JP4229787B2 - デジタル放送用録画装置、デジタル放送録画方法、およびプログラム - Google Patents

デジタル放送用録画装置、デジタル放送録画方法、およびプログラム Download PDF

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本発明は、視聴者と双方向のコミュニケーションが可能なデジタル放送やマルチメディア情報処理に使用するデジタル放送用録画装置、デジタル放送録画方法、およびプログラム
に関する。
現在、テレビジョン放送は従来のアナログ放送からデジタル放送に次第に移行しつつあり、従来のアナログ放送では提供出来なかった高画質の放送や、映像信号の隙間を活用して主放送番組に新たな情報を付加する新しい形態の放送が可能になりつつある。また、新たな情報が付加されるのに伴って、視聴者が参加するインタラクティブなコミュニケーションが可能なデジタル放送が可能となり、新たな形態の双方向番組が提供されつつある。
一方、実際にオンエアされている放送をディスプレイで受信して視聴するオンタイム視聴に比べて、VTR等によるオフタイム視聴(シフト視聴)の比率はアナログ放送主体の時期から変わらずに増加傾向にある。今日におけるテレビジョン放送の録画形態は、放送番組をアナログ情報としてビデオテープに記録する形態から、アナログ情報をデジタル情報に変換してハードディスクに記録する形態へと移行しつつある。
したがって、今後は、双方向デジタル放送のオンタイム視聴とハードディスクに記録された録画によるオフタイム視聴とが組み合わされることにより、視聴者の見たい番組が見たいときに視聴できる録画装置に関するニーズが高まるものと思われる。
例えば、視聴者の応答を要求する番組を放送し、返信先電話番号などを文字多重方式により知らせ、その電話番号により視聴者からの応答を受けるという形式で双方向テレビ放送番組が提供されたときに、その番組をVTRで録画し、後刻再生して視聴した視聴者が応答要求に応答してしまうという場合が起こり得る。双方向テレビ放送番組が例えばクイズ番組のようにその時点でなければ意味がないものは応答が無効になってしまい、テレビショッピングのように一定の有効期間が設定されているものは応答が有効な場合と無効な場合とが生じ得る。
そこで、録画時にパイロット信号を付加することにより、視聴者が視聴している番組がオンエア中のものであるか録画されたものであるかが即座にわかるようにしたものがある(特許文献1参照)。
また、テレビチューナで受信される放送信号に、インターネットのサービスプロバイダにアクセス可能なアドレスを埋めこみ、番組情報を取得可能にしたものがある(特許文献2参照)。
また、複数の放送局から提供される放送番組を録画したときに、その放送番組が視聴者の好みに適合している番組内容であるか否かは実際には視聴してみないとわからないことが多いので、視聴する前に、その録画された放送番組に対する他人の評価が参照できるようにしたものがある(特許文献3参照)。
さらに、デジタル多チャンネル放送においては、番組情報は配列情報で作成され、この配列情報には1つの番組に対して1つのジャンルが2バイトのパラメータで記述されているので、オンタイム視聴時に有効な情報と記録再生したオフタイム視聴時に有効な情報とに分類し、テーブルに記述したものがある(特許文献4参照)。
特開平7−240905号公報 特開2002−515207号公報 特開2002−335544号公報 特開2000−13759号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、再生表示された番組において要求された内容に応答することが有効であるか無効であるかは、録画された番組を再生し、オンエア中のものか否かを判別するとともに、再生表示された内容を視聴者が実際に視聴してその都度判断する必要がある。また、特許文献2〜特許文献4に開示された技術によれば、視聴者にとって好ましい番組を効率的に選別する場合には有効であると思われるが、録画された双方向テレビ放送番組が視聴されたときに、視聴者から応答を求める情報が即時性を有するか否かを判別したり、応答すること自体が有効であるか無効であるかを判別する場合には役立たない。
本発明は上記事情に鑑み、双方向テレビ放送番組を録画してオフタイム視聴した場合においても、その番組で提起された応答要求の有効、無効を判別する手段を備え、オンタイム視聴する場合と同様の双方向性が確保されるので、オンタイムとオフタイムとを意識することなく視聴することが可能なデジタル放送用録画装置、デジタル放送録画方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明のデジタル放送用録画装置は、ディスプレイに映像が表示される映像信号と該映像信号に重畳され前記映像の関連情報を表す重畳信号とからなる放送信号を取得するとともに、所定の信号をネットワークに送信するデジタル放送用録画装置において、
前記放送信号、又は前記重畳信号のみのいずれか一方の信号と、前記所定の信号とを取得し、取得した信号を関連付けて記録する記録手段と、
前記記録手段に取得され又は記録された前記放送信号および前記所定の信号、又は前記重畳信号および前記所定の信号を再生して前記ディスプレイに映像表示する再生表示手段と、
所定の操作子の操作を受けて所定の応答信号を生成するとともに、生成された該応答信号を前記記録手段に送る応答信号生成手段と、
前記応答信号生成手段により生成された前記応答信号を前記ネットワークに送信する諾否を決定する送信決定手段と、
前記送信決定手段により許諾された前記応答信号を前記ネットワークに接続された所定の端末機に送信する送信手段と、
前記端末機からの前記応答信号に対応する返信信号を受信する受信手段とを備え、
前記受信手段は、受信した前記返信信号を前記記録手段に送ることを特徴とする。
上記の目的を達成する本発明のデジタル放送録画方法は、ディスプレイに映像が表示される映像信号と該映像信号に重畳され前記映像の関連情報を表す重畳信号とからなる放送信号を取得するとともに、所定の信号をネットワークに送信するデジタル放送用録画装置におけるデジタル放送録画方法であって、
前記放送信号、又は前記重畳信号のみのいずれか一方の信号と、前記所定の信号とを取得し、取得した信号を関連付けて記録する記録ステップと、
前記記録ステップに取得され又は記録された前記放送信号および前記所定の信号、又は前記重畳信号および前記所定の信号を再生して前記ディスプレイに映像表示する再生表示ステップと、
所定の操作子の操作を受けて所定の応答信号を生成する応答信号生成ステップと、
