JP2002049956A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2002049956A
JP2002049956A JP2000232430A JP2000232430A JP2002049956A JP 2002049956 A JP2002049956 A JP 2002049956A JP 2000232430 A JP2000232430 A JP 2000232430A JP 2000232430 A JP2000232430 A JP 2000232430A JP 2002049956 A JP2002049956 A JP 2002049956A
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vending machine
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reading
product
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JP2000232430A
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English (en)
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Yoshitaka Naito
吉隆 内藤
Masashi Yamanaka
正史 山中
Isao Oshitani
勲 押谷
Kiyoshi Hishitani
清 菱谷
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード、ICタグ等のデータキャリアを
用いて商品を購入し得る自動販売機の操作性を、構成の
複雑化を伴わずに改善する。 【解決手段】 データキャリア2に対して金額データ読
み書きするリーダライタ12を、購入商品を指定する商品
指定スイッチ15の操作がなされた後にスタンバイ状態に
移行させる精算処理部4を設け、スタンバイ状態とされ
たリーダライタ12により金額データの読取りがなされた
とき、商品指定スイッチ15により指定された商品の代金
を差し引き、差し引き後の残額に対応する更新データを
リーダライタ12に送り出し、データキャリア2に書き込
ませるまでの精算処理を一括して行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカード、IC
タグ等、非接触での読取りが可能な金額データが記録さ
れたデータキャリアを用いての商品の購入が可能に構成
された自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】缶入り飲料、たばこ、雑誌等、種々の商
品の販売手段として広く普及している自動販売機は、一
般的に、販売商品を収納する本体筐の前面に、商品見本
の陳列棚、前記商品見本の夫々に対応する購入商品の指
定手段(商品指定スイッチ)、及び購入商品の投出口を
設けると共に、商品代金の投入口を設けて構成されてお
り、利用者は、前記投入口に所要の硬貨又は紙幣を投入
した後、前記陳列棚に陳列された商品見本を視認し、対
応する商品指定スイッチを操作して購入を希望する商品
を指定することにより、この指定に応じて本体筐の内部
から前記投出口に投出される指定商品を取り出すことが
できる。
【0003】ところが、このような自動販売機において
は、設置者の側から、投入代金の回収、釣り銭の補充
等、煩わしい現金管理を強いられるという問題がある
上、前記代金及び釣り銭の盗難被害を被る虞れがあり、
また利用者の側から、使用に際し小銭の持ち合わせが必
要となり、また釣り銭の取り忘れによる被害を被る虞れ
がある。
【0004】このような事情により、磁気により金額デ
ータが記録されたプリペイドカードの使用を可能とした
自動販売機が実用化されている。この自動販売機は、代
金の投入口の代わりに、プリペイドカードに記録された
金額データの読取りと、購入商品の代金の差し引きによ
り更新された金額データのプリペイドカードへの書込み
とが可能な読み書き手段(リーダライタ)を設けること
により構成することができる。
【0005】しかしながらこの種の自動販売機は、別個
に販売されるプリペイドカードの代金との精算関係が複
雑となることから、特定の交通機関の搭乗用チケット、
特定メーカ直販の自動販売機、カード購入機と共に特定
地域内に設置された自動販売機等、限定された範囲での
