JP5185798B2 - 送信装置、受信装置、番組予約システムおよび番組予約方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、番組予約システムおよび番組予約方法 Download PDF

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本発明は、番組の視聴/録画予約に関し、特に、番組宣伝スポット番組が放映されているときに、その本編の番組を視聴/録画予約する技術に関する。
従来、放送局は、番組と番組の間に近日中に放送予定の番組宣伝スポット番組を放送している。この番組宣伝スポット番組は、どのような放送が、いつ、どのチャンネルで放送されるかを、映像および音声により視聴者に知らせるものである。視聴者が番組宣伝スポット番組を見てその本編の番組を予約する場合、視聴者は、その本編の番組の開始時刻およびチャンネルを記憶したりメモを取ったりしていた。
また、昨今ではデジタル放送が主流となり、受信装置は、標準規格に準じたデータ放送受信機能を有している(非特許文献1、非特許文献2を参照)。このような受信装置へは、EPG(Electric Program Guide)と称される電子番組ガイドが送信され、所定期間のテレビ番組表、音声放送およびデータ放送の番組表を始め、出演者やあらすじなどの番組に関する情報も送信されている。さらに、EPGは、番組録画予約、番組ジャンル検索などの機能も有している。そのEPGを受信したテレビジョンやDVD・HDDレコーダなどの受信装置では、視聴したいと思う番組の予約をEPGによって行うことが可能である。具体的には、受信装置がEPG画面を表示することにより、視聴者は、番組宣伝スポット番組の情報に基づいて番組を検索し、視聴予約または録画予約を行うことができる。
ところで、このような番組予約について、様々な技術が開発されている。例えば、視聴者が番組宣伝スポット番組を視聴し、その本編の番組を視聴または予約したいと考えた場合、携帯端末を利用してその番組の予約操作を行う。携帯端末は、視聴者からの予約の入力に従って、宣伝番組と共に送信されるデータ放送から対応する予約情報を取得し、その予約情報を記憶装置に格納する。そして、受信装置は、携帯端末から送信された予約情報に従って、放送番組を録画装置に記録する(特許文献1を参照)。
また、例えば、視聴中の番組CMから予約に必要な情報の取得機能を追加することにより、番組CM視聴中に、単純な操作で視聴または録画の予約を行う技術も知られている(特許文献2を参照)。具体的には、文字認識処理部及び音声認識処理部が動画情報及び音声情報からキーワードを抽出し、そのキーワードをキーワード管理部に移行した後、番組情報処理部が番組情報を操作者へ提示することにより、その番組情報の中から操作者が所望の番組を選択する。
特開2006−253895号公報(特に、第1図〜第3図) 特開2008−236688号公報(特に、第1図) 社団法人電波産業会、ARIB STD−B24、「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式」 社団法人電波産業会、ARIB TR−B14、「地上デジタルテレビジョン放送運用規定」
しかしながら、前述の特許文献1の技術では、チューナ部およびネットワークを介してサーバ装置等と通信を行うために、通信装置および予約情報を録画装置へ送信するための送信手段を備えた携帯端末、例えば携帯電話が必要となる。また、携帯端末から送信される予約情報に従って放送番組を録画装置に記録するから、視聴者が視聴している宣伝対象の番組が予約可能であるか、または確実に予約されたかどうかを容易に知ることができないという問題があった。さらに、番組宣伝スポット番組が短時間に放送された場合、視聴者は携帯端末による予約操作が間に合わなくなったり、宣伝されている番組が複数連続して放映されていた場合には、何れの本編の番組を予約したのか把握し難くなったりするという問題があった。
また、特許文献2の技術では、受信装置が放送局の送信装置から送信される情報を受信すると、文字認識処理部および音声認識処理部は、受信した情報の文字列に基づいてキーワードとなり得る文字を抽出し、番組情報処理部は、番組情報を操作者へ提示する。このため、文字認識処理部および音声認識処理部などの特殊な機能を装備しなければならないという問題があった。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、視聴者が番組宣伝スポット番組を見てその本編の番組を予約する際に、簡易な構成、かつ簡単な操作により番組を予約可能な送信装置、受信装置、番組予約システムおよび番組予約方法を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明による送信装置は、番組宣伝スポット番組を放送する送信装置において、前記番組宣伝スポット番組の開始時間および終了時間と、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組を予約するための番組予約情報とを含む番組宣伝スポット情報を登録する番組宣伝スポット情報登録部と、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組の予約を誘引するための予約誘引用ボタンコンテンツ、前記本編の番組リストを表示して番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、および前記ボタンコンテンツを動作させて前記番組の予約を行うための番組選択予約プログラムをコンテンツ情報として伝送するコンテンツ情報伝送部と、前記番組宣伝スポット情報登録部により登録された番組宣伝スポット情報を入力し、前記予約誘引用ボタンコンテンツのバナー表示ON/OFFフラグ、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組数、前記本編の番組におけるそれぞれの開始時間、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントIDおよび番組名を含むイベントメッセージ編集し、前記番組宣伝スポット番組の開始時間のときにバナー表示ON/OFFフラグをONに設定し、前記番組宣伝スポット番組の終了時間のときにバナー表示ON/OFFフラグをOFFに設定してそれぞれ送出するイベントメッセージ送出部と、前記番組宣伝スポット番組の開始時間から終了時間までの間、前記番組宣伝スポット番組を送出する番組宣伝スポット番組送出部と、前記コンテンツ情報伝送部により伝送されたコンテンツ情報、前記イベントメッセージ送出部により送出されたイベントメッセージ、および前記番組宣伝スポット番組送出部により送出された番組宣伝スポット番組を多重化して放送する多重化部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明による送信装置は、前記コンテンツ情報伝送部が、一定周期のカルーセル伝送によって前記コンテンツ情報を伝送することを特徴とする。