前記応答信号生成ステップにより生成された前記応答信号を前記ネットワークに送信する諾否を決定する送信決定ステップと、
前記送信決定ステップにより許諾された前記応答信号を前記ネットワークに接続された所定の端末機に送信する送信ステップと、
前記端末機からの前記応答信号に対応する返信信号を受信する受信ステップとを有し、
前記記録ステップは、さらに、前記受信ステップにより受信された前記返信信号を記録することを特徴とする
本発明によれば、双方向テレビ放送番組を録画してオフタイム視聴した場合においても、その番組で提起された応答要求の有効、無効を判別する手段を備え、オンタイム視聴する場合と同様の双方向性が確保されるので、オンタイムとオフタイムとを意識することなく視聴することができる。
以下に、本発明のデジタル放送用録画装置、デジタル放送録画方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のデジタル放送用録画装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。
図1に示すデジタル放送用録画装置は、テレビジョン映像を表す映像信号とその映像信号に重畳された関連情報を表す重畳信号とからなる放送波を受信するアンテナ11と、アンテナ11で受信した放送波から所定の放送局の電波を選局するチューナ12と、チューナ12により選局されたRF信号を増幅し、主放送信号と副放送信号とに分離し、主放送信号を映像信号と音声信号とに分離するするアナログ処理部13と、分離された各信号をデジタル信号に変換するA/D変換部14と、変換されたデジタル信号を特定のデジタルフォーマットの情報に変換するデジタル信号処理部15と、デジタル信号処理部15で変換された信号を格納するハードディスク(HDD)部16(本発明の記録手段に相当する。)と、一時記憶を司るRAM17と、HDD部16に格納された情報を必要に応じて読み出し処理するCPU18とを備えており、HDD部16に格納されたデジタル信号の読み出し管理はCPU18が行い、CPU18は、処理したデジタル信号をRAM17に一時記憶させ、あるいはHDD部16に格納する。
また、格納されたデジタル信号をCPU18により表示用のフォーマットのアナログ信号に変換するD/A変換部19と、アナログ信号に変換された映像信号や音声信号を画面表示させたり音響デバイスから音声を出力することにより視聴者の視聴に供する表示再生部20と、電源SW、チャンネル選択部、音量変更ボリューム等の視聴者の操作を受けるUI部21(本発明の応答信号生成手段に相当する。)と、予約録画などに用いるタイマ部22と、UI部21における操作信号及びタイマ部の情報をCPUに伝達する制御用CPU23とを備えている。そして、HDD部16、RAM17、デジタル信号処理部15、制御用CPU23、CPU18、D/A変換部19は、バスインタフェース25を介して相互に接続されている。
なお、図示されていないカードスロットにメモリカードを挿入し、UI部21で所定の操作を行うことにより、HDD部16に格納された、録画されたデジタル信号をメモリカードにコピーすることができる。
ここで、制御用CPU23は、CPU18からバスインタフェース25介してコマンドデータを受けて各部の制御信号を生成し、各部の動作を調整することができる。また、UI部21は、赤外線を受光するセンサを有し、UI部21から離れた位置からユーザが、例えばリモコン装置を用いて所定の赤外光を発光すると、UI部21がその赤外光を受光して所定の応答信号を生成することができる。
本実施形態のデジタル放送用録画装置は、さらにバスインタフェース25を介して接続されたネットワーク部24(本発明の送信手段、受信手段に相当する。)を有し、ネットワーク部24は、複数のネットワークデバイス24aを備え、それぞれのネットワークデバイス24aは、図2に示すように、インターネット26等を介して外部のコンピュータ(サーバ等)27に接続されている。サーバ27は一般的に放送局のサーバや、番組プログラムを配信するサービスを行うサーバでIPアドレスを指定することにより、HTTPを使用してクライアント、サーバ間通信により情報を伝達することができる。
また、本実施形態のデジタル放送用録画装置は、UI部21により生成された応答信号の送信の諾否を決定する送信決定手段と、送信決定手段が許諾した応答信号をネットワーク部24から送信したときに、その応答信号に返信する返信信号を受信する受信手段(ここでは、ネットワーク部が兼ねている。)とを備えている。そして、この送信決定手段および受信手段は、ネットワークデバイス24aとCPU18とにより動作するアプリケーションプログラムとして構成されている。さらに、本実施形態のデジタル放送用録画装置は、HDD部16に記録する映像信号の順序を放送時間に合わせて設定しておき、タイマ部22がカウントする時刻が設定した時間になるとデジタル信号処理部15から出力される映像信号をHDD部16に記録する、図示しない録画予約手段を備えており、この録画予約手段もCPU18で動作するプログラムとして構成されている。
本実施形態では、アンテナ11を介して放送波からテレビジョン映像をあらわす映像信号と映像信号に重畳され、関連情報を表す重畳信号とからなる放送信号を受信しているが、放送信号はインターネット26を介して受信することもできる。また、ここでは一つのネットワークデバイス24aが接続されている場合が例示されているが、ネットワークデバイス24aは必ずしも1つである必要はなく、複数のネットワークデバイス24aを有し、応答信号の内容に応じていずれかを選択することにしてもよい。
次に、本実施形態のデジタル放送用録画装置の機能について説明する。
図3は、本実施形態のデジタル放送用録画装置の基本機能を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、映像信号および重畳信号からなる放送信号を取得する放送信号取得手段31と、放送信号や所定の信号を記録する記録手段32と、放送信号取得手段31により取得された放送信号を直接に、または記録手段32により記録された放送信号を再生して、ディスプレイに表示する再生表示手段33とを有するので、テレビジョン放送がオンエア中は、放送信号取得手段31で取得された放送信号は、再生表示手段33により直接表示され、同時に記録手段により記録される。また、その記録された放送信号を、後で、再生表示手段33により再生して表示させることができる。なお、再生表示手段33は、映像の表示のみならず、音声も聴取可能に出力することができる。
