JP2015148857A - 情報閲覧装置及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御方法 - Google Patents

情報閲覧装置及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御方法 Download PDF

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孝将 丹羽
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Abstract

【課題】オブジェクトが階層構造で表示されている場合において、処理対象となる1又は複数のオブジェクトを簡便かつ適切に選択できるようにする。
【解決手段】オブジェクトを階層構造で表示するタッチパネルを備える情報閲覧装置であって、前記タッチパネルから出力される信号に基づく検知情報と予め定めた基準情報とを比較することによって、物体が前記タッチパネルを押圧又は前記タッチパネルに接触する状態を判定する状態判定部と、前記状態判定部の判定結果に応じて、処理の対象となるオブジェクトとして、押圧位置又は接触位置に表示されているオブジェクトの内の最上層の第1オブジェクトを選択、若しくは、前記第1オブジェクトと、当該第1オブジェクトの下層かつ当該第1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第2オブジェクトと、を選択するオブジェクト選択部と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報閲覧装置及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御方法に関し、特に、オブジェクトを階層構造で表示可能な情報閲覧装置及び当該情報閲覧装置におけるオブジェクトの選択を制御するオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御方法に関する。
近年、抵抗膜方式や電磁誘導方式、静電容量方式などで動作するタッチパネルを備えた情報閲覧装置が広く利用されている。この情報閲覧装置は、タッチパネル上に指やペンなどで入力、若しくは、記憶部や外部の装置から取得した文字や図形など(以下、オブジェクトと呼ぶ。)を表示することができる。また、表示されているオブジェクトに対応する領域を指やペンなどでタッチすることによってオブジェクトを選択することができ、オブジェクトに対応する領域にタッチした指やペンを移動させることにより、選択したオブジェクトを移動させることができる。
このような情報閲覧装置を用いてアイデア出しを行う場合、思い付いたアイデアをオブジェクトとして書き込み、アイデアが出揃った後、オブジェクトを移動させたり、拡大/縮小させたりするなどしてアイデアを整理することが行われる。その際、オブジェクトが階層構造で管理される場合には、オブジェクトが部分的に重なって表示されることがあり、重なって表示されるオブジェクトの中から所望のオブジェクトが選択できるようにすることが求められる。
このようなオブジェクトの選択に関する技術として、例えば、下記特許文献1には、画面上に複数のオブジェクトを表示する表示手段と、ユーザが指定した画面上の座標位置を検出する座標位置検出手段と、ユーザが画面上をタッチした場合における押圧力を検出する押圧力検出手段とを具備する表示装置に表示されているオブジェクトから選択オブジェクトを決定する選択オブジェクト決定方法であって、上記座標位置検出手段が検出した座標上に配置されているオブジェクトを検出するステップと、一定の処理によって閾値を算出するステップと、上記閾値と上記押圧力検出手段が検出した圧力値とに基づいて、ユーザが選択したオブジェクトを決定するステップと、を有する選択オブジェクト決定方法が開示されている。
特開2011−034216号公報
オブジェクトが重なって表示されている時、1つのオブジェクトに対して移動や拡大/縮小などの処理を行いたい場合もあれば、複数のオブジェクトに対して処理を行いたい場合もある。1つのオブジェクトに対して処理を行う場合は、そのオブジェクトを選択して処理を実行すればよいが、複数のオブジェクトに対して処理を行う場合には、オブジェクトを一つ一つ選択して処理を実行しなければならず、操作が煩雑になる。また、処理の対象となる複数のオブジェクトを囲む枠などを手書きする方法もあるが、この方法でも、枠を手書きする操作が必要になるため、やはり操作が煩雑になる。
また、特許文献1の技術でも、タッチした座標上に配置されているいずれかの層の一つのオブジェクトしか選択することができず、また、タッチした座標上にないオブジェクトを選択することもできない。そのため、複数のオブジェクトに対して処理を行う場合には、オブジェクトを一つ一つ選択して処理を実行しなければならず、操作が煩雑になる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、オブジェクトが階層構造で表示されている場合において、処理対象となる1又は複数のオブジェクトを簡便かつ適切に選択することができる情報閲覧装置及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、オブジェクトを階層構造で表示するタッチパネルを備える情報閲覧装置であって、前記タッチパネルから出力される信号に基づく検知情報と予め定めた基準情報とを比較することによって、物体が前記タッチパネルを押圧又は前記タッチパネルに接触する状態を判定する状態判定部と、前記状態判定部の判定結果に応じて、処理の対象となるオブジェクトとして、押圧位置又は接触位置に表示されているオブジェクトの内の最上層の第1オブジェクトを選択、若しくは、前記第1オブジェクトと、当該第1オブジェクトの下層かつ当該第1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第2オブジェクトと、を選択するオブジェクト選択部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一側面は、オブジェクトを階層構造で表示するタッチパネルを制御する装置で動作するオブジェクト選択制御プログラムであって、前記装置に、前記タッチパネルから出力される信号に基づく検知情報と予め定めた基準情報とを比較することによって、物体が前記タッチパネルを押圧又は前記タッチパネルに接触する状態を判定する状態判定ステップ、前記状態判定ステップの判定結果に応じて、処理の対象となるオブジェクトとして、押圧位置又は接触位置に表示されているオブジェクトの内の最上層の第1オブジェクトを選択、若しくは、前記第1オブジェクトと、当該第1オブジェクトの下層かつ当該第1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第2オブジェクトと、を選択するオブジェクト選択ステップ、を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、オブジェクトを階層構造で表示するタッチパネルを備える情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法であって、前記タッチパネルから出力される信号に基づく検知情報と予め定めた基準情報とを比較することによって、物体が前記タッチパネルを押圧又は前記タッチパネルに接触する状態を判定する状態判定ステップと、前記状態判定ステップの判定結果に応じて、処理の対象となるオブジェクトとして、押圧位置又は接触位置に表示されているオブジェクトの内の最上層の第1オブジェクトを選択、若しくは、前記第1オブジェクトと、当該第1オブジェクトの下層かつ当該第1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第2オブジェクトと、を選択するオブジェクト選択ステップと、前記第1オブジェクト、若しくは、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトに対して、前記処理を実行する処理ステップと、を有することを特徴とする。
本発明の情報閲覧装置及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御方法によれば、オブジェクトが階層構造で表示されている場合において、処理対象となる1又は複数のオブジェクトを簡便かつ適切に選択することができる。
