JPH11177939A - ディジタル放送方法およびその受信装置 - Google Patents

ディジタル放送方法およびその受信装置

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JPH11177939A
JPH11177939A JP9338826A JP33882697A JPH11177939A JP H11177939 A JPH11177939 A JP H11177939A JP 9338826 A JP9338826 A JP 9338826A JP 33882697 A JP33882697 A JP 33882697A JP H11177939 A JPH11177939 A JP H11177939A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル放送において、複数伝送路で同一
番組を放送する場合、それらのリンク情報を送出するこ
とで、番組視聴,番組録画の機会を逸しないユーザイン
タフェースを実現するディジタル放送方法およびその受
信装置を提供する。 【解決手段】 複数伝送路のうちの一の伝送路で放送す
る番組の映像を生成する映像生成ステップと、その他の
伝送路で放送される上記同一番組についての情報を記述
した記述子を生成する生成ステップと、その記述子をそ
の他の記述子とともに配置してイベント情報テーブル
(EIT)を生成するEIT生成ステップと、EITと
その他のテーブルとを多重化して番組配列情報(SI)
を構成するSI多重化ステップとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の伝送路で放
送される同一番組のリンク情報を送出するディジタル放
送方法およびその受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ放送において、たとえば
NHK総合やNHK教育の地上波放送において放送した
番組を、後日,あるいは放送時刻を異にして、NHK衛
星第一や第二のBS放送において再放送するように、同
一番組を複数の伝送路で放送することが行なわれてい
る。
【0003】ところで、ディジタル放送において、番組
として数十から数百のチャンネルを提供する,多チャン
ネル放送が実用段階に入っている。多チャンネル化が進
めば、上述のアナログ放送で同一番組が後日複数の伝送
路で放送されるようなことが、ディジタル放送でもチャ
ンネルが増えれば増えるほど、頻繁に行なわれる可能性
が高くなる。また、同一番組が、放送日や放送時刻を異
にして複数の伝送路で放送されるだけでなく、同時刻
に、複数の伝送路で放送されるようなことも想定され
る。したがって、同一番組が同日に放送時刻を異にして
放送される場合、視聴者は、ある伝送路で放送された当
該番組を見逃しても、その日のうちに別の伝送路で放送
される当該番組を視聴することができ、また、複数の番
組を録画予約するときにも、録画時刻が重ならない時刻
に放送される同一番組を選択することができる。さら
に、同時刻に複数の伝送路で放送される場合、たとえば
降雨などの理由で衛星電波のCN比(Carrier to Noise
Ratio)が落ちて受信不能になったときでも、受信を地
上波に切り替えれば視聴することが可能で、同様に、地
上波での電波事情が悪化したときには、衛星へ切り替え
ることもできる。このように、視聴者は、視聴または録
画時に、CN比の良い方を選んで視聴または録画を開始
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多チャ
ンネルディジタル放送において、複数の伝送路で、それ
ぞれ数百もあるチャンネルのうち、同一番組がどのチャ
ンネルで何時から放送されるかを捜し出す作業は、視聴
者にとって過大な負担であり、困難窮まりない。また、
録画開始時刻および終了時刻が重ならない時刻に放送さ
れる同一番組を選択して予約すれば、重複なく録画する
ことができる場合であっても、予約したい多数の番組の
それぞれが複数の放送時刻に放送されるようなときに
は、相互に適切な放送時刻の番組を選択することは極め
て複雑なものである。さらに、同時刻に複数の伝送路で
放送される同一番組について視聴する場合であれば、視
聴者は、各伝送路で放送される番組を見て受信状態を比
較することができるが、録画時には自動的に上記同一番
組のCN比などを比較して良い伝送路のものを録画でき
なければならない。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたもので、ディジタル放送において、複数伝送路
で同一番組を放送する場合、それらのリンク情報を送出
することで、番組視聴,番組録画の機会を逸しないユー
ザインタフェースを実現するディジタル放送方法および
その受信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)にかかるディジタル放送方法
は、複数伝送路で、同一番組が放送されるディジタル放
送において、上記複数伝送路のうちの一の伝送路で放送
する番組の映像を生成する映像生成ステップと、上記一
の伝送路以外の伝送路で放送される上記同一番組につい
ての情報を記述した記述子を生成する生成ステップと、
上記記述子を当該記述子以外の記述子とともに配置して
イベント情報テーブル(EIT)を生成するEIT生成
ステップと、上記イベント情報テーブル(EIT)と当
該イベント情報テーブル(EIT)以外のテーブルとを
多重化して番組配列情報(SI)を構成するSI多重化
ステップとを有するものである。
【0007】また、本発明(請求項2)にかかるディジ
タル放送方法は、請求項1に記載のディジタル放送方法
において、上記生成ステップは、上記同一番組につい
て、少なくとも受信可能地域,伝送路,ネットワーク,
トランスポートストリーム,サービスおよび開始時刻あ
るいは上記一の伝送路で放送する番組の開始時刻との時
間差からなる情報を記述した記述子を生成するものであ
る。
【0008】また、本発明(請求項3)にかかる受信装
置は、ディジタル放送の一の伝送路により送信側から放
送される,番組の映像と、当該伝送路以外の伝送路で放
送される当該番組の同一番組についての情報を記述した
記述子をイベント情報テーブル(EIT)に配置した番
組配列情報(SI)とを受信する受信装置において、複
数の伝送路からの放送信号をそれぞれ受信する複数の受
