JP2009171149A - エリア限定放送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エリア限定放送の利用者を増加させるとともに、利用者にエリア限定情報を迅速に視聴させるエリア限定放送システムを提供すること。
【解決手段】エリア限定放送システム1は、エリア情報を放送する放送波送出装置10と、利用者が携帯可能でありかつエリア情報を受信して表示可能な放送受信装置40と、を備える。放送受信装置40は、近距離無線通信可能である。エリア限定放送システム1は、エリア情報が放送中であることを示す放送実施情報およびパラメータ情報を、放送受信装置40に対して近距離無線通信により送出する無線通信装置20〜24をさらに備える。放送受信装置40は、無線通信装置20〜24から放送実施情報およびパラメータ情報を自動的に受信し、エリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、パラメータ情報に基づいて自動的にエリア情報が放送される周波数を選局して、エリア情報を利用者に視聴させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エリア限定放送システムに関する。より詳しくは、特定のエリア内で放送を行うエリア限定放送システムに関する。
従来より、地域を数km圏の特定のエリアに分割して、これら分割したエリア毎に、当該エリアに特化したコンテンツを放送するエリア限定放送サービスが提案されている(特許文献1参照)。この提案では、ワンセグ放送やデジタルラジオ放送の周波数帯域を利用して、放送が行われる。
このようなエリア限定放送サービスでは、以下の手順で、利用者がコンテンツを視聴する。すなわち、エリア内では、場内放送や看板により、そのエリアに関するコンテンツを放送中である旨の告知が行われており、利用者は、エリア限定放送を受信可能な放送受信装置を所持している。この利用者がエリア内に入ると、エリア内の看板や場内放送により、利用者は、その特定のエリアに関するコンテンツが放送されていることを認識する。次に、この利用者は、放送受信機の電源を入れ、エリア限定放送の周波数をサーチして、チャンネルを合わせる。これにより、利用者は、放送受信装置によりエリア限定放送を受信して、コンテンツを視聴できる。
特開2007−295341号公報
しかしながら、以上のようなエリア限定放送サービスでは、エリア内の看板や場内放送などにより、利用者に対してエリア限定放送が行われていることを告知しなければ、利用者にコンテンツを視聴させることができない。さらに、エリア限定放送がデジタル放送である場合には、チャンネル情報や伝送パラメータ情報を利用者に告知しなければならない場合がある。よって、従来では、エリア限定放送を受信できる利用者が限られる、という問題がある。
また、エリア限定情報が放送されている周波数を利用者が自らサーチ操作するため、ユーザが特定のエリアに入ってから、その特定のエリアのエリア限定情報を視聴するまでに時間がかかっていた。
また、現在、テレビ放送がアナログ方式からデジタル方式に移行しつつあり、2011年には、アナログ方式によるテレビ放送が完全に終了する予定である。すると、アナログ方式で利用されていた周波数帯域が空くため、この周波数帯域を利用して、エリア限定放送サービスが急速に普及すると予想される。これにより、特許文献1で示されたエリアよりもさらに狭いエリア、例えば、商店街、大型店舗、テーマパーク、美術館、および水族館などの特定のエリアにおいて、利用案内や展示品の紹介などのコンテンツを放送する放送サービスが展開されると予測される。
したがって、エリア限定放送サービスが普及することにより、上述のような課題がより顕在化すると予想される。
本発明は、エリア限定放送の利用者を増加させるとともに、利用者にエリア限定情報を迅速に視聴させるエリア限定放送システムを提供することを目的とする。
本発明のエリア限定放送システムは、第1エリア内で、当該第1エリアに関連するエリア情報を所定の周波数で放送する放送波送出装置と、前記第1エリア内に設けられて、前記エリア情報が放送中であることを示す放送実施情報および前記エリア情報が放送される周波数に関連するパラメータ情報を提供する提供装置と、前記エリア情報を受信し、前記提供装置から提供された放送実施情報およびパラメータ情報を取得し、前記エリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、前記パラメータ情報に基づいて自動的に前記エリア情報が放送される周波数を選局する放送受信装置と、を備えることを特徴とする。
この場合、前記第1エリア内には、当該第1エリアよりも狭い第2エリアが複数設けられ、前記放送波送出装置は、前記複数の第2エリアのそれぞれに応じたエリア情報を複数生成し、当該複数のエリア情報を多重化して放送することが好ましい。
この場合、前記提供装置は、前記第2エリアのそれぞれに対応して複数設けられて、それぞれ、当該第2エリアのエリア情報についての放送実施情報およびパラメータ情報を提供し、前記放送受信装置は、前記第2エリアの放送実施情報およびパラメータ情報を取得し、前記第2エリアのエリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、前記パラメータ情報に基づいて自動的に前記第2エリアのエリア情報が放送される周波数を選局して、前記第2エリアのエリア情報を利用者に視聴させることが好ましい。
この場合、前記放送波送出装置は、ISDB−T方式の1チャンネル内で13個に分割されたセグメントを利用して、セグメントごとに前記第2エリアの複数のエリア情報を割り当てて放送することが好ましい。
この場合、前記放送波送出装置は、前記複数の第2エリアについてのエリア情報をファイル毎に分類し、当該分類したファイルを識別するためのファイル識別コードを添付して、蓄積型放送として送出し、前記複数の提供装置は、それぞれ、前記パラメータ情報にファイル識別コードを添付して提供し、前記放送受信装置は、前記第2エリアの放送実施情報およびパラメータ情報に加えて前記ファイル識別コードを取得し、前記第2エリアのエリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、前記パラメータ情報に基づいて自動的に前記蓄積型放送の周波数を選局して、前記蓄積型放送を受信して記憶しておき、前記ファイル識別コードを用いて、記憶した蓄積型放送の中からファイルを選択して、当該選択したファイルを利用者に視聴させることが好ましい。
この場合、前記提供装置は、それぞれ、当該第2エリアのエリア情報だけでなく、残るエリアのエリア情報についてのパラメータ情報を提供し、前記放送受信装置は、前記第2エリアの放送実施情報およびパラメータ情報だけでなく、残るエリアのエリア情報についてのパラメータ情報を取得し、前記第2エリアのエリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、取得した全てのパラメータ情報を記憶しておき、前記複数の第2エリアのうちの残りに入ることにより、あるいは、利用者の操作により、記憶したパラメータ情報に基づいて、任意の第2エリアについてのエリア情報が放送される周波数を選局して、前記第2エリアのエリア情報を利用者に視聴させることが好ましい。
この場合、前記放送波送出装置は、施設予約に関する情報を施設予約情報として記憶するデータ放送情報DBと、当該データ放送情報DBに記憶された施設予約情報をデータ放送として放送波に多重化する多重化部と、を備え、前記放送受信装置は、前記施設予約情報を受信可能であり、利用者が前記施設予約情報に基づいて、施設を予約可能であることが好ましい。
