JP2014115825A - 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチタッチ入力等が困難または不可能である外部装置からの操作受け付けを容易にすることができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】サーバは、アドレス帳の一覧画面を表示する際に、VNCクライアントによる接続を受けているか否かに応じて、表示画面の構成を切り替える。すなわち、VNCクライアントによる接続を受けていなければ、一覧をスクロールするためのボタンを表示しない。一方、VNCクライアントによる接続を受けている場合は、クライアントのマウス・キーボードに適応した操作画面として、一覧をスクロールするためのボタンを表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置及びその表示方法、並びにプログラムに関し、特に、情報処理装置の表示技術である。
近年、PDA(Personal Digital Assistant)やタブレット端末のように、多点検出が可能なタッチパネルを備えた情報処理装置が一般的に利用されている。このような情報処理装置では、いわゆるマルチタッチ入力やジェスチャ入力と呼ばれる操作を受け付けるように構成されていることが多い。
マルチタッチ入力、ジェスチャ入力による操作の一例として、フリック操作、ピンチ操作などがある。フリック操作とは、画面を指先ではじくようにする操作である。例えば、任意のコンテンツが一覧表示された画面上でフリック操作を行うことによってスクロール表示が行われる。ピンチ操作とは、2本の指で画面を広げるようにする操作や反対につまむようにする操作である。例えば、2本の指で触れた箇所に表示された対象物(画像や文字)を、指を広げた量に応じて拡大表示または縮小表示させる。これらの操作は、ユーザにとって直観的で判りやすい操作であるため、広く用いられるようになってきている。
一方、別な技術として、情報処理装置のディスプレイに表示する画像情報(操作画面)を、VNC(注1)などの技術を利用し、ネットワークを介して接続している別の情報処理装置(外部装置)に表示させることが可能となっている。こうした情報処理装置では、別の情報処理装置(外部装置)に表示された操作画面上で行われた操作の情報をネットワークを介して受信することによって、外部装置からの操作を可能としている。
注1:Virtual Network Computing:AT&Tケンブリッジ研究所。VNCプロトコルに対応したクライアント(VNCクライアント)は、一般のPCや携帯機器など様々な情報機器で動作するものが存在する。この技術によって、例えばMFPなどの画像処理装置の操作や設定を、ネットワーク上のPCや携帯端末など様々な装置から行えるようにして、管理者やサービスマンの負荷を軽減させている。
ところでMFPなどの情報処理装置では、上述したタッチパネルを備えたものが多いが、一般のPCでは、タッチパネルを備えていないものが多く、入力操作はマウスやキーボードによって行われることが多い。そのため、例えば、タッチパネルを備えていないPC上で動作するVNCクライアントによりMFPに接続して操作しようとする場合、次のような問題が発生する。フリック操作によってコンテンツをスクロール表示する操作画面をMFPが提供している場合、VNCクライアントを使って操作するユーザは、マウスを使ってフリック操作を行うことになる。マウスを使ってフリック操作を行う場合、画面上でマウスのボタンを押下し、ボタン押下したまま移動(ドラッグ)し、適切な位置でボタンを離す操作を行う必要がある。このような操作は非常にやりづらい。
また、一般にマウスによる操作ではマルチタッチ操作を行うことができない。そのため、ピンチ操作によって画像の拡大表示や縮小表示を行う操作画面をMFPが提供している場合、VNCクライアントを使って操作するユーザは拡大や縮小操作ができない。
上記問題の解決方法として、携帯機器と、その操作画面を表示する車載機器で識別可能な入力操作を比較し、外部装置では識別できない入力操作に対して代替となる操作を外部装置が提供する車載装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−008968号公報
上記従来技術によれば、フリック操作やピンチ操作に対応していない外部装置からでも情報処理装置の操作を行うことができる。
しかしながら、上記従来技術では、情報処理装置と、その操作画面を表示する外部装置で識別可能な入力操作を比較する処理が必要である。さらに、比較の結果に応じて外部装置側に代替となる操作画面を表示する手段が必要である。このため、情報処理装置と外部装置との間で識別可能な入力操作を比較する手順を予め定めておき、その手順に従った特別な外部装置を用いることが必要となる。このように、従来の技術では、専用の外部装置でしか操作ができず、一般のVNCクライアントを用いることができないという問題がある。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、マルチタッチ入力等が困難または不可能である外部装置からの操作受け付けを容易にすることができる情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、ネットワークを介して外部装置に接続する機能と、接続された前記外部装置による操作を受け付ける機能とを有する情報処理装置において、前記外部装置が接続されているかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記外部装置と接続中であると判定された場合、前記外部装置による操作を受け付けることが可能な画面情報を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された画面情報を前記外部装置に送信して前記外部装置に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、マルチタッチ入力が可能な情報処理装置が、マルチタッチ入力等が困難または不可能である外部装置に合わせた操作画面情報を生成して当該外部装置に送信する。