JP2011248557A - ユーザインターフェース用の入力装置及びユーザインターフェースシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示画面上の座標情報のみならず,コンピュータ装置の操作に必要な他の情報をも同時に入力することができるユーザインターフェース用の入力装置を提供する。
【解決手段】入力装置10には,ユーザが指定した座標を得るために,ディスプレイ装置12の表示画面上における無線通信媒体11の座標情報を取得する位置検出手段100と,無線通信媒体11と無線通信する手段として,ディスプレイ装置12の表示画面のサイズに合わせて配列された複数のリーダアンテナ25が接続され,位置検出手段100から指示されたリーダアンテナ25を駆動させ無線通信媒体11から媒体情報を読み取る動作を行うリーダライタ手段101と,ユーザインターフェース用の入力装置として機能するために,座標情報及び媒体情報を含む制御信号を,ディスプレイ装置12に接続された情報処理装置13へ入力する信号入力手段103が備えられる。
【選択図】図3

Description

本発明は,コンピュータ装置を操作するユーザインターフェースの技術分野に関し,より直感的にコンピュータ装置を操作できるために考案された発明である。
コンピュータ装置を操作するユーザインターフェースの入力装置としてマウスを用いることが一般的であったが,より直感的にコンピュータ装置を操作できるように,指やスタイラスで触れることで操作できるシート状の装置であるタッチパネルを用いることが多くなった。
タッチパネルは,スマートフォンやタブレット型のコンピュータに実装され,このようなコンピュータ装置では,アイコンの選択や画像の拡大・縮小などの操作をユーザの指先やスタイラスで直感的に行えるようになっている。
また,タッチパネルは,飲食店のメニューを表示してメニューの選択などのような商業用途への応用も検討され,特許文献1で開示されている発明のように,このような用途では,複数のユーザが一つのコンピュータ装置を操作できるようになる。
特開2010-88811号公報
このように,タッチパネルをコンピュータ装置に備えさせることで,ユーザがより直感的にコンピュータ装置を操作でき,また,複数のユーザが一つのコンピュータ装置を操作できるようにすることもできるが,タッチパネルでは,タッチパネル上においてユーザが指示した座標に係わる情報しか入力することができなかった。
そこで,本発明は,コンピュータ装置を操作する情報として表示画面上の座標情報のみならず,コンピュータ装置の操作に必要な他の情報をも同時に入力することができるユーザインターフェース用の入力装置及びユーザインターフェースシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は,ディスプレイ装置の操作に利用する媒体情報を記憶したICチップと無線通信用のアンテナが実装された無線通信媒体と協働するユーザインターフェース用の入力装置である。
この入力装置には,ユーザが指定した座標を得るために,前記ディスプレイ装置の表示画面上における前記無線通信媒体の座標情報を取得する位置検出手段と,無線通信媒体と無線通信する手段として,前記ディスプレイ装置の表示画面のサイズに合わせて配列された複数のリーダアンテナが接続され,前記位置検出手段から指示された前記リーダアンテナを駆動させ前記無線通信媒体から前記媒体情報を読み取る動作を行うリーダライタ手段と,ユーザインターフェース用の入力装置として機能するために,前記リーダライタ手段が前記無線通信媒体から前記媒体情報を読み出すと,前記座標情報及び前記媒体情報を含む制御信号を,前記ディスプレイ装置に接続された情報処理装置へ入力する信号入力手段が備えられる。
第1の発明において,マトリクスの行と列にそれぞれ対応するように格子状に配置したアドレス線を設け,前記リーダアンテナの両端と前記リーダアンテナの配列位置に対応する行と列の前記アドレス線を電気的に接続した状態で,複数の前記リーダアンテナをマトリクス状に配列し,行と列に対応する前記アドレス線をそれぞれ一つ選択することで,指定された一つの前記リーダアンテナを駆動させるアンテナ切替え手段を備え,前記リーダライタ手段は,前記アンテナ切替え手段を用いて,前記位置検出手段から指示された前記リーダアンテナを駆動させるように構成すると,前記リーダアンテナ毎にリーダライタの機能を備えさせる必要が無く望ましい。
