JP3684866B2 - 導通,遮断制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車輌における複数の電力負荷を制御する制御装置、特に負荷短絡等により異常な過電流が流れうるような集積回路の安全,安価,且つ木目細かな保護機能を有する導通,遮断制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として一般的なのは負荷に供給される電流を検出してこれが過度に大きくなったのを自動的に遮断する方式である。これをMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)に応用したものとして、特開昭61− 261920号,特開昭62−11916号,特開昭62−143450号,特開昭63−87128号等多くの公知技術が開示されている。しかし、これらの電流検出手法は時として不具合を生ずる。例えば自動車のヘッドランプ等の負荷においてはオフ状態から点灯開始に移行する際の瞬時的な大電流を遮断すると円滑な点灯動作を損なう。即ち点灯するまで著しい時間を要し、必要なタイミングでの点灯を阻害する、従って、この定常の使用状態での急激な電流は必要不可欠である。このため、電流ではなく温度をモニタすることで負荷の短絡や定常負荷の瞬時電流を許容し、更に異常な短絡事故時には自動的に遮断するような動作が特願平8−303018 号開示の技術により具現される。ところが筆者らは本技術によっても回避できない更なる問題に直面した。それは多数の負荷が1チップの集積回路で制御されている場合である。過電流異常検出方式を用いる場合、過電流異常の都度、遮断状態に移行させ、自動復帰しないようにしてしまうとノイズによる誤動作に対して弱くなる。即ちごく瞬間的,突発的に発生する大電流で一旦遮断状態に移行して復帰しないとユーザーにとって使い勝手が低下する。過電流状態から遮断状態に移行後、異常検出電流を下回った瞬間に導通復帰するようにすると、ある程度電流を制限できるが、継続して負荷短絡が発生している場合に半導通状態が続き、温度上昇や素子劣化を招く。また、過温度を検出する方式では同一チップ上のどの素子が発熱して異常温度になっているのかが特定できない。また、一般的に温度検出を実現する回路のバラツキは無視できず、精度を上げようとすれば非常に高価な装置とならざるを得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように温度あるいは電流によって単一の保護機能しか有しない電力素子では複数の負荷への電流の導通,遮断を制御する素子の異常に感知して自動遮断したり、適宜復帰する制御が不可能である。また電流もしくは温度の異常を各負荷毎に検出して遮断する方法では回路構成が複雑で高価なものとなってしまう。本発明は、電力素子を導通状態での電流保護と、これよりも若干反応は遅いが確実に異常を検知できる過温度保護機能とを両立させつつ、異常な状態にある電力素子を特定でき、簡単な回路構成で安価に実現できる改善された導通,遮断制御装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する手段は、電力素子の電流異常を検出する手段、上記電力素子付近の温度異常を監視する手段、ほぼ一定の周期、或いは、記憶素子等に予め記憶された時間間隔により設定されるタイミングに応じて、前記電流異常と温度異常との情報を元に前記電力素子の導通,遮断を制御する手段等である。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明における発明の一実施例を図1のブロック図を用いて説明する。図1において1は負荷10a〜10dを制御するための制御信号21a〜21dを出力するマイクロプロセッサ、2は負荷に電力を供給する電源、3a〜3dは負荷への電流の導通,遮断を制御する(スイッチ)電力素子9a〜9dに流れる電流の異常状態を検出する過電流検出回路、4a〜4dはスイッチ電力素子9の発熱異常を検出する温度異常検出器27から出力される過温度検出信号12と上記過電流検出回路3から出力される過電流検出信号15a〜15dとの論理積演算を行うゲート素子であり、ラッチセット信号17a〜17dを出力する。5a〜5dは状態を保持するためのラッチ回路、6a〜6dはラッチ回路5から出力されるラッチ信号18a〜18dと過電流検出回路3から出力される過電流リミット信号16a〜16dの論理和演算を行うゲート素子、7a〜7dはゲート素子6から出力される遮断信号19a〜19dによって(スイッチ)電力素子9のゲート電圧23a〜23dを制御する遮断回路、8a〜8dは(スイッチ)電力素子9に流れる電流量に対しほぼサイズ比に等しい量のミラー電流39a〜39dを流すための半導体素子、11a〜11dは入力回路、22a〜22dは入力信号である。また100は論理回路であり、電源電圧に応じてリセット発生器90で生成されるリセット信号91と、パルス発生器26で生成される再復帰パルス14に応じて、ラッチ回路5を初期状態にクリアするラッチクリア信号14a〜14dを生成する。また、パルス発生器26には、外部(例えばマイクロプロセッサ)から再復帰パルス14の周期を設定するための設定信号200が入力される。
【0006】
また、25は通信用変調器であり、ラッチセット信号19が入力され、マイクロプロセッサ1に対してシリアル通信信号29を出力する。また、この通信用変調器はマイクロプロセッサから供給される基準クロック信号81によって動作するような構成となっている。
【0007】
また、20はスイッチ電力素子9に電流が流れた際に発生する温度上昇を検出する温度検出器であり、温度検出電圧69を出力する。
【0008】
また13は、上記回路が1チップ上に集積された集積回路であり、71a〜71dは負荷10が接続されている端子の出力端子電圧である。
【0009】
