JP2013238935A - 入力装置、入力装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の入力方式を簡単な操作で設定可能にする。
【解決手段】入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶部30を参照し、入力面41によって取得された操作の軌跡1とパターン2とが一致するか否かを判定するパターン判定部12を備え、文字入力部13は、パターン判定部12によって軌跡1とパターン2とが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式5に設定する。
【選択図】図1
【解決手段】入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶部30を参照し、入力面41によって取得された操作の軌跡1とパターン2とが一致するか否かを判定するパターン判定部12を備え、文字入力部13は、パターン判定部12によって軌跡1とパターン2とが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式5に設定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、所定の入力方式にしたがって選択された文字を入力として受け付ける入力装置等に関するものである。
近年、電子機器の操作は、ボタンを介したハードウェア的なものではなく、タッチパネルを介したソフトウェア的なものが主流である。ソフトウェアキーによって入力インターフェースが実現されれば、キーが増加しても製造コストや機器の重量は増加することがないなどの理由により、柔軟にインターフェースの設計を行えるからである。
上記電子機器に対する文字の入力はユーザの操作負担が大きいため、これを軽減する試みが広く行われている。ここで、文字入力用のソフトウェアインターフェースを大きく表示するために表示画面を大きくすれば、機器の筐体も大きくなるため、特に携帯型の情報端末において重要な携帯性を損なう。一方で、限られた表示領域に合わせて使用可能な操作キーを限定すれば、インターフェースとしての操作性を損なう。したがって、携帯性と操作性とを両立させることが、上記試みが解決すべき課題の焦点となる。
ここで、携帯型の情報端末は、12キーボード、QWERTYフルキーボード、音声識別、手書き認識などによる複数の入力方式を実装しており、ユーザによって所定のキーが押下された場合、上記複数の入力方式のいずれかを設定することが通常である。例えば、下記の特許文献1には、タッチスクリーンディスプレイ上で検出されたユーザジェスチャーにヒューリスティックを適用してコマンドを決定する電子装置が開示されている。
しかし、上記の特許文献1に記載の電子装置のように、例えばソフトウェアキーボードに入力方式を設定するためのキーを配置すると、当該電子装置が画面に表示するキーが増加する。そして「文字を入力する」という本質的な操作とは直接関係のないキーを追加することによって限られた表示画面が浪費されると、ユーザの文字入力ミスを誘発する。
また、上記電子装置では、所定のキーが押下されるたびに入力方式を循環して設定するため、ユーザは所望の入力方式を設定するために、当該キーを複数回押下しなければならない場合があるが、これはユーザビリティの観点から好ましくない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の入力方式を簡単な操作で設定可能にすることによって、ユーザの利便性を改善できる入力装置等を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の入力装置は、
(1)ユーザによる操作の軌跡を取得可能な入力面と、所定の入力方式にしたがって選択された文字を入力として受け付ける入力手段とを備えた入力装置であって、
(2)前記入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶装置を参照し、前記入力面によって取得された操作の軌跡と前記パターンとが一致するか否かを判定する判定手段を備え、
(3)前記入力手段は、前記判定手段によって軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式に設定することを特徴としている。
(1)ユーザによる操作の軌跡を取得可能な入力面と、所定の入力方式にしたがって選択された文字を入力として受け付ける入力手段とを備えた入力装置であって、
(2)前記入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶装置を参照し、前記入力面によって取得された操作の軌跡と前記パターンとが一致するか否かを判定する判定手段を備え、
(3)前記入力手段は、前記判定手段によって軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式に設定することを特徴としている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の入力装置の制御方法は、
(1)ユーザによる操作の軌跡を取得可能な入力面を備えた入力装置の制御方法のうち、所定の入力方式にしたがって選択された文字を入力として受け付ける入力ステップを含む前記入力装置の制御方法であって、
(2)所定の入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶部を参照し、前記入力面によって取得された操作の軌跡と前記パターンとが一致するか否かを判定する判定ステップを含み、
(3)前記入力ステップでは、前記判定ステップにおいて軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式に設定することを特徴としている。
(1)ユーザによる操作の軌跡を取得可能な入力面を備えた入力装置の制御方法のうち、所定の入力方式にしたがって選択された文字を入力として受け付ける入力ステップを含む前記入力装置の制御方法であって、
(2)所定の入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶部を参照し、前記入力面によって取得された操作の軌跡と前記パターンとが一致するか否かを判定する判定ステップを含み、
