JP2007172225A - 無線タグシステム、機能実行プログラム、機能実行方法及び端末装置 - Google Patents

無線タグシステム、機能実行プログラム、機能実行方法及び端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 無線タグからの信号を受信することによって、端末装置のどのような機能が実行されるのか、視覚的に予め表示することができる無線タグシステムを提供する。
【解決手段】 無線タグシステムは、RFIDタグ等である無線タグ10と、無線タグ10からの信号を受信する受信部21A〜21Eが半透明状で形成されているアンテナパネル20と、アンテナパネル20が重なることで受信部21A〜21Eに対応する位置にアイコンが表示された表示装置41を有する端末装置40とを備えており、端末装置40は、通信部43から受信した信号に基づいて、記憶部44のタグ識別情報111を参照して無線タグ10の認証を行う機能と、無線タグ10からの信号をアンテナパネル20の受信部21A〜21Eのいずれが受信したかを認識し、無線タグ対応情報441を参照して端末装置40が実行する機能の判定を行う機能とを有する判定部を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線タグシステムに関し、特に無線タグが有する識別情報に基づいて所定の機能を実行することが可能な無線タグシステム、機能実行プログラム、機能実行方法及び端末装置に関する。
従来、端末装置(通信端末)が、無線タグからの信号を受信することにより、無線タグが格納する識別情報に基づいて所定の機能を実行する無線タグシステムの1例が、例えば、特開2005−128717号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1の技術は、複数のデータ種別の広告情報を取り扱うことができる、無線タグを利用した情報提供システム実現を目的としており、無線タグに記録された情報を基に商品の関連情報の取得方法データを取得し、この取得方法データに応じて商品の関連情報をコンテンツサーバから取得し、取得した商品の関連情報のデータ種別に応じてアプリケーションを自動的に起動することにより、広告主の要望に応じた商品の関連情報の提供とユーザにデータ種別やアプリケーションを意識させない広告情報の視聴を実現するものである。
特開2005−128717号公報
しかし、上述した特許文献1に記載の技術を1例とする従来の無線タグシステムにおいては、端末装置が無線タグからの信号を受信することによって、端末装置のどのような機能が実行されるのか、無線タグの利用者が視覚的に予め認識することができないという問題点がある。
その理由は、端末装置が、リーダから送信された無線タグからの信号を端末装置の機能とブラックボックス的に対応付けてあるだけであるため、リーダから送信された無線タグからの信号と、端末装置の機能を示す表示が対応付けられていないからである。
本発明の目的は、表示手段に表示される機能情報に無線タグを近づけるといった簡単な操作だけで、端末装置の機能を実行することができる無線タグシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、無線タグから無線によって送られるデータ信号を端末装置で受信し、前記端末装置が受信した前記データ信号に基づいた処理を行う無線タグシステムにおいて、表示手段に前記端末装置の所定の機能を示す機能情報を表示させ、前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて前記無線タグからの信号を受信する少なくとも1つのアンテナを設置し、前記端末装置が、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行する構成としている。
本発明によれば、無線タグを表示手段上に表示されている所定の機能情報に近づけるといった簡単な操作によって、端末装置による所定の機能を実行させることができる。
その理由は、表示手段上の所定の機能情報に無線タグが近づくと、所定の機能情報に対応するアンテナが無線タグ10の信号を受信することによって、端末装置が、所定の機能情報に対応する機能を実行するように構成されているからである。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態の構成)
図2は、本実施の形態による無線タグシステムの外観構成図である。
図2を参照すると、本実施の形態による無線タグシステムは、無線タグ10と、アンテナパネル20と、アンテナパネル20の各アンテナ21A〜21Eで受信した信号を送信されるリーダ・ライタ30と、リーダ・ライタ30で受信した信号を送信される端末装置40及び表示装置41とから構成されている。
図1は、本発明の第1の実施の形態による無線タグシステムのアンテナパネル20と表示装置41を構造を示す外観図である。
図1を参照すると、ガラスその他の透明部材からなるアンテナパネル20は、表示装置41の表示面と同じ大きさで、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ等である無線タグ10からの信号を受信する複数のアンテナ21A〜21Eが形成されて構成されている。このアンテナパネル20が表示装置41の表示面を覆う状態で設定される。
また、表示装置41上のアンテナ21A〜21Eに対応する位置には、予め関連付けられる端末装置40の機能を表示するアイコン(機能情報)が表示される。
図3は、本実施の形態による無線タグシステムの構成を示すブロック図である。
図3を参照すると、本実施の形態による無線タグシステムは、無線タグ10と、アンテナパネル20と、リーダ・ライタ30と、端末装置40とから構成されている。
無線タグ10は、無線タグを識別するタグ識別情報111を格納する記憶部11と、無線によってタグ識別情報111を送信する通信部12とを備えている。
無線タグ10から発信された信号は、アンテナパネル20に配置された各アンテナ20A〜20Eで受信され、アンテナ20A〜20Eからリーダ・ライタ30に送信される。
リーダ・ライタ30は、無線タグ10からの信号を端末装置40に送信する機能と、端末装置40からの信号をアンテナ20A〜20Eを介して無線タグ10に送信して書き込む機能を有する。
端末装置40は、通信部43、記憶部44、判定部45、インタフェース部46、制御部47を備えている。
表示装置41は、液晶ディスプレイ等で実現され、端末装置40が実行可能な機能をアイコン等で予め視覚的に表示する機能を有し、特に、本実施の形態においては、表示装置41の表示面を覆う状態で設置されているアンテナパネル20の各アンテナ21A〜21Eが配置されている位置に対応させて各アイコンが表示されるようにしている。
表示装置41上に表示される各アイコンの種類(機能)は、例えば、予め設定した無線タグ対応情報441(後述)に基づいて、アンテナ21A〜21Eに対応する位置に応じて任意に変更することが可能である。
端末装置40の通信部43は、リーダ・ライタ30から送信された信号を受信し、無線タグ10への信号をリーダ・ライタ30に送信する機能を有する。
記憶部44は、無線タグ10のタグ識別情報111、無線タグ対応情報441及びアプリケーション442等を格納する。
記憶部44に格納される無線タグ対応情報441には、アンテナパネル20の各アンテナ21A〜21Eが無線タグ10からの信号を受信すると、信号を受信した各アンテナ21A〜21Eに基づいて、端末装置40がいずれの機能を実行するかという対応情報が予め設定されている。
図4に、無線タグ対応情報441示す。
図4を参照すると、無線タグ対応情報441は、無線タグ10からの信号をアンテナパネル20の受信部21A〜21Eのいずれで受信されたかを示す情報(アンテナ識別情報)と、信号を受信した各受信部21A〜21Eに基づいて端末装置40が実行する機能(特定のアプリケーションによる機能やその他の処理機能)を示す情報(機能)とによって構成されている。
図4に示す例では、無線タグ10からの信号をアンテナ21Aで受信した場合、端末装置40がプリンタ出力の機能「PRINT」を実行することを示している。同様に、無線タグ10からの信号を、アンテナ21Bで受信した場合は、ワードプロセッサを起動する機能「WRITE」を、アンテナ21Cで受信した場合は、データの保存機能「STORE」を、アンテナ21Dで受信した場合は特定のデータを開く機能「OPEN」を、アンテナ21Eで受信した場合は特定のデータを削除する機能「ERASE」を、それぞれ端末装置40が実行されることを示している。
端末装置40で実行されるアプリケーション442は、ワードプロセッサソフトウェアや表計算ソフトウェア等の一般のソフトウェアであってもよいし、また、端末装置40に接続する外部装置を起動するデバイスドライバ等であってもよく、特に制限はない。
判定部45は、通信部43から受信した信号に基づいて、記憶部44のタグ識別情報111を参照して無線タグ10の認証を行う機能と、無線タグ10からの信号をアンテナパネル20のアンテナ21A〜21Eのいずれが受信したかを認識し、記憶部44の無線タグ対応情報441を参照して端末装置40が実行する機能の判定を行う機能とを有する。
