WO2007080651A1

WO2007080651A1 - 情報編集装置

Info

Publication number: WO2007080651A1
Application number: PCT/JP2006/300395
Authority: WO
Inventors: Toru Kamada; Yasuyuki Nakata; Kouichi Oikawa
Original assignee: Fujitsu Limited
Priority date: 2006-01-13
Filing date: 2006-01-13
Publication date: 2007-07-19

Abstract

　素材タグの直接的な操作によって所望の素材を自由にレイアウトすることが可能な情報編集装置を提供するために、情報編集装置１０に、素材タグ１１を検出して素材識別子と位置情報を取得する操作パネル１２と、素材識別子に対応する素材データを素材データ格納手段１５から取得する素材取得手段１３と、位置情報から素材データを表示手段１６に表示する領域を決定して表示する素材割付手段１４と、素材データを格納する素材データ格納手段１５と、素材データを任意の領域に表示する表示手段１６と、を少なくとも備える。

Description

明細書

情報編集装置

技術分野

[0001] 本発明は、画像や文書等を表示する表示装置に関し、特には、あらかじめ取材現場等で取得してサーバ等に記憶した素材 (画像や文書等）に対応する識別子を持つ

RFタグを RF— RZWでできた操作パネルにかざすことで所望の素材を表示装置に表示させる情報編集装置に関する。

背景技術

[0002] 従来から、取材現場等で撮影した映像や画像、作成した文書等の素材をサーバ等に受信 '保管しておき、編集現場に素材を配信するサービスがあった。

図 1は、情報編集装置を使用するシステムの従来例を説明する図である。

[0003] 図 1に示す表示編集装置 1400は、素材タグ 1401や 1402から映像 IDや文書 IDを読みとる RF— RZW1403と、 ID取得手段 1404と、素材データを格納する素材データ格納手段 15と、サーバ 25と、サーバ 25を介して素材データ格納手段 15から素材データを取得する素材取得手段 1405と、素材データを表示領域に表示する素材割付手段 1406と、素材データを表示する表示手段 16と、を備えている。

[0004] また、映像データ等を生成する撮影手段 21や文書を生成する記述手段 23は、ネットワーク等を介して素材データ格納手段 15と接続されている。また、撮影データに対する撮影 IDは、 RF— RZW22を介して素材タグ 1401に書き込むことができる。また、文書データに対する文書 IDは、 RF— RZW24を介して素材タグ 1402に書き込むことができる。

[0005] まず、表示編集装置 1400を使用するにあたって、事前に素材データが収集される。例えば、操作者は、取材時にデジタルカメラ等の撮影手段 21で撮影した映像データを素材データ格納手段 15に格納するとともに、この映像データを識別するための素材識別子（映像 ID)を RF— RZW22を介して素材タグ 1401に格納する。

[0006] 次に、操作者が、表示手段 16に表示させたい素材データの素材識別子が格納されている素材タグを、 RF—RZW1403にかざすと、 ID取得手段 1404が RF—RZ W1403を介して素材タグから映像 ID等を読み出し、素材取得手段 1405に送信される。

[0007] 素材取得手段 1405は、映像 ID等に対応する映像データ等を素材データ格納手段 15から読み出す。素材割付手段 1406は、読み出した映像 ID等の素材データを、あら力じめ決められた表示手段 16の各領域に表示する。

[0008] 以上に説明した表示編集装置 1400は、様々な素材タグを用いることで所望の素材データを表示手段 16に表示することができるが、表示手段 16上の所望の領域に素材データを表示するためには、プログラムの変更などが必要となり、自由に表示レイアウトを変更することが難しいという問題があった。そのため、表示手段 16を用いてリアルタイムかつ直接的な表現をすることができな力つた。

[0009] 特許文献 1には、マラソン大会等にぉ、て、ある地点 Z箇所を通過したときの動画像を自動的に記録'抽出し、ゴールシーン等を再生表示することができる映像記録装置が開示されている。

[0010] 特許文献 2には、施設の利用者やイベントの参加者を撮影した画像を、記録媒体やインターネットを利用して簡単に提供できる画像提供システムが開示されている。特許文献 3には、エンドユーザの要求が発生した時点で情報を媒体に入れて現場で発行すると共に、サービス事業者が必要とする明確なコストだけをシステム提供者に支払う媒体によるコンテンツ発行方法、サービス事業者側装置及びシステム提供者側装置が開示されている。

[0011] 特許文献 4には、 PCやデジタルカメラを用いることなく電子アルバム装置に画像を取り込めるようにするために、タグ付き写真プリントをディスプレイ近傍に設けられた読み取り部に近づけると、読み取り部が ICタグから自動的にデータ読み取ってアルバムデータに画像データを追加する電子アルバム装置について開示されている。

特許文献 1：特開 2003 - 284061号公報

特許文献 2 :特開 2004— 220153号公報

特許文献 3：特開 2004 - 348305号公報

特許文献 4：特開 2005— 057387号公報

発明の開示 [0012] 本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しょうとする課題は、素材タグの直接的な操作によって所望の素材を自由なレイアウトで表示させることが可能な情報編集装置を提供することである。

[0013] 上記課題を解決するために、本発明に係る情報編集装置は、映像データ、画像データ、文書データ及びこれらを組み合わせてできたデータである素材データを格納する素材データ格納手段と、前記素材データを任意の位置に表示する表示手段と、前記素材データ格納手段に格納された素材データの識別子である素材識別子を有する素材タグを検出すると、該素材識別子と該素材タグを検出した位置を表す位置情報とを取得する操作パネルと、前記操作パネルで取得した素材識別子に対応する素材データを前記素材データ格納手段から取得する素材取得手段と、前記操作パネルで取得した位置情報から表示手段における前記素材データの表示領域を割り付けて、該表示領域に前記素材データを表示させる素材割付手段と、を備える。

[0014] 本発明によると、操作パネルが素材タグを検出すると、当該素材タグから素材識別子を取得するとともに、該素材タグを検出した位置を表す位置情報を取得する。そして、素材取得手段が素材識別子に対応する素材データを素材データ格納手段から取得する一方、素材割付手段が位置情報から表示手段における素材データの表示領域を割り付けて、当該表示領域に素材データを表示する。

[0015] これにより、操作者が素材タグをかざした操作パネル上の位置に対応する表示手段における表示領域に、素材データを表示させることが可能となる。すなわち、操作者が表示手段における素材データの表示レイアウトを自由に変更することが可能となる。

