JP4978637B2 - 炭化珪素単結晶の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、結晶欠陥を低減できる炭化珪素(以下、SiCという)単結晶の製造方法に関するものである。
従来より、SiCは、高耐圧デバイスへ応用できる材料として期待されている。このSiCでは、結晶成長時に転位や積層欠陥などの結晶欠陥が発生することが課題としてあり、その課題を解決するために、様々な手法が提案されている。
例えば、特許文献1においては、4H−SiCの(0001)面に対して<11−20>軸方向へ12°以上かつ30°未満のオフ角度で傾斜させた表面にエピタキシャル成長させることで、低欠陥、低不純物なSiC単結晶を得る手法が提案されている。
また、特許文献2では、(1−100)面と(11−20)面を用いて順に結晶成長を行い、最後に(0001)面で成長させることで、結晶欠陥を低減させるという手法が提案されている。
さらに、特許文献3では、SiC単結晶表面に溝を形成しておき、溝側面において横方向にエピタキシャル成長させることで、結晶欠陥が<0001>方向へ成長することを抑制し、結晶欠陥を低減させるという手法が提案されている。
特開2005−324994号公報 特開2003−119097号公報 特開2005−350278号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたように、4H−SiCの(0001)面に対して<11−20>軸方向へ12°以上かつ30°未満のオフ角度で傾斜させた表面にエピタキシャル成長させたとしても、転位の引継ぎを抑えることはできない。
また、特許文献2に記載されたように、様々な面を用いて結晶成長を行ったとしても、a面成長で生じた積層欠陥がc面成長で貫通らせん転位や貫通刃状転位を含む貫通転位(以下、単に貫通転位という)に変換し、欠陥が引き継がれるという問題がある。
さらに、特許文献3に記載されたように、溝側面において横方向にエピタキシャル成長させたとしても、転位の方向は成長方向に必ずしも平行にならないため、完全に<0001>方向への転位の成長を防ぐことは困難である。
すなわち、従来の製造方法では、いずれの場合にも、結晶成長で欠陥が成長方向に引き継がれることを抑制できず、結晶欠陥を十分に抑制できないという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、結晶欠陥をより抑制することが可能なSiC単結晶の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明者らは、SiC単結晶の成長方向と結晶欠陥の成長方向について様々な試作検討を行った。その結果、従来のように昇華法によるc面オフ基板を用いた結晶成長では、貫通転位が成長方向に対して様々な方向に傾いて成長するが、CVD法によるc面オフ基板を用いたエピタキシャル成長では、引き継がれる貫通欠陥の成長方向が(11−2n)面もしくは(1−10n)面に限定されるという現象を見出した。また、その成長方向は、エピタキシャル成長させる際の不純物濃度と密接な関係を有しているということについても見出した。なお、ここでいうnとは、任意の整数であり、例えば、(11−2n)面には、(11−21)面、(11−22)面、(11−23)面等が含まれ、(1−10n)面には、(1−101)面、(1−102)面、(1−103)面等が含まれる。
図13(a)は、c面に対して所定のオフ角度傾斜させてエピタキシャル成長させた場合の不純物濃度と貫通転位の関係の一例を示した図である。具体的には、この図は、c面に対して所定のオフ角度傾斜させたオフ基板に形成されていた様々な貫通転位について、オフ基板上にn型不純物として窒素を導入したエピタキシャル成長を行ったときの貫通転位の方向性を調べた結果を示してある。
図13(a)から分かるように、オフ基板内の各貫通転位のc軸に対する角度θ(ただし、図13(b)に示すように、[0001]方向を基準とし、オフ基板100の表面に対する法線方向を正としたときの角度)が様々な角度にばらついているが、エピタキシャル膜101内の貫通転位102は不純物濃度に対応して一定方向に引き継がれている。成長させたエピタキシャル膜101の窒素濃度が例えば1×1016〜1×1017cm-3であれば貫通転位102のc軸に対する角度θが17±3°の範囲となり、(11−22)面もしくは(11−22)面に対して±3°の範囲内、例えば[11−23]方向に平行もしくは[11−23]方向に対して±3°の範囲内の方向に向いていることが判る。また、成長させたエピタキシャル膜101の窒素濃度が例えば1×1018cm-3以上、例えば1×1018〜1×1019cm-3であれば貫通転位102のc軸に対する角度θが24±3°の範囲となり、(11−23)面もしくは(11−23)面に対して±3°の範囲内、例えば[11−22]方向に平行もしくは[11−22]方向に対して±3°の範囲内の方向に向いていることが判る。