図中9a,9b,9c,9dの(スイッチ)電力素子はバイポーラトランジスタ,サイリスタ等でも構成されうるが、ここでは代表的例としてMOS−FETを用いて説明する。半導体素子8a〜8dに、(スイッチ)電力素子9に流れる電流に対するサイズ比(例えば1/100)で電流39a〜39d(ミラー電流)を流すことで極僅かの電流で負荷電流の監視ができる。負荷に直列に抵抗を挿入し、その両端の電位差を監視することで代用できるが、この場合抵抗で消費される無駄な電力が大きいため、本例のように極僅かな電流を分流させて抵抗の電圧降下を監視する方法が電力的に有利である。
【0010】
図1では同様な4回路をサフィックスa,b,c,dとして示したが、回路の数は4に限らず、任意整数(N)個に拡張可能である。
【0011】
上記実施例は以下の各詳細構成図に記す各ブロックから構成され、本件所望の改善された動作を概ね以下に纏める処理により実現する。即ち、サフィックスaの回路で代表的に示すと負荷10aを導通させる場合、まずマイクロプロセッサ1が制御信号21aを出力する。更に21aは要素13の内部で信号22aとして認識される。通常の場合、(スイッチ)電流素子9aが導通状態に移行すると負荷10aは予定された電流範囲内の電流を要素9aに流す。ところが何らかの異常(例えば負荷10aの短絡)により過大な電流が流れた場合には、要素3a(及び出力信号16a)である程度の電流制限がなされるにしろ、依然として既定値より過大な値が流れたとして異常検出結果信号15aをハイ電位とする。検出した異常信号15aと、温度検出器20及び温度異常検出器27により検出した過温度検出信号12との(要素4aによる)積により、ラッチ回路5aをセットする。異常状態でセットされたQ出力は要素19aを介し、遮断回路7aを遮断状態に移行させ電力素子9aを(同時に8aも)遮断する。この状態を継続すると再復帰ができないが、パルス発生器26は適当なインターバルをおいて再復帰トリガとなる信号14を発生し、ラッチ回路5aをクリアしようとする。
【0012】
ラッチ回路5aのセット信号が低電位にある場合、異常状態は解除されており、クリア信号をもってQ出力はロウに反転する。ここで入力信号22aがハイ電位にあれば再び(スイッチ)電力素子9aは導通状態に移行せられる。このようにしてノイズ等による誤動作をなくし、しかも確実な保護を施すことができる。次にこの実施例の各部の詳細動作を、以下の詳細構成図、及びタイミングチャート図2〜図11を用いて説明する。
【0013】
図2は入力回路11a〜11dの一例を示す構成図である。
【0014】
図2において、31aは基準電圧、32aは比較器である。このような構成により、マイクロプロセッサからの制御信号21aが入力され、基準電圧31a以上になると入力信号22aにハイを出力する。比較器32aは信号21a上のノイズに対して強化し、出力に確実な論理信号を出力するためのものであり、トランジスタによるバッファ回路で構成することも勿論可能である。入力信号22aは、遮断回路7aを経由してスイッチ電力素子9aのゲート端子へと入力される。
【0015】
次に図3を用いて遮断回路7a〜7dについて説明する。遮断回路7aは図3のように、遮断信号19aによってスイッチが切り替えられるような構成となっている。通常状態(19a:ロウ)ではスイッチは60a端子に接続されているので、入力信号22aに従ってゲート電圧23aは変化する。即ち(後述する図8に示すように)入力電圧22aがハイとなると、ゲート電圧23aもハイとなり、(スイッチ)電力素子9aがON状態となって、電源2から負荷10aに電流が流れる。
【0016】
更に図4により、過電流検出回路3a〜3dについて簡単に説明する。図中33a,35aは比較器、34a,36aは一定電圧信号41a,42aを出力する定電圧源、37a,38aはインバータ(反転器)、43aは抵抗(素子)、39aは電流信号である。電流39aは半導体素子(例えばMOS−FET)8aに流れる電流を示す。今、定常負荷電流を100ミリアンペア、素子9aと素子8aのサイズ比が100対1、前記のように分流して得た電流39aが定常時に1ミリアンペア、抵抗43aの抵抗値が0.2 キロΩである場合を想定する。定常の負荷電流において39aは1ミリアンペアであるから43aの電圧降下は0.2 ボルトである。ここで負荷に流れる最大制限電流を10倍、つまり1アンペアで制限したい場合、抵抗43aの電圧降下2ボルトを検出することが必要となる。電源電圧を12ボルトと過程すると、電圧41aを10ボルトとすることで信号16aに最大制限電流以上でハイになる信号を得られる。なぜなら電圧40aは定常電流の10倍時に約10ボルトそれ以上では10ボルト以下の電位となるからである。つまり40aは抵抗43aによって生じた降下電圧であり、電源電圧−(抵抗43a×電流39a)なる値となる。
【0017】
同様にして電圧42aを11ボルトと設定する。すると定常の5倍程度の電流が流れると電圧信号40aは11ボルト近傍になり、それ以上の電流が流れると11ボルトを更に下回るようになり、結果的に信号15aにハイ電位を生ずる。本例のポイント45,46間に適当な抵抗を挿入すれば電圧源34a,36aの電位を何れか一方に統一し、共通化することも可能である。
【0018】
さて次にこの状態で図1及び図8のタイミングチャートに示すように、負荷10aの両端が短絡し、ショート状態になった場合は、以下のような動作となる。
【0019】
負荷が短絡され、またスイッチ電力素子9aはONしているので、電源からスイッチ電力素子9aに通常状態と比較して非常に大きな電流が流れる。
【0020】
この時、スイッチ電力素子9aと半導体素子8aは図1に示すような構成の回路のなっているので、ショートによってスイッチ電力素子9aに流れる電流とほぼ比例した量のミラー電流39aが半導体素子8aを流れる。
【0021】
上記のようなショート状態となると、瞬時に非常に大きな電流がスイッチ電力素子9aを介して流れるので、ミラー電流39aもこれに応じて図8のように多くなり、これに従って電圧降下量は大きくなって比較器33a,35aに入力される降下電圧40aも低下する。そしてそれぞれの比較器に設定したしきい値電圧41a,42aを超えると、図8に示すように過電流リミット信号16a、及び過電流検出信号15aが出力される。
【0022】