その理由は、情報閲覧装置(オブジェクト選択制御プログラム)は、タッチパネルを押圧した圧力又はタッチパネルに接触した領域の面積が予め定めた閾値よりも大きいか否か、若しくは、タッチパネルに接触した領域の形状が予め記憶した所定パターンに属するか否かを判定し、圧力又は面積が閾値以下の場合若しくは形状が所定パターンに属さない場合は、押圧位置又は接触位置に存在するオブジェクトのみを処理対象として選択し、圧力又は面積が閾値よりも大きい場合若しくは形状が所定パターンに属する場合は、押圧位置又は接触位置に存在するオブジェクトに加えて、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトも処理対象として選択する制御を行うからである。
これにより、複数のオブジェクトを選択する際に、一つ一つのオブジェクトを選択したり、複数のオブジェクトを囲む枠を手書きしたりするといった余分な操作が不要となるため、処理の対象となるオブジェクトを簡便に選択することができる。また、圧力や面積、形状に基づいて判断することによって、実際の紙片を移動させるときのような直感的な操作を実現することができる。
紙片を移動させる方法を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態に係るオブジェクト選択制御方法を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置の外観構成を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置の処理の一例を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置の処理の他の例を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置の処理の他の例を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の一例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置の処理の一例を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置の処理の他の例を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置の処理の他の例を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の一例を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法の他の例を模式的に示す図である。
背景技術で示したように、オブジェクトを整理するために、オブジェクトを選択して移動、拡大/縮小などの処理が行われるが、オブジェクトが重なって表示されている時、1つのオブジェクトに対して処理を行いたい場合もあれば、複数のオブジェクトに対して処理を行いたい場合もある。そして、後者の場合には、オブジェクトを一つ一つ選択して処理を実行しなければならず、操作が煩雑になる。また、処理の対象となる複数のオブジェクトを囲む枠などを手書きする方法でも、枠を手書きする操作が必要になるため、やはり操作が煩雑になる。
そこで、本発明の一実施の形態では、操作を複雑にすることなく、処理対象として、1つのオブジェクトを選択したり、複数のオブジェクトを選択したりできるようにする。その際、特殊な操作によって、選択するオブジェクトを切り換えるようにすると、操作に違和感が生じることになるため、紙片などの物体を整理するときのような操作によって、選択するオブジェクトを切り換えるようにする。
以下、具体例を挙げて説明する。図1は、テーブルなどの上に紙片が置かれている場合に、それらをどのようにして整理するかを示している。例えば、図1(a)に示すように、メモなどの情報が書き込まれた紙片が部分的に重なり合って置かれている場合に、手や指を使ってグループ化して整理することはよくある。この時、ユーザは一つの紙片を移動させる場合と、グループを崩したくないときは複数枚の紙片をまとめて移動させる場合とがあり、ユーザは手や指に加える力を調整することによって、移動させる紙片を選択する。例えば、一つの紙片を移動させる時には、図1(b)に示すように、その紙片を指で軽く押圧し(ここでは押圧力が小さいことを小さい黒丸で示している。)、その指を移動させる。また、複数枚の紙片を移動させる時には、図1(c)に示すように、それらの紙片の内の最も上層の紙片を指で強く押圧し(同様に押圧力が大きいことを大きい黒丸で示している。)、その指を移動させたり、図1(d)に示すように、それらの紙片上に手のひらなどを置き、手のひらを移動させたりする。
この操作をタブレット端末のようなタッチパネルを備える情報閲覧装置に適用する。図2は、タッチパネル上に文字や図形などのオブジェクトが表示されている場合に、それらをどのようにして整理するかを示している。まず、図2(a)に示すように、オブジェクトに対応する領域を指やペンなどで押圧又はタッチして処理対象となるオブジェクトを選択する。その時、図2(b)に示すように、圧力(及び/又は面積)が予め定めた閾値以下の時は、押圧又はタッチしている座標の最も上層のオブジェクトを処理(ここでは移動)対象として選択して移動させる。また、図2(c)に示すように、圧力が予め定めた閾値よりも大きい時は、押圧している座標の最も上層のオブジェクトと、そのオブジェクトに重なる下層のオブジェクトとを処理対象として選択し、それらの全てを移動させる。また、図2(d)に示すように、面積が予め定めた閾値よりも大きい時(及び/又は、タッチしている形状が予め定めたパターンに属する時)も、タッチしている座標の最も上層のオブジェクトと、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトとを処理対象として選択し、それらの全てを移動させる。
このように、複数のオブジェクトの重なり具合、押圧又はタッチする座標、圧力や面積、形状などから、処理対象のオブジェクトを選択することにより、複数のオブジェクトが重なって表示されているときであっても、複雑な操作を行うことなく、1又は複数のオブジェクトを適切に選択することができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係る情報閲覧装置及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御方法について、図3乃至図14を参照して説明する。図3は、本実施例の情報閲覧装置の外観構成を示す図であり、図4は、情報閲覧装置の構成を示すブロック図である。また、図5乃至図7は、本実施例の情報閲覧装置の処理を示すフローチャート図であり、図8乃至図14は、本実施例のオブジェクト選択制御方法を説明する図である。
図3に示すように、本実施例の情報閲覧装置10は、タブレット端末やスマートフォン、コンピュータ装置、電子黒板などであり、抵抗膜方式や電磁誘導方式などで動作するタッチパネル13を備えている。そして、タッチパネル13上に表示されているオブジェクトに対応する領域を指やペンなどで押圧すると、その圧力に応じて処理対象のオブジェクトを選択し、選択したオブジェクトに対して、移動や拡大/縮小などの処理を実行する。なお、本実施例におけるオブジェクトとは、タッチパネル13上に手書き入力された手書き情報と、記憶部や外部の装置から取得した情報の双方を含む。
この情報閲覧装置10は、図4(a)に示すように、制御部11と、通信I/F部12と、タッチパネル13と、タッチパネル制御部14などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aと、ROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリと、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、SD(Secure Digital)カードなどの記憶部11dとで構成され、CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶したプログラムをRAM11cに展開して実行することにより、情報閲覧装置10の全体制御を行う。例えば、後述するオブジェクト選択部によって選択されたオブジェクトに対して、移動や拡大/縮小などの処理を実行する。ROM11bは、CPU11aが実行するプログラムなどを格納する。RAM11cは、CPU11aの演算処理結果などを格納する。また、RAM11cは、タッチパネル13上に手書き入力された手書き情報を記憶する入力バッファとしても機能する。記憶部11dは、CPU11aが実行するプログラムや各オブジェクトのデータ(サイズや表示階層、表示位置など)、処理対象のオブジェクトを選択するための基準情報となる圧力の閾値などを記憶する。
