JP4259362B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、ドキュメント電子データを処理するコンピュータ等の情報処理装置と、ドキュメントを表示記録する用紙や電子ペーパー等の媒体とを連携せて、ドキュメント電子データに対する処理や情報処理装置に対する操作等を実現する技術に関する。
パーソナルコンピュータ等により構成される情報処理装置を利用して、画像やテキスト等の様々なメディアの電子データを扱って、ドキュメントの作成、編集、閲覧等がなされている。
このような電子データ化されているドキュメントは、一般的には、紙媒体である用紙に印刷されて表示記録され、ユーザの閲覧に供されている。また、情報処理機器の発展に伴って、ドキュメント電子データをPDA等のモバイルコンピュータや携帯電話機に転送し、PDAや携帯電話機に備えられて表示画面にドキュメントを表示記録してユーザの閲覧に供することも行われている。
近年では、紙媒体である用紙にとって代わることが可能なドキュメント閲覧のための媒体として、用紙の如く柔軟な薄型でドキュメント画像を表示部に無電源状態で表示記録して保持することができる電子ペーパーが開発されている。
電子ペーパーは、無電源状態でドキュメントを表示保持する表示部を有した装置であり、その表示部へのドキュメント画像の書き込み形式で大別すると、ドキュメント電子データに基づいて自己でドキュメント画像を表示部に書き込む機能を有する自己書き込み型電子ペーパーと、投影されたドキュメント画像を表示部に保持する光書き込み型電子ペーパーとがある。
このような電子ペーパーは、用紙と異なって表示部に表示記録したドキュメント画像を消去したり上書きすることが可能であり、表示記録する情報を更新したり、繰り返し使用することができるので紙資源の節約等の観点からも利用促進が望まれている。
なお、データ通信に関する技術として、ユーザによるスイッチ操作に応じて通信機能を有したシート間で、ユーザによるスイッチ操作に応じて相互にデータ通信を行う発明が知られている(特許文献1参照。)。
また、情報処理装置への操作入力に関する技術として、情報処理装置の表示画面にペンや指を近づけることにより、当該画面上での情報処理操作の操作を行えるようにした発明が知られている(特許文献2、特許文献3参照。)。
特開2003―150100号公報。 特開2003―280803号公報。 特開平9―134269号公報。
上記のように、近年では、ドキュメントの表示記録による閲覧に利用することができる媒体として、例えば、用紙、電子ペーパー、携帯電話機、PDA等といった様々な媒体がある。
しかしながら、ドキュメントの電子データに対する処理の中心的な役割を司る情報処理装置と、これら媒体との間で関連付けてドキュメント処理を行おうとする場合には、ユーザは媒体や情報処理装置に対する煩雑な操作を行わなければならなかった。
また、情報処理装置自体への操作も同様であり、ユーザは情報処理装置に対する煩雑な操作を行わなければならなかった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、ドキュメントを表示記録する媒体と情報処理装置とを連携せることにより、ドキュメント電子データに対する処理を、容易且つユーザが直感的に理解し易い作法で実現することを目的とする。
また、本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、ドキュメントを表示記録する媒体と情報処理装置とを連携せることにより、情報処理装置に対する操作入力を、容易且つユーザが直感的に理解し易い作法で実現することを目的とする。
本発明は、ドキュメントを表示記録する媒体と当該ドキュメントの電子データを処理する情報処理装置とを連携させる情報処理システムとして実施され、媒体は表示記録しているドキュメントに係る情報を保持し、情報処理装置は、媒体に保持されたドキュメントに係る情報を取得するドキュメント情報取得手段と、当該情報処理装置の表示画面に対して媒体が所定の位置に位置したことを検出するセンサと、媒体が所定の位置に位置したことに応じて取得したドキュメントに係る情報に基づいて当該ドキュメントの電子データに所定の処理を行うデータ処理手段と、を備えている。
したがって、ユーザが媒体を情報処理装置の表示画面に近付ける作法を行うことにより、当該媒体に表示記録されているドキュメントの電子データが情報処理装置により処理される。
ここで、媒体としては、用紙、電子ペーパー、携帯電話機、PDA等といった様々な媒体を用いることができる。例えば、ドキュメントを印刷して表示記録している用紙である場合には、当該用紙に表示記録しているドキュメントを識別するドキュメント識別情報をドキュメントに係る情報として印刷や貼付して保持させておき、情報処理装置では、当該ドキュメント識別情報を読み取って取得し、当該ドキュメント識別情報に対応するドキュメント電子データを自己又はネットワーク上のドキュメント記憶装置から取得して、当該キュメント電子データに対して削除、印刷、所定ファイルへ転送等といった所定の処理を行う。
また、媒体として、ドキュメントを表示記録する表示部と、ドキュメントに係る情報として表示記録しているドキュメントの電子データを保持するメモリと、メモリに保持されたドキュメント電子データを送信する通信手段とを有した電子ペーパーや携帯電話機等の情報表示記録媒体を用いる場合には、情報処理装置は、情報表示記録媒体から受信したドキュメント電子データに基づいて所定の処理を行う。
ここで、情報処理装置のデータ処理手段がフォルダにドキュメント電子データを転送処理する場合には、媒体が所定の位置に位置したことに応じて、表示画面にフォルダアイコンを表示し、当該フォルダアイコンで指し示されるメモリ上のフォルダファイルに媒体に表示記録されているドキュメントの電子データを転送して、ユーザに対して作法に基づく処理内容を直感し易い形態で提示する。
また、 情報処理装置のデータ処理手段は、媒体が所定の位置に位置したことに応じて、表示画面に媒体と当該表示画面に表示されているアイコンとの位置関係を示す画像を表示し、表示画面上で媒体が重なったアイコンで指し示される処理を媒体に表示記録されているドキュメントの電子データに対して行う。例えば、データ転送、印刷、削除等といったアイコンを表示画面に表示しておき、表示画面に近付けられた媒体の影画像を媒体の変位に応じて当該表示画面に表示し、当該影画像が重なったアイコンの処理をドキュメント電子データに行う。したがって、ユーザ媒体を表示画面上の所望のアイコンに近付ける作法を行うことにより、データ転送、印刷、削除等といった様々な処理を選択してドキュメント電子データに行うことができる。