これにより、マルチタッチ入力等が困難または不可能である外部装置からの操作受け付けを容易することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。 サーバ、クライアントのソフトウェア構成の概略を示すブロック図である。 VNCサーバがVNCクライアントからの接続を受けていない状態のときにディスプレイに表示されるアドレス帳一覧画面の一例を示す図である。 VNCサーバがVNCクライアントからの接続を受けている状態のときにディスプレイに表示されるアドレス帳一覧画面の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるサーバの表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 VNCサーバがVNCクライアントからの接続を受けていない状態のときにディスプレイに表示される画像プレビュー画面の一例を示す図である。 VNCサーバがVNCクライアントからの接続を受けている状態のときにディスプレイに表示される画像プレビュー画面の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるサーバの表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 サーバに表示される、VNCクライアントによる接続時に表示切り替えを行うか否かを設定する画面の一例を示す図である。 第3の実施形態におけるサーバの表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 VNCクライアントが保持するクライアントの操作能力情報を模式的に表した図である。 第4の実施形態におけるサーバの表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の概略を示すブロック図である。
サーバ(表示画像を送信する側)となる情報処理装置101(以下、「サーバ101」とする)は、ネットワーク102を介してクライアント(表示画像を受信する側)となる情報処理装置103(以下、「クライアント103」とする)に接続されている。ネットワーク102はインターネットやLAN等から成るが、有線であるか、無線であるかは問わない。
まず、サーバ101側のハードウェア構成を説明する。
図1において、システムバス110に対して、CPU111、RAM112、ROM113、入力部114、表示制御部115、外部メモリI/F116、及び通信I/Fコントローラ117が接続される。システムバス110に接続される各部は、システムバス110を介して互いにデータのやりとりを行うことができるように構成されている。入力部114にはタッチパネル118が接続される。表示制御部115にはディスプレイ119が接続される。外部メモリI/F116には外部メモリ120が接続される。
ROM113は不揮発性のメモリである。ROM113には、画像データやその他のデータ、CPU111が実行する各種制御プログラムなどが、それぞれ所定の領域に格納される。RAM112は、揮発性のメモリであり、CPU111の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。
CPU111は、例えばROM113に格納されたプログラムを読み出して実行し、RAM112をワークメモリとして用いて、システムバス110に接続された各部を制御する。なお、CPU111が実行する制御プログラムは、ROM113に限らず、外部メモリ120に予め格納されていてもよい。
タッチパネル118は、ユーザの手指が接触した位置に応じて座標情報を出力するように構成され、マルチタッチ検出が可能なタッチパネルである。タッチパネル118は、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いてもよい。
入力部114は、タッチパネル118にてユーザから操作を受け付け、当該操作に応じた制御信号を生成し、CPU111に送信する。CPU111は、入力部114から受信した制御信号に基づいてプログラムを実行し、サーバ101内の各部を制御する。これにより、サーバ101に対して、ユーザ操作に応じた動作を行わせることができる。
CPU111は、制御プログラムを実行して表示制御信号を生成し、表示制御部115に対して送信する。表示制御部115は、入力された表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ119に対して出力する。これにより、ディスプレイ119では、CPU111が生成する表示制御信号に基づき、GUI(Graphical User Interface)による画面表示がなされる。
タッチパネル118は、ディスプレイ119と一体的に構成される。例えば、タッチパネル118を光の透過率がディスプレイ119の表示を妨げないように構成し、ディスプレイ119の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル118における入力座標と、ディスプレイ119上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザがディスプレイ119上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。
外部メモリI/F116には、例えばハードディスクや記録メディア等の磁気記録媒体、メモリーカード等の外部メモリ120が装着可能になっている。CPU111は、外部メモリ120からのデータの読み出しや、当該外部メモリ120に対するデータの書き込みを行う。
通信I/Fコントローラ117は、ネットワーク102に接続するための通信インターフェースである。
