルダ表示部に表示するようにしてもよいが、複数枚の表示記録媒体がそれぞれ記憶する各コンテンツを特定する複数の画像をフォルダ表示部に一覧表示して、どのようなコンテンツが束ねられているかを一見して把握できるようにユーザに提示する。
更に、本発明において、一枚の表示記録媒体が記憶する複数ページのコンテンツデータを記憶している場合には、フォルダ型データ処理装置は各ページを特定するための複数の画像をフォルダ表示部に一覧表示して、表示記録媒体の表示部に可視化されていないコンテンツページを可視化してユーザに提示する。
更に、本発明において、一枚の表示記録媒体が記憶する複数ページのコンテンツデータを記憶している場合には、フォルダ型データ処理装置は各ページを特定するための複数の画像をフォルダ表示部に一覧表示して、表示記録媒体の表示部に可視化されていないコンテンツページを可視化してユーザに提示する。
更に、本発明では、フォルダ型データ処理装置は、フォルダ表示部に表示された一の表示記録媒体に記憶されたコンテンツデータを特定するための画像を選択するユーザ入力を受け付ける操作部と、当該操作部により選択された画像で特定されるコンテンツデータを他の表示記録媒体へ提供するデータ提供部とを有しており、フォルダに束ねて保持されている表示記憶媒体間でユーザ操作に応じてコンテンツデータを授受させることができる。
したがって、フォルダに纏められた表示記録媒体間でコンテンツを複写する操作を行うことができ、フォルダ内の白紙状態の表示記録媒体に所望のコンテンツを複写して会議出席者に配布すると言った利用を行うことができる。
したがって、フォルダに纏められた表示記録媒体間でコンテンツを複写する操作を行うことができ、フォルダ内の白紙状態の表示記録媒体に所望のコンテンツを複写して会議出席者に配布すると言った利用を行うことができる。
更に、本発明では、フォルダ型データ処理装置は、フォルダ表示部に表示された一の表示記録媒体に記憶されたコンテンツデータを特定するための画像を選択するユーザ入力を受け付ける操作部と、当該操作部により選択された画像で特定されるコンテンツデータを他の表示記録媒体から消去させる消去部とを有しており、フォルダに束ねて保持されている表示記憶媒体間でユーザ操作に応じてコンテンツの消去処理を同期して行うことができる。
したがって、フォルダに纏められた表示記録媒体間でコンテンツを同期して消去する操作を行うことができ、フォルダ内の不要コンテンツを統一して整理することができる。
したがって、フォルダに纏められた表示記録媒体間でコンテンツを同期して消去する操作を行うことができ、フォルダ内の不要コンテンツを統一して整理することができる。
ここで、本発明に係るフォルダ型データ処理装置は、背表紙部に表表紙部及び裏表紙部を一体的に備えたフォルダ形状に構成する他、主要な機能部を備えたフォルダ本体部をクリップ形状に構成するとともにフォルダ表示部用の表示記録媒体を用い、コンテンツを記憶した表示記憶媒体の束の上にフォルダ表示部用の表示記録媒体を重ねて、これらをクリップ形状のフォルダ本体部で挟んで保持する構成としてもよい。すなわち、表示記録媒体は表示部に電子データに基づいて画像を自己で書き込む機能を有するので、これをフォルダ本体部が利用するフォルダ表示部として用いるようにしてもよい。
本発明によると、フォルダに束ねられた複数枚の表示記録媒体が記憶するコンテンツをフォルダ表示部に表示するようにしたため、ユーザはフォルダを開かずともどのようなコンテンツが綴じ込まれているかを容易に把握することができる。
また、本発明によると、フォルダに束ねられた複数枚の表示記録媒体間でコンテンツデータの転送や同期消去等のデータ処理を行うようにしたため、表示記憶媒体の利便性を向上させることができコンテンツ画像の表示保持媒体としての利用を促進することができる。
また、本発明によると、フォルダに束ねられた複数枚の表示記録媒体間でコンテンツデータの転送や同期消去等のデータ処理を行うようにしたため、表示記憶媒体の利便性を向上させることができコンテンツ画像の表示保持媒体としての利用を促進することができる。
本発明を一実施例に基づいて具体的に説明する。
まず、本発明に利用される表示記録媒体の一例について、基本的な構成を図12〜図14を参照して説明する。
図12〜図14に示す表示記録媒体は自己書き込み型電子ペーパーと称せられる媒体であり、電子ペーパーと称せられるように紙の様に薄型の装置である。
まず、本発明に利用される表示記録媒体の一例について、基本的な構成を図12〜図14を参照して説明する。
図12〜図14に示す表示記録媒体は自己書き込み型電子ペーパーと称せられる媒体であり、電子ペーパーと称せられるように紙の様に薄型の装置である。
図12(a)には自己書き込み型電子ペーパーEPを正面視して示し、同図(b)には当該自己書き込み型電子ペーパーEPを側面視で示してある。図示の電子ペーパーEPはコンテンツ画像を表示保持する表示部2と本発明に係る通信や画像書き込み処理等の種々な処理を司る処理部3とを有しており、同図(a)には処理部3に内蔵されている諸機能部も表してある。