[0016] 以上のように、本発明によると、素材タグの直接的な操作によって所望の素材を自由なレイアウトで表示させることが可能な情報編集装置を提供できる。

図面の簡単な説明

[0017] [図 1]情報編集装置を使用するシステムの従来例を説明する図である。

[図 2]本発明の原理を説明する図である。

[図 3]本実施例に係る表示編集装置の概要を示す図である。

[図 4]本実施例に係る表示編集装置を使用するシステムのハードウェア構成例を示す図である。

[図 5A]本実施例に係る操作パネルの構成例を示す正面図である。

[図 5B]本実施例に係る操作パネルの構成例を示す側面図である。

[図 6]本実施例に係る操作パネルに配される RF— RZWと表示手段の表示領域との関係を説明する図である。

[図 7]本実施例に係る素材データを収集する場合の処理の例を示すフローチャートである。

[図 8]本実施例に係る表示編集装置の処理の例を示すフローチャートである。

[図 9]本実施例に係る素材割付手段の具体的な処理の例を示すフローチャートである。

[図 10]本実施例に係る属性タグを使用する場合の素材割付手段の処理の概要を示す図である。

[図 11]本実施例に係る属性タグを使用する場合の素材割付手段の具体的な処理の例を示すフローチャートである。

[図 12]本実施例に係る属性タグと頁タグを使用する場合の素材割付手段の処理の概要を示す図である。

[図 13]本実施例に係る属性タグと頁タグを使用する場合の素材割付手段の具体的な処理の例を示すフローチャートである。

[図 14A]本実施例に係る素材タグと属性タグと頁タグとで構成する操作装置の例を示す側面図である。

[図 14B]本実施例に係る素材タグと属性タグと頁タグとで構成する操作装置の例を示す側面図である。

[図 14C]本実施例に係る素材タグと属性タグと頁タグとで構成する操作装置の例を示す側面図である。

[図 14D]本実施例に係る素材タグと属性タグと頁タグとで構成する操作装置の例を示す上面図である。

発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施形態につて図 2〜図 14に基づいて説明する。図 2は、本発明の原理を説明する図である。

図 2に示す情報編集装置 10は、素材タグ 11を検出して素材識別子と位置情報を取得する操作パネル 12と、素材識別子に対応する素材データを素材データ格納手段 15から取得する素材取得手段 13と、位置情報から素材データを表示手段 16に表示する領域を決定して表示させる素材割付手段 14と、素材データを格納する素材データ格納手段 15と、素材データを任意の領域に表示する表示手段 16と、を少なくとも備えている。

[0019] 素材タグ 11は、図示しないが素材識別子を記憶する記憶手段を備えている。この素材識別子は、素材データ格納手段 15に格納されている素材データを識別するためのものである。また、素材タグ 11は、操作パネル 12との交信が可能である。例えば、操作パネル 12からの要求に応じて素材識別子を操作パネル 12に送信することができる。

[0020] 操作パネル 12は、素材タグ 11を検出する。そして、素材タグ 11を検出すると、素材タグ 11と交信を行って素材識別子を取得する。また、操作パネル 12は、素材タグ 11 を検出した操作パネル 12の位置を検出することができる。素材タグ 11を検出すると、検出位置から位置情報を生成する。

[0021] この位置情報は、素材タグ 11を検出した操作パネル 12上の領域と表示手段 16の表示領域とを関連づけるための情報ある。したがって、位置情報と表示領域とは一対一の対応関係にある。

[0022] 素材取得手段 13は、素材データ格納手段 15に対して、操作パネル 12が取得した素材識別子に対応する素材データを要求する。そして、素材データ格納手段 15から送られた素材データを取得する。

[0023] 素材割付手段 14は、操作パネル 12が取得した位置情報に対応する表示手段上の表示領域を特定する。そして、素材取得手段 13で取得した素材データを表示手段の当該表示領域に表示させる。

[0024] さらに、素材割付手段 14は、特定された各表示領域にレイアウトされた素材データから一般的な情報処理装置で表示可能な形式の表示データ (例えば、 HTML形式や XML形式のデータ）を作成し、インターネット等のネットワークからアクセス可能な図示しない記憶装置に記憶してもよし、インターネット等のネットワークを介して他の情報処理装置に表示データを配信してもよヽ。

[0025] 図 3は、本発明の実施例に係る表示編集装置 10の概要を示す図である。

表示編集装置 10を使用するにあたって、事前に素材データが収集される。例えば、操作者は、取材時にデジタルカメラ等の撮影手段 21で撮影した映像データをネットワーク等を介して素材データ格納手段 15に格納するとともに、この映像データを識別するための素材識別子（映像 ID)を RF— RZW (Radio Frequency Identifica tion Reader/Writer) 22を介して素材タグ 11aに格納する。

[0026] 同様に、取材をもとに PC等の記述手段 23で作成した文書データをネットワーク等を介して素材データ格納手段 15に格納するとともに、この文書データを識別するための素材識別子（文書 ID)を RF—RZW24を介して素材タグ l ibに格納する。

[0027] ここで、本実施例に係る素材タグ 11aや l ib (以下、素材タグ 11aと l ibの両方を指す場合には単に「素材タグ 11」という）には、 RFID (Radio Frequency Identifica tion)タグを使用している。また、映像 IDは映像データと、文書 IDは文書データと、互ヽに一対一に対応する識別子である。

[0028] また、本実施例に係る素材データ格納手段 15は一般的なデータベースによって実現される力これに限定しない。例えば、単にファイルサーバ等に素材データを格納するようにしてちょい。

[0029] 以上に説明した処理を操作者が行うことによって、素材データは収集されて素材データ格納手段 15に格納される。そして、以下に説明する操作が表示編集装置 10に対して行われると、表示編集装置 10は、表示手段 16の任意の表示領域に所望の素材データを表示する。

[0030] まず、操作者は、表示手段 16に表示させたい素材データの素材識別子が格納されている素材タグ 11を、表示手段 16の表示したい位置 (領域）に対応する操作パネル 12上の任意の位置にかざす。

[0031] ここで、操作パネル 12は、複数の RF— RZW (素材識別子取得手段） 22a〜22iと位置情報取得手段 12jとを備えている。各 RF— RZW22a〜22iは、素材タグ 11を検出すると交信をして素材識別子を取得する。位置情報取得手段 1¾は、検出した素材識別子を素材取得手段 13に送信するとともに、素材タグ 11を検出した RF— R ZWの RF— RZW識別子 (位置情報)を取得して素材割付手段 14に送信する。