また、視聴者が、例えばリモコン装置を操作し所定の応答を入力すると、所定の応答信号を生成する応答信号生成手段34と、応答信号生成手段34により生成された応答信号の送信の諾否を決定する送信決定手段35と、送信決定手段35により許諾された応答信号を所定の場所に向けて送信する送信手段36とを備えている。
したがって、再生表示手段33により表示された放送信号により、視聴者に何らかの応答を求める、いわゆる双方向コミュニケーションを促す情報が表示された場合には、視聴者は、リモコン装置40を用いて応答を入力すると、応答信号生成手段34により応答信号が生成され、必要に応じて放送信号と一緒に再生表示手段33に表示される。そして送信決定手段35により、その応答信号の送信が許諾されると、送信手段36により、例えばインターネットを介して送信される。
ここで放送信号取得手段31は、一般的な放送信号である主放送信号とその主放送信号に多重化されたデータ放送を受信する場合は、データ放送用チューナを用いることにより実現可能である。再生表示手段33は、入力された放送信号を映像信号と音声信号に変換表示、再生する一般的なビデオ信号表示装置を用い、通常は主放送信号以外の副信号や応答信号生成手段34により生成された応答信号をスーパーインポーズにより主放送信号の映像信号に付加して表示することにより実現可能能である。応答信号生成手段34は、視聴者の操作を受けると赤外線を発射する赤外線リモコン装置40と、赤外線リモコン装置40の操作に応じて発射された赤外線を受信する受信ユニットと、受信した赤外線を応答信号に変換するデジタル回路により実現可能である。
記録手段32は、取得した放送信号や所定の信号をデジタル情報に変換し、記録するもので、ハードディスクや、記録再生可能なデジタルビデオディスクに記録される。なお、デジタル放送等により放送信号がデジタル信号の場合には、そのまま記録することができる。
ここで、放送信号を記録するときに、映像信号や音声信号の帯域を圧縮する符号化を行い、再生するときに復号化しても良い。また、放送信号をアナログ的に記録再生する、従来のVTRの記録再生メカニズムを使用しても良い。
本発明の特徴部分の1つである送信決定手段35は、視聴者が、例えばリモコン装置40を用いて入力し、応答信号生成手段34により生成された応答信号の送信先などを所定のルールに従って変更することができる。送信手段36は、送信決定手段35が決定した送信先などに応答信号を送信する。
ここで、双方向デジタル放送においては、放送局が主放送信号を電波で送信し、ユーザーがディスプレイで映像を受信し、デジタル放送録画装置に接続された通信網(電話回線)を用いてユーザからの応答信号を送信することにより双方向性が確保される。また、同軸ケーブルで伝送帯域を分割し、放送信号を伝送する下り回線と、応答信号を送信する上り回線とを有するケーブルテレビジョン放送等においては、同じケーブルを用いてオンタイムで放送局とユーザとの双方向コミュニケーションが行われる。したがって、記録された番組を再生したときには双方向コミュニケーションを行なうことはできない。
そこで、本実施形態のデジタル放送用記録装置では、双方向番組がオンエアされているオンタイム視聴のときは通信網(電話回線など)や同軸ケーブルの両方向チャンネルを用いて双方向コミュニケーションを行い、記録された番組を再生するときは異なる方法で双方向コミュニケーションを実現させるものである。
具体的には、例えば記録された番組の放送日時、チャンネル等のコンテキスト情報と関係付けて応答信号を記録し、記録された番組情報のコンテキスト情報と応答信号とをリンクさせておくことにより、記録された応答信号が、何に対する応答信号であるかを把握することが容易になり、記録された応答信号が再生表示されときにその応答信号を送信することが有効であるか、無効であるかの判別を行なうことを可能にしている。また、応答信号が、例えば番組のリクエスト信号であるか、あるいは放送番組に対するアンサー信号であるかによって、ネットワーク部における複数のネットワークデバイスの中から、その応答信号にふさわしい送信先が接続されたデバイスを選択することにしても良い。さらに、電話回線や、同軸ケーブルの上り回線ではなく、インターネット回線に接続されたネットワークデバイスを有する場合にはその回線を選択して応答信号を送信することにしてもよい。
また、ここでは放送信号取得手段31は、テレビジョン放送を受信するテレビジョンチューナとして説明したが、放送番組などが記録されたメディアから放送信号を取得することもできるし、記録装置により記録された放送信号を再生することによっても取得することができる。
このような手段を備えることにより、本実施形態のデジタル放送用記録装置は、オンタイム視聴、オフタイム視聴の如何にかかわらず双方向コミュニケーションが可能になる。例えば、オンラインショッピング等は放送中に購買の意思を伝達しなくても、記録された映像信号を再生してディスプレイに映像表示し、放送終了後にオンラインショッピングを楽しむことができる。
図4〜図6は、本実施形態のデジタル放送用記録装置の付加機能を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、本実施形態のデジタル放送用記録装置の付加機能の1つは、図3に示した基本機能に応答信号が送信されたときに、その応答信号に対応する返信信号を受信する受信手段37が付加されたものである。したがって、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明は省略する。
このように、受信手段37を有するので、応答信号の送信先から、その応答信号に対する返信情報を取得することができる。したがって、例えばニュース放送が記録された端末機に、本実施形態のデジタル放送用記録装置から応答信号(リクエスト信号)を送信し、記録されたニュースソースの映像信号を送信してもらい、その映像信号を受信手段37で受信し、さらに再生表示手段33によりディスプレイに表示させることにより、最新のニュース情報を視聴することができる。その場合、記録時のコンテキスト情報とともに再生日時等もコンテキスト情報に含めることにより、例えば天気予報等に関する無駄な情報の表示を排除して、最新の天気予報のみを表示させるようにすることもできる。
図5に示すように、本実施形態のデジタル放送用記録装置の付加機能の他の1つは、図3に示した基本機能に、応答信号生成手段34により生成された応答信号および受信手段37により受信された返信信号を、放送信号と関係付けて記録することができる機能を記録手段に付加したものである。したがって、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明は省略する。