ここで、センサ検知される所定の位置は、第1の位置と、第1の位置より表示画面に接近した第2の位置とを設定し、情報処理装置のデータ処理手段は、第1の位置に媒体が位置したときに表示画面へのアイコン表示や影画像表示といった表示処理を行い、第2の位置に媒体が位置したときにドキュメント電子データに対して所定の処理を行う。したがって、ユーザは、処理がなされることを第1の位置で認識し、その後、第2の位置へ媒体を移動させることにより処理を実行差せることができる。
また、本発明は、ドキュメントを表示部に表示記録する携帯可能な情報表示記録媒体と、当該ドキュメントの電子データを処理する情報処理装置とを連携させる情報処理システムとして実施することができ、情報表示記録媒体は、ドキュメントの電子データを情報処理装置から受信する通信手段と、受信した電子データに基づいてドキュメントを表示部に表示記録するデータ処理手段と、を有し、情報処理装置は、情報表示記録媒体へドキュメント電子データを送信する通信手段と、当該情報処理装置の表示画面に対して情報表示記録媒体が所定の位置に位置したことを検出するセンサと、情報表示記録媒体が所定の位置に位置したときにドキュメント電子データを送信させるデータ処理手段と、を備えている。
したがって、ユーザが電子ペーパーや携帯電話機等の情報表示記録媒体を情報処理装置の表示画面に近付ける作法を行うことにより、情報処理装置側に保持されているドキュメント電子データが当該情報表示記録媒体に転送され、その表示部に表示記録される。
また、本発明は、ドキュメントを表示記録する媒体と、当該ドキュメントの電子データを処理する情報処理装置とを連携させる情報処理システムとして実施することができ、用紙や電子ペーパー等の媒体は表示記録しているドキュメントに係る情報を(ドキュメントID、電子データ)を保持し、情報処理装置は、媒体に保持されたドキュメントに係る情報を取得するドキュメント情報取得手段と、当該情報処理装置の表示画面に対して媒体が所定の位置に位置したことを検出するセンサと、媒体が所定の位置に位置したことに応じて取得したドキュメントに係る情報(ドキュメント電子データ、又は、ドキュメントIDに基づいて取得したドキュメント電子データ)に基づいて当該ドキュメントを表示記録した他の媒体を生成するデータ処理手段と、を備えている。
したがって、ユーザが用紙や電子ペーパー等の媒体を情報処理装置の表示画面に近付ける作法を行うことにより、当該媒体に表示記録されているドキュメントが印刷や画像書き込み等の処理により他の媒体に表示記録される。
また、本発明は、ドキュメントを表示記録する媒体と当該ドキュメント内容に応じた処理を行う情報処理装置とを連携させる情報処理システムとして実施することができ、媒体は表示記録しているドキュメントに係る情報又は自己を識別する情報を保持し、情報処理装置は、媒体に保持されたドキュメントに係る情報又は識別情報を取得する情報取得手段と、当該情報処理装置の表示画面に対して媒体が所定の位置に位置したことを検出するセンサと、媒体が所定の位置に位置したときに取得した前記情報に基づいて当該情報処理装置に対する所定の処理を行う制御手段と、を備えている。
したがって、ユーザが用紙や電子ペーパー等の媒体を情報処理装置の表示画面に近付ける作法を行うことにより、当該媒体に表示記録されているドキュメント内容の操作指示を情報処理装置に与えて、ドキュメントに記載されている電源のオンオフ、音量の調整、アプリケーションの起動等といった処理を実行させることができる。
本発明によると、ユーザがドキュメントを表示記録した媒体を情報処理装置の画面に近付けるといった容易且つ直感的に理解し易い作法を行うことで、情報処理装置を動作させて、ドキュメント電子データに対する処理を実現することができる。
本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
まず、ドキュメントを表示記録する媒体として本発明に用いられる電子ペーパーEPについて、図15〜図21に示す例を参照して具体的に説明する。
電子ペーパーEPには、表示情報の記録方式に違いにより大別して、図15〜図18に示す光書き込み型と、図19〜図21に示す自己書き込み型とがあり、いずれの形式にあっても電子ペーパーと称せられるように紙の様に薄型で柔軟性を有する装置である。
なお、下記に説明する電子ペーパーEPの諸機能は、後述する本発明を実施するシステム態様に応じて取捨選択して電子ペーパーEPに備えればよい。
図15(a)には光書き込み型電子ペーパーEPを正面視して示し、同図(b)には当該光書き込み型電子ペーパーEPを側面視で示してある。なお、図示の電子ペーパーEPはドキュメント画像を表示記録する表示部2と電子データの処理を司る処理部3とを有しており、同図(a)には処理部3に内蔵されている諸機能部も表してある。
光書き込み型電子ペーパーEPは、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型であり、大部分の面積を占める表示部2にドキュメント画像を無電源状態で表示記録して保持する。なお、表示部2の大きさは任意であり、また、表示部2と処理部3とを着脱可能として、例えばクリップ形式の処理部3を表示部2に装着して接続することにより電子ペーパーEPを構成するようにしてもよい。
処理部3には、後述するように表示部2を駆動する電圧を印加するための電極4、外部とデータ通信するための通信部(図示の例では無線部)5、電子データを読み書き自在に保持するメモリ6、後述する所定の処理に位置したときにメモリ6に記録したデータを無線部5から送信する制御部(CPU)7、これら機能手段の駆動電力を供給するバッテリ8が設けられている。
例えば、光書き込み型電子ペーパーEPは、図16に示すように液晶パネル10にドキュメントを画像として表示し、電極4に外部の電源から電圧を印加しながら光書き込み型電子ペーパーEPを液晶パネル10に重ねて光を照射することにより、液晶パネル10に表示させたドキュメント画像を表示部2に転写して記憶させることができる。
なお、電極4に電圧を印加しながら光書き込み型電子ペーパーEPに原稿等のドキュメントを印刷した用紙を重ねて光を照射することによっても、ドキュメント画像を表示部2に転写して記憶させることもでき、要は、光書き込み型電子ペーパーEPは電極4に電圧を印加することで投影された画像情報を表示部2に転写し、電極4に印加した電圧を除去した後も当該画像情報を表示状態で保持し続ける機能を有している。
