JP4428165B2 - 画像管理システム - Google Patents

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本発明は、表示記録媒体がその表示部に無電源状態で表示保持するコンテンツ画像を所定の条件に応じて消去或いは他の画像への書き換えすることにより、当該コンテンツ画像を閲覧することができる状態を管理する技術に関し、特に、表示記録媒体として紙媒体のように柔軟で薄型の電子ペーパーを用いて好適な技術に関する。
コンテンツには、ネットワークから取得したテキストや画像と言った情報の他に、文書処理装置で作成された文書等と言った種々な情報があるが、このようなコンテンツは、当該コンテンツ画像をパーソナルコンピュータのディスプレイ画面に表示する、或いは、当該コンテンツ画像をプリンタによって紙媒体(用紙)に印刷すると言った方法でユーザの閲覧に供されている。
このようなコンテンツ閲覧において、コンテンツ画像をディスプレイ画面に表示する方法に較べて、コンテンツ画像を用紙に印刷して表示する方法は、何時でも何処にでも容易に持ち運びすることができ、無電源の状態でコンテンツ画像を閲覧することができ、しかも、複数枚の用紙に印刷することにより複数のコンテンツ画像を同時に閲覧することができるという利点がある。
近年では、紙媒体である用紙にとって代わることが可能なコンテンツ画像閲覧のための表示記録媒体として、コンテンツ画像を表示部に無電源状態で表示保持することができ且つ用紙の如く柔軟な薄型で持ち運び自在である電子ペーパーが開発されている。
電子ペーパーは、無電源状態で画像を表示保持する表示部を有した表示装置であり、その表示部への画像の書き込み形式で大別すると、電子データに基づいて自己でコンテンツ画像を表示部に書き込む機能を有する自己書き込み型電子ペーパーと、投影されたコンテンツ画像を表示部に保持する光書き込み型電子ペーパーとがある。
このような電子ペーパーは、用紙と異なって表示部に表示保持した画像を消去したり上書きすることが可能であり、表示保持するコンテンツ画像を更新したり消去して、繰り返し使用することができるので紙資源の節約等の観点からも利用促進が望まれている。
ここで、このような電子ペーパーに関して、電子ペーパーを電子ペーパーファイルに着脱可能とし、着脱状態に応じて表示部への画像の表示処理を行う発明が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2001―312227号公報
近年、コンテンツ情報の価値や機密性に応じて、コンテンツ画像の閲覧には一定の制限が設けられている。例えば、有料で配信するコンテンツにあっては有料会員のユーザだけが閲覧することができるシステム環境を整えたり、機密性の高いコンテンツにあっては社内等と言った一定のエリア内だけで閲覧することができるシステム環境を整える必要がある。
一方、コンテンツ画像を用紙に印刷して表示保持させる方法は、上記のように可搬性や同時一覧性等の利点があるが、コンテンツ画像は用紙に表示保持されたままであるので、当該用紙を各ユーザから回収したり、各ユーザが当該用紙を破棄したりしなければ、有料コンテンツや機密コンテンツが流出してしまう事態を防止することができない。
このような事情は、コンテンツ画像を表示部に無電源状態で表示保持する電子ペーパー等の表示記録媒体についても同様であり、表示部に表示保持させたコンテンツ画像を如何に合理的に消去するかが課題となっている。
ここに、用紙とは異なって、表示記録媒体はユーザが手で簡単に破いて捨てると言った作法が困難な装置であるため、表示部に表示保持させたコンテンツ画像を容易に消去することができる手段を実現することは表示記録媒体の利用促進を図る上でも重要な課題である。
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、表示記録媒体に電源状態で表示保持されるコンテンツ画像を使用エリアや使用状況に応じて消去や他の画像で上書きすることにより、当該コンテンツ画像の流出を防止することを目的としている。
また、本発明は、上記により、コンテンツ画像の閲覧環境において、用紙が有する利点を有するとともに用紙が有する欠点を解消し、これによって表示記録媒体の利用促進を実現することを目的としている。
本発明は、画像管理システム、当該画像管理システムを構成する管理装置、表示記録媒体、画像管理方法と言った種々な態様で実施される。
本発明に係る画像管理システムでは、携帯可能な表示記録媒体の表示部に無電源状態で表示保持されたコンテンツ画像を管理装置が当該表示記録媒体の存するエリアに応じて管理するため、表示記録媒体に、消去信号を無線受信する通信手段と、消去信号の受信に応じて表示部に表示保持しているコンテンツ画像を消去する消去手段とを設け、管理装置に、表示記録媒体と無線通信する通信手段と、表示記録媒体の存するエリアを監視して所定のエリア外に存する表示記録媒体に消去信号を送信する監視手段とを設けている。
したがって、本発明に係る画像管理システムによると、所定のエリアから表示記録媒体が出たことに応じて、当該表示記録媒体が表示保持しているコンテンツ画像が消去される。
