JP3745668B2 - SiC単結晶の製造方法並びにSiC種結晶の製造方法 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,SiC単結晶の製造方法並びにSiC種結晶の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来より,SiC単結晶を利用するSiC半導体は,Si半導体に代わる次世代パワーデバイスの候補材料として期待されている。高性能なSiCパワーデバイスを実現するためには,上記SiC半導体に生じるリーク電流などを低減することが必須条件である。上記SiC単結晶に生じるマイクロパイプ欠陥,螺旋転位,刃状転位,積層欠陥などの欠陥が,上記SiC半導体のリーク電流などの原因となっていると考えられる。
【0003】
図4に示すごとく,上記SiC単結晶は主要な面方位として{0001}面(c面)と,{0001}面に垂直な{1−100}面(a面)及び{11−20}面(a面)とを有している。
従来より上記SiC単結晶を得る方法としては,上記{0001}面(c面)もしくは{0001}面からオフセット角度10°以内の面を種結晶面として露出するSiC種結晶を用いて,昇華再析出法などにより上記種結晶面上にSiC単結晶を成長させる,いわゆるc面成長を行う方法が用いられてきた。しかし,このように{0001}面を種結晶面とし,<0001>方向に成長させてなる成長結晶(c面成長結晶)中には,<0001>方向に略平行な方向に上記マイクロパイプ欠陥,螺旋転位,刃状転位などの線形欠陥が非常に多く発生するという問題があった。
【0004】
上記の問題を解決するために特開平5−262599号公報には,図6に示すごとく,{0001}面からの傾きが60〜120°(90°が好ましい)の面を種結晶面95として,この種結晶9をa面成長させて,成長結晶(a面成長結晶)90を得る方法が開示されている。そしてこのa面成長結晶90中には,マイクロパイプ欠陥や螺旋転位が含まれないことを明らかにした。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記a面成長結晶90中には高密度の積層欠陥91が含まれている。このような積層欠陥91を高密度に含有するSiC単結晶は,積層欠陥91を横切る方向の電気抵抗が増大する。そのため,上記a面成長結晶9は,SiCパワーデバイス作製用として使用することができない。
また,上記SiC単結晶中には,<0001>方向に平行及び直交なバーガースベクトルをもつ刃状転位92が高密度に存在する。このような刃状転位92を高密度に含有するSiC単結晶より,{0001}面が露出した種結晶を作製してc面成長を行うと,刃状転位92に起因して螺旋転位や新たな刃状転位が発生してしまうという問題がある。
【0006】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,マイクロパイプ欠陥,螺旋転位,刃状転位,及び積層欠陥をほとんど含まず,高品質のSiC単結晶の製造方法並びにSiC種結晶の製造方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
第1の発明は,SiC単結晶よりなる種結晶上にSiC単結晶を成長させてバルク状のSiC単結晶を製造する製造方法において,該製造方法はN回(Nは,N≧3の自然数)の成長工程を含み,各成長工程を第n成長工程(nは自然数であって1から始まりNで終わる序数)として表した場合,
n=1である第1成長工程においては,{1−100}面からオフセット角度±20°以下の面,または{11−20}面からオフセット角度±20°以下の面を第1成長面として露出させた第1種結晶を用いて,上記第1成長面上にSiC単結晶を成長させ第1成長結晶を作製し,
n=2,3,...,(N−1)回目である中間成長工程においては,第(n−1)成長面より45〜90°傾き,且つ{0001}面より60〜90°傾いた面を第n成長面とした第n種結晶を第(n−1)成長結晶より作製し,該第n種結晶の上記第n成長面上にSiC単結晶を成長させて第n成長結晶を作製し,