信手段と、上記イベント情報テーブル(EIT)から上
記記述子を抽出する,上記複数の受信手段に対応する複
数のトランスポートデコード手段と、抽出された記述子
を解析して、上記同一番組についての情報を取得する制
御手段と、上記番組の映像または上記制御手段で取得さ
れた情報を配置して画面を作成する映像合成手段とを備
えたものである。
【0009】また、本発明(請求項4)にかかる受信装
置は、請求項3に記載の受信装置において、上記映像合
成手段は、上記番組を選択したとき、電子番組ガイド
(EPG)により当該番組の同一番組が別伝送路で放送
されることを示すものである。
【0010】また、本発明(請求項5)にかかる受信装
置は、請求項3に記載の受信装置において、上記複数の
受信手段に対応して、各伝送路からの受信状態を検知す
る複数の復調手段をさらに備え、上記制御手段は、放送
中の上記番組の伝送路での受信状態が、当該伝送路に対
応する復調手段による検知によって、一定状態以下に悪
化したことを認識したとき、上記映像合成手段に上記同
一番組についての情報を出力し、上記映像合成手段は、
上記制御手段からの情報に基づいて、受信中の伝送路以
外の伝送路で放送される同一番組の視聴を促すメッセー
ジを表示するものである。
【0011】また、本発明(請求項6)にかかる受信装
置は、請求項5に記載の受信装置において、上記制御手
段は、放送中の上記番組の伝送路での受信状態が、当該
伝送路に対応する復調手段による検知によって、一定状
態以下に悪化したことを認識したとき、上記同一番組が
放送される伝送路からの受信に切り替え、上記映像合成
手段は、上記制御手段からの情報に基づいて、受信中の
伝送路以外の伝送路で放送される同一番組に切り替えた
旨のメッセージを表示するものである。
【0012】また、本発明(請求項7)にかかる受信装
置は、請求項5に記載の受信装置において、同時刻に放
送開始される同一番組のうちの1つの番組を選択したと
き、上記同一番組が放送される伝送路に対応する復調手
段は、放送開始前にそれぞれ受信状態を検知し、上記制
御手段は、上記復調手段による検知結果を取得して,比
較し、最も受信状態の良い伝送路を特定し、上記映像合
成手段は、上記制御手段からの情報に基づいて、最も受
信状態の良い伝送路からの受信を促すメッセージを表示
するものである。
【0013】また、本発明(請求項8)にかかる受信装
置は、請求項7に記載の受信装置において、上記制御手
段は、最も受信状態の良い伝送路を特定し、当該伝送路
からの受信に設定し、上記映像合成手段は、上記制御手
段からの情報に基づいて、最も受信状態の良い伝送路か
らの受信に設定した旨のメッセージを表示するものであ
る。
【0014】また、本発明(請求項9)にかかる受信装
置は、請求項3に記載の受信装置において、上記制御手
段は、選択された番組が既予約番組と時間的に重複する
か否かを確認し、重複したとき上記情報に基づいて、既
予約番組と時間的に重複しない同一番組の存在を確認
し、上記映像合成手段は、上記同一番組が存在すると
き、上記同一番組の選択への切り替えを促すメッセージ
を表示するものである。
【0015】また、本発明(請求項10)にかかる受信
装置は、請求項9に記載の受信装置において、上記制御
手段は、上記同一番組が存在するとき、当該同一番組の
選択へ切り替え、上記映像合成手段は、上記同一番組の
選択に切り替えるメッセージを表示するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。 実施の形態.図1は本発明の実施の形態によるディジタ
ル放送方法における送信側の構成の概略を示すブロック
図である。図において、11は番組配列情報(SI)を
生成する番組配列情報生成部、12は放送番組のための
映像を生成する映像生成部、13は同じく音声を生成す
る音声生成部、14は番組配列情報生成部11,映像生
成部12,及び音声生成部13でそれぞれ生成された番
組配列情報(SI),映像,及び音声を多重化して1本
のトランスポートストリームにする多重化部、15はト
ランスポートストリームのディジタル情報を搬送波に乗
せる変調器、16は搬送波を通信衛星等を介して受信側
に伝送するアンテナである。
【0017】図2は、図1における番組配列情報生成部
の構成を示すブロック図である。図において、21は後
述するデータ構造を有するevent link descriptor を生
成するevent link descriptor 生成部、22はevent li
nk descriptor 以外の,イベント情報テーブル(EI
T)に配置するdescriptorを生成するその他のdescript
or生成部、23はevent link descriptor およびその他
のdescriptorを配置してEITを生成するEIT生成
部、24は番組配列情報(SI)を構成する,EITを
除くその他のテーブルを生成するその他のテーブル生成
部、25はEITおよびその他のテーブルを多重化して
番組配列情報(SI)を構成するSI多重化部である。
【0018】ここで、上記番組配列情報(SI),イベ
ント情報テーブル(EIT),及びその他のテーブルに
ついては、社団法人電波産業会の規格で定義されている
ものであり、上記番組配列情報(SI)には、ユーザが
サービスやイベントを識別するために必要なデータの符
号化が定義されている。このデータは6つのテーブルで
構成され、その1つがEITであり、残りの5つが上記
その他のテーブルである。該EITは、イベント名,開
始時刻,継続時間など、イベントやプログラムに関する
データを含み、異なる記述子を使うことにより異なる種
類のイベント情報の伝送を可能とする。そこで、本発明
の実施の形態においては、該EITにevent link descr
iptor なる記述子を設定して、当該EITが含まれるト
ランスポートストリームが伝送される伝送路で放送され
る番組と、同一の番組が異なる伝送路で放送される旨の
リンク情報を記述する。
【0019】図3は、図2のevent link descriptor 生
成部において番組配列情報(SI)のイベント情報テー
ブル(EIT)に配置するデータの構造を示す図であ
る。図において、31はevent link descriptor であ
り、上述のように同一番組が異なる伝送路で放送される
旨のリンク情報を記述するために設定した記述子であ
る。32は社団法人電波産業会の規格で記述することが