ここで、本発明では、表示部に表示保持しているコンテンツ画像の消去は、表示部に消去用の電圧を印加する方法の他、表示部に白紙画像、広告画像、ユーザへのメッセージ画像等といった所定の画像を書き込むことで元のコンテンツ画像を消去するようにしてもよく、光書き込み型電子ペーパーや自己書き込み型電子ペーパーと言ったような表示記録媒体の形式や、用途等に応じて種々な態様を採用することができる。
更に、本発明では、管理装置にコンテンツ画像毎に消去信号を送信するエリアを設定した管理テーブルを設け、消去手段が当該管理テーブルを参照して消去信号を送信するようにしてもよい。
これによって、複数のエリアの内で消去を行うエリアと消去を行わないエリアとをコンテンツ毎に設定して管理することや、消去を行うエリアの大小をコンテンツ毎に設定して管理することができ、例えばコンテンツの機密管理を行う場合には、コンテンツ毎に機密保持すべきエリアによりセキュリティレベルを設定して管理することができる。
更に、本発明では、管理装置に表示記録媒体毎に消去信号を送信するエリアを設定した管理テーブルを設け、消去手段が当該管理テーブルを参照して消去信号を送信するようにしてもよい。
これによって、複数のエリアの内で消去を行うエリアと消去を行わないエリアとをコンテンツ画像を保持する表示記録媒体毎に設定して管理することや、消去を行うエリアの大小を表示記録媒体毎に設定して管理することができ、例えばコンテンツの機密管理を行う場合には、表示記録媒体毎に機密保持すべきエリアによりセキュリティレベルを設定して管理することができる。
更に、本発明では、表示記録媒体として投影により書き込まれたコンテンツ画像を表示部に表示保持する光書き込み型の電子ペーパーを用いて上記のようなコンテンツ毎や表示記録媒体毎のエリア設定を行う場合、管理装置は表示記録媒体にコンテンツ画像の書き込みを行ったコンテンツ画像を管理テーブルに登録し、また、表示記録媒体としてコンテンツ画像データに基づいて表示部にコンテンツ画像を書き込む書き込み手段を有する自己書き込み型の電子ペーパーを用いて上記のようなコンテンツ毎や表示記録媒体毎のエリア設定を行う場合、管理装置は表示記録媒体にコンテンツ画像データを提供したコンテンツ画像を管理テーブルに登録する。
これによって、コンテンツ画像を表示記録媒体で閲覧可能としたタイミングで当該コンテンツ画像を管理下におくことができる。
また、本発明では、表示記録媒体を、コンテンツ画像を無電源状態で表示保持する表示部と、当該表示部に例えばクリップ形式のように着脱可能に取り付けられる画像管理部とを有する携帯可能な形式として、画像管理部に、当該画像管理部を表示部から外すユーザ操作を検出する検出手段と、当該検出に応じて表示部に表示保持しているコンテンツ画像を消去する消去手段とを設けるようにする。
これによって、画像管理部を表示部から取外すと言った簡単な操作でコンテンツ画像を消去することができ、機密保持等の観点から、不要なコンテンツ画像をその場で簡単に破棄することができる。
したがって、本発明では、表示記録媒体が所定のエリア外に存することに応じて送信される消去信号を無線受信し、消去信号の受信に応じて表示部に表示保持しているコンテンツ画像を消去することにより、携帯可能な表示記録媒体の表示部に無電源状態で表示保持されたコンテンツ画像を当該表示記録媒体の存するエリアに応じて管理することができる。
また、本発明では、表示記録媒体が表示部に着脱可能に取り付けられた画像管理部を当該表示部から外すユーザ操作を検出し、当該検出に応じて当該表示部に表示保持しているコンテンツ画像を消去することにより、携帯可能な表示記録媒体の表示部に無電源状態で表示保持されたコンテンツ画像を容易に管理することができる。
本発明によると、表示記録媒体に電源状態で表示保持されるコンテンツ画像を使用エリアや使用状況に応じて消去や他の画像で上書きするようにしたため、コンテンツ画像を自動的又は簡単な操作で消去することができ、コンテンツ画像の流出を防止することができる。
また、本発明によると、コンテンツ画像の閲覧環境において、用紙が有する持ち運び性や同時一覧性と言った利点を有するとともに、表示保持されたコンテンツ画像の管理がなされない或いは破いて破棄しても当該コンテンツ画像は完全に消去されないと言った用紙が有する欠点を解消することができ、表示記録媒体の利用促進を実現することができる。
本発明を一実施例に基づいて具体的に説明する。
まず、本発明に利用される表示記録媒体の一例について、基本的な構成を図13〜図20を参照して説明する。
図13〜図20に示す表示記録媒体は電子ペーパーと称せられる媒体であり、コンテンツ画像の記録方式に違いにより大別して、図13〜図16に示す光書き込み型と、図16〜図19に示す自己書き込み型とがあり、いずれの形式にあってもいわゆる電子ペーパーと称せられるように紙の様に薄型の装置である。
図13(a)には光書き込み型電子ペーパーEPを正面視して示し、同図(b)には当該光書き込み型電子ペーパーEPを側面視で示してある。なお、図示の電子ペーパーEPはコンテンツ画像を表示保持する表示部2と本発明に係る通信や種々な処理を司る処理部3とを有しており、同図(a)には処理部3に内蔵されている諸機能部も表してある。
光書き込み型電子ペーパーEPは、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型であり、大部分の面積を占める表示部2の一片に処理部3が設けられている。