電子ペーパーEPは、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型表示装置であり、大部分の面積を占める表示部2の一片に処理部3が設けられている。なお、表示部2の大きさは用途に応じた大きさのものとされ、表示部2と処理部3とを着脱可能とした構成とすることもできる。
電子ペーパーEPは、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型表示装置であり、大部分の面積を占める表示部2の一片に処理部3が設けられている。なお、表示部2の大きさは用途に応じた大きさのものとされ、表示部2と処理部3とを着脱可能とした構成とすることもできる。
処理部3には、表示部2を駆動するドライバ4、外部とデータ通信するための通信部5、電子データを読み書き自在に保持するメモリ6、本発明に係る種々な処理を司るプロセッサ7、通信部5やプロセッサ7等の駆動電力を供給するバッテリ8、表示部2への画像書き込み指示等のユーザ操作入力を受け付けるボタン等の操作部9が設けられている。
自己書き込み型電子ペーパーEPの通信部5は接続端子を有する通信部であり、後述するようにフォルダ型データ処理部との間でメモリ6に記憶する電子データ(コンテンツ画像データ、コンテンツを特定するためのデータ等)を送受信することができる。なお、自己書き込み型電子ペーパーEPは、例えば、通信部5に無線通信機能を備えて、外部の無線通信機能を有する装置と通信部5で無線通信することにより、メモリ6に記憶する電子データ(コンテンツ画像データ、コンテンツを特定するためのデータ等)を送受信し、また、これら電子データをメモリ6に保持することができる。
自己書き込み型電子ペーパーEPの通信部5は接続端子を有する通信部であり、後述するようにフォルダ型データ処理部との間でメモリ6に記憶する電子データ(コンテンツ画像データ、コンテンツを特定するためのデータ等)を送受信することができる。なお、自己書き込み型電子ペーパーEPは、例えば、通信部5に無線通信機能を備えて、外部の無線通信機能を有する装置と通信部5で無線通信することにより、メモリ6に記憶する電子データ(コンテンツ画像データ、コンテンツを特定するためのデータ等)を送受信し、また、これら電子データをメモリ6に保持することができる。
更に、自己書き込み型電子ペーパーEPは、メモリ6に保持したコンテンツ画像等の画像データに基づいてドライバ4が表示部2に画像を書き込むことことができ、ドライバ4の駆動電力を除去しても表示部2に画像を表示状態で保持し続ける機能を有している。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の断面構造を表す図14に示すように、複写機にトナーとして利用されている微細な着色粒子(図示の例では、白色粒子11と黒色粒子12)を少なくとも表面側が透明な表裏一対の電極13間に封入し、これを少なくとも表面側が透明な表裏一対のフィルム基板14で挟んだ構造となっている。着色粒子11、12が自由に移動できるように電極層13間は空気層となっており、また、マトリックス状の電極層13には着色粒子11、12との接触を防止する絶縁層15が設けられている。なお、カラーフィルターを用いることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の断面構造を表す図14に示すように、複写機にトナーとして利用されている微細な着色粒子(図示の例では、白色粒子11と黒色粒子12)を少なくとも表面側が透明な表裏一対の電極13間に封入し、これを少なくとも表面側が透明な表裏一対のフィルム基板14で挟んだ構造となっている。着色粒子11、12が自由に移動できるように電極層13間は空気層となっており、また、マトリックス状の電極層13には着色粒子11、12との接触を防止する絶縁層15が設けられている。なお、カラーフィルターを用いることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の動作原理を表す図13に示すように、電極13に電圧を印加していない状態(但し、電極13は前回の駆動時の極性に帯電している)では、負(マイナス)に帯電した白色粒子11は裏面側に溜まる一方、正(プラス)に帯電した黒色粒子12は表面側に溜まり、表示部2を表面側から目視すると表示部2は黒色な状態となる。そして、メモリ6に記憶されたデータに基づいてドライバ4が動作して表示する画像情報に応じたマトリックスの所要部の電極極性を反転させると、白色粒子11と黒色粒子12との位置関係が入れ替わって、表示部2に白色粒子11と黒色粒子2とのコントラストによるコンテンツ画像が表示される。なお、異なるデータに基づいてドライバ4を動作させることにより、白色粒子11と黒色粒子12とのコントラストにより表示部2に表示される画像情報を切り換えることができ、幾度も再使用することができる。
