JP2005031448A - 情報表示システムおよび情報表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像表示機能を持った媒体を表示画面における表示内容に対する操作に利用し、また、表示装置と媒体との間の双方向の表示内容のやりとりを可能とした情報表示システムおよび情報表示方法を提供する。
【解決手段】 媒体21は画像表示機能を有しており、位置マーカー22が設けられている。媒体21を表示部11にかざすと、位置検出部12は位置マーカー22の位置を検出し、媒体21の位置や角度、その他の状態を検知する。そして、検知された媒体21の表示領域に対応する表示部11の領域の表示内容を媒体21に書き込む。写し取る表示内容を媒体21により直接的に指示して転写することができる。逆に、媒体21に表示されている内容を、媒体21の表示領域に対応する表示部11の領域に転写することもできる。これによって、双方向の表示内容の転送が可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示機能を持った媒体の表示内容を容易に取り扱うための情報表示技術に関するものである。
従来より、表示画面に多くの情報を表示させ、画面上で表示位置を変更したり、また、それらの情報を紙にプリントアウトさせるといった、表示上の各種の操作が行われている。これらの操作は、一般にはマウスなどのポインティングデバイスやキーボードなどが用いられている。この場合、画面とポインティングデバイス等が設けられている場所が異なるため、例えば表示されている画像を動かす場合には、画面上の画像の動きとユーザが操作するポインティングデバイスの動きとが一致せず、不慣れなユーザにとって障壁となっていた。
また、従来より複数の情報を重ねて表示画面上に表示可能であるが、それらの情報の切替の操作が面倒であり、ユーザのストレスとなっており、より直感的なユーザインタフェースが求められている。
さらに、情報をプリントアウトする場合も、表示画面とプリンタとが別体であるため、表示画面とプリント結果とが一致しないこともしばしば発生している。また、その操作も別々の装置を対象とするため、煩雑であった。さらにプリントアウトした情報を表示画面に戻すためには、スキャナなどのさらに別の装置を用いなければならない。このように、紙を媒体とした表示画面との情報のやりとりは非常に煩雑であった。
一方、近年では電子ペーパー等と呼ばれる画像表示機能を持った媒体が開発されている。画像表示機能を実現する方法は様々であるが、いずれも、表示内容を消去して何回でも書き換えることができ、表示された内容は長時間にわたり維持し続けられる。例えば特許文献1に記載されている光書き込み型の電子ペーパーでは、例えば表示装置などで情報を表示する際の表示光を用いて情報を繰り返し書き込むことができ、一旦書き込んだ情報は消去または新たな情報が書き込まれない限り半永久的に維持される。このような性質を利用し、繰り返して利用可能な紙の代替品として注目を浴びている。
特開2002−90716号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、画像表示機能を持った媒体を表示画面における表示内容に対する操作に利用し、また、表示装置と媒体との間の双方向の表示内容のやりとりを可能とした情報表示システムおよび情報表示方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、表示手段と、画像表示機能を有する媒体の位置や状態を検知する検知手段と、検知手段による検知結果に従って表示手段と媒体との対応付けを行う制御手段を有している。このような対応付けによって、例えば表示画面上の媒体が存在する位置に応じて、表示手段に表示されている内容を媒体に表示させたり、逆に媒体に表示されている内容を表示手段における媒体の存在する位置に表示させるといったことが可能となる。従って、ユーザは表示手段の表示画面上で媒体を動かし、また配置するという簡単な操作によって、表示手段に表示されている内容を取り出したり、移動させたり、また媒体に表示されている内容を表示手段に表示させることができる。このような媒体の操作は表示画面上で直接行えばよく、従来のポインティングデバイスのように別の場所での操作でないため、直感的でわかりやすい操作となる。
なお、表示手段に表示されている内容を媒体に表示させる場合には、表示手段上の媒体が存在する領域の表示内容について媒体に表示させたり、あるいは、表示手段上の媒体が存在する位置を含む表示領域の表示内容を、媒体のサイズに合わせた上で媒体に表示させることができる。また、表示手段に複数の表示内容が重なり合って表示されている場合に、媒体の位置によって表示されている複数の表示内容のうちから1以上の表示内容を特定し、特定した表示内容により媒体の表示内容を変更することができる。表示手段に表示されている内容を媒体に表示させた後は、表示手段の表示をそのまま継続させるほか、消去するように制御してもよい。その場合、消去した表示領域について、背景とは異なる表示を一時的に行わせて、媒体への転写を使用者に視覚的に確認させるように構成することもできる。
また媒体に表示されている内容を表示手段に表示させる際にも、表示手段上の媒体が存在する位置に媒体の表示内容を表示手段に表示させることができる。このとき、媒体が複数存在する場合には、それぞれの媒体の位置を検知し、それぞれの媒体の位置の検知結果をもとに媒体の重なり状態を特定し、その重なり状態に応じてそれぞれの媒体の表示内容を表示手段に重ねて表示することができる。これにより、例えば表示手段における表示内容の重なり具合を変更したければ媒体自体の重なりを変更すればよく、直感的に操作を行うことができる。またこの場合も、媒体に表示されている内容を表示手段に表示させた後も、表示手段の表示をそのまま継続させるほか、媒体の表示について消去するように制御してもよい。
表示手段と媒体との間の表示内容のやりとりは、その表示内容を相互に直接やりとりするほか、表示内容を特定する情報のみを送り、表示内容自体は外部から取得するように構成することができる。媒体には情報記憶手段を設けておき、この情報記憶手段に媒体の表示内容あるいは表示内容に対応する情報を記憶させておくことができる。また、例えば媒体が光書き込み電子ペーパーの場合には、表示手段から媒体への表示内容の書き込みは、表示手段の表示光を用いて行うことができ、その場合には書き込みに適した表示制御を行うように構成することができる。