なお、表示部2の大きさは任意であり、タグやカードとして用いることもでき、用途に応じた大きさのものとされる。なお、後述するように表示部2と処理部3とを着脱可能とした構成とすることもできる。
処理部3には、後述するように表示部2を駆動する電圧を印加するための電極4、外部と無線通信するための無線部5、電子データを読み書き自在に保持するメモリ6、本発明に係る種々な処理を司るプロセッサ7、無線部5やプロセッサ7等の駆動電力を供給するバッテリ8が設けられている。
光書き込み型電子ペーパーEPは、外部の無線通信機能を有する装置(後述するコンテンツ画像の書き込みを行うプリンタ)と無線部5で無線通信することにより、メモリ6に記憶する電子データ(IDデータ等)を送受信し、また、これら電子データをメモリ6に保持することができる。
例えば、光書き込み型電子ペーパーEPは、図14に示すように液晶パネル25に画像情報を表示し、電極4に外部の電源から電圧を印加しながら光書き込み型電子ペーパーEPを液晶パネル25に重ねて光を照射することにより、液晶パネル25に表示させた画像情報を表示部2に転写して表示保持させることができる。
すなわち、光書き込み型電子ペーパーEPは電極4に電圧を印加することで投影されたコンテンツ画像を表示部2に転写し、電極4に印加した電圧を除去した後も当該コンテンツ画像を表示状態で保持し続ける機能を有している。
光書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の断面構造を表す図16に示すように、複写機に利用されている有機光導電性材料の層(有機光導電層)20と液晶表示材料の層(マイクロカプセル化したコレステリック液晶層)21とを組み合わせ、これら層を表裏一対の透明電極22で挟み、この積層体を表裏一対の透明な基材フィルム23で挟んだ構造となっている。なお、この構成では、コレステリック液晶層21が光を反射する白表示と、光が液晶層21を透過しコレステリック液晶層21と有機光導電層20との間に設けられた黒色層24で吸収される黒表示のモノクロ画像表示が可能である。さらにコレステリック液晶には螺旋ピッチに応じたカラー光を干渉反射するという特性があるので、コレステリック液晶層21を螺旋ピッチの異なる液晶を積層した構成にすることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、光書き込み型電子ペーパーEPは、表示部2の動作原理を表す図15に示すように、例えば画像書込み用の調光素子パネル(発光パネル)25に転写する画像を表示して表示部2に投影し、電極4に電圧を印加すると、光の強弱を瞬時に反射濃度に変換して当該投影画像を保持する。そして、電極4に消去電圧を印加することにより表示部2に保持された画像情報を消去することができ、光書き込み型電子ペーパーEPは書き込みと消去を繰り返して幾度も再使用することができる。なお、光書き込み型電子ペーパーEPはこのような消去処理を行わずに、上記のように電極4に電圧を印加して新たな画像を投影することにより、表示部2に保持されている画像情報を上書きすることもでき、このような上書き処理によっても幾度も再使用することができる。
したがって、光書き込み型電子ペーパーEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、画像の投影により転写された画像情報を無電源保持する性質があるので、あたかもプリンタや複写機に使用する用紙の如く用いることができ、しかも、繰り返し再使用することができる携帯可能な表示記録媒体である。更に、光書き込み型電子ペーパーEPは、無線通信機能、メモリ機能、制御処理機能等を備えることができるので、後述するように本発明に係るコンテンツ画像の消去処理を行うことができる。
図17(a)には自己書き込み型電子ペーパーEPを正面視して示し、同図(b)には当該自己書き込み型電子ペーパーEPを側面視で示してある。図示の電子ペーパーEPはコンテンツ画像を表示保持する表示部12と本発明に係る通信や種々な処理を司る処理部13とを有しており、同図(a)には処理部13に内蔵されている諸機能部も表してある。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、光書き込み型電子ペーパーEPと同様に、例えばA4版の用紙のような大きさのフレキシブルな薄型表示装置であり、大部分の面積を占める表示部12の一片に処理部13が設けられている。なお、光書き込み型電子ペーパーEPと同様に、表示部12の大きさは用途に応じた大きさのものとされ、後述するように表示部12と処理部13とを着脱可能とした構成とすることもできる。
処理部13には、表示部12を駆動するドライバ14、外部と無線通信するための無線部15、電子データを読み書き自在に保持するメモリ16、本発明に係る種々な処理を司るプロセッサ17、無線部15やプロセッサ17等の駆動電力を供給するバッテリ18、画像表示に対する指示等のユーザ操作入力を受け付けるボタン等の操作部19が設けられている。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、外部の無線通信機能を有する装置と無線部15で無線通信することにより、メモリ16に記憶する電子データ(コンテンツ画像データ、IDデータ等)を送受信し、また、これら電子データをメモリ16に保持することができる。