また、上記制御部11は、図4(b)に示すように、状態判定部15及びオブジェクト選択部16として機能する。
状態判定部15は、タッチパネル制御部14が検知した圧力と記憶部11dに記憶した閾値とを比較することによって、指やペンなどの物体がタッチパネル13を押圧した状態を判定し、その判定結果をオブジェクト選択部16に通知する。なお、タッチパネル13が複数の押圧位置を検知可能であり、タッチパネル13上の所定の大きさの領域が押圧された場合は、各押圧位置の圧力の平均値と閾値とを比較してもよいし、各押圧位置の圧力の内の最大圧力や最も頻度の高い圧力と閾値とを比較してもよい。
オブジェクト選択部16は、タッチパネル制御部14が検知した押圧位置と、記憶部11dに記憶した各オブジェクトのデータ(表示位置)とに基づき、押圧位置にオブジェクトが存在するか否かを判断する。そして、押圧位置にオブジェクトが存在する場合は、状態判定部15の判定結果に基づき、処理対象のオブジェクトを選択する。具体的には、タッチパネル制御部14が検知した圧力が予め定めた閾値以下の場合は、押圧位置に表示されているオブジェクトの内、最も上層に表示されているオブジェクト(請求項における第1オブジェクト)を処理対象のオブジェクトとして選択する。また、タッチパネル制御部14が検知した圧力が閾値よりも大きい場合は、押圧位置に表示されているオブジェクトの内、最も上層に表示されているオブジェクトと、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数のオブジェクト(請求項における第2オブジェクト)と、を処理対象のオブジェクトとして選択する。また、オブジェクト選択部16は、必要に応じて、どの階層のオブジェクトまで処理対象とするかを設定するための設定画面をタッチパネル13に表示させる。
なお、上記状態判定部15及びオブジェクト選択部16はハードウェアとして構成してもよいし、制御部11を状態判定部15及びオブジェクト選択部16として機能させるプログラム(オブジェクト選択制御プログラム)として構成し、当該オブジェクト選択制御プログラムをCPU11aに実行させるようにしてもよい。
通信I/F部12は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどであり、Ethernet(登録商標)やNFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)、TransferJet(登録商標)、IEEE802.11等の規格に従って、有線や無線により、他の情報閲覧装置やオブジェクトのデータを保存するサーバ、オブジェクトを生成するコンピュータ装置などとの通信を可能にする。
タッチパネル13は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)表示装置上に、電極が格子状に配列された抵抗膜式や電磁誘導方式などで動作するタッチセンサを備え、オブジェクトの表示/操作を可能にする。
タッチパネル制御部14は、タッチパネル13を制御し、制御部11の指示に従ってタッチパネル13にオブジェクトを階層構造で表示させる。また、タッチパネル制御部14は、タッチパネル13から出力される信号に基づいて、指やペンなどの物体がタッチパネル13を押圧した位置や圧力などの検知情報を制御部11に通知する。
なお、図4は、本実施例の情報閲覧装置10の一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、本実施例では、他の情報閲覧装置や外部のサーバ、コンピュータ装置との通信を行うために通信I/F部12を設けたが、情報閲覧装置10を単体で動作させる場合は、通信I/F部12を省略することができる。また、本実施例では、情報閲覧装置10の制御部11に状態判定部15及びオブジェクト選択部16として機能を持たせたが、情報閲覧装置10と有線又は無線で接続される外部の制御装置に状態判定部15及びオブジェクト選択部16として機能を持たせる(外部の制御装置にオブジェクト選択制御プログラムを実行させる)構成としてもよい。
以下、上記構成の情報閲覧装置10の処理について説明する。CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶したオブジェクト選択制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図5乃至図7のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、以下の説明において、処理対象のオブジェクトを選択するための基準となる圧力の閾値は予めユーザによって所定の値に設定され、記憶部11dなどに記憶されているものとする。
まず、情報閲覧装置10のタッチパネル制御部14は、タッチパネル13に対する指やペンなどの物体の押圧を監視し、タッチパネル制御部14が押圧を検知したら、制御部11(オブジェクト選択部16)は、タッチパネル制御部14から取得した押圧位置と、記憶部11dに記憶したオブジェクトのデータ(表示位置)とに基づいて、押圧位置にオブジェクトが存在するか(表示されているか)を判断する(S101)。押圧位置にオブジェクトが存在する場合は、オブジェクト選択部16は、押圧位置に存在するオブジェクト(以下の説明において、押圧位置に複数のオブジェクトが存在する場合は最も上層に表示されているオブジェクト)に少なくとも一部が重なる、そのオブジェクトよりも下層のオブジェクトを特定する(S102)。
次に、制御部11(状態判定部15)は、タッチパネル制御部14から圧力値Pを取得し(S103)、その圧力値Pと記憶部11dに記憶した閾値Pminとを比較することによって、指やペンなどの物体がタッチパネル13を押圧する状態を判定し、その判定結果をオブジェクト選択部16に通知する(S104)。
圧力値Pが閾値Pminよりも大きい場合は、オブジェクト選択部16は、押圧位置に存在するオブジェクトと、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(S102で特定したオブジェクト)とを処理対象のオブジェクトとして選択する(S105)。一方、圧力値Pが閾値Pmin以下の場合は、押圧位置に存在するオブジェクトのみを処理対象のオブジェクトとして選択する(S106)。その後、制御部11は、処理対象として選択された1又は複数のオブジェクトに対して、指定された処理を実行する(S107)。
例えば、図8(a)に示すように、タッチパネル13上にA〜Dの4つのオブジェクト(ここでは、オブジェクトを矩形で表している。)が表示されており、最も上層のオブジェクト(オブジェクトA)に対応する領域が押圧されたとする。その際、圧力値Pが閾値Pmin以下(小さい黒丸で表現している。)の場合は、図8(b)に示すように、押圧位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)のみを処理対象とし、押圧位置の移動に応じて、そのオブジェクトを移動させる。一方、圧力値Pが閾値Pminよりも大きい(大きい黒丸で表現している。)場合は、図8(c)に示すように、押圧位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)と、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトB及びオブジェクトC)とを処理対象とし、押圧位置の移動に応じて、それらのオブジェクトを移動させる。