このうち、過電流検出回路3aから出力された過電流リミット信号16aはORゲート6aを介して遮断回路へと入力される。
【0023】
遮断回路7aは上記した通り図3のような構成となっている。ORゲートを介して過電流リミット信号が入力されると、遮断信号19aがハイとなるので、スイッチが61a端子側に切り替えられる。これによりこれまでハイであったゲート電圧23aはロウとなるので、スイッチ電力素子9aはOFFしてそれ以上電流量が増加することを防ぐことができる。これにより、スイッチ電力素子9aの過電流による破壊を防ぐことができる。
【0024】
次にラッチ回路5a〜5dについて図5を用いて説明する。ラッチ回路はセット入力とクリア入力端子とを設けており、ラッチセット信号17aによってラッチがセットされ、Q出力よりラッチ信号18aが出力される。またこれまラッチクリア信号14a〜14dによってゼロクリアされ、初期状態(Q出力:ロウ)にリセットされる。よって上記のような負荷の短絡状態となり、過電流検出回路3aによって電流異常が検出され、過電流検出信号15aが出力されると同時に後述する過温度検出信号12が出力されると、これら2つの信号のANDによってラッチセット信号17aが出力され、ラッチがセットされてQ出力にハイが出力される。また、このようにしてセットされたラッチ回路は、論理回路100によって生成されるラッチクリア信号14の入力によって自動的にクリアされ、初期状態(Q出力:ロウ)に自己復帰する。
【0025】
次に、図6に示す温度検出器20について詳細を説明する。
【0026】
上記のように負荷が短絡すると、スイッチ電力素子9aを介して非常に多くの電流が流れる。上記のように過電流リミット信号16aによって所定量以上に電流が流れないようになっているが、図8のような過電流リミット信号は所定量以上に電流が流れないようにゲート電圧23aをロウに切り替えるのみなので、ロウに切り替えた後電流量が減少すると、図8の39aに示すように、再び過電流が流れることとなる。よって入力信号22aがハイとなっている期間ずっと過電流が流れ続けることとなる。
【0027】
この時、スイッチ電力素子9aは半導体(例えばMOS−FET)で構成された素子であるため、ON時でも若干の抵抗(ON抵抗)をもっている。そのため、通常状態に対して上記のようなショートした場合のように非常に大きな電流が流れた場合、スイッチ電力素子自体がそのON抵抗によって発熱する。
【0028】
また本発明は図1のように、回路が1チップ回路13上に集積されて構成されているので、上記のようなショート状態におけるスイッチ電力素子9aの発熱は、チップを伝わって温度検出器20へと伝わることになる。
【0029】
温度検出器20、及び温度異常検出器27は以下のような動作となる。
【0030】
図6は温度検出器20及び温度異常検出器27の一回路例を示す構成図である。
【0031】
図6において、64は定電流回路、65はダイオード、66はすべてのダイオードの順方向電圧(拡散電圧)である。また67は比較器、68は基準電源であり、70は比較器の比較基準となる温度しきい値電圧、69はダイオード拡散電圧66の温度変動によって発生する温度検出電圧である。
【0032】
負荷が短絡して過電流が流れ、スイッチ電力素子9aが発熱すると、この熱が同一チップ上に構成されているダイオード65近傍へと伝わり、ダイオード65付近の温度が上昇する。ダイオードの拡散電圧66は温度が上昇すると降下するので、比較器57に入力される温度検出電圧69は温度上昇に従って((電源電圧)−(拡散電圧66))の式に従って上昇する。この電圧が温度しきい値電圧70を超えると、過温度検出信号12が出力される。
【0033】
上記のように、負荷が短絡して大電流がスイッチ電力素子9aを流れると、過電流検出回路3a及び温度検出器20及び温度異常検出器27によって生成された各検出信号によってラッチ回路5aがセットされてラッチセット信号が出力され、遮断回路7aによってスイッチ電力素子9a(及び半導体素子8a)のゲート電圧23aがロウとなる。
【0034】
次に、論理回路100及びリセット発生器90,パルス発生器26について詳細を説明する。
【0035】
図7はリセット回路90の詳細を示す回路例である。図7において、112は電源電圧、101は比較器105の比較基準となる基準電圧であり、102はこの基準電圧を発生する基準電源、103は比較器106の比較基準となる基準電圧であり、104はこの基準電圧を発生する基準電源である。109,110は比較器から出力される比較出力電圧、107は反転バッファであり、111は比較器出力電圧110の反転出力、108はANDゲートであり、各比較器からの出力109及び111をANDして、リセット出力91を出力する。
【0036】
図8はパルス発生器2の一回路例をあらわす構成図である。
【0037】
図8において、52はクロック発生回路、53はクロック発生回路で生成したクロック、51は計数カウンタ、200は外部から入力された設定信号である。比較器50によって計数カウンタ51の出力と設定信号200より設定された設定値を比較し、計数カウンタが所定の設定値と一致した時パルスが出力され、これが同期リセット回路54に入力され、計数カウンタを同期リセットすることにより、ある所定の周期T1毎にパルスが出力される再復帰パルス14が出力される。
【0038】
図9は上記リセット発生器90及びパルス発生器26の動作を説明するタイミングチャートである。
【0039】
電源が立ち上がると、電源電圧100が次第に上昇し、各基準電圧101,103を超えると、図中109,110(反転出力は111)のような信号が出力され、この2つの信号のAND出力としてリセット出力91が出力される。
【0040】
またこのリセット出力91によって計数カウンタ51がリセットされ、これより所定周期T1で図のような再復帰パルス14が出力される。
【0041】
また、設定信号200によって、比較器の比較基準値の設定ができるので、所定周期T1の幅を場合に応じて適当な周期に可変することができる。
【0042】
図10は論理回路100の一回路例を示す構成図である。
【0043】