検知手段による媒体の位置や状態の検知には、媒体にマーカーを付与しておき、そのマーカーを検出するように構成することができる。このマーカーは、媒体自体に設けるほか、例えば媒体に画像表示機能のための電源手段が設けられている場合には、その電源手段にマーカーを付与しておいてもよい。また、マーカーとしてRFIDタグなどの電磁的な通信手段を用いてもよい。また検知手段は、例えば表示手段上に2次元状に配置しておいて、媒体あるいは媒体に設けられたマーカーの2次元的な位置を検出するように構成することができる。
本発明によれば、少なくとも表示手段から媒体への表示内容の転写を、媒体を表示手段にかざすといった直接的な操作により行うことができる。従来のマウスなどのポインティングデバイスを用いた場合のように遠隔操作による煩雑さや操作感覚の違和感を払拭し、より直感的かつ簡単な操作により情報を取り扱うことができるユーザインタフェースを提供することができる。
さらに、表示手段と媒体との間の双方向の表示内容の転写を可能とすることによって、従来のプリンタ等では一方向しか行うことができなかった情報の転送を双方向で行うことができるようになり、情報の取り扱いに関する自由度をさらに高め、情報の利用態様を広げることができる。本発明によればこのような効果を奏するとともに、このほかにも後述するように様々な効果を有するものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、11は表示部、12は位置検出部、13は制御部、21は媒体、22は位置マーカーである。表示部11は、制御部13の制御に従って様々なコンテンツ(表示内容)を表示することができる。このとき、例えば複数のコンテンツを重ねて表示することも可能である。この表示部11は表示が可能であれば任意に構成することができ、例えばコンピュータの各種ディスプレイであっても、テレビジョン、プロジェクター、投写型表示装置などであってもよい。
位置検出部12は、媒体21の位置や状態を検出する。一例としては、後述するように媒体21に位置マーカー22を設けておき、この位置マーカー22の位置を検出する。検出した位置マーカー22の位置の情報から、媒体21そのものの位置や、向き、表裏、複数の媒体間の重なりなどの媒体21の状態を検知することができる。マーカーは、媒体21に設けられているほか、例えば媒体21に電力を供給する電源などに付与されているものを検出してもよい。もちろんマーカーに限らず、例えば媒体21の特徴部分を検出するように構成することもできる。位置検出方法は任意であり、例えば、3Dポインタ、光干渉法、タッチパネル、上面あるいは背面から撮影した画像情報の解析、センサディスプレイ、超音波、その他これらの組み合わせや、複数の媒体21が存在する場合にはその検出順序のログなどを利用することができる。
制御部13は、位置検出部12で検知した媒体21の位置や状態などをもとに、表示部11と媒体21との対応付けを行う。そして、媒体21の位置と対応する表示部11の表示画面上の位置に応じて、媒体21に対して媒体21の表示内容を変更させる。例えば、表示部11の表示画面に表示されている内容のうち、媒体21が存在する領域の表示内容を媒体21に表示させたり、あるいは、媒体21の位置に対応するコンテンツあるいは画面全体を媒体21の表示領域のサイズに合わせた上で、媒体21に表示させる。このとき、表示部11に複数のコンテンツが表示されている場合、媒体21の位置から1以上のコンテンツを選択し、そのコンテンツ(一部を含む)を媒体21に表示させることができる。なお、媒体21にコンテンツを表示させる場合には、例えば制御部13が媒体21に対して当該コンテンツを送って表示させるほか、媒体21にコンテンツを特定する情報を送り、媒体21が当該コンテンツを取得するようにしたり、あるいは、外部の装置にコンテンツを媒体21に送るように指示し、媒体21が外部の装置から受け取るように構成することもできる。
さらに制御部13は、表示部11に表示されているコンテンツと媒体21に表示されているコンテンツとの対応付けがなされていれば、例えば媒体21の移動や除去などに応じて、表示部11に表示されているコンテンツの移動や削除を行うことができる。また、例えば媒体21が1枚のみであったり、IDなどで特定できる場合には、新たに媒体21を検出したときに対応するコンテンツを表示部11に新たに表示させることもできる。なお、これらの場合に複数の媒体21が重なるように配置されている場合には、そのような移動、削除、新規表示などは媒体21間の重なり具合に応じて行うことができる。
なお、媒体21が光書き込み型の媒体の場合には、媒体21へのコンテンツの書き込みを表示部11の表示光によって行うことができるが、制御部13は、媒体21へのコンテンツの書き込み時の表示制御も行う。
媒体21は、例えば電子ペーパーなどのように画像表示機能を有している。具体例としては、光書き込み型の電子ペーパーや、電気泳動型の電子ペーパー、粉体ディスプレイなどを用いることができる。もちろん、電子ペーパーに限らず、画像表示機能を有していれば、PDAや携帯電話、デジタルカメラなどの機器を媒体21として用いることも可能である。なお、以下の説明において媒体21の画像表示機能によりコンテンツ等が表示されているとき、媒体21にコンテンツ等が表示されていると略して述べることがある。
また媒体21には、この例では位置検出部12が位置を検出できるように位置マーカー22が四隅に設けられている。位置マーカー22は、位置検出部12の検出方式に応じたマーカーが設けられる。例えば特定の色彩を施したり、反射テープを貼付するといったものでもよいし、LEDや電球などを発光させるものでもよい。さらには、画像認識を行う検出方式では、特定の形状が設けられていればよく、改めて位置マーカー22を設けなくても媒体21の一部を位置マーカー22として用いることもできる。
さらに、位置マーカー22を設ける部位も、図示のように四隅に設ける必要はなく、あらかじめ取り決めた位置に設ければよい。図2は、媒体21の別の例の説明図である。図中、23は電源部である。例えば媒体21に電源を供給するための電源部23が設けられている場合、図2に示すように電源部23に位置マーカー22を設けることもできる。同様に、媒体21に例えばインタフェースが設けられている場合など、媒体21に付加された構成が存在する場合、その付加された構成に位置マーカー22を付与することもできる。このような構成では、媒体21自体には位置マーカー22を設けなくてよいため、媒体21の構造をシンプルにすることができる。