[0032] 図 3では、素材タグ 11aを RF— RZW12gと 12eとにかざした場合の例が示されている。この場合、 RF—RZW12gが素材タグ 11aを検出し、素材タグ 11aから素材識別子である映像 IDを取得する。すると、位置情報取得手段 1¾は、取得した映像 ID を素材取得手段 13に送信するとともに、 RF— RZWl 2gの RF— RZW識別子を取得して素材割付手段 14に送信する。 RF-R/W12eにつ、ても同様の処理が行われる。

[0033] 一方、素材取得手段 13は、サーバ 25を介して素材データ格納手段 15にアクセスし、素材識別子に対応する素材データを取得する。

また、素材割付手段 14は、位置情報取得手段 1¾が取得した RF— RZW識別子に対応する表示手段 16の表示領域を特定し (以下、この時の表示領域を「特定表示領域」という）、この特定表示領域に素材データを表示させる。

[0034] ここで、操作パネル 12に配される RF—RZW12a〜12iの配置と表示手段 16の所定の表示領域とは一対一に対応する関係を有している。すなわち、 RF— RZW識別子と表示手段 16の所定の表示領域とは一対一に対応する関係にある。

[0035] なお、図 3に示した操作パネル 12には、 12個の RF— RZW12a〜12iが使用されている例を示しているがこれに限定する趣旨ではない。また、 RF— R/W12a〜12i の配置についても、図 3に示す配置に限定しな、のは当然である。

[0036] 図 4は、本発明の実施例に係る表示編集装置 10を使用するシステムのハードゥエァ構成例を示す図である。

図 4に示す表示編集装置 10は、素材取得手段 13と素材割付手段 14とを備える端末本体 31と、端末本体 31に接続される操作パネル 12と、端末本体 31に接続される表示手段 16と、端末本体 31とサーバ 25を介して接続される素材データ格納手段 15 と、を少なくとも備えている。

[0037] ここで、端末本体 31は、一般的に用いられる情報処理装置によって実現可能である。すなわち、素材取得手段 13や素材割付手段 14は、端末本体 31が備える CPU に所定のプログラムを実行させることによって実現される。 [0038] また、操作パネル 12は、図 3で説明したように複数の RF—RZW等で構成され、表示手段 16は、 CRT (Cathode Ray Tube)ディスプレイや LCD (Liquid Crystal Display)等で実現される。また、素材データ格納手段 15は、素材データを格納するデータベースであり、端末本体 ₃1はサーバ 25を介して素材データ格納手段 15にアクセス可能となっている。

[0039] 図 4には、さらに、映像データ（素材データ）を取り込むための端末本体 32と、文書データ（素材データ）を取り込むための端末本体 33と、を示している。端末本体 32及び 33は、ネットワークを介してサーバ 25と接続される。

[0040] 端末本体 32は、 RF— RZW22やビデオカメラ 34と接続可能な情報処理装置である。デォカメラ 34と接続して映像データを取り込み、サーバ 25を介して素材データ格納手段 15に送信する。また、取り込んだ映像データを一意に特定できる映像 ID (素材識別子）を生成し、 RF— RZW22を介して素材タグ 11aに記憶させる。

[0041] 端末本体 33は、 RF— RZWと接続可能な情報処理装置である。また、端末本体 3 3は、ワードプロセッサ機能等の文書生成機能を備えている。生成した文書データは、サーバ 25を介して素材データ格納手段 15に送信される。また、生成した文書データを一意に特定できる文書 ID (素材識別子)を生成し、 RF— RZW24を介して素材タグ l ibに記憶させる。

[0042] なお、端末本体 32は、ビデオカメラ 34の他に例えばデジタルカメラや外部記憶媒体 (例えば、フロッピー (登録商標)ディスクや MO、 USBメモリ等）から映像データや画像データを取得するようにしてもょヽ。

[0043] また、端末本体 33は、文書生成機能を備えて、なくてもよ!、。例えば、情報処理装置が有する外部記憶媒体駆動装置 (例えば、フロッピー (登録商標)ディスクドライブや MOドライブ、 USBインターフェース等）を介して外部記憶媒体から文書データを取り込むようにしてもよい。

[0044] また、操作パネル 12、端末本体 31〜33、サーバ 25、素材データ格納手段 15、及び表示手段 16は、それぞれ有線又は無線のネットワークを介して接続してもよいし、専用線（回線)を用、て接続してもよ、のは当然である。

[0045] また、図 3に示した構成例に限定しない。例えば、素材データ格納手段 15は端末本体 31に直接接続されていてもよいし、端末本体 31内部にあってもよい。この場合、端末本体 32や端末本体 33は、端末本体 31と直接接続すればよい。

[0046] また、端末本体 31は、インターネット等の他のネットワークと接続してもよい。この場合、例えば、素材割付手段 14に、各特定表示領域にレイアウトされた素材データから一般的な情報処理装置で表示可能な形式の表示データを生成させて、端末本体 31に備わる図示しない記憶装置やインターネット等のネットワーク力アクセス可能な図示しない記憶装置に記憶してもよし、インターネット等のネットワークを介して他の情報処理装置に表示データを配信してもよ、。

[0047] 図 5Aは、操作パネル 12の構成例を示す正面図である。

図 5Aに示すように、操作パネル 12は、パネル表面部材 43に複数の RF— RZW4 Oa、 40b、 40c、 · · ·、 41a、 41b、 41c、 · · ·、 42a、 42b、 42c、 · · ·力一定の規貝 ljにしたがって配されている。図 5Aでは、マトリックス状に配された場合の例が示されている。また、各 RF— RZWは、位置情報として RF— RZW識別子を有している。例えば、図 5Aでは、 RF-R/W40a, 40b、 40cの RF— RZW識別子を、それぞれ（0、 0)、 (0、 1)、（0、 2)、 RF—RZW41a、 41b、 41cの RF—RZW識別子を、それぞれ（1 、 0)、（1、 1)、（1、 2)、 RF— RZW42a、 42b、 42cの RF— R,W識別子を、それぞれ（2、 0)、（2、 1)、（2、 2)に設定している場合の例を示している。

[0048] 図 5Bは、操作パネル 12の構成例を示す側面図である。

各 RF— RZWは、インターフェース (位置情報取得手段) 44と接続されている。また、インターフェース 44は、端末本体 31と有線又は無線で接続される。インターフエース 44は、素材タグ 11を検出した RF—RZWから素材識別子とともに、素材タグ 11 を検出した RF— RZWの RF— RZW識別子 (位置情報）を取得する。そして、これら素材識別子と RF— RZW識別子を端末本体 31に送信する。

