JP4603386B2 - 炭化珪素単結晶の製造方法 - Google Patents

炭化珪素単結晶の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4603386B2
JP4603386B2 JP2005044305A JP2005044305A JP4603386B2 JP 4603386 B2 JP4603386 B2 JP 4603386B2 JP 2005044305 A JP2005044305 A JP 2005044305A JP 2005044305 A JP2005044305 A JP 2005044305A JP 4603386 B2 JP4603386 B2 JP 4603386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
growth
single crystal
plane
silicon carbide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005044305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006225232A (ja
Inventor
昇 大谷
正和 勝野
弘志 柘植
辰雄 藤本
正史 中村
弘克 矢代
充 澤村
崇 藍郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2005044305A priority Critical patent/JP4603386B2/ja
Publication of JP2006225232A publication Critical patent/JP2006225232A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4603386B2 publication Critical patent/JP4603386B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、炭化珪素単結晶の製造方法に関し、特に、電子デバイスの基板ウェハとなる良質で大型の単結晶インゴットが得られる炭化珪素単結晶の製造方法に関するものである。
炭化珪素(SiC)は、耐熱性及び機械的強度に優れ、放射線に強い等の物理的、化学的性質から、耐環境性半導体材料として注目されている。また、近年、青色から紫外にかけての短波長光デバイス、高周波・高耐圧電子デバイス等の基板ウェハとしてSiC単結晶ウェハの需要が高まっている。しかしながら、大面積を有する高品質のSiC単結晶を、工業的規模で安定に供給し得る結晶成長技術は、未だ確立されていない。それゆえ、SiCは、上述のような多くの利点及び可能性を有する半導体材料にもかかわらず、その実用化が阻まれていた。
従来、研究室程度の規模では、例えば、昇華再結晶法(レーリー法)でSiC単結晶を成長させ、半導体素子の作製が可能なサイズのSiC単結晶を得ていた。しかしながら、この方法では、得られた単結晶の面積が小さく、その寸法及び形状を高精度に制御することは困難である。また、SiCが有する結晶多形及び不純物キャリア濃度の制御も容易ではない。また、化学気相成長法(CVD法)を用いて、珪素(Si)等の異種基板上にヘテロエピタキシャル成長させることにより、立方晶のSiC単結晶を成長させることも行われている。この方法では、大面積の単結晶は得られるが、基板との格子不整合が約20%あることにより、積層欠陥等の結晶欠陥が入り易く、高品質のSiC単結晶を得ることは難しい。
これらの問題点を解決するために、SiC単結晶ウェハを種結晶として用いて昇華再結晶を行う改良型のレーリー法が提案され(非特許文献1)、多くの研究機関で実施されている。この方法では、種結晶を用いているため結晶の核形成過程が制御でき、また、不活性ガスにより雰囲気圧力を100Pa〜15kPa程度に制御することにより、結晶の成長速度等を再現性良くコントロールできる。
図1を用いて、改良レーリー法の原理を説明する。種結晶101となるSiC単結晶と、原料102となるSiC結晶粉末は、坩堝103(通常黒鉛製)の中に収納され、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中(133〜13.3kPa)、2000〜2400℃に加熱される。坩堝103は坩堝蓋104によってふさがれている。結晶成長に際しては、原料102の粉末に比べ、種結晶101がやや低温になるように、温度勾配が設定される。原料102は、昇華後、濃度勾配(温度勾配により形成される)により種結晶方向へ拡散、輸送される。単結晶成長は、種結晶101に到着した原料ガスが種結晶101上で再結晶化することにより実現されて成長結晶105ができる。
成長させた単結晶の抵抗率は、この成長過程において、不活性ガスからなる雰囲気中に不純物ガスを添加する、あるいは、SiC原料粉末中に不純物元素あるいはその化合物を混合することにより、制御可能である。SiC単結晶中の置換型不純物としては、代表的なものに、窒素(n型)、ホウ素(p型)、アルミニウム(p型)がある。改良レーリー法を用いれば、SiC単結晶の結晶多形(6H型、4H型、15R型等)及び形状、キャリア型及び濃度を制御しながら、SiC単結晶を成長させることができる。
