JP5368130B2 - 情報配信板及び情報配信方法 - Google Patents
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Description
しかし、これらの表示だけでは、表示の意味が理解できなかったり、正確に表示の情報を認識できない場合があった。また、目的地に向かうため案内板の位置を離れたときに、その表示情報の内容を忘れたり、思い違いをして間違って覚えていると、その情報を確認するには、元の案内板の設置場所に戻ることになり、効率的に目的に到達できないことがあった。特に、老人、視覚障害者、外国人などの情報弱者にとっては、その傾向が強いという問題があった。
しかし、このナビゲーションシステムは、料金がかかり、また、インターネットに接続する操作に時間がかかったり、手軽に、簡単に情報が入手できるものではなかった。
また、本発明は、上記情報配信板において、前記電波又は光の周波数が地上デジタル放送対応のUHF帯の周波数であり、総務省認可不要の微弱出力である情報配信板を提供するものである。
また、本発明は、上記情報配信板において、前記送信機が、前記非可視情報を配信するためのUHF帯用送信アンテナと携帯通信端末と通信するためのHF帯送信アンテナを有する情報配信板を提供するものである。
また、本発明は、上記情報配信板において、前記非可視通信情報を前記携帯通信端末が受信するためのチャンネルを設定するチャンネル設定機を有する請求項5に記載の情報配信板を提供するものである。
また、本発明は、上記いずれかに記載の情報配信板から非可視通信情報を携帯通信端末に配信することを特徴とする情報配信方法を提供するものである。
また、本発明は、上記情報配信板により、前記非可視通信情報を受信するためのチャンネルを設定することを特徴とするチャンネル設定方法を提供するものである。
ここで、可視情報としては、文字、模様、記号、図形、又はこれらの組み合わせ、あるいはこれらと色彩の組み合わせからなるものなどが挙げられる。具体的には、避難場所の標識図柄、トイレの標識図柄、車椅子で利用できるトイレの標識図柄、電車の最寄の駅の標識図柄、タクシー乗り場の標識図柄などの各種の標識図柄、及びそれらの標識図柄の案内方向を示す矢印などが挙げられる。これらの標識図柄は、情報配信板に、2個以上の複数個表示されている。
上記非可視通信情報としては、可視情報に関連する、動画情報、静止画情報及び/又は音声情報などが挙げられる。具体的には、避難場所の非可視通信情報、トイレの非可視通信情報、車椅子で利用できるトイレの非可視通信情報、電車の最寄の駅の非可視通信情報、タクシー乗り場の非可視通信情報などの各種の非可視通信情報が挙げられる。非可視通信情報の具体例として、情報配信板から目的地までの経路を実際に歩きながら、周りの風景と共に撮影した動画や静止画等の映像や、その映像に合わせて誘導する音声などを挙げることができる。
送信機で使用する電波又は光は、送信機から遠く離れた場所まで送信する必要はなく、送信機に近い場所に送信できればよいので、微弱出力の周波数であってもよい。好ましい送信機は、微弱出力の周波数の電波又は光により通信が可能な、近距離無線通信用の送信機である。
また、光としては、可視光、赤外線光、紫外線光などが挙げられる。
送信アンテナとしては、UHF帯用送信アンテナ、HF帯送信アンテナなどが挙げられる。具体的には、UHF帯用送信アンテナとしては、ワンセグアンテナなどが挙げられ、HF帯送信アンテナとしては、フェリカ(“Felica”登録商標)アンテナなどが挙げられる。
コンピュータは、非可視通信情報の格納、非可視通信情報の配信などをコントロールすることができる機能を有する。上記センサーが設置されている場合、センサーに連結しているコンピュータは、非可視通信情報の配信を指示し、アンテナから非可視通信情報が配信される。
送信機に格納された非可視通信情報は、目的地が変更された場合などに、更新する必要があるが、非可視通信情報の更新は、上記カードを、更新した非可視通信情報を格納したカードと入れ替えることにより、又はカードは入れ替えずに、インターネットなどを通じて、非可視通信情報をダウンロードさせることにより、行うことができる。インターネットなどを通じて、非可視通信情報をダウンロードさせる場合は、携帯通信端末に非可視通信情報の受信アンテナを備えることが必要である。
送信アンテナから送信された電波又は光は、送信機の近くの携帯通信端末に受信され、携帯通信端末のモニター画面やスピーカーなどを通じて、携帯通信端末を利用する人に、可視情報に関連する、動画情報、静止画情報及び/又は音声情報などの非可視通信情報を認識させることができる。すなわち、動画情報、静止画情報などの非可視通信情報は、携帯通信端末のモニター画面に映し出されることにより、可視情報として利用者の視覚により、利用者に認識させることができる。また、音声の非可視通信情報は、携帯通信端末のスピーカーから発生させることにより、非可視情報として利用者の聴覚により、利用者に認識させることができる。
