JP3658202B2 - 現像カートリッジの組み立て方法 - Google Patents

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    • G03G2215/0177Rotating set of developing units

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像カートリッジの組み立て方法に関する。
【0002】
ここで、現像カートリッジとは電子写真感光体に形成された静電潜像をトナーを用いて現像するための現像部材及びトナーを収納するトナー収納部を一体のカートリッジとして、電子写真画像形成装置本体に取り外し可能に装着するものをいう。
【0003】
また、ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方法を用いて、記録媒体に画像を形成するものをいう。そして、電子写真画像形成装置としては例えば電子写真複写機、電子写真プリンター(例えばLEDプリンター、レーザービームプリンター等)、電子写真ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロッセッサー等が含まれる。
【0004】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成方法によって多色画像を形成する装置の構成としては、電子写真感光体である感光体ドラムに対し、色の異なるトナーを収納した複数の現像カートリッジを現像ロータリー上に配置する。そして、前記感光体ドラムに対して所定色のトナーを収納した現像カートリッジを対向させる。そして、静電潜像の現像を行う。その後、トナー画像を記録媒体に転写する。更に、これらの工程を各色について行うことにより、多色画像を得る。このようなカラー画像形成装置においては、前記現像カートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能な構成とする。そして使用者自身によって現像カートリッジの交換を可能とする。これによって、装置本体のメンテナンス作業を軽減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述従来技術をさらに発展させたものである。
【0006】
本発明の目的は、カートリッジフレームに現像ローラや塗布ローラ等の現像部材を簡単に、かつ容易に組み付けることのできる現像カートリッジの組み立て方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、
電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジの組み立て方法において、
(a)トナーを収納しているトナーフレームと、トナーフレームと結合している現像フレームとを有するDT容器ユニットを準備して、
(b)DT容器ユニットに、現像ローラにトナーを塗布するためのトナー塗布ローラを取り付けるトナー塗布ローラ取り付け工程と、
(c)DT容器ユニットにトナー塗布ローラを取り付けるのに先立って、その周面にトナーを付着させるトナー付着工程と、
(d)現像フレームに、現像ローラの周面に付着するトナーの量を規制するための現像ブレードを取り付ける現像ブレード取り付け工程と、
(e)現像ブレード取り付け工程の後、DT容器ユニットに、現像ローラの長手方向の端部に接触するように、現像ローラに担持されるトナーに電荷を付与する電荷付与ローラを取り付ける電荷付与ローラ取り付け工程と、
(f)DT容器ユニットにトナー塗布ローラを取り付けた後に、現像ローラの一端側の軸及びトナー塗布ローラの一端側の軸を、電荷付与ローラに所定の電圧を発生させるための電気回路が設けられた第一のサイドカバーで支持し、この第一のサイドカバーをDT容器ユニットに取り付けて、電気回路を電荷付与ローラと電気的に接続させる第一のサイドカバー取り付け工程と、
(g)DT容器ユニットにトナー塗布ローラを取り付けた後に、現像ローラの他端側の軸及びトナー塗布ローラの他端側の軸を軸受けユニットで支持し、この軸受けユニットをDT容器ユニットに取り付ける軸受けユニット取り付け工程と、
h)軸受けユニット上で現像ローラの軸に、現像ローラに駆動を伝達するギアを取り付けるギア取り付け工程と、
(i)ギアを覆うようにDT容器ユニットに、電荷付与ローラ及び現像ローラに装置本体からの電圧を入力させるための電気接点が設けられた第二のサイドカバーを取り付けて、電気接点を電荷付与ローラ及び現像ローラと電気的に接続させる第二のサイドカバー取り付け工程と、
を有することを特徴とする現像カートリッジの組み立て方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態に係る現像カートリッジ及びこれを用いる電子写真画像形成装置について説明する。以下の説明において長手方向とは記録媒体の搬送方向に略直角な方向で、且つ、記録媒体の表面に略平行な方向をいう。
【0010】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1乃至図12を参照して説明する。尚、図1乃至図3は電子写真画像形成装置の構成説明図であり、図4及び図5は現像カートリッジの斜視説明図、図6乃至図10は現像カートリッジの装着構成説明図であり、図11及び図12は駆動伝達構成の説明図である。
【0011】
尚、ここでは、先ず電子写真画像形成装置の全体構成について説明し、次に現像カートリッジの構成について説明する。
【0012】
(電子写真画像形成装置)
先ず、本実施形態に係る電子写真画像形成装置の概略構成を説明する。図1は電子写真方式によってカラー画像を形成する画像形成装置の一形態であるレーザービームプリンタの側面図である。一定速度で回転するドラム形状の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと称す)1の表面を帯電手段2で一様に帯電する。そして、前記感光体ドラム1に露光手段3から画像情報に応じたレーザー光を照射して潜像を形成し、その潜像を4個の現像装置Dy、Dm、Dc、Dbで現像する。そして、感光体ドラム1に形成された現像画像は順次中間転写体4に重ねて転写されてカラー画像が形成される。このカラー画像は、給送部から搬送手段5によって搬送される記録媒体Pに(例えば、記録紙、OHPシート等)転写手段6によって転写される。そしてその記録媒体Pを定着手段7へ搬送してカラー画像を定着し、装置上面の排出部8へ排出する。
【0013】
次に前記各部の構成について具体的に説明する。
【0014】
先ず感光体ドラム1はプロセスカートリッジ(以下ドラムユニットと称す)Uとして、現像剤(以下「トナー」という)の像を記録媒体Pに転写した後に感光体ドラム1に残留したトナーを除去するためのクリーニング手段9のフレームと一体的に構成されている。このプロセスカートリッジUは画像形成装置本体に対して取り外し可能に装着されており、使用者自身によって感光ドラム1の寿命に合わせて交換することができる。
【0015】
前記感光体ドラム1は直径約50mmのアルミニウムシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布して構成し、感光体ドラム1のホルダーを兼ねるクリーニング手段9の枠体9aに回転自在に支持されている。この感光体ドラム1の周上には、感光体ドラム1上に残留したトナーを掻き取り除去するためのクリーニングブレード9b、更には帯電手段2が配設されている。したがって、本実施形態においては、感光体ドラム1、クリーニング手段9、及び、帯電手段2が一体にユニット化されて装置本体30に着脱可能なプロセスカートリッジUを構成している。
【0016】
また、感光体ドラム1は駆動モータM(図11参照)の駆動力を伝達することにより、画像形成動作に応じて図1の反時計回り方向へ回転する。
【0017】
本実施形態に係る帯電手段2は、所謂接触帯電法を用いたものであり、感光体ドラム1の表面に接触して回転する導電性ローラに電圧を印加することによって感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるものである。
【0018】
前記帯電された感光体ドラム1へ露光を行う露光手段3は、画像信号が図示しないレーザーダイオードに与えられると、このレーザーダイオードが画像信号に対応する画像光をポリゴンミラー3aへ照射する。このポリゴンミラー3aはスキャナーモータ3bによって高速回転し、該ミラー3aで反射した画像光が結像レンズ3c及び反射ミラー3dを介して一定速度で回転する感光体ドラム1の表面を選択的に露光して静電潜像を形成する。
【0019】
前記潜像現像カートリッジ(現像装置)によって各色毎に現像される。この現像カートリッジの構成については後述する。
【0020】
現像カートリッジによって現像されたトナー像は、中間転写体4へ転写される。この中間転写体4は、カラー画像形成時に各現像カートリッジにより現像されたドラム上のトナー像を4回(4個の現像カートリッジによる4色の各画像)にわたって重ねて転写を受ける。このため、中間転写体4は感光ドラム1の外周速度と同期して図1の時計回り方向へ回転する。そして重ねてトナー像の転写を受けた中間転写体4は、電圧を印加された転写手段としての転写ローラ6とによって記録媒体Pを挟み込んで搬送することにより、記録媒体Pに中間転写体4上の各色トナー像を同時に重ねて転写する。
【0021】
本実施形態に係る中間転写体4は、直径約150mmのアルミニウムシリンダーの外周を中抵抗スポンドや中抵抗ゴム等の弾性層で覆った構成をしている。そして、回転自在に支持されると共に一体的に固定されたギアによって駆動を受けて回転する。
【0022】
尚、中間転写体4へトナー像を転写した後に、感光体ドラム1の表面に残留したトナーはクリーニング手段9によって除去される。このクリーニング手段9は、ドラム表面に当接したクリーニングブレード9bによって前記トナーを掻き落とす。そして掻き落としたトナーはトナー容器9cに蓄える。この容器9cに蓄えられた除去トナーの量は、感光体ドラム1の寿命より早く容器9cを満たすことがないような容量となっており、容器9c内の除去トナーは、感光体ドラム1の寿命交換によってドラムユニットUを交換するときに一体的に交換される。
【0023】
前記中間転写体4に重ねて転写されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写手段は、本実施形態では転写ローラ6で構成しており、このローラ6は金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いて構成し、図1の上下方向に移動可能に設けられている。
【0024】
この転写ローラ6は前記中間転写体4に4色のトナー像を形成している間、即ち、中間転写体4が複数回回転する間は、その画像を乱さぬように、図1の実線に示す如く下方に位置して中間転写体4から離れている。
【0025】
そして、中間転写体4上にトナー像が重ねて転写されてカラー画像が形成し終わった後、記録媒体Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ6は図示しないカムによって図1の一点鎖線に示すように上方の位置に移動する。これによって記録体Pを介して中間転写体4に所定の圧で押しつける。これと同時に転写ローラ6にバイアス電圧が印加され、中間転写体4上のトナー像が記録媒体Pに転写される。
【0026】
前記記録媒体Pを搬送する搬送手段5は、図1に示すように、複数枚の記録媒体Pを収納したカセット5aと、ピツクアップローラ5b、給送ローラ5cl及び重送防止のリタードローラ5c2、搬送ローラ対5d、レジストローラ対5e、排出ローラ対5f及び搬送ガイド5gから構成される。
【0027】
画像形成時にはピックアップローラ5aが画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット5a内の記録媒体Pを一枚ずつ分離して給送する。そしてカセット5aから送り出されて記録媒体Pを搬送ガイド5fによってガイドし、搬送ローラ対5dを経由してレジストローラ対5eに至らせる。画像形成動作中にレジストローラ5eは、記録媒体Pを静止待機させる非回転動作と、記録媒体Pを中間転写体4に向けて搬送する回転動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と記録媒体Pとの位置合わせを行い、前述した転写手段によってカラー画像が転写される。
【0028】
カラー画像が転写された記録媒体Pは定着手段7へ搬送されてトナー像が定着される。この定着手段7は記録媒体Pに熱を印加するための定着ローラ7aと、記録媒体Pを定着ローラ7aに圧接させるための加圧ローラ7bからなり、両ローラ7a,7bは中空ローラであってそれぞれ内部にヒータを有して回転駆動される。そして記録媒体Pに熱及び圧力を印加しつつ搬送することによってトナー像を記録媒体Pに定着する。
【0029】
そして、トナーが定着された記録媒体Pは搬送手段を構成する排出ローラ対5fによって排出部8へ排出される。
【0030】
(現像カートリッジ(現像装置))
次に前記感光体ドラム1に形成した潜像を現像するための現像カートリッジの構成について説明する。
【0031】
この画像形成装置はフルカラー画像を形成するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像を可能とするために4個の現像カートリッジD(Dy、Dm、Dc、Db)を有する。この現像カートリッジDは、図1及び図2に示すように、軸10を中心として回転するロータリーユニット11にそれぞれ取り外し可能に装着されている。そして画像形成に際しては、各現像カートリッジDがロータリーユニット11に保持された状態で軸10を中心に回転移動する。そして、所定の色トナーを収納している現像カートリッジDが感光体ドラム1に対向した現像位置で止まる。更に、後述する現像ローラが感光体ドラム1に対して微小間隔(約300μm程度)をもって対向するように位置決めされた後、感光体ドラム1の静電潜像に対応してトナーを供給して前記潜像を現像する。
【0032】
カラー画像形成時には、中間転写体4の1回転毎にロータリーユニット11が回転して、イエロー色トナーを収納しているイエロー現像カートリッジDy、マゼンタ色トナーを収納しているマゼンタ現像カートリッジDm、シアン色トナーを収納しているシアン現像カートリッジDc、ブラック色トナーを収納しているブラック現像カートリッジDbの順で現像工程がなされている。
【0033】
図3は現像カートリッジD(例えばイエロー現像カートリッジDy)が感光体ドラム1に対向した現像位置に位置決め静止している状態を示している。この現像カートリッジDは、前記感光体ドラム1にトナーを供給するトナー担持体である現像ローラ12と、該現像ローラ12に供給するトナーを収納するトナー収納部13aを有する。また、現像ローラ12を支持するフレーム13と、現像ローラ12を露出させるための、このフレーム13に設けられた開口を開閉可能なシャッター14を有している。更に、前記トナー収納部13a内にはトナー送り部材15が設けてある。尚、新規現像カートリッジには、前記トナー収納部13a内に収納されているトナーが漏れ出ないように、トナーシール30が取り付けられている。そこで使用者は、新規現像カートリッジを装置本体に装着するのに先立って、前記トナーシール30を引き剥してトナー収納部13aを開封する。これによってトナー収納部13a内のトナーは現像ローラ12へ供給可能となる。
【0034】
さて、装置本体から駆動力を得て、前記トナー送り部材15が回転して収納部13a内のトナーを現像ローラ12に送り込む。現像ローラ12はアルミニウムローラを回転可能にしたものであり、この現像ローラ12の周面には現像ブレード16が圧接している。このため、現像ローラ12が図3の反時計回り方向へ回転すると、その周面にトナーが薄層塗布され、且つ該トナーへ電荷が付与(摩擦帯電)される。
【0035】
そして、潜像が形成された感光体ドラム1と対向した現像ローラ12に装置本体から供給された現像バイアスを印加することにより、潜像に応じてトナー画像を感光体ドラム1上に形成することができる。
【0036】
尚、前記構成及び現像工程はイエロー現像カートリッジDy、マゼンタ現像カートリッジDm、シアン現像カートリッジDc、ブラック現像カートリッジDbは共に同一である。また、各現像カートリッジDの各現像ローラ12は、それぞれの現像カートリッジDが現像位置に移動されたときに、画像形成装置本体に設けられた各色現像用高圧電源及び駆動源と接続され、各現像カートリッジD毎に順次選択的に現像バイアス電圧が印加されると共に、駆動力が伝達されて現像ローラ12等が回転する。
【0037】
(現像カートリッジの画像形成装置本体への装着)
次に、前記現像カートリッジDを画像形成装置本体30へ装着するための構成について説明する。図1及び図4に示すように、画像形成装置本体30の所定位置には現像カートリッジDの長手方向以上の幅を有する挿入口17か設けてあり、この挿入口17にはカバー18が開閉可能に取り付けてある。尚、通常はカバー18によって挿入口17を閉鎖している。
【0038】
また、装置本体30には現像装置交換スイッチ(図示せず)が設けてある。そこでトナーの消耗等の理由によって現像カートリッジDを交換する際に使用者が前記スイッチを押すと、ロータリーユニット11が回転して交換したい色の現像カートリッジが前記挿入口17の位置まで移動する。
【0039】
使用者が前記カバー18を開くと、画像形成装置本体30内には現像カートリッジDの装着手段を構成するガイド19がロータリーユニット11の4箇所に設けられている。一方、現像カートリッジDのシャッター14には、図5〜図10に示すように、ガイド部20が設けてある。そこで使用者がこのガイド部20を前記ガイド19に沿わせて挿入することにより、現像カートリッジDを画像形成装置本体30に挿入することができる。尚、前記ガイド19及びガイド部20は、共に現像カートリッジDの長手方向(現像ローラ12の回転軸方向)両側に設けられている(図4及び図5にあっては一方側のみ記載)。
【0040】
そして現像カートリッジDを前記の如くして、現像ローラ12の長手方向と交差する方向から装置本体30へ挿入した後、使用者が現像カートリッジDを回転させることによって、シャッター14が開いて現像ローラ12が枠体13から露出した感光体ドラム1と対向し、現像可能な状態に装着される。
【0041】
したがって本実施形態においては、装着部材としてのロータリーユニット11には、ブラック色のトナーを用いて潜像を現像するブラック現像カートリッジDb、イエロー色のトナーを用いて潜像を現像するイエロー現像カートリッジDy、マゼンタ色のトナーを用いて潜像を現像するマゼンタ現像カートリッジDm、及び、シアン色のトナーを用いて潜像を現像するシアン現像カートリッジDcが装着されている。
【0042】
ここで、前記ガイド19の構成及びシャッター14の構成を詳細に説明する。
【0043】
