JP4783215B2 - 送信装置、受信装置、送信プログラム、及び受信プログラム - Google Patents

送信装置、受信装置、送信プログラム、及び受信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、送信装置、受信装置、送信プログラム、及び受信プログラムに係り、特に効率的なコンテンツの送信又は受信を実現するための送信装置、受信装置、送信プログラム、及び受信プログラムに関する。
近年、データ放送サービスが普及してきている。特に、国内のデータ放送では、BML(Broadcast Markup Language)方式を採用しており、BML文書や静止画、音声データ、数値データ等の各種素材データが多数多重伝送され、様々なページからなるコンテンツを構成している。
ここで、データ放送では、BS(Broadcasting Satellite)放送や地上波放送等、送出メディア毎に受信用プロファイルを厳密に規定した上で、受信装置が実装されコンテンツが制作されている。一方、受信側のニーズとして、同内容のコンテンツであっても様々な方法で視聴したいという要求や、より詳細な情報を視聴したいという要求がある。
特に、視聴覚や肢体に障害のある視聴者にとっては、現状規定されている受信用プロファイルでは十分な操作性を得ることができないため、データ放送のコンテンツにアクセスできないという事態が生じている。
このような事態に対処するため、通常の規定通りに制作されたデータ放送とは別のサービスとして、障害者向けサービス等の特殊用途向けサービスを実現するための試みがある。しかしながら、そのような別のサービスを既存のサービスと全く別に制作し伝送することは、制作の負荷が増える点や、伝送帯域を浪費する点で問題があった。
そこで、これらの問題を避けるため、既存のサービスと共存させる方法が存在する(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。特許文献1に示されている方法は、既存のBML文書に、既存の受信装置では解釈されない情報を埋め込む方法である。また、特許文献2に示されている方法は、受信側に予め用意された情報を利用して、一般向けに放送された通常コンテンツを特殊用途向けに変換するものである。
特開2005−229384号公報 特開2004−334372号公報
しかしながら、上述した従来手法である特許文献1では、十分な量と質の情報を埋め込むことが困難である点や、既存の受信装置に影響が出ないことを保障することが困難である点等の問題があった。
また、特許文献2では、受信側で変換するための情報を事前に取得しておく必要がある点や、コンテンツが定型的に制作される場合にのみ適用できるといった制限が発生する点等の問題があった。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、効率的なコンテンツの送信又は受信を実現するための送信装置、受信装置、送信プログラム、及び受信プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、予め設定された目的で生成された通常コンテンツと、前記通常コンテンツとは異なる1又は複数の特殊コンテンツとを送信する送信装置において、前記通常コンテンツを生成する通常コンテンツ生成手段と、前記特殊コンテンツを生成する特殊コンテンツ生成手段と、前記通常コンテンツと、前記特殊コンテンツとに基づいて1又は複数の差分データを生成する差分生成手段と、前記通常コンテンツと、前記差分データとを多重化する多重化手段と、前記多重化手段により多重化されたコンテンツデータを送信する送信手段とを有し、前記差分生成手段は、受信側で前記通常コンテンツを用いて前記特殊コンテンツを生成するための差分データを生成し、更に前記差分生成手段は、前記通常コンテンツに対して複数の前記差分データを生成する場合に、前記通常コンテンツに含まれるデータと、前記差分データとの対応関係を示す対応データを生成し、前記対応データは、前記通常コンテンツの識別情報と、前記差分データの識別情報と、前記通常コンテンツに含まれるデータに対して全置換、一部置換、追加、及び削除のうち少なくとも1つを実行するための情報とを含むことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、効率的なコンテンツの送信を実現することができる。つまり、通常コンテンツとは異なる付加サービスを、受信側には影響を与えず、かつ、なるべく伝送帯域を消費しない方法で実現することができる。したがって、高精度なコンテンツの提供サービスを実現することができる。また、特殊コンテンツそのものではなく、通常コンテンツに対する差分データのみを伝送することで、伝送量を削減することができる。また、受信側では、対応データを参照して、通常コンテンツを変更することで、高精度で効率的に特殊コンテンツを生成することができる。
請求項に記載された発明は、前記多重化手段は、カルーセル伝送方式によりコンテンツデータを送信させる場合には、モジュール単位で前記差分データを多重化することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、カルーセル毎に対応する差分データを管理することができる。
請求項に記載された発明は、前記多重化手段は、前記カルーセル伝送方式によりコンテンツデータを送信させる場合には、カルーセル単位で前記差分データを多重化することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、1つのカルーセルにより全カルーセルに対する差分データを管理することができる。したがって、通常コンテンツの生成と、差分データの生成とをそれぞれ別個に扱うことができる。
請求項に記載された発明は、通信ネットワークを用いて送信するためのネットワーク配信手段を有し、前記送信手段は、電波を用いて送信し、前記差分データ及び前記対応データは、送信側における指示により、前記ネットワーク配信手段又は前記送信手段から送信されることを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、差分データはデータ量が少ないため、通信ネットワークを用いても大幅に遅延させることなく伝送させることができる。また、第三者が通信ネットワークから差分データを盗んだとしても、差分データだけではコンテンツを生成することができないため、安全性を維持することができる。
