JP2014502739A - 可動式タッチ生成デバイス、システム、双方向通信方法、およびコンピュータ・プログラム媒体(可動式タッチ生成デバイス、およびタッチパネルとの通信) - Google Patents

可動式タッチ生成デバイス、システム、双方向通信方法、およびコンピュータ・プログラム媒体(可動式タッチ生成デバイス、およびタッチパネルとの通信) Download PDF

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Abstract

可動式タッチ生成デバイス、システム、双方向通信方法、およびコンピュータ・プログラム媒体を提供すること。
【課題】
【解決手段】本発明は、特に、可動式タッチ生成デバイス(10)を対象とする。その可動式タッチ生成デバイスは、論理回路(12)と、1つまたは複数のタッチ生成素子(151〜159)を備えるタッチ生成システム(15)とを有し、そのタッチ生成システムは、論理回路に動作可能に結合されており、タッチ・イベントを前記1つまたは複数のタッチ生成素子を介して生成し(S30)、そのタッチ・イベントは、タッチパネル、好ましくは静電容量検知式タッチパネルによって検出可能である。本発明はさらに、可動式タッチ生成デバイスとタッチパネル・デバイスとの双方向通信の方法に関する。
【選択図】図4

Description

本発明は、タッチパネル・デバイス、例えば、静電容量検知を使用したタッチパネル・デバイスとの自動通信の分野に関する。
携帯情報端末(すなわちPDA)が一般に知られている。例えば、Wikipedia contributors. "Personal digital assistant." Wikipedia, The Free Encyclopedia. Wikipedia, The Free Encyclopedia, 18 May. 2011. Web. 10 Jun. 2011を参照されたい。PDAは、個人情報管理機能を提供するモバイル・デバイスである。通常、PDAは、視覚的な電子ディスプレイ(または、略してディスプレイ)を有し、より一般的には様々なユーザ・インタフェースを有する。最近の製品はまた、音声機能を有し、携帯電話(「スマートフォン」)または携帯型メディア・プレーヤとして使用できる。今日、ほとんどすべてのPDAがスマートフォンである。また、大抵のPDAは、インターネットに接続する機能を有し、Webブラウザを備えている。実際、多くのPDAは、インターネット、イントラネット、またはエクストラネットに、Wi−Fiまたは無線ワイド・エリア・ネットワーク経由でアクセスできる。
多くのPDAは、タッチパネル技術を使用している。タッチパネル(またはタッチ検知ディスプレイ)は、ディスプレイ領域内のタッチ・イベントの場所を検知する電子ディスプレイである。通常は、ディスプレイへのタッチは、指で行われる。タッチパネルはまた、スタイラスなどの受動物体を検知できる。タッチパネルは通常、一体型コンピュータ、タブレット・コンピュータ、PDA、およびスマートフォンなどのデバイスにおいて使用される。例えば、Wikipedia contributors. "Touchscreen." Wikipedia, The FreeEncyclopedia. Wikipedia, The Free Encyclopedia, 6 Jun. 2011. Web. 10 Jun. 2011を参照されたい。様々なタッチパネル技術、例えば、抵抗膜方式、静電容量方式、赤外線方式などがある。
静電容量検知は、おそらくPDAで最も使用される技術である。静電容量方式タッチパネルは、透明導電体、例えばインジウム・スズ酸化物で被覆されたガラスなどの絶縁体を備えている。導体(人体もまた、電気的な導体である)を備えたパネルの表面にタッチすると、パネルの静電界の歪みが生じ、それは、静電容量の変化として測定され得る。
(PCと同様に)PDAのセキュリティ問題は、ユーザにより入力されたデータが攻撃者によって操作またはコピーされ得るので、PDAを多くの機能にとって適当でないものにする。例えば、トランザクションが変更されて、望んでいない受取人に送金されたり、または無用な物を注文されたり、あるいはユーザ資格情報がコピーされてインターネット・バンキングに使用されるシステムなどのシステムへのアクセスを攻撃者に与える可能性がある。
PDAのほかに、タッチ検知ディスプレイは、スマートフォン、タブレットPC、またはラップトップから、ATMマシンなどの特殊用途の装置に及ぶ、多くの電子デバイスにおいてますます普及している。ディスプレイは主にヒューマン・インタフェース・デバイスとして機能する一方、2つのデバイス間の片方向の近距離無線データ通信のためにも使用され得る。例えば、いわゆる点滅コード(flicker code)アプリケーションの場合、1つのデバイスがデータをディスプレイ上に示される点滅画像内で符号化し、次いで光検出器(すなわち、感光性の素子を有する)を装備した2番目のデバイスが、そうした素子が点滅画像に近接して配置されたときにこのデータを受信して復号化することができる。例えば次の情報を参照されたい。
− http://www.axsionics.ch/tce/frame/main/422.htm、および
− http://www.reiner-sct.com/index.php?option=content&task=view&id=162
Wikipedia contributors."Personal digital assistant." Wikipedia, The Free Encyclopedia.Wikipedia, The Free Encyclopedia, 18 May. 2011. Web. 10 Jun. 2011 WIKIPEDIA CONTRIBUTORS."TOUCHSCREEN." WIKIPEDIA, THE FREE ENCYCLOPEDIA. WIKIPEDIA, THE FREE ENCYCLOPEDIA, 6 JUN. 2011. WEB. 10 JUN. 2011 http://www.axsionics.ch/tce/frame/main/422.htm http://www.reiner-sct.com/index.php?option=content&task=view&id=162 http://www.nature.com/nature/journal/v448/n7151/full/nature05968.html
本発明は、背景技術における課題を解決するものである。