図8は、オブジェクトを移動させる場合であるが、オブジェクトを拡大/縮小する場合も同様である。例えば、図9(a)に示すように、タッチパネル13上にA〜Dの4つのオブジェクトが表示されており、オブジェクトAに対応する領域が押圧され、オブジェクトに対する処理として、拡大を指示するボタンが選択されたとする。その際、圧力値Pが閾値Pmin以下の場合は、図9(b)に示すように、押圧位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)のみを処理対象とし、所定の倍率(予め定めた倍率若しくはボタンの押圧時間や押圧回数に応じた倍率など)でそのオブジェクトを拡大する。一方、圧力値Pが閾値Pminよりも大きい場合は、図9(c)に示すように、押圧位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)と、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトB及びオブジェクトC)とを処理対象とし、所定の倍率でそれらのオブジェクトを拡大する。
また、図10(a)に示すように、タッチパネル13上にA〜Dの4つのオブジェクトが表示されており、オブジェクトAに対応する領域の2点で押圧されたとする。その際、圧力値P(この場合は、2点の圧力値の平均値や大きい方の圧力値)が閾値Pmin以下の場合は、図10(b)に示すように、押圧位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)のみを処理対象とし、2点の押圧位置の間隔の変化に応じて、そのオブジェクトを拡大/縮小する。一方、圧力値Pが閾値Pminよりも大きい場合は、図10(c)に示すように、押圧位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)と、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトB及びオブジェクトC)とを処理対象とし、2点の押圧位置の間隔の変化に応じて、それらのオブジェクトを拡大/縮小する。
なお、本実施例の場合、圧力値に応じて選択されるオブジェクトが異なるため、押圧位置に存在するオブジェクトのみが選択されたか、押圧位置に存在するオブジェクトを含む複数のオブジェクトが選択されたかを識別可能にするために、選択したオブジェクトの表示形態を変更することが好ましい。例えば、図11(a)に示すように、A〜Cの3つのオブジェクトが表示されており、オブジェクトAに対応する領域が押圧されたとする。その際、圧力値Pが閾値Pmin以下の場合は、図11(b)に示すように、押圧位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)のみを強調表示(ここではオブジェクトの枠を太線で表示)し、圧力値Pが閾値Pminよりも大きい場合は、図11(c)に示すように、押圧位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)と、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトB及びオブジェクトC)とを強調表示する。この強調表示の方法は特に限定されず、例えば、オブジェクトの色を変えたり、オブジェクトを点滅させたりしてもよい。
以上、圧力値Pが閾値Pminよりも大きい場合に、押圧位置に存在するオブジェクトに加えて、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトも処理対象としたが、この下層のオブジェクトに更に重なるオブジェクトも処理対象とすることができる。
その場合の情報閲覧装置10の処理は、図6のフローチャート図に示すようになり、オブジェクト選択部16は、押圧位置にオブジェクトが存在すると判断した場合(S201のYes)は、押圧位置に存在するオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトを特定した後(S202)、押圧位置に存在するオブジェクトに重ならず、特定した下層のオブジェクトに対して、更に下層に重なるオブジェクトを特定する(S203)。次に、状態判定部15は、タッチパネル制御部14から圧力値Pを取得し(S204)、圧力値Pと閾値Pminとを比較することによって、指やペンなどの物体がタッチパネル13を押圧する状態を判定し、その判定結果をオブジェクト選択部16に通知する(S205)。オブジェクト選択部16は、圧力値Pが閾値Pminよりも大きい場合は、押圧位置に存在するオブジェクトと、特定した全てのオブジェクト(S202で特定したオブジェクト及びS203で特定したオブジェクト)とを処理対象のオブジェクトとして選択し(S206)、圧力値Pが閾値Pmin以下の場合は、押圧位置に存在するオブジェクトのみを処理対象のオブジェクトとして選択する(S207)。その後、制御部11は、処理対象として選択された1又は複数のオブジェクトに対して、指定された処理を実行する(S208)。
例えば、図12(a)に示すように、タッチパネル13上にA〜Eの5つのオブジェクトが表示されており、オブジェクトCに対応する領域が押圧されたとする。その際、圧力値Pが閾値Pmin以下の場合は、図12(b)に示すように、オブジェクトCのみを処理対象とし、圧力値Pが閾値Pminよりも大きい場合は、図12(c)に示すように、押圧位置に存在するオブジェクト(オブジェクトC)と、そのオブジェクトCに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトD)と、オブジェクトCに重ならず、オブジェクトDに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトE)と、を処理対象とすることができる。
図12では、押圧位置に表示されているオブジェクトC(第1オブジェクト)と、オブジェクトCに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトD(第2オブジェクト)と、オブジェクトCに重ならず、オブジェクトDに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトE(第3オブジェクト)と、の関係について記載しているが、第2オブジェクトと、第2オブジェクトに少なくとも一部が重なる下層の第3オブジェクトと、第2オブジェクトに重ならず、第3オブジェクトに少なくとも一部が重なる下層の第4オブジェクトと、の関係についても同様である。すなわち、これらのオブジェクトの関係は、nを1以上の正数としたとき、第nオブジェクトと、第nオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層の第n+1オブジェクトと、第nオブジェクトに重ならず、第n+1オブジェクトに少なくとも一部が重なる下層の第n+2オブジェクトと、の関係として一般化することができ、nを順次増加させる(順次繰り返して選択する)ことにより、所望の階層のオブジェクトを処理対象とすることができる。
なお、実際の紙片を移動させる操作では、かなり下の紙片は移動させることが困難である。そこで、実際の紙片を操作する感覚に近づけて直感的に操作できるようにするために、どの階層のオブジェクトまで処理対象とするかをユーザが選択できるようにすることもできる。例えば、制御部11(オブジェクト選択部16)は、オブジェクトの選択操作の前に、繰り返して選択する回数を設定するための設定画面をタッチパネル13に表示させ、その設定に従って、図13(a)に示すように、1階層下のオブジェクトまで選択するようにしたり、図13(b)に示すように、2階層下のオブジェクトまで選択するようにしたり、図13(c)に示すように、更に下の階層のオブジェクトまで選択するようにしたりすることができる。
また、実際の紙片を移動させる操作では、押圧位置の直下に下層の紙片がある場合は、下層の紙片にも圧力がかかりやすいため、比較的小さい圧力でも一緒に移動させることができる。一方、押圧位置の直下に下層の紙片がない場合は、下層の紙片には圧力がかかりにくいため、強い圧力をかけたときに一緒に移動させることができる。そこで、実際の紙片を操作する感覚に近づけて直感的に操作できるようにするために、押圧位置の直下に存在するオブジェクトの数が多い場合は、同時に移動させるための閾値Pminを小さい値に設定し、押圧位置の直下に存在するオブジェクトの数が少ない場合は、同時に移動させるための閾値Pminを大きな値に設定することもできる。