規定され、event link descriptor の識別番号を示した
り、後続の記述子の全バイト長を規定している。33は
area code であり、地域コードであって、同一番組を受
信可能な地域を示す。これにより、地域による電波状況
に対応した地域ごとの制御が可能になる。34はlink m
edia id であり、同一番組の属する伝送路(地上波,衛
星など)を示す。35はlink network id であり、同一
番組の属する事業単位のネットワークを識別するもので
ある。36はlink transportstream id であり、同一番
組の属するトランスポートストリーム(TS)を示す。
37はlink service id であり、同一番組の属するサー
ビス(100ch,103chなど)を示す。38はli
nkevent id であり、イベント(番組)を識別するもの
である。39はshift timeであり、異なる伝送路での番
組の開始時刻,あるいは当該伝送路での番組の開始時刻
と異なる伝送路での番組の開始時刻との時間差を示す。
41はanalog channel number であり、アナログ放送で
同一番組を放送する場合のアナログチャンネル番号を示
す。
【0020】図3に示すように、link media id がディ
ジタルか、あるいはアナログの伝送路かによって、用い
る記述子が異なる。すなわち、ディジタルの場合、link
network id 35,link transportstream id 36,li
nk service id 37,及びlink event id 38を、アナ
ログの場合は、analog channel number 41を用い、sh
ift time39については、いずれにも用いられる。
【0021】次に送信側装置の動作について、図1およ
び図2に沿って説明する。まず、event link descripto
r 生成部21において、図3に示したデータ構造を有す
るevent link descriptor を生成する。該event link d
escriptor を、その他のdescriptor生成部22で生成し
たdescriptorとともに配置して、EIT生成部23にて
EITを生成する。該EITと、その他のテーブル生成
部24で生成したテーブルとを、SI多重化部25で多
重化して番組配列情報(SI)を構成する。ここまでが
番組配列情報生成部11における動作である。また、番
組の映像および音声が、それぞれ映像生成部12および
音声生成部13で生成される。生成されたSI,映像お
よび音声は、多重化部14で多重化されて1本のトラン
スポートストリームとして変調器15に送られる。変調
器15は該トランスポートストリームの情報を搬送波に
乗せ、該搬送波はアンテナ16から通信衛星を介して受
信側に伝送される。
【0022】なお、該トランスポートストリームには4
〜8チャンネル程度の番組が多重化されるので、映像生
成部12および音声生成部13は、それぞれ番組数だけ
必要である。
【0023】このようにして、本発明の実施の形態によ
るディジタル放送方法は、EITに同一番組についての
情報を記述したevent link descriptor を配置した番組
配列情報(SI)を多重化したトランスポートストリー
ムを伝送するものとしたから、受信側で上記event link
descriptor を利用すれば、視聴者に選択した番組とは
異なる伝送路で放送される同一番組についての情報を提
示して、選択の幅を広げることができる。
【0024】図4は本発明の実施の形態によるディジタ
ル放送受信装置の構成を示すブロック図であり、図にお
いて、51はBS受信部であり、ディジタル衛星放送
(BS)を受信するパラボラアンテナで、トランスポー
トストリームの信号を受信する。52はBS復調部であ
り、ディジタル変調を受けた衛星(BS)放送信号を復
調する。53はBS−FEC部であり、ディジタルBS
放送のビット誤りを正すための誤り訂正符号を使用し
て、伝送路の誤りを正す。54はBS−PSI抽出部で
あり、BS−FEC部53で誤り訂正されたトランスポ
ートストリームのPSI(Program Specific Informati
on,プログラム使用情報)を抽出する。このPSIはM
PEG規格に含まれ、多重化された多様なプログラムス
トリームを、受信装置が自動的に多重解除してデコード
する機能を実現するための情報を提供するものである。
55は地上波受信部であり、地上波ディジタル放送を受
信するアンテナで、トランスポートストリームの信号を
受信する。56は地上波復調部であり、ディジタル変調
を受けた地上波放送信号を復調する。57は地上波FE
C部であり、地上波ディジタル放送のビット誤りを正す
ための誤り訂正符号を使用して伝送路の誤りを正す。5
8は地上波PSI抽出部であり、地上波FEC部57で
誤り訂正されたトランスポートストリームのPSIを抽
出する。59は入力部であり、ユーザが視聴または予約
を希望する伝送路での番組を選択して入力する。60は
制御部であり、入力部59の入力内容を受けてセレクタ
に伝送路の切り替えを指示したり、トランスポートデコ
ード部で抽出されるSIのEITを解析する。61はセ
レクタであり、制御部60の指示によりトランスポート
デコード部へ出力する伝送路を切り替える。62はトラ
ンスポートデコード部であり、SIのEITを抽出し、
該EITを解析した制御部60の指示により、選択した
伝送路での番組の開始時刻にパケット識別子(PID)
フィルタの設定を入れ替えて、当該伝送路において番組
が提供されるチャンネルに対応するPIDを有する,ト
ランスポートストリームのパケットを抽出する。63は
映像デコード部であり、トランスポートデコード部62
で抽出されたパケットのうち映像のパケットのデータを
復号する。64は音声デコード部であり、同じく音声の
パケットのデータを復号する。65は音声出力部であ
り、音声を出力するスピーカである。66は映像合成部
であり、映像デコード部63から出力される映像に、制
御部60で解析された内容を受けて同一番組が放送され
る伝送路,放送開始時刻等を知らせるメッセージを配置
して画面を作成するOSD(On Screen Display )であ
る。67は映像合成部66で合成された画面を表示する
映像表示部である。
【0025】次に本発明の実施の形態におけるディジタ
ル放送受信装置の動作について、同一番組が複数の伝送
路で、放送開始時刻を異にして,あるいは同時に放送さ
