JPH1017399A - 6H−SiC単結晶の成長方法 - Google Patents

6H−SiC単結晶の成長方法

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JPH1017399A
JPH1017399A JP17495296A JP17495296A JPH1017399A JP H1017399 A JPH1017399 A JP H1017399A JP 17495296 A JP17495296 A JP 17495296A JP 17495296 A JP17495296 A JP 17495296A JP H1017399 A JPH1017399 A JP H1017399A
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crystal
sic
single crystal
wafer
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淳 高橋
Noboru Otani
昇 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロパイプ欠陥の発生を防止し、且つ積
層欠陥の少ない6H−SiC単結晶を製造する方法を提
供する。 【解決手段】 昇華再結晶法において、(11−20)
面から(0001)面方向への傾きが±30゜以内の範
囲にあり且つ(11−20)面から(10−10)面方
向への傾きが±10゜以内の範囲にある6H−SiCの
面を種結晶基板に用いる。特に(11−20)面からの
実質的傾きを有しない面を用いるとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SiC単結晶の成
長方法に関するものである。詳しくは、短波長発光ダイ
オードや電子デバイスなどの基板ウェハとなる良質な6
H−SiC単結晶の育成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SiC半導体は禁制帯幅がSi半導体に
比べて大きく、耐電圧特性・動作速度・耐熱性に優れ、
パワーデバイスや耐環境性デバイスとしての応用が期待
されている。また、短波長の発光ダイオードや半導体レ
ーザーとしての応用も考えられている。このSiC結晶
には結晶c軸方向の原子層の積層の違いから生じる多く
のポリタイプが存在する。代表的なものに6H形、4H
形、3C形、15R形などがあり、物理的・電気的特性
が少しずつ異なっている。これらのポリタイプの中で6
H形は最も応用研究の進んだポリタイプであり、良質な
6H−SiC単結晶が求められていた。
【0003】SiC単結晶インゴットは改良レイリー法
と呼ばれる昇華再結晶法によって育成されていた。従来
この方法では種結晶としてSiC単結晶の{0001}
基板ウェハを使用し、この{0001}面上に単結晶を
育成していた。この方法で育成した結晶から{000
1}ウェハを切り出し、このウェハを種結晶として再び
使用していた。この作業を繰り返すことによって口径の
拡大やウェハの増産を図っていた。しかしながら、J.
Crystal Growth 128(1993)3
58−362に記載されているように、この様な方法で
育成した結晶から取り出されたウェハ中には、ウェハを
貫通する直径数ミクロンの中空状欠陥(マイクロパイ
プ)が102 /cm2 以上の密度で含まれていた。IE
EE ELECTRON DEVICE LETTER
15(1994)63−65に記載されているよう
に、この欠陥は素子を作製したときに電気的リークを引
き起こし、SiCの電子デバイス応用における最も重大
な問題となっていた。
【0004】特開平5−262599号公報には、マイ
クロパイプ欠陥の発生を防止する単結晶の成長方法が開
示されている。この成長方法では、{0001}面から
60゜〜120°傾いた面、特に{0001}面に垂直
な面を種結晶基板として使用することによってマイクロ
パイプ欠陥の発生を防止した。しかしながら、ICSC
RM95(International Conference on Silicon Carb
ide and Related Materials-1995、京都、1995年9
月18〜21日)のアブストラクトp393−394に
記載されているように、{0001}に垂直な面上の成
長ではマイクロパイプの発生は防止できるものの、多く
の積層欠陥が基底面上に発生した。これは昇華再結晶法
によるSiC結晶成長において、本発明者らによって初
めて指摘された問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、マイクロパ
イプ欠陥の発生を防止し、且つ積層欠陥の発生の少な
い、良質な6H−SiC単結晶を製造することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、種結晶を用い
た昇華再結晶法によるSiC単結晶の成長方法におい