本発明の第1の態様によれば、本発明は、可動式タッチ生成デバイスを提供し、その可動式タッチ生成デバイスが、論理回路と、1つまたは複数のタッチ生成素子を備えるタッチ生成システムとを有し、タッチ生成システムが、論理回路に動作可能に結合されており、タッチ・イベントを前記1つまたは複数のタッチ生成素子を介して生成し、タッチ・イベントが、タッチパネル、好ましくは静電容量検知式タッチパネルによって検出可能である。
実施形態において、このデバイスは、以下の特徴のうちの1つまたは複数を備えることができる。
− タッチ生成システムが、少なくとも2つのタッチ生成素子、好ましくは9つのタッチ生成素子を備える。
− 1つまたは複数のタッチ生成素子が、それぞれの導電性電極を備え、タッチ生成システムが、前記導電性電極に1つまたは複数のスイッチを介して接続された回路を備え、これにより、回路を閉じ、電荷を前記導電性電極から放出することを可能にする。
− 可動式タッチ生成デバイスが、論理回路に動作可能に結合された光検出器システムをさらに備え、論理回路がさらに、好ましくは、光検出器システムを介して検出される光信号に応答して前記タッチ・イベントを生成するように構成される。
− 可動式タッチ生成デバイスが、可動式タッチ生成デバイスが携帯情報端末すなわちPDAのタッチパネル上に、タッチ生成素子がPDAのタッチパネルに近接した状態で存在し得るようにさらに構成される。
別の態様によれば、本発明は、タッチパネル、好ましくは静電容量検知式タッチパネルを有するタッチパネル・デバイスと、可動式タッチ生成デバイスのタッチ生成システムが、その1つまたは複数のタッチ生成素子を介して、タッチパネルによって検出可能なタッチ・イベントを生成するように構成された、上記可動式タッチ生成デバイスのいずれか1つとを備えるシステムとして実現される。
変形形態では、タッチパネル・デバイスが、好ましくは携帯情報端末すなわちPDAであり、可動式タッチ生成デバイスが、可動式タッチ生成デバイスがタッチパネル上に、タッチ生成素子がタッチパネルと近接した状態で、またタッチパネルの表面よりも小さい領域に及ぶ状態で存在し得るように構成される。
さらに、タッチパネル・デバイスが、好ましくは、空間または時間あるいはその両方で変調された画像を、タッチパネルを介して表示するように構成され、可動式タッチ生成デバイスが、可動式タッチ生成デバイスの論理回路に動作可能に結合された光検出器システムを、表示された画像を検出するために備え、論理回路がさらに、好ましくは、検出された画像に応答してタッチ・イベントを生成するように構成される。
さらに別の態様によれば、本発明は、上記実施形態のいずれか1つの可動式タッチ生成デバイスとタッチパネル・デバイスとの双方向通信の方法として実現され、可動式タッチ生成デバイスが、可動式タッチ生成デバイスの論理回路に動作可能に結合された、光検出器システムなどの検出器システムを装備し、タッチパネル・デバイスが、タッチパネルを含むインタフェース手段を備え、インタフェース手段が、可動式タッチ生成デバイスと通信するように適合されており、その方法が、
信号を前記インタフェース手段を介して発するように指示すること、および
タッチ・イベントをタッチパネルを介して受信することであって、そのタッチ・イベントが、可動式タッチ生成デバイスよって生成されることを任意の順序で含む。
実施形態において、この方法は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。
− 信号を発するように指示することが、タッチ・イベントをタッチパネルを介して受信することに応答して実行される。
− この方法が、サイクルnで以下を含む。すなわち、
可動式タッチ生成デバイスによって生成され、タッチ生成素子のn番目の場所を示すタッチ・イベントのn番目のシーケンスをタッチパネルを介して受信すること、
可動式タッチ生成デバイスのn番目の場所を、受信されたタッチ・イベントのn番目のシーケンスに従って決定すること、
n番目の信号を前記インタフェース手段を介して発するように指示することであって、n番目の信号が、タッチ生成素子のn番目の場所に従って決定された、n番目の1組の特性を有すること、および
受信する、決定する、および指示するというステップを、サイクルn+1で繰り返すことである。
− 信号を発するように指示することが、画像をタッチパネルを介して表示するように指示することを含み、画像が、好ましくは、空間または時間あるいはその両方で変調される。
− 信号を発するように指示することが、可動式タッチ生成デバイスの、最後の決定された場所と認識されている構成データの両方に従って決定された1組の特性を有する信号を発するように指示することを含み、前記構成データが、好ましくは、検出器システムの、タッチ生成システムの1つまたは複数のタッチ生成素子に対する配置を示す。
− この方法が、可動式タッチ生成デバイスの構成に関連する構成データを受信することをさらに含み、前記構成データが、好ましくは、検出器システムの、タッチ生成システムの1つまたは複数のタッチ生成素子に対する配置を示し、構成データを受信することが、好ましくは以下を含む。すなわち、
可動式タッチ生成デバイスによって生成されたタッチ・イベントのシーケンスを、タッチパネルを介して受信すること、および
可動式タッチ生成デバイスの構成を、受信された前記シーケンスに従って決定することである。
最後の態様によれば、本発明は、コンピュータ・プログラム媒体として実現され、上記の方法のすべてのステップを好ましくはWebアプリケーション内で実行するための処理手段によって実行可能な命令を含む。
本発明を実現する方法、デバイス、およびシステムを、以下、非限定的な例を使用して、また添付図面を参照して説明する。
本発明の実施形態による、方法のステップを示す流れ図である。 実施形態による、タッチパネル・デバイスの概略図である。 実施形態に含まれる、タッチ生成素子(導電性電極)に接続された回路の一部を表す図である。 本発明の実施形態による、タッチパネル・デバイスおよび可動式タッチ生成デバイスを含むシステムの概略図である。示されている可動式タッチ生成デバイスは、図2のデバイスの一変形形態に相当する。 タッチ生成システムの一部(下部)の部分投影図である。図5Aは底面から見た図であり、図5Bは側面から見た図であり、図5Cは実施形態に含まれる所与のタッチ生成素子(導電性電極)に注目した図である。
以下の説明の導入として、最初に、可動式タッチ生成デバイス(以下「TGD」)、すなわち、タッチ生成システムを備えるユーザ・デバイスを対象とする、本発明の全体にかかわる1つの態様を示す。タッチ生成システムは、1つまたは複数のタッチ生成素子(以下「TGE」)を装備し、論理回路に動作可能に結合されており、タッチ・イベントをTGEを介して生成する。前記イベントは例えばタッチパネルによって検出可能である。上記デバイスによって、タッチパネル・デバイスとの自動通信が可能になる。実施形態において、デバイスはさらに、タッチ検知ディスプレイと共に使用するための通常のディスプレイ読取り手法を拡張するとともに、双方向データ通信を可能にする、検出機能(例えば、光検出器を使用)を備えることができる。特定の実装がさらに提供され、それは2つのデバイスの正確な調整または事前の較正を必要としない。様々な応用例が、以下に詳述するように、このような(超)近距離無線通信機構、例えば、認証目的のセキュア・トークンを用いた通信、デバイスのペアリングなどの利益を享受することができる。