上記SiC単結晶は、主要な面方位として{0001}面(c面)と、{0001}面に垂直な{11−20}面(a面)及び{1−100}面(m面)を有している。従来よりSiC単結晶を得る方法としては、{0001}面もしくは{0001}面からオフ角度10°以内の面を種結晶成長面として用いて、改良レーリー法によりSiC単結晶を成長させる、いわゆるc面成長が用いられてきた。その結果、現在、口径2インチ(50.8mm)から3インチ(76.2mm)のSiC単結晶ウェハが製造され、エピタキシャル薄膜成長、デバイス作製に供されている。
しかしながら、これらのSiC単結晶ウェハには、成長方向(結晶c軸方向)に貫通するマイクロパイプ欠陥が1〜100cm−2程度、転位欠陥が10〜10cm−2程度含まれており、高性能のデバイス製造を妨げていた。また、これらマイクロパイプ欠陥、転位欠陥は、その大部分が結晶成長の成長開始時に導入されることが、非特許文献2記載されている。
c軸方向にほぼ平行に伝播するマイクロパイプ欠陥及び貫通転位欠陥は、{0001}面からの傾きが60〜120°(好ましくは90°)の面、例えば、a面あるいはm面を種結晶として用いて、<0001>方向、即ち、c軸方向とほぼ垂直方向にSiC単結晶を成長させることにより、完全に防止できることが、特許文献1に開示されている。
しかしながら、この方法では、マイクロパイプ欠陥及びc軸方向に貫通する転位欠陥は完全に抑制できるものの、c軸に垂直方向に存在する基底面転位は残存し、また、新たに積層欠陥が発生すると言う問題が生じることが、非特許文献3に開示されている。
一方、特許文献2には、N回(Nは、N≧3の自然数)の成長工程を有し、n=1である第1成長工程においては、{1−100}面からオフ角±20°以下の面、又は、{11−20}面からオフ角±20°以下の面を第1成長面とした第1種結晶を用いて、上記第1成長面に直交する方向にSiC単結晶を成長させ第1成長結晶を作製し、n=2、3、…、(N−1)回目(N≧3の自然数)である中間成長工程においては、第(n−1)成長面より45〜90°傾き、且つ、{0001}面より60〜90°傾いた面を第n成長面とした第n種結晶を第(n−1)成長結晶より作製し、この第n種結晶の第n成長面に直交する方向に第n成長結晶を作製し、n=Nである最終成長工程においては、第(N−1)成長結晶の{0001}面よりオフ角度±20°以下の面を最終成長面とした最終種結晶を第(N−1)成長結晶より作製し、この最終種結晶の最終成長面に直交する方向にバルク状のSiC単結晶を作製しすることにより、マイクロパイプ、らせん転位、刃状転位、及び積層欠陥をほとんど含まない高品質なSiC単結晶の製造方法が記載されている。
特開平5−262599号公報 特開2003−119097号公報 Yu. M. Tairov and V. F. Tsvetkov, Journal of Crystal Growth, Vol.52 (1981) pp.146−150 J. Takahashi et al., Journal of Crystal Growth, Vol.167 (1996) pp.596−606 J. Takahashi et al., Journal of Crystal Growth, Vol.181 (1997) pp.229−240
しかしながら、先に述べた特許文献2に記載されている方法では、単結晶の成長方向がc軸方向({0001}面の垂直方向)から大きく傾いた方向(傾角:60°以上)となっているために、大口径の{0001}面ウェハを得ようとした場合には、ほぼその口径に相当する長さまで結晶を成長することが必要となる。そのため、結晶成長に要する時間が長時間化し、結晶製造の生産性が低下する。さらに、SiC単結晶成長においては、原料や坩堝の経時変化等により、最適成長条件を長時間に亘って維持するのは一般に難しい。その結果、長尺結晶の高品質化は困難なものとなる。したがって、特許文献2に記載されている方法では、結晶成長の長時間化に伴って、結晶成長の歩留まりが低下し、結晶製造コストが著しく増加してしまっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、マイクロパイプ欠陥、転位欠陥の少ない良質の大口径{0001}面ウェハを、再現性良く低コストで製造し得るためのSiC単結晶の製造方法を提供するものである
本発明は、以下のように構成される。
(1)SiC単結晶よりなる種結晶上にSiC単結晶を成長させてバルク状のSiC単結晶インゴットを製造する製造方法において、該製造方法はN回(Nは、N≧2の自然数)の成長工程を含み、各成長工程を第n成長工程(nは自然数であって1から始まりNで終わる序数)として表した場合、{0001}面から20°以上90°未満傾斜した傾斜面を成長面上に有する共に、該種結晶の結晶成長面が裏面に対して傾斜しているSiC単結晶育成用種結晶を用いてSiC単結晶インゴットを成長させ、その成長した単結晶インゴットから再び{0001}面から20°以上90°未満傾斜した傾斜面を成長面上に有する共に、該種結晶の結晶成長面が裏面に対して傾斜しているSiC単結晶育成用種結晶を切り出し、SiC単結晶成長をN回繰返すSiC単結晶インゴットの製造方法であって、前記第(n−1)成長工程で使用した種結晶の傾斜面の傾斜方向と第n 成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向との{0001}面内における角度差が45°以上135°以下であるSiC単結晶インゴットの製造方法。