ここで、応答信号や返信信号は、オンタイム視聴のときはもとより、オフタイム視聴のときであっても記録することができる。
またオンタイムに記録された応答信号や返信信号を、オフタイムに生成された応答信号や、オフタイムに受信した返信信号に基づいて更新することもできる。
このように、オンタイム、オフタイムに関わらず応答信号や、返信信号を記録することができるので、オンラインショッピングの記録を放送コンテンツと共に記録したり、オンタイムに行った購買要求をオフタイムで取り消し、あるいは変更して記録することができる。
またこの付加機能により、記録された応答信号や返信信号に基づいて、再生表示手段33にオンラインショッピング購買一覧(後述する)を表示させることができる。さらに、記録された応答信号や返信信号を検索し、検索された応答信号や返信信号に付随するコンテンツの放送信号を再生表示手段33からディスプレイに表示させることもできる。
ここで、記録手段32には、主放送信号と副放送信号とを合わせて記録する必要はなく、状況に応じて副放送信号のみ、または副放送信号と一部の主放送信号を記録することにしてもよい。
このような機能を持たせることにより、記録した放送信号が陳腐化する天気予報や、ニュース情報は記録せず、再生するときに放送信号取得手段31や、受信手段37を用いて最新の情報を取得するように構成することもできる。また、主放送信号は映像信号と音声信号により構成され、大きな記憶容量が必要となるので、副放送信号のみを記録することにより記憶容量を削減することができる。
その場合、記録に先立って番組情報を取得し、番組の主放送信号がオンタイムにのみ取得可能な場合は主放送信号と副放送信号とを記録し、例えばオフタイムにおいても別のメデイアから取得可能な番組は、主放送信号は記録せずに、記憶容量に負担がかからない副放送信号のみを記録することにしてもよい。
図6に示すように、本実施形態のデジタル放送用記録装置の付加機能の他の別の1つは、図3に示した基本機能のうちの記録手段32に、録画予約手段38を付加したものである。したがって、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明は省略する。
このように、録画予約手段38を付加することにより、関連するコンテンツを連続する1つの情報として記録することができる。
図7は、録画予約手段を示す図である。
図7に示すように、録画予約手段38には、関連情報を表す副放送信号、応答信号、および返信信号が入力され、入力されたそれらの情報(例えば電子番組プログラム)を画面に表示させるとともに、表示された情報に基づいて記録する番組と時間などを選択する録画予約決定手段38aを備えている。録画予約決定手段38aにより決定された情報は、記録手段32に送られ、予約された時間に予約された番組が記録される。
したがって、例えばニュース番組の様に情報が刻々と変化する番組を記録する場合には、記録されたニュース番組の副放送信号や、放送局からの返信信号に基づいて、その情報が更新される番組が放送される時間などの情報を取得し、その情報に基づいて録画予約を行うことにより関連するニュースを一つのニュースコンテンツとして記録することができる。
また、前もって関連するニュース番組の情報を取得するのが不可能な場合も多いので、記録された副放送信号や、放送局からの返信信号に基づいて記録する番組の種類を決定することとし、定期的に副放送信号を検出して合致する種類の副放送信号が検出された場合にはその番組を記録することにしてもよい。この場合、記録される主放送信号の前に、副放送信号を取得する必要があるので、記録される主放送信号と同じタイミングで副放送信号が送信される場合は、記録手段のテンポラリ領域に絶えず主放送信号と副放送信号とを記録し、種類が合致しない場合は不要な主放送信号と副放送信号とを破棄し、種類が合致した場合はその主放送信号と副放送信号とを保持するようにしても良い。
このように絶えず番組の種類をスキャンするのは、記録手段を絶えず動作させる必要があるので、どの様なプログラムで番組が放送されているかを取得する番組情報取得手段を設けて、前もって放送番組プログラムを取得し、放送番組プログラムの情報と、以上記録された副放送信号や、応答信号、返信信号とを参照して番組予約を行なえば、より効率的な番組記録を行うことができる。また前もって取得した放送番組プログラムにより、副放送信号をスキャンする時間帯を決定しても良い。さらに、再生表示手段は、副放送信号、応答信号、返信信号をディスプレイに映像表示させる方法を変更させても良い。例えば再生される映像がテロップ等のキャラクタ文字を表す副放送信号、応答信号、返信信号である場合には、輪郭を強調することにより、映像が見やすいように表示させることができる。また映画などの場合には映像の黒浮きを抑えるように輝度を下げるようにしてもよい。さらに、同じ放送信号を再生する場合には、不要なCMなどをカットして再生することにしてもよい。
また、これまでの説明では、オンタイム視聴およびオフタイム視聴いずれの場合であっても、視聴者が操作した応答信号を直ちに送信する場合の例であったが、応答信号を一旦記録しておき、あとで送信することもできる。例えばオンラインショッピングの場合に送信を留保して購買候補の品名を応答入力し、番組の最後に入力した品名などを確認した後にまとめて送信することにしてもよい。
さらに、これまでの説明では、放送信号取得手段と受信手段とが別個に設けられている場合について説明したが、両者が一体化されたもの、例えばインターネットを使って放送信号と返信信号とを取得するものであってもよい。
次に、本実施形態のデジタル放送用録画装置の作用について説明する。
はじめに、記録を行うときの作用について説明する。
図8は、録画予約により記録を行うときの作用を説明するフローチャートである。
図8に示すように、一般的な記録を行うときは、紙面、インターネットから取得した番組プログラム、あるいは副放送信号(副放送情報)で配信されている番組プログラムに基づいて好みの番組のチャンネル、記録開始時間、記録終了時間を登録する。この登録作業は、例えば番組プログラムをディスプレイに表示させた上で、UI部の赤外線リモコン装置等を用いて選択することにより行う。そして録画予約した時刻付近になると、タイマーが制御CPUを起動させて双方向デジタル放送用録画装置をスタンバイモードから動作モードにし(S1)、選局された周波数をチューナに設定する等の録画準備動作を行う(S2)。次に選局された周波数のRF信号をアナログ信号処理部が主放送信号、副放送信号に分離し、A/D変換でデジタル情報に変換し、デジタル信号処理部を経てRAMの特定の領域に保持される。そして、保持されたデジタル情報を読み出して副放送情報を取得し(S3)、その放送番組が再放送などにより、将来取得可能であるか、またはインターネット等により別途取得可能であるかを判断する(S4)。取得不可能な場合はRAM上に展開されている放送番組を取得する(S5)。取得された主放送情報、副放送情報をHDD部に転送し、記録する(S6)。これらの動作を記録時間終了まで繰り返す(S7)。