なお,第1の発明の入力装置の前記位置検出手段は,前記リーダアンテナを指定して前記リーダライタ手段を作動させる動作を,予め定められた順序に従い,前記リーダアンテナを順次切り替えながら行い,前記無線通信媒体を検出できた時の前記リーダアンテナに係わる座標を前記座標情報として取得する構成することもできるが,タッチパネルで構成することもできる。
また,第2の発明は,第1の発明に係わる入力装置を利用したユーザインターフェースシステムで,このユーザインターフェースシステムには,第1の発明に係わる入力装置に加え,前記入力装置から制御信号が入力されると,ディスプレイ装置の表示画面に表示されているオブジェクトの中から,前記制御信号に含まれる座標情報に対応する前記オブジェクトに対して,前記制御信号に含まれる媒体情報に対応する処理を実行し,処理結果を前記ディスプレイ装置に表示する処理手段を備えた情報処理装置とから少なくとも構成される。
このように,上述した本発明によれば,コンピュータ装置を操作する情報として表示画面上の座標情報のみならず,コンピュータ装置の操作に必要な他の情報をも同時に入力することができるユーザインターフェース用の入力装置及びユーザインターフェースシステムを提供できる。
第1の実施形態にかかるユーザインターフェースシステムを説明する図。 無線通信媒体のブロック図。 入力装置のブロック図。 第1の実施形態にかかる入力装置を実現する回路の一例を説明する図。 第1の実施形態における入力装置の動作を示したフロー図。 情報処理装置のブロック図。 情報処理装置の動作を説明するためのフロー図。 第1の実施形態にかかるUIシステムの応用例を説明する図。 第2の実施形態にかかるUIシステムを説明する図。 第2の実施形態にかかる入力装置を実現する回路の一例を説明する図。 第2の実施形態における入力装置の動作を示したフロー図。 第2の実施形態にかかるUIシステムの応用例を説明する図。
ここから,本願発明の実施形態について,本願発明の技術分野に係わる当業者が,本願発明の内容を理解し,本願発明を実施できる程度に説明する。
<第1の実施形態>
図1は,第1の実施形態にかかるユーザインターフェースシステム1を説明する図である。なお,今後,ユーザインターフェースをUI(UI: User InterFace)と略して記すことにする。
図1で図示したUIシステム1は,アイコン12aやウィンドウ12b等を表示するディスプレイ装置12と,ディスプレイ装置12の表示画面を制御する情報処理装置13と,ディスプレイ装置12の表示画面の操作に利用し,無線通信媒体11と無線通信するための複数のリーダアンテナ25を有する入力装置10とから少なくとも構成され,入力装置10はディスプレイ装置12の裏面に配置される。
タッチパネルでは,ユーザは,指やスタイラスになどを利用してディスプレイ装置12上における座標を指定するが,第1の実施形態のUIシステム1では,RFIDで利用されるICタグや非接触ICカードのように,無線通信機能を備えた物理媒体である無線通信媒体11を利用してディスプレイ装置12上における座標を指定する。
ディスプレイ装置12上における座標情報をユーザが指定するために媒体として,無線通信可能な物理的な媒体である無線通信媒体11を利用するのは,無線通信媒体11の座標情報に加え,無線通信媒体11に記憶された媒体情報を利用して情報処理装置13を操作できるようにするためである。
無線通信媒体11に記憶された媒体情報を利用してコンピュータを操作できれば,無線通信媒体11に記憶する媒体情報を無線通信媒体11の具体的な形態に対応させることで,非常に直感的なユーザインターフェースを提供することが可能になる。
図2は,無線通信媒体11のブロック図である。無線通信媒体11は,RFIDで利用されるRFIDタグや非接触ICカードのように,無線通信用のICチップ11aとアンテナコイル11bが実装され,外部装置(ここでは,入力装置10)と無線通信可能な物理媒体で,ICチップ11aのメモリに媒体情報として利用されるデータが記憶されている。
なお,図1では,無線通信媒体11の形状をカード形状として図示しているが,無線通信媒体11の形状は,RFID用のICチップ及びコイルが実装されていれば如何なる形状でもよく,スタイラスのようなペン形状であってもよい。