図6に示すように、現像カートリッジDの枠体13には長手方向にわたって開口部13bが形成してあり、現像ローラ12は前記開口部13bから露出するようにフレーム13に取り付けられている。そして、フレーム13の長手方向両側面であって略中央には突出部13cがフレーム13と一体的に形成されている。この突出部13cは、後述するように現像カートリッジDを画像形成装置本体30に挿入するときのガイド、及び、現像カートリッジDの回転中心となるものである。また、両側面に設けた突出部13cの少なくとも一方は円筒状に形成されている。
【0044】
また、シャッター14の長手方向両側壁には丸孔14aが設けてあり、この丸孔14aが前記突出部13cに嵌合することによってフレーム13にシャッター14が回動可能に取り付けられる。そして、図5に示すように、シャッター14が閉じると開口部13が閉じられて現像ローラ12がシャッター14によって覆われる。現像カートリッジDは装置本体30から取り外されている状態にあってはシャッター14が閉じているために、現像ローラ12に埃等が付着することはなく、また前記ローラ12等が傷つくこともない。
【0045】
また、前記フレーム13の突出部13cの近傍には、前記シャッター14を閉鎖状態でロックするためのロック部材21が設けてある。このロック部材21は弾性を有する支持部としてのアーム部21aに係合部21bを形成してある。一方、前記シャッター側壁の所定位置には係合部となるシャッター係合凹部14bが設けてある。
【0046】
これにより、図5に示すように、シャッター14が閉じた状態にあっては、前記係合部21bが係合凹部14bに係合してシャッター14は閉鎖状態でロックされ、不用意に開いてしまうことがない。
【0047】
そして現像カートリッジDを画像形成装置本体30に装着するときに前記ロックが自動的に解除され、且つ、シャッター14が開くようになっている。次に具体的に説明する。
【0048】
図4及び図7に示すように、ロータリーユニット11の内壁に設けたガイド19は、略平行な2本の突条からなるガイド部材挿入部19aと、直線リブ19b1と円弧リブ19b2部からなる突起部挿入部19bとを有している。そして、現像カートリッジDを装置本体30へ挿入する際には、使用者は先ず、シャッター14に設けたガイド部20をガイド挿入部19aにガイドさせながら挿入する。
【0049】
更に現像カートリッジDを挿入すると、図8に示すように、現像カートリッジDの長手方向両側端に設けられた突起部13cが突起部挿入部19bの直線部分に入り込む。この突出部13cは円筒を直線リブ19b1と平行な角度で一部直線的にカットしたカット部13c1を有しており、これが嵌合する2本の直線リブ19b1は前記カット部13c1が平行に移動する方向にのみ通過可能な幅を有している。そのため、カット部13c1が直線リブ19b1に嵌合して挿入され、現像装置Dは所定の角度(姿勢)を保って装置本体30内へ挿入されていく。
【0050】
そして、図9に示すように、突起部13cが円弧リブ19b2に至るまで挿入すると、2本の直線リブ19b1のうちの一方の先端がシャッター14をロックしているアーム部21aに当接し、これを図9に示す通り上方へ押し上げる。これによってアーム部21aは弾性変形して係合部21bが係合凹部14bから抜け出せるため、シャッター14のロックが解除される(即ち、本実施例においては、前記直線リブ19b1は前記ロック部材21のロックが解除手段を構成している)。この状態でシャッター14は現像カートリッジフレーム13に対して回動可能な状態となる。また、前記円弧リブ19b2は円筒状突出部13cが回転可能な半径を有しており、現像カートリッジDは円筒状突出部13cを中心にして回動可能な状態となる。
【0051】
尚、現像カートリッジ枠体13の長手方向両側面には、図9に示すように、半球状の嵌合部である突起13dが設けてあり、シャッター14にもこれに対応した位置に突起13dが嵌合し得る被嵌合部である孔14cが設けてある。このため、シャッター14が閉じた状態では前記突起13dが孔14cに嵌まり込んでいるために、前記のようにシャッター14のロック部材21によるロックが解除されても、シャッター14に対して現像カートリッジ枠体13が不安定な位置に回転してしまうことはない。
【0052】
次に、図10に示すように、使用者がフレーム13の把手部13eを手で押すと、シャッター14はガイド部20がガイド部挿入部19aに挟まれているために固定しているが、枠体13は円筒状の突出部13cが円弧リブ19b2内で回転可能であり、前記半球状の突起13dがシャッター14の孔14cを乗り越えて所定位置まで回転する(図10の矢示X方向)。前述した通り本実施形態にあっては、シャッター14に挿入ガイド部20が設けてあるため、シャッター14を固定状態にして枠体13を容易に回転させることができる。そして、所定位置まで回転すると、位置決め手段(図示せず)によってフレーム13が位置決めされ、現像カートリッジDが装着される。
【0053】
これにより、フレーム13に対してシャッター14が開いて現像ローラ12が露出し、感光体ドラム1と対向する。そして、この装着に際しては前記のように前記半球状の突起13dがシャッター14の孔14cを出ていくときのクリック感により、現像カートリッジDの回転開始位置を認識することができる。
【0054】
ここで、前記突出部13cの円弧部直径はカット部13c1間の距離よりも大きいために、突出部13cが円弧リブ19b2の位置で回転した状態では、突出部13cが直線リブ19b1から抜け出ることはない。
【0055】
一方、現像カートリッジDを画像形成装置本体30から取り出すときは、使用者が前述した場合とは反対方向へ枠体13を回転させると、カット部13c1が直線リブ19b1と平行になると共に、シャッター14が閉じる。このとき前述と同様に半球状の突起13dが孔14cに入り込むときのクリック感により、使用者は現像カートリッジDの回転終了位置を認識することができる。この状態で現像カートリッジDを装置本体30から引き抜くと、図8に示す通りの状態となって、ロック部材21のアーム部21aが弾性復帰し、係止部21bが係合凹部14bに入り込む。これによって、シャッター14が自動的にロックされる。
【0056】
上記のように現像カートリッジDにシャッター14を設けることにより、現像ローラ12に埃が付着することを防止することができる。またこのシャッター14にロック機構を設けたために、前記シャッター14が不用意に開いてしまうことを防止し得る。
【0057】
また前記シャッター14は、画像形成装置本体30に挿入する際には閉鎖状態を維持するために挿入途中で現像ローラ12に傷つくことはない。また従来のように現像カートリッジを挿入する前に使用者が手でもって現像ローラ保護部材等を取り外すような手間がかからない。
【0058】
更に、現像カートリッジは画像形成装置本体30に装着する際に、自動的にシャッターロックが解除され、且つ、挿入後回転させるだけでシャッター14が開放して現像ローラ12が感光体ドラム1と対向して装着が完了するために装着操作性が向上する。
【0059】
(現像カートッジの駆動部)
次に現像カートリッジDへの装置本体からの駆動伝達構成について説明する。
【0060】
図11及び図12に示すように、フレーム両側壁に設けた突出部のうち、一方側に設けた円筒状の突出部13cの内部には現像ローラ12へ装置本体30からの回転駆動力を伝達するための駆動力受け部22が設けてあり、この駆動力受け部22にはギア23aが固着されている。そして、前記ギア23aには現像ローラ12の回転軸に取り付けたローラギア23bが噛合しており、駆動力受け部22に駆動力が伝達されると現像ローラ12が回転する。また、前記ギア23aはギア23cを介してトナー送り部材15の回転軸に取り付けたギア23bと噛合し、トナー送り部材15へも回転力を伝達するようになっている。
【0061】
前記駆動受け部22の先端はリブ形状に形成されており、この部分が後述する装置本体の駆動伝達部材と連結するカップリング形状に形成されている。
【0062】
一方、画像形成装置本体30に設けられたロータリーユニット11には、前記現像カートリッジDが装着された位置において前記駆動力受け部22と対向する同軸上に、モータMからの駆動力を伝達するための駆動伝達部材24が設けられている(尚、モータMから駆動伝達部材24に駆動力を伝達する伝達機構については二点鎖線で模式的に示している)。この駆動伝達部材24は、図11に示すように、駆動力受け部22の回転軸方向へ移動可能に取り付けられており、且つその先端は前記駆動力受け部22のリブに嵌合可能なカップリング形状に形成されている。尚、ここでカップリング形状とは、駆動力受け部22に対して駆動伝達部材24が軸方向へ移動したときに、両者が係合し、一方が回転すると他方も一体的に回転するように構成した形状をいう。本実施形態においては、前記駆動力受け部22に複数個の凹部22aを設け、一方駆動伝達部材24には複数個の凸部24aを設けている。そして前記凹部22aと凸部24aが嵌合した状態で駆動伝達部材24が回転することによって前記駆動力受け部22が回転する。
【0063】
そして、画像形成に際しては装着された現像カートリッジDがロータリーユニット11の回転によって画像形成位置へ移動してくると、前記駆動伝達部材24が移動機構(図示せず)によって駆動力受け部22方向へ移動し、該受け部22とカップリング連結し、現像ローラ12等へ駆動力を伝達するようになっている。このように構成することにより、感光体ドラム1に対する現像カートリッジDの停止位置が多少ずれていたとしても、或いは感光体ドラム1とロータリーユニット11の母線が多少ずれていたとしても、現像カートリッジDへの駆動力は必ず同じ位置から、しかもカップリングによる駆動トルクのみを伝達するために、ギアのかみ合いの狂いによるピッチムラ等を軽減することが可能となる。
【0064】
(第2実施形態)
次に第2実施形態として図13及び図14を参照して感光体ドラム1に対する現像ローラ12の加圧力を安定させるための構成について説明する。尚、前述した第1実施形態と同様の機能を果たすものは同一符号を付して説明を援用する。
【0065】
前述した第1実施形態で説明したように、現像カートリッジDは現像位置において画像形成装置本体30に設けられた駆動伝達部材24から駆動力受け部22へと回転力が伝達される。
【0066】
ここで、図13に示すように、前記現像カートリッジDが現像位置にあるときに、前記突出部13cを中心とした現像カートリッジDの回動中心と感光体ドラム1の回転中心とを結ぶ直線をX1とし、前記突出部13cの回動中心と前記現像ローラ12の回転中心とを結ぶ直線をX2としたとき、突出部13cの回動中心からみて、前記駆動力受け部22への駆動回転方向Rに対して前記直線X2が前記直線X1の上流側に位置する。
【0067】
このように構成することにより、現像ローラ12には常に感光体ドラム1に対して食い込む方向へ力が作用し、且つ食い込み勝手の配置となるために、現像ローラ12は感光体ドラム1方向へ常に安定して押圧され、安定した現像が行われるようになる。これは、所謂接触現像においても効果的であるが、特に非接触現像においては安定したギャップが保たれるので効果的である。
【0068】
また、図14に示すように、前記現像カートリッジが現像位置にあるときに、前記現像カートリッジを感光体ドラム1方向へ付勢して固定する付勢手段25を設けた場合、この付勢手段25の付勢方向Pにより前記現像カートリッジDに生ずるモーメントの方向をMとして、前記突出部13cによる現像カートリッジDの回転中心と感光体ドラム1の回転中心を結ぶ直線をX1とし、突出部13cの回動中心と現像ローラ12の回転中心とを結ぶ直線をX2としたとき、突出部13cの回動中心からみて、前記モーメントの方向Mに対して前記直線X2が前記直線X1の上流側に位置するように構成しても前記と同様の効果を得ることができる。ここで前記付勢手段25は、前記現像カートリッジDの長手方向の一端側と他端側であって、前記トナー収納部130側の背面部分を押圧する。
【0069】
(第3実施形態)
さて次に図15〜図24を用いて現像カートリッジDの他の実施形態について説明する。尚、本実施形態においても、現像カートリッジDは図1に示すフルカラーレーザービームプリンタに取り外し可能に装着できる。
【0070】
また、本実施形態においても、現像カートリッジDはカートリッジ枠体63内に、現像ローラ12、現像ブレード16、及び、トナー収納部63aを有している。
【0071】
さて使用者が前記カバー18を開くと、画像形成装置本体30内には現像カートリッジDの装着手段を構成するガイド59がロータリーユニット11の4箇所に設けられている。一方、現像カートリッジDのシャッター64には、図15、図17及び図18に示すように、ガイド部70が設けてある。そこで使用者がこのガイド部70を前記ガイド19に沿わせて挿入することにより、現像カートリッジDを画像形成装置本体30に挿入することができる。尚、前記ガイド部70は、現像カートリッジDの長手方向(現像ローラ12の回転軸方向)片側にのみ設けられている。したがって前記ガイド59もロータリーユニット11の一方の壁面11aにのみ設けられている(図19参照)。
【0072】
ここで現像カートリッジDは、現像ローラ12の長手方向と交差する方向から前記現像ローラ12を前方にして把手63eを手で把んでロータリーユニット11に侵入される。
【0073】
そして現像カートリッジDを前記の如くして装置本体30へ挿入した後、使用者が現像カートリッジDを回転させることによって、シャッター64が開いて現像ローラ12がフレーム63から露出して感光体ドラム1と対向し、現像可能な状態に装着される。
【0074】
ここでロータリーユニット11の各装着位置に装着された現像カートリッジDは、ロータリーユニット11の他方の壁面11bに設けられたガイド26の円弧状嵌合部26aに位置する球面状の押し付け部材26bによって長手方向へ付勢させる(駆動力受け部材22の設けられている側へ付勢される)。この押し付け部材26bはバネ(図示せず)によって弾性的に付勢されている。そして現像カートリッジDは、駆動側に付勢される。したがって現像カートリッジDは、現像ローラ12の長手方向において、駆動力受け部材22の設けられている側を基準にしてロータリーユニット11(装置本体30)に装着される。
【0075】
ここで、前記現像カートリッジDの構成を図15・図17(a)・(b)、及び図18(a)・(b)を用いて詳細に説明する。尚、図15は現像カートリッジDの斜視図であって、シャッター64等を取り外した状態を示している。また、図17(a)・(b)はシャッター64が閉じられた状態の現像カートリッジDの両側面図、図18(a)・(b)はシャッター64が開かれた状態の現像カートリッジの両側面図である。
【0076】
図15に示すように、現像カートリッジDのフレーム63には長手方向にわたって開口部63bが形成してあり、現像ローラ12は前記開口部63bから露出するようにフレーム63に取り付けられている。そして、フレーム63の長手方向一側面63hであって略中央には突出部63cがフレーム13と一体的に形成されている。この突出部63cは、後述するように現像カートリッジDを画像形成装置本体30に挿入するときのガイド、及び、現像カートリッジDの回動中心となるものである。また、前記突出部63cは円筒状に形成されている。
【0077】
またフレーム63の長手方向他側面63iであって略中央には突出部63gが、フレーム63に取り外し可能に取り付けられている(尚、図15では取り外した状態を示している)。この突出部63gは側面63iに設けた穴(図示せず)に差し込み部63g1を差し込むことによってフレーム63に取り付けられる。尚、差し込み部63g1の先端に爪形状の部分(図示せず)を有しており、フレーム63に前記爪部分が係合することによって突出部63gはフレーム63に取り付けられる。また現像カートリッジDがロータリーユニット11の装着位置に装着された際に、この突出部63gの先端面63g2が前述した押し付け部材26bに押される。したがって現像カートリッジDは側面63hの方向(矢示Qの方向)へ押される。そこで現像カートリッジDは、駆動力受け部材22の設けられた、側面63hを基準にしてロータリーユニット11(装置本体30)に装着される。
【0078】
また現像ローラ12の両側端には、スペーサコロ12a・12bが取り付けられている。したがって、現像位置において、前述したのと同様に付勢手段25の付勢力によってスペーサコロ12a・12bが感光体ドラム1の周面に押し付けられることによって、現像ローラ12と感光体ドラム1は所定の間隙を維持する。
【0079】
また、ゴム製の現像ブレード16は、板金16aをネジ16bによって枠体63に取り付けられている。
【0080】
また、現像カートリッジDの一側面63hには、ロック部材71が取り付けられている(但し、図15では取り外した状態を示している)。前記ロック部材71は、前記現像手段としての現像ローラ12の長手方向において前記一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63hに取り付けられており、前記シャッター部分64に設けられたシャッター係合部64bと係合するロック係合部71bと、前記ロック係合部71bを支持する支持部71aと、前記カートリッジフレーム部分63hに取り付けられている取り付け部71cと、を有している。尚、63jは穴であって、前記取り付け部71cが差し込まれる。そして、前記ロック部材71はプラスチック製の一体成形物であって、前記ロック係合部71bが前記シャッター係合部64bと係合することによって前記シャッターを前記閉じ位置にロックする、そして、前記現像カートリッジDを装置本体30の装着位置に装着する過程で、前記ロック部材71の一部分が装置本体30に設けられた固設部分と接触することによって前記支持部71aが撓んで前記ロック係合部71bが前記シャッター係合部64bから外れて前記シャッター64のロックを解除する。
【0081】
尚、現像カートリッジ枠体63の長手方向一側面のみに、図15、図17、図18に示すように、半球状の嵌合部である突起63dが設けてある。そして、シャッター64にもこれに対応した位置に突起63dが嵌合し得る被嵌合部である孔64cが設けてある。このため、シャッター64が閉じた状態では前記突起63dが孔64cに嵌まり込んでいるために、前記のようにシャッター14のロック部材21によるロックが解除されても、シャッター14に対して現像カートリッジ枠体13が不安定な位置に回転してしまうことはない。
【0082】
さらに前記カートリッジ枠体63の一側面63hと他側面63iには、後述する姿勢決めボス63m、及びバネ受け部63kが突出している。
【0083】
また図17(a)に示す通り、73はトナーシール引き抜き把手であって、前述したトナーシール30を引き抜く際に用いられる。
【0084】
次に、シャッター64について説明する。
さて、シャッター64の長手方向両側壁64e・64fには丸孔64aが設けてあり、この丸孔64aが前記突出部63c・63gに嵌合することによって枠体63にシャッター64が回動可能に取り付けられる。そして、図17に示すように、シャッター64が閉じると開口部63bが閉じられて現像ローラ12がシャッター64によって覆われる。現像カートリッジDは装置本体30から取り外されている状態にあってはシャッター64が閉じているために、現像ローラ12に埃等が付着することはなく、また該ローラ12等が傷つくこともない。また、現像カートリッジD内に異物が侵入することもない。そして、前述ロック部71によって、図17に示すように、シャッター64が閉じた状態にあっては、前記係合部71bが係合凹部64bに係合してシャッター64は閉鎖状態でロックされ、不用意に開いてしまうことがない。
