以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。なお、本実施形態に係る放送受信端末はテレビであるが、本発明はこれに限定されず、例えばPC、スマートフォンなど、他の放送受信端末にも適用可能である。
〔実施形態1〕
図2は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1を模式的に示す図である。図2に示すように、受信予約システム1は、サーバ20およびテレビ10によって構成されている。受信予約システム1を構成するサーバ20およびテレビ10の詳細について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、受信予約システム1は、テレビ(放送受信端末)10およびサーバ(外部サーバ)20によって構成されている。受信予約システム1では、テレビ10が受信する放送番組の予告コンテンツを、サーバ20がネットワーク2を介してテレビ10に送信(配信)し、テレビ10は受信した予告コンテンツを画面に表示する。そして、テレビ10は、予告コンテンツを表示している画面において、当該放送番組の受信予約を実行することができる。
ここで、放送番組とは、一般に、ユーザからの要求とは無関係に、放送局又は放送サーバから放送(配信)される番組のことを指す。放送番組は、放送波を介して放送されるものであってもよいし、ネットワーク経由で配信されるものであってもよい。放送局又は放送サーバが放送番組を放送(配信)する日時は、放送局又は放送サーバが予め決定している。そのため、テレビ10は、放送番組を受信する日時を決定することはできず、また、放送局又は放送サーバに対して放送番組を放送する日時を要求することもできない。
また、予告コンテンツとは、放送番組を予告するコンテンツを指す。予告コンテンツは、テレビ10がネットワーク2を介してサーバ20から受信するので、テレビ10は、サーバ20が当該予告コンテンツを送信可能な期間であれば、ユーザが所望するタイミングで当該予告コンテンツを受信し、表示することができる。サーバ20が当該予告コンテンツを送信可能な期間の詳細については、後述する。
また、受信予約とは、テレビ10が放送番組を受信することを予約することであり、より具体的には、視聴予約、録画予約が含まれる。
(テレビ10)
テレビ10は、図1に示すように、テレビ通信部11およびテレビ制御部12を備えている。
テレビ通信部11は、ネットワーク2を介して、サーバ20とデータの送受信をすることができる機能を備えている。
テレビ制御部12は、テレビ10の各構成を統括的に制御するものである。テレビ制御部12の詳細について、以下に説明する。
(テレビ制御部12)
テレビ制御部12は、図1に示すように、テレビ受信部(受信手段、端末受信手段、受信制御手段)13、表示部(表示手段、抽出手段、表示制御手段)14、リクエスト送信部15、操作信号受付部(予告コンテンツ選択手段)16、予約済情報送信部(送信手段、端末送信手段)17、および予約部(予約手段、予約制御手段)18としても機能する。
テレビ受信部13は、テレビ通信部11を制御し、テレビ通信部11がネットワーク2を介して受信したデータを受信する。テレビ受信部13は、受信したデータを表示部14へ出力する。テレビ受信部13は、上述の放送番組を受信することもできるし、放送番組以外のコンテンツを受信することもできる。
表示部14は、取得したデータを参照し、テレビ10が備える画面に画像を表示するための制御を行う。
リクエスト送信部15は、操作信号受付部16から取得した操作情報を参照し、サーバ20に対してデータの送信を要求する信号を、テレビ通信部11を介して送信する。
操作信号受付部16は、ユーザが入力した情報を受け付け、受け付けた情報を操作信号として接続されている各部に出力する。
予約済情報送信部17は、テレビ10が放送番組を受信予約した場合、当該放送番組を受信予約したことを示す予約済情報を、サーバ20に対してテレビ通信部11を介して送信する。
予約部18は、上記放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合に、放送番組の受信予約を実行する。予約部18は、後述する受信予約情報を参照することにより受信予約を実行するが、さらに、EPG(Electronic Program Guide)を利用してもよい。
なお、テレビ10は、図1には図示しない放送番組受信手段を備える。放送番組受信手段は、放送波を介して、上述の放送番組を受信することができる。また、放送番組受信手段は、予約部18が受信予約を実行した放送番組の開始時刻になると、当該放送番組の受信を実行し、受信予約が「視聴予約」であった場合は、受信した放送番組を表示部14に出力し、受信予約が「録画予約」であった場合は、テレビ10に外部接続されたHDD(図示しない)に放送番組を録画する。
(サーバ20)
サーバ20は、図1に示すように、サーバ通信部21、予告コンテンツ記憶部23、コンテンツ情報記憶部26、およびサーバ制御部29を備えている。
サーバ通信部21は、ネットワーク2を介して、テレビ10とデータの送受信をすることができる。
予告コンテンツ記憶部23は、予告コンテンツを記憶する。予告コンテンツ記憶部23に記憶されている予告コンテンツは、サーバ制御部29が読み出すことができる。
コンテンツ情報記憶部26は、コンテンツ情報を記憶する。コンテンツ情報記憶部26に記憶されているコンテンツ情報は、サーバ制御部29が読み出すことができる。
サーバ制御部29は、サーバ20の各構成を統括的に制御するものである。サーバ制御部29の詳細について、以下に説明する。
(サーバ制御部29)
サーバ制御部29は、図1に示すように、予告コンテンツ送信部(サーバ送信手段)22、サーバ受信部(受信手段、サーバ受信手段)24、コンテンツ情報管理部25、サーバ送信部(送信手段)27、および番組リスト生成部28としても機能する。
予告コンテンツ送信部22は、サーバ受信部24から予告コンテンツを要求する信号を取得する。そして、予告コンテンツ送信部22は、当該信号が示す予告コンテンツを、予告コンテンツ記憶部23から取得し、テレビ10に送信する。
サーバ受信部24は、サーバ通信部21を制御し、サーバ通信部21からデータを受信する。サーバ受信部24は、受信したデータを、サーバ制御部29の各部に出力する。
コンテンツ情報管理部25は、コンテンツ情報記憶部26に記憶されているコンテンツ情報を管理する。より具体的には、コンテンツ情報管理部25は、予告を表示する旨の要求信号をサーバ受信部24から取得すると、取得した要求信号に対応するコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部26から取得し、番組リスト生成部28に出力する。
サーバ送信部27は、取得した情報を、サーバ通信部21を介してテレビ10に送信する。
番組リスト生成部28は、取得したコンテンツ情報を参照して、番組リスト情報を生成する。番組リスト情報の詳細については、後述する。
(各データの詳細)
受信予約システム1では、サーバ20はテレビ10に対して、予告コンテンツ、番組リスト情報、およびコンテンツ情報を送信する。予告コンテンツ、番組リスト情報、およびコンテンツ情報の詳細について、以下に説明する。
予告コンテンツとは、放送番組を予告するコンテンツのことを指し、具体的には、静止画像および動画像の少なくとも何れかを含んでいる。
番組リスト情報とは、1または複数の放送番組の各々を特定する各番組特定情報を含む番組リストを表示するための情報である。番組特定情報は、後述するコンテンツ情報から取得することができるが、それに限定されず、例えば、番組特定情報のみを記憶する番組特定情報記憶部を備え、番組特定情報記憶部から取得する構成であってもよい。
コンテンツ情報とは、放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報、および、当該放送番組を受信予約するための受信予約情報を含んでいる。コンテンツ情報について、図3および図4を用いてより詳細に説明する。図3は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1におけるコンテンツ情報の一例である。また、図4は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1におけるコンテンツ情報のタグの種類を示す表である。
(予告情報)
予告情報とは、予告コンテンツに関連付けられている情報である。なお、予告コンテンツに関連付けられているとは、後述するように、予告コンテンツのリンク先を指定する情報を予告情報が含んでいることを指すが、これに限定されず、例えば、予告コンテンツそのものを含んでいる場合も含まれる。図3において、CP(Contents Provider)名称、放送局名称、チャンネル名称、予告タイトル、予告紹介文、著作権表記、予告開始日、予告終了日、タグ、予告静止画URL、および予告動画URIが予告情報に含まれる。
CP名称とは、予告コンテンツを供給するコンテンツプロバイダの名称を示す情報である。
放送局名称とは、予告コンテンツを送信する放送局名、または、放送番組の権利を保有する放送局名を示す情報である。
チャンネル名称とは、当該予告コンテンツが属するチャンネル名を示す情報である。
予告タイトルとは、当該予告コンテンツのタイトル名を示す情報である。
予告紹介文とは、当該予告コンテンツが予告する放送番組を紹介するテキストを示す情報であるが、当該予告コンテンツが予告する放送番組を紹介するテキストのリンク先を示す情報であってもよい。また、予告紹介文は、当該予告コンテンツが予告する放送番組を紹介するテキストを示す情報と、放送番組を紹介するテキストのリンク先を示す情報との両方を含む構成であってもよい。例えば、詳細は後述するが、図10の(b)に示すように、放送番組を紹介するテキストを示す情報と、「<a href=”http://csxxx.co.jp/ring/promo.html”>公式サイト</a>」などという一般的なHTML(Hyper Text Markup Language)の記述によって表されるリンク先を示す情報とを、予告紹介文53に含める構成が挙げられる。
著作権表記とは、当該予告コンテンツの著作権の帰属先、または、当該予告コンテンツが予告する放送番組の著作権の帰属先を示す情報である。
予告開始日とは、サーバ20が当該予告コンテンツの送信が可能になる日時を示す情報である。
予告終了日とは、サーバ20が当該予告コンテンツの送信が不可能になる日時を示す情報である。すなわち、ユーザが予告コンテンツを視聴可能な期間は、上述したサーバ20が当該予告コンテンツを送信可能な期間であり、予告開始日から予告終了日までの期間である。
タグとは、当該放送番組の属性を示す属性情報である。タグは、当該放送番組に関連付けられているため、当該放送番組を特定する番組特定情報にも関連付けられている。タグの詳細については、図4を用いて後述する。
予告静止画URLとは、予告コンテンツが静止画像の場合に、静止画像のリンク先を指定する情報である。
予告動画URIとは、予告コンテンツが動画像の場合に、動画像のリンク先を指定する情報である。なお、予告動画URIは、動画像が存在する場所を直接的に示す場合に限定されず、例えば、予告動画像を再生する方法や、動画像が存在する場所などが記載されている再生制御ファイル(例えば、CPCファイルなど)のリンク先を指定する情報であってもよい。
なお、予告情報は、少なくとも予告タイトルと、予告静止画URLまたは予告動画URIと、を含んでいる。また、CP名称、放送局名称、およびチャンネル名称は、図3に示すように異なっていてもよいし、同じであってもよい。
(タグの種類)
上述したように、タグとは、当該放送番組の属性を示す属性情報である。タグの具体的な種類について、図4を用いて説明する。
タグの種類として、ジャンル、出力可能機器、地域、視聴年齢制限、およびおすすめが挙げられる。
ジャンルとは、当該放送番組の内容を示す情報であり、例えば、「洋画」、「邦画」、「ドラマ」、および「スポーツ」などが挙げられる。
出力可能機器とは、当該放送番組を表示することができる機器を示す情報であり、例えば、「TV」、「PC」、および「mobile」などが挙げられる。
地域とは、当該放送番組が放送される地域を示す情報であり、例えば、「全国」、「関東」、「関西」、「北海道」、および「東京」などが挙げられる。
視聴年齢制限とは、当該放送番組に設定されている視聴年齢制限を示す情報であり、例えば、PG−12、R−15、R−15、および成人などが挙げられる。
おすすめとは、当該放送番組を放送する放送局や、当該放送番組の予告コンテンツを送信するCPなどが、当該放送番組を特に視聴者に視聴させたい場合に設定される情報であり、例えば、「おすすめ」および「見逃しキャンペーン」などが挙げられる。
また、タグは、放送番組の内容を示す属性情報ではなく、放送番組の予告コンテンツの属性を示す属性情報であってもよい。あるいは、予告情報は、当該放送番組の属性を示す放送番組タグと、当該放送番組の予告コンテンツの属性を示す予告コンテンツタグとを備える構成であってもよい。例えば、放送番組タグの出力可能機器として「TV」が指定されており、予告コンテンツタグの出力可能機器として「PC」および「mobile」が指定されている場合、当該タグを含むコンテンツ情報を受信したパーソナルコンピュータ、及び携帯端末が予告コンテンツを表示し、当該タグを含むコンテンツ情報を受信したテレビ10が放送番組を表示する。したがって、この構成において、ユーザは、予告コンテンツを「PC」および「mobile」で視聴できるが、放送番組は「TV」のみで視聴または録画することができる。すなわち、「TV」のみで視聴または録画できる放送番組の予告コンテンツを「PC」および「mobile」に表示可能となるため、当該予告コンテンツはユーザへの露出度が高くなる。このとき、予告コンテンツの表示画面上に、放送番組タグの出力可能機器を示すテキスト(例えば、「この放送はテレビでのみ視聴可能です」など)を表示する構成が好ましい。