請求項に記載された発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の送信装置により送信されたコンテンツデータを受信する受信装置において、前記コンテンツデータを受信する受信手段と、前記受信手段により得られるコンテンツデータを、予め設定された目的で生成された通常コンテンツと、前記通常コンテンツとは異なる1又は複数の特殊コンテンツを生成するための差分データとに分離する分離手段と、前記分離手段により分離された差分データから、使用者により設定された特殊コンテンツを生成するための特殊コンテンツ生成手段と、前記特殊コンテンツ生成手段により生成された特殊コンテンツを再生して前記使用者に提示する特殊コンテンツ再生提示手段とを有し、前記分離手段は、前記コンテンツデータに含まれる前記差分データと前記通常コンテンツとの対応関係を示す1又は複数の対応データを分離し、前記対応データのうち、前記使用者による設定に対応した対応データを選択する差分対応判別手段を有し、前記特殊コンテンツ生成手段は、前記差分対応判別手段により選択された対応データに対応する通常コンテンツ及び差分データを用いて、前記通常コンテンツに含まれるデータに対して、前記差分データによる全置換、一部置換、及び追加、並びに前記コンテンツに含まれるデータの削除のうち、少なくとも1つを実行し前記特殊コンテンツを生成することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、効率的にコンテンツを受信し、また通常コンテンツから特殊コンテンツを生成して使用者に再生、提示を実現することができる。また、対応データを参照して、通常コンテンツを変更することで、高精度で効率的に特殊コンテンツを生成することができる。また、通常コンテンツを元にするため、差分データが提供されてない部分は通常コンテンツの部分が提示される。したがって、最低限のサービスを保障でき、またリンク等により対応するリソースを取得することができない等の破綻の発生を防止することができる。
請求項に記載された発明は、前記対応データにアドレス情報が含まれていた場合に、通信ネットワークを介して前記アドレス情報に含まれるリンク先にアクセスし、前記リンク先から対応する前記差分データを取得するネットワーク取得手段を有することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、通信ネットワークを介して差分データを取得することができる。これにより、高精度なコンテンツの提供サービスを実現することができる。
請求項7に記載された発明は、コンピュータを、請求項1乃至4の何れか1項に記載の送信装置が有する各手段として機能させるための送信プログラムである。
請求項記載の発明によれば、効率的なコンテンツの送信を実現することができる。つまり、通常コンテンツとは異なる付加サービスを、受信側には影響を与えず、かつ、なるべく伝送帯域を消費しない方法で実現することができる。したがって、高精度なコンテンツの提供サービスを実現することができる。また、実行プログラムをコンピュータにインストールすることにより、容易に送信処理を実現することができる。
請求項8に記載された発明は、コンピュータを、請求項5又は6に記載の受信装置が有する各手段として機能させるための受信プログラムである。
請求項記載の発明によれば、効率的にコンテンツを受信し、また通常コンテンツから特殊コンテンツを生成して使用者に再生、提示を実現することができる。また、実行プログラムをコンピュータにインストールすることにより、容易に受信処理を実現することができる。
本発明によれば、効率的なコンテンツの送信又は受信を実現することができる。
<本発明の特徴>
本発明は、予め設定された目的で生成された通常コンテンツと、通常コンテンツとは異なる1又は複数の特殊コンテンツを提供するデータ放送等のサービスを、受信側には影響を与えず、かつ、なるべく伝送帯域を消費しない効率的な方法で実現する。
具体的には、例えば一般視聴者用の通常コンテンツと障害者や言語の異なる外国人向け等の特殊用途向けサービス用の特殊コンテンツとの差分データを通常コンテンツの伝送領域とは別の領域に多重して送信する。なお、差分データとは、通常コンテンツを元にして特殊コンテンツを生成することができるようなデータである。
<実施の形態>
次に、上述した特徴を有する本発明における送信装置、受信装置、送信プログラム、及び受信プログラムを好適に実施した形態について、図面を用いて説明する。
<第1の実施の形態:システム構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態における放送システムの一構成例を示す図である。図1に示す放送システム10は、送信装置11と、受信装置12とを有するよう構成されている。
送信装置11は、放送局やコンテンツ提供事業者等からなり、一般の視聴者に提供する通常コンテンツを送信する。また、送信装置11は、通常コンテンツと対応して生成される特殊コンテンツ生成用の差分データを、通常コンテンツの伝送領域とは別の領域(例えば、別カルーセル等)に多重して送信する。
なお、一般的にコンテンツは、1又は複数のリソース(ファイル)単位で構成されるが、本発明における差分データは、その中の単一のファイル全体を差分する場合と、ファイル内の1部分のみを差分する場合とがある。
このように、送信(制作)側で予め通常コンテンツと特殊コンテンツの差分データを生成し、特殊コンテンツそのものを送信せずに差分データを送信することで、伝送帯域を節約することができる。
また、1つの通常コンテンツに対して1又は複数の差分データが存在するため、送信装置11は、どの通常コンテンツのどの部分に対応する差分データであるかを示す対応データを生成し、対応データも差分データと共に多重化して送信する。なお、送信装置11は、差分データの伝送位置情報や名称等の識別情報を通常コンテンツと1:1に対応付けして送信する場合には、対応データは必要ない。
送信装置11は、通常コンテンツ、差分データ、及び必要に応じて対応データと多重化して、多重化されたコンテンツデータをアンテナ等の送信手段により衛星放送及び地上波放送の電波として送信する。
一方、受信装置12−1〜12−nは、それぞれの家庭等や中継局等に設けられ、アンテナ等の送信手段により、送信装置11から送信された電波を受信する。各受信装置12−1〜12−nは、それぞれの用途に応じて通常コンテンツを再生したり、通常コンテンツを元にして差分データから特殊コンテンツを生成し、生成した特殊コンテンツを再生して使用者(視聴者)等に提示する。
これにより、例えば通常のデータ放送とは異なる付加サービスを、通常のデータ放送受信装置には影響を与えずに、かつ、なるべく伝送帯域を消費せずに提供することができる。また、特殊用途向けサービスを提供できないコンテンツであっても通常コンテンツを提示させることができるため、コンテンツサービスの破綻を防止することができる。したがって、効率的に高精度なコンテンツの提供サービスを実現することができる。
なお、図1に示すシステム構成において、送信装置11と受信装置12との関係を1:nとしているが、本発明におけるシステム構成はこれに限定されるものではなく、例えばn:nとしてもよい。次に、送信装置11及び受信装置12の各機能構成について説明する。