【0085】
そして現像カートリッジDを画像形成装置本体30に装着するときに前記ロックが自動的に解除され、且つ、シャッター64が開くようになっている。
【0086】
次に、現像カートリッジDを装置本体30へ装着する工程、及び、装置本体30に位置決めする工程について、図19〜図24を用いて具体的に説明する。
【0087】
図19に示すように、ロータリーユニット11の一方の内壁11aに設けた支持部材としてのガイド59は上方へ向って開らいて傾斜した傾斜部59aからなるガイド挿入部59bと、略平行な直線リブ59cからなる突出部挿入部59d、円弧リブ59eからなる支持部材としての嵌合部59f、及び、前記嵌合部59fに連なる略平行な直流リブ59gからなるガイド部挿入部59hを有している。
【0088】
そして現像カートリッジDを装置本体30へ挿入する際には、使用者は先ず、シャッター64に設けたガイド部70及び突出部63cをガイド挿入部59aにガイドさせながら挿入する(図20参照)。
【0089】
更に現像カートリッジDを挿入すると、図21に示すように、現像カートリッジDの長手方向一側端に設けられた突出部63cが突出部挿入部59dの直線部分に入り込む。この突出部63cは円筒を直線リブ59cと平行な角度で一部直線的にカットしたカット部63c1を有しており、これが嵌合する2本の直線リブ59cは前記カット部63c1が平行に移動する方向にのみ通過可能な幅(図19においてW1を示す)を有している。そのため、カット部63c1が直線リブ59cに嵌合して挿入されて、現像カートリッジDは所定の角度(姿勢)を保って装置本体30内へ挿入されていく。
【0090】
そして、図22に示すように、突出部63cが円弧リブ59eに至るまで挿入すると、2箇所の傾斜部59aのうちの一方の先端がシャッター64をロックしているアーム部71aに当接し、これを図22に示す通り上方へ押し上げる。これによってアーム部71aは弾性変形して係合部71bが係合凹部64bから抜け出るため、シャッター64のロックが解除される(即ち本実施例においては、前記傾斜部59aは前記ロック部材21のロック解除機能も兼ねている)。この状態でシャッター64は現像カートリッジ枠体63に対して回動可能な状態となる。また、前記円弧リブ59eは円筒状突出部63cが回転可能な半径を有しており、現像カートリッジDは円筒状突出部63cを中心にして回動可能な状態となる。
【0091】
一方、現像カートリッジDの他側面63iに設けた突出部63gは、ガイド26の傾斜部26cにガイドされてガイド挿入部26dに侵入する。更に現像カートリッジDを挿入すると、前記突出部63cの場合と同様に、カット部63g3が直線リブ26eに嵌合して挿入されて、現像カートリッジDは所定の角度(姿勢)を保って装置本体30内へ挿入されていく。そして、突出部63gが円弧リブ(嵌合部)26aに至るまで挿入する。ここで、前記円弧リブ26aは突出部63gが回転可能な半径を有している。したがって、現像カートリッジDは、枠体63の長手方向の一側端は突出部63cを支持部材としてのガイド59の円弧リブ59eに支持されて、また、他側端は突出部63gを支持部材としてのガイド26の円弧リブ26aに支持されて、両突出部63c・63gを中心にして回動可能にロータリーユニット11に支持される。
【0092】
次に、図22に示す状態で、使用者が枠体63の把手部63eを手で押すと、シャッター64はガイド部70がガイド部挿入部59hに挟まれているために固定しているが、枠体63は円筒状の突出部63cが円弧リブ59e内で回転可能であり、また、突出部63gが円弧リブ26aで回転可能であるから、前記半球状の突起63dがシャッター64の孔64cを乗り越えて所定位置まで回転する(図22の矢印X方向)。前述した通り本実施形態にあっては、シャッター64に挿入ガイド部70が設けてあるために、シャッター64を固定状態にして枠体63を容易に回転させることができる。そして、所定位置まで回転すると、後述する位置決め手段によって枠体63が位置決めされ、現像カートリッジDが装着される。
【0093】
図22で示した状態の現像カートリッジDを矢示X方向へ回転させる際に、現像装置フレーム63の長手方向両側端63h・iに設けられた姿勢決めボス63mが、ロータリーユニットの中心軸10の両端に設けられ、バネ10bで付勢されて平行移動可能なスライド部材10aを押し下げる(図23参照)。尚、スライド部10aは長穴10a1が軸10cに嵌合していてスライド移動可能である。そして図24に示すように、更にフレーム63を回転させると、フレーム63の長手方向両側端63h・iに設けられたバネ受け部63kをロータリーユニット両端部に設けたバネ11aによって加圧する。これによってフレーム63は矢印Y方向(図24)へ回転する力が加えられる。しかし両姿勢決めボス63mがロータリーユニット11の中心軸10に突き当たるため、フレーム63の姿勢は図24に示す装着位置で安定する。
【0094】
すなわち、現像カートリッジDはロータリーユニット11の所定の装着位置に装着される。
【0095】
尚、11jはガイド部であって、ボス63mをガイドする。
【0096】
これにより、枠体63に対してシャッター64が開いて現像ローラ12が露出し、感光体ドラム1と対向する。そして、この装着に際しては前記のように前記半球状の突起63dがシャッター64の孔64cを外れるときのクリック感により使用者は、現像カートリッジDの回転開始位置を認識することができる。
【0097】
ここで、前記突出部63cの円弧部直径はカット部63c1間の距離よりも大きいために、突出部63cが円弧リブ59eの位置で回転した状態では、突出部63cが直線リブ59cから抜け出ることはない。
【0098】
一方、現像カートリッジDを画像形成装置本体30から取り出すときは使用が前述した場合とは反対方向へ枠体63を回転させると、カット部63c1が直線リブ59cと平行になると共に、シャッター64が閉じる。このとき前述と同様に半球状の突起63dが孔64cに入り込むときのクリック感により、使用者は現像カートリッジDの回転終了位置(着脱位置)を認識することができる。この状態で現像カートリッジDを装置本体30から引き抜くと、図21に示す通りの状態となって、ロック部材71のアーム部71aが弾性復帰し、係合部71bが係合凹部64bに入り込む。これによってシャッター64が自動的にロックされる。
【0099】
上記の様に現像カートリッジDにシャッター64を設けることにより、現像ローラ12に埃が付着することを防止することができ、また、このシャッター64にロック機構を設けたために前記シャッター64が不用意に開いてしまうことを防止し得る。
【0100】
また前記シャッター64は、画像形成装置本体30に挿入する際には閉鎖状態を維持するために挿入途中で現像ローラ12に傷つくことはない。また従来のように現像装置を挿入する前に使用者が手でもって現像ローラ保護部材等を取り外すような手間がかからない。
【0101】
更に、現像カートリッジは画像形成装置本体30に装着する際に、自動的にシャッターロックが解除され、且つ、挿入後回転させるだけでシャッター64が開放して現像ローラ12が感光体ドラム1と対向して装着が完了するために装着操作性が向上する。
【0102】
次に現像カートリッジDの位置決めについて説明する。
【0103】
まず図25を用いて、バネ受け部63k(63k1・63k2)及び姿勢決めボス63mの配置について説明する。
【0104】
尚、現像ローラ12の長手方向の一側面63h側を例に挙げて説明するが、他側面63i側も同様の配置である。
【0105】
さて本実施形態においては、バネ受け部63kは、現像ローラ12の長手方向から見た場合に、前記現像ローラ12の回転中心M1と前記駆動力受け部22の回転中心M2とを結んだ直線l1に対して、約100度〜130度の範囲内に配置されている。
【0106】
本実施形態に則して具体的に説明すると、現像ローラ12の長手方向から見た場合に、前記現像ローラ12の回転中心、M1と前記駆動力受け部材22の回転中心M2とを結んだ直線l1と、バネ受け部63k1(63k2)のバネ受け面63k3と回転中心M1を結んだ直線l2とがなす角度が約100度〜130度の範囲内となるように前記バネ受け部63k1(63k2)が配置されている。尚、本実施形態においては、約115度に配置されている。
【0107】
また前記ボス63m(63m1・63m2)は前記直線l1に対して、前記バネ受け部63kの設けられたのとは反対側に約130度〜150度の範囲内に配置されている。
【0108】
本実施形態に則して具体的に説明すると、前記直線l1と、ボス63mの中心63mと回転中心M1を結んだ直線l3とがなす角度が約130度〜150度の範囲内となるように前記ボス63mが配置されている。尚、本実施形態においては、約140度に配置されている。
【0109】
このようにバネ受け部63k(63k1・63k2)及びボス63m(63m1・63m2)を配置することによって、バネ受け部63kが装置本体30に設けられたバネ11aの弾性力を良好に受けることができる。またボス63mが軸10と良好に突き当たることができる。したがって、現像カートリッジDの装着位置に対する位置決めを精度良く行うことができる。
【0110】
尚、前記ボス63m(63m1・63m2)はフレーム63の側面63h・iから約2mm〜15mm外方へ突出している。本実施形態においては、ボス63mは約4mm突出している。
【0111】
また前記バネ受け部63k(63k1・63k2)は、フレーム63の側面63h・iから約2mm〜20mm外方へ突出している。本実施形態においては、バネ受け部63k1は約10mm、63k2は約6mm突出している。したがって、駆動力受け側に設けられたバネ受け部63k1の方が突出量が大きい。
【0112】
前述した現像カートリッジDのシャッターに関する構成をまとめると次のようになる。
【0113】
電子写真画像形成装置本体30に着脱可能であって、電子写真感光体1に形成された潜像を現像するための現像カートリッジDにおいて、ここで前記装置本体30は前記現像カートリッジDを前記装置本体30の装着位置方向へガイドするための本体ガイド59と、固設部分(傾斜部)59aと、を有する。プラスチック製のカートリッジフレーム63と、電子写真画像形成装置本体30に装着された際に、装置本体に設けられている電子写真感光体に形成され潜像をトナーを用いて現像するための現像ローラ12と、ここで前記現像ローラは現像ブレード16によって前記現像ローラ12の周面に付着するトナーの量を規制される。電子写真画像形成装置本体30に装着された際に、前記現像ローラ12を回転させるための駆動力を前記装置本体30から受けるための駆動力受け部材22であって、前記現像ローラ12の長手方向において一端側に前記カートリッジフレーム部分63hから露出して設けられている駆動力受け部材22と、前記トナーを収納するためのトナー収納部63aと、前記現像ローラ12が前記カートリッジフレーム63から露出している部分をカバーする閉じ位置と、前記閉じ位置から退避して前記現像ローラを露出させる開放位置とを取り得るプラスチック製のシャッター64と、前記現像カートリッジDを装置本体30の装着位置へ装着する際に、前記本体ガイド26・59と協同して前記現像カートリッジDを装置本体30の装着位置方向へガイドするための、前記シャッター64の外表面に設けられたカートリッジガイド70であって、前記現像ローラ12の長手方向において前記一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63hに沿って移動可能な前記シャッター部分64eに設けられたカートリッジガイド70と、ここで前記カートリッジガイド70は長細形状であって、前記駆動力受け部材22の配置されている方向へ向かって設けられている。前記シャッター64を前記閉じ位置に解除可能にロックするためのプラスチック製のロック部材71であって、前記現像ローラ12の長手方向において前記一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63hに取り付けられており、前記シャッター64の一部分に設けられたシャッター係合部64bと係合するロック係合部71bと、前記ロック係合部71bを支持する支持部71aと、前記カートリッジフレーム部分63hに取り付けられている取り付け部71cと、を有しているロック部材71と、ここで、前記ロック係合部71bが前記シャッター係合部64bと係合することによって前記シャッター14を前記閉じ位置にロックする。そして、前記現像カートリッジDを装着本体30の装着位置に装着する過程で、前記ロック部材71の一部分が装置本体30に設けられた前記固設部分59aと接触することによって前記支持部71aが撓んで前記ロック係合部71bが前記シャッター係合部64bから外れて前記シャッター64のロックを解除する、を有する。ここで前記シャッター64は、前記現像カートリッジDを装置本体30の装着位置に装着する過程で、前記ロック部材71の一部分が装置本体に設けられた前記固設部分59aと接触することによって前記支持部71aが撓んで前記ロック係合部71bが前記シャッター係合部64bから外れて前記シャッター64のロックを解除される。そして、前記カートリッジガイド70が装置本体に設けられた本体ガイド59と係合した状態で、操作者が前記現像カートリッジDを装置本体30の装着位置に装着するために前記カートリッジフレームを回転させることによって前記シャッターは前記開放位置に位置する。
【0114】
そして前記シャッター64は、前記現像ローラ12の露出部分をカバーするために、前記現像ローラ12の長手方向に沿う円弧形状部分64gと、前記円弧形状部分64gを前記カートリッジフレーム63に回動可能に支持するために、前記円弧形状部分64gの長手方向の一端側と他端側とに設けられた支持部分64e・fとを有する、ここで前記支持部分64e・fは前記現像ローラ12の長手方向において一端側と他端側とに設けられた前記カートリッジフレーム63h・i部分に各々回動可能に取り付けられている。そして、前記カートリッジガイド70は前記一端側に設けられた前記支持部分64eに設けられている。
【0115】
また、前記現像ローラ12の長手方向において前記一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63hに取り付けられた前記支持部分64eは、前記駆動力受け部材22の回転中心と同軸線上を中心にして回動する。
【0116】
また前記カートリッジガイド70は長細形状であって、前記駆動力受け部材22の配置されている方向へ向かって設けられている。
【0117】
更に前記現像カートリッジDは、前記現像ローラ12の長手方向において他端側に設けられている前記カートリッジフレーム部分63iに被押圧部(突出部)63gを有する、ここで前記被押圧部は装置本体30に設けられたバネ部材の弾性力によって押圧される。そして前記現像カートリッジDは、前記バネ部材の弾性力によって前記現像ローラ12の長手方向において前記一端側方向へ付勢にされる。
【0118】
次に、前述した現像カートリッジDの装置本体30への装着に関する構成をまとめると次のようになる。
【0119】
電子写真画像形成装置本体30に着脱可能であって、電子写真感光体1に形成された潜像を現像するための現像カートリッジDにおいて、カートリッジフレーム63と、電子写真画像形成装置本体30に装着された際に、装置本体30に設けられている電子写真感光体に形成された潜像をトナーを用いて現像するための現像ローラ12と、前記現像ローラ12の長手方向において一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63hから突出して設けられた第一の突出部(突出部)63cであって、電子写真画像形成装置本体に装着される際に、装置本体に設けられた第一の支持部材(ガイド)59に支持される第一の突出部63cと、前記現像ローラ12の長手方向において他端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63iから突出して設けられた第二の突出部(突出部)63gであって、電子写真画像形成装置本体に装着される際に、装置本体に設けられた第二の支持部材(ガイド)26に支持される第二の突出部63gと、電子写真画像形成装置本体30に装着された際に、前記現像ローラ12を回転させるための駆動力を前記装置本体30から受けるための駆動力受け部材22であって、前記現像ローラ12の長手方向において前記一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63hから露出して設けられている駆動力受け部材22と、電子写真画像形成装置本体30に装着される際に、装着位置方向へ現像カートリッジGをガイドするためのガイド70であって、前記カートリッジフレーム63に対して移動可能に設けられたガイドと、を有する。
【0120】
また前記ガイド70は前記現像ローラ12の長手方向において前記一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63hの外側に沿って移動可能である。
【0121】
また前記ガイド70は長細形状であって、前記駆動力受け部材22を中心にして回転する。ここで前記ガイド70はその長手方向が前記駆動力受け部材22に向いている。
【0122】
更に前記現像カートリッジDは、前記カートリッジフレーム63に対して回動可能に取り付けられた回動部材(例えばシャッター)64を有している。そして前記ガイド70は前記回動部材64に設けられている。
【0123】
そして前記回動部材(例えばシャッター64)は、前記現像ローラ12が前記カートリッジフレーム63から露出している部分をカバーするためのシャッター64である。ここで、前記シャッター64は前記露出部分をカバーする閉じ位置と前記閉じ位置から退避して前記現像ローラ12を露出させる開放位置との間を移動可能である。そして、前記ガイド70は前記現像ローラの長手方向において外方へ向かって突出して前記シャッター64に設けられている。
【0124】
そして前記ガイド70は、前記現像ローラ12の長手方向において前記一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63hの外側に沿って移動するシャッター部分に設けられている。
【0125】
そして前記第一の突出部63cは、電子写真画像形成装置本体30に装着される際に、装置本体の装着位置方向へ現像カートリッジをガイドするための対向する2箇所の平面部分63c1と、前記第一の支持部材(ガイド)59の凹部(嵌合部)59fに嵌合するための対向する2箇所の曲面部分63c2とを有する。また、前記第二の突出部63gは、電子写真画像形成装置本体に装着される際に、装置本体の装着位置方向へ現像カートリッジをガイドするための対向する2箇所の平面部分63g3と、前記第二の支持部材(ガイド)26の凹部(嵌合部)26aに嵌合するための対向する2箇所の曲面部分63g4とを有する。そして、前記第一の突出部63cの平面部分63c1の外側側面間の距離l1(図17(b))は前記第二の突出部63gの平面部分63g3の外側側面間l2(図17(a))の距離よりも大きい。