したがって、自己書き込み型電子ペーパーEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、表示部2に表示した画像情報を無電源保持する性質があるので、あたかも用紙の如く用いることができる携帯可能な表示記録媒体である。
更に、本例の自己書き込み型電子ペーパーEPは、通信機能、メモリ機能、データ処理機能等を備えるので、後述するように本発明に係るコンテンツ画像の表示、転送、消去処理等に供することができる。
なお、自己書き込み型電子ペーパーEPに画像情報を表示保持させるには、画像データを電子ペーパーEPに受信させて表示部2に書き込み処理させればよい。
更に、本例の自己書き込み型電子ペーパーEPは、通信機能、メモリ機能、データ処理機能等を備えるので、後述するように本発明に係るコンテンツ画像の表示、転送、消去処理等に供することができる。
なお、自己書き込み型電子ペーパーEPに画像情報を表示保持させるには、画像データを電子ペーパーEPに受信させて表示部2に書き込み処理させればよい。
ここで、電子ペーパーEPは、通信部5、プロセッサ7、メモリ6等といった処理部3の機能部を選択的に纏めたクリップ式の装置を構成し、当該クリップ式の処理部装置3を表示部2に着脱可能に接続して設けるようにしてもよい。なお、このようなクリップ式の処理部装置3とした場合等において、電子ペーパーEPに備えるバッテリは外部の装置からの起電力を保持するコンデンサとするようにしてもよい。
また、電子ペーパーEPの表示部2としては、強誘電液晶に代表されるメモリ性のある液晶や、帯電された粒子を移動させて表示を切り替える電気泳動方式、帯電された粒子を回転させて表示を切り替える粒子回転方式、磁気により粒子を移動させて表示を切り替える磁気泳動方式、小型バッテリ駆動の薄型の液晶やEL素子を用いてもよい。
また、電子ペーパーEPの表示部2としては、強誘電液晶に代表されるメモリ性のある液晶や、帯電された粒子を移動させて表示を切り替える電気泳動方式、帯電された粒子を回転させて表示を切り替える粒子回転方式、磁気により粒子を移動させて表示を切り替える磁気泳動方式、小型バッテリ駆動の薄型の液晶やEL素子を用いてもよい。
次に、表示媒体媒体として電子ペーパーEPを用いた本発明の実施例に係るフォルダ型データ処理装置を説明する。
なお、以下に説明する電子ペーパーEPは、実施例の構成に応じて上記機能部を取捨選択して設けられ、これら機能部により種々な実施態様に必要な機能を実現している。
なお、以下に説明する電子ペーパーEPは、実施例の構成に応じて上記機能部を取捨選択して設けられ、これら機能部により種々な実施態様に必要な機能を実現している。
図1には本例に係るフォルダ式データ処理装置30とこれに束ねて保持される複数の電子ペーパーEPの機能構成を示してある。なお、電子ペーパーEPは代表して第1の電子ペーパーEP1と第2の電子ペーパーEP2とを示してある。
電子ペーパーEPは、表示部2、ドライバからなる書き込み部4、フォルダ式データ処理装置30に端子接続してデータ通信を行う通信部5、コンテンツデータ等を記憶するメモリ6の他、プロセッサ7により構成されるデータ処理部20を有しており、データ処理部20によりコンテンツデータ等の送受信処理、受信したコンテンツデータの表示部2への書き込み表示処理、コンテンツデータの消去処理といった本発明に係る処理を制御して実行する。
電子ペーパーEPは、表示部2、ドライバからなる書き込み部4、フォルダ式データ処理装置30に端子接続してデータ通信を行う通信部5、コンテンツデータ等を記憶するメモリ6の他、プロセッサ7により構成されるデータ処理部20を有しており、データ処理部20によりコンテンツデータ等の送受信処理、受信したコンテンツデータの表示部2への書き込み表示処理、コンテンツデータの消去処理といった本発明に係る処理を制御して実行する。
フォルダ式データ処理装置30は、フォルダに保持した電子ペーパーEPの通信部5に端子接続してデータ通信を行うフォルダ通信部31、この通信部5と31との接続を判定する接続判定部32、フォルダに保持した電子ペーパーEP間でのコンテンツデータの転送処理を行うデータ転送部33、フォルダに保持した電子ペーパーEP間でのコンテンツデータの同期消去処理を行うリンク処理部34、電子ペーパーと送受信するコンテンツデータ等を記憶するメモリ35、サムベイルや名称等のコンテンツ特定情報を画像表示するフォルダ表示部36、電子データに基づいてフォルダ表示部への画像書き込み処理を行う表示処理部37、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部38、受け付けたユーザ操作入力を判定して当該入力に応じた処理をデータ転送部33やリンク処理部34や表示処理部37に行わせる入力判定部39を備えている。