インタフェース部46は、周辺機器と信号の送受信を行う機能を有し、例えば、端末装置40がプリンタ出力機能「PRINT」を実行する場合、「PRINT」機能の実行に関する信号の送受信を周辺機器であるプリンタとの間で行う。
制御部47は、CPU等で実現され、上記各構成部及び各機能を管理及び制御する機能を有する。
ここで、端末装置40のハードウェア構成の説明をする。
図5は、本実施の形態による無線タグシステムの端末装置40のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5を参照すると、本発明による端末装置40は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)501(制御部47)、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部502、データの送受信を行う通信制御部503(通信部43)、キーボードやマウス等の入力部505、周辺機器と接続してデータの送受信を行うインタフェース部506(インタフェース部46)、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部507(記憶部44)、本情報処理装置の上記各構成要素を相互に接続するシステムバス508等を備えている。
本発明による端末装置40は、その動作を、端末装置40内部にそのような機能を実現するプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品からなる回路部品を実装してハードウェア的に実現することは勿論として、上記した各構成要素の各機能を提供するプログラムを、コンピュータ処理装置上のCPU501(制御部47)で実行することにより、ソフトウェア的に実現することができる。
すなわち、CPU501(制御部47)は、補助記憶部507(記憶部44)に格納されているプログラムを、主記憶部502にロードして実行し、端末装置40の動作を制御することにより、上述した各機能をソフトウェア的に実現する。
(第1の実施の形態の動作)
次いで、上記のように構成される第1の実施の形態による無線タグシステムの動作について説明する。
図6は、本発明の第1の実施の形態による無線タグシステムの動作の1例であるリード機能の処理を示すフローチャートである。
無線タグ10を所持するユーザが、その無線タグ10を実行したい機能を示すアイコン411に近づけることにより、無線タグ10から出力される信号がアイコンの位置に対応付けられているアンテナパネル20のアンテナ21で受信される。
図6を参照すると、本実施の形態による無線タグシステムは、まず、端末装置40の通信部43が、リーダ・ライタ30から無線タグ10からの信号を受信したか否かを判定する(ステップS601)。
ステップS601で無線タグ10からの信号を受信していないと判定した場合、端末装置40の通信部43は、信号の受信の待機状態となる。
一方、ステップS601で無線タグ10の信号を受信したと判定した場合、受信した信号に基づいて、無線タグ10の認証を行う(ステップS602)。
すなわち、ステップS602において、判定部45は、通信部43で受信した信号から無線タグ10のタグ識別情報111を抽出し、記憶部44で格納するタグ識別情報111を参照し、通信部43で受信した信号から抽出したタグ識別情報111が存在するか否かを検索し、存在する場合には無線タグ10を認証してその後の処理を行い(ステップS603)、存在しない場合にはその後の処理を中止して通信部43による信号の受信の待機状態となる。
次いで、判定部45は、通信部43で受信した信号に基づいて、受信したアンテナのアンテナ識別情報を判定する(ステップS604)。
すなわち、判定部45は、通信部43で受信した信号が、アンテナパネル20のアンテナ21A〜21Eのいずれで受信された信号であるかを示すアンテナ識別情報に基づいて、記憶部44の無線タグ対応情報441を参照し、端末装置40で実行する機能の判定を行う。
ステップS604で判定された機能が、「PRINT」機能である場合には(ステップS605)、プリント出力の機能「PRINT」を実行する(ステップS606)。
ステップS604で判定された機能が「WRITE」機能である場合には(ステップS607)、ワードプロセッサを起動する機能「WRITE」を実行する(ステップS608)。
ステップS604で判定された機能が「STORE」機能である場合には(ステップS609)、所定のデータを記憶させる機能「STORE」を実行する(ステップS610)。
また、ステップS604で判定された機能が「OPEN」機能である場合には(ステップS611)、所定のデータをオープンする機能「OPEN」を実行する(ステップS612)。
さらに、ステップS604で判定された機能が「ERASE」機能である場合には(ステップS613)、所定のデータを削除する機能「ERASE」を実行する(ステップS614)。
以上により、無線タグ10からの信号を受信したアンテナ21に応じて、上記の何れかの機能が実行される。
図6に示した動作では、無線タグ10からの信号のアンテナ識別情報に基づいて、図4に示す無線タグ対応情報441で定義されている機能を実行する例を示したが、その他の機能を定義付けすることにより上記以外の機能を実行するように設定することも勿論可能である。
(第1の実施の形態の効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線タグ10を表示装置41上に表示されている所定のアイコンに近づけるといった簡単な操作によって、端末装置40による所定の機能を実行させることができる。
その理由は、端末装置40の表示装置41上の所定のアイコンに無線タグ10が近づくと、所定のアイコンに対応するアンテナパネル20のアンテナ21A〜21Eが無線タグ10の信号を受信することによって、端末装置40が、タグ識別情報111及び無線タグ対応情報441に基づいて、所定のアイコンに対応する機能を実行するように構成されているからである。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態による無線タグシステムは、無線タグ10毎に、端末装置40で実行される機能を設定することを可能とし、かつ無線タグ10毎に、予め指定したデータについて機能を実行することができるようにしている点で第1の実施の形態による無線タグシステムと異なる。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
(第2の実施の形態の構成)
本発明の第2の実施の形態による無線タグシステムは、第1の実施の形態による無線タグシステムと同様に、無線タグ10と、表示装置41と、アンテナパネル20と、リーダ30と、端末装置40とから構成されている。
第2の実施の形態によるアンテナパネル20の構成は、第1の実施の形態によるアンテナパネルと同じである。
図7は、第2の実施の形態による端末装置40の記憶部44に格納される、無線タグ対応情報443の構成を示す。
図7を参照すると、この無線タグ対応情報443は、無線タグを特定するタグ識別情報111毎に、無線タグ10からの信号をアンテナパネル20のアンテナ21A〜21Eのいずれが受信したかを示すアンテナ識別情報と、信号を受信した各アンテナ21A〜21Eの識別情報に基づいて端末装置40が実行する機能を示す情報(機能情報)と、当該機能が使用するデータに関する情報(データ関連情報)とを対応させた構成となっている。
(第2の実施の形態の動作)
図8は、本発明の第2の実施の形態による無線タグシステムの動作を説明するフローチャートである。
この第2の実施の形態による無線タグシステムにおいて、無線タグ10を実行したい機能を示すアイコン411に近づけることにより、無線タグ10から出力される信号がアイコンの位置に対応付けられているアンテナパネル20のアンテナ21で受信され、タグ識別情報111と受信したアンテナ21に対応付けられている端末装置40の所定の機能が指定されたデータについて実行される。
図8を参照すると、本実施の形態による無線タグシステムは、まず、端末装置40の通信部43が、リーダ・ライタ30から無線タグ10の信号を受信したか否かを判定する(ステップS701)。
ステップS701で無線タグ10の信号を受信していないと判定した場合、端末装置40の通信部43は、信号の受信の待機状態となる。
一方、ステップS701で無線タグ10の信号を受信したと判定した場合、受信した信号に基づいて、無線タグ10の認証を行う(ステップS602)。
すなわち、ステップS702において、判定部45は、通信部43で受信した信号から無線タグ10のタグ識別情報111を抽出し、記憶部44で格納するタグ識別情報111を参照し、通信部43で受信した信号から抽出したタグ識別情報111が存在するか否かを検索し、存在する場合には無線タグ10を認証してその後の処理を行い(ステップS703)、存在しない場合にはその後の処理を中止して通信部43による信号の受信の待機状態となる。
次いで、判定部45は、通信部43で受信した信号が、アンテナパネル20のアンテナ21A〜21Eのいずれが受信した信号によるものかを示すアンテナ識別情報を判定する(ステップS704)。