て、(11−20)面から(0001)面方向への傾き
が±30゜以内の範囲にあり且つ(11−20)面から
(10−10)面方向への傾きが±10゜以内の範囲に
ある6H−SiCの面を種結晶基板に使用することによ
ってマイクロパイプ欠陥の発生を防止し、且つ積層欠陥
の発生の少ない、良質な6H−SiC単結晶得んとする
ものである。特に、前記(11−20)面からの実質的
傾きを有しない面を用いるとその効果は大きい。
【0007】
【外1】
【0008】
【発明の実施の形態】本発明者は{0001}面に垂直
な種結晶面上の成長で積層欠陥が発生する原因を以下の
ように考察し、積層欠陥の発生は種結晶面とポリタイプ
に大きく依存することを突き止めた。
【0009】6H形、4H形、15R形などのSiCポ
リタイプ結晶はc軸方向への原子積層構造が異なってい
る。これらは{0001}表面の原子配列に違いはない
が、{0001}面に垂直な面の表面原子配列は異なっ
ている。
【0010】6H形の(10−10)表面は、それぞれ
3SiC分子層から作られる(10−12)と(10−
1−2)面がc軸方向に交互に繰り返されて構成される
と考えられる。これら6H形の{10−12}面は局所
的に3C形の{111}面に相当するため、この面上に
原子が結合可能な位置は構造的に2通り存在する。ここ
で、母体結晶と同じ結合位置を正常位置、異なる結合位
置を異常位置と呼ぶ。仮に、(10−12)面上の異常
位置に原子が結合すると、そこを起点として異常位置か
らなる原子層が形成され、隣の(10−1−2)面上の
原子層との間に不完全な結合が起こることになる。これ
が積層欠陥の発生の原因となると考えられる。従って、
特に6H形の{10−10}ファセット上では、多くの
積層欠陥が発生すると考えられる。一方、6H−SiC
の{11−20}表面上では、原子の結合位置が常に1
通りしか存在しないため、{10−10}表面のような
不完全な結合は起こり得ないと考えられる。従って、6
H−SiC単結晶成長においては、その種結晶基板面と
して{11−20}面を用いることによって積層欠陥の
発生を減少できると考えられる。同じSiCでも{10
−10}表面の原子配列は各ポリタイプによって異なっ
ているため、上記の欠陥形成機構はそれぞれ異なるもの
と考えられる。従って、本発明は6H−SiC単結晶の
成長に限定されるものである。
【0011】以下、図面を用いて本発明の内容を詳細に
説明する。
【0012】図1は、本発明のSiC単結晶の成長方法
において用いられる単結晶成長装置の一例を示すもので
ある。図に示されるように、該単結晶成長装置に使用さ
れる黒鉛製の坩堝は、有底の坩堝3とSiC基板種結晶
1の取り付け部6を有する前記坩堝3の開口部を覆う黒
鉛製の坩堝蓋5とにより構成され、坩堝3と坩堝蓋5の
側面および上下は黒鉛フェルト製の断熱材7により覆わ
れており、さらに真空排気装置により真空排気できかつ
内部雰囲気をArなどの不活性気体で圧力制御できる容
器に入れられている。加熱は、例えば容器外に巻装した
高周波誘導コイルなどにより行う。坩堝温度の計測は、
例えば坩堝下部を覆うフェルトの中央部に直径2〜4m
mの光路8を設け坩堝下部の光を取り出し、二色温度計
を用いて常時行う。この温度を原料温度とみなす。予め
上部フェルトに同じ様な光路を設け坩堝蓋の温度を測定
し、これを種結晶の温度とみなす。
【0013】図2は6H−SiC結晶の面方位を説明す
るための図である。(0001)面に垂直な面は無限に
存在するが、その1つに(11−20)面があり、30
゜傾いたところに(10−10)面がある。6H−Si
Cはc軸の周りに6回対称性を持つため、(11−2
0)面と等価な面は、(−1−120)、(−211
0)、(2−1−10)、(1−210)、(−12−
10)と全部で6個存在する。これらを総称して{11
−20}と書き表せる。
【0014】本発明で用いる種結晶基板の面は、この
{11−20}面である。本発明は(11−20)面ジ
ャストばかりでなく(0001)面への傾きと、(10
−10)面への傾きがそれぞれある範囲でずれているこ
とが許容される。しかし望ましくは、(11−20)面
からの実質的傾きを有しないこと、即ち、加工精度で確
保される範囲(それぞれ±2゜以内)である。ここで、
(11−20)と記載し{11−20}の様な総称表現
を用いなかったのは図の結晶軸と面方位の対応を明確に
するためであり、これは結晶軸(a1 、a2 、a3 )の
取り方を変えることによって6個すべての{11−2
0}面を意味するものである。
【0015】図3は、本発明で用いるもう一つの種結晶
基板の面(斜線部)を説明する図である。(11−2
0)面から隣合う(10−10)面方向の傾き角をαと
し、(11−20)面から(0001)面方向の傾き角
をβとすると、本発明で用いる面はαが±10°以内で
且つβが±30°以内にある全ての面である。
【0016】この所望の面を出した6H−SiC単結晶
の基板ウェハを種結晶として坩堝の蓋に取り付け、例え
ば下記の様に結晶成長を行う。