このループの2回目以降に取得された主放送情報および副放送情報は、テンポラリー情報として一旦RAM上の同じ領域に上書きされ、上書きされた各情報は、HDD部に転送されて記録される。これによりRAMを圧迫することなく、連続的に取得される放送番組をHDDに記録することができる。
図9は、録画予約を自動的に行うときの作用を説明するフローチャートである。
図9に示すように、自動録画予約を行うときは(S11)、HDDから放送番組の副次的な情報である副放送情報を取得する(S12)。次に取得された副放送情報から番組のIPアドレスを取得する。このIPアドレスは、主放送信号に重畳された副放送信号(副放送情報)から取得することができる。同様に、副放送情報に記述されている番組のカテゴリ等をもとに応答信号を生成する(S13)。この応答信号をIPアドレスが付された放送局のサーバに送信し(S14)、関連するカテゴリの番組情報を返信情報として取得する(S15)。取得された番組情報に基づいて、チャンネル、記録開始時刻、記録終了時刻、等の予約情報を作成し、それに基づいて予約登録を行い(S16)、自動録画予約を終了する(S17)。
ここで、放送局のサーバが応答信号に対応する返信信号を送信するサービスを行っていない場合には、例えばインターネット上で番組プログラム配信サービスを行っているサーバにアクセスし、番組プログラム情報を取得し、関連する番組を検索することにしてもよい。
図10は、すでに記録されている放送信号に新たに記録された放送信号を付加する場合の作用を示すフローチャートである。
図10に示すように、新たに記録された放送信号を付加する場合(S21)は、放送信号を取得してHDD部に記録した後(S22)、今回記録された副放送情報を読み出し(S23)、HDD部に記録されている複数の放送信号中から関連する放送信号(副放送情報、主放送情報)を読み出し(S24)、関連する放送信号に新たに記録された放送信号を付加することにより(S25)、行われる(S26)。
ここで、HDD部は、記録された放送信号にインデックスを付して管理するのが一般的であり、すでに記録された放送信号と新たに記録された放送信号とが関連付けられるようにインデックスのみを書き換えることもできる。またここでは、新たな放送信号を追加する場合について説明したが、必要に応じて不要な放送信号を削除する場合について同様に適用することができる。例えば、2つの番組において主放送信号が同じ場合には片方の主放送信号を削除することにしてもよい。また、図9に示した自動録画予約において取得された番組プログラムを放送信号と共に記録し、記録された放送信号のプロパティを表す情報としてディスプレイに表示するようにしてもよい。
次に、再生を行うときの作用について説明する。
図11は、オンタイム視聴のときの再生を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず視聴者はディスプレイの電源を入れ、オンタイム視聴を開始し(S41)、好みのチャンネルを選択してオンタイム視聴準備を行う(S42)。
CPUは、選択されたチャンネルの周波数における放送波が取得できるようにチューナを設定し、アンテナで受信された放送波のうち該当する周波数の放送波を選局し、出力する。出力されたRF信号は放送信号に変換されRAMに一時記録される(S43)。
ここで、デジタル放送においては、特定サイズのパケットとして放送信号を取得し、そのパケットサイズをRAM上に記録してもよい。
このように取得された放送信号を表示デバイス、音響デバイスで表示再生する(S44)。
ここで主放送信号はD/A変換部でアナログ映像信号、音声信号に変換されNTSC等の表示フォーマットで表示させても良いし、デジタル情報に変換し、液晶ディスプレー等に
表示させても良い。また副放送信号は、主放送信号に重畳させ、スーパーインポーズの形で表示させてもよい。
副放送信号中に、視聴者からの応答を求める情報が含まれている場合は(S46)、スーパーインポーズの形で表示され、視聴者はリモコン等で応答を入力し、CPUはUI部を介して応答信号を取得し、必要があれはHDDに記録する。応答信号がない場合は引き続き連続的に表示を行う。
なお、視聴者が記録しながら視聴する場合は、放送信号を取得と同時にHDDに記録しても良い。またタイムシフト再生のように、取得した放送信号を一旦記録し、一定時間後に再生する方法を用いてもよい。
応答信号が生成された場合は、送信決定手段(ここではCPUのプログラム)は、最適なネットワークデバイスを決定する(S47)。
ここで、決定のメカニズムとしては、例えば送信コストが最も安い回線を選択することができる。
なお、送信手段としては、例えば電話によるモデム送信、インターネットによるHTTP送信、あるいはメール送信などが考えられる。また、送信決定手段は、単にネットワークデバイスを選択するだけではなく、応答信号をオンタイム視聴しているときには送信せず、オフタイム視聴するときに送信するように切り替えることや、留保つきで視聴者が応答信号を入力したときに、その応答信号があとで送信されるように記録手段に記録させることもできる。
ネットワークデバイスを決定し、決定されたインターネットに接続されたネットワークデバイスを使って応答信号(応答情報)を送信し(S48)、送信後に返信信号(返信情報)をネットワーク部で受信し、必要であればHDD部に記録する(S49)。また、記録された返信信号(返信情報)を表示再生部で表示する(S50)。このような動作を視聴終了時まで繰り返す(S51、S52)。
図12は、オンタイム視聴したときに記録された未送の応答信号(未送応答情報)の送信処理を示すフローチャートである。
オンタイム視聴において応答信号を留保つきで視聴者が入力した場合は、この応答信号はHDD部に記録されている。したがって再生時に、未送応答信号の送信処理が行われる。この処理の開始は、視聴者がチャンネルを変更したり、番組が終了したり、電源を切る操作をしたりするタイミングで自動的に行ってもよいし、視聴者が操作するリモコン装置により処理されるようにすることもできる。