n=Nである最終成長工程においては,第(N−1)成長結晶の{0001}面よりオフセット角度±20°以下の面を最終成長面として露出させた最終種結晶を第(N−1)成長結晶より作製し,該最終種結晶の上記最終成長面上にバルク状のSiC単結晶を成長させることを特徴とするSiC単結晶の製造方法にある(請求項1)。
【0008】
本発明の第1成長工程においては,上記{1−100}面,又は{11−20}面という,いわゆるa面からオフセット角度20°以内の面を第1成長面としている。
そのため,上記第1成長結晶は第1成長面と直交する方向に成長し,これはいわゆるa面成長に相当する。それ故,上記第1成長結晶中には上記マイクロパイプ欠陥及び螺旋転位は発生しない。
しかし,上記第1成長工程に用いる第1種結晶中には,マイクロパイプ欠陥,螺旋転位,刃状転位,及びそれらの複合転位が存在する。そのため,上記第1成長結晶中には,これらの欠陥に起因する<0001>方向に平行及び直交するバーガースベクトルをもつ刃状転位が上記第1成長面の表面から継承されて存在する。このとき上記刃状転位は,第1成長結晶の成長方向に平行な方向に伸びるように存在する。
【0009】
次に,上記中間成長工程においては,第(n−1)成長面より45〜90°傾き,且つ{0001}面より60〜90°傾いた面,即ちほぼa面を第n成長面とした第n種結晶を第(n−1)成長結晶より作製し,上記第n成長面上にSiC単結晶を成長させて第n成長結晶を作製する。
そのため,第(n−1)成長結晶に含まれる刃状転位は,上記第n種結晶の表面にはほとんど露出されないので,第n成長結晶中に上記刃状転位はほとんど発生しない。また,上記中間成長工程におけるSiC単結晶の成長は,略a面成長の方向に起こる。そのため,上記中間成長工程における成長結晶中には,マイクロパイプ欠陥及び螺旋転位は発生しない。
【0010】
また,上記中間成長工程は,1回(N=3のとき),又は複数回繰り返して行うことができる。そして,中間成長工程の回数を増やす毎に,得られる成長結晶のいわゆる転位密度を指数関数的に減少させることができる。
しかし,上記中間成長工程においては,SiC単結晶を略a面成長の方向に成長させているため,a面成長結晶特有の積層欠陥が発生することは避けられない。
【0011】
上記最終成長工程においては,上記第(N−1)成長結晶の{0001}面よりオフセット角度±20°以下の面,即ちほぼc面を最終成長面として露出させた最終種結晶としている。そのため,上記最終成長面には,<0001>方向に平行及び直交するバーガースベクトルをもつ刃状転位はほとんど存在しない。それ故,上記最終種結晶を成長させてなるSiC単結晶(以下適宜最終SiC単結晶とよぶ)には,<0001>方向に直交するバーガースベクトルをもつ転位である刃状転位は発生しない。また,<0001>方向に平行な方向のバーガースベクトルをもつ欠陥であるマイクロパイプ欠陥及び螺旋転位も発生しない。
また,上記最終成長工程においては,上記最終種結晶から略c面成長の方向にSiC単結晶を成長させる。そのため,上記最終種結晶に高密度に含まれる積層欠陥は,最終SiC単結晶中にはほとんど存在しない。上記積層欠陥は<0001>方向の成長(いわゆるc面成長)には継承されないからである。
【0012】
したがって,本発明によれば,マイクロパイプ欠陥,螺旋転位,刃状転位,及び積層欠陥をほとんど含まず,高品質のSiC単結晶を提供することができる。
なお,本発明において,{1−100},{11−20}及び{0001}は,いわゆる結晶面の面指数を表している。上記面指数において,「−」記号は通常数字の上に付されるが,本明細書及び図面においては書類作成の便宜上のため数字の左側に付した。また,<0001>,<11−20>,及び<1−100>は,結晶内の方向を表し,「−」記号の取り扱いについては,上記面指数と同様である。
