JP4112913B2 - 自動販売機 - Google Patents

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触で情報の読み書きが可能な記録媒体(ICカードやIrMC等)を用いて商品の販売処理を行う自動販売機に関し、特に、非接触式で情報の読み書きが可能な記録媒体を用いて商品を購入する利用者の利便性を向上させ、且つ記録媒体を用いる販売処理と現金による販売処理とを利用者が違和感無く利用可能な自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動販売機として、例えば、特開平2002−49956号公報(以下、単に「従来技術A」という。)に開示された自動販売機が知られている。
【0003】
具体的に、この従来技術Aの自動販売機は、利用者により商品の指定操作が行われると、ICカードやICタグ等のデータキャリアに対して金額データの読み書きを行うリーダライタを読み書きが可能なスタンバイ状態に移行させるものである。
【0004】
ところが、この構成は、リーダライタが常に読み書き可能なスタンバイ状態になっていない。また、商品を購入する前に利用者は自己が所持するデータキャリアの残高情報を確認することができないでいる。
【0005】
また、例えば特開平2001−357437号公報(以下、単に「従来技術B」という。)に開示された自動販売機が知られている。
【0006】
具体的に、この従来技術Bの自動販売機では、非接触カードで商品を購入する場合、利用者は非接触カードで商品を購入するための専用のカードボタンを押下する必要がある。
【0007】
ところが、この構成では、非接触カードを用いて商品を購入する場合に専用のカードボタンを押下するという操作が必要であり、操作性がスムーズでない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如く、上記従来技術A及びBでは、利用者の操作性が良くないものとなっている。
【0009】
そこで、本発明は、上述の実情を鑑み、非接触式で情報の読み書きが可能な記録媒体を用いて商品を購入する利用者の利便性を向上させ、且つ記録媒体を用いる販売処理と現金による販売処理とを利用者が違和感無く利用可能な自動販売機の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、所定の金額情報が付与された記録媒体をかざすことにより該記録媒体の金額情報の示す金額から選択した商品の販売金額を引き落として該商品の販売を制御する電子商取引部を有する自動販売機において、投入貨幣を受け付けて処理する貨幣処理手段と、複数の商品の中から所望の商品を選択する選択手段と、前記選択手段で選択した商品の販売金額を記憶する記憶手段と、前記選択手段で選択された商品を排出する商品排出手段とを具備し、前記電子商取引部は、前記記録媒体を検出する検出手段と、前記選択手段で商品を選択してから所定の時間内に前記検出手段により前記記録媒体が検出された場合は、該記録媒体から金額情報を読み取って、該読み取った金額情報の示す金額から前記記憶手段に記憶した前記販売金額を引き落とす引落制御手段と、前記引落制御手段による前記販売金額の引き落としが正常に行われた場合は、前記選択手段で選択された商品の排出を前記商品排出手段に対して指示する商品排出指示手段とを具備し、前記選択手段による商品の選択前に前記貨幣処理手段により投入貨幣を受け付けた場合は、前記貨幣処理手段による前記投入貨幣の処理に基づく通常の販売処理に移行し、前記選択手段により商品の選択が行われ、前記検出手段により前記記録媒体を検出する前に前記貨幣処理手段により投入貨幣を受け付けた場合は、前記記憶手段による前記販売金額の記憶をキャンセルして前記貨幣処理手段による前記投入貨幣の処理に基づく通常の販売処理に移行することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記貨幣処理手段により投入貨幣を受け付けることなく前記選択手段により商品の選択が行われた場合は、該選択された商品に対応する販売ランプを点滅制御し、前記選択手段で商品を選択してから所定の時間内に前記検出手段により前記記録媒体が検出された場合は、該販売ランプを点灯制御し、前記検出手段により前記記録媒体を検出する前に前記貨幣処理手段により投入貨幣を受け付けた場合は、該販