JP2804860B2 - SiC単結晶およびその成長方法 - Google Patents

SiC単結晶およびその成長方法

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JP2804860B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SiC単結晶およびそ
の成長方法に関するものである。詳しくは、青色発光ダ
イオードなどの応用面に有用な良質の6H形(Hは六方
晶系、6は原子積層が6層で一周期となる結晶構造を意
味する)SiC単結晶と、紫色発光ダイオードなどの応
用面に有用な良質の4H形(Hは六方晶系、4は原子積
層が4層で一周期となる結晶構造を意味する)SiC単
結晶などを成長させるSiC単結晶の成長方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】SiC単結晶は物理的、化学的に安定
で、しかも高温や放射線に耐えられる素材であるため、
耐環境性半導体素子材料としての応用が期待されてい
る。また禁制帯幅が大きいことより、短波長の発光ダイ
オード材料として利用されている。実際に6H−SiC
は室温で約2.8eVの禁制幅をもち、青色発光ダイオ
ード用材料となっている。また、4H−SiCは室温で
約3.1eVの禁制幅をもち、紫色発光ダイオード用材
料となっている。
【0003】SiC単結晶インゴットは昇華再結晶法に
より作製するが、従来はその種結晶として主に{000
1}面を露出させたSiC単結晶基板を使用していた。
この場合、種結晶と同じ結晶多形(polytype)が常に成長
するとは限らないため、温度、圧力などの成長条件によ
って目的の多形を成長させようとしていた。特開平2−
48495号公報には4H−SiC単結晶の成長方法が
開示されている。この中で種結晶温度として2250℃
付近を境にして低温側では6H形、高温側では4H形が
成長することが記載されているが、このような方法では
目的の多形を成長させる多形制御は完全にはなされず、
他の多形の混在などによる結晶品質の低下が起こり易
い。
【0004】また社団法人電気学会電子材料研究会19
88年9月5日 資料番号EFM−88−24p24
には、上記方法で得られたSiC単結晶の評価が記載さ
れている。溶融KOHエッチングによって結晶に含まれ
ている欠陥を調べると、転位に対応すると考えられるエ
ッチピットが多数発生し、そこには、三種類のサイズの
六角形状のピットが存在し、サイズの大きいものから順
に、大102 〜103個/cm2 、中〜104 個/cm
2 、小〜105 個/cm2 あり、それらは線状欠陥に対
応していることが述べられている。特に大型のエッチピ
ットに対応する欠陥は、結晶を貫通するピンホールとな
っており素子を作製したときにリーク電流等の原因とな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、改良された
SiC単結晶およびその製造方法を提供することを目的
とするものである。本発明はまた、種結晶と同じ多形構
造を有する良質のSiC単結晶を、大きい成長速度によ
って成長させる方法を提供することを目的とする。本発
明はさらに、実質的に転位の存在しないSiC単結晶
を、大きい成長速度で成長させる方法を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決しようとするための手段】本発明は、黒鉛
製の坩堝内においてSiC原料粉末を不活性気体雰囲気
中で加熱昇華させ、原料よりやや低温になっている種結
晶のSiC単結晶基板上にSiC単結晶を成長させる昇
華再結晶法において、種結晶として{0001}面より
約60〜120°の角度α1 だけずれた結晶面を露出さ
せたSiC単結晶を使用することを特徴とするSiC単
結晶の成長方法である。本発明において、種結晶として
好ましくは、{0001}面より約80〜100°、さ