CPU111は、タッチパネル118から入力部114を介して入力される制御信号により、タッチパネル118への操作や状態を判定することができる。例えば、タッチパネル118を指やペンで触れる操作(以下、「タッチダウン」と称する)を判定する。また、タッチパネル118を指やペンで触れている状態(以下、「タッチオン」と称する)を判定する。また、タッチパネル118を指やペンで触れたまま移動する操作(以下、「ムーブ」と称する)を判定する。また、タッチパネル118へ触れていた指やペンを離す操作(以下、「タッチアップ」と称する)を判定する。さらに、タッチパネル118に何も触れていない状態(以下、「タッチオフ」と称する)を判定する。なお、判定可能な操作や状態は、これらに限定されるものではない。
タッチパネル118は、上述したタッチダウン、タッチオン、ムーブ、タッチアップが、それぞれ複数の指やペンで同時行われた場合、その操作や状態を検出する。それらの検出結果は、座標情報として入力部114とシステムバス110を介してCPU111に入力される。CPU111は、入力された座標情報に基づいてタッチパネル118にどのような操作が行なわれたか、タッチパネル118がどのような状態かを判定する。
例えば、ムーブについては、CPU111が、タッチパネル118上で移動する指やペンの移動方向や位置座標の変化に基づいて、タッチパネル118上の垂直成分・水平成分毎に判定する。また、タッチダウンから一定のムーブを経てタッチアップの判定がなされたときは、これら一連の操作をストロークを描いたと判定する。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル118上に指を触れたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル118上を指ではじくように素早くなぞる操作である。
CPU111は、タッチパネル118上の所定距離以上を、所定速度以上でムーブされた後に、タッチアップがなされた場合には、フリックが行なわれたと判定する。また、タッチパネル118上の所定距離以上をムーブされ、そのままタッチオンがされた場合には、ドラッグが行なわれたと判定する。
また、タッチパネル上を2本の指やペンで同時にタッチダウンされ、2点の位置座標が近づく方向にムーブにされた場合、CPU111は、ピンチイン操作が行われたと判定する。一方、2点の位置座標が遠ざかる方向にムーブされた場合、ピンチアウト操作が行われたと判定する。なお、ピンチイン操作とピンチアウト操作をまとめてピンチ操作と言うことがある。
次に、クライアント103側のハードウェア構成を説明する。
図1において、システムバス150に対して、CPU151、RAM152、ROM153、入力部154、表示制御部155、外部メモリI/F156、及び通信I/Fコントローラ157が接続される。システムバス150に接続される各部は、システムバス150を介して互いにデータのやりとりを行うことができるように構成されている。入力部154にはマウス・キーボード158が接続される。表示制御部155にはディスプレイ159が接続される。外部メモリI/F156には外部メモリ160が接続される。
ROM153は不揮発性のメモリである。ROM153には、画像データやその他のデータ、CPU151が実行する各種制御プログラムなどが、それぞれ所定の領域に格納される。RAM152は、揮発性のメモリであり、CPU151の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。
CPU151は、例えばROM153に格納されたプログラムを読み出して実行し、RAM152をワークメモリとして用いて、システムバス150に接続された各部を制御する。なお、CPU151が実行する制御プログラムは、ROM153に限らず、外部メモリ160に予め格納されていてもよい。
入力部154は、マウス・キーボード158にてユーザから操作を受け付け、当該操作に応じた制御信号を生成し、CPU151に送信する。CPU151は、入力部154から受信した制御信号に基づいてプログラムを実行し、クライアント103内の各部を制御する。これにより、クライアント103に対して、ユーザ操作に応じた動作を行わせることができる。なお、マウス・キーボード158は、一般的なマウスやキーボードを含む入力デバイスであり、タッチパネル118のようにマルチタッチを検出することはできない。
CPU151は、制御プログラムを実行して表示制御信号を生成し、表示制御部155に対して送信する。表示制御部155は、入力された表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ159に対して出力する。これにより、ディスプレイ159では、CPU151が生成する表示制御信号に基づき、GUIによる画面表示がなされる。
外部メモリI/F156には、例えばハードディスクや記録メディア等の磁気記録媒体、メモリーカード等の外部メモリ160が装着可能になっている。CPU151は、外部メモリ160からのデータの読み出しや、当該外部メモリ160に対するデータの書き込みを行う。
通信I/Fコントローラ157は、ネットワーク102に接続するための通信インターフェースである。
図2は、サーバ101、クライアント103のソフトウェア構成の概略を示すブロック図である。なお、以下に説明するサーバ101内の各ソフトウェアモジュールは、CPU111がROM113または外部メモリ120に格納された制御プログラムを読み出して実行することで実現される。また、クライアント103内の各ソフトウェアモジュールは、CPU151がROM153または外部メモリ160に格納された制御プログラムを読み出して実行することで実現される。
サーバ101は、操作入力解析部201、その他イベント解析部202、イベント処理部203、画面生成部204、画面表示部205、VNCサーバ206の各ソフトウェアモジュールを持つ。さらに、VNCサーバ206は、接続処理部207、操作情報受信部208、画面送信部209の各モジュールを含む。
操作入力解析部201は、入力部114から供給される制御信号を解析し、ユーザ操作に応じたイベントをイベント処理部203に通知する。その他イベント解析部202は、操作入力以外にサーバ101で発生する各種事象を受け取って解析し、その事象に応じたイベントをイベント処理部203に通知する。