れるなどの場合に応じて、実施例1〜5に分けて説明す
る。
【0026】(実施例1)実施例1では複数の伝送路で
放送開始時刻を異にして放送される同一番組(タイムシ
フト番組)を視聴する場合について説明する。視聴者が
ある番組を視聴するとき、リモコンなどによって当該番
組が提供されるチャンネル(たとえばディジタルBS放
送の102ch)を選択をすると、入力部59は選択内
容を制御部60に出力する。制御部60はこの選択内容
を受けて、まず、BS受信部51にトランスポートスト
リームの受信を開始させて、該トランスポートストリー
ムの信号のディジタル変調をBS復調部52に復調さ
せ、BS−FEC部にビット誤りを訂正させ、BS−P
SI抽出部54には該トランスポートストリームからP
SIを抽出させる。また、制御部60は、トランスポー
トデコード部62がBS−PSI抽出部54からの出力
を受けとるように、セレクタ61を切り替え、トランス
ポートデコード部62で抽出された番組配列情報(S
I)の中の当該番組が記述されたEITからevent link
descriptor を解析し、同一番組がどこにあるか(伝送
路およびチャンネルと、放送開始時刻),たとえば地上
波ディジタル放送において78chで20:00から放
送が開始,を認識する。このとき受信するトランスポー
トストリームは、受信装置がこの視聴の前に受信してい
たトランスポートストリームであって、選択した番組が
含まれるトランスポートストリームとは限らない。これ
は、ARIBによる規格によって、各トランスポートス
トリームには、当該トランスポートストリームに含まれ
る番組(イベント)に関するデータを記述したEITだ
けでなく、当該トランスポートストリームに含まれて送
出される予定の未来のイベントについてのEITや、他
のトランスポートストリームに含まれる,あるいは含ま
れる予定のイベントについてのEITも有しているの
で、選択した番組が含まれないトランスポートストリー
ムからでも、選択した番組についてのEITを抽出する
ことが可能である。この認識した情報を、映像合成部6
6に出力して、EPGソフトによってEPG画面上に書
き込ませ、これを映像表示部67が画面表示する。そし
て、視聴者が地上波ディジタル放送による番組を視聴す
る場合、リモコン等に視聴予約することになる。あるい
は、そのままディジタルBS放送による番組を視聴する
場合には、制御部60は抽出したPSIより当該ch番
号が含まれるトランスポートストリームを認識して、B
S受信部51に該トランスポートストリームの受信を指
示するとともに、BS復調部52に該トランスポートス
トリームの信号のディジタル変調を復調させ、BS−F
EC部にビット誤りを訂正させる。そして、上記PSI
により、トランスポートデコード部62はPIDフィル
タを設定して、上記番組の映像および音声のパケットを
抽出し、映像デコード部63および音声デコード部64
で復号して当該番組の放映が開始される。
【0027】このようにして、選択した番組が既に放送
を開始している場合、視聴者は別の伝送路で後から放送
される同一番組を選択して視聴することができ、また、
今から番組を視聴しようとしていたが、別の伝送路で後
から放送される同一番組があれば、その時間に視聴する
ことがより好ましい場合、視聴者は後から放送される方
を選択することができる。このように、視聴者にとって
は選択の幅が広がり、より好ましい時間に番組を視聴す
ることが可能となる。
【0028】(実施例2)実施例2では受信状態によっ
て異なる伝送路で放送開始時刻を異にして放送される同
一番組(タイムシフト番組)に変更するものについて説
明する。実施例1と同様にして、視聴者がある番組を視
聴するとき、リモコンなどによって当該番組が提供され
るチャンネル(たとえば地上波ディジタル放送の78c
h)を選択すると、入力部59は選択内容を制御部60
に出力する。制御部60はこの選択内容を受けて、地上
波受信部55に当該チャンネルが含まれるトランスポー
トストリームの受信を開始させて、該トランスポートス
トリームの信号のディジタル変調を地上波復調部56に
復調させ、地上波FEC部57にビット誤りを訂正さ
せ、地上波PSI抽出部58には該トランスポートスト
リームからPSIを抽出させる。また、制御部60は、
トランスポートデコード部62が地上波PSI抽出部5
8からの出力を受けとるように、セレクタ61を切り替
え、トランスポートデコード部62で抽出された番組配
列情報(SI)の中の当該番組が記述されたEITから
event link descriptor を解析し、同一番組がどこにあ
るか(伝送路およびチャンネルと、放送開始時刻),た
とえばディジタルBS放送において103chで21:
15から放送開始や、地上波アナログ放送の6chで1
9:40から放送開始などを認識する。実施例2では、
このとき、地上波復調部56で、受信状態(BER:ビ
ットエラーレートなど)をチェックし、ある閾値以上で
あれば、制御部60は認識した情報を、映像合成部66
に送出して、EPGソフトによってEPG画面上に書き
込ませ、これを映像表示部67が画面表示する。上記E
PG画面上には、上記情報を視聴者にタイムシフト番組
の視聴を促すようなメッセージとして書き込む。視聴者
がディジタルBS放送や,地上波アナログ放送による番
組を視聴する場合には、リモコン等に視聴予約する。
【0029】このようにして、視聴者は受信状態の悪い
時間帯や伝送路で番組を視聴しなくても、受信状態のよ
いタイムシフト番組を視聴することができる。なお、タ
イムシフト番組の提供先がディジタル放送である場合に
は、ある閾値以上のとき、タイムシフト番組がある旨の
表示をすることなく、該タイムシフト番組を自動的に予
約するようにすることもできる。これによれば、視聴者
不在での録画時においても、受信状態のよいタイムシフ
ト番組を録画して、録画に失敗することを回避できる。
【0030】(実施例3)実施例3では複数の伝送路で
放送開始時刻を異にして放送される同一番組(タイムシ
フト番組)の放送時間と、既予約番組との時間的重複を
チェックするものについて説明する。
【0031】実施例1および2と同様にして、視聴者が
ある番組を視聴するとき、リモコンなどによって当該番
組が提供されるチャンネル(たとえば地上波ディジタル
放送の78ch)を選択をすると、入力部59は選択内
容を制御部60に出力する。制御部60はこの選択内容