また、本発明による受信装置は、放送局から放送された番組宣伝スポット番組を受信して放映し、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組を予約する受信装置において、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組の予約を誘引するための予約誘引用ボタンコンテンツ、前記本編の番組リストを表示して番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、前記ボタンコンテンツを動作させて前記番組の予約を行うための番組選択予約プログラム、および、前記番組宣伝スポット番組の開始時間にONが設定され終了時間にOFFが設定されたバナー表示ON/OFFフラグと、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組数と、前記本編の番組におけるそれぞれの開始時間、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントIDおよび番組名の番組予約情報とを含むイベントメッセージをそれぞれ受信して復調するチューナ部と、前記チューナ部により復調された予約誘引用ボタンコンテンツ、番組選択用ボタンコンテンツおよび番組選択予約プログラムを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された番組選択予約プログラムに従って、前記チューナ部により復調されたイベントメッセージのバナー表示ON/OFFフラグに基づいて、前記記憶部に記憶された予約誘引用ボタンコンテンツを表示/消去し、前記予約誘引用ボタンコンテンツへの操作により、前記記憶部に記憶された番組選択用ボタンコンテンツを表示し、前記番組選択用ボタンコンテンツへの操作により選択された本編の番組を、前記イベントメッセージに含まれる本編の番組におけるそれぞれの番組予約情報に基づいて予約する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明による番組予約システムは、前記送信装置と前記受信装置とを備えて構成されることを特徴とする。
また、本発明による番組予約方法は、番組宣伝スポット番組を放送し、前記番組宣伝スポット番組の放送を受信する受信装置にその本編の番組を予約させる送信装置による番組予約方法において、前記番組宣伝スポット番組の開始時間および終了時間と、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組を予約するための番組予約情報とを含む番組宣伝スポット情報を登録するステップと、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組の予約を誘引するための予約誘引用ボタンコンテンツ、前記本編の番組リストを表示して番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、および前記ボタンコンテンツを動作させて前記番組の予約を行うための番組選択予約プログラムをコンテンツ情報として出力するステップと、前記登録した番組宣伝スポット情報を入力し、前記予約誘引用ボタンコンテンツのバナー表示ON/OFFフラグ、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組数、前記本編の番組におけるそれぞれの開始時間、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントIDおよび番組名を含むイベントメッセージを編集するステップと、
前記番組宣伝スポット番組の開始時間のときにバナー表示ON/OFFフラグをONに設定し、前記番組宣伝スポット番組の終了時間のときにバナー表示ON/OFFフラグをOFFに設定して、前記編集したイベントメッセージを出力するステップと、前記番組宣伝スポット番組の開始時間から終了時間までの間、前記番組宣伝スポット番組を出力するステップと、前記出力したコンテンツ情報、イベントメッセージおよび番組宣伝スポット番組を多重化して放送するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明による番組予約方法は、放送局から放送された番組宣伝スポット番組を受信して放映し、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組を予約する番組予約方法において、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組の予約を誘引するための予約誘引用ボタンコンテンツ、前記本編の番組リストを表示して番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、および前記ボタンコンテンツを動作させて前記番組の予約を行うための番組選択予約プログラムを受信して記憶するステップと、前記番組宣伝スポット番組の開始時間に、ONが設定されたバナー表示ON/OFFフラグと、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組数と、前記本編の番組におけるそれぞれの開始時間、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントIDおよび番組名の番組予約情報とを含むイベントメッセージを受信するステップと、前記記憶した番組選択予約プログラムに従って、前記イベントメッセージの受信により、前記記憶した予約誘引用ボタンコンテンツを表示するステップと、前記予約誘引用ボタンコンテンツへの操作により、前記記憶した番組選択用ボタンコンテンツを表示するステップと、前記番組選択用ボタンコンテンツへの操作により選択された本編の番組を、前記イベントメッセージに含まれる本編の番組におけるそれぞれの番組予約情報に基づいて予約するステップと、を有することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、受信装置は、予め受信した番組選択予約プログラムを実行し、予約誘引用ボタンコンテンツおよび番組選択用ボタンコンテンツの表示に従って、視聴者に番組予約のための操作をさせるようにした。これにより、視聴者は、画面表示に従って操作を行って本編の番組を予約すればよい。したがって、簡単な構成および簡単な操作により番組を予約することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔番組予約システムの構成〕