【0126】
また前記第一の突出部63cの向かい合って設けられている前記平面部分63c1の外側側面間の距離l1は約13mm〜15mm、また、前記第二の突出部63gの向かい合って設けられている前記平面部分63g3の外側側面間の距離l2は約2mm〜9mmである。本実施形態にあっては、l1は約15mm、l2は約9mmである。
【0127】
また前記第一の突出部63cの向かい合って設けられている前記曲面部分63c2の最も遠い外側側面間の距離l3(図17(b))は約13mm〜17mm、また、前記第二の突出部63gの向かい合って設けられている前記曲面部分63g4の最も遠い外側側面間の距離l4(図17(a))は約7mm〜11mmである。本実施形態にあっては、l3は約17mm、l4は約11mmである。
【0128】
そして前記駆動力受け部材22は前記第一の突出部63cに囲まれている。そして前記駆動力受け部材22は装置本体30が有する凸部24aと係合するための凹部22aを有している(図11参照)、ここで前記凹部22aに前記凸部24aが係合することによって装置本体の駆動力が前記現像手段に伝達される。
【0129】
また前記曲面部分は連続した円弧形状である。
【0130】
また前記現像カートリッジDは、装着位置(図24)から前記電子写真感光体ドラム1に形成された潜像を現像するための現像位置(図13・図14)へ回転する際に、前記第一の突出部63cと第二の突出部63gを中心にして回転する。
【0131】
そして前記現像カートリッジDは、前記第一の突出部63cと前記第二の突出部63gを中心にして着脱位置(図22)から約90度〜120度回転することによって前記装着位置(図24)に達する、ここで、前記着脱位置(図22)は、前記第一の突出部63cと前記第二の突出部63gが前記第一の支持部材59と前記第二の支持部材26の内部に侵入した位置であって、前記平面部分63g3が前記第一の支持部材59と前記第二の支持部材26の有する嵌合部分19b2・26aと各々対向している位置である。ここで本実施形態においては、約105度回転する。
【0132】
また前記現像カートリッジDは、更に、前記第一の突出部63cと前記第二の突出部63gを中心にして前記装着位置から約5度〜10度回転することによって現像位置に達する、ここで、前記現像位置は前記現像ローラ12がスペーサコロ12a・12bを介して前記電子写真感光体ドラムに押圧している位置である。尚、本実施形態においては、約7度回転する。
【0133】
また前述ガイド70は、現像カートリッジDを装置本体内へガイドするためのガイド70であって、前記第一の突出部63cに対して変位可能に設けられているガイド70である。このように、本実施形態にあっては、ガイド70が変位可能であるから現像カートリッジを装置本体に着脱するにあたって、現像カートリッジをスムーズに回転させることができる。また、現像カートリッジを装置本体に着脱するにあたって、実質的に直線的な動作と実質的に回転的な動作とを組合せて、現像カートリッジをスムーズに装置本体に対して着脱することができる。
【0134】
そして前記ガイド70は長細形状であって、前記現像カートリッジを装置本体内の装着位置に装着するために前記第一の突出部63cに対して約90度〜120度回転する。
【0135】
更に前記現像カートリッジDは、前記現像カートリッジDが前記装置本体30に装着された際に、前記現像ローラ12を回転させるための駆動力を前記装置本体30から受けるための駆動力受け部材22を有している、ここで前記駆動力受け部材22は前記現像ローラ12の長手方向に対して前記第一の突出部63cが配置されているのと同じ側に配置されている、そして前記ガイド70は前記同じ側のみに配置されている。このようにガイド70は一方の側面、63hのみに設けられているので(他方の側面63iには設けられてはいない)、現像カートリッジDを装置本体30へ装着する際にスムーズに装着することができる。
【0136】
尚、現像カートリッジの装着位置とは、装置本体に対して現像カートリッジが位置決めして装着される位置である。
【0137】
また現像カートリッジの現像位置とは、装着本体に対して現像カートリッジが現像を行うために位置決めされる位置である。
【0138】
また現像カートリッジの着脱位置とは、装置本体に設けられた支持部材に対して現像カートリッジを装着するための、及び、取り出すための位置である。ここで支持部材とは、現像カートリッジを装着位置に装着する際に、現像カートリッジを支持するためのものである。
【0139】
次に、前述した現像カートリッジDの装置本体30に対する位置決めに関する構成をまとめると次のようになる。
【0140】
電子写真画像形成装置本体30に着脱可能であって、電子写真感光体1に形成された潜像を現像するための現像カートリッジDにおいて、カートリッジフレーム63と、電子写真画像形成装置本体30に装着された際に、装置本体に設けられている電子写真感光体ドラム1に形成された潜像をトナーを用いて現像するための現像ローラ12と、前記現像ローラ12の長手方向において一端側に前記カートリッジフレーム部分63hから外方へ突出して設けられた第一の突出部(突出部)63cと、ここで前記第一の突出部63cは装置本体30に装着された際に装置本体30に設けられた第一の支持部材(ガイド)59に支持される。前記現像ローラ12の長手方向において他端側に前記カートリッジフレーム部分63iから外方へ突出して設けられた第二の突出部(突出部)63gと、ここで前記第二の突出部63gは装置本体に装着された際に装置本体に設けられた第二の支持部材(ガイド)26に支持される。前記現像ローラ12の長手方向において一端側に前記カートリッジフレーム部分63hから外方へ突出して設けられた第一の付勢力受け部(バネ受け部)63k1と、ここで前記第一の付勢力受け部63k1には装置本体に装着された際に装置本体に設けられた第一の弾性部材(コイルスプリング)11aによって付勢力が与えられる。また、前記第一の付勢力受け部63k1は、前記カートリッジフレーム63と一体成形されている。前記現像ローラ12の長手方向において他端側に前記カートリッジフレーム部分63iから外方へ突出して設けられた第二の付勢力受け部(バネ受け部)63k2と、ここで前記第二の付勢力受け部63k2には装置本体に装着された際に装置本体に設けられた第二の弾性部材(コイルスプリング)11aによって付勢力が与えられる。また、前記第二の付勢力受け部63k2は、前記カートリッジフレームと一体成形されている。前記現像ローラ12aの長手方向において一端側に前記カートリッジフレーム部分63hから外方へ突出して設けられた第一の当接部(姿勢決めボス)63m1と、ここで前記第一の当接部63m1は装置本体に装着された際に装置本体に設けられた第一の固設部(中心軸)10に当接する。また、前記第一の当接部10は、前記カートリッジフレームと一体成形されている。前記現像ローラ12aの長手方向において他端側に前記カートリッジフレーム部分63iから外方へ突出して設けられた第二の当接部(姿勢決めボス)63m2と、ここで前記第二の当接部63m2は装置本体に装着された際に装置本体に設けられた第二の固設部(中心軸)10に当接する。また、前記第二の当接部63m2は、前記カートリッジフレームと一体成形されている。
【0141】
装置本体に装着された際に、前記現像ローラを回転させるための駆動力を前記装置本体から受けるための駆動力受け部材22と、ここで前記駆動力受け部材22は前記現像ローラ12の長手方向において一端側に前記カートリッジフレーム部分63hから露出して設けられている、を有する。
【0142】
ここで、前記現像ローラ12の長手方向と略直交する側面方向から見た場合に、前記現像ローラ12の回転中心と前記駆動力受け部材の回転中心とを結んだ直線に対して前記第一の付勢力受け部と第二の付勢力受け部は約100度〜130度の範囲内に配置されている。また、前記第一の当接部と第二の当接部は約130度〜150度の範囲内に配置されている。
【0143】
ここで前記第一の付勢力受け部63kと第二の付勢力受け部63kは平板形状であって、平坦な部分でもって前記第一の弾性部材11aによる付勢力と第二の弾性部材11aによる付勢力を受ける。
【0144】
また前記第一の当接部63m1と第二の当接部63m2は円柱形状であって、前記円柱形状の周面部分が前記第一の固設部10と第二の固設部10に当接する。
【0145】
尚、前述したカートリッジフレーム、現像ローラ、駆動力受け部材、トナー収納部、シャッター、カートリッジガイド、ロック部材、固設部分、第一の突出部、第二の突出部、第一の付勢力受け部、第二の付勢力受け部、第一の当接部、第二の当接部、第一の固設部、及び、第二の固設部等は、前述した実施例に限定されるものではなくて、形状、構造等を適宜選択して用いることができる。
【0146】
次に他の実施形態について説明する。
【0147】
図26は、現像カートリッジDの一側端の側面図である。
【0148】
本実施形態においては、前述した突出部63cの他の形状について示す。
【0149】
現像カートリッジDの枠体63の側面63hに設けられた円筒状の突出部63cの一部を直線的にカットしなくても、図25に示すようにW2の幅がガイド59の入口のリブ間隔W1(図19)よりも狭くなるように、直線部63c1に少なくとも一つの突起63c3を設けても挿入が可能である。
【0150】
これにより、ガイド59のリブとの接触抵抗を減らし、現像カートリッジDの挿入がスムーズになる。
【0151】
さらに図27を用いて他の実施形態について説明する。
【0152】
図27は現像カートリッジの枠体63の側面63hに設けられた円筒状の突起部63cをガイド59の円弧状のリブの直径D1(図19)と嵌合するような直径D2の円弧に接する複数の突起63c4を有した形状にする。
【0153】
これにより、ガイド59のリブとの接触抵抗を減らして、現像カートリッジDを装置本体30へ装着する際の回転がスムーズになる。
【0154】
さらに図28に示した他の実施形態は、図26及び図27に示した実施形態を組み合わせたものであって、前述効果を得ることができる。
【0155】
さらに図29を用いて他の実施形態について説明する。
【0156】
図29に示す実施形態は、シャッタ80を使用者が手でカートリッジフレーム63から取り外す、あるいは取り付けるものである。また、ガイド70をシャッタ80にではなくて回動部材81に設けたものである。この回動部材81は突出部63Cを中心にして、カートリッジフレーム63の側面63hに沿って回動可能である。そして前述したロック部材71によってロックされている。したがって、このガイド70は前述実施形態と同様に機能して、現像カートリッジDを装置本体30に装着することができる。
【0157】
またシャッタ80は、現像カートリッジDを装置本体30に装着するのに先立って、使用者によってフレーム63から取り外される。そして現像カートリッジDを装置本体30から取り出した際に、必要に応じて再びフレーム63に使用者によって取り付けられる。尚、シャッタ80は必ずしも必要ではなくて、なくても良い。
【0158】
またガイド70は、回動部材81に設けられなくても、カートリッジフレーム63に直接取り付けても良い。この場合には、ガイドを移動可能にカートリッジフレーム63に取り付ける必要がある。
【0159】
前述した各実施例によれば、現像カートリッジフレームの長手方向両側面に設けた突出物をガイドさせて現像カートリッジを画像形成装置本体へ挿入するように構成したために、長手方向と直交する方向(短手方向)に挿入することができ、挿入ストロークを短くすることができ、挿入操作性が向上するものである。
【0160】
また、現像カートリッジへの駆動連結をカップリング形状によって行うようにすることにより、例えば駆動ギアピッチムラ等を原因とする駆動精度の低下を防止することができる。
【0161】
尚、前述カートリッジフレーム、及び、シャッター等は、例えばポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネイト、ポリエチレン、あるいはポリプロピレン等のプラスチック製である。
【0162】
またプロセスカートリッジとしては、前述実施例に限定されずに、プロセス手段としての帯電手段、クリーニング手段の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
【0163】
以上説明した通り、本実施の形態によれば、現像カートリッジの装着操作性を向上させることができる。
【0164】
また本実施の形態によれば、現像カートリッジを電子写真画像形成装置本体に精度良く位置決めして装着することができる。
【0165】
また、付勢力受け部と当接部をカートリッジフレーム部分から外方へ突出して設けた本実施の形態によれば、付勢力受け部と当接部の形状等に拘束されることなくカートリッジフレームの形状を定めることができる。
【0166】
(第4実施形態)
さて次に図30〜図33を用いて現像カートリッジの更に他の実施形態を説明する。尚、本実施形態においても、現像カートリッジDは図1に示すフルカラーレーザービームプリンタに取り外し可能に装着できる。また、本実施形態においても、現像カートリッジDはカートリッジ枠体63内に、現像ローラ12、現像ブレード16、及び、トナー収納部63aを有している。
【0167】
図33に示すように、現像カートリッジDのカートリッジフレーム63には長手方向にわたって開口部63bが形成してあり、現像ローラ12は前記開口部63bから露出するようにカートリッジフレーム63に取り付けられている。そして、カートリッジフレーム63の長手方向一側面63hの略中央には突出部63cがカートリッジフレーム63と一体的に形成されている。この突出郡63cは、前述したように現像カートリッジDを画像形成装置本体30に挿入するときのガイド、及び、現像カートリッジDの装置本体30への着脱の際の回動中心となるものである。また、前記突出部63cは円筒状に形成されている。
【0168】
またカートリッジフレーム63の長手方向他側面63iの略中央にはシャッターピンとしての突出部63gがカートリッジフレーム63に取り外し可能に取り付けられている(尚、図33では取り外した状態を示している)。この突出部63gは側面63iに設けた穴63Eq(図56参照)に差込部(以下、「ピン取り付け部」という)63g1を差し込むことによってカートリッジフレーム63に取り付けられる。尚、この突出部63gは、後述するように導電部63g8を備えて非磁性トナーであるマゼンタ色、シアン色、及びイエロー色トナー用のマゼンタ現像カートリッジDm、シアン現像カートリッジDc、及び、イエロー現像カートリッジDyにのみ用いられるものであるが、磁性トナーであるブラック色トナー用のブラック現像カートリッジDbに用いる突出部63gは導電部63g8を備えていない。これはマゼンタ現像カートリッジDm、シアン現像カートリッジDc、及び、イエロー現像カートリッジDyが後述する電荷付与部材としての電荷付与ローラ91を備えることによる。そして、前記突出部63gは、現像カートリッジD(Dm,Dc,Dy,Db)が装置本体30に装着された際に回転中心となる軸として機能する。この突出部63gは側面63iに設けた上記穴63Eqにピン取り付け部63g1を差し込むことによってカートリッジフレーム63に取り付けられる。尚、ピン取り付け部63g1の先端に逆爪状の爪部分63b13を有しており、カートリッジフレーム63に前記逆爪部分63b13が係合することによって突出部63gはカートリッジフレーム63に取り付けられる。また現像カートリッジDがロータリーユニットの装着位置に装着された際に、この突出部63gの先端面63g2がロータリーユニットの他壁面から弾力で突出する前述した押し付け部材26bに押される。したがって現像カートリッジDは側面63hの方向(図33における矢印Qの方向)へ押される。そこで現像カートリッジDは、駆動力受け部材22の設けられた側面63hを基準にしてロータリーユニット(装置本体30)に装着される。
【0169】
(突出部(シャッターピン)の構成)
次にシャッターピンとしての突出部63gの構成について、図33、図53、及び、図54を用いて説明する。
【0170】
シャッターピンとしての突出部63gは、長手方向の一端から他端に向かって、ピン取り付け部63g1、シャッター取り付け部63g6、及び、頭部63g7の順に配置した構成となっている。ピン取り付け部63g1はカートリッジフレーム63に突出部63gを取り付けるための部分であり、シャッター取り付け部63g6は後述するシャッター64をカートリッジフレーム63に取り付けるための部分である。頭部63g7は突出部63gがカートリッジフレーム63に取り付けられた際に、カートリッジフレーム63の外側に位置する。
【0171】
前記ピン取り付け部63g1は、カートリッジフレーム63の内側に侵入するシリンダー形状部分63g11と、カートリッジフレーム63に突出部63gを取り付けるために該カートリッジフレーム63に係止する係止部分63b12と、からなる。係止部分63b12は弾性的にカートリッジフレーム63に係止する爪部分63b13を有する。この爪63b13は突出部63gの先端に逆爪状に設けられて弾性的にカートリッジフレーム63に係止する(図56参照)。
【0172】
前記シャッター取り付け部63g6は、シャッター64に設けられた丸穴64aに嵌合するための嵌合部63g61と、この嵌合部63g61が該丸穴64aから抜け出るのを防止する規制部63g62と、からなる。そして、前記シャッター取り付け部63g6は、嵌合部63g61が円形に形成されて第一の円形を構成し、規制部63g62が嵌合部63g61よりも径の大きな円形に形成されて第二の円形を構成する。そして、突出部63gがカートリッジフレーム63に取り付けられた際に、第二の円形としての規制部63g62はシャッター64の側面と対向するようになっている。
【0173】
前記頭部63g7は、その周面に互いに向かい合ったカット部(平面部分)63g3と、円筒部(円弧形状の面部分)64g4とを有する。
【0174】
また、前記突出部63gは、現像カートリッジD(Dm,Dc,Dy)が装置本体30に装着された際に、装置本体30との間で現像カートリッジD(Dm,Dc,Dy)のアースをとるための導電部63g8を有する。導電部63g8は金属製であって、円柱形状部分63g81とDカット形状部分63g82とからなり、上記ピン取り付け部63g1、シャッター取り付け部63g6、及び頭部63g7の内部に圧入されて、これら各部を長手方向に貫通している。
【0175】
なお、前記突出部63gのピン取り付け部63g1、シャッター取り付け部63g6、及び、頭部63g7はプラスチック製の一体成形物であり、プラスチックとして、例えば、ポリスチレン等を用いることができる。また、前記導電部63g8は金属製であり、金属として、例えば、鉄等を用いることができる。
【0176】
また現像ローラ12の両側端には、スペーサコロ12a,12bが取り付けられている。したがって、現像位置において、前述第1実施形態の付勢手段又はスライド部材を付勢している圧縮コイルばねの付勢力によってスペーサコロ12a,12bが感光体ドラム1の周面に押し付けられることによって、現像ローラ12と感光体ドラム1は所定の間隙を維持する。
【0177】