また、この位置マーカー22は表示部11とともに媒体21を利用する場合に用いるものであるため、媒体21を単独で利用している場合には不要である。そのため、例えば位置マーカー22を着脱式として表示部11とともに利用する場合に媒体21に装着して用いる構成としてもよい。
媒体21を複数利用する場合には、それぞれの媒体21の位置を特定する必要がある。そのために、例えば位置マーカー22をそれぞれの媒体21毎に異ならせるように構成することができる。例えば色彩をそれぞれ変更したり、反射周波数(反射色)を変更したり、またLEDなどの発光体を利用する場合には発光色や点滅あるいは光量変動の周波数を変更したり、色以外にも媒体21の一部形状を変更するなど、種々の方法が考えられる。これをそれぞれの媒体21のIDとして利用することができ、それぞれの媒体21毎の位置の特定と、表示されているコンテンツの対応付けなどを行うことができる。
上述の位置検出部12と媒体21に設けられる位置マーカー22の具体例について、いくつか示す。図3は、位置検出部12として光学的検出手段を用いた構成例の説明図である。この例では、表示部11の2つの隅に光学的に位置を検出する検出手段を設けている。この2つの検出手段において位置マーカー22からの光量を検出することによって、表示部11の表示平面上の位置を検出することができる。この場合、位置マーカー22としては、発光体、あるいは、反射マーカーなどを用いることができる。反射マーカーを用いた場合、特定の光源を用意しておき、反射マーカーで反射された光源からの光を位置検出部12で受光するように構成すればよい。このような位置検出手段は、例えば特開2002−14763号公報などに記載されている構成などを用いることができる。
図4は、位置検出部12を4隅に設けた構成例の説明図である。図4に示すように、位置検出部12を4隅(あるいは3隅)に設けてもよい。ここでは一例として、位置検出部12として電磁的な強度を検出できる検出器を配しているものとしている。また位置マーカー22として、RFIDタグなどのように電磁的な通信を行う素子を設けている。それぞれの位置検出部12からRFIDタグまでの距離によって、位置検出部12での受信強度が変化する。これを利用し、それぞれの位置検出部12での受信強度から演算によりRFIDタグの位置を求めることができる。受信強度は数値として求めるほか、位置検出部12の受信感度を上下させることでRFIDタグからの電磁波を検出可能な閾値および位置検出部12間の検出順序などから位置マーカー22の位置を特定することができる。
図5は、表示部11の表示画面上に位置検出部12を配置した構成例の説明図である。例えばタッチパネルやデジタイザなどで利用されている位置検出手法を位置検出部12として用いることができる。例えば静電式であれば、位置マーカー22として金属片を用い、ユーザの手と電気的に接続を図っておけばよい。また、圧電式であれば、位置マーカー22としては位置検出部12(表示部11の表面)をユーザが媒体21で押圧できる部分が備えられていればよい。さらに、磁歪式であれば、位置マーカー22として磁石を設ければよい。さらには、図4で説明した場合と同様に、位置マーカー22としてRFIDタグを用い、また位置検出部12として電磁的な検出手段を2次元状に配置しておく構成でもよい。
もちろん図3〜図5に示したのは一例であって、位置検出部12および対応する位置マーカー22はこれらに限られるものではなく、種々の公知の手法を適用することができる。
次に、本発明の第1の実施の形態における動作の一例について、いくつかの具体例を用いながら説明する。図6は、本発明の第1の実施の形態において表示部に表示されているコンテンツを媒体に転写する際の動作の一例の説明図である。図6に示した例では、表示部11がコンピュータのディスプレイであり、媒体21をディスプレイの表示画面上にかざしてコンテンツを媒体21に転写するものとして示している。なお、媒体21は光書き込み型電子ペーパーであるものとする。
図6(A)には表示部11に画像が表示されている。この表示部11の表示画面に、図6(B)に示すように媒体21をかざす。すると、媒体21に付加されている位置マーカー22の位置を位置検出部12(この例では表示画面の上部左右にセンサが設けられている)により検出する。これによって媒体21の位置や角度、表裏などの状態を検知することができ、媒体21の表示領域が表示部11の表示画面におけるどのような領域に対応するかを検知することができる。このとき、例えば媒体21の表裏が逆になっているなど、媒体21の状態についても検知することができ、媒体21が正しい状態にない場合には以降の処理が行えないように制御することもできる。
ここで例えばユーザが媒体21に対して書き込みを指示すれば、媒体21の電源部23から媒体に電力が供給され、表示部11の表示画面に表示されているコンテンツがその表示光により媒体21に書き込まれる。あるいは、制御部13に対してユーザが指示を行い、制御部13が媒体21に対して書き込みを指示してもよい。また、書き込みの際には、少なくとも媒体21の表示領域と重なる表示部11の表示領域について、媒体21への書き込みに最適な表示画像を表示するように制御部13が表示部11を制御してもよい。
このようにして、図6(C)に示すように、媒体21が表示部11の表示領域と重なっていた部分の画像が媒体21に転写される。転写された後は、媒体21の特性上、画像はそのまま維持される。また、このような書き込みによって、当該媒体21とその媒体21に書き込んだコンテンツとを対応づけておくことができる。
図7は、本発明の第1の実施の形態において表示部に表示されているコンテンツを媒体に転写した後の表示部11の表示例の説明図である。図6(C)に示した例では、表示部11の媒体21と重なっている領域の画像を媒体21に転写した後でも、表示部11の表示は変更していない。しかしこれに限らず、媒体21に転写した表示領域の画像を、転写と同時に消去することもできる。このとき、例えば図7(A)に示すように媒体21への転写後、図7(B)に示すように媒体21へ転写した表示領域を背景とは異なる色で表示したり、枠を表示することができる。なお、図7では背景部分を白く示し、媒体21への転写部分にはハッチングを施して示している。さらに、次第に背景画像に変えてゆき、ある程度の時間後に図7(C)に示すように背景画像となるようにすることもできる。このような表示方法を採用することによって、使用者に対して転写する行為を視覚的に確認させることができる。