イベント処理部203は、操作入力解析部201、その他イベント解析部202、及び操作情報受信部208からイベントを受け取り、該イベントに応じてサーバ101内の各部を制御する。また、イベント処理部203は、ディスプレイ119に表示する画面を変更する必要がある場合、画面生成部204を呼び出す。
画面生成部204は、ディスプレイ119に表示する画面のデータをRAM112上に生成する処理を行う。画面表示部205は、表示制御部115を制御して、画面生成部204が生成したデータをディスプレイ119に表示する。
VNCサーバ206は、クライアント103上で動作するVNCクライアント210とネットワーク102を介して通信するソフトウェアモジュールである。
接続処理部207は、VNCクライアント210からの接続要求を受け付け、接続処理を行う。操作情報受信部208は、VNCクライアント210から操作情報を受信し、ユーザ操作に応じたイベントをイベント処理部203に通知する。なお、操作情報受信部208が通知するイベントは、操作入力解析部201が通知するイベントと同等のものである。画面送信部209は、画面生成部204が生成した画面データをRAM112から読み取って、VNCクライアント210に送信する処理を行う。
クライアント103では、VNCクライアント210が動作している。VNCクライアント210は、接続処理部211、操作入力解析部212、操作情報送信部213、画面受信部214、及び画面表示部215の各モジュールを含む。
接続処理部211は、ユーザからの要求を受け付けて、VNCサーバ206に対して接続要求を送信し、接続処理を行う。操作入力解析部212は、ユーザがマウス・キーボード158を用いて行った操作入力を入力部154を介して受け取り、解析する。解析した操作情報は操作情報送信部213に送られる。操作情報送信部213は、受け取った操作情報をVNCサーバ206の操作情報受信部208に送信する。画面受信部214は、VNCサーバ206の画面送信部209から画面データを受信し、RAM152に記録する。画面表示部215は、画面受信部214が受信し、RAM152に記録したデータを読み出し、表示制御部155を制御して、ディスプレイ159に表示する。
なお、VNCサーバ206とVNCクライアント210との間の通信は、CPU111及びCPU151が、それぞれ通信I/Fコントローラ117及び通信I/Fコントローラ157を制御して行う。その通信は、VNCプロトコルに従って行われる。
上記のようなソフトウェアの処理によって、サーバ101のディスプレイ119に表示された画面と同じ画面が、クライアント103のディスプレイ159にも表示される。また、クライアント103のマウス・キーボード158を介して行われた操作によって、サーバ101に各種処理を実行させることができる。
次に、VNCクライアントによる接続時と非接続時におけるサーバ101とクライアント103の表示画面について図3、図4を参照して説明する。なお、本実施形態では、サーバ101が備えるデータ送信の機能の1つであるEメール送信機能を用いて、アドレス帳の一覧画面を表示する場合について説明する。
図3は、VNCサーバ206がVNCクライアント210からの接続を受けていない状態のときにディスプレイ119に表示されるアドレス帳一覧画面の一例を示す図である。
アドレス帳一覧表示領域301には、サーバ101の外部メモリ120に格納されているアドレス帳データが表示されている。図3に示すように、アドレス帳に含まれる宛先データの数が多い場合、アドレス帳一覧表示領域301に収まらない。そのため、ユーザは所望の宛先を表示させるために、アドレス帳一覧表示領域301に表示された宛先の一覧をスクロールさせる必要がある。
アドレス帳一覧表示領域301に表示された宛先の一覧をスクロールする場合、図3に示すように、アドレス帳一覧表示領域301の任意の位置でユーザがフリック操作311を行う。例えば、ユーザが上方向にフリック操作を行うと、表示されている宛先の一覧は上方向にスクロールする。
図4は、VNCサーバ206がVNCクライアント210からの接続を受けている状態のときにディスプレイ119及びディスプレイ159に表示されるアドレス帳一覧画面の一例を示す図である。
図4に示す画面では、図3に示す画面に対して、アドレス帳一覧表示領域301の上下にボタン401、ボタン402が追加表示されている。このボタン401またはボタン402をユーザが押下すると、アドレス帳一覧表示領域301に表示された宛先の一覧がスクロール表示される。ボタン401が押下されると、宛先の一覧は上方向にスクロールし、ボタン402が押下されると、宛先の一覧は下方向にスクロールする。
そして、VNCサーバ206がVNCクライアント210からの接続を受けている場合、図4に示す画面はサーバ101のディスプレイ119だけでなく、クライアント103のディスプレイ159にも表示される。
次に、サーバ101において、VNCクライアントによる接続有無に応じて表示画面の構成を切り替える表示制御処理について図5を用いて説明する。
図5は、第1の実施形態におけるサーバ101の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、図5の各ステップは、ROM113や外部メモリ120に格納されたプログラムをCPU111が実行することによって処理される。
まずステップS501では、CPU111がイベントを受け取る。具体的には、イベント処理部203が、操作入力解析部201、その他イベント解析部202、及び操作情報受信部208からイベントを受け取る。
次に、ステップS502において、CPU111はアドレス帳一覧を画面表示するか否かを判断する。具体的には、イベント処理部203が、ステップS501で受け取ったイベントがアドレス帳一覧画面を表示するためのボタン押下イベントであるか否かを判断することによって行う。ボタン押下イベントによる表示の他に、サーバ101で発生したその他のイベントに応じて、アドレス帳一覧を表示するように判断してもよい。イベントには、例えば、サーバ101に対するログイン処理が行われたことを表すイベントや、入力部114から一定時間操作入力がなされなかったことを表すタイマーによるイベントが含まれるが、これらに限定されるものではない。