適用に限られるという問題がある。また前記リーダライ
タは、読み書きに際してプリペイドカードの取込みが必
要であり、購入に際し利用者は、リーダライタに対する
カードの挿入及び取り出しという2回の操作を強いられ
るという操作性の問題があり、また、更新データの書込
み完了後にリーダライタから排出されるカードの取り忘
れにより、金銭的な被害を被る虞れがある。
【0006】このような問題を解消するため、ICカー
ド、ICタグ等のデータキャリアを用いての商品の購入
が可能に構成された自動販売機が、特許公報第2610607
号、特開平10−232965号公報、特開平10−289354号公報
等に提案されている。
【0007】この自動販売機において用いられるデータ
キャリアは、カード、タグ等のキャリアにICチップを
埋め込んで構成されており、磁気記録によるプリペイド
カードに比較して格段に大容量の記録が可能である上、
暗証番号の確認、暗号処理等のデータ処理を行わせるこ
とができ、精算関係を明確となし得ることから、適用範
囲の大幅な拡大が可能となる。
【0008】また、記録データの非接触での読取り及び
書込みが可能であることから、非接触での読み書きが可
能な読み書き手段を自動販売機側に設けることにより、
利用者は、データキャリアを手放すことなく商品を購入
することができ、購入後の取り忘れによる金銭的被害が
発生する虞れもなく、磁気記録によるプリペイドカード
を使用する自動販売機における前述した問題を解消する
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記特許公
報第2610607 号に開示された自動販売機においては、商
品の購入に際し、まずデータキャリアに記録された金額
データを読み書き手段に読み取らせ、この読取り結果に
基づいて購入可能な商品を表示して購入希望の商品に対
応する商品指定スイッチの操作を促し、この操作がなさ
れた後、購入商品の代金を前記金額データから差し引い
た残額を求め、この残額を更新データとして前記読み書
き手段に送出して前記データキャリアに書き込むとい
う、磁気記録によるプリペイドカードを使用する自動販
売機と同じ精算処理がなされており、この場合利用者
は、前記読み書き手段に対してデータキャリアを近付け
る操作を、前記読取りに際して一回、その後の書込みに
際して一回、商品指定スイッチの操作の前後に分けて行
う必要があり、特に、複数の商品を購入する場合に煩雑
な操作を強いられるという難点があった。
【0010】特開平10−232965号公報及び特開平10−28
9354号公報には、このような操作の煩雑さの解消を図っ
た自動販売機が提案されている。
【0011】前者においては、利用者の到来を検出する
検出手段を設け、到来の検出がなされたとき、まず全て
の商品指定スイッチに付設されたランプを点灯して、購
入希望の商品に対応する商品指定スイッチの操作を促
し、この操作後にデータキャリアに記録された金額デー
タを読み書き手段に読み取らせ、先の操作により指定さ
れた商品の代金を差し引いた残額を求め、この残額を更
新データとして前記読み書き手段に送出してデータキャ
リアに書き込むという精算処理がなされている。
【0012】この自動販売機によれば、読取り及び書込
みが一連の動作として行われるため、読み書き手段にデ
ータキャリアを近付ける操作が一回で済み、操作性の改
善を図ることができるが、利用者の到来を検出するとい
う特殊な検出手段が必要となり、構成の複雑化を招来す
る上、周辺を歩行する歩行者を利用者として誤認し、前
記ランプの点灯等の無為な動作がなされる虞れがある。
【0013】また後者においては、商品指定スイッチと
は別に、購入金額を指定するスイッチを設け、このスイ
ッチの操作に応じてデータキャリアに記録された金額デ
ータを読み書き手段に読み取らせ、先の操作により指定
された金額を差し引いた残額を求め、この残額を更新デ
ータとして前記読み書き手段に送出してデータキャリア
に書き込むという精算処理がなされている。
【0014】この自動販売機によれば、前者の自動販売
機と同様に、読み書き手段にデータキャリアを近付ける
操作が一回で済むが、商品指定スイッチの操作前に金額
指定スイッチの余分な操作を強いられ、操作性の十分な
改善効果が期待し得ないという問題があり、また、一般
的な自動販売機に不要である金額指定のための操作が誤
ってなされる虞れが高く、誤操作がなされた場合、購入
商品の代金との差額を精算する新たな精算処理のため
に、読み書き手段にデータキャリアを近付ける再度の操
作が必要となり、この場合、逆に操作性の悪化を招来す