【0014】
第1の発明により作製されるSiC単結晶は,上述したごとく,結晶中にマイクロパイプ欠陥,螺旋転位,刃状転位,及び積層欠陥をほとんど含まず,高品質である。それ故,次世代パワーデバイスの材料として非常に有効である。
【0015】
第2の発明は,バルク状のSiC単結晶を成長させるためのSiC種結晶を製造する方法において,該製造方法は(N−1)回(Nは,N≧3の自然数)の成長工程と該成長工程後に行う種結晶作製工程を含み,各成長工程を第n成長工程(nは自然数であって1から始まりN−1で終わる序数)として表した場合,
n=1である第1成長工程においては,{1−100}面からオフセット角度±20°以下の面,または{11−20}面からオフセット角度±20°以下の面を第1成長面として露出させた第1種結晶を用いて,上記第1成長面上にSiC単結晶を成長させ第1成長結晶を作製し,
n=2,3,...,(N−1)回目である中間成長工程においては,第(n−1)成長面より45〜90°傾き,且つ{0001}面より60〜90°傾いた面を第n成長面とした第n種結晶を第(n−1)成長結晶より作製し,該第n種結晶の上記第n成長面上にSiC単結晶を成長させて第n成長結晶を作製し,
上記種結晶作製工程においては,第(N−1)成長結晶の{0001}面よりオフセット角度±20°以下の面を最終成長面として露出させることを特徴とするSiC種結晶の製造方法にある(請求項6)。
【0016】
上記SiC種結晶は,第1の発明における最終種結晶と同じものである。そのため,上述したように,上記SiC種結晶には,マイクロパイプ欠陥及び螺旋転位は含まれない。また,該SiC種結晶の成長面には<0001>方向に平行及び直交するバーガースベクトルをもつ転位はほとんど露出しない。そして,上記SiC種結晶は,{0001}面よりオフセット角度±20°以下の面を最終成長面としており,略<0001>方向に成長する。そのため,上記SiC種結晶を成長させて得られる最終SiC単結晶には,積層欠陥はほとんど含まれない。
したがって,本発明のSiC種結晶を用いて,SiC単結晶を成長させると,マイクロパイプ欠陥,螺旋転位,刃状転位,及び積層欠陥を含まず,高品質のSiC単結晶を簡単に作製することができる。
【0018】
上記SiC種結晶は,上述のごとく,最終成長面上に転位や欠陥をほとんど有していない。そのため,上記SiC種結晶を用いてSiC単結晶を成長させると,該SiC単結晶中にはほとんど転位や欠陥は発生せず,高品質の欠陥フリーのSiC単結晶を提供することができる。
また,種結晶は一度作製すると同様の結晶を繰り返して製造できることから,上記SiC種結晶を用いると,高品質の欠陥フリーのSiC単結晶を簡単に大量に作製することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明において,上記第1成長面は,{1−100}面又は{11−20}面からオフセット角度±20°以下の面であり,これは{1−100}面又は{11−20}面を含む概念である。
ここで,上記第1成長面は,{1−100}面又は{11−20}面であることが好ましい。
この場合には,上記第1成長は,それぞれ<1−100>又は<11−20>方向に成長する(a面成長)。そのため,上記第1成長結晶に含まれる<0001>方向の貫通欠陥をより効果的に減少させることができる。
【0020】
また,上記中間成長工程において,上記第n成長面は,第(n−1)成長面より80°〜90°傾き,且つ{0001}面より80°〜90°傾いた面であることが好ましい。
この場合には,<0001>方向に平行及び直交するバーガースベクトルをもつ刃状転位をより効果的に減少させることができる。
また,上記最終成長面は,上記第(N−1)成長結晶の{0001}面であることが好ましい。
この場合には,上記最終種結晶を<0001>方向に成長させることができるので,上記SiC単結晶に積層欠陥が生じることを防止することができる。
【0021】