<送信装置11>
図2は、第1の実施の形態における送信装置の機能構成の一例を示す図である。図2に示す送信装置11は、コンテンツデータベース20と、通常コンテンツ生成手段21と、特殊コンテンツ生成手段22と、差分生成手段23と、多重化手段24と、送信手段25と、蓄積手段26とを有するよう構成されている。
コンテンツデータベース20には、通常コンテンツ及び特殊コンテンツを生成するための多種のメタデータや、画像データ、音声データ、テキストデータ等の素材データ等が予め蓄積されている。
通常コンテンツ生成手段21は、コンテンツデータベース20から一般向けサービス用のコンテンツを提供するために必要なデータを取得し、通常コンテンツを生成する。また、通常コンテンツ生成手段21は、生成されたコンテンツを通常コンテンツ蓄積手段26−1に出力する。
また、特殊コンテンツ生成手段22は、コンテンツデータベース20から障害者や外国人用等の特殊用途向けサービス用のコンテンツを提供ために必要なデータを取得し、通常のコンテンツに対応する1又は複数の特殊コンテンツを生成し、その特殊コンテンツに対応するメタデータを生成する。また、特殊コンテンツ生成手段22は、生成された特殊コンテンツを特殊コンテンツ蓄積手段26−2に出力し、特殊コンテンツに対応するメタデータをメタデータ蓄積手段26−3に出力して各蓄積手段により蓄積される。なお、通常コンテンツ生成手段21及び特殊コンテンツ生成手段22で作成される各コンテンツは、1又は複数のリソース(ファイル)単位で構成される。
次に、差分生成手段23は、通常コンテンツ蓄積手段26−1から通常コンテンツを取得し、特殊コンテンツ蓄積手段26−2から特殊コンテンツを取得し、更にメタデータ蓄積手段26−3からメタデータを取得して、通常コンテンツに対応する1又は複数の特殊コンテンツのそれぞれに対する差分データを生成する。また、本実施の形態において、差分生成手段23は、通常コンテンツと差分データとの対応関係を示す対応データを生成する。なお、差分生成手段23は、対応データは、複数の差分データのそれぞれに対して対応データを生成してもよく、また複数の差分データに対して1つの対応データを生成してもよい。
ここで、差分データは、上述したように受信側で通常コンテンツに適用することで特殊コンテンツを生成することができるようなデータである。なお、差分生成手段23は、1又は複数のファイル単位で構成されたコンテンツに対して、その中の単一のファイル全体を差分データと置換する場合と、ファイル内の一部分だけを差分データと置換する場合とがある。
これらは、例えば通常コンテンツと特殊コンテンツとを比較した場合に同一のファイル名が存在する場合には、対応データに含まれるパラメータやファイルの拡張子等により、ファイル全体の置換であるか、ファイル内の部分的な置換であるかが判断される。具体的には、例えば画像ファイルの場合には、ファイル全体が置換され、テキストファイルの場合には、部分的に置換される。なお、画像ファイル等のバイナリデータであってもバイナリ差分記述形式を利用することで、部分的な差分データを生成することは可能である。更に、通常コンテンツと特殊コンテンツとをファイル単位で比較した場合に通常コンテンツにないファイルが特殊コンテンツに含まれる場合は、ファイル全体を新規に追加される。
また、対応データには、通常コンテンツの伝送位置情報や名称等の識別情報と、対応する差分データの伝送位置情報や名称等の識別情報と、通常コンテンツに対してどのように置換や追加、削除等の変更を行うかを示す情報(パラメータ等)が記述される。また、対応データには、上述した情報以外にも特殊コンテンツに付加するためのメタデータを記述することもできる。
また、差分生成手段23は、後述する多重化手段24により差分データの伝送位置情報や名称等の識別情報を通常コンテンツと1:1に対応付けして送信する場合には、対応データは生成しなくてもよい。
差分生成手段23は、生成した差分データを差分データ蓄積手段26−4に蓄積し、また対応データを生成した場合には対応データ蓄積手段26−5に出力して各蓄積手段により蓄積される。
多重化手段24は、通常コンテンツ蓄積手段26−1から通常コンテンツを取得し、差分データ蓄積手段26−4から差分データを取得し、また必要に応じて対応データ蓄積手段26−5から対応データを取得して、多重化を行う。
ここで、多重化手段24は、差分データと対応データとを予め設定された位置に多重し、予め設定された領域で伝送される。具体的には、通常のデータ放送コンテンツの伝送領域とは別の領域(例えば、別モジュールや別カルーセル等)に多重する。
また、差分データや対応データは、予め決められた領域でなく、伝送レイヤでの記述子等により送出位置を指示することもできる。その場合、多重化手段24は、位置を指定する記述子を生成して、その記述子と、記述子に指定する位置に対応データと差分データを多重する。
なお、多重化手段は、対応データと差分データとを一緒に多重させてもよく、また別の位置に多重させてもよい。また、多重化手段24は、多重化されたコンテンツデータを送信手段25に出力する。
送信手段25は、多重化手段24により得られる多重化されたコンテンツデータをアンテナ等により受信装置12に伝送する。また、送信手段25は、例えばカルーセル伝送方式等を用いてコンテンツデータを繰り返し伝送する。なお、送信手段25における送信手法については、これに限定されるものではない。
ここで、上述した送信装置11の機能構成において、コンテンツデータベース20は送信装置11内に設けなくてもよく、例えばコンテンツデータベース20と同様のデータが蓄積された他の外部装置から取得してもよい。また、通常コンテンツ蓄積手段26−1、特殊コンテンツ蓄積手段26−2、メタデータ蓄積手段26−3、差分データ蓄積手段26−4、及び対応データ蓄積手段26−5は、1又は複数の蓄積手段に蓄積させてもよい。
<受信装置12>
次に、受信装置12の機能構成について説明する。図3は、第1の実施の形態における受信装置の機能構成の一例を示す図である。図3に示す受信装置12は、受信手段31と、分離手段32と、差分対応判別手段33と、特殊コンテンツ生成手段34と、通常コンテンツ再生提示手段35と、特殊コンテンツ再生提示手段36と、蓄積手段37とを有するよう構成されている。
受信手段31は、アンテナ等により送信装置11からの伝送電波を受信する。分離手段32は、受信した多重化データを分離する。具体的には、予め設定された位置に多重化された通常コンテンツ、予め設定された位置又は記述子等により指定された位置から差分データ、及び受信したデータに対応データが含まれている場合には、その対応データ等をそれぞれデータ単位で分離する。
また、分離手段32は、分離した通常コンテンツを通常コンテンツ蓄積手段37−1に出力し、対応データを対応データ蓄積手段37−2に出力し、差分データを差分データ蓄積手段37−3に出力して、各蓄積手段により蓄積される。