【0017】容器内を真空とし、原料温度を約2000
℃まで上げる。その後、不活性気体を流入させながら約
600Torrに保ち、原料温度を目標温度に上昇させ
る。減圧は10〜90分かけて行い、雰囲気圧力を1〜
50Torr、より好ましくは5〜20Torr、原料
温度を2100〜2500℃、より好ましくは2200
〜2400℃に設定し成長を開始するのが望ましい。こ
れより低温では原料が気化しにくくなり、これより高温
では熱エッチングなどにより良質の単結晶が成長しにく
くなる。また、種結晶温度は原料温度より40〜100
℃、より好ましくは50〜70℃低く、温度勾配は5〜
25℃/cm、より好ましくは10〜20℃/cmとな
るように設定するのが望ましい。さらに、温度と圧力の
関係は、単結晶の成長速度が0.5〜4mm/h、より
好ましくは0.8〜2mm/hとなるようにすることが
望ましい。これより高速では結晶品質が低下するため適
当ではなく、これより低速では生産性が良くない。結晶
は種結晶基板に対し垂直方向に成長する。
【0018】マイクロパイプは結晶を貫通する直径数μ
mの中空状欠陥であるため、育成結晶からウェハを切り
出し、透過顕微鏡または偏光顕微鏡で直接観察すること
により容易に存在を調べられる。また密度は、切り出し
た{0001}ウェハを溶融KOH中でエッチングを行
い、マイクロパイプに対応する大型六角形エッチピット
を計測することによって求められる。
【0019】一方、積層欠陥の評価法は例えば本発明者
らによって開発された次の2種類の方法がある。
【0020】(1)エッチング法 育成結晶から{10−10}ウェハを取り出す。ウェハ
に加工歪が残らないように鏡面に研磨加工する。エッチ
ングは、例えば、約530℃のKOH融液中で約10分
間行う。積層欠陥が表面に現れている場合はエッチング
表面に線状エッチピットが形成される。ノマルスキー微
分干渉顕微鏡により発生した線状ピットを計測する。
【0021】(2)電気評価法 育成結晶から{0001}オフウェハを取り出す。オフ
角度は2°〜6°が好ましい。オフ方向を一辺とした正
方形のvan der Pauwサンプルを切り出し、4隅にオーミ
ック電極を作る。向かい合う電極ペアの片側に電流を流
し、反対側のペアの電圧を測定し抵抗を求める。このよ
うにして、オフ方向とオフ垂直方向の抵抗を測定しその
比を求める。この抵抗比は本来、サンプル形状や電極位
置などの非対称性(asymmetry )を表す。通常の結晶で
は殆ど1に近い値となるが、積層欠陥を多く含む結晶で
は室温で非常に大きな値を示す。これは、積層欠陥を横
切るオフ方向の電気抵抗がこの欠陥によって増大したこ
とによる。この方法は育成したSiC結晶中の積層欠陥
を調べるための非常に有効な手法であり、この評価法を
開発したことは本発明の大きな原動力となった。
【0022】
【実施例】
(実施例1)種結晶として6H−SiCの(11−2
0)面を使用し、原料温度を2340℃、種結晶温度を
2280℃、雰囲気圧力を10Torrとして単結晶を
育成した。育成結晶先端部は成長方向に少し凸型の形状
を示しており、その表面に{10−10}ファセットは
現れていなかった。
【0023】育成結晶から、{0001}5゜オフウェ
ハと{10−10}ウェハを切り出した。顕微鏡により
観察を行ったところ、マイクロパイプ欠陥の存在は見ら
れなかった。{0001}オフウェハからvan der Pauw
測定用のサンプルを切り出しオーミック電極を付け抵抗
を測定したところ、抵抗比(asymmetry )は1.12と
なり積層欠陥による電気異常は現れなかった。{10−
10}ウェハをエッチングしたところ、積層欠陥を示す
線状エッチピットが100/cm2 台の密度で現れた。
【0024】(実施例2)種結晶として(11−20)
面から(0001)面方向に10゜傾きまた(10−1
0)面方向に5゜傾いた6H−SiC結晶の基板面を使
用し、原料温度を2370℃、種結晶温度を2310
℃、雰囲気圧力を20Torrとして単結晶を育成し
た。育成結晶先端部は成長方向に少し凸の形状を示して
おり、その表面周囲には小さな(10−10)ファセッ
トや(h0−hk)ファセット(h、kは0以外の整
数)が現れていた。
【0025】育成結晶から、{0001}5゜オフウェ
ハと{10−10}ウェハを切り出した。顕微鏡による
観測を行ったところ、マイクロパイプ欠陥の存在は見ら
れなかった。{0001}オフウェハからvan der Pauw
測定用のサンプルを切り出しオーミック電極を付け抵抗
を測定したところ、抵抗比(asymmetry )は1.21と
なり積層欠陥による電気異常は現れなかった。{10−
10}ウェハをエッチングしたところ、積層欠陥を示す
線状エッチピットが100/cm2 台の密度で現れた。
【0026】(実施例3)(11−20)面から(00
01)面方向に15゜間隔で傾けていった6H−SiC
種結晶基板を用意し、実施例1と同様の成長条件で6H
−SiC単結晶を育成した。それぞれの育成結晶から