まず、本発明の実施形態による番組予約システムの構成について説明する。図1は、その番組予約システムの全体構成図である。この送信装置10は、放送局側の送信システムであり、番組宣伝スポット情報登録装置(番組宣伝スポット情報登録部)11、イベントメッセージ送出装置(イベントメッセージ送出部)12、コンテンツ情報伝送装置(コンテンツ情報伝送部)13、番組宣伝スポット番組送出装置(番組宣伝スポット番組送出部)14および多重化装置(多重化部)15を備えて構成される。
受信装置20は、視聴者側に設けられた、例えばデータ放送を受信するデジタル式テレビ放送受像機であり、デジタル式のチューナ部21、記憶部22、制御部23、通信部24、音声処理部25、映像処理部26、提示処理部27およびI/O28を備えている。また、外部にはリモコン30を備えている。リモコン30は、電源ON/OFFの釦、通信切り替えの釦、音量釦、チャンネル設定の12キー釦など受信装置20を動作させるための釦の他、本実施形態で使用する「決定釦」、「↓」「→」「↑」「←」の「矢印釦」を備えている。
まず、送信装置10の構成について説明する。送信装置10の番組宣伝スポット情報登録装置11は、例えばパーソナルコンピュータであり、所定の画面表示に従ったオペレータの操作により、近日中に放送予定の番組宣伝スポット番組の開始時間および終了時間、本編の番組毎にその開始時間、番組名などの番組予約情報を入力し登録する。この登録された番組宣伝スポット情報は、登録された後、イベントメッセージ送出装置12へ伝送される。ここで、番組宣伝スポット番組では、例えば、番組宣伝スポット番組の時間が2分間であり、宣伝される個々の宣伝スポット番組が30秒間に割り当てられる場合、連続して4つの宣伝スポット番組が放送される。なお、番組宣伝スポット番組の開始時間および終了時間は、オペレータの操作ではなく、番組宣伝スポット番組の各種データを格納している装置から入力して登録するようにしてもよい。
イベントメッセージ送出装置12は、例えばパーソナルコンピュータであり、番組宣伝スポット情報登録装置11から伝送された番組宣伝スポット情報を入力し、バナー表示ON/OFFのフラグ、および連続して放送する宣伝スポット番組の数(本編の番組数)に応じたイベントメッセージを構成するデータを生成して記憶する。また、番組宣伝スポット情報登録装置11によって登録された番組宣伝スポット番組の開始時間および終了時間を記憶して、図示しないタイマから時刻情報を入力し、開始時間にはバナー表示ON/OFFフラグをONに設定し、終了時間にはバナー表示ON/OFFフラグをOFFに設定し、イベントメッセージをそれぞれ送出する。
図2は、イベントメッセージ送出装置12に記憶され送出されるイベントメッセージのデータ構造を示す図である。1バイト目のバナー表示ON/OFFフラグは、バナー表示開始の際にはONの「1」が設定され、バナー表示終了の際にはOFFの「0」が設定される。2バイト目の連続番組数は、例えば4つの宣伝スポット番組(本編の番組が4つ)の場合「4」が設定される。3バイト目からの32バイトには、1番目の宣伝スポット番組における本編の番組予約情報として本編の番組が放映される開始時間(例えば、月日時分など)、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントID、番組名(以下、「開始時間、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントID、番組名」を、単に「本編の番組予約情報」という。)が設定され、続いて2番目の本編の番組予約情報、3番目の本編の番組予約情報とn番目の本編の番組予約情報まで繰り返して設定される。このイベントメッセージは、番組宣伝スポット番組の開始時間および終了時間に多重化装置15へ送出される。このイベントメッセージに含まれる本編の番組予約情報は、受信装置20が受信した際に、視聴予約および録画予約を行う基となるものである。
ここで、ネットワークIDとは、ネットワークの識別値であり、地上デジタル放送の場合は送出マスター毎に1個が割り当てられる。ストリームIDとは、MPEG2のトランスポートストリームの識別値である。サービスIDとは、サービス(編成チャンネル)の識別値であり、ネットワーク内で個々のサービスを識別するために用いられる。イベントIDとは、イベントの識別値であり、1サービス内で一意に割り当てられる。なお、イベントとは、同一サービス(編成チャンネル)内で開始時刻および終了時刻の決まったニュース、ドラマなどのストリーム信号である。
図1に戻って、コンテンツ情報伝送装置13は、例えばパーソナルコンピュータであり、ニュース、天気予報、交通情報、EPG、受信装置20がデータ放送の機能を制御するためのプログラムなどと共にコンテンツ情報をカルーセル伝送によって送信する。カルーセル伝送とは、受信装置20がいつでも最新の情報を表示できるように、10分毎、30分毎などの一定周期で送信する伝送をいう。詳細については、非特許文献1,2を参照されたい。本実施形態では、コンテンツ情報伝送装置13は、宣伝スポット番組の本編の番組を予約する際に、受信装置20で表示される番組予約を誘引するためにバナー表示を行い、視聴者に操作を行わせるための予約誘引用ボタンコンテンツ、番組リストをバナー表示して視聴者に番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、およびこれらのボタンコンテンツの動作を制御し、番組の視聴/録画予約を行う番組選択予約プログラムを記憶し、これらのボタンコンテンツおよび番組選択予約プログラムを含むコンテンツ情報を多重化装置15へ伝送する。コンテンツ情報伝送装置13から伝送される番組選択用ボタンコンテンツは、番組宣伝スポット情報登録装置11によって登録された番組宣伝スポット情報における本編の番組を選択させるものであり、この番組選択用ボタンコンテンツによって本編の番組名などがリスト表示される。