(受信予約情報)
受信予約情報とは、放送番組を受信予約するための情報であるが、より具体的には、テレビ10の予約部18が放送番組を受信予約するために参照する情報である。図3において、受信予約情報とは、放送局名(放送局情報)、チャンネル名称、チャンネル番号、放送番組名、ネットワークID、サービスID、イベントID、放送開始日時(放送日時情報)、番組長、および契約情報(課金情報)を指す。
放送局名とは、当該放送番組を送信する放送局の名称を示す情報である。
チャンネル名称とは、当該放送番組が放送されるチャンネル名を示す情報である。
チャンネル番号とは、当該放送番組が放送されるチャンネル番号を示す情報である。
放送番組名とは、当該放送番組の名称を示す情報である。
ネットワークIDとは、地上デジタル放送、BS放送、およびCS放送等の互いに伝送経路の異なる複数のデジタル放送の何れにおける放送番組であるかを特定する情報であり、16進数4桁で表される。
サービスIDとは、当該放送番組を放送する放送局を特定するIDであり、例えば、16進数4桁で表される。
イベントIDとは、当該放送番組を特定するIDであり、例えば、16進数4桁で表される。
放送開始日時とは、当該放送番組の放送を開始する日時を示す情報である。
番組長とは、当該放送番組が放送される時間の長さを示す情報である。
契約情報とは、当該放送番組を視聴するために必要な契約を示す情報であり、例えば、8ビットで表される。テレビ10は、契約情報を参照することにより、テレビ10が当該放送番組を視聴できる状態であるか否か、つまり、当該放送番組を視聴可能であるか否か、さらに、視聴可能である場合、課金が発生するか否かを判断することができる。テレビ10が当該放送番組を視聴できる状態であるか否かは、例えば、テレビ10に挿入されたB−CASカードを参照することにより、テレビ10は判断することができる。
なお、受信予約情報は、少なくともネットワークID、サービスID、イベントID、放送開始日時、および番組長を含んでいる。この場合、例えば、ネットワークIDが地上デジタル放送の放送番組であることを示し、サービスIDが「AAテレビ」を示し、イベントIDが「AAテレビスペシャル」を示し、放送開始日時が「2013年1月1日午後8:00」を示し、番組長が「2時間」であった場合、予約部18は、2013年1月1日の午後8:00から2時間、地上デジタル放送のAAテレビの「AAテレビスペシャル」の受信予約を実行することができる。
なお、コンテンツ情報に含まれる放送局名、タグ、放送開始日時、契約情報は、後述するコンテンツ情報の抽出に利用されるため、付加情報とも称する。付加情報は、コンテンツ情報に含まれるため、番組特定情報にも関連付けられている。
(受信予約システム1の処理)
図5は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1の処理を示すシーケンス図である。受信予約システム1の処理について、図5を用いて説明する。
(ステップS1)
まず、テレビ10の操作信号受付部16は、予告を表示する旨の操作信号を受け付ける。操作信号受付部16は、受け付けた操作信号を、リクエスト送信部15に出力する。
(ステップS2)
リクエスト送信部15は、操作信号受付部16から、予告を表示する旨の操作信号を取得すると、予告を表示する旨の要求信号を、サーバ20に送信する。
(ステップS3)
サーバ20のサーバ受信部24は、テレビ10から送信された予告を表示する旨の要求信号を、サーバ通信部21を介して受信する。そして、サーバ受信部24は、受信した信号を、コンテンツ情報管理部25に出力する。
(ステップS4)
コンテンツ情報管理部25は、サーバ受信部24から、予告を表示する旨の要求信号を取得すると、コンテンツ情報記憶部26から取得した要求信号に対応するコンテンツ情報を取得し、番組リスト生成部28に出力する。番組リスト生成部28は、コンテンツ情報管理部25からコンテンツ情報を取得すると、取得したコンテンツ情報に含まれている番組特定情報をリスト化し、番組リスト情報を生成する。番組リスト生成部28は、コンテンツ情報と生成した番組リスト情報とを、サーバ送信部27に出力する。サーバ送信部27は、番組リスト生成部28から取得したコンテンツ情報と番組リスト情報とを、サーバ通信部21を介してテレビ10に送信する。
(ステップS5)
テレビ10のテレビ受信部13は、サーバ20から送信されたコンテンツ情報と番組リスト情報とを、テレビ通信部11を介して受信する。そして、テレビ受信部13は、受信したコンテンツ情報と番組リスト情報とを、表示部14に出力する。
(ステップS6)
表示部14は、取得したコンテンツ情報と番組リスト情報とを参照して、テレビ10が備える画面に番組リストを含む予告を表示する。
(ステップS7)
操作信号受付部16は、表示部14が表示する番組リストに含まれる複数の番組特定情報から、番組特定情報を選択する旨の操作信号を受け付ける。そして、操作信号受付部16は、番組特定情報を選択する旨の操作信号を、リクエスト送信部15に出力する。
(ステップS8)
リクエスト送信部15は、操作信号受付部16から番組特定情報を選択する旨の操作信号を取得すると、選択された番組特定情報の予告コンテンツを要求する信号を、テレビ通信部11を介してサーバ20に送信する。
(ステップS9)
サーバ20のサーバ受信部24は、テレビ10から送信された予告コンテンツを要求する信号を、サーバ通信部21を介して受信する。そして、サーバ受信部24は、受信した信号を、予告コンテンツ送信部22に出力する。
(ステップS10)
予告コンテンツ送信部22は、サーバ受信部24から取得した信号が示す予告コンテンツを、予告コンテンツ記憶部23から取得する。そして、予告コンテンツ送信部22は、取得した予告コンテンツを、サーバ通信部21を介して、テレビ10に送信する。
(ステップS11)
テレビ10のテレビ受信部13は、サーバ20から送信された予告コンテンツを、テレビ通信部11を介して受信する。そして、テレビ受信部13は、受信した予告コンテンツを、表示部14に出力する。
(ステップS12)
表示部14は、取得した予告コンテンツを、テレビ10の画面に表示する。
(ステップS13)
操作信号受付部16は、放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付ける。操作信号受付部16は、受け付けた操作信号を、予約部18に出力する。
(ステップS14)
予約部18は、取得した操作信号に応じて、受信予約情報を参照して放送番組の受信予約を実行する。予約部18は、受信予約を実行した放送番組の開始時刻になると、当該放送番組の受信を実行し、受信予約が「視聴予約」であった場合は、受信した放送番組を表示部14に出力し、受信予約が「録画予約」であった場合は、テレビ10に外部接続されたHDD(図示しない)に放送番組を録画する。
(テレビ10に表示される画面の例)
受信予約システム1の処理において、表示部14がテレビ10の画面に表示させる画面の例を、図6および図7を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1において、予告を表示する旨の操作信号を受け付ける場合にテレビ10に表示される画面の例である。また、図7は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1において、テレビ10の画面に表示される予告の例である。
上述したステップS1において、例えば、操作信号受付部16が予告を表示する旨の操作信号を、テレビ10のメニュー画面において受け付ける場合、図6の(a)に示すように、表示部14は、テレビ10が備える各機能(例えば、入力切替、番組表表示など)を利用するために表示される各選択項目の1つとして、予告を表示するための選択項目70を表示する。そして、ユーザが、予告を表示するための選択項目70を選択する操作(例えば、ユーザがリモコンを操作し、予告を表示するための選択項目70にカーソルを合わせ、リモコンの決定ボタンを押すなど)をした場合、操作信号受付部16は、予告を表示する旨の操作信号を受け付けたとする構成としてもよい。
また、例えば、操作信号受付部16が予告を表示する旨の操作信号を、テレビ10においてインターネットをする際に表示される初期画面において受け付ける場合、図6の(b)に示すように、表示部14は、リンク先を示す選択項目の1つとして、予告を表示するための選択項目70を表示する。そして、ユーザが、予告を表示するための選択項目70を選択する操作をした場合、操作信号受付部16は、予告を表示する旨の操作信号を受け付けたとする構成としてもよい。
続いて、上述したステップS6において、例えば、所定の放送局が放送する複数の放送番組を予告する予告画面50を表示部14が表示する場合、図7の(a)に示すように、表示部14は、当該放送局が放送する複数の放送番組のそれぞれを特定する各番組特定情報を含む番組リスト51を表示する。そして、ステップS8において、番組リスト51において選択されている番組特定情報によって特定される放送番組の予告コンテンツを要求する信号をサーバ20に送信する。このようにして、テレビ10は、サーバ20から受信した予告コンテンツ52を表示する構成としてもよい。
また、図7の(a)に示すように、表示部14は、詳細表示53に、コンテンツ情報に含まれる放送番組名、チャンネル番号、放送開始日時、著作権表記を表示する構成としてもよい。なお、詳細表示53に表示させる情報は上記情報に限らず、コンテンツ情報に含まれる情報は何れも表示できる構成としてもよい。
また、表示部14は、コンテンツ情報に含まれる各情報を参照し、該当するコンテンツ情報を抽出し、抽出したコンテンツ情報の番組特定情報を番組リスト51に表示させるボタンを表示してもよい。例えば、表示部14は、タグに「おすすめ」を含んでいるコンテンツ情報を抽出して表示するオススメボタン55、タグに「見逃しキャンペーン」を含んでいるコンテンツ情報を抽出して表示する見逃しキャンペーンボタン56、タグに「スポーツ」を含んでいるコンテンツ情報を抽出して表示するスポーツボタン66を表示してもよい。なお、タグを参照し、該当するタグの種類を有するコンテンツ情報を抽出する場合の詳細については、後述する実施形態において説明する。
また、表示部14は、コンテンツ情報に含まれる情報以外にも、有料の放送番組への加入を促す広告54を表示してもよい。
なお、図7の(a)では、番組リスト51が、番組特定情報に加えて、各番組特定情報によって特定される各放送番組の予告コンテンツを含む構成を例示しているが、これは本実施形態を限定するものではない。番組リスト51は、予告コンテンツを含まない構成としてもよい。
番組リスト51が予告コンテンツを含む構成の場合、テレビ10は、ステップS5の処理の後、ステップS5において受信したコンテンツ情報の予告静止画URLまたは予告動画URLが示すリンク先に、予告コンテンツである予告静止画または予告動画を要求する信号を送信する。そして、テレビ10は、要求した予告静止画または予告動画を受信した後、ステップS6に進み、図7の(a)に示す予告コンテンツを含む番組リスト51を画面に表示する。
また、上述したステップS6において、例えば、複数の放送局の放送番組を予告する予告画面50を表示部14が表示する場合、図7の(b)に示すように、表示部14は、複数の放送局の放送番組のそれぞれを特定する各番組特定情報を含む番組リスト51を表示する構成としてもよい。
また、図7の(a)において説明したように、表示部14は、コンテンツ情報に含まれる各情報を参照し、該当するコンテンツ情報を抽出し、抽出したコンテンツ情報の番組特定情報を番組リスト51に表示させるボタンを表示してもよい。例えば、図7の(b)に示すように、表示部14は、放送開始日時が今日に該当するコンテンツ情報、放送開始日時が明日に該当するコンテンツ情報、または放送開始日時が明後日に該当するコンテンツ情報を抽出する日付ボタン60を表示してもよい。また、例えば、表示部14は、該当する放送局名を含んでいるコンテンツ情報を抽出して表示させる放送局ボタン61を表示してもよい。
(予約部18が受信予約を実行する処理)
受信予約システム1の処理において、予約部18が放送番組の受信予約を実行する例を、図7、図8、図9、図10を用いて説明する。図8は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1において、テレビ10の画面に表示される予告の他の例である。また、図9は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1において、予告画面50に代えて表示される画面の例である。また、図10は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1において、テレビ10の画面に表示される予告紹介画面の例である。
例えば、表示部14が、図7の(a)に示す予告画面50を表示している状態において、番組リスト51に含まれる予告コンテンツのうち、何れかの予告コンテンツを選択する旨の操作信号を操作信号受付部(コンテンツ選択手段)16が受け付けた場合に、予約部18は、選択された予告コンテンツが予告する放送番組を受信予約してもよい。