この場合、前記放送波送出装置は、施設ごとに入場可能な時刻を入場予約時刻として設定し、時刻情報に基づいて、前記入場予約時刻を更新する入場予約時間設定部を備え、前記データ放送情報DBは、入場予約時刻を記憶し、前記入場予約時刻設定部で設定された入場予約時刻により、前記記憶した入場予約時刻を定期的に書き換えることが好ましい。
この場合、前記放送受信装置は、利用者が予約した施設および入場予約時刻を示す施設予約画像を記憶するデータ放送保存メモリを備え、当該データ放送用保存メモリに保存された施設予約画像が提示されると、当該施設予約画像を提示した利用者について、当該施設への入場を許可することが好ましい。
この場合、前記放送受信装置は、利用者が前記施設予約情報を受信すると、前記データ放送保存メモリに保存された施設予約画像の入場予約時刻を更新することが好ましい。
この場合、前記提供装置および前記放送受信装置は、無線通信機能を有することが好ましい。
この場合、前記提供装置は、光学的に読み取り可能な符号を掲示するものであり、前記放送受信装置は、撮影機能を有することが好ましい。
この場合、前記放送波送出装置は、情報をスクランブル処理するスクランブル処理部を備え、前記放送受信装置は、スクランブル解除のためのスクランブル鍵情報を記憶する専用情報メモリと、当該専用情報メモリに記憶したスクランブル鍵情報に基づいて、受信したスクランブル放送のスクランブルを解除するスクランブル解除部と、を備え、前記提供装置は、スクランブル鍵情報を記憶するスクランブル情報メモリを備え、前記放送受信装置からの指令に基づいて、前記スクランブル情報メモリに記憶したスクランブル鍵情報を放送受信装置に提供することが好ましい。
この場合、前記放送波送出装置は、情報をスクランブル処理するスクランブル処理部と、会員の情報を会員情報として記憶する会員情報DBと、前記放送受信装置から受信した会員情報を前記会員情報DBに記憶した会員情報と照合し、会員であるか否かを判定する会員情報判定部と、を備え、前記放送受信装置は、スクランブル解除のためのスクランブル鍵情報および会員情報を記憶する会員専用情報メモリと、当該会員専用情報メモリに記憶したスクランブル鍵情報に基づいて、受信したスクランブル放送のスクランブルを解除するスクランブル解除部と、を備え、前記提供装置は、スクランブル鍵情報を記憶するスクランブル情報メモリを備え、前記放送受信装置と交信することにより、会員情報を取得し、この取得した会員情報を前記放送波送出装置に転送し、前記放送波送出装置の会員情報判定部により会員であると判定された場合のみ、前記スクランブル情報メモリに記憶したスクランブル鍵情報を放送受信装置に提供することが好ましい。
この場合、前記放送波送出装置および放送受信装置の会員情報は、会員または当該会員の携帯する放送受信装置を特定する会員特定情報と、会員の利用回数、通信装置との通信回数、およびエリア情報の視聴回数を含む会員利用情報とで構成され、前記放送波送出装置は、前記提供装置を介して、前記放送受信装置から会員情報を取得し、判定手段により会員であると判定した場合のみ、取得した会員利用情報に基づいて、会員情報DBの会員利用情報を書き換え、前記放送受信装置は、スクランブル鍵情報を受信したり、放送波送出装置からの放送波を受信して利用者に視聴させたりすると、会員専用情報メモリの会員利用情報を書き換えることが好ましい。
本発明の放送受信装置は、第1エリア内で、所定の周波数で放送される当該第1エリアに関連するエリア情報を受信し、前記第1エリア内で提供される、前記エリア情報が放送中であることを示す放送実施情報および前記エリア情報が放送される周波数に関連するパラメータ情報を取得し、前記エリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、前記パラメータ情報に基づいて自動的に前記エリア情報が放送される周波数を選局することを特徴とする。
本発明によれば、放送波送出装置、放送受信装置、提供装置を設けた。これにより、利用者にエリア情報が放送中であることを告知できるうえに、放送受信装置の電源をオンして、エリア情報が放送される周波数のサーチ操作を行わなくても、自動でエリア情報の放送を受信できる。よって、エリア限定放送の利用者を増加できるとともに、利用者にエリア情報を迅速に視聴させることができる。その結果、利用者は視聴したエリア情報に基づいて行動できるようになるので、利用者に対するサービスを向上できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るエリア限定放送システム1の構成を示す図である。
エリア限定放送システム1は、テーマパークに設置され、1つの放送波送出装置10と5つの提供装置としての無線通信装置20〜24とを備える。
放送波送出装置10は、デジタル放送を行うものであり、この放送波送出装置10の第1エリアとしての放送サービスエリア10Aは、テーマパーク全体を含んでおり、例えば半径500m程度である。
無線通信装置20〜24の無線方式は、例えば2.4GHz帯の近距離無線(BluetoothやZigbee)である。これら無線通信装置20〜24の第2エリアとしての通信カバーエリア20A〜24Aは、放送波送出装置10の放送サービスエリア10A内でかつ放送サービスエリア10Aより狭く、例えば半径20m程度である。
なお、無線通信装置20〜24の通信カバーエリア20A〜24Aは、放送波送出装置10の放送サービスエリア10Aに重なっていればよく、通信カバーエリア20A〜24Aの全てが放送サービスエリア10A内である必要はない。
5つの無線通信装置20〜24は、通信カバーエリア20A〜24Aが互いに重ならないように設けられている。無線通信装置20の通信カバーエリア20Aは、テーマパークの入場口を含んでいる。無線通信装置21〜24は、それぞれ、施設1〜4に対応して設けられ、無線通信装置21〜24の通信カバーエリア21A〜24Aは、各施設1〜4の入口を中心とする領域である。
放送受信装置40は、テーマパークの入場者に携帯されている。この放送受信装置40は、放送サービスエリア10A内において放送を視聴可能であり、また、各無線通信装置20〜24の通信カバーエリア20A〜24A内において、各無線通信装置20〜24と近距離無線通信を行うことができる。
よって、入場者がテーマパークの入場口を通過してテーマパーク内に入場すると、無線通信装置20の通信カバーエリア20Aを通過することになる。また、入場者が各施設1〜4に接近すると、無線通信装置21〜24の通信カバーエリア21A〜24A内に入ることになる。
図2は、エリア限定放送システム1の構成を示すブロック図である。
放送波送出装置10は、サービス情報DB0〜DB4と、各放送パラメータメモリ11と、多重変調処理部12と、放送用アンテナ14が設けられた放送波送出部13と、を備える。
サービス情報DB0〜DB4のうちサービス情報DB0は、入場口に関する情報を記憶しており、例えば、入退場に関する情報やテーマパーク全体の情報を記憶している。
サービス惰報DB1〜DB4は、施設1〜4に関する情報を記憶しており、例えば、施設1〜4の利用者のための施設利用情報などを記憶している。なお、これらの情報には、リアルタイム型の動画、蓄積型の動画、静止画、音声データ、テキスト、およびプログラムデータ等が含まれる。
各放送パラメータメモリ11は、サービス情報DB0〜DB4に記憶された情報について、放送波名、チャンネル情報、伝送パラメータ情報、およびアプリケーション情報を記憶する。
チャンネル情報には、放送周波数、チャンネルID、およびセグメント情報などが含まれる。