番組宣伝スポット番組送出装置14は、例えばパーソナルコンピュータ、サーバであり、近日中に本編の放送が予定されている番組宣伝スポット番組が記憶されている。番組宣伝スポット番組送出装置14に記憶されている番組宣伝スポット番組は、イベントメッセージ送出装置12により生成されたイベントメッセージに対応しており、多重化装置15へ送出される。
多重化装置15は、イベントメッセージ送出装置12により送出されたイベントメッセージ、コンテンツ情報伝送装置13により伝送されたコンテンツ情報、および番組宣伝スポット番組送出装置14により送出された番組宣伝スポット番組を多重化し、放送局に割り当てられた帯域の伝送路を用いて受信装置20へ向けて放送する。
次に、受信装置20の構成について説明する。受信装置20は、送信装置10からの放送波をチューナ部21によって受信して復調し、通常の番組などは、受信した信号の音声処理を行う音声処理部25および映像処理を行う映像処理部26を介して、音声はスピーカ用端子を介して図示しないスピーカへ出力し、画像は表示用端子を介してブラウン管、液晶またはプラズマ等からなる図示しない表示装置へ出力する。なお、この受信装置20は、レコーダが接続されたデータ放送受信機能を有するテレビ受像機のほか、表示装置が接続されたデータ放送受信機能を有するレコーダのいずれであってもよく、また録画可能なハードディスクを内蔵したテレビ受像機など、形態は特に限定しない。
記憶部22は、ROMおよびRAMなどによって主メモリ、表示メモリなどの用途別に分けられており、受信装置20が動作するための各種プログラムが記憶されている。本実施形態では、さらに、送信装置10から送信された番組宣伝スポット番組における本編の番組予約に関するデータが記憶される。具体的に、記憶部22には、送信装置10から送信されたコンテンツ情報(予約誘引用ボタンコンテンツ、番組選択用ボタンコンテンツおよび番組選択予約プログラム)、イベントメッセージなどが記憶される。また、記憶部22には、コンテンツ情報によって動作する、番組宣伝スポット番組における本編の番組を予約するための放送拡張関数なども記憶されている。
制御部23は、例えばCPUなどであり、記憶部22に記憶された各種プログラムを実行する。本実施形態では、制御部23は、送信装置10から送信された番組選択予約プログラムを実行し、予約誘引用ボタンコンテンツにより所定の情報をバナー表示し、番組選択用ボタンコンテンツにより番組リストをバナー表示する。また、視聴者によるリモコン30の「矢印釦」の選択操作があった場合に表示色を変えるような制御信号を、映像処理部26を介して表示装置へ出力したり、「決定釦」を押下する操作があった場合は音を、音声処理部25を介してスピーカへ出力したり、個々の釦を操作したときに視聴者が認識しやすいように画像に変化を持たせる制御信号を、映像処理部26を介して表示装置へ出力したりする。また、視聴者による本編の番組の選択操作があった場合には、記憶部22に記憶されたイベントメッセージに含まれる本編の番組予約情報を用いて、その番組の視聴/録画予約を行うように制御する。この視聴/録画予約は、放送拡張関数を呼び出して行われる。
通信部24には、チューナ部21、記憶部22、制御部23、通信部24、音声処理部25、映像処理部26、提示処理部27およびI/O28がバスで接続され、それぞれの信号を仲介するインターフェースである。通信部24は、受信装置20に内蔵されたHDD録画装置(図示しない)、または外付けのDVD・HDDレコーダなどの録画装置(図示しない)と録画用端子を介して接続され、録画装置の電源ON/OFFまたは録画の開始/終了信号を出力する。
提示処理部27は、映像処理部26により出力される動画または静止画と、データ放送による文字図形、字幕、バナー、ボタンなどとを重ねて、表示用端子を介して図示しない表示装置へ出力する。例えば、放送中の番組の動画または静止画に、データ放送で受信した字幕などを重ねて表示する。本実施形態では、番組宣伝スポット番組の放送中に、予約誘引用ボタンコンテンツによるバナー表示を重ねて表示すると共に、番組選択用ボタンコンテンツによる番組リストのバナー表示も重ねて表示する。
I/O28は、視聴者によるリモコン30の釦操作に従って、リモコン30から信号を受信する。受信した信号は、バスを介して制御部23へ出力され、チャンネル切り替え、音量調節、番組予約などが行われる。
〔番組予約システムによる全体の処理の流れ〕
次に、図1に示した番組予約システム1による番組予約処理の全体の流れについて説明する。図3は、番組予約処理の全体の流れを説明する図である。放送局側の送信装置10において、所定時間txになると、コンテンツ情報伝送装置13は、番組宣伝スポット番組における本編の番組の予約を誘引するために、バナー表示を行って視聴者に予約操作を行わせるための予約誘引用ボタンコンテンツ、本編の番組リストを表示し、その中から視聴者に番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、および、これらのボタンコンテンツを動作させ、視聴者により選択された番組の視聴/録画予約を行うための番組選択予約プログラムをコンテンツ情報として、一定周期のカルーセル伝送により多重化装置15を介して視聴者側の受信装置20へ予め送信する。受信装置20は、受信したコンテンツ情報を記憶部22に記憶する。そして、コンテンツ情報のうちの番組選択予約プログラムを実行する。
番組宣伝スポット番組の放送時間t1になると、番組宣伝スポット番組送出装置14は、番組宣伝スポット番組における番組1の宣伝スポット番組を、多重化装置15を介して受信装置20へ送信する。また、イベントメッセージ送出装置12も、バナー表示ON/OFFフラグをONに設定したイベントメッセージを、多重化装置15を介して受信装置20へ送信する。
受信装置20は、番組1の宣伝スポット番組を受信して放映すると共に、イベントメッセージを受信し、記憶部22に記憶する。そして、番組1の宣伝スポット番組の放映と共に、実行した番組選択予約プログラムに従って予約誘引用ボタンコンテンツにより、番組宣伝スポット番組の本編の番組予約を誘引するための「宣伝中の番組を予約」をバナー表示する。ここで、視聴者がリモコン30を用いて「決定釦」を押下すると、番組選択用ボタンコンテンツにより、「(番組名1)録画予約」「(番組名1)視聴予約」「(番組名2)録画予約」「(番組名2)視聴予約」・・・「戻る」の番組リストをバナー表示する。そして、視聴者により「(番組名1)録画予約」「(番組名1)視聴予約」「(番組名2)録画予約」「(番組名2)視聴予約」などのうちのいずれかが選択されると、該当する予約の処理を行う。また、「戻る」が選択されると、番組リストを消去して「宣伝中の番組を予約」をバナー表示する。なお、番組リストのバナー表示は、本編の番組数に応じて表示される。