さらに、判定部45は、記憶部44の無線タグ対応情報443を参照し、タグ識別情報111とアンテナ識別情報に基づいて、端末装置40上で実行する機能を判定する(ステップS705)。
さらに、無線タグ対応情報443を参照して当該判定した機能で使用するデータをデータ関連情報に基づいて判定する(ステップS706)。
以降、図6に示した第1の実施の形態と同様に、判定した機能を実行する処理(ステップS707〜ステップS715)を行う。その際、ステップS706でデータ関連情報に基づいて特定したデータについて該当する機能を実行する。
このようにして、端末装置40は、無線タグ10のタグ識別情報111と無線タグ10からの信号を受信したアンテナ21のアンテナ識別情報に対応して、所定のデータについて所定の機能を実行することができるようになる。
無線タグ対応情報443に指定されたデータについては、無線タグ10を用いた操作でなければ当該データを閲覧、編集及びプリント出力の機能を実行できないようにすることで、データに対するセキュリティを向上させることができる。
従って、図7に示すように、無線タグ10(タグ識別情報)毎に、実行可能な機能と、関連するデータを個別に指定する構成としたことにより、無線タグ10を表示装置41の画面上のアイコンに近づけるだけで、予め指定されたデータについて所望の機能を実行させることが可能となる。
例えば、無線タグを端末装置40の表示装置41上のワードプロセッサのアイコンに近づけると、無線タグ対応情報443で指定された議事録データについて当該アイコンに対応するワードプロセッサ機能が実行される。
なお、上記説明では、無線タグ対応情報443に、データ関連情報を指定する場合を説明したが、無線タグ10の記憶部11内に、当該無線タグ10によって使用するデータを指定するデータ関連情報(データの格納場所、例えばURL等)を予め書き込んでおき、無線タグ10から受信したデータ関連情報で指定されるデータについて特定の機能を実行するように構成することもできる。
すなわち、無線タグ10の記憶部11内にデータ関連情報(例えば、URL等で示されるデータの格納場所やファイルを特定するための情報)を持たせ、無線タグ10が表示装置41上の所定のアイコンに近づくと、端末装置40で無線タグ10の認証を行い、無線タグ対応情報443を参照することなく、当該データ関連情報で指定されるデータについて特定の機能を実行するように構成することもできる。
(第2の実施の形態の効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、端末装置40の機能で実行するデータを無線タグ10ごとに認識して実行させることができるので、当該データのセキュリティが向上する。
その理由は、端末装置40の表示装置41上の所定のアイコンに無線タグ10が近づくと、所定のアイコンに対応するアンテナパネル20のアンテナ21A〜21Eが無線タグ10の信号を受信することによって、端末装置40が、タグ識別情報111及びアンテナ識別情報に基づいて、所定のアイコンに対応する機能に関するデータを判定し、判定した所定のデータについて、対応するアイコンで示される機能が実行されるからである。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について説明する。
図9は、本発明の第3の実施の形態による無線タグシステムに用いる表示装置41とそのアンテナパネル20の構造を示す図である。
図9を参照すると、第3の実施の形態は、各構成要素及び機能は、第1の実施の形態と同様であるが、無縁タグ10からの信号に対する受信能力(受信感度)が互いに異なる第1のアンテナ22と、第2のアンテナ21F〜21Hの2種類を備える点で第1の実施の形態と異なる。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本第3の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様のアンテナパネル20のアンテナ21F〜21H(第2のアンテナ21F〜21H)と、アンテナパネル20の第2のアンテナ21F〜21Hよりも相対的に受信能力(受信感度)が高く、無線タグ10からの信号を検出できる距離が第2のアンテナ21F〜21Hよりも長い第1のアンテナ22とを備えている。
この第1のアンテナ22については、表示装置41や端末装置40に取り付ける構造の別部品としてもよいし、アンテナパネル20に第2のアンテナ21F〜21Hと同様に、透明配線によって形成してもよい。
本第3の実施の形態による端末装置40の記憶部44には、タグ識別情報111と、第1の機能と、第2の機能とを対応付けた無線タグ対応情報445が格納されている点で第1の実施の形態と相違する。
ここで、第1の機能とは、無線タグ10からの信号を第1のアンテナ22が受信した場合に端末装置40が実行する機能を示している。第2の機能とは、無線タグ10からの信号を第2のアンテナ21F〜21Hが受信した場合に端末装置40が実行する機能を示している。
図10に、無線タグ対応情報445の構成を示す。
図10を参照すると、無線タグ対応情報445には、第1のアンテナ22が無線タグ10からの信号を受信した場合に、第1の機能と、第2の機能とが、タグ識別情報111に対応付けて構成されている。
(第3の実施の形態の動作)
図11は、本発明の第3の実施の形態による無線タグシステムの動作を説明するフローチャートである。この図11では、例えば、本実施の形態による無線タグシステムが配置された部屋に無線タグ10を所持するユーザが入室した場合に、無線タグ10からの信号が第1のアンテナ22で受信された場合の動作を示している。
図11を参照すると、本実施の形態による無線タグシステムは、例えば、本実施の形態による無線タグシステムが配置された部屋に無線タグ10を所持するユーザが入室した時点で、無線タグ10からの信号を第1のアンテナ22が受信すると(ステップS901)、端末装置40の判定部45が、受信した信号のタグ識別情報111に基づいて無線タグ10の認証を行うとともに(ステップS902、S903)、第1のアンテナ22で無線タグ10からの信号を受信したことをアンテナ識別情報によって判定する(ステップS904)。
次いで、受信した信号のタグ識別情報111に基づいて記憶部44の無線タグ情報445を参照することによって、無線タグ10に対応付けられている第1の機能を判定し(ステップS904)、判定した第1の機能を実行する(ステップS904)。
図10の例では、例えば、タグ識別情報「abc123」を有する無線タグ10からの信号を受信した場合、無線タグ情報445に第1の機能として設定されているプリンタ起動の機能が実行される。
また、タグ識別情報「def456」を有する無線タグ10からの信号を受信した場合、ワードプロセッサ機能が実行される。
これにより、無線タグ10を所持するユーザが無線タグシステムが配置された部屋等に入出した時点で、ユーザがこれから必要とする端末装置40の機能が予め実行されて準備が整った状態となる。
その後、無線タグ10を表示装置41の画面に表示されている機能を示すアイコンに近づけることで、アイコンに対応付けられている第2のアンテナ21F〜21Hで無線タグ10の信号が受信され、タグ識別情報とアンテナ識別情報に応じて設定されている第2の機能がデータ関連情報に指定されたデータについて実行されるのは、上述した第2の実施の形態の場合と同じである。
例えば、上記の例のように、タグ識別情報「abc123」を有する無線タグ10からの信号を受信した場合、無線タグ情報445に第1の機能として設定されているプリンタ起動の機能が実行されている場合、その無線タグ10をプリンタの出力機能を示すアイコン411に近づけると、データ関連情報に「議事録データA」として指定されているデータがプリント出力される。
また、端末装置40は、第1のアンテナ22が受信した無線タグ10からのタグ識別情報111に基づいて、無線タグ対応情報445を参照することによって、無線タグ10からの信号を第2のアンテナ21F〜21Hが受信することで実行可能な端末装置40の機能を示すアイコンが表示装置41上に表示されるように構成することもできる。
なお、本実施の形態においては、第1のアンテナにより機能の特定を行い、それにしたがって第2のアンテナと特定の機能の実行内容とを割り付ける構成、すなわち、無線タグ10によって機能(プリンタ起動やワードプロセッサ起動)と実行内容(印刷実行やOPEN)を特定するものであるが、図19に示すような無線タグ対応情報449に基づいて、第1のアンテナを介して無線タグ10(無線タグ10のユーザ)を認証・特定し、その無線タグ10(無線タグ10のユーザ)に応じて第2のアンテナと特定の機能とを割り付けるもの、すなわち、無線タグ10に応じて操作環境と機能を特定するものであってもよい。
(第3の実施の形態の効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線タグ10の操作によって実行する端末装置40の各種機能を選択する労力を省略することができる。
その理由は、第2のアンテナ21F〜21Hよりも相対的に受信能力が高く、無線タグ10からの信号を検出できる距離が第2のアンテナ21F〜21Hよりも長い第1のアンテナ22が端末装置40から離れた位置にある無線タグ10からの信号を受信することによって、端末装置40の所定の機能が予め実行されるからである。