(3)前記入力ステップでは、前記判定ステップにおいて軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式に設定することを特徴としている。
上記の構成(1)〜(3)によれば、本発明の入力装置および当該装置の制御方法は、入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶装置を参照し、入力面によって取得された操作の軌跡と前記パターンとが一致するか否かを判定する。そして、上記入力装置等は、軌跡とパターンとが一致すると判定する場合、当該パターンに対応付けられた入力方式に設定する。
上記従来技術によれば、ソフトウェアキーボードに入力方式を設定するためのキーが配置されるため、画面に表示されるキーは増加し、ユーザの文字入力ミスを誘発する。一方で、本発明の入力装置および当該装置の制御方法によれば、入力方式を設定するためのインターフェースを別途用意する必要がない。
これにより、上記入力装置等は、画面に表示するキーの数を節減でき、限られた表示画面を効果的に活用できる。また、上記入力装置等は、キーの数を減らすことによってユーザの誤操作を減らすことができる。
さらに、上記従来技術によれば、所定のキーが押下されるたびに入力方式が循環して設定されるため、ユーザは所望の入力方式に設定するために、当該キーを複数回押下しなければならない。一方、本発明の入力装置および当該装置の制御方法によれば、ユーザが所望する入力方式に1つの操作で設定することができる。すなわち、上記入力装置等では、所定の入力方式と所定のパターンとが対応付けられているため、ユーザは所望の入力方式に対応するパターンを軌跡として入力するだけで、当該入力方式を設定できる。
したがって、本発明の入力装置および当該装置の制御方法は、複数の入力方式を簡単な操作で設定できる。これにより、上記入力装置等は、ユーザの利便性を改善できる。
また、本発明の入力装置では、
(1)前記入力手段は、前記判定手段によって軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、現在の入力方式に代えて、当該パターンに対応付けられた入力方式に切り替えることを特徴としている。
(1)前記入力手段は、前記判定手段によって軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、現在の入力方式に代えて、当該パターンに対応付けられた入力方式に切り替えることを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、上記入力装置は、軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、現在の入力方式に代えて当該パターンに対応付けられた入力方式に切り替える。
したがって、本発明の入力装置は、複数の入力方式を簡単な操作で切り替えることができるため、ユーザの利便性をさらに改善できる。
また、本発明の入力装置では、
(1)前記入力手段は、前記入力面によって取得された操作と連動するように、前記パターンに対応付けられた入力方式の入力インターフェースを表示することを特徴とする。
(1)前記入力手段は、前記入力面によって取得された操作と連動するように、前記パターンに対応付けられた入力方式の入力インターフェースを表示することを特徴とする。
上記の構成(1)によれば、上記入力装置は、上記操作と連動するように、パターンに対応付けられた入力方式の入力インターフェースを表示する。例えば、ユーザが入力面の所定の位置に指を接触させたまま、当該入力面上で指をすべらせるように動かす(いわゆる「スワイプ」)操作と連動するように、当該操作の方向へ向けたアニメーション表示を伴って、上記入力装置は入力方式を切り替える。
したがって、本発明の入力装置は、入力方式が切り替わったことをユーザに明示することができるため、ユーザの利便性をさらに改善できる。
また、本発明の入力装置では、
(1)前記判定手段は、前記入力面における所定の2点を略直線で結ぶパターンと、前記軌跡との一致を判定することを特徴としている。
(1)前記判定手段は、前記入力面における所定の2点を略直線で結ぶパターンと、前記軌跡との一致を判定することを特徴としている。
上記した「パターン」として、入力面における所定の2点を略直線で結ぶパターンがあげられる。したがって、本発明の入力装置は、複数の入力方式を極めて簡単な操作で設定できるため、ユーザの利便性をさらに改善できる。
また、本発明の入力装置では、
(1)前記入力手段は、ユーザの操作により指定された前記入力面における位置に基づいて、表示面に表示されたキーボードから文字を選択する入力方式を、設定可能な入力方式として含むことを特徴としている。
(1)前記入力手段は、ユーザの操作により指定された前記入力面における位置に基づいて、表示面に表示されたキーボードから文字を選択する入力方式を、設定可能な入力方式として含むことを特徴としている。
上記した「入力方式」には、ソフトウェアキーボードによる入力方式が含まれる。したがって、本発明の入力装置は、ソフトウェアキーボードによる入力方式を簡単な操作で設定できるため、ユーザの利便性をさらに改善できる。
また、本発明の入力装置では、
(1)前記入力手段は、ユーザの音声を識別した結果に基づいて文字を選択する入力方式を、設定可能な入力方式として含むことを特徴としている。
(1)前記入力手段は、ユーザの音声を識別した結果に基づいて文字を選択する入力方式を、設定可能な入力方式として含むことを特徴としている。
上記した「入力方式」には、音声識別による入力方式が含まれる。したがって、本発明の入力装置は、音声識別による入力方式を簡単な操作で設定できるため、ユーザの利便性をさらに改善できる。
また、本発明の入力装置では、
(1)前記入力手段は、前記軌跡を識別した結果に基づいて文字を選択する入力方式を、設定可能な入力方式として含むことを特徴としている。
(1)前記入力手段は、前記軌跡を識別した結果に基づいて文字を選択する入力方式を、設定可能な入力方式として含むことを特徴としている。
上記した「入力方式」には、手書き文字認識による入力方式が含まれる。したがって、本発明の入力装置は、手書き文字認識による入力方式を簡単な操作で設定できるため、ユーザの利便性をさらに改善できる。
また、本発明の入力装置は、
(1)前記入力手段によって文字が選択可能となる前に、前記入力方式の設定方法を表示する表示手段をさらに備えたことを特徴としている。