図12に示すように、未送応答情報送信処理が開始されると(S31)、HDD部内に記録された応答信号のうち未送応答信号の有無が確認される(S32)。
ここで、未送応答信号の有無確認は、留保つきで応答信号(応答情報)が記録される時点で、保留された応答信号であることを表すフラグを付加することにより行うことができる。
未送の応答信号がない場合は、未送応答情報送信処理は終了する(S35)。
未送の応答信号がある場合は、表示デバイスに、スーパーインポーズの形で未送の応答信号を表示させ、送信するかどうかの選択を視聴者に求め、赤外線リモコン等で視聴者が送信する旨の操作を行った場合には応答信号(応答情報)を送信し(S33)、必要に応じて送信先から返信信号(返信情報)を取得し、記録する(S34)。
ここで、送信確認のために、応答信号をあらわす情報に重ね合わせて、応答信号が入力された時点における映像を再生してもよい。
次に、オフタイム視聴について説明する。
オフタイム視聴、すなわち記録された放送番組を視聴する場合には、まず記録手段であるHDD部に保存されている複数の放送番組の中から視聴する番組を1つ選択する必要がある。そこで記録された放送番組一覧を表示し、一覧の中から1つを選択してオフタイム視聴を開始する。
図13は、録画放送番組一覧を例示する図である。
図13に示すように記録放送番組一覧は、放送番組情報50、応答情報51、および返信情報52からなり、記録された情報が古い順に、上から下に、配列されている。
ここで放送番組情報50は、記録するときに取得した副放送信号から得られた番組情報を表示してもよいし、番組プログラム配信サービスサーバから得られた情報から時間やチャンネルをもとにして作成表示してもよい。また応答情報51は番組中で操作した応答入力とそのときの副放送信号とに基づいて視聴者にわかりやすい形で表示してもよい。さらに、返信情報52も、そのときの副放送信号と返信信号とから視聴者にわかりやすい形で表示してもよい。
ここでは、放送番組情報50の上から1番目に、1月1日、1時から2時まで8チャンネルで放送された「世界オンラインショッピング」が録画され、番組中に、「夫婦茶碗 750円」で販売するという購買勧誘に対して「購入申し込み」という応答が入力され、「「購入申し込み済み」と画面に表示され、応答情報を送信した後に、「納期 1月10日」という返信情報が受信されたことを示す。
また、2番目に、1月2日、2時から3時まで10チャンネルで放送された「日本オンラインショッピング」が録画され、番組中に、「コーヒー 320円」で販売するという購買勧誘に対して、購入申し込みの応答情報を入力したが、その申し込みの送信を保留し、「未送信」と表示されている。
さらに、3番目に、1月3日、4時から6時まで10チャンネルで放送された「日本の夜明け」が録画され、番組中において、応答は入力されていないことを示す。
図14は、オフタイム視聴を示すフローチャートである。
図14に示すように、オフタイム視聴を開始するときは(S61)、記録手段であるHDD部に記録されている複数の番組のうちの1つを選択する必要があり、図13で説明した録画放送番組一覧を表示し、選択する(S62)。選択された放送番組、選択された応答情報、選択された返信情報を取得し、スーパーインポーズ等でディスプレイに表示する(S63、64、65)。また、必要に応じて、例えばリモコン装置等から応答情報などを変更入力し、HDD部に記録するとともに、表示する(S66)。そして、再生された表示画面により、応答情報があるか否かを確認し(S67)、応答情報があるときにはその送信方法を決定する(S68)。決定された送信方法で応答信号を送信し(S69)、必要であれば返信情報を放送局のサーバから受信し、取得された返信情報をスーパーインポーズ等で表示する(S70)。そして関連する応答信号、返信信号を更新記録する(S71)。このような動作を視聴中止まで繰り返す(S72、73)。
ここで、記録された情報は記録媒体や通信手段を通じて他の装置で再生される可能性が
あり、送信する応答信号には応答信号を入力した視聴者を表すIDを付する必要がある。そこで、再生に先立って視聴者を表すIDを入力し、それと共に応答信号を入力した情報とIDを応答信号として送信する方法を採っても良いし。予め再生する機器にIDを書き込んでおいても良い。
このように、応答信号を単に送信するのではなく再生されるときの環境を考慮して送信する情報を変更することにより送信方法つまり送信される応答信号の内容を変更してもよいし、視聴者の違いに応じて応答信号を変更してもよい。
また放送信号のうち主放送信号なしに記録されている番組プログラムの場合には、放送信号を取得したとき、または副放送信号に基づいてインターネット等に接続された放送局サーバにアクセスし、対応する主放送信号を取得することにしてもよい。
次に副放送信号、応答信号、返信信号の具体的なフォーマットについて説明する。
図15は、副放送信号のフォーマットの1例を示す。
図15に示すように、副放送信号は、複数の副放送情報の中の何れかの情報であることを示す固有の副放送情報IDと、放送局IDと、任意のフォーマットで表され、番組の双方向表示に対応して時事刻々と変化する、具体的には放送時間、応答表示内容、番組の内容、字幕等の副放送情報とにより構成され、これらは放送情報を作成放送する放送局によって生成される。なお、放送局IDは、インターネットアドレスでもよい。
図16は、応答信号のフォーマットの1例を示す。
図16に示すように、応答信号は、応答信号であることを表す固有の応答情報IDと、応答信号の入力を行っている視聴者を表す応答者IDと、どの副放送情報に対する応答であるかを表す副放送情報IDと、視聴者がリモコン装置等から入力した応答入力情報と、対応する副放送情報がない場合に付加する放送時間、チャンネルなどからなる。
図17は、返信信号のフォーマットの1例を示す。
図17に示すように、返信信号は、返信信号であることを表す固有の返信情報IDと、その返信信号の元になっている応答信号を表す応答情報IDと、副放送情報の返信信号であることを示す副放送情報IDと、返信情報の内容とにより構成されている。
応答信号がある場合には副放送情報IDは不要であるが、応答信号なしに返信信号を取得した場合にこのIDが付加される。例えば、放送局がアンケート等を送付するなどの場合に使用できる。
図18は、視聴時における主放送情報と、副放送情報と、応答情報と、返信情報との関係を示す図である。
図18において、横軸は時間を表し、縦軸は情報の種類を表している。