また、ゴム等で製作された現像ブレード16(図30参照)は、板金16aを小ねじ16bによってカートリッジフレーム63に取り付けられている。図30に示す現像カートリッジDyの現像ブレード16は、現像ローラ12上のトナーに電荷を付与するための電荷付与ローラ91を保持する保持部材90の裏側で板金16aに取り付けられている。保持部材90及び板金16aは小ねじ16bによってカートリッジフレーム63に取り付けられている。なお、現像ブレード16の構成については詳細を後述する。
【0178】
(現像剤電荷付与ローラー(現像剤電荷付与部材)の説明)
ここで、マゼンタ現像カートリッジDm、シアン現像カートリッジDc、及び、イエロー現像カートリッジDyに用いられる非磁性一成分トナーであるトナーに電荷を付与する現像剤電荷付与部材としての現像剤電荷付与ローラ91(以下単に「電荷付与ローラ」という)について説明する。
【0179】
電荷付与ローラ91は図30及び図33に示すように、現像ローラ12の長手方向両端部に回転可能に配置されている。詳しくは、現像ローラ12の回転方向にて現像ブレード16の現像ローラ12との当接部Nの上流側に、より詳しくは、現像ローラ12の回転方向上流側において、現像ローラ12上のトナーにより感光体ドラム1の静電潜像を現像する現像部Rの下流側で現像ローラ12に当接するように配置され、現像ローラ12に従動回転しながら薄層形成されたトナーを電気的に帯電するものである。
【0180】
帯電付与ローラ91は現像ローラ12の長手方向両端部に配置されている。各帯電付与ローラ91は、保持部材90に設けたフック状の支持部90aに回転可能に支持された導電性の軸91sにより連結されている。導電性の軸91sは保持部材90の長手方向両端部に設けられた帯電付与ローラ導電板93に金属製の導電バネ92を介して接触している。そして、帯電付与ローラ91は現像ローラ12の周面において非トナーコート部(荒れていない部分)A2、トナーコート部(荒れている部分)A1の双方に当接している。これは、非磁性一成分現像剤としてのトナーの流動性が高いためトナーコート部A1のみの当接では電荷付与ローラ91がスリップしやすく、従動回転が得られない恐れがあるからである。また駆動については電荷付与ローラ91、現像ローラ12間は従動または同周速が必須であり、電荷付与ローラ91、現像ローラ12間に周速差が生じるとトナーコートが不均一になり、現像時に感光体ドラム1へトナーがガブリとして転移したり、トナーの飛散や漏れの原因となる。
【0181】
また、電荷付与ローラ91は塗布ローラ19の長手方向端部、および塗布ローラ19と現像フレーム63Aの有するトナー供給開口63Aeの長手方向の側壁との隙間領域を現像ローラ12との当接領域として含んでいる。このように電荷付与ローラ91の当接領域を設定した理由は、塗布ローラ19が無い領域および塗布ローラ19の端部においては、トナーに対し摩擦帯電量が不十分となる領域であり、現像ローラ12への電気的付着力(鏡映力)が弱いためである。
【0182】
前記導電性の軸91sは、保持部材90の長手方向両端部に設けられた帯電付与ローラ導電板93と金属製の導電バネ92を介して接触している。
【0183】
本実施形態では、現像ローラ12の長手方向両端部に上述したような当接領域を含む電荷付与ローラ91を設けることにより、トナーが現像ブレード16の長手方向両端部近傍の当接部Nに挟まることによって現像ブレード16が持ち上げられ、現像ブレード16の現像ローラ12との当接部Nの長手方向両端部のトナー層がスジ状に徐々に厚く形成されて現像ローラ12への電気的付着力が低下しても、電荷付与ローラ91によるトナーへの電気的な電荷付与により現像ローラ12への電気的付着力が回復し、感光体ドラム1へトナーがカブリとして転移したり、トナーが現像ローラ12の表面から外部にこぼれ落ち、装置本体30内を著しく汚してしまういわゆるトナー漏れを防いでいる。
【0184】
また、塗布ローラ19の端部と現像フレーム63Aのトナー供給開口63Aeの長手方向の側壁との間の隙間領域でトナーに対し摩擦帯電量が不十分となり、現像ローラ12への電気的付着力が低下しても、帯電付与ローラ91によるトナーへの電気的な電荷付与により現像ローラ12への電気的付着力が回復し、感光体ドラム1へトナーがカブリとして転移したり、トナーが現像ローラ12の表面から外部にこぼれ落ち、装置本体30内を著しく汚してしまういわゆるトナー漏れを防いでいる。
【0185】
これにより、現像ローラ12の長手方向両端部において、未帯電トナーの発生を確実に防止でき、現像ローラ12へのトナーの薄層形成を安定して良好に行える。なお、電荷付与ローラ91へは後述の反駆動側のサイドカバー(第一のサイドカバー)63Eの内側に設けられた電圧発生回路100(図55参照)によりバイアスが供給されるが、この電圧発生回路100の構成については後述する。
【0186】
前記現像カートリッジDの一側面63hには、ロック部材71が取り付けられている(但し、図33では取り外した状態で示している)。前記ロック部材71は、現像手段としての現像ローラ12の長手方向において前記一端側に設けられた前記カートリッジフレーム63の一側面63h部分に取り付けられている。そして前記シャッター64の側壁64eに設けられたシャッター係合凹部64tと係合するロック係合部71bと、前記ロック係合部71bを支持する支持部71aと、前記カートリッジフレーム63の一側面63hに取り付けられている取り付け部71c,71dと、を有している。尚、63jl,63j2は側面63hに設けた穴であって、前記取り付け部71c,71dが差し込まれている。また、前記ロック部材71はプラスチック製の一体成形物である。そして装着位置に装着する過程で、前記ロック部材71の一部分であるアーム部71gが装置本体30に設けられた固設部分と接触することによって前記支持部71aが撓んで前記ロック係合部71bがシャッター係合凹部64tから外れて前記シャッター64のロックを解除する。
【0187】
(シャッター)
次に、シャッター64について説明する。
【0188】
図38に示すように、シャッター64の長手方向両側壁64e,64fには丸孔64aが設けてあり、この丸孔64aが前記突出部63c,63gに嵌合することによってカートリッジフレーム63にシャッター64が回動可能に取り付けられる。そして、図31、図32に示すように、シャッター64が閉じると開口部63bが閉じられて現像ローラ12がシャッター64によって覆われる。現像カートリッジDは装置本体30から取り外されている状態にあってはシャッター64が閉じているために、現像ローラ12に埃等が付着することはなく、また現像ローラ12等が傷つくこともない。また、現像カートリッジD内に異物が侵入することもない。
【0189】
上述のロック部材71の支持部71aは溝71fを設けることによって取り付け部71c,71dを設ける側を根本側として片持状にして弾性変形可能としてあり、この支持部71a先端にロック係合部71b及びロック解除用のアーム部71gを設けてある。上記取り付け部71cは長手方向の円筒形であって取り付け穴63jlに嵌合する。また、取り付け部71cの回りに設けた三個所の取り付け部71dは長手方向へ突出する角形ダボである。そして、夫々逆爪(不図示)を有しており、取り付け穴63jl回りに設けた角形の取り付け穴63j2に嵌入することによりロック部材71はカートリッジフレーム63の側面63hに取り付けられる。
【0190】
そして、図37に示すようにシャッター64が開いた状態においてロック係合部71b先端はシャッター64の側壁64eの穴64aと同心の円弧部を有するカム縁64m上にあり、シャッター64が閉じると、図35に示すようにロック係合部71bがシャッター64のカム縁64mに設けた係合凹部64tに係合してシャッター64は閉鎖状態でロックされ、不用意に開いてしまうことがない。
【0191】
そして現像カートリッジDを画像形成装置本体30に装着するときに前記ロックが自動的に解除され、且つ、シャッター64が開くようになっている。
【0192】
(現像カートリッジの誤装着防止手段)
ここで、現像カートリッジDの誤装着防止手段の構成について、図38、図39、図50を用いて説明する。
【0193】
現像カートリッジD(Dm,Dc,Dy,Db)は夫々取り付け形状、寸法等の取り付け部が同一であってロータリーユニットの複数のカートリッジ装着部のいずれにも装着可能である。そこでロータリーユニットの所定色のカートリッジ装着部へ、このカートリッジ装着部へ装着すべき現像カートリッジ以外の他の現像カートリッジを装着できないようにすることによって、使用者が現像カートリッジをカートリッジ装着部へ装着する操作性を向上することができる。
【0194】
本実施の形態では、ロータリーユニットの周方向を等配してカートリッジ装着部を設け(詳しくは、カートリッジ装着部は本例ではロータリーユニットの周方向を四等配して設ける。)、これらのカートリッジ装着部を仕切る仕切り板11b(図39参照)を該ロータリーユニットの長手方向両端部の両フランジ11f,11g間に架け渡して該両フランジ11f,11gを結合している。前記仕切り板11bはロータリーユニット11の軸方向に延在する。この仕切り板11bは一方のフランジ11g(駆動力受け部側)に近い端部において、各仕切り板11f,11gにそれぞれ本体識別部11ml,11cl,11yl,11blが設けられている(図50参照)。
【0195】
一方図38、図50に示すように、現像カートリッジDのシャッター64(64m,64c,64y,64b)には、夫々の現像カートリッジDを区別するためのカートリッジ識別部64M,64C,64Y,64Bが設けられている(図38は識別部64Bを示す)。これらの識別部64M,64C,64Y,64Bは現像カートリッジDのシャッター64の円筒形外周の長手方向の異なる位置に設けられている。この識別部64M,64C,64Y,64Bはシャッター64の外周から突出して凸部として設けられている。この識別部64M,64C,64Y,64Bはシャッター64を長手方向から見て夫々シャッター64に設けた丸穴64aのほぼ中心方向を向いている直線状の突条となったガイド70にほぼ直交し、丸穴64aのほぼ中心をとおる位置に中心が存在する。この識別部64M,64C,64Y,64Bはシャッター64の現像ローラ12にのぞむ側の縁である開き端64h近くであって長手方向の駆動力受け側近くにまとめて設けられている。
【0196】
図38に示すようにシャッター64には識別部64M,64C,64Y,64Bを取り付けるために長手方向に一直線上に等間隔に駒64rを取り付け可能な座64sが四個所等間隔に設けてある。この座64sには駒位置決め用穴64p,64qがシャッター64の周方向に並列しており、穴64pは丸穴であり穴64qはシャッター64の周方向に長い長穴である。駒64rは六立方体形であって図54には見えない座64sに対向する面には穴64p,64qに嵌合する突起が設けてあり、この穴64p,64qにこの突起を嵌合して位置決めすると共に座64sと駒64rを接着にて固定する。
【0197】
これらの四つの座64sの何れか1つに駒64rを取り付け、現像カートリッジDの識別部64M,64C,64Y,64Bとするものである。このような識別部64M,64C,64Y,64Bを有する現像カートリッジDをカートリッジ装着部に夫々装着する際、夫々現像カートリッジDの識別部64M,64C,64Y,64Bは図50に示すようにカートリッジ装着部14の識別部11ml,11cl,11yl,11blに夫々嵌合し夫々カートリッジ装着部14m,14c,14y,14bに進入できるが、カートリッジ装着部14yに対して現像カートリッジDm,Dc,Dbの何れの識別部64M,64C,64Bもカートリッジ装着部14の仕切り板11yの識別部11ylのない縁に当って現像カートリッジDm,Dc,Dbはイエロー色現像カートリッジDy用のカートリッジ装着部14yへは装着出来ない。
【0198】
同様にしてマゼンタ色の現像カートリッジDmを装着するためのカートリッジ装着部14mは現像カートリッジDy,Dc,Dbへは装着できない。シアン色の現像カートリッジDcを装着するためのカートリッジ装着部14cへは現像カートリッジDy,Dm,Dbは装着できない。ブラックトナーを収容した現像カートリッジDbを装着するためのカートリッジ装着部へは現像カートリッジDy,Dm,Dcは装着できない。
【0199】
(現像フレームの構成)
図30、図31、図32に示すように、全体を符号63で示すカートリッジフレームは現像フレーム(主カートリッジフレーム)63A、トナーフレーム63B、カバーフレーム63C、サイドカバー(現像剤カートリッジサイドカバー)63D,63E及びカップリングフレーム63Fで構成される。
【0200】
図30に示すように現像フレーム63Aとトナーフレーム63Bは現像フレーム63Aの短手方向両側において長手方向に沿って設けたフランジ63Aaとトナーフレーム63Bに長手方向に沿って設けたフランジ63Baとの結合面63nとに長手方向の三角突条を設けてこの突条を超音波溶着して両フレーム63A,63Bを結合することによってDT容器ユニットDUを構成している。
【0201】
トナーフレーム63Bとカバーフレーム63Cは両フレームの開口63oを併せて1つのトナー容器とするように、トナーフレーム63Bの前記フランジ63Baを断面鍵形にしてその上面を結合面63pとし、この結合面63pを一平面とするフランジ63Bbを開口63oを囲繞するように設けてある。カバーフレーム63C側の開口63oを囲繞するフランジ63Cbを結合面63pでトナーフレーム63Bのフランジ63Bbと接して超音波溶着してある。
【0202】
また斜視図で示す図31、図32に示すように上述のように結合された現像フレーム63Aとトナーフレーム63Bの長手方向両端部をサイドカバー63D,63Eが覆っており、サイドカバー(第一のサイドカバー)63Eは現像フレーム63Aにねじ止めされており、サイドカバー(第二のサイドカバー)63Dは現像フレーム63Aに固定されたカップリングフレーム(軸受けユニット)63Fにねじ止めされている。これによって総てのフレームは一体的なカートリッジフレーム63となっている。
【0203】
(カップリングフレーム)
斜視図の図44で示すように現像フレーム63Aの駆動力受け側の軸部の座面63Akl(図43参照)にはカップリングフレーム(軸受けユニット)63Fが小ねじ用穴63Faを挿通して不図示の小ねじを現像部材支持フレーム63Aの長手方向端面のめねじ63Amにねじ込むことによって固定される。これによって、現像部材支持フレーム63Aの駆動力受け側の底面63Aklと図52に示すカップリングフレーム63Fの平面の取り付け面63Fkが当接する。このカップリングフレーム63Fの取り付け面63Fkの形状は現像フレーム63Aの座面63Aklとほぼ同一形状であり、密接すると両面は合致する。この取り付け面63Fkには現像フレーム63Aの座面63Aklの位置決め穴63An,63Apに夫々嵌合する長手方向の円筒形ダボ63Fgが設けられている。
【0204】
図44に示すように現像ローラ12の回転軸12cの一端はカップリングフレーム63Fに嵌入した現像ローラ軸受38に支持されている。駆動力受け部材22を支持する突出軸63Fbがカップリングフレーム63Fに一体成形されている。トナー送り部材15を支持するジャーナル33に一体に設けたギア23dと噛合う小ギア23c2を有する段付アイドラギア23cを回転自在に支持するダボとしての突出軸63Fcが一体に設けられている(図51参照)。また塗布ローラ19の回転軸19aが挿通する穴63Fdが設けられている。このカップリングフレーム63Fにはサイドカバー63Dを取り付けるためのめねじ63Feが設けられている。
【0205】
次に現像ローラ12の他端側の支持及びトナーシール27の引出し口について述べる。
【0206】
(反駆動側のサイドカバー)
図45に示すように駆動側とは反対側に設けられたサイドカバー(第一のサイドカバー)63Eは現像フレーム63A及びトナーフレーム63Bの長手方向端面を覆う形状をしている。そして現像フレーム63Aの長手方向の端面のサイドカバー取り付け用底面63Ak2に接する平面の取付面63Eaが設けられ、この取付面63Eaには現像フレーム63Aの座面63Ak2の位置決め穴63An,63Apに夫々嵌合する長手方向の円筒形ダボ63Ebが設けられている。また、現像フレーム63Aのめねじ63Amと一致する位置に不図示の小ねじを外側から挿通して、前記めねじ63Amにねじ込み、サイドカバー63Eを現像フレーム63Aに固定する小ねじ用穴63Ecが長手方向に貫通している。このようなサイドカバー63Eを現像フレーム63Aに取り付けた状態で現像ローラ12の回転軸12cを回転自在に支持する現像ローラ軸受39がサイドカバー63Eの穴に長手方向に嵌入している。
【0207】
前記取付面63Eaからは長手方向へ円筒形突出部63Efが突出し、この突出部63Ef先端で先に述べた図41に示す塗布ローラ19の回転軸19aの軸封パッキン35を現像フレーム63Aの塗布ローラ19の回転軸19aの軸取り付け部63qを押圧するようになっている。また現像ローラ12の回転軸12cの突出端部外周を覆うカバー部63Egが一体に設けられている。このカバー部64Egは図41(塗布ローラ端を示す斜視図)に示す弾性シール部材32のシール面と同じ内側面63Ehを有し、取付状態においてこのシール面とつらなるほぼ同一面となる。
【0208】
このサイドカバー63Eにはトナーシール27を現像カートリッジDの外部へ引き出すためにトナーシール27の端部が挿通するトナーシール開口63Eiが長手方向に貫通している。このトナーシール開口63Eiはトナーシール27の幅方向に長い方形でトナーシール引き抜き把手73(図34参照)の幅よりもこのトナーシール開口63Eiの図45における上下方向の辺の長さは大きい。
【0209】
図42はトナー供給開口部63Bcを含むトナーフレーム63Bの水平断面図である。トナーシール27はトナー供給開口部63Bcの縁の全周に張り付けた上、折り返し部27bで折り返し、トナー供給開口部63Bcの縁の全周に張り付けたトナーシール部分に重ねて端部27cをトナーシール引き抜き把手73に接着してある。このトナーシール27の端部27c及びトナーシール引き抜き把手73はトナーシール開口63Ei内に存在すると共に現像カートリッジD外へ出されている。
【0210】
トナーシール開口63Eiの内側には、図42に示すように、トナーシール導出斜面63Ejが設けられている。この斜面63Ejは平面であって、トナーフレーム63Bの設けられた側へ向って傾いている。したがって、トナーシール27は、図42に示す通り、この斜面63Ejにガイドされて、貼付されたトナーフレーム63Bの部分から斜め上方(トナー供給口63Bpの設けられた側)へ引き出される。そしてサイドカバー63Eは、この斜面63Ejに続いて引き抜き方向外側に、トナーフレーム63Bのトナーシール27の貼り付け面63Bと平行な平面63Ekを有する。なお、このトナーシール導出斜面63Ejは平面に限らず、曲面であってもよい。
【0211】