差分対応判別手段33は、対応データ蓄積手段37−2から得られる1又は複数の対応データのうち、使用者等の指示等により設定された1つを選択的に取得し、選択した対応データを特殊コンテンツ生成手段34に出力する。また、差分対応判別手段33は、対応データ内に特殊コンテンツ用のメタデータが含まれている場合には、そのメタデータを抽出し、メタデータ蓄積手段37−5に出力して蓄積させる。
特殊コンテンツ生成手段34は、差分対応判別手段33により得られる対応データに基づいて、通常コンテンツ蓄積手段37−1から対応データに対応する通常コンテンツを取得し、また差分データ蓄積手段37−3より対応データに対応する差分データを取得して、特殊コンテンツを生成する。また、特殊コンテンツ生成手段34は、対応データが存在いない場合には、対応データと差分データとが1:1に対応付けられて各蓄積手段に蓄積されているため、それらを取得して特殊コンテンツを生成する。
なお、特殊コンテンツは通常コンテンツをベースにして生成されるため、特殊コンテンツがないファイル(リソース)等については、通常コンテンツのファイルをそのまま流用できるため、コンテンツ内に他の情報を取得するためのリンク先情報等があった場合でも、リンクできないといった破綻の発生を防止することができる。したがって、差分データが提供されてないコンテンツについても最低限のサービスを保障できる。特殊コンテンツ生成手段34は、生成したコンテンツを生成コンテンツ蓄積手段37−4に出力する。
通常コンテンツ再生提示手段35は、視聴者等からの通常コンテンツの再生指示があった場合に、通常コンテンツ蓄積手段37−1から指示された通常コンテンツを取得し、BMLブラウザ等により再生して使用者(視聴者)等に提示する。また、特殊コンテンツ再生提示手段36は、使用者等から特殊コンテンツの再生指示があった場合に、生成コンテンツ蓄積手段37−4及びメタデータ蓄積手段37−5からそれぞれ指示された特殊コンテンツ及びメタデータを取得し、特殊コンテンツをBMLブラウザ等により再生して使用者等に提示する。
これにより、送信装置12で特殊コンテンツを送信する際、通常コンテンツとの差分データや対応データのみを送信するだけでよいため、伝送量を削減することができる。また、特殊コンテンツの提示状態において、差分データのないコンテンツについては、通常コンテンツをそのまま提示することができるため、最低限のサービスは保障でき、また上述したようにリンク先への破綻が発生を防止することができる。
<コンテンツデータの伝送方法>
次に、上述した送信装置11におけるコンテンツデータの伝送方法について具体的に説明する。
<第1の伝送方法>
図4は、コンテンツデータの第1の伝送方法を説明するための一例の図である。通常、データ放送サービス等におけるカルーセル伝送方式は、BML文書、静止画、図形、音声等の各ファイルがリソース単位にまとめられている。また、モジュールは、1又は複数のリソースで構成される。また、1又は複数のカルーセル中にはそれぞれ1又は複数のモジュールが存在し、各モジュール及び各カルーセルは、例えばモジュール番号やカルーセル番号等の識別情報で管理されている。
ここで、伝送データには、モジュールの構成を示す伝送制御情報等からなるDII(Download Info Indication)が格納されている。DIIは、例えば、コンピュータディスクのディレクトリ情報のようなものである。この情報を使用して表示に必要なモジュールを識別し、取り出して表示させることができる。
ここで、図4に示すリソース1〜3は、それぞれ通常コンテンツで使用されるファイルであると定義する。このとき、本発明において伝送される差分データは、予め設定された位置にモジュール単位で格納する。具体的には、例えば差分データを格納するモジュール番号を「9999」とし、「モジュール9999」のリソース1として、XML(eXtensible Markup Language)形式で作成された「対応データ.xml」が格納されている。
また、リソース2には、モジュール1のリソース1として格納されている「startup.bml」に対応するdiffの形式で作成された「startup.bml.diff」が格納されている。なお、diff形式とは、2つのファイルの差異を表現するための汎用的なファイル形式であり、例えばgeneric diffやunified diff、context diff等の形式を用いることができる。
ここで、ファイル内の差分の取り方は、図4に示すようにコンテンツが複数のファイル単位で構成されているため、モジュール内に含まれる複数のリソースに対して、その中の単一のファイル全体を差分データとする場合と、ファイル内の一部分だけを差分データとする場合がある。
したがって、「モジュール9999」のリソース2に格納されたstartup.bml.diffについては、diffファイル内に記載された部分に対するBML文書ファイル内の一部分のみが変更される。また、「モジュール9999」のリソース3に示すように、picture.jpgのように画像データそのものが格納されている場合には、対応する通常コンテンツの同名ファイルと置換する。
なお、上述の伝送方式は、上述したように各カルーセルの「モジュール9999」で差分データを送信するということを予め設定しておいてもよく、また差分データが何番のモジュールで伝送されるかを一緒に伝送されるPMT(Program Map Table)やDII等の中に拡張定義した記述子に記述してもよい。
これにより、カルーセル毎に対応する差分データを管理することができる。したがって、受信側におけるフィルタリソースを増加することなく、対応するリソースの置換や追加、削除等の変更を行い通常コンテンツから特殊コンテンツを生成することができる。
<第2の伝送方法>
次に、コンテンツデータの第2の伝送方法について、図を用いて説明する。図5は、コンテンツデータの第2の伝送方法を説明するための一例の図である。第2の伝送方法では、上述したモジュール単位ではなく、特に差分データを伝送するためのカルーセルを予め設定し、その設定したカルーセルを用いて差分データを伝送する。例えば、図5に示すように「カルーセル番号99」で差分データを伝送する。なお、差分データが何番のカルーセルで伝送するかをPMTやDII等の課かに拡張定義した記述子に記述する。
これにより、1つのカルーセルにより全カルーセルに対する差分データを管理することができる。したがって、通常コンテンツの生成と、差分データの生成とをそれぞれ別個に扱うことができる。また、通常コンテンツを制作する部分と、差分データを制作する部分とを分けて作業することができる。また、モジュール全体を容易に置換させることもできる。
<対応データの例>
