JPH1188280A - 放送サービスの案内システム - Google Patents

放送サービスの案内システム

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JPH1188280A
JPH1188280A JP9248822A JP24882297A JPH1188280A JP H1188280 A JPH1188280 A JP H1188280A JP 9248822 A JP9248822 A JP 9248822A JP 24882297 A JP24882297 A JP 24882297A JP H1188280 A JPH1188280 A JP H1188280A
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center
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JP9248822A
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English (en)
Inventor
Yoshizo Kishi
芳三 岸
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/442Monitoring of processes or resources, e.g. detecting the failure of a recording device, monitoring the downstream bandwidth, the number of times a movie has been viewed, the storage space available from the internal hard disk
    • H04N21/44213Monitoring of end-user related data
    • H04N21/44222Analytics of user selections, e.g. selection of programs or purchase activity

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 見逃した番組があると思われる利用者にその
旨を知らせると共に見逃した番組の放送予定を知らせる
ようにする。 【解決手段】 放送サービスの内容を特定する視聴記録
データを受信端末30の記録手段40に一旦格納した後
放送センター側設備10へと伝送する。放送センター側
設備10では、受信した視聴記録データを格納して視聴
履歴データを形成すると共に、受信した視聴記録データ
と視聴履歴データとに基づいて利用者が番組を見逃して
いるか否かの判断を判別手段14によって行う。見逃し
た番組があると判断された場合には、その判別結果と番
組の放送予定を表す案内データを共に対応する受信端末
30へと伝送する。これにより受信端末30側では、案
内データをメールあるいは表示手段38の画面上の表示
で確認でき、見逃していた番組の存在及びその番組の放
送予定を知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放送センター側
設備から送出された放送サービスの案内データを受信端
末を有する利用者に提供するようにした放送サービス案
内システムに関し、詳しくは、利用者が見逃した放送サ
ービスの視聴を可能とするための放送サービス案内シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】利用者の要求に応じた番組の放送サービ
スを行うシステムとして、現在では、例えばPPV(ペ
イパービュー)やVOD(ビデオオンディマンド)など
が知られており、これらのサービスの提供には、通信衛
星によるディジタル衛星放送システムやケーブルによる
有線放送システムなどが用いられている。そして、こう
した放送サービス案内システムでは、利用者は、予め配
布された番組情報誌、テレビ画面上に表示された電子プ
ログラムガイド、あるいは番組事態を紹介するプロモー
ションチャンネルなどを見て視聴する番組を選択し、電
話で予約したり、あるいはテレビ画面上で選択購入操作
を行ったりすることによって、視聴しようとする番組を
購入するものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のPPVあるいはVODにあっては、雑誌や
画面などを見て、購入すべき番組を探さなければなら
ず、これが利用者にとっては煩雑で手間のかかる作業と
なっており、場合によっては、視聴すべき番組を見逃す
可能性もあるという不都合もあった。もっとも、PPV
やVODは、視聴者が見逃してしまった番組を見るため
に用いられることもあるが、見逃してしまった番組がP
PVあるいはVODで提供されていること自体を知らな
ければ、当然のことながら利用者はサービスを受けるこ
とができず、また、番組提供側も利用者に番組を提供す
ることはできない。今後、ますます多チャンネル化が進