その場合の情報閲覧装置10の処理は、図7のフローチャート図に示すようになり、オブジェクト選択部16は、押圧位置にオブジェクトが存在すると判断した場合(S301のYes)は、押圧位置に存在するオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトを特定した後(S302)、押圧位置に存在するオブジェクトに重ならず、特定した下層のオブジェクトに対して、更に下層に重なるオブジェクトを特定する(S303)。そして、オブジェクト選択部16は、押圧された座標下(押圧位置の直下)にあるオブジェクトの数を取得し(S304)、取得したオブジェクトの数に応じて閾値Pminの値を設定する(S305)。例えば、予め設定した閾値Pminに、押圧位置の直下に存在するオブジェクトの数の逆数を乗算するなどして、押圧位置の直下に複数のオブジェクトがある場合に、閾値Pminが小さくなるようにする。
次に、状態判定部15は、タッチパネル制御部14から圧力値Pを取得し(S306)、圧力値PとS306で設定した閾値Pminとを比較することによって、指やペンなどの物体がタッチパネル13を押圧する状態を判定し、その判定結果をオブジェクト選択部16に通知する(S307)。オブジェクト選択部16は、圧力値Pが閾値Pminよりも大きい場合は、押圧位置に存在するオブジェクトと、特定した全てのオブジェクト(S302で特定したオブジェクト及びS303で特定したオブジェクト)とを処理対象のオブジェクトとして選択し(S308)、圧力値Pが閾値Pmin以下の場合は、押圧位置に存在するオブジェクトのみを処理対象のオブジェクトとして選択する(S309)。その後、制御部11は、処理対象として選択された1又は複数のオブジェクトに対して、指定された処理を実行する(S310)。
例えば、図14(a)に示すように、押圧位置の直下に存在するオブジェクトが2以上の場合は、閾値Pminを小さい値に設定し、小さい圧力値Pでも複数のオブジェクトが選択されるようにし、図14(b)に示すように、押圧位置の直下に存在するオブジェクトが1つの場合は、閾値Pminを大きい値に設定し、大きい圧力値Pを加えなければ複数のオブジェクトが選択されないようにすることができる。
このように、オブジェクトに対応する領域を押圧する圧力に基づいて、押圧位置に存在するオブジェクトのみが選択されるか、押圧位置に存在するオブジェクトと、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(必要に応じて、その下層のオブジェクトに少なくとも一部が重なる更に下層のオブジェクト)とが選択されるため、実際の紙片を操作するときのような直感的な操作で1又は複数のオブジェクトを適切に選択することができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る情報閲覧装置及びオブジェクト選択制御プログラム並びにオブジェクト選択制御方法について、図15乃至図23を参照して説明する。図15乃至図17は、本実施例の情報閲覧装置の処理を示すフローチャート図であり、図18乃至図23は、本実施例のオブジェクト選択制御方法を説明する図である。
前記した第1の実施例では、タッチパネル制御部14が検知した圧力に基づいて、どのオブジェクトを選択するかを判断したが、タッチパネル13から出力される信号に基づいてタッチパネル制御部14が検知した面積や形状に基づいて、どのオブジェクトを選択するかを判断することもできる。その場合、情報閲覧装置10の構成は第1の実施例の図4と同様であるが、タッチパネル13は、静電容量方式で動作するタッチセンサを備え、タッチパネル制御部14は、指や手のひらなどの物体がタッチパネル13にタッチしたことによる容量変化を検知して、タッチ位置(タッチ領域の中心位置)やタッチ領域の面積(以下、タッチ面積と呼ぶ。)、タッチ領域の形状(以下、タッチ形状と呼ぶ。)などの検知情報を制御部11に通知する。また、記憶部11dは、処理対象のオブジェクトを選択するための基準情報となるタッチ面積の閾値やタッチ形状のパターンを記憶する。
また、状態判定部15は、タッチパネル制御部14が検知したタッチ面積と予め定めた閾値とを比較、及び/又は、タッチパネル制御部14が検知したタッチ形状と予め定めたパターン(例えば、指の本数に対応する複数の円や楕円が近接したパターンなど)とを比較することによって、指や手などの物体がタッチパネル13にタッチする状態を判定し、その判定結果をオブジェクト選択部16に通知する。
また、オブジェクト選択部16は、タッチ位置にオブジェクトが存在する場合は、状態判定部15の判定結果に基づき、処理対象のオブジェクトを選択する。具体的には、タッチパネル制御部14が検知したタッチ面積が予め定めた閾値以下の場合、若しくは、タッチパネル制御部14が検知したタッチ形状が予め定めたパターンに属さない場合は、タッチ位置に表示されているオブジェクトの内、最も上層に表示されているオブジェクト(請求項における第1オブジェクト)を処理対象のオブジェクトとして選択する。また、タッチパネル制御部14が検知したタッチ面積が予め定めた閾値よりも大きい場合、若しくは、タッチパネル制御部14が検知したタッチ形状が予め定めたパターンに属する場合は、タッチ位置に表示されているオブジェクトの内、最も上層に表示されているオブジェクトと、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数のオブジェクト(請求項における第2オブジェクト)と、を処理対象のオブジェクトとして選択する。
以下、上記構成の情報閲覧装置10の処理について説明する。CPU11aは、ROM11bや記憶部11dに記憶したオブジェクト選択制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、図15乃至図17のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、以下の説明において、処理対象のオブジェクトを選択するための基準となるタッチ面積の閾値やタッチ形状のパターンは予めユーザによって設定され、記憶部11dなどに記憶されているものとする。
まず、情報閲覧装置10のタッチパネル制御部14は、タッチパネル13に対する指や手のひらなどのタッチを監視し、タッチパネル制御部14がタッチを検知したら、制御部11(オブジェクト選択部16)は、タッチパネル制御部14から取得したタッチ位置と、記憶部11dに記憶したオブジェクトのデータ(表示位置)とに基づいて、タッチ位置にオブジェクトが存在するか(表示されているか)を判断する(S401)。タッチ位置にオブジェクトが存在する場合は、オブジェクト選択部16は、タッチ位置に存在するオブジェクト(以下の説明において、タッチ位置に複数のオブジェクトが存在する場合は最も上層に表示されているオブジェクト)に少なくとも一部が重なる、そのオブジェクトよりも下層のオブジェクトを特定する(S402)。
次に、制御部11(状態判定部15)は、タッチパネル制御部14からタッチ面積S(及び/又は、タッチ形状)を取得し(S403)、そのタッチ面積Sと記憶部11dに記憶した閾値Sminとを比較(及び/又は、タッチ形状と記憶部11dに記憶したパターンとを比較)することによって、指や手などの物体がタッチパネル13にタッチする状態を判定し、その判定結果をオブジェクト選択部16に通知する(S404)。
タッチ面積Sが閾値Sminよりも大きい場合(及び/又は、タッチ形状がパターンに属する場合)は、オブジェクト選択部16は、タッチ位置に存在するオブジェクトと、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(S402で特定したオブジェクト)とを処理対象のオブジェクトとして選択する(S405)。一方、タッチ面積Sが閾値Smin以下の場合(及び/又は、タッチ形状がパターンに属さない場合)は、タッチ位置に存在するオブジェクトのみを処理対象のオブジェクトとして選択する(S406)。その後、制御部11は、処理対象として選択された1又は複数のオブジェクトに対して、指定された処理を実行する(S407)。
例えば、図18に示すように、タッチパネル13上にA〜Dの4つのオブジェクトが表示されており、最も上層のオブジェクト(オブジェクトA)に対応する領域がタッチされたとする。その際、タッチ面積Sが閾値Smin以下の場合(及び/又は、タッチ形状が2つの円が近接したパターンなどの所定のパターンに属さない場合)は、図18(a)に示すように、タッチ位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)のみを処理対象とし、タッチ位置の移動に応じて、そのオブジェクトを移動させる。一方、タッチ面積Sが閾値Sminよりも大きい(及び/又は、タッチ形状が上記所定のパターンに属する)場合は、図18(b)に示すように、タッチ位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)と、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトB及びオブジェクトC)とを処理対象とし、タッチ位置の移動に応じて、それらのオブジェクトを移動させる。