また、本実施の形態によれば、無線タグ10の操作によって実行する端末装置40の機能が起動して操作可能になるまでの時間を短縮することができる。
その理由は、第1のアンテナ22で離れた場所に位置する無線タグの信号を受信することで、端末装置40で所定の機能を予め実行して準備しておくことができるからである。
さらに、本実施の形態によれば、図19に示す無線タグ対応情報449に基づいて、第1のアンテナを介して無線タグ10(無線タグ10のユーザ)を認証・特定し、その無線タグ10(無線タグ10のユーザ)に応じて第2のアンテナと特定の機能とを割り付ける構成とすることで、無線タグ10の操作によって実行する端末装置40の機能が起動して操作可能になるまでの時間を短縮して、無線タグ10(無線タグ10のユーザ)毎に異なる操作環境(設定)の提供を行うことができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について説明する。
図12は、本発明の第4の実施の形態による無線タグシステムのアンテナパネル20と表示装置41の構成を示す外観図である。
図12を参照すると、各構成要素及び機能は、第1の実施の形態と同様であるが、複数のアンテナ21が予めアンテナパネル20にメッシュ状に配置されている点と、無線タグ対応情報446に、各アンテナ21と端末装置40の機能とを任意に対応付けて設定できるようにした点が第1の実施の形態と異なる。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
アンテナパネル20には、アンテナ21−1〜21−4を含む複数のアンテナ21がメッシュ状に配置されている。
また、端末装置40の記憶部44には、無線タグ10のタグ識別情報111と、アンテナ21を一意に識別するアンテナ識別情報と、端末装置40で実行する機能とを対応付けた無線タグ対応情報446が格納されている。
図13に、無線タグ対応情報446の構成を示す。
図13を参照すると、無線タグ対応情報446は、端末装置40で実行する機能が、タグ識別情報111及びアンテナ識別情報331に対応付けて設定されており、さらにアンテナ識別情報331と機能とを任意に組み合わせて設定できるようになっている。
無線タグ10からの信号をアンテナで受信することにより、無線タグ対応情報446に設定されているタグ識別情報とアンテナ識別情報に対応付けられたデータについて端末装置40の所定の機能が実行されるのは、第1の実施の形態及び第2の実施の形態の場合と同様である。
(第4の実施の形態の効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線タグ10の操作によって実行する端末装置40の各種機能をより多様化できるとともに、端末装置40の各種機能が割り振られたアイコンを表示装置41上に表示する際の表示位置の自由度が高まる。
その理由は、アンテナパネル20に、複数のアンテナをメッシュ状に配置し、アンテナと端末装置の機能の対応付けを任意に設定できるようにしたためである。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について説明する。
図14は、本発明の第5の実施の形態による無線タグシステムのアンテナパネル20と表示装置41の構成を示す図である。
第5の実施の形態は、各構成要素は、第1の実施の形態と同様であり、アンテナパネル20に配置される複数のアンテナ21による無線タグ10からの受信順序に対して特定の意味付けをした点で、上記各実施の形態と相違する。
図15に、無線タグ対応情報447の構成を示す。
図15を参照すると、無線タグ対応情報447は、端末装置40で実行する機能が、タグ識別情報111及び受信順序に対応付けて構成されている。
このように、端末装置40の記憶部44に格納される無線タグ対応情報447には、タグ識別情報111と端末装置40の機能及びデータ関連情報を設定すると共に、アンテナ識別情報の代わりに、複数のアンテナでの受信順序を示す情報が設定されている。
ここで、受信順序とは、アンテナパネル20に複数配置されているアンテナ21H〜21Jが無線タグ10からの信号を受信した順序であり、例えば、無線タグ10の利用者や端末装置40の管理者によって、予め受信順序が指定されている。
そして、その受信順序の組み合わせに応じて、実行する端末装置40の機能とデータ関連情報が設定されている。この受信順序は、例えば、無線タグ10の利用者や端末装置40の管理者によって、一定の期間毎に変更するようにしてもよい。
端末装置40の判定部45は、端末装置40の通信部43が受信した信号からタグ識別情報111及び受信順序を判定し、無線タグ対応情報447を参照して、判定したタグ識別情報111及び受信順序に基づいて、端末装置40で実行する機能を判定して実行する。
(第5の実施の形態の動作)
図16は、本発明の第5の実施の形態による無線タグシステムの動作を説明するフローチャートである。
この第5の実施の形態では、無線タグ10を所持するユーザは、表示装置41の画面上に表示される複数のアイコンに、無線タグ10を予め決められている順序で近づけることで端末装置40の所望の機能を実行させる。
図14〜図16を参照すると、本実施例による無線タグシステムは、複数のアンテナで所定の順序で無線タグ10からの信号を受信すると(ステップS1301)、端末装置40の判定部45が、受信した信号のタグ識別情報111に基づいて無線タグ10の認証を行うとともに(ステップS1302、S1303)、アンテナ21の受信順序を判定し(ステップS1304)、無線タグ対応情報447を参照して判定した受信順序が設定されているかどうかを判定する(ステップS1305)。
受信順序が設定されていない場合には、その旨をエラー表示することにより、再度受信操作を促す(ステップS1306)。
受信順序が設定されている場合には、受信した信号のタグ識別情報111及び受信順序に基づいて、端末装置40で実行する機能を判定して実行する(ステップS1307、S1308)。
具体的には、例えば、図14でアンテナパネル20のアンテナ21H、アンテナ21I、アンテナ21Jの順に無線タグからの信号を受信した場合、図15の無線タグ対応情報447に基づいて、プリント出力機能「PRINT」が実行され、また、例えば、図14でアンテナパネル20のアンテナ21H、アンテナ21J、アンテナ21Iの順に無線タグからの信号を受信した場合、図15の無線タグ対応情報447に基づいて、ワードプロセッサ機能「WRITE」が実行されることとなる。
(第5の実施の形態の効果)
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線タグ10の操作によって実行する端末装置40の各種機能をより多様化できるとともに、端末装置40で実行する機能やデータのセキュリティが向上する。
その理由は、アンテナパネル20に複数配置されているアンテナ21による無線タグ10の受信順序を定義し、その定義した受信順序で無線タグ10からの信号を受信した場合のみ、端末装置40で所定の機能を実行するからである。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について説明する。
第6の実施の形態は、端末装置40が無線タグ10に対する書き込み機能を有し、端末装置40内の所定のデータをリーダ・ライタ30を介して無線タグ10に書き込むことができるようにし、画面上の操作によって無線タグ10に対して所定のデータを関連付けることができるようにした点で、上記各実施の形態と相違する。その他の主要な構成については、第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態で、画面上の操作によって無線タグ10に対して所定のデータを関連付けることができるようにした場合について説明する。
端末装置40は、無線タグ10に対してデータの書き込みを行う機能を有しており、表示装置41上に表示される当該書き込み機能を示す書き込みアイコン411に無線タグ10を近づけることにより、端末装置40内の議事録データ等の所定のデータを無線タグ10に関連付けて書き込む。
その場合の動作を図20、図21を参照して説明する。
まず、図20に示すように、無線タグ10に対して書き込みを行うための書き込みアイコン411(無線タグ10への書き込み用アプリケーション(機能)に対応したアイコン)を表示装置41上に表示する。そして、この書き込みアイコン411に対して、同様に表示装置41上に表示されているデータ(例えば、議事録データA)をドラッグアンドドロップ等の操作によって重ね合わせてデータのセットを行う。
その状態で、タグ識別情報111以外の情報を格納していない空の無線タグ10を表示装置41上の書き込みアイコン411にかざすことにより、書き込みアイコン411に対応するアンテナ21で無線タグ10からの信号を検知し(ステップS2101)、検知した信号に基づいて、端末装置40で無線タグ10の認証を行う(ステップS2102、S2103)と共に、書き込みアイコン411に対してデータがセットされているかを判定する(ステップS2104)。
データがセットされている場合には、書き込みアイコン411にドロップされた所定のデータ(図示では、議事録データA)を一意に識別する識別情報が当該無線タグ10内に書き込まれる(ステップS2105)。書き込みアイコン411に予めデータがセットされていない場合には、何も実行されず終了する。