まず視聴時には、時間と共に主放送情報が連続的に画面に表示される。この主放送情報に対応する副放送情報は、字幕情報や、番組の副次的な情報が主体である。その中で応答要求のある副放送情報が取得されると、表示画面にスーパーインポーズ等の形で応答要求が表示される。その要求に対して、視聴者が応答を入力した場合は、応答信号が生成される(応答情報)。入力時に送信が選択されると応答信号は、図16に示したフォーマットで放送局サーバに送信される。返信情報がある場合には放送局から返信情報が送信され、返信情報が双方向デジタル放送用記録装置に表示される。また応答要求に対して入力がなされない場合には、応答信号は作成されない。また応答の入力をしても送信が選択されなければ応答信号は送信されず、したがって返信情報も受信されない。
ここでは単純な場合を例として説明したが、返信情報の表示に対して再び応答を入力すると、応答情報の送信に対して再び返信情報が受信されるというように、双方向のコミュニケーションが行われる。
図19は、取得された副放送情報に対する応答情報と返信情報との関係を示す図である。
図19に示すように、応答情報と返信情報とは、副放送情報IDやそれぞれのIDにより関連付けられてHDD部に記録され、管理される。時間軸に沿って最上段に配置された副放情報60は、番組を示す情報で、例えば番組のタイトルを表す情報である。次の副放送情報61〜63は、時々刻々変化する番組内容に対応するものである。これに対し、視聴者が応答を入力すると、対応する副放送情報に関連付けられて応答情報が記録される。この応答情報に対する返信情報が受信された場合は、応答情報に関連付けられて記録される。この様な情報が記録されていると、オフタイム視聴において、対応する応答の入力や返信情報を取得することができる。
図20は、図13で説明した録画放送番組一覧に基づいて、応答情報のうちの1つが選択された場合の処理を示す図である。
図20に示すように、HDD部には、副放送情報(副放送信号)、応答情報(応答信号)、返信情報(返信信号)が関連付けられて記録されているので、応答情報や、返信情報から抽出したオンラインショッピングの購入品リストを表示し、表示された購入品のうちの特定の購入品「夫婦茶碗 750円 購入申し込み済み」が選択されると、対応する副放送情報IDが検出され、副放送情報を取得し、その副放送情報から主放送情報の番組部分を検出することにより購入品に関連する放送部分を再生し表示することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のデジタル放送用録画装置は、モバイルタイプのもので、第1の実施形態のデジタル放送用録画装置と比べて、主放送情報、副放送情報、応答情報、および返信情報が記録されたカードメモリを挿入することにより放送信号を取得し、主としてオフタイム視聴に用いられる。また、ディスプレイが液晶パネルにより構成されているので、再生表示手段である液晶表示部は、デジタル信号をそのまま表示させることができる。しかし、それ以外の構成要素は共通するので、同一の構成要素には同一の符号を付し、説明は省略する。
図21は、本発明のモバイルタイプのデジタル放送用録画装置の実施形態を示す概略構成図である。
図21に示すモバイルタイプのデジタル放送用録画装置は、カードメモリ28aが挿入されるカードメモリ部28(本発明の記録手段に相当する。)と、一時記憶を司るRAM17と、カードメモリ部28に格納された情報を必要に応じて読み出し処理するCPU18とを備えており、カードメモリ部28に格納されたデジタル信号の取り出し管理はCPU18で行い、CPU18は、処理したデジタル信号をRAM17に一時記憶させ、あるいはカードメモリ部28に格納する。
ここで、カードメモリ部28に挿入されるカードメモリ28aには、例えば第1の実施形態のデジタル放送用録画装置のHDD部に関連付けられて記録された主放送情報、副放送情報、応答情報、返信情報がコピーされている。したがって、カードメモリ部28は、本発明の記録手段に相当するのと同時に、放送信号取得手段にも相当する。
また、本実施形態のモバイルタイプのデジタル放送用録画装置は、映像信号はデジタル信号をそそまま表示する液晶表示部29(本発明の再生表示手段に相当する。)と、電源SW、チャンネル選択部、音量変更ボリューム等の視聴者の操作を受けるUI部21(本発明の応答信号生成手段に相当する。)とを備えている。そして、カードメモリ部28、RAM17、液晶表示部29、CPU18、UI部21は、バスインタフェース25を介して相互に接続されている。
RAM17、UI部21、CPU18は、図1で説明したものと同様の動作を行い、カードメモリ部28に記録された映像信号は、液晶表示部29で再生され液晶パネルに表示される。ネットワーク部24は、ネットワークを介して応答情報を送信したり、返信情報を取得することができる。
デジタル放送用録画装置に記録された録画番組情報(主放送情報、副放送情報、応答信号、返信情報)は、カードメモリ28aにより受け渡され、CPU18はカードメモリ28aにアクセスして、図12に示したような記録番組一覧を作成し、液晶表示パネルに表示される。
ユーザは、表示された記録番組一覧の中から選択した番組を、図11で説明したと同様にオフライン視聴を行うことができる。
本発明のデジタル放送用録画装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。 ネットワーク部とインターネットとの接続を示す図である。 本実施形態のデジタル放送用録画装置の基本機能を示す機能ブロック図である。 本実施形態のデジタル放送用録画装置の付加機能を示す機能ブロック図である。 本実施形態のデジタル放送用録画装置の付加機能を示す機能ブロック図である。 本実施形態のデジタル放送用録画装置の付加機能を示す機能ブロック図である。 録画予約手段を示す図である。 録画予約により記録を行うときの作用を説明するフローチャートである。 録画予約を自動的に行うときの作用を説明するフローチャートである。 すでに記録されている放送信号に新たに記録された放送信号を付加する場合の作用を示すフローチャートである。 オンタイム視聴のときの再生を示すフローチャートである。 オンタイム視聴したときに記録された未送の応答信号(未送応答情報)の送信処理を示すフローチャートである。 録画放送番組一覧を例示する図である。 オフタイム視聴を示すフローチャートである。 副放送信号のフォーマットの1例を示す。 応答信号のフォーマットの1例を示す。 返信信号のフォーマットの1例を示す。 視聴時における主放送情報と、副放送情報と、応答情報と、返信情報との関係を示す図である。 取得された副放送情報に対する応答情報と返信情報との関係を示す図である。 図12で説明した録画放送番組一覧に基づいて、応答情報のうちの1つが選択された場合の処理を示す図である。 本発明のモバイルタイプのデジタル放送用録画装置の実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