ステップS502の判断によって、アドレス帳一覧画面を表示すべきイベントでは無いと判断すると、CPU111はステップS501に戻って次のイベントの受信を行う。ステップS502の判断によって、アドレス帳一覧画面を表示すると判断すると、ステップS503に進む。
ステップS503において、CPU111はVNCクライアント接続中であるか否かを判断する。この判断方法は複数あるが、本実施形態では、画面生成部204がRAM112に記憶されたVNC接続情報を参照することでクライアント103からの接続がなされているかどうかを判断する。このVNC接続情報は、VNCサーバ206の接続処理部207が、クライアント103からの接続要求を受けて接続されたことを検出したときに、RAM112に記憶しておくこととする。なお、ステップS503の判断は、画面生成部204が、VNCクライアント接続中であるかどうかを接続処理部207に問い合わせることによって判断してもよい。
ステップS503の判断によって、VNCクライアント接続中ではないと判断すると、ステップS504に進む。一方、ステップS503の判断によって、VNCクライアント接続中であると判断した場合、ステップS505に進む。
ステップS504では、CPU111は、ボタン401,402を含まないアドレス帳一覧画面を生成する。すなわち、画面生成部204が図3に示す画面のデータ(画面情報)をRAM112上に生成してステップS507に進む。
ステップS505では、CPU111は、ボタン401,402を含むアドレス帳一覧画面を生成する。すなわち、画面生成部204が図4に示す画面のデータ(画面情報)をRAM112上に生成してステップS506に進む。
ステップ506では、CPU111は、ステップS505で生成された画面情報をクライアント103に送信する。具体的には、VNCサーバ206の画面送信部209が、画面生成部204によりRAM112上に生成された画面情報を読み出して、ネットワーク102を介してクライアント103に送信する処理を行う。
ステップS507では、CPU111は画面表示処理を行う。具体的には、画面表示部205が、RAM112上に生成された画面情報を読み出して、表示制御部115を介してディスプレイ119に図3または図4に示す画面を表示する処理を行う。図4に示す画面がディスプレイ119に表示された場合は、ディスプレイ159にも図4に示す画面が表示される。この結果、フリック操作が行えないクライアント103において、ユーザは、ディスプレイ159のアドレス帳一覧画面を見ながら、ボタン401,402によるスクロール操作が可能となる。
このように、サーバ101は、アドレス帳の一覧画面を表示する際に、VNCクライアントによる接続を受けているか否かに応じて、表示画面の構成を切り替える。すなわち、VNCクライアントによる接続を受けていなければ、一覧をスクロールするためのボタンを表示しない。一方、VNCクライアントによる接続を受けている場合は、クライアント103のマウス・キーボード158に適応した操作画面として、一覧をスクロールするためのボタンを表示する。この結果、これらのボタンをマウスでクリックする操作によっても一覧をスクロール表示させることができ、クライアント103のように入力部154にタッチパネルが搭載されておらず、フリック操作ができない外部装置からの操作も容易となる。
上記実施形態では、図4に示すように、アドレス帳一覧表示領域301の上下にスクロールボタンを配置した画面を例示したが、ボタンを配置する位置は図示例に限らず、画面内のどの位置に配置しても構わない。また、ボタンを配置するのではなく、チェックボックスやラジオボタン、プルダウンメニューなどを表示して、それらに対する操作指示に応じて一覧をスクロール表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、アドレス帳に含まれる宛先データの一覧画面表示時のスクロール表示を例に説明したが、これに限定されるものではなく、ディスプレイに表示可能な様々なコンテンツのスクロール表示に適用できることは言うまでもない。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、フリック操作によってスクロールするリストを含む画面に適用した場合について説明した。これに対して第2の実施形態では、ピンチ操作によって拡大/縮小表示する要素を含む画面に適用した場合について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部分については、同一の符号を用いてその説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
まず、VNCクライアントによる接続時と非接続時におけるサーバ101とクライアント103の表示画面について図6、図7を参照して説明する。なお、本実施形態では、サーバ101が備える画像データ保存機能を用いて、サーバ101に保存された画像データをディスプレイ119に表示する場合について説明する。
図6は、VNCサーバ206がVNCクライアント210からの接続を受けていない状態のときにディスプレイ119に表示される画像プレビュー画面の一例を示す図である。
画像データ表示領域601には、サーバ101の外部メモリ120に格納されている画像データが表示されている。例えば、図6に示すように、画像データが表示された画像データ表示領域601の任意の位置でユーザがピンチ操作602を行うと、表示されている画像が拡大または縮小して表示される。
このように、VNCクライアントによる接続時では、ピンチアウト操作が行われると、操作された画像が拡大表示され、ピンチイン操作が行われると、操作された画像が縮小表示される。
図7は、VNCサーバ206がVNCクライアント210からの接続を受けている状態のときにディスプレイ119及びディスプレイ159に表示される画像プレビュー画面の一例を示す図である。