む放送サービス案内システムにおいて、上記のような番
組情報誌やプログラムガイドなどにのみに依存する番組
検索方法では、仮にEPGを充実させたとしても、番組
の見逃しが生じる可能性は高く、利用者はさらに煩雑か
つ面倒な作業を余儀なくされるであろうことが容易に予
想される。また、現在提供されているプロモーションチ
ャンネルは、不特定多数の利用者を対象としたものであ
るため、利用者全体に対し、実際に番組を購入する利用
者の割合は高くなく、番組提供側からすれば無駄が多い
という問題がある。
【0004】この発明は、上記のような従来の放送サー
ビス案内システムの実情に鑑みてなされたものであり、
様々な分野に関心をもつ不特定多数の利用者に向けてプ
ロモーションチャンネルを放送するのではなく、見逃し
た番組があると思われる利用者には、その旨を知らせる
と共に、見逃した番組の放送予定を知らせる案内サービ
スを提供することにより、効率的に番組の利用を促すこ
とができる放送サービス案内システムの提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明は次のような構成を備える。すなわち、本
願請求項1記載の発明は、放送サービスに関する案内デ
ータを送信する放送センター側設備と、放送センター側
設備より送信された案内データ等を受信する受信端末と
からなる放送サービス案内システムであって、前記受信
端末は、前記放送センター側設備から送信される案内デ
ータ等を受信する端末側受信手段と、利用者が視聴した
放送サービスを表す視聴記録データを発生させる視聴記
録データ発生手段と、前記視聴記録データ発生手段から
出力された視聴記録データを前記放送センター側設備へ
と送信する端末側送信手段と、を備え、放送センター側
設備は、利用者から送信されてくるデータを受信するセ
ンター側受信手段と、前記センター側受信手段によって
受信された視聴記録データを記録して利用者の視聴履歴
データを形成し格納する視聴履歴データ格納手段と、前
記視聴履歴データ格納手段に格納された視聴履歴データ
と受信された視聴記録データとに基づき利用者が番組を
見逃したか否かを判断する判別手段と、前記判別手段に
よって利用者が番組を見逃したと判別されたとき、その
判別結果を表す結果データ、及びその番組の再放送予定
を表す放送予定データとからなる案内データを発生する
案内データ発生手段と、番組を見逃したと判断される利
用者の受信端末へと前期案内データを送信するセンター
側送信手段と、を備えたものである。
【0006】また、本願請求項2または3記載の発明
は、請求項1記載の放送サービス案内システムにおい
て、個々の受信端末に合った案内データを、メール、ま
たはテレビジョン画面上の表示によって通知するように
したものである。また、本願請求項4記載の発明は、請
求項1記載の放送サービス案内システムにおいて、受信
端末が、受信利用者が録画した放送サービスを表す録画
記録データを発生させる録画記録データ発生手段装置を
備えると共に、前記録画記録データ発生手段から出力さ
れた録画記録データと視聴記録データとを送信手段から
前記放送センター側設備へと送信するようにする一方、
放送センター側設備を、前記受信手段によって受信され
た視聴記録データと録画記録データを視聴履歴データと
して格納するようにしたものである。
【0007】また、本願請求項5、6、7、または8記
載の発明は、請求項1ないし4いずれか記載の放送サー
ビス案内システムにおいて、視聴記録データ及び録画記
録データを記憶する記録データ格納手段を備えると共
に、前記記録データ格納手段から記録データを読み出し
て端末側送信手段から出力させる端末側送信制御手段と
を備えたものであり、請求項5記載の発明おける端末側
送信手段は、定期的に記録データを送信させ、請求項6
記載の発明における端末側送信手段は、受信端末の電源
オン、オフ時毎に、記録データを送信させるものとなっ
ている。また、請求項7記載の発明における端末側送信
手段は、受信端末のチャンネル選択時毎に記録データを
送信させるものであり、請求項8記載の発明における端
末側送信手段は、受信端末にて視聴していた番組の終了
時刻に記録データを送信させるものとなっている。
【0008】本願請求項9、10、11記載の発明は、
請求項1ないし8いずれか記載の放送サービス案内シス
テムにおいて、案内データ発生手段から発生させた案内
データを格納する案内データ格納手段を設けると共に、
案内データ格納手段から案内データを読み出し、その案
内データをそれに応じた受信端末に対しセンター側送信
手段から出力させるサービス側送信制御手段を備え、請
求項9記載の発明におけるセンター側送信制御手段は、
案内データを定期的に送信するものであり、請求項10
記載の発明におけるセンター側送信制御手段は、案内デ
ータを、電源オン時毎に送信するようにしたものであ
り、請求項11記載の発明におけるセンター側送信制御
手段は、案内データ発生手段によって各受信端末への案
内データが得られた時点で、随時送信するものとなって
いる。
【0009】また、本願請求項2に記載の発明は、本願