売ランプを消灯制御する販売ランプ点灯制御手段を更に具備することを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記選択手段による商品の選択前に前記検出手段により前記記録媒体を検出した場合は、前記記録媒体に付与されている金額情報の残額を表示し、前記引落制御手段による前記販売金額の引き落としが正常に行われた場合は、該引き落とし後の前記記録媒体の金額情報の残額を表示する残額表示手段を更に具備することを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかの発明において、前記電子商取引部は、前記商品払出手段により商品が正常に払い出せなかった場合は、前記記録媒体をかざすことを促す表示を行い、前記検出手段により前記記録媒体が検出された場合は、該記録媒体の金額情報の示す金額に前記引落制御手段により引き落とした販売金額を加算する引落金額返還手段を更に具備することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明に係わる自動販売機100の外観を示す正面図であり、この例では、飲料販売用の自動販売機100を示している。
【0022】
図1に示すように、この自動販売機100は、販売商品を収納する本体筐10の前面上部に、透明棚樹脂製の前面パネルにより覆われた商品見本の陳列棚11を設け、また、該陳列棚11の一側下部に、ICカード等の非接触式カードに対して現金情報の読み書きを行うカードリーダライタ12と、このカードリーダライタ12の操作に関連した表示を行う表示部13を設け、更に、本体筐10の前面下部に購入商品の取り出し口14を開設して構成されている。
【0023】
また、陳列棚11の内部には、販売商品に対応する商品見本Aが、縦横各複数列に並べて配置されており、陳列棚11の前面パネルには、購入希望の商品を指定するための押しボタン式の商品選択ボタン15が、上記商品見本Aの夫々に対応するように前面外部からの操作が可能に並設されている。
【0024】
また、本体筐10の内部には、図示しない上記商品見本Aの夫々に対応する商品の収納部と、これらの収納部から商品を排出する商品搬送部とが具えられ、各収納部に収納された商品は、上記商品選択ボタン15の操作に応じた商品搬送部の動作により、上記商品取り出し口14の内側に設けた取り出し室に選択的に排出されるようになっている。
【0025】
また、上記カードリーダライタ12の配設位置の近傍に硬貨或いは紙幣等の現金を受ける硬貨投入口16及び紙幣挿入口17を併設している。
【0026】
また、上記硬貨投入口16及び紙幣挿入口17より受け入れられた現金に応じて商品販売を行い、該販売した商品分の金額を差し引いた現金を釣銭として排出する釣銭排出口18を備えている。
【0027】
図2は、上記図1に示した自動販売機100の内部システムの構成を示す図である。なお、この実施例では、電子商取引部が紙幣処理部を具える場合を例にしている。
【0028】
図2に示すように、この自動販売機100は、主制御部101と、電子商取引部102と、商品選択指定部103と、硬貨処理部104と、記憶部105と、キーボード端末部106と、表示処理部107、商品搬送部108と、コラム部109a〜109nと、システムバス110とを具えて構成される。
【0029】
ここで、主制御部101は、この自動販売機100全体を統括制御し、後述の電子商取引部102との間でICカード等の非接触式カードによる商品の販売処理、或いは硬貨、紙幣等の現金による商品の販売処理を制御する。
【0030】
電子商取引部102は、非接触で利用者が所持するICカード等の非接触式カードの情報を読み書きし、主制御部101との間で商品の販売処理を制御する。
【0031】
商品選択指定部103は、利用者の商品選択ボタン15(図1参照)の押下操作に応じて選択された指定商品情報を主制御部101に通知する。
【0032】
硬貨処理部(CM)104は、現金による商品販売において商品の対価となる硬貨の受け入れ処理や、釣銭の返却処理等を行う。
【0033】
記憶部105は、この自動販売機100における各種処理を実行する制御プログラムや各種必要なデータを記憶する。
【0034】
キーボード端末部106は、販売業者側で販売する商品の価格等の各種設定を行う為の入力インタフェース部分である。
【0035】