このTGDは、様々な種類のタッチパネル・デバイスと共に使用可能である。通常、それは、例えばPDAまたはスマートフォンのタッチパネル上に、TGEがタッチパネルに近接した状態で存在し得るよう、十分に小さく、軽量に設計される。例えば、図2は、第1の実施形態による、可動式TGDの概略を表す。図4は、可動式TGD10の別の実施形態を、対のシステム1の1つのコンポーネントとして示し、それがさらにタッチパネル・デバイス20を備えている。図5は、タッチパネル上に設置されるように意図されたタッチ生成システムの代表的な寸法を示す。
具体的に図2または図4を参照すると、タッチ生成システム15が、論理回路12に動作可能に結合されており、タッチパネル・デバイス20で検出されるタッチ・イベントを生成する1つまたは複数のTGE151〜153を備えている。
タッチパネル・デバイス20に好ましい技術は、静電容量検知である。他の技術では大抵必要とされる動作部(すなわち、作動式のTGE)をTGDが含む必要がないので、静電容量検知に基づくことは有利である。むしろ、静電容量検知を使用すると、TGEは、本質的に、導電性電極151に限定され得る。
次いで、タッチ生成システム15は、本質的に回路、例えば、導電性電極151に電子スイッチを介して接続された、抵抗−コンデンサ型の回路150(図3参照)からなり得る。回路を閉じると、電荷を電極から放出して静電容量を増大させることができ、その結果、静電容量の変化、すなわち、(静電容量方式の)タッチ・イベントが生じる。回路および電極は、例えば、絶縁性の高いトランジスタと共に、適当な人体の静電容量モデルを実装するといったように設計され、これにより、大抵の静電容量方式のタッチパネル技術との互換性が保証される。これについては後に詳述する。
しかし、TGEは、例えば機械的な圧力による他のタッチ・ディスプレイ技術の場合に、異なった動作をすることがある。ここでは、作動式のフィンガが、スイッチ式の電極の代わりに、フィンガに機械力を生じさせる主要な手段としての電動機または圧電素子と共に使用される。
また、図2または図4を再び参照すると、TGDは、(例えば、感光ダイオードなどの感光性素子を使用した)検出器システム16を備えてタッチパネル・デバイスと双方向通信を可能にすることが好ましい。以下、その解決策が実際的な実装に好ましい光検出器システム16が想定される。
光検出器システム16は、論理回路12に動作可能に結合可能であり、タッチパネルに表示される光信号の読取りまたは解読あるいはその両方を行う。通常、論理回路12は、光検出器システム16を介して検出される光信号に応答してタッチ・イベントを生成するように構成される。感光性部品の実装は、標準的な電子部品(例えば、感光性の抵抗またはダイオード)を使用することで可能である。
前述のように、タッチ生成システム15は、少なくとも1つのTGEを備えている。しかしながら、TGEの数が増えると、タッチパネル・デバイスとの通信帯域幅の拡張が可能になる。また、TGEの数が増えると、TGDをタッチパネル上に配置する際の任意性を高めることが可能になる。物理的機構または視覚的機構はやはり、後述するように、タッチパネル上でTGDの位置を制限(例えば、較正配置)するように提供される場合がある。このように、基本的には、タッチパネル・デバイスとの通信を可能にするには、1つのTGEだけで十分である。
しかしながら、タッチ生成システム15は、少なくとも2つのTGE151〜152を備えていることが好ましく、これだけで、タッチパネル・デバイスが、可動式TGDの構成(具体的には、検出器システム16のTGE151、152に対する配置)を認識していることを条件として、TGDの位置決めの際の任意性が実現される。前記構成が、タッチパネル・デバイスによって事前に認識され得る、または、例えばインターネットからなど、他の方法で入手できることに留意されたい。構成はまた、後述するように、TGDによって直接通知可能である。2つのTGEだけが提供される場合、タッチパネルで検知されたタッチ・イベントの非対称シーケンスにより、タッチパネル・デバイスが、TGDの向き(および特に光検出器がTGEのどちら側にあるか)を認識可能になる。構成は、タッチパネル・デバイスによって他の方法で推測され得ることに留意されたい。例えば、2つのTGEがタッチパネルの下側部分で検知された場合、タッチパネル・デバイスは、光検出器システム16がTGEを通るラインの反対側に位置し、光検出器のセグメント・ラインまでの距離が他の方法で認識されると想定できるなどである。すべての場合において、光検出器とTGEとの幾何学的関係は、タッチパネル・デバイス上で動作するアプリケーション、例えばWebアプリケーションによって認識され、これによって光検知領域およびタッチ検知領域がどのように整合すべきかを決定することができる。
図4で示すように、少なくとも3つのTGE151〜153が、TGDの位置においてより任意性が実現される非対称構成で(すなわち、正三角形を形成するのでなく)、提供されることが好ましい。
図5の例で示すように、9つのTGE151〜159が提供されて通信帯域幅を拡張することがより好ましい。
TGEおよびより一般的にはTGDは、通常、TGEがタッチパネルと近接して存在し得るように構成される。また、TGEは通常、タッチパネルがすべてのTGEを検知できるように、一般的なタッチパネルの表面よりも小さい領域、例えば、PDAディスプレイよりも小さい領域に及ぶことになる。さらに、双方向通信が企図される場合、TGEおよび光検出器が及ぶ有効表面は、タッチパネル・デバイスのディスプレイ表面にちょうど収まるものであろう。
図5の例では、各TGEは、本質的に、導電性電極(図5C)、すなわち、本体(図5Aが底面図、図5Bが側面図)の対応するくぼみに挿入されて固定または保持されるフィンガを備えている。この例で提供されている寸法は、いくつかのPDAのタッチパネルの寸法と入れ替え可能である。例えば、ここでは、導電性電極の主直径は5.90mm、最大直径は7.80mmである。タッチ生成パネルは、40.00×40.00mmの面積を占める(図5A)。図5Aは、9つの電極および4つの光検出器の、受入れ側として機能し得るパネルを示す。光検出器は、例えば、パネルの中央の電極の周囲に位置する4つの小さな穴の後部に取り付けることができる。このような寸法は、明らかに、タッチパネル・デバイスの種類および性能ならびに企図されるTGEの数に応じて適合され得る。解像度が許せば、TGEの最大直径を、実質的に、より小さく、例えば1mm以下にすることができる。