図8は、本発明の第1の実施の形態において表示部に表示されているコンテンツを媒体に転写する際の動作の別の例の説明図である。図8に示した例は、図6に示した例とほぼ同様であるが、表示部11に表示されているコンテンツを媒体21の表示領域のサイズに合わせてから書き込む場合を示している。
図6に示した例と同様に、図8(A)に示すように、表示部11に画像が表示されている状態で、表示部11の表示画面に媒体21をかざす。すると、媒体21に付加されている位置マーカー22の位置を位置検出部12により検出し、媒体21の位置や角度、表裏などの状態を検知する。これによって、媒体21の表示領域が表示部11の表示画面におけるどのような領域に対応するかを検知することができる。
ここで例えばユーザが制御部13に対して書き込みを指示すると、制御部13は表示部11に表示されていて媒体21に書き込むべきコンテンツを媒体の表示領域のサイズに変換するとともに変換したコンテンツを媒体21の表示領域に対応する表示部11の表示領域に表示させる。それとともに、媒体21の電源部23から媒体に電力が供給され、表示部11の表示画面に表示されているコンテンツがその表示光により媒体21に書き込まれる。なお、ユーザが媒体21に対して書き込みを指示した場合は、その指示を制御部11に伝えることによって、同様にコンテンツの媒体21への書き込みを行うことができる。
このようにして、図8(B)に示すように、表示部11に表示されていたコンテンツの全体が媒体21の表示領域にあわせて変換され、媒体21に転写される。転写された後は、媒体21の特性上、画像はそのまま維持される。また、このような書き込みによって、当該媒体21とその媒体21に書き込んだコンテンツとを対応づけておくことができる。
なお、この例の場合にも、図7で説明したように媒体21にコンテンツを転写した後は、表示部11に表示されていた当該コンテンツを消去するように制御してもよい。また、消去の際に、消去した領域についてある程度の時間だけ表示形態を変更するなどといった表示制御も可能である。
図9は、本発明の第1の実施の形態において媒体に表示されているコンテンツを表示部に転写する際の動作の別の例の説明図である。図9に示す例では、上述の図6,図8の例とは逆に、媒体21に表示されているコンテンツを表示部11の表示画面に表示させる場合を示している。例えば上述の図6,図8に示す例のようにして媒体21にコンテンツ等を書き込んだ場合、その媒体21と書き込んだコンテンツ等との対応付けを図ることができ、これを例えば制御部13のメモリなどに保存しておくことができる。
図9(A)に示すようにコンテンツ等が書き込まれた媒体21を、図9(B)に示すように表示部11にかざす。すると、位置検出部12が媒体21に設けられている位置マーカー22を検出し、媒体21の位置や角度、その他の状態を検知する。このとき、例えばそれぞれの媒体21によって位置マーカー22を異ならせておけば、媒体21を特定することもできる。
媒体21が特定できたら、以前に当該媒体21に書き込んだコンテンツ等を、書き込み時に保存しておいた媒体21と書き込んだコンテンツ等との対応付けからわかる。このコンテンツ等を、媒体21がかざされた表示部11の表示画面上の位置(媒体21の表示領域に対応する領域)に表示する。このようにして、媒体21に表示されているコンテンツ等を表示部11に転写することができる。
なお、上述の説明では、媒体21の特定を位置マーカー22によって行うものとしている。もちろん、媒体21が1つしか用いられない場合には媒体21の特定は必要ない。また、媒体21の特定方法は位置マーカー22に限らず、種々の識別方法を用いることができる。例えば、それぞれの媒体21を特定するためのRFIDタグやバーコードなどが各媒体21に付与されている場合には、それらを読み取る手段を別途設け、それぞれの媒体21を特定してもよい。その場合には、コンテンツの書き込み時にも媒体21を特定する情報を取得しておき、書き込んだコンテンツ等と対応づけを行っておけばよい。
なお、媒体21にコンテンツ等の一部のみを転写していた場合には、表示部11への転写の際にも対応するコンテンツの一部を切り出して表示部11に表示する。あるいは、コンテンツ等の全体を媒体21の表示領域に対応する表示部11の領域をはみ出して表示するように構成してもよい。
このような表示部11への書き込み機能を用いることによって、例えば媒体21を表示部11の表示画面上で移動させると、それに追随させて表示部11の表示位置を移動させるといったことも可能となる。これによって、ユーザは媒体21を実際に表示画面上で移動するという直接的な方法でコンテンツ等の表示位置を移動させ、また表示位置を決めることができる。
図10は、本発明の第1の実施の形態において媒体に表示されているコンテンツを表示部に転写した後の媒体21の表示例の説明図である。図9(C)に示す例では、媒体21に表示されていたコンテンツを表示部11に表示した後、媒体21の表示は変更していない。しかしこれに限らず、表示部11に転写した後に媒体21の表示を消去することもできる。この場合、例えば図10(A)に示すように媒体21を表示部11にかざし、図10(B)に示すように表示部11へ転写した後、図10(C)に示すように媒体21の表示を消去する制御を行う。なお、この媒体21の表示消去の制御は、例えば媒体21として自己書換型の電子ペーパーなどを用いている場合には、上述のように表示部11に転写した画像を表示させた後に、媒体21の表示を消去すればよい。しかし光書き込み型の電子ペーパーの場合には、表示部11の表示光によって媒体21の表示を消去する必要があるため、表示部11に媒体21の表示を消去するための表示制御を行い、その後に、媒体21から転写されたコンテンツを表示するように制御することになる。また、媒体21の表示の消去に伴って、その媒体21と書き込んだコンテンツ等との対応付けを変更したり、媒体21がコンテンツそのものあるいはコンテンツを特定する情報を記憶している場合には、その記憶されている情報も更新する。