パルス発生器26から出力された再復帰パルス14は、リセット発生器から出力されたリセット出力91がORゲートされて、ラッチクリア信号14が出力される。これにより、ラッチ回路5は電源が立ち上がると常にリセットされて初期状態に戻ることができる。
【0044】
図11は上記のようなラッチ回路のセット、及び再復帰信号14によるクリア動作を説明したタイミングチャートである。
【0045】
図中CHa,CHbと記してあるのは、図1のa〜dまでに示した各チャンネルのうちのいずれかを示している。
【0046】
通常状態では、CHaにハイが入力すると、これに従ってCHaのMOSゲート電圧はハイとなり、ロウが入力するとゲート電圧はロウとなる。
【0047】
ショートが発生した場合、上記のような動作によって過電流,過温度が検出され、ラッチ回路のQ出力からハイがセットされて、遮断回路7によってMOSのゲート電圧23がロウとなる。これによってスイッチ電力素子には電流が流れなくなり、その後十分な時間が経過するので、電流,温度とも定常状態に戻る。その後、所定周期T1毎に出力されている再復帰パルス14によってラッチがクリアされるので、この時点でショートした要因が取り除かれていれば、ラッチがクリアされた時点で再度CHaのMOSゲートはハイとなる。
【0048】
一方、CHbのように、再復帰パルス14が入力される近傍のタイミングでショートが発生した場合、ラッチ回路5のQ出力がハイにセットされてMOSのゲート電圧23がロウになってから、ラッチが再復帰パルス14によってクリアされるまでの時間が短くなる。この場合、電流もしくは温度が定常状態に戻るための時間が足りず、ラッチがクリアされてもなお異常状態が続いているので、再度ラッチがセットされ、ゲート電圧はロウとなる。その後所定周期T1経過後再度再復帰パルス14によってラッチがクリアされ、この時点で電流,温度が定常状態となっている場合、クリア後にMOSゲート電圧はCHbの入力に応じてハイとなる。
【0049】
よって負荷がショートして異常状態となりラッチ回路のQ出力にハイがセットされた場合でも、負荷ショートによる異常状態が解消された後少なくとも所定周期T1後に、ラッチ回路はクリアされ、初期状態に自動的に再復帰され、入力信号22によってゲート電圧23aを制御できる状態にすることができる。
【0050】
上記で説明した各ブロックによる全体の動作、及び効果を図12のタイミングチャートで説明する。
【0051】
まずマイクロプロセッサ1から制御信号が入力され、入力信号22aがハイとなるとスイッチ電力素子9aがONして負荷を電流が流れ、出力端子電圧71aがロウとなる。この場合は定常状態なので、ミラー電流39,温度検出電圧も定常状態となっている。
【0052】
この状態で、負荷10aがショート状態となると、図のように出力端子電圧はハイとなり、スイッチ電圧素子9aには大電流が流れ、同時にこの電流にほぼ比例した量のミラー電流39aが図12の39aのように増加する。これにより、過電流検出回路3a中の抵抗43aによって電圧降下が生じ、降下電圧40aは図のように変化する。そしてこれが図中の過電流検出しきい値41aを超えて降下すると、過電流検出信号15aが出力される。またさらに電流が増加して電圧降下が大きくなり、降下電圧40aが電流リミットしきい値42aを超えると、電流リミット信号16aが出力される。電流リミット信号16aはORゲート6aを介してそのまま遮断回路へと入力され、ゲート電圧23aをロウにすることによってスイッチ電力素子9a及び半導体素子8aをOFFする。これによって増加を続けていた電流は減少に転ずるが、ある所定の量まで減少して降下電圧40aが電流リミットしきい値42a以上になると電流リミット信号16aはロウとなってゲート電圧23aはハイとなり、スイッチ電力素子9a及び半導体素子8aがONして、電流は増加に転ずる。以降これを繰り返すことにより、スイッチ電力素子9aを流れる電流は所定量以上流れることがなくなり、過電流による素子の破損等を防ぐことができる。
【0053】
上記のように、スイッチ電力素子9aがONとOFFを繰り返しながら過電流が流れた状態が続くと、内部のON抵抗によって素子が発熱する。この熱が温度検出器20によって検出されると、温度検出電圧69は図のように変化する。これが温度検出しきい値70を超えると、過温度検出信号12が出力される。この過温度検出信号12と、上記出力されている過電流検出信号15aのANDによってラッチセット信号17aが出力され、ラッチ回路のQ出力は18aのようにハイにセットされる。このラッチ回路出力18aはORゲートを介して遮断回路7aに入力され、ゲート電圧23aをロウにしてスイッチ電力素子9aをOFFするので、過電流状態は解消され、電流,温度は定常状態に戻る。
【0054】
その後、所定周期T1毎に出力されている再復帰パルス14によってラッチ回路がクリアされると、初期状態に復帰するが、この図12の例の場合、ショート状態が継続しているので、上記のような動作が繰り返される。
【0055】
このように、本実施例のような構成によって、複数の負荷を1チップ上に構成された回路によって制御する場合でも、過電流検出と過温度検出を併用することにより、素子の異常状態を確実に検出して素子の破壊を防止することができる。また異常状態となって素子を遮断した場合でも、所定時間その状態を保持することができるので、異常状態と定常状態を繰り返した場合の素子のon/offの繰り返しによる素子破壊を防ぐことができ、また異常状態が解消された後再復帰パルスによって自動的に初期状態に戻るので、簡単な回路構成で素子の自動遮断,復帰を実現することができる。また、過電流検出回路において、過電流検出しきい値と電流リミットしきい値の2種類のしきい値を設けているので、過電流検出を行った後過温度検出をしてラッチ回路にハイがセットされ素子が遮断するまでの間に流れる電流量を制限し、素子の破壊を防ぐことができる。また、過電流と過温度が同時に発生したときのみ、ラッチ回路をセットしスイッチ電力素子をOFFするので、ノイズ等による瞬時的な過電流による誤動作を防止できる。
【0056】