既に前述したように、タッチ・イベントを生成するために機械的な圧力を必要とするタッチパネル技術を使用する場合、電子式アクチュエータに接続された機械的に動かせるフィンガが、論理回路によって求められたとき圧力を生成するために、導電性電極の代わりに挿入され得る。
図4に戻ると、タッチパネル・デバイスは通常、空間または時間あるいはその両方で変調された画像27(例えば、点滅画像)を表示するように構成される。点滅画像は、光信号の任意のバイナリ情報、例えば、明るい点滅(1)、暗い点滅(0)を組み込んだ通信プロトコルを設計または再利用できるので、有利である。例えば、画像27は、白もしくは黒、グレー・スケール、または色による、点滅する1次元バーコードからなり得る。そこでは、1つのバーがクロックを定義し、他が、クロック信号当たりに転送されるデータ・ビットを表す。別の方法としては、2次元バーコードの単一画像があろう。
また、可動式TGDが、表示された画像を検出するために、同じく論理回路12に動作可能に結合された光検出器システム16を装備してもよい。TGDは、光検出器の素子(例えば、感光ダイオード)が点滅画像またはバーコードのバーを容易に読み取ることができるように、タッチパネル・デバイスのタッチ検知ディスプレイに適度に近接して、または接触して配置される。
また、論理回路12は通常、検出された画像に応答してタッチ・イベントを生成するものとする。より一般的には、タッチパネル・デバイス20は、TGDに向かう通信を可能にする、タッチパネルの域を超えるインタフェース手段26を備えてもよい。表示画像のほかに、他の種類の信号、例えば、音声、無線などが想定でき、それらは双方向通信を確保するためにも考えられる。
しかしながら、好都合なことに、画像を表示する機能は、TGDによって生成されるタッチ・イベントを他の方法で検知できる、その同じアプリケーション(例えば、Webアプリケーション)内でより容易に設計される。さらに、同じアプリケーションにより、例えば無線インターネット接続を介した、遠隔サーバへの通信が可能になる場合がある。
通常、図4で示す論理回路12または22のそれぞれが、メモリに結合された処理手段(すなわちコンピューティング手段)を備えており、メモリは通常、永続メモリと一時メモリの両方を含む。永続メモリは、後述するように、それぞれの処理手段によって実行される、例えばコンピュータ化された方法を格納することができる。
図2を再び参照すると、可動式TGD10は、必要に応じてデバイスのバッテリ11に充電する、または他の何らかのUSB互換デバイスと通信する、あるいはその両方のために、少なくとも1つのインタフェース13、例えばUSBインタフェースを備えることができる。必要な場合、可動式TGD10は、メモリ・カード40、例えばスマート・カードに格納されたユーザ資格情報を読み取るカード・リーダ17を有する。カードに格納されているようなそうしたデータ、例えばユーザ資格情報は、安全に、適切に使用され得る。具体的には、ユーザ(または、厳密に言えば可動式TGD10)と第三者、例えばサーバ(図示せず)との間に、タッチパネル・デバイス20を介して、またそうしたデータを使用して、信頼できる接続が確立され得る。一変形形態では、ユーザ資格情報は、安全なデバイスの永続メモリに直接格納されてもよい。その点において、デバイスによって表示され、承認されるセキュリティ重視の情報を符号化または復号化する任意の適当な暗号プロトコルが、設計または再利用され得る。
さらに、(制御ボタン18およびディスプレイ19のような)インタフェースが、ユーザとの直接のやり取りを可能にするように提供されてもよい。また、デバイスは通常、ON/OFFスイッチ11aを備えている。
図4に示すTGDは、図2のデバイスの一変形形態に相当する。図2では、可動式TGD10は、デバイスに充電するために使用できるUSBインタフェースを備えているが、図4では、可動式TGD10は、バッテリ(図示せず)に充電するための、あるいはタッチ生成システム15に直接電力を供給するための1つまたは複数の太陽電池13aを備えており、これにより、例えば、可動式TGD10とタッチパネル・デバイス20との双方向通信の間、受信する光を活用する。図4で示すTGDは、他の方法で、図2の機能、すなわち、制御ボタン、ディスプレイ、ON/OFFスイッチ、バッテリなどに類似した他の機能(図示せず)を含んでもよい。
図1の流れ図を参照して、ここで、可動式TGD10とタッチパネル・デバイス20との双方向通信方法の代表的なステップを示す。2つの主要なステップは、以下のとおりである。
− ステップS50:タッチパネル・デバイス(例えば、そのWebアプリケーション)が、信号27(例えば、画像)をインタフェース手段26を介して発するように指示する。
− ステップS40:タッチパネル・デバイスが、可動式TGDによって生成されたタッチ・イベントを受信、すなわち検知する。
前述のように、可動式TGDは、タッチパネル・デバイス20との双方向通信が可能になるように、検出器システム16、好ましくは光検出器を装備することが好ましい。上記ステップは、任意の順序で実行でき、双方向通信の基礎を形成することに留意されたい。例えば、画像27(ステップS50)は、タッチ・イベント(ステップS40)の検知に応答して表示される。逆に、タッチ・イベントは、画像27が表示され、TGDで読み取られる(ステップS50)ことに応答して生成される(ステップS30)。
具体的には、以下のステップが通常、サイクルnで実行され得る。
− ステップS30:タッチ・イベントのn番目のシーケンスがTGDによって生成され、そのシーケンスは、タッチパネル上の(またはタッチパネルに近接した)TGEのn番目の場所を示す。
− ステップS40:このシーケンスが、タッチパネルを介して受信、すなわち、タッチパネルで検知され、次いでタッチパネルに動作可能に結合された論理回路22によって解釈される。
− ステップS45:前記論理回路22が、可動式TGDの場所を、受信されたシーケンスに従って決定する。
− ステップS50:論理回路22が、適当なインタフェース手段26、例えばタッチパネルを介して信号27を発する(例えば、画像を表示する)ように指示する。
好ましくは、前記信号27は、ステップS45で決定されたような、TGDの最後の場所に従って決定された特性を有する。例えば、パネル内の画像の場所は、タッチパネル・デバイスで決定されたような、光検出器システム16の場所に移動する。必要に応じて(例えば、検出器がパネルの縁部に近接して存在するように決定された場合)、画像の大きさの変更などができる。