伝送パラメータ情報には、モード、変調形式、およびガードインターバル情報などが含まれる。
アプリケーション情報には、エリア情報データの種別コードおよびファイルの識別コードなどが含まれる。
多重変調処理部12は、サービス情報DB0〜DB4に記憶された情報に対して、必要に応じて、放送波名、チャンネル情報、伝送パラメータ情報、およびアプリケーション情報を付加したものを、入場口エリア情報および施設1〜施設4エリア情報とする。
そして、放送パラメ一タメモリ11に記憶されたチャンネル情報および伝送パラメータ情報に基づいて、入場口エリア情報および施設1〜施設4エリア情報に対して変調処理を行い多重化する。
放送波送出部13は、多重変調処理されたエリア情報を、各放送パラメータメモリ11に記憶された周波数に変換し、放送用アンテナ14を介して送出する。
図3は、放送波送出装置10の放送方式の概略を示す図である。
放送波送出装置10の放送方式は、地上波デジタル放送(ISDB−T方式)を応用した方式であり、1つのチャンネルに割り当てられた周波数帯域を13のセグメントに分割し、各セグメントを利用して、1つの入場口または施設についてのエリア情報を放送する。
例えば、図3では、セグメント1〜4を利用して施設1〜施設4エリア情報が送出され、セグメント7を利用して入場口エリア情報が送出される。
図2に戻って、無線通信装置20〜24は、受信パラメータメモリ31と、無線通信用アンテナ33が設けられた無線通信部32と、これらを制御する制御部34と、を備える。
受信パラメータメモリ31は、入場口エリア情報および施設1〜施設4エリア情報に対応した受信パラメータP0〜P4を記憶する。これら受信パラメータP0〜P4は、それぞれ、受信パラメータAおよび受信パラメータBで構成される。
受信パラメータAは、無線通信装置20〜24の無線識別情報や、無線通信装置20〜24が設置された入場口や施設1〜4の施設名称などの情報である。
受信パラメータBは、放送波名、チャンネル情報、伝送パラメータ情報、およびアプリケーション情報などのエリア情報の受信および視聴に必要な情報である。このエリア情報の受信および視聴に必要な情報は、有線、無線、またはパッケージメディアなどを介して、放送波送出装置の各放送パラメータメモリ11より取得される。
無線通信部32は、無線通信用アンテナ33を介して、電波の送受信を行う。
制御部34は、無線通信部により、受信パラメータメモリ31に記憶した受信パラメータP0〜P4を、放送受信装置40に送出する。また、必要に応じて、放送受信装置40より受信応答信号などの情報を受信する。
放送受信装置40は、無線通信用アンテナ56が設けられた無線通信部41と、受信パラメータメモリ42と、放送用アンテナ44が設けられた放送受信部43と、表示部45と、音声出力部46と、データ保存メモリ47と、キー入力部48と、これらを制御する制御部49と、を備える。
無線通信部41は、無線通信用アンテナ56を介して、無線通信装置20〜24から送出された受信パラメータP0〜P4を受信する。また、必要に応じて、受信応答信号を無線通信装置20〜24に送出する。
受信パラメータメモリ42は、無線通信部41で受信した受信パラメータP0〜P4を記憶する。
放送受信部43は、放送用アンテナ44を介して、放送波送出装置10から送出されたエリア情報を受信して、復調する。
その後、エリア情報に含まれるデータのデータ形式別に処理を行う。例えば、データがリアルタイム動画データである場合には、表示部に出力し、音声データである場合には音声出力部に出力し、蓄積型の動画データ、静止画、およびテキスト等のデータならびにプログラムデータである場合には、データ保存メモリ47に出力する。
データ保存メモリ47は、蓄積型の動画、静止画、およびテキストなど、データやファイルを記憶する。
制御部49は、受信パラメータメモリ42に記憶された受信パラメータP0〜P4を解読処理する。また、利用者がキー入力部48を操作すると、キー入力部からこのキー操作情報を取得して解読処理する。さらに、放送受信部43の電源を制御する機能、所定の周波数を選局する機能、伝送パラメータを設定する機能、データ保存メモリに記憶されたデータやファイルを表示部や音声出力部に出力する機能を有する。また、取得したプログラムデータに基づいて動作する。
よって、制御部49は、受信パラメータメモリ42に記憶された受信パラメータP0〜P4を解読し、この解読した受信パラメータP0〜P4に基づいて、エリア情報が放送中である旨を表示部45や音声出力部46により利用者に告知するとともに、自動的に放送受信部43をオン状態として、エリア情報が放送される周波数を選局して、エリア情報を利用者に視聴させる。
また、利用者のキー操作を受けて、放送受信部43をオン状態としてもよい。
図4は、無線通信装置20〜24と放送受信装置40との送受信のタイミングチャートである。
無線通信装置20〜24は、100mmSecおきに受信パラメータPを繰り返し送出し、送出していない期間は、放送受信装置からの電波を受信可能な状態となっている。
放送受信装置40は、無線通信部41の電源がオンされた状態では、1Secおきに100mmSecの期間に亘って無線通信装置20〜24からの受信パラメータPを受信可能な状態にあり、この受信可能な状態では、各無線通信装置からの受信パラメータPを検索している。放送受信装置40は、無線通信装置20〜24からの電波を受信すると、無線通信装置20〜24に対して受信応答信号を返信する。なお、本実施形態では、受信応答信号を返信したが、これに限らず、受信応答信号を返信しないようにしてもよい。この受信応答信号には、受信したことを了解する信号(ACK)や放送受信装置の識別信号が含まれる。
例えば、利用者が施設1に近づいて、無線通信装置21の通信カバーエリア21A内に入ると、放送受信装置40の100mmSecの期間に亘る受信可能状態において、受信パラメータP1を受信する。
図5は、エリア限定放送システム1のメッセージシーケンスチャートである。
放送受信装置を携帯する利用者が、テーマパークの入場口を通過して、施設1に接近する場合について、説明する。
放送波送出装置10は、無線通信装置20、21に受信パラメータP0、P1を伝送するとともに、入場口エリア情報および施設1〜施設4エリア情報を常時放送している(SA11)。
無線通信装置20は、放送波送出装置10から受信パラメータP0を受信して、この受信した受信パラメータP0を常時送出している(SB11)。
無線通信装置21は、放送波送出装置10から受信パラメータP1を受信して、この受信した受信パラメータP1を常時送出している(SC11)。
放送受信装置40は、無線通信部41の電源がオン状態であり、上述の各無線通信装置20〜24からの受信パラメータP0〜P4を検索している。また、放送受信部43の電源はオフ状態である(S11)。
S12では、放送受信装置40を携帯する利用者が入場口を通過する。すると、この放送受信装置40が無線通信装置20の通信カバーエリア20Aに入る。
S13では、放送受信装置40は、各無線通信装置20〜24からの受信パラメータP0〜P4を検索し、受信パラメータP0〜P4を検出したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、S12に戻り、YESの場合には、S14に移る。
ここでは、無線通信装置20から受信パラメータP0を受信するため、無線通信装置20に対して受信応答信号を返信し、S14に移る。
S14では、放送受信装置40は、受信パラメータP0を記憶する。