本発明における発明の第2実施例を図13のブロック図を用いて説明をする。図13において、204は論理回路であり、電源電圧に応じてリセット発生器90で生成されるリセット信号91と、パルス発生器26で生成され再復帰パルス14、及びラッチ回路5からのQ出力18a〜18dに応じて、カウント回路203a〜203dのカウントイネーブルパルスとなるカウント信号14a〜14dを生成する。
【0057】
またカウント回路203a〜203dには、リセット発生器90からのリセット信号91が入力される。
【0058】
また、205a〜205dはカウント回路のクリア出力であり、ラッチ回路を初期状態にクリアする。
【0059】
また、201はメモリ手段で、外部より入力された設定信号200の値を記憶し、その設定値を示す設定信号202a〜202dをカウント回路203a〜203dに出力する。
【0060】
これ以外は、第1の実施例と同様である。
【0061】
次にこの実施例における動作を、図14,図15を用いて説明する。
【0062】
図14は本実施例における論理回路204の詳細を説明する構成図である。パルス発生器26から出力された再復帰パルス14はラッチ回路からのQ出力18a〜18dとANDゲートされ、カウント信号14a〜14dが出力される。これにより、ラッチ回路5a〜5dがセットされてQ出力18a〜18dがハイとなった場合にのみ、カウント信号が出力される。
【0063】
図15はカウント回路203aの詳細を説明する構成図である。
【0064】
図15において、202aは外部より設定された設定信号、206aはカウント信号14aをカウントイネーブルにしてカウントアップするアップカウンタ、207は比較回路であり、アップカウンタ206aからのカウント値208aと設定信号202aを比較し、一致した場合に一致信号209aを出力する。一致信号209aにはリセット発生器90より出力されたリセット信号91がORゲートされ、クリア信号205が出力される。このクリア信号205によって、電源が立ち上がった場合、リセット信号によりラッチ回路5aは初期状態にリセットされ、またカウント値208aと設定信号202aが一致した場合にも、ラッチ回路5aは初期状態にクリアされる。また、一致した場合、アップカウンタ206aにもクリア信号205aが入力され、カウント値はゼロにリセットされる。
【0065】
この実施例による効果は以下の通りである。
【0066】
負荷10aによるショートによって過電流がスイッチ電力素子9aに流れると、上記のような過電流,過温度検出によってラッチ回路のQ出力がハイにセットされ、回路が遮断される。このラッチ回路5aのQ出力は同時に論理回路204にも入力され、ANDゲートが開いてカウント信号14aが出力される。このカウント信号の周期は、パルス発生器26で生成される再復帰パルスと同一の周期なので、所定周期T1となる。この周期T1のカウント信号がカウント回路203aに入力されると、アップカウンタ206aでこのカウント信号の回数をカウントし、設定信号202aにより設定された設定値になるとクリア出力205aが出力されて、ラッチ回路5aはクリアされる。よって、異常状態となってラッチ回路にハイがセットされた後、(所定周期T1×カウント値)後にラッチがクリアされるので、外部から入力される設定信号202による設定値に応じて、異常状態になってラッチがセットされてから再復帰するまでの復帰時間を自由に設定することができる。
【0067】
また、論理回路204内のANDゲートによって、ラッチ回路5にハイがセットされた場合にのみカウント信号14は出力されるので、異常状態となった場合にのみアップカウンタ206aはカウントアップする。これによって、ラッチ回路5a〜5d毎に個別にラッチのセットから復帰までの時間を設定できるので、負荷の種類に応じた復帰時間制御を行うことができる。
【0068】
また、図15におけるアップカウンタ206aについては、例えばラッチ回路の出力18aをアップカウンタ206aのリセット信号として入力するような構成とすることによっても、所望の動作を実現できる。このような構成により、ラッチ回路のQ出力にハイがセットされた場合にカウントアップし、ロウにクリアされた場合には初期状態にリセットされるので、上記と同様に、スイッチ電力素子9a〜9d毎に個別にラッチのセットから復帰までの時間を設定し、負荷の種類に応じた復帰時間制御を行うことができる。
【0069】
次に図16により本発明の他の実施例について説明する。
【0070】
図16において159はマイクロプロセッサ、151は中央処理ユニット、152は出力レジスタ、154は入力レジスタ、150は通信用復調器、157は通信用変調器、158a〜158dは入力ピン指令、161はタイマ、156はタイマ割り込み信号、159は通信割り込み信号、162は過熱状態表示ランプ、81は通信クロックであり、他前実施例と共通の要素には同一番号を付加した。前記の実施例では過温度異常,過電流異常の検出信号を基にした自動遮断動作の一部をマイクロプロセッサの外部で処理するよう構成したが、本実施例ではこれら保護動作の殆ど全ての制御をマイクロプロセッサ内で完結させようとするものである。即ち温度異常検出信号12とNビットの過電流検出信号15a〜15dを通信用変調器157で変調し、これを受ける通信用復調器150で復調する。更にこれらの復調結果と、入力ピン指令158a〜158dとから出力レジスタ152を設定することにより出力ポートに信号が出力される。これらの処理は中央処理ユニット151で行われるが、処理開始のトリガ信号としてタイマ161及び通信用復調器150からの割り込み信号156,159が用意されている。また入力ピン指令の模様を監視するルーチンをメインプログラム中に埋め込めば良い。これらの処理の例を下記図17〜図19に示す。尚一般にNビットの系に拡張可能であるがここでは簡単のため、4ビットでの例を説明する。そして出力レジスタの各ビットをA,B,C,D、温度異常を示すビットをI0、過電流異常を示すビットをIA,IB,IC,IDで示した。またマイクロプロセッサには図示しないリセット信号発生回路からの初期リセット信号が入力され、これにより、出力レジスタや後記するka,kb,kc,kd等の値か零化されるものとする。