また,上記各成長面の上にSiC単結晶を成長させる前には,付着物や加工変質層を除去しておくことが好ましい。
この場合には,上記付着物や加工変質層に起因する各成長面から各成長結晶に継承される転位を防ぐことができる。なお,上記付着物や加工変質層を除去する方法としては例えば,化学洗浄,Reactive Ion Etching(RIE),犠牲酸化などがある。
【0022】
また,上記最終成長工程によって得られるSiC単結晶から,該SiC単結晶の{0001}面よりオフセット角度±20°以下の面を成長面として露出させた種結晶を切り出し,該種結晶を使用してSiC単結晶を製造することができる(請求項2)。
【0023】
この場合には,上記最終成長工程で得られるSiC単結晶,いわば最終SiC単結晶から切り出した上記種結晶を使用して,上記最終SiC単結晶と同様な高品質のSiC単結晶を複製することができる。また,上記と同様の種結晶の切り出しと,これを用いた成長を繰り返すことにより,上記最終SiC単結晶と同様のSiC単結晶を何度でも繰り返し複製することができる。
【0024】
また,上記第1成長工程及び中間成長工程においては,成長温度もしくは成長温度から±400℃以内の温度にて,種結晶の表面を熱エッチングする,又は,成長を行うための容器内にエッチングガスを導入する予備工程を行い,その後,成長温度に移行して成長を行うことが好ましい(請求項3,請求項7)。
この場合には,上記第1成長工程及び中間成長工程に用いる各成長面の表面における付着物及び加工変質層に起因する各成長面から各成長結晶に継承される転位を防ぐことができる。なお,上記エッチングガスとしては,例えばH2,HClなどがある。
【0025】
また,上記種結晶上でのSiC単結晶の成長には昇華再析出法を用いることが好ましい(請求項4,請求項8)。
この場合には,十分な成長高さが得られるため,大口径のSiC単結晶又はSiC種結晶を作製することができる。
【0026】
また,上記種結晶の厚みは1mm以上であることが好ましい(請求項5,請求項9)。
この場合には,上記種結晶と該種結晶を固定している物体との熱膨張差による応力によって成長結晶に生じる転位を防止することができる。即ち,上記種結晶の厚みを充分大きくすることにより,上記応力が上記種結晶を構成する格子を歪めて,成長結晶に転位が発生することを防止することができる。また,特に,上記種結晶の成長面の面積Aが500mm2を越える場合には,上記種結晶の厚みを1mmよりさらに大きくする必要がある。このときの必要最低限の厚さをtseedとすると,tseed=A1/2×2/πの式が与えられる。
なお,上記種結晶及び成長結晶とは,本発明におけるすべての種結晶及びすべての成長結晶を含む概念である。
【0027】
【実施例】
(実施例1)
本発明の実施例にかかるSiC単結晶及びその製造方法並びにSiC種結晶及びその製造方法につき説明する。
本発明のSiC単結晶の製造方法は,図1〜3に示すごとく,SiC単結晶よりなる種結晶上にSiC単結晶を成長させてバルク状のSiC単結晶を製造する製造方法である。そして,この製造方法はN回(本例ではN=3)の成長工程を含み,各成長工程を第n成長工程(nは自然数であって1から始まりNで終わる序数)として表す。
まず,図1に示すごとく,n=1である第1成長工程においては,{1−100}面からオフセット角度±20°以下の面,または{11−20}面からオフセット角度±20°以下の面を第1成長面15として露出させた第1種結晶1を用いて,上記第1成長面15上にSiC単結晶を成長させ第1成長結晶10を作製する(第1成長工程)。
次に,図2に示すごとく,n=2である第2成長工程としての中間成長工程においては,第1成長面より45〜90°傾き,且つ{0001}面より60〜90°傾いた面を第2成長面25とした第2種結晶2を作製し,該第2種結晶2の上記第2成長面25上にSiC単結晶を成長させて第2成長結晶20を作製する(中間成長工程)。