図3は,無線通信媒体11と協働する入力装置10のブロック図である。図1で図示した入力装置10には,ディスプレイ装置12上の無線通信媒体11の座標情報を取得する位置検出手段100と,ディスプレイ装置12の表示画面のサイズに合わせて配列された複数のリーダアンテナ25が接続され,無線通信媒体11から媒体情報を読み出すリーダ手段101と,駆動するリーダアンテナ25を切替えるアンテナ切替え手段102と,無線通信媒体11の座標情報及び媒体情報を含む制御信号を情報処理装置13へ入力する操作手段103が備えられている。
図4は,入力装置10を実現する回路の一例を説明する図である。なお,入力装置10として機能させるための回路は様々な形態で実現可能で,図4で図示した回路は一形態にしかすぎない。
図4で図示した回路には,図2で図示した各手段を実現するために,変調・符号化処理や信号処理など無線通信媒体11との無線通信に係わる処理を行うRF回路21と,5×5のマトリクス状に配列された複数のリーダアンテナ25と,マトリクスの行と列に対応するように格子状に設けられたアドレス線23と,アドレス線23の選択に利用するためのスイッチ24と,各スイッチ24のON/OFFを制御するスイッチング回路22と,CPU等が実装されたマイクロプロセッサ20で構成される。
なお,図4では黒丸が記されている箇所のみが接続され,格子状に設けられたアドレス線23は交点では接続されていない。また,今後,アドレス線23を区別したいとき,アドレス線23を区別する符号として付与して記載する。例えば,最上段のアドレス線23はアドレス線23_1と記載し,左端のアドレス線23はアドレス線23_Aと記載する。
ディスプレイ装置12上の表示画面全域をカバーできるように,複数のリーダアンテナ25は,ディスプレイ装置12の表示画面のサイズに合わせて配列され,図4では,5×5のマトリクス状に配列された複数のリーダアンテナ25を例示している。
マトリクス状に配列された複数のリーダアンテナ25それぞれを駆動できるようにするために,リーダアンテナ25毎にRF回路21を設けることもできるが,これではコストがかかり過ぎてしまうため,第1の実施形態では,駆動するリーダアンテナ25を切り替えることができるようにすることでRF回路21の数を一つにしている。
駆動するリーダアンテナ25を切り替えることができるようにするために,図4で図示した回路では,5×5のマトリクスの行と列にそれぞれ対応するように格子状に配置した合計10本のアドレス線23を設け,リーダアンテナ25の両端とリーダアンテナ25の配列位置に対応する行と列のアドレス線23とを電気的に接続し,スイッチング回路22によって制御されるスイッチ24を介して列に対応するアドレス線23をRF回路21から伸びた一つの無線信号線21aに接続させ,スイッチ24を介して行に対応するアドレス線23をもう一つの無線信号線21bに接続させ,指定された一つのリーダアンテナを駆動させるアンテナ切替え手段102と機能するスイッチング回路22が設けられている,
このように構成することで,スイッチング回路22が,指定された行・列のスイッチ24をそれぞれ一つだけONにすることで,行と列に対応するアドレス線23がそれぞれ一つ選択され,スイッチ24がONになっているアドレス線23と両端が接続しているリーダアンテナ25のみを選択して利用できるようにしている。
例えば,アドレス線23_3に対応するスイッチ24とアドレス線23_Cに対応するスイッチ24のみをONにすることで,RF回路21から2本の無線信号線に両端が接続しているリーダアンテナ25は,アドレス線23_3とアドレス線23_Cに両端が接続している中央のリーダアンテナ25のみとなるので,中央のリーダアンテナ25のみを選択して利用することができる。
図4で図示した回路では,入力装置10の位置検出手段100,リーダ手段101及び信号入力手段103として機能させるためのコンピュータプログラムが,マイクロプロセッサに実装されている。
詳しくは,第1の実施形態では,アンテナ切替え手段102として機能するスイッチング回路22を利用して,位置検出手段100から指示されたリーダアンテナ25を駆動させた後,無線通信媒体11を検出するポーリングコマンドや媒体情報を読み出すコマンドを送信する指示をRF回路21に出し,無線通信媒体11から媒体情報を読み出す動作をマイクロプロセッサ20に実行させるモジュールによりリーダライタ手段101は実現される。