更に、自己書き込み型電子ペーパーEPは、光書き込み型電子ペーパーEPとは異なって、メモリ16に保持したコンテンツ画像等の画像データに基づいてドライバ14が表示部12に画像を書き込むことことができ、ドライバ14の駆動電力を除去しても表示部12に画像情報を表示状態で保持し続ける機能を有している。
自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部12の断面構造を表す図19に示すように、複写機にトナーとして利用されている微細な着色粒子(図示の例では、白色粒子31と黒色粒子32)を少なくとも表面側が透明な表裏一対の電極33間に封入し、これを少なくとも表面側が透明な表裏一対のフィルム基板34で挟んだ構造となっている。着色粒子31、32が自由に移動できるように電極層33間は空気層となっており、また、マトリックス状の電極層33には着色粒子31、32との接触を防止する絶縁層35が設けられている。なお、カラーフィルターを用いることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
そして、自己書き込み型電子ペーパーEPは、表示部12の動作原理を表す図18に示すように、電極33に電圧を印加していない状態(但し、電極33は前回の駆動時の極性に帯電している)では、負(マイナス)に帯電した白色粒子31は裏面側に溜まる一方、正(プラス)に帯電した黒色粒子32は表面側に溜まり、表示部12を表面側から目視すると表示部12は黒色な状態となる。そして、メモリ16に記憶されたデータに基づいてドライバ14が動作して表示する画像情報に応じたマトリックスの所要部の電極極性を反転させると、白色粒子31と黒色粒子32との位置関係が入れ替わって、表示部12に白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストによるコンテンツ画像が表示される。なお、異なるデータに基づいてドライバ14を動作させることにより、白色粒子31と黒色粒子32とのコントラストにより表示部12に表示される画像情報を切り換えることができ、幾度も再使用することができる。
したがって、自己書き込み型電子ペーパーEPは、紙のように薄く柔軟である性質に加えて、表示部12に表示した画像情報を無電源保持する性質があるので、あたかも用紙の如く用いることができる携帯可能な表示記録媒体である。更に、本例の自己書き込み型電子ペーパーEPは、無線通信機能、メモリ機能、制御処理機能等を備えることができるので、後述するように本発明に係るコンテンツ画像の消去処理を行うことができる。
なお、後述するように、自己書き込み型電子ペーパーEPに画像情報を表示保持させる書き込み装置は、上記のような画像データを無線送信する通信機能を有している。
ここで、光書き込み型や自己書き込み型等の形式を問わず、図20に示すように、無線部5(15)やプロセッサ7(17)、メモリ6(16)等といった処理部3(13)の機能部を選択的に纏めた装置40(画像管理部)として、当該装置40(後述するクリップ)をクリップ形式等で電子ペーパーの表示部2(12)に着脱可能に接続して設けるようにしてもよい。なお、このようなクリップ装置40とした場合等において、電子ペーパーに備えるバッテリは外部の装置からの起電力を保持するコンデンサとするようにしてもよい。
また、本発明は、自己書き込み型電子ペーパーや光書き込み型電子ペーパーといった形式以外の電子ペーパーも勿論適用することができ、例えば、外部の書き換え装置に装填して表示部に自己書き込み型のように電子的に画像情報を書き込む形式であってもよい。すなわち、上記の自己書き込み型電子ペーパーは外部の画像書き込み装置を要しない形式の電子ペーパーの一例であり、光書き込み型電子ペーパーは外部の画像書き込み装置を要する形式の電子ペーパーの一例であるとも言える。
また、電子ペーパーEPの表示部2(12)としては、強誘電液晶に代表されるメモリ性のある液晶や、帯電された粒子を移動させて表示を切り替える電気泳動方式、帯電された粒子を回転させて表示を切り替える粒子回転方式、磁気により粒子を移動させて表示を切り替える磁気泳動方式、小型バッテリ駆動の薄型の液晶やEL素子を用いてもよい。
次に、表示媒体媒体として電子ペーパーEPを用いた本発明の実施例に係る画像管理システムを説明する。
なお、以下に説明する電子ペーパーは、各実施例の構成に応じて上記機能部を取捨選択して設けており、これら機能部により各実施例に必要な機能を実現している。
図1に示す画像管理システムは光書き込み型の電子ペーパーEPを用いたシステムであり、当該電子ペーパーEPは、電極4が設けられた表示部2に処理部3としての機能を有するクリップ(画像管理部)40を着脱可能に設けた構成となっている。
クリップ40には、無線通信手段5、当該クリップ40に設定された識別子(クリップID)を保持するメモリ6、バッテリ8に加えて、プロセッサ7により構成される消去手段41、電極4と電気接続する電圧印加電極手段(電極端子)42が設けられている。
本例の画像管理システムは、光書き込み型電子ペーパーEPの表示部2にコンテンツ画像を書き込むための電子ペーパー書き込み装置50と、書き込み装置50へのコンテンツデータの提供及び表示部2に表示保持されているコンテンツ画像の消去管理を行う管理装置(監視コンピューター)60とを備えている。