ここで、本例の表示処理部37は、電子ペーパーEPから取得したコンテンツデータに基づいて当該コンテンツのサムネイル画像データを生成するサムネイル生成機能を有しており、ユーザ操作に応じて、フォルダ表示部36にコンテンツのサムネイル画像を表示することができる。なお、電子ペーパーEPのメモリ6コンテンツデータと共に当該コンテンツのサムネイル画像データを保持させておき、フォルダ式データ処理装置30が電子ペーパーからコンテンツデータと共にサムネイル画像データを取得するようにしてもよく、この場合にはサムネイル生成機能を省略することができる。
また、コンテンツを特定する情報としてコンテンツ名称を用いることもでき、この場合には、フォルダ式データ処理装置30は、電子ペーパーからコンテンツデータと共に取得したコンテンツ名称データに基づいて、フォルダ表示部36にコンテンツ名称を表示することができる。
なお、コンテンツを特定する情報はコンテンツを個々に識別し得る情報であればよく、また、コンテンツが複数ページを含んでいる場合にはこれら各ページについての特定情報を表示するようにする。
図1に示す例では、フォルダ式データ処理装置30は電源としてのバッテリ40を有しているが、フォルダ保持した電子ペーパーEPと電源端子接続して、当該電子ペーパーのバッテリ電源を利用して動作するようにしてもよい。また、この逆に、上記では電子ペーパーEPにバッテリ8を備えた例を示したが、電子ペーパーEPをフォルダ式データ処理装置30のバッテリ40からの電力で動作するようにしてもよい。
なお、コンテンツを特定する情報はコンテンツを個々に識別し得る情報であればよく、また、コンテンツが複数ページを含んでいる場合にはこれら各ページについての特定情報を表示するようにする。
図1に示す例では、フォルダ式データ処理装置30は電源としてのバッテリ40を有しているが、フォルダ保持した電子ペーパーEPと電源端子接続して、当該電子ペーパーのバッテリ電源を利用して動作するようにしてもよい。また、この逆に、上記では電子ペーパーEPにバッテリ8を備えた例を示したが、電子ペーパーEPをフォルダ式データ処理装置30のバッテリ40からの電力で動作するようにしてもよい。
接続判定部32は図2に示すような管理テーブルを有しており、複数の電子ペーパーEPと接続するためにフォルダ通信部31が有する複数の端子について、いずれの端子に電子ペーパーEPが接続されているかを管理する。例えば、5つの端子が備えられている場合、1番目(一番上)から4番目までの端子にはそれぞれ電子ペーパーが接続され、5番目の端子は空き状態であることが管理される。
表示処理部37によるコンテンツ特定情報の表示処理は管理テーブルを参照して行われ、フォルダ表示部36には端子の順(すなわち、電子ペーパーが束ねられている順)にサムネイル画像等が表示される。
表示処理部37によるコンテンツ特定情報の表示処理は管理テーブルを参照して行われ、フォルダ表示部36には端子の順(すなわち、電子ペーパーが束ねられている順)にサムネイル画像等が表示される。
図3には本例に係るフォルダ式データ処理装置30を表面側から示し、図4には当該フォルダ式データ処理装置30を開いた状態で示してある。
フォルダ式データ処理装置30は、表表紙部41と裏表紙部42とを背表紙部43により拡開自在に接続した全体としてフォルダ形状を成している。表表紙部41の表面はフォルダ表示部36となっており、背表紙部43にはユーザ操作を受け付ける操作ボタン(操作部)38が設けられている。なお、操作部38として、表示処理、データ転送処理、同期消去処理等の命令を受け付けるボタンに加えて、フォルダ表示部36に表示されているサムネイル画像Sやコンテンツ名称等の特定情報を当該表示部36におけるカーソルやハイライトの移動によってユーザに選択させる十字キーボタンが設けられている。
フォルダ式データ処理装置30は、表表紙部41と裏表紙部42とを背表紙部43により拡開自在に接続した全体としてフォルダ形状を成している。表表紙部41の表面はフォルダ表示部36となっており、背表紙部43にはユーザ操作を受け付ける操作ボタン(操作部)38が設けられている。なお、操作部38として、表示処理、データ転送処理、同期消去処理等の命令を受け付けるボタンに加えて、フォルダ表示部36に表示されているサムネイル画像Sやコンテンツ名称等の特定情報を当該表示部36におけるカーソルやハイライトの移動によってユーザに選択させる十字キーボタンが設けられている。
背表紙部43は表示部36以外の図1に示した諸機能部を備えており、複数枚の電子ペーパーを束ねた状態で保持するために、背表紙部43には複数の係合部44が設けられている。
図4に示す例では、各電子ペーパーEPの側辺には膨出形状の係合部50が形成されており、背表紙部43の係合部44は当該膨出形状に対応した形状の溝として形成されている。すなわち、背表紙部43の一端から電子ペーパーEPを差し込むことにより係合部同士を係合させて当該電子ペーパEPをフォルダに保持させることができ、また、当該電子ペーパーEPをフォルダから取り外すこともできる。