(2)前記{0001}面から20°以上90°未満傾斜した傾斜面が、成長面上に複数有する炭化珪素単結晶用種結晶である(1)に記載の炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
(3)前記種結晶の傾斜面と{0001}面の間の角度が45°以上90°未満である(1)又は(2)に記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
)前記第(n−1)成長工程で使用した種結晶の傾斜面の傾斜方向と第n成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向との{0001}面内における角度差が60°以上120°以下である(1)〜(3)のいずれかに記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
)前記第1成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向が{0001}面内において<1−100>方向を中心に−15°以上15°以内にある(1)〜(4)のいずれかに記載のSiC単結晶インゴットの製造方法。
(6)前記第1成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向が{0001}面内において<11−20>方向を中心に−15°以上15°以内にある(1)〜()のいずれかに記載のSiC単結晶インゴットの製造方法
本発明の製造方法を用いれば、転位欠陥が少ない良質のSiC単結晶を再現性良く低コストで成長させることができる。このようなSiC単結晶から切り出したウェハ及びエピタキシャルウェハを用いれば、光学的特性の優れた青色発光素子、電気的特性の優れた高周波・高耐圧電子デバイスを製作することができる。
本発明のSiC単結晶の製造方法は、N回(Nは、N≧2の自然数)の成長工程を含み、各成長工程を第n成長工程(nは自然数であって、1から始まりNで終わる序数)として表した場合、{0001}面から20°以上90°未満傾斜した傾斜面を成長面上に有するSiC単結晶育成用種結晶を用いてSiC単結晶インゴットを成長し、その成長した単結晶インゴットから再び{0001}面から20°以上90°未満傾斜した傾斜面を成長面上に有するSiC単結晶育成用種結晶を切り出し、SiC単結晶成長をN回繰返すSiC単結晶インゴットの製造方法であって、第(n−1)成長工程で使用した種結晶の傾斜面の傾斜方向と第n成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向との{0001}面内における角度差を45°以上135°以下とすることにより、転位欠陥を低減し、さらに大口径の{0001}面ウェハを低コストで得ることができる。
なお、本発明において、{0001}、{1−100}、及び{11−20}は、いわゆる結晶面の面指数を表している。上記面指数において、「−」記号は通常数字の上に付されるが、本明細書及び図面においては書類作成の便宜上のため数字の左側に付した。また、<0001>、<1−100>、及び<11−20>は、結晶内の方向を表し、「−」記号の取扱いについては、上記面指数と同様である。
図2を用いて、本発明の効果を説明する。本発明のSiC単結晶の製造方法は、図2(a)及び図2(b)に模式的に示された{0001}面から20°以上90°未満傾斜した面を成長面上に有する種結晶上に、SiC単結晶を成長させることを特徴とする。図2(a)は、傾斜面を成長面上に有する種結晶を上方(結晶成長方向である<0001>方向)から見た図であり、図2(b)は、同じ種結晶を側方(この場合、<1−100>あるいは<11−20>方向)から見た図である。
この図の場合、種結晶の中心から左右対称に傾斜面を有し、それぞれの傾角は、{0001}面に対し、±α°(20≦α90)となっている。但し、傾斜面の形態は、以下に述べる効果を発現するものであれば、図2(a)及び図2(b)に示された形態に限定されるものではない。例えば、図3に示されるような傾斜面の形態でも、同様な効果が期待できる。
図2(a)に示した傾斜面を成長面上に有したSiC単結晶を種結晶として用いた場合、結晶成長の初期の段階では、傾斜面にほぼ垂直方向に結晶が成長する。即ち、結晶の成長方向は、<0001>方向からα°傾いた方向となり、その結果、αが60°以上90°未満の場合には、非特許文献2に示されているように、種結晶中に存在していたマイクロパイプ、貫通転位欠陥は、成長結晶には引き継がれず、また、新たな発生も完全に抑制される(図2(c)参照)。また、αが20°以上60°未満の場合にも、マイクロパイプ、貫通転位が、完全ではないものの、かなりの割合で結晶成長中に消失、あるいは、基底面積層欠陥あるいは基底面転位に変換されることを、発明者らは数多くの実験から見出した。
その後の成長においては、結晶成長が進むにつれて、結晶成長方向が、徐々に<0001>方向に傾いて行き(即ち、傾斜面と{0001}面との間の傾角が小さくなって行き)、最終的には、傾斜面上ではc軸と5°〜10°程度の傾きを持って成長が進行する。非特許文献3に示されているように、結晶成長初期にマイクロパイプ、貫通転位が抑制された領域には、{0001}面積層欠陥が発生するが(図2(c)参照)、結晶成長方向がc軸から20°以内となる、成長中盤から後半にかけて成長した結晶部位には、積層欠陥は発生しない。また、成長初期に発生した積層欠陥は、{0001}面内の面欠陥であるため、c軸からの傾角が小さくなる成長中盤から後半に成長した結晶部位には引き継がれることはない。