ることとなる。
【0015】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、ICカード、ICタグ等のデータキャリアを用
いての商品の購入を、構成の複雑化及び不自然な操作を
伴わずに良好な操作性下にて行わせることが可能な自動
販売機を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
自動販売機は、購入商品の指定手段と、該指定手段の指
定操作に応じて購入商品を投出する投出手段と共に、金
額データが記録されたデータキャリアに対して金額デー
タの読み書きを非接触にて行う読み書き手段と、該読み
書き手段に読み取られた金額データから購入商品の代金
を差し引いた残額を求め、前記読み書き手段に書込み用
の更新データとして送出する一方、前記残額に基づいて
販売の可否を判定する精算処理手段とを備える自動販売
機において、前記精算処理手段は、前記指定手段による
指定操作がなされたことを条件として、前記読み書き手
段を読み書きが可能なスタンバイ状態に移行させる構成
としてあることを特徴とする。
【0017】本発明においては、精算処理手段が、購入
商品の指定のために商品指定スイッチ(指定手段)の操
作の有無を監視し、この操作がなされたことを条件とし
てリーダライタ(読み書き手段)をスタンバイ状態に移
行させ、例えば、表示ランプの点灯、メッセージの表示
等により、ICカード、ICタグ等のデータキャリアを
前記リーダライタに近付ける操作を促し、該リーダライ
タにより前記データキャリアに記録された金額データを
読み取らせ、先に指定された購入商品の代金を読み取ら
れた金額データから差し引いて残額を算出し、この残額
に対応する更新データをリーダライタに送り出し、該リ
ーダライタにより前記データキャリアに書き込ませるま
での一連の動作を行う。
【0018】また本発明の第2発明に係る自動販売機
は、第1発明における前記精算処理手段が、前記指定操
作の後、前記読み書き手段による読取りが所定の有効時
間に亘ってなされないとき、前記スタンバイ状態を解除
させる構成としてあることを特徴とする。
【0019】この発明においては、商品指定スイッチの
操作を条件として移行させたリーダライタのスタンバイ
状態の有効時間を予め設定し、この有効時間が経過する
までの間金額データの読取りがなされなかったとき、商
品指定スイッチが誤って操作されたと判定し、次なる使
用に備えるべくスタンバイ状態を解除する。
【0020】また本発明の第3発明に係る自動販売機
は、前記有効時間を可変に設定する時間設定手段を備え
ることを特徴とし、本発明の第4発明に係る自動販売機
は、前記時間設定手段が、時間帯毎に異なる有効時間の
設定が可能に構成してあることを特徴とする。
【0021】第3発明においては、商品指定スイッチの
操作後にリーダライタのスタンバイ状態を継続させる有
効時間を時間設定手段により可変に設定し、販売商品の
種別、品数、使用頻度等、種々に異なる使用条件への適
正な対応を可能とする。更に第4発明においては、夜
間、早朝、昼間、夕方等の時間帯毎に異なる有効時間を
設定を可能とし、より細かい使用条件の変化に対して適
正に対応する。
【0022】また本発明の第5発明に係る自動販売機
は、前記指定手段を商品の数に対応して複数備え、これ
らの指定手段の指定操作が連続してなされたとき、先の
指定操作に対応する商品の指定を無効とする手段を備え
ることを特徴とし、更に、本発明の第6発明に係る自動
販売機は、前記指定手段を商品の数に対応して複数備
え、これらの指定手段の指定操作が連続してなされたと
き、夫々の指定操作に対応する商品の指定の全てを有効
とする手段を備えることを特徴とする。
【0023】第5発明においては、複数の商品指定スイ
ッチが連続して操作されたとき、先になされた商品指定
スイッチの操作が無効となり、誤まった操作のキャンセ
ルを容易に行わせることができる。また第6発明におい
ては、複数の商品指定スイッチが連続して操作されたと
き、夫々の操作に対応する商品の指定が全て有効とな
り、複数の商品の一括購入、所謂、まとめ買いを容易に
行わせることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る自動
販売機の外観を示す正面図である。
【0025】本図に示す如く、販売商品を収納する本体
筐10の前面上部に、透明樹脂製の前面パネルにより覆わ
れた商品見本の陳列棚11を設け、また、該陳列棚11の一
側下部に、ICカード、ICタグ等のデータキャリア2