光書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の断面構造を表す図18に示すように、複写機に利用されている有機光導電性材料の層(有機光導電層)20と液晶表示材料の層(マイクロカプセル化したコレステリック液晶層)21とを組み合わせ、これら層を表裏一対の透明電極22で挟み、この積層体を表裏一対の透明な基材フィルム23で挟んだ構造となっている。なお、この構成では、コレステリック液晶層21が光を反射する白表示と、光が液晶層21を透過しコレステリック液晶層21と有機光導電層20との間に設けられた黒色層24で吸収される黒表示のモノクロ画像表示が可能である。さらにコレステリック液晶には螺旋ピッチに応じたカラー光を干渉反射するという特性があるので、コレステリック液晶層21を螺旋ピッチの異なる液晶を積層した構成にすることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、光書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の動作原理を表す図17に示すように、例えば画像書込み用の調光素子パネル(発光パネル)10に転写するドキュメント画像を表示して表示部2に投影し、電極4に電圧を印加すると、光の強弱を瞬時に反射濃度に変換して当該投影画像を保持する。そして、電極4に消去電圧を印加することにより表示部2に保持された画像情報を消去することができ、光書き込み型電子ペーパーEPは書き込みと消去を繰り返して幾度も再使用することができる。なお、光書き込み型電子ペーパーEPはこのような消去処理を行わずに、上記のように電極4に電圧を印加して新たな画像を投影することにより、表示部2に保持されているドキュメント画像を上書きすることもでき、このような上書き処理によっても幾度も再使用することができる。
したがって、光書き込み型電子ペーパーEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、画像の投影により転写されたドキュメント画像を無電源保持する性質があるので、あたかもプリンタや複写機に使用する紙の如く用いることができ、しかも、繰り返し再使用することができる記録媒体である。
図19(a)には自己書き込み型電子ペーパーEPを正面視して示し、同図(b)には当該自己書き込み型電子ペーパーEPを側面視で示してある。図示の電子ペーパーEPはドキュメント画像を表示記録する表示部12と電子データの処理を司る処理部13とを有しており、同図(a)には処理部13に内蔵されている諸機能部も表してある。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、光書き込み型電子ペーパー1と同様に、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型表示装置であり、大部分の面積を占める表示部12の一片に処理部13が設けられている。なお、光書き込み型電子ペーパー1と同様に、表示部12の大きさは用途に応じた大きさのものとされ、また、表示部12と処理部13とを着脱可能として、例えばクリップ形式の処理部13を表示部12に装着して接続することにより電子ペーパーEPを構成するようにしてもよい。
処理部13には、表示部12を駆動するドライバ14、外部とデータ通信するための通信部(図示の例では、無線部)15、電子データを読み書き自在に保持するメモリ16、後述する所定の処理に位置したときにメモリ16に記録したデータを無線部15から送信する制御部(CPU)17、これら機能手段の駆動電力を供給するバッテリ18、ユーザ操作入力を受け付けるボタン等の操作部19が設けられている。
図示の自己書き込み型電子ペーパーEPは、メモリ16に記録した履歴を外部の無線装置(図示せず)に無線部15で無線送信したりドライバ14の駆動により表示部12に表示することが可能である、なお、履歴の出力機能としては、このような無線通信機能ではなく、データを外部へ出力するための端子等の外部出力手段であってもよい。
更に、自己書き込み型電子ペーパーEPは、光書き込み型電子ペーパーとは異なって、メモリ16に保持したドキュメント電子データに基づいてドライバ14が表示部12にドキュメント画像を書き込んで表示し、また、操作部19からの操作入力や後述するように受信したドキュメントデータに応じたCPU18による処理で、表示するドキュメント画像を切り換え変更することができ、ドライバ14の駆動電力を除去しても表示部12にドキュメント画像を表示状態で保持し続ける機能を有している。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部12の断面構造を表す図21に示すように、複写機にトナーとして利用されている微細な着色粒子(図示の例では、白色粒子31と黒色粒子32)を少なくとも表面側が透明な表裏一対の電極33間に封入し、これを少なくとも表面側が透明な表裏一対のフィルム基板34で挟んだ構造となっている。着色粒子31、32が自由に移動できるように電極層33間は空気層となっており、また、マトリックス状の電極層33には着色粒子31、32との接触を防止する絶縁層35が設けられている。なお、カラーフィルターを用いることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部12の動作原理を表す図20に示すように、電極33に電圧を印加していない状態(但し、電極33は前回の駆動時の極性に帯電している)では、負(マイナス)に帯電した白色粒子31は裏面側に溜まる一方、正(プラス)に帯電した黒色粒子32は表面側に溜まり、表示部12を表面側から目視すると表示部12は黒色な状態となる。そして、電子データに基づいてドライバ14が動作して表示する画像情報に応じたマトリックスの所要部の電極極性を反転させると、白色粒子31と黒色粒子32との位置関係が入れ替わって、表示部12に白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストによる画像情報が表示される。なお、異なる電子データに基づいてドライバ14を動作させることにより、白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストにより表示部12に表示される画像情報を切り換えることができ、幾度も再使用することができる。