ここで、本発明における対応データ例について図を用いて説明する。図6は、対応データの一例を示す図である。なお、図6(a)は、上述した図4に示すモジュール単位に差分データを伝送する第1の伝送方法に対する対応データを示し、図6(b)は、図5に示すカルーセル単位に差分データを伝送する第2の伝送方法に対する対応データを示す図である。なお、図の左側には説明のため行番号を付している。
図6(a)には、図4に示す「モジュール9999」の各リソースに対応したメタデータが格納されている。ここで、図6(a)の(03)行目のうち、数字4桁は、「0000」は、特殊コンテンツを生成するために置換や追加等の変更する対象モジュール番号を示している。また、(03)行目の“diff”パラメータは、ファイル内の対応する一部分を置換することを示し、具体的には“startup.bml.diff”ファイルに記述された内容をstartup.bmlファイル内の対応する一部分を置換することを示している。
また、(04)行目に記載された“replace”パラメータは、対象モジュール番号「0000」(図4,5に示すモジュール番号1)における“picture.jpg”のファイル全体を置換することを示している。
また、(07)行目に記載されているように、例えば対象モジュール番号「0001」(図4,5に示すモジュール番号2)に“additionalPage.bml”という新しいファイルを追加することもできる。
また、図6(b)は、図6(a)と比較して、数字2桁からなるカルーセル番号が付与される(図6(b)に示す「40」、「60」、「61」等)。これにより、どのカルーセルのどのモジュールに対する全置換、一部置換、追加、削除等の変更を行うことができる。また、通常コンテンツを利用して高精度に特殊コンテンツを生成することができる。
ここで、本発明では、対応データにメタデータを付与することもできる。図7は、メタデータが付与された対応データの一例を示す図である。なお、図の左側には説明のため行番号を付している。
例えば、図7に示す(04)、(07)、(12)行目に示すように、対応データ内にテキストデータ等からなる付加データを直接記述させることができる。したがって、対応データは、通常コンテンツの各リソースに“diff”パラメータを用いてファイル内のデータを比較して変更するだけではなく、図7に示すように付加したいメタデータの内容を直接記述して、通常コンテンツのファイルにそのファイルを説明するためのデータ等を付加することができる。
なお、図7に示すように差分の内容を直接対応データに記述することで、対応データのみのリソースファイル(1つのリソースファイル)を伝送するだけで通常コンテンツから特殊コンテンツを生成することができる。また、制作側は対応データのみを生成すればよいため、編集作業等を効率的に行うことができる。
また、本発明では、対応データに関する1ファイル中に複数の対応データを記述することができる。ここで、図8は、1ファイル中に複数の対応データを有する場合の一例を示す図である。なお、図の左側には説明のため行番号を付している。
図8に示すように、<multipleMaps>タグ内には、複数の対応データが記述されており、(03)、(10)行目に記述されている“maps serviceName”パラメータにより設定されたサービス名から視聴者が選択した対応データに示されるタグ情報に基づいて通常コンテンツから置換、新規追加等の変更を行うことにより特殊コンテンツが生成される。
<diff形式における一部置換例>
ここで、diffファイルにおける一部置換例について図を用いて説明する。図9は、ファイル内差分データの記述例を示す図である。なお、図の左側には説明のため行番号を付している。
図9は、“unified diff”形式での記述例を示している。この差分データは、ページ全体の説明文とページの内部で使用される画像オブジェクトの説明文を付与しているものである。
図9の(01)行目に示すアットマーク「@@」で囲まれている部分には、一部置換するための行情報が記述されている。具体的には、アットマーク「@@」で囲まれた数値は、置換するファイルの5行目から6行分を削除し(“−5,6”)、(02)〜(09)行目に記述された7行の文を5行目から7行分を挿入する(“+5,7”)ことを示している。
また、例えば(05)行目の先頭に記述されたプラス(+)の表記は、差分データにより追加される行を示しており、また(13)行目に記述されているマイナス(−)の表記は、削除する行を示している。このように、diffファイルに置換、削除、追加等の変更に関する情報を記述しておくことにより、この記述を参照して変更される部分を明確に把握することができる。また、制作側における変更等の編集作業を容易に行うことができる。
上述したように本発明によれば、効率的なコンテンツの送信又は受信を実現することができる。つまり、通常コンテンツとは異なる付加サービスを、受信側には影響を与えず、かつ、なるべく伝送帯域を消費しない方法で実現することができる。したがって、高精度なコンテンツの提供サービスを実現することができる。
<第2の実施の形態>
上述した第1の実施の形態では、差分データ及び対応データを通常コンテンツ内に多重化させて送受信を行ったが、本発明においてはこの限りではなく、例えばインターネット等の通信ネットワークを介して送信装置から受信装置に送信することができる。ここで、上述の内容を第2の実施の形態として説明する。なお、以下の説明において、上述した第1の実施の形態と略同様の構成部分については、同一符号を付すものとし、ここでの詳細な説明は省略する。
<第2の実施の形態:システム構成>
図10は、本発明の第2の実施の形態における放送システムの一構成例を示す図である。図10に示す放送システム40は、送信装置41と、受信装置42とを有するよう構成されている。また、送信装置41と受信装置42とは、上述した衛生放送や地上波等による電波を用いた送受信形態の他に、インターネット等に代表される通信ネットワーク43により、データの送受信が可能な状態で接続されている。
ここで、送信装置41は、データ量の多い通常コンテンツを電波により伝送し、データ量が少ない差分データ、及び上述したように必要に応じて生成される対応データを通信ネットワーク43を介して伝送する。
また、送信装置41は、例えばコンテンツに使用される画像や映像データ等を直ぐに受信装置42に伝送せず、送信装置41や通信ネットワーク43に接続された他の外部装置等に一端蓄積しておき、そのリンク先のアドレス情報を対応データの中に記述して送信することができる。
一方、受信装置42は、通常コンテンツに関するデータを伝送電波により取得すると共に、差分データ及び対応データに関するデータを通信ネットワーク43を介して受信する。また、受信装置42は、対応データにコンテンツに使用される素材データのリンク先のアドレス情報が付与されている場合には、通信ネットワーク43を介してアドレス先を参照し、対応する差分データを取得して特殊用コンテンツを生成する。