(1)前記入力手段によって文字が選択可能となる前に、前記入力方式の設定方法を表示する表示手段をさらに備えたことを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、上記入力装置は、ユーザに文字入力を可能とする前に、入力方式の設定方法を説明するガイドを表示する。
したがって、本発明の入力装置は、ユーザに入力方式の切り替えインターフェースを確実に利用させることができるため、ユーザの利便性をさらに改善できる。
また、本発明の入力装置では、
(1)前記表示手段は、前記入力方式の設定方法の表示を省略する操作が行われた後は、当該方法を表示しないことを特徴としている。
(1)前記表示手段は、前記入力方式の設定方法の表示を省略する操作が行われた後は、当該方法を表示しないことを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、上記入力装置は、ユーザにより「以後表示しない」がチェックされた場合など、入力方式の設定方法の表示を省略する操作が行われた後は当該ガイドを表示しない。
したがって、本発明の入力装置は、無駄なガイド表示を抑制できるため、ユーザの利便性をさらに改善できる。
なお、前記入力装置はコンピュータによって実現してもよい。この場合には、コンピュータを前記入力装置の各手段として動作させることにより、前記入力装置をコンピュータで実現させる制御プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明の入力装置は、前記入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶装置を参照し、前記入力面によって取得された操作の軌跡と前記パターンとが一致するか否かを判定する判定手段を備え、前記入力手段は、前記判定手段によって軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式に設定する構成である。
また、本発明の入力装置の制御方法は、所定の入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶部を参照し、前記入力面によって取得された操作の軌跡と前記パターンとが一致するか否かを判定する判定ステップを含み、前記入力ステップでは、前記判定ステップにおいて軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式に設定する構成である。
したがって、本発明の入力装置および当該装置の制御方法は、複数の入力方式を簡単な操作で設定できる。これにより、上記入力装置等は、ユーザの利便性を改善できるという効果を奏する。
図1〜図10に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
以下の記載および上記図面においては、ユーザがスマートフォン100(図1参照)を右手に把持し、右手の親指を入力面に接触させる場合を想定して説明する(図2参照)。しかし、スマートフォン100を把持する手および操作する手は、右手であっても左手であってもよいし、入力面に接触させる指は親指以外の指であってもよい。
また、ユーザはスマートフォン100を操作するために、指ではなくスタイラスなどの指示具を用いることもできる。すなわち、以下の記載において、「ユーザの指」には「スタイラスなどの指示具」が含まれる。
さらに、以下の記載および上記図面においては、「ユーザが入力面に指を接触させる」として説明する。しかし、入力面41(図1参照)が、例えば指の近接を検出可能なタッチパネルである場合、スマートフォン100は、入力面41に対するユーザの指の近接を検出することによっても、接触の場合と同様に動作可能である。
〔スマートフォン100の構成〕
図1に基づいて、スマートフォン100の構成を説明する。図1は、スマートフォン100の要部構成を示すブロック図である。なお、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、実施の実情に則して、スマートフォン100は当該省略した構成を含んでもよい。
図1に基づいて、スマートフォン100の構成を説明する。図1は、スマートフォン100の要部構成を示すブロック図である。なお、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、実施の実情に則して、スマートフォン100は当該省略した構成を含んでもよい。
スマートフォン(入力装置)100は、ユーザ操作(ユーザによる操作、ユーザの操作)3の軌跡1を取得可能な入力面41と、所定の入力方式5にしたがって入力文字(選択された文字)9を入力として受け付ける文字入力部13とを備えた装置である。
以下、入力部40(入力面41、入力制御部42)、制御部11(パターン判定部12、文字入力部13、ガイド表示部14、記憶部30)、表示部70(表示制御部71、表示面72)の順序で各構成が担う機能を説明する。
入力部40は、ユーザからの操作(ユーザ操作3)を受け付ける。入力部40は、入力面41と入力制御部42とを含む。
入力面41は、当該入力面に接触したユーザの指の当該入力面上における2次元の座標情報6を入力制御部42に出力する。本実施の形態では、入力面41としてマルチタッチを検出可能なタッチパネルであることが望ましい。ただし、入力面41は、ユーザによる操作で接触位置を検知可能な入力機器でありさえすれば、ハードウェアの種類はタッチパネルに限定されない。
入力制御部42は、入力面41に対するユーザ操作3の軌跡1を検出する。例えば、入力制御部42は、入力面41から座標情報6を所定の時間間隔で取得し、その一連の座標データを軌跡1としてパターン判定部12へ出力する。
制御部11は、スマートフォン100の各種機能を統括的に制御するものである。なお、制御部11の各機能は、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現されてもよい。制御部11は、パターン判定部12、文字入力部13、ガイド表示部14、および記憶部30を含む。
制御部11は、ガイドを表示すべきか否かを判定する。具体的には、制御部11は、ユーザが初めて入力インターフェースを起動するか否か、および当該起動が初めてでない場合、入力方式の設定方法の表示を省略する操作が行われているか否かを判定する。