無線通信媒体11の座標情報を検出する別な装置を設けることも可能であるが,第1の実施形態では,駆動させるリーダアンテナ25を指定し,リーダライタ手段101として機能するモジュールを呼び出す動作を,予め定められた順序に従いリーダアンテナ25を順次切り替えながら行い,無線通信媒体11を検出できた時のリーダアンテナ25の座標を無線通信媒体11の座標情報として取得するモジュールにより位置検出手段100は実現される。
駆動するリーダアンテナ25を切替える順序は任意に設定可能であるが,リーダアンテナ25を切替える順序の一例を図5では点線で図示している。なお,この順序の最後のリーダアンテナ25(図5では,右下隅のリーダアンテナ25)に切り替えた後は,この順序の先頭のリーダアンテナ25(図5では,左上隅のリーダアンテナ25)に戻ることになる。
また,第1の実施形態では,位置検出手段100が取得した座標情報と,リーダライタ手段101が無線通信媒体11から読み出した媒体情報を含む制御信号を,所定のプロトコルに従い情報処理装置13へ送信するモジュールにより信号入力手段103は実現される。
図5は,第1の実施形態における入力装置10の動作を示したフロー図である。位置検出手段100として機能するモジュールが起動すると,マイクロプロセッサ20は,予め定められた順序に従い,駆動させるリーダアンテナ25を切替える動作を行った後,スイッチ24の番号などを利用するなどして,駆動させるリーダアンテナ25を指定してリーダライタ手段101として機能するモジュールが呼び出される(S1)。
リーダライタ手段101として機能するモジュールが呼び出されると,マイクロプロセッサ20は,指定されたリーダアンテナ25に対応するスイッチ24をONにする指示をスイッチング回路22に出し,スイッチング回路22が,指定された番号に対応するスイッチ24のみをONにすることで,指示されたリーダアンテナ25が駆動する(S2)。
指示されたリーダアンテナ25が駆動すると,マイクロプロセッサ20は,無線通信媒体11を検出するコマンドを送信する指示をRF回路21に出し,ポーリングコマンドのレスポンスを無線通信媒体11から受信すると,媒体情報を読み出すコマンドを送信する指示をRF回路21に出すことで,無線通信媒体11から媒体情報を読み出す動作を行う(S3)。
マイクロプロセッサ20は,媒体情報の読み出し結果が引き渡されて,位置検出手段100として機能するモジュールが呼び出され,マイクロプロセッサ20は,媒体情報の読み出し結果によって処理を分岐し(S4),媒体情報の読み出し結果が,ポーリングコマンドのレスポンスを受信できなかったことを示すエラーコードであるときなど,無線通信媒体11から媒体情報を読み出すことができなかった場合,図5のステップS1に戻る。
無線通信媒体11から媒体情報を読み出すことができた場合,マイクロプロセッサ20は,この時点で駆動させたリーダアンテナ25に係わる座標情報を,無線通信媒体11の座標情報として取得する(S5)。
例えば,位置検出手段100として機能するモジュールは,駆動させるリーダアンテナ25を指定する情報(例えば,スイッチ24の番号)に関連付けて,駆動させるリーダアンテナ25に係わる座標情報を記憶し,媒体情報を含む媒体情報の読み出し結果が引き渡されると,駆動させるリーダアンテナ25を指定する情報に関連付けられた座標情報を,無線通信媒体11の座標情報として取得する。
無線通信媒体11の座標情報を取得すると,座標情報及び媒体情報が引き渡されて,信号入力手段103として機能するモジュールが呼び出され,マイクロプロセッサ20は,座標情報と媒体情報を含む制御信号を情報処理装置13へ入力した後(S6),図5のステップS1に戻る。
なお,図5で図示した手順は,所定の操作(例えば,情報処理装置13の電源をOFFする操作)が実行されるまで,繰り返し実行される。
このように,入力装置10は,駆動するリーダアンテナ25を切替え,駆動するリーダアンテナ25を用いて無線通信媒体11を検出すると制御信号を情報処理装置13へ入力する動作を行うため,ディスプレイ装置12上に複数の無線通信媒体11が置かれた場合であっても,それぞれの無線通信媒体11の位置を検出することが可能であり,タッチパネルと同様に,複数のユーザによる操作が可能である。