請求項12記載の発明は、本願請求項1ないし11いず
れか記載の放送システムにおいて、電源オン時に放送セ
ンター側設備側から送出される案内データを受信端末の
表示装置に表示させるようにしたものである。
【0010】上記構成を有する本願請求項1、2または
3記載の発明においては、利用者が放送サービスを視聴
すると、その視聴した放送サービスの内容を特定する視
聴記録データを受信端末の記録手段に一旦格納し、その
後、放送センター側設備へと伝送する。放送センター側
設備では、受信した視聴記録データを格納して視聴履歴
データを形成すると共に、受信した視聴記録データと視
聴履歴データとに基づいて利用者が番組を見逃している
か否かの判断を判別手段によって行う。そして、見逃し
た番組があると判断された場合には、その判別結果を、
見逃したと思われる番組の放送予定を表す案内データな
どと共に対応する受信端末へと伝送する。これにより、
受信端末側では、案内データをメールあるいは表示装置
の画面上の表示で確認することができ、見逃していた番
組の存在を知ることができると共に、その番組がどのよ
うな予定で放送されるかを知ることができる。このた
め、従来のように、番組情報誌やプログラムガイドによ
る確認作業が大幅に軽減され、重要な番組を見逃す可能
性も大幅に低下する。なお、本願請求項4記載の発明の
ように、視聴履歴データを視聴記録データのみならず録
画記録データによって形成すれば、より正確かつ有効な
判断が可能となる。
【0011】また、視聴記録の送信を、本願請求項5、
6、7、または8記載の発明のようなタイミングで視聴
記録データを送信すれば、時間的あるいは内容的に所定
のまとまりをもった視聴記録データを送信することがで
き、さらに、本願請求項9、10または11記載の発明
のようなタイミングで案内データの内容の送信を行え
ば、利用者は、時間的、内容的なまとまり、あるいは操
作上の区切り毎に、最新の案内データを確認することが
でき、極めて効率的に自身の視聴状況を把握することが
できる。
【0012】また、請求項12記載の発明のように、受
信端末が、電源オン時に案内データを画面上に表示する
ものであれば、利用者は視聴開始時に確実に見逃し番組
の有無及び見逃し番組の放送予定を確認することがで
き、その後の視聴予定などを立て易くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本願発明に係る放送
サービス案内システムの一実施形態を示すブロック図で
ある。図1において、この実施形態における放送サービ
ス案内システムは、放送サービスセンター設備10から
出力した電波を、放送衛星20を中継局として複数の受
信端末30にて受信させるようにした、ディジタル衛星
放送システムをとる一方、受信端末30と放送センター
側設備10とを電話回線12によって連結して、データ
の授受を行い得るものとなっている。各受信端末30
は、放送サービスセンター設備10から電波にて送信さ
れた複数チャンネルのテレビジョン信号を選択的に受信
し得ると共に、後述の案内データなどを受信し得るもの
となっており、図2に示すような構成を備えたものとな
っている。
【0014】図において、32はアンテナ31にて受信
される放送電波から所望のチャンネルの被変調波を抽出
するチューナーで、前記アンテナ31と共に端末側受信
手段を構成しており、このチューナー32から出力され
た被変調波は復調器33に送出され、ここで信号波が取
り出される。そして、この復調器33によって復調され
た信号波は、デマルチプレクサ34を介してMPEGデ
コーダー35へと送出され、ここで圧縮が解凍された
後、オンスクリーン制御部36を経てNTSCエンコー
ダ37へと送出される。NTSCエンコーダ37では、
入力された信号をNTSC方式に応じたテレビジョン信
号に変換してテレビジョン受像機38に送出し、画面上
に表示させる。
【0015】また、デマルチプレクサ34に入力された
被変調波は、コントローラ(端末側送信制御手段)39
へと送られ、必要に応じてEEPROM(記録データ格
納手段)40などに格納されるようになっている。な
お、このEEPROM40には、後述の視聴記録データ
が格納されるようになっており、このEEPROM40
とコントローラ39とによって視聴記録データ発生手段
を構成している。また、前記コントローラ39には、R
OM42,RAM41などに加え、外部とのインターフ
ェースであるモデム(送信手段)43、ICカード44
等が接続され、モデム43には電話回線12が接続され
ており、コントローラ39はモデム42及びICカード
43等を含めた受信端末30全体の制御を行うものとな
っている。また、45は所定の遠隔操作装置から出力さ
れる光学的信号を受信し、電気信号に変換して前記コン
トローラ39へと送出する受光部である。
【0016】一方、放送センター側設備10は、放送信
号波を変調器11によって所定のチャンネルに変調し、
その変調した放送信号波をエンコーダ12にて適宜スク
ランブルし、さらに多重器13によって、コントローラ
14から出力される種々の信号波を重畳して、アンテナ