パターン判定部(判定手段)12は、入力方式5とパターン2とが対応付けられて予め格納された記憶部30を参照し、入力面41によって取得された操作の軌跡1とパターン2とが一致するか否かを判定する。パターン判定部12は、両者の一致・不一致を示す判定結果4と当該軌跡とを文字入力部13に出力する。
なお、パターン判定部12は、入力面41における所定の2点を略直線で結ぶパターンと、軌跡1との一致を判定してもよい。すなわち、記憶部30に予め格納されたパターン2はどのようなパターンであってもよいが、特に入力面41における所定の2点を略直線で結ぶパターンであることが好ましい。これにより、スマートフォン100は、ユーザに単純な操作で入力方式を切り替えさせることができる。
文字入力部(入力手段)13は、所定の入力方式にしたがって選択された文字を入力として受け付ける。すなわち、文字入力部13は、パターン判定部12によって軌跡1とパターン2とが一致しないと判定された場合(両者は一致しないことを示す判定情報4が、パターン判定部12から入力された場合)、文字入力部13は、現在の入力方式がユーザの操作により指定された入力面41における位置(例えば軌跡1を構成する最後の座標情報6)に基づいて、表示面72に表示されたキーボードから文字を選択する入力方式(すなわち、ソフトウェアキーボードから入力する方式)であるか否かを判定する。文字を選択する入力方式であると判定される場合、文字入力部13は、当該位置に基づいて選択された入力文字9を、表示制御部71に出力する。
一方、パターン判定部12によって軌跡1とパターン2とが一致すると判定された場合(両者は一致することを示す判定情報4が、パターン判定部12から入力された場合)、文字入力部13は、当該パターンに対応付けられた入力方式5に設定する。すなわち、文字入力部13は、現在の入力方式5に代えて、当該パターンに対応付けられた入力方式5に切り替える。具体的には、文字入力部13は、パターン2に対応付けられた入力方式5を記憶部30から読み出し、当該入力方式に対応する入力インターフェース8を表示制御部71に出力する。
ここで、上記入力方式には、(1)ユーザ操作3により指定された入力面41における位置(座標情報6)に基づいて、表示面72に表示されたキーボード(例えば、図3(a)に示す12キーボードや、図5(e)に示すQWERTYフルキーボード)から文字を選択する入力方式、(2)ユーザの音声を識別した結果に基づいて文字を選択する入力方式(音声識別による入力方式)、(3)軌跡1を識別した結果に基づいて文字を選択する入力方式(手書き文字認識による入力方式)が、少なくとも含まれる。
なお、文字入力部13は、入力面41によって取得された操作と連動するように、パターン2に対応付けられた入力方式5に切り替えてもよい。この切り替え動作については、後で詳しく説明する。
ガイド表示部(表示手段)14は、文字入力部13によって文字が選択可能となる前に、入力方式5の設定方法を表示する。ただし、ガイド表示部14は、入力方式5の設定方法の表示を省略する操作が行われた後は、当該方法を表示しないことに注意する。このガイドの表示については、後で詳しく説明する。
記憶部(記憶装置)30は、パターン2および入力方式5を対応付けて格納可能な記憶機器である。記憶部30は、例えばハードディスク、半導体メモリ、DVD等で構成できる。なお、本実施の形態では、記憶部30は、制御部11に内蔵される機器として図1に示しているが、例えばスマートフォン100の外部に通信可能に接続された外部記憶装置であってもよい。
表示部70は、制御部11の内部で処理された結果(入力インターフェース8、入力文字9、ガイド10)を、ユーザに対して表示する。表示部70は、表示制御部71と表示面72とを含む。
表示制御部71は、入力インターフェース8、入力文字9、およびガイド10を表示面72に表示できるように、表示用データ7を表示面72へ出力する。表示用データ7は、例えばビットマップ形式の画像であってよいし、他の形式に従う画像、またはその他表示に適したデータ形式であってもよい。なお、表示制御部71は、表示すべき内容を表示用データ7へ形式変換できるものを含んでいればよく、例えば一般的なディスプレイアダプタでよい。
表示面72は、表示制御部71から入力される表示用データ7を表示する装置である。本実施の形態では主に液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)を想定しているが、表示機能を有する装置(特に、フラットパネルディスプレイ)でありさえすればハードウェアの種類は限定されない。例えば、プラズマディスプレイ(Plasma Display Panel;PDP)やEL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子と、表示制御部71から入力された表示用データ7に基づいて、表示素子を駆動するドライバ回路とを備える装置等で、表示面72を構成できる。
なお、各構成が有する機能を明示するために、図1は入力部40と表示部70とを分離して示している。しかし、例えば入力部40をタッチパネルで実現し、表示部70を液晶ディスプレイで実現する場合、両者は一体として構成されてよい(図2参照)。
この場合、入力面41は、矩形板状に形成されたガラス等の透明な透過部材で構成され、表示面72を覆うように一体的に形成されてよい。これにより、入力面41に対するユーザの指の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
この場合、入力面41は、矩形板状に形成されたガラス等の透明な透過部材で構成され、表示面72を覆うように一体的に形成されてよい。これにより、入力面41に対するユーザの指の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
〔スマートフォン100の外観〕
図2に基づいて、スマートフォン100の外観例および操作例を説明する。図2(a)は、スマートフォン100の外観例を表した模式図であり、図2(b)は、ユーザによるスマートフォン100の操作例を表した模式図である。
図2に基づいて、スマートフォン100の外観例および操作例を説明する。図2(a)は、スマートフォン100の外観例を表した模式図であり、図2(b)は、ユーザによるスマートフォン100の操作例を表した模式図である。