らに好ましくは約90°の角度だけずれた結晶面を露出
させたSiC単結晶を使用することが望ましい。
【0007】また本発明は、上記方法により得られるS
iC単結晶を、前記種結晶のc軸方向幅の端部を通り、
種結晶の露出面に対し角度α1 で交差し、かつ種結晶の
c軸に直交する面に沿って切断し、SiC単結晶におけ
る種結晶のc軸方向の幅を越えた部分を得ることを特徴
とするより良質で実質的に転位の存在しないSiC単結
晶の製造方法である。
【0008】さらに本発明は、この良質で実質的に転位
の存在しないSiC単結晶から切出された{0001}
面より約60°〜約120°の角度α1 だけずれた結晶
面を露出させた基板を使用することを特徴とするSiC
単結晶の成長方法である。
【0009】
【作用】SiCでは{0001}面に原子を配置すると
きその原子位置が3通り存在し、それらのエネルギー差
が小さいことから多くの多形構造が多数安定に存在する
とされている。螺旋ステップのない{0001}面上に
目的の多形の結晶を成長させる場合は、表面には原子積
層の配列が現われていないため、温度・圧力などの成長
条件を調整することで、目的とする多形の結晶核を生成
させる必要がある。
【0010】一方、{0001}面に垂直な面のごと
き、{0001}面より約60〜120°の角度α1
れた結晶面上に成長させる場合は、その面上に多形の原
子積層の配列が現れているため、目的の多形の結晶核を
生成させる必要はなく、元の種結晶と同じ種類の多形構
造の結晶が広い成長条件において容易に成長していくこ
とになる。この場合、他の多形の混在がない良質の結晶
性を有する単結晶が成長する。また、良質な結晶が成長
する範囲での成長速度も大きくなる。
【0011】以下、図面に基づき本発明の内容を詳細に
説明する。図1は、本発明のSiC単結晶の成長方法に
おいて用いられる単結晶成長装置の一例を示すものであ
る。図1に示されるように、該単結晶成長装置に使用さ
れる黒鉛製の坩堝は、有底の坩堝本体1とSiC基板種
結晶5の取り付け部4を有する前記坩堝本体1の開口部
を覆う黒鉛製の坩堝蓋3とにより構成され、坩堝1と坩
堝蓋3の側面および上下は黒鉛フェルト製の断熱材6に
より覆われいる。なお、これらの坩堝本体1、坩堝蓋3
および断熱材6はいずれも、好ましくは炭化珪素とほぼ
同等の熱膨脹係数を有する黒鉛からなる。さらにこれら
は真空排気装置により真空排気できかつ内部雰囲気をA
r、Xeなどの不活性気体で圧力制御できる容器に入れ
られている。加熱は、例えば容器外に巻装した高周波誘
導コイルなどにより行う。坩堝温度の計測は、例えば坩
堝下部を覆うフェルトの中央部に直径2〜4mmの光路
7を設け坩堝下部の光を取り出し、二色温度計を用いて
常時行う。この温度を原料温度とみなす。予め上部フェ
ルトに同じ様な光路を設け坩堝蓋の温度を測定し、これ
を種結晶の温度とみなす。
【0012】図2は、SiC単結晶の面指数を説明した
ものである。本発明で使用する{0
【外2】 も無数存在(面指数では{hki0}と表記できる)す
ることになる。このような面をもつ基板は、例えば昇華
再結晶法により{0001}面上に成長させたSiC単
結晶インゴットを{0001}に垂直に切り出し加工す
ることにより得ることができ、次に述べる本発明の第1
の実施態様においてはこの{0001}面上に成長させ
たSiC単結晶インゴットを{0001}に垂直に切り
出し加工したものを用いる。
【0013】しかしながら、本発明において、{000
1}面に厳密に垂直な面ではなく、この面よりある程度
傾いた面、例えば30°程度以下、好ましくは10°以
下傾いた面を露出した基板を種結晶5として用いた場合
も、SiCの螺旋成長が起らないであろうゆえに、同様
に良質のSiC単結晶が成長するものと考えられる。従
って、本発明において用いられる種結晶は、{000
1}面より約60〜120°、好ましくは約80°〜1
00°、より好ましくは、約90°の角度α1 ずれた露
出面を有し得る。
【外3】 、そこに熱エッチングによるピットが生じ難いためであ