(図2参照)に対して金額データの読み書きを行うリー
ダライタ(読み書き手段)12と、該リーダライタ12の操
作に関連した表示を行う表示部13を設け、更に、本体筐
10の前面下部に購入商品の取り出し口14を開設して、飲
料販売用の自動販売機1が構成されている。
【0026】陳列棚11の内部には、販売商品に対応する
商品見本A,A…が、縦横各複数列に並べて配置されて
おり、陳列棚11の前面パネルには、購入希望の商品を指
定するための押しボタン式の商品指定スイッチ15,15…
が、前記商品見本A,A…の夫々に対応するように前面
外部からの操作可能に並設されている。また本体筐10の
内部には、前記商品見本A,A…の夫々に対応する商品
の収納部と、これらの収納部から商品を投出する投出装
置16(図2参照)とが備えられ、各収納部に収納された
商品は、前記商品指定スイッチ15,15…の操作に応じた
投出装置16の動作により、前記取り出し口13の内側に設
けた取り出し室に選択的に投出されるようになしてあ
る。なお、前記収納部及び投出装置16は、各種の自動販
売機において一般的に設けられているものであり、夫々
の構成の図示、及び詳細な説明は省略する。
【0027】以上の如く構成された自動販売機1におい
て、利用者は、陳列棚11内部の商品見本A,A…を、こ
れら夫々に付設された代金表示と共に視認して購入希望
商品を決定し、次いで、対応する商品指定スイッチ15を
押圧操作して商品を指定し、その後、前記リーダライタ
12の前部に自身が携帯するデータキャリア2を近接させ
て、後述する手順にて精算処理を行わせることにより所
望の商品を購入することができる。
【0028】なお図1に示す自動販売機1は、ICカー
ド、ICタグ等のデータキャリア2を使用しての販売専
用として構成してあるが、硬貨、紙幣等の現金の投入口
を前記リーダライタ12の配設位置の近傍に併設し、該投
入口に投入された現金による販売を併せて行い得る構成
としてもよい。なお、現金を使用した販売は、従来から
行われているように、まず、前記投入口に所要の硬貨又
は紙幣を投入し、その後、購入を希望する商品に対応す
る商品指定スイッチ15を押圧操作する手順により行われ
る。
【0029】図2は、以上の如く構成された自動販売機
1の制御系の構成を示すブロック図である。図中3は、
マイクロプロセッサを用いてなる主制御部、また4は、
同じくマイクロプロセッサを用いてなる精算処理部であ
り、これらは、相互に信号の授受が可能に接続されてい
る。
【0030】主制御部3入力側には、前記商品指定スイ
ッチ15,15…が接続されており、これらからの入力に基
づいて主制御部3は、商品指定の有無を認識するように
なしてある。なお図中には、複数の商品指定スイッチ1
5,15…が一つのブロックにより示してある。また主制
御部3の入力側には、前記精算処理部4から、後述する
精算動作を終えたことを示す精算完了信号が与えられて
おり、主制御部3は、前記精算完了信号に基づいて販売
の可否を認識するようになしてある。
【0031】主制御部3の出力は、商品投出のための前
記投出装置16に与えられており、該主制御部3は、精算
処理部4から精算完了信号が与えられたとき、前記商品
指定スイッチ15,15…の操作状態に基づいて前記投出装
置16に動作指令信号を発し、該投出装置16の動作により
前記商品指定スイッチ15,15…の操作により指定された
商品を投出させる動作をなす。
【0032】更に主制御部3の入力側には、自動販売機
1の各部に配した図示しない状態検出センサの出力が与
えられており、主制御部3は、例えば、複数の収納部夫
々に収納された商品の量、投出装置の故障の有無等、前
記状態検出センサの夫々の出力に基づいて自動販売機1
各部の状態を認識し、警報の発生、又は所定の表示によ
り、利用者又は設置者に報知せしめる補助制御動作を行
う。この補助制御動作を含めた主制御部3の動作は、自
動販売機において従来から広く行われている制御動作で
あり詳細な説明は省略する。
【0033】一方、精算処理部4には、本体筐10の前面
に前述の如く配されたリーダライタ12が、相互間での信
号の授受が可能に接続されている。該リーダライタ12
は、前記データキャリア2に記録された金額データの読
取り、及びデータキャリア2への金額データの書込みを
非接触にて行わせる構成としたものである。リーダライ
タ12は、前記特開平10−289354号公報にも開示されてい
るように、例えば、前記本体筐10の前面に露出させた検
知面 12aの内側に面してコイルアンテナを備え、電磁誘
導を利用して、該検知面 12aに対し、図中に2点鎖線に