そして,図3に示すごとく,n=N(N=3)である最終成長工程においては,第2成長結晶の{0001}面よりオフセット角度±20°以下の面を最終成長面35として露出させた最終種結晶3を作製し,該最終種結晶3の上記最終成長面35上にバルク状のSiC単結晶30を成長させる(最終成長工程)。
【0028】
以下,本例につき詳細に説明する。
本例では,図1〜図5に示すごとく,SiC単結晶よりなる種結晶上に昇華再析出法によりSiC単結晶を成長させて,SiC単結晶を製造する。なお,本例においては,上記のごとくN=3,即ち3回の成長工程を含む例を示す。
まず,昇華再析出法により成長したSiC単結晶を準備した。図4に示すごとく,SiC単結晶は,主要な面方位として{0001}面と{0001}面に垂直な{1−100}面及び{11−20}面とを有している。また,{0001}面に垂直な方向が<0001>方向,{1−100}面に垂直な方向が<1−100>方向,{11−20}面に垂直な方向が<11−20>である。
図1に示すごとく,上記SiC単結晶の{1−100}面が第1成長面15として露出するように上記SiC単結晶を切断し,さらにこの第1成長面15を加工,研磨した。また,第1成長面15の表面を化学洗浄して付着物を除去し,RIE(Reactive Ion Etching),犠牲酸化などにより,切断・研磨に伴う加工変質層を除去した。さらに,第1成長面15の表面を熱エッチングし,これを第1種結晶1とした。なお,第1種結晶1の厚みは3mmである。
【0029】
次に,図5に示すごとく,上記第1種結晶1とSiC原料粉末75とをこれらが対向するように坩堝6内に配置した。このとき,上記第1種結晶1は坩堝6の蓋体65の内側面に接着剤などを介して固定した。そして上記坩堝6を減圧不活性雰囲気中で2100〜2400℃に加熱した。このとき,SiC原料粉末75側の温度を第1種結晶1側の温度より20〜200℃高く設定した。これにより,坩堝6内のSiC原料粉末75が加熱により昇華し,該SiC原料粉末75より低温の第1種結晶1上に堆積し,第1成長結晶10を得た。
【0030】
次に,図1,図2に示すごとく,上記第1成長結晶10から,第1成長面15より90°傾き,且つ{0001}面より90°傾いた面,即ち{11−20}面を第2成長面25とする第2種結晶2を第1種結晶1と同様にして作製した。そして,この第2種結晶2を第1種結晶1と同様にして成長させ,第2成長結晶20を得た。
【0031】
次に,図2〜図3に示すごとく,上記第2成長結晶20の面50を最終成長面(第3成長面)35とする最終種結晶(第3種結晶)3を第1種結晶1及び第2種結晶2と同様にして作製し,この最終種結晶3からSiC単結晶を成長させ,本発明のSiC単結晶30を作製した。
【0032】
以下,本例の作用効果につき説明する。
本例の第1成長工程においては,上記{1−100}面を第1成長面15としている。
そのため,上記第1成長結晶10は第1成長面15と直交する方向に成長し,これはいわゆるa面成長に相当する。それ故,上記第1成長結晶10中には上記マイクロパイプ欠陥及び螺旋転位は発生しない。しかし,第1種結晶中には,マイクロパイプ欠陥,螺旋転位,刃状転位,及びそれらの複合転位などの欠陥が存在する。そのため,上記第1成長結晶10中には,<0001>方向に平行及び直交するバーガースベクトルをもつ刃状転位が上記第1成長面の表面から継承されて存在する。このとき上記刃状転位は,第1成長結晶の成長方向に平行な方向に伸びるように存在する。
【0033】
上記中間成長工程においては,第1成長面15より90°傾き,且つ{0001}面より90°傾いた面,即ち{11−20}面を第2成長面25とする第2種結晶2を作製している。
そのため,上記第1成長結晶10に含まれる刃状転位は,上記第2種結晶2の表面にはほとんど露出されない。それ故,第2成長面25上にSiC単結晶を成長させても,第2成長結晶20中には第2種結晶2から継承される刃状転位はほとんど除外される。また,上記中間成長工程において,上記第2種結晶2は略a面成長の方向に成長する。そのため,上記第2成長結晶20中には,マイクロパイプ欠陥及び螺旋転位は発生しない。