ka,kb,kc,kdについて詳しくは後述するが、負荷が継続して短絡状態にある場合等に導通試行を永遠に継続することは電力素子の劣化につながるため、これを適当な回数(M)で打ち切るために用意したカウンタであり、マイクロプロセッサ内(外付けも可能)のメモリ素子を用いることで実現できる、という説明にとどめる(本実施例では試行回数カウンタ値と銘々しておく)。また通信用変復調器150,157間はシリアル(時間軸上に直列に並べた信号列)通信で行われるものとし、このためのクロックはマイクロプロセッサ159側から要素13へライン81によって供給され、これに同期してI0,IA,IB,IC,ID等の信号列が通信信号ライン29を介してマイクロプロセッサ側に返されるものとする。またタイマ161に設定されるカウント値は、前記した時間T1を計数し、周期T1の割り込みパルス159を出力するよう設定される。つまり導通試行を繰り返すインターバルT1を本タイマにて設定する。又、本例ではクロック81の周期はタイマ割り込み信号159のそれよりも充分短い、即ち充分速い速度で通信がなされることを想定している。また同時に通信速度は過温度,過電流異常信号を充分速い速度でマイクロプロセッサ159に伝達されるものとする。もし、この速度が十分速くないと、電力素子が過熱状態で継続的に導通,破壊に陥ることとなる。本実施例の構成で十分な通信速度を得られない場合には、各ビットの情報を多ピン並列伝送で通信する等の手段を講ずる。尚図中の過電流検出回路3a〜3dの動作は図1の実施例と同様であり、信号16a〜16dで過電流時に自動的に遮断することにより電流を制限するためのものである。
【0071】
さて処理フロー図17により、通信割り込み処理の概要を説明する。マイクロプロセッサ159内の中央処理ユニット151は一連のシリアルデータを受けると1単位受け取るごとに割り込み処理要素を受け取る。1単位の情報の中には温度異常を示すビットI0が含まれているのでまずこれをチェックする。このビットが立っていない場合には過熱状態表示を解除すべく、図16の信号163を非活性化させランプ162を消灯させる。逆に立っている場合には過温度状態にあると考えられるので更にIA〜IDをチェックする。前述のように過温度情報はチップのある部分の温度を監視するがどの電力素子が過熱状態にあるかまで特定できないため、過電流状態を併せてチェックするわけである。これらIA〜IDに対し、1が立っているビットに対応したA〜Dのビットを0に落とす、つまり、遮断信号に置換する。1が立っていないビットに対しては前の状態を保持するよう無処理とする。最後に過熱状態を示すランプを点灯させる。以上のように過温度,過電流双方の異常信号により遮断を促す処理は通信が一連の通信がなされる都度頻繁になされる。
【0072】
逆に導通を促す動作は入力ピン指令158a〜158dの変化(特にロウ〜ハイへの変化:遮断指令〜点灯指令への変化)時及びインターバルT1毎のタイミングで開始される。これらの頻度は通常前記通信割り込みより極めて小さいのが一般的である。以下これらの処理を図18,図19の処理フロー図で説明する。まず図18に入力ピン指令158a〜158dの変化を検出する処理例を示す。通常ピン状態をメモリ上に記憶しておき、これが変化したかどうかをメインルーチンやかなり発生頻度の高いルーチンで監視する。この時もし158aがロウ〜ハイへ変化した場合には試行回数カウンタ値kaをチェックする。kaは158がロウである状態や初期状態に零にリセットする。従ってピン指令が導通開始を促すタイミングでka=1にインクリメントされる。Mは導通試行回数を規定するよう通常5〜10のそれ程大きくない整数に設定される。通常I0はロウであるため、本ルーチンにより入力ピン指令がハイに変化した時点で変化したピンに対応したA〜Dの内の何れかのビットが1にセットされる。その後前記した通信割り込み処理ルーチンで過温度,過電流が検出された時のみ自動遮断動作に移行せられる。
【0073】
さて、次に図19により、タイマ割り込み処理ルーチンの処理を説明する。このルーチンも基本的に図18のルーチンと同様の処理を行う。ただし、本ルーチンのトリガはタイマ割り込み信号であり、インターバルはT1である。ここではピン指令158と試行回数カウンタ値(ka,kb,kc,kd)をチェックし導通指令に対応したビット(A〜D)に1を立てる。この際試行回数が前記Mを超える場合には0を入れる。試行回数(ka,kb,kc,kd)はピン指令信号が0(ロウ)である時にゼロにリセットすることで次の導通指令に対する試行回数の計数に備える。
【0074】
以上を総合した図16の実施例の動作を図20の要部波形図に従い以下説明する。尚、図20中170〜176は時点を示し、本例においては図16の負荷10cの両端に短絡異常が発生したものと想定する。また、入力ピン指令を図16の158a〜158dに示すものとし、タイマ割り込みの周期をT1、波形156のパルス立ち上がりにてタイマ割り込み発生するものとする。更にピン指令信号の変化は図18の処理ルーチンにより十分短い周期で監視されているものとする。まず、入力ピン指令158a,158b,158dについては負荷端子に異常なく通常の導通,遮断指令が入力信号22a,22b,22dとして伝達される。一方、158cについては時点170においてロウ〜ハイに変化したことが図18で示した処理ルーチンで検出され、22cに導通信号として表出する。22cがハイに変化した時、試行回数カント値kcは1にインクリメントされている。この時負荷10cは短絡異常状態にあるため過電流検出回路3c(図16)により15cにハイ(高電位)信号として現れる。ここでこの前後の通信信号29について示すと時点170以前には過温度,過電流双方とも異常は検出されていない。この模様通信信号の下部に拡大して描いた。即ち、クロック81に同期してヘッダ部分から続く一連のI0,IA,IB,IC,IDはすべてゼロである。ところが時点170を過ぎた時点で過電流検出信号15cが1に次いで過温度検出信号12が1に変化する。