− ステップS70:受信する、決定する、および指示するという上記ステップは、必要に応じて、サイクルn+1などで繰り返すことができる。
さらに、画像27の特性は、可動式TGDの認識されている構成データに従って、決定され得る(ステップS50)。前記構成データは通常、TGDの光検出器のTGE151〜159に対する配置を推定できるようにする。例えば、光検出器の寸法、ならびにTGEに関する距離および向きは、表示された画像27と光検出器との整合を確保するために必要とされる場合がある。前述したように、構成データは、認識されているか、または入手可能であり得る。
変形形態では、構成データは、TGD自体によって、例えばステップS30〜S45と同様に可動式TGD10によって生成され、次いでタッチパネル・デバイス20で検知され、解釈される、タッチ・イベントのシーケンスを介して、タッチパネル・デバイスに提供されてもよい。例えば、構成データは、TGDによって、タッチ・イベントの予備シーケンスを介して、タッチパネル・デバイスに提供されてもよい。それでもなお、タッチ・イベントの任意のシーケンスは、特定の製品における関連した構成の特性であり得る。
次に、システム1のそれぞれの側に符号化または復号化する多くの方式が考えられ得る。第1に、画像27が表示され得るとすれば、次いで点滅するコードを例えば、それ自体認識されているように、使用することができる。より一般的には、1つまたは複数の画像をタッチパネル26に表示することができ、また論理回路12で復号化することができる。そのような画像は、空間(例えば、バーコード)または時間(例えば、バーコード画像のシーケンス)あるいはその両方でさらに変調され得る。第2に、ここでタッチ・イベントについては、再び多くの符号化アルゴリズムが考えられ得る。最適なアルゴリズムは特に、組み込まれるタッチ検知の素子の数に依存する。例えば、TGEが1つだけが組み込まれたとき、またはいくつかのTGEと並行して使用されたとき、ON/OFFのキー入力(すなわち、タッチ・イベントの有無が二値論理の0もしくは1を表すこと)が使用され得る。より一般的には、様々な語彙を設計することができ、そこでは情報語がタッチ・イベントの特定のシーケンスによって表される。他の変形形態について、以下に述べる。
他の応用例の中でも、この方法は、電子バンキングの応用例に特に有利である。その点において、ステップ・シーケンスの例をここで述べるが、そこではTnが、タッチパネル・デバイスで、またはタッチパネル・デバイスから実施されるn番目のステップであり、一方でDnが、TGDでのn番目のステップである。
T1)ユーザが、電子バンキングのセッションを、タッチパネル・デバイス20(例えば、タブレット・コンピュータ)上のWebブラウザで開始する。
T2)電子バンキングのWebアプリケーションが、セキュリティ重視の操作(例えば、ログインまたは取引き確認)のユーザ許可を、プロンプト(例えば、「TGDにタッチして、ここを覆います[四角の領域を示す]」)を示すことで要求する。
D1)ユーザが、TGDを(例えば、電源ボタンによって)起動させ、それをタッチパネル上に置く。あるいは、デバイスが、例えば、振動、動き、またはタッチパネル・デバイスによって発せられる光(例えば、点滅画像)などの所与の信号をも検知することにより、自動的に起動する。
D2)TGDが、3つのタッチ素子を起動する、すなわち、図1のステップS30と同様に3つのタッチ・イベントを生成する。
T3)Webアプリケーションが、(図1のステップS40〜S50と同様に)TGDの場所を検知し、「発信側の」通信手段(パネル上の明るい点滅スポットまたは暗い点滅スポット)とTGDの感光性の受信器を調整する。タッチ・センサのTGDの光受信器に対する幾何形状が、Webアプリケーションに認識されていると想定される。前述のように、TGDが、タッチパネル・デバイスに、構成などに関する詳細を、タッチ・イベントの予備シーケンスを介して伝えてあってもよい。より一般的には、タッチパネル・デバイスおよびTGDは、予備のやり取りの間に、所与のプロトコル、フォーマットなどについて合意することができる。変形形態では、プロトコル、フォーマット、構成は、タッチ・イベントを生成するときにTGDによって使用される語彙に固有である。タッチパネル・デバイスは、表示される画像をそれに応じて適合させる。
T4)Webアプリケーションが、電子バンキングのセキュリティ情報を、TGDに、点滅スポットを介して通信し始める。
D3)TGDが、情報を感光ダイオード(検出器システム16、図2または図4)を介して受信する。
D4)TGDが、この情報を(場合によっては情報の解読のために内蔵のスマート・カードを使用、図2参照)復号化し(論理回路12、図2または図4)、ユーザへの提示用の情報要素を、ディスプレイを介して示す。
D5)ユーザは、ディスプレイ上に示される情報の受入れまたは拒否を、デバイス上に存在する「承認」または「取消し」ボタンによって確認される(図2参照)。
D6)ユーザの応答が符号化され(場合によっては内蔵のスマート・カードを使用して暗号化され)、タッチパネル・デバイスに、TGEによって生成される不連続なタッチ・イベントを介して送信される。
T5)タッチパネル・デバイスが、タッチ・イベントの形で生成された応答を受信する。タッチパネル・デバイスによってサポートされるタッチ検知領域の数および許可される時間に応じて、情報を多かれ少なかれ受信し、電子バンキングのWebサーバに送ることができる。
T6)電子バンキング・サーバが、Webアプリケーションを介して受信された情報を復号化し、場合によっては、さらなる操作へのアクセスを認めるか、拒否する前に、ユーザ固有の暗号化キーを用いて、解読または検証あるいはその両方を、ユーザの決定および暗号化キーの正当性に応じて実施する。次いで、電子バンキング・サーバが、フィードバックをユーザに提供する(例えば、タッチパネル・デバイス上に示される、緑または赤の表示)。
D7)最後に、ユーザが、TGDをタッチパネル・デバイスから取り外す。
上記ステップの一部またはすべては、単一の電子バンキング・セッションの間、例えば、最初にログインを許可するために、次いで別のトランザクションを許可するために、恣意的に、頻繁に繰り返され得る。
セキュリティのための他の応用例が、同様の原理を使用して考えられ得る。
ここで、適当なタッチ生成回路の可能な実施形態について、図3を参照して詳述する。前述のように、可動式TGDは、1つまたは複数のTGEを有するタッチ生成システムを備えている。TGEは、本質的に導電性電極151を備えることができる。タッチ生成システムはさらに、本質的に回路150を備えることができる。回路150は、(静電容量方式の)タッチ・イベントを生成するために、その電極に関連する回路の該当部分を閉じると、電荷が電極から放出されるように、論理回路12を1つまたは複数のTGEに接続する。