図14(a)、(b)は、それぞれc面に対して所定のオフ角度傾斜させたオフ基板100上にエピタキシャル膜101を成長させた時の貫通刃状転位102aの方向を実際に実験を行って調べた結果を示している。この図に示されるように、不純物濃度が1×1016cm-3という低濃度のときには、エピタキシャル膜101に形成された貫通刃状転位102aは角度θが17±3°の範囲内に含まれ、不純物濃度が1×1018cm-3という高濃度のときには、エピタキシャル膜101に形成された貫通刃状転位102aは角度θが24±3°の範囲内に含まれていた。
このようなエピタキシャル成長させる際の不純物濃度と貫通転位の成長方向との関係は、不純物の種類に応じて変わるが、特定の不純物濃度における貫通転位の成長方向には依存性があり、その成長方向は一定範囲内に含まれる。
したがって、c面オフ基板を用いたエピタキシャル成長では、引き継がれる貫通欠陥の成長方向が(11−2n)面もしくは(1−10n)面に限定されるという現象を用い、エピタキシャル成長の方向と貫通転位が引き継がれる方向との関係に基づいて、結晶欠陥をより抑制することが可能となる。
以上の検討に基づき、(11−2n)面もしくは(1−10n)面(但し、nは0以上の整数)を表面とするSiC基板(1)を用意したのち、このSiC基板(1)の(11−2n)面もしくは(1−10n)面の上に、所定の不純物濃度のエピタキシャル膜(2)をCVD法にて成長させることにより、該エピタキシャル膜(2)の側面から貫通欠陥(3)を排出させ、貫通欠陥(3)を排出させたエピタキシャル膜(2)における(11−2n)面もしくは(1−10n)面に対して昇華法によりSiC単結晶(4)をバルク状に成長させる。
このように、CVD法によりエピタキシャル膜(2)を成長させるときには、成長させるエピタキシャル膜(2)の不純物濃度に応じて貫通転位(3)の成長方向を一定方向に規定できるという現象を利用し、エピタキシャル膜(2)の側面から貫通転位(3)を排出させることにより、エピタキシャル膜(2)の成長表面から貫通転位(3)をほぼ無くすことが可能となる。したがって、結晶欠陥をより抑制することが可能となる。そして、このようなエピタキシャル膜(2)を種結晶として昇華法によりSiC単結晶(4)をバルク成長させれば、結晶欠陥をより抑制することが可能となる。
そして、請求項に記載の発明では、SiC基板(1)の(11−2n)面もしくは(1−10n)面(但し、nは0以上の整数)の上に、開口部(12a)を有するマスク(12)を配置し、マスク(12)にてSiC基板(1)における(11−2n)面もしくは(1−10n)面の一部を覆った状態でエピタキシャル膜(2)をCVD法にて成長させることで、該エピタキシャル膜(2)の側面から貫通欠陥(3)を排出させることを特徴としている。
このように、成長させるエピタキシャル膜(2)の不純物濃度に応じて貫通転位(3)の成長方向を一定方向に規定できるという現象を利用する場合に、マスク(12)を用いることでエピタキシャル膜(2)の成長方向と貫通転位(3)の成長方向とを合わせることにより、より確実に貫通転位(3)を期待する方向に成長させることが可能となる。これにより、上記した効果をより確実に得ることが可能となる。
例えば、請求項に記載したように、SiC基板(1)の(11−2n)面上にエピタキシャル膜(2)を形成するときには[1−100]を長手方向として開口部(12a)を延設すると共に、該開口部(12a)を複数本ストライプ状に並べた配置とし、SiC基板(1)の(1−10n)面上にエピタキシャル膜(2)を形成するときには[11−20]を長手方向として開口部(12a)を延設すると共に、該開口部(12a)を複数本ストライプ状に並べた配置とすれば良い。