上記のような操作によって、書き込みアイコン411にドラッグアンドドロップされた所定のデータが特定の無線タグ10に対して関連付けられる。
その後、上記データの関連付けを完了した無線タグ10を、表示装置41上の実行したい処理のアイコン411(例えば、PRINTアイコン)に近づけることにより、関連付けされたデータに対する処理(プリント出力)が実行される。この動作については、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
なお、上記実施の形態では、無線タグ10に対して書き込みアイコン411にセットしたデータの識別情報を書き込んで関連付ける場合を説明したが、書き込みアイコン411にデータをセットする際に、そのデータに対する処理(機能)を選択できるようにし、無線タグ10にデータとそのデータに対する処理(機能)の両方を関連付けるようにすることもできる。
(第6の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、無線タグ10が表示装置41上の書き込みアイコンに近づけることで、無線タグ10に対する所定のデータの関連付けがなされるので、無線タグ10へのデータの関連付けを簡単な操作で行うことができる。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態について説明する。
第7の実施の形態は、端末装置40が無線タグ10に対する書き込み機能を有し、端末装置40内の所定のデータをリーダ・ライタ30を介して無線タグ10に書き込むことができるようにし、画面上の操作によって無線タグ10に対して所定のデータとそのデータに対する処理(機能)を関連付けることができるようにした点で、上記各実施の形態と相違する。その他の主要な構成については、第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態で、画面上の操作によって無線タグ10に対して所定のデータとそのデータの処理(操作)を関連付けるようにした場合について説明する。
端末装置40は、無線タグ10に対してデータの書き込み機能を有しており、表示装置41上に表示される各種の機能を示すアイコン411A〜411Dに無線タグ10を近づけることにより、端末装置40内の議事録データ等の所定のデータとそのデータに対する処理(機能)を無線タグ10に関連付けて書き込むことができる機能を備えている。
このため、本実施の形態では、表示装置41上のアイコン411A〜411Dに対応つけられたアンテナ21A〜21Dによって無線タグ10への書き込みを可能とする書き込みモードを備えており、この書き込みモードでは、アイコン411A〜411Dに所定のデータをセットして無線タグ10を近づけることにより、セットされた所定のデータとそのデータに対して実行する処理(当該アイコンの示す機能)とを関連付けた情報が書き込まれる構成となっている。
表示装置41上のアイコン411A〜411Dを書き込みモードとするには、例えば、端末装置40にアイコン411A〜411Dを通常モード(無線タグ10に関連付けられたデータについてアイコンに示された機能を実行するモード)と書き込みモードに切り替える機能を用意し、端末装置40でその切り替え機能を実行することで通常モード又は書き込みモードに切り替える。
その場合の動作を図22、図23を参照して説明する。
まず、書き込みモードで所定のデータの関連付けを行う場合には、アイコン411A〜411Dを書き込みモードに切り替え、図22に示すように、無線タグ10に対して関連付けを行ないたい処理(操作)を示すアイコンに対して、表示装置41上に表示されているデータ(例えば、議事録データAや議事録データB)をドラッグアンドドロップ等の操作によって重ね合わせてデータのセットを行う。
無線タグ10を表示装置41上のデータをセットしたアイコン411A〜411Dにかざすことにより、アイコン411A〜411Dに対応するアンテナ21A〜21Dで無線タグ10からの信号を検知し(ステップS2301)、検知した信号に基づいて、端末装置40で無線タグ10の認証を行う(ステップS2302、S2303)と共に、書き込みモードであるかどうかを判定する(ステップS2304)。
書き込みモードであれば、次に、アイコン411A〜411Dに対してデータがセットされているかを判定する(ステップS2305)。
データがセットされている場合には、アイコン411A〜411Dにドロップされた所定のデータを一意に識別する識別情報とそのデータに対して実行する処理(機能)の情報が当該無線タグ10内に書き込まれる(ステップS2306)。アイコン411A〜411Dに予めデータがセットされていない場合には、処理を終了する。
無線タグ10にデータとそのデータに対して実行する処理(機能)に関連付けた場合に、無線タグ10内に書き込まれる関連付け情報240の例を図24に示す。
この例では、議事録データAのデータ識別情報A−aaと議事録データAに対する機能の情報(OPEN)が関連付けられ、議事録データBのデータ識別情報B−bbと議事録データBに対する機能の情報(PRINT)が関連付けられて書き込まれている。
ステップS2304で、書き込みモードでない場合には、無線タグ10内に既に所定のデータとそのデータに対する処理(機能)が書き込まれて関連付けられているかを判定し(ステップS2307)、無線タグ10関連付けられている機能と当該アイコン411A〜411Dが示す機能とが一致する場合(ステップS2308)、関連付けられている所定のデータに対してアイコン411A〜411Dで示される機能が実行される(ステップS2309)。
上記のような操作によって、アイコン411A〜411Dにドラッグアンドドロップされた所定のデータとそのデータに対して実行する処理(機能)が特定の無線タグ10に対して関連付けられる。
(第7の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、無線タグ10内に所定のデータとそのデータに対して実行する機能を関連付けて書き込み、当該無線タグ10を所定のアイコンに近づけて実行する場合、無線タグ10内に書き込まれた機能とアイコンの機能とが一致した場合にのみデータに対する機能が実行されるようにしたので、当該所定のデータの実行に対するセキュリティが向上する。
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態について説明する。
この実施の形態では、無線タグ10の記憶部11内に、特定のデータに対する機能(処理)の実行可能な回数を予め書き込んでおき、無線タグ10を表示装置41上のアイコンに近づけることで端末装置40で所定のデータに対する機能の実行回数が実行可能な回数に達した場合に無線タグ10を利用したデータに対する処理を制限する制御を可能としている。
無線タグ10の記憶部11内には、図25に示すように、データの識別情報とそのデータに対する機能の情報に加えてその機能の実行が可能な回数が書き込まれている。
図25の例では、データ識別情報A−aaのデータに対する機能(PRINT)の実行可能回数が「5回」であることが示されている。
次いで、本実施の形態の動作の例を図26を参照して説明する。
無線タグ10を表示装置41上のアイコン411にかざすことにより、アイコン411に対応するアンテナ21で無線タグ10からの信号を検知し(ステップS2601)、検知した信号に基づいて、端末装置40で無線タグ10の認証を行う(ステップS2602、S2603)。
その際、無線タグ10内に予め書き込まれている当該機能の実行可能な回数がゼロであるかどうかを判定し(ステップS2604)、ゼロでなければ(回数が残っていれば)、実行可能回数からリーダ・ライタ30を介して無線タグ10の記憶部11からデクリメントし(ステップS2605)、無線タグ10に関連付けられている所定のデータに対する機能が実行される(ステップS2606)。
ステップS2604で実行可能な回数がゼロであれば、エラー終了し機能の実行が禁止される(ステップS2607)。
以上により、無線タグ10に設定されている機能の実行可能回数がゼロになった場合には無線タグ10を利用した機能の実行を不可能にすることができる。
具体的には、無線タグ10の記憶部11内に、データに対する機能の実行可能回数、所定のデータの印刷可能な回数や再生可能な回数を予め書き込んでおくことによって、文書の印刷、音楽や映像の視聴等を予め設定された回数内でのみ実行可能にする等の機能実行に対する制御を行うことが可能となる。
なお、上記の例では、データに対する機能が実行される度に、実行可能な回数をデクリメントして実行可能な回数がゼロになった場合に実行を制限する場合を説明したが、無線タグ10を利用した実行回数をカウントアップしてその実行回数を無線タグ10に書き込み、その実行回数が予め設定されている実行可能回数に達した場合に、無線タグ10を利用した機能の実行を不可能にすることも可能である。
さらに、機能の実行可能回数を無線タグ10内ではなく、端末装置40側に無線タグ10に対応して記録することでも、上記と同様の効果を実現することができる。
