JP4650689B2 - 印刷ページ表示システム - Google Patents

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Description

画像を無電源状態で表示保持する表示媒体を用いた技術に関し、ドキュメントの画像を分割して表示媒体に書き込まれた部分画像の当該ドキュメント画像中における位置を把握可能にする技術に関する。
コンピュータを利用したデータ処理により、電子ドキュメントの作成、編集、閲覧等がなされている。
このような電子ドキュメントの閲覧方法は、一般的に、コンピュータのディスプレイ画面に文書の画像を表示する、或いは、プリンタにより文書の画像を紙媒体である用紙に印刷することにより行われている。
近年では、用紙にとって代わることが可能な文書閲覧のための媒体として、用紙の如く柔軟な薄型で画像を無電源状態で表示保持することができる電子ペーパが開発されている。
このような電子ペーパは、用紙と異なって表示部に表示保持した画像を消去したり上書きすることが可能であり、繰り返し使用することができることから紙資源の節約等の観点からも利用促進が望まれている。
ここで、ドキュメント画像を印刷する発明として、画像を分割したプレビューを表示する発明(特許文献1参照)、複数の紙に分割して印刷する発明(特許文献2参照)、印刷データの順序をユーザが指定・変更する発明(特許文献3参照)、分割した位置の情報を作成する発明(特許文献4参照)が提案されている。
特開2002−166617号公報。 特開2004−289651号公報。 特開平10−315575号公報。 特開平11−220606号公報。
一般に、電子ドキュメントへの追記や修正等を行う際に、パーソナルコンピュータ(PC)等の画面内に収まらないような表示サイズの大きいドキュメント(例えば、Web文書、地図画像、設計図など)の場合には、ドキュメント全体を把握するために紙や電子ペーパ等の表示媒体に複数枚に分けてプリントし、平面に再配置して比較検討を行い、追記や修正が必要な箇所に手書きでメモやアノテーションを行ったのちに、PC等によりドキュメントへの反映を行っている。
このように、表示サイズの大きいドキュメントをプリントする場合には、ドキュメントの画像を分割した部分画像毎に各表示媒体へプリントされるが、各表示媒体にプリントされた部分画像がその元となったドキュメント画像のどの部分に位置するのかをユーザは知ることができなかった。また、たとえ部分画像に加えてページ番号が表示されていたとしても、複数の段及び列に分割されたドキュメント画像が、各段の左から右への出力を上段から下段に行っているのか、各列の上から下への出力を左列から右列に或いは右列から左列に行っているのか等が分からなかった。
したがって、ユーザは複数枚プリントされた表示媒体をどのように配置すればドキュメント画像を再現できるか分からないために表示媒体の配置に試行錯誤せざるを得ず、配置に手間取ってしまうことで本来なすべき作業を円滑に行えていなかった。
また、紙や電子ペーパ等に手書きにより書き込んだのドキュメントへの反映は、例えば、手書き内容を目視で順次確認しながらPC画面上のドキュメントをスクロールして目的の箇所を探し出して順次修正したり、手書き内容をスキャナなどによって電子化してPC画面上にドキュメントの対象箇所と並べて表示して修正したりすることにより行われている。あるいは、上記のように複数枚の紙や電子ペーパに出力することを行わずに、PC画面においてドキュメントのスクロールを繰り返しながら比較検討し、検討結果を記憶しながら修正を実行することが行われている。
これらのように多段階の操作を必要とする方法やユーザの記憶力に頼る方法においては、ユーザは操作を実行することに意識が集中してしまい、本来行うべき十分な比較検討や判断に集中することが困難となっており、効率が悪い上に正確な判断が妨げられる場合が多かった。
なお、特許文献1の発明は、分割したプレビューを表示するものであるが、前ページがトレイに入るコピー機が前提であり、そこで紙詰まりが起きた後に再度プレビューを表示しなおすに留まるものであり、ペーパをその場で並べていく動作を前提とした、1枚ずつ出力しながら現在出力中のページをプレビュー中で示すという機能はない。そのため、どの分割箇所が紙詰まりしたかを画面表示できないため、目視で確認するしかなく手間がかかる。
特許文献2の発明は、大きなサイズの原稿をプリントする場合に、複数の紙に分割して印刷するものであるが、分割された状態や出力中のページの位置は表示されないためユーザは把握できない。
特許文献3の発明は、印刷データの順序をユーザが指定・変更するものであるが、分割して並べる順序は一覧表示されないためユーザは把握できない。
特許文献4の発明は、分割した位置の情報を作成するものであるが、主に分割画像に番号を付加するものであり、1枚出力する度に全体像の中の位置をユーザが把握できるものではない。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、複数ページに亘るドキュメントの画像が分割された部分画像が書き込まれた表示媒体について、当該表示媒体に書き込まれた部分画像がその元となったドキュメント画像のどの部分に位置するかをユーザが容易に把握できるようにすることで、ユーザが本来行うべき作業に集中できるようにすることを目的としている。
本発明の第1の実施態様としては、画像を無電源状態で表示保持する表示部を有する表示媒体にドキュメント画像を書き込み表示させる情報処理システム、情報処理システムを構成する情報処理装置、情報処理装置をコンピュータにより構成するプログラム、情報処理システムが実施する情報処理方法として実現される。
により実現される。
本発明では、情報処理システムは、書込手段が、ドキュメント画像を分割した部分画像を表示媒体に書き込み、表示手段が、ドキュメント画像の部分画像を表示媒体に書き込む毎に、当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を表示する。
したがって、ユーザはプリント中の部分画像がその元となったドキュメント画像のどの部分に位置するかを一目で把握できる。