なお、受信装置42では、視聴者等の使用者が選択した特殊コンテンツに対応する対応データに素材データのリンク先を示すアドレス情報が記述されている場合に限り、通信ネットワーク43を介して対応するデータを取得する処理が行われる。したがって、全体的には、送信装置41から受信装置42に伝送するデータ量を削減することができる。
<送信装置41>
ここで、第2の実施の形態における送信装置の機能構成例について図を用いて説明する。図11は、第2の実施の形態における送信装置の機能構成の一例を示す図である。図11に示す送信装置41は、コンテンツデータベース20と、通常コンテンツ生成手段21と、特殊コンテンツ生成手段22と、差分生成手段23と、多重化手段24と、送信手段25と、蓄積手段26と、ネットワーク配信手段51とを有するよう構成されている。
ここで、通常コンテンツ生成手段21及び特殊コンテンツ生成手段22は、コンテンツデータベース20に含まれる素材データの他に、通信ネットワーク43を介して接続可能な外部装置に蓄積されているデータ等を取得するためのリンク先等のアドレス情報を用いてコンテンツを生成することができる。
また、ネットワーク配信手段51は、第2の実施の形態で新たに設けられた構成であり、通信ネットワーク43を介して受信装置42に送信するための差分データ又は対応データを配信する。
なお、図11では、多重化手段24により差分データ及び対応データを電波伝送することもでき、また送信側における指示によりどちらで送信するかを任意に選択することができる。
<受信装置42>
次に、第2の実施の形態における受信装置の機能構成例について図を用いて説明する。図12は、第2の実施の形態における受信装置の機能構成の一例を示す図である。
図12に示す受信装置42は、受信手段31と、差分対応判別手段33と、特殊コンテンツ生成手段34と、通常コンテンツ再生提示手段35と、特殊コンテンツ再生提示手段36と、蓄積手段37と、分離手段52と、ネットワーク取得手段53を有するよう構成されている。
分離手段52は、予め設定された位置又は記述子で指定された位置から、通常コンテンツ、差分データ、対応データ等をそれぞれデータ単位で分離する。また、分離手段52は、分離したデータ内に対象となるデータを取得するためのリンク先情報等が含まれている場合には、ネットワーク取得手段53により、通信ネットワーク43を介してリンク先から素材データや差分データ、又は対応データ等を取得する。また、ネットワーク取得手段53は、取得したデータのうち、対応データを対応データ蓄積手段37−2に出力し、差分データを差分データ蓄積手段37−3に出力する。
これにより、通常コンテンツのみが電波により伝送され、通信ネットワークを介して対応データ、差分データが伝送されるため、伝送帯域を節約することができる。また、差分データや対応データは、データ量が少ないため、通信ネットワークを用いても大幅に遅延させることなく伝送させることができる。また、第三者が通信ネットワークから差分データを盗んだとしても、差分データや対応データだけではコンテンツを生成することができないため、安全性を維持することができる。また、インターネット等の通信ネットワーク43を介して高精度にデータを取得することができる。
<第2の実施の形態における対応データの例>
ここで、第2の実施の形態における対応データの例について図を用いて説明する。図13は、第2の実施の形態における対応データの一例を示す図である。なお、図の左側には説明のため行番号を付している。図13では、差分データを通信ネットワーク上の外部装置等から取得する例を示している。つまり、diffパラメータやreplaceパラメータにデータを取得するためのリンク先のアドレス情報を記述し、その記述された情報に基づいて、リンク先にアクセスし、対応するデータを取得することができる。なお、第2の実施の形態では、上述した図6〜8に示す対応データ用いることもできる。
<実行プログラム>
ここで、上述した送信装置11,41、及び受信装置12,42は、上述した専用の装置構成等を用いて本発明における特殊コンテンツの送信及び受信を行うことができるが、各構成における処理をコンピュータに実行させるための実行プログラムを生成し、例えば汎用のパーソナルコンピュータ、サーバ等にそのプログラムをインストールすることにより、本発明に係る送信処理、受信処理を実現することができる。
<ハードウェア構成>
ここで、本発明における送信処理、受信処理が実行可能なコンピュータのハードウェア構成例について図を用いて説明する。図14は、本発明における送信処理、受信処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。
図14におけるコンピュータ本体には、入力装置61と、出力装置62と、ドライブ装置63と、補助記憶装置64と、メモリ装置65と、各種制御を行うCPU(Central Processing Unit)66と、ネットワーク接続装置67とを有するよう構成されており、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
入力装置61は、使用者等が操作するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスや音声入力デバイス等を有しており、使用者等からのプログラムの実行指示等、各種操作信号、音声信号を入力する。出力装置62は、本発明における処理を行うためのコンピュータ本体を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイやスピーカ等を有し、CPU66が有する制御プログラムにより実行経過や結果等を表示又は音声出力することができる。
ここで、本発明において、コンピュータ本体にインストールされる実行プログラムは、例えばCD−ROM等の記録媒体68等により提供される。プログラムを記録した記録媒体68は、ドライブ装置63にセット可能であり、記録媒体68に含まれる実行プログラムが、記録媒体68からドライブ装置63を介して補助記憶装置64にインストールされる。
また、ドライブ装置63は、本発明に係る実行プログラムを記録媒体68に記録することができる。これにより、その記録媒体68を用いて、他の複数のコンピュータに容易にインストールすることができ、容易に送信処理、受信処理を実現することができる。
補助記憶装置64は、ハードディスク等のストレージ手段であり、本発明における実行プログラムや、コンピュータに設けられた制御プログラム等を蓄積し必要に応じて入出力を行うことができる。また、補助記憶装置64は、上述した通常コンテンツや差分データ、対応データ、特殊コンテンツ等を蓄積する蓄積手段として用いることもできる。