また、表示部14が図7の(b)に示す予告画面50を表示している状態において、コンテンツリスト51に含まれる予告コンテンツのうち、何れかの予告コンテンツを選択する旨の操作信号を操作信号受付部16が受け付けた場合に、テレビ10は、より詳しい番組情報を表示するための番組情報ボタン57、視聴予約するための視聴予約ボタン58、録画予約するための録画予約ボタン59を表示する構成としてもよい。この場合、視聴予約ボタン58、録画予約ボタン59を選択する操作を、上述したステップS13における放送番組を受信予約する操作として、操作信号受付部16は受け付けてもよい。
また、表示部14が、図8に示すように、番組リスト51を含まず、複数の予告コンテンツ52a〜予告コンテンツ52fを含む予告画面50を表示している場合、表示部14は、複数表示されている予告コンテンツ52a〜予告コンテンツ52fのうち、フォーカスされている予告コンテンツ52aを、予告コンテンツ52として表示する。なお、フォーカスされている予告コンテンツの変更は、ユーザからフォーカスする予告コンテンツを変更する旨の操作信号(例えば、リモコンのカーソルキーを押すなど)を操作信号受付部16が受け付けた場合に、表示部14は、フォーカスする予告コンテンツを変更し、変更後にフォーカスされている予告コンテンツを、予告コンテンツ52に表示する。また、図8において、表示部14は、予告コンテンツ52a〜予告コンテンツ52fとして静止画像を表示し、予告コンテンツ52として、フォーカスされている予告コンテンツ52aの動画像を表示してもよい。
図8に示す状態において、ユーザから予告コンテンツを選択する旨の操作信号(例えば、リモコンの決定ボタンを押すなど)を操作信号受付部16が受け付けた場合に、予約部18は、選択された予告コンテンツが予告する放送番組を受信予約してもよい。また、表示部14は、図8に示すように、受信予約するための操作をユーザに知らせるテキスト65を表示してもよい。
このように、テレビ10は、フォーカスされた予告コンテンツをユーザに提示し、当該フォーカスされた予告コンテンツを選択する旨の指示(決定ボタンを押すなど)を受け付けた場合に、当該フォーカスされた予告コンテンツを選択する。
なお、本明細書において「フォーカス」するとは、単に対象を強調表示すること指しており、「選択」とは異なった意味で用いられる。
(テレビ10が備える視聴予約および録画予約を実行する画面を表示する例)
また、表示部14が図7の(b)に示す予告画面50を表示している状態において、コンテンツリスト51に含まれる予告コンテンツのうち、何れかの予告コンテンツを選択する旨の操作信号を操作信号受付部16が受け付け、表示した視聴予約ボタン58または録画予約ボタン59を選択された旨の操作信号を操作信号受付部16が受け付けた場合に、表示部14は、図9に示すように、テレビ10が備える視聴予約および録画予約を実行する画面71を予告画面50に代えて表示してもよい。
なお、テレビ10が備える視聴予約および録画予約を実行する画面71は、詳細表示53、録画予約を視聴予約に変更する変更ボタン66、録画日を変更する録画日ボタン67、録画する画質を選択する画質ボタン68、および放送番組の放送開始日時または放送終了日時が変更になった場合に、自動的に変更後の放送開始日時または放送終了日時において録画を実行するか否かを選択する延長ボタン69を備えてもよい。また、画面71に含まれる詳細表示53、録画日、開始時刻、終了時刻は、テレビ10が受信したコンテンツ情報に含まれる情報を表示する構成であっても、テレビ10がEPGから取得した情報を表示する構成であってもよい。
また、画質ボタン68によって選択可能な画質の例として、以下が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
・放送される画質をそのまま録画する「DR」(「標準」とも称する)
・DRと比較して録画時間が約2倍になる「2倍」
・DRと比較して録画時間が約3倍になる「3倍」
・DRと比較して録画時間が約5倍になる「5倍」
なお、テレビ10は、「DR」と「5倍」との間を更に細分化した画質を選択可能な構成であってもよく、その場合は、DRと比較した録画時間ではなく、録画した後の動画のサイズを設定することにより、録画する画質を決定してもよい。
また、表示部14が、図8に示す予告画面50を表示している場合、ユーザから予告コンテンツを選択する旨の操作信号(例えば、リモコンの決定ボタンを押すなど)を操作信号受付部16が受け付けた場合に、表示部14は、図9に示すように、テレビ10が備える視聴予約および録画予約を実行する画面71を予告画面50に代えて表示してもよい。
このように、テレビ10が受信予約を受け付ける画面は予告画面50に限定されず、予告画面50とは異なる画面において、受信予約を受け付ける構成であってもよい。
(詳細表示53を表示する例)
また、テレビ10は、表示部14が図7の(b)に示す予告画面50を表示している状態において、コンテンツリスト51に含まれる予告コンテンツのうち、何れかの予告コンテンツを選択する旨の操作信号を操作信号受付部16が受け付け、さらに、操作信号受付部16が番組情報ボタン57を選択された旨の操作信号を受け付けた場合に、図10の(b)に示すように、コンテンツ情報に含まれる予告紹介文のテキストを、詳細表示53に表示することが好適である。
また、図10の(a)に示すように、番組リスト51を表示せず、複数の予告コンテンツ52a〜予告コンテンツ52fを含む予告画面50を表示している場合、ユーザから予告コンテンツを選択する旨の操作信号(例えば、リモコンの決定ボタンを押すなど)を操作信号受付部16が受け付けた場合に、表示部14は、図10の(b)に示すように、詳細表示53を表示する構成であってもよい。なお、表示部14は、図10の(a)に示すように、受信予約するための操作をユーザに知らせるテキスト65aを表示してもよい。
また、操作信号受付部16が、番組情報ボタン57が選択された旨の操作信号を受け付けた場合、テレビ10は、放送番組を紹介するテキストが含まれる放送局のwebサイトや、放送番組の告知サイトを表示する構成であってもよい。この場合、コンテンツ情報に含まれる予告紹介文を、放送局のwebサイトや放送番組の告知サイトのURLにすることにより、テレビ10は上記構成を実現することができる。
このように、表示部14は、複数の予告コンテンツを表示し、予約部18は、1又は複数の所定の条件が満たされた場合に、当該選択された予告コンテンツが予告する放送番組の受信予約を実行するものである。ここで、上記1又は複数の所定の条件には、何れかの予告コンテンツを選択する旨の操作信号を受け付けたこと(条件Aとも呼ぶ)が含まれる。
また、上記1又は複数の所定の条件には、上記条件Aに加え、操作信号受付部16が、視聴予約ボタン58または録画予約ボタン59を選択された旨の操作信号を受け付けたこと(条件Bとも呼ぶ)が含まれてもよい。
また、上記1又は複数の所定の条件には、上記条件Aおよび上記条件Bに加えて、予告画面50とは異なる画面において、操作信号受付部16が、放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けたこと(条件Cとも呼ぶ)が含まれていてもよい。
また、図7の(a)における番組リスト51において選択された番組特定情報の予告コンテンツ52が表示されている期間中に、再度、当該番組特定情報を選択する操作を操作信号受付部16が受け付けた場合、当該操作を上述したステップS13における放送番組を受信予約する操作として、受け付けてもよい。
また、テレビ10は、操作信号受付部16が視聴予約ボタン58または録画予約ボタン59を選択された旨の操作信号を受け付けた場合、放送番組の受信予約を複数回実行する構成であってもよい。例えば、コンテンツ情報に複数回を示す連続予約という項目をさらに含めることにより、テレビ10が連続予約が示す回数の受信予約を実行する構成が挙げられる。複数回の例として、「毎月」、「毎週火曜日全4回」「次回○月○日△時□分」などが挙げられる。こうすることにより、テレビ10は、複数日や複数の時間帯に亘って放送される連続ドラマや特集番組の受信予約を1回の操作信号の受け付けによって、実現することができる。このとき、テレビ10は、連続予約であるか1回だけの予約であるかをユーザが選択可能な構成であることが好ましく、例えば、テレビ10は、視聴予約ボタン58または録画予約ボタン59を選択された後、「毎回」、「今回のみ」といった、受信予約を複数回実行するか否かを選択する操作ボタンを表示してもよい。
また、連続予約の別例として、コンテンツ情報に、1つの予告情報に対して複数の受信予約情報を含める構成が挙げられる。例えば、毎週火曜の21時から放送を開始する13回連続の1時間ドラマの場合、コンテンツ情報における1つの予告情報に対して、13回分の受信予約情報が含まれるか、又は関連づけられている構成であってもよい。
このように、本実施形態に係る受信予約システム1では、テレビ10は、サーバ20から、送信可能な期間に該当する予告コンテンツを、ユーザが所望するタイミングで受信し、表示することができる。また、テレビ10は、表示している予告コンテンツが予告する放送番組の受信予約をすることができる。さらに、テレビ10は、受信予約可能な放送番組を同時に複数表示することができ、ユーザに受信予約する放送番組を選択させることができる。したがって、テレビ10は、ユーザに対し、ユーザが所望するタイミングで予告コンテンツを提示すると共に、当該予告コンテンツに関連付けられた放送番組の受信予約を行うことができる。
なお、本実施形態では、ステップS8において、テレビ10は、選択された番組特定情報の予告コンテンツを要求する信号をサーバ20に送信し、ステップS10において、サーバ20は、予告コンテンツをテレビ10に送信したが、サーバ20は、ステップS4において、コンテンツ情報と番組リストとを送信するときに、番組リストに関連付けられている予告コンテンツを送信する構成であってもよい。こうすることにより、何れかの予告コンテンツが表示された予告画面を表示することができ、ユーザの興味を引きやすくなる。さらに、テレビ10とサーバ20との間における通信回数を減らすことができるので、テレビ10およびサーバ20の処理の負荷を軽くすることができる。
また、サーバ20は、複数のサーバによって構成されてもよい。例えば、サーバ通信部21、予告コンテンツ送信部22、予告コンテンツ記憶部23、およびサーバ受信部24、を備えるサーバAと、サーバ通信部21、サーバ受信部24、コンテンツ情報管理部25、コンテンツ情報記憶部26、サーバ送信部27、および番組リスト生成部28を備えるサーバBとで構成されてもよい。
サーバ20が上記サーバAと上記サーバBによって構成される場合、テレビ10は、コンテンツ情報および番組リストはサーバAから受信し、予告コンテンツはサーバBから受信する構成となる。この構成は、予告情報に含まれる予告静止画URLおよび予告動画URLが示すリンク先をサーバBにすることにより、実現できる。
また、テレビ10が備える各部をサーバ20が備える構成、およびサーバ20が備える各部をテレビ10が備える構成であってもよい。例えば、番組リスト生成部28を、テレビ10が備え、テレビ10はサーバ20からコンテンツ情報を取得し、取得したコンテンツ情報から、テレビ10が備える番組リスト生成部28が番組リストを生成してもよい。
このように、テレビ10およびサーバ20が備える各部は、図1に示すブロック図に限定されず、適宜組み合わせて受信予約システム1を実現することができる。
(受信予約システム1のハードウェアの構成)
図11は、本発明の実施形態1に係る受信予約システム1のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
(テレビ10のハードウェア構成)
図11に示すように、テレビ10は、通信部110、制御部120、記憶部130、放送番組受信部140、表示部170、および操作部180を備えている。
通信部110は、ネットワーク2を介して、テレビ10とサーバ20とを通信可能に接続するためのインターフェースであり、テレビ通信部11の機能を実現するためのものである。
制御部120として利用可能なデバイスとしては、CPU(Central Processing Unit)を挙げることができる。また、記憶部130は、主記憶部および補助記憶部を備えている。記憶部130の主記憶として利用可能なデバイスとしては、例えば、半導体RAM(random access memory)を挙げることができる。また、記憶部130の補助記憶部として利用可能なデバイスとしては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)を挙げることができる。
記憶部130の補助記憶部には、テレビ10として動作させるための制御プログラムが格納されている。制御プログラムは、上述したテレビ制御部12の機能を実現するためのプログラムである。また、記憶部130の補助記憶部には、テレビ10が受信した放送番組を記憶することも可能である。また、テレビ10が受信した放送番組を記憶する補助記憶部は、テレビ10に内蔵されている構成に限定されず、例えば、USBを介して接続されるハードディスクドライブ(HDD)であってもよい。
制御部120は、記憶部130の主記憶部上に制御プログラムを展開し、展開された制御プログラムに含まれる各種の命令を実行することによって、上述したテレビ制御部12の機能を実現する。
放送番組受信部140は、放送される放送番組を受信する装置であり、放送番組受信部140として利用可能なデバイスとしては、チューナを挙げることができる。