一方、種結晶中に存在する基底面転位の中、傾斜面を横切るように存在するものは、結晶成長の開始に伴って、成長結晶中に引き継がれる(図2(c)参照)。発明者らは、その際、これらの基底面転位が傾斜面方向に配向することを見出した。即ち、種結晶に存在していた基底面転位は、種結晶中では基底面内ほぼランダムな方向に分布しているが、傾斜面を有した種結晶上にSiC単結晶を成長した場合には、基底面転位は、傾斜面方向(例えば、傾斜面の{0001}面内における傾斜方向が<11−20>方向の場合には、<11−20>方向)に配向した状態で成長結晶に引き継がれる。
マイクロパイプ、貫通転位、基底面転位は、種結晶に存在したものが引き継がれるだけでなく、結晶成長中にも発生する。発生の原因は種々考えられるが、大きなものの一つに下地結晶の結晶品質がある。即ち、結晶成長中に発生するマイクロパイプ、転位欠陥の量は、下地結晶の結晶品質に大きく影響され、下地結晶の結晶品質が向上すると、その発生量が低下する。発明者らは、数多くの実験から、特に下地結晶の転位密度が減少した時に、この効果が強く現れ、下地結晶の転位密度の低減に伴って、結晶成長中の欠陥発生量が減少することを見出した。
本発明のSiC単結晶インゴットの製造方法は、N回(Nは、N≧2の自然数)の成長工程を含み、各成長工程を第n成長工程(nは自然数であって、1から始まりNで終わる序数)として表した場合、第(n−1)成長工程で、図2(a)及び図2(b)に例示された種結晶上にSiC単結晶インゴットを成長し、その成長した単結晶インゴットから再び{0001}面から20°以上90°未満傾斜した傾斜面を成長面上に有するSiC単結晶育成用種結晶を切り出し、第n成長工程の種結晶として用いる。その際、第(n−1)成長工程で使用した種結晶の傾斜面の傾斜方向と第n成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向との{0001}面内における角度差を45°以上135°以下とすることを特徴とする。
この傾斜面方向を回転させる効果について、次に述べる。第(n−1)成長工程で使用する種結晶の傾斜面を、例えば、<11−20>方向に45°傾斜したものとした場合、種結晶中に存在していた基底面転位は、成長結晶の下部において、<11−20>方向に配向した状態で成長結晶中に引き継がれる。また、結晶成長中に発生した基底面転位も、傾斜面(傾角5°〜10°)の効果により、成長結晶の各部位で常に<11−20>方向に配向した形で、成長結晶中に存在することになる。今、このような成長結晶から、<1−100>方向に45°傾斜した傾斜面を成長面上に有する種結晶を切り出し、第n成長工程で使用したとすると、種結晶(第n種結晶)中に存在する基底面転位は、前述したように<11−20>方向に、即ち、第n種結晶の傾斜面方向と90°異なる方向に配向している。このように傾斜面方向とほぼ垂直方向に配向した基底面転位は、傾斜面を横切ることがなく、種結晶から成長結晶に引き継がれることは極めて少なくなる。例えば、傾斜面の{0001}面からの傾角が45°の場合、第n種結晶中に存在する基底面転位(傾斜面方向とほぼ垂直方向に配向)の約1/10〜1/5が第n成長結晶に引き継がれる。したがって、このような種結晶上に成長したSiC単結晶では、種結晶から引き継がれる基底面転位の密度が極めて低く、結果として、下地結晶の結晶品質が大幅に改善され、結晶成長中の転位発生も大幅に低減される。
種結晶成長面上の傾斜面の形態としては、図2のような対称形で、全面が傾斜面で覆われたものが、欠陥低減の観点から好ましいが、上記のような欠陥の伝播様式が実現できれば、非対称形態あるいは一部のみが傾斜面で覆われた形態でも構わない。
したがって、種結晶の成長面上の傾斜面と{0001}面の間の角度(傾角α)としては、20°以上90°未満、好ましくは45°以上90°未満が望ましい。傾角が20°未満になった場合には、結晶成長様式が従来の(0001)面上のものとほぼ同一となってしまい、本発明で述べたマイクロパイプ、貫通転位欠陥の抑制、低減効果が得難い。また、90°以上の場合には、傾斜面が結晶成長方向と平行あるいは逆方向となってしまい結晶成長が困難となる。
第(n−1)種結晶の傾斜面方向と第n種結晶の傾斜面方向との{0001}面内における角度差としては、45°以上135°以下、好ましくは60°以上120°以下が望ましい。傾斜面方向の角度差が45°未満になった場合には、第(n−1)成長工程で配向した基底面転位を第n成長工程で引き継いでしまう確率が高くなってしまう。また、135°超の場合にも、同様に基底面転位を引き継いでしまう確率が高くなるので好ましくない。
種結晶への傾斜面の作製方法については、種々の方法が考えられるが、一番簡便な方法は、機械加工(例えば、ダイヤモンドブレードによる切削)による方法である。ブレードの先端形状、幅等を選択し、さらに、ブレードによる切削を三次元的に制御して行うことにより、種結晶成長面上に種々の形態の傾斜面を作製することができる。
本発明のSiC単結晶の製造方法は、大口径のSiC単結晶の製造に用いられる。図1に示されるように、種結晶101は、SiC原料粉末102と共に坩堝103内に収納され、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中、2000〜2400℃に加熱される。この際、原料粉末に比べ、種結晶がやや低温になるように、温度勾配が設定される。原料102は、昇華後、この温度勾配により種結晶101方向へ拡散、輸送される。単結晶成長は、種結晶101に到着した原料ガスが種結晶上で再結晶化することにより実現される。