時間t2になると、受信装置20において番組1の宣伝スポット番組の放映が終了し、番組宣伝スポット番組送出装置14は、番組2の宣伝スポット番組を、多重化装置15を介して受信装置20へ送信し、受信装置20は、番組2の宣伝スポット番組を受信して放映する。
時間t3になると、受信装置20において番組2の宣伝スポット番組の放映が終了する。そして、全ての番組の宣伝スポット番組の放映が終了して時間t4になると、イベントメッセージ送出装置12は、バナー表示ON/OFFフラグをOFFに設定したイベントメッセージを、多重化装置15を介して受信装置20へ送信する。受信装置20は、このイベントメッセージを受信し、「宣伝中の番組を予約」がバナー表示されているときは、その表示を消去する。一方、「(番組名1)録画予約」「(番組名1)視聴予約」「(番組名2)録画予約」「(番組名2)視聴予約」・・・「戻る」の番組リストがバナー表示されているときは、この表示を消去しない。この場合、視聴者により「(番組名1)録画予約」「(番組名1)視聴予約」「(番組名2)録画予約」「(番組名2)視聴予約」などのうちのいずれかが選択されると、該当する予約の処理を行い、「戻る」が選択されると、この番組リストのバナー表示を消去する。
〔送信装置による処理〕
次に、図1に示した送信装置10の処理について説明する。図4は、送信装置10による処理を示すフローチャートである。送信装置10の処理は、主として、番組宣伝スポット情報登録処理、コンテンツ情報伝送処理、イベントメッセージ送出処理およびコンテンツ情報伝送処理に分けられる。
(番組宣伝スポット情報登録処理)
この番組宣伝スポット情報登録処理は、図1に示した送信装置10の番組宣伝スポット情報登録装置11により行われる。番組宣伝スポット情報登録装置11は、番組宣伝スポット番組の放映中に本編の番組が予約できるように、オペレータの操作などにより、番組宣伝スポット番組の開始時間および終了時間を入力すると共に、本編の番組予約情報である開始日時、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントIDおよび番組名を本編の番組毎に入力し、これらの情報を番組宣伝スポット情報として登録する(ステップS1)。そして、番組宣伝スポット情報登録装置11は、登録した番組宣伝スポット情報のデータが図示外のサーバに存在しているか否かの判定を行う(ステップS2)。登録した番組宣伝スポット情報のデータが存在していないと判定した場合(ステップS2:No)、ステップS1へ戻る。登録した番組宣伝スポット情報のデータが存在していると判定した場合(ステップS2:Yes)、番組宣伝スポット情報をイベントメッセージ送出装置12へ送出する(ステップS3)。
(コンテンツ情報伝送処理)
このコンテンツ情報伝送処理は、図1に示した送信装置10のコンテンツ情報伝送装置13により行われる。コンテンツ情報伝送装置13には、予約誘引用ボタンコンテンツ、番組選択用ボタンコンテンツおよび番組選択予約プログラムが予め用意されており、これらをコンテンツ情報として多重化装置15へ伝送する(ステップS11)。
(イベントメッセージ送出処理)
このイベントメッセージ送出処理は、図1に示した送信装置10のイベントメッセージ送出装置12により行われる。イベントメッセージ送出装置12は、番組宣伝スポット情報登録装置11から番組宣伝スポット情報を受信すると(ステップS21)、番組宣伝スポット情報に基づいて図2に示したイベントメッセージを生成する(ステップS22)。イベントメッセージの連続番組数は、番組宣伝スポット情報における本編の番組予約情報の数に従って設定される。そして、イベントメッセージ送出装置12は、番組宣伝スポット番組の開始時間になったか否かを判定し(ステップS23)、番組宣伝スポット番組の開始時間になったことを判定した場合(ステップS23:Yes)、バナー表示ON/OFFフラグをONに設定する(ステップS24)。一方、番組宣伝スポット番組の開始時間でないと判定した場合(ステップS23:No)、終了時間になったか否かを判定する(ステップS25)。イベントメッセージ送出装置12は、番組宣伝スポット番組の終了時間になったことを判定した場合(ステップS25:Yes)、バナー表示ON/OFFフラグをOFFに設定する(ステップS26)。一方、番組宣伝スポット番組の終了時間でないと判定した場合(ステップS25:No)、ステップS23へ戻る。そして、イベントメッセージ送出装置12は、イベントメッセージを多重化装置15へ送出する(ステップS27)。
(番組宣伝スポット番組送出処理)
この番組宣伝スポット番組送出処理は、番組宣伝スポット番組送出装置14により行われる。番組宣伝スポット番組送出装置14は、番組宣伝スポット番組を予め記憶する(ステップS31)。番組宣伝スポット番組は、イベントメッセージを構成する本編の番組数分の宣伝スポット番組からなる。そして、番組宣伝スポット番組送出装置14は、番組宣伝スポット番組の開始時間になったか否かを判定し(ステップS32)、開始時間になっていないと判定した場合(ステップS32:No)、開始時間になるまで待つ。番組宣伝スポット番組送出装置14は、開始時間になったことを判定した場合(ステップS32:Yes)、番組宣伝スポット番組を多重化装置15へ送出する(ステップS33)。
図1に示した送信装置10の多重化装置15は、コンテンツ情報伝送装置13からコンテンツ情報を受信し、イベントメッセージ送出装置12からイベントメッセージを受信し、番組宣伝スポット番組送出装置14から番組宣伝スポット番組を受信し、多重化を行い、放送局が割り当てられた帯域の伝送路を用いて放送する。
〔受信装置による処理〕
次に、図1に示した受信装置20の処理について説明する。図5は、受信装置20による処理を示すフローチャートである。このフローチャートには、予約誘引用ボタンコンテンツ、番組選択用ボタンコンテンツおよび番組選択予約プログラムのコンテンツ情報を受信してから、視聴者に対して番組予約を誘引するためのバナー「宣伝中の番組を予約」を表示し、視聴者の操作に従って番組リストのバナーを表示し、視聴者により選択された番組の視聴/録画予約を行うまでの一連の処理が示されている。また、図6は、番組予約のための表示例を示す図であり、(a)は予約誘引用ボタンコンテンツによるバナー表示例、(b)は番組予約用ボタンコンテンツによるバナー表示例を示している。