トナーシール引き抜き把手73を外方へ引くと、トナーシール27はトナーシール引き抜き把手73に固定された端部からトナーシール開口63Eiを通じて外部へ引き出され、折り返し部27bが図42において左行し、折り返し部27b側からトナーシール27はトナー供給開口部63Bcの縁から剥がされる。トナーシール27を全部引き出すことによってトナー供給開口部63Bcは全開する。これによって、トナーフレーム63B中のトナーは現像部材支持フレーム63Aの現像室63At(図30参照)ヘトナーが供給可能となる。このトナーシール27が引き出される際、トナーシール27はトナーフレーム63Bの端部シール31aで密封されている角63Bmと、サイドカバー63Eのトナーシール開口63Eiの内壁であるトナーシール導出斜面63Ejと平面63Ekとでなす角部63Emとの間でトナーシール27が張設せられるので、トナーシール供給開口部63Bc前面で折り返されているトナーシール27はトナーシール供給用開口部63Bcの縁のトナーシール面に沿って引っ張られて、折り返し部27bから順次剥がされ、剥がされる部分は一定方向であるからトナーシール27の折り返し部から端部シール31aを通過するまで一定方向に引かれ、サイドカバー63Eのトナーシール開口63Eiにより、使用者がトナーシール27を引く方向を規制することができ、異常な方向にトナーシール27を引いて端部シール31aがちぎれたり、トナーが洩れることを防ぐことができる。
【0212】
前述実施の形態は電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像ローラ12と、
前記現像ローラ12によって現像に用いられるトナーを収納するためのトナー収納部63aと、ここで前記トナー収納部63aは収納しているトナーを前記現像ローラ12へ供給するためのトナー供給開口63Bcを有する、
前記トナー供給開口63Bcを封止するためのトナーシール27であって、前記現像カートリッジDを使用するのに先立って引き抜かれることによって前記トナー供給開口63Bcを開封する、そして、前記トナー収納部63aに収納されているトナーが前記現像ローラ12へ供給されるのを可能とする、
を有して、電子写真感光体1に形成された潜像を現像するための、電子写真画像形成装置本体30に着脱可能な現像カートリッジに用いられる現像カートリッジサイドカバー63Eであって、
前記現像ローラ12の一端側の軸12cを回転可能に支持するための軸支持部(例えば、現像ローラ軸受39)と、
前記トナー収納部63aの有するトナー供給開口63Bc,63Aeを開封する際に、前記トナーシール27を外側へ導くためのトナーシール開口63Eiと
を有する現像カートリッジサイドカバーである。
【0213】
更に、前記現像カートリッジサイドカバーは、前記現像ローラ12の周面にトナーを付着させるための塗布ローラ19の軸19aの一端を嵌合させるための嵌合部(例えば、円筒形突出部63Ef)を有する。
【0214】
更に、前記現像カートリッジサイドカバー63Eは、前記現像カートリッジDが装置本体30に装着された際に、前記装置本体30に位置決めされるために装置本体30に設けられた弾性部材(例えば、圧縮コイルばね)から付勢力を受けるための付勢力受け部(例えば、ばね受け面)と、前記付勢力受け部が受けた付勢力によって現像カートリッジが回転するのを規制するための当接部(例えば、ボス63m2)と、を有する。
【0215】
更に、前記現像カートリッジサイドカバー63Eは、前記現像カートリッジDが装置本体30に装着された際に回転中心となる軸(例えば、突出部63g)を取り付けるための軸取り付け部(例えば、穴63Eq)を有する。
【0216】
尚、前記現像カートリッジサイドカバー63Eはプラスチック製の一体成形物である。
【0217】
また、前記トナーシール27の長手方向一端側に設けられた把持部分は、前記トナーシール27の長手方向一端側に取り付けられたプラスチック製のグリップ(例えば、把手73)である。
【0218】
更に、前記現像カートリッジサイドカバー63Eは、前記トナー収納部63aにトナーを充填するためのトナー充填開口(例えば、トナー補給口63Bp(図40参照))を封止するために前記トナー充填開口に取り付けられたトナーキャップ37(図42参照)をカバーするカバー部分63Erを有する。
【0219】
更に、前記現像カートリッジサイドカバー63Eは、前記電荷付与ローラ91への電圧発生回路100を有する。
【0220】
(電荷付与ローラへの電圧発生回路の説明)
電圧発生回路100は、図45及び図55に示すように、バイアス供給板金101、バイアス供給接続板金102、及び、アース接続板金103と共にサイドカバー63Eの内部に配置されている。バイアス供給接続板金102、及び、アース接続板金103は、それぞれ圧入や熱カシメ等の方法によりサイドカバー63Eの裏面に取り付けられている。アース接続板金103は既に述べたシャッターピンとしての突出部63gが挿入される穴63Eq上にアース接点部103aを有する。このアース接点部103aについては後述する。
【0221】
一方、電圧発生回路100へはバイアス供給接続板金102より現像バイアスが供給される。電圧発生回路100はアース接続板金103のアース部としてのアース接点部103aで突出部63gの導電部63g8に接続するようになっている(図56参照)。バイアス供給接続板金102はサイドカバー63Eが現像フレーム63A及びトナーフレーム63bに装着された際に折曲部102aが図41に示す帯電付与ローラ導電板93に接触するようになっている。帯電付与ローラ91の軸91sを通し、金属製の導電バネ92、帯電付与ローラ導電板93を導通し、バイアス供給接続板金102で受けたバイアスが電圧発生回路100に供給される。
【0222】
図55において、電圧発生回路100には電気素子としてコンデンサー(コンデンサー素子)104と抵抗(抵抗素子)105が使用されている。コンデンサー105はサイドカバー63Eに一体に設けられている受部63Etによって受けられており、アース接続板金103の電気素子押さえ部103bによって浮き上がらないように保持されている。
【0223】
ここで、電圧発生回路100のコンデンサー104と抵抗105はバイアス供給接続板金102とアース接続板金103とにより並列で接続されて、電荷付与ローラ91に与える電圧を発生させる電圧発生部100aを構成している。
【0224】
このような構成の電圧発生回路100は、後述する駆動側のサイドカバー63Dに設けられた整流回路41Eを通った現像バイアスをバイアス供給接続板金102を介して受け取り、このバイアスを用いて電圧発生部100aで電荷付与ローラ91に与える電圧(バイアス)を発生させ、アース接続板金103を介して、突出部63gの導電部63gにアース接続している。
【0225】
このような構成の現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)においては、電圧発生回路100を現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)の長手方向片側に、即ち、電圧発生回路100の電圧発生部101aとアース接点部103aをDT容器ユニットDUの長手方向片側に取り付けられるサイドカバー63Eの内部に設けているため、高圧接点の数を増やすことなく電荷付与ローラ91にバイアスを供給することが出来る。
【0226】
これにより、高圧接点数の増加による接点の信頼性の低下を回避できる上、高圧接点数の増加による接点敷設用の面積を新たに設ける必要が無いことから現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)の大型化も回避できる。また、電圧発生回路100をスペース的に比較的余裕のある反駆動側のサイドカバー63E内に組み込んでいるので、回路組込用の余分な出っ張り等を現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)の外表面に設ける必要がなく、現像剤カートリッジ9Yの美観も損なわれない。
【0227】
また電圧発生回路100に使用されているコンデンサー104、抵抗105などの電気素子を互いにバイアス供給接続板金102とアース接続板金103とで接続しているので、これらの電気素子を接続するための配線が不要になり、現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)の組立性が格段に向上する。
【0228】
また電圧発生回路100内のコンデンサー104と並列に抵抗105を配置しているので、現像動作終了時に回路内のコンデンサー104に充電された状態で、ロータリーユニット11が回転し装置本体30側の現像バイアス接点(高圧接点)41がOFFされても、抵抗105がコンデンサー104内の充電された電流を消費するため、再び現像状態になり現像バイアス接点41がONされても、その際にはコンデンサー104は電荷が残っていないため、装置本体30に電流が逆流しノイズを発生させる恐れが無い。
【0229】
(電荷付与ローラのアース接点の説明)
次に電荷付与ローラ91のアース接点部103aについて説明する。図55に示すサイドカバー63Eの穴63Eqにシャッターピンとしての突出部63gが挿入されると、図56に示すように、該突出部63gの有する導電部63g8のDカット形状部分63g82がアース接続板金103のアース接点部103aに接触する。これにより、電圧発生回路100のアースは突出部63gの有する導電部63g8を通じて装置本体30の不図示のアース部により接地される。即ち、導電部63g8は電荷付与ローラ91のアース接点として機能する。
【0230】
このように本実施形態では、現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)をロータリーユニット11に装着した際に、突出部63gの導電部63g8を通じて装置本体30のアース部により接地されるので、特に現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)と装置本体30に電圧発生回路100のアース用の接点を設ける必要がなく低コストで電圧発生回路100のアースを取ることが出来る。
【0231】
前述実施の形態のサイドカバーは、カートリッジフレームと、トナーを収納するためのトナー収納部と、
電子写真感光体(感光体ドラム1)に形成された静電潜像を現像するために、周面にトナーを付着させて回転する現像部材(12)と、前記現像部材の周面にトナーを付着させるために、前記トナーに電荷を付与するための電荷付与部材(91)と、現像カートリッジが装置本体に装着された際に、前記電荷付与部材(91)に供給するためのバイアスを前記装置本体から受けるためのバイアス接点(101b)と、現像カートリッジが装置本体に装着された際に、前記装置本体と前記電荷付与部材(91)とのアースを取るためのアース接点(103a)と、を有して、電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジに用いられるサイドカバーであって、
ここで、前記サイドカバーは、前記カートリッジフレームの長手方向の側端に、前記カートリッジフレームに対して取り外し可能に取り付けられ、前記カートリッジフレームの一部分を構成する、
そして、前記サイドカバーが前記カートリッジフレームに取り付けられた際に、前記アース接点(103a)と前記電荷付与部材(91)とを電気的に接続する回路の一部分に設けられる、コンデンサー(104)と抵抗(105)とを有するサイドカバーである。
【0232】
また、サイドカバー63Eの取付は次の工程を有する。
【0233】
電子写真画像形成装置本体30に着脱可能であって、電子写真感光体1に形成された潜像を現像するための現像カートリッジDに用いられる現像カートリッジサイドカバー63Eの取り付け方法において、
(a)電子写真感光体1に形成された潜像を現像するための現像ローラ12を装着するための現像ローラ装着部(例えば、凹部63s)を有する現像フレーム63Aを準備する現像フレーム準備工程と、
(b)前記現像ローラ12によって現像に用いられるトナーを収納するためのトナー収納部63aを有するトナーフレーム63Bを準備するトナーフレーム準備工程と、ここで前記トナー収納部63aは収納しているトナーを前記現像ローラ12へ供給するためのトナー供給開口63Bc,63Aeを有する、
(c)前記現像ローラの12一端側の軸を回転可能に支持するための軸支持部(例えば、現像ローラ軸受39)と、
前記トナー収納部63aの有するトナー供給開口63Bc,63Aeを開封する際に把持するための、前記トナーシール27を外側へ導くためのトナーシール開口63Eiと、
を有する現像カートリッジサイドカバー63Eを準備する現像カートリッジサイドカバー準備工程と、
(d)前記現像フレーム63Aと前記トナーフレーム63Bとを結合する結合工程と、
(e)前記結合工程によって結合された前記現像フレーム63Aと前記トナーフレーム63Bの長手方向の一端側に、前記トナーシール27を前記トナーシール開口63Eiから外側へ導いた状態で、前記現像カートリッジサイドカバー63Eを取り付けるサイドカバー取り付け工程と、
を有する現像カートリッジサイドカバーの取り付け方法である。
【0234】
また、前記サイドカバー取り付け工程において、前記現像カートリッジサイドカバー63Eは前記現像フレーム63Aにネジによって固定される。
【0235】
また、前記結合工程において、前記現像フレーム63Aと前記トナーフレーム63Bは超音波溶着によって結合される。
【0236】
あるいは、前記結合工程において、前記現像フレーム63Aと前記トナーフレーム63Bはスナップフィット及び/或はスナップクリップによって結合される。
【0237】
現像ローラ12の軸受39を嵌入する軸支持部材とサイドカバー63Eと一体で形成することにより部品点数を減らすことができる。
【0238】
(駆動力受け側のサイドカバー(現像バイアス接点))
図46に示すように現像カートリッジDの駆動力受け側に設けるサイドカバー(第二のサイドカバー)63Dの側面63hは現像カートリッジDとして組立状態において長手方向に対して略直角な平面である。この側面63hには駆動力受け部材22を取り囲む円筒形の突出部63cが一体に成形されている。
【0239】
この突出部63c先端と駆動力受け部材22の軸方向の先端は側面63hと平行な平面上にあり、ほぼ同一平面上にある。
【0240】
この側面63hには、この側面63hと同一平面でもって現像バイアス接点41が露出している。この現像バイアス接点41の形状は略長方形であって、その一辺41alは駆動力受け部材22の回転中心22cを通る直線L63D2上にある。また、現像ローラ12の長手方向であって、前記現像バイアス接点が設けられている前記サイドカバー63Dの外側から見て、駆動力受け部材22の回転中心22cと現像ローラ12の回転軸12cの中心(現像ローラ12の回転中心)12clを結んだ直線L63Dlに対して反時計方向にα1=約175度の位置に駆動力受け部材22の回転中心22cを通る前記直線L63D2が位置する。そして、現像バイアス接点41の前記一辺41alに対向する一辺の角41a2と駆動力受け部材22の回転中心22cを結ぶ直線L63D3と前記駆動力受け部材22及び現像ローラ12の回転中心22cを夫々結ぶ直線L63Dlとのなす角α2は140度である。即ち、前記現像ローラ12の長手方向であって、前記現像バイアス接点41が設けられている前記カートリッジフレーム63部分としてのサイドカバー63Dの外側から見て、前記現像バイアス接点41は、前記駆動力受け部材22の回転中心22cと前記現像ローラ12の回転中心12clとを結んだ直線L63Dlに対して、反時計方向に140度から175度の領域に配置されている。
【0241】
ここで、現像バイアス接点41が前記領域に配置されていることの意味は、装置本体に設けられた本体現像バイアス接点部材(接点ピン(図示せず))と接触する部分が前記領域内に配置されていることである。したがって、前記接触する部分以外の現像バイアス接点部分が前記領域からはみ出しても構わない。しかし、より好ましくは、現像バイアス接点41の全領域が前記領域内に位置することである。
【0242】
現像バイアス接点41は現像カートリッジDをロータリーユニットに装着した状態において、該ロータリーユニット11のフランジに設けられ壁面から軸方向へ弾力でもって突出している現像バイアス接点ピンと接触する。尚、図46中、点線41aで囲まれた部分が現像時に接点ピンと接触する部分である。尚、図46中、点線41bで囲まれた部分が、接点ピンと摺擦する部分である。そして現像カートリッジDはロータリーユニットに装着された状態で、ロータリーユニットが回転割り出し作動をする際に、現像ローラ12の両端のスペーサコロ12a,12bが感光体ドラムに突き当る。そして、現像カートリッジDは圧縮コイルばねのばね力に抗してカートリッジフレーム63の突出部63c,63gを夫々支持しているロータリーユニットの円弧リブに支持されて突出部63c,63gの中心、即ち、駆動力受け部材22の回転中心22cを中心として揺動する。現像バイアス接点41が前述した領域内に配置されているので、この揺動を行う際に、ロータリーユニットから突出している現像バイアス接点ピンが現像バイアス接点41から外れない。従って、現像バイアス接点ピンと現像バイアス接点41は現像工程の割り出し動作によって摺擦し、接点41と接点ピンとの間に挟まった異物によって導通不良が生ずることを防ぐことができる。また現像バイアス接点ピンは、ロータリーユニットの回転によって現像カートリッジDの長手方向の一側面63hの合成樹脂の表面と接触することがないので、側面63hが削れるということがない。
【0243】
尚、現像時には、接点ピン,現像バイアス接点41を介して、現像ローラ12に、現像バイアスとして、周波数2000Hz、ピーク・ピーク間電圧2000Vの交流電圧と−400Vの直流電圧を重畳した電圧を印加する。
【0244】
上述のようにロータリーユニット11に装着された現像カートリッジDの現像バイアス接点41は略長方形であって、この長方形の中心部分がロータリーユニット11に設けた現像バイアス接点ピンと接する。
【0245】
なお、上述のように配列された駆動力受け部材22、現像バイアス接点41及び位置決め突起(ピン)63dはほぼ一直線上に配設されている。
【0246】
以上説明した通り、本実施の形態の現像カートリッジDは、電子写真画像形成装置本体に装着された際に、装置本体から前記現像ローラ12を回転させるための駆動力を受けるための駆動力受け部材22と、ここで前記駆動力受け部材22は前記現像ローラ12の長手方向の一端側に設けられているカートリッジフレーム部分(例えば、サイドカバー63D)から外側に露出して設けられている、
電子写真画像形成装置本体に装着された際に、装置本体から前記現像ローラ12に印加する現像バイアスを受ける受けるための現像バイアス接点41と、ここで前記現像バイアス接点41は現像ローラ12の長手方向の前記一端側に設けられている前記カートリッジフレーム部分(例えば、サイドカバー63D)から外側へ露出して設けられている、
とを有し、
前記現像ローラの長手方向であって、前記現像バイアス接点41が設けられている前記カートリッジフレーム部分63Dの外側から見て、前記現像バイアス接点41は、前記駆動力受け部材22の回転中心22cと前記現像ローラ12の回転中心12clを結んだ直線L63Dlに対して反時計方向に140度から175度の領域に配置されている。
【0247】
そして前記現像バイアス接点41は略長方形であって、前記長方形の略中心部分が装置本体に設けられた現像バイアス接点ピンと接触する、これによって前記現像バイアス接点41は前記現像バイアス接点ピンを介して装置本体から前記現像ローラ12に印加する現像バイアスを受ける。