また、無線タグ10を用いた所定のデータに対する機能の実行回数に加えて、機能を実行した日時等の履歴を端末装置40または無線タグ10に記録するようにすることもできる。例えば、無線タグ10を表示装置41上のプリント機能のアイコンに近づけることによって、所定の文書に対するプリント処理を行う度に、その文書に関連付けてプリントの回数と日時を端末装置40または無線タグ10内に記録することが考えられる。
(第8の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、無線タグ10内に所定のデータに対する特定の機能の実行可能な回数を予め書き込んでおき、無線タグ10を用いた機能の実行回数が、実行可能な回数に達した場合に、そのデータに対する機能が実行できないようにしたので、無線タグ10を用いた機能の実行を制御することが可能となる。
以上好ましい複数の実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
例えば、第1の実施の形態〜第5の実施の形態を任意に組み合わせて実施することも可能であり、本発明の技術的思想の範囲に当然に含まれる。
例えば、第1の実施の形態の端末装置40の記憶部44が、図4に示す無線タグ対応情報441を格納する代わりに、図17に示す無線タグ対応情報448を格納していてもよい。
図17に示す無線タグ対応情報448は、タグ識別情報111と、無線タグ10からの信号をアンテナパネル20のアンテナ21A〜21Eのいずれが受信したかを示す情報(アンテナ識別情報)と、信号を受信した各アンテナ21A〜21Eに基づいて端末装置40が実行する機能を示す情報(機能)と、当該機能によって実際に実行されるデータを示す情報とによって構成されている。
この場合、端末装置40に判定部45は、通信部43から受信した信号に基づいて、記憶部44のタグ識別情報111を参照して無線タグ10の認証を行い、無線タグ10からの信号をアンテナパネル20のアンテナ21A〜21Eのいずれが受信したかを認識し、記憶部44の無線タグ対応情報448を参照して端末装置40が実行する機能及び当該機能で実際に実行されるデータの判定を行う。
図17を参照すると、例えば、タグ識別情報111が「abc123」の無線タグ10で操作した場合、各アンテナ21A〜21Eに対応するアイコンの機能において議事録データの全てが実行できるが、例えば、タグ識別情報111が「def456」の無線タグ10で操作した場合、アンテナ21Aに対応する「PRINT」機能及びアンテナ21Eに対応する「ERASE」機能における議事録データの実行が制限されており、例えば、タグ識別情報が「ghi789」の無線タグ10で操作した場合、アンテナ21Dに対応する「OPEN」機能以外の機能における議事録データの実行が制限されている。
従って、この場合、タグ識別情報111ごとに、端末装置40の機能で実際に実行するデータをより細分化して設定することができるため、当該データのセキュリティが向上するとともに、各無線タグ10をタグ識別情報111ごとに、より厳密に当該データに対応付けて管理することができる。
さらに、上記説明では、アンテナ21を表示装置41の表示面に重ね合わせるアンテナパネル20に形成した例を説明したが、図18に示すように、表示装置41の周囲のフレーム42に複数のアンテナ21A〜21Eを配置すると共に、そのフレーム42に配置したアンテナ21A〜21Eの位置に対応付けて(アンテナと近い位置)、端末装置40の各機能を示すアイコンを表示するようにしても、上記実施の形態と同様の効果を実現することが可能である。
本発明の第1の実施の形態による無線タグシステムの1部を示す外観図である。 第1の実施の形態による無線タグシステムの外観構成図である。 第1の実施の形態による無線タグシステムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による無線タグシステムの記憶部44における無線タグ対応情報441を説明するための図である。 第1の実施の形態による無線タグシステムの端末装置40におけるハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による無線タグシステムの動作の1例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による無線タグシステムの記憶部44における無線タグ対応情報を説明するための図である。 第2の実施の形態による無線タグシステムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態による無線タグシステムの表示装置の表示例を示す図である。 第3の実施の形態による無線タグシステムの記憶部44における無線タグ対応情報を説明するための図である。 第3の実施の形態による無線タグシステムの動作の1例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態による無線タグシステムの表示装置とアンテナの構成を示す図である。 第4の実施の形態による無線タグシステムの記憶部44における無線タグ対応情報を説明するための図である。 本発明の第5の実施の形態による無線タグシステムの1部を示す外観図である。 第5の実施の形態による無線タグシステムの記憶部44における無線タグ対応情報を説明するための図である。 第5の実施の形態による無線タグシステムの動作の1例を示すフローチャートである。 その他の実施例による無線タグシステムの無線タグ対応情報を説明するための図である。 アンテナと表示装置の他の適用例を示す図である。 第3の実施の形態による無線タグシステムの記憶部44における無線タグ対応情報の他の例を説明するための図である。 第6の実施の形態による無線タグシステムの表示装置上における書き込みアイコンに対するデータのセット動作を示す図である。 第6の実施の形態による無線タグシステムにおける無線タグに対するデータの関連付けの動作を説明するフローチャートである。 第7の実施の形態による無線タグシステムの表示装置上におけるアイコンに対するデータのセット動作を示す図である。 第7の実施の形態による無線タグシステムにおける動作を説明するフローチャートである。 第7の実施の形態による無線タグシステムにおける無線タグ内に書き込まれる関連付け情報の1例を示す図である。 第8の実施の形態による無線タグシステムにおける無線タグ内に書き込まれる情報の1例を示す図である。 第8の実施の形態による無線タグシステムにおける動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10:無線タグ
11:記憶部
111:タグ識別情報
12:通信部
20、20A〜20E:アンテナパネル
21、21A〜21G、21A1〜A5、21B1〜B5、21C1〜C5、21D1〜D5、21E1〜E5、:アンテナ
30、30A〜30E:リーダ・ライタ
33:記憶部
331:アンテナ識別情報
40:端末装置
41:表示部
411:アイコン
43:通信部
44:記憶部
441:無線タグ対応情報
442:アプリケーション
443〜448:無線タグ対応情報
45:判定部
46:インタフェース部
47:制御部
240、250:関連付け情報
501:CPU
502:主記憶部
503:通信制御部
504:提示部
505入力部
506:インタフェース
507:補助記憶部
508:システムバス

Claims (43)

  1. 無線タグから無線によって送られるデータ信号を端末装置で受信し、前記端末装置が受信した前記データ信号に基づいた処理を行う無線タグシステムにおいて、
    表示手段に前記端末装置の所定の機能を示す機能情報を表示させ、
    前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて前記無線タグからの信号を受信する少なくとも1つのアンテナを設置し、
    前記端末装置が、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする無線タグシステム。
  2. 前記端末装置は、前記無線タグが格納する無線タグ識別情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項1に記載の無線タグシステム。
  3. 前記端末装置は、前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能とを対応付けた対応情報を保持し、前記無線タグ識別情報、前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報及び前記対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項2に記載の無線タグシステム。
  4. 前記端末装置は、前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能と、前記機能で使用される前記データとを対応付けた対応情報を保持し、前記無線タグ識別情報、前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報及び前記対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記データに対する前記機能を実行することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の無線タグシステム。