図6は,入力装置10から制御信号が入力される情報処理装置13のブロック図である。情報処理装置13は,CPU,RAM,データ記憶デバイスなどが実装された汎用のコンピュータで実現され,図6で図示したように,情報処理装置13には,情報処理装置13に実装されたオペレーティングシステム上で動作するコンピュータプログラムによって実現される機能として,ディスプレイ装置12の表示画面に表示されているオブジェクトの中から,制御信号に含まれる座標情報に対応するオブジェクトに対して,制御信号に含まれる媒体情報に対応する処理を実行し,処理結果をディスプレイ装置12に表示する処理手段130が備えられる。
図7は,情報処理装置13の動作を説明するためのフロー図である。情報処理装置13に接続されたディスプレイ装置12上には,情報処理装置13に実装されたオペレーティングシステムの機能によってアイコン12aやウィンドウ12bなどのオブジェクトが表示されており,情報処理装置13に備えられた処理手段130は,入力装置10から制御信号が入力されると,表示範囲に制御信号の座標情報が含まれるオブジェクトを選択する(S10)。
そして,情報処理装置13に備えられた処理手段130は,オブジェクトを選択すると,選択したオブジェクトに対応するアプリケーション又はオペレーティングシステムに,入力装置10から入力された制御信号に含まれる媒体情報を引き渡し,媒体情報に対応する処理を実行する(S11)。
このように,情報処理装置13に処理手段130を備えさせることで,ユーザが無線通信媒体11を用いて操作した内容がディスプレイ装置12に反映することができるようになる。
図8は,第1の実施形態にかかるUIシステム1の応用例を説明する図である。図8で図示した応用例は,机の天板3に第1の実施形態にかかるUIシステム1を設けた応用例で,机の天板3の内部に,ディスプレイ装置12,入力装置10及び情報処理装置13が内蔵されている。
図8で図示した応用例において,無線通信媒体11を名刺とし机を事務机として,電子メールの作成画面を表示するコマンドと,このコマンドのパラメータとしてメールアドレスを媒体情報として記憶しておけば,無線通信媒体11が置かれた位置がメールクライアントに対応する場合,名刺に記憶されたメールアドレスに対して電子メールを送信する作成画面をディスプレイ装置12上に表示させるようにできるようになる。
また,図8で図示した応用例において,無線通信媒体11を名刺とし机を会議室のテーブルとして,メールアドレスを媒体情報として記憶しておけば,会議室のテーブルに置かれたそれぞれの無線通信媒体11からメールアドレスを読み出すことで,会議の出席者をそれぞれ識別でき,会議の出席者などを表示することができるようになる。
(第2の実施形態)
図9は,第2の実施形態にかかるUIシステム4を説明する図である。第2の実施形態は,無線通信媒体41の位置検出にタッチパネル44を利用する形態で,図9に図示したように,第2の実施形態にかかるUIシステム4は,透明電極などが利用されたタッチパネル44と,アイコン42aやウィンドウ42bなどを表示するディスプレイ装置42と,無線通信媒体41の座標情報と媒体情報を含む制御信号を情報処理装置43へ入力する入力装置40と,ディスプレイ装置42の表示画面を制御する情報処理装置43から少なくとも構成され,入力装置40はディスプレイ装置42の下に設けられる。
第2の実施形態にかかるUIシステム4で利用される無線通信媒体41のブロック図は,図2で図示したブロック図と同じであるが,第1の実施形態と第2の実施形態では,図2で図示した位置検出手段100の実施形態が異なる。
第1の実施形態において,図2で図示した位置検出手段100は,駆動するリーダアンテナ25を順次切替え,リーダアンテナ25を切替える毎に無線通信媒体41から媒体情報を読み取る動作をリーダ手段101に行わせ,媒体情報を読み取ることができた時のリーダアンテナ25の座標を無線通信媒体41の座標情報として取得する手段であったが,第2の実施形態において,図2で図示した位置検出手段100は,タッチパネル44を用いて実現される手段になる。