{0001}ウェハを取り出し、エッチング法によって
マイクロパイプを計測した。図4に、これらのサンプル
のマイクロパイプの密度を示す。(11−20)面から
の傾きが±30゜以内の種結晶を使用した育成結晶では
マイクロパイプ密度は殆ど0となり、その外側では著し
く大きくなった。
【0027】(実施例4)(11−20)面から隣合う
(10−10)面まで5゜間隔で傾けていった6H−S
iC種結晶基板を用意し、実施例1と同様の成長条件で
6H−SiC単結晶を育成した。それぞれの育成結晶か
ら{0001}5゜オフウェハを取り出し、実施例1と
同様の方法でvan der Pauw測定用のサンプルを作った。
図5に、室温で測定したこれらのサンプルの抵抗比(as
ymmetry )を示す。ここでは(11−20)面を中心に
対称性が保たれているので、プラス側の角度のデータの
みを採取した。(11−20)面からの傾きが±10゜
以内の種結晶を使用した育成結晶ではこの値はほぼ1と
なり、その外側では著しく大きくなった。
【0028】(比較例1)種結晶として6H−SiCの
(10−10)面を使用し、原料温度を2340℃種結
晶温度を2280℃、雰囲気圧力を10Torrとして
単結晶を育成した。育成結晶先端部は成長方向に少し凸
型の形状を示しており、その表面に(10−10)ファ
セットが現れていた。
【0029】育成結晶から、{0001}5゜オフウェ
ハと{10−10}ウェハを切り出した。顕微鏡による
観察を行ったところ、マイクロパイプ欠陥の存在は見ら
れなかった。しかし、{0001}オフウェハからvan
der Pauw測定用のサンプルを切り出しオーミック電極を
付け抵抗を測定したところ、抵抗比(asymmetry )は1
000以上の大きな値を示した。これは、積層欠陥を横
切るオフ方向の抵抗値が欠陥によって増大したためであ
る。{10−10}ウェハをエッチングしたところ、積
層欠陥を示す線状エッチピットが1000/cm2 以上
の高密度で現れた。
【0030】(比較例2)種結晶として6H−SiCの
(0001)面の基板を使用し、原料温度を2370
℃、種結晶温度を2310℃、雰囲気圧力を20Tor
rとして単結晶を育成した。育成結晶先端部は成長方向
に少し凸の形状を示しており、その表面には(000
1)ファセットが現れていた。
【0031】育成結晶から、{0001}5゜オフウェ
ハと{10−10}ウェハを切り出した。顕微鏡による
観測を行ったところ、マイクロパイプ欠陥が多数発生し
ている様子が見られた。{0001}ウェハのエッチン
グによって密度を調べると、約200/cm2 存在し
た。一方、{0001}オフウェハからvan der Pauw測
定用のサンプルを切り出しオーミック電極を付け、抵抗
を測定したところ、抵抗比(asymmetry )は1.12と
なり電気異常は全く現れなかった。{10−10}ウェ
ハをエッチングしたところ、積層欠陥を示す線状エッチ
ピットの密度は10/cm2 程度であった。
【0032】以上各実施例と各比較例の結果から、本発
明を適用した場合にはマイクロパイプ欠陥がなく、なお
かつ、積層欠陥が少ない6H−SiC単結晶が得られる
ことが分かる。
【0033】
【発明の効果】本発明により、マイクロパイプ欠陥の発
生を防止し、且つ積層欠陥の発生を減少させる6H−S
iC単結晶の育成を可能にし、デバイス用途に有用な良
質の6H−SiC単結晶ウェハの製造を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のSiC単結晶成長に用いられる単結
晶成長装置の一例の構造を模式的に示す断面図である。
【図2】 6H−SiC結晶の面方位を示した図であ
る。
【図3】 本発明で用いる種結晶基板面(斜線部)を模
式的に示した図である。
【図4】 マイクロパイプ欠陥密度の種結晶面方位依存
性を示した図である。
【図5】 {0001}5゜オフサンプルの抵抗比(as
ymmetry )の種結晶面方位依存性を示した図である。
【符号の説明】
1…種結晶、 2…成長単結晶、 3…坩堝、 4…SiC原料粉末、 5…坩堝蓋、 6…種結晶取り付け部、 7…断熱フェルト、 8…光路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種結晶を用いた昇華再結晶法によるSi
    C単結晶の成長方法において、(11−20)面から
    (0001)面方向への傾きが±30゜以内の範囲にあ
    り且つ(11−20)面から(10−10)面方向への
    傾きが±10゜以内の範囲にある6H−SiCの面を種
    結晶基板として使用することを特徴とする積層欠陥の少
    ない6H−SiC単結晶の成長方法。
  2. 【請求項2】 前記(11−20)面からの実質的傾き
    を有しない面を用いることを特徴とする請求項1記載の
    積層欠陥の少ない6H−SiC単結晶の成長方法。
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