を受けて、まず、地上波受信部55にトランスポートス
トリームの受信を開始させて、該トランスポートストリ
ームの信号のディジタル変調を地上波復調部56に復調
させ、地上波FEC部57にビット誤りを訂正させ、地
上波PSI抽出部58には該トランスポートストリーム
からPSIを抽出させる。制御部60は、該PSIから
当該番組の放送終了時刻を取得し、既に予約されている
番組と時間的に重複していないかを見る。重複していれ
ば、トランスポートデコード部62が地上波PSI抽出
部58からの出力を受けとるように、セレクタ61を切
り替え、トランスポートデコード部62で抽出されたS
Iの中の当該番組が記述されたEITからevent link d
escriptor を解析し、同一番組がどこにあるか(伝送路
およびチャンネルと、放送開始時刻),たとえばディジ
タルBS放送において103chで21:15から放送
開始,を認識し、既に予約されている番組と時間的に重
複していないかをみる。重複していないと判断した場
合、制御部60は認識した情報を、映像合成部66に送
出して、EPGソフトによってEPG画面上に書き込ま
せ、これを映像表示部67が画面表示する。上記EPG
画面上には、上記情報を、視聴者に視聴選択した番組
と、既予約番組との放送時間が重複するためタイムシフ
ト番組の視聴を促すようなメッセージとして書き込む。
【0032】あるいは、視聴者があるディジタルBS放
送の番組を予約(視聴予約または録画予約)するときで
あれば、リモコンなどによって当該番組が提供されるチ
ャンネル,並びに当該番組の放送開始時刻および放送終
了時刻を入力すると、入力部59は入力内容を制御部6
0に出力する。制御部60は、この選択内容を受けて、
既に予約されている番組と時間的に重複していないかを
みて、重複していると判断した場合、予約したい番組の
タイムシフト番組が存在するか否かをみる。すなわち、
BS受信部51にトランスポートストリームの受信を開
始させて、該トランスポートストリームの信号のディジ
タル変調をBS復調部52に復調させ、BS−FEC部
にビット誤りを訂正させ、BS−PSI抽出部54には
該トランスポートストリームからPSIを抽出させる。
そして、トランスポートデコード部62がBS−PSI
抽出部54からの出力を受けとるように、セレクタ61
を切り替え、トランスポートデコード部62で抽出され
たSIの中の当該番組が記述されたEITからevent li
nk descriptor を解析する。ここで、上述のように、各
トランスポートストリームには、他のトランスポートス
トリームに含まれる,あるいは含まれる予定のイベント
についてのEITも有しているので、予約したい番組が
提供されるチャンネルが含まれないトランスポートスト
リームに含まれる番組を視聴しているときであっても、
該トランスポートストリームから予約したい番組につい
てのEITを抽出することが可能である。このように、
制御部60は、解析結果より、同一番組がどこにあるか
の情報を認識し、認識した情報を、映像合成部66に送
出して、EPGソフトによってEPG画面上に書き込ま
せ、これを映像表示部67が画面表示する。上記EPG
画面上には、上記情報を、視聴者に既予約番組と放送時
間が重複するためタイムシフト番組の予約を促すような
メッセージとして書き込む。あるいは、タイムシフト番
組があるので該タイムシフト番組を予約する旨の表示を
して、当該タイムシフト番組を自動的に予約するように
する。
【0033】このようにして、複数の番組を予約すると
きであっても、タイムシフト番組から相互に適切な放送
開始時刻および終了時刻のものを自動的に選択して、放
送が重複することなく、容易に予約することが可能であ
る。
【0034】(実施例4)実施例4では受信状態が悪化
したときに、異なる伝送路で同時放送される同一番組に
切り替えるものについて説明する。実施例2と同様にし
て、視聴者がある番組を視聴するとき、リモコンなどに
よって当該番組が提供されるチャンネル(たとえば地上
波ディジタル放送の78ch)を選択すると、入力部5
9は選択内容を制御部60に出力する。制御部60はこ
の選択内容を受けて、地上波受信部55に当該チャンネ
ルが含まれるトランスポートストリームの受信を開始さ
せ、該トランスポートストリームの信号のディジタル変
調を地上波復調部56に復調させ、地上波FEC部57
にビット誤りを訂正させ、地上波PSI抽出部58には
該トランスポートストリームからPSIを抽出させる。
また、セレクタ61にはトランスポートデコード部62
への出力を地上波PSI抽出部58からのものに切り替
えさせる。そして、上記PSIにより、トランスポート
デコード部62はPIDフィルタを設定して、上記番組
の映像および音声のパケットを抽出し、映像デコード部
63および音声デコード部64で復号して当該番組の放
映が開始される。このとき、地上波復調部56で、受信
状態(BER:ビットエラーレート)をチェックしてお
くとともに、制御部60は、トランスポートデコード部
62で抽出されるSIの中の当該番組が記述されたEI
Tからevent link descriptor を解析し、同一番組がど
こにあるか(伝送路およびチャンネルと、同時放送であ
ること),たとえばディジタルBS放送において103
chで同時放送中であることを認識する。ここで、同時
放送中であることは、event link descriptor 31のsh
ift time39に開始時刻が記述されていれば、EITに
記述された当該番組のstart timeとが一致することによ
って同時放送中であることがわかる。あるいは、shift
time39に当該ディジタルBS放送の番組の開始時刻と
の差が0として記述されている場合には、上記start ti
meと比較することなく同時放送中であることがわかる。
そして、上記BERがある閾値以上になると、制御部6
0は、EPGソフトによって映像合成部66で同一番組
を伝送路を切り替えて放送する旨をEPG画面上に書き
込ませ、これを映像表示部67が画面表示する。また、
ディジタルBS放送における当該番組が含まれるトラン
スポートストリームの受信を、BS受信部51に開始さ
せ、BS復調部52には当該TSの信号のディジタル変
調を復調させ、BS−FEC部53にはそのビット誤り
を訂正させるとともに、BS−PSI抽出部54には該
トランスポートストリームからPSIを抽出させる。ま
た、セレクタ61にはトランスポートデコード部62へ