図2(a)に示すように、スマートフォン100は、入力面41、表示面72、および電源スイッチ43を備える。
図2(b)に示すように、ユーザは入力面41をタッチし、スマートフォン100に当該入力面における位置を指定することにより(入力面上の座標を与えることにより)、例えばアイコンを選択するなどの情報をスマートフォン100に与えることができる。
〔スマートフォン100の動作〕
図3に基づいて、ソフトウェアキーボードの上端から下端へスワイプすることにより、ユーザがソフトウェアキーボードによる入力方式から音声識別による入力方式へ切り替える場合の、スマートフォン100の動作を説明する。図3は、ユーザによってソフトウェアキーボードによる入力方式から音声識別による入力方式へ切り替えられた場合、表示面72に表示される一連の画面例を示す模式図である。
図3に基づいて、ソフトウェアキーボードの上端から下端へスワイプすることにより、ユーザがソフトウェアキーボードによる入力方式から音声識別による入力方式へ切り替える場合の、スマートフォン100の動作を説明する。図3は、ユーザによってソフトウェアキーボードによる入力方式から音声識別による入力方式へ切り替えられた場合、表示面72に表示される一連の画面例を示す模式図である。
図3(a)は、ユーザがソフトウェアキーボードの上端に対応する入力面41の位置に指を接触させたまま、当該入力面上で指をすべらせるように動かす(いわゆる「スワイプ」の操作)様子を示す。
なお、図3(a)は、指の移動方向を明示するために矢印を描いているが、スマートフォン100は当該矢印を表示面72に表示しなくともよい(以下の図4〜図7においても同様である)。また、本実施の形態では「ソフトウェアキーボードの上端から下端」を略直線で結ぶパターンを一例としてあげたが、入力面41における所定の2点を結ぶパターンであれば何でもよい(以下の図4〜図7の説明においても同様である)。
図3(b)〜(e)は、音声識別による入力方式が設定されていることを示す画面(マイクを表すアイコンが中央に表示された画面)が、上記スワイプと連動して、当該ソフトウェアキーボードの上端から下端へ向けてアニメーション表示される過程を示す。
図3(a)〜(e)に示す例では、「ソフトウェアキーボードの上端から下端を略直線で結ぶパターン」と、「音声識別による入力方式」とが対応付けられて、記憶部30に予め格納されている。パターン判定部12は、入力面41によって取得された軌跡1と上記パターンとが一致しているか否かを判定する。
そして、一致していると判定される場合(両者が一致することを示す判定情報4が、パターン判定部12から文字入力部13に入力された場合)、文字入力部13は、当該パターンに対応付けられた音声識別による入力方式5に設定する。すなわち、現在のソフトウェアキーボードによる入力方式に代えて、当該パターンに対応付けられた音声識別による入力方式に切り替える。具体的には、文字入力部13は、当該入力方式に対応する入力インターフェース8を表示制御部71に出力する。
なお、文字入力部13は、上記スワイプと連動したアニメーション表示が可能な一連のデータとして、入力インターフェース8を表示制御部71に出力することに注意する(以下の図4〜図7の説明においても同様である)。また、現在の入力方式が音声識別による入力方式である場合、ユーザによって表示面72の下端から上端へスワイプされると、スマートフォン100は、以前のソフトウェアキーボードによる入力方式を設定する。
ユーザが12キーボードの上端から下端へスワイプすることにより、12キーボードによる入力方式から音声識別による入力方式へ切り替えた場合、ユーザによって表示面72の下端から上端へスワイプされると、スマートフォン100は、12キーボードによる入力方式を設定する。一方、ユーザがQWERTYフルキーボードの上端から下端へスワイプすることにより、QWERTYフルキーボードによる入力方式から音声識別による入力方式へ切り替えた場合、ユーザによって表示面72の下端から上端へスワイプされると、スマートフォン100は、QWERTYフルキーボードによる入力方式を設定する。
図4に基づいて、ソフトウェアキーボードの下端から上端へスワイプすることにより、ユーザがソフトウェアキーボードによる入力方式から手書き認識による入力方式へ切り替える場合の、スマートフォン100の動作を説明する。図4は、ユーザによってソフトウェアキーボードによる入力方式から手書き認識による入力方式へ切り替えられた場合、表示面72に表示される一連の画面例を示す模式図である。
図4(a)は、ユーザがソフトウェアキーボードの下端から上端へスワイプする様子を示す。図4(b)〜(e)は、手書き認識による入力方式が設定されていることを示す画面(タッチパッドが中央に表示された画面)が、上記スワイプと連動して、当該ソフトウェアキーボードの下端から上端へ向けてアニメーション表示される過程を示す。
図4(a)〜(e)に示す例では、「ソフトウェアキーボードの下端から上端を略直線で結ぶパターン」と、「手書き認識による入力方式」とが対応付けられて、記憶部30に予め格納されている。パターン判定部12は、入力面41によって取得された軌跡1と上記パターンとが一致しているか否かを判定する。
そして、一致していると判定される場合、文字入力部13は、当該パターンに対応付けられた手書き認識による入力方式5に設定する。すなわち、現在のソフトウェアキーボードによる入力方式に代えて、当該パターンに対応付けられた手書き認識による入力方式に切り替える。具体的には、文字入力部13は、当該入力方式に対応する入力インターフェース8を表示制御部71に出力する。
なお、現在の入力方式が手書き文字認識による入力方式である場合、ユーザによって表示面72の下端から上端へスワイプされると、スマートフォン100は、以前のソフトウェアキーボードによる入力方式を設定する。
ユーザが12キーボードの上端から下端へスワイプすることにより、12キーボードによる入力方式から手書き文字認識による入力方式へ切り替えた場合、ユーザによって表示面72の下端から上端へスワイプされると、スマートフォン100は、12キーボードによる入力方式を設定する。一方、ユーザがQWERTYフルキーボードの上端から下端へスワイプすることにより、QWERTYフルキーボードによる入力方式から手書き文字認識による入力方式へ切り替えた場合、ユーザによって表示面72の下端から上端へスワイプされると、スマートフォン100は、QWERTYフルキーボードによる入力方式を設定する。