11 アンテナ
12 チューナ
13 アナログ信号処理部
14 A/D変換部
15 デジタル信号処理部
16 HDD部
17 RAM
18 CPU
19 D/A変換部
20 表示再生部
21 UI部
22 タイマ部
23 制御用CPU
24 ネットワーク部
24a ネットワークデバイス
25 バスインタフェース
26 インターネット
27 サーバ
28 カードメモリ部
28a カードメモリ
29 液晶表示部
31 放送信号取得手段
32 記録手段
33 再生表示手段
34 応答信号生成手段
35 送信決定手段
36 送信手段
37 受信手段
38 録画予約手段
38a 録画予約決定手段
40 リモコン装置
50 放送番組情報
51 応答情報
52 返信情報
60 最上段に配置された副放情報
61〜63 次の副放送情報

Claims (11)

  1. ディスプレイに映像が表示される映像信号と該映像信号に重畳され前記映像の関連情報を表す重畳信号とからなる放送信号を取得するとともに、所定の信号をネットワークに送信するデジタル放送用録画装置において、
    前記放送信号、又は前記重畳信号のみのいずれか一方の信号と、前記所定の信号とを取得し、取得した信号を関連付けて記録する記録手段と、
    前記記録手段に取得され又は記録された前記放送信号および前記所定の信号、又は前記重畳信号および前記所定の信号を再生して前記ディスプレイに映像表示する再生表示手段と、
    所定の操作子の操作を受けて所定の応答信号を生成するとともに、生成された該応答信号を前記記録手段に送る応答信号生成手段と、
    前記応答信号生成手段により生成された前記応答信号を前記ネットワークに送信する諾否を決定する送信決定手段と、
    前記送信決定手段により許諾された前記応答信号を前記ネットワークに接続された所定の端末機に送信する送信手段と、
    前記端末機からの前記応答信号に対応する返信信号を受信する受信手段とを備え、
    前記受信手段は、受信した前記返信信号を前記記録手段に送ることを特徴とするデジタル放送用録画装置。
  2. 前記記録手段は、
    オンタイムにのみ前記映像信号を取得できる場合は前記放送信号を記録し、オフタイムでも前記映像信号を取得できる場合は前記重畳信号のみを記録することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送用録画装置。
  3. 前記記録手段は、前記受信手段から送られた前記返信信号を、該記録手段に記録されている前記映像信号又は前記応答信号に関係付けて記録することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送用録画装置。
  4. 前記再生表示手段は、前記記録手段により記録された応答信号又は返信信号が検索され、検索された前記応答信号又は前記返信信号に対応する前記放送信号を表示する請求項3記載のデジタル放送用録画装置。
  5. 前記送信決定手段は、前記応答信号生成手段により生成された応答信号に送信を保留する旨の情報が含まれる場合には、前記ネットワークへの該応答信号の送信を留保することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送用録画装置。
  6. 前記記録手段は、前記映像信号に重畳され前記映像の関連情報を表す重畳信号又は前記受信手段から受信された前記返信信号に基づいて前記再生表示手段に該映像の番組表を表示させることを特徴とする請求項1項記載のデジタル放送用録画装置。
  7. 前記記録手段に記録する前記映像信号の順序を該映像信号が取得される時間に合わせて設定し、設定された時間に予約した映像信号を記録する録画予約手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送用録画装置。
  8. 前記記録手段は、前記応答信号および前記返信信号を前記映像信号に関係付けて記録するものであって、関係付けた該応答信号および該返信信号により表される情報の一覧を前記再生表示手段に映像表示させることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送用録画装置。
  9. 前記記録手段は、前記映像信号に重畳され前記映像の関連情報を表す重畳信号を定期的に取得するものであって、
    前記録画予約手段は、前記記録手段により定期的に取得された前記重畳信号に基づいて、前記映像信号の順序を設定することを特徴とする請求項7記載のデジタル放送用録画装置。
  10. ディスプレイに映像が表示される映像信号と該映像信号に重畳され前記映像の関連情報を表す重畳信号とからなる放送信号を取得するとともに、所定の信号をネットワークに送信するデジタル放送用録画装置におけるデジタル放送録画方法であって、
    前記放送信号、又は前記重畳信号のみのいずれか一方の信号と、前記所定の信号とを取得し、取得した信号を関連付けて記録する記録ステップと、
    前記記録ステップに取得され又は記録された前記放送信号および前記所定の信号、又は前記重畳信号および前記所定の信号を再生して前記ディスプレイに映像表示する再生表示ステップと、
    所定の操作子の操作を受けて所定の応答信号を生成する応答信号生成ステップと、
    前記応答信号生成ステップにより生成された前記応答信号を前記ネットワークに送信する諾否を決定する送信決定ステップと、
    前記送信決定ステップにより許諾された前記応答信号を前記ネットワークに接続された所定の端末機に送信する送信ステップと、
    前記端末機からの前記応答信号に対応する返信信号を受信する受信ステップとを有し、
    前記記録ステップは、さらに、前記受信ステップにより受信された前記返信信号を記録することを特徴とするデジタル放送用録画方法。
  11. 請求項10に記載のデジタル放送用録画方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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