なお、電子ペーパー書き込み装置50は、図2に示すように、光書き込み型電子ペーパーEPにコンテンツ画像を書き込んで排出する電子ペーパープリンタとして構成されている。
電子ペーパー書き込み装置50は、管理装置60及びクリップの通信部5と通信するための通信手段51、表示部の電極に接続して書き込み電圧を印加する書き込み電圧印加手段52、表示部2にコンテンツ画像を投影する画像形成手段53を有している。
したがって、電子ペーパー書き込み装置50は、通信手段51により管理装置60から取得したコンテンツデータに基づいて画像形成手段53は表示部2にコンテンツ画像を投影し、書き込み電圧印加手段52が電極4に書き込み電圧を印加して、投影されたコンテンツ画像を表示部2に表示保持させて当該電子ペーパーEPを排出する。
また、このコンテンツ画像の書き込み処理において、通信手段51がクリップの通信部5と通信して、電子ペーパー書き込み装置50が、メモリ6に保持されている当該クリップのIDを取得し、当該クリップIDを通信手段51により管理装置60へ転送する。
すなわち、コンテンツ画像を表示保持させた電子ペーパーEPを識別する情報が、そのクリップIDによって管理装置60に通知され、管理装置60により後述するように表示保持させたコンテンツを識別する情報(コンテンツID)に対応付けて管理される。
管理装置60は、多数のコンテンツデータをコンテンツIDで識別して保持管理するセキュリティ管理サーバ61、電子ペーパー書き込み装置50とのデータ通信や管理用の対応付けテーブル(図4)を参照した処理を行う管理コンピューター62、管理コンピューター62と協働してコンテンツ画像の消去処理のための監視処理を行うセキュリティ管理装置63、電子ペーパーEPの通信部5と無線通信する制御通信手段64を有している。
セキュリティ管理サーバ61は、図4に示すような管理用の対応付けテーブルを有しており、当該テーブルにより、上記のように電子ペーパー書き込み装置50に提供したコンテンツデータと電子ペーパー書き込み装置50が当該コンテンツデータを提供した電子ペーパーEPとを対応付けて記録管理する。すなわち、電子ペーパーEPに表示保持されたコンテンツデータを識別するコンテンツIDと当該電子ペーパーEPから取得されたクリップIDとを対応付けて管理している。
更に、管理用の対応付けテーブルには、セキュリティレベルを指定エリアとして設定する欄が各クリップID及びコンテンツIDに対応付けて設けられており、これら指定アリア欄には管理者が管理コンピュータ62を操作することにより、コンテンツ画像の閲覧を許容する指定エリアを任意に設定することができる。すなわち、コンテンツ毎と電子ペーパー(クリップ)毎に指定エリアが設定される。
制御通信手段64は、図3に示すように、それぞれ無線通信可能なエリアa〜j・・・を形成する複数の無線基地局で構成されており、これら通信可能エリアa〜j・・・が上記セキュリティレベルとしての指定エリアとして設定される。例えば、管理用の対応付けテーブルの或るクリップID及びコンテンツIDについて指定エリアをaとcとを設定した場合、当該指定エリアに対応して管理されているコンテンツ画像を表示保持している電子ペーパーEPが指定エリアの外(すなわち、エリアb、d〜j)に移動すると、後述するように、当該電子ペーパーEPに対して表示保持しているコンテンツ画像を消去させるための消去命令信号が管理装置の制御通信手段64から送信される。
すなわち、電子ペーパーEPが所定のエリア外に存することに応じて送信される消去命令信号を無線受信し、当該電子ペーパーEPに消去命令信号の受信に応じて表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を消去させる。
図5(a)には電子ペーパーEPへのコンテンツ画像の書き込み処理手順を示し、同図(b)にはコンテンツ画像を表示保持した電子ペーパーEPの監視処理手順を示してある。
まず、書き込み処理では、ユーザが管理コンピュータ62を操作して、所望のコンテンツデータを電子ペーパー書き込み装置50へ送信し(ステップS1)、電子ペーパー書き込み装置50により当該コンテンツの画像を表示部2に表示保持させた電子ペーパーEPを排出させる(ステップS2)。
この電子ペーパーEPへのコンテンツ画像の書き込み処理において、電子ペーパー書き込み装置50が当該電子ペーパーEPからクリップのIDを取得し(ステップS3)、当該クリップIDを通信手段51により管理コンピュータ62へ転送して、セキュリティ管理サーバ61の対応付けテーブル(図4)にクリップID、コンテンツID、指定エリアを対応付けて記録管理する。
すなわち、電子ペーパーEPと、当該電子ペーパーEPに表示保持させたコンテンツ画像と、管理者により設定された指定エリアとを対応付けて管理する。
このようにしてコンテンツ画像が書き込まれた電子ペーパーEPは管理装置60による監視対象となり、監視処理によって指定エリア外に移動した場合には表示保持しているコンテンツ画像の消去処理がなされる。