位置表示としては、ドキュメント画像を縮小した縮小画像を表示し、当該縮小画像中の部分画像に該当する箇所を他の箇所とは異なる態様で表示することが好ましく、ユーザは、表示を一目してドキュメント画像に対する部分画像の位置を把握できる。
縮小画像としては、ドキュメントの内容を含むものであっても輪郭線だけでもよく、また、縮小画像中に分割態様を示す線を含めてもよい。
また、表示媒体に、自己を識別する媒体識別情報を記憶保持する記憶部を設け、情報処理システムは、ドキュメント画像の部分画像を書き込む対象の表示媒体から媒体識別情報を読み取る読取手段と、読み取った媒体識別情報とドキュメント画像に対する部分画像の位置を特定する情報とを対応付けて保持する対応付け保持手段と、を更に備えることが好ましく、このような対応付けを行って保持しておくことで、後述するように、ユーザが知りたいときに、表示媒体の部分画像に対応するドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を知ることができるようになる。
本発明の情報処理システムは、具体的には、表示媒体にドキュメントの画像を書き込む出力装置と当該出力装置に書き込み対象の画像を提供する情報処理装置とを備え、情報処理装置が、ドキュメントの画像を分割した部分画像を出力装置に提供して表示媒体に書き込ませ、ドキュメント画像の部分画像を表示媒体が書き込まれる毎に、当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を表示する。なお、出力装置と情報処理装置とを一体としても、それぞれ別体に構成してもよい。
本発明の第2の実施態様としては、画像を無電源状態で表示保持する表示部と自己を識別する媒体識別情報を記憶保持する記憶部とを有する表示媒体にドキュメント画像を書き込み表示させる情報処理システム、情報処理システムを構成する情報処理装置、情報処理装置をコンピュータにより構成するプログラム、情報処理システムが実施する情報処理方法として実現される。
本発明では、情報処理システムは、対応付け保持手段が、ドキュメント画像を分割した部分画像が書き込まれた表示媒体の媒体識別情報と当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定する情報とを対応付けた対応付け情報を保持しており、取得手段が、ドキュメント画像の部分画像が書き込まれた表示媒体から媒体識別情報を読み取り、特定手段が、表示媒体から読み取った媒体識別情報に従って前記対応付け情報を参照して、当該表示媒体に書き込まれた部分画像に係るドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定し、表示手段が、特定したドキュメント画像に対する部分画像の位置を表示する。
したがって、例えば、取得手段を構成する装置に表示媒体を翳したり装填したりして媒体識別情報を読み取らせることで該当する位置表示がなされるため、ユーザが知りたいときに表示媒体の部分画像に対応するドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を知ることができる。
表示媒体としては、媒体識別情報を記憶保持する機能とユーザによる接触を検知する機能と接触を検知したことに応じて媒体識別情報を無線により送信する機能とを備えたセンサにより前記記憶部を構成することができ、この場合は、取得手段は、表示媒体から無線により媒体識別情報を受信する。
したがって、ユーザが表示媒体に触れたときに媒体識別情報が送信されて該当する位置表示がされるため、ユーザが表示媒体を手に取るという自然な動作で、その表示画像のドキュメント画像における対応位置を把握できる。
また、表示媒体としては、媒体識別情報を記憶保持する機能とユーザによる接触を検知する機能と接触を検知したことに応じて媒体識別情報を無線読み取り可能に保持する機能とを備えた受動的なセンサにより前記記憶部を構成することができ、この場合は、取得手段は、表示媒体から無線により媒体識別情報を読み取る。
特に、媒体識別情報の読取装置から電波供給される駆動電力によりセンサを起動させるようにすることで、表示媒体に電源を備える必要がないため表示媒体をシンプルな構成とすることができる。
位置表示としては、上述の通り、ドキュメント画像を縮小した縮小画像を表示し、当該縮小画像中の部分画像に該当する箇所を他の箇所とは異なる態様で表示する他、種々の表示を用いることができる。
なお、縮小画像を生成するために、情報処理システムは、ドキュメントのデータと当該ドキュメントを識別する文書識別情報とを対応付けて保持する文書保持手段を備え、ドキュメント画像に対する部分画像の位置を特定する情報は、当該ドキュメントの文書識別情報を含んでおり、特定手段が、表示媒体から読み取った媒体識別情報に従ってドキュメントのデータを特定して、表示手段が、特定したドキュメントのデータに基づくドキュメント画像の縮小画像を生成する。
また、本発明の情報処理システムは、表示媒体に対するユーザによる入力操作を受け付ける入力手段と、部分画像を表示するとともに、受け付けた入力操作に係る画像を当該部分画像に重ねて表示する手書き表示手段と、を備えている。
また、本発明の情報処理システムは、表示媒体に対するユーザによる入力操作を受け付けるとともに入力操作がなされた入力日時を特定する入力手段と、表示媒体の媒体識別情報と入力操作に係る情報と入力日時とを対応付けて蓄積保持する入力履歴保持手段と、を備えている。
したがって、ユーザによる表示媒体への手書き入力を入力履歴保持手段の保持内容に従って再現することができ、ドキュメントデータへの追記や修正等に利用することで効率的なドキュメント編集が行えるようになる。
本発明の情報処理システムは、具体的には、表示媒体から媒体識別情報を取得する読取装置と当該読取装置と通信する情報処理装置とを備え、情報処理装置が、ドキュメント画像を分割した部分画像が書き込まれた表示媒体の媒体識別情報と当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定する情報とを対応付けた対応付け情報を保持しており、読取装置が取得した媒体識別情報に従って対応付け情報を参照して、当該表示媒体に書き込まれた部分画像に係るドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定して表示する。なお、読取装置と情報処理装置とを一体としても、それぞれ別体に構成してもよい。