る。
【0014】図1に示す単結晶成長装置を用いての本発
明によるSiC単結晶の結晶成長は、例えば以下のよう
にして行なわれる。まず、前記のごとくこの所望の面を
出した基板を種結晶5として坩堝蓋3に取り付け、また
坩堝本体1内にSiC原料粉末2を導入する。SiC原
料粉末2としては、Fe,Al等の不純物の含有の少な
いものであることが望まれる。
【0015】種結晶5およびSiC原料粉末2を坩堝内
に導入し、この坩堝を前記容器内に配置した後、容器内
部を真空、好ましくは10-6Torr以下の減圧下と
し、原料温度を約2000℃まで上げる。その後、不活
性気体を流入させながら約600Torrに保ち、原料
温度を目標温度に上昇させる。減圧は10〜90分かけ
て行い、雰囲気圧力を1〜50Torr、より好ましく
は5〜20Torr、原料温度を2100〜2500
℃、より好ましくは2200〜2400℃に設定し成長
を開始するのが望ましい。これより低温では原料が気化
し難くなり、これより高温では熱エッチングなどにより
良質の単結晶が成長し難くなる。また種結晶温度は原料
温度より40〜100℃、より好ましくは50〜70℃
低く、温度勾配は5〜25℃/cm、より好ましくは1
0〜20℃/cmとなるようにすることが望ましい。さ
らに、温度と圧力の関係は、単結晶の成長速度が0.5
〜1.5mm/h、より好ましくは0.8〜1.3mm
/hとなるようにすることが望ましい。これより高速で
は結晶性が低下するため適当ではなく、これより低速で
は生産性が良くない。
【0016】なお、{0001}を露出させたSiC単
結晶基板を使用する従来のSiC単結晶の製造方法にお
いて知られる多結晶化防止技術や大口径化技術は、本発
明のSiC単結晶の製造方法に、そのままないし若干の
変更を加えるのみで適用可能である。
【0017】このようにして本発明のSiC単結晶8が
得られるが、このSiC単結晶8は、種結晶5の有する
多形構造と同じ多形構造を有し、かつまた{0001}
を露出させたSiC単結晶基板を用いて成長させて得ら
れる従来のSiC単結晶とは異なり、渦巻成長中心に対
応する螺旋転位の発生のないものである。従って、青色
発光ダイオードや電子デバイスの基板として好適に用い
ることができる。SiC単結晶の結晶性の厳密な評価
は、溶融アルカリエッチングにより以下の手順で行なう
ことができる。作製した単結晶インゴットを切断、研磨
により{0001}面ウェハに加工する。この時、ウェ
ハに加工歪が残らないように注意する。エッチングは、
約530℃のKOH融液で約5分間行う。エッチング
後、ノマルスキー微分干渉顕微鏡により発生したエッチ
ピット個数を計測する。
【0018】一方、成長単結晶および種結晶単結晶の多
形の評価は、ラマン散乱測定やX線回折測定、さらに低
温での光励起発光などの同定法により行なうことができ
る。
【0019】昇華法によりSiC単結晶成長を行なう場
合、その種結晶として{0001}面を使用すると、こ
の種結晶表面にもともと螺旋転位があろうとなかろうと
渦巻成長が起こることにより渦巻成長中心に対応する螺
旋転位が数多く発生してしまう(これらは、前述した溶
融KOHエッチングにより六角形状エッチピットとして
観測される。)が、{0001}面より約60°〜約1
20°の角度α1 ずれた面上に成長させる場合は渦巻成
長が起らず、これに対応する螺旋転位は発生しない。本
発明のSiC単結晶は、上記溶融アルカリエッチングに
よる評価において、六角形状エッチピットが通常全く観
測されないことで識別される。
【0020】しかし、使用された種結晶基板表面に結晶
c面({0001}面またはbasalplane)に滑り面を有
する転位を含む場合、この転位は成長結晶に引継がれて
いくことになる。この種類の転位はc面内だけで伝わっ
ていくため、成長したSiC単結晶8のうち、種結晶5
のc軸方向における幅を越えた部分、すなわち、図3に
おいて、種結晶5の露出面を含む第1の仮想平面Xに対
し角度α1 で交差する2つの平行な第2の仮想平面