図18は、オブジェクトを移動させる場合であるが、オブジェクトを拡大/縮小する場合も同様である。例えば、図19(a)に示すように、タッチパネル13上にA〜Dの4つのオブジェクトが表示されており、オブジェクトAに対応する領域がタッチされ、オブジェクトに対する処理として、拡大を指示するボタンが選択されたとする。その際、タッチ面積Sが閾値Smin以下の場合(及び/又は、タッチ形状が2つの円が近接したパターンなどの所定のパターンに属さない場合)は、図19(b)に示すように、タッチ位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)のみを処理対象とし、所定の倍率(予め定めた倍率若しくはボタンのタッチ時間やタッチ回数に応じた倍率など)でそのオブジェクトを拡大する。一方、タッチ面積Sが閾値Sminよりも大きい(及び/又は、タッチ形状が上記所定のパターンに属する)場合は、図19(c)に示すように、タッチ位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)と、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトB及びオブジェクトC)とを処理対象とし、所定の倍率でそれらのオブジェクトを拡大する。
なお、本実施例の場合も、タッチ面積やタッチ形状に応じて選択されるオブジェクトが異なるため、タッチ位置に存在するオブジェクトのみが選択されたか、タッチ位置に存在するオブジェクトを含む複数のオブジェクトが選択されたかを識別可能にするために、選択したオブジェクトの表示形態を変更することが好ましい。例えば、図20に示すように、A〜Cの3つのオブジェクトが表示されており、オブジェクトAに対応する領域がタッチされたとする。その際、タッチ面積Sが閾値Smin以下の場合(及び/又は、タッチ形状が2つの円が近接したパターンなどの所定のパターンに属さない)の場合は、図20(a)に示すように、タッチ位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)のみを強調表示(ここではオブジェクトの枠を太線で表示)し、タッチ面積Sが閾値Sminよりも大きい(及び/又は、タッチ形状が上記所定のパターンに属する)場合は、図20(b)に示すように、タッチ位置に存在するオブジェクト(オブジェクトA)と、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトB及びオブジェクトC)とを強調表示する。この強調表示の方法は特に限定されず、例えば、オブジェクトの色を変えたり、オブジェクトを点滅させたりしてもよい。
以上、タッチ面積Sが閾値Sminよりも大きい(及び/又は、タッチ形状が所定のパターンに属する)場合に、タッチ位置に存在するオブジェクトに加えて、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトも処理対象としたが、この下層のオブジェクトに更に重なるオブジェクトも処理対象とすることができる。
その場合の情報閲覧装置10の処理は、図16のフローチャート図に示すようになり、オブジェクト選択部16は、タッチ位置にオブジェクトが存在すると判断した場合(S501のYes)は、タッチ位置に存在するオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトを特定した後(S502)、タッチ位置に存在するオブジェクトに重ならず、特定した下層のオブジェクトに対して、更に下層に重なるオブジェクトを特定する(S503)。次に、状態判定部15は、タッチパネル制御部14からタッチ面積S(及び/又は、タッチ形状)を取得し(S504)、そのタッチ面積Sと閾値Sminとを比較(及び/又は、タッチ形状と所定のパターンとを比較)することによって、指や手などの物体がタッチパネル13にタッチする状態を判定し、その判定結果をオブジェクト選択部16に通知する(S505)。オブジェクト選択部16は、タッチ面積Sが閾値Sminよりも大きい(及び/又は、タッチ形状が所定のパターンに属する)場合は、タッチ位置に存在するオブジェクトと、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層の特定した全てのオブジェクト(S502で特定したオブジェクト及びS503で特定したオブジェクト)とを処理対象のオブジェクトとして選択し(S506)、タッチ面積Sが閾値Smin以下の場合(及び/又は、タッチ形状が所定のパターンに属さない場合)は、タッチ位置に存在するオブジェクトのみを処理対象のオブジェクトとして選択する(S507)。その後、制御部11は、処理対象として選択された1又は複数のオブジェクトに対して、指定された処理を実行する(S508)。
例えば、図21に示すように、タッチパネル13上にA〜Eの5つのオブジェクトが表示されており、オブジェクトCに対応する領域がタッチされたとする。その際、タッチ面積Sが閾値Smin以下の場合(及び/又は、タッチ形状が所定のパターンに属さない場合)は、図21(a)に示すように、オブジェクトCのみを処理対象とし、タッチ面積Sが閾値Sminよりも大きい(及び/又は、タッチ形状が所定のパターンに属する)場合は、図21(b)に示すように、タッチ位置に存在するオブジェクト(オブジェクトC)と、そのオブジェクトCに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトD)と、オブジェクトCに重ならず、オブジェクトDに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(オブジェクトE)と、を処理対象とすることができる。すなわち、これらのオブジェクトの関係は、第1の実施例と同様に、nを1以上の正数としたとき、第nオブジェクトと、第nオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層の第n+1オブジェクトと、第nオブジェクトに重ならず、第n+1オブジェクトに少なくとも一部が重なる下層の第n+2オブジェクトと、の関係として一般化することができ、nを順次増加させる(順次繰り返して選択する)ことにより、所望の階層のオブジェクトを処理対象とすることができる。
また、第1の実施例と同様に、どの階層のオブジェクトまで処理対象とするかをユーザが選択できるようにすることもできる。例えば、制御部11(オブジェクト選択部16)は、オブジェクトの選択操作の前に、繰り返して選択する回数を設定するための設定画面をタッチパネル13に表示させ、その設定に従って、図22(a)に示すように、1階層下のオブジェクトまで選択するようにしたり、図22(b)に示すように、2階層下のオブジェクトまで選択するようにしたり、図22(c)に示すように、更に下の階層のオブジェクトまで選択するようにしたりすることができる。
また、第1の実施例と同様に、タッチ位置の直下に存在するオブジェクトが多い場合は、同時に移動させるための閾値Sminを小さい値に設定し、タッチ位置の直下に存在するオブジェクトが少ない場合は、同時に移動させるための閾値Sminを大きな値に設定することもできる。
その場合の情報閲覧装置10の処理は、図17のフローチャート図に示すようになり、オブジェクト選択部16は、タッチ位置にオブジェクトが存在すると判断した場合(S601のYes)は、タッチ位置に存在するオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトを特定した後(S602)、タッチ位置に存在するオブジェクトに重ならず、特定した下層のオブジェクトに対して、更に下層に重なるオブジェクトを特定する(S603)。そして、オブジェクト選択部16は、タッチされた座標下(タッチ位置の直下)にあるオブジェクトの数を取得し(S604)、取得したオブジェクトの数に応じて閾値Sminの値を設定する(S605)。例えば、予め設定した閾値Sminに、タッチ位置の直下に存在するオブジェクトの数の逆数を乗算するなどして、タッチ位置の直下に複数のオブジェクトがある場合に、閾値Sminが小さくなるようにする。