表示部170は、制御部120から出力された画像信号が示す画像を表示する装置である。
操作部180は、テレビ10に対するユーザ操作を受け付けるためのユーザインターフェースである。操作部180として利用可能なデバイスとして、ハードキー、スイッチなどが挙げられる。
(サーバ20のハードウェア構成)
図11に示すように、サーバ20は、通信部210、制御部220、および記憶部23を備えている。
通信部210は、ネットワーク2を介して、サーバ20とテレビ10とを通信可能に雪像するためのインターフェースである。
制御部220として利用可能なデバイスとしては、CPUを挙げることができる。また、記憶部230は、主記憶部および補助記憶部を備えている。記憶部230の主記憶として利用可能なデバイスとしては、例えば、半導体RAM(random access memory)を挙げることができる。また、記憶部130の補助記憶部として利用可能なデバイスとしては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)を挙げることができる。
記憶部230の補助記憶部には、サーバ20として動作させるための制御プログラムが格納されている。制御プログラムは、上述したサーバ制御部29の機能を実現するためのプログラムである。
制御部220は、記憶部230の主記憶部上に制御プログラムを展開し、展開された制御プログラムに含まれる各種の命令を実行することによって、上述したサーバ制御部29の機能を実現する。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
テレビ10は、受信予約した放送番組の番組特定情報が、表示する番組リストに含まれる場合、受信予約した放送番組の番組特定情報は、受信予約済であることを表示してもよい。
図12は、本発明の実施形態2に係る受信予約システム1の処理を示すシーケンス図である。ステップS1〜S14は、実施形態1において説明した処理と同じため、説明を省略する。また、コンテンツ情報記憶部26に記憶されているコンテンツ情報は、図3に記載の項目に加えて、受信予約されているか否かを示す受信予約済情報と、端末を特定する端末特定IDとを備えている構成とする。
(ステップS21)
予約部18は、受信予約した放送番組を示す情報を、予約済情報送信部17に出力する。予約済情報送信部17は、予約部18から取得した情報が示す放送番組が予約済であることを示す予約済情報と、テレビ10を特定する端末特定情報とを、テレビ通信部11を介してサーバ20に送信する。
(ステップS22)
サーバ20のサーバ受信部24は、サーバ通信部21を介して、テレビ10が送信した予約済情報と端末特定情報とを、受信する。サーバ受信部24は、受信した予約済情報と端末特定情報とを、コンテンツ情報管理部25に出力する。
(ステップS23)
コンテンツ情報管理部25は、サーバ受信部24から、予約済情報と端末特定情報とを取得すると、予約済情報が示す放送番組のコンテンツ情報を、コンテンツ情報記憶部26から取得する。コンテンツ情報管理部25は、取得したコンテンツ情報の受信予約済情報を、受信予約されていることを示す予約済に変更し、端末特定IDを、取得した端末特定情報に変更し、変更したコンテンツ情報を、コンテンツ情報記憶部26に記憶し、コンテンツ情報を更新する。
このように、本実施形態に係る受信予約システム1では、テレビ10は、受信予約した放送番組が受信予約済であることを示す予約済情報と、端末を特定する端末特定情報とを、サーバ20に送信する。また、サーバ20は、予約済情報と端末特定情報とを受信すると、予約済情報が示す放送番組のコンテンツ情報を更新する。したがって、テレビ10は、受信したコンテンツ情報と番組リストとを参照し、番組リストに含まれる番組特定情報が受信予約済であるか否かを判定することができ、また、受信予約済であることを示すテキスト(例えば、「視聴予約済み」、「録画予約済み」など)やアイコンを表示することができる。
なお、テレビ10も、放送番組が受信予約済であるか否かを判定することができる。このため、コンテンツ情報に受信予約済情報を含めない構成としてもよい。この場合、テレビ10が番組リストを表示する際に、放送番組が受信予約済であることを示すテキストやアイコンをテレビ10が表示する構成であってもよい。この場合、テレビ10は、受信予約済の放送番組の予告コンテンツを再度表示した場合、視聴予約ボタン58および録画予約ボタン59をグレーアウトすることにより、選択できない旨を示す構成が好ましい。
また、上述したステップS4において、番組リスト生成部28は、番組リストを作成するときに、番組リストに含まれる番組特定情報によって特定される放送番組のコンテンツ情報が受信予約済である場合、当該放送番組が受信予約済であることを示す受信予約済情報を、番組リストおよびコンテンツ情報とともにサーバ送信部27に出力し、サーバ送信部27は、取得した受信予約済情報、番組リスト、およびコンテンツ情報をテレビ10に送信する構成としてもよい。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図13および図14に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
図13は、本発明の実施形態3に係る受信予約システム1において、テレビ10の画面に表示される予告画面50の一例である。また、図14は、本発明の実施形態3に係る受信予約システム1において、テレビ10の画面に表示される予告画面50の別の一例である。
上述の実施形態において説明したように、表示部14は、特定の条件を満たす付加情報に関連付けられた番組特定情報よりなる番組リストを表示してもよい。
例えば、図13の(a)に示すように、表示部14は、予告画面50において、テレビ10が放送可能な放送局を選択させる選択項目を含む放送局ボタン61を表示する。そして、操作信号受付部16は、「EEテレビ」が選択されたことを示す操作信号を受け付けた場合、操作信号を表示部14に出力する。表示部14は、操作信号が示す選択された放送局「EEテレビ」を、コンテンツ情報の放送局名に含むコンテンツ情報を抽出する。そして、図13の(b)に示すように、表示部14は、抽出したコンテンツ情報の番組特定情報を含む番組リスト51を、予告画面50に表示する。また、この場合、予告画面50を、視聴者に日付を選択させる選択項目を含む日付ボタン60を表示させる日付別ボタン62を表示させてもよい。
また、例えば、図14に示すように、予告画面50を表示する際に、放送局ボタン61を表示してもよい。そして、操作信号受付部16は、「全て」が選択されたことを示す操作信号を受け付けた場合、表示部14は、コンテンツ情報は抽出せず、図14(b)に示すように、全ての放送局の放送番組の番組特定情報を含む番組リスト51を表示させる。
このように、本実施形態に係る受信予約システム1では、テレビ10は、視聴者に選択されたという特定の条件を満たす付加情報に関連付けられた番組特定情報を抽出し、週出下番組特定情報よりなる番組リストを表示する。したがって、テレビ10は、ユーザの嗜好に合った予告を表示することができる。
また、抽出する処理は、サーバ20が行ってもよい。例えば、コンテンツ情報管理部25が、コンテンツ情報記憶部26からコンテンツ情報を取得する処理(ステップS4)において、コンテンツ情報管理部25は、実施形態2において説明したコンテンツ情報の受信予約と端末特定IDとを参照して、コンテンツ情報を取得する構成としてもよい。例えば、サーバ20は、予告を表示する旨の要求信号を送信した放送受信端末から端末特定情報を取得し、コンテンツ情報管理部25は、取得した端末特定情報を含み、受信予約されたコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部26から取得する。コンテンツ情報管理部25は、取得したコンテンツ情報が特定のジャンルを含むものが多い場合、当該特定のジャンルを含むコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部26から取得する構成としてもよい。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
図15は、本発明の実施形態4に係る受信予約システム1において、テレビ10の画面に表示される予告画面50の一例である。
図15の(a)に示すように、テレビ10は、放送局を選択させる選択項目を含む放送局別ボタン63を表示してもよい。図15の(a)において、操作信号受付部16は、放送局別ボタン63を選択されたことを示す操作信号を受け付けた場合、表示部14は、図15の(b)に示すように、放送局ボタン61を表示する。また、図15の(b)において、操作信号受付部16は、日付別ボタン62を選択されたことを示す操作信号を受け付けた場合、表示部14は、図15の(a)に示すように、日付ボタン60を表示する。
このように、本実施形態に係る受信予約システム1では、テレビ10は、予告画面50において、コンテンツ情報を抽出するために利用される付加情報を視聴者に選択させるボタンを表示する。したがって、テレビ10は、視聴者の嗜好に合った予告を表示することができる。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について説明する。
上述の実施形態では、テレビ10から予告を表示する旨の要求信号をサーバ20に送信したが、サーバ20は、テレビ10から予告を表示する旨の要求信号を受信しなくても、コンテンツ情報と番組リストとをテレビ10に送信する構成としてもよい。
例えば、サーバ20が、所定時間(例えば、1時間、1日、1週間など)が経過すると、コンテンツ情報と番組リストとを、テレビ10に送信する構成とする。この場合、テレビ10は、例えば、図6の(a)に示すメニュー画面を表示した場合、予告を表示するための選択項目70に、予告画面50を表示させる構成としてもよい。また、この場合、サーバ20は、上述した受信予約情報と端末特定情報とを参照し、当該端末特定情報によって特定された端末に送信するコンテンツ情報と番組リストとを決定してもよい。サーバ20が送信するコンテンツ情報と番組リストとを決定する方法として、例えば、当該端末が特定の放送局の放送番組を受信予約している場合は、当該特定の放送局の放送番組のコンテンツ情報を、他の放送局のコンテンツ情報に比べて多く送信したり、当該特定の放送局の放送番組の番組特定情報を含む番組リストを送信したりする方法が挙げられる。
このように、本実施形態に係る受信予約システム1では、サーバ20は、テレビ10の視聴者がこれまで受信予約した放送番組を参照し、コンテンツ情報と番組リストとを送信する。したがって、テレビ10は、視聴者の嗜好により適切に合った予告を表示することができる。
〔実施形態6〕
本発明の他の実施形態について、図16に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
図16は、本発明の実施形態6に係る受信予約システム1において、テレビ10の画面に表示される予告画面50の一例である。
図16の(a)において、操作信号受付部16は、録画予約59が選択されたことを示す操作信号を受け付けた場合、表示部14は、選択されている番組特定情報によって特定される放送番組のコンテンツ情報の契約情報を参照する。当該契約情報が、選択されている番組特定情報によって特定される放送番組を視聴できない契約情報だった場合、表示部14は、図16の(b)に示すように、テレビ10の設定が、当該放送番組を録画予約できない旨を示すテキスト64を表示する。
このように、本実施形態に係る受信予約システム1では、テレビ10は、コンテンツ情報に含まれる契約情報を参照することにより、表示しているコンテンツ情報の放送番組が視聴できるか否かを判定する。したがって、テレビ10は、視聴者に対して、視聴できない放送番組は視聴予約および録画予約できない旨を知らせることができる。また、テレビ10は、視聴できない放送番組を視聴予約および録画予約することを防ぐことができる。
〔実施形態7〕
テレビ10のテレビ制御部12は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、テレビ10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔実施形態8〕
本発明の他の実施形態について、図17〜図21に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
図18は、本発明の実施形態8に係る受信予約システム1aを模式的に示す図である。図18に示すように、受信予約システム1aは、サーバ20、テレビ10a、およびレコーダ80によって構成されている。受信予約システム1aを構成するサーバ20、テレビ10a、およびレコーダ80の詳細な構成について、図17を用いて説明する。
図17は、本発明の実施形態8に係る受信予約システム1aの構成を示すブロック図である。受信予約システム1aにおいて、サーバ20の構成は、上述した実施形態1と同じ構成であるため、説明は省略する。受信予約システム1aでは、テレビ10aが受信する放送番組の予告コンテンツを、サーバ20がネットワーク2を介してテレビ10aに送信(配信)し、テレビ10aは受信した予告コンテンツを画面に表示する。そして、テレビ10aは、当該放送番組の受信予約を受け付け、レコーダ80を制御する制御信号を送信することにより、レコーダ80に当該放送番組の受信予約を指示する。
(テレビ10aの構成)