受信装置20の記憶部22には、予約誘引用ボタンコンテンツ、番組予約用ボタンコンテンツおよび番組選択予約プログラムが予め記憶されているものとする。制御部23は、所定のタイミングにて記憶部22から番組選択予約プログラムを読み出して実行することにより、図5に示す各処理を行う。
制御部23は、番組選択予約プログラムに従って、放送局からのデータ放送受信に伴い(ステップS51)、受信したデータがコンテンツ情報であるか否かを判定する(ステップS52)。受信したデータがコンテンツ情報であると判定した場合(ステップS52:Yes)、コンテンツ情報を記憶部22に記憶し(ステップS53)、ステップS54へ移行する。これにより、記憶部22に記憶された、予約誘引用ボタンコンテンツ、番組予約用ボタンコンテンツおよび番組選択予約プログラムのコンテンツ情報が更新される。一方、制御部23は、受信したデータがコンテンツ情報でないと判定した場合(ステップS52:No)、ステップS54へ移行する。
制御部23は、受信したデータがイベントメッセージであるか否かを判定する(ステップS54)。受信したデータがイベントメッセージであると判定した場合(ステップS54:Yes)、イベントメッセージのバナー表示ON/OFFフラグがONであるか否か判定する(ステップS55)。一方、受信したデータがイベントメッセージでないと判定した場合(ステップS54:No)、ステップS58へ移行する。
制御部23は、バナー表示ON/OFFフラグがONであると判定した場合(ステップS55:Yes)、記憶部22から予約誘引用ボタンコンテンツを読み出し、「宣伝中の番組を予約」をバナー表示し(ステップS56、図6(a)を参照)、ステップS58へ移行する。一方、バナー表示ON/OFFフラグがONでない(OFF)と判定した場合(ステップS55:No)、予約誘引用ボタンコンテンツにより「宣伝中の番組を予約」をバナー表示している場合はそのバナー表示を消去し、処理を終了する(ステップS57)。なお、後述するステップS59において、番組選択用ボタンコンテンツにより番組リストをバナー表示している場合には、後述するステップS62により「戻る」が選択されるまで待ち、「戻る」が選択されたときに処理を終了する。
制御部23は、ステップS56により「宣伝中の番組を予約」をバナー表示しているときに、視聴者によるリモコン30の操作(「決定釦」の押下)によって、「宣伝中の番組を予約」が選択されたか否かを判定する(ステップS58)。「宣伝中の番組を予約」が選択されたと判定した場合(ステップS58:Yes)、記憶部22から番組選択用コンテンツおよびイベントメッセージの連続番組数分の「番組名」をそれぞれ読み出し、「番組名」を番組リストとしてバナー表示し(ステップS59、図6(b)を参照)、ステップS60へ移行する。一方、「宣伝中の番組を予約」が選択されていないと判定した場合(ステップS58:No)、ステップS60へ移行する。なお、図6(b)は、連続番組数が2の場合を示しており、番組リストは、連続番組数に従ってバナー表示される。
制御部23は、ステップS59により番組リストをバナー表示しているときに、視聴者によるリモコン30の操作(「矢印釦」および「決定釦」の押下)によって、番組リストから「番組」が選択されたか否かを判定する(ステップS60)。「番組」が選択されたと判定した場合(ステップS60:Yes)、その「番組」の予約処理を行い(ステップS61)、ステップS62へ移行する。具体的には、制御部23は、視聴者により選択された「番組」についての番組予約情報を記憶部22に記憶されたイベントメッセージから読み出す。そして、その「番組」の「開始時間」「ネットワークID」「ストリームID」「サービスID」「イベントID」を指定し、予約のための放送拡張関数を呼び出すことにより、予約処理を行う。放送拡張関数は、ARIBで規定されている、受信装置を動作させるための関数である。なお、視聴者により視聴予約の選択がされた場合は、視聴予約のための放送拡張関数(epgReserve())が呼び出され、録画予約が選択された場合は、録画予約のための放送拡張関数(epgRecReserve())が呼び出される。そして、「ネットワークID」「ストリームID」「サービスID」「イベントID」を引数として予約処理が行われる。一方、制御部23は、「番組」が選択されていないと判定した場合(ステップS60:No)、ステップS62へ移行する。
制御部23は、ステップS59により番組リストをバナー表示しているときに、視聴者によるリモコン30の操作(「矢印釦」および「決定釦」の押下)によって、「戻る」が選択されたか否かを判定する(ステップS62)。「戻る」が選択されたと判定した場合(ステップS62:Yes)、ステップS56へ移行し、「戻る」が選択されていないと判定した場合(ステップS62:No)、ステップS51へ移行する。
このように、受信装置20の制御部23が、番組選択予約プログラムに従って、図5に示した各処理を行うことにより、番組宣伝スポット番組の放映中に、視聴者がバナー表示に従って選択した本編の番組を視聴/録画予約することができる。
以上のように、本発明の実施形態による番組予約システム1によれば、送信装置10が、予約誘引用ボタンコンテンツ、番組選択用ボタンコンテンツおよび番組選択予約プログラムを番組宣伝スポット番組の放映に先立って送信し、バナー表示ON/OFFフラグおよび本編の番組予約情報を含むイベントメッセージを送信するようにした。また、受信装置20は、送信装置10から受信した番組選択予約プログラムに従って、番組宣伝スポット番組の放映時に予約誘引用ボタンコンテンツをバナー表示し、視聴者の操作に従い番組選択ボタンコンテンツにより番組リストをバナー表示し、視聴者の所望する番組予約の操作に従い、予約する番組の番組予約情報をイベントメッセージから読み出して視聴/録画予約を行うようにした。従来は、放映されている番組宣伝スポット番組における本編の番組を視聴/録画予約する場合、視聴者は、放送日時等を覚えてメモを取り、EPGなどを利用して予約操作を行う必要があったが、本発明の実施形態では、画面に表示されたバナーに従う操作を行えばよいから、視聴者は簡単な操作により、番組宣伝スポット番組を見ながらその場で番組予約を行うことができる。