携帯通信端末で受信した非可視通信情報は、携帯通信端末に、録画、録音などの格納が行われることが好ましい。これにより、情報配信板から離れた場所でも、格納された録画、録音した非可視通信情報を、再生することにより見たり、聞いたりすることができる。
また、本発明の情報配信板システムにおいて、前記非可視通信情報を受信するためのチャンネルを設定するチャンネル設定機で、前記携帯通信端末のチャンネルを設定することもできる。
本発明の情報配信板の具体例としては、図1に示すように、可視情報として、避難場所の標識図柄、トイレの標識図柄、車椅子で利用できるトイレの標識図柄、電車の最寄の駅の標識図柄、タクシー乗り場の標識図柄などの5種の標識図柄が表示された案内板である情報配信板が挙げられる。なお、図1には図示されていないが、それらの標識図柄についている目的地への概略の方向を示した矢印を表示してもよい。また、それらの標識図柄には、点字を併記することもできる。
また、この情報配信板は、日本語の非可視通信情報を配信されるように設定されていてもよいし、チャンネルを選択することにより、日本語、英語、中国語、韓国語などの各国の言語の非可視通信情報を配信されるように設定されていてもよい。
なお、図1の情報配信板の可視情報と図2の情報配信板の可視情報は、一つの情報配信板の一つの表示面に並べて表示されてもよいし、隣接した別個の情報配信板のそれぞれの表示面に表示されてもよい。
最初に、ワンセグ受信チャンネルの設定手順について、詳しく説明する。
上記情報配信板には、人感センサーが備えられている。なお、人感センサーの代わりに、又はそれと共に、携帯通信端末がかざされた状態を認識できるセンサーや、手や物がタッチした場合に配信をスタートするスイッチなどを備えてもよい。
さらに、この情報配信板には、上記センサーに連結しているコンピュータ、及びフェリカアンテナとワンセグアンテナ、並びに前記非可視通信情報を受信するためのチャンネルを設定するチャンネル設定機としてフェリカリーダが設けられている。
ワンセグ受信チャンネルが設定された後、その携帯通信端末を必要としている標識図柄にかざすか、又はタッチさせると、情報配信板に備えられたスイッチが入り、情報配信板のワンセグアンテナから、その標識図柄に関する非可視通信情報が発信され、携帯通信端末で受信し、携帯通信端末のモニター画面やスピーカーにより、画像や音声として、利用者が認識できる。
また、その標識図柄に関する非可視通信情報を、携帯通信端末にダウンロードすると、情報配信板の設置場所を離れても、非可視通信情報を画像又は音声により再生表示することにより、認識することができる。
Claims (7)
- 表示されている可視情報と、当該可視情報に関連する非可視通信情報を電波又は光を用いて送信する送信機を有し、人感センサー、携帯通信端末がかざされた状態を認識できるセンサー又は手や物が触れた場合に配信をスタートするスイッチが備えられており、それらのセンサーが作動した場合又は前記スイッチが入れられた場合に非可視情報の発信を行う情報配信板であって、前記可視情報が複数個の標識図柄であり、当該複数個の標識図柄の各標識図柄毎に前記人感センサー、前記携帯通信端末がかざされた状態を認識できるセンサー、又は前記手や物が触れた場合に配信をスタートするスイッチが備えられ、各標識図柄毎の非可視通信情報を発信させることを特徴とする情報配信板。
- 前記電波又は光の周波数が地上デジタル放送対応のUHF帯の周波数であり、総務省認可不要の微弱出力である請求項1に記載の情報配信板。
- 前記非可視通信情報が、動画情報、静止画情報及び/又は音声情報として送信するものである請求項1又は2に記載の情報配信板。
- 前記送信機が、前記非可視情報を配信するためのUHF帯用送信アンテナと携帯通信端末と通信するためのHF帯送信アンテナとを有する請求項1〜3のいずれかに記載の情報配信板。
- 前記非可視通信情報を前記携帯通信端末が受信するためのチャンネルを設定するチャンネル設定機を有する請求項4に記載の情報配信板。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の情報配信板から非可視通信情報を携帯通信端末に配信することを特徴とする情報配信方法。
- 請求項5の情報配信板により前記携帯通信端末の非可視通信情報を受信するためのチャンネルを設定することを特徴とするチャンネル設定方法。
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