このようにして、媒体21の表示を消去することによって、使用者に媒体21に表示されているコンテンツが表示部11に転写されたことを視覚的に確認させることができる。なお、転写後に媒体21を表示部11から取り去れば、図10(D)に示すように、転写されたコンテンツが表示部11に表示されている。また、媒体21の表示は消去されたままとなる。この例の場合も、上述の図7に示した例と同様に、表示部11に転写された表示領域について一時的に表示形態を変更し、転写されたことを使用者に視覚的に確認させるように表示制御を行うこともできる。
図11は、本発明の第1の実施の形態において複数の媒体が重ねて配置された場合の表示部への転写の一例の説明図である。図9を用いて説明したように、媒体21に表示されているコンテンツを表示部11に転写して表示することができるが、媒体21が複数用いられた場合、それらの重なり具合を判別して、表示部11に表示することが望まれる。図11ではそのような例を示している。
ここでは、図11(A)〜(D)の4枚の媒体21−1〜4を図11(E)に示すように重ねて表示部11にかざした場合を想定している。それぞれの媒体21を特定する方法としては、図9で説明したように種々の方法を採用することができる。重なり具合は、例えば各媒体21−1〜4の四隅に位置マーカー22が設けられている場合、重なりによって下になった媒体の位置マーカー22の一部が検出できなくなることを利用して判断することができる。すなわち、最も上の媒体21−4については四隅の4つの位置マーカー22とも検出できるが、一部が重なっているその下の媒体21−1〜3では、1〜2個の位置マーカー22が上の媒体で隠されている。また、1つの隅だけでも隠されていない部分があれば位置マーカー22を検出することができ、媒体のサイズがわかっていればどこに隅があって隠されているのかを判断することができる。
例えば媒体21−3は右上の位置マーカー22が検出できないが、他の3つの位置マーカー22が検出でき、右上の位置マーカー22の位置も推定できる。この右上の位置マーカー22が存在すると推定される位置は、媒体21−4が存在する領域であるので、媒体21−3は媒体21−4の下に重ねられていることがわかる。このようにして各媒体21−1〜4について、重なりを判断することができる。
このように各媒体21−1〜4の重なりが検知できたら、その重なりに従ってそれぞれの媒体21−1〜4に表示されているコンテンツを表示部11に重ねて表示すればよい。これによって、図11(F)に示すような表示部11の表示画面が得られる。
図12は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。14は情報取得部、24は記憶部である。この第2の実施の形態では、媒体21に記憶部24を有しており、この記憶部24に情報を格納し、また記憶部24に格納されている情報を取得する情報取得部14を設けた点で第1の実施の形態と異なっている。
上述のいくつかの例においても説明したRFIDタグなどのように、情報の記憶機能と通信機能を兼ね備えた記憶部24を媒体21に搭載することができる。この実施の形態では、記憶部24は例えば媒体IDのような固定の情報を保持するだけでなく、情報が書き換え可能であるものとする。また、通信機能については、上述のRFIDタグのように通信を行う機能を記憶部24自体が有していてもよいし、例えば位置マーカー22をLEDなどで構成した場合には、そのLEDを用いて通信を行ってもよいし、別途、通信部を媒体21に設けてもよい。これに対応して、情報取得部14についても、媒体21の通信機能に対応した通信手段を有し、あるいは、位置検出部12の一部機能を共用して構成することができる。
このような構成においては、媒体21の記憶部24に各種の情報を記憶させておくことができる。上述の媒体21を特定するためのIDを記憶させておくこともその一つである。さらに、媒体21に表示しているコンテンツ自体、あるいはコンテンツを特定するための特定情報を記憶させておくことができる。上述の第1の実施の形態では、あらかじめ媒体21へのコンテンツの書き込みを行った時に、当該媒体21とコンテンツとの対応付けを行い、その情報を保存しておいた。しかし、媒体21に設けられている記憶部24を利用すれば、コンテンツとの対応付けを制御部13で保存しておかなくてもよいし、また、異なる表示部11にかざした場合でも媒体21に表示されているコンテンツを特定することができる。
図13は、本発明の第2の実施の形態において表示部に表示されているコンテンツを媒体に転写する際の動作の一例の説明図である。図中、15,25はアンテナである。図13に示した例では、媒体21と情報取得部14との間の通信を電波によって行う例を示している。そのための情報取得部14の一部となるアンテナ15および媒体21側のアンテナ25を図示している。
図13(A)に示すように表示部11に画像が表示されている状態で、表示部11の表示画面に、図13(B)に示すように媒体21をかざす。すると、媒体21に付加されている位置マーカー22の位置を位置検出部12により検出する。これによって媒体21の位置や角度、その他の状態を検知することができ、媒体21の表示領域が表示部11の表示画面におけるどのような領域に対応するかを検知することができる。
ここで例えばユーザが媒体21への書き込みを指示すれば、上述の図6,図8で説明したようにして、表示部11の表示画面に表示されているコンテンツが媒体21に書き込まれる。これによって、図13(C)に示すように、媒体21が表示部11の表示領域と重なっていた部分の画像が媒体21に転写される。
このとき、情報取得部14は媒体21と通信を行い、媒体21に書き込まれたコンテンツそのもの、あるいは、コンテンツを特定するための特定情報を媒体21に送り、媒体21内の記憶部24に記憶させる。特定情報は、例えばコンテンツのファイル名やアドレス(URL)等、コンテンツを特定できる情報であればどのような情報でもよい。また、例えばコンテンツの一部を切り出して媒体21に書き込んで表示させた場合には、その切り出した領域に関する情報も記憶部24に記憶させておく。このほかに書き込み日時や書き込みを行った装置IDなど、種々の情報を媒体21の記憶部24に記憶させてもよい。