図5に基づいて、ソフトウェアキーボードの左端から右端へスワイプすることにより、ユーザがソフトウェアキーボード(12キーボード)による入力方式から他のソフトウェアキーボード(QWERTYフルキーボード)による入力方式へ切り替える場合の、スマートフォン100の動作を説明する。図5は、ユーザによってソフトウェアキーボードによる入力方式から他のソフトウェアキーボードによる入力方式へ切り替えられた場合、表示面72に表示される一連の画面例を示す模式図である。
図5(a)は、ユーザがソフトウェアキーボードの左端から右端へスワイプする様子を示す。図5(b)〜(e)は、QWERTYフルキーボードによる入力方式が設定されていることを示す画面が、上記スワイプと連動して、当該ソフトウェアキーボードの左端から右端へ向けてアニメーション表示される過程を示す。
図5(a)〜(e)に示す例では、「ソフトウェアキーボードの左端から右端を略直線で結ぶパターン」と、「QWERTYフルキーボードによる入力方式」とが対応付けられて、記憶部30に予め格納されている。パターン判定部12は、入力面41によって取得された軌跡1と上記パターンとが一致しているか否かを判定する。
そして、一致していると判定される場合、文字入力部13は、当該パターンに対応付けられたQWERTYフルキーボードによる入力方式5に設定する。すなわち、現在の12キーボードによる入力方式に代えて、当該パターンに対応付けられたQWERTYフルキーボードによる入力方式に切り替える。
図6に基づいて、ソフトウェアキーボードの右端から左端へスワイプすることにより、ユーザがソフトウェアキーボード(QWERTYフルキーボード)による入力方式から他のソフトウェアキーボード(12キーボード)による入力方式へ切り替える場合の、スマートフォン100の動作を説明する。図6は、ユーザによってソフトウェアキーボードによる入力方式から他のソフトウェアキーボードによる入力方式へ切り替えられた場合、表示面72に表示される一連の画面例を示す模式図である。
図6(a)は、ユーザがソフトウェアキーボードの右端から左端へスワイプする様子を示す。図6(b)〜(e)は、12キーボードによる入力方式が設定されていることを示す画面が、上記スワイプと連動して、当該ソフトウェアキーボードの右端から左端へ向けてアニメーション表示される過程を示す。
図6(a)〜(e)に示す例では、「ソフトウェアキーボードの右端から左端を略直線で結ぶパターン」と、「12キーボードによる入力方式」とが対応付けられて、記憶部30に予め格納されている。パターン判定部12は、入力面41によって取得された軌跡1と上記パターンとが一致しているか否かを判定する。
そして、一致していると判定される場合、文字入力部13は、当該パターンに対応付けられた12キーボードによる入力方式5に設定する。すなわち、現在のQWERTYフルキーボードによる入力方式に代えて、当該パターンに対応付けられた12キーボードによる入力方式に切り替える。
図7に基づいて、ソフトウェアキーボードの右端から左端へスワイプすることにより、ユーザがソフトウェアキーボード(QWERTYフルキーボード)による入力方式から他のソフトウェアキーボード(12キーボード)による入力方式へ切り替える場合の、スマートフォン100の動作を説明する。図7は、ユーザによってソフトウェアキーボードによる入力方式から他のソフトウェアキーボードによる入力方式へ切り替えられた場合、表示面72に表示される一連の画面例を示す模式図である。
図7(a)は、ユーザがソフトウェアキーボードの右端から左端へスワイプする様子を示す。図7(b)および(c)は、12キーボードによる入力方式が設定されていることを示す画面が、上記スワイプと連動して、当該ソフトウェアキーボードの右端から左端へ向けてアニメーション表示される過程を示す。
図7(a)〜(c)に示す例と、図6(a)〜(e)に示す例との違いは、表示画面の向きにある。すなわち、図6(a)〜(e)に示す例では、表示は縦方向の表示(縦長書式、ポートレート表示)であったが、図7(a)〜(c)に示す例では、表示は横方向の表示(横長書式、ランドスケープ表示)である。図7(a)〜(c)に示すように、スマートフォン100が横方向の表示を行っている場合であっても、スマートフォン100は図6に示す例と同様に動作する。
図3〜図7を参照しつつ以上で説明したように、所定の入力方式と所定のパターンとが対応付けられて、記憶部30に格納されている。スマートフォン100は、ユーザによるスワイプの操作が描く軌跡1が上記パターンのいずれかと一致するか否かを判定し、一致する場合は、一致したパターンに対応付けられた入力方式を設定する。
すなわち、スマートフォン100は、入力方式を切り替えるためのインターフェースを用意する(例えばソフトウェアキーボードに切り替え専用のキーを配置する等)必要がない。これにより、スマートフォン100は、画面に表示するキーの数を節減でき、限られた表示画面を効果的に活用できる。また、キーの数を減らすことにより、スマートフォン100はユーザの誤操作を減らすことができる。
さらに、スマートフォン100は、ユーザが所望する入力方式に1つの操作で切り替えることができる。すなわち、所定のキーを押下することにより入力方式を循環して切り替えるインターフェースや、所定のキーを押下したときに表示される複数の入力方式の候補から、1つを選択することによって入力方式を切り替えるインターフェースでは、ユーザは所望の入力方式に切り替えるために、当該キーを複数回押下しなければならない場合がある。
これに対して、スマートフォン100では、所定の入力方式と所定のパターンとが対応付けられているため、ユーザは所望の入力方式に対応するパターンを軌跡1として入力するだけで、当該入力方式に切り替えることができる。
なお、前述したように、図3〜図7に示したパターンは、単なる一例に過ぎないことに注意する。例えば、上記パターンは、入力面41における開始位置と終了位置とが略同一であって、前記開始位置から前記開始位置とは異なる折り返し位置を経由して前記終了位置までを略直線で往復するパターンであってもよいし、入力面41における所定の2点を曲線で結ぶパターンであってもよい。
また、図3〜図7に示したパターンと入力方式との対応付けも、単なる一例に過ぎないことに注意する。すなわち、上記対応付けは任意に設計可能である。
〔切り替え操作のガイド表示〕