【0034】
上記最終成長工程においては,上記第2成長結晶20の{0001}面を最終成長面35として露出させた最終種結晶3を作製している。そのため,上記最終成長面35には,<0001>方向に平行及び直交するバーガースベクトルをもつ刃状転位は存在しない。それ故,上記最終SiC単結晶30には,<0001>方向に直交するバーガースベクトルをもつ転位である刃状転位は発生しない。また,<0001>方向に平行な方向のバーガースベクトルをもつ欠陥であるマイクロパイプ欠陥及び螺旋転位も発生しない。
また,上記最終成長工程において,上記最終種結晶3は,<0001>方向に成長している。そのため,上記最終種結晶3に高密度に含まれる積層欠陥は,上記最終SiC単結晶30中にはほとんど存在しない。上記積層欠陥は<0001>方向の成長には継承されないからである。
【0035】
また,本例においては,上記第1成長面,第2成長面25及び最終成長面35の上にSiC単結晶を成長させる前に,付着物や加工変質層を取り除いている。そのため,上記付着物や加工変質層に起因する各成長面から各成長結晶に継承される転位を防ぐことができる。
【0036】
また,上記第1成長工程及び中間成長工程においては,各種結晶1,2の表面を熱エッチングしている。そのため,各成長面15,25の表面の付着物及び加工変質層に起因する各成長面15,25から各成長結晶10,20に継承される転位を防ぐことができる。
【0037】
また,上記第1種結晶,中間種結晶及び最終種結晶の厚みを1mm以上にしている。
そのため,上記各種結晶1,2,3と種結晶が接触している蓋体65との熱膨張差による応力によって成長結晶10,20,30に生じる転位を防止することができる。
【0038】
したがって,本例によれば,マイクロパイプ欠陥,螺旋転位,刃状転位,及び積層欠陥をほとんど含まず,高品質のSiC単結晶及びその製造方法並びにSiC種結晶及びその製造方法を提供することができる。
【0039】
また,本例においてはN=3として,上記中間成長工程を1回だけ行っているが,複数回繰り返して行ってもよい。
即ち,本例の中間成長工程においては,{11−20}面を第2成長面25として第2成長結晶20を得た。この第2成長結晶20から,上記第2成長面25より90°傾き,且つ{0001}面より90°傾いた面,即ち{1−100}面を第3成長工程における第3成長面とし,この上にSiC単結晶を成長させて,第3成長結晶を作製する。さらに,上記第3成長結晶から,第4成長工程,第5成長工程,・・・,第(N−1)工程というように,上記中間成長工程を繰り返して行うことができる。
この場合には,上記中間成長工程の回数を増やす毎に,ここで得られる成長結晶のいわゆる転位密度を指数関数的に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる,第1成長工程を示す説明図。
【図2】実施例1にかかる,中間成長工程を示す説明図。
【図3】実施例1にかかる,最終成長工程を示す説明図。
【図4】実施例1にかかる,SiC単結晶の主要な面方位を示す説明図。
【図5】実施例1にかかる,昇華再結晶法によるSiC単結晶及びSiC種結晶の製造方法。
【図6】従来例にかかる,a面成長と刃状転位及び積層欠陥の関係を示す説明図。
【符号の説明】
1...第1種結晶,
15...第1成長面,
10...第1成長結晶,
2...第2種結晶,
25...第2成長面,
20...第2成長結晶,
3...最終種結晶(SiC種結晶),
35...最終成長面,
30...SiC単結晶(最終SiC単結晶),
Claims (9)
- SiC単結晶よりなる種結晶上にSiC単結晶を成長させてバルク状のSiC単結晶を製造する製造方法において,該製造方法はN回(Nは,N≧3の自然数)の成長工程を含み,各成長工程を第n成長工程(nは自然数であって1から始まりNで終わる序数)として表した場合,