なお、媒体21におけるコンテンツの表示は、媒体21が光書き込み型の電子ペーパーの場合には上述の図6,図8に示した例のように表示部11の表示光により書き込みを行うことができるが、自己書き換え型の電子ペーパーなどの媒体21の場合には、情報取得部14と媒体21との間の通信機能を利用して、媒体21が表示すべきコンテンツを情報取得部14から媒体21に転送し、媒体21において書き込みを行うように構成することができる。あるいは、例えば媒体21が携帯電話やPDAの通信機能のように、さらに高機能の通信機能を有している媒体21の場合には、情報取得部14はコンテンツを特定するための特定情報のみを媒体21へ転送し、媒体21が特定情報に従って例えばネットワークを通じて外部からコンテンツを取得して表示するように構成することもできる。
図14は、本発明の第2の実施の形態において媒体に表示されているコンテンツを表示部に転写する際の動作の別の例の説明図である。図14に示す例では、上述の図13の例とは逆に、媒体21に表示されているコンテンツを表示部11の表示画面に表示させる場合を示している。例えば上述の図13で説明したようにして媒体21にコンテンツ等を書き込んだ場合、そのコンテンツそのもの、あるいはそのコンテンツを特定するための特定情報が記憶部24に記憶されている。
図14(A)に示すようにコンテンツ等が書き込まれた媒体21を表示部11にかざす。すると、位置検出部12が媒体21に設けられている位置マーカー22を検出し、媒体21の位置や角度、その他の状態を検知する。このとき、情報取得部14は媒体21と通信を行い、媒体21が表示しているコンテンツそのものあるいはコンテンツを特定するための特定情報を取得する。そして、コンテンツそのものを取得した場合には、取得したコンテンツを表示部11の表示画面のうち媒体21がかざされている領域に表示する。あるいは、媒体21から特定情報を取得した場合には、その特定情報に従ってコンテンツを取得し、同様に表示部11の表示画面のうち媒体21がかざされている領域にコンテンツを表示する。コンテンツの取得は、システム内に記憶されているコンテンツを読み出すほか、例えばネットワークなどを通じて外部から取得してもよい。このようにして、媒体21に表示されているコンテンツ等が、図14(B)に示すように表示部11に転写されることになる。
このように媒体21に表示されているコンテンツを表示部11に転写する場合には、制御部13は上述の第1の実施の形態のように媒体21にどのようなコンテンツが表示されているのかをあらかじめ知っておく必要がない。従って、例えば第1の表示部で媒体21に書き込んだコンテンツを、別の第2の表示部に転写するといったことも可能である。
なお、上述の図11で説明した例のように、複数の媒体21が重なり合ってかざされた場合などについても、それぞれの媒体21との通信を行うことによって、それぞれの媒体21に書き込まれているコンテンツそのものを取得でき、あるいは特定情報を取得してコンテンツにアクセスすることができ、図11に示したように重なりを判断して表示部11に表示することができる。
さらに、このような表示部11への転写機能を用いて、例えば媒体21の移動による表示部11でのコンテンツの移動表示が可能であることや、その他、第1の実施の形態における各種の変形は、この第2の実施の形態においても同様に行うことができる。
図15は、本発明の応用例の説明図、図16は、同じく操作状態の一例を示す平面図である。図中、31はテーブル、32はプロジェクター、33は送受信ユニットである。この応用例では、表示部11をテーブル31とプロジェクター32により構成した例を示しており、プロジェクター32によって表示画像をテーブル31の天板の背面から投射する一種の投写型の表示装置である。テーブル31の四隅には位置検出部12が設けられており、また、周囲には媒体21との通信を行うための送受信ユニット33が設けられ、情報取得部14の一部として機能する。
このような構成において、上述の第1または第2の実施の形態で説明したようにして、テーブル31に表示されているコンテンツを媒体21に転写し、また、媒体21に表示されているコンテンツをテーブル31の表示面に転写することができる。その状態を図16に示している。太枠が媒体21を示しており、細枠がテーブル31の表示面に転写あるいは媒体21に転写したコンテンツを示している。例えば「A」で示したコンテンツのように複数の位置に同じコンテンツを表示させたり、「D」、「E」、「F」で示したコンテンツのように、重なりを持った表示も媒体21の重なりに応じて行うことができる。さらに、「X」、「Y」、「Z」等のコンテンツは、テーブル31にのみ表示されているコンテンツである。例えばテーブル31の表示面に加筆訂正することも可能であり、従来から開発されている種々の手法、例えばタッチパネルやデジタイザの技術、あるいは画像認識による筆跡追跡の技術などを適用することもできる。
このようなテーブル31を用い、媒体21をテーブル31に載置してテーブル31の表示面から媒体21への転写、あるいは逆に媒体21からテーブル31の表示面への転写を行うことができ、コンテンツを可視化した状態で両者間で情報の転写を行うことができる。また、コンテンツの配置などは媒体を表示させたい位置に載置するという、直接的な操作で行うことができる。そのため、ユーザにとって非常にわかりやすいユーザインタフェースを提供することができる。
このようなテーブル型の表示部11を用い、大画面上で例えば情報検索と情報の整理を行い、整理された情報をそれぞれ媒体21に転写する。またさらに媒体21の並べ替えや取捨選択などで所望の情報を取り出したり、情報の傾向を把握するといったことができる。さらに、情報を転写した媒体を他のコンピュータのディスプレイや、モバイル機器、PDA情報端末、プロジェクター、デジタルTV、プリンターに近づけると、媒体21に表示されているコンテンツが近づけた機器に表示させ、もしくは印字させることができる。
図示したテーブル型のような大画面の構成では、複数のユーザが同じ表示画面で作業を行うことができ、例えば会議などを行いながら媒体21により情報を直接的に取り扱うことができるようになる。
ここではテーブル型の表示部11の例を示し、また、上述の第1,第2の実施の形態ではコンピュータのディスプレイ等を想定して記載したが、本発明はこれらに限られるものではなく、上述のような様々な機器に対して応用することができる。また媒体21も、電子ペーパーに限らず、携帯電話やPDA、デジタルカメラなど、あらゆる表示機能を有する機器を媒体として利用することができる。