の出力をBS−PSI抽出部54からのものに切り替え
させる。上記PSIにより、トランスポートデコード部
62はPIDフィルタを設定して、上記番組の映像およ
び音声のパケットを抽出し、映像デコード部63および
音声デコード部64で復号して、ディジタルBS放送の
103chで当該番組の放映が開始される。
【0035】なお、上記のように、BERがある閾値以
上になったとき、自動的に同時放送番組に切り替えるの
ではなく、視聴者に切り替えを促すようにしてもよいこ
とは言うまでもない。このようにして、視聴者は視聴し
ている伝送路での受信状態が悪くなったとき、受信状態
の良い別の伝送路に切り替えて、同時放送されている番
組を視聴することができる。
【0036】(実施例5)実施例5では受信状態によっ
て異なる伝送路で同時放送される同一番組のいずれかを
選択して視聴または録画を開始するものについて説明す
る。視聴者がディジタルBS放送のある番組を録画する
とき、リモコンなどによって当該番組を録画予約する
と、入力部59は選択内容を制御部60に出力する。制
御部60はこの選択内容を受けて、録画時刻の数十から
数秒前になると、BS受信部51に当該番組が含まれる
トランスポートストリームの信号の受信を指示するとと
もに、BS復調部52に該信号のディジタル変調を復調
させ、BS−FEC部にビット誤りを訂正させ、BS−
PSI抽出部54には該トランスポートストリームから
PSIを抽出させる。また、セレクタ61にはトランス
ポートデコード部62への出力をBS−PSI抽出部5
4からのものに切り替えさせると、トランスポートデコ
ード部62ではSIの中の当該番組が記述されたEIT
を抽出する。このとき、BS復調部52で、受信状態
(BER:ビットエラーレート)をチェックする。ま
た、制御部60は、上記抽出されたEITからevent li
nk descriptor を解析し、同一番組がどこで同時放送さ
れているかという情報(たとえば地上波ディジタル放送
の78chで同時放送中)を認識する。これによって制
御部60は地上波ディジタル放送における当該番組が含
まれるトランスポートストリーム(TS)の受信を、地
上波受信部55に開始させ、地上波復調部56には当該
TSの信号のディジタル変調を復調させ、地上波FEC
部57にはそのビット誤りを訂正させ、BS−PSI抽
出部54には該トランスポートストリームからPSIを
抽出させる。このときも、地上波復調部56で、受信状
態をチェックする。そして、制御部60は、BS復調部
52および地上波復調部56でチェックしたBERを比
較して、受信状態の良い(BERの小さい)伝送路で放
送される番組を録画させる。たとえば、地上波ディジタ
ル放送の方が良ければ、セレクタ61にトランスポート
デコード部62への出力を地上波PSI抽出部58から
のものに切り替えさせる。トランスポートデコード部6
2は地上波PSI抽出部58で抽出されたPSIに基づ
いて、PIDフィルタを設定して、上記番組の映像およ
び音声のパケットを抽出し、映像デコード部63および
音声デコード部64で復号して当該番組の放映が開始さ
れ、地上波ディジタル放送の78chで放送される番組
が録画される。
【0037】また、視聴者がある番組を視聴するとき
は、前もってevent link descriptorを抽出して、同時
放送番組のBERを比較することはできないが、その他
は上記録画時と同様に動作する。さらに、実施例4のよ
うに、伝送路を切り替えて放送する旨をEPG画面上に
書き込ませ、これを画面表示するものとしてもよい。
【0038】このようにして、視聴者は複数の同時放送
番組のうち受信状態の良いほうを自動的に選択して、録
画または視聴を開始することができ、録画に失敗するこ
とがない。
【0039】なお、上記実施例1〜5において、ディジ
タルBS放送による番組を視聴者が選択して、ディジタ
ルBS放送のトランスポートストリームのEITからev
entlink descriptor を抽出して、タイムシフト番組あ
るいは同時放送番組の所在を取得して、地上波ディジタ
ル放送で放送されるタイムシフト番組あるいは同時放送
番組に切り替えて、視聴または録画する場合について説
明したものは、逆に地上波ディジタル放送からディジタ
ルBS放送への切り替えの場合にも、全く同様に説明さ
れるものである。また、ディジタルBS放送や地上波デ
ィジタル放送以外のディジタルCS放送などの伝送路か
ら、ディジタルBS放送や地上波ディジタル放送への切
り替えや、その逆も行なわれ、上記実施例1〜5と同様
の効果を得ることが可能である。さらに、実施例1,3
〜5においても、実施例2のようにディジタル放送にお
いてアナログ放送による同一番組とのリンク情報を提供
することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明(請求項1)にか
かるディジタル放送方法によれば、複数伝送路で、同一
番組が放送されるディジタル放送において、上記複数伝
送路のうちの一の伝送路で放送する番組の映像を生成す
る映像生成ステップと、上記一の伝送路以外の伝送路で
放送される上記同一番組についての情報を記述した記述
子を生成する生成ステップと、上記記述子を当該記述子
以外の記述子とともに配置してイベント情報テーブル
(EIT)を生成するEIT生成ステップと、上記イベ
ント情報テーブル(EIT)と当該イベント情報テーブ
ル(EIT)以外のテーブルとを多重化して番組配列情
報(SI)を構成するSI多重化ステップとを有するも
のとしたから、受信側で一の伝送路以外の伝送路で放送
される上記同一番組についての情報を記述した記述子を
利用すれば、視聴者に選択した番組とは異なる伝送路で
放送される同一番組についての情報を提示して、選択の
幅を広げることができる効果がある。
【0041】また、本発明(請求項2)にかかるディジ
タル放送方法によれば、請求項1に記載のディジタル放
送方法において、上記生成ステップは、上記同一番組に
ついて、少なくとも受信可能地域,伝送路,ネットワー
ク,トランスポートストリーム,サービスおよび開始時
刻あるいは上記一の伝送路で放送する番組の開始時刻と
の時間差からなる情報を記述した記述子を生成するもの
としたから、受信側でそのような記述子を利用すれば、
視聴者に選択した番組とは異なる伝送路で放送される同
一番組についての情報を提示して、選択の幅を広げるこ
とができる効果がある。
【0042】また、本発明(請求項3)にかかる受信装