次に、状態判定部15は、タッチパネル制御部14からタッチ面積Sを取得し(S606)、そのタッチ面積Sと閾値Sminとを比較することによって、指や手などの物体がタッチパネル13にタッチする状態を判定し、その判定結果をオブジェクト選択部16に通知する(S607)。オブジェクト選択部16は、タッチ面積Sが閾値Sminよりも大きい場合は、タッチ位置に存在するオブジェクトと、特定した全てのオブジェクト(S602で特定したオブジェクト及びS603で特定したオブジェクト)とを処理対象のオブジェクトとして選択し(S608)、タッチ面積Sが閾値Smin以下の場合は、タッチ位置に存在するオブジェクトのみを処理対象のオブジェクトとして選択する(S609)。その後、制御部11は、処理対象として選択された1又は複数のオブジェクトに対して、指定された処理を実行する(S610)。
例えば、図23(a)に示すように、タッチ位置の直下に存在するオブジェクトが2以上の場合は、閾値Sminを小さい値に設定し、小さいタッチ面積Sでも複数のオブジェクトが選択されるようにし、図23(b)に示すように、タッチ位置の直下に存在するオブジェクトが1つの場合は、閾値Sminを大きい値に設定し、大きいタッチ面積でタッチしなければ複数のオブジェクトが選択されないようにすることができる。
このように、オブジェクトに対応する領域にタッチするタッチ面積やタッチ形状に基づいて、タッチ位置に存在するオブジェクトのみが選択されるか、タッチ位置に存在するオブジェクトと、そのオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクト(必要に応じて、その下層のオブジェクトに重なる更に下層のオブジェクト)とが選択されるため、実際の紙片を操作するときのような直感的な操作で1又は複数のオブジェクトを適切に選択することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、情報閲覧装置10の構成やオブジェクトの選択方法は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、発明の理解を容易にするために、オブジェクトを同じサイズの矩形で表したが、オブジェクトの形状やサイズは任意である。また、上記実施例では、オブジェクトの階層関係を明確にするために、下層のオブジェクトの内、上層のオブジェクトに重なる部分を見えないようにしたが、オブジェクトに透過性を持たせて、双方のオブジェクトが見えるようにしてもよい。
また、上記実施例では、圧力や面積が予め定めた閾値よりも大きい場合、若しくは、タッチ形状が所定のパターンに属する場合に、押圧又はタッチ位置に存在するオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトを処理対象のオブジェクトとして選択したが、実際の紙片を移動させる場合、タッチした紙片の上に乗っている紙片も引きずられて移動する場合があることから、押圧又はタッチ位置に存在するオブジェクトに少なくとも一部が重なる上層のオブジェクトも処理対象のオブジェクトとして選択することもできる。
また、第1の実施例では、圧力が予め定めた閾値よりも大きい場合に、押圧位置に存在するオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトを処理対象のオブジェクトとして選択し、第2の実施例では、タッチ面積が予め定めた閾値よりも大きい場合、若しくは、タッチ形状が予め定めた所定のパターンに属する場合に、タッチ位置に存在するオブジェクトに少なくとも一部が重なる下層のオブジェクトを処理対象のオブジェクトとして選択したが、第1の実施例と第2の実施例を組み合わせてもよい。
また、上記実施例では、選択したオブジェクトに対する処理として、オブジェクトの移動と拡大/縮小を例示したが、オブジェクトに対する処理はこれらに限定されず、オブジェクトの回転や消去など、オブジェクトに対して実行可能な任意の処理を適用することができる。
本発明は、タッチパネルを備える情報閲覧装置、当該情報閲覧装置で動作するオブジェクト選択制御プログラム及びそのオブジェクト選択制御プログラムを記録した記録媒体、並びに当該情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法に利用可能である。
10 情報閲覧装置
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
11d 記憶部
12 通信I/F部
13 タッチパネル
14 タッチパネル制御部
15 状態判定部
16 オブジェクト選択部

Claims (27)

  1. オブジェクトを階層構造で表示するタッチパネルを備える情報閲覧装置であって、
    前記タッチパネルから出力される信号に基づく検知情報と予め定めた基準情報とを比較することによって、物体が前記タッチパネルを押圧又は前記タッチパネルに接触する状態を判定する状態判定部と、
    前記状態判定部の判定結果に応じて、処理の対象となるオブジェクトとして、押圧位置又は接触位置に表示されているオブジェクトの内の最上層の第1オブジェクトを選択、若しくは、前記第1オブジェクトと、当該第1オブジェクトの下層かつ当該第1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第2オブジェクトと、を選択するオブジェクト選択部と、を備える、ことを特徴とする情報閲覧装置。
  2. 前記状態判定部は、前記物体が前記タッチパネルを押圧した圧力と予め定めた閾値とを比較し、
    前記オブジェクト選択部は、前記圧力が前記閾値以下の場合は、前記第1オブジェクトのみを選択し、前記圧力が前記閾値よりも大きい場合は、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトを選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報閲覧装置。
  3. 前記状態判定部は、前記物体が前記タッチパネルに接触した領域の面積と予め定めた閾値とを比較し、
    前記オブジェクト選択部は、前記面積が前記閾値以下の場合は、前記第1オブジェクトのみを選択し、前記面積が前記閾値よりも大きい場合は、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトを選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報閲覧装置。
  4. 前記状態判定部は、前記物体が前記タッチパネルに接触した領域の形状と予め定めたパターンとを比較し、
    前記オブジェクト選択部は、前記形状が前記パターンに属さない場合は、前記第1オブジェクトのみを選択し、前記形状が前記パターンに属する場合は、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトを選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報閲覧装置。
  5. 前記オブジェクト選択部は、前記圧力又は前記面積が前記閾値よりも大きい場合、又は、前記形状が前記パターンに属する場合は、第n(nは1以上の正数)オブジェクトには重ならず、第n+1オブジェクトの下層かつ第n+1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第n+2オブジェクトを順次繰り返して選択する、ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一に記載の情報閲覧装置。
  6. 前記オブジェクト選択部は、前記繰り返して選択する回数を設定するための設定画面を、予め前記タッチパネルに表示する、ことを特徴とする請求項5に記載の情報閲覧装置。
  7. 前記オブジェクト選択部は、前記押圧位置又は前記接触位置に表示されているオブジェクトの数に応じて、前記閾値を変更する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の情報閲覧装置。