表示処理部107は、カードリーダライタ12の操作に関連した情報を表示部13(図1参照)に表示する処理を行う。
【0036】
商品搬送部108は、主制御部101の制御信号に基づいて商品の排出処理を行い、コラム108に格納されている商品の排出を制御する。
【0037】
コラム109は、販売業者によって供給された商品を収納する。
【0038】
システムバス110は、上述の主制御部101と上述のその他の構成要素間で制御信号やデータを伝送する。
【0039】
また、上述の電子商取引部102は、紙幣処理部1021と、電子商取引制御部1022と、カードリーダライタ1023と、アンテナ1024とを具えて構成される。
【0040】
ここで、紙幣処理部(BV)1021は、現金による商品販売において紙幣の受け入れ、返却処理等を行う。
【0041】
電子商取引制御部1022は、この電子商取引部102のコントローラであり、後述のカードリーダライタ1033で読み書きされるICカード等の非接触式カードの現金情報に基づき、主制御部101との間で商品の販売処理を制御する。
【0042】
カードリーダライタ1023は、アンテナ1024を介して非接触にてICカード等の非接触式カード(以下、単に「カード」という。)Xの金額情報を読み書きする。尚、本実施例では、このカードリーダライタ1023は、待機状態において常にICカード等の非接触式カードの読み書きが可能な状態を維持しているものとする。
【0043】
アンテナ1024は、ICカード等の非接触カードに対して無線により電力供給を行ったり、該カードの金額情報を送受信するインタフェースである。
【0044】
尚、上記図1及び図2に示した構成では、自動販売機100の構成しか示していないが、商品販売業者の管理センタの端末とネットワークを介して接続するように構成し、管理センタの端末にて商品の販売状況を管理したり、或いは非接触式カードの電子マネーの情報等を管理するようにしても良い。
【0045】
次に、上述した構成による利用者の操作手順と、該操作手順に応じた自動販売機100側の処理動作手順について説明する。
【0046】
まず、図3及び図4を用いて利用者の操作に着目した場合の操作手順について説明する。
【0047】
図3は、利用者が商品選択ボタン15を押下して商品選択を行った後に、カードXをカードリーダライタにかざして商品を購入する場合の一連の処理の流れを示す図である。
【0048】
図3において、まず、利用者は、待機状態の自動販売機100の前に行き、好きな商品を決める。そして、商品が決まったらその商品に該当する商品選択ボタン15を押下して商品を選択指定する[図3(a)]。
【0049】
すると、自動販売機100では、押下された商品選択ボタン15のランプを点滅させる[(図3(b)]。
【0050】
その後、利用者が、カードリーダライタ12に対して自己の所持するカードXをかざす。すると、自動販売機100では、先ほど点滅状態にした商品選択ボタン15の販売ランプを点灯させる[図3(c)]。
【0051】
この点灯処理後、自動販売機100では、上記利用者のカードXから当該指定された商品の金額引き落とし処理が行われる。そして、引き落としが正常に行われると、利用者に対して引き落とし後の残高を通知すべく表示部13に残高情報を表示させる[図3(d)]。尚、この例では、残高情報として「1110円」が表示された様子を示している。
【0052】
その後、自動販売機100では、利用者に対し指定商品の払い出し処理が行われ、且つ残高表示が解除される[図3(e)]。
【0053】
それ以降、自動販売機100では利用者の操作(商品選択ボタンの押下や、カードXのかざし操作や、現金投入操作など)を待つ待機状態に遷移される[図3(f)]。
【0054】
図4は、利用者が商品選択ボタン15を押下して商品を選択する前に、自己の所持するカードXをカードリーダライタにかざして残高を確認し、残高確認を行った後に、商品を購入する場合の一連の処理の流れを示す図である。
【0055】
図4において、まず、利用者は、待機状態の自動販売機100の前に行き、自己の所持するカードXをカードリーダライタにかざす。すると、自動販売機100では、利用者に対し該カードXの残高を通知すべく表示部13に残高情報を表示させる[図4(a)]。尚、この例では、残高情報として「1230円」が表示された様子を示している。
【0056】