図8および図9に基づいて、文字入力が可能となる前に、スマートフォン100が入力方式の設定方法を説明するガイド10を表示することを説明する。図8は、スマートフォン100が日本語でガイド10を表示した場合の画面例を示す模式図であり、(a)は縦方向の表示の場合、(b)は横方向の表示の場合を示す。図9は、スマートフォン100が英語でガイド10を表示した場合の画面例を示す模式図であり、(a)は縦方向の表示の場合、(b)は横方向の表示の場合を示す。
図8および図9に基づいて、文字入力が可能となる前に、スマートフォン100が入力方式の設定方法を説明するガイド10を表示することを説明する。図8は、スマートフォン100が日本語でガイド10を表示した場合の画面例を示す模式図であり、(a)は縦方向の表示の場合、(b)は横方向の表示の場合を示す。図9は、スマートフォン100が英語でガイド10を表示した場合の画面例を示す模式図であり、(a)は縦方向の表示の場合、(b)は横方向の表示の場合を示す。
図8(a)および(b)に示すように、スマートフォン100は、ユーザに文字を入力可能とする前に、例えば「キーボードを上下左右に端から端までなぞることにより、カンタンに入力方式を切り替えることができます」等の、入力方式の設定方法に関する説明文(ガイド10)を表示する。なお、ユーザにより「以後表示しない」がチェックされた場合など、入力方式の設定方法の表示を省略する操作が行われた後は、スマートフォン100は当該ガイドを表示しない。
図9(a)および(b)に示すように、スマートフォン100が英語の表示を行うように設定されている場合、スマートフォン100は上記ガイドを、例えば「Simply swipe across the keyboard vertically or horizontally from end to end to switch input modes.」のように英語で表示する。この場合も、ユーザにより「Do not show again」がチェックされた場合など、入力方式の設定方法の表示を省略する操作が行われた後は、スマートフォン100は当該ガイドを表示しない。
これにより、ユーザは迷うことなくスマートフォン100の入力方式の切り替えインターフェースを利用できる。
〔スマートフォン100が実行する処理〕
図10に基づいて、スマートフォン100が実行する処理の流れを説明する。図10は、スマートフォン100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は制御方法の各ステップを表す。
図10に基づいて、スマートフォン100が実行する処理の流れを説明する。図10は、スマートフォン100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は制御方法の各ステップを表す。
制御部11は、ガイドを表示すべきか否かを判定する(ステップ1:S1のように略記する)。具体的には、制御部11は、ユーザが初めて入力インターフェースを起動するか否か、および当該起動が初めてでない場合、入力方式の設定方法の表示を省略する操作が行われているか否かを判定する。ガイドを表示すべきと判定される場合(S1においてYES)、ガイド表示部14は所定のガイド10を表示する(S2)。
入力部40は、入力面41からユーザ操作3を取得し(S3)、当該ユーザ操作の軌跡1を取得する(S4)。入力制御部42から軌跡1が入力されると、パターン判定部12は、入力方式5とパターン2とが対応付けられて予め格納された記憶部30を参照し、軌跡1とパターン2とが一致するか否かを判定する(S5、判定ステップ)。
一致しない場合(S5においてNO)であって、現在の入力方式がソフトウェアキーボードから入力する方式である場合、文字入力部13は、ユーザの操作により指定された入力面41における位置に基づいて選択された入力文字9を、表示制御部71に出力することにより、当該選択された文字を入力として受け付ける(S6)。
一方、一致する場合(S5においてYES)、パターン2に対応付けられた入力方式5を記憶部30から読み出し、当該入力方式に対応する入力インターフェース8を表示制御部71に出力することにより、当該入力方式を設定する(S7、入力ステップ)。表示制御部71は、当該入力インターフェースを表示面72に表示する(S8)。
〔スマートフォン100が奏する効果〕
スマートフォン100は、入力方式を切り替えるためのインターフェースを用意する必要がない。これにより、スマートフォン100は、画面に表示するキーの数を節減でき、限られた表示画面を効果的に活用できるという効果を奏する。また、キーの数を減らすことにより、スマートフォン100はユーザの誤操作を減らすことができるという効果も奏する。
スマートフォン100は、入力方式を切り替えるためのインターフェースを用意する必要がない。これにより、スマートフォン100は、画面に表示するキーの数を節減でき、限られた表示画面を効果的に活用できるという効果を奏する。また、キーの数を減らすことにより、スマートフォン100はユーザの誤操作を減らすことができるという効果も奏する。
さらに、スマートフォン100では、所定の入力方式と所定のパターンとが対応付けられているため、スマートフォン100は、ユーザに所望の入力方式に対応するパターンを軌跡1として入力させるだけで、当該入力方式に切り替えることができるという効果を奏する。
〔各実施の形態に含まれる構成(技術的手段)の組み合わせについて〕
上述した実施の形態に含まれる構成は、適宜組み合わせられることに注意する。すなわち、上記の実施の形態で説明したすべての構成は、当該説明に係る実施の形態のみならず、他の実施の形態においても当該構成の全部または一部を組み合わせて利用でき、それによって得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
上述した実施の形態に含まれる構成は、適宜組み合わせられることに注意する。すなわち、上記の実施の形態で説明したすべての構成は、当該説明に係る実施の形態のみならず、他の実施の形態においても当該構成の全部または一部を組み合わせて利用でき、それによって得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、スマートフォン100の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