また、請求項に記載したように、エピタキシャル膜(2)を成膜するとき、該エピタキシャル膜(2)の成長厚さtを、貫通欠陥(3)が成長する方向に沿った方向のSiC基板(1)の幅をd、マスク(12)の膜厚をm、該エピタキシャル膜(2)中で成長する貫通欠陥(3)がSiC基板(1)の表面である(11−2n)面もしくは(1−10n)面に対して為す角度をΔθとすると、t>d×tanΔθ+m(但し、Δθは、0°≦Δθ≦3°、m≧0)を満たす厚さにすれば、エピタキシャル膜(2)の表面から貫通欠陥(3)を無くすことができる。
なお、請求項に記載したように、SiC基板(1)の表面を(11−22)面とする場合、エピタキシャル膜(2)をCVD法にて成長させることにより、該エピタキシャル膜(2)の側面から貫通欠陥(3)を排出させる際に、エピタキシャル膜(2)の不純物濃度を1×1016〜1×1017cm-3とすることができる。また、請求項に記載したように、SiC基板(1)の表面を(11−23)面とする場合、エピタキシャル膜(2)をCVD法にて成長させることにより、該エピタキシャル膜(2)の側面から貫通欠陥(3)を排出させる際に、エピタキシャル膜(2)の不純物濃度を1×1018cm-3以上とすることができる。
さらに、請求項に記載したように、請求項1ないしのいずれか1つに記載のSiC単結晶の製造方法により得られたSiC単結晶から(0001)面または(000−1)面を切り出すことにより、表面が(0001)面または(000−1)面となる種結晶を形成し、その種結晶における(0001)面または(000−1)面の上に昇華法によりSiC単結晶(4)をバルク状に成長させるようにすることもできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるSiC単結晶の製造方法にてSiC単結晶を成長させるときの製造工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるSiC単結晶の製造方法にてSiC単結晶を成長させるときの製造工程中の様子を示したSiC単結晶の側面図である。 図2に続く製造工程中の様子を示したSiC基板の斜視図である。 図3に続く製造工程中の様子を示した断面図である。 図4に続く製造工程中の様子を示した断面図である。 図5に続く製造工程中の様子を示した断面図である。 エピタキシャル成長厚さの設定を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるSiC単結晶の製造方法にてSiC単結晶を成長させるときの製造工程中の様子を示したSiC単結晶の側面図である。 図8に続く製造工程中の様子を示したSiC基板の斜視図である。 図9に続く製造工程中の様子を示した断面図である。 図10に続く製造工程中の様子を示した断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるSiC単結晶の製造方法にてSiC単結晶を成長させるときの製造工程中の様子を示した斜視図である。 (a)は、c面に対して所定のオフ角度傾斜させてエピタキシャル成長させた場合の不純物濃度と貫通転位の関係の一例を示した図であり、(b)は、オフ基板内の各貫通転位のc軸に対する角度θを示した模式図である。 (a)、(b)は、それぞれc面に対して所定のオフ角度傾斜させたオフ基板上にエピタキシャル膜を成長させた時の貫通刃状転位の方向を実際に実験を行って調べた結果を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかるSiC単結晶の製造方法にてSiC単結晶を成長させるときの製造工程を示す断面図である。
図1(a)に示すように、SiC単結晶基板として、表面が(11−22)面とされたSiC基板1を用意する。例えば、c面オフ基板上にバルク状にSiC単結晶を結晶成長させ、そのSiC単結晶を(11−22)面において切り出すことで、表面が(11−22)面とされたSiC基板1を用意することができる。そして、このSiC基板1の表面にCVD法にてSiC単結晶からなるエピタキシャル膜2を成長させる。このとき、エピタキシャル膜2内の不純物として例えば窒素を用い、不純物濃度を例えば1×1016〜1×1017cm-3とする。
このようにすれば、図1中に示したように、SiC基板1内に含まれていた貫通転位3は、エピタキシャル膜2内においてc軸に対する角度θが(11−22)面もしくは(11−22)面に対して±3°の範囲内、例えば[11−23]方向に平行もしくは[11−23]方向に対して±3°の範囲内の方向に向く。このため、エピタキシャル膜2の成長方向に対して貫通転位3の成長方向を略垂直に曲げることが可能となり、エピタキシャル膜2を成長させると、成長したエピタキシャル膜2の側面に貫通転位3が排出される。したがって、エピタキシャル膜2の成長表面、つまり(11−22)面と平行な表面から貫通転位3を無くせる。