  5. 前記機能情報が示す機能が実行する前記データを示す情報を、前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された前記アンテナを介して前記無線タグに格納し、
    前記端末装置が、前記無線タグが格納する無線タグ識別情報及び前記データを示す情報と、前記対応情報とに基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能の前記データを実行することを特徴とする請求項4に記載の無線タグシステム。
  6. 前記アンテナの受信感度を、対応付けた前記機能に応じて異なる感度に設定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の無線タグシステム。
  7. 前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて前記無線タグからの信号を受信する少なくとも1つの第1のアンテナと、前記第1のアンテナよりも前記信号の受信感度が高い少なくとも1つの第2のアンテナとを設置し、
    前記端末装置が、前記無線タグからの信号を受信した前記第2のアンテナと対応付けられている第2の機能を実行した後、前記無線タグからの信号を受信した前記第1のアンテナと対応付けられている第1の機能を実行することを特徴とする請求項6に記載の無線タグシステム。
  8. 前記第2のアンテナで受信した前記無線タグの前記無線タグ識別情報に基づいて、実行する前記第1の機能を切り替え、切り替えられた前記第1の機能を示す前記機能情報を前記表示手段で表示することを特徴する請求項7に記載の無線タグシステム。
  9. 前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて前記無線タグからの信号を受信する前記アンテナが複数設置され、
    前記端末装置が、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナの前記信号の受信順序と対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の無線タグシステム。
  10. 前記端末装置は、前記信号の受信順序、前記無線タグ識別情報及び前記機能とを対応付けた対応情報を保持し、前記信号の受信順序、前記無線タグ識別情報及び前記対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナの前記信号の受信順序と対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項9に記載の無線タグシステム。
  11. 前記表示手段を構成する表示面上に、前記アンテナを透明な配線によって形成した表示パネルを配置させたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の無線タグシステム。
  12. 前記表示手段上に、前記無線タグに対して書き込みを行う機能を示す前記機能情報を表示させ、
    前記機能情報に前記データがセットされた場合に、セットされた前記データを前記無線タグ内に関連付けて書き込むことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の無線タグシステム。
  13. 前記表示手段上の前記機能情報に前記機能を実行する前記データがセットされた場合に、前記無線タグ10内にセットされた前記データと当該データに対して実行する機能を関連付けて書き込み、
    前記無線タグを前記機能情報に近づけて実行する場合、前記無線タグ内に書き込まれた機能と前記機能情報が示す機能とが一致した場合に前記関連付けられたデータに対する機能を実行することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の無線タグシステム。
  14. 前記無線タグ内に前記データに対する特定の機能の実行可能な回数を予め書き込み、無線タグを用いた機能の実行回数が、前記実行可能な回数に達した場合に、前記データに対する機能の実行を禁止することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の無線タグシステム。
  15. 無線タグから無線によって送られるデータ信号を受信し、受信した前記データ信号に基づいた処理を行う端末装置において、
    所定の機能を示す機能情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された、前記無線タグからの信号を受信する少なくとも1つのアンテナとを備え、
    前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする端末装置。
  16. 前記無線タグが格納する無線タグ識別情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項15に記載の端末装置。
  17. 前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能とを対応付けた対応情報を保持し、前記無線タグ識別情報、前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報及び前記対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記データに対する前記機能を実行することを特徴とする請求項16に記載の端末装置。
  18. 前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能と、前記機能で実行される前記データとを対応付けた対応情報を保持し、前記無線タグ識別情報、前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報及び前記対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能が有する前記データを実行することを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の端末装置。
  19. 前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された前記アンテナを介して前記無線タグに格納された、前記機能情報が示す機能が実行する前記データを示す情報及び前記無線タグが格納する無線タグ識別情報と、前記対応情報とに基づいて、
    前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能の前記データを実行することを特徴とする請求項18に記載の端末装置。
  20. 前記アンテナの受信感度は、対応付けた前記機能に応じて異なる感度に設定されていることを特徴とする請求項15から請求項19のいずれか1項に記載の端末装置。
  21. 前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された、前記無線タグからの信号を受信する少なくとも1つの第1のアンテナと、前記第1のアンテナよりも前記信号の受信感度が高い少なくとも1つの第2のアンテナとを備え、
    前記無線タグからの信号を受信した前記第2のアンテナと対応付けられている第2の機能を実行した後、前記無線タグからの信号を受信した前記第1のアンテナと対応付けられている第1の機能を実行することを特徴とする請求項20に記載の端末装置。
  22. 前記第2のアンテナで受信した前記無線タグの前記無線タグ識別情報に基づいて、実行する前記第1の機能を切り替え、切り替えられた前記第1の機能を示す前記機能情報を前記表示手段で表示することを特徴する請求項21に記載の端末装置。
  23. 前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された、前記無線タグからの信号を受信する前記アンテナを複数備え、
    前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナの前記信号の受信順序と対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項15から請求項22のいずれか1項に記載の端末装置。
  24. 前記信号の受信順序、前記無線タグ識別情報及び前記機能とを対応付けた対応情報を保持し、前記信号の受信順序、前記無線タグ識別情報及び前記対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナの前記信号の受信順序と対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項23に記載の端末装置。
  25. 前記表示手段を構成する表示面上に、前記アンテナを透明な配線によって形成した表示パネルを配置させたことを特徴とする請求項15から請求項24のいずれか1項に記載の端末装置。