図4に示す例では、各電子ペーパーEPの側辺には膨出形状の係合部50が形成されており、背表紙部43の係合部44は当該膨出形状に対応した形状の溝として形成されている。すなわち、背表紙部43の一端から電子ペーパーEPを差し込むことにより係合部同士を係合させて当該電子ペーパEPをフォルダに保持させることができ、また、当該電子ペーパーEPをフォルダから取り外すこともできる。
また、図5に示すように、背表紙部43の係合部44にはフォルダ通信部31の接続端子31aが設けられ、電子ペーパーEPの係合部50には通信部5の接続端子5aが設けられている。
上記のように係合部同士を係合させて電子ペーパーEPをフォルダに保持させた状態では、接続端子5aと31aとが接続し、当該電子ペーパーEPはフォルダ式データ処理装置30と通信可能に接続される。
したがって、フォルダ式データ処理装置30に束ねて保持された各電子ペーパーEPは、それぞれデータ処理機能を有する背表紙部43に接続される。
上記のように係合部同士を係合させて電子ペーパーEPをフォルダに保持させた状態では、接続端子5aと31aとが接続し、当該電子ペーパーEPはフォルダ式データ処理装置30と通信可能に接続される。
したがって、フォルダ式データ処理装置30に束ねて保持された各電子ペーパーEPは、それぞれデータ処理機能を有する背表紙部43に接続される。
このようにフォルダ式データ処理装置30に電子ペーパーEPを保持させ、操作ボタン38を操作すると、電子ペーパーEPが記憶しているコンテンツを特定する情報をフォルダ表示部36に表示させることができる。
例えば、それぞれコンテンツA〜Eを記憶している5枚の電子ペーパーEPをフォルダ式データ処理装置30に保持させて、サムネイル表示の指示を入力すると、表示処理部37が、各電子ペーパーから取得したコンテンツデータに基づいてサムネイル画像データを生成して(或いは、各電子ペーパーからサムネイル画像データを取得して)、図6(a)に示すように、各電子ペーパーEPのコンテンツサムネイル画像Sをフォルダ表示部36に各電子ペーパーEPの束ねられた順で一覧表示する。また、サムネイル画像の表示ではなく、各電子ペーパーから取得したコンテンツ名称データに基づいて、図6(a)に示すように、表示処理部37が各電子ペーパーEPのコンテンツ名称をフォルダ表示部36に各電子ペーパーEPの束ねられた順で一覧表示する。
例えば、それぞれコンテンツA〜Eを記憶している5枚の電子ペーパーEPをフォルダ式データ処理装置30に保持させて、サムネイル表示の指示を入力すると、表示処理部37が、各電子ペーパーから取得したコンテンツデータに基づいてサムネイル画像データを生成して(或いは、各電子ペーパーからサムネイル画像データを取得して)、図6(a)に示すように、各電子ペーパーEPのコンテンツサムネイル画像Sをフォルダ表示部36に各電子ペーパーEPの束ねられた順で一覧表示する。また、サムネイル画像の表示ではなく、各電子ペーパーから取得したコンテンツ名称データに基づいて、図6(a)に示すように、表示処理部37が各電子ペーパーEPのコンテンツ名称をフォルダ表示部36に各電子ペーパーEPの束ねられた順で一覧表示する。
また、フォルダ式データ処理装置30は接続判定部32により、フォルダに接続保持されている各電子ペーパーEPを管理しているので、接続保持されている電子ペーパーEPをフォルダから取り出すと、表示処理部37が、当該取り出された電子ペーパーEPが記憶するコンテンツの特定情報をフォルダ表示部36から消去する。例えば、図7(a)に示すように、それぞれコンテンツA〜Eを記憶している5枚の電子ペーパーEPがフォルダ式データ処理装置30に保持されている状態では、各コンテンツA〜Eのサムネイル画像Sがフォルダ表示部36に表示されているが、コンテンツBを記憶する電子ペーパーEPをフォルダ式データ処理装置30から取外すと、フォルダ表示部36からコンテンツBのサムネイル画像が消去される。
また、これとは逆に、電子ペーパーEPをフォルダの空いている係合部44に係合させると、表示処理部37が、当該追加された電子ペーパーEPが記憶しているコンテンツのサムネイル画像Sをフォルダ表示部36に追加して表示する。例えば、図7(b)に示すように、コンテンツBの電子ペーパーEPを取外して空きとなった係合部44にコンテンツFを記憶した電子ペーパーEPを追加保持させると、当該コンテンツFのサムネイル画像Sがフォルダ表示部36に追加して表示される。
なお、上記のようにフォルダに接続保持されている各電子ペーパーEPがどの係合部44に係合されているかが管理されているので、追加されたコンテンツFのサムネイル画像Sは上記コンテンツBのサムネイル画像が消去された位置に表示される。すなわち、フォルダに保持された電子ペーパーEPの順に対応した並び順でサムネイル画像Sが表示される。