S15では、放送受信装置40は、制御部49により受信パラメータP0を解読し、この解読した受信パラメータP0に基づいて、入場口エリア情報が放送中である旨を表示部45や音声出力部46により利用者に告知するとともに、自動的に放送受信部43をオン状態として、入場口エリア情報が放送される周波数を選局する。
なお、放送受信部43は、入場口エリア情報が放送中である旨を利用者が認識し、その認識に基づいて利用者がキー操作することによって、オン状態としてもよい。
S16では、放送波送出装置10から送出された放送を受信して復調し、利用者は入場口エリア情報を視聴する。
S17では、放送受信装置40を携帯する利用者が施設1に接近する。すると、この放送受信装置40が無線通信装置21の通信カバーエリア21Aに入る。
S18では、放送受信装置40は、各無線通信装置20〜24からの受信パラメータP0〜P4を検索し、受信パラメータP0〜P4を検出したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、S17に戻り、YESの場合には、S19に移る。
ここでは、無線通信装置21から受信パラメータP1を受信するため、無線通信装置21に対して受信応答信号を返信し、S19に移る。
S19では、放送受信装置40は、受信パラメータP1を記憶する。
S20では、放送受信装置40は、制御部49により受信パラメータP1を解読し、この解読した受信パラメータP1に基づいて、施設1エリア情報が放送中である旨を表示部45や音声出力部46により利用者に告知するとともに、自動的に放送受信部43をオン状態として、施設1エリア情報が放送される周波数を選局する。
なお、放送受信部43は、施設1エリア情報が放送中である旨を利用者が認識し、その認識に基づいて利用者がキー操作することによって、オン状態としてもよい。
S21では、放送波送出装置10から送出された放送を受信して復調し、利用者は施設1エリア情報を視聴する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)放送波送出装置10、放送受信装置40に加え、近距離無線通信を行う無線通信装置20〜24を設け、さらに、放送受信装置40に近距離通信機能を設けた。これにより、利用者にエリア情報が放送中であることを告知できるうえに、自動的に放送受信装置40の放送受信部43の電源をオンして、エリア情報が放送される周波数のサーチ操作を行わなくても、自動でエリア情報の放送を受信できる。
よって、エリア限定放送の利用者を増加できるとともに、利用者にエリア情報を迅速に視聴させることができる。その結果、利用者は視聴したエリア情報に基づいて行動できるようになるので、利用者に対するサービスを向上できる。
例えば、各施設の説明や各施設の混雑状況などの施設に関する情報を利用者に提供すれば、利用者は、いずれの施設をどのような順番で利用すべきかを判断できる。
(2)無線通信装置20〜24を複数設けたので、利用者が第1エリア内を移動して第2エリアに入る毎に、その第2エリアのエリア情報が放送される周波数のサーチ操作を行わなくても、自動で放送を受信して、利用者が属する第2エリアのエリア情報を視聴させることができる。
また、利用者が施設を利用するための順番待ちをしている間、その施設に関する情報を視聴させることにより、利用者を退屈させないで順番待ちをさせることができる。
(3)地上波デジタル放送のISDB−T方式(リアルタイム型)のワンセグ放送を利用したので、既存の放送波送出装置および放送受信装置の構造を大幅に変更することなく実現できる。
〔第2実施形態〕
本実施形態のエリア限定放送システム1Aでは、提供装置として、無線通信装置の代わりに2次元バーコードが設けられている点、および、放送受信装置の構成が、第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態と同様である。
図6は、2次元バーコード50を示す図である。
2次元バーコード50は、光学的に読み取り可能な符号であり、入場口および施設1〜4の周辺に掲示されている。この2次元バーコード50には、それぞれ、受信パラメータP0〜P4が記録されている。これら受信パラメータP0〜P4は、それぞれ、受信パラメータAおよび受信パラメータBで構成される。
受信パラメータAは、入場口や施設1〜4の識別情報や施設名称などの情報である。
受信パラメータBは、放送波名、チャンネル情報、伝送パラメータ情報、およびアプリケーション情報などのエリア情報の受信および視聴に必要な情報である。
図7は、放送受信装置40Aの外観を示す図である。図8は、放送受信装置40Aの構成を示すブロック図である。
放送受信装置40Aは、無線通信部の代わりに、カメラ撮像部52が設けられた撮像処理部51を備えている。
利用者がキー操作により2次元バーコード撮影モードに設定した上で、カメラ撮像部52を2次元バーコードに向け、キー入力部48に設けられたシャッターキーを押下すると、撮像処理部51は、カメラ撮像部52を介して、2次元バーコード50の画像を取り込んで、静止画像に変換し、データ保存メモリ47に記憶する。
制御部49は、2次元バーコードの解読処理機能を有しており、データ保存メモリ47に記憶された2次元バーコード50の画像を解読し、受信パラメータP0〜P4を抽出して、受信パラメータメモリ42に保存する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(4)2次元バーコード50に受信パラメータP0〜P4を記録し、放送受信装置40Aにカメラ撮像部52が設けられた撮像処理部51を設けた。よって、2次元バーコード50を掲示するだけでよいので、無線通信装置を設置する場合に比べて、施設の運営費用を大幅に削減できる。
また、地上波デジタル放送の受信機能とカメラ機能とを備える携帯電話を用いて、この携帯電話の機能を一部変更するだけでよいので、エリア限定放送システムの普及を促進できる。
〔第3実施形態〕
本実施形態では、放送波送出装置の構成が第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態と同様である。
図9は、エリア限定放送システム1Bの構成を示すブロック図である。
エリア限定放送システム1Bは、放送波送出装置10Bの構成、および、放送受信装置40Bの構成が、第1実施形態と異なる。
すなわち、放送波送出装置10Bは、サービス情報DB0〜DB4、各放送パラメータメモリ11、多重変調処理部12、および放送波送出部13に加えて、入場予約時刻設定部15およびデータ放送情報DB0dを備える。
入場予約時刻設定部15は、施設ごとに入場可能な時刻を入場予約時刻として設定し、さらに、この入場予約時刻を時刻情報に基づいて適宜更新する。
例えば、利用者がデータ放送を受信した時刻が10:10であったとすると、それから1時間以上経過した30分間、例えば11:30〜12:00を入場予約時刻として設定する。
データ放送情報DB0dは、各施設1〜4の施設予約に関する施設予約情報や施設説明に関する施設説明情報をデータ放送のための情報として記憶している。施設予約情報には、入場予約時刻設定部15で設定された入場予約時刻が含まれる。
また、このデータ放送情報DB0dは、入場予約時刻設定部15で設定された入場予約時刻に従って、施設予約情報を定期的に書き換える。
データ放送は、ISDB−T方式で規定されており、動画データや音声データと併せて1つの放送に多重することができ、HTMLに類似するBML(Bloadcast Markup Language)で記述されている。データ放送によれば、テキストを中心とした画面を表示したり、簡単なプログラム(スクリプト)を埋め込んで動作させたり、静止画像を貼り付けたり、リンク機能を持たせたりできる。データ放送は、例えば10秒程度の周期で繰り返し放送されており、利用者は、データ放送を10秒以上受信することで、データ放送を視聴できる。