1 ,Y2 より外方に位置する領域部分(斜線部分)に
は、この種類の転位も引継がれないことになる(図3の
例においては、種結
【外4】 仮想平面Y1 ,Y2 は第1の仮想平面Xに直交す
る。)。なお、図3において、前記第1の仮想平面Xと
2つの第2の仮想平面Y1 ,Y2 の交差線は、それぞれ
第1の種結晶のc軸に垂直でかつこの種結晶のc軸方向
における端部9a,9bを通過する直線となる。また第
2の仮想平面Y1 ,Y2 はいずれも、SiC単結晶8の
{0001}面に対応するものである。
【0021】従って、本発明の上記方法で成長したSi
C単結晶のうち、種結晶のc軸方向における幅を越えた
部分(図3の斜線部分)は特に有用であり、この部分の
SiC単結晶は、渦巻成長中心に対応する螺旋転位を含
まず、また種結晶から伝わる前述したc面内に滑り面を
有する転位も含まないものである。この部分は、上記方
法で成長したSiC単結晶を、前記第2の仮想平面
1 ,Y2 において切断することにより容易に他の部分
と分離できる。
【0022】従って、本発明のSiC単結晶の製造方法
の好ましい態様においては、種結晶として、前記第1の
種結晶の露出面上に成長させたSiC単結晶インゴット
のある特定部分(図3の斜線部分)のSiC単結晶より
切出され、{0001}面より約60°〜約120°、
好ましくは約80°〜約100°、より好ましくは約9
0°の角度α2 ずれた面を露出した基板を種結晶として
用い、上述したような方法に従いSiC単結晶を製造す
る。
【0023】これにより得られるSiC単結晶は、種結
晶がc面内に滑り面を有する転位を含まないものである
ことから、インゴット全体が、前記第1の実施態様にお
いて得られる図3に示すインゴットの斜線部分とほぼ同
等の性能を有し、渦巻成長中心に対応する螺旋転位を含
まず、また種結晶から伝わる前述したc面内に滑り面を
有する転位も含まないものとなる。
【0024】前記第1の実施態様において得られるSi
C単結晶のうちの図3に示す斜線部分のものならびに上
記第2の実施態様において得られるSiC単結晶は、各
種転位の発生が極めて少ないないし全く存在しないもの
であるため、昇華法の種結晶として有効なだけでなく、
青色発光ダイオードや電子デバイスの基板として特に有
用で、その性能や生産歩留まりを著しく向上させること
になる。この本発明に係わる転位の発生の極めて少ない
SiC単結晶は、例えば、第52回応用物理学会199
1年秋季予稿集No.1 p309 11a−SY−1
8に示されるような評価方法により識別することが可能
である。評価はまず、単結晶インゴットを切断、研磨に
よって、{0001}面より数度、代表的には2〜10
°の角度θだけオフしたウェハに加工する。オフ角度を
つけるのは、{0001}面では観測できないc面内に
滑り面を有する転位も観測するためである。この時、ウ
ェハに加工歪が残らないように注意する。エッチングは
約530℃のKOH融液で約10分間行なう。エッチン
グ後、ノマルスキー微分干渉顕微鏡により発生したエッ
チピットを観測する。この評価において、観測される貝
殻状エッチピット(結晶c面内に滑り面を有する転位を
示す)の数は、前記角度θによって変動する。理論上で
は、角度θが90°であるとき、結晶c面内に滑り面を
有する転位の出現数は最大となる(なおこの場合、この
転位はSiCの化学的特性ゆえに貝殻状エッチピットと
して観測はできない。)。これゆえ、本明細書中で述べ
られる貝殻状エッチピットの数は、実測値ではなく補正
値である。補正値は実測値をsinθ(0°<θ<90
°)で割ることにより求められる。
【0025】本発明に関わる転位の発生の極めて少ない
SiC単結晶は、この評価方法において、観察される六
角形状エッチピットが通常全くゼロ、また貝殻状エッチ
ピットが比較的少量、さらに好ましくはゼロのものであ
る。なお、六角形状エッチピットは前記したように渦巻
成長中心に対応する螺旋転位を示し、また貝殻状エッチ
ピットは結晶c面内に滑り面を有する転位を示すもので