上記第1及び第2の実施態様のいずれにおいても、画像を書き換え可能且つ無電源状態で表示保持する電子ペーパを表示媒体として用いることが好ましい。
電子ペーパは、出力装置から供給される画像データに基づいて自己で表示部に画像を書き込む機能を有した自己書き込み型の電子ペーパであっても、出力装置から投影される画像を表示部に転写する機能を有した光書き込み型の電子ペーパであってもよい。
また、自己書き込み型の電子ペーパが、複数の画像データを記憶保持するメモリを有してユーザ操作に応じて部分画像を切り替える機能を備えている場合には、当該複数の部分画像のそれぞれに対応する位置表示をまとめて行うようにしてもよい。
本発明によると、表示媒体の部分画像に対応するドキュメント画像に対する当該部分画像の位置が表示されるため、ユーザは、表示媒体の部分画像がドキュメント画像のどこに位置しているのかを一目して把握することができ、本来行うべき作業に集中できるようになる。
本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
図1には、本例に係る情報処理システムの構成を示してある。
なお、本例では、画像を無電源状態で表示保持する表示部2と電子データを記憶保持する記憶部3とを有する電子ペーパEPを表示媒体として用いているが、例えば、表示媒体として紙(表示部2)を用いてその一辺に電子データを記憶保持するクリップ形式の記憶部3を留めるようにする等、他の表示媒体を用いても実現できる。
まず、電子ペーパEPの基本的な構成及び機能について、図10〜図14に示す例を参照して具体的に説明する。
図10には、光書き込み型の電子ペーパEPを示してあり、図示の電子ペーパEPは画像を表示保持する表示部2と、表示部2に対する書き込み電圧を印加するための電極4とを有している。
光書き込み型電子ペーパEPは、例えば、A4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型であり、大部分の面積を占める表示部2に画像を無電源状態で表示保持する。
光書き込み型電子ペーパEPは、例えば、図10に示すように液晶パネル9に書き込もうとする画像を表示し、電極4に外部電源から電圧を印加しながら光書き込み型電子ペーパEPを液晶パネル9に重ねて光を照射することにより、液晶パネル9に表示させた画像を表示部2に転写して表示保持させることができる。要は、光書き込み型電子ペーパEPは電極4に電圧を印加することで投影されたドキュメント画像を表示部2に転写し、電極4に印加した電圧を除去した後も当該ドキュメント画像を表示状態で保持し続ける機能を有している。
なお、光書き込み型電子ペーパEPを用いる場合は後述する実施例のプリンタ装置50は、自装置にセットされた電子ペーパEPの電極4に書き込み電圧を印加し且つ画像を表示部2に投影する機能を有している。
光書き込み型電子ペーパEPは、表示部2の断面構造を表す図12に示すように、複写機に利用されている有機光導電性材料の層(有機光導電層)10と液晶表示材料の層(マイクロカプセル化したコレステリック液晶層)11とを組み合わせ、これら層を表裏一対の透明電極12で挟み、この積層体を表裏一対の透明な基材フィルム13で挟んだ構造となっている。なお、この構成では、コレステリック液晶層11が光を反射する白表示と、光が液晶層11を透過しコレステリック液晶層11と有機光導電層10との間に設けられた黒色層14で吸収される黒表示のモノクロ画像表示が可能である。さらにコレステリック液晶には螺旋ピッチに応じたカラー光を干渉反射するという特性があるので、コレステリック液晶層11を螺旋ピッチの異なる液晶を積層した構成にすることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、光書き込み型電子ペーパEPは、表示部2の動作原理を表す図11に示すように、例えば画像書き込み用の調光素子パネル(発光パネル)9に転写する画像を表示して表示部2に投影し、電極4に電圧を印加すると、光の強弱を瞬時に反射濃度に変換して当該投影画像を保持する。そして、電極4に消去電圧を印加することにより表示部2に保持された画像情報を消去することができ、光書き込み型電子ペーパEPは書き込みと消去を繰り返して幾度も再使用することができる。なお、光書き込み型電子ペーパEPはこのような消去処理を行わずに、上記のように電極4に電圧を印加して新たな画像を投影することにより、表示部2に保持されている画像を上書きすることもでき、このような上書き処理によっても幾度も再使用することができる。
したがって、光書き込み型電子ペーパEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、画像の投影により転写された画像情報を無電源保持する性質があるので、あたかもプリンタや複写機に使用する紙の如く用いることができ、しかも、繰り返し再使用することができる画像表示媒体である。
次に、自己書き込み型の電子ペーパEPについて説明する。
自己書き込み電子ペーパEPは、光書き込み型電子ペーパEPと同様に例えばA4用紙のような大きさのフレキシブルな薄型表示記録装置であり、大部分の面積を占める表示部2に加えて、表示部2にデータに応じて自ら画像を書き込む処理機能部が設けられている。
処理機能部には、表示部2を駆動するドライバ、外部(後述するプリンタ装置50)と無線通信するための無線部、電子データを読み書き自在に保持するメモリ、電子データの処理を行う制御部(CPU)、制御部等の機能手段に動作電力を供給するバッテリが設けられている。
なお、表示部2と処理機能部とを着脱可能として、例えばクリップ形式の処理機能部を表示部2に装着して接続することにより電子ペーパEPを構成するようにしてもよい。
このような自己書き込み型電子ペーパEPは、外部の無線装置(プリンタ装置50)と無線部で無線通信することにより画像の電子データを送受信し、メモリに保持することができる。