15より出力するものとなっており、これら11〜15
によってセンター側送信手段が構成されている。また、
前記コントローラ14には、後述の視聴履歴データや案
内データ等の種々のデータを格納する記憶部(視聴履歴
データ格納手段、案内データ格納手段)16が接続され
ると共に、電話回線12によって送信されて来るデータ
を復調するモデム(センター側受信手段)17などが接
続されている。なお、前記コントローラ14は、各部の
制御動作及び比較、判別動作などを行うものとなってお
り、センター側送信制御手段、判別手段として機能する
と共に、前記記憶部16と共に後述の案内データを発生
する案内データ発生手段としても機能する。
【0017】次に、図4に示すフローチャート等と共に
上記構成を有する実施形態の作用を説明する。利用者が
受信端末の電源をオンさせ、視聴しようとする放送チャ
ンネルの選択操作(選局操作)などを遠隔操作装置等に
よって行うと、遠隔装置からの選局信号は受光部を介し
てコントローラ39に入力される。そして、入力された
選局信号に基づきコントローラ39は、チューナー32
を制御し、アンテナ31によって受信された放送電波か
ら、選択されたチャンネルの信号波を抽出させる(ステ
ップ1)。そして、抽出されたチャンネルの信号波は復
調器33、デマルチプレクサ34、デコーダ35、オン
スクリーン制御部36及びNTSCエンコーダ37等を
介してテレビジョン受像機38へと送られ、画面上に映
像が出力されると共に、音声がスピーカから出力され
る。
【0018】また、遠隔操作装置からの選局信号がコン
トローラ39に入力されると、コントローラ39は、 ・選局された日付 ・チャンネル番号 ・選局されている時刻 等を視聴記録としてEEPROM40に格納する(ステ
ップ2)。図5にこの視聴記録データの一例を示す。
【0019】次いで、コントローラ39は、所定のタイ
ミングでEEPROM40から視聴記録データを読み出
すと共に、モデム43を制御し、読み出したデータをモ
デム43及び電話回線12を介して放送センター側設備
10に送出する(ステップ3)。この視聴記録データの
送出タイミングとしては、例えば、 ・定期的に(一定時間間隔毎に)送出する ・受信端末の電源をオン、オフさせる毎に送出する ・選局毎に送出する ・視聴していた番組の終了時刻毎に送出する こと等が考えられる。なお、上記の送信タイミングに従
って送信動作を行う時、コントローラ39は、EEPR
OM40から読み出した視聴記録データを一旦RAM4
1にコピーした後、電話回線12へと送出し、送信動作
が完了すると、EEPROM40に格納した視聴記録デ
ータを消去する。
【0020】一方、放送センター側設備10では、コン
トローラ14が、電話回線12にて送出されて来た視聴
記録データをモデム17を介して受信し(ステップ
4)、一旦、記憶部16に格納させる(ステップ5)。
この記憶部16には、放送を完了した番組の番組表P
1,P2が図6に示すように記憶されており、コントロ
ーラ14は、この番組表P1,P2と受信端末側から送
出されて来た視聴記録データDとを比較し、利用者が実
際に見ていた番組を判断する(ステップ6)。
【0021】例えば、利用者の実際の視聴時間が4チャ
ンネルにおいて20時55分から21時54分であった
とすると、この間に視聴された番組は、21時00分か
ら21時54分までの番組(星の銀貨)であると判断さ
れ、その後、利用者が10チャンネルに切り換え、利用
者が21時54分から22時59分まで視聴したとする
と、この間に視聴された番組は、22時00分から22
時54分までの番組(SNAP×SNAP)であると判
断される。そして、上記のようにして判断された視聴番
組は、図7に示すように、日付と、チャンネルと、番組
名が記憶部16に格納される(ステップ7)。
【0022】以後、上記の視聴記録から判定された視聴
番組を用いて、これまでに作成されている視聴履歴を更
新する(ステップ8)。この視聴履歴は、上記のように
して判定された視聴番組を記憶部16に記録することに
よって作成したものとなっている。図8にこの視聴履歴
の一例を示す。図示のように、視聴履歴は、番組名単位
で管理されており、連続する番組を視聴したか、あるい
は視聴しなかったかを受信端末からの視聴記録がアップ
ロードされる毎に記録し、更新している。
【0023】例えば、図8の例では、11月13日に視
聴されたと判断された番組をそれまでに作成されていた
視聴履歴に追加することによって、視聴履歴を更新して
いる。また、10チャンネルの「SNAP×SNAP」
は、これまでも連続して視聴している番組であるため、
視聴記録に基づく判断に従って11月13日も同番組を
視聴したということで、視聴回数の更新を行う。4チャ
ンネルの「星の銀貨」は今まで視聴していなかった番組
であるため、視聴履歴に番組名と視聴した日付のデータ
を追加格納する。また、この視聴履歴と、視聴記録から
判断された視聴番組とに基づき、これまで視聴されてい
た10チャンネルの番組「ゆずれない朝」は、11月1
3日に見逃されたと判断し(ステップ9)、これが視聴
履歴として格納される。なお、図8中、〇印は番組を視