本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。 媒体21の別の例の説明図である。 位置検出部12として光学的検出手段を用いた構成例の説明図である。 位置検出部12を4隅に設けた構成例の説明図である。 表示部11の表示画面上に位置検出部12を配置した構成例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態において表示部に表示されているコンテンツを媒体に転写する際の動作の一例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態において表示部に表示されているコンテンツを媒体に転写した後の表示部11の表示例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態において表示部に表示されているコンテンツを媒体に転写する際の動作の別の例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態において媒体に表示されているコンテンツを表示部に転写する際の動作の別の例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態において媒体に表示されているコンテンツを表示部に転写した後の媒体21の表示例の説明図である。 本発明の第1の実施の形態において複数の媒体が重ねて配置された場合の表示部への転写の一例の説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態において表示部に表示されているコンテンツを媒体に転写する際の動作の一例の説明図である。 本発明の第2の実施の形態において媒体に表示されているコンテンツを表示部に転写する際の動作の別の例の説明図である。 本発明の応用例の説明図である。 本発明の応用例における操作状態の一例を示す平面図である
符号の説明
11…表示部、12…位置検出部、13…制御部、14…情報取得部、15…アンテナ、21…媒体、22…位置マーカー、23…電源部、24…記憶部、25…アンテナ、31…テーブル、32…プロジェクター、33…送受信ユニット。

Claims (36)

  1. 表示手段と、画像表示機能を有する媒体の位置や状態を検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果に従って前記表示手段と前記媒体との対応付けを行う制御手段を有することを特徴とする情報表示システム。
  2. 前記媒体は、前記検知手段によって検知されるためのマーカーが付与されており、前記検知手段は、前記媒体に付与されたマーカーを検出して前記媒体の位置や状態を検知することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
  3. 前記媒体には、前記画像表示機能のための電源手段が設けられているとともに、該電源手段に、前記検知手段によって検知されるためのマーカーが付与されており、前記検知手段は、前記媒体の前記電源手段に付与されたマーカーを検出して前記媒体の位置や状態を検知することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
  4. 前記媒体には、前記検知手段によって検知されるためのマーカーとして電磁的な通信手段が付与されており、前記検知手段は、前記マーカーからの電磁的な信号強度を検出して前記媒体の位置や状態を検知することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
  5. 前記検知手段は前記表示手段上に2次元状に設けられており、前記媒体あるいは前記媒体に設けられたマーカーを2次元の位置情報として検出することを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
  6. 前記制御手段は、前記表示手段上の前記媒体の位置に応じて前記媒体に対して前記媒体の前記画像表示機能による表示内容を変更させることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の情報表示システム。
  7. 前記制御手段は、前記表示手段上の前記媒体が存在する領域の表示内容を前記媒体の前記画像表示機能によって表示させることを特徴とする請求項6に記載の情報表示システム。
  8. 前記制御手段は、前記表示手段上の前記媒体が存在する位置を含む表示領域の表示内容を前記媒体の前記画像表示機能によって前記媒体のサイズに合わせて表示させることを特徴とする請求項6に記載の情報表示システム。
  9. 前記表示手段には複数の表示内容が重なり合って表示可能であり、前記制御手段は、前記媒体の位置により前記表示手段に表示されている複数の表示内容のうちから1以上の表示内容を特定し、該特定した表示内容を前記媒体の前記画像表示機能により表示させることを特徴とする請求項8に記載の情報表示システム。
  10. 前記制御手段は、前記媒体に表示させた前記表示手段上の表示領域について表示を消去することを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の情報表示システム。
  11. 前記制御手段は、前記表示手段上の表示を消去した表示領域について、背景とは異なる表示を一時的に行わせることを特徴とする請求項10に記載の情報表示システム。
  12. 前記制御手段は、前記媒体に対して前記媒体の前記画像表示機能により表示する情報を外部から取得させることを特徴とする請求項6ないし請求項11のいずれか1項に記載の情報表示システム。
  13. 前記媒体は光書き込み電子ペーパーであり、前記制御手段は、前記媒体の前記画像表示機能による表示を変更するための前記表示手段の表示制御を行うことを特徴とする請求項6ないし請求項11のいずれか1項に記載の情報表示システム。
  14. 前記媒体は、さらに前記画像表示機能により表示した情報あるいは該情報を特定するための特定情報を記憶する情報記憶手段を有しており、前記制御手段は、前記媒体の前記画像表示機能により表示させた情報あるいは該情報に対応する前記特定情報を前記媒体の前記情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項6ないし請求項13のいずれか1項に記載の画像表示システム。
  15. 前記制御手段は、前記表示手段上の前記媒体の位置に応じて前記表示手段における表示内容を変更することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の情報表示システム。