多重変調処理部12Bは、サービス情報DB0に記憶された情報に対して、データ放送情報DB0dに記憶された施設予約情報および施設説明情報を付加したものを、入場口エリア情報とする。
サービス情報DB1〜DB4に記憶された情報に対して、必要に応じて、放送波名、チャンネル情報、伝送パラメータ情報、およびアプリケーション情報を付加したものを、施設1〜施設4エリア情報とする。
そして、放送パラメ一タメモリ11に記憶されたチャンネル情報および伝送パラメータ情報に基づいて、入場口エリア情報および施設1〜施設4エリア情報に対して変調処理を行い多重化する。
放送受信装置40Bは、第1実施形態の放送受信装置40の構成に加えて、データ放送保存メモリ53を備える。
データ放送保存メモリ53は、利用者の予約が完了したことを示す施設予約済画像と、予約された施設名と施設予約情報へのリンク情報を含む施設予約情報データと、を記憶する。
図10は、エリア限定放送システム1Bのメッセージシーケンスチャートである。
図10のSA31、SB31、SC31、S31〜S35は、図5のSA11、SB11、SC11、S11〜S15と同様である。
S36では、放送波送出装置10Bから送出された放送を受信して復調し、利用者は入場口エリア情報を視聴する。また、データ放送画面に施設情報が表示され、利用者は、施設1を予約する。
具体的には、まず、図11(a)に示すように、画面の下半分のデータ放送画面に施設予約画面が表示されるので、施設予約を選択する。すると、図11(b)に示すように、施設予約画面が表示されるので、施設1を選択する。すると図11(c)に示すように、施設1の予約画面が表示されるので、予約する、を選択する。すると、図11(d)に示すように、全画面に施設1の施設予約済画像が表示される。
S37では、施設1についての施設予約済画像と施設予約情報データがデータ放送保存メモリに記憶される。
S38では、放送受信装置40Bを携帯する利用者が、施設予約した時刻に、施設1に接近する。すると、この放送受信装置40が無線通信装置21の通信カバーエリア21Aに入る。
S39では、放送受信装置40Bは、各無線通信装置20〜24からの受信パラメータP0〜P4を検索し、受信パラメータP0〜P4を検出したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、S8に戻り、YESの場合には、S10に移る。
ここでは、無線通信装置21から受信パラメータP1を受信するため、無線通信装置21に対して受信応答信号を返信し、S9に移る。
S40では、放送受信装置40Bは、受信パラメータP0、P1を記憶する。
S41では、放送受信装置40Bは、制御部49により受信パラメータP1を解読し、この解読した受信パラメータP1に基づいて、入場口エリア情報および施設1エリア情報が放送中である旨を表示部45や音声出力部46により利用者に告知するとともに、自動的に放送受信部43をオン状態として、入場口エリア情報が放送される周波数を選局する。
なお、放送受信部43は、入場口エリア情報が放送中である旨を利用者が認識し、その認識に基づいて利用者がキー操作することによって、オン状態としてもよい。
S42では、放送波送出装置10から送出された放送を受信して復調し、利用者は入場口エリア情報を視聴する。
また、データ放送画面を開いて施設情報を表示させ、施設1についての施設予約済画像を呼び出して、施設1の係員に提示することにより、優先的に入場する。
具体的には、まず、図12(a)に示すように、画面の下半分のデータ放送画面に施設予約画面が表示されるので、予約閲覧を選択する。すると、図12(b)に示すように、予約閲覧画面が表示されるので、施設1予約済を選択する。すると図12(c)に示すように、全画面に施設1の施設予約済画像が表示される。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(5)放送波に施設予約可能なデータ放送を多重化したので、利用者は、データ放送を視ることにより、施設を簡単に予約できる。また、利用者は、放送受信装置40Bに記憶した施設予約済画像を表示して、予約した時刻に、予約した施設に赴くことにより、待ち行列に並ぶことなく、円滑に入場できる。
〔第4実施形態〕
本実施形態では、放送波送出装置10Cの構成、無線通信装置20C〜24Cの構成、および、放送受信装置40Cの構成が第1実施形態と異なる。
図13は、エリア限定放送システム1Cの構成を示すブロック図である。
放送波送出装置10Cは、サービス情報DB0〜DB4、および放送波送出部13に加えて、会員サービス情報DB5、会員情報DB、および、会員情報判定部17を備える。
また、各放送パラメータメモリの代わりに、各放送パラメータおよびスクランブル情報メモリ11Cを備え、多重変調処理部の代わりに、多重変調およびスクランブル処理部12Cを備える。
会員サービス情報DB5は、会員特典情報など、会員のためにテーマパーク全体のエリアで利用するために放送される情報を会員サービス情報として記憶する。
会員情報DBは、会員情報を記憶する。会員情報は、氏名や会員IDや放送受信装置固有のIDを含む会員特定情報と、来園回数、各無線通信装置20C〜24Cとの通信回数、および各エリア情報の視聴回数等を含む会員利用情報と、で構成される。
会員特定惰報は、利用者の入会時など、事前に会員情報DBに登録される。会員利用情報は、無線通信装置20C〜24Cを介して、利用者の放送受信装置40Cと通信することにより更新される。
会員情報判定部17は、無線通信装置20C〜24Cと有線または無線により接続されており、無線通信装置20C〜24Cを介して、利用者の放送受信装置40Cと交信する。そして、会員情報DB内の会員特定情報と、利用者の放送受信装置40Cに記憶された会員特定情報と、を照合し、会員情報の正否を判定する。また、利用者の放送受信装置40Cに記憶された会員利用情報に基づいて、会員情報DBに記憶した会員利用情報を更新する。
各放送バラメータおよびスクランブル情報メモリ11Cは、第1実施形態の放送パラメータメモリ11と同様の機能に加えて、さらに、スクランブル処理のためのスクランブル鍵情報を記憶する。
多重変調およびスクランブル処理部12Cは、会員サービス情報DB5に記憶された会員サービス情報に対して、スクランブル鍵情報を使ってスクランブル処理を行った後、入場口エリア情報および施設1〜施設4エリア情報に付加する。その後、第1実施形態の多重変調処理部と同様の処理を行う。
つまり、本実施形態では、会員サービス情報DB5に記憶された情報に対してのみ、スクランブル処理を行い、サービス情報DB0〜4に記憶された情報については、スクランブル処理を行わない。
無線通信装置20C〜24Cは、受信パラメータメモリ31の代わりに、受信パラメータおよびスクランブル情報メモリ31Cを備える。
受信パラメータおよびスクランブル情報メモリ31Cは、第1実施形態の受信パラメータメモリ31と同様の機能に加えて、さらに、スクランブル処理のスクランブル処理のためのスクランブル鍵情報を記憶する。
制御部34Cは、受信パラメータおよびスクランブル情報メモリ31Cに記憶した受信パラメータP0〜P4に加えて、スクランブル鍵情報を放送受信装置40Cに送出する。また、放送受信装置40Cより会員情報を受信した場合は、これを放送波送出装置10Cに転送する。
放送受信装置40Cは、第1実施形態の放送受信装置40の構成に加えて、会員専用情報メモリ54、およびスクランブル解除部55を備える。