聴したことを表し、×印は番組を見逃したことを表して
いる。
【0024】また、前記記憶部16には、既に放送した
番組に加えて、今後の番組表も格納されている。そし
て、この番組表に基づき、上記のように見逃されたと判
断された番組、例えば「ゆずれない朝(第4回)」がP
PV,VOD等で今後提供される予定があるかどうかを
判断する。そして、放送予定があると判断された場合に
は、その放送予定データを読み出し、その放送予定デー
タと見逃した番組を表すデータとによって図9に示すよ
うな案内データを作成し(ステップ11)、記憶部16
に格納する(ステップ12)。図9に示すように、案内
データは、利用者が見逃したと思われる番組の名称と日
時を知らせると共に、今後、いかなる手段によって、い
つ視聴可能であるかを知らせるメールデータとなってい
る。
【0025】この案内データは、所定のタイミングで読
み出し、コントローラ14を介して多重器13へと送出
し、変調器11からエンコーダ18を介して出力される
放送信号に重畳し(ステップ13)、アンテナ15から
電波として出力される。この放送電波信号は、放送衛星
20を経由して個々の受信端末へと送信される。なお、
放送衛星経由での視聴者へのメール送信は既存のディジ
タル衛星放送で既に行われていることであるため、ここ
では、その詳細説明は省略する。
【0026】上記のようにして、送信される案内データ
の送信タイミング、すなわち、多重器13へと案内デー
タを読み出すタイミングとしては、例えば、 ・定期的(一定時間間隔毎) ・放送センター側設備によって、見逃した番組が有ると
判断される時 ・電源がオン、オフされる時 等が考えられる。
【0027】受信端末30では、アンテナ31にて放送
電波信号を受信すると(ステップ14)、チューナ3
2、復調器33、デマルチプレクサ34を介して案内デ
ータ信号を取り出し、コントローラ39はその案内デー
タをメールとしてEEPROM40に格納する(ステッ
プ15)。これにより、利用者はEEPROM40に格
納されたメールを読み出すことにより、見逃した番組が
有るか否かを確認することができ、メールの通知どうり
に見逃した番組があり、その番組の視聴を希望する場合
には、メールの放送予定に従ってPPVまたはVOD等
により番組を視聴することができる。
【0028】ところで、上記実施の形態においては、デ
ィジタル衛星放送を利用したものとなっているが、本願
発明は、放送センター側設備と受信端末とが視聴記録や
案内データ等の授受を行い得る送信手段、及び受信手段
を備えたものとなっていれば、その他の既存の放送シス
テムを用いても実現可能である。例えば、視聴データを
放送センター側設備側に送信する手段として、電話回線
や有線放送システムの有線伝送路(ケーブル)などを適
用することも可能である。また、案内データを送信する
手段としても、番組などの放送波だけでなく、案内デー
タなどの専用のチャンネル搬送波への重畳、有線放送シ
ステムの放送波への重畳、電話回線への音声搬送波への
重畳などが適用可能である。このように、本願発明は、
種々の既存の地上波放送やケーブルテレビジョンシステ
ムへの適用が可能となっている。
【0029】また、上記実施の形態においては、視聴者
が受信した放送番組などを直接的に視聴した結果を、視
聴記録データとして作成し、これを放送センター側設備
側へと送出するようにしたものとなっているが、放送番
組などの視聴形態としては、放送番組などをVTRによ
って録画し、放送時間後に放送番組を視聴するという形
態をとる場合もある。従って、放送センター側設備へと
送信する視聴記録データとしては受信した放送番組等を
直接的に視聴した時間、チャンネルなどからなる視聴デ
ータだけでなく、放送番組等を録画した場合の時間及び
チャンネルなどからなる録画データも含めて視聴記録デ
ータを作成し、これを放送センター側設備側へと送信し
ても良い。
【0030】また、視聴データと録画データとを含めて
視聴記録データを作成する場合、録画データと視聴デー
タとを区別して視聴記録データを作成すれば、さらに正
確な判断が可能となると共に、より有用な案内データを
作成することができる。一般に、最も優先順位の高い番
組は、放送時間後に録画をした番組を視聴するのではな
く、放送時間に直接的にその番組を視聴する傾向がある
とされている。このため、上記のように録画データと視
聴データとを区別して作成し視聴記録データを送信する
ようにすれば、利用者側に番組を紹介する上で重要な情
報が得られることとなる。例えば、常に直接的に視聴さ
れている放送番組が視聴されなかった場合には、視聴を
希望していながら視聴できなかった番組である可能性が
高く、利用者がPPV、VODなどによって視聴を希望
する可能性が高いと判断することができる。
【0031】また、上記視聴履歴に基づき、放送番組が
連続して何回視聴されているかを確認することによって
もPPV、VODなどが利用される可能性を判断するこ
とができる。すなわち、連続視聴回数が多い番組は、利
用者に取ってより興味の高い番組であると判断でき、そ
の番組が見逃された場合には、PPV、VOD等が利用