[0049] 図 6は、操作パネル 12に配される RF—RZWと表示手段 16の表示領域との関係を説明する図である。

図 5で説明したように、本実施例に係る操作パネル 12は、パネル表面部材 43に複数の RF— RZW40a、 40b、 40c、 · · ·、 41a、 41b、 41c、 · · ·、 42a、 42b、 42c、 · · · がマトリックス状に配されている。そして、それぞれに RF—RZW識別子 (0、 0)、（0、 1)、 (0、 2)、 · · ·、 (1、0)、 (1、 1)、 (1、2)、 · · ·、（2、 0)、（2、 1)、（2、 2) · · ·が割り付けられている。

[0050] 一方、表示手段 16の表示領域は、 RF— RZW40a、 40b、 40c、 · · ·、 41a、 41b、 41c、…、 42a、 42b、 42c、 · · ·に対応して、表示領域 50a、 50b、 50c、…、 51a、 51b、 51c、 · · ·、 52a、 52b、 52c、 · · ·に分割した領域が定義されている。

[0051] すなわち、 RF—RZWの RF—RZW識別子（0、 0)、（0、 1)、（0、 2)、 · · ·、（1、 0 )、（1、 1)、（1、 2)、 · · ·、（2、 0)、（2、 1)、（2、 2)、 ' "に対して、表示領域 50a、 50 b、 50c、 · · ·、 51a、 51b、 51c、 · · ·、 52a, 52b、 52c、 · · ·それぞれ一対一に対応付け（関連づけ）られている。

[0052] 例えば、 RF— RZW40aが素材タグ 11を検出すると、インターフェース 44は RF— RZW識別子 (0、 0)を取得する。そして、素材識別子とともに RF—RZW識別子 (0 、 0)を端末本体 31に送信する。さらに、端末本体 31において、素材割付手段 14は当該 RF— RZW識別子 (0、 0)に対応する表示領域 50aを当該素材データの表示領域と決定する。

[0053] 例えば、 RF— RZW識別子と表示領域とを対応づけたテーブル (以下、「領域テーブル」という）を、端末本体 31に備わる記憶部に記憶しておき、素材割付手段 14は、領域テーブルを参照して RF— RZW識別子に対応する表示領域を決定するよう〖こすればよい。

[0054] 以下、本実施例に係る表示編集装置 10を使用したシステムの処理について図 7及び図 8を用いて説明する。

図 7は、本実施例に係る素材データを収集する場合の処理の例を示すフローチヤートである。本実施例に係る表示編集装置 10を使用するにあたり、操作者によって素材データの採取が行われる（ステップ S 700)。

[0055] ステップ S701にお、て、操作者がビデオカメラやデジタルカメラ等の撮影手段 21 で撮影した映像データや画像データが、端末本体 32に入力される。また、文書生成機能を有するパーソナルコンピュータ等の記述手段 23で生成した文書データが、端末本体 33に入力される。なお、文書データには、図形データが含まれていてもよい。

[0056] ステップ S702において、端末本体 32又は 33は、ステップ S701で取得 '生成した映像データや画像データ、文書データに対する ID (素材識別子)を生成する。本実施例においては、映像データ等を取り込んだ日時とデータの種類を示す拡張子とで構成される IDを生成する。例えば、端末本体 32が 2005年 12月 6日 19時 10分に画像データを取り込んだ場合には、映像 ID「0512061910. jpg」を生成する。

[0057] ステップ S703において、端末本体 32又は 33は、ステップ S 702で生成した IDをフアイル名（データ名）としてサーバ 25に送信し、素材データ格納手段 15に格納する。

[0058] ステップ S704において、端末本体 32又は 33は、 RF—RZW22や 24を用いてステツプ S702で決定した IDをそれぞれの素材タグに書き込む。

以上のステップ S701〜S705までの処理を端末本体 32又は 33に実行させることによって、操作者は、所望の素材データを素材データ格納手段 15に格納することができる。また、同時に、素材データ格納手段 15に格納した素材データの IDをそれぞれの素材タグに記憶することができる。

[0059] 図 8は、本実施例に係る表示編集装置の処理の例を示すフローチャートである。操作者が所望の素材タグを操作パネル 12にかざすと、操作パネル 12は、素材タグを検出し表示編集処理を開始する (ステップ S800)。

[0060] ステップ S801において、操作パネル 12は、ステップ S800で素材タグを検出した R

F— RZWの RF— RZW識別子を取得する。そして、 RF— RZW識別子を素材割付手段 14に送信する。

[0061] 素材割付手段 14は、領域テーブルを参照し、取得した RF— RZW識別子に対応する表示領域を特定する。そして、当該表示領域を始点とする。

ステップ S802において、操作パネル 12は、ステップ S800で素材タグを検出した R F RZWと異なる RF— RZWの RF— RZW識另 U子を取得すると、当該 RF— R/ W識別子を素材割付手段 14に送信する。

[0062] 素材割付手段 14は、領域テーブルを参照し、取得した RF— RZW識別子に対応する表示領域を特定して当該表示領域を終点とする。

ステップ S803において、例えば、端末本体 31は一定期間属性タグの検出を監視する。そして、操作パネル 12が属性タグを検出すると、処理をステップ S804に移行する。また、属性タグを検出しない場合には、処理をステップ S805に移行する。 [0063] ステップ S804において、操作パネル 12は、ステップ S803で検出した属性タグと交信を行う。そして、属性タグが有する属性情報を取得し、処理をステップ S805に移行する。

[0064] ステップ S805において、端末本体 31は、ステップ S803と同様〖こ、一定期間属性タグの検出を監視する。そして、操作パネル 12は頁タグを検出すると、処理をステツプ S806に移行する。また、頁タグを検出しない場合には、処理をステップ S807に移行する。

[0065] ステップ S806において、操作パネル 12は、ステップ S805で検出した頁タグと交信を行う。そして、頁タグが有する頁制御情報を取得し、処理をステップ S807に移行する。

[0066] ステップ S807にお!/、て、操作パネル 12は、素材タグと交信を行う。そして、ステツプ S804で属性情報を取得した場合には、属性情報と一致する素材識別子を取得する。また、ステップ S806で頁制御情報を取得した場合には、頁制御情報に一致した頁の素材取得手段を取得する。

[0067] ここで、本実施例では、属性情報として、素材データのデータの種類を使用して!/ヽる。例えば、 JPEGや MPEG、 TEXTといったデータの形式を示す情報である。また、本実施例に係る頁とは、表示手段 16の 1つの表示領域に表示する素材データ（又は、その素材識別子）のことをいう。例えば、 3つの素材データ（データ 0、データ 1、データ 2)について、データ 0、データ 1、データ 2をそれぞれ頁という。