そして、自己書き込み型電子ペーパEPは、制御部による制御の下にドライバを駆動して、メモリに保持した電子データに基づいて表示部2に表示保持する画像を書き換え表示することができ、ドライバの駆動電力を除去しても表示部2に画像を表示状態で保持し続ける機能を有している。
自己書き込み型電子ペーパEPは、表示部2の断面構造を表す図14に示すように、複写機にトナーとして利用されている微細な着色粒子(図示の例では、白色粒子31と黒色粒子32)を少なくとも表面側が透明な表裏一対の電極33間に封入し、これを少なくとも表面側が透明な表裏一対のフィルム基板34で挟んだ構造となっている。着色粒子31、32が自由に移動できるように電極層33間は空気層となっており、また、マトリックス状の電極層33には着色粒子31、32との接触を防止する絶縁層35が設けられている。なお、カラーフィルターを用いることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、自己書き込み型電子ペーパEPは、表示部22の動作原理を表す図13に示すように、電極33に電圧を印加していない状態(但し、電極33は前回の駆動時の極性に帯電している)では、負(マイナス)に帯電した白色粒子31は裏面側に溜まる一方、正(プラス)に帯電した黒色粒子32は表面側に溜まり、表示部22を表面側から目視すると表示部22は黒色な状態となる。そして、電子データに基づいてドライバが動作して表示する画像に応じたマトリックスの所要部の電極極性を反転させると、白色粒子31と黒色粒子32との位置が入れ替わって、表示部22に白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストによる画像が表示される。なお、異なる電子データに基づいてドライバを動作させることにより、白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストにより表示部22に表示される画像情報を切り換えることができ、幾度も再使用することができる。
したがって、自己書き込み型電子ペーパEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、表示部2に表示した画像情報を無電源保持する性質があるので、あたかも紙の如く用いることができる画像表示保持媒体である。
本例の電子ペーパEPには、ユーザが電子ペーパEPを手に取ったことを検知するためにIDタグ等のRFIDに類するパッシブセンサを設けてあり、当該パッシブセンサにより記憶部3を構成してEPID(電子ペーパEPの識別情報)を記憶保持させている。パッシブセンサは、ユーザが接触状態のときはEPIDを無線読み取りできるが、ユーザが接触状態でないときは無線読み取りできないようになっている。そして、後述する受信装置60は、RFIDに対するように、或る範囲内に動作電力を電波供給して当該範囲内に存するパッシブセンサを起動し、当該パッシブセンサの記憶情報にアクセスする機能を有している。したがって、ユーザが電子ペーパEPのパッシブセンサに触れるとEPIDが読み取り可能となって受信装置60に読み取られるため、どの電子ペーパEPにユーザが触れているかを特定することができる。
なお、記憶部3を、EPIDを記憶保持する機能とユーザによる接触を検知する機能と接触を検知したことに応じてEPIDを無線により送信する機能とを備えたセンサにより構成してもよい。すなわち、ユーザが当該センサに触れたことに応じてEPIDが受信装置60に送信されて、どの電子ペーパEPに触られているかが特定される。
本例の情報処理システムでは、上記のパッシブセンサを備えた光書き込み型の電子ペーパEPを用いており、図1に示すように情報処理システムは、情報処理装置40、プリンタ装置(出力装置)50、受信装置60、手書き入力装置70を備えている。本例では、プリンタ装置50及び受信装置60は情報処理装置40とは別体の装置として構成している。
プリンタ装置50は当該装置に装着された電子ペーパEPに対する処理を行う装置であり、情報処理装置40から供給される画像を電子ペーパEPの表示部2に書き込む書込手段51、電子ペーパEPの記憶部3からEPIDを読み取って情報処理装置40に通知する読取手段52、を備えている。なお、書込手段51は、上記のような光書き込み型の電子ペーパEPに対応して、電極4への電圧印加部、液晶パネル9、光照射部といった光書き込みに必要な機能により構成されている。また、本例の読取手段52は、部分画像の書き込み用に装填されている電子ペーパEPを自動的に接触状態に切り替えてEPIDを読み取っている。
受信装置60は、電子ペーパEPへのユーザ操作を検知して当該操作情報を情報処理装置40に通知する装置であり、電子ペーパEPにユーザが触れたことに応じてEPIDを読み取って情報処理装置40に通知するID受信手段(取得手段)61、後述するように電子ペーパEPへの手書き情報を手書き入力装置70から受信して情報処理装置40に通知する手書き受信手段62、を備えている。
情報処理装置40は、ドキュメントデータを管理する文書管理手段41、ドキュメント画像を生成してプリンタ装置50に供給する書込制御手段42、ドキュメント画像の部分画像の位置情報と電子ペーパEPとを対応付けて管理する対応付け管理手段43、受信装置60から通知されるEPIDに該当する部分画像のドキュメント画像に対する位置を特定する特定手段44、特定した位置を示す画像を生成する表示制御手段45、生成された位置画像を表示する画面46、受信装置60から提供される各情報を蓄積保持する履歴管理手段47、を備えている。
なお、書込制御手段42、特定手段44、表示制御手段45は、本発明に係るプログラムをコンピュータに実行させることによって構成している。
また、本例では、情報処理装置40が、文書管理手段41、対応付け管理手段43、履歴管理手段47を備えているが、通信によりアクセス可能な他のサーバにこれらの管理手段を設けてシステムを構成してもよく、必要に応じてアクセスできればよい。
文書管理手段41は、文書IDと文書データ(ドキュメントデータ)とを対応付けて管理しており、他の機能手段から文書IDを指定して要求されたことに応じて、当該文書IDに対応付けられているドキュメントデータをその要求元に提供する。