される可能性が高いと予想できる。そして、このように
PPV、VOD等の利用の可能性が高いものについて
は、上記実施形態のように、メールによって見逃した番
組の案内情報を通知するだけでなく、テレビジョン受像
機38の画面上にも案内情報を表示させるようにすれ
ば、より効果的に利用者に見逃し番組の存在を知らせる
ことができ、放送センター側は勿論、利用者にとっても
極めて有用である。なお、テレビジョン受像機38での
案内情報の表示は、図2に示すオンスクリーン制御部3
6の制御によって容易に実現可能である。
【0032】また、現在では、PPV、VODなどの料
金を、利用者の利用頻度などによって割り引くようなシ
ステムも考えられているが、このようなシステムを実現
する場合にも、上記実施形態においては、視聴履歴の連
続視聴回数に基づき利用頻度を判断することができる。
【0033】さらに、上記実施形態において、各利用者
が受信端末の電源をオンした時、案内情報によって通知
された見逃し番組の放送予定チャンネルを、まず最初に
テレビジョン受像機画面上に表示させるようにすること
も効果的である。これは、図1のEEPROMに格納さ
れている電源オン時の表示チャンネルの指定データを、
通知されたPPV、VODサービスを提供するチャンネ
ルに変更するようにするだけで容易に実現できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、放
送センター側が視聴履歴及び視聴記録を用いて視聴者が
見逃してしまったと考えられる番組を判断し、見逃され
たと判断される番組を放送予定などと共に利用者に提供
するようにしたため、番組情報誌、プログラムガイド、
プロモーションチャンネルなどを利用しなくとも、利用
者は、極めて容易に見逃し番組の有無及び視聴手段を知
ることができ、放送システムの有効利用を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る放送システムを示す説
明図である。
【図2】受信端末の構成を示すブロック図である。
【図3】放送サービス設備側の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図1に示したものの動作フローチャートであ
る。
【図5】利用者の視聴記録の一例を示す説明図である。
【図6】放送センター側設備側に格納される番組表と視
聴記録との対応関係の一例を示す説明図である。
【図7】放送センター側設備側で判断された利用者の視
聴番組の一例を示す説明図である。
【図8】放送センター側設備側で作成される視聴履歴の
一例を示す説明図である。
【図9】放送センター側設備側で作成される案内データ
の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 放送センター側設備 11 変調器 12 電話回線(送信手段) 13 多重器 14 コントローラ 15 アンテナ 16 記憶部 17 モデム 18 エンコーダ 20 放送衛星 30 受信端末 31 アンテナ 32 チューナ 33 復調器 34 デマルチプレクサ 36 オンスクリーン制御部 38 テレビジョン受像機 39 コントローラ 41 RAM 40 EEPROM 42 ROM

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送サービスに関する案内データを送信
    する放送センター側設備と、放送センター側設備より送
    信された案内データ等を受信する受信端末とからなる放
    送サービス案内システムであって、 前記受信端末は、 前記放送センター側設備から送信される案内データ等を
    受信する端末側受信手段と、 利用者が視聴した放送サービスを表す視聴記録データを
    発生させる視聴記録データ発生手段と、 前記視聴記録データ発生手段から出力された視聴記録デ
    ータを前記放送センター側設備へと送信する端末側送信
    手段と、 を備え、 放送センター側設備は、 利用者から送信されてくるデータを受信するセンター側
    受信手段と、 前記センター側受信手段によって受信された視聴記録デ
    ータを記録して利用者の視聴履歴データを形成し格納す
    る視聴履歴データ格納手段と、 前記視聴履歴データ格納手段に格納された視聴履歴デー
    タと受信された視聴記録データとに基づき利用者が番組
    を見逃したか否かを判断する判別手段と、 前記判別手段によって利用者が番組を見逃したと判別さ
    れたとき、その判別結果を表す結果データ、及びその番
    組の再放送予定を表す放送予定データとからなる案内デ
    ータを発生する案内データ発生手段と、 番組を見逃したと判断される利用者の受信端末へと前記
    案内データを送信するセンター側送信手段と、 を備えたことを特徴とする放送サービス案内システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放送サービス案内システ
    ムにおいて、個々の受信端末に合った案内データをメー