会員専用情報メモリ54は、会員情報およびスクランブル鍵情報を記憶する。このスクランブル鍵情報は、必要に応じて無線通信装置20C〜24Cから受信する。会員情報の会員利用情報は、無線通信装置20C〜24Cと交信した際や放送を視聴した際にカウントアップされる。
スクランブル解除部55は、スクランブル放送を受信した場合、放送受信部43が復調した後のスクランブルデータに対して、会員専用情報メモリ54に記憶されたスクランブル鍵情報に基づいて、スクランブル解除を行う。
図14は、エリア限定放送システム1Cのメッセージシーケンスチャートである。
放送波送出装置10Cは、放送受信装置40Cの利用者の会員情報を、会員情報DBに記憶しているものとする。また、無線通信装置20Cに受信パラメータP0、P5を伝送し、無線通信装置21Cに受信パラメータP1を伝送するとともに、入場口エリア情報および施設1〜施設4エリア情報を常時放送している(SA51)。
無線通信装置20Cは、放送波送出装置10から受信パラメータP0、P5を受信して、この受信した受信パラメータP0を常時送出している(SB51)。また、受信パラメータP5およびスクランブル鍵情報を記憶する。
無線通信装置21Cは、放送波送出装置10から受信パラメータP1を受信して、この受信した受信パラメータP1を常時送出している(SC51)。
放送受信装置40Cは、利用者の会員情報を会員専用情報メモリ54に記憶しているものとする。また、無線通信部41の電源がオン状態であり、上述の各無線通信装置20C〜24からの受信パラメータP0〜P4を検索している。さらに、放送受信部43の電源はオフ状態である(S51)。
S52では、放送受信装置40Cを携帯する利用者が入場口を通過する。すると、この放送受信装置40Cが無線通信装置20Cの通信カバーエリア20Aに入る。
S53では、放送受信装置40Cは、各無線通信装置20C〜24Cからの受信パラメータP0〜P4を検索し、受信パラメータP0〜P4を検出したか否かを判定する。この判定がNOの場合には、S52に戻り、YESの場合には、S54に移る。
放送受信装置40Cは、無線通信装置20Cから受信パラメータP0を受信するため、無線通信装置20Cに対して受信応答信号を返信するとともに、会員専用情報メモリ54に記憶した会員情報を返信する。
S54では、放送受信装置は、受信パラメータP0を記憶する。
S53において放送受信装置40Cから会員情報が返信されると、無線通信装置20Cは、会員情報を受信し、受信した会員情報を放送波送出装置10Cに転送する。
SA52では、放送波送出装置10Cは、会員情報を受信し、この会員情報の会員特定情報が会員情報DBに登録されており、かつ、登録された会員特定情報に一致するか否かを判定する。この判定がYESの場合には、無線通信装置20Cに会員サービス許可情報を伝送してSA53に移り、NOの場合には、SA54に移る。
SA53では、受信した会員情報に基づいて、会員情報DBの会員利用情報を更新する。
SA54では、放送波送出装置10Cは、無線通信装置20Cに会員サービス不可情報を伝送し、無線通信装置20Cは、放送受信装置40Cに会員サービス不可情報を送出する。放送受信装置40Cは、会員サービス不可情報を受信し、利用者に会員サービス情報を受信できない旨を告知する。
ただし、この場合でも、放送受信装置40Cは、入場口エリア情報が放送中である旨を告知するので、利用者は、会員サービス情報を視聴できないものの、入場口エリア情報を視聴できる。
SA52において放送波送出装置10Cから会員サービス許可情報が伝送されると、無線通信装置20Cは、会員サービス許可情報を受信し、受信パラメータおよびスクランブル情報メモリ11Cに記憶されているスクランブル鍵情報および受信パラメータP5を、放送受信装置40Cに送出する。
S55では、放送受信装置40Cは、受信したスクランブル鍵情報を会員専用情報メモリ54に記憶し、既に受信した受信パラメータP0とともに、受信パラメータP5を受信パラメータメモリに記憶する。
また、会員専用情報メモリに記憶した会員利用情報の所定の項目を更新する。ここで、所定の項目とは、例えば、テーマパークの来園回数や無線通信装置20Cの利用回数である。
S56では、放送受信装置40Cは、制御部49により受信パラメータP0、P5を解読し、この解読した受信パラメータP0、P5に基づいて、入場口エリア情報が放送中である旨および会員サービス情報が受信可能である旨を表示部45や音声出力部46により利用者に告知する。
そして、放送受信装置40Cは、自動的に放送受信部43をオン状態として、受信パラメータP5に基づいて、会員専用サービス情報の周波数を選局する。
なお、放送受信部43は、会員サービス情報が受信可能である旨を利用者が認識し、その認識に基づいて利用者がキー操作することによって、オン状態としてもよい。
S57では、放送受信装置40Cは、会員サービス情報の利用回数などの会員利用情報をカウントアップする。
S58では、放送受信装置40Cは、放送波送出装置から会員サービス情報を受信して復調し、スクランブルを解除して、会員サービス情報を視聴させる。
S59では、放送受信装置40Cは、自動的に放送受信部43をオン状態として、受信パラメータP0に基づいて、入場口エリア情報の周波数を選局する。
なお、放送受信部43は、入場口エリア情報が放送中である旨を利用者が認識し、その認識に基づいて利用者がキー操作することによって、オン状態としてもよい。
S60では、放送受信装置40Cは、入場口エリア情報の利用回数などの会員利用情報をカウントアップする。
S61では、放送受信装置40Cは、放送波送出装置から入場口エリア情報を受信して復調し、入場口エリア情報を視聴させる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(6)利用者が会員である場合には、スクランブル鍵情報を用いて、スクランブル処理された会員サービス情報のスクランブル処理を解除できる。よって、会員専用のサービスを享受できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の各実施形態では、放送波を地上波デジタル放送としたが、これに限らない。すなわち、アナログテレビ放送や、FM音声放送等や、その他どのような形式でもよい。アナログ放送の場合、周波数チャンネルを増やすことで、多重化に対応する。また、放送の代わりに、無線LANやWiMAXやW−CDMAなどの高速通信を利用し、ストリーミング動画や音声を配信してもよい。
各実施形態では、近距離通信方式としては、例えば、BluetoothやZigbeeやUWBが用いられるが、これらに限らず、どのような無線通信方式でもよい。また、無線通信に限らず、IrDAなどの赤外線通信や、可視光通信などの光通信を用いてもよい。ただし、光通信の場合、光には指向性があるので、自動で受信パラメータを取得することはできない。そこで、放送受信装置に受発光部を設け、さらに施設付近に各種光通信用の受発光部を設置しておく。そして、利用者が、自ら放送受信装置の受発光部を、光通信用の受発光部に向けて、通信を行う。
また、上述の各実施形態では、リアルタイム放送のみを利用したが、これに限らず、リアルタイム放送に加えて蓄積型放送を利用してもよい。
図15は、リアルタイム放送に加えて蓄積型放送を行う場合の放送方式の概略を示す図である。
リアルタイム放送に加えて蓄積型放送を行う場合、セグメント1〜7を利用してリアルタイム放送を行い、セグメント8〜13の6セグメントを一塊として利用して蓄積型放送を行う。