したがって、自己書き込み型電子ペーパーEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、表示部12に表示した画像情報を無電源保持する性質があるので、あたかも紙の如く用いることができる記録媒体である。
なお、光書き込み型や自己書き込み型等の形式を問わず、無線部、メモリ、バッテリ等といった無線通信機能やメモリ機能部を電子ペーパーの表示部とは別の無線ICタグとして構成し、当該無線ICタグを電子ペーパーに取り付けることにより上記と同様な構成とするようにしてもよい。なお、無線ICタグとした場合等において、バッテリはタグリーダーからの起電力を保持するコンデンサとするようにしてもよい。
また、本発明は、自己書き込み型電子ペーパーや光書き込み型電子ペーパーといった形式以外の電子ペーパーも勿論適用することができ、例えば、外部の書き換え装置に装填して表示部に自己書き込み型のように電子的にコンテンツ画像を書き込む形式であってもよい。すなわち、上記の自己書き込み型電子ペーパーは外部の画像書き込み装置を要しない形式の電子ペーパーの一例であり、光書き込み型電子ペーパーは外部の画像書き込み装置を要する形式の電子ペーパーの一例であるとも言える。
また、電子ペーパーの表示部としては、強誘電液晶に代表されるメモリー性のある液晶や、帯電された粒子を移動させて表示を切り替える電気泳動方式、帯電された粒子を回転させて表示を切り替える粒子回転方式、磁気により粒子を移動させて表示を切り替える磁気泳動方式、小型バッテリー駆動の薄型の液晶やEL素子を用いてもよい。
次に、本発明の実施例に係る情報処理システムを説明する。
なお、以下に説明する情報処理システムでは、その態様に応じて、上記のような電子ペーパーEP、紙媒体の用紙、通信機能及びメモリ機能及び表示画面を有する携帯電話機やPDAやモバイルコンピュータといった様々な媒体を用いることができる。
図1には、本発明の第1実施例に係る情報処理システムの機能構成を示してある。
本例の情報処理システムは、用紙Pに印刷されたドキュメントに対応する電子データを、パーソナルコンピュータによって構成される情報処理装置40によって処理させる態様であり、用紙Pには印刷により表示記録しているドキュメントを識別するためのドキュメントIDコードCが印刷や貼り付け等によって表示されている。
情報処理装置40には、センサ41とID読み取り装置42とが設けられており、センサ41は情報処理装置40に備えられているディスプレイ装置43の画面44に対して用紙Pが所定の位置に位置したことを検出し、ID読み取り装置42は当該用紙Pに表示されたドキュメントIDコードCを画像読み取りする。
情報処理装置40は、図2に示すように複数のドキュメント電子データをそのドキュメントIDコードに対応付けて保持するメモリ45と、メモリ45に保持されたドキュメント電子データに対する処理を行うデータ処理手段46とを有している。本例では、所定の位置として、画面44の正面のある位置を中心とした範囲を第1の範囲E1、当該第1の範囲より画面に近付いた位置を中心とした範囲を第2の範囲E2として、データ処理手段46が、用紙Pが第1の範囲E1に位置したことをセンサ41が検出すると所定の処理内容をユーザの直感に訴える表示を画面44に出力し、更に、用紙Pが第2の範囲E2に位置したことをセンサ41が検出すると当該処理を実行する。
後述する電子ペーパーEPや携帯電話機Tについても同様であるが、用紙Pの位置検出は、例えば図3に示すように、センサ41を設定する範囲E1、E2を3方向から囲むように配置して、用紙Pの3次元位置を検出することにより行うことができ、データ処理手段46が、検出された用紙Pの位置が設定された範囲E1、E2内に位置するか否かを判別すればよい。なお、用紙Pに光源を設けてこれをカメラ等の光学センサ41で検出するようにすれば検出精度を高めることができ、また、用紙PにIDコードCとしても共用できるIDタグ等の発信機能を設けてセンサ41による受信強度で位置検出を行ってもよい。このようにセンサ41を、例えば
光源の位置を測定するセンサとし、用紙Pや電子ペーパーEPに設置した光源の位置を測定する手段としては、特開2003-161603や、本出願人による特願2002-336341、特願2003-002073などに記載の手段が挙げられる。
なお、本例では、第1の範囲E1と第2の範囲E2とを設定しているが、1つの範囲として、当該範囲内に用紙Pが位置したときに、データ処理手段46が、上記のような画面44への表示出力と処理を実行するようにしてもよい。
また、本例では、ドキュメントIDをIDコードCとして用紙Pに表示していることからID読み取り装置42は画像読み取り装置であるが、IDタグとした場合には、読み取り装置42はIDタグからドキュメントIDを受信する通寸装置となる。
上記構成の情報処理システムによる処理を、図4を参照して具体的に説明する。
図示の例では、センサ41をディスプレイ装置43の上部に設置したカメラとし、データ処理手段46がカメラ41で撮影された用紙Pを画像認識するものとしている。そして、ドキュメントが印刷された用紙Pを画面44に近付けて第1の範囲E1内に位置させると、センサ41によりこれを検知して、データ処理手段46が用紙を表す画像Gを画面44に表示して当該用紙Pが第1の範囲E1内に入ったことをユーザに示す。そして、用紙Pが第2の範囲E2まで画面44に接近すると、センサ41によりこれを検知して、データ処理手段46がフォルダを表すアイコン画像Aを画面44に表示して、当該用紙Pに表示記録されているドキュメントの電子データを当該アイコンAに対応付けたメモリ45上のホルダに転送する処理を行う。
なお、用紙Pが第1の範囲E1又は第2の範囲E2に位置したときに、ID読み取り装置42が当該用紙PからドキュメントIDを読み取って、当該ドキュメントIDに基づいてデータ処理手段46がメモリ45に保持されている該当するドキュメント電子データをフォルダへの転送処理する。
したがって、ユーザは用紙Pを画面44に近付けると行った簡単な作法を行うだけで、用紙Pに印刷されたドキュメントの対応データを情報処理装置40の内部でファイリングすることができる。
図5には、本発明の第2実施例に係る情報処理システムの機能構成を示してある。なお、上記の実施例を同様な部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