その後、残高を確認した利用者が、次に、商品を購入しようとした場合、まず、好きな商品を決める。そして、商品が決まったらその商品に該当する商品選択ボタン15を押下して商品を選択指定する。すると、自動販売機100では、押下された商品選択ボタン15のランプを点滅させる[(図4(b)]。
【0057】
その後、利用者が、カードリーダライタ12に対して自己の所持するカードXをかざす。すると、自動販売機100では、先ほど点滅状態にした商品選択ボタン15のランプを点灯させる[図4(c)]。
【0058】
この点灯処理後、自動販売機100では、上記利用者のカードXから当該指定された商品金額分の引き落とし処理が行われる。そして、引き落としが正常に行われると、利用者に対して引き落とし後の残高を通知すべく表示部13に残高情報を表示させる[図4(d)]。尚、この例では、利用者が選択した商品が「120円」であり、この分を上記図4(a)で示した残高より引き、残額「1110円」が表示された様子を示している。
【0059】
その後、自動販売機100では、利用者に対し指定商品の払い出し処理が行われ、且つ残高表示が解除される[図4(e)]。
【0060】
それ以降、自動販売機100では待機状態に遷移される[図4(f)]。
【0061】
次に、自動販売機100側に着目した場合の処理動作手順について説明する。
【0062】
図5は、自動販売機100における処理動作の手順を示すフローチャートであり、この場合、上記図3及び図4に示したカードXによる商品販売処理と、現金による商品販売処理の両方を含んだ処理手順を示している。
【0063】
図5に示すように、自動販売機100では、まず、利用者の操作(即ち、商品選択ボタンの押下や、カードXのかざし操作や、現金投入操作など)を待つ待機状態において、利用者により現金が投入されるかどうかが監視されると共に(ステップS101)、利用者により商品選択ボタン15が押下されるかどうかが監視される(ステップS102)。
【0064】
これらの監視の結果、商品選択ボタン15が押下された判定された場合(ステップS102YES)、該押下された商品選択ボタン15のランプが点滅され、該点滅タイマーが開始される(ステップS103)。尚、上記商品選択ボタン15が押下された場合、自動販売機100では、該当する商品の金額情報が記憶される。
【0065】
次いで、更にこの状態で、利用者により現金の投入が行われるかどうかが監視される(ステップS104)。
【0066】
この監視の結果、利用者により現金の投入がなされていないと判定された場合(ステップS104NO)、次いで、上記点滅タイマーが切れたかどうかが判定される(ステップS105)。
【0067】
この判定により、点滅タイマーが切れていないと判定されると(ステップS105NO)、次いで、利用者により正常なカードXがかざされたかどうかが監視される(ステップS106)。
【0068】
この監視の結果、正常なカードXのかざし検出が行われると(ステップS106YES)、利用者により選択押下され点滅させていた商品選択ボタンのランプを点灯に変更させる(ステップS107)。尚、正常なカードXのかざいが検出された場合、自動販売機100では、上記ステップS102の処理時に記憶された金額情報が電子商取引部102に通知される。
【0069】
その後、カードXの現金引き落とし処理が行われる(ステップS108)。
【0070】
ここで、引き落とし処理が正常に終了すると(ステップS109YES)、利用者に対し引き落とし後の残高を通知すべく表示部13に残高情報の表示が行われ(ステップS110)、当該指定商品の排出処理が行われる(ステップS111)。
【0071】
ここで、当該指定商品の排出処理が正常に行われると(ステップS112YES)、次いで、残高表示の解除が行われると共に(ステップS113)、該当する商品選択ボタンの販売ランプが消灯される(ステップS114)。
【0072】
それ以降、上述のステップS101に戻って以下同様の処理が行われる。
【0073】
尚、上記ステップS106の判定の結果、カードの認証処理が正常に行われなかった場合には(ステップS106NO)、エラー処理が行われ(ステップS115)、上述のステップS113に移行して以下同様の処理が行われる。具体的には、カード認証が正常に行われなかったので処理を中止する旨等を表示部13(図1参照)にて利用者に通知する。
【0074】