セキュリティ監視装置63が、制御通信手段64により形成される全ての通信エリアについて、対応付けテーブル(図4)に記録されている全ての電子ペーパーEP(コンテンツ)を監視する(ステップS11)。例えば、各制御通信手段64から応答要求信号を送信して、その通信エリアに存する電子ペーパーEPからクリップIDで自己を識別した応答を受信する処理を常時行って、各通信エリアa〜j・・・に存する各電子ペーパーEPを識別して管理する。
セキュリティ監視装置63が、各電子ペーパーEPが対応付けテーブルの対応する指定エリア内に存するかを判定し(ステップS12)、指定エリア外に存する電子ペーパーEPに対しては現在位置する通信エリアの制御通信手段64によって消去命令信号をクリップIDで送信先を特定して送信する(ステップS13)。そして、管理コンピュータ62が、消去命令信号を送信した電子ペーパーEP(すなわち、クリップID)について対応付けテーブルの記録を削除する(ステップS14)。
一方、電子ペーパーEPでは、自己宛の消去命令信号を通信手段5で無線受信すると、消去手段41が電圧印加電極手段42を介して消去電圧を電極4に印加し、表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を消去する。
したがって、図6(a)(b)に示すように、書き込み装置50により電子ペーパーEPの表示部2にコンテンツ画像が書き込まれ、このコンテンツ画像を表示保持した電子ペーパーEPは常時存在エリアが監視されて、指定エリア外となったときには同図(c)に示すように表示部2に表示保持されているコンテンツ画像が消去される。
なお、上記の例では、電子ペーパーEPが管理装置60からの消去命令信号を受信したことに応じて表示保持しているコンテンツ画像を消去するようにしたが、このような管理装置60からの消去命令信号によらずに、電子ペーパーEPが所定のエリア外に移動したこと又は正常な通信状態にないことを自己検出して、当該検出に応じて、消去手段41が表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を消去するようにしてもよい。
例えば、無線基地局(制御通信手段)64が自己の通信エリアに当該基地局を識別するIDを付した制御信号を常時(或いは、定期的)に無線送信するシステム構成とし、電子ペーパーEPの通信手段5に、自己が存する通信エリアで無線受信する制御信号のIDが所定の通信エリアのものか又は受信強度が所定のレベル以上であるかを検出する機能を設け、当該検出結果に応じて、消去手段41が表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を消去するようにしてもよい。すなわち、通信エリアのIDが変わったことに応じて所定のエリア外に移動したことを検出し、又は、所定レベル以上の受信強度が得られないことに応じて電子ペーパーEPが正常な使用状態にないことを検出し、このような検出に応じてコンテンツを消去する。
より具体的には、無線基地局(制御通信手段)64を介した管理装置60の管理範囲から外へ出てしまう場合や、電波状況が悪い状態で通信エリアを移動する場合でも、コンテンツの流出を防止することができ、例えば、所定の通信エリア内で電子ペーパーEPへの電波を不正に遮断して、当該電子ペーパーEPを管理装置60の管理範囲外へ持ち出した場合でも、当該電子ペーパーの保持するコンテンツを消去することができる。
なお、所定のエリア外となってしまったかの検出と非正常な通信状態にあるかの検出の少なくともいずれか一方に基づいて、消去手段41がコンテンツの消去処理を自動的に行うようにすればよく、これによってそれぞれの効果を得ることができる。
図7には、光書き込み型の電子ペーパーEPを用いた画像管理システムの他の実施例を示してある。なお、上記実施例と同様な部分には同一符号を付して重複する説明は割愛する。
本実施例は、表示部2に通信部5とメモリ6とを設けた電子ペーパーEPを用いており、メモリ6には上記クリップIDに代えて当該電子ペーパーを識別するための媒体IDが保持される。これに応じて、書き込み処理に際して電子ペーパー書き込み装置50が電子ペーパーEPから媒体IDを通信取得して管理装置60へ転送し、管理装置60が対応付けテーブル(図4)で媒体ID、コンテンツID、指定エリアを対応付けて管理する。
したがって、コンテンツ画像が書き込まれた電子ペーパーEPは媒体IDに基づいて管理装置60により監視され、監視処理によって指定エリア外に移動した場合には表示保持しているコンテンツ画像の消去処理がなされる。
図8には、光書き込み型の電子ペーパーEPを用いた画像管理システムの他の実施例を示してある。なお、上記実施例と同様な部分には同一符号を付して重複する説明は割愛する。
本実施例は、クリップ形式ではなく、処理部3を構成する各機能手段を表示部2と一体に設けた電子ペーパーEPを用いており、メモリ6には当該電子ペーパーを識別するための媒体IDが保持される。これに応じて、書き込み処理に際して電子ペーパー書き込み装置50が電子ペーパーEPから媒体IDを通信取得して管理装置60へ転送し、管理装置60が対応付けテーブル(図4)で媒体ID、コンテンツID、指定エリアを対応付けて管理する。
したがって、コンテンツ画像が書き込まれた電子ペーパーEPは媒体IDに基づいて管理装置60により監視され、監視処理によって指定エリア外に移動した場合には表示保持しているコンテンツ画像の消去処理がなされる。