テレビ10aは、実施形態1におけるテレビ10が備える各部に加えて、テレビ外部機器通信部101を備えている。また、実施形態1におけるテレビ制御部12に替えて、テレビ制御部12aを備えている。
テレビ外部機器通信部101は、レコーダ80とデータの送受信をすることができる機能を備えている。テレビ外部機器通信部101のインターフェースとして、HDMI(High Definition Multimedia Interface)(登録商標)を挙げることができる。
テレビ制御部12aは、実施形態1におけるテレビ制御部12の予約済情報送信部17および予約部18に替えて、テレビ外部機器通信制御部102および予約指示部(受信予約指示手段)103として機能する。
テレビ外部機器通信制御部102は、テレビ外部機器通信部101を介する通信を制御する。
予約指示部103は、上記放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合に、レコーダ80に対して放送番組の受信予約を実行する旨の受信予約指示を行う。
(レコーダ80の構成)
レコーダ80は、図17に示すように、レコーダ外部機器通信部81、レコーダ制御部82、レコーダ受信部86およびレコーダ記憶部87を備えている。
レコーダ外部機器通信部81は、テレビ10aとデータの送受信をすることができる機能を備えている。また、レコーダ外部機器通信部81のインターフェースとして、HDMIを挙げることができる。
レコーダ受信部86は、放送波を介して放送番組を受信することができる。また、後述する予約部84が受信予約を実行した放送番組の開始時刻になると、当該放送番組の受信を実行し、受信した放送番組をレコーダ記憶部87に出力する。
レコーダ記憶部87は、レコーダ受信部86から取得する放送番組のデータを記憶する。
レコーダ制御部82は、レコーダ80の各構成を統括的に制御するものである。レコーダ制御部82の詳細について、以下に説明する。
(レコーダ制御部82)
レコーダ制御部82は、レコーダ外部機器通信制御部(受信予約受付手段)83、予約部84、および予約済情報送信部85としても機能する。
レコーダ外部機器通信制御部83は、レコーダ外部機器通信部811を介する通信を制御する。
予約部84は、放送番組を受信する旨の受信予約指示を受け付けた場合に、当該放送番組の受信予約を実行する。予約部84は、受信予約指示を受け付けた場合に取得する受信予約情報を参照することにより受信予約を実行するが、さらに、EPGを利用してもよい。
予約済情報送信部85は、レコーダ80が放送番組を受信予約した場合、当該放送番組を受信予約したことを示す予約済情報を出力する。
(受信予約システム1aの処理)
図19は、本発明の実施形態8に係る受信予約システム1aの処理を示すシーケンス図である。受信予約システム1aの処理について、図19を用いて説明する。
まず、テレビ10aが予告を表示する旨の操作信号を受け付けるステップS1から、放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けるステップS13までの処理は、上述した実施形態と同じ処理であるため、説明を省略する。
(ステップS31)
ステップS13において、操作信号受付部16が放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けると、表示部14は、録画を実行する装置がテレビであるかまたはレコーダであるかを入力するように促す画面を表示する。この場合に、表示部14が表示する画面の例を、図20の(a)に示す。
図20は、本発明の実施形態1に係る受信予約システムにおいて、予告画面50に代えて表示される画面の例である。表示部14は、ステップS31において、図20の(a)に示すように、録画を実行する装置はテレビであるか、またはレコーダであるかを入力するように促す画面72を表示する。なお、画面72は、予告画面50の代わりに表示する構成ではなく、例えば、図7に示す予告画面50または図14に示す予告画面50に、録画を実行する装置はテレビであるか、またはレコーダであるかを入力するように促す画像を重畳して表示してもよい。なお、テレビ10aが録画機能を備えていない場合、表示部14は、録画を実行する装置はテレビであるか、またはレコーダであるかを入力するように促す画面を表示しない構成であってもよい。
操作信号受付部16は、録画する装置をレコーダにする旨の操作信号を受け付けると、当該操作信号を、予約指示部103に出力する。
(ステップS32)
予約指示部103は、録画する装置をレコーダにする旨の操作信号を取得すると、放送番組を受信予約する旨の受信予約指示を、テレビ外部機器通信制御部102に対して行う。その際、予約指示部103は、コンテンツ情報に含まれる受信予約情報を、テレビ外部機器通信制御部102に出力する。テレビ外部機器通信制御部102は、受信予約指示を受け付けると、テレビ外部機器通信部101を介してレコーダ80に受信予約指示を行う。そして、テレビ10aは、レコーダ80が出力する画像を表示するため、テレビ10aの入力切換を行う。なお、ステップS32において、テレビ10aは、受信予約指示を行うと共に、レコーダ80が受信予約指示を受け付けることができる状態になるように制御する信号を出力する構成であってもよい。例えば、レコーダ80は電源OFFの場合は受信予約指示を受け付けることができない場合、テレビ10aは、受信予約指示を行うと共に、レコーダ80の電源をONにする制御信号を出力してもよい。レコーダ80は、当該制御信号を取得すると、自装置の電源をONにし、受信予約指示を受け付けることができる状態へと遷移する。
(ステップS33)
レコーダ外部機器通信制御部83は、レコーダ外部機器通信部81を介して、テレビ10aから受信予約指示を受け付ける。そして、レコーダ外部機器通信制御部83は、予約部84に対して、受信予約指示を行う。
(ステップS34)
予約部84は、レコーダ外部機器通信制御部83から受信予約指示を受け付けると、受信予約指示と共に取得する受信予約情報を参照して、放送番組の受信予約を実行する。ステップS34において、表示部14は、図20の(b)に示すように、レコーダ80から出力された、レコーダ80が備える録画予約の画面73を表示する。レコーダ80が備える録画予約の画面73は、図9を用いて説明した画面71と同様、詳細表示53、変更ボタン66、録画日ボタン67、画質ボタン68、および延長ボタン69を備える構成であってもよい。また、レコーダ80から出力された画面73に対するユーザからの操作を、テレビ10aの操作信号受付部16が受け付ける構成であってもよい。例えば、ユーザがテレビ10aのリモコンを操作することにより、操作信号受付部16が操作を受け付け、受け付けた操作を示す制御信号をテレビ10aがレコーダ80に送信する。また、レコーダ80は、テレビ10aから送信された制御信号に応じた動作を行う。こうすることにより、ユーザは、テレビ10aのリモコンを操作することによってレコーダ80を制御することができる。
(ステップS35)
続いて、予約部84は、受信予約した放送番組を示す情報を予約済情報送信部85に出力する。予約済情報送信部85は、予約部84から取得した情報が示す放送番組が予約済であることを示す予約済情報と、レコーダ80を特定する端末特定情報とを、レコーダ外部機器通信制御部83に出力する。レコーダ外部機器通信制御部83は、取得した予約済情報と端末特定情報とを、レコーダ外部機器通信部81を介して送信する。
(ステップS36)
テレビ外部機器通信制御部102は、テレビ外部機器通信部101を介して、予約済情報と端末特定情報とを受信する。なお、テレビ10aは、テレビ外部機器通信制御部102において予約済情報と端末特定情報とを受信した場合、レコーダ80において受信予約は実行されたと判断し、入力切換を行い、予告画面50を表示してもよい。
(ステップS37)
テレビ外部機器通信制御部102は、取得した予約済情報と端末特定情報とを、テレビ通信部11を介してサーバ20に送信する。
(ステップS38)
サーバ受信部24は、サーバ通信部21を介して、テレビ10が送信した予約済情報と端末特定情報とを受信する。そして、サーバ受信部24は、受信した予約済情報と端末特定情報とを、コンテンツ情報管理部25に出力する。
(ステップS39)
コンテンツ情報管理部25は、サーバ受信部24から予約済情報と端末特定情報とを取得すると、予約済情報が示す放送番組のコンテンツ情報を、コンテンツ情報記憶部26から取得する。コンテンツ情報管理部25は、取得したコンテンツ情報の受信予約済情報を、受信予約されていることを示す予約済に変更し、端末特定IDを、取得した端末特定情報に変更し、変更したコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部26に記憶する。
なお、レコーダ80がネットワーク2を介してサーバにデータを送信できる構成である場合、ステップS35において、レコーダ80は、予約済情報と端末特定情報とを、サーバ20に送信する構成であってもよい。
(放送番組を受信予約した受信予約機器を表示する方法)
続いて、上記ステップS39においてコンテンツ情報を更新した後、再び当該コンテンツ情報を送信する場合に、当該コンテンツ情報の放送番組をレコーダ80が受信予約済であることを、表示部14に表示する方法について、図21を用いて説明する。図21は、本発明の実施形態8に係る受信予約システム1aにおいて、コンテンツ情報記憶部が記憶する機器対応テーブルを示す図である。
まず、コンテンツ情報記憶部26に、図21に示す機器対応テーブルを事前に設定する。機器対応テーブルは、予告コンテンツを受信する機器を特定する予告コンテンツ受信機器IDと、複数の受信予約機器をそれぞれ特定する複数の受信予約機器IDとを含んでいる。
例えば、予告コンテンツを受信する機器がID「03D0311」のテレビであり、録画する機器も同じくID「03D0311」のテレビの場合、図21に示す機器対応テーブルの2列目のように、予告コンテンツ受信機器IDに「03D0311」、受信予約機器ID1に「03D0311」を事前に設定する。
また、予告コンテンツを受信する機器がID「A8F133」のテレビであり、録画する機器がID「1023975G」のレコーダの場合、図21に示す機器対応テーブルの3列目のように、予告コンテンツ受信機器IDに「A8F133」、受信予約機器ID1に「1023975G」を事前に設定する。
また、予告コンテンツを受信する機器がID「0xD−0045」のテレビであり、録画する機器がID「04F0079」のテレビと、「8575593384」のレコーダとである場合、図21に示す機器対応テーブルの4列目のように、予告コンテンツ受信機器IDに「0xD−0045」、受信予約機器ID1に「04F0079」、受信予約機器ID2に「8575593384」を設定する。
上述したステップS4において、サーバ20がテレビ10aにコンテンツ情報を送信する際に、コンテンツ情報管理部25は、取得したコンテンツ情報に含まれている受信予約済情報を参照する。次に、コンテンツ情報管理部25は、参照した受信予約済情報が予約済であることを示す場合、取得したコンテンツ情報に含まれる端末特定IDを参照する。続いて、コンテンツ情報管理部25は、参照した端末特定IDが機器対応テーブルに設定されている受信予約機器IDと一致するか否かを判定する。
コンテンツ情報管理部25が、参照した端末特定IDは機器対応テーブルに設定されている受信予約機器IDと一致すると判定した場合、コンテンツ情報管理部25は、当該受信予約機器IDに対応する予告コンテンツ受信機器IDと、コンテンツ情報を要求している予告コンテンツ受信機器(本実施形態におけるテレビ10a)の端末特定IDとが一致するか否かを判定する。
コンテンツ情報管理部25が、受信予約機器IDに対応する予告コンテンツ受信機器IDと、コンテンツ情報を要求している予告コンテンツ受信機器(本実施形態におけるテレビ10a)の端末特定IDとが一致すると判定した場合、コンテンツ情報管理部25は、当該コンテンツ情報の放送番組は予約済であることを示す情報を、コンテンツ情報と共に番組リスト生成部28に出力する。
一方、コンテンツ情報管理部25が、参照した端末特定IDは機器対応テーブルに設定されている受信予約機器IDと一致しないと判定した場合、または、受信予約機器IDに対応する予告コンテンツ受信機器IDと、コンテンツ情報を要求している予告コンテンツ受信機器(本実施形態におけるテレビ10a)の端末特定IDとが一致しないと判定した場合、コンテンツ情報管理部25は、参照した端末特定IDによって当該コンテンツ情報は受信予約されていないと判断し、コンテンツ情報を番組リスト生成部28に出力する。
このように、本実施形態に係る受信予約システム1aでは、コンテンツ情報を受信して表示するテレビ10aと、放送番組の受信予約を実行するレコーダ80とが異なる機器であっても、ユーザに対し、ユーザが所望するタイミングで予告コンテンツを提示すると共に、当該予告コンテンツに関連付けられた放送番組の受信予約を行うことができる。また、テレビ10は、受信したコンテンツ情報と番組リストとを参照し、番組リストに含まれる番組特定情報が受信予約済であるか否かを判定することができ、また、受信予約済であることを示すテキスト(例えば、「視聴予約済み」、「録画予約済み」など)やアイコンを表示することができる。