[0068] ところで、本実施例に係る頁制御情報には、次頁 (INC : increment)と前頁（DEC ： decrement)といった情報が使用される。前頁とは、現在選択している頁より若い番号 (順番)の頁を指す。また、次頁とは、現在選択している頁より古い番号 (順番)の頁を指す。

[0069] 例えば、頁制御情報が次頁の場合で、データ 0が選択されて、るときは、次頁のデータ 1を選択することを示す。同様に、頁制御情報が前頁の場合で、データ 2が選択されているときは、前頁のデータ 1を選択することを示す。

[0070] さらに、ステップ S807において、素材割付手段 14は、ステップ S801及び S802で取得した表示領域の始点と終点から、表示手段 16にお、て素材データを表示する特定表示領域を決定する。そして、素材識別子に対応する素材データを素材データ格納手段 15から取得し、特定表示領域に表示する。

[0071] さらに、素材割付手段 14は、各特定表示領域にレイアウトされる素材データ力一般的な情報処理装置で表示可能な形式の表示データ (例えば、 HTML形式や XM L形式のデータ）を作成し、インターネット等のネットワーク力もアクセス可能な図示しな、記憶装置に記憶してもよし、インターネット等のネットワークを介して他の情報処理装置に表示データを配信してもよヽ。

[0072] なお、本実施例では、素材識別子 (例えば、映像 ID「0512061910. jpg」）を素材データのファイル名（データ名）にすることによって、素材識別子と素材データとを一対一に関連づけているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、素材識別子と素材データ名とを一対一に関連づけるテーブル (以下、「関連付けテーブル」と、う）を生成してサーバ 25等に格納しておいてもよい。この場合、素材取得手段 13は、関連付けテーブルを参照して、素材識別子に対応する素材データ名を取得し、当該素材データ名のデータを素材データ格納手段 15から取得すればょ、。

[0073] 図 9は、素材割付手段 14の具体的な処理の例を示すフローチャートである。操作者が所望の素材タグを操作パネル 12にかざすと、操作パネル 12は、素材タグを検出し表示編集処理を開始する (ステップ S900)。

[0074] ステップ S901において、操作パネル 12は、素材タグを検出した RF— RZWの RF — RZW識別子 (i、 j)を取得する。素材割付手段 14は、操作パネル 12から RF— R ZW識別子を取得するとともに、領域テーブルを参照し、 RF— RZW識別子 (i、 j)に対応する表示手段 16の表示領域 (i、 j)を特定する。

[0075] ステップ S902において、ステップ S 901で素材タグを検出した RF—RZWと異なる RF— RZWが素材タグを検出すると、操作パネル 12は、素材タグを検出した RF— R ZWの RF— RZW識別子 (i+k、 j +1)を取得する。素材割付手段 14は、操作パネル 12から RF— RZW識別子を取得するとともに、領域テーブルを参照し、 RF-R/ W識別子 (i + k、 j + 1)に対応する表示手段 16の表示領域 (i + k、 j + 1)を特定する。

[0076] なお、上述の表示領域 (i、 j)は、表示手段 16上の X— Y座標 (i、 j)を中心とする所定の大きさの表示領域を示している。同様に、表示領域 (i+k、 j +1)も、表示手段 16 上の X—Y座標 (i+k、 j +1)を中心とする所定の大きさの表示領域を示している。

[0077] ステップ S903において、素材割付手段 14は、ステップ S901及び S902で特定した表示領域 (i、 j)と表示領域 (i+k、 j +1)とが対角に位置する四角形の領域を特定表示領域とする。

[0078] ステップ S904にお、て、素材割付手段 14は、例えば、一定時間操作パネル 12が素材タグを検出するか否かを監視する。そして、ステップ S902で素材タグを検出した RF— RZWと異なる RF— RZWが素材タグを検出すると、素材割付手段 14は、処理をステップ S 902に移行して特定表示領域の決定を再度行う。

[0079] また、ステップ S904にお!/、て、ステップ S902で素材タグを検出した RF— RZWと異なる RF— RZWが素材タグが検出されない場合には、素材割付手段 14は、処理をステップ S 905に移行する。

[0080] ステップ S905において、素材割付手段 14は、ステップ S904と同様に、一定時間操作パネル 12が素材タグを検出するカゝ否かを監視する。そして、ステップ S901で検出した素材タグと異なる他の素材タグを検出した場合には、素材割付手段 14は、処理をステップ S 906に移行する。

[0081] ステップ S906において、素材取得手段 13は、操作パネル 12が素材タグと交信を行って取得した素材識別子に対応する素材データを、素材データ格納手段 15から取得するとともに、当該素材データをステップ S903で決定した特定表示領域に表示する。

[0082] さらに、ステップ S901〜S905を実施して当該他の素材タグについての特定表示領域を決定して素材データを表示する処理を行う。

ステップ S905において、ステップ S901で検出した素材タグと異なる他の素材タグが検出されない場合には、素材割付手段 14は、処理をステップ S 907に移行する。

[0083] そして、素材取得手段 13は、操作パネル 12が素材タグと交信を行って取得した素材識別子に対応する素材データを、素材データ格納手段 15から取得するとともに、当該素材データをステップ S903で決定した特定表示領域に表示して処理を終了する。

[0084] 以上の説明において、ステップ S903の処理では、表示領域 (i、 j)と表示領域 (i+k 、 j+1)とが対角に位置する四角形の領域を特定表示領域としたが、これに限定しな Vヽ。例えば、座標 (i、 j)を中心座標とし、座標 (i、 j)と (i+k、 j +1)とを結んだ直線を半径とする円と重なる領域を特定表示領域としてもょ、。

[0085] 図 10は、属性タグを使用する場合の素材割付手段 14の処理の概要を示す図である。

図 10に示す素材タグ 90は、 3つの素材識另 U子「050819. jpg」、「050819. txt」及び「050819. html」を有する場合の例を示している。また、属性タグ 91は、画像データの属性情報を有する。属性タグ 92及び 93は、それぞれ文書データ、 webデータの属性情報を有する。さらに、消去タグ 94は、表示手段 16に表示されている素材データの消去を指示する指示情報を有して、る。

[0086] 例えば、素材タグ 90と属性タグ 91とが重ねて操作パネル 12にかざされると、操作パネル 12は、素材タグ 90が有する素材識別子のうち、画像データの属性を有する素材識別子「050819. jpg」を素材タグ 90から取得する。