書込制御手段42は、図外の装置によるユーザ指示に応じて文書管理手段41からドキュメントデータを取得してドキュメント画像を生成し、プリンタ装置50にドキュメント画像を供給して電子ペーパEPへの書き込みを行わせる。ここで、ドキュメント画像が1枚の電子ペーパEPに収まらないサイズである場合には、電子ペーパEPのサイズに応じた大きさに分割した部分画像としてプリンタ装置50に供給する。また、書込制御手段42は、ドキュメント画像における部分画像の位置を特定する情報を対応付け管理手段43及び表示制御手段45に提供する。
本例では、ドキュメント画像の左上端を原点とした座標系における部分画像の左上端及び右下端の座標により部分画像の位置及び大きさを特定しており、座標系の大きさを示すX軸及びY軸の最大値と部分画像の左上端の座標(x1、y1)及び右下端の座標(x2、y2)とを文書IDとともに対応付け管理手段43及び表示制御手段45に提供している。なお、例えば、上記座標情報にページ番号を対応付けて別途管理しておき、文書IDとページ番号とを提供するようにしてもよく、ドキュメント画像における部分画像の位置を特定できる情報であればよい。
対応付け管理手段43は、プリンタ装置50の書込手段51による電子ペーパEPへの部分画像の書き込みに対応して、読取手段52から通知される当該電子ペーパEPのEPIDと書込制御手段42から提供される文書ID及び座標情報とを対応付けた対応付け情報を蓄積保持する。
特定手段44は、受信装置60から通知されるEPIDに基づいて、対応付け管理手段43を参照して該当する文書ID及び座標情報を取得して表示制御手段45に提供する。
表示制御手段45は、書込制御手段42や特定手段44から提供される文書ID及び座標情報に従って、ドキュメント画像に対する部分画像の位置を示す画像を生成し、画面46に提供して表示させる。本例では、文書IDに対応するドキュメントデータに基づくドキュメント画像の縮小画像を生成し、当該縮小画像中の部分画像の位置を特定して当該部分をハイライト表示している。なお、縮小画像中の部分画像の位置は、提供された座標情報の座標系を縮小画像の座標系に射影することにより特定している。
本例では、表示制御手段45は、情報処理装置40の備える画面46に部分画像の位置を示す画像を表示しているが、例えば、モバイルPCやPDA等の他の情報端末に当該画像を提供して表示させてもよい。
履歴管理手段47は、ユーザが電子ペーパEPに触れた履歴を保持する操作履歴保持手段48、ユーザが電子ペーパEPに手書き入力した履歴を保持する入力履歴保持手段48を備えている。
操作履歴保持手段48は、受信装置60から受け取った「EPID」と、当該EPIDを受け取った「読取日時」とを対応付けて蓄積保持している。
入力履歴保持手段48は、受信装置60から受け取った手書き入力の情報である「入力操作」と、当該手書き情報を受け取った「入力日時」と、当該手書き入力の情報の直前に受け取った「EPID」とを対応付けて蓄積保持しており、手書き入力の情報の直前に受け取ったEPIDに対応する電子ペーパEPにユーザが手書きしているとみなしている。
なお、本例では、読取日時及び入力日時は、履歴管理手段47で特定しているが、受信装置60で読取日時及び入力日時を特定してもよく、また、手書き入力装置70で入力日時を特定してもよい。
次に、本例の情報処理システムによる処理動作を説明する。
まず、電子ペーパEPへの部分画像の書き込み時の処理動作を説明する。
ユーザによりドキュメントのプリント指示がなされると、書込制御手段42は、対応するドキュメントデータを文書管理手段41から取得してドキュメント画像を生成し、電子ペーパEPの大きさに応じたサイズに分割した部分画像を生成する。
そして、まず、書込制御手段42は、各部分画像のうちドキュメント画像中の最左上に位置する部分画像のデータをプリンタ装置50に供給するとともに、当該部分画像のドキュメント画像に対する位置を特定するための座標情報を、対応する文書IDとともに表示制御手段45及び対応付け管理手段43に提供する。
表示制御手段45は、提供された文書ID及び座標情報に基づいて、ドキュメント画像に対する部分画像の位置を示す画像を生成して画面46により表示させる。また、プリンタ装置50は、書込手段51が供給された部分画像を電子ペーパEPの表示部2に書き込むとともに読取手段52が当該電子ペーパEPの記憶部からEPIDを読み取って情報処理装置40に通知する。そして、対応付け管理手段43が、書込制御手段42から提供された文書ID及び座標情報とプリンタ装置50から通知されたEPIDとを対応付けた対応付け情報を蓄積保持する。
そして、先ほどの部分画像の直右に位置する部分画像についても同様に処理し、最上段の各部分画像について処理を繰り返す。次段以降についても同様に処理し、未処理の部分画像がなくなると処理を終了する。
次に、電子ペーパEPをユーザが手に取ったときの処理動作を説明する。
ユーザが受信装置60の通信圏内において電子ペーパEPを手に取ることにより、当該記憶部3のEPIDが受信装置60により読み取られ、情報処理装置60に通知される。
情報処理装置60は、特定手段44が、EPIDに該当する対応付け情報(文書ID及び座標情報)を対応付け管理手段43から取得して表示制御手段45に提供し、表示制御手段45が、提供された対応付け情報に基づいてドキュメント画像に対する部分画像の位置を示す画像を生成して画面46により表示させる。また、履歴管理手段47が、通知されたEPIDをその通知を受け取った日時(読取日時)に対応付けて操作履歴保持手段48に蓄積保持する。
図2〜図4には、電子ペーパEPへの部分画像の書き込み時の表示例を示してある。
ユーザによりドキュメントのプリント出力が指示されると、情報処理装置40は、図2(a)に示すように、画面46に対象のドキュメント画像の縮小画像を表示する。ドキュメント画像が1枚の電子ペーパEPに収まらない場合は、ドキュメント画像を分割した部分画像としてプリント出力する。図2(b)に示す例では、ドキュメント画像を8分割した状態を表示しており、1枚目の部分画像のプリント手段50による電子ペーパEPへのプリント出力に応じて、図3(a)に示すように、プリント中である1枚目の部分画像に該当する箇所を未処理の部分画像に該当する箇所と区別するためにハイライト表示する。