なお、上記のようにフォルダに接続保持されている各電子ペーパーEPがどの係合部44に係合されているかが管理されているので、追加されたコンテンツFのサムネイル画像Sは上記コンテンツBのサムネイル画像が消去された位置に表示される。すなわち、フォルダに保持された電子ペーパーEPの順に対応した並び順でサムネイル画像Sが表示される。
また、電子ペーパーEPがメモリ6に複数ページからなるコンテンツデータを保持している場合には、表示処理部37が、これらコンテンツデータの各ページのサムネイル画像をSをフォルダ表示部36に一覧表示する。例えば、図8(a)に示すように、メモリ6にページa、b、cのコンテンツデータを記憶している電子ペーパーEP(なお、同図にはページaの画像を表示部2に表示保持している状態を示す)をフォルダ式データ処理装置30に接続保持させ、操作部38からページの一覧表示指示を入力すると、表示処理部37が、同図(b)に示すように、当該コンテンツデータの各ページa、b、cのサムネイル画像Sをフォルダ表示部36に一覧表示する。
ここで、図8(a)に示すように、コンテンツデータを記憶していない白紙状態の電子ペーパーEPHをフォルダの空いている係合部44に係合させると、表示処理部37が、同図(b)に示すように、当該追加された電子ペーパーEPHを示す枠画像RSをフォルダ表示部36に追加して表示する。すなわち、白紙状態の電子ペーパーEPHを幾枚どの順で保持しているかもフォルダ表示部36に表示される。
そして、例えば、操作部38からのユーザ操作で、ページaのサムネイル画像Sと枠画像RSとが選択されて、転送命令が入力されると、データ転送部33が、電子ペーパーEPのメモリ6から取得してメモリ39に保持しているページa、b、cのコンテンツデータから、ページaのコンテンツデータを枠画像RSに該当する端子から送信する。この結果、枠画像RSに対応する白紙状態の電子ペーパーEPHでは、その通信部5からページaのコンテンツデータが入力されてメモリ6に記憶され、また、フォルダ表示部36には選択された枠画像RSがページaのサムネイル画像Sに変更されて表示される。
したがって、フォルダ表示部36にサムネイル画像(或いはコンテンツ名やページ名称等の特定情報)で表示されたページ(或いはコンテンツ)と転送先とを選択して、転送命令を入力することで、フォルダに保持された電子ペーパー間でコンテンツデータを転送して複写或いは移動させることができる。
なお、転送先の電子ペーパーで受信したコンテンツデータに基づいて表示部2にコンテンツ画像を表示保持させるには、データ転送部33がコンテンツデータと共に表示命令を送信し、、転送先の電子ペーパーでは、データ処理部20が表示命令に従って書き込み部4に受信したコンテンツデータに基づくコンテンツ画像を表示部2に書き込ませればよい。
なお、転送先の電子ペーパーで受信したコンテンツデータに基づいて表示部2にコンテンツ画像を表示保持させるには、データ転送部33がコンテンツデータと共に表示命令を送信し、、転送先の電子ペーパーでは、データ処理部20が表示命令に従って書き込み部4に受信したコンテンツデータに基づくコンテンツ画像を表示部2に書き込ませればよい。
また、転送先の電子ペーパーEPは白紙状態でなくともよく、他のコンテンツデータを既に保持している電子ペーパーに一の電子ペーパーEPから取得したコンテンツデータを転送して記憶させるようにしてもよい。
この場合、フォルダ表示部36に表示されている転送元のサムネイル画像Sと転送先のサムネイル画像Sとを選択して、上記のように転送命令を入力すればよい。
この場合、フォルダ表示部36に表示されている転送元のサムネイル画像Sと転送先のサムネイル画像Sとを選択して、上記のように転送命令を入力すればよい。
ここで、上記のような転送処理等により、フォルダ式データ処理装置30が保持する複数枚の電子ペーパーEP間で同じコンテンツデータが記憶されている状態が生ずる。
フォルダ式データ処理装置30のリンク処理部34は、図9に示すようなリンク管理テーブルを有しており、電子ペーパーEPがフォルダに保持されることによりデータ処理装置30に読み出されるコンテンツデータをそれに付属されているコンテンツID(ページID)で識別して管理している。すなわち、電子ペーパが保持された係合部44(すなわち、電子ペーパが接続した端子31a)と、その電子ペーパーEPがメモリ6に記憶しているコンテンツデータのコンテンツIDとが対応付けて管理されている。
フォルダ式データ処理装置30のリンク処理部34は、図9に示すようなリンク管理テーブルを有しており、電子ペーパーEPがフォルダに保持されることによりデータ処理装置30に読み出されるコンテンツデータをそれに付属されているコンテンツID(ページID)で識別して管理している。すなわち、電子ペーパが保持された係合部44(すなわち、電子ペーパが接続した端子31a)と、その電子ペーパーEPがメモリ6に記憶しているコンテンツデータのコンテンツIDとが対応付けて管理されている。