  8. 前記オブジェクト選択部は、前記選択したオブジェクトの表示形態を変更する、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の情報閲覧装置。
  9. 前記処理は、前記選択したオブジェクトの移動、拡大/縮小、回転、消去のいずれかである、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の情報閲覧装置。
  10. オブジェクトを階層構造で表示するタッチパネルを制御する装置で動作するオブジェクト選択制御プログラムであって、
    前記装置に、
    前記タッチパネルから出力される信号に基づく検知情報と予め定めた基準情報とを比較することによって、物体が前記タッチパネルを押圧又は前記タッチパネルに接触する状態を判定する状態判定ステップ、
    前記状態判定ステップの判定結果に応じて、処理の対象となるオブジェクトとして、押圧位置又は接触位置に表示されているオブジェクトの内の最上層の第1オブジェクトを選択、若しくは、前記第1オブジェクトと、当該第1オブジェクトの下層かつ当該第1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第2オブジェクトと、を選択するオブジェクト選択ステップ、を実行させる、ことを特徴とするオブジェクト選択制御プログラム。
  11. 前記状態判定ステップでは、前記物体が前記タッチパネルを押圧した圧力と予め定めた閾値とを比較し、
    前記オブジェクト選択ステップでは、前記圧力が前記閾値以下の場合は、前記第1オブジェクトのみを選択し、前記圧力が前記閾値よりも大きい場合は、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトを選択する、ことを特徴とする請求項10に記載のオブジェクト選択制御プログラム。
  12. 前記状態判定ステップでは、前記物体が前記タッチパネルに接触した領域の面積と予め定めた閾値とを比較し、
    前記オブジェクト選択ステップでは、前記面積が前記閾値以下の場合は、前記第1オブジェクトのみを選択し、前記面積が前記閾値よりも大きい場合は、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトを選択する、ことを特徴とする請求項10に記載のオブジェクト選択制御プログラム。
  13. 前記状態判定ステップでは、前記物体が前記タッチパネルに接触した領域の形状と予め定めたパターンとを比較し、
    前記オブジェクト選択ステップでは、前記形状が前記パターンに属さない場合は、前記第1オブジェクトのみを選択し、前記形状が前記パターンに属する場合は、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトを選択する、ことを特徴とする請求項10に記載のオブジェクト選択制御プログラム。
  14. 前記オブジェクト選択ステップでは、前記圧力又は前記面積が前記閾値よりも大きい場合、又は、前記形状が前記パターンに属する場合は、第n(nは1以上の正数)オブジェクトには重ならず、第n+1オブジェクトの下層かつ第n+1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第n+2オブジェクトを順次繰り返して選択する、ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一に記載のオブジェクト選択制御プログラム。
  15. 前記装置に、
    前記状態判定ステップの前に、前記繰り返して選択する回数を設定するための設定画面を前記タッチパネルに表示する設定ステップを実行させる、ことを特徴とする請求項14に記載のオブジェクト選択制御プログラム。
  16. 前記オブジェクト選択ステップでは、前記押圧位置又は前記接触位置に表示されているオブジェクトの数に応じて、前記閾値を変更する、ことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか一に記載のオブジェクト選択制御プログラム。
  17. 前記オブジェクト選択ステップでは、前記選択したオブジェクトの表示形態を変更する、ことを特徴とする請求項10乃至16のいずれか一に記載のオブジェクト選択制御プログラム。
  18. 前記処理は、前記選択したオブジェクトの移動、拡大/縮小、回転、消去のいずれかである、ことを特徴とする請求項10乃至17のいずれか一に記載のオブジェクト選択制御プログラム。
  19. オブジェクトを階層構造で表示するタッチパネルを備える情報閲覧装置におけるオブジェクト選択制御方法であって、
    前記タッチパネルから出力される信号に基づく検知情報と予め定めた基準情報とを比較することによって、物体が前記タッチパネルを押圧又は前記タッチパネルに接触する状態を判定する状態判定ステップと、
    前記状態判定ステップの判定結果に応じて、処理の対象となるオブジェクトとして、押圧位置又は接触位置に表示されているオブジェクトの内の最上層の第1オブジェクトを選択、若しくは、前記第1オブジェクトと、当該第1オブジェクトの下層かつ当該第1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第2オブジェクトと、を選択するオブジェクト選択ステップと、
    前記第1オブジェクト、若しくは、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトに対して、前記処理を実行する処理ステップと、を有する、ことを特徴とするオブジェクト選択制御方法。
  20. 前記状態判定ステップでは、前記物体が前記タッチパネルを押圧した圧力と予め定めた閾値とを比較し、
    前記オブジェクト選択ステップでは、前記圧力が前記閾値以下の場合は、前記第1オブジェクトのみを選択し、前記圧力が前記閾値よりも大きい場合は、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトを選択する、ことを特徴とする請求項19に記載のオブジェクト選択制御方法。
  21. 前記状態判定ステップでは、前記物体が前記タッチパネルに接触した領域の面積と予め定めた閾値とを比較し、
    前記オブジェクト選択ステップでは、前記面積が前記閾値以下の場合は、前記第1オブジェクトのみを選択し、前記面積が前記閾値よりも大きい場合は、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトを選択する、ことを特徴とする請求項19に記載のオブジェクト選択制御方法。
  22. 前記状態判定ステップでは、前記物体が前記タッチパネルに接触した領域の形状と予め定めたパターンとを比較し、
    前記オブジェクト選択ステップでは、前記形状が前記パターンに属さない場合は、前記第1オブジェクトのみを選択し、前記形状が前記パターンに属する場合は、前記第1オブジェクト及び前記第2オブジェクトを選択する、ことを特徴とする請求項19に記載のオブジェクト選択制御方法。
  23. 前記オブジェクト選択ステップでは、前記圧力又は前記面積が前記閾値よりも大きい場合、又は、前記形状が前記パターンに属する場合は、第n(nは1以上の正数)オブジェクトには重ならず、第n+1オブジェクトの下層かつ第n+1オブジェクトに少なくとも一部が重なる1又は複数の第n+2オブジェクトを順次繰り返して選択する、ことを特徴とする請求項20乃至22のいずれか一に記載のオブジェクト選択制御方法。
  24. 前記状態判定ステップの前に、前記繰り返して選択する回数を設定するための設定画面を前記タッチパネルに表示する設定ステップを有する、ことを特徴とする請求項23に記載のオブジェクト選択制御方法。
  25. 前記オブジェクト選択ステップでは、前記押圧位置又は前記接触位置に表示されているオブジェクトの数に応じて、前記閾値を変更する、ことを特徴とする請求項19乃至24のいずれか一に記載のオブジェクト選択制御方法。
  26. 前記オブジェクト選択ステップでは、前記選択したオブジェクトの表示形態を変更する、ことを特徴とする請求項19乃至25のいずれか一に記載のオブジェクト選択制御方法。
  27. 前記処理は、前記選択したオブジェクトの移動、拡大/縮小、回転、消去のいずれかである、ことを特徴とする請求項19乃至26のいずれか一に記載のオブジェクト選択制御方法。
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