種結晶101の口径としては、40〜300mmが望ましい。従来から改良レーリー法によるSiC単結晶成長では、種結晶と同口径か少し大きな口径の結晶が製造できる。したがって、本発明においても種結晶の口径が40〜300mmあれば、一回の成長で口径50〜300mm程度のSiC単結晶インゴットを製造することが可能となる。
そして、本発明では既に説明したようにしてN回結晶成長を繰り返し実行することで、良質のSiC単結晶を再現性良く成長させることができる。なお、繰り返しの回数Nは、多く繰り返すほど欠陥の少ないSiC単結晶の成長が望めるが、製造コストも考慮し、少なくとも2回以上行えば繰り返さなかったものよりも良質なSiC単結晶ができ、より好ましくは4〜6回繰り返すことで、さらに欠陥が少なく良質のSiC単結晶を製造することができる。
本発明のSiC単結晶基板は、50mm以上300mm以下の口径を有しているので、この基板を用いて各種デバイスを製造する際、工業的に確立されている従来の半導体(Si、GaAs等)基板用の製造ラインを使用することができ、量産に適している。また、この基板の転位密度が{0001}面8°オフウェハ上のエッチピット密度換算で1×10cm−2以下と低いため、特に、大電流、高出力のデバイス製造に適している。さらに、このSiC単結晶ウェハ上にCVD法等によりエピタキシャル薄膜を成長して作製されるSiC単結晶エピタキシャルウェハ、あるいはGaN、AlN、InN及びこららの混晶薄膜エピタキシャルウェハは、その基板となるSiC単結晶ウェハの転位密度が小さいために、良好な特性(耐電圧、エピタキシャル薄膜の表面モフォロジー等)を有するようになる。
以下に、本発明の実施例を述べる。
図4は、本発明を実施するための単結晶成長装置を示す図面である。この製造装置は、種結晶を用いた改良型レーリー法によって、SiC単結晶を成長させる装置の一例である。
まず、この単結晶成長装置について簡単に説明する。結晶成長は、種結晶として用いた傾斜面を成長面上に有するSiC単結晶1の上に原料であるSiC粉末2を昇華再結晶化させることにより行われる。種結晶のSiC単結晶1は、黒鉛製坩堝3の蓋4の内面に取り付けられる。原料のSiC粉末2は、黒鉛製坩堝3の内部に充填されている。このような黒鉛製坩堝3は、二重石英管5の内部に、黒鉛の支持棒6により設置される。黒鉛製坩堝3の周囲には、熱シールドのための黒鉛製フェルト7が設置されている。二重石英管5は、真空排気装置により高真空排気(10−3Pa以下)することができ、かつ、内部雰囲気をArガスにより圧力制御することができる。また、二重石英管5の外周には、ワークコイル8が設置されており、高周波電流を流すことにより黒鉛製坩堝3を加熱し、原料及び種結晶を所望の温度に加熱することができる。坩堝温度の計測は、坩堝上部及び下部を覆うフェルトの中央部に直径2〜4mmの光路を設け、坩堝上部及び下部からの光を取り出し、二色温度計を用いて行う。坩堝下部の温度を原料温度、坩堝上部の温度を種結晶温度とする。
次に、この結晶成長装置を用いたSiC単結晶の製造について、実施例を説明する。まず、予め成長しておいたSiC単結晶インゴットから、口径50mm、高さ30mmの{0001}面を主面とした4H型のSiC単結晶片を種結晶として、また、口径50mm、厚さ1mmの{0001}面8°オフウェハをエッチピット密度計測用ウェハとして用意した。
次に、このSiC単結晶インゴット中のマイクロパイプ欠陥と貫通転位密度、及び基底面転位密度を計測する目的で、上記{0001}面8°オフウェハのエッチピット観察を行った。その結果、マイクロパイプ欠陥、貫通転位、基底面転位に起因したエッチピット密度として、それぞれ10.2cm−2、2.2×10cm−2、5.3×10cm−2と言う値を得た。
欠陥密度評価後、種結晶1の(000−1)C面に機械加工を施し、<11−20>方向に45°傾斜した傾斜面を付与した。傾斜面は中心線から左右対称に付与した。また、この機械加工により種結晶の成長面に形成された加工損傷層は、薬液によるエッチングにより除去した。
このようにして作製した傾斜面付SiC単結晶種結晶を、黒鉛製坩堝3の蓋4の内面に取り付けた。黒鉛製坩堝3の内部には、原料2を充填した。
次いで、原料を充填した黒鉛製坩堝3を、種結晶を取り付けた蓋4で閉じ、黒鉛製フェルト7で被覆した後、黒鉛製支持棒6の上に乗せ、二重石英管5の内部に設置した。そして、石英管の内部を真空排気した後、ワークコイルに電流を流し、原料温度を2000℃まで上げた。その後、雰囲気ガスとして窒素を10%含むArガスを流入させ、石英管内圧力を約80kPaに保ちながら、原料温度を目標温度である2400℃まで上昇させた。成長圧力である1.3kPaには約30分かけて減圧し、その後、約50時間成長を続けた。この際の坩堝内の温度勾配は15℃/cmで、成長速度は平均で約0.70mm/時であった。得られた結晶の口径は51.5mmで、高さは35mm程度であった。
こうして得られたSiC単結晶をX線回折及びラマン散乱により分析したところ、4H型のSiC単結晶インゴットが成長したことを確認できた。
次に、この単結晶インゴットから再び種結晶として、口径50mm、高さ30mmの{0001}面を主面とした4H型のSiC単結晶片を用意した。