図7に示す画面では、図6に示す画面に対して、拡大ボタン701、縮小ボタン702が追加表示されている。拡大ボタン701が押下されると、画像データ表示領域601に表示されている画像が拡大表示され、縮小ボタン702が押下されると、画像データ表示領域601に表示されている画像が縮小表示される。
そして、VNCサーバ206がVNCクライアント210からの接続を受けている場合、図7に示す画面はサーバ101のディスプレイ119だけでなく、クライアント103のディスプレイ159にも表示される。
次に、サーバ101において、VNCクライアントによる接続有無に応じて表示画面の構成を切り替える表示制御処理について図8を用いて説明する。
図8は、第2の実施形態におけるサーバ101の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、図8の各ステップは、ROM113や外部メモリ120に格納されたプログラムをCPU111が実行することによって処理される。
まず、ステップS801では、CPU111がイベントを受け取る。このステップは、図5のステップS501と同じである。
次に、ステップS802において、CPU111は画像プレビュー画面を表示するか否かを判断する。具体的には、イベント処理部203が、ステップS501で受け取ったイベントが画像プレビュー画面を表示するためのボタン押下イベントか否かを判断することによって行う。ボタン押下イベントによる表示の他に、サーバ101で発生したその他のイベントに応じて、画像閲覧画面を表示するように判断してもよい。イベントには、例えば、サーバ101に対するログイン処理が行われたことを表すイベントや、入力部114から一定時間操作入力がなされなかったことを表すタイマーによるイベントが含まれるが、これらに限定されるものではない。
ステップS802の判断によって、画像プレビュー画面を表示すべきイベントでは無いと判断すると、CPU111はステップS801に戻って次のイベントの受信を行う。ステップS802の判断によって、画像プレビュー画面を表示すると判断すると、ステップS803に進む。
ステップS803において、CPU111はVNCクライアント接続中であるか否かを判断する。このステップは図5のステップS503と同じである。
ステップS803の判断によって、VNCクライアント接続中ではないと判断すると、ステップS804に進む。一方、ステップS803の判断によってVNCクライアント接続中であると判断した場合、ステップS805に進む。
ステップS804では、CPU111は、拡大ボタン701、縮小ボタン702を含まない画像プレビュー画面を生成する。具体的には、画面生成部204が図6に示す画面のデータ(画面情報)をRAM112上に生成してステップS807に進む。
ステップS805では、CPU111は、拡大ボタン701、縮小ボタン702を含む画像プレビュー画面を生成する。具体的には、画面生成部204が図8に示す画面のデータ(画面情報)をRAM112上に生成してステップS806に進む。
ステップ806では、CPU111は、ステップS805で生成された画面情報をクライアント103に送信する。このステップは、図5のステップS503と同じである。
ステップS807では、CPU111は画面表示処理を行う。このステップは、図5のステップS506と同じである。図7に示す画面がディスプレイ119に表示された場合は、ディスプレイ159にも図7に示す画面が表示される。この結果、ピンチ操作が行えないクライアント103において、ユーザは、ディスプレイ159の画像プレビュー画面を見ながら、拡大ボタン701と縮小ボタン702による画像の拡大/縮小表示が可能となる。
このように、サーバ101は、画像プレビュー画面を表示する際に、VNCクライアントによる接続を受けているか否かに応じて、画像を拡大表示または縮小表示するためのボタンを表示するか否かを切り替える。すなわち、VNCクライアントによる接続を受けていなければ、拡大表示または縮小表示するためのボタンを表示しない。一方、VNCクライアントによる接続を受けている場合は、クライアント103のマウス・キーボード158に適応した操作画面として、拡大表示または縮小表示するためのボタンを表示する。この結果、これらのボタンをマウスでクリックする操作によっても画像を拡大・縮小表示させることができ、クライアント103のように入力部154にタッチパネルが搭載されておらず、ピンチ操作ができない外部装置からの操作も容易となる。
上記実施形態では、図7に示すように、画像データ表示領域601の下に拡大/縮小表示させるボタンを配置した画面を例示したが、ボタンを配置する位置は図示例に限らず、画面内のどの位置に配置しても構わない。また、ボタンを配置するのではなく、チェックボックスやラジオボタン、プルダウンメニューなどを表示して、それらに対する操作指示に応じて画像を拡大/縮小表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、サーバ101が記憶している画像データの表示画面における拡大/縮小表示を行う操作を例示したが、これに限定されるものではなく、ディスプレイに表示可能な様々なコンテンツの拡大/縮小表示に適用できることは言うまでもない。
さらに、ピンチ操作によって拡大/縮小表示を行うのではなく、その他の処理を行うようにしてもよい。例えば。ピンチ操作によって操作画面の階層を移動するような処理を行う場合に適用してもよい。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
上述した第1及び第2の実施形態では、VNCクライアントによる接続がされているか否かによって表示画面の構成を切り替えて、クライアント側の入力部に対応した操作を行えるように構成した。これに対して第3の実施形態では、VNCクライアントによる接続時に表示画面の構成を切り替えるか否かを設定するためのスイッチを設け、当該スイッチによりサーバ101のユーザが予め設定できるように構成する。なお、第1の実施の形態と同様の部分については、同一の符号を用いてその説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