本例の情報処理システムは、電子ペーパEPに光書き込み又は自己書き込みされたドキュメントに対応する電子データを情報処理装置40によって処理させる態様であり、電子ペーパーEPのメモリ6(16)には表示部2(12)に表示記録しているドキュメントの電子データ又は当該ドキュメントを識別するドキュメントIDが当該表示記録書において書き込まれている。
また、本例の情報処理システムでは、情報処理装置40は電子ペーパーEPの通信手段5(15)とデータ通信を行う通信装置47を有しており、メモリ6(16)に記録されているドキュメント電子データ又はドキュメントIDをデータ通信により取得する。
上記構成の情報処理システムによる処理を、図6を参照して具体的に説明する。
図示の例では、センサ41をディスプレイ装置43の上部に設置したカメラとし、データ処理手段46がカメラ41で撮影された電子ペーパーEPを画像認識するものとしている。そして、ドキュメントを表示記録した電子ペーパーEPを画面44に近付けて第1の範囲E1内に位置させると、センサ41によりこれを検知して、データ処理手段46が電子ペーパーEPを表す画像Gを画面44に表示して当該電子ペーパーEPが第1の範囲E1内に入ったことをユーザに示す。そして、電子ペーパーEPが第2の範囲E2まで画面44に接近すると、センサ41によりこれを検知して、データ処理手段46がフォルダを表すアイコン画像Aを画面44に表示して、当該電子ペーパーEPに表示記録されているドキュメントの電子データを当該アイコンAに対応付けたメモリ45上のホルダに転送する処理を行う。
ここで、電子ペーパーEPが第1の範囲E1又は第2の範囲E2に位置したときに、通信装置47が当該電子ペーパーEPに送信要求を送信する等してアクセスし、電子ペーパーEPから表示保持しているドキュメントの電子データ又はドキュメントIDを受信する。そして、データ処理手段46が、受信したドキュメント電子データをメモリ45に保持されている該当するドキュメント電子データをホルダへの転送処理し、又は、受信したドキュメントIDに基づいてメモリ45に保持されている該当するドキュメント電子データをフォルダへの転送処理する。
したがって、ユーザは電子ペーパーEPを画面44に近付けると行った簡単な作法を行うだけで、電子ペーパーEPに表示記録されたドキュメントの対応データを情報処理装置40の内部でファイリングすることができる。
図7には、本発明の第3実施例に係る情報処理システムの具体例を示してある。なお、上記の実施例を同様な部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
本例の情報処理システムは、携帯電話機Tのディスプレイ画面に表示されたドキュメントに対応する電子データを情報処理装置40によって処理させる態様である。
携帯電話機Tは、公知のように、通信機能に加えて、データを読み書き自在に保持するメモリ、ドキュメント等の画像を表示するディスプレイ画面、種々なデータ処理を制御する制御手段を備えており、上記実施例と同様に図16や図20に示した電子ペーパーEPと同様な機能を奏することができる。
したがって、携帯電話機Tのメモリに画面表示しているドキュメントの電子データ又は当該ドキュメントIDを書き込んでおき、当該携帯電話機Tを画面44に近付けて第1の範囲E1内に位置させてセンサ41により検知させ、データ処理手段46により携帯電話機Tを表す画像Gを画面44に表示させて、当該携帯電話機Tが第1の範囲E1内に入ったことをユーザに示す。そして、携帯電話機Tが第2の範囲E2まで画面44に接近すると、センサ41によりこれを検知して、データ処理手段46がフォルダを表すアイコン画像Aを画面44に表示して、当該携帯電話機Tに表示記録されているドキュメントの電子データを当該アイコンAに対応付けたメモリ45上のホルダに転送する処理を行う。
すなわち、携帯電話機Tが第1の範囲E1又は第2の範囲E2に位置したときに、通信装置47が当該携帯電話機Tにアクセスして、携帯電話機Tから表示しているドキュメントの電子データ又はドキュメントIDを受信する。そして、データ処理手段46が、受信したドキュメント電子データをメモリ45に保持されている該当するドキュメント電子データをフォルダへの転送処理し、又は、受信したドキュメントIDに基づいてメモリ45に保持されている該当するドキュメント電子データをホルダへの転送処理する。
したがって、ユーザは携帯電話機Tを画面44に近付けると行った簡単な作法を行うだけで、携帯電話機Tに表示記録されているドキュメントの対応データを情報処理装置40の内部でファイリングすることができる。
ここで、情報処理システムにおいて、用紙P、電子ペーパーEP,携帯電話機Tと言ったように様々な媒体を混在して用いる場合には、媒体の種別情報を読み取り或いは受信して、データ処理手段46が当該種別に応じた画像Gを画面44に表示するようにしてもよい。
また、データ処理手段46に設定する処理は、フォルダへのデータ転送処理の他に、データ削除や印刷出力等といったような様々なデータ処理とすることができる。
例えば、データ削除処理の場合には、ユーザがドキュメントを表示した電子ペーパーEP等の媒体を所定の位置まで画面44に近付けると、上記と同等にして、データ処理手段46が当該ドキュメントの電子データを取得して削除する処理を行い、したがって、ユーザが電子ペーパーEP等の媒体を画面44に近付けると行った簡単な作法を行うだけで、電子ペーパーEP等の媒体に表示記録されているドキュメントの対応データを情報処理装置40の内部でメモリ45から消去することができる。また、例えば、印刷出力処理の場合には、ユーザがドキュメントを表示した携帯電話機T等の媒体を所定の位置まで画面44に近付けると、上記と同等にして、データ処理手段46が当該ドキュメントの電子データを取得してプリンタによる当該ドキュメントの印刷出力を行い、したがって、ユーザが携帯電話機T等の媒体を画面44に近付けると行った簡単な作法を行うだけで、携帯電話機T等の媒体に表示記録されているドキュメントを印刷出力することができる。
この印刷出力処理を更に詳しく説明すると、例えば、図8に示すように、ドキュメントを印刷した用紙Pを情報処理装置の画面44に近付けて、当該用紙の画像Gを印刷処理を示すアイコンAに重ねると、データ処理手段46がメモリ45から取得した当該ドキュメントの電子データに基づいて、プリンタ50から別の用紙P’にドキュメントを印刷して出力する。
このような印刷処理は、電子ペーパーEPに関しては、ドキュメント画像を別の電子ペーパーEPに光書き込み又は自己書き込みすることにより行われる。