  16. 前記媒体は、さらに前記画像表示機能により表示した情報あるいは該情報を特定するための特定情報を記憶する情報記憶手段を有しており、また、前記媒体の前記情報記憶手段から前記画像表示機能により表示した情報あるいは前記特定情報を取得する情報取得手段を有し、前記制御手段は、前記情報取得手段によって取得した前記媒体の前記画像表示機能により表示した情報あるいは前記特定情報に対応する情報により前記表示手段の表示内容を変更することを特徴とする請求項15に記載の情報表示システム。
  17. 前記制御手段は、前記表示手段の表示内容を変更するとともに、前記媒体の前記画像表示機能により表示している情報を消去することを特徴とする請求項15または請求項16に記載の情報表示システム。
  18. 前記検知手段は、前記媒体が複数存在する場合にそれぞれの媒体の位置を検知し、前記制御手段は、それぞれの前記媒体の位置の検知結果をもとに前記媒体の重なり状態を特定し、該重なり状態に応じてそれぞれの前記媒体の前記画像表示機能により表示している情報を前記表示手段に重ねて表示することを特徴とする請求項15ないし請求項17のいずれか1項に記載の情報表示システム。
  19. 画像表示機能を有する媒体の位置や状態を検知する検知手段で検知し、該検知結果に従って表示手段と前記媒体との表示内容の対応付けを行うことを特徴とする情報表示方法。
  20. 前記媒体には、前記検知手段によって検知されるためのマーカーが付与されており、前記媒体に付与された前記マーカーを検出して前記媒体の位置や状態を検知することを特徴とする請求項19に記載の情報表示方法。
  21. 前記媒体には、前記画像表示機能のための電源手段が設けられているとともに、該電源手段に、前記検知手段によって検知されるためのマーカーが付与されており、前記媒体の前記電源手段に付与された前記マーカーを検出して前記媒体の位置や状態を検知することを特徴とする請求項19に記載の情報表示方法。
  22. 前記媒体には、前記検知手段によって検知されるためのマーカーとして電磁的な通信手段が付与されており、前記マーカーからの電磁的な信号強度を検出して前記媒体の位置や状態を検知することを特徴とする請求項19に記載の情報表示方法。
  23. 前記検知手段が前記表示手段上に2次元状に設けられており、前記媒体あるいは前記媒体に設けられたマーカーを2次元の位置情報として検出することを特徴とする請求項19に記載の情報表示方法。
  24. 前記表示手段と前記媒体との表示内容の対応付けは、前記表示手段上の前記媒体の位置に応じて前記媒体に対して前記媒体の前記画像表示機能による表示内容を前記表示手段の表示内容で変更することにより行うことを特徴とする請求項19ないし請求項23のいずれか1項に記載の情報表示方法。
  25. 前記表示手段上の前記媒体が存在する領域の表示内容によって前記媒体の前記画像表示機能による表示内容を変更することを特徴とする請求項24に記載の情報表示方法。
  26. 前記表示手段上の前記媒体が存在する位置を含む表示領域の表示内容を前記媒体のサイズに合わせた上で前記媒体の前記画像表示機能による表示内容を変更することを特徴とする請求項24に記載の情報表示方法。
  27. 前記表示手段には複数の表示内容が重なり合って表示可能であり、前記媒体の位置により前記表示手段に表示されている複数の表示内容のうちから1以上の表示内容を特定し、該特定した表示内容により前記媒体の前記画像表示機能の表示内容を変更することを特徴とする請求項26に記載の情報表示方法。
  28. 前記媒体の前記画像表示機能による表示内容を変更した後、当該表示内容の変更に用いた前記表示手段上の表示領域について表示を消去することを特徴とする請求項25ないし請求項27のいずれか1項に記載の情報表示方法。
  29. 前記表示手段上の表示を消去した表示領域について、背景とは異なる表示を一時的に行わせることを特徴とする請求項28に記載の情報表示方法。
  30. 変更される前記媒体の前記画像表示機能による表示内容は、前記媒体が外部から取得することを特徴とする請求項24ないし請求項29のいずれか1項に記載の情報表示方法。
  31. 前記媒体は光書き込み電子ペーパーであり、前記媒体の前記画像表示機能による表示内容の変更時に該変更のための前記表示手段の表示制御を行うことを特徴とする請求項24ないし請求項29のいずれか1項に記載の情報表示方法。
  32. 前記媒体は、さらに前記画像表示機能により表示した情報あるいは該情報を特定するための特定情報を記憶する情報記憶手段を有しており、前記媒体の前記画像表示機能による表示内容の変更時に、前記画像表示機能により表示させた情報あるいは該情報に対応する前記特定情報を前記媒体の前記情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項24ないし請求項31のいずれか1項に記載の画像表示方法。
  33. 前記表示手段と前記媒体との表示内容の対応付けは、前記表示手段上の前記媒体の位置に応じて前記表示手段における表示内容を前記媒体の前記画像表示機能による表示内容で変更することにより行うことを特徴とする請求項19ないし請求項23のいずれか1項に記載の情報表示方法。
  34. 前記媒体は、さらに前記画像表示機能により表示した情報あるいは該情報を特定するための特定情報を記憶する情報記憶手段を有しており、前記媒体の前記情報記憶手段から前記画像表示機能により表示した情報あるいは前記特定情報を取得し、前記媒体の前記画像表示機能により表示した情報あるいは前記特定情報に対応する情報により前記表示手段の表示内容を変更することを特徴とする請求項33に記載の情報表示方法。
  35. 前記媒体の前記画像表示機能により表示している情報で前記表示手段の表示内容を変更したときには、前記媒体の前記画像表示機能により表示している情報を消去することを特徴とする請求項33または請求項34に記載の情報表示方法。
  36. 前記媒体が複数存在する場合に、それぞれの媒体の位置を検知し、それぞれの前記媒体の位置の検知結果をもとに前記媒体の重なり状態を特定し、該重なり状態に応じてそれぞれの前記媒体の前記画像表示機能による表示内容を前記表示手段に重ねて表示することを特徴とする請求項33ないし請求項35のいずれか1項に記載の情報表示方法。
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