より示す如く近接対向せしめられたデータキャリア(I
Cカード)2に対し、前記読み書きを行う構成としたも
のを用いることができる。
【0034】また精算処理部4の入力側には、主制御部
3におけると同様に、前記商品指定スイッチ15,15…が
接続されており、これらからの入力に基づいて精算処理
部4は、利用者による商品指定の有無を認識するように
なしてある。更に精算処理部4の入力側には、前記リー
ダライタ12が後述するスタンバイ状態を継続する有効時
間Tを設定するための有効時間設定器5が接続されてい
る。
【0035】図3は、有効時間設定器5の一例を示す斜
視図である。本図に示す如く有効時間設定器5は、矩形
箱形をなすケーシング50の一面に、時間帯設定のための
3組の表示窓51,52,53、及びこれら夫々に対応する有
効時間設定のための3つの表示窓54,55,56を開設する
と共に、各1個の送りボタン57及び設定ボタン58を外部
からの操作可能に配して構成されており、前記表示窓51
〜56の表示を確認しつつ送りボタン57を操作して夫々の
表示を代え、設定ボタン58の操作により夫々の表示を確
定する手順を繰り返すことにより、前記表示窓51,52,
53の表示により示される時間帯毎に、対応する表示窓5
4,55,56に表示された時間が有効時間Tとして設定さ
れるようになしてある。
【0036】以上の如く構成された有効時間設定器5
は、本体筐10の内部に設置され、例えば、商品補充のた
めになされる本体筐10の開放時に、自動販売機1の設置
者により操作され、前述した有効時間Tの設定が行われ
る。なお前記表示窓51〜56の夫々への表示、また、送り
ボタン57及び設定ボタン58の操作に応じた表示の送り及
び確定は、ケーシング50に内蔵された制御回路の動作に
よりなされ、このようにして時間帯毎に設定された有効
時間Tは、精算処理部4に与えられる。
【0037】図4及び図5は、精算処理部4の動作内容
を示すフローチャートである。精算処理部4は、自動販
売機1の電源投入と共に動作を開始し、入力側に接続さ
れた商品指定スイッチ15,15…の操作の有無を監視し
(ステップ1)、これらの操作がなされるまで待機し、
いずれかの商品指定スイッチ15の操作がなされた場合、
前記リーダライタ12にスタンバイ指令を発し、該リーダ
ライタ12を読み書きが可能なスタンバイ状態に移行させ
る(ステップ2)。
【0038】この移行を行わせた後、精算処理部4は、
前記リーダライタ12からの入力により、データキャリア
2からの金額データの読取りがなされたか否かを判定し
(ステップ3)、また商品指定スイッチ15,15…の新た
な操作がなされたか否かを判定し(ステップ4)、更
に、内蔵タイマの計時により、前記スタンバイ状態への
移行後の経過時間が前記有効時間Tに達したか否かを判
定する(ステップ5)。
【0039】ステップ3、ステップ4及びステップ5で
の判定の結果、前記スタンバイ状態への移行後、リーダ
ライタ12による読み取りがなされず、また商品指定スイ
ッチ15の新たな操作がなされないまま前記有効時間Tが
経過したと判定された場合、精算処理部4は、前記リー
ダライタ12に解除指令を発し、先に設定されたスタンバ
イ状態を解除させ(ステップ6)、その後、ステップ1
に戻り、次なる操作がなされるまで待機する。
【0040】また前記ステップ3での判定の結果、リー
ダライタ12による読取りがなされたと判定された場合、
図5に示すフローチャートに移行し、読み取られた金額
データから購入商品の代金を差し引いて残額を算出し
(ステップ11)、この残額を更新データとしてリーダラ
イタ12に送り出し、先に読取りがなされたデータキャリ
ア2に対し更新データを書込ませる精算動作を行い(ス
テップ12)、これと同時に前記主制御部3に動作指令を
与え、該主制御部3の動作により、商品指定スイッチ1
5,15…により有効に指定された商品を投出させる(ス
テップ13)。次いで、図4に示すフローチャートのステ
ップ1に戻り、次なる操作が行われるまで待機する。
【0041】更に、前記ステップ4での判定の結果、商
品指定スイッチ15,15…の新たな操作がなされたと判定
された場合、精算処理部4は、先の操作によりなされた
商品の指定をキャンセル(無効)とし(ステップ7)、
その後ステップ2に戻り、リーダライタ12を新たにスタ
ンバイ状態として前述した動作を繰り返す。
【0042】以上の如く行われる精算処理部4の動作に
より、商品指定スイッチ15,15…のいずれかが操作され
たことを条件としてリーダライタ12が読み書き可能なス