なお、機器対応テーブルは、予告コンテンツ受信機器IDおよび受信予約機器IDのそれぞれに対応し、各機器を示すラベルを含む構成でもよい。例えば、図21において、予告コンテンツ受信機器ID「03D0311」に対応するラベルを「テレビ」として、機器対応テーブルに設定する。同様に、受信予約機器ID1「04F0079」に対応するラベルを「レコーダ」として、機器対応テーブルに設定する。こうすることにより、テレビ10aは、受信予約済であることを示すテキストと共に、受信予約を実行した機器を表示することができる。すなわち、受信予約システム1aにおいて、機器対応テーブルに複数の受信予約機器を設定した場合であっても、テレビ10aは、受信予約を実行した受信予約機器を表示することができる。なお、ラベルとして設定される機器として、「テレビ」、「USB−HDD」、「HDDレコーダ」、「ブルーレイレコーダ」、「スマートフォン」などが挙げられる。
また、サーバ20は、機器対応テーブルをユーザ毎に管理してもよい。例えば、図21に示す機器対応テーブルに一人のユーザが対応する場合、機器対応テーブルは、当該ユーザが、予告コンテンツを受信可能な機器を3台所有していることを示している。この場合、予告コンテンツを機器「0xD−0045」で受信し、受信予約を機器「04F0079」で実行した放送番組の予告コンテンツを機器「03D0311」に表示すると、受信予約を実行した機器「04F0079」と予告コンテンツを受信する機器「03D0311」は、機器対応テーブルでは対応していないが、ユーザが同じであるため、機器「03D0311」は、当該予告コンテンツの放送番組は機器「04F0079」において受信予約済であることを示すことができる。すなわち、受信予約システム1aにおいて、ユーザが予告コンテンツを受信可能な機器を複数台所有し、予告コンテンツを受信可能な機器それぞれに異なる受信予約機器が機器対応テーブルに設定されている場合においても、受信予約システム1aでは、ユーザが受信予約を実行した放送番組の予告コンテンツは受信予約済であることを表示することができる。
なお、上記の説明では、サーバ20が、受信予約機器IDとしてレコーダのIDを管理し、予告コンテンツ受信機器IDとしてテレビのIDを管理している場合を例に挙げたが、これは本明細書に記載された発明を限定するものではなく、例えば、後述する実施形態9の構成においては、サーバ20は、受信予約機器IDとしてテレビのIDを管理し、予告コンテンツ受信機器IDとしてスマートフォンのIDを管理してもよい。
(レコーダ80のハードウェア構成)
図22に示すように、レコーダ80は、通信部810、制御部820、記憶部830、放送番組受信部840、および操作部880を備えている。
通信部810は、レコーダ80とテレビ10aとを通信可能に接続するためのインターフェースであり、レコーダ外部機器通信部81の機能を実現する。
制御部820として利用可能なデバイスとしては、CPUを挙げることができる。また、記憶部830は、主記憶部および補助記憶部を備えている。記憶部830の主記憶として利用可能なデバイスとしては、例えば、半導体RAM(random access memory)を挙げることができる。また、記憶部830の補助記憶部として利用可能なデバイスとしては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)を挙げることができ、記憶部87の機能を実現する。
記憶部830の補助記憶部には、レコーダ80として動作させるための制御プログラムが格納されている。制御プログラムは、上述したレコーダ制御部82の機能を実現するためのプログラムである。また、記憶部830の補助記憶部には、レコーダ80が受信した放送番組を記憶することも可能である。
制御部820は、記憶部830の主記憶上に制御プログラムを展開し、展開された制御プログラムに含まれる各種の命令を実行することによって、上述したレコーダ制御部82の機能を実現する。
放送番組受信部840は、放送される放送番組を受信する装置であり、レコーダ受信部86の機能を実現する。放送番組受信部840として利用可能なデバイスとしては、チューナを挙げることができる。
操作部880は、レコーダ80に対するユーザ操作を受け付けるためのユーザインターフェースである。操作部880として利用可能なデバイスとして、ハードキー、スイッチなどが挙げられる。
〔実施形態9〕
本発明の他の実施形態について、図23〜図27に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
図24は、本発明の実施形態9に係る受信予約システム1bを模式的に示す図である。図24に示すように、受信予約システム1bは、サーバ20、スマートフォン(表示端末)90、およびテレビ10bによって構成されている。なお、本実施形態では、表示端末としてスマートフォンを用いて説明しているが、これに限定されず、タブレットPCといった携帯情報端末を用いて、受信予約システム1bを構成してもよい。
受信予約システム1bを構成するサーバ20、スマートフォン90、およびテレビ10bの詳細な構成について、図23を用いて説明する。
図24は、本発明の実施形態9に係る受信予約システム1bの構成を示すブロック図である。受信予約システム1bにおいて、サーバ20の構成は、上述した実施形態1と同じ構成であるため、説明は省略する。受信予約システム1bでは、予告コンテンツをスマートフォン90が受信し、スマートフォン90は、当該予告コンテンツの放送番組の受信予約をテレビ10bに指示する。
(テレビ10bの構成)
テレビ10bは、実施形態1におけるテレビ10が備えるテレビ通信部11に替えてテレビ通信部11bを備え、テレビ制御部12に替えてテレビ制御部12bを備えている。
テレビ通信部11bは、ネットワーク2を介して、サーバ20またはスマートフォン90とデータの送受信をすることができる機能に加えて、スマートフォン90と直接データの送受信をすることができる機能も備えている。
テレビ通信部11bは、実施形態1におけるテレビ制御部12が備えるテレビ受信部13に替えてテレビ受信部(受信予約受付手段)13bとして機能し、予約済情報送信部17に替えて予約済情報送信部17bとして機能する。
テレビ受信部13bは、実施形態1におけるテレビ受信部13の機能に加えて、放送番組の受信予約を実行する旨の受信予約指示を、テレビ通信部11bを介して受信する。
予約済情報送信部17bは、テレビ10bが放送番組を受信予約した場合、当該放送番組を受信予約したことを示す予約済情報を、サーバ20またはスマートフォン90に対してテレビ通信部11を介して送信する。
(スマートフォン90の構成)
スマートフォン90は、図23に示すように、端末通信部91および端末制御部92を備えている。
端末通信部91は、ネットワーク2を介して、テレビ10bまたはサーバ20とデータの送受信をすることができる機能に加えて、テレビ10bと直接データの送受信をすることができる機能も備えている。
端末制御部92は、スマートフォン90の各構成を統括的に制御するものである。端末制御部92の詳細について、以下に説明する。
(端末制御部92)
端末制御部92は、図23に示すように、端末受信部93、表示部94、リクエスト送信部95、操作信号受付部96、および予約指示部97としても機能する。
端末受信部93は、端末通信部91を制御し、端末通信部91がネットワーク2介して受信したデータを受信する。
表示部94は、取得したデータを参照し、スマートフォン90が備える画面に画像を表示するための制御を行う。
リクエスト送信部95は、操作信号受付部96から取得した操作情報を参照し、サーバ20に対してデータの送信を要求する信号を、端末通信部91を介して送信する。
操作信号受付部96は、ユーザが入力した情報を受け付け、受け付けた情報を操作信号として接続されている各部に出力する。
予約指示部97は、放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合に、テレビ10bに対して放送番組の受信予約を実行する指示を行う。
(受信予約システム1bの処理)
図25は、本発明の実施形態9に係る受信予約システム1bの処理を示すシーケンス図である。受信予約システム1bの処理について、図25を用いて説明する。
まず、上述した実施形態1において説明したステップ1〜ステップS13までの処理は、テレビ10の処理をスマートフォン90が実行する。
(ステップS40)
ステップS13において、操作信号受付部96が放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けると、当該操作信号を、予約指示部97に出力する。予約指示部97は、放送番組を受信予約する旨の受信予約指示を、端末通信部91に対して行う。端末通信部91は、ネットワーク2を介して、またはネットワーク2を介さず、テレビ10bに対して受信予約指示を行う。その際、予約指示部97は、コンテンツ情報に含まれる受信予約情報を、端末通信部91に出力する。なお、スマートフォン90がテレビ10bに対して受信予約指示を行う詳細な処理については、後述する。
(ステップS41)
テレビ受信部13bは、テレビ通信部11bを介して、スマートフォン90から受信予約指示を受け付ける。そして、テレビ受信部13bは、予約部18に対して、受信予約指示を行う。
(ステップS42)
予約部18は、テレビ受信部13bから受信予約指示を受け付けると、受信予約指示と共に取得する受信予約情報を参照して、放送番組の受信予約を実行する。
(ステップS43)
続いて、予約部14は、受信予約した放送番組を示す情報を予約済情報送信部17bに出力する。予約済情報送信部17bは、予約部14から取得した情報が示す放送番組が予約済であることを示す予約済情報と、テレビ10bを特定する端末特定情報とを、テレビ通信部11bを介して、スマートフォン90に送信する。
(ステップS44)
端末受信部93は、端末通信部91を介して、予約済情報と端末特定情報とを受信する。
(ステップS45)
端末受信部93は、取得した予約済情報と端末特定情報とを、端末通信部91を介してサーバ20に送信する。
(ステップS46)
サーバ受信部24は、サーバ通信部21を介して、スマートフォン90が送信した予約済情報と端末特定情報とを受信する。そして、サーバ受信部24は、受信した予約済情報と端末特定情報とを、コンテンツ情報管理部25に出力する。
(ステップS47)
コンテンツ情報管理部25は、サーバ受信部24から予約済情報と端末特定情報とを取得すると、予約済情報が示す放送番組のコンテンツ情報を、コンテンツ情報記憶部26から取得する。コンテンツ情報管理部25は、取得したコンテンツ情報の受信予約済情報を、受信予約されていることを示す予約済に変更し、端末特定IDを、取得した端末特定情報に変更し、変更したコンテンツ情報をコンテンツ情報記憶部26に記憶する。
(スマートフォン90がテレビ10bに対して受信予約指示を行う処理)
上述したステップS40において、スマートフォン90がテレビ10bに対して受信予約指示を行う処理の詳細について、説明する。
(スマートフォン90がテレビ10bの設置場所の近傍にある場合)
まず、スマートフォン90がテレビ10bの設置場所の近傍にある場合について、説明する。
スマートフォン90は、テレビ10bの設置場所の近傍にある場合、ネットワーク2を介さず、テレビ10bに対して、受信予約指示を行う。例えば、スマートフォン90とテレビ10bとが、アクセスポイントを介する無線LAN通信(例えば、WiFi(wireless fidelity))を行うことができる場合、端末通信部91は、アクセスポイントを介し、テレビ10bに対して受信予約指示を行う。テレビ通信部11bは、アクセスポイントを介して、スマートフォン90からの受信予約指示を受け付ける。
また、スマートフォン90とテレビ10bとが、直接データを送受信できる無線LAN通信(例えば、WiFiダイレクト)を行うことができる場合、端末通信部91は、テレビ10bに対して直接、受信予約指示を行う。テレビ通信部11bは、スマートフォン90からの受信予約指示を、直接受け付ける。なお、直接データを送受信できる通信の他の例として、Bluetooth(登録商標)が挙げられる。
また、予めスマートフォン90とテレビ10bとの間で赤外線通信の形式を定義しておき、スマートフォン90から受信予約指示を示す赤外線の信号を送信することにより、テレビ10bに対して受信予約指示を行ってもよい。
(スマートフォン90がテレビ10bの設置場所の近傍にない場合)
続いて、スマートフォン90がテレビ10の設置場所の近傍にない場合について、説明する。
(スマートフォン90が受信予約を蓄積する場合)
まず、スマートフォン90は、上述したステップS13において、放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けると、放送番組の受信予約を受け付けたことを、スマートフォン90が備えるメモリ(不図示)に記憶する。そして、スマートフォン90が、テレビ10の設置場所に近付いた場合、メモリに記憶された情報を参照して、テレビ10bに対して受信予約指示を行う。例えば、スマートフォン90とテレビ10bとが、アクセスポイントを介する無線LAN通信を行うことができる場合(例えば、WiFi)、アクセスポイントを介して無線LAN通信を行うことができる領域にスマートフォン90が入ると、スマートフォン90は、テレビ10bに対して受信予約指示を行う。また、スマートフォン90とテレビ10bとの通信をBluetoothによって行った場合においても、同様に、Bluetoothによる通信を行うことができる領域にスマートフォン90が入ると、スマートフォン90は、テレビ10bに対して受信予約指示を行う。なお、スマートフォン90とテレビ10bとが赤外線通信を行う場合は、ユーザから赤外線通信を行う操作を受け付けなければならないため、スマートフォン90は、赤外線通信を行う操作を受け付ける画面を表示させる構成が好ましい。