ここで、上記のようにデータ処理手段46が種々な処理を行う場合には、ユーザがこれら処理を選択して実行し易くするため、例えば図9に示すようなユーザインタフェースをデータ処理手段46が画面44に表示すればよい。
すなわち、ファイリング処理を行うファイリングアイコンA1、印刷処理を行う印刷アイコンA2、データ削除処理を行う削除アイコンA3といったように処理内容を表示する各アイコンを画面44に表示し、電子ペーパーEP等の媒体が第1の範囲E1に位置したところで、同図に示すように、センサ41で検出される位置情報に基づいて、当該媒体の画面44に対する位置関係をラインGL等の画像で画面44に表示する。したがって、媒体を変位させるに伴ってラインGLは画面上を移動することとなるため、画面表示されたラインGLと各アイコンA1、A2、A3との位置関係により、ユーザは媒体を何処に位置させればアイコンA1、A2、A3の内のいずれかを選択して処理を実行させることができるかを容易に把握でき、正確な操作作法を行うことができる。
図10には、本発明の第4実施例に係る情報処理システムの機能構成を示してある。なお、上記の実施例を同様な部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
本例の情報処理システムは、用紙P、電子ペーパーEP、携帯電話機T、PDA等の媒体に表示記録されたドキュメントに対応する処理を、情報処理装置40に実行させる態様であり、ドキュメントとして表示された操作コマンドを媒体を画面44に近付けることにより情報処理装置40に入力するものである。
この操作コマンドの識別は、媒体に表示されたコマンド内容を識別するためのコマンドIDを保持させる、又は、媒体毎にコマンドを違えて媒体に各媒体を識別するための媒体IDを保持させることにより実施することができ、用紙Pを媒体として用いる場合には、上記のように所定の位置E1、E2に位置したことに応じて画像読み取りによりID情報を情報処理装置40に入力し、電子ペーパーEPや携帯電話機TのようにIDデータを通信する機能を有する媒体を用いる場合には、上記のように所定の位置E1、E2に位置したことに応じてデータ通信によりID情報を情報処理装置40に入力すればよい。
図10には電子ペーパーEPを媒体として用いた例を示してあり、電子ペーパーEPの表示部には操作コマンドとして情報処理装置の電源をオフさせる「ON→OFF」と言う記述のドキュメントが表示記録されている。
情報処理装置40には、図11に示すように予めコマンドID又は媒体IDと操作コマンドとを対応付けて登録したテーブル48と、電子ペーパーEPがセンサ41で検出される所定の位置(E1又はE2)に位置したときに、通信装置47により電子ペーパーEPから受信したコマンドID又は媒体IDに基づいて自装置40に対する処理を行う制御手段49とを有している。
上記構成の情報処理システムによると、例えば、操作コマンドを記述したドキュメントを表示記録した電子ペーパーEPを画面44に近付けて第1の範囲E1内に位置させると、センサ41によりこれを検知して、制御手段49が電子ペーパーEPから取得したID情報に基づいてテーブル48の対応する操作コマンドの表示を画面44に表示する。そして、電子ペーパーEPが第2の範囲E2まで画面44に接近すると、センサ41によりこれを検知して、制御手段49が当該操作コマンドを実行して、情報処理装置40の電源を遮断してオフにする。
したがって、媒体にはユーザが操作内容を容易に確認できるようにコマンド内容がドキュメントとして記述されており、ユーザは当該媒体を画面44に近付けると行った簡単な作法を行うだけで、ドキュメント内容のコマンドを情報処理装置40に入力して、情報処理装置40を動作させることができる。
図12には、本発明の第5実施例に係る情報処理システムの機能構成を示してある。なお、上記の実施例を同様な部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
本例の情報処理システムは、電子ペーパーEP、携帯電話機T、PDA等の通信機能とデータメモリ機能とを有する表示記録媒体に情報処理装置40からドキュメント電子データを送信して、当該ドキュメント電子データをメモリ記憶させ、更には、表示記録させるものである。なお、電子ペーパーEPにより受信したドキュメント電子データに基づいて表示部12にドキュメントを表示記録する場合には、自己書き込み型の電子ペーパーEPで実施される。
図12には自己書き込み型電子ペーパーEPを用いた例を示してあり、情報処理装置40には、電子ペーパーEPが所定の位置に位置したことをセンサ41が検出すると、ドキュメント電子データを通信装置47により送信するデータ処理手段46が設けられている。
上記構成の情報処理システムによる処理を、図13を参照して具体的に説明する。
図示の例では、センサ41をディスプレイ装置43の上部に設置したカメラとし、データ処理手段46がカメラ41で撮影された電子ペーパーEPを画像認識するものとしている。そして、電子ペーパーEPを画面44に近付けて第1の範囲E1内に位置させると、センサ41によりこれを検知して、データ処理手段46が電子ペーパーを表す画像G及びデータ転送処理を表すアイコンAを画面44に表示して当該電子ペーパーEPが第1の範囲E1内に入ったことをユーザに示す。そして、電子ペーパーEPが第2の範囲E2まで画面44に接近すると、センサ41によりこれを検知して、データ処理手段46がドキュメント電子データを通信装置47から送信する。
電子ペーパーEPでは、情報処理装置40から送信されたドキュメント電子データを通信部15で受信してメモリ16に記憶し、制御部17が受信したドキュメント電子データに基づいてドライバ14を駆動して当該ドキュメント画像を表示部12に書き込んで表示記録する。
なお、本例では、情報処理装置40が送信するドキュメント電子データは画面44に現在表示していたドキュメントの電子データとするが、情報処理装置40にユーザ入力で指定したドキュメントの電子データをデータ処理手段46がメモリ45から読み出して送信してもよく、また、電子ペーパーEPから表示部12に表示記録しているドキュメントのドキュメントIDを受信して、当該ドキュメントIDに対応するドキュメント電子データをデータ処理手段46がメモリ45から読み出して送信して、電子ペーパーEPが表示記録しているドキュメントを最新のものに更新するようにしてもよい。
図14には上記構成の情報処理システムによる処理を、媒体として携帯電話機Tを用いた例で具体的に示してある。