同じコンテンツIDで識別される同じコンテンツデータを記憶した複数枚の電子ペーパーEPがフォルダに保持されている状態では、例えば、図10(a)に示すように、同じコンテンツaのサムネイル画像Sがフォルダ表示部36に複数表示されるが、操作部38からのユーザ操作で、これら同じサムネイル画像Sを少なくとも1つ選択して消去命令が入力されると、リンク処理部34が、同じコンテンツIDのコンテンツを記憶している電子ペーパーEPへ消去命令を送信する。この結果、消去命令を受信した電子ペーパーEPでは、データ処理部20がメモリ6に保持している該当するコンテンツデータを消去し、書き換え部4が表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を消去する。
したがって、フォルダ表示部36に表示されたサムネイル画像を選択して、消去命令を入力することで、フォルダに保持された電子ペーパー間で同じコンテンツデータを同期して消去することができる。
したがって、フォルダ表示部36に表示されたサムネイル画像を選択して、消去命令を入力することで、フォルダに保持された電子ペーパー間で同じコンテンツデータを同期して消去することができる。
図11(a)にはフォルダ式データ処理装置30の他の例を分解した状態で示し、同図(b)には当該フォルダ式データ処理装置30を組み付けた状態で示してある。
本例のフォルダ式データ処理装置30は、主要な処理機能を有する背表紙部43に一対の爪部43aを設けて、複数枚の電子ペーパーEPの束を爪部43aによって上下から挟んで保持できるようにしたものである。そして、本例のフォルダ式データ処理装置30は、自己書き換え型電子ペーパーEPAをフォルダ表示部36として利用しており、コンテンツを記憶している電子ペーパーEPに束の最上面に表示部用の電子ペーパーEPAを重ねて爪部43aにより背表紙部43に保持する。
本例のフォルダ式データ処理装置30は、主要な処理機能を有する背表紙部43に一対の爪部43aを設けて、複数枚の電子ペーパーEPの束を爪部43aによって上下から挟んで保持できるようにしたものである。そして、本例のフォルダ式データ処理装置30は、自己書き換え型電子ペーパーEPAをフォルダ表示部36として利用しており、コンテンツを記憶している電子ペーパーEPに束の最上面に表示部用の電子ペーパーEPAを重ねて爪部43aにより背表紙部43に保持する。
表示部用の電子ペーパーEPAには、爪部43aで挟まれることにより、背表紙部43の通信部31に端子接続する端子51が設けられており、表示部用の電子ペーパーEPAは背表紙部43の表示処理部37によって表示部2にサムネイル画像等の書き込みがなされる。したがって、電子ペーパーEPAを利用することで、フォルダ式データ処理装置30自体としては小型化される。
なお、電子ペーパーEPの束と背表紙部43とは、それぞれの通信部5、31の無線通信機能により接続され、上記のようなデータ通信がなされる。
なお、電子ペーパーEPの束と背表紙部43とは、それぞれの通信部5、31の無線通信機能により接続され、上記のようなデータ通信がなされる。
EP:電子ペーパー(表示記録媒体)、EPA:表示部用電子ペーパー、
2:表示部、 3:処理部、
4:ドライバ、 5:通信部、
6:メモリ、 7:プロセッサ、
8:バッテリ、 20:データ処理部、
30:データ処理装置、 31:フォルダ通信部、
32:接続判定部、 33:データ転送部、
34:リンク処理部、 36:フォルダ表示部、
37:表示処理部、 38:操作部、
S:サムネイル画像、
2:表示部、 3:処理部、
4:ドライバ、 5:通信部、
6:メモリ、 7:プロセッサ、
8:バッテリ、 20:データ処理部、
30:データ処理装置、 31:フォルダ通信部、
32:接続判定部、 33:データ転送部、
34:リンク処理部、 36:フォルダ表示部、
37:表示処理部、 38:操作部、
S:サムネイル画像、
Claims (9)
- コンテンツ画像を無電源状態で表示保持する表示記録媒体を複数枚束ねて保持するフォルダ型データ処理装置であって、
前記表示記録媒体は、コンテンツ画像を無電源状態で表示保持する表示部と、フォルダ型データ処理装置とデータ通信を行う通信部と、コンテンツデータを記憶する記憶部と、当該記憶部に記憶されたコンテンツデータに基づいて前記表示部にコンテンツ画像を書き込む書き込み部とを有しており、
前記フォルダ型データ処理装置は、画像を表示するフォルダ表示部と、保持した表示記録媒体とデータ通信を行うフォルダ通信部と、前記表示記録媒体から取得したコンテンツデータに基づいて当該コンテンツを特定するためのデータを生成する特定データ生成部と、生成された特定データに基づいてコンテンツを特定するための画像を前記フォルダ表示部に表示する表示処理部とを有していることを特徴とするフォルダ型データ処理装置。 - コンテンツ画像を無電源状態で表示保持する表示記録媒体を複数枚束ねて保持するフォルダ型データ処理装置であって、