図3でさらに詳述すると、J1は、導電性電極151、すなわち、TGDの底部にあるTGEを表し、このTGEは、静電容量方式のタッチ検知ディスプレイに、または静電容量方式のタッチ検知ディスプレイに近接して配置されるように意図されている。この例で使用されている光学的に結合されたMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)150’は、接続部1と接続部2との間の発光ダイオード170によって発生する光に応じて開閉を行う、接続部3と接続部4との間のスイッチとして考えられ得る。すなわち、光でオンまたはオフになるスイッチと見なすことができる。ここでは、入力静電容量が非常に小さいので、光MOSFETが使用される。入力静電容量が非常に小さいとは、スイッチが開いた場合に接続部4の静電容量が極めて低いことを意味する。しかしながら、(おそらくより大きいので光MOSFETよりも実用的でないことがあるが)例えば機械的なソリッド・ステート・リレーなどの任意の適当なデバイスを、代わりに使用できる。一部の種類の(非光学的な)トランジスタは通常、はるかに高い入力静電容量を有し、これは、タッチ検知ディスプレイがスイッチの開閉に関わりなく、タッチ・イベントを常に検出するであろうことを意味することに留意されたい。言い換えれば、適切なスイッチ機構が、その目的の機能に合うように、すなわち、タッチ・イベントをTGEを介して生成するように調整されれば、タッチ・イベントが(通常の)タッチパネルによって検出可能である。
図3の例では、抵抗R2およびコンデンサC1が共に、タッチパネル・デバイスでのタッチ・イベント検出と入れ替え可能な「人体モデル」を表す。すなわちそれらは、人体の抵抗および静電容量の再現するように選ばれている。接続部160はグラウンドに接続されている。接続部3と接続部4の間のスイッチが閉じると、グラウンドが人体モデルを介して導電性電極151に接続され、するとタッチパネルが、静電容量の変化を検出するので、(人がパネルにタッチしたかのように)タッチ・イベントを検出する。タッチ・イベントを引き起こす論理回路12のコアは、R1を介して接続され、タッチが生成される際には必ず、このラインをグラウンドに引き入れる。論理回路12のコアは、例えば、R1を介して導電性電極151に接続されるマイクロプロセッサで動作するソフトウェア内に部分的または全体的に設計されてもよく、ほかには図2または図4のごく簡略版で示されている。しかしながら、図2または図4では、回路150の詳細(すなわち、タッチ生成システム15の主要部分)は示されていない。次いで発光ダイオード170が、適切な場合、論理回路のコアによってオンになり、接続部3と接続部4との間のスイッチが閉じる。抵抗R1が、発光ダイオード170を動作させる際、短絡を防ぐために設けられる。
回路の非常に簡単な概略版が挿入図として表され、そこでは、論理回路12のコアがスイッチを作動させる状態が示される。回路150は、人体モデルを導電性電極151に接続するスイッチと見なすことができ、論理回路12のコアによって作動させることができる。回路を閉じると、電荷が導電性電極151から放出され、その結果、所望の静電容量方式のタッチ・イベントが生じる。タッチ・イベントは、タッチパネル・デバイスで適宜検知される。
R1、R2の代表的な値は、750オームおよび1500オームである。静電容量C1の代表的な値は、100ピコファラドである。このような値は、アプリケーション、電極の厳密な特性、企図されるタッチパネルの互換性などに応じて適合され得る。図3の方式は、意図的に単純に示されたものである。当業者であれば、図3に示す原理は、必要に応じていくつかの電極に並列化され得ることを認めるであろう。
少なくとも上記コンピュータ化された方法の一部を実装するために必要とされるコンピュータ・プログラム・コードは、必要に応じて、高度な(例えば、プロシージャ、もしくはオブジェクト指向の)プログラミング言語で、またはアセンブリ言語もしくは機械語で実装されてもよい。どのような場合も、言語は、コンパイラ型言語またはインタープリタ型言語であり得る。しかるべきプロセッサには、汎用のマイクロプロセッサおよび特殊用途のマイクロプロセッサが含まれる。TGDもしくはタッチパネル・デバイスまたはその両方(あるいは場合によっては、関連するサーバもしくは任意のネットワーク・ホスト、またはTGDもしくはタッチパネル・デバイスと関連するサーバもしくは任意のネットワーク・ホストの組合せ)が実行する操作は、プログラマブル・プロセッサによる実行のためマシン可読記憶装置に有形に実現されたコンピュータ・プログラム製品に格納され得ること、また本発明の方法のステップは、本発明の機能を実行する命令を実施する1つまたは複数のプログラマブル・プロセッサによって実行され得ることに留意されたい。すべての場合において、本発明は、TGDだけでなく、このデバイスを含むシステムも包含することができ、このシステムは、タッチパネル・デバイス、サーバまたは任意のネットワーク・ホストあるいはその両方などの中の1つまたは複数で増強される。
より一般的には、上記本発明は、デジタル電子回路に、またはコンピュータのハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアに、またはそれらの組合せに実装されてもよい。
一般に、プロセッサは、読出し専用メモリまたはランダム・アクセス・メモリあるいはその両方から、命令およびデータを受信することになる。コンピュータ・プログラムの命令およびデータを有形に実現するのに適した記憶装置には、例として、EPROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、またはその他などの半導体メモリ装置を含む、不揮発性メモリのすべての形態が含まれる。
タッチ検知ディスプレイと共に使用するための、既知のディスプレイ読取り手法を拡張する、デバイスおよび方法を提案する実施形態が開示されている。説明されている実施形態のいくつかにより、効率的な双方向データ通信が可能になるが、2つのデバイスの正確な調整または事前の較正は必要とされない。このような超近距離無線通信機構、例えば、(前述したような)認証目的のセキュア・トークンを用いた通信や、より一般的にはデバイスのペアリングなどの利益を享受することができる様々な応用例がある。