次に、図1(b)に示すように、貫通転位3が無くなったエピタキシャル膜2の表面に対して、つまり(11−22)面の上に、昇華法により、SiC単結晶4をバルク成長させる。このとき、エピタキシャル膜2の表面に貫通転位3が形成されていないため、その上に成長させたSiC単結晶4も貫通転位3が無い良好な結晶となる。そして、図中破線で示したように、SiC単結晶4を(0001)面または(000−1)面等で切り出し、それを種結晶にして更に昇華法を用いてオフ成長させれば、(0001)面または(000−1)面等を成長面とするバルク状のSiC単結晶4を得ることもでき、それをウェハ状にスライスすれば、デバイス形成に適した(0001)面、つまりc面を主表面とするSiCウェハを得ることができる。
このように、CVD法によりエピタキシャル膜2を成長させるときには、成長させるエピタキシャル膜2の不純物濃度に応じて貫通転位3の成長方向を一定方向に規定できるという現象を利用し、エピタキシャル膜2の側面から貫通転位3を排出させることにより、エピタキシャル膜2の成長表面から貫通転位3をほぼ無くすことが可能となる。そして、このようなエピタキシャル膜2を種結晶として昇華法によりSiC単結晶4をバルク成長させれば、結晶欠陥をより抑制することが可能となる。
なお、ここでは(11−22)面に対してエピタキシャル膜2を成長させる場合について説明したが、(11−2n)面の他の面や、(1−10n)面の上にエピタキシャル膜2を成長させる場合についても同様である。すなわち、ドーピングする不純物の種類と不純物濃度との関係から、貫通転位3の成長方向を特定し、貫通転位3をエピタキシャル膜2の側面から排出させるようにエピタキシャル膜2を成長させることで、エピタキシャル膜2の表面を貫通転位3の無い良好な表面にすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。上述したように、(11−2n)面や(1−10n)面の上にCVD法によってエピタキシャル膜2を成長させた場合に、ドーピングする不純物の種類と不純物濃度との関係から、貫通転位3の成長方向を特定することができる。しかしながら、エピタキシャル膜2の成長方向と貫通転位3の成長方向とが全く異なる方向であった場合、エピタキシャル膜2の成長方向に引きずられて貫通転位3の成長方向が期待する方向からずれる可能性もある。このため、本実施形態では、エピタキシャル膜2の成長方向と貫通転位3の成長方向を合わせることで、より確実に貫通転位3がエピタキシャル膜2の側面側に成長し、エピタキシャル膜2の側面から排出されるようにする。
図2〜図6は、本実施形態にかかるSiC単結晶の製造方法にてSiC単結晶を成長させるときの製造工程中の様子を示した図である。図2は、紙面上方を[0001]方向、紙面垂直方向を[1−100]方向としたときのSiC単結晶10の側面図である。また、図3は、SiC基板1の斜視図であり、図4〜図6は、製造工程中の断面図である。
まず、図2に示すように、昇華法により[0001]方向に成長させたバルク状のSiC単結晶10を破線で示された(11−22)面において切り出すことで、表面が(11−22)面とされたSiC基板1を用意する。このとき、SiC単結晶10には、c軸に対して平行に近い角度で成長した貫通転位3や基底面転位もしくは積層欠陥11などが含まれているため、SiC基板1にもそれらが含まれた状態となっている。
次に、図3に示すように、SiC基板1の表面、つまり(11−22)面の上に炭素やTa(タンタル)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)などの高融点金属もしくはその炭化物(TaC等)をマスク12として配置したのち、マスク12にストライプ状の開口部12aを形成する。各開口部12aは、エピタキシャル膜2を成長させる際の貫通転位3の成長方向に対する垂直方向、例えば[1−100]を長手方向として延設されている。各開口部12aの間隔は任意であるが、各開口部12aの間隔がエピタキシャル膜2の横方向に成長させるのに必要な距離となるため、エピタキシャル膜2を成長させる時間などを考慮して決められている。