[0087] 同様に、素材タグ 90と属性タグ 92とが重ねて操作パネル 12にかざされると、操作パネル 12は、素材タグ 90が有する素材識別子のうち、文書データの属性を有する素材識別子「050819. txt」を素材タグ 90から取得し、素材タグ 90と属性タグ 93とが重ねて操作パネル 12にかざされると、操作パネル 12は、素材タグ 90が有する素材識別子のうち、 webデータの属性を有する素材識別子「050819. html」を素材タグ 90 から取得する。

[0088] 図 10では、素材タグ 90と属性タグ 91とを重ねた状態で、

にかざし、素材タグ 90と属性タグ 92とを重ねた状態で、 RF— RZW40aと 41aとにかざし、素材タグ 90と属性タグ 93とを重ねた状態で、 RF— RZW42bと 42aとにかざし、消去タグ 94を RF— R/W42cにかざした場合を示している。

[0089] 素材タグ 90と属性タグ 91と力 RF— RZW40cと 41bとにかざされると、素材割付手段 14は、図 9に示した処理によって、！^^ー！^ ^^識別子、 2)に対応する表示領域 50cと RF— RZW識別子（1、 1)に対応する表示領域 5 lbとが対角に位置する四角形の領域 95を素材識別子「050819. jpgjに対する特定表示領域とする。そして、領域 95に映像データ 050819. jpgを表示する。 [0090] 同様に、素材タグ 90と属性タグ 92と力 RF— RZW40a及び 41aの順にかざされると、素材割付手段 14は、図 9に示した処理によって、！^^ー！^ ^^識別子、 0)に対応する表示領域 50aと RF— RZW識別子（1、 0)に対応する表示領域 5 laとが対角に位置する四角形の領域 96を素材識別子「050819. txtjに対する特定表示領域とする。そして、領域 96に文書データ 050819. txtを表示する。

[0091] また、消去タグ 94が操作パネル 12にかざされると、素材割付手段 14は、消去タグ 9 4を検出した RF— RZW42cの RF— RZW識別子（2, 2)を取得する。そして、領域テーブルを参照し、 RF— RZW識別子（2, 2)に対応する表示領域 98 (52c)に表示されて、る素材データを消去する。

[0092] 図 11は、属性タグを使用する場合の素材割付手段 14の具体的な処理の例を示すフローチャートである。

操作者が所望の素材タグを操作パネル 12にかざすと、操作パネル 12は、素材タグを検出し表示編集処理を開始する (ステップ S1100)。

[0093] ステップ S1101において、操作パネル 12は、素材タグを検出した RF— RZWの R

F— RZW識別子 (i、 j)を取得する。素材割付手段 14は、操作パネル 12から RF— R

ZW識別子を取得するとともに、領域テーブルを参照し、 RF— RZW識別子 (i、 j)に対応する表示手段 16の表示領域 (i、 j)を特定する。

[0094] ステップ S1102において、ステップ S1101で素材タグを検出した RF— R/Wと異なる RF—RZWが素材タグを検出すると、操作パネル 12は、素材タグを検出した RF

— RZWの RF— RZW識另 U子（i + k、 j +1)を取得する。

[0095] 素材割付手段 14は、操作パネル 12から RF—RZW識別子を取得するとともに、領域テーブルを参照し、 RF—RZW識別子 (i+k、 j +1)に対応する表示手段 16の表示領域 (i+k、j+l)を特定する。

[0096] ステップ S1103において、素材割付手段 14は、ステップ S1101及び S1102で特定した表示領域 (i、 j)と表示領域 (i+k、 j+1)とが対角に位置する四角形の領域を特定表示領域とする。

[0097] ステップ S1104において、操作パネル 12が属性タグを検出すると、属性タグと交信を行って属性情報を取得する。属性情報を取得すると、表示編集装置 10は、処理をステップ S 1105に移行する。

[0098] ステップ SI 105において、表示編集装置 10は、ステップ S 1104で検出した属性タグと異なる他の属性タグが検出されるかチェックを行う。例えば、ステップ S1105に処理を移行してから、一定時間、ステップ S 1104で検出した属性タグと異なる他の属性タグが検出されるか否かを監視する。

[0099] そして、他の属性タグが検出されると、処理をステップ S 1104に移行して、再度属性タグ力も属性情報を取得する。また、ステップ S1105において、他の属性タグが検出されない場合には、処理をステップ S 1106に移行する。

[0100] ステップ S1106において、素材割付手段 14は、例えば、一定時間操作パネル 12 が素材タグを検出する力否かを監視する。そして、ステップ S 1102で素材タグを検出した RF— RZWと異なる RF— RZWが素材タグを検出すると、素材割付手段 14は、処理をステップ S 1102に移行して特定表示領域の決定を再度行う。

[0101] また、ステップ S1106において、ステップ S1102で素材タグを検出した RF— R/W と異なる RF— RZWが素材タグを検出しない場合には、素材割付手段 14は、処理をステップ S1107に移行する。

[0102] ステップ S1107において、素材割付手段 14は、ステップ S1106と同様に、一定時間操作パネル 12が素材タグを検出する力否かを監視する。そして、ステップ S1101 で検出した素材タグと異なる他の素材タグを検出した場合には、素材割付手段 14は

、処理をステップ S 1108に移行する。

[0103] ステップ S 1108において、操作パネル 12が、ステップ S 1104で取得した属性情報と一致する素材識別子を素材タグから取得すると、素材取得手段 13は、当該素材識別子に対応する素材データを、素材データ格納手段 15から取得するとともに、当該素材データをステップ S 1103で決定した特定表示領域に表示する。

[0104] さらに、ステップ S1101〜S1108を実施して当該他の素材タグについての特定表示領域を決定して素材データを表示する処理を行う。

ステップ S1107において、ステップ S1101で検出した素材タグと異なる他の素材タグが検出されない場合には、素材割付手段 14は、処理をステップ S 1109に移行する。 [0105] ステップ SI 109において、操作パネル 12が、ステップ S 1104で取得した属性情報と一致する素材識別子を素材タグから取得すると、素材取得手段 13は、当該素材識別子に対応する素材データを、素材データ格納手段 15から取得するとともに、当該素材データをステップ S 1103で決定した特定表示領域に表示して処理を終了する。

[0106] なお、ステップ S1100において、操作パネル 12が消去タグを検出した場合は、図示していないが、例えば、ステップ S1101〜S1103の処理によって特定表示領域を特定した後、当該特定表示領域に表示されている素材データを消去すればよい。