また、受信装置20は、予約誘引用ボタンコンテンツ、番組選択用ボタンコンテンツ、番組選択予約プログラムおよびイベントメッセージに基づいて予約処理を行うから、既存のデータ放送受信機能をそのまま用いれば済む。したがって、簡単な構成により、番組宣伝スポット番組における本編の番組予約を行うことができる。また、受信装置20は、文字認識処理部または音声認識処理部などの特殊な機能を装備することなく、番組予約を行うことができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、受信装置20の制御部23は、番組選択用ボタンコンテンツにより、番組リストとして「番組名」に加えてその「開始時間」などの情報もバナー表示するようにしてもよい。また、予約誘引用ボタンコンテンツおよび番組選択用ボタンコンテンツにより表示されるバナーの形態は、図6に示したように、縦に並べるようにしてもよいし、縦2列に並べて表示してもよく、横に並べて表示してもよい。また、制御部23は、番組選択用ボタンコンテンツにより、録画予約先を、DVDまたはHDDなどから選択できるようにバナー表示するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、図1に示したように、送信装置10を構成する番組宣伝スポット情報登録装置11、イベントメッセージ送出装置12、コンテンツ情報伝送装置13、番組宣伝スポット番組送出装置14および多重化装置15を、それぞれ独立した装置として説明したが、送信装置10は個々の装置により構成されるのではなく、これらの機能を備えた1台の装置(例えば、パーソナルコンピュータ)であってもよい。
また、前記実施形態では、受信装置20の制御部23は、視聴者によるリモコン30の操作によって「宣伝中の番組を予約」が選択されたと判定した場合、記憶部22から番組選択用コンテンツおよびイベントメッセージの連続番組数分の「番組名」をそれぞれ読み出し、図6(b)に示すような番組リストをバナー表示するようにした。この変形例として、番組宣伝スポット番組により放映される複数の宣伝スポット番組のうちの放映済みおよび放映中の宣伝スポット番組のみを番組リストにしてバナー表示するようにしてもよい。また、予約済みの番組については再度の予約ができないように、その旨の表示を番組リストに含めるようにしてもよい。
図7は、番組予約のための他の表示例を示す図である。(a)は、番組1の宣伝スポット番組が放映されるときに、図3に示した時間t1および図5に示したステップS56において表示される画面であり、「宣伝中の番組を予約」がバナー表示されている。(b)は、番組1の宣伝スポット番組が放映されているときに、図5に示したステップS59において表示される画面である。(a)の画面において「宣伝中の番組を予約」が選択されたことにより、番組1のみの番組リストがバナー表示されている。(c)は、番組1の宣伝スポット番組の放映が終了し、引き続いて番組2の宣伝スポット番組が放映されるときに、図3に示した時間t2において表示される画面である。(d)は、番組2の宣伝スポット番組が放映されているときに、図5に示したステップS59において表示される画面である。(c)の画面において「宣伝中の番組を予約」が選択されたことにより、番組1および番組2の番組リストがバナー表示されている。(e)は、図5に示したステップS61の予約処理が完了した後(番組1の録画予約がされた後)に表示される画面である。「番組1の録画予約済み」がバナー表示されている。
図7に示したように、受信装置20の制御部23は、番組選択予約プログラムに従って、番組選択用ボタンコンテンツにより、番組宣伝スポット番組により放映される複数の宣伝スポット番組のうちの放映済みおよび放映中の宣伝スポット番組のみを番組リストにしてバナー表示するようにした。これにより、視聴者は、実際に見た宣伝スポット番組の中から所望の番組を予約することができる。また、制御部23は、番組選択用ボタンコンテンツにより、予約済みの番組については再度の予約ができないように番組リストに含めてバナー表示するようにした。これにより、視聴者は、予約済みの番組を知ることができるから、重複した予約操作を行うことがない。
本発明の実施形態による番組予約システムの全体構成図である。 イベントメッセージのデータ構造を示す図である。 番組予約処理の全体の流れを説明する図である。 送信装置による処理を示すフローチャートである。 受信装置による処理を示すフローチャートである。 番組予約のための表示例を示す図である。 番組予約のための他の表示例を示す図である。
符号の説明
1 番組予約システム
10 送信装置
11 番組宣伝スポット情報登録装置
12 イベントメッセージ送出装置
13 コンテンツ情報伝送装置
14 番組宣伝スポット番組送出装置
15 多重化装置
20 受信装置
21 チューナ部
22 記憶部
23 制御部
24 通信部
25 音声処理部
26 映像処理部
27 提示処理部
28 I/O
30 リモコン

Claims (6)

  1. 番組宣伝スポット番組を放送する送信装置において、
    前記番組宣伝スポット番組の開始時間および終了時間と、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組を予約するための番組予約情報とを含む番組宣伝スポット情報を登録する番組宣伝スポット情報登録部と、
    前記番組宣伝スポット番組における本編の番組の予約を誘引するための予約誘引用ボタンコンテンツ、前記本編の番組リストを表示して番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、および前記ボタンコンテンツを動作させて前記番組の予約を行うための番組選択予約プログラムをコンテンツ情報として伝送するコンテンツ情報伝送部と、
    前記番組宣伝スポット情報登録部により登録された番組宣伝スポット情報を入力し、前記予約誘引用ボタンコンテンツのバナー表示ON/OFFフラグ、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組数、前記本編の番組におけるそれぞれの開始時間、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントIDおよび番組名を含むイベントメッセージ編集し、前記番組宣伝スポット番組の開始時間のときにバナー表示ON/OFFフラグをONに設定し、前記番組宣伝スポット番組の終了時間のときにバナー表示ON/OFFフラグをOFFに設定してそれぞれ送出するイベントメッセージ送出部と、