図示の例でも、上記と同様に、携帯電話機Tを情報処理装置の画面44に近付けて第1の範囲E1内に位置させると、センサ41によりこれを検知して、データ処理手段46が携帯電話機を表す画像G及びデータ転送処理を表すアイコンAを画面44に表示して当該携帯電話機Tが第1の範囲E1内に入ったことをユーザに示す。そして、携帯電話機Tが第2の範囲E2まで画面44に接近すると、センサ41によりこれを検知して、データ処理手段46がドキュメント電子データを通信装置47から送信する。携帯電話機Tでは、情報処理装置40から送信されたドキュメント電子データを受信してメモリに記憶し、受信したドキュメント電子データに基づいて当該ドキュメント画像を表示部に書き込んで表示記録する。
本発明の第1実施例に係る情報処理システムの機能構成図である。 本発明に係るドキュメント電子データとIDとの対応付けを説明する図である。 本発明に係る媒体の位置検出方法を説明する図である。 本発明の第1実施例に係る情報処理システムの具体例を説明する図である。 本発明の第2実施例に係る情報処理システムの機能構成図である。 本発明の第2実施例に係る情報処理システムの具体例を説明する図である。 本発明の第3実施例に係る情報処理システムの具体例を説明する図である。 本発明の第3実施例に係る情報処理システムの具体例を説明する図である。 本発明に係るユーザインタフェースの一例を説明する図である。 本発明の第4実施例に係る情報処理システムの機能構成図である。 本発明に係るIDと操作コマンドとの対応付けを説明する図である。 本発明の第5実施例に係る情報処理システムの機能構成図である。 本発明の第5実施例に係る情報処理システムの具体例を説明する図である。 本発明の第5実施例に係る情報処理システムの具体例を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーの一例を示す図である。 光書き込み型電子ペーパーの使用方法を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーの動作原理を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーの構造を説明する図である。 自己書き換え型電子ペーパーの一例を示す図である。 自己書き換え換え型電子ペーパーの動作原理を説明する図である。 自己書き換え型電子ペーパーの構造を説明する図である。
符号の説明
EP:電子ペーパー、 P:用紙、
T:携帯電話機、 E1:第1の範囲(所定の位置)、
E2:第2の範囲(所定の位置)、 C:ICコード、
2、12:表示部、 5、15:通信部、
6、16:メモリ、 8、18:制御部、
40:情報処理装置、 41:センサ、
42:ID読み取り装置、 44:表示画面、
45:ドキュメント電子データメモリ、 46:データ処理手段、
47:通信装置、 48:操作コマンドテーブル、
49:制御手段、

Claims (12)

  1. ドキュメントを表示記録する媒体と当該ドキュメントの電子データを処理する情報処理装置とを連携させる情報処理システムであって、
    前記媒体は、表示記録しているドキュメントに係る情報を保持し、
    前記情報処理装置は、前記情報を取得するドキュメント情報取得手段と、当該情報処理装置の表示画面に対して設定された第1の位置に前記媒体が位置したこと、及び当該第1の位置より前記表示画面に接近した第2の位置に前記媒体が位置したことを検出するセンサと、前記センサの検出結果及び前記ドキュメント情報取得手段により取得した情報に基づいて、前記第1の位置に前記媒体が位置したときに、前記表示画面に所定のアイコンを表示し、前記第2の位置に前記媒体が位置したときに、当該媒体に表示記録されているドキュメントの電子データについて前記アイコンに応じた処理を行うデータ処理手段と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記データ処理手段は、前記第1の位置に前記媒体が位置したときに、前記表示画面にフォルダアイコンを表示し、前記第2の位置に前記媒体が位置したときに、前記フォルダアイコンで指し示されるメモリ上のフォルダファイルに当該媒体に表示記録されているドキュメントの電子データを転送する処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記データ処理手段は、前記第1の位置に前記媒体が位置したときに、前記表示画面に当該媒体と当該表示画面に表示されているアイコンとの位置関係を示す画像を表示し、前記第2の位置に前記媒体が位置したときに、前記表示画面上で当該媒体が重なったアイコンで指し示される処理を当該媒体に表示記録されているドキュメントの電子データに対して行うことを特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記媒体が保持するドキュメントに係る情報は表示記録しているドキュメントを識別する情報であり、
    前記情報処理装置はドキュメントの電子データを保持するドキュメント記憶手段を有し、前記データ処理手段は、前記媒体から取得したドキュメント識別情報に該当するドキュメントの電子データを前記ドキュメント記憶装置から取得して所定の処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記媒体は、ドキュメントを表示記録する表示部と、該ドキュメントに係る情報として表示記録しているドキュメントの電子データを保持するメモリと、前記メモリに保持されたドキュメント電子データを送信する通信手段と、を有した携帯可能な情報表示記録媒体であり、
    前記情報処理装置は前記情報表示記録媒体からドキュメントの電子データを受信する通信手段を有し、前記データ処理手段は受信したドキュメントの電子データに所定の処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  6. ドキュメントを表示記録する媒体と当該ドキュメント内容に応じた処理を行う情報処理装置とを連携させる情報処理システムであって、
    前記媒体は、表示記録しているドキュメントに係る情報又は自己を識別する情報を保持し、