また、上記ステップS109の判定の結果、カードの引き落としが正常に行われなかった場合には(ステップS109NO)、エラー処理が行われ(ステップS116)、上述のステップS113に移行して以下同様の処理が行われる。具体的には、表示部13にて残高不足のためカードの引き落としができなかった旨を利用者に通知する。 また、上記ステップS112の判定の結果、当該指定商品の排出処理が正常に行われなかった場合、例えば、商品を排出する際、詰まる等の原因で正常に排出できなかった場合には(ステップS112NO)、エラー処理が行われる(ステップS117)。具体的には、利用者に対して再度カードXをカードリーダライタ12にかざすように促す情報を表示部13に表示させ、この表示に従って利用者がカードXをカードリーダライタ12にかざした場合、残高を元に戻す処理が行われる。
【0075】
他方、上述のステップS101の監視の結果、待機状態において利用者により現金の投入が行われたと判定された場合(ステップS101YES)、全てのカード処理がキャンセルされる(ステップS118)。具体的には、商品選択に応じて記憶されている金額情報の管理や、選択ランプの点滅などの処理がキャンセルされる。
【0076】
その後、自動販売機100では、通常の現金による商品販売処理が行われる(ステップS119)。即ち、現金の投入金額が販売価格を上回った時に販売可能にする現行の制御処理が行われる。
【0077】
この現金による商品販売処理が終了すると、上述のステップS101に戻って以下同様の処理が行われる。
【0078】
他方、上述のステップS101の監視の結果、待機状態において現金投入が検出されず(ステップS101NO)、更にステップS102の監視の結果、待機状態において利用者により商品選択ボタン15を押下する操作が検出されない場合(ステップS102)、上述のステップS103の処理で開始された点滅タイマーが切れたかどうかが判定される(ステップS120)。
【0079】
ここで、タイマー切れであると判定されると(ステップS120YES)、次いで、利用者により正常なカードXがかざされたかどうかが監視される(ステップS121)。
【0080】
この監視の結果、正常なカードXのかざし検出が行われると(ステップS121YES)、利用者に対して該カードXの残高を通知すべく表示部13に残高情報が表示される(ステップS122)。
【0081】
それ以降、上述のステップS101に戻って以下同様の処理が行われる。
【0082】
尚、上述のステップS120の判定の結果、タイマーが切れていないと判定されると(ステップS120NO)、上述のステップS104の処理に戻って以下同様の処理が行われる。
【0083】
また、上記ステップS121の判定の結果、カードの認証処理が正常に行われなかった場合には(ステップS121NO)、エラー処理が行われ(ステップS123)、上述のステップS123に移行して以下同様の処理が行われる。具体的には、カード認証が正常に行われなかったので処理を中止する旨等を表示部13にて利用者に通知する。
【0084】
他方、上述のステップS104の判定の結果、この状態で現金が投入されたと判定されると(ステップS104YES)、該当する商品選択ボタン15のランプが消灯され(ステップS124)、上述のステップS118の処理に移行して以下同様の処理が行われる。
【0085】
他方、上記ステップS105の判定の結果、タイマー切れと判定されると(ステップS105YES)、今処理中の全てのカード処理がキャンセルされる(ステップS125)。具体的には、商品選択に応じて記憶されている金額情報の管理や、選択ランプの点滅などの処理がキャンセルされる。
【0086】
それ以降、上述のステップS101の処理に戻って以下同様の処理が行われる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、非接触式で情報の読み書きが可能な記録媒体を用いて商品を購入する利用者の利便性を向上させ、且つ記録媒体を用いる販売処理と現金による販売処理とを利用者が違和感無く利用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動販売機の外観を示す正面図。
【図2】図1に示した自動販売機の内部システムの構成を示す図。
【図3】利用者が商品選択ボタンを押下して商品選択を行った後に、カードをカードリーダライタにかざして商品を購入する場合の一連の処理の流れを示す図。