そして、再びこの種結晶の(000−1)C面に機械加工を施し、{0001}面から45°傾斜した傾斜面を成長面上に付与した。この際、傾斜面の傾斜方向を、前成長工程の種結晶の傾斜面方向とは垂直方向である<1−100>方向とした。傾斜面は中心線から左右対称に付与した。また、この機械加工により種結晶の成長面に形成された加工損傷層は、薬液によるエッチングにより除去した。
このようにして作製した傾斜面付SiC単結晶種結晶を、新たに用意した黒鉛製坩堝3の蓋4の内面に取り付けた。黒鉛製坩堝3の内部には、原料2を充填した。
次いで、原料を充填した黒鉛製坩堝3を、種結晶を取り付けた蓋4で閉じ、黒鉛製フェルト7で被覆した後、黒鉛製支持棒6の上に乗せ、二重石英管5の内部に設置した。そして、石英管の内部を真空排気した後、ワークコイルに電流を流し、原料温度を2000℃まで上げた。その後、雰囲気ガスとして窒素を10%含むArガスを流入させ、石英管内圧力を約80kPaに保ちながら、原料温度を目標温度である2400℃まで上昇させた。成長圧力である1.3kPaには約30分かけて減圧し、その後、約50時間成長を続けた。この際の坩堝内の温度勾配は15℃/cmで、成長速度は約0.66mm/時であった。得られた結晶の口径は51.5mmで、高さは33mm程度であった。
こうして得られたSiC単結晶を再びX線回折及びラマン散乱により分析したところ、4H型のSiC単結晶が成長したことを確認できた。また、成長結晶中に存在するマイクロパイプ欠陥と貫通転位欠陥密度、及び基底面転位密度を評価する目的で、成長した単結晶インゴットの成長後半部分から{0001}面8°オフウェハを切り出し、研磨した。その後、約530℃の溶融KOHでウェハ表面をエッチングし、顕微鏡によりマイクロパイプ欠陥、貫通転位、基底面転位に対応するエッチピットの密度を調べたところ、それぞれウェハ全面の平均で3.1cm−2、0.6×10cm−2、1.2×10cm−2と言う値を得た。
さらに、上記SiC単結晶の成長後半の部位から、口径51mmの{0001}面SiC単結晶ウェハを切出し、鏡面ウェハとした。基板の面方位は(0001)Si面で[11−20]方向に8°オフとした。
このSiC単結晶ウェハを基板として用いて、SiCのエピタキシャル成長を行った。SiCエピタキシャル薄膜の成長条件は、成長温度1500℃、シラン(SiH)、プロパン(C)、水素(H)の流量が、それぞれ5.0×10−9/sec、3.3×10−9/sec、5.0×10−5/secであった。成長圧力は大気圧とした。成長時間は2時間で、膜厚としては約5μm成長した。
エピタキシャル薄膜成長後、ノマルスキー光学顕微鏡により、得られたエピタキシャル薄膜の表面モフォロジーを観察したところ、ウェハ全面に渡って非常に平坦で、ピット等の表面欠陥が少ない良好な表面モフォロジーを有するSiCエピタキシャル薄膜が成長されているのが分かった。
また、上記SiC単結晶から同様にして、オフ角度が0°の(0001)Si面SiC単結晶ウェハを切り出し、鏡面研磨した後、その上にGaN薄膜を有機金属化学気相成長(MOCVD)法によりエピタキシャル成長させた。成長条件は、成長温度1050℃、トリメチルガリウム(TMG)、アンモニア(NH)、シラン(SiH)をそれぞれ、54×10−6モル/min、4リットル/min、22×10−11モル/min流した。また、成長圧力は大気圧とした。成長時間は60分間で、n型のGaNを3μmの膜厚で成長させた。
得られたGaN薄膜の表面状態を調べる目的で、成長表面をノマルスキー光学顕微鏡により観察した。ウェハ全面に渡って非常に平坦なモフォロジーが得られ、全面に渡って高品質なGaN薄膜が形成されているのが分かった。
改良レーリー法の原理を説明する図。 本発明の効果を説明する図。 本発明で用いられる種結晶の成長面上の傾斜面の形態例を示す図。 本発明の製造方法に用いられる単結晶成長装置の一例を示す構成図。
符号の説明
1…種結晶(SiC単結晶)
2…SiC粉末原料
3…黒鉛製坩堝
4…黒鉛製坩堝蓋
5…二重石英管
6…支持棒
7…黒鉛製フェルト
8…ワークコイル
9…Arガス配管
10…Arガス用マスフローコントローラ
11…真空排気装置

Claims (6)

  1. 炭化珪素単結晶よりなる種結晶上に炭化珪素単結晶を成長させてバルク状の炭化珪素単結晶インゴットを製造する製造方法において、
    該製造方法はN回(Nは、N≧2の自然数)の成長工程を含み、各成長工程を第n成長工程(nは自然数であって1から始まりNで終わる序数)として表した場合、{0001}面から20°以上90°未満傾斜した傾斜面を成長面上に有する共に、該種結晶の結晶成長面が裏面に対して傾斜している炭化珪素単結晶育成用種結晶を用いて炭化珪素単結晶インゴットを成長させ、その成長した単結晶インゴットから再び{0001}面から20°以上90°未満傾斜した傾斜面を成長面上に有する共に、該種結晶の結晶成長面が裏面に対して傾斜している炭化珪素単結晶育成用種結晶を切り出し、炭化珪素単結晶成長をN回繰返す炭化珪素単結晶インゴットの製造方法であって、第(n−1)成長工程で使用した種結晶の傾斜面の傾斜方向と第n成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向との{0001}面内における角度差が45°以上135°以下である炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
  2. 前記{0001}面から20°以上90°未満傾斜した傾斜面が、成長面上に複数有する炭化珪素単結晶用種結晶である請求項1に記載の炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