    前記番組宣伝スポット番組の開始時間から終了時間までの間、前記番組宣伝スポット番組を送出する番組宣伝スポット番組送出部と、
    前記コンテンツ情報伝送部により伝送されたコンテンツ情報、前記イベントメッセージ送出部により送出されたイベントメッセージ、および前記番組宣伝スポット番組送出部により送出された番組宣伝スポット番組を多重化して放送する多重化部と、
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記コンテンツ情報伝送部は、一定周期のカルーセル伝送によって前記コンテンツ情報を伝送することを特徴とする送信装置。
  3. 放送局から放送された番組宣伝スポット番組を受信して放映し、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組を予約する受信装置において、
    前記番組宣伝スポット番組における本編の番組の予約を誘引するための予約誘引用ボタンコンテンツ、前記本編の番組リストを表示して番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、前記ボタンコンテンツを動作させて前記番組の予約を行うための番組選択予約プログラム、および、前記番組宣伝スポット番組の開始時間にONが設定され終了時間にOFFが設定されたバナー表示ON/OFFフラグと、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組数と、前記本編の番組におけるそれぞれの開始時間、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントIDおよび番組名の番組予約情報とを含むイベントメッセージをそれぞれ受信して復調するチューナ部と、
    前記チューナ部により復調された予約誘引用ボタンコンテンツ、番組選択用ボタンコンテンツおよび番組選択予約プログラムを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された番組選択予約プログラムに従って、前記チューナ部により復調されたイベントメッセージのバナー表示ON/OFFフラグに基づいて、前記記憶部に記憶された予約誘引用ボタンコンテンツを表示/消去し、前記予約誘引用ボタンコンテンツへの操作により、前記記憶部に記憶された番組選択用ボタンコンテンツを表示し、前記番組選択用ボタンコンテンツへの操作により選択された本編の番組を、前記イベントメッセージに含まれる本編の番組におけるそれぞれの番組予約情報に基づいて予約する制御部と、
    を備えたことを特徴とする受信装置。
  4. 請求項1または2に記載の送信装置と、請求項3に記載の受信装置とを備えて構成されることを特徴とする番組予約システム。
  5. 番組宣伝スポット番組を放送し、前記番組宣伝スポット番組の放送を受信する受信装置にその本編の番組を予約させる送信装置による番組予約方法において、
    前記番組宣伝スポット番組の開始時間および終了時間と、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組を予約するための番組予約情報とを含む番組宣伝スポット情報を登録するステップと、
    前記番組宣伝スポット番組における本編の番組の予約を誘引するための予約誘引用ボタンコンテンツ、前記本編の番組リストを表示して番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、および前記ボタンコンテンツを動作させて前記番組の予約を行うための番組選択予約プログラムをコンテンツ情報として出力するステップと、
    前記登録した番組宣伝スポット情報を入力し、前記予約誘引用ボタンコンテンツのバナー表示ON/OFFフラグ、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組数、前記本編の番組におけるそれぞれの開始時間、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントIDおよび番組名を含むイベントメッセージを編集するステップと、
    前記番組宣伝スポット番組の開始時間のときにバナー表示ON/OFFフラグをONに設定し、前記番組宣伝スポット番組の終了時間のときにバナー表示ON/OFFフラグをOFFに設定して、前記編集したイベントメッセージを出力するステップと、
    前記番組宣伝スポット番組の開始時間から終了時間までの間、前記番組宣伝スポット番組を出力するステップと、
    前記出力したコンテンツ情報、イベントメッセージおよび番組宣伝スポット番組を多重化して放送するステップと、
    を有することを特徴とする番組予約方法。
  6. 放送局から放送された番組宣伝スポット番組を受信して放映し、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組を予約する番組予約方法において、
    前記番組宣伝スポット番組における本編の番組の予約を誘引するための予約誘引用ボタンコンテンツ、前記本編の番組リストを表示して番組を選択させるための番組選択用ボタンコンテンツ、および前記ボタンコンテンツを動作させて前記番組の予約を行うための番組選択予約プログラムを受信して記憶するステップと、
    前記番組宣伝スポット番組の開始時間に、ONが設定されたバナー表示ON/OFFフラグと、前記番組宣伝スポット番組における本編の番組数と、前記本編の番組におけるそれぞれの開始時間、ネットワークID、ストリームID、サービスID、イベントIDおよび番組名の番組予約情報とを含むイベントメッセージを受信するステップと、
    前記記憶した番組選択予約プログラムに従って、前記イベントメッセージの受信により、前記記憶した予約誘引用ボタンコンテンツを表示するステップと、
    前記予約誘引用ボタンコンテンツへの操作により、前記記憶した番組選択用ボタンコンテンツを表示するステップと、
    前記番組選択用ボタンコンテンツへの操作により選択された本編の番組を、前記イベントメッセージに含まれる本編の番組におけるそれぞれの番組予約情報に基づいて予約するステップと、
    を有することを特徴とする番組予約方法。
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