ここで、上記の実施例では、コンテンツIDで識別されるコンテンツ毎及びクリップIDや媒体IDで識別される電子ペーパー毎に指定エリアによる管理をしているが、簡易な構成として、又は、コンテンツ毎の指定エリア管理をするようにしてもよい。
電子ペーパー毎の指定エリア管理をする場合には、例えば、書き込み処理において取得する媒体ID(クリップID)と当該電子ペーパーEPに設定した指定エリアとを対応付け管理し、当該電子ペーパーEPが指定エリア外に存することとなったときに、当該電子ペーパーEPに消去命令を送信して、コンテンツに係わらず、表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を消去させる。
また、コンテンツ毎の指定エリア管理をする場合には、例えば、書き込み処理において表示保持させたコンテンツ画像のコンテンツIDを当該電子ペーパーEPに提供して保持させ、コンテンツ画像を表示保持している各電子ペーパーEPにそのコンテンツIDを常時無線送信させる。そして、当該コンテンツ画像を制御通信手段64により受信して、セキュリティ監視装置63が各コンテンツ画像の存するエリアを特定し、各コンテンツ毎に指定されたエリア外に存する場合には、コンテンツIDによって送信先を指定した電子ペーパーEPに消去命令信号を送信して、表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を消去させる。
図9には、他の実施例に係る光書き込み型の電子ペーパーEPを示してある。
本例では、表示部2に着脱可能に設けられたクリップ40(3)をユーザが引き抜いて表示部2から取り外すことによって、当該表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を消去する。
クリップ40には消去電源としてのバッテリ8が設けられ、クリップ40を表示部2から外すユーザ操作を検出する検出手段としての電圧印加電極手段42が設けられ、クリップの取り外しを検出したことに応じて表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を消去する消去手段(制御部)41が設けられている。
本例の光書き込み型の電子ペーパーEPによると、上記のようにして表示部2に書き込まれたコンテンツ画像を無電源状態で表示保持するが、ユーザがクリップ40を表示部2から外す操作を行うと、電圧印加電極手段42の端子と電極4との接続関係が変更され、電極4に消去電源8が直結されて、表示部2に消去電圧が印加されてコンテンツ画像が消去される。
したがって、ユーザはクリップ40を引き抜くという簡単な操作を行うだけで、表示部2に表示保持しているコンテンツ画像を即座に消去することができる。
図10には、自己書き込み型の電子ペーパーEPを用いた画像管理システムの実施例を示してある。なお、上記実施例と同様な部分には同一符号を付して重複する説明は割愛する。
当該電子ペーパーEPは、ドライバ14が設けられた表示部12に処理部13としての機能を有するクリップ(画像管理部)40を着脱可能に設けた構成となっている。
クリップ40には、無線通信手段15、当該クリップ40に設定されたクリップIDやコンテンツデータ等を保持するメモリ16、バッテリ18に加えて、プロセッサ7により構成される画像処理手段43、ドライバ14に駆動電圧を印加する画像書き込み駆動電圧発生手段44が設けられている。
画像処理手段43は画像書き込み駆動電圧発生手段44に駆動電圧を発生させて書き込み手段14により表示部12に画像の書き込みを行い、通信手段15により無線受信されてメモリ16に保持されたコンテンツデータに基づいてコンテンツ画像を表示部12に書き込んで表示保持させ、また、メモリ16に保持された所定の画像データに基づいて白紙画像、広告画像、使用マニュアル等のユーザへの情報表示画像を表示部12に書き込んで表示保持させる。
すなわち、画像処理手段43は、白紙画像等の所定の画像を表示部12に書き込んで表示保持されていたコンテンツ画像を上書き消去する消去手段を構成している。
なお、白紙画像等の所定の画像データは、予めメモリ16に保持させておいてもよく、或いは、管理装置60からの消去命令信号と共に受信してメモリ16に保持するようにしてもよい。また、表示部12に所定の画像を書き込んでコンテンツ画像を消去する方法の他、例えば、画像処理手段43が画像書き込み駆動電圧発生手段44に消去電圧を発生させて、書き込み手段14により表示部12を均一電圧で駆動して表示保持されたコンテンツ画像を消去するようにしてもよい。
電子ペーパーEPへのコンテンツ画像の書き込みは、ユーザが管理コンピュータ62を操作して、所望のコンテンツデータを制御通信手段64から電子ペーパーEPへ無線送信し、電子ペーパーEPに通信手段15により受信させてメモリ16に保持させ、画像処理手段43により書き込み手段14を動作させて当該コンテンツデータに基づくコンテンツ画像を表示部12に書き込んで表示保持させる。
この電子ペーパーEPへのコンテンツ画像の書き込み処理において、電子ペーパーEPがメモリ16に保持しているクリップIDを通信手段15から管理装置60へ無線送信し、管理装置60が制御通信手段64によりクリップIDを受信して管理コンピュータ62へ転送し、上記実施例のように、セキュリティ管理サーバ61の対応付けテーブル(図4)にクリップID、送信したコンテンツデータのコンテンツID、指定エリアを対応付けて記録管理する。