ここで、セグメント1〜7については、セグメント単位で多重化した(ワンセグ)リアルタイム放送であるが、セグメント8〜13の一塊については、1つの放送波として蓄積型データを送出する。放送波送出装置10C内において、各エリア情報は、蓄積型データとしてファイル単位で保存されている。通常、1つのファイルに1つのエリア情報を格納するが、1つのファイルに複数のエリア情報を格納してもよい。どのファイルにどのエリア情報が格納されているかの情報は、受信パラメータPに含まれる。放送波送出装置10Cは、これらのファイルを識別するためのファイル識別コードを添付して、ファイル単位で多重化する。
蓄積型放送を受信する場合、放送受信装置は、一度または何回かに分けて、全てのエリア情報を受信し、ファイル単位に分類してデータ保存メモリに記憶しておく。
その後、無線通信装置21〜24のうちの1つ、例えば無線通信装置21から受信パラメータP1を受信すると、受信した受信パラメータP1のアプリケーション情報内のファイル識別コードに基づいて、記憶したファイルを検索し、施設1のエリア情報を視聴させる。
このようにすれば、ファイルをデータ保存メモリに記憶させるので、利用者は、任意のファイルを、任意の時刻に最初から視聴することもできる。
また、地上波デジタル放送のISDB−T方式の蓄積型放送は、現在ISDB−Tファミリーとして規格化作業が進められており、近い将来発売されるであろう蓄積型対応の放送波送出装置および放送受信装置の構造を大幅に変更することなく実現できる。
上述の各実施形態では、各無線通信装置により、当該無線通信装置が設置された入場口または施設1〜4の受信パラメータPのみを送出したが、これに限らず、他の無線通信装置が設置された入場口または施設の受信パラメータを送出してもよい。
この場合、例えば、放送受信装置の受信パラメータメモリに、全ての受信パラメータBを記憶可能とする。そして、入場口に設置された無線通信装置20から受信パラメータP0〜P4の中の全ての受信パラメータBを送出する。
これにより、放送受信装置が無線通信装置と通信すると、全ての受信パラメータBが受信パラメータメモリに記憶される。その後、各無線通信装置から受信パラメータAを受信すると、この受信パラメータAに関連する受信パラメータBを読み出して、この読み出した受信パラメータBに基づいて、施設1〜4のエリア情報を利用者に視聴させる。
また、例えば、入場口に設置された無線通信装置のみが全ての受信パラメータBを送出するだけでなく、他の無線通信装置も、全ての受信パラメータBを送出してもよい。
このようにすれば、利用者は、自分がいる施設のエリア情報を視聴できるだけでなく、必要に応じて、他の施設のエリア情報も視聴できる。
第2実施形態では、2次元バーコード50に受信パラメータP0〜P4を記録して、この2次元バーコード50を印刷して掲示したが、これに限らない。すなわち、情報が記録された図形なら何でもよく、例えば、1次元バーコードでもよい。また、情報が記録された図形を紙に印刷せずに、ディスプレイ等の画面上に表示してもよく、この図形を時間の経過に伴って変化させてもよい。
第4実施形態では、会員サービス情報のみにスクランブル処理を行ったが、これに限らず、複数の放送波または全ての放送波にスクランブル処理を行ってもよい。また、スクランブル鍵情報を1つとしたが、これに限らず、エリア情報ごとに異なるスクランブル鍵情報を用いてもよいし、また、複数の会員種別を設けて、会員種別毎に異なるスクランブル鍵情報を利用可能としてもよい。
また、第4実施形態では、無線通信装置20Cがスクランブル鍵情報を送出し、このスクランブル鍵情報を放送受信装置40Cが受信する構成としたが、これに限らない。すなわち、スクランブル情報が記録された2次元バーコードを掲示するとともに、放送受信装置にカメラ撮像部を設けるそして、カメラ撮像部で2次元バーコードを撮影することにより、利用者がスクランブル情報を取得できるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係るエリア限定放送システムの構成を示す図である。 前記実施形態に係るエリア限定放送システムの構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係る放送波送出装置の放送方式の概略を示す図である。 前記実施形態に係る無線通信装置と放送受信装置との送受信のタイミングチャートである。 前記実施形態に係るエリア限定放送システムのメッセージシーケンスチャートである。 本発明の第2実施形態に係るエリア限定放送システムの2次元バーコードを示す図である。 前記実施形態に係る放送受信装置の外観を示す図である。 前記実施形態に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るエリア限定放送システムの構成を示す図である。 前記実施形態に係るエリア限定放送システムのメッセージシーケンスチャートである。 前記実施形態に係る放送受信装置により施設を予約する手順を説明するための図である。 前記実施形態に係る放送受信装置により施設予約画像を呼び出す手順を説明するための図である。 前記実施形態に係るエリア限定放送システムの構成を示すブロック図である。 前記実施形態に係るエリア限定放送システムのメッセージシーケンスチャートである。 本発明の変形例に係る放送波送出装置の放送方式の概略を示す図である。
符号の説明
P0〜P5 受信パラメータ
1、1A、1B、1C エリア限定放送システム
10、10B、10C 放送波送出装置
10A 放送サービスエリア
11C 各放送バラメータおよびスクランブル情報メモリ(スクランブル情報メモリ)
12C 多重変調およびスクランブル処理部(スクランブル処理部)
15 入場予約時刻設定部
17 会員情報判定部
20、20C、21、21C、24、24C 無線通信装置(通信装置)
20A、21A、24A 通信カバーエリア
31C 受信パラメータおよびスクランブル情報メモリ(スクランブル情報メモリ)
40、40A、40B、40C 放送受信装置
50 2次元バーコード
53 データ放送保存メモリ
54 会員専用情報メモリ
55 スクランブル解除部

Claims (16)

  1. 第1エリア内で、当該第1エリアに関連するエリア情報を所定の周波数で放送する放送波送出装置と、
    前記第1エリア内に設けられて、前記エリア情報が放送中であることを示す放送実施情報および前記エリア情報が放送される周波数に関連するパラメータ情報を提供する提供装置と、
    前記エリア情報を受信し、前記提供装置から提供された放送実施情報およびパラメータ情報を取得し、前記エリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、前記パラメータ情報に基づいて自動的に前記エリア情報が放送される周波数を選局する放送受信装置と、を備えることを特徴とするエリア限定放送システム。
  2. 前記第1エリア内には、当該第1エリアよりも狭い第2エリアが複数設けられ、
    前記放送波送出装置は、前記複数の第2エリアのそれぞれに応じたエリア情報を複数生成し、当該複数のエリア情報を多重化して放送することを特徴とする請求項1に記載のエリア限定放送システム。
  3. 前記提供装置は、前記第2エリアのそれぞれに対応して複数設けられて、それぞれ、当該第2エリアのエリア情報についての放送実施情報およびパラメータ情報を提供し、
    前記放送受信装置は、前記第2エリアの放送実施情報およびパラメータ情報を取得し、前記第2エリアのエリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、前記パラメータ情報に基づいて自動的に前記第2エリアのエリア情報が放送される周波数を選局して、前記第2エリアのエリア情報を利用者に視聴させることを特徴とする請求項2に記載のエリア限定放送システム。