無論この時前記した電流制限動作が働くため信号16cはハイ電位とロウ電位との間で反転動作を繰り返している。そしてついに時点176にて通信信号29中にI0と、ICビットに1が立って現れる。これを受信したマイクロプロセッサは図17に示した通信割り込み処理ルーチンの動作によって出力ビットCのゼロ化処理を行う。こうして信号22c電位はハイ〜ロウに変化させられる。次に22cがロウ〜ハイに反転せしめられるのはタイマ割り込み信号156が発生する時点171である。この時点では図19のタイマ割り込み処理ルーチンが働き、kc=2とされると共に2度目の導通試行動作となって22cをハイ化する。すると先に示した過電流,過温度異常が発生し、再び自動遮断に移行する。こうした一連の動作はkc=Mに達するまで繰り返され、この後はピン指令158cがハイ電位にあっても最早繰り返されることはない、以上の動作において過熱状態表示ランプ162は過温度検出異常時に点灯させるよう表示を行うがこれをブザー等の音源に置換することも勿論可能である。
【0075】
本実施例において自動的に導通を試行する回数を(ka等に)設定して制限したが個別のタイマ等を用いて時間制限により実現することも可能である。また実施例においては温度検出器を1個のみとして説明したが電力素子の数量が多くチップ内の数箇所にブロック化して分散配置されている場合にはブロック毎、近接した位置に複数個配置することも可能である。
【0076】
以上のようにマイクロプロセッサを積極的に用いて本発明を実施することができる。
【0077】
また、それぞれの実施例におけるそれぞれの構成要素は、おのおのハードウェアで実現しても良いし、後に例示したマイクロコンピュータのような高機能演算装置で構成しソフトウェアで実現してもよい。
【0078】
さて、以上の説明において要素65aは温度検出用の素子として一般的なダイオードを多段直列接続により実現した。(スイッチ)電力素子9a〜9dに相当する部分は比較的大電流を流さねばならないためチップ上のかなりの面積を占めることとなる。今これをチップ上の4割程度と仮定した場合、図21に示す模様となる。図中180は集積回路チップ、181a〜181dは(スイッチ)電力素子チップ、182は(多段)ダイオード、183はチップ上に配置された定電流回路である。多段ダイオード182は電力素子ブロックの発熱を検出するため配置されるが公知技術にはこの配置に関しては言及されていない。ここで多段ダイオードが各電力素子の熱的挙動を良く監視できる例を以下に開示する。
【0079】
図22はこの観点から発案した本発明の一つの実施例である。多段ダイオードの各段を182a〜182dに分解し、各(スイッチ)電力素子チップに近接した位置に配置する。これらはチップ上の(アルミニウム等からなる)配線によって直列に接続され定電流源183によって電流駆動される。多段ダイオード端子電位を前記した温度異常検出器27で監視することで(スイッチ)電力素子チップを均等に監視することが可能となる。(スイッチ)電力素子チップは集積チップ上の一辺に偏って配置されるとは限らず、図23,図24に示すように2個所或いはそれ以上の個所のブロックに分割配置されることが考えられるが多段ダイオードをブロック数に均等個近接させることで各ブロックの温度監視を均等に施すことが可能になる。尚図23の182ab,182cdはそれぞれダイオードである。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、過電流保護により自動遮断機能を有する過電流保護付き電力素子に、これよりも若干反応は遅いが確実に異常を検知できる過温度保護機能を両立させつつ、異常な状態にある電力素子を特定して保護でき、簡単な回路構成で安価に実現できる改善された導通,遮断制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1の実施例の構成要素のブロック図。
【図3】図1の実施例の構成要素のブロック図。
【図4】図1の実施例の構成要素のブロック図。
【図5】図1の実施例の構成要素のブロック図。
【図6】図1の実施例の構成要素のブロック図。
【図7】図1の実施例の構成要素のブロック図。
【図8】図1の実施例の構成要素のブロック図。
【図9】図7,図8のブロックの動作を説明する要部波形図。
【図10】図1の実施例の構成要素のブロック図。
【図11】図1の実施例の要部波形図。
【図12】図1の実施例の要部波形図。
【図13】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図14】図13の実施例の構成要素のブロック図。
【図15】図13の実施例の構成要素のブロック図。
【図16】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図17】図16の実施例のマイクロプロセッサの処理フロー図。
【図18】図16の実施例のマイクロプロセッサの処理フロー図。
【図19】図16の実施例のマイクロプロセッサの処理フロー図。
【図20】図16の実施例の動作を説明する要部波形図。
【図21】本発明の要素を説明するチップ図。
【図22】本発明の他の実施例を説明するチップ図。
【図23】本発明の他の実施例を説明するチップ図。
【図24】本発明の他の実施例を説明するチップ図。
【符号の説明】
1,159…マイクロプロセッサ、2…電源、3a〜3d…過電流検出回路、4a〜4d…論理積演算ゲート素子、5a〜5d…ラッチ回路、6a〜6d…論理和演算ゲート素子、7a〜7d…遮断回路、8a〜8d…半導体素子、9a〜9d…(スイッチ)電力素子、10a〜10d…負荷、11a〜11d…入力回路、13…集積回路、14a〜14d…クリア信号、17a〜17d…セット信号、20…温度検出器、22a〜22d…入力信号、25,157…通信用変調器、26…パルス発生器、27…温度異常検出器、29…通信信号(ライン)、32a,33a,35a,67…比較器、64,183…定電流回路、65,182…(多段)ダイオード、81…クロック信号、89…容量、90…リセット発生器、150…通信用復調器、151…中央処理ユニット、152…出力レジスタ、154…入力レジスタ、158a〜158d…ピン指令信号、161…タイマ、162…過熱表示ランプ、180…集積回路チップ、181a〜181d…(スイッチ)電力素子チップ、182a〜182d…ダイオード。