すなわち、電子ペーパーEPと、当該電子ペーパーEPに表示保持させたコンテンツ画像と、管理者により設定された指定エリアとを対応付けて管理する。
このようにしてコンテンツ画像が書き込まれた電子ペーパーEPは管理装置60による指定エリアに基づく監視対象となり、上記実施例のように対応付けテーブル(図4)を参照した監視処理によって、指定エリア外に移動した場合には表示保持しているコンテンツ画像の消去処理がなされる。
すなわち、電子ペーパーEPは、管理装置60から自己宛の消去命令信号を通信手段15で無線受信すると、画像処理手段43がメモリ16に保持されているユーザへの説明情報画像データに基づいて当該説明画像を表示部12に上書きする等して、表示部12に表示保持されていたコンテンツ画像を消去する。
図11には、他の実施例に係る自己書き込み型の電子ペーパーEPを示してある。なお、上記実施例と同様な部分には同一符号を付して重複する説明は割愛する。
本例では、表示部12に着脱可能に設けられたクリップ40(13)をユーザが引き抜いて表示部12から取り外すことによって、当該表示部12に表示保持しているコンテンツ画像を消去する。
処理部13の機能を備えたクリップ40には表示部12と係合するロックピン45が設けられており、ロックピン45が表示部12に係合することによりクリップ40は表示部12に固定され、このロックピン45をユーザが引き抜くことによりクリップ40は表示部12から取り外される。
クリップ40に備えられた画像処理手段(消去手段)43はロックピン45の変位を検知し、ロックピン45が引き抜き方向へ1段変位すると、クリップ40の消去手段43と表示部12の書き込み手段14とを電気接続している電極端子46を通して、消去電圧を書き込み手段14へ印加し、表示部12に表示保持されているコンテンツ画像を消去する。
したがって、図12(a)に示すように、電子ペーパーEPの表示部12にコンテンツ画像が表示されている状態で、ロックピン45を引き抜いてクリップ40を表示部12から取り外すと、同図(b)に示すように表示部12に表示されているコンテンツ画像が消去される。なお、消去電圧に代えて、クリップ40のメモリ16から取り扱い説明の画像データを電極端子46を通して書き込み手段14へ印加するようにすれば、同図(c)に示すように表示部12に取り扱い説明の画像が書き込まれて表示保持され、これによってコンテンツ画像が消去される。
本発明の一実施例に係る画像管理システムを示す図である。 本発明の一実施例に係る電子ペーパー書き込み装置を示す図である。 本発明の一実施例に係る設定エリアを説明する図である。 本発明の一実施例に係る管理テーブルを説明する図である。 本発明に係る書き込み処理及び監視処理を説明する図である。 本発明に係るコンテンツ画像の消去処理を説明する図である。 本発明の他の一実施例に係る画像管理システムを示す図である。 本発明の他の一実施例に係る画像管理システムを示す図である。 本発明の一実施例に係る電子ペーパーを示す図である。 本発明の他の一実施例に係る画像管理システムを示す図である。 本発明の一実施例に係る電子ペーパーを示す図である。 本発明に係るコンテンツ画像の消去処理を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーを示す図である。 光書き込み型電子ペーパーの使用方法を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーの動作原理を説明する図である。 光書き込み型電子ペーパーの構造を説明する図である。 自己書き換え型電子ペーパーを示す図である。 自己書き換え換え型電子ペーパーの動作原理を説明する図である。 自己書き換え型電子ペーパーの構造を説明する図である。 電子ペーパーの他の態様を示す図である。
符号の説明
EP:電子ペーパー(表示記録媒体)、 2、12:表示部、
3、13:処理部、 4:電極、
5、15:通信部、 6、16:メモリ、
7、17:プロセッサ、 8、18:バッテリ、
40:クリップ(画像管理部)、 41:消去手段、
42:電圧印加電極手段、 43:画像処理手段(消去手段)、
60:管理装置、 61:セキュリティ管理サーバ、
62:管理コンピュータ、 63:セキュリティ監視装置、
64:制御通信手段、 a〜i:エリア、

Claims (1)

  1. 携帯可能な表示記録媒体の表示部に無電源状態で表示保持されたコンテンツ画像を、管理装置が当該表示記録媒体の存するエリアに応じて管理する画像管理システムであって、
    前記表示記録媒体は、消去信号を無線受信する通信手段と、消去信号の受信に応じて前記表示部に表示保持しているコンテンツ画像を消去する消去手段と、を有し、
    前記管理装置は、表示記録媒体毎に消去信号を送信するエリアを設定した管理テーブルと、前記表示記録媒体と無線通信する通信手段と、前記管理テーブルに基づいて前記表示記録媒体の存するエリアを監視して所定のエリア外に存する表示記録媒体に前記消去信号を送信する監視手段を有していることを特徴とする画像管理システム。
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