TGEによって要求に応じてタッチ・イベントを生成できることには、2つの主な利点がある。第1に、これを使用することで、TGDからタッチパネル・デバイスに送信する必要があるデータを、タッチパネル・デバイスの復号化ユニットがそのデータを復元できるような一連のタッチ・イベントに符号化することができる。このようにして、TGDが他の方法で情報をタッチパネル・デバイスから受信できることを条件として、双方向通信が実現され得る。第2に、TGDが定期的にタッチ・イベントを生成しているか、最初にタッチ・イベントの特定のシーケンスを実行する場合で、かつTGEの配置によって、ディスプレイを基準として光検出器の位置を再構築することが可能になる(例えば、TGEを三角形の角に位置決めする)場合は、タッチパネル・デバイスは、光検出器の位置を画像上に整合させるように、そのディスプレイ上で自動的に、画像(複数可)を配置し、大きさを変更することができる。この位置決めが定期的に実施された場合、画像(複数可)はさらに、自動的に位置変更され得る。すなわち、ユーザはもはや、TGDの光検出器を、表示された画像(複数可)の前に正確に配置することに注意を払う必要がなくなる。代わりにタッチパネル・デバイスが、自動的に画像(複数可)を調整する。したがって、図4に示す論理回路22または12は、データを例えば点滅画像に符号化してデータをタッチ・イベントから復号化する、またはデータを例えば点滅画像から復号化してデータをタッチ・イベントに符号化するだけでなく、受信されたタッチ・イベントを基準として、タッチパネル・デバイス上での画像の位置決めにも対処する。さらに同様の機構を使用することで、タッチパネル・デバイスに入力される、光検出器の信号についての品質情報を中継することができる。すなわち、タッチパネル・デバイスは、良好な通信を保証するために、ユーザによるやり取り(例えば、ディスプレイの明るさを手動で調整すること)を求めることなく、光検出器によって求められるコントラスト設定を整合させるよう、ディスプレイの明るさを調整することができる。
特定の実施形態を参照しながら本発明を説明してきたが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を加え、均等物で代替し得ることが理解されよう。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を本発明の教示に適合させるように、多くの修正を加えることができる。したがって、本発明は、開示されている特定の実施形態に限定されるものでなく、添付の特許請求の範囲に入るあらゆる実施形態を含むことが意図される。その点において、以下に述べるように、多くの変形形態があり得る。
例えば、データをタッチ・イベントに符号化するときに通信帯域幅を拡張するために、TGDが複数のTGEを活用し、タッチの位置を符号化/復号化アルゴリズム内で検討してもよい。TGEの位置によって、前述のように、2つのデバイスを自動的に調整することが再度必要になる場合があるが、同じ技法を使用できる。
さらに、タッチ検知ディスプレイがマルチタッチ(複数の並列のタッチ・イベントの検出)をサポートしている場合、複数のTGEを並行して起動することによりこの機能が探索されてもよい。例えば、8つのタッチ・イベントが単一のマルチタッチ・イベントで認識でき、8×8のTGEのマトリクスが使用される場合、32ビットが単一のマルチタッチで送信され、それによってデータ・スループットの拡大または対となるデバイス間のやり取りの削減あるいはその両方を実現し、その結果、デバイスのユーザにとっての利便性が高まる。
図4を参照して前述したように、TGDは、感光性の環境発電(すなわち「ソーラー」)パネルを装備してもよい。図4で示したように、ソーラー・パネルを使用して、内蔵のバッテリを充電することができ、またはタッチパネル・デバイスのディスプレイによって発せられる光からTGDに直接電力を供給することさえでき、それによって、TGD内のバッテリの必要性をなくす。他の環境発電手段も考えられる。
次に、2つのデバイス間の通信は、半二重通信または全二重通信であってもよい。
また、タッチパネル・デバイスは、TGDによって生成される、(人によるタッチまたは他の非意図的なタッチで生成されそうにない)特別な一連のタッチ・イベントを検出することにより、TGDの存在を自動的に検出してもよい。このような一連のものはさらに、前述したように、構成データを符号化する予備シーケンスの一部である場合がある。TGDは、例えば、TGDの複数の変形形態またはモデルが存在する場合、デバイスのタイプを識別するIDを符号化することができる。タッチパネル・デバイスは次いで、画像をそれに応じて適合させる。
TGDが少なくとも2つのTGEを装備しており、タッチパネル・デバイスがそれらのTGE間の物理的な距離、およびTGEを基準とした光検出器の場所を認識している場合、タッチパネル・デバイスが1画素の物理的な大きさを計算でき、画像を適合させて光検出器に整合させることができるので、本解決策はディスプレイの解像度に依存しない。
さらに、TGDは、対となるデバイス間の適切な垂直(距離)調整を保証する、静電的に中立な距離ホルダ(electrostatically neutral distance holder)を装備してもよい。さらに、こうした距離ホルダは、TGDが、例えば、geckelの技術のような技術を使用して、タッチパネル・デバイスのディスプレイの表面を簡単に滑ったり、移動したりできなくする特性をもつことができる。例えば、
http://www.nature.com/nature/journal/v448/n7151/full/nature05968.htmlを参照されたい。
このように、TGDは、タッチパネル・デバイスのディスプレイに容易に取り付けることができ、動作中には水平方向の力が、例えば振るなどの形で、タッチパネル・デバイスとTGDとの組合せに加えられたとしても、TGDは移動できない。TGDは、例えば、タッチパネル・デバイスとTGDとの相対的な位置を変更する危険を伴わず、TGDに取り付けられたボタンを押すことで、ユーザによって操作可能であり、最後に、直接、垂直方向上方に移動させることで容易に取り外すことができる。

Claims (15)

  1. − 論理回路(12)と、
    − 1つまたは複数のタッチ生成素子(151〜159)を備えるタッチ生成システム(15)とを有し、
    前記タッチ生成システムが、前記論理回路に動作可能に結合されており、タッチ・イベントを前記1つまたは複数のタッチ生成素子を介して生成し(S30)、前記タッチ・イベントが、タッチパネル、好ましくは静電容量検知式タッチパネルによって検出可能な可動式タッチ生成デバイス(10)。
  2. 前記タッチ生成システムが、少なくとも2つのタッチ生成素子(151〜152)、好ましくは9つのタッチ生成素子(151〜159)を備える、請求項1に記載の可動式タッチ生成デバイス。