  26. 無線タグから無線によって送られるデータ信号を端末装置で受信し、前記端末装置が受信した前記データ信号に基づいた処理を行う機能実行方法において、
    前記端末装置の表示手段に所定の機能を示す機能情報を表示するステップと、
    前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された、前記無線タグからの信号を受信する少なくとも1つのアンテナのうち、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行するステップとを有することを特徴とする機能実行方法。
  27. 前記機能を実行するステップは、前記無線タグが格納する無線タグ識別情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項26に記載の機能実行方法。
  28. 前記機能を実行するステップは、前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能とを対応付けた対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項27に記載の機能実行方法。
  29. 前記機能を実行するステップは、前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能と、前記機能で実行される前記データとを対応付けた対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能が有する少なくとも1つのデータを実行することを特徴とする請求項27又は請求項28に記載の機能実行方法。
  30. 前記機能情報が示す機能が実行する前記データを示す情報を、前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された前記アンテナを介して前記無線タグに格納するステップを備え、
    前記機能を実行するステップは、前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能と、前記機能で実行される前記データとを対応付けた対応情報、及び、前記無線タグに格納された前記情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能の前記データを実行することを特徴とする請求項29に記載の機能実行方法。
  31. 前記機能を実行するステップは、前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された、前記無線タグからの信号を受信する少なくとも1つの第1のアンテナと、前記第1のアンテナよりも前記信号の受信感度が高い少なくとも1つの第2のアンテナとのうち、前記無線タグからの信号を受信した前記第2のアンテナと対応付けられている第2の機能を実行した後、前記無線タグからの信号を受信した前記第1のアンテナと対応付けられている第1の機能を実行することを特徴とする請求項26から請求項30のいずれか1項に記載の機能実行方法。
  32. 前記機能を実行するステップは、前記第2のアンテナで受信した前記無線タグの前記無線タグ識別情報に基づいて、実行する前記第1の機能を切り替え、切り替えられた前記第1の機能を示す前記機能情報を前記表示手段で表示することを特徴する請求項31に記載の機能実行方法。
  33. 前記機能を実行するステップは、前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて複数設置された、前記無線タグからの信号を受信する前記アンテナのうち、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナの前記信号の受信順序と対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項26から請求項32のいずれか1項に記載の機能実行方法。
  34. 前記機能を実行するステップは、前記信号の受信順序、前記無線タグ識別情報及び前記機能とを対応付けた対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナの前記信号の受信順序と対応付けられている前記機能を実行することを特徴とする請求項33に記載の機能実行方法。
  35. 無線タグから無線によって送られるデータ信号を受信し、受信した前記データ信号に基づいた処理を行う端末装置で実現される機能実行プログラムであって、
    前記端末装置の表示手段に所定の機能を示す機能情報を表示する機能と、
    前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された、前記無線タグからの信号を受信する少なくとも1つのアンテナのうち、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行する機能とを前記端末装置に実行させることを特徴とする機能実行プログラム。
  36. 前記無線タグが格納する無線タグ識別情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行する機能を前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項35に記載の機能実行プログラム。
  37. 前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能とを対応付けた対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能を実行する機能を前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項36に記載の機能実行プログラム。
  38. 前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能と、前記機能で実行される前記データとを対応付けた対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能が有する少なくとも1つのデータを実行する機能を前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項36又は請求項37に記載の機能実行プログラム。
  39. 前記機能情報が示す機能が実行する前記データを示す情報を、前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された前記アンテナを介して前記無線タグに格納する機能と、
    前記無線タグ識別情報及び前記信号を受信した前記アンテナを識別する情報と、前記アンテナに対応付けられている前記機能と、前記機能で実行される前記データとを対応付けた対応情報、及び、前記無線タグに格納された前記情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナと対応付けられている前記機能の前記データを実行する機能とを前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項38に記載の機能実行プログラム。
  40. 前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて設置された、前記無線タグからの信号を受信する少なくとも1つの第1のアンテナと、前記第1のアンテナよりも前記信号の受信感度が高い少なくとも1つの第2のアンテナとのうち、前記無線タグからの信号を受信した前記第2のアンテナと対応付けられている第2の機能を実行した後、前記無線タグからの信号を受信した前記第1のアンテナと対応付けられている第1の機能を実行する機能を前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項35から請求項39のいずれか1項に記載の機能実行プログラム。
  41. 前記第2のアンテナで受信した前記無線タグの前記無線タグ識別情報に基づいて、実行する前記第1の機能を切り替え、切り替えられた前記第1の機能を示す前記機能情報を前記表示手段で表示する機能を前記端末装置に実行させることを特徴する請求項40に記載の機能実行プログラム。
  42. 前記表示手段の前記機能情報の表示位置に対応付けて複数設置された、前記無線タグからの信号を受信する前記アンテナのうち、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナの前記信号の受信順序と対応付けられている前記機能を実行する機能を前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項35から請求項41のいずれか1項に記載の機能実行プログラム。
  43. 前記信号の受信順序、前記無線タグ識別情報及び前記機能とを対応付けた対応情報に基づいて、前記無線タグからの信号を受信した前記アンテナの前記信号の受信順序と対応付けられている前記機能を実行する機能を前記端末装置に実行させることを特徴とする請求項42に記載の機能実行プログラム。
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