ある。{0001}面を露出した基板を種結晶として用
いて得られる公知のSiC単結晶においては、このよう
な六角形状エッチピットおよび貝殻状エッチピットが極
めて多く(代表的には六角形状エッチピットが104
105 のオーダー、貝殻状エッチピットが104 〜10
5 のオーダー)観測されるため、本願発明のものと容易
に識別され得る。
【0026】さらに、また本発明の第3の実施態様にお
いては、第2の実施態様において得られるSiC単結晶
より切出され、{0001}面より約60°〜約120
°の角度α3 ずれた面を露出した基板を種結晶として用
い、上述したような方法に従いSiC単結晶を製造す
る。これにより得られるSiC単結晶は、第2の実施態
様において得られるSiC単結晶と同様に良質のものと
なる。
【0027】
【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものでは
ない。
【0028】実施例1〜2 種結晶基板として{0001}面成長インゴットから取
出した6H形の{10
【外5】 12℃/cm、雰囲気圧力を20Torrとして成長を
行った。また、種結晶基
【外6】 面を使用し、まったく同じ温度、圧力で成長を行った。
成長速度は共に基板面に垂直方向に約1mm/hであ
り、{0001}面を使用したときより多少大きかっ
た。それにもかかわらず、これらの単結晶インゴットに
は元の基板面と平行な
【外7】 現れていた。さらにこれらの結晶は非常に透明度が良
く、良好な結晶品質を示していた。これらの結晶多形の
同定を行なった結果、種結晶基板として6H形を使用し
たものは全体が6H形、4H形を使用したものは全体が
4H形となっていた。アルカリ溶融エッチングによりこ
れらの結晶から取出した{0001}面ウェハの評価を
行なったところ、六角形状エッチピットは全く観測され
ず、良好な結晶品質を示していた。
【0029】実施例3〜4 種結晶基板として{0001}面成長インゴットから取
出した6H形の{11
【外8】 12℃/cm、雰囲気圧力を20Torrとして成長を
行った。また、種結晶基
【外9】 面を使用し、まったく同じ温度、圧力で成長を行った。
成長速度は共に基板面に垂直方向に約1mm/hであ
り、{0001}面を使用したときより多少大きか
【外10】 ット面、またそれ以外にも幾つかのファセット面が現れ
ていた。さらにこれらの結晶は非常に透明度が良く、良
好な結晶品質を示していた。これらの結晶多形の同定を
行なった結果、種結晶基板として6H形を使用したもの
は全体が6H形、4H形を使用したものは全体が4H形
となっていた。アルカリ溶融エッチングによりこれらの
結晶から取出した{0001}面ウェハの評価を行なっ
たところ、六角形状エッチピットは全く観測されず、良
好な結晶品質を示していた。
【0030】比較例1 比較のために種結晶として{0001}面成長インゴッ
トから取出した6H形の{0001}面を使用し、原料
温度を2400℃、基板温度を2340℃、温度勾配を
12℃/cm、雰囲気圧力を20Torrとして成長を
行った。成長速度は基板面に垂直方向に約0.8mm/
hであった。得られた単結晶インゴットには{000
1}ファセット面、さらにそれ以外にも幾つかのファセ
ット面が現れていた。また結晶多形の同定を行なった結
果、全体が6H形となっていた。アルカリ溶融エッチン
グによりこれらの結晶から取出した{0001}面ウェ
ハの評価を行なったところ、前述した社団法人電気学会
電子材料研究会1988年9月5日資料番号EFM−8
8−24p24に示されたものとほぼ同数、同種のエッ
チピットが観測された。
【0031】実施例5 種結晶基板として{0001}面成長インゴットから取
出した4H形、6H形
【外11】 面と垂直な面)を使用し、原料温度を2400℃、基板
温度を2340℃、温度勾配を12℃/cm、雰囲気圧
力を20Torrとして成長を行った。成長速度は基板
に垂直方向に約1mm/hであり、{0001}面を使