最後に、スマートフォン100の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、スマートフォン100は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるスマートフォン100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、スマートフォン100に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、スマートフォン100を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
このように、本明細書においては、手段とは必ずしも物理的手段を意味せず、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場合も含む。また、1つの手段の機能が2つ以上の物理的手段により実現されてもよいし、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明は、ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面と、所定の入力方式にしたがって選択された文字を入力として受け付ける入力手段とを備えた入力装置に適用できる。具体的には、例えばスマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット型情報端末などに、好適に適用できる。
1 軌跡(軌跡)
2 パターン(パターン)
3 ユーザ操作(ユーザによる操作、ユーザの操作)
5 入力方式(入力方式)
6 座標情報(指定された入力面における位置)
8 入力インターフェース(入力インターフェース)
9 入力文字(選択された文字)
12 パターン判定部(判定手段)
13 文字入力部(入力手段)
14 ガイド表示部(表示手段)
30 記憶部(記憶装置)
41 入力面(入力面)
72 表示面(表示面)
100 スマートフォン(入力装置)
2 パターン(パターン)
3 ユーザ操作(ユーザによる操作、ユーザの操作)
5 入力方式(入力方式)
6 座標情報(指定された入力面における位置)
8 入力インターフェース(入力インターフェース)
9 入力文字(選択された文字)
12 パターン判定部(判定手段)
13 文字入力部(入力手段)
14 ガイド表示部(表示手段)
30 記憶部(記憶装置)
41 入力面(入力面)
72 表示面(表示面)
100 スマートフォン(入力装置)
Claims (12)
- ユーザによる操作の軌跡を取得可能な入力面と、所定の入力方式にしたがって選択された文字を入力として受け付ける入力手段とを備えた入力装置であって、
前記入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶装置を参照し、前記入力面によって取得された操作の軌跡と前記パターンとが一致するか否かを判定する判定手段を備え、
前記入力手段は、前記判定手段によって軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式に設定することを特徴とする入力装置。 - 前記入力手段は、前記判定手段によって軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、現在の入力方式に代えて、当該パターンに対応付けられた入力方式に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
- 前記入力手段は、前記入力面によって取得された操作と連動するように、前記パターンに対応付けられた入力方式の入力インターフェースを表示することを特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
- 前記判定手段は、前記入力面における所定の2点を略直線で結ぶパターンと、前記軌跡との一致を判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の入力装置。
- 前記入力手段は、ユーザの操作により指定された前記入力面における位置に基づいて、表示面に表示されたキーボードから文字を選択する入力方式を、設定可能な入力方式として含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の入力装置。
- 前記入力手段は、ユーザの音声を識別した結果に基づいて文字を選択する入力方式を、設定可能な入力方式として含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の入力装置。
- 前記入力手段は、前記軌跡を識別した結果に基づいて文字を選択する入力方式を、設定可能な入力方式として含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の入力装置。
- 前記入力手段によって文字が選択可能となる前に、前記入力方式の設定方法を表示する表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の入力装置。
- 前記表示手段は、前記入力方式の設定方法の表示を省略する操作が行われた後は、当該方法を表示しないことを特徴とする請求項8に記載の入力装置。
- ユーザによる操作の軌跡を取得可能な入力面を備えた入力装置の制御方法のうち、所定の入力方式にしたがって選択された文字を入力として受け付ける入力ステップを含む前記入力装置の制御方法であって、
所定の入力方式と所定のパターンとが対応付けられて予め格納された記憶部を参照し、前記入力面によって取得された操作の軌跡と前記パターンとが一致するか否かを判定する判定ステップを含み、
前記入力ステップでは、前記判定ステップにおいて軌跡とパターンとが一致すると判定された場合、当該パターンに対応付けられた入力方式に設定することを特徴とする入力装置の制御方法。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の入力装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
- 請求項11に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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