次に、2枚目の部分画像のプリント出力を示す図3(b)のように、2枚目の部分画像のプリント出力時には該当する箇所をハイライト表示するとともに、処理済である1枚目の部分画像の箇所を空白表示に変更する。以降、3枚目の部分画像のプリント出力を示す図3(c)、7枚目の部分画像のプリント出力を示す図4(a)、8枚目の部分画像のプリント出力を示す図4(b)のように表示が変化し、すべての部分画像がプリント出力されると、図4(c)に示すように縮小画像の全ての箇所が空白表示となり、ドキュメントのプリントが終了したことが分かる。
ユーザは、このようにプリント出力に応じて変化する表示を見ながら、プリンタ装置50により部分画像がプリントされた電子ペーパEPを順番に配置することでドキュメント画像を再現できる。
図5には、電子ペーパEPをユーザが手に取ったときの表示例を示してある。
図5(a)には、ドキュメント画像を8分割した部分画像がそれぞれ書き込まれた8枚の電子ペーパEPが、7枚目の部分画像に対応する電子ペーパEPを除いて配置されている状況を示している。そして、ユーザが7枚目の部分画像に対応する電子ペーパEPを手に取ると、同図(b)に示すように、7枚目の部分画像に該当する箇所がハイライト表示される。このように、手に取った電子ペーパEPの部分画像に対応する箇所を画面46の表示を一目して把握できるため、バラバラとなった電子ペーパEPを容易に再配置することができる。
また、本例の情報処理システムは、同図(c)に示すように、手に取った電子ペーパEPに対応するドキュメント画像の箇所を通常のサイズで表示する機能を有しており、電子ペーパEPを手に取るという動作で該当する箇所が表示されるため、追記や修正を行いたい場合にユーザが手動で目的の箇所までスクロールさせる手間が省けて効率的にドキュメント編集が行える。
なお、情報処理装置40は、ドキュメント画像における部分画像の位置を表示するか、又は、部分画像に該当する箇所を通常のサイズで表示するかを切り替える機能を有しており、ユーザが任意に切り替えることができる。
また、本例の情報処理システムは、図6(a)に示すように複数のコンテンツからなるドキュメントや、同図(b)に示すようにコンテンツ毎に表示サイズが異なるドキュメントデータについても適用することができる。この場合は、各コンテンツ毎に、コンテンツに対応するドキュメント画像に対する部分画像を特定する情報(座標情報やページ番号)を生成して表示処理するようにすればよい。
また、本例の情報処理システムは、電子ペーパEPへのユーザによる手書きでの入力を検出して手書き入力情報として受信装置60に無線送信する手書き入力装置70を備えており、手書き入力情報は受信装置60から情報処理装置40に提供されて履歴管理手段47の有する入力履歴保持手段48に蓄積保持されるほか、表示制御手段45により図7に示すような表示が画面46になされる。
すなわち、図7(a)に示すように、部分画像が書き込まれた電子ペーパEPにユーザがペン等により手書き入力すると、同図(b)に示すようにドキュメント画像における当該部分画像に対応する箇所が滑らかに拡大されていき、同図(c)に示すように通常サイズで表示され、その表示画像中の電子ペーパEPにおけるペンタッチ位置に該当する位置にカーソルが移動される。したがって、ユーザが速やかにドキュメントの編集を開始できる状態となる。なお、電子ペーパEPへの手書きに応じて、該当する筆跡画像を生成して表示画像に重ねて表示するようにしてもよい。
図8には、本例の情報処理システムが用いている手書き入力装置70が断面視してあり、手書き入力装置70に電子ペーパEPを重ねて配置し、その上から専用の電磁ペンによりなされる手書き入力を検知している。
手書き入力装置70は、内部にコイルが埋め込まれて筐体表面に磁界を発生させており、当該磁界内をペン先に磁石が埋め込まれた電磁ペンが動くことで電磁誘導により発生する電気を筐体内部にマトリクス状に配されたセンサがキャッチして、ペン先の位置座標を特定している。手書き入力装置70の上面には電子ペーパEPを配置する位置が規定されており、当該位置に対応して上記センサが配されている。したがって、ユーザが対象の電子ペーパEPを手書き入力装置70上に規定された位置に配置して電磁ペンを用いて手書きすることにより、上記センサの座標系におけるペン先の位置座標が特定される。そして、座標系の大きさを示すX軸及びY軸の最大値とペン先の位置座標(xa、ya)とが手書き入力情報として受信装置60に随時送信される。
受信装置60は、受信した手書き入力情報を情報処理装置40に送信し、情報処理装置40が入力履歴保持手段49に蓄積保持するとともに、以下の手順で手書き入力画像を生成して画面46に表示する。
表示制御手段45は、手書き入力の直前にユーザが触れた電子ペーパEPのEPIDにより特定された文書ID及び座標情報を有しており、当該情報に従って特定されるドキュメント画像の該当箇所を通常のサイズで表示している。そして、画面46に表示している部分画像の座標系に手書き入力装置70による手書き入力情報の座標系を射影して、ペン先の位置座標(xa、ya)に対応する部分画像上の位置座標(xb、yb)を算出し、ペン先の位置に対応する部分画像上の位置を特定する。これを、ペンの移動によって随時送信される手書き入力情報に従って特定し、その位置を特定順に線分で結ぶことでユーザによる手書き入力の筆跡を再現し、当該筆跡を部分画像に重ねて表示させている。
図9には、感圧パネルを用いて構成した手書き入力装置70が断面視してある。
例えば、同図(a)に示すように、手書き入力装置70の筐体表面に感圧パネルを配置した構成とする。そして、ユーザが感圧パネルに対応して電子ペーパEPを配置し、電子ペーパEPにユーザがペンにより手書き入力すると、ペン先の圧力が電子ペーパEPを介して手書き入力装置70に伝えられ、その圧力を感圧パネルが感知してペン先の位置座標を特定する。また、例えば、同図(b)に示すように、手書き入力装置70に透明なシート状の感圧パネルを設けて電子ペーパEPを当該感圧パネルで挟み込む構成として、ペン先の位置座標を直接感圧パネルが検出するようにしてもよい。また、例えば、電子ペーパEPの表面側を感圧パネルで覆って電子ペーパEPと手書き入力装置70とを一体に構成としてもよい。