  3. 前記種結晶の成長面上の傾斜面と{0001}面の間の角度が45°以上90°未満である請求項1又は2に記載の炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
  4. 前記第(n−1)成長工程で使用した種結晶の傾斜面の傾斜方向と第n成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向との{0001}面内における角度差が60°以上120°以下である請求項1〜3のいずれかに記載の炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
  5. 前記第1成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向が{0001}面内における<1−100>方向を中心に−15°以上15°以内にある請求項1〜4のいずれかに記載の炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
  6. 前記第1成長工程で使用する種結晶の傾斜面の傾斜方向が{0001}面内における<11−20>方向を中心に−15°以上15°以内にある請求項1〜のいずれかに記載の炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
JP2005044305A 2005-02-21 2005-02-21 炭化珪素単結晶の製造方法 Active JP4603386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005044305A JP4603386B2 (ja) 2005-02-21 2005-02-21 炭化珪素単結晶の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005044305A JP4603386B2 (ja) 2005-02-21 2005-02-21 炭化珪素単結晶の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006225232A JP2006225232A (ja) 2006-08-31
JP4603386B2 true JP4603386B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=36986921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005044305A Active JP4603386B2 (ja) 2005-02-21 2005-02-21 炭化珪素単結晶の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4603386B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4850807B2 (ja) * 2007-10-22 2012-01-11 新日本製鐵株式会社 炭化珪素単結晶育成用坩堝、及びこれを用いた炭化珪素単結晶の製造方法
JP5171571B2 (ja) * 2008-11-26 2013-03-27 株式会社ブリヂストン 炭化珪素単結晶の製造方法
JP5276068B2 (ja) * 2010-08-26 2013-08-28 株式会社豊田中央研究所 SiC単結晶の製造方法
JP5189156B2 (ja) * 2010-11-29 2013-04-24 株式会社豊田中央研究所 SiC単結晶の製造方法
JP5669134B2 (ja) * 2011-01-21 2015-02-12 一般財団法人電力中央研究所 炭化珪素単結晶の製造方法
JP5641535B2 (ja) * 2011-01-21 2014-12-17 一般財団法人電力中央研究所 炭化珪素単結晶の製造方法
JP6025306B2 (ja) * 2011-05-16 2016-11-16 株式会社豊田中央研究所 SiC単結晶、SiCウェハ及び半導体デバイス
JP6116866B2 (ja) 2012-11-19 2017-04-19 株式会社豊田中央研究所 SiC単結晶成長用種結晶、及びSiC単結晶の製造方法
JP6192948B2 (ja) 2013-02-20 2017-09-06 株式会社豊田中央研究所 SiC単結晶、SiCウェハ、SiC基板、及び、SiCデバイス
JP5884804B2 (ja) * 2013-09-26 2016-03-15 株式会社デンソー 炭化珪素単結晶基板および炭化珪素単結晶エピタキシャルウェハ
JP6768492B2 (ja) 2016-12-26 2020-10-14 昭和電工株式会社 SiCインゴットの製造方法
JP7352058B2 (ja) * 2017-11-01 2023-09-28 セントラル硝子株式会社 炭化ケイ素単結晶の製造方法
JP2019156698A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 信越半導体株式会社 炭化珪素単結晶の製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1045499A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Nippon Steel Corp 炭化珪素単結晶の製造方法およびそれに用いる種結晶