【0248】
また、前記略長方形の現像バイアス接点41は、前記略長方形の一短片が前記駆動力受け部材22の回転中心22cと前記現像ローラ12の回転中心12clとを結んだ直線L63Dlに対して反時計方向に約175度に位置する直線L63D2に沿って配置されている。
【0249】
そして前記略長方形の現像バイアス接点41は、前記略長方形の一角部分が前記駆動力受け部材22の回転中心と前記現像ローラ12の回転中心12clとを結んだ直線L63Dlに対して反時計方向に約145度に位置する直線L63D3と接触するように配置されている。
【0250】
また、更に、前記現像カートリッジDは、前記現像ローラ12の周面に付着するトナーの量を規制するための現像ブレード16を有する。
【0251】
更に、前記現像カートリッジDは、トナー収納部63aに収納しているトナーが、イエロー色トナー、マゼンタ色トナー、或は、シアン色トナーである場合には、前記現像ローラ12の周面にトナーを付着させるための塗布ローラ19と、現像ローラ12の周面上のトナーに電荷を付与する電荷付与ローラ91と、を有している、そして、前記現像バイアス接点41が装置本体から受けたバイアスは前記現像ローラ12、現像ブレード16、及び、塗布ローラ19に印加される。
【0252】
前記現像バイアス接点41が装置本体から受けたバイアスは、図48に示すように、第一の板バネ部分(41d)を介して前記現像ブレード16の板金16a部分に印加される。また、第二の板バネ部分(41c)を介して前記塗布ローラ19に印加される。また、整流回路41Eであるバイアス接点41に当接させた導電板1(41m)、ダイオード(41n)、導電板2(41p)を介し、導電板2(41p)の接点部(41k)と電荷付与ローラの接点板(93)を当接させ、接点バネ(92)、軸(91s)を介して電荷付与ローラ91にバイアスを印加している。また、現像バイアス接点ばねとしてのコイルスプリング(46)を介して前記現像ローラ12の軸部分(12c)に印加される、ここで前記現像バイアス接点41、第一の板バネ部分(41d)、及び、第二の板バネ部分(41c)は一体の金属部材である。
【0253】
尚、前記現像カートリッジDは、前記トナー収納部63aに収納しているトナーが、ブラック色トナーである場合には、前記現像バイアス接点41が装置本体から受けたバイアスは前記現像ローラ12に印加される、そして現像ブレード16には印加されない。
【0254】
上述のように現像カートリッジDは駆動力受け部材22を露出させるための開口と、現像バイアス接点41を取り付けるための現像バイアス接点取り付け部と、を有する現像カートリッジサイドカバー63Dをカートリッジフレーム63の部分として有している。そして、現像カートリッジサイドカバー63Dは、現像カートリッジDが電子画像形成装置本体30に装着された際に、装置本体30のロータリーユニット11に設けられた圧縮コイルばねによる付勢力を受けるための付勢力受け部(ばね受け部)63kl,63k2と、付勢力受け部63kl,63k2が受けた力によって回転する現像カートリッジDの回転を規制するための前記装置本体30のロータリーユニット11に当接するための突き当て部としてのボス63ml,63m2と、を有している。そして前記現像バイアス接点41は前記駆動力受け部材22を露出させるための開口を有する円筒部63c2の先端63c3、及び、前記付勢力受け部63kl,63k2よりも現像ローラ12の長手方向から見て退いた位置にある。
【0255】
さて、このサイドカバー63Dは、サイドカバー63Dに設けた穴63Dr(図46、図48参照)に小ねじ43を挿通してカップリングフレーム63Fのめねじ63Fe(図44参照)にねじ込み固定されている。尚、サイドカバー63Dに設けられたダボ63Duは、カップリングフレーム63Fに設けられた穴63Frに嵌合して、サイドカバー63Dとカップリングフレーム63Fの位置決めを行うためのものである。ここで、一方の穴は長穴となっている。
【0256】
図47に示すようにサイドカバー63Dの内側に現像ローラ12の回転軸12c端へ軸方向に向って突出するばね保持突部63Dsを有し、このばね保持突部63Dsの回りには現像バイアス内側接点部41bが設けられている。塗布ローラ19の回転軸19a端に接する塗布ローラ接点部41cが片持梁状の第二の板ばね部分として設けられている。また、色現像カートリッジDy,Dm,Dcの場合には現像ブレード16に弾力があり可撓性の薄坂であるブレード支持板金16aを押圧するために、ブレード支持板金16aに重ねて押え板44が現像部材支持フレーム63Aに一体成形された図示しないダボに嵌合して位置決めされ、押え板44の穴を挿通して小ねじ45が現像部材支持フレーム63Aにねじ込まれている。この押え板44は駆動力受け側のサイドカバー63Dの側面63iの裏面に近くまで延出されて先端44aは現像バイアス接点41の現像ブレード接点部41dに重なるようにして接している。この現像ブレード接点部41dは図48に示すように押え板44の先端44aへ向って斜設されていて、この斜面に押え板44の先端44aが当って現像ブレード接点部41dが撓む。即ち、現像ブレード接点部41dは第一の板ばね部分となっている。また、帯電付与ローラ91の軸91sに金属製の導電バネ92を介して帯電付与ローラ導電板93に接する帯電付与ローラ接点部41kが第三の板ばね部分として設けられている。
【0257】
前述した接点41、現像バイアス内側接点部41b、塗布ローラ接点部41c、現像ブレード接点部41dは、一体に板金で作られており、現像バイアス部材を構成している。そして現像ローラ12、現像ブレード16、塗布ローラ19、を同電位に帯電する。この現像バイアス接点部材の材料は燐青銅、べリウム青銅、ステンレス等である。なお、帯電付与ローラ接点板への接点部(41k)は、現像バイアス接点(41)から、整流回路41Eである導電板(41m)、ダイオード(41n)、導電板2(41p)を介して接続されている。
【0258】
なお、現像バイアス内側接点部41bと現像ローラ12の回転軸12cの端面間には金属製の圧縮コイルばねでできた現像バイアス接点ばね46が縮設されている。
【0259】
また、ブラック現像カートリッジDbでは現像ブレード16の弾性ブレード16cを支持する板金16aは剛性である帯状板であり、上述色現像器Dy,Dm,Dcで用いられた押え板44を備えない。従ってブラック現像カートリッジDbの現像ブレード接点部41dと現像ブレード16は電気的に切り離されていて現像ブレード接点部41dが機能しないようになっている。従ってブラック現像カートリッジDbは現像ローラ12に現像バイアスが印加されるが現像ブレード16には印加されない。
【0260】
駆動力受け側のサイドカバー63Dの内側を示す図47のようにサイドカバー63Dの側面63hに平行な裏面63Deは平面であって、現像バイアス内側接点部41bが接している。この内側接点部41bへの外部露出部41aからのつながりは図48のB−B断面図の図49に示すように側面63hと裏面63De間を貫通する長穴63Dj内に設けたダボ63Dkに外部露出部41a側の一端部41eを折曲して折曲部41fを嵌め込んである。長穴63Djと並列する長穴63Dnを設け、外部露出部41aの他辺側を折曲して長穴63Dnから内部側へ通して内部側でサイドカバー63Dの裏面63Deに沿った導板部41gは裏面63Deに接して図48に示すように前記現像バイアス内側接点部41bの下円外周側に同一平面でつらなっていて、サイドカバー63Dの裏面63De側に突設したダボ63Dpに導板部41gの逆爪付の穴41hに嵌入固定されている。また図48において現像バイアス内側接点部41bの上方へ同一平面でつらなる導板部41iはサイドカバー63Dの内側に突設したダボ63Dqに導板部41iに設けた逆爪付の穴41hが嵌合している。この導板部41iはサイドカバー63Dの裏面63Deに接している。そして導板部41iの上部の側方の縁から折曲されて前記導板部41iの図48に見える表面との間に90度以上の角度をなして斜設されたブレード接点部41dが設けられている。このブレード接点部41dがへたらないようにブレード接点部41d先端部は折り返した端部41jをサイドカバー63Dの裏面63Deに立設した壁面63Dtに接するようにしてある。
【0261】
また、63Dsは黒現像カートリッジが有する現像ローラ12の内部に設けられたマグネットを支持する支持部である。63Dslは、モールドの弾性力でもってマグネットをスライス方向へ押圧するための押圧部である。
【0262】
また、前述した塗布ローラ接点部41cは導板部41gの下縁の一部から下方へ延出してその先を上方へ湾曲してその先端を接点部41cとしたものである。
【0263】
上述のようにしてあるため、現像バイアス接点41の外部露出部41aに印加される現像バイアスは現像バイアス内側接点部41b、現像バイアス接点ばね46、現像ローラ軸12cを通じて現像ローラ12に加えられると共に、塗布ローラ接点部41cに接触している塗布ローラ19の回転軸19aに加えられて塗布ローラ19を現像ローラ12と同電位とする。また、外部露出部41aに印加された現像バイアスは現像ブレード接点部41dに接触している押え板44を通じて現像ブレード16に加えられ現像ローラ12と現像ブレード16は同電位とされる。また、外部露出部41aに印加された現像バイアスは、整流回路41Eを介して帯電付与ローラ91に印加される。
【0264】
このように現像バイアスが現像バイアス接点部材41である一体物で現像ローラ12、現像ブレード16、塗布ローラ19、整流回路41Eに加えられるため途中に接触部が少なく電気的に安定している。
【0265】
尚、ブラック現像カートリッジDbにあっては現像ブレード16には電圧が加えられない。また塗布ローラを有していない。
【0266】
上述のように現像バイアス接点について、現像バイアス接点、現像剤カートリッジはロータリーユニット内で駆動力受け部材22の回転中心を中心に揺動する(現像時に現像ローラを感光体ドラムに押し当てる加圧力が加わる)この揺動する際に装置本体のロータリーユニットから突出している現像バイアス接点ピンが現像カートリッジの現像バイアス接点から外れないようにすることにより、現像カートリッジ外壁(サイドカバー表面)の削れを防いだり、現像バイアス接点とピン間に異物が挟まり導通不良となることを防ぐことができる。
【0267】
上述において、サイドカバー63Dは段付駆動ギア23aにつらなる現像ローラギア23b、段付アイドラギア23c、攪拌ギア23d、塗布ローラギア23e等のギアを総て覆っている。しかしサイドカバー63Dは現像カートリッジDを駆動する外力が加えられない。
【0268】
また、このサイドカバー63Dは位置決めされる駆動力受け部のための開口回りの円筒形突出部と接点取り付け部が同じ部材の同じ側面にあることにより、装置本体に対する接点と駆動入力部の位置精度を高めることができる。
【0269】
さて、前述した通り、本実施の形態のサイドカバー63Dは、電子写真感光体に形成された潜像を現像するための、電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジに用いられる現像カートリッジサイドカバーであって、
前記駆動力受け部材22を露出させるための開口(例えば、突出部としての円筒部63c2に設けられた開口63c4)と、
前記現像バイアス接点を取り付けるための現像バイアス接点取り付け部と、
を有する。
【0270】
更に、前記現像カートリッジサイドカバー63Dは、電子写真画像形成装置本体30に装着された際に、装置本体30に設けられたバネ部材(例えば、圧縮コイルばね)による付勢力を受けるための付勢力受け部(例えば、ばね受け部63k)と、前記付勢力受け部が受けた力によって回転する現像カートリッジDの回転を規制するために前記装置本体30に当接するための突き当て部(例えば、ボス63m)と、を有する。
【0271】
尚、前記付勢力受け部は突出して設けられている平板形状、また、前記突き当て部は突出して設けられている円柱形状である。
【0272】
また、前記駆動力受け部材を露出させるための開口63c4は、前記駆動力受け部材22を囲むように突出して設けられている円筒に設けられている。
【0273】
更に、前記現像カートリッジDは、前記現像部材(例えば、現像ローラ12)の露出部分をカバーする閉じ位置と、前記閉じ位置から退避する退避位置とを取り得るシャッター64を有する、そして、前記円筒部63c2は前記シャッター64の長手方向の一端側を回転可能に取り付ける。
【0274】
更に、前記現像カートリッジサイドカバー63Dは、前記シャッター64を前記閉じ位置にロックするためのロック部材71を取り付けるための取り付け部71cを有する。
【0275】
更に、前記現像カートリッジサイドカバー63Dには、前記駆動力受け部材22としてのカップリング部材22dを支持するカップリングフレーム63Fに対して前記現像カートリッジサイドカバー63Dを取り外し可能に取り付けるための穴63Drが設けられている。そして、前記カップリングフレーム63Fは、前記現像ローラ12の装着部を有する現像フレーム63Aに取り付けられる。
【0276】
また、現像カートリッジサイドカバー63Dは、前記カップリングフレーム63Fを介して前記現像フレーム63Aに取り付けられた際に、前記駆動力受け部材としてのカップリング部材22dが装置本体30から受けた駆動力を前記現像部材としての現像ローラ12に伝達するためのギア(例えば、現像ローラギア23b)をカバーする。
【0277】
また、前記現像カートリッジサイドカバー63Dは、前記現像フレーム63Aに取り付けられる際に、前記駆動力受け部材としてのカップリング部材22dを支持するカップリングフレーム63Fを間に挟んで前記現像フレーム63Aに取り付けられる。
【0278】
また、前記現像カートリッジサイドカバー63Dは、プラスチック製の一体成形物である。
【0279】
尚、ここで前記現像カートリッジサイドカバー63Dの取り付け方法は次の通りである。
【0280】
電子写真画像形成装置本体に着脱可能であって、電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像カートリッジに用いられる現像カートリッジサイドカバー取り付け方法において、
(a)電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像部材(例えば、現像ローラ12)を装着するための現像部材装着部を有する現像フレーム63Aを準備する工程と、
(b)電子写真画像形成装置本体30に装着された際に、装置本体30から前記現像部材を回転させるための駆動力を受けるための駆動力受け部材22を支持するためのカップリングフレーム63Fを準備する工程と、
(c)前記駆動力受け部材22を露出させるための開口63c4と、
現像カートリッジDが電子写真画像形成装置本体30に装着された際に、装置本体30から前記現像部材に印加する現像バイアスを受けるための現像バイアス接点41と、
を有する現像カートリッジサイドカバー63Dを準備する工程と、
(d)前記現像フレーム63Aに前記カップリングフレーム63Fを取り付けるカップリングフレーム取り付け工程と、
(e)次いで、前記現像バイアス接点41が前記現像部材と電気的に接続するように、また、前記駆動力受け部材22が前記現像カートリッジサイドカバー63Dの有する開口63c4から露出するように、前記カップリングフレーム63Fに前記カートリッジサイドカバー63Dを取り付ける現像カートリッジサイドカバー取り付け工程と、
を有する。
【0281】
ここで、前記カップリングフレーム取り付け工程において、前記現像フレーム63Aに前記カップリングフレーム63Fをネジを用いて取り付ける、また、前記現像カートリッジサイドカバー取り付け工程において、前記カップリングフレーム63Fに前記カートリッジサイドカバー63Dをネジを用いて取り付ける。尚、実施の形態ではサイドカバー63Eと現像部材支持フレーム63Aをねじ止めで結合しているが、結合方法はスナップフィット及び/或はスナップクリップで結合するようにしてもよい。
【0282】
前述の実施の形態によれば、現像カートリッジはロータリーユニット内で回転中心を中心に揺動する(現像時に現像ローラをドラムに押し当てる加圧力が加わる)。この揺動する際に装置本体から突出している接点ピンが現像カートリッジの接点から外れないようにすることにより、現像カートリッジ外壁の削れを防いだり、接点に異物が挟まり導通不良を防ぐことができる。
【0283】
(現像カートリッジの組み立て方法)
ここで、本実施の形態に係る現像カートリッジの組み立て方法を、図57乃至図64を用いて説明する。
(a)図57に示すように、トナーを収納しているトナー収納部63aを有するトナーフレーム63と、前記トナーフレーム63と結合している現像フレーム63Aとを有するDT容器ユニットDUを準備して、
(b)前記現像フレーム63Aにトナー塗布ローラ19をセットする塗布ローラセット工程と、ここで、前記トナー塗布ローラ19は現像ローラ12にトナーを塗布するためのものである、
(c)前記現像フレーム12に現像ブレード16(図示せず)をセットする現像ブレードセット工程と、ここで、前記現像ブレード16は、前記現像ローラ12の周面に付着するトナーの量を規制するためのものである、
(d)前記現像ローラ12の一端側の軸12cを第一のサイドカバー63Eの有する穴39に嵌合させて、前記第一のサイドカバー63Eのダボ63Ebを前記DT容器ユニットDUの位置決め穴63Ap,63Amに挿入することによって、前記第一のサイドカバー63Eを前記DT容器ユニットDUに取り付ける第一のサイドカバー取付け工程と、
(e)図58に示すように、前記現像ローラ12の他端側の軸12cを軸受けユニット(カップリングフレーム)63Fの有する穴63Fdに嵌合させて、前記前記軸受けユニット63Fのダボ63Fgを前記DT容器ユニットDUの位置決め穴63Ap,63Anに挿入することによって、前記軸受けユニット63Fを前記DT容器ユニットDUに取り付ける軸受けユニット取付け工程と、
(f)図59に示すように、前記軸受けユニット63Fに現像ローラギア23b、段付きアイドラギア23c、攪拌ギア23d、塗布ローラギア23e、段付き駆動ギア23aを取り付けるギア取付け工程と、
(g)図60に示すように、前記現像ローラギア23b、段付きアイドラギア23c、攪拌ギア23d、塗布ローラギア23e、段付き駆動ギア23aを覆うように、第二のサイドカバー63Dのダボ63Duを前記DT容器ユニットDUの穴63Frの穴に挿入することによって、前記DT容器ユニットDUに前記第二のサイドカバーを取り付ける第二のサイドカバー取付け工程と、
を有する現像カートリッジの組み立て方法である。
【0284】
そして、前記現像カートリッジの組み立て方法において、更に、前記DT容器ユニットDUの有する前記トナーフレーム63Bと現像フレーム63Aとの間にトナーシール27を取り付けるトナーシール取付け工程を有する、ここで、前記トナーシールは、前記トナー収納部63aからトナーが漏れ出るのを防止するためのものである、そして、このトナーシール27は現像カートリッジDを使用するのに先立って使用者によって除去されるものである。
【0285】