手書き入力装置70は、電子ペーパEPに対するペン先の位置座標を特定できれば良く、上記に限らず種々な構成で実現することができる。例えば、発光位置測定センサを用いる方式(特開2004−212328号公報)や、超音波の発信位置を測定する方式などを用いることもできる。
また、手書きの筆跡を電子ペーパEP上に残す方法としては、一般的なサインペンやフェルトペン等を用いる方法や、自己書き換え型の電子ペーパEPにより手書き入力情報に基づく筆跡画像を上書き表示する方法などがある。
本例の情報処理システムは、ユーザが電子ペーパEPに触れた履歴を保持する操作履歴保持手段48を備えているため、当該履歴情報に従って、ユーザが手に取った電子ペーパEPを時系列で並べて画面表示することで、ユーザは過去の作業において検討に用いた電子ペーパを探し出して再確認することができる。
また、本例の情報処理システムは、ユーザが電子ペーパEPに手書き入力した履歴を保持する入力履歴保持手段48を備えているため、当該履歴情報に従って、ユーザによる手書き入力を再現したり、ドキュメント画像における手書き箇所を順次表示させてユーザが対象箇所を探し出す手間を省くことができる。
本発明の一実施例に係る情報処理システムの機能構成図である。 本発明の一実施例に係る表示媒体への書き込み時の位置表示を説明する図である。 本発明の一実施例に係る表示媒体への書き込み時の位置表示を説明する図である。 本発明の一実施例に係る表示媒体への書き込み時の位置表示を説明する図である。 本発明の一実施例に係る表示媒体にユーザが触れたときの位置表示を説明する図である。 本発明の一実施例に係る位置表示の例を示す図である。 本発明の一実施例に係る表示媒体への手書き入力時の表示を説明する図である。 本発明の一実施例に係る手書き入力装置を説明する図である。 本発明の一実施例に係る手書き入力装置を説明する図である。 転写書き込み型電子ペーパの使用方法を説明する図である。 転写書き込み型電子ペーパの動作原理を説明する図である。 転写書き込み型電子ペーパの構造を説明する図である。 自己書き込み型電子ペーパの動作原理を説明する図である。 自己書き込み型電子ペーパの構造を説明する図である。
符号の説明
40:情報処理装置、 42:書込制御手段、
43:対応付け管理手段、 44:特定手段、
45:表示制御手段、 47:履歴管理手段、
50:プリンタ装置、 60:受信装置、
70:手書き入力装置、 EP:電子ペーパ

Claims (15)

  1. 画像を無電源状態で表示保持する表示部を有する表示媒体に画像を書き込み表示させる情報処理システムであって、
    ドキュメント画像を分割した部分画像を表示媒体に書き込む書込手段と、
    ドキュメント画像の部分画像を表示媒体に書き込む毎に、当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
    前記表示手段は、前記ドキュメント画像を縮小した縮小画像を表示し、縮小画像中の前記部分画像に該当する箇所を他の箇所とは異なる態様で表示することを特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
    前記表示媒体は、自己を識別する媒体識別情報を記憶保持する記憶部を有しており、
    前記情報処理システムは、
    ドキュメント画像の部分画像を書き込む対象の表示媒体から媒体識別情報を読み取る読取手段と、
    前記読み取った媒体識別情報と前記ドキュメント画像に対する前記部分画像の位置を特定する情報とを対応付けて保持する対応付け保持手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  4. 画像を無電源状態で表示保持する表示部と自己を識別する媒体識別情報を記憶保持する記憶部とを有する表示媒体に画像を書き込み表示させる情報処理システムであって、
    ドキュメント画像を分割した部分画像が書き込まれた表示媒体の媒体識別情報と当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定する情報とを対応付けた対応付け情報を保持する対応付け保持手段と、
    ドキュメント画像の部分画像が書き込まれた表示媒体から媒体識別情報を読み取る取得手段と、
    前記表示媒体から読み取った媒体識別情報に従って前記対応付け情報を参照して、当該表示媒体に書き込まれた部分画像に係るドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定する特定手段と、
    特定したドキュメント画像に対する部分画像の位置を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  5. 請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
    前記表示媒体は、媒体識別情報を記憶保持する機能とユーザによる接触を検知する機能と接触を検知したことに応じて媒体識別情報を無線により送信する機能とを備えたセンサにより前記記憶部を構成し、
    前記取得手段は、前記表示媒体から無線により媒体識別情報を受信することを特徴とする情報処理システム。
  6. 請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
    前記表示媒体は、媒体識別情報を記憶保持する機能とユーザによる接触を検知する機能と接触を検知したことに応じて媒体識別情報を無線読み取り可能に保持する機能とを備えた受動的なセンサにより前記記憶部を構成し、
    前記取得手段は、前記表示媒体から無線により媒体識別情報を読み取ることを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
    前記情報処理システムは、ドキュメントのデータと当該ドキュメントを識別する文書識別情報とを対応付けて保持する文書保持手段を備え、
    前記ドキュメント画像に対する部分画像の位置を特定する情報は、当該ドキュメントの文書識別情報を含んでおり、