置によれば、ディジタル放送の一の伝送路により送信側
から放送される,番組の映像と、当該伝送路以外の伝送
路で放送される当該番組の同一番組についての情報を記
述した記述子をイベント情報テーブル(EIT)に配置
した番組配列情報(SI)とを受信する受信装置におい
て、複数の伝送路からの放送信号をそれぞれ受信する複
数の受信手段と、上記イベント情報テーブル(EIT)
から上記記述子を抽出する,上記複数の受信手段に対応
する複数のトランスポートデコード手段と、抽出された
記述子を解析して、上記同一番組についての情報を取得
する制御手段と、上記番組の映像または上記制御手段で
取得された情報を配置して画面を作成する映像合成手段
とを備えた構成としたから、視聴者にとっては選択の幅
が広がり、より好ましい伝送路や時間に番組を視聴する
ことが可能となる効果がある。
【0043】また、本発明(請求項4)にかかる受信装
置によれば、請求項3に記載の受信装置において、上記
映像合成手段は、上記番組を選択したとき、電子番組ガ
イド(EPG)により当該番組の同一番組が別伝送路で
放送されることを示すものとしたから、視聴者にとって
は選択の幅が広がり、より好ましい伝送路や時間に番組
を視聴することが可能となる効果がある。
【0044】また、本発明(請求項5)にかかる受信装
置によれば、請求項3に記載の受信装置において、上記
複数の受信手段に対応して、各伝送路からの受信状態を
検知する複数の復調手段をさらに備え、上記制御手段
は、放送中の上記番組の伝送路での受信状態が、当該伝
送路に対応する復調手段による検知によって、一定状態
以下に悪化したことを認識したとき、上記映像合成手段
に上記同一番組についての情報を出力し、上記映像合成
手段は、上記制御手段からの情報に基づいて、受信中の
伝送路以外の伝送路で放送される同一番組の視聴を促す
メッセージを表示するものとしたから、視聴者は受信状
態の悪い時間帯や伝送路で番組を視聴しなくても、受信
状態のよい同一番組を視聴することができる効果があ
る。
【0045】また、本発明(請求項6)にかかる受信装
置によれば、請求項5に記載の受信装置において、上記
制御手段は、放送中の上記番組の伝送路での受信状態
が、当該伝送路に対応する復調手段による検知によっ
て、一定状態以下に悪化したことを認識したとき、上記
同一番組が放送される伝送路からの受信に切り替え、上
記映像合成手段は、上記制御手段からの情報に基づい
て、受信中の伝送路以外の伝送路で放送される同一番組
に切り替えた旨のメッセージを表示するものとしたか
ら、視聴者不在での録画時においても、受信状態のよい
同一番組を録画して、録画に失敗することを回避できる
効果がある。
【0046】また、本発明(請求項7)にかかる受信装
置によれば、請求項5に記載の受信装置において、同時
刻に放送開始される同一番組のうちの1つの番組を選択
したとき、上記同一番組が放送される伝送路に対応する
復調手段は、放送開始前にそれぞれ受信状態を検知し、
上記制御手段は、上記復調手段による検知結果を取得し
て,比較し、最も受信状態の良い伝送路を特定し、上記
映像合成手段は、上記制御手段からの情報に基づいて、
最も受信状態の良い伝送路からの受信を促すメッセージ
を表示するものとしたから、視聴者は視聴している伝送
路での受信状態が悪くなったとき、受信状態の良い別の
伝送路に切り替えて、同時放送されている番組を視聴す
ることができる効果がある。
【0047】また、本発明(請求項8)にかかる受信装
置によれば、請求項7に記載の受信装置において、上記
制御手段は、最も受信状態の良い伝送路を特定し、当該
伝送路からの受信に設定し、上記映像合成手段は、上記
制御手段からの情報に基づいて、最も受信状態の良い伝
送路からの受信に設定した旨のメッセージを表示するも
のとしたから、視聴者は複数の同時放送番組のうち受信
状態の良いほうを自動的に選択して、録画または視聴を
開始することができ、録画に失敗することを回避するこ
とができる効果がある。
【0048】また、本発明(請求項9)にかかる受信装
置によれば、請求項3に記載の受信装置において、上記
制御手段は、選択された番組が既予約番組と時間的に重
複するか否かを確認し、重複したとき上記情報に基づい
て、既予約番組と時間的に重複しない同一番組の存在を
確認し、上記映像合成手段は、上記同一番組が存在する
とき、上記同一番組の選択への切り替えを促すメッセー
ジを表示するものである。
【0049】また、本発明(請求項10)にかかる受信
装置によれば、請求項9に記載の受信装置において、上
記制御手段は、上記同一番組が存在するとき、当該同一
番組の選択へ切り替え、上記映像合成手段は、上記同一
番組の選択に切り替えるメッセージを表示するものとし
たから、複数の番組を予約するときであっても、同一番
組から相互に適切な放送開始時刻および終了時刻のもの
を選択して、放送が重複することなく、容易に予約する
ことが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるディジタル放送方法
における送信側の構成の概略を示すブロック図である。
【図2】図1における番組配列情報生成部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態によるディジタル放送方法
において送信する番組配列情報のEITに配置するデー
タの構造を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるディジタル放送受
信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 番組配列情報生成部 12 映像生成部 13 音声生成部 14 多重化部 15 変調器 16 アンテナ 21 event link descriptor 生成部 22 その他のdescriptor生成部 23 EIT生成部 24 その他のテーブル生成部 25 SI多重化部 31 event link descriptor 32 社団法人電波産業会の規格によるevent link des