n=1である第1成長工程においては,{1−100}面からオフセット角度±20°以下の面,または{11−20}面からオフセット角度±20°以下の面を第1成長面として露出させた第1種結晶を用いて,上記第1成長面上にSiC単結晶を成長させ第1成長結晶を作製し,
n=2,3,...,(N−1)回目である中間成長工程においては,第(n−1)成長面より45〜90°傾き,且つ{0001}面より60〜90°傾いた面を第n成長面とした第n種結晶を第(n−1)成長結晶より作製し,該第n種結晶の上記第n成長面上にSiC単結晶を成長させて第n成長結晶を作製し,
n=Nである最終成長工程においては,第(N−1)成長結晶の{0001}面よりオフセット角度±20°以下の面を最終成長面として露出させた最終種結晶を第(N−1)成長結晶より作製し,該最終種結晶の上記最終成長面上にバルク状のSiC単結晶を成長させることを特徴とするSiC単結晶の製造方法。 - 請求項1において,上記最終成長工程によって得られるSiC単結晶から,該SiC単結晶の{0001}面よりオフセット角度±20°以下の面を成長面として露出させた種結晶を切り出し,該種結晶を使用してSiC単結晶を製造することを特徴とするSiC単結晶の製造方法。
- 請求項1又は2において,上記第1成長工程及び中間成長工程においては,成長温度もしくは成長温度から±400℃以内の温度にて,上記各種結晶の表面を熱エッチングする,又は,成長を行うための容器内にエッチングガスを導入する予備工程を行い,その後,成長温度に移行して成長を行うことを特徴とするSiC単結晶の製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項おいて,上記各種結晶上でのSiC単結晶の成長には昇華再析出法を用いることを特徴とするSiC単結晶の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか1項において,上記各種結晶の厚みは1mm以上であることを特徴とするSiC単結晶の製造方法。
- バルク状のSiC単結晶を成長させるためのSiC種結晶を製造する方法において,該製造方法は(N−1)回(Nは,N≧3の自然数)の成長工程と該成長工程後に行う種結晶作製工程を含み,各成長工程を第n成長工程(nは自然数であって1から始まり(N−1)で終わる序数)として表した場合,
n=1である第1成長工程においては,{1−100}面からオフセット角度±20°以下の面,または{11−20}面からオフセット角度±20°以下の面を第1成長面として露出させた第1種結晶を用いて,上記第1成長面上にSiC単結晶を成長させ第1成長結晶を作製し,
n=2,3,...,(N−1)回目である中間成長工程においては,第(n−1)成長面より45〜90°傾き,且つ{0001}面より60〜90°傾いた面を第n成長面とした第n種結晶を第(n−1)成長結晶より作製し,該第n種結晶の上記第n成長面上にSiC単結晶を成長させて第n成長結晶を作製し,
上記種結晶作製工程においては,第(N−1)成長結晶の{0001}面よりオフセット角度±20°以下の面を最終成長面として露出させることを特徴とするSiC種結晶の製造方法。 - 請求項6において,上記第1成長工程及び中間成長工程においては,成長温度もしくは成長温度から±400℃以内の温度にて,種結晶の表面を熱エッチングする,又は,成長を行うための容器内にエッチングガスを導入する予備工程を行い,その後,成長温度に移行して成長を行うことを特徴とするSiC種結晶の製造方法。
- 請求項6又は7において,上記各種結晶上でのSiC単結晶の成長には昇華再析出法を用いることを特徴とするSiC種結晶の製造方法。
- 請求項6〜8のいずれか1項において,上記各種結晶の厚みは1mm以上であることを特徴とするSiC種結晶の製造方法。
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