図10は,第2の実施形態にかかる入力装置40を実現する回路5の一例を説明する図である。入力装置40として機能させるための回路は様々な形態で実現可能であるが,図10で図示した回路5は,図2で図示した各手段を実現するために,図4で図示した回路2と同様に,変調・符号化処理や信号処理など無線通信媒体との無線通信に係わる処理を行うRF回路51と,5×5のマトリクス状に配列された複数のリーダアンテナ55と,格子状に配列されたアドレス線53と,アドレス線53を切替えるためのスイッチ54と,各スイッチ54のON/OFFを制御するスイッチング回路52と,CPUが実装されたマイクロプロセッサ50に加え,図10で図示した回路5では,図2で図示した位置検出手段100として機能するタッチパネル44が備えられている。
図10で図示した回路5においても,図4で図示した回路2と同様に,駆動するリーダアンテナ55を切り替えることができるようにするために,5×5のマトリクスの行と列にそれぞれ対応するように格子状に配置したアドレス線53を設け,リーダアンテナ55の両端とリーダアンテナ55の配列位置に対応する行と列のアドレス線53とを電気的に接続し,スイッチング回路52によって制御されるスイッチ54を介して列に対応するアドレス線53をRF回路51から伸びた一つの無線信号線51aに接続させ,スイッチ54を介して行に対応するアドレス線53をもう一つの無線信号線51bに接続させ,指定された一つのリーダアンテナ55を駆動するようにスイッチ24を切り替えるスイッチング回路52が設けられている
図10で図示した回路5のタッチパネル44は,入力装置40において,無線通信媒体41の座標情報を取得するために利用される装置になるため,タッチパネル44は情報処理装置43に接続されておらず,図10で図示した回路5では,タッチパネル44はマイクロプロセッサ50に接続されている。
マイクロプロセッサ50に実装されているコンピュータプログラムが,第1の実施形態と第2の実施形態で異なり,第2の実施形態では,図2で図示した位置検出手段100はタッチパネル44を用いて実現されるため,図10で図示した回路5では,図2で図示したリーダ手段101及び信号入力手段103として機能させるためのコンピュータプログラムが,マイクロプロセッサに実装されている。
詳しくは,第2の実施形態では,スイッチング回路52を利用して,タッチパネル44の座標情報に対応するリーダアンテナ55を駆動させた後,無線通信媒体41を検出するポーリングコマンドや媒体情報を読み出すコマンドを送信する指示をRF回路41に出し,無線通信媒体41から媒体情報を読み出す動作をマイクロプロセッサ20に実行させるモジュールによりリーダライタ手段101は実現される。
また,第2の実施形態では,タッチパネル44が取得した座標情報と,リーダライタ手段101が無線通信媒体41から読み出した媒体情報を含む制御信号を,所定のプロトコルに従い情報処理装置43へ送信するモジュールにより信号入力手段103は実現される。
図11は,第2の実施形態における入力装置40の動作を示したフロー図である。無線通信媒体41によりタッチパネル44が加圧され,タッチパネル44が,加圧された位置に対応する座標情報を取得すると(S20),タッチパネル44からマイクロプロセッサ50へ座標情報が入力され,リーダライタ手段101として機能するコンピュータプログラムが呼び出される。
リーダライタ手段101として機能するコンピュータプログラムが呼び出されると,マイクロプロセッサ50は,この座標情報に対応するリーダアンテナ55が駆動するスイッチ54をONにする指示をスイッチング回路52に出し,加圧された位置に対応するリーダアンテナ55を駆動させる(S21)。
例えば,タッチパネル44から入力された無線通信媒体41の座標情報に対応するリーダアンテナ55が中央のリーダアンテナ55の場合,マイクロプロセッサ50は,アドレス線53_3に対応するスイッチ54とアドレス線53_Cに対応するスイッチ54をONにする指示をスイッチング回路52に出す。
マイクロプロセッサ50は,加圧された位置に対応するリーダアンテナ55を駆動させると,無線通信媒体41を検出し,検出した無線通信媒体41から媒体情報を読み出す指示をRF回路52に出し,RF回路52が媒体情報を無線通信媒体41から読み出す動作を行う(S22)。
無線通信媒体41から媒体情報を読み出すと,操作手段として機能するコンピュータプログラムが実行し,マイクロプロセッサ50は,タッチパネル44から入力された座標情報とこの媒体情報を含む制御信号を情報処理装置43へ送信する処理を実行し(S23),この手順を終了する。