JP2001002499A (ja) * 1999-06-17 2001-01-09 Denso Corp 種結晶とそれを用いた炭化珪素単結晶の製造方法、炭化珪素単結晶体および単結晶製造装置
JP2003321298A (ja) * 2002-04-30 2003-11-11 Toyota Central Res & Dev Lab Inc SiC単結晶及びその製造方法,エピタキシャル膜付きSiCウエハ及びその製造方法,並びにSiC電子デバイス
JP2005041710A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Nippon Steel Corp 炭化珪素単結晶、炭化珪素単結晶ウェハ及びその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1045499A (ja) * 1996-07-31 1998-02-17 Nippon Steel Corp 炭化珪素単結晶の製造方法およびそれに用いる種結晶
JP2001002499A (ja) * 1999-06-17 2001-01-09 Denso Corp 種結晶とそれを用いた炭化珪素単結晶の製造方法、炭化珪素単結晶体および単結晶製造装置
JP2003321298A (ja) * 2002-04-30 2003-11-11 Toyota Central Res & Dev Lab Inc SiC単結晶及びその製造方法,エピタキシャル膜付きSiCウエハ及びその製造方法,並びにSiC電子デバイス
JP2005041710A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Nippon Steel Corp 炭化珪素単結晶、炭化珪素単結晶ウェハ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006225232A (ja) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4603386B2 (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法
JP4469396B2 (ja) 炭化珪素単結晶インゴット、これから得られる基板及びエピタキシャルウェハ
JP4964672B2 (ja) 低抵抗率炭化珪素単結晶基板
CN106435733B (zh) 碳化硅单晶和碳化硅单晶晶片
JP4818754B2 (ja) 炭化珪素単結晶インゴットの製造方法
JP4926556B2 (ja) 炭化珪素単結晶インゴットの製造方法及び炭化珪素単結晶基板
JP4585359B2 (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法
WO2010007867A1 (ja) Iii族窒化物結晶の製造方法およびiii族窒化物結晶
JP2004099340A (ja) 炭化珪素単結晶育成用種結晶と炭化珪素単結晶インゴット及びその製造方法
JP3750622B2 (ja) エピタキシャル膜付きSiCウエハ及びその製造方法並びにSiC電子デバイス
WO2003085175A1 (fr) Cristal germe de monocristal de carbure de silicium et procede de production de lingot au moyen de celui-ci
JP4690906B2 (ja) 炭化珪素単結晶育成用種結晶及びその製造方法並びに炭化珪素単結晶の製造方法
JP2008074663A (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法、炭化珪素単結晶インゴット、及び炭化珪素単結晶基板
JP4408247B2 (ja) 炭化珪素単結晶育成用種結晶と、それを用いた炭化珪素単結晶の製造方法
JP4664464B2 (ja) モザイク性の小さな炭化珪素単結晶ウエハ
JP5212343B2 (ja) 炭化珪素単結晶インゴット、これから得られる基板及びエピタキシャルウェハ
JP2017536325A (ja) Iii属窒化物結晶、それらの製造方法、および超臨界アンモニアにおいてバルクiii属窒化物結晶を製造するための方法
JP2005239496A (ja) 炭化珪素単結晶育成用炭化珪素原料と炭化珪素単結晶及びその製造方法
JP5614387B2 (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法、及び炭化珪素単結晶インゴット
JP2008115036A (ja) SiC単結晶成長用種結晶及びこれを用いたSiC単結晶の製造方法
JP4494856B2 (ja) 炭化珪素単結晶成長用種結晶とその製造方法及びそれを用いた結晶成長方法
JP4157326B2 (ja) 4h型炭化珪素単結晶インゴット及びウエハ
JP5370025B2 (ja) 炭化珪素単結晶インゴット
JP4224195B2 (ja) 炭化珪素単結晶育成用種結晶および炭化珪素単結晶の製造方法
JP4850807B2 (ja) 炭化珪素単結晶育成用坩堝、及びこれを用いた炭化珪素単結晶の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4603386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350