  3. 前記1つまたは複数のタッチ生成素子が、それぞれの導電性電極(151〜159)を備え、前記タッチ生成システムが、前記導電性電極に1つまたは複数のスイッチを介して接続された回路を備え、これにより、前記回路を閉じ、電荷を前記導電性電極(151〜159)から放出することを可能にする、請求項1または2に記載の可動式タッチ生成デバイス。
  4. 前記論理回路に動作可能に結合された光検出器システム(16)をさらに備え、前記論理回路がさらに、好ましくは、前記光検出器システムを介して検出される光信号に応答して前記タッチ・イベントを生成するように構成された、請求項1、2、または3に記載の可動式タッチ生成デバイス。
  5. 前記可動式タッチ生成デバイスが、携帯情報端末すなわちPDAのタッチパネル上に、前記タッチ生成素子が前記PDAの前記タッチパネルと近接した状態で存在し得るようにさらに構成された、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の可動式タッチ生成デバイス。
  6. − タッチパネル(26)、好ましくは静電容量検知式タッチパネルを有するタッチパネル・デバイス(20)と、
    − 前記可動式タッチ生成デバイスの前記タッチ生成システム(15)が、その1つまたは複数のタッチ生成素子(151〜159)を介して、前記タッチパネルによって検出可能なタッチ・イベントを生成する(S30)ように構成された、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の可動式タッチ生成デバイスと
    を備えるシステム(1)。
  7. − 前記タッチパネル・デバイスが、好ましくは携帯情報端末すなわちPDAであり、
    − 請求項5に記載の可動式タッチ生成デバイスが、前記可動式タッチ生成デバイスが前記タッチパネル上に、前記タッチ生成素子が前記タッチパネルと近接した状態で、また前記タッチパネルの表面よりも小さい領域に及ぶ状態で存在し得るように構成された、請求項6に記載のシステム。
  8. − 前記タッチパネル・デバイスが、空間または時間あるいはその両方で変調された画像(27)を、前記タッチパネルを介して表示するように構成され、
    − 前記可動式タッチ生成デバイスが、前記可動式タッチ生成デバイスの前記論理回路(12)に動作可能に結合された光検出器システム(16)を、前記表示された画像を検出するために備え、前記論理回路(12)がさらに、好ましくは、検出された前記画像に応答してタッチ・イベントを生成する(S30)ように構成された、請求項6または7に記載のシステム。
  9. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の可動式タッチ生成デバイスとタッチパネル・デバイスとの双方向通信の方法であって、
    − 前記可動式タッチ生成デバイスが、前記可動式タッチ生成デバイスの前記論理回路(12)に動作可能に結合された、光検出器システムなどの検出器システム(16)を装備し、
    − 前記タッチパネル・デバイスが、タッチパネル(26)を含むインタフェース手段(26)を備え、前記インタフェース手段が、前記可動式タッチ生成デバイスと通信するように適合された方法が、
    − 信号(27)を前記インタフェース手段(26)を介して発するように指示するステップ(S50)と、
    − タッチ・イベントを前記タッチパネルを介して受信するステップ(S40)であって、前記タッチ・イベントが、前記可動式タッチ生成デバイスによって生成される(S30)ステップと
    を任意の順序で含む方法。
  10. 前記信号を発するように指示するステップ(S50)が、前記タッチ・イベントを前記タッチパネルを介して受信するステップ(S40)に応答して実行される、請求項9に記載の方法。
  11. − 前記可動式タッチ生成デバイスによって生成され(S30)、前記タッチ生成素子のn番目の場所を示す、タッチ・イベントのn番目のシーケンスを、前記タッチパネルを介して受信するステップ(S40)と、
    − 前記可動式タッチ生成デバイスのn番目の場所を、受信されたタッチ・イベントの前記n番目のシーケンスに従って決定するステップ(S45)と、
    − n番目の信号(27)を前記インタフェース手段(26)を介して発するように指示するステップ(S50)であって、前記n番目の信号が、前記タッチ生成素子の前記n番目の場所に従って決定された、n番目の1組の特性を有するステップと、
    − 受信する、決定する、および指示するという前記ステップを、サイクルn+1で繰り返すステップ(S70)とを、サイクルnで含む、請求項9または10に記載の方法。
  12. 信号を発するように指示するステップが、画像を前記タッチパネルを介して表示するように指示するステップを含み、前記画像が、好ましくは、空間または時間あるいはその両方で変調される、請求項9、10、または11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 信号を発するように指示するステップが、前記可動式タッチ生成デバイスの、最後の決定された場所と認識されている構成データの両方に従って決定された1組の特性を有する信号を発するように指示するステップを含み、前記構成データが、好ましくは、前記検出器システム(16)の、前記タッチ生成システム(15)の前記1つまたは複数のタッチ生成素子(151〜159)に対する配置を示す、請求項9、10、11、または12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記可動式タッチ生成デバイスの構成に関連する構成データを受信するステップを含み、前記構成データが、好ましくは、前記検出器システム(16)の、前記タッチ生成システム(15)の前記1つまたは複数のタッチ生成素子(151〜159)に対する前記配置を示し、構成データを受信するステップが、
    − 前記可動式タッチ生成デバイスによって生成されたタッチ・イベントのシーケンスを、前記タッチパネルを介して受信するステップ(S40)と、
    − 前記可動式タッチ生成デバイスの前記構成を、受信された前記シーケンスに従って決定するステップ(S40〜S45)とを好ましくは含む、請求項9ないし13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 請求項9ないし14のいずれか一項に記載の方法のすべての前記ステップを、好ましくはWebアプリケーション内で、実行するための、処理手段によって実行可能な命令を含むコンピュータ・プログラム媒体。
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