CPU66は、OS(Operating System)等の制御プログラム、及び補助記憶装置64から読み出されメモリ装置65に格納されている実行プログラム等に基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して、送信処理、受信処理における各処理を実現することができる。また、プログラムの実行中に必要な各種情報等は、補助記憶装置64から取得することができ、また格納することもできる。
ネットワーク接続装置67は、電波を送信又は受信することができるアンテナ装置や、電話回線、LAN(Local Area Network)ケーブル等の通信ネットワーク等と接続することにより、実行プログラムを通信ネットワークに接続されている他の端末等から取得したり、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本発明における実行プログラムを他の端末等に提供することができる。
上述したようなハードウェア構成により、特別な装置構成を必要とせず、低コストで送信処理、受信処理を実現することができる。また、プログラムをインストールすることにより、容易に送信処理、受信処理を実現することができる。次に、送信側と受信側における各処理について説明する。
<送信処理手順>
次に、本発明における実行プログラムを用いた処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図15は、本発明における送信処理手順の一例を示すフローチャートである。
図15において、まず、コンテンツの生成に必要な素材データ等が予め蓄積されたコンテンツデータベースから必要なデータを取得して通常コンテンツを生成し(S01)、生成した通常コンテンツを蓄積する(S02)。次に、通常コンテンツに対応する1又は複数種類の特殊コンテンツを生成し(S03)、生成した特殊コンテンツを蓄積する(S04)。また、特殊コンテンツに対応するメタデータを生成し(S05)、生成したメタデータを蓄積する(S06)。
次に、通常コンテンツ及び特殊コンテンツから差分データ及び必要に応じて対応データを生成し(S07)、生成した差分データ及び対応データを蓄積する(S08)。また、通常コンテンツ、差分データ及び対応データを多重化し(S09)、アンテナ等により受信側へ送信させる(S10)。なお、送信側と受信側とが通信ネットワークにより接続されている場合には、差分データや対応データは、通信ネットワーク用いて配信する(S11)。
上述した処理により、特殊コンテンツに関するデータは通常コンテンツに対応する差分データ及び対応データのみが送信されるため、伝送量を削減することができる。
<受信処理手順>
次に、受信側における受信処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図16は、本発明における受信処理手順の一例を示すフローチャートである。図16において、まず送信側から送信されたデータを受信し(S21)、受信されたデータを分離して(S22)、通常コンテンツ、差分データ、必要に応じて生成されている対応データを取得する(S23)。また、受信側が送信側と通信ネットワークにより接続されている場合には、通信ネットワークにより差分データや対応データを取得する(S24)。
次に、S22の処理により分離した通常コンテンツを蓄積し(S25)、S23又はS24の処理により取得した1又は複数の差分データを蓄積し(S26)、また1又は複数の対応データを蓄積する(S27)。
ここで、差分データのうち、予め使用者等により設定された特殊コンテンツに対応する差分データが存在するかを判別し(S28)、判別結果に基づいて特殊コンテンツや特殊コンテンツに対応するメタデータを生成して(S29)、生成した特殊コンテンツを蓄積し(S30)、またS29にて生成されたメタデータを蓄積する(S31)。
ここで、視聴者等の使用者によるコンテンツの再生、提示指示で特殊コンテンツが選択されたか否かを判断し(S32)、特殊コンテンツが選択された場合(S32において、YES)、特殊コンテンツの再生、提示を行う(S33)。また、特殊コンテンツが選択されていない場合(S32において、NO)、通常コンテンツの再生、提示を行う(S34)。
<特殊コンテンツ生成処理>
ここで、上述のS28、S29の処理における特殊コンテンツの生成処理手順についてフローチャートを用いて具体的に説明する。図17は、特殊コンテンツ生成処理手順の一例を示すフローチャートである。
特殊コンテンツ生成処理では、まずS28の処理における差分対応判別結果を取得し(S41)、設定された特殊コンテンツに対応する差分データがあったか否かを判断する(S42)。ここで、差分データあった場合(S42において、YES)、その差分データにより通常コンテンツの各ファイルに対して新規追加、置換(全置換)、一部置換のどれであるかをS27にて蓄積されている対応データ内のパラメータ等により判断する(S43)。
ここで、S43の処理において、新規である場合、その差分データを新規データとして取得し(S44)、取得した新規データから特殊コンテンツを生成する(S45)。
また、S43の処理において、置換である場合、その差分データを取得し(S46)、取得した差分データから特殊コンテンツを生成する(S47)。更に、S43の処理において、一部置換である場合、まず対応する通常コンテンツを取得し(S48)、また差分データを取得して(S49)、差分データにより通常コンテンツのファイルの対応部分を一部置換して特殊コンテンツを生成する(S50)。
また、S42の処理において、設定された特殊コンテンツに対応する差分データがなかった場合(S42において、NO)、対応する通常コンテンツが取得し(S51)、その内容が再生、提示される。
上述した処理手順により、効率的にコンテンツの送信や受信を行い、また通常コンテンツから特殊コンテンツを生成して使用者等に再生、提示を実現することができる。したがって、高精度なコンテンツの提供サービスを実現することができる。また、実行プログラムをコンピュータにインストールすることにより、容易に送信処理、受信処理を実現することができる。
上述したように本発明によれば、効率的なコンテンツの送信又は受信を実現することができる。つまり、通常コンテンツとは異なる付加サービスを、受信側には影響を与えず、かつ、なるべく伝送帯域を消費しない方法で実現することができる。したがって、高精度なコンテンツの提供サービスを実現することができる。