    前記情報処理装置は、前記媒体に保持されたドキュメントに係る情報又は識別情報を取得する情報取得手段と、当該情報処理装置の表示画面に対して設定された第1の位置に前記媒体が位置したこと、及び当該第1の位置より前記表示画面に接近した第2の位置に前記媒体が位置したことを検出するセンサと、前記センサの検出結果及び前記情報取得手段により取得した情報に基づいて、前記第1の位置に前記媒体が位置したときに、前記表示画面に当該媒体に保持されたドキュメント内容に応じた処理を示す操作コマンド画像を表示し、前記第2の位置に前記媒体が位置したときに、前記操作コマンド画像に示された処理を実行する制御手段と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  7. ドキュメントを表示部に表示記録する携帯可能な情報表示記録媒体と、当該ドキュメントの電子データを処理する情報処理装置とを連携させる情報処理システムであって、
    前記情報表示記録媒体は、ドキュメントの電子データを前記情報処理装置から受信する通信手段と、受信した電子データに基づいてドキュメントを前記表示部に表示記録するデータ処理手段と、を有し、
    前記情報処理装置は、前記情報表示記録媒体へドキュメントの電子データを送信する通信手段と、当該情報処理装置の表示画面に対して設定された第1の位置に前記情報表示記録媒体が位置したこと、及び当該第1の位置より前記表示画面に接近した第2の位置に前記情報表示記録媒体が位置したことを検出するセンサと、前記センサの検出結果に基づいて、前記第1の位置に前記情報表示記録媒体が位置したときに、前記表示画面にデータ転送処理を表すアイコンを表示し、前記第2の位置に前記情報表示記録媒体が位置したときに、当該情報表示記録媒体へドキュメントの電子データを送信させるデータ処理手段と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  8. ドキュメントを表示記録する媒体と、当該ドキュメントの電子データを処理する情報処理装置とを連携させる情報処理システムであって、
    前記媒体は表示記録しているドキュメントに係る情報を保持し、
    前記情報処理装置は、前記媒体に保持されたドキュメントに係る情報を取得するドキュメント情報取得手段と、当該情報処理装置の表示画面に対して設定された第1の位置に前記媒体が位置したこと、及び当該第1の位置より前記表示画面に接近した第2の位置に前記媒体が位置したことを検出するセンサと、前記センサの検出結果及び前記ドキュメント情報取得手段により取得した情報に基づいて、前記第1の位置に前記媒体が位置したときに、前記表示画面に印刷処理を表すアイコンを表示し、前記第2の位置に前記媒体が位置したときに、当該媒体に保持されたドキュメントを表示記録した他の媒体を生成するデータ処理手段と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  9. ドキュメントを表示記録する媒体と当該ドキュメントの電子データを処理する情報処理装置とを連携させる情報処理方法であって、
    前記媒体は、表示記録しているドキュメントに係る情報を保持し、
    前記情報処理装置のドキュメント情報取得手段が、前記媒体に保持されたドキュメントに係る情報を取得し、
    前記情報処理装置のデータ処理手段が、当該情報処理装置のセンサの検出結果及び前記ドキュメント情報取得手段により取得した情報に基づいて、当該情報処理装置の表示画面に対して設定された第1の位置に前記媒体が位置したことを前記センサにより検出したときに、前記表示画面に所定のアイコンを表示し、前記第1の位置より前記表示画面に接近した第2の位置に前記媒体が位置したことを前記センサにより検出したときに、当該媒体に表示記録されているドキュメントの電子データについて前記アイコンに応じた処理を行うことを特徴とする情報処理方法。
  10. ドキュメントを表示記録する媒体と当該ドキュメント内容に応じた処理を行う情報処理装置とを連携させる情報処理方法であって、
    前記媒体は、表示記録しているドキュメントに係る情報又は自己を識別する情報を保持し、
    前記情報処理装置の情報取得手段が、前記媒体に保持されたドキュメントに係る情報又は識別情報を取得し、
    前記情報処理装置の制御手段が、当該情報処理装置のセンサの検出結果及び前記情報取得手段により取得した情報に基づいて、当該情報処理装置の表示画面に対して設定された第1の位置に前記媒体が位置したことを前記センサにより検出したときに、前記表示画面に当該媒体に保持されたドキュメント内容に応じた処理を示す操作コマンド画像を表示し、前記第1の位置より前記表示画面に接近した第2の位置に前記媒体が位置したことを前記センサにより検出したときに、前記操作コマンド画像に示された処理を行うことを特徴とする情報処理方法。
  11. ドキュメントを表示部に表示記録する携帯可能な情報表示記録媒体と、当該ドキュメントの電子データを処理する情報処理装置とを連携させる情報処理方法であって、
    前記情報処理装置のデータ処理手段が、当該情報処理装置のセンサの検出結果に基づいて、当該情報処理装置の表示画面に対して設定された第1の位置に前記情報表示記録媒体が位置したことを前記センサにより検出したときに、前記表示画面にデータ転送処理を表すアイコンを表示し、前記第1の位置より前記表示画面に接近した第2の位置に前記情報表示記録媒体が位置したことを前記センサにより検出したときに、当該情報表示記録媒体へドキュメントの電子データを通信手段により送信し、
    前記情報表示記録媒体の通信手段が、ドキュメントの電子データを前記情報処理装置から受信し、
    前記情報表示記録媒体のデータ処理手段が、受信した電子データに基づいてドキュメントを前記表示部に表示記録することを特徴とする情報処理方法。
  12. ドキュメントを表示記録する媒体と、当該ドキュメントの電子データを処理する情報処理装置とを連携させる情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の情報取得手段が、前記媒体に保持されたドキュメントに係る情報を取得し、
    前記情報処理装置のデータ処理手段が、当該情報処理装置のセンサの検出結果及び前記情報取得手段により取得した情報に基づいて、当該情報処理装置の表示画面に対して設定された第1の位置に前記媒体が位置したことを前記センサにより検出したときに、前記表示画面に印刷処理を表すアイコンを表示し、前記第1の位置より前記表示画面に接近した第2の位置に前記媒体が位置したことを前記センサにより検出したときに、当該媒体に保持されたドキュメントを表示記録した他の媒体を生成することを特徴とする情報処理方法。
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