そして、図4に示す断面図のように、マスク12にて覆った状態でSiC基板1の表面にCVD法にてエピタキシャル膜2を成長させる。このとき、エピタキシャル膜2内の不純物として例えば窒素を用い、不純物濃度を例えば1×1016〜1×1017cm-3とする。
このようにすれば、マスク12にて覆われた部分の上部では、図中矢印で示したようにエピタキシャル膜2が横方向に成長していくことになる。このため、エピタキシャル膜2の成長方向と貫通転位3の成長方向とが合わせられ、貫通転位3が確実に(11−22)面もしくは(11−22)面に対して±3°の範囲内、例えば[11−23]方向に平行もしくは[11−23]方向に対して±3°の範囲内の方向に向くようにできる。これにより、エピタキシャル膜2を成長させると、成長したエピタキシャル膜2の側面に貫通転位3が排出され、エピタキシャル膜2の成長表面、つまり(11−22)面と平行な表面から貫通転位3を無くせる。
なお、SiC基板1中に形成されていた基底面転位もしくは積層欠陥11については、エピタキシャル膜2中において引き継がれるときに、貫通転位3に変換される。このため、上記と同様、その貫通転位3も(11−22)面もしくは(11−22)面に対して±3°の範囲内、例えば[11−23]方向に平行もしくは[11−23]方向に対して±3°の範囲内の方向に向く。したがって、成長したエピタキシャル膜2の側面に貫通転位3が排出され、エピタキシャル膜2の成長表面、つまり(11−22)面と平行な表面から貫通転位3を無くせる。
その後、図5に示すように、貫通転位3が無くなったエピタキシャル膜2の表面に対して、つまり(11−22)面の上に、昇華法により、SiC単結晶4をバルク成長させる。このとき、エピタキシャル膜2の表面に貫通転位3が形成されていないため、その上に成長させたSiC単結晶4も貫通転位3が無い良好な結晶となる。そして、図中破線で示したように、SiC単結晶4を(0001)面または(000−1)面等で切り出し、それを種結晶にして、図6に示すように更に昇華法を用いてオフ成長させれば、(0001)面または(000−1)面等を成長面とするバルク状のSiC単結晶4を得ることもでき、それをウェハ状にスライスすれば、デバイス形成に適した(0001)面、つまりc面を主表面とするSiCウェハを得ることができる。
このように、成長させるエピタキシャル膜2の不純物濃度に応じて貫通転位3の成長方向を一定方向に規定できるという現象を利用する場合に、マスク12を用いることでエピタキシャル膜2の成長方向と貫通転位3の成長方向とを合わせることにより、より確実に貫通転位3を期待する方向に成長させることが可能となる。これにより、第1実施形態の効果をより確実に得ることが可能となる。
なお、図4に示す工程において、エピタキシャル膜2の成長厚さについて特に説明していないが、エピタキシャル膜2の側面から貫通転位3を確実に排出させるためには、以下の関係を満たすようにエピタキシャル成長厚さtを設定すればよい。図7は、この関係を説明するための断面図である。
すなわち、SiC基板1の幅(口径)をd、マスク12の膜厚をm、貫通転位3が(11−22)面からずれる角度をΔθとすると、SiC基板1の最も端にあった貫通転位3が反対側の端に成長した場合に、t>d×tanΔθ+m(但し、Δθは、0°≦Δθ≦3°、m≧0)が成り立てば良い。例えば、Δθ=3°と最大値をとる場合、m=0の場合には、SiC基板1が4インチ基板であればエピタキシャル膜2の成長厚さtを5.4mm以上、3インチ基板であればエピタキシャル膜2の成長厚さtを4.0mm以上、2インチ基板であればエピタキシャル膜2の成長厚さtを2.7mm以上、1インチ基板であればエピタキシャル膜2の成長厚さtを1.4mm以上にすれば良い。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態と同様の手法を(1−102)面のSiC基板1に対して行ったものである。したがって、第2実施形態とほぼ同様であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図8〜図11は、本実施形態にかかるSiC単結晶の製造方法にてSiC単結晶を成長させるときの製造工程中の様子を示した図である。図8は、紙面上方を[0001]方向、紙面垂直方向を[11−20]方向としたときのSiC単結晶10の側面図である。また、図9は、SiC基板1の斜視図であり、図10〜図11は、製造工程中の断面図である。