【図4】利用者が商品選択ボタンを押下して商品を選択する前に、自己の所持するカードをカードリーダライタにかざして残高を確認し、残高確認を行った後に、商品を購入する場合の一連の処理の流れを示す図。
【図5】自動販売機における処理動作の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
100 自動販売機
10 本体筐
11 商品陳列棚
12 カードリーダライタ
13 表示部
14 商品取り出し口
15 商品選択ボタン
16 硬貨投入口
17 紙幣挿入口
18 釣銭取り出し口
A 商品見本
101 主制御部
102 電子商取引部
1021 紙幣処理部
1022 電子商取引制御部
1023 カードリーダライタ
1024 アンテナ部
103 商品選択指定部
104 硬貨処理部
105 記憶部
106 キーボード端末部
107 表示処理部
108 商品搬送部
109 コラム部
110 システムバス
X カード

Claims (4)

  1. 所定の金額情報が付与された記録媒体をかざすことにより該記録媒体の金額情報の示す金額から選択した商品の販売金額を引き落として該商品の販売を制御する電子商取引部を有する自動販売機において、
    投入貨幣を受け付けて処理する貨幣処理手段と、
    複数の商品の中から所望の商品を選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択した商品の販売金額を記憶する記憶手段と、
    前記選択手段で選択された商品を排出する商品排出手段と
    を具備し、
    前記電子商取引部は、
    前記記録媒体を検出する検出手段と、
    前記選択手段で商品を選択してから所定の時間内に前記検出手段により前記記録媒体が検出された場合は、該記録媒体から金額情報を読み取って、該読み取った金額情報の示す金額から前記記憶手段に記憶した前記販売金額を引き落とす引落制御手段と、
    前記引落制御手段による前記販売金額の引き落としが正常に行われた場合は、前記選択手段で選択された商品の排出を前記商品排出手段に対して指示する商品排出指示手段と
    を具備し、
    前記選択手段による商品の選択前に前記貨幣処理手段により投入貨幣を受け付けた場合は、前記貨幣処理手段による前記投入貨幣の処理に基づく通常の販売処理に移行し、前記選択手段により商品の選択が行われ、前記検出手段により前記記録媒体を検出する前に前記貨幣処理手段により投入貨幣を受け付けた場合は、前記記憶手段による前記販売金額の記憶をキャンセルして前記貨幣処理手段による前記投入貨幣の処理に基づく通常の販売処理に移行することを特徴とする自動販売機
  2. 前記貨幣処理手段により投入貨幣を受け付けることなく前記選択手段により商品の選択が行われた場合は、該選択された商品に対応する販売ランプを点滅制御し、前記選択手段で商品を選択してから所定の時間内に前記検出手段により前記記録媒体が検出された場合は、該販売ランプを点灯制御し、前記検出手段により前記記録媒体を検出する前に前記貨幣処理手段により投入貨幣を受け付けた場合は、該販売ランプを消灯制御する販売ランプ点灯制御手段
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載の自動販売機
  3. 前記選択手段による商品の選択前に前記検出手段により前記記録媒体を検出した場合は、前記記録媒体に付与されている金額情報の残額を表示し、前記引落制御手段による前記販売金額の引き落としが正常に行われた場合は、該引き落とし後の前記記録媒体の金額情報の残額を表示する残額表示手段
    を更に具備することを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機
  4. 前記電子商取引部は、
    前記商品払出手段により商品が正常に払い出せなかった場合は、前記記録媒体をかざすことを促す表示を行い、前記検出手段により前記記録媒体が検出された場合は、該記録媒体の金額情報の示す金額に前記引落制御手段により引き落とした販売金額を加算する引落金額返還手段
    を更に具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動販売機
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