図9は、サーバ101のディスプレイ119に表示される、VNCクライアントによる接続時に表示切り替えを行うか否かを設定する画面の一例を示す図である。
図9において、ボタン901は、VNCクライアントによる接続時に表示を切り替える場合に選択するボタンである。ボタン902は、VNCクライアントによる接続時に表示を切り替えない場合に選択するボタンである。ボタン901とボタン902は、互いに排他に選択状態が切り替わるように制御される。
サーバ101のユーザは、必要に応じて図9に示す画面を呼び出して設定を行う。ユーザによる設定がなされると、設定された情報が表示切り替えスイッチ設定情報として外部メモリ120に保存される。
次に、サーバ101において、VNCクライアントによる接続有無及び表示切り替えスイッチの設定に応じて表示画面の構成を切り替える表示制御処理について図10を用いて説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、サーバ101が備えるデータ送信の機能の1つであるEメール送信機能を用いて、アドレス帳の一覧画面を表示する場合について説明する。
図10は、第3の実施形態におけるサーバ101の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、図10の各ステップは、ROM113や外部メモリ120に格納されたプログラムをCPU111が実行することによって処理される。また、図5と同じ処理については同じ符号を付与して、その説明を省略する。
ステップS1001では、CPU111は、表示切り替えスイッチがONであるか否かを判断する。具体的には、画面生成部204が外部メモリ120に保持されている表示切り替えスイッチ設定情報を読み出して判断する。この判断の結果、表示切り替えスイッチがONであると判断するとステップS505に進む。一方、表示切り替えスイッチがOFFであると判断するとステップS1002に進む。
ステップS505では、上述したように、CPU111がボタン401,402を含むアドレス帳一覧画面を生成して、ステップS506へ進む。
ステップS1002では、ステップS504と同様に、CPU111はスクロールボタンなしの画面を生成して、ステップS506へ進む。
ステップS505またはステップS1002にて生成された画面は、ステップS506及びステップS507の処理によって、クライアント103に送信されると共に、ディスプレイ119に表示される。
このように、サーバ101は、アドレス帳の一覧画面を表示する際に、VNCクライアントによる接続を受けているか否かの情報、及び、VNCクライアント接続時に表示を切り替えるか否かを設定するスイッチの設定情報に応じて、表示画面の構成を切り替える。すなわち、VNCクライアントによる接続を受け、かつ、VNCクライアント接続時に表示を切り替える設定になっていれば、クライアント103のマウス・キーボード158に適応した操作画面として、一覧をスクロールするためのボタンを表示する。一方、前述の条件に当てはまらない場合は一覧をスクロールするためのボタンを表示しない。そのため、表示切り替えスイッチをONにしておけば、クライアント103のように入力部154にタッチパネルが搭載されておらず、フリック操作ができない外部装置からの操作も容易となる。一方、表示切り替えスイッチをOFFにしておけば、例えばクライアント103のVNCクライアントを使ってサーバ101の表示画面のキャプチャを取りたい場合に、ボタン401,402等の余分なボタンが表示されていない画面を取得することができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
上述した第1及び第2の実施形態では、VNCクライアントによる接続がされているか否かによって表示画面の構成を切り替えて、クライアント側の入力部に対応した操作を行えるように構成した。また、上記第3の実施形態では、VNCクライアント接続時に表示画面の構成を切り替えるか否かを設定するためのスイッチにより、サーバ101のユーザが予め設定できるように構成した。これに対して第4の実施形態では、接続されたVNCクライアントから、フリック操作やピンチ操作が可能か否かの情報を受け取り、フリック操作やピンチ操作ができないVNCクライアントからの接続を受けた場合に表示を切り替えるように構成する。なお、第1の実施の形態と同様の部分については、同一の符号を用いてその説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
図11は、VNCクライアント210が保持するクライアントの操作能力情報を模式的に表した図である。
クライアントの操作能力情報は、例えば、2種類の識別情報で構成される。1101はフリック操作可能であるか否かを示す識別情報である。1はフリック操作可能であり、0はフリック操作不可能であることを示す。1102はピンチ操作可能であるか否かを示す識別情報である。1はピンチ操作可能であり、0はピンチ操作不可能であることを示す。
VNCクライアント210は、クライアント103に接続された入力装置からフリック操作とピンチ操作が可能か否かを判断し、図示のような操作能力情報を得る。こうして取得した操作能力情報は、VNCサーバ206への接続要求時にVNCサーバ206に送信される。VNCサーバ206は、受け取った操作能力情報をRAM112に保持する。
次に、サーバ101において、VNCクライアントによる接続有無及びクライアントの操作能力情報に応じて表示画面の構成を切り替える表示制御処理について図12を用いて説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、サーバ101が備えるデータ送信の機能の1つであるEメール送信機能を用いて、アドレス帳の一覧画面を表示する場合について説明する。
図12は、第4の実施形態におけるサーバ101の表示制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、図12の各ステップは、ROM113や外部メモリ120に格納されたプログラムをCPU111が実行することによって処理される。また、図5と同じ処理については同じ符号を付与して、その説明を省略する。