(スマートフォン90がネットワーク2を介して受信予約指示を行う場合)
続いて、スマートフォン90がネットワーク2を介してテレビ10bに対して受信予約指示を行う場合について、図26を用いて説明する。図26は、本発明の実施形態9におけるリモートアクセスサーバ(不図示)に保存されているデータベースを示す図である。このデータベーステーブルは、テレビ10bの機器ID(具体的には、MACアドレス)とテレビ10bに対するリモートアクセスが可能な端末(スマートフォン90)のMACアドレスとを関連付けて保持している。また、リモートアクセスサーバとは、スマートフォン90からテレビ10bへのリモートアクセス(受信予約指示)を実現するために用いられるサーバである。
以下では、ネットワーク2を介したスマートフォン90とテレビ10bとの間のリモート接続を確立させるための処理について説明する。
なお、図26のデータベーステーブルには、スマートフォン90のMACアドレスも、テレビ10bのMACアドレスも登録されていないものとする。すなわち、以下に説明する動作の開始前には、スマートフォン90とテレビ10bとは、リモート接続可能な状態になっていないものとする。また、ユーザは、テレビ10bが接続している自宅のローカルエリアネットワークに、スマートフォン90を接続させたものとする。
(スマートフォン90とテレビ10bとの間のリモート接続を確立させるための処理)
テレビ10bが、スマートフォン90とテレビ10bとのペアをリモートアクセスサーバに登録させるための操作、又は、テレビ10bの電源をオンにする操作を受け付けたものとする。
テレビ10bは、予め記憶部(不図示)に保存されている所定のURL(親機登録用のURL)を読み出し、読み出したURLにアクセスする。その結果、テレビ10bは、リモートアクセスサーバに接続し、テレビ10bのMACアドレスをリモートアクセスサーバに送信する。
リモートアクセスサーバがテレビ10bのMACアドレスを受信すると、リモートアクセスサーバは、受信したMACアドレスがデータベーステーブルに保存されているか否かを判定する。その結果、リモートアクセスサーバは、受信したMACアドレスがデータベーステーブルに保存されていないと判定した場合(すなわち、テレビ10bのMACアドレスが初めてリモートアクセスサーバに登録される場合)には、新規のレコード(図26の例では、「ユーザID」フィールドの値が“0005”であり、「テレビのMACアドレス」フィールドの値がテレビ10bのMACアドレスであるようなレコード)をデータベーステーブルに登録するとともに、望ましくは以下の処理を行う。
すなわち、リモートアクセスサーバは、テレビ10bに向けて、テレビ10bが要求したhtmlデータを送信する。テレビ10bは、このhtmlデータが表すUI画面を表示する。UI画面には、ユーザIDと、パスワードの入力欄と、送信ボタンと、が含まれている。
パスワードが入力され、送信ボタンが押されると、テレビ10bは、入力されたパスワードをリモートアクセスサーバに送信する。リモートアクセスサーバは、入力されたパスワードを新規のレコードの「パスワード」フィールドに保存する。
次に、ユーザが、スマートフォン90にインストールされている対象アプリを起動させ、起動した対象アプリに対して、リモートアクセスサーバにスマートフォン90を登録させるための操作を行ったものとする。
スマートフォン90は、記憶部(不図示)に予め保存されている対象アプリの設定ファイルを読み出し、設定ファイルに記録されている所定のURL(子機登録用のURL)にアクセスする。その結果、スマートフォン90は、リモートアクセスサーバに接続し、スマートフォン90のMACアドレスをリモートアクセスサーバに送信する。
リモートアクセスサーバがスマートフォン90のMACアドレスを受信すると、リモートアクセスサーバは、リモートアクセスサーバに接続しているテレビであって、尚且つ、スマートフォン90が属しているLANと同じLANに属しているテレビが存在するか否かを判定する。
その結果、リモートアクセスサーバは、そのようなテレビとしてテレビ10bが存在すると判定し、テレビ10bのMACアドレスが登録されているレコードに、スマートフォン90のMACアドレスを登録する。
以上の処理により、リモートアクセスサーバにスマートフォン90とテレビ10bとのペアが登録されたことになる。
次に、テレビ10bが、スマートフォン90からの受信予約指示を受け付けられる状態にするための操作を受け付けたものとする。
テレビ10bは、記憶部に予め保存されている所定のURL(リモート接続を確立するために親機がアクセスすべきURL)を読み出し、読み出したURLにアクセスする。その結果、テレビ10bは、リモートアクセスサーバに接続し、テレビ10bのMACアドレスをリモートアクセスサーバに送信する。なお、テレビ10bは、リモートアクセスサーバとの接続をテレビ10bの電源がオフにされるまで維持することが望ましい。
その後、ユーザは、スマートフォン90を携帯して外出し、外出先(例えば、海外や友人の家等)で、スマートフォン90に対してテレビ10bにリモートアクセスさせる操作を行ったものとする。
スマートフォン90は、記憶部に保存されている前述の設定ファイルに記録されている所定のURL(リモート接続を確立するために子機がアクセスすべきURL)にアクセスする。その結果、スマートフォン90は、リモートアクセスサーバに接続し、スマートフォン90のMACアドレスをリモートアクセスサーバに送信する。
リモートアクセスサーバがスマートフォン90のMACアドレスを受信すると、リモートアクセスサーバは、スマートフォン90のMACアドレスとテレビのMACアドレスとを含むレコードがデータベーステーブル内に存在するか否かを判定する。
その結果、リモートアクセスサーバは、スマートフォン90のMACアドレスとテレビ10bのMACアドレスとを含むレコード(以下、「該当レコード」と称する)がデータベーステーブル内に存在すると判定する。そして、この判定結果を得たリモートアクセスサーバは、スマートフォン90に向けて、スマートフォン90が要求したhtmlデータを送信する。スマートフォン90は、このhtmlデータが表すUI画面を表示する。UI画面には、ユーザIDの入力欄、パスワードの入力欄、及び、送信ボタンが含まれている。
ユーザID及びパスワードが入力され、送信ボタンが押されると、スマートフォン90は、入力されたユーザID及びパスワードをリモートアクセスサーバに送信する。そして、リモートアクセスサーバは、該当レコードの「ユーザID」フィールドの値が入力されたユーザIDと同じ値であり、尚且つ、該当レコードの「パスワード」フィールドの値が入力されたパスワードと同じ値であるか(すなわち、認証が成功したか)を判定する。
リモートアクセスサーバは、認証が成功したと判定した場合、リモートアクセスサーバに接続中のテレビ10bに対して、スマートフォン90のIPアドレス(グローバルアドレス)及び接続先ポート番号を送信する。なお、認証が成功したとの判定結果を得た時点でテレビ10bがリモートアクセスサーバに接続していない場合には、リモートアクセスサーバは、リモートアクセスに失敗した旨をスマートフォン90に通知してもよい。また、リモートアクセスサーバは、認証が失敗したとの判定結果を得た場合には、認証が失敗した旨をスマートフォン90に通知してもよい。
テレビ10bがスマートフォン90のIPアドレス及び接続先ポート番号を受信すると、テレビ10bは、IPアドレス及び接続先ポート番号を参照し、スマートフォン90との接続を確立する。そして、スマートフォン90は、受信予約指示をテレビ10に送信する。
以上説明した動作を行うことにより、スマートフォン90とテレビ10bとの間のリモート接続を確立させることができる。
(変形例1)
上記の動作、及び、下記の変形例2及び変形例3の動作に関し、機器IDとして、MACアドレスの代わりにシリアル番号を用いてもよい。
(変形例2)
データベーステーブルには、ユーザID及びパスワードのフィールドを設けなくてもよい。
この場合、リモートアクセスサーバにスマートフォン90とテレビ10bとのペアが登録されるまでの工程において、リモートアクセスサーバは、以下のように動作してもよい。
すなわち、リモートアクセスサーバは、テレビ10bのMACアドレスがデータベーステーブルに保存されていないと判定した場合、「テレビのMACアドレス」フィールドの値がテレビ10bのMACアドレスであるようなレコードをデータベーステーブルに登録するが、その後に、ユーザIDとパスワードの入力欄と送信ボタンとを含むUI画面を表すhtmlデータを、テレビ10bに送信しないようになっていてもよい。
また、ユーザがスマートフォン90に対してテレビ10bにリモートアクセスさせる操作を行った後における、スマートフォン90とテレビ10bとの間のリモート接続を確立させる工程において、リモートアクセスサーバは、以下のように動作してもよい。
すなわち、リモートアクセスサーバは、スマートフォン90のMACアドレスとテレビのMACアドレスとを含むレコードがデータベーステーブル内に存在すると判定した場合(すなわち、スマートフォン90と紐付けられたテレビを特定した場合)に、ユーザ認証を行うことなく、特定したテレビ(テレビ10b)に対して、スマートフォン90のIPアドレス及び接続先ポート番号を送信してもよい。
なお、リモートアクセスサーバは、特定したテレビ10bの機器IDにスマートフォン90のユーザIDを紐付けて記憶部430に記録してもよい。
(変形例3)
ユーザがスマートフォン90に対してテレビ10bにリモートアクセスさせる操作を行った後における、スマートフォン90とテレビ10bとの間のリモート接続を確立させる工程において、リモートアクセスサーバは、以下のように動作してもよい。
すなわち、リモートアクセスサーバは、スマートフォン90との接続が確立されると、スマートフォン90のMACアドレスとテレビのMACアドレスとを含むレコードがデータベーステーブル内に存在するか否かを判定せずに、スマートフォン90に向けて、ユーザIDの入力欄とパスワードの入力欄と送信ボタンとを含むUI画面を表すhtmlデータを送信してもよい。
そして、スマートフォン90に当該UI画面が表示され、当該UI画面にユーザID及びパスワードが入力され、送信ボタンが押されると、スマートフォン90は、入力されたユーザID及びパスワードをリモートアクセスサーバに送信してもよい。さらに、リモートアクセスサーバは、「ユーザID」フィールドの値が入力されたユーザIDと同じ値であり、尚且つ、「パスワード」フィールドの値が入力されたパスワードと同じ値であるようなレコードがデータベーステーブル内に存在するか(すなわち、ユーザ認証が成功したか)否かを判定してもよい。
リモートアクセスサーバは、ユーザ認証が成功したと判定した場合、該当レコードの「MACアドレス」フィールドの値を参照することにより、リモートアクセスサーバに接続中のテレビであって、尚且つ、スマートフォン90に入力されたユーザID及びパスワードに紐付けられているテレビ(テレビ10b)を特定してもよい。そして、リモートアクセスサーバは、特定したテレビ10bに対して、スマートフォン90のIPアドレス及び接続先ポート番号を送信してもよい。
なお、リモートアクセスサーバは、スマートフォン90に入力されたユーザIDに、特定したテレビ10bの機器IDを紐付けて記憶部に記録してもよい。
このように、本実施形態に係る受信予約システム1bでは、コンテンツ情報を受信して表示するスマートフォン90と、放送番組の受信予約を実行するテレビ10bとが異なる機器であっても、ユーザに対し、ユーザが所望するタイミングで予告コンテンツを提示すると共に、当該予告コンテンツに関連付けられた放送番組の受信予約を行うことができる。また、コンテンツ情報を受信して表示するスマートフォン90は、携帯可能であるため、外出先においても、テレビ10bに対して、受信予約を実行させることができる。
(スマートフォン90のハードウェア構成)
図27に示すように、スマートフォン90は、通信部910、制御部920、記憶部930、表示部940、および操作部980を備えている。
通信部910は、テレビ10bおよびサーバ30を通信可能に接続するためのインターフェースであり、端末通信部91の機能を実現する。
制御部920として利用可能なデバイスとしては、CPUを挙げることができる。また、記憶部930は、主記憶部および補助記憶部を備えている。記憶部930の主記憶として利用可能なデバイスとしては、例えば、半導体RAM(random access memory)を挙げることができる。また、記憶部930の補助記憶部として利用可能なデバイスとしては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)を挙げることができる。
記憶部930の補助記憶部には、スマートフォン90として動作させるための制御プログラムが格納されている。制御プログラムは、上述した端末制御部92の機能を実現するためのプログラムである。また、記憶部930の補助記憶部には、スマートフォン90が受信した放送番組を記憶することも可能である。
制御部920は、記憶部930の主記憶上に制御プログラムを展開し、展開された制御プログラムに含まれる各種の命令を実行することによって、上述した端末制御部92の機能を実現する。
表示部940は、制御部920から出力された画像信号が示す画像を表示する装置である。