タンバイ状態に移行し、このスタンバイ状態が前記有効
時間Tが経過するまで継続する。この結果利用者は、ま
ず、購入を希望する商品に対応する商品指定スイッチ15
を操作し、購入の意志を十分に固めた後、前記リーダラ
イタ12に対してデータキャリア2を接近させる操作を行
えばよく、誤った操作がなされる虞れが少なくなる。
【0043】また、データキャリア2の読取り操作がな
された場合、図5のフローチャートに移行し、金額デー
タの読取り、購入商品の代金を差し引いた残額の算出、
及び残額に対応する更新データの書込みまでの一連の精
算処理が速やかに行われる。この結果利用者は、前記リ
ーダライタ12に対するデータキャリア2の接近操作を短
時間行えばよく、操作性の改善を図ることができる。な
おこのような操作手順は、リーダライタ12に並設された
前記表示部13に表示させることができ、この表示によ
り、更なる操作性の改善を図ることができる。
【0044】また、リーダライタ12のスタンバイ状態
は、前記有効時間Tの経過後に解除されるから、利用者
は、商品指定スイッチ15を誤って操作した場合、携帯し
ているデータキャリア2をリーダライタ12に接近させる
ことなく放置することにより、購入を取り止めることが
でき、不本意な精算処理を強いられる虞れがない。
【0045】前記有効時間Tは、図3に示す如く構成さ
れた有効時間設定器5により可変に設定することがで
き、前述した購入の取り止めがなされた後に新たな使用
の開始が可能な時間を変更することができる。従って、
販売商品の種別、品数、使用頻度等、使用条件に応じた
適正な有効時間Tを設定することにより、次の利用者に
無用な待ち時間を強いることがなくなる。
【0046】図3に示す有効時間設定器5においては、
時間帯毎に異なる有効時間Tの設定が可能であり、夜
間、早朝、昼間、夕方等、時間帯毎に異なる使用条件に
対し、適正な待ち時間をより細かく設定することができ
る。
【0047】また、有効時間T内に新たな商品指定スイ
ッチ15の操作がなされた場合、前回の操作に対応する商
品の指定が無効とされるから、利用者は、誤った商品指
定スイッチ15を操作した場合、希望する商品に対応する
商品指定スイッチ15を再度操作することにより前記有効
時間Tの経過を待たずにキャンセルすることができ、そ
の後に正しい商品指定スイッチ15を操作することにより
希望する商品を速やかに購入することができる。
【0048】図6は、精算処理部4の動作内容の他の実
施の形態を示すフローチャートである。本図において
は、図4のフローチャートにおけるステップ7をなく
し、ステップ4での判定の結果、商品指定スイッチ15,
15…の新たな操作がなされたと判定された場合、無条件
にステップ2に戻り、リーダライタ12を新たにスタンバ
イ状態として前述した動作を繰り返すようにしてある。
【0049】このようにした場合、商品指定スイッチ1
5,15…の操作が前記有効時間T内に複数回行われた場
合、これらの操作による商品の指定が有効なままに残る
から、利用者は、商品指定スイッチ15,15…を連続して
操作することにより、複数の商品をまとめ買いをするこ
とができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の第1発明に係
る自動販売機においては、データキャリアに対して金額
データの読み書きを行う読み書き手段を、購入商品の指
定手段の操作を条件としてスタンバイ状態としたから、
利用者は、指定手段を操作して購入の意志を固めた後、
読み書き手段にデータキャリアを近付ける操作を行うこ
とにより、金額データの読取り、代金の差し引き、及び
更新データの書き込みまでの精算処理が一括して終了
し、不自然な操作を強いることがなくなり、新たな構成
を追加することなく良好な操作性を実現することができ
る。
【0051】また第2発明に係る自動販売機において
は、リーダライタのスタンバイ状態を継続する有効時間
を設定し、指定手段の操作による購入商品の指定後、前
記有効時間の経過を待ってスタンバイ状態を解除する構
成としたから、指定手段の誤った操作がなされた後の使
用可能状態への復帰を速やかに行わせることができ、次
の利用者に無為な待ち時間を強いる虞れがなくなる。
【0052】また第3発明に係る自動販売機において
は、リーダライタのスタンバイ状態を継続する有効時間
を可変に設定する時間設定手段を備え、更に第4発明に
係る自動販売機においては、時間帯毎に異なる設定を可
能としたから、販売商品の種別、品数、使用頻度等、誤
った操作がなされた後の復帰時間を、種々に異なる使用