ステップS1201では、CPU111は、接続中のクライアント103がフリック操作可能であるか否かを判断する。この判断方法は複数あるが、本実施形態では、画面生成部204がRAM112に記憶されたVNCクライアントの操作能力情報を参照することで接続中のクライアントがフリック操作可能かどうかを判断する。この判断の結果、クライアント103がフリック操作可能ではないと判断するとステップS505に進む。一方、クライアント103がフリック操作可能であると判断するとステップS1202に進む。
ステップS505では、上述したように、CPU111がボタン401,402を含むアドレス帳一覧画面を生成して、ステップS506へ進む。
ステップS1202では、ステップS504と同様に、CPU111はスクロールボタンなしの画面を生成して、ステップS506へ進む。
ステップS505またはステップS1202にて生成された画面は、ステップS506及びステップS507の処理によって、クライアント103に送信されると共に、ディスプレイ119に表示される。
このように、サーバ101は、アドレス帳の一覧画面を表示する際に、VNCクライアントによる接続を受けているか否かの情報、及び、VNCクライアントがフリック操作可能であるか否かの情報に応じて、表示画面の構成を切り替える。すなわち、VNCクライアントによる接続を受け、かつ、接続しているVNCクライアント側の入力装置がフリック操作不可能である場合、当該入力装置に適応した操作画面として、一覧をスクロールするためのボタンを表示する。一方、前述の条件に当てはまらない場合は一覧をスクロールするためのボタンを表示しない。つまり、入力部にタッチパネルが搭載されておらず、フリック操作ができない情報処理装置に接続された場合、サーバはフリック操作の代替となるボタンを表示する。一方、入力部にタッチパネルが搭載され、フリック操作が可能な外部装置に接続された場合、サーバはフリック操作の代替となるボタンを表示しないので、余分なボタンを表示することなく、快適な操作を行うことができる。
なお、本実施形態では、接続中のVNCクライアントがフリック操作可能か否かによって表示を切り替える例を示したが、ピンチ操作が可能か否かの情報によって表示を切り替える場合にも同様に適用できる。
上記第1から第4の実施形態では、サーバ101を情報処理装置として説明したが、画像形成装置や画像処理装置としてもよい。また、VNCクライアント接続中と判定された場合、外部装置の入力装置に適応する操作画面を生成して外部装置に送信する形態について説明した。このとき、サーバ側のディスプレイには、外部装置に送信して画面情報を表示するように構成してもよい。これにより、ユーザがVNCクライアントと接続中であることを認識することができる。また、サーバの入力装置に適応する画面情報を表示するように構成してもよい。これにより、サーバ側のユーザに適切な操作性を提供することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101,102 情報処理装置
111 CPU
112 RAM
113 ROM
118 タッチパネル
119 ディスプレイ

Claims (6)

  1. ネットワークを介して外部装置に接続する機能と、接続された前記外部装置による操作を受け付ける機能とを有する情報処理装置において、
    前記外部装置が接続されているかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記外部装置と接続中であると判定された場合、前記外部装置による操作を受け付けることが可能な画面情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された画面情報を前記外部装置に送信して前記外部装置に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記外部装置は前記情報処理装置とは異なる操作入力手段を有し、
    前記外部装置による操作を受け付けることが可能な画面情報には、前記外部装置と接続中でないときに前記情報処理装置に表示する画面とは異なる画面を表示するための画面であって、前記外部装置の操作入力手段に適応した操作画面が含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記外部装置との接続時に表示切り替えを行うか否かを設定するための設定手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記判定手段により前記外部装置と接続中であると判定された場合、前記設定手段による表示切り替え設定に応じて画面情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記外部装置との接続時に当該外部装置の操作能力情報を取得する取得手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記判定手段により前記外部装置と接続中であると判定された場合、前記取得手段によって取得した前記外部装置の操作能力情報に応じて画面情報を生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. ネットワークを介して外部装置に接続する機能と、接続された前記外部装置による操作を受け付ける機能とを有する情報処理装置の制御方法において、
    前記外部装置が接続されているかどうかを判定する判定工程と、
    前記判定工程にて前記外部装置と接続中であると判定された場合、前記外部装置による操作を受け付けることが可能な画面情報を生成する生成工程と、
    前記生成工程にて生成された画面情報を前記外部装置に送信して前記外部装置に表示させる表示制御工程とを備えることを特徴とする制御方法。
  6. 請求項5に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。
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