また、前記現像カートリッジの組み立て方法において、更に、前記トナー塗布ローラ19を、前記DT容器ユニットDUに取り付けられるのに先立って、その周面にトナーを付着させるトナー付着工程を有する。
【0286】
また、前記現像カートリッジの組み立て方法において、前記トナー塗布ローラ19は、その一端側の軸19aを前記DT容器ユニットDUに設けられた穴63q1に挿入させて、また、その他端側の軸19aは、前記軸受けユニット取付け工程において、前記軸受けユニット63Fの有する穴63Fdに嵌合させてDT容器ユニットDUに取り付けられるものである。
【0287】
また、前記現像カートリッジの組み立て方法において、前記現像ブレード取付け工程において、前記現像ブレード16は、ネジ16bによって前記DT容器ユニットDUに取り付けられるものである。
【0288】
また、前記現像カートリッジの組み立て方法において、前記第一のサイドカバー取付け工程において、前記第一のサイドカバー63Eは、ネジを前記DT容器ユニットUDのめねじ63Amに螺入することによって前記DT容器ユニットに取り付けられるものである(図57参照)。
【0289】
また、前記現像カートリッジの組み立て方法において、前記軸受けユニット取付け工程において、前記軸受けユニット63Fは、ネジを前記DT容器ユニットUDのめねじ63Feに螺入することによって前記DT容器ユニットUDに取り付けられるものである。
【0290】
また、前記現像カートリッジの組み立て方法において、前記ギア取付け工程において、前記段付き駆動ギアギア23a、現像ローラギア23bは、前記軸受けユニット63Fに設けられたダボとしての突出軸63Fc,63fcに前記ギア23a,23bに設けられた穴が嵌合することによって取り付けられるものである。
【0291】
また、前記現像カートリッジの組み立て方法において、前記トナー収納部63aには、前記トナーフレーム63Bの長手方向の一端側に設けられたトナー供給口63Bcからトナーを供給する、そして、トナーを供給した後には、前記トナー供給口(トナー供給開口部)63Bcをキャップ(トナーキャップ)37で塞ぐものである。
【0292】
また、前記現像カートリッジの組み立て方法において、更に、前記DT容器ユニットUDには、電荷付与ローラ91が取り付けられる、前記電荷付与ローラ91は、トナーに電荷を付与するものである、ここで、前記電荷付与ローラ91は、前記現像ブレード取付け工程の後に取り付けられるものである。
【0293】
そして、前述の工程(a)〜(g)を経て組み立てられた前記現像カートリッジDについてスリーブ導通チェックを行う。図61に示すように、テスターの一方のテスターリードT1先端を現像ローラ12のアルミ裸面に当て、他方のテスターリードT2先端を前記第二のサイドカバー63Dの現像バイアス接点41に当てて、テスターの表示値が所定の抵抗値以下であることを確認する。
【0294】
次に、前記現像カートリッジDについて現像ローラ導通チェックを行う。図62の(a)に示すように、テスターの一方のテスターリードT1先端を前記第二のサイドカバー63Dの現像バイアス接点41に当て、(b)に示すように、他方のテスターリードT2先端を現像ローラ12の回転軸12cに当てて、テスターの表示部を確認し、数値が規格内である事を確認する。
【0295】
前記スリーブ導通チェック、及び、現像ローラ導通チェックが終了した後、シャッター64の丸穴64aを前記第二のサイドカバー63Dより突出している駆動軸(突出部)63cに合わせセットする。しかる後に、前記第一のサイドカバー63Eにシャッター64を挟んだ状態でシャッターピンとしての突出部63gを該シャッター64の丸穴64aにパッチン嵌合する。
【0296】
これにより現像カートリッジの組み立てが完了する。
【0297】
(現像ブレードの交換方法)
次に、現像ブレード16の交換方法を、図57乃至図64を用いて説明する。(a)トナーを収納するためのトナー収納部63aを有するトナーフレーム63Bと、前記トナーフレーム63Bと結合している現像フレーム63Aとを有するDT容器ユニットDUから第一のサイドカバー63Eを取り外す第一のサイドカバー取り外し工程と、ここで、前記第一のサイドカバー63Eは、第一のサイドカバー63Eが有する穴39を現像ローラ12の一端側の軸12cから抜き出して、前記第一のサイドカバー63Eを前記DT容器ユニットDUから取り外す(図57参照)、
(b)前記DT容器ユニットDUから第二のサイドカバー63Dを取外す工程と(図60参照)、
(c)軸受けユニット(カートリッジフレーム)63Fから現像ローラギア23b、段付きアイドラギア23c、攪拌ギア23d、塗布ローラギア23e、段付き駆動ギア23aを取外す工程と(図59参照)、
(d)前記DT容器ユニットDUから前記軸受けユニット63Fを取り外す軸受けユニット取り外し工程と、ここで、前記軸受けユニット63Fは、前記軸受けユニット63Fが有する穴63Fdを前記現像ローラ12の他端側の軸12cから抜き出して、前記軸受けユニット63Fを前記DT容器ユニットDUから取り外す(図58参照)、
(e)前記現像フレーム63Bから前記現像ローラ12を取り外す現像ローラ取り外し工程と、
(f)前記現像フレーム63Bからトナー塗布ローラ19を取外す塗布ローラ取り外し工程と、ここで、前記トナー塗布ローラ19は現像ローラ12にトナーを塗布するためのものである、
(g)前記現像フレーム63Bに取り付けられている現像ブレード16を取り外す現像ブレード取り外し工程と、ここで、前記現像ブレード16は、前記現像ローラ12の周面に付着するトナーの量を規制するためのものである、
(h)前記現像フレーム63Bにトナー塗布ローラ19をセットする塗布ローラセット工程と、ここで、前記トナー塗布ローラ19は現像ローラ12にトナーを塗布するためのものである、
(i)前記現像フレーム63Bに新たな現像ブレードをセットする現像ブレードセット工程と、ここで、前記現像ブレードは、前記現像ローラの周面に付着するトナーの量を規制するためのものである、
(j)前記現像ローラ12の一端側の軸12cを第一のサイドカバー63Eの有する穴39に嵌合させて、前記第一のサイドカバー63Eを前記DT容器ユニットDUに取り付ける第一のサイドカバー取付け工程と(図57参照)、
(k)前記現像ローラ12の他端側の軸12cを軸受けユニット63Fの有する穴63Fdに嵌合させて、前記軸受けユニット63Fを前記DT容器ユニットDUに取り付ける軸受けユニット取付け工程と(図58参照)、
(l)前記軸受けユニット63Fに現像ローラギア23b、段付きアイドラギア23c、攪拌ギア23d、塗布ローラギア23e、段付き駆動ギア23aを取り付けるギア取付け工程と(59参照)、
(m)前記現像ローラギア23b、段付きアイドラギア23c、攪拌ギア23d、塗布ローラギア23e、段付き駆動ギア23aを覆うように、前記DT容器ユニットDUに第二のサイドカバー63Dを取り付ける第二のサイドカバー取付け工程と(図60参照)、
を有する現像ブレードの交換方法である。
【0298】
そして、前記現像ブレードの交換方法において、更に、前記DT容器ユニットDUの有する前記トナーフレーム63Bと現像フレーム63Aとの間にトナーシール27を取り付けるトナーシール取付け工程を有する、ここで、前記トナーシールは、前記トナー収納部63aからトナーが漏れ出るのを防止するためのものである、そして、このトナーシール27は現像カートリッジDを使用するのに先立って使用者によって除去されるものである。
【0299】
また、前記現像ブレードの交換方法において、更に、前記トナー塗布ローラ19を、前記DT容器ユニットDUに取り付けられるのに先立って、その周面にトナーを付着させるトナー付着工程を有する。
【0300】
また、前記現像ブレードの交換方法において、前記トナー塗布ローラ19は、その一端側の軸19aを前記DT容器ユニットDUに設けられた穴63q1に挿入させて、また、その他端側の軸19aは、前記軸受けユニット取付け工程において、前記軸受けユニット63Fの有する穴63Fdに嵌合させてDT容器ユニットDUに取り付けられるものである。
【0301】
また、前記現像ブレードの交換方法において、前記現像ブレード取付け工程において、前記現像ブレード16は、ネジ16bによって前記DT容器ユニットDUに取り付けられるものである。
【0302】
また、前記現像ブレードの交換方法において、前記第一のサイドカバー取付け工程において、前記第一のサイドカバー63Eは、ネジを前記DT容器ユニットUDのめねじ63Amに螺入することによって前記DT容器ユニットに取り付けられるものである(図57参照)。
【0303】
また、前記現像ブレードの交換方法において、前記軸受けユニット取付け工程において、前記軸受けユニット63Fは、ネジを前記DT容器ユニットUDのめねじ63Feに螺入することによって前記DT容器ユニットUDに取り付けられるものである。
【0304】
また、前記現像ブレードの交換方法において、前記ギア取付け工程において、前記段付き駆動ギアギア23a、現像ローラギア23bは、前記軸受けユニット63Fに設けられたダボとしての突出軸63Fc,63fcに前記ギア23a,23bに設けられた穴が嵌合することによって取り付けられるものである。
【0305】
また、前記現像ブレードの交換方法において、前記トナー収納部63aには、前記トナーフレーム63Bの長手方向の一端側に設けられたトナー供給口63Bcからトナーを供給する、そして、トナーを供給した後には、前記トナー供給口(トナー供給開口部)63Bcをキャップ(トナーキャップ)37で塞ぐものである。
【0306】
また、前記現像ブレードの交換方法において、更に、前記DT容器ユニットUDには、電荷付与ローラ91が取り付けられる、前記電荷付与ローラ91は、トナーに電荷を付与するものである、ここで、前記電荷付与ローラ91は、前記現像ブレード取付け工程の後に取り付けられるものである。
【0307】
また、前記現像ブレードの交換方法において、前記トナー収納部63aにはトナーが再充填されるものである。
【0308】
また、前記現像ブレードの交換方法において、前記現像ローラ12は再使用部品である。
【0309】
また、前記現像ブレードの交換方法において、前記トナー塗布ローラは再使用部品である。
【0310】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の現像カートリッジの組み立て方法によれば、現像ローラや塗布ローラを簡単に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子写真画像形成装置の構成説明図である。
【図2】現像カートリッジ及びロータリーユニットの構成説明図である。
【図3】現像カートリッジの構成説明図である。
【図4】画像形成装置本体に設けた現像カートリッジの装着手段の説明図である。
【図5】シャッターが閉じた状態の現像カートリッジの斜視説明図である。
【図6】シャッターが開いた状態の現像カートリッジの斜視説明図である。
【図7】現像カートリッジを画像形成装置本体に挿入する状態説明図である。
【図8】現像カートリッジを画像形成装置本体に挿入する状態説明図である。
【図9】現像カートリッジを画像形成装置本体に挿入する状態説明図である。
【図10】現像カートリッジを画像形成装置本体に挿入する状態説明図である。
【図11】現像ローラと感光体ドラムとの位置関係を安定させるための駆動伝達構成説明図である。
【図12】現像ローラと感光体ドラムとの位置関係を安定させるための駆動伝達構成説明図である。
【図13】感光体ドラムに対する現像ローラの加圧力を安定させるための構成説明図である。
【図14】感光体ドラムに対する現像ローラの加圧力を安定させるための構成説明図である。
【図15】本発明の他の実施形態を用いた現像カートリッジの分解斜視図である。
【図16】装置本体に設けられたガイド部分の斜視図である。
【図17】(a)は図15に示した現像カートリッジの他端側の側面図である(シャッターが閉じた状態)。(b)は図15に示した現像カートリッジの一端側の側面図である(シャッターが閉じた状態)。
【図18】(a)は図15に示した現像カートリッジの他端側の側面図である(シャッターが開いた状態)。(b)は図15に示した現像カートリッジの一端側の側面図である(シャッターが開いた状態)。
【図19】装置本体にも受けられたガイド部分の斜視図である。
【図20】現像カートリッジをロータリーユニットに装着する工程を示す側面図である。
【図21】現像カートリッジをロータリーユニットに装着する工程を示す側面図である。
【図22】現像カートリッジをロータリーユニットに装着する工程を示す側面図である。
【図23】現像カートリッジをロータリーユニットに装着する工程を示す側面図である。
【図24】現像カートリッジをロータリーユニットに装着する工程を示す側面図である。
【図25】バネ受け部とボスの配置関係を示す側面図である。
【図26】他の実施形態を示す現像カートリッジの側面図である。
【図27】他の実施形態を示す現像カートリッジの側面図である。
【図28】他の実施形態を示す現像カートリッジの側面図である。
【図29】他の実施形態を示す現像カートリッジの側面図である。_
【図30】本発明の一実施形態に係る色現像カートリッジの縦断面図である。
【図31】シャッターを開いた状態の現像カートリッジの斜視図である。
【図32】シャッターを閉じた状態の現像カートリッジの斜視図である。
【図33】シャッター回りを分解して略図で示す現像カートリッジの分解斜視図である。
【図34】シャッターが閉じた状態の現像カートリッジの反駆動側側面図である。
【図35】シャッターが閉じた状態の現像カートリッジの駆動側側面図である。
【図36】シャッターが開いた状態の現像カートリッジの反駆動側側面図である。
【図37】シャッターが開いた状態の現像カートリッジの駆動側側面図である。
【図38】シャッターの斜視図である。
【図39】現像カートリッジのロータリーユニットの装着を示す平面図である。
【図40】現像部材支持フレームの側面図である。
【図41】現像部材支持フレームの端部の斜視図である。
【図42】トナーフレームの水平断面図である。
【図43】現像カートリッジの長手方向端部を示す側面図である。
【図44】現像カートリッジのカップリングフレーム部分を示す斜視図である。
【図45】反駆動側サイドカバーの斜視図である。
【図46】駆動側サイドカバーの側面図である。
【図47】現像カートリッジのシャッターを取り外して見る端部の正面図である。
【図48】駆動側サイドカバーの内側を見る斜視図である。
【図49】図48のB−B断面図である。
【図50】(a),(b),(c),(d)は現像カートリッジ識別手段を模式的に示す平面図である。
【図51】現像カートリッジの駆動手段の側面図である。
【図52】カートリッジフレームの斜視図である。
【図53】シャッターピンの分解斜視図である。
【図54】シャッターピンの斜視図である。
【図55】反駆動側サイドカバーを内側を見る斜視図である。
【図56】シャッターピンと電圧発生回路のアース接続板金との接続を示す図である。
【図57】DT容器ユニットへの反駆動側サイドカバーの組付け説明図である。
【図58】DT容器ユニットへのカップリングフレームの組付け説明図である。
【図59】DT容器ユニットへの各ギアの組付け説明図である。
【図60】DT容器ユニットへの駆動側サイドカバーの組付け説明図である。
【図61】DT容器ユニットに供給する現像バイアスの導通チェックの説明図である。
【図62】DT容器ユニットに供給する現像バイアスの現像ローラへの導通チェックの説明図である。
【図63】DT容器ユニットの駆動力受け部材へのシャッターの組付け説明図である。
【図64】DT容器ユニットにシャッターをシャッターピンにより組付ける組付け説明図である。
【符号の説明】
12 現像ローラ
12c 回転軸(軸)
16 現像ブレード
19 塗布ローラ(トナー塗布ローラ)
19a 回転軸(軸)
23a 段付き駆動ギア(ギア)
23b 現像ローラギア(ギア)
23c 段付きアイドラギア(ギア)
23d 攪拌ギア(ギア)
23e 塗布ローラギア(ギア)
27 トナーシール
37 トナーキャップ(キャップ)
63A 現像フレーム
63a トナー収納部
63Ae トナー供給口
63B トナーフレーム
63D 駆動側のサイドカバー(第二のサイドカバー)
63E 反駆動側のサイドカバー(第一のサイドカバー)
63F カップリングフレーム(軸受けユニット)
63Fb ダボ
63Fd 穴
91 電荷付与ローラ
DU DT容器ユニット

Claims (3)

  1. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジの組み立て方法において、
    (a)トナーを収納しているトナーフレームと、トナーフレームと結合している現像フレームとを有するDT容器ユニットを準備して、
    (b)DT容器ユニットに、現像ローラにトナーを塗布するためのトナー塗布ローラを取り付けるトナー塗布ローラ取り付け工程と、
    (c)DT容器ユニットにトナー塗布ローラを取り付けるのに先立って、その周面にトナーを付着させるトナー付着工程と、
    (d)現像フレームに、現像ローラの周面に付着するトナーの量を規制するための現像ブレードを取り付ける現像ブレード取り付け工程と、
    (e)現像ブレード取り付け工程の後、DT容器ユニットに、現像ローラの長手方向の端部に接触するように、現像ローラに担持されるトナーに電荷を付与する電荷付与ローラを取り付ける電荷付与ローラ取り付け工程と、
    (f)DT容器ユニットにトナー塗布ローラを取り付けた後に、現像ローラの一端側の軸及びトナー塗布ローラの一端側の軸を、電荷付与ローラに所定の電圧を発生させるための電気回路が設けられた第一のサイドカバーで支持し、この第一のサイドカバーをDT容器ユニットに取り付けて、電気回路を電荷付与ローラと電気的に接続させる第一のサイドカバー取り付け工程と、
    (g)DT容器ユニットにトナー塗布ローラを取り付けた後に、現像ローラの他端側の軸及びトナー塗布ローラの他端側の軸を軸受けユニットで支持し、この軸受けユニットをDT容器ユニットに取り付ける軸受けユニット取り付け工程と、
    h)軸受けユニット上で現像ローラの軸に、現像ローラに駆動を伝達するギアを取り付けるギア取り付け工程と、
    (i)ギアを覆うようにDT容器ユニットに、電荷付与ローラ及び現像ローラに装置本体からの電圧を入力させるための電気接点が設けられた第二のサイドカバーを取り付けて、電気接点を電荷付与ローラ及び現像ローラと電気的に接続させる第二のサイドカバー取り付け工程と、
    を有することを特徴とする現像カートリッジの組み立て方法。
  2. DT容器ユニットに、トナーフレームから現像フレームへトナーが供給される開口部を覆う開封可能なトナーシール部材を取り付けるトナーシール取り付け工程を有することを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジの組み立て方法。
  3. トナーフレームがその長手方向の端部に設けられたトナー供給口からトナーが供給され、このトナー供給の後、トナー供給口をふさぐ工程を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジの組み立て方法。
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