用したときより多
【外12】 ァセット面、またそれ以外にも幾つかのファセット面が
現れていた。この結晶多形の同定を行なった結果、種結
晶基板が6H形の部分には6H形、種結晶基板が4H形
の部分には4H形、種結晶基板が15R形の部分には1
5R形が成長しており、種結晶基板の多形構造を完全に
引き継いでいた。
【0032】実施例6〜8 種結晶基板として{0001}面成長インゴットから取
出した6H形の{10
【外13】 12℃/cm、雰囲気圧力を10Torrとして成長を
行った。成長速度は基板面に垂直方向に約1mm/hで
あった。結晶多形の同定を行なった結果、全体が6H形
となっていた。得られた成長インゴットから{000
1}面から5°オフしたウェハを取出し、アルカリ溶融
エッチングにより結晶性の評価を行なったところ、成長
インゴットにおいて種結晶のc軸方向幅を越えない部分
の結晶(図3のSiC単結晶8の斜線外部分)には六角
形状エッチピットが全くなく貝殻状エッチピットのみが
観測された。一方、種結晶のc軸方向幅を越えた部分の
結晶(図3のSiC単結晶8の斜線部分)には六角形状
エッチピットおよび貝殻状エッチピットを含めてエッチ
ピットは全く観測されなかった。このことは後者の部分
には、転位が存在しないことを示すものである。種結晶
基板として{0001}面成長インゴットから取出した
6H形の{11
【外14】 垂直な面)を使用して上記と同様な方法によりSiC単
結晶を成長させ、同様の評価を行なったところ、同様の
結果が得られた。
【0033】実施例9 種結晶基板として{0001}面成長インゴットから取
出した、{0001}
【外15】 2400℃、基板温度を2340℃、温度勾配を12℃
/cm、雰囲気圧力を20Torrとして成長を行っ
た。成長速度は基板面に垂直方向に約1mm/hであっ
た。結晶多形の同定を行なった結果、全体が6H形とな
っていた。得られた成長インゴットから{0001}面
から5°オフしたウェハを取出し、アルカリ溶融エッチ
ングにより結晶性の評価を行なったところ、成長インゴ
ットにおいて種結晶のc軸方向幅を越えない部分の結晶
(種結晶のc軸方向幅の端部を通り、種結晶の露出面に
対し80°で交差し、かつ種結晶のc軸に直交する2つ
の平行な面の間に位置する部分)には六角形状エッチピ
ットが全くなく貝殻状エッチピットのみがごく微量観測
された。一方、種結晶のc軸方向幅を越えた部分の結晶
(種結晶のc軸方向幅の端部を通り、種結晶の露出面に
対し80°で交差し、かつ種結晶のc軸に直交する2つ
の平行な面の外側に位置する部分)には六角形状エッチ
ピットおよび貝殻状エッチピットを含めてエッチピット
は全く観測されなかった。このことは後者の部分には、
転位が存在しないことを示すものである。
【0034】実施例10〜12 種結晶基板として、実施例8で得られた成長インゴット
における種結晶のc軸
【外16】 2340℃、基板温度を2280℃、温度勾配を12℃
/cm、雰囲気圧力を10Torrとして成長を行っ
た。成長速度は基板面に垂直方向に約1mm/hであっ
た。結晶多形の同定を行なった結果、全体が6H形とな
っていた。得られた成長インゴットから{0001}面
から5°オフしたウェハを取出し、アルカリ溶融エッチ
ングにより結晶性の評価を行なったところ、成長インゴ
ットにおいて種結晶のc軸方向幅を越えない部分の結晶
にはエッチピットは全く観測されなかった。また、種結
晶のc軸方向幅を越えた部分の結晶にもエッチピットは
全く観測されなかった。このことは得られた成長インゴ
ット全体に、転位が存在しないことを示すものである。
種結晶基板として実施例8で得られた成長インゴットに
おける種結晶のc軸方
【外17】 な方法によりSiC単結晶を成長させ、同様の評価を行
なったところ、同様の結果が得られた。
【0035】
【発明の効果】本発明を用いることにより、所望の多形
構造の良質のSiC単結晶インゴットを大きい成長速度
で作製することができ、SiC単結晶を用いた青色発光