[0107] 図 12は、属性タグと頁タグを使用する場合の素材割付手段 14の処理の概要を示す図である。

図 12に示す素材タグ 110は、 5つの素材識另 U子「05081901. jpg」、「05081901 . txt」、「05081902. jpg」、「05081902. txt」、「050819. html」を有する場合の例を示している。また、属性タグ 111は、画像データの属性情報を有する。属性タグ 1 12及び 113は、それぞれ文書データ、 webデータの属性情報を有する。

[0108] また、頁タグ 114は、頁制御情報に「次頁」を有する頁タグである。頁タグ 115は、頁制御情報に「前頁」を有する頁タグである。

例えば、素材タグ 110と属性タグ 111と頁タグ 114とが重ねて操作パネル 12にかざされると、操作パネル 12は、素材タグ 110が有する素材識別子のうち、画像データの属性を有する素材識別子であって、次頁に該当する素材識別子「05081902. jpgj を取得する。

[0109] ここで、本実施例においては、最も若い番号 (順番）の頁を初期値として使用しているので、例えば、画像データの属性を有する素材識別子「05081901. jpgj ,「050 81902. jpg」のうち、「05081901. jpg」力初期値として使用される。した力 Sつて、この次に若い番号の頁「05081902. jpgjが「次頁に該当する素材識別子」となる。

[0110] 同様に、素材タグ 110と属性タグ 112と頁タグ 115とが重ねて操作パネル 12にかざされると、操作パネル 12は、素材タグ 110が有する素材識別子のうち、文書データの属性を有する素材識別子であって、前頁に該当する素材識別子「05081901. txt」を素材タグ 110から取得し、素材タグ 110と属性タグ 113とが重ねて操作パネル 12にかざされると、操作パネル 12は、素材タグ 110が有する素材識別子のうち、 webデータの属性を有する素材識別子「050819. html」を素材タグ 110から取得する。

[0111] 図 12では、素材タグ 110と属性タグ 111と頁タグ 114とを重ねた状態で、 RF— RZ W40cと 41bにかざし、素材タグ 110と属性タグ 112と頁タグ 115とを重ねた状態で、 RF— RZW40aと 41aとに力ざし、素材タグ 110と属性タグ 113とを重ねた状態で、 R F— RZW42bと 42aとにかざした場合を示している。

[0112] 素材タグ 110と属性タグ 111と頁タグ 114と力 RF— RZW40cと 41bとにかざされると、素材割付手段 14は、図 9に示した処理によって、！^^ー！^ ^^識別子、 2)に対応する表示領域 50cと RF— RZW識別子（1、 1)に対応する表示領域 51bとが対角に位置する四角形の領域 95を「05081902. jpgjに対する特定表示領域とする。そして、領域 95に映像データ 05081902. jpgの内容を表示する。

[0113] 同様に、素材タグ 110と属性タグ 111と頁タグ 114と力 RF— RZW40aと 41aとにかざされると、素材割付手段 14は、図 9に示した処理によって、 RF— RZW識別子（ 0、 0)に対応する表示領域 50aと RF— RZW識別子（1、 0)に対応する表示領域 51 aとが対角に位置する四角形の領域 96を「05081901. txtjに対する特定表示領域とする。そして、領域 96〖こ文書データ 05081901. txtの内容を表示する。

[0114] 図 13は、属性タグと頁タグを使用する場合の素材割付手段 14の具体的な処理の例を示すフローチャートである。

操作者が所望の素材タグを操作パネル 12にかざすと、操作パネル 12は、素材タグを検出し表示編集処理を開始する (ステップ S1300)。

[0115] ステップ S1301において、操作パネル 12は、素材タグを検出した RF— RZWの R F— RZW識別子 (i、 j)を取得する。素材割付手段 14は、操作パネル 12から RF— R ZW識別子を取得するとともに、領域テーブルを参照し、 RF— RZW識別子 (i、 j)に対応する表示手段 16の表示領域 (i、 j)を特定する。

[0116] ステップ S1302において、ステップ S1301で素材タグを検出した RF— RZWと異なる RF—RZWが素材タグを検出すると、操作パネル 12は、素材タグを検出した RF — RZWの RF— RZW識另 U子（i + k、 j +1)を取得する。

[0117] 素材割付手段 14は、操作パネル 12から RF—RZW識別子を取得するとともに、領域テーブルを参照し、 RF—RZW識別子 (i+k、 j +1)に対応する表示手段 16の表示領域 (i+k、j +l)を特定する。

[0118] ステップ S1303において、素材割付手段 14は、ステップ S1301及び S1302で特定した表示領域 (i、 j)と表示領域 (i+k、 j +1)とが対角に位置する四角形を特定表示領域とする。

[0119] ステップ S1304において、操作パネル 12が属性タグを検出すると、属性タグと交信を行って属性情報を取得する。属性情報を取得すると、表示編集装置 10は、処理をステップ S 1305に移行する。

[0120] ステップ S1305において、表示編集装置 10は、ステップ S1304で検出した属性タグと異なる他の属性タグが検出されるかチェックを行う。そして、他の属性タグが検出されると、処理をステップ S 1304に移行して、再度属性タグから属性情報を取得する。また、ステップ S1305において、他の属性タグが検出されない場合には、処理をステツプ S 1306に移行する。

[0121] ステップ S1306において、操作パネル 12は頁タグを検出すると、頁タグと交信を行う。そして、頁タグから頁制御情報を取得すると、表示編集装置 10は、処理をステツプ S 1307に移行する。

[0122] ステップ S1307において、素材割付手段 14は、例えば、一定時間操作パネル 12 が素材タグを検出する力否かを監視する。そして、ステップ S 1302で素材タグを検出した RF— RZWと異なる RF— RZWが素材タグを検出すると、素材割付手段 14は、処理をステップ S 1302に移行して特定表示領域の決定を再度行う。

[0123] また、ステップ S1307において、ステップ S1302で素材タグを検出した RF— R/W と異なる RF— RZWが素材タグを検出しない場合には、素材割付手段 14は、処理をステップ S 1308に移行する。

[0124] ステップ S1308において、素材割付手段 14は、ステップ S1307と同様に、一定時間操作パネル 12が素材タグを検出する力否かを監視する。そして、ステップ S1301 で検出した素材タグと異なる他の素材タグを検出した場合には、素材割付手段 14は、処理をステップ S 1309に移行する。