まず、図8に示すように、昇華法により[0001]方向に成長させたバルク状のSiC単結晶10を破線で示された(1−102)面において切り出すことで、表面が(1−102)面とされたSiC基板1を用意する。次に、図9に示すように、SiC基板1の表面、つまり(1−102)面の上にマスク12として配置したのち、マスク12にストライプ状の開口部12aを形成する。
そして、図10に示す断面図のように、マスク12にて覆った状態でSiC基板1の表面にCVD法にてエピタキシャル膜2を成長させる。このとき、エピタキシャル膜2内の不純物として例えば窒素を用い、不純物濃度を例えば1×1016〜1×1017cm-3とする。
このようにすれば、マスク12にて覆われた部分の上部では、図中矢印で示したようにエピタキシャル膜2が横方向に成長していくことになる。このため、エピタキシャル膜2の成長方向と貫通転位3の成長方向とが合わせられ、SiC基板1から引き継がれた貫通転位3もしくは基底面転位もしくは積層欠陥11が変換された貫通転位3が確実に(1−102)面もしくは(1−102)面に対して±3°の範囲内、例えば[1−101]方向に平行もしくは[1−101]方向に対して±3°の範囲内の方向に向くようにできる。これにより、エピタキシャル膜2を成長させると、成長したエピタキシャル膜2の側面に貫通転位3が排出され、エピタキシャル膜2の成長表面、つまり(1−102)面と平行な表面から貫通転位3を無くせる。
その後、図11に示すように、貫通転位3が無くなったエピタキシャル膜2の表面に対して、つまり(11−22)面の上に、昇華法により、SiC単結晶4をバルク成長させる。このとき、エピタキシャル膜2の表面に貫通転位3が形成されていないため、その上に成長させたSiC単結晶4も貫通転位3が無い良好な結晶となる。そして、図中破線で示したように、SiC単結晶4を(0001)面または(000−1)面等で切り出し、それを種結晶にして、更に昇華法を用いてオフ成長させれば、(0001)面または(000−1)面等を成長面とするバルク状のSiC単結晶4を得ることもでき、それをウェハ状にスライスすれば、デバイス形成に適した(0001)面、つまりc面を主表面とするSiCウェハを得ることができる。
このように、(1−102)面のSiC基板1に対して第2実施形態と同様の手法を適用しても、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、図10に示す工程において、エピタキシャル膜2の成長厚さについて特に説明していないが、これについても第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第2、第3実施形態を組み合わせたものである。
まず、第2実施形態に示した図2〜図5の各工程を行う。これにより、図12に示す斜視図のように、SiC基板1上のエピタキシャル膜2の(11−22)面上において、バルク状に成長させられたSiC単結晶4を得ることができる。そして、図12中に破線で示したように、SiC単結晶4を(1−102)面で切り出す。この後、第3実施形態に示した図9〜図10の各工程を行う。
このようにすれば、まず、第2実施形態のようにエピタキシャル膜2の成長方向と貫通転位3の成長方向とが合わせられ、貫通転位3が確実に(11−22)面もしくは(11−22)面に対して±3°の範囲内となる。さらに、仮に貫通転位3が残存していたとしても、第3実施形態のようにエピタキシャル膜2の成長方向と貫通転位3の成長方向とが合わせられ、貫通転位3が確実に(1−102)面もしくは(1−102)面に対して±3°の範囲内となる。
したがって、より確実にエピタキシャル膜2の側面から貫通転位3を排出することが可能となり、第1実施形態の効果をより確実に得ることが可能となる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、CVD法によってエピタキシャル膜2を形成する際に、貫通転位3が(11−2n)面や(1−10n)面に沿って成長することを利用するものの一例を挙げて説明したが、(11−2n)面や(1−10n)面の他の面についても同様のことが言える。例えば(11−21)面等を利用することもでき、(11−21)面を利用する場合には、例えば貫通転位3が[11−26]方向に向くようにすることができる。
なお、結晶の方位を示す場合、本来ならば所望の数字の上にバー(−)を付すべきであるが、パソコン出願に基づく表現上の制限が存在するため、本明細書においては、所望の数字の前にバーを付すものとする。