図12は,第2の実施形態にかかるUIシステム4の応用例を説明する図である。図12で図示した応用例は,タブレット型のパーソナルコンピュータ6に実装した応用例である。第2に実施形態では,無線通信媒体51の位置を検出する手段としてタッチパネル44が用いられるため,図12で図示した応用例では,タッチパネル44を加圧し易いように,RF用のICチップ及びコイルが内蔵されたスタイラス6aを無線通信媒体51として図示している。
ペン属性となる情報,例えば,線の太さを示すポイント数や線の色情報などを媒体情報として記憶したスタイラス6aを複数用意し,ディスプレイ装置42上に画像描写ソフトウェアのウィンドウを表示しておけば,タッチパネル44上において,画像描写ソフトウェアに対応するオブジェクトの所定領域をスタイラス6aで押すことで,画像描写ソフトウェアにスタライス6aに記憶されたペン属性を認識させることができるようになる。
1,4 UIシステム
10,40 入力装置
11,41 無線通信媒体
12,42 ディスプレイ装置
13,43 情報処理装置
44 タッチパネル
20,50 マイクロプロセッサ
21,51 RF回路
22,52 スイッチング回路
23,53 アドレス線
24,54 スイッチ
25,55 リーダアンテナ
100 位置情報検出手段
101 リーダライタ手段
102 アンテナ切替え手段
103 信号入力手段

Claims (5)

  1. ディスプレイ装置の操作に利用する媒体情報を記憶したICチップと無線通信するアンテナが実装された無線通信媒体と協働するユーザインターフェース用の入力装置であって,前記ディスプレイ装置の表示画面上における前記無線通信媒体の座標情報を取得する位置検出手段と,前記ディスプレイ装置の表示画面のサイズに合わせて配列された複数のリーダアンテナと,前記位置検出手段から指示された前記リーダアンテナを駆動させ前記無線通信媒体から前記媒体情報を読み取る動作を行うリーダライタ手段と,前記リーダライタ手段が前記無線通信媒体から前記媒体情報を読み出すと,前記座標情報及び前記媒体情報を含む制御信号を,前記ディスプレイ装置に接続された情報処理装置へ入力する信号入力手段を備えている,ことを特徴とする入力装置。
  2. マトリクスの行と列にそれぞれ対応するように格子状に配置したアドレス線を設け,前記リーダアンテナの両端と前記リーダアンテナの配列位置に対応する行と列の前記アドレス線を電気的に接続した状態で,複数の前記リーダアンテナをマトリクス状に配列し,行と列に対応する前記アドレス線をそれぞれ一つ選択することで,指定された一つの前記リーダアンテナを駆動させるアンテナ切替え手段を備え,前記リーダライタ手段は,前記アンテナ切替え手段を用いて,前記位置検出手段から指示された前記リーダアンテナを駆動させることを特徴とする,請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記入力装置の前記位置検出手段は,前記リーダアンテナを指定して前記リーダライタ手段を作動させる動作を,予め定められた順序に従い,前記リーダアンテナを順次切り替えながら行い,前記無線通信媒体を検出できた時の前記リーダアンテナに係わる座標を前記座標情報として取得する手段であることを特徴とする,請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記入力装置の前記位置検出手段として前記タッチパネルを備えていることを特徴とする,請求項2に記載の入力装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一つに記載された入力装置と,前記入力装置から制御信号が入力されると,ディスプレイ装置の表示画面に表示されているオブジェクトの中から,前記制御信号に含まれる座標情報に対応する前記オブジェクトに対して,前記制御信号に含まれる媒体情報に対応する処理を実行し,処理結果を前記ディスプレイ装置に表示する処理手段を備えた情報処理装置とから少なくとも構成されていることを特徴とする,ユーザインターフェースシステム。
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