[0125] ステップ S 1309において、操作パネル 12力素材タグと交信してステップ S 1304 で取得した属性情報及びステップ S 1306で取得した頁制御情報と一致する素材識別子を取得すると、素材取得手段 13は、当該素材識別子に対応する素材データを、素材データ格納手段 15から取得するとともに、当該素材データをステップ S1303で決定した特定表示領域に表示する。

[0126] さらに、ステップ S1301〜S1309を実施して当該他の素材タグについての特定表示領域を決定して素材データを表示する処理を行う。

ステップ S 1308にお!/、て、ステップ S 1301で検出した素材タグと異なる他の素材タグを検出しない場合には、素材割付手段 14は、処理をステップ S1310に移行する。

[0127] ステップ S1310において、操作パネル 12力素材タグと交信してステップ S 1304 で取得した属性情報及びステップ S 1306で取得した頁制御情報と一致する素材識別子を取得すると、素材取得手段 13は、当該素材識別子に対応する素材データを、素材データ格納手段 15から取得するとともに、当該素材データをステップ S1303で決定した特定表示領域に表示して処理を終了する。

[0128] 図 14A〜図 14Dは、本実施例に係る素材タグと属性タグと頁タグとで構成する操作装置の例を示す図である。なお、図 14A〜図 14Cは、操作装置の側面図を示し、図 14Dは、操作装置の上面図を示している。

[0129] 図 14に示す操作装置 130は、それぞれが長方形又は正方形の平板の形状をした素材タグ 1301、属性タグ 1302、頁タグ 1303及び 1304で構成されている。素材タグ 1301と頁タグ 1303、頁タグ 1303と属'性タグ 1302、属'性タグ 1302と頁タグ 1304、頁タグ 1304と素材タグ 1301は、それぞれ互いの一辺と一辺とが揺動可能に接続されている。

[0130] したがって、操作装置 130の側面の形状は、図 14Aに示す四角形や、図 14B及び図 14Cに示す平行四辺形 (菱形）に変形することが可能となっている。図 14Bの状態の操作装置 130の上面図が図 14Dである。

[0131] ここで、図 14Aのように操作装置 130を操作パネル 12上にかざすと、 RF—RZW の検出範囲（交信可能範囲） aに素材タグ 1301と属性タグ 1302が入るので、操作パネル 12は、素材タグ 1301と属性タグ 1302を同時に検出することができる。

[0132] また、図 14Aの状態力も操作装置 130を図 14Bのように変形すると、 RF— RZWの検出範囲 aに素材タグ 1301と頁タグ 1303が入るので、操作パネル 12は、素材タグ 1 301と頁タグ 1303を同時に検出することができる。

[0133] 同様に、図 14Aの状態力も操作装置 130を図 14Cのように変形すると、 RF— RZ

Wの検出範囲 aに素材タグ 1301と頁タグ 1304が入るので、操作パネル 12は、素材タグ 1301と頁タグ 1304を同時に検出することができる。

[0134] 以上の説明にお、て、本実施例に係る操作パネル 12はパネル表面部材 43に一定の規則 (マトリックス状)で配される場合について示したが、不規則に配されてもよい。

また、本実施例に係る従属情報では、素材データのデータの種類を使用する例を示しているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、素材データの重要度を属性情報として使用してもよい。

[0135] 以上に説明したように、操作パネル 12に配される RF—RZWが素材タグを検出すると、その検出した RF— RZWの位置情報 (RF— RZW識別子）に応じて素材データの表示領域が決定されるので、操作者は、操作パネル 12に素材タグをかざすことによって、任意の表示領域に素材データを表示させることが可能となる。

[0136] また、操作パネル 12に配される RF— RZWの RF— RZW識別子と表示手段 16の表示領域とは一対一に対応しているので、操作パネル 12を表示手段 16と見立てて、表示したいところに素材タグをかざすことによって、より直接的に素材データを表示させる領域を指定することができ、表示手段 16を用いてリアルタイムかつ直接的な表現をすることが可能となる。

[0137] また、プログラムを変更することなぐ自由に表示レイアウトを変更することができるので、設計変更等で生じるコストを削減することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 映像データ、画像データ、文書データ及びこれらを組み合わせてできたデータである素材データを格納する素材データ格納手段と、

前記素材データを任意の位置に表示する表示手段と、

前記素材データ格納手段に格納された素材データの識別子である素材識別子を有する素材タグを検出すると、該素材識別子と該素材タグを検出した位置を表す位置情報とを取得する操作パネルと、

前記操作パネルで取得した素材識別子に対応する素材データを前記素材データ格納手段から取得する素材取得手段と、

前記操作パネルで取得した位置情報から表示手段における前記素材データの表示領域を割り付けて、該表示領域に前記素材データを表示させる素材割付手段と、を備える情報編集装置。

[2] 前記操作パネルは、

前記素材タグを検出するとともに該素材タグ力素材識別子を取得する素材識別子取得手段と、

該素材識別子取得手段を識別する情報であって該素材識別子取得手段の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、

を備えることを特徴とする請求項 1に記載の情報編集装置。

[3] 前記操作パネルは、前記素材タグ検出手段が所定の規則にしたがって配されている、ことを特徴とする請求項 1に記載の情報編集装置。

[4] 前記操作パネルは、

素材データの属性を示す属性情報を有する属性タグを検出すると、該属性情報と一致する属性の素材識別子を前記素材タグから取得する、

ことを特徴とする請求項 1に記載の情報編集装置。

[5] 前記属性情報は、素材データのフォーマット形式である、ことを特徴とする請求項 4 に記載の情報編集装置。

[6] 前記操作パネルは、

頁タグを検出すると、前記取得した素材識別子と異なる他の素材識別子を前記素材タグ力取得する、

ことを特徴とする請求項 1に記載の情報編集装置。

[7] 素材データの識別子である素材識別子を有する素材タグと、素材データの属性を示す属性情報を有する属性タグと、前記操作パネルが取得する素材識別子を指定する頁制御情報を有する頁タグと、を素材タグ、頁タグ、属性タグ、頁タグの順に互いの端と端とを揺動自在に接続して立方体側面を形成した操作装置。

[8] 映像データ、画像データ、文書データ及びこれらを組み合わせてできたデータである素材データを格納する素材データ格納手段に格納された素材データの識別子である素材識別子を有する素材タグを検出すると、該素材識別子と該素材タグを検出した位置を表す位置情報とを取得し、

該素材識別子に対応する素材データを前記素材データ格納手段から取得し、前記位置情報から素材データを表示する表示手段に前記素材データを表示する表示領域を割り付けて、該表示領域に前記素材データを表示させる、

ことを特徴とする情報編集方法。