ダイオードあるいは紫色発光ダイオード、耐環境用デバ
イスなどの各種応用面に有用な種結晶と同じ多形構造を
有する高品質単結晶ウェハの供給を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明のSiC単結晶成長に用いられる単
結晶成長装置の一例の構造を模式的に示す断面図、
【図2】は、六方晶SiC単結晶の面指数を示した図、
【図3】は、
【外18】 晶インゴットを模式的に示す斜視図であり、この図にお
いて特に、種結晶のc軸
【外19】 露出面に垂直な2つの仮想平面より外方に位置する領域
部分が斜線で囲まれる部分として示されている。
【符号の説明】
1…坩堝本体、2…SiC原料粉末、3…坩堝蓋、4…
種結晶取り付け部、5…種結晶、6…断熱フェルト、7
…光路、8…SiC単結晶、X…第1の仮想平面、
1 ,Y2 …第2の仮想平面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 雄一郎 神奈川県 川崎市 中原区 井田1618番 地 新日本製鐵株式会社 先端技術研究 所内 (56)参考文献 社団法人電気学会電子材料研究会、E FM−88、(19−30)、古賀和幸ら、 P.23−29、1988 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C30B 28/00 - 35/00 C30B 23/00 - 23/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒鉛製の坩堝内においてSiC原料粉末
    を不活性気体雰囲気中で加熱昇華させ、原料よりやや低
    温になっている種結晶のSiC単結晶基板上にSiC単
    結晶を成長させる昇華法において、種結晶として{00
    01}面より約60°〜約120°の角度α1 だけずれ
    た結晶面を露出させたSiC単結晶からなる種結晶を使
    用することを特徴とするSiC単結晶の成長方法。
  2. 【請求項2】 前記角度α1 が約80°〜約100°で
    ある請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 種結晶の露出面が{0001}面に垂直
    なものである請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 【外1】
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の方法に
    より得られるSiC単結晶。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の方法に
    より得られるSiC単結晶を、前記種結晶のc軸方向幅
    の端部を通り、種結晶の露出面に対し角度α1 で交差
    し、かつ種結晶のc軸に直交する面に沿って切断して、
    SiC単結晶における種結晶のc軸方向の幅を越えた部
    分を得ることを特徴とするSiC単結晶の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法により得られるS
    iC単結晶。
  8. 【請求項8】 黒鉛製の坩堝内においてSiC原料粉末
    を不活性気体雰囲気中で加熱昇華させ、原料よりやや低
    温になっている種結晶のSiC単結晶基板上にSiC単
    結晶を成長させる昇華法において、種結晶として請求項
    7に記載のSiC単結晶から切出された{0001}面
    より約60°〜約120°の角度α1だけずれた結晶面
    を露出させた基板を使用することを特徴とするSiC単
    結晶の成長方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の方法により得られるS
    iC単結晶。
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