criptor 33 area code 34 link media id 35 link network id 36 link transportstream id 37 link service id 38 link event id 39 shift time 40 analog channel number 51 BS受信部 52 BS復調部 53 BS−FEC部 54 BS−PSI抽出部 55 地上波受信部 56 地上波復調部 57 地上波FEC部 58 地上波PSI抽出部 59 入力部 60 制御部 61 セレクタ 62 トランスポートデコード部 63 映像デコード部 64 音声デコード部 65 音声出力部 66 映像合成部 67 映像表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数伝送路で、同一番組が放送されるデ
    ィジタル放送において、 上記複数伝送路のうちの一の伝送路で放送する番組の映
    像を生成する映像生成ステップと、 上記一の伝送路以外の伝送路で放送される上記同一番組
    についての情報を記述した記述子を生成する生成ステッ
    プと、 上記記述子を当該記述子以外の記述子とともに配置して
    イベント情報テーブル(EIT)を生成するEIT生成
    ステップと、 上記イベント情報テーブル(EIT)と当該イベント情
    報テーブル(EIT)以外のテーブルとを多重化して番
    組配列情報(SI)を構成するSI多重化ステップとを
    有することを特徴とするディジタル放送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル放送方法に
    おいて、 上記生成ステップは、上記同一番組について、少なくと
    も受信可能地域,伝送路,ネットワーク,トランスポー
    トストリーム,サービスおよび開始時刻あるいは上記一
    の伝送路で放送する番組の開始時刻との時間差からなる
    情報を記述した記述子を生成するものであることを特徴
    とするディジタル放送方法。
  3. 【請求項3】 ディジタル放送の一の伝送路により送信
    側から放送される,番組の映像と、当該伝送路以外の伝
    送路で放送される当該番組の同一番組についての情報を
    記述した記述子をイベント情報テーブル(EIT)に配
    置した番組配列情報(SI)とを受信する受信装置にお
    いて、 複数の伝送路からの放送信号をそれぞれ受信する複数の
    受信手段と、 上記イベント情報テーブル(EIT)から上記記述子を
    抽出する,上記複数の受信手段に対応する複数のトラン
    スポートデコード手段と、 抽出された記述子を解析して、上記同一番組についての
    情報を取得する制御手段と、 上記番組の映像または上記制御手段で取得された情報を
    配置して画面を作成する映像合成手段とを備えたことを
    特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の受信装置において、 上記映像合成手段は、上記番組を選択したとき、電子番
    組ガイド(EPG)により当該番組の同一番組が別伝送
    路で放送されることを示すものであることを特徴とする
    受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の受信装置において、 上記複数の受信手段に対応して、各伝送路からの受信状
    態を検知する複数の復調手段をさらに備え、 上記制御手段は、放送中の上記番組の伝送路での受信状
    態が、当該伝送路に対応する復調手段による検知によっ
    て、一定状態以下に悪化したことを認識したとき、上記
    映像合成手段に上記同一番組についての情報を出力し、 上記映像合成手段は、上記制御手段からの情報に基づい
    て、受信中の伝送路以外の伝送路で放送される同一番組
    の視聴を促すメッセージを表示するものであることを特
    徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の受信装置において、 上記制御手段は、放送中の上記番組の伝送路での受信状
    態が、当該伝送路に対応する復調手段による検知によっ
    て、一定状態以下に悪化したことを認識したとき、上記
    同一番組が放送される伝送路からの受信に切り替え、 上記映像合成手段は、上記制御手段からの情報に基づい
    て、受信中の伝送路以外の伝送路で放送される同一番組
    に切り替えた旨のメッセージを表示するものであること
    を特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の受信装置において、 同時刻に放送開始される同一番組のうちの1つの番組を
    選択したとき、 上記同一番組が放送される伝送路に対応する復調手段
    は、放送開始前にそれぞれ受信状態を検知し、 上記制御手段は、上記復調手段による検知結果を取得し
    て,比較し、最も受信状態の良い伝送路を特定し、 上記映像合成手段は、上記制御手段からの情報に基づい
    て、最も受信状態の良い伝送路からの受信を促すメッセ
    ージを表示するものであることを特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の受信装置において、 上記制御手段は、最も受信状態の良い伝送路を特定し、
    当該伝送路からの受信に設定し、 上記映像合成手段は、上記制御手段からの情報に基づい
    て、最も受信状態の良い伝送路からの受信に設定した旨
    のメッセージを表示するものであることを特徴とする受
    信装置。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の受信装置において、 上記制御手段は、選択された番組が既予約番組と時間的
    に重複するか否かを確認し、重複したとき上記情報に基
    づいて、既予約番組と時間的に重複しない同一番組の存
    在を確認し、 上記映像合成手段は、上記同一番組が存在するとき、上
    記同一番組の選択への切り替えを促すメッセージを表示
    するものであることを特徴とする受信装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の受信装置において、 上記制御手段は、上記同一番組が存在するとき、当該同
    一番組の選択へ切り替え、 上記映像合成手段は、上記同一番組の選択に切り替える
    メッセージを表示するものであることを特徴とする受信
    装置。
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