前記表示記録媒体は、コンテンツ画像を無電源状態で表示保持する表示部と、フォルダ型データ処理装置とデータ通信を行う通信部と、コンテンツデータ及び当該コンテンツと特定するための特定データを記憶する記憶部と、当該記憶部に記憶されたコンテンツデータに基づいて前記表示部にコンテンツ画像を書き込む書き込み部とを有しており、
前記フォルダ型データ処理装置は、画像を表示するフォルダ表示部と、保持した表示記録媒体とデータ通信を行うバインダ通信部と、前記表示記録媒体から取得した特定データに基づいて前記フォルダ表示部にコンテンツを特定するための画像を表示する表示処理部とを有していることを特徴とするフォルダ型データ処理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のフォルダ型データ処理装置において、
前記フォルダ型データ処理装置は、一枚の表示記録媒体が記憶する複数ページのコンテンツデータについて、各ページを特定するための複数の画像を前記フォルダ表示部に一覧表示することを特徴とするフォルダ型データ処理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のフォルダ型データ処理装置において、
前記フォルダ型データ処理装置は、複数枚の表示記録媒体がそれぞれ記憶する各コンテンツデータについて、各コンテンツを特定するための複数の画像を前記フォルダ表示部に一覧表示することを特徴とするフォルダ型データ処理装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のフォルダ型データ処理装置において、
前記特定データはコンテンツのサムネイルデータであり、
前記表示処理部は前記フォルダ表示部にコンテンツのサムネイル画像を表示することを特徴とするフォルダ型データ処理装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のフォルダ型データ処理装置において、
前記特定データはコンテンツの名称データであり、
前記表示処理部は前記フォルダ表示部にコンテンツの識別情報を画像表示することを特徴とするフォルダ型データ処理装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のフォルダ型データ処理装置において、
前記フォルダ型データ処理装置は、フォルダ表示部に表示された一の表示記録媒体に記憶されたコンテンツデータを特定するための画像を選択するユーザ入力を受け付ける操作部と、当該操作部により選択された画像で特定されるコンテンツデータを他の表示記録媒体へ提供するデータ提供部とを有することを特徴とするフォルダ型データ処理装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のフォルダ型データ処理装置において、
前記フォルダ型データ処理装置は、フォルダ表示部に表示された一の表示記録媒体に記憶されたコンテンツデータを特定するための画像を選択するユーザ入力を受け付ける操作部と、当該操作部により選択された画像で特定されるコンテンツデータを他の表示記録媒体から消去させる消去部とを有することを特徴とするフォルダ型データ処理装置。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のフォルダ型データ処理装置において、
フォルダ型データ処理装置は表示記録媒体をフォルダ表示部として備え、
当該フォルダ表示部としての表示記録媒体を複数枚束ねた他の表示記憶媒体に重ねて、クリップ型のフォルダ本体部で保持してなることを特徴とするフォルダ型データ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004217253A JP2006039834A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | フォルダ型データ処理装置 |
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JP2004217253A JP2006039834A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | フォルダ型データ処理装置 |
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JP2004217253A Pending JP2006039834A (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | フォルダ型データ処理装置 |
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-
2004
- 2004-07-26 JP JP2004217253A patent/JP2006039834A/ja active Pending
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