条件下にて適正に設定することが可能となり、一層良好
な操作性を実現することができる。
【0053】また第5発明に係る自動販売機において
は、複数の指定手段が連続して操作されたとき、先の操
作に対応する指定が無効となるから、誤まった指定商品
のキャンセルを前記有効時間の経過を待たずに行わせる
ことができ、第6発明に係る自動販売機においては、複
数の商品指定スイッチが連続して操作されたとき、夫々
の操作に対応する指定の全てが有効となるから、複数の
商品の一括購入を容易に行わせることが可能となる等、
本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動販売機の外観を示す正面図で
ある。
【図2】本発明に係る自動販売機の制御系の構成を示す
ブロック図である。
【図3】有効時間設定器の一例を示す斜視図である。
【図4】精算処理部の動作内容を示すフローチャートで
ある。
【図5】精算処理部の動作内容を示すフローチャートで
ある。
【図6】精算処理部の動作内容を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 自動販売機 2 データキャリア 3 主制御部 4 精算処理部 5 有効時間設定器 10 本体筐 12 リーダライタ 15 商品指定スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 7/08 Q (72)発明者 押谷 勲 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 菱谷 清 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 BA02 BA06 CA02 CA03 CA06 CA09 CA10 CB03 CC04 CC10 DA03 DB02 DB05 DB07 DB12 EA03 EA12 EB09 5B035 BB09 BC02 CA23 5B058 CA17 KA02 KA04 KA06 KA08 YA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 購入商品の指定手段と、該指定手段の指
    定操作に応じて購入商品を投出する投出手段と共に、金
    額データが記録されたデータキャリアに対して金額デー
    タの読み書きを非接触にて行う読み書き手段と、該読み
    書き手段に読み取られた金額データから購入商品の代金
    を差し引いた残額を求め、前記読み書き手段に書込み用
    の更新データとして送出する一方、前記残額に基づいて
    販売の可否を判定する精算処理手段とを備える自動販売
    機において、 前記精算処理手段は、前記指定手段による指定操作がな
    されたことを条件として、前記読み書き手段を読み書き
    が可能なスタンバイ状態に移行させる構成としてあるこ
    とを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記精算処理手段は、前記指定操作の
    後、前記読み書き手段による読取りが所定の有効時間に
    亘ってなされないとき、前記スタンバイ状態を解除させ
    る構成としてある請求項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記有効時間を可変に設定する時間設定
    手段を備える請求項2記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記時間設定手段は、時間帯毎に異なる
    有効時間の設定が可能に構成してある請求項3記載の自
    動販売機。
  5. 【請求項5】 前記指定手段を商品の数に対応して複数
    備え、これらの指定手段の指定操作が連続してなされた
    とき、先の指定操作に対応する商品の指定を無効とする
    手段を備える請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    自動販売機。
  6. 【請求項6】 前記指定手段を商品の数に対応して複数
    備え、これらの指定手段の指定操作が連続してなされた
    とき、夫々の指定操作に対応する商品の指定の全てを有
    効とする手段を備える請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載の自動販売機。
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