また、本発明によれば、特殊用途向けサービスが提供できないコンテンツについては通常コンテンツが提示されるようにすることができる。したがって、差分が提供されてないコンテンツについても最低限のサービスを保障でき、またリンク等における破綻の発生を防止することができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明の第1の実施の形態における放送システムの一構成例を示す図である。 第1の実施の形態における送信装置の機能構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態における受信装置の機能構成の一例を示す図である。 コンテンツデータの第1の伝送方法を説明するための一例の図である。 コンテンツデータの第2の伝送方法を説明するための一例の図である。 対応データの一例を示す図である。 メタデータが付与された対応データの一例を示す図である。 1ファイル中に複数の対応データを有する場合の一例を示す図である。 ファイル内差分データの記述例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における放送システムの一構成例を示す図である。 第2の実施の形態における送信装置の機能構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態における受信装置の機能構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態における対応データの一例を示す図である。 本発明における送信処理、受信処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明における送信処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明における受信処理手順の一例を示すフローチャートである。 特殊コンテンツ生成処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10,40 放送システム
11,41 送信装置
12,42 受信装置
21 通常コンテンツ生成手段
22 特殊コンテンツ生成手段
23 差分生成手段
24 多重化手段
25 送信手段
26,37 蓄積手段
31 受信手段
32,52 分離手段
33 差分対応判別手段
34 特殊コンテンツ生成手段
35 通常コンテンツ再生提示手段
36 特殊コンテンツ再生提示手段
43 通信ネットワーク
51 ネットワーク配信手段
53 ネットワーク取得手段
61 入力装置
62 出力装置
63 ドライブ装置
64 補助記憶装置
65 メモリ装置
66 CPU
67 ネットワーク接続装置
68 記録媒体

Claims (8)

  1. 予め設定された目的で生成された通常コンテンツと、前記通常コンテンツとは異なる1又は複数の特殊コンテンツとを送信する送信装置において、
    前記通常コンテンツを生成する通常コンテンツ生成手段と、
    前記特殊コンテンツを生成する特殊コンテンツ生成手段と、
    前記通常コンテンツと、前記特殊コンテンツとに基づいて1又は複数の差分データを生成する差分生成手段と、
    前記通常コンテンツと、前記差分データとを多重化する多重化手段と、
    前記多重化手段により多重化されたコンテンツデータを送信する送信手段とを有し、
    前記差分生成手段は、
    受信側で前記通常コンテンツを用いて前記特殊コンテンツを生成するための差分データを生成し、
    更に前記差分生成手段は、
    前記通常コンテンツに対して複数の前記差分データを生成する場合に、前記通常コンテンツに含まれるデータと、前記差分データとの対応関係を示す対応データを生成し、
    前記対応データは、前記通常コンテンツの識別情報と、前記差分データの識別情報と、前記通常コンテンツに含まれるデータに対して全置換、一部置換、追加、及び削除のうち少なくとも1つを実行するための情報とを含むことを特徴とする送信装置。
  2. 前記多重化手段は、
    カルーセル伝送方式によりコンテンツデータを送信させる場合には、モジュール単位で前記差分データを多重化することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記多重化手段は、
    前記カルーセル伝送方式によりコンテンツデータを送信させる場合には、カルーセル単位で前記差分データを多重化することを特徴とする請求項2に記載の送信装置。
  4. 通信ネットワークを用いて送信するためのネットワーク配信手段を有し、
    前記送信手段は、電波を用いて送信し、
    前記差分データ及び前記対応データは、送信側における指示により、前記ネットワーク配信手段又は前記送信手段から送信されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の送信装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の送信装置により送信されたコンテンツデータを受信する受信装置において、
    前記コンテンツデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段により得られるコンテンツデータを、予め設定された目的で生成された通常コンテンツと、前記通常コンテンツとは異なる1又は複数の特殊コンテンツを生成するための差分データとに分離する分離手段と、
    前記分離手段により分離された差分データから、使用者により設定された特殊コンテンツを生成するための特殊コンテンツ生成手段と、
    前記特殊コンテンツ生成手段により生成された特殊コンテンツを再生して前記使用者に提示する特殊コンテンツ再生提示手段とを有し、
    前記分離手段は、前記コンテンツデータに含まれる前記差分データと前記通常コンテンツとの対応関係を示す1又は複数の対応データを分離し、
    前記対応データのうち、前記使用者による設定に対応した対応データを選択する差分対応判別手段を有し、
    前記特殊コンテンツ生成手段は、前記差分対応判別手段により選択された対応データに対応する通常コンテンツ及び差分データを用いて、前記通常コンテンツに含まれるデータに対して、前記差分データによる全置換、一部置換、及び追加、並びに前記コンテンツに含まれるデータの削除のうち、少なくとも1つを実行し前記特殊コンテンツを生成することを特徴とする受信装置。
  6. 前記対応データにアドレス情報が含まれていた場合に、通信ネットワークを介して前記アドレス情報に含まれるリンク先にアクセスし、前記リンク先から対応する前記差分データを取得するネットワーク取得手段を有することを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. コンピュータを、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の送信装置が有する各手段として機能させるための送信プログラム。
  8. コンピュータを、
    請求項5又は6に記載の受信装置が有する各手段として機能させるための受信プログラム。
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