    前記特定手段は、ドキュメント画像の部分画像が書き込まれた表示媒体から読み取った媒体識別情報に従って当該ドキュメントのデータを更に特定し、
    前記表示手段は、前記特定したドキュメントのデータに基づくドキュメント画像を縮小した縮小画像を生成して表示し、当該縮小画像中の前記部分画像の位置に該当する箇所を他の箇所とは異なる態様として表示することを特徴とする情報処理システム。
  8. 請求項4乃至請求項7に記載の情報処理システムにおいて、
    前記表示媒体に対するユーザによる入力操作を受け付ける入力手段と、
    前記部分画像を表示し、前記受け付けた入力操作に係る画像を当該部分画像に重ねて表示する手書き表示手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項4乃至請求項7に記載の情報処理システムにおいて、
    前記表示媒体に対するユーザによる入力操作を受け付けるとともに入力操作がなされた入力日時を特定する入力手段と、
    前記表示媒体の媒体識別情報と前記入力操作に係る情報と前記入力日時とを対応付けて蓄積保持する入力履歴保持手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  10. 画像を無電源状態で表示保持する表示部を有する表示媒体に書き込む画像を出力装置に提供する情報処理装置であって、
    ドキュメント画像を分割した部分画像を前記出力装置に提供して表示媒体に書き込ませる書込手段と、
    ドキュメント画像の部分画像が表示媒体に書き込まれる毎に、当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  11. 画像を無電源状態で表示保持する表示部と自己を識別する媒体識別情報を記憶保持する記憶部とを有する表示媒体から媒体識別情報を取得する読取装置と通信する情報処理装置であって、
    ドキュメント画像を分割した部分画像が書き込まれた表示媒体の媒体識別情報と当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定する情報とを対応付けた対応付け情報を保持する対応付け保持手段と、
    ドキュメント画像の部分画像が書き込まれた表示媒体から前記読取装置が取得した媒体識別情報に従って前記対応付け情報を参照して、当該表示媒体に書き込まれた部分画像に係るドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定する特定手段と、
    特定したドキュメント画像に対する部分画像の位置を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  12. 画像を無電源状態で表示保持する表示部を有する表示媒体に書き込む画像を出力装置に提供する情報処理装置を、コンピュータにより構成するプログラムであって、
    ドキュメント画像を分割した部分画像を前記出力装置に提供して表示媒体に書き込ませる書込機能と、
    ドキュメント画像の部分画像が表示媒体に書き込まれる毎に、当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を表示する表示機能と、
    をコンピュータに実行させることにより構成する情報処理プログラム。
  13. 画像を無電源状態で表示保持する表示部と自己を識別する媒体識別情報を記憶保持する記憶部とを有する表示媒体から媒体識別情報を取得する読取装置と通信する情報処理装置を、コンピュータにより構成するプログラムであって、
    前記情報処理装置は、ドキュメント画像を分割した部分画像が書き込まれた表示媒体と当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定する情報とを対応付けた対応付け情報を保持しており、
    ドキュメント画像の部分画像が書き込まれた表示媒体から前記読取装置が取得した媒体識別情報に従って前記対応付け情報を参照して、当該表示媒体に書き込まれた部分画像に係るドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定する特定機能と、
    特定したドキュメント画像に対する部分画像の位置を表示する表示機能と、
    をコンピュータに実行させることにより構成する情報処理プログラム。
  14. 画像を無電源状態で表示保持する表示部を有する表示媒体に画像を書き込み表示させる情報処理システムにより実施される方法であって、
    前記情報処理システムは、書込手段と、表示手段と、を備え、
    前記書込手段が、ドキュメント画像を分割した部分画像を表示媒体に書き込み、
    前記表示手段が、ドキュメント画像の部分画像を表示媒体に書き込む毎に、当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を表示することを特徴とする情報処理方法。
  15. 画像を無電源状態で表示保持する表示部と自己を識別する媒体識別情報を記憶保持する記憶部とを有する表示媒体に画像を書き込み表示させる情報処理システムにより実施される方法であって、
    前記情報処理システムは、対応付け保持手段と、取得手段と、特定手段と、表示手段と、を備え、
    前記対応付け保持手段は、ドキュメント画像を分割した部分画像が書き込まれた表示媒体の媒体識別情報と当該ドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定する情報とを対応付けた対応付け情報を保持しており、
    前記取得手段が、ドキュメント画像の部分画像が書き込まれた表示媒体から媒体識別情報を読み取り、
    前記特定手段が、前記表示媒体から読み取った媒体識別情報に従って前記対応付け情報を参照して、当該表示媒体に書き込まれた部分画像に係るドキュメント画像に対する当該部分画像の位置を特定し、
    前記表示手段が、特定したドキュメント画像に対する部分画像の位置を表示することを特徴とする情報処理方法。
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