Claims (11)

  1. 車輌に搭載された負荷への電力供給を導通,遮断する電力素子と、
    前記電力素子に流れる電流を検出する電流検出回路と、
    前記検出電流量を電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、
    前記電力素子の発熱量に応じて電圧信号もしくは電流信号を可変する温度検出回路と、
    前記電流検出回路及び前記温度検出回路からの出力に応じて、所定の状態を維持するラッチ回路と、
    前記ラッチ回路が前記所定の状態にセットされるまでの間、前記電流検出回路の出力に応じて前記電力素子を電流制限する回路と、
    前記ラッチ回路を初期状態に復帰するための復帰パルスを生成する復帰パルス生成回路と、
    前記ラッチ回路の出力に応じて前記電力素子の導通,遮断制御を行う遮断回路と、を具備することを特徴とした導通,遮断制御装置。
  2. 車輌に搭載された負荷を駆動する電力素子と、
    前記電力素子を制御する信号を出力する回路と、
    前記回路から出力された前記信号の前記電力素子への導通または遮断を制御する遮断回路と、
    前記電力素子に異常電流が流れている過電流状態であることを検出し、該過電流状態の間、前記回路から出力された前記信号が前記電力素子へ入力されるのを遮断するように前記遮断回路を制御する電流検出回路と、
    前記電力素子が異常温度である過温度状態であることを検出する温度検出回路と、
    前記電流検出回路が前記過電流状態であることを検出し、かつ、前記温度検出回路が前記過温度状態であることを検出したときに、ラッチ信号を出力して、前記遮断回路を前記遮断の状態に維持するため、該ラッチ信号の出力を維持するラッチ回路と、
    前記ラッチ回路を初期状態に復帰させるための復帰パルスを生成する復帰パルス生成回路とを備えたことを特徴とする導通,遮断制御装置。
  3. 車輌に搭載された負荷を駆動する電力素子と、
    前記電力素子を制御する信号を出力する回路と、
    前記信号の前記電力素子への導通または遮断を制御する遮断回路と、
    前記電力素子に異常電流が流れている過電流状態であることを検出し、該過電流状態の間、前記回路から出力された前記信号が前記電力素子へ入力されるのを遮断するように前記遮断回路を制御する電流検出回路と、
    前記遮断回路をそれぞれ遮断の状態に維持するラッチ信号を出力するラッチ回路を有する回路ブロックを複数備えた導通,遮断制御装置であって、
    前記導通,遮断制御装置は、前記導通,遮断制御装置が異常温度である過温度状態であることを検出する温度検出回路と、複数の前記ラッチ回路を初期状態に復帰させるための復帰パルスを生成する復帰パルス生成回路とを有し、
    複数の前記回路ブロックのいずれか一に属する前記電流検出回路が前記過電流状態であることを検出し、かつ、前記温度検出回路が前記過温度状態であることを検出したときに、前記いずれか一の電流検出回路と同じ回路ブロックに属する前記ラッチ回路が前記ラッチ信号を出力して、該回路ブロックに属する前記遮断回路を前記遮断の状態に維持するため、該ラッチ信号の出力を維持することを特徴とする導通,遮断制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の導通,遮断制御装置において、
    前記電流検出回路は、前記過電流状態であると検出するための検出しきい値を変更できることを特徴とする導通,遮断制御装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の導通,遮断制御装置において、
    さらに、前記導通,遮断制御装置は、前記復帰パルス生成回路と前記ラッチ回路とを初期状態にリセットするリセット発生回路を備えたことを特徴とする導通,遮断制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一に記載の導通,遮断制御装置において、
    前記復帰パルス生成回路は、所定の周期毎に前記復帰パルスを生成することを特徴とする導通,遮断制御装置。
  7. 請求項6記載の導通,遮断制御装置において、
    前記導通,遮断制御装置は、前記復帰パルスの周期を可変する可変手段を備えたことを特徴とする導通,遮断制御装置。
  8. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の導通,遮断制御装置において、
    さらに、前記ラッチ回路の出力に応じて、前記復帰パルス生成回路生成される復帰パルスの出力を制限する制限手段を備えたことを特徴とする導通,遮断制御装置。
  9. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の導通,遮断制御装置において、
    さらに、前記復帰パルス生成回路で発生する前記復帰パルスの回数をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段からの出力と所定値に設定されたカウントしきい値とを比較する比較手段とを備えたことを特徴とする導通,遮断制御装置。
  10. 請求項9記載の導通,遮断制御装置において、
    前記カウント手段は、前記ラッチ回路が前記ラッチ信号を出力することによりリセットされること特徴とする導通,遮断制御装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一に記載の導通,遮断制御装置において、
    前記温度検出回路は、前記電力素子の発熱量に応じて端子電圧を変化する直列接続されたダイオードにより構成されていることを特徴とする導通,遮断制御装置。
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