    ルで通知することを特徴とする放送サービス案内システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の放送サービス案
    内システムにおいて、個々の受信端末に合った案内デー
    タを端末のテレビジョン画面にて表示することを特徴と
    する放送サービス案内システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の放送サービス案内システ
    ムにおいて、 受信端末は、 受信利用者が録画した放送サービスを表す録画記録デー
    タを発生させる録画記録データ発生手段を備えると共
    に、 前記録画記録データ発生手段から出力された録画記録デ
    ータと視聴記録データとを送信手段から前記放送センタ
    ー側設備へと送信し、 放送センター側設備は、 前記受信手段によって受信された視聴記録データと録画
    記録データとを視聴履歴データとして格納することを特
    徴とする請求項1記載の放送サービス案内システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の放送サ
    ービス案内システムにおいて、 受信端末は、 視聴記録データ及び録画記録データを記憶する記録デー
    タ格納手段と、 前記記録データ格納手段から記録データを定期的に読み
    出して送信手段から出力させる端末側送信制御手段とを
    備えたことを特徴とする放送サービス案内システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4いずれか記載の放送サ
    ービス案内システムにおいて、 受信端末は、 視聴記録データ及び録画記録データを記憶する記録デー
    タ格納手段と、 受信端末の電源オン、オフ時毎に、前記記録データ格納
    手段から記録データを読み出して送信手段から出力させ
    る端末側送信制御手段とを備えたことを特徴とする放送
    データシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4いずれか記載の放送サ
    ービス案内システムにおいて、 受信端末は、 視聴記録データ及び録画記録データを記憶する記録デー
    タ格納手段と、 受信端末にてチャンネル選択時毎に、前記記録データ格
    納手段から記録データを読み出して送信手段から出力さ
    せる端末側送信制御手段とを備えたことを特徴とする放
    送データサービス案内システム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4いずれか記載の放送サ
    ービス案内システムにおいて、 受信端末は、 視聴記録データ及び録画記録データを記憶する記録デー
    タ格納手段と、 受信端末にて視聴していた番組の終了時刻に前記記録デ
    ータ格納手段から記録データを読み出して送信手段から
    出力させる端末側送信制御手段とを備えたことを特徴と
    する放送データサービス案内システム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8いずれか記載の放送サ
    ービス案内システムにおいて、 放送センター側設備は、 案内データを格納する案内データ格納手段と、 案内データに応じた受信端末に対し、案内データ格納手
    段から定期的に案内データを読み出してセンター側送信
    手段から送信させるセンター側送信制御手段とを備えた
    ことを特徴とする放送サービス案内システム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8いずれか記載の放送
    サービス案内システムにおいて、 放送センター側設備は、 案内データを格納する案内データ格納手段と、 案内データに応じた受信端末に対し、案内データ格納手
    段から電源オン時毎に案内データを読み出してセンター
    側送信手段から送信させるセンター側送信制御手段とを
    備えたことを特徴とする放送サービス案内システム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし8いずれか記載の放送
    サービス案内システムにおいて、 放送センター側設備は、 案内データが作成された時点で、随時、その案内データ
    に対応する受信端末へと案内データをセンター側送信手
    段から送信させるセンター側送信制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする放送サービス案内システム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11いずれか記載の放
    送システムにおいて、 電源オン時に放送センター側設備から送出される案内デ
    ータの送信チャンネルを受信手段が選択することを特徴
    とする受信端末。
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