  4. 前記放送波送出装置は、ISDB−T方式の1チャンネル内で13個に分割されたセグメントを利用して、セグメントごとに前記第2エリアの複数のエリア情報を割り当てて放送することを特徴とする請求項2または3に記載のエリア限定放送システム。
  5. 前記放送波送出装置は、前記複数の第2エリアについてのエリア情報をファイル毎に分類し、当該分類したファイルを識別するためのファイル識別コードを添付して、蓄積型放送として送出し、
    前記複数の提供装置は、それぞれ、前記パラメータ情報にファイル識別コードを添付して提供し、
    前記放送受信装置は、前記第2エリアの放送実施情報およびパラメータ情報に加えて前記ファイル識別コードを取得し、前記第2エリアのエリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、
    前記パラメータ情報に基づいて自動的に前記蓄積型放送の周波数を選局して、前記蓄積型放送を受信して記憶しておき、
    前記ファイル識別コードを用いて、記憶した蓄積型放送の中からファイルを選択して、当該選択したファイルを利用者に視聴させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のエリア限定放送システム。
  6. 前記提供装置は、それぞれ、当該第2エリアのエリア情報だけでなく、残るエリアのエリア情報についてのパラメータ情報を提供し、
    前記放送受信装置は、前記第2エリアの放送実施情報およびパラメータ情報だけでなく、残るエリアのエリア情報についてのパラメータ情報を取得し、前記第2エリアのエリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、取得した全てのパラメータ情報を記憶しておき、
    前記複数の第2エリアのうちの残りに入ることにより、あるいは、利用者の操作により、記憶したパラメータ情報に基づいて、任意の第2エリアについてのエリア情報が放送される周波数を選局して、前記第2エリアのエリア情報を利用者に視聴させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のエリア限定放送システム。
  7. 前記放送波送出装置は、施設予約に関する情報を施設予約情報として記憶するデータ放送情報DBと、当該データ放送情報DBに記憶された施設予約情報をデータ放送として放送波に多重化する多重化部と、を備え、
    前記放送受信装置は、前記施設予約情報を受信可能であり、
    利用者が前記施設予約情報に基づいて、施設を予約可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のエリア限定放送システム。
  8. 前記放送波送出装置は、施設ごとに入場可能な時刻を入場予約時刻として設定し、時刻情報に基づいて、前記入場予約時刻を更新する入場予約時間設定部を備え、
    前記データ放送情報DBは、入場予約時刻を記憶し、前記入場予約時刻設定部で設定された入場予約時刻により、前記記憶した入場予約時刻を定期的に書き換えることを特徴とする請求項7に記載のエリア限定放送システム。
  9. 前記放送受信装置は、利用者が予約した施設および入場予約時刻を示す施設予約画像を記憶するデータ放送保存メモリを備え、
    当該データ放送用保存メモリに保存された施設予約画像が提示されると、当該施設予約画像を提示した利用者について、当該施設への入場を許可することを特徴とする請求項7または8に記載のエリア限定放送システム。
  10. 前記放送受信装置は、利用者が前記施設予約情報を受信すると、前記データ放送保存メモリに保存された施設予約画像の入場予約時刻を更新することを特徴とする請求項9に記載のエリア限定放送システム。
  11. 前記提供装置および前記放送受信装置は、無線通信機能を有することを特徴とする請求項1から10いずれかに記載のエリア限定放送システム。
  12. 前記提供装置は、光学的に読み取り可能な符号を掲示するものであり、
    前記放送受信装置は、撮影機能を有することを特徴とする請求項1から10いずれかに記載のエリア限定放送システム。
  13. 前記放送波送出装置は、情報をスクランブル処理するスクランブル処理部を備え、
    前記放送受信装置は、スクランブル解除のためのスクランブル鍵情報を記憶する専用情報メモリと、当該専用情報メモリに記憶したスクランブル鍵情報に基づいて、受信したスクランブル放送のスクランブルを解除するスクランブル解除部と、を備え、
    前記提供装置は、スクランブル鍵情報を記憶するスクランブル情報メモリを備え、
    前記放送受信装置からの指令に基づいて、前記スクランブル情報メモリに記憶したスクランブル鍵情報を放送受信装置に提供することを特徴とする請求項11に記載のエリア限定放送システム。
  14. 前記放送波送出装置は、情報をスクランブル処理するスクランブル処理部と、会員の情報を会員情報として記憶する会員情報DBと、前記放送受信装置から受信した会員情報を前記会員情報DBに記憶した会員情報と照合し、会員であるか否かを判定する会員情報判定部と、を備え、
    前記放送受信装置は、スクランブル解除のためのスクランブル鍵情報および会員情報を記憶する会員専用情報メモリと、当該会員専用情報メモリに記憶したスクランブル鍵情報に基づいて、受信したスクランブル放送のスクランブルを解除するスクランブル解除部と、を備え、
    前記提供装置は、スクランブル鍵情報を記憶するスクランブル情報メモリを備え、
    前記放送受信装置と交信することにより、会員情報を取得し、この取得した会員情報を前記放送波送出装置に転送し、前記放送波送出装置の会員情報判定部により会員であると判定された場合のみ、前記スクランブル情報メモリに記憶したスクランブル鍵情報を放送受信装置に提供することを特徴とする請求項13に記載のエリア限定放送システム。
  15. 前記放送波送出装置および放送受信装置の会員情報は、会員または当該会員の携帯する放送受信装置を特定する会員特定情報と、会員の利用回数、通信装置との通信回数、およびエリア情報の視聴回数を含む会員利用情報とで構成され、
    前記放送波送出装置は、前記提供装置を介して、前記放送受信装置から会員情報を取得し、判定手段により会員であると判定した場合のみ、取得した会員利用情報に基づいて、会員情報DBの会員利用情報を書き換え、
    前記放送受信装置は、スクランブル鍵情報を受信したり、放送波送出装置からの放送波を受信して利用者に視聴させたりすると、会員専用情報メモリの会員利用情報を書き換えることを特徴とする請求項14に記載のエリア限定放送システム。
  16. 第1エリア内で、所定の周波数で放送される当該第1エリアに関連するエリア情報を受信し、
    前記第1エリア内で提供される、前記エリア情報が放送中であることを示す放送実施情報および前記エリア情報が放送される周波数に関連するパラメータ情報を取得し、前記エリア情報が放送中である旨を利用者に告知するとともに、前記パラメータ情報に基づいて自動的に前記エリア情報が放送される周波数を選局することを特徴とする放送受信装置。
JP2008006122A 2008-01-15 2008-01-15 エリア限定放送システム Pending JP2009171149A (ja)

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