1 SiC基板
2 エピタキシャル膜
3 貫通転位
4 SiC単結晶
10 SiC単結晶
11 積層欠陥
12 マスク
12a 開口部

Claims (6)

  1. (11−2n)面もしくは(1−10n)面(但し、nは0以上の整数)を表面とする炭化珪素基板(1)を用意する工程と、
    前記炭化珪素基板(1)の前記(11−2n)面もしくは(1−10n)面の上に、所定の不純物濃度のエピタキシャル膜(2)をCVD法にて成長させることにより、該エピタキシャル膜(2)の側面から貫通欠陥(3)を排出させる工程と、
    前記貫通欠陥(3)を排出させた前記エピタキシャル膜(2)における前記(11−2n)面もしくは(1−10n)面に対して昇華法により炭化珪素単結晶(4)をバルク状に成長させる工程と、を含み、
    さらに、前記炭化珪素基板(1)の前記(11−2n)面もしくは(1−10n)面(但し、nは0以上の整数)の上に、開口部(12a)を有するマスク(12)を配置する工程を含み、
    前記マスク(12)にて前記炭化珪素基板(1)における前記(11−2n)面もしくは(1−10n)面の一部を覆った状態で前記エピタキシャル膜(2)をCVD法にて成長させることで、該エピタキシャル膜(2)の側面から貫通欠陥(3)を排出させる工程を行うことを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  2. 前記炭化珪素基板(1)の前記(11−2n)面上に前記エピタキシャル膜(2)を形成するときには[1−100]を長手方向として前記開口部(12a)を延設すると共に、該開口部(12a)を複数本ストライプ状に並べた配置とし、
    前記炭化珪素基板(1)の前記(1−10n)面上に前記エピタキシャル膜(2)を形成するときには[11−20]を長手方向として前記開口部(12a)を延設すると共に、該開口部(12a)を複数本ストライプ状に並べた配置とすることを特徴とする請求項に記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  3. 前記エピタキシャル膜(2)を成膜するとき、該エピタキシャル膜(2)の成長厚さtを、前記貫通欠陥(3)が成長する方向に沿った方向の前記炭化珪素基板(1)の幅をd、前記マスク(12)の膜厚をm、該エピタキシャル膜(2)中で成長する前記貫通欠陥(3)が前記炭化珪素基板(1)の表面である前記(11−2n)面もしくは(1−10n)面に対して前記為す角度をΔθとすると、
    t>d×tanΔθ+m(但し、Δθは、0°≦Δθ≦3°、m≧0)を満たす厚さとすることを特徴とする請求項またはに記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  4. 前記炭化珪素基板(1)を用意する工程では、前記炭化珪素基板(1)の表面を(11−22)面とし、
    前記エピタキシャル膜(2)をCVD法にて成長させることにより、該エピタキシャル膜(2)の側面から貫通欠陥(3)を排出させる工程では、前記エピタキシャル膜(2)の不純物濃度を1×1016〜1×1017cm-3とすることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  5. 前記炭化珪素基板(1)を用意する工程では、前記炭化珪素基板(1)の表面を(11−23)面とし、
    前記エピタキシャル膜(2)をCVD法にて成長させることにより、該エピタキシャル膜(2)の側面から貫通欠陥(3)を排出させる工程では、前記エピタキシャル膜(2)の不純物濃度を1×1018cm-3以上とすることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  6. 請求項1ないしのいずれか1つに記載の炭化珪素単結晶の製造方法により得られた炭化珪素単結晶から(0001)面または(000−1)面を切り出すことにより、表面が(0001)面または(000−1)面となる種結晶を形成する工程と、
    前記種結晶における前記(0001)面または(000−1)面の上に昇華法により炭化珪素単結晶(4)をバルク状に成長させる工程と、を含んでいることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
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