操作部980は、スマートフォン90に対するユーザ操作を受け付けるためのユーザインターフェースである。操作部980として利用可能なデバイスとして、ハードキー、スイッチなどが挙げられる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る放送受信端末(テレビ10)は、放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報、および、当該放送番組を受信予約するための受信予約情報を含むコンテンツ情報を、ネットワークを介して受信する受信手段(テレビ受信部13)と、上記受信手段が受信した上記予告情報に関連付けられている予告コンテンツを表示する表示手段(表示部14)と、上記放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合に、上記受信予約情報を参照して上記放送番組の受信予約を実行する予約手段(予約部18)と、を備えている。
上記の構成によれば、放送受信端末は、サーバから予告コンテンツをユーザが所望するタイミングで受信し、表示することができる。また、放送受信端末は、表示している予告コンテンツが予告する放送番組の受信予約をすることができる。したがって、放送受信端末は、ユーザが所望するタイミングで予告コンテンツを提示すると共に、当該予告コンテンツに関連付けられた放送番組の受信予約を行うことができる。
本発明の態様2に係る放送受信端末は、上記態様1において、上記表示手段は、複数の予告コンテンツを表示し、上記複数の予告コンテンツの中から所定のコンテンツを選択する予告コンテンツ選択手段と、を備え、上記予約手段は、当該選択された予告コンテンツが予告する放送番組の受信予約を実行してもよい。
上記の構成によれば、放送受信端末は、複数の予告コンテンツを画面に表示し、選択された予告コンテンツが予告する放送番組の受信予約を実行することができる。
本発明の態様3に係る放送受信端末は、上記態様1または2において、上記受信手段は、1または複数の放送番組の各々を特定する各番組特定情報を含む番組リスト情報を受信し、上記表示手段は、上記番組リスト情報を参照して、上記各番組特定情報を含む番組リストを表示してもよい。
上記の構成によれば、放送受信端末は、複数の放送番組を特定する番組特定情報を同時に表示することができる。
本発明の態様4に係る放送受信端末は、上記態様1〜3において、上記予約手段は、上記表示手段が上記予告コンテンツを表示している期間中に、上記受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合、上記受信予約情報を参照して上記放送番組の受信予約を実行してもよい。
上記の構成によれば、放送受信端末は、予告コンテンツを表示している画面において、放送番組の受信予約を実行することができる。
本発明の態様5に係る放送受信端末は、上記態様3または4において、各番組特定情報には、付加情報が関連付けられており、当該放送受信端末は、特定の条件を満たす付加情報に関連付けられた番組特定情報を抽出する抽出手段を更に備え、上記表示手段は、上記抽出手段によって抽出された番組特定情報よりなる番組リストを表示してもよい。
上記の構成によれば、放送受信端末は、付加情報に関連付けられた番組特定情報よりなる番組リストを表示することができる。
本発明の態様6に係る放送受信端末は、上記態様5において、上記付加情報には、上記放送番組を放送する放送局を示す放送局情報、上記放送番組の属性を示す属性情報、上記放送番組の放送日時を示す放送日時情報、および上記放送番組を視聴するために課金されるか否かを示す課金情報の少なくとも何れかが含まれていてもよい。
上記の構成によれば、放送受信端末は、放送局情報、属性情報、放送日時情報、課金情報ごとの番組リストを表示することができる。
本発明の態様7に係る放送受信端末は、上記態様3〜6において、上記受信手段は、上記表示手段が表示する番組リストに含まれる番組特定情報によって特定される放送番組に関連付けられている予告コンテンツを受信してもよい。
上記の構成によれば、放送受信端末は、番組リストに含まれる番組特定情報によって特定される放送番組に関連付けられている予告コンテンツを表示することができる。
上記の構成によれば、選択された番組特定情報によって特定される放送番組に関連付けられている予告コンテンツを表示することができる。
本発明の態様8に係る放送受信端末は、上記態様1〜7において、上記放送受信端末は、上記予約手段が受信予約した放送番組が予約されたことを示す受信予約情報を、上記コンテンツ情報を配信する外部サーバに送信する送信手段(予約済情報送信部17)をさらに備えてもよい。
上記の構成によれば、放送受信端末は、受信予約した放送番組を外部サーバに知らせることができる。
本発明の態様9に係る放送受信端末は、上記態様1〜8において、上記放送受信端末は、上記コンテンツ情報を配信する外部サーバに対して、上記コンテンツ情報の送信を要求してもよい。
上記の構成によれば、放送受信端末は、コンテンツ情報を受信したい時に、コンテンツ情報を受信することができる。なお、「上記コンテンツ情報の送信を要求する」とは、コンテンツ情報の送信を直接的に要求する場合に限られず、例えば、予告を表示する旨の操作信号を送信することによってコンテンツ情報の送信を間接的に要求する場合も含まれる。
本発明の態様10に係るサーバ(20)は、放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報を、ネットワークを介して送信する送信手段(サーバ送信部27)と、上記放送番組の受信予約が実行されたことを示す予約済情報と、上記放送番組の受信予約を実行した端末を特定する端末特定情報と、を受信する受信手段(サーバ受信部24)と、を備え、上記受信手段が上記予約済情報を受信した場合、上記送信手段は、上記放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報と、上記放送番組は受信予約されていることを示す受信予約済情報と、を送信する。
上記の構成によれば、サーバは、受信予約した放送受信端末に、放送番組を受信予約したことを知らせることができる。
本発明の態様11に係る受信予約システムは、放送受信端末(テレビ10)およびサーバ(20)を備えている受信予約システムであって、上記放送受信端末は、放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報、および、当該放送番組を受信予約するための受信予約情報を含むコンテンツ情報を、ネットワークを介して受信する端末受信手段(テレビ受信部13)と、上記端末受信手段が受信した上記予告情報に関連付けられている予告コンテンツを表示する表示手段(表示部14)と、上記放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合に、上記受信予約情報を参照して上記放送番組の受信予約を実行する予約手段(予約部18)と、を備え、上記サーバは、上記コンテンツ情報を上記放送受信端末に送信するサーバ送信手段(サーバ送信部)を備えている。
上記の構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏することができる。
本発明の態様12に係る受信予約システムは、上記態様11において、上記放送受信端末は、上記予約手段が受信予約した番組が予約済であることを示す受信予約情報を、上記コンテンツ情報を配信する外部サーバに送信する端末送信手段(予約済情報送信部17)をさらに備え、上記サーバは、上記放送受信端末から上記受信予約情報を受信するサーバ受信手段(サーバ受信部24)をさらに備え、上記サーバ送信手段は、上記サーバ受信手段が上記予告情報を受信した場合、上記放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報と、上記放送番組は受信予約されていることを示す予約済情報と、を送信してもよい。
上記の構成によれば、上記態様10と同様の効果を奏することができる。
本発明の態様13に係る制御プログラムは、放送受信端末(テレビ10)としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記コンピュータを、放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報、および、当該放送番組を受信予約するための受信予約情報を含むコンテンツ情報を、ネットワークを介して受信する受信制御手段(テレビ受信部13)と、上記受信制御手段が受信した上記予告情報に関連付けられている予告コンテンツを表示する表示制御手段(表示部14)と、上記放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合に、上記受信予約情報を参照して上記放送番組の受信予約を実行する予約制御手段(予約部18)と、として機能させる。
上記の構成によれば、放送受信端末をコンピュータによって実現することができる。
本発明の態様14に係る制御方法は、サーバ(20)を制御する制御方法であって、放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報を、ネットワークを介して送信する送信工程と、上記放送番組の受信予約が実行されたことを示す予約済情報と、上記放送番組の受信予約を実行した端末を特定する端末特定情報と、を受信する受信工程と、を含み、上記送信工程は、上記受信工程において上記予約済情報を受信した場合、上記放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報と、上記放送番組は受信予約されていることを示す受信予約済情報と、を送信する。
上記の構成によれば、上記態様10と同様の効果を奏することができる。
本発明の態様15に係る受信予約システム(1aおよび1b)は、表示端末(テレビ10aおよびスマートフォン90)および放送受信端末(レコーダ80およびテレビ10b)を備えた受信予約システムであって、上記表示端末は、放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報、および、当該放送番組を受信予約するための受信予約情報を含むコンテンツ情報を、ネットワークを介して受信する端末受信手段(テレビ受信部13aおよび端末受信部93)と、上記端末受信手段が受信した上記予告情報に関連付けられている予告コンテンツを表示する表示手段(表示部14および表示部94)と、上記放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合に、上記受信予約情報を参照して上記放送番組の受信予約を実行する旨の受信予約指示を、上記放送受信端末に対して行う受信予約指示手段(予約指示部103および予約指示部97)と、を備え、上記放送受信端末は、上記表示端末から、上記受信予約指示を受け付ける受信予約受付手段(レコーダ外部機器通信制御部83、テレビ受信部13b)と、上記受信予約指示を参照して上記放送番組の受信予約を実行する予約手段(予約部18、予約部84)と、を備えることを特徴とする受信予約システム。
上記の構成によれば、受信予約システムでは、表示端末が、受信した予告コンテンツを表示し、当該予告コンテンツの放送番組の受信予約を受け付ける。そして、表示端末は、受け付けた受信予約を放送受信端末に実行させる受信予約指示を行う。放送受信端末は、受け付けた受信予約指示を実行する。したがって、受信予約システムでは、予告コンテンツを受信して表示する表示端末と、放送番組の受信予約を実行する放送受信端末とが異なる場合であっても、ユーザに対し、ユーザが所望するタイミングで予告コンテンツを提示すると共に、当該予告コンテンツに関連付けられた放送番組の受信予約を行うことができる。なお、上記表示端末及び放送受信端末を、それぞれ、携帯情報端末及びテレビとして実現してもよいし、上記表示端末及び放送受信端末を、それぞれ、テレビ及びレコーダとして実現してもよい。
本発明の態様16に係る表示端末(スマートフォン90)は、放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報、および、当該放送番組を受信予約するための受信予約情報を含むコンテンツ情報を、ネットワークを介して受信する端末受信手段(端末受信部93)と、上記端末受信手段が受信した上記予告情報に関連付けられている予告コンテンツを表示する表示手段(表示部94)と、上記放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合に、上記受信予約情報を参照して上記放送番組の受信予約を実行する旨の受信予約指示を行う受信予約指示手段(予約指示部97)と、を備える。
上記の構成によれば、態様17に係る受信予約システムに用いられる表示端末を実現することができる。
本発明の態様17に係る制御プログラムは、表示端末としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記コンピュータを、放送番組を予告する予告コンテンツに関連付けられている予告情報、および、当該放送番組を受信予約するための受信予約情報を含むコンテンツ情報を、ネットワークを介して受信する端末受信手段と、上記端末受信手段が受信した上記予告情報に関連付けられている予告コンテンツを表示する表示手段と、上記放送番組を受信予約する旨の操作信号を受け付けた場合に、上記受信予約情報を参照して上記放送番組の受信予約を実行する旨の受信予約指示を行う受信予約指示手段と、として機能させる。
上記の構成によれば、表示端末をコンピュータによって実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。