JP3530755B2 - 現像カートリッジの組み立て方法、及び、現像ブレードの交換方法 - Google Patents

現像カートリッジの組み立て方法、及び、現像ブレードの交換方法

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JP3530755B2 JP32285698A JP32285698A JP3530755B2 JP 3530755 B2 JP3530755 B2 JP 3530755B2 JP 32285698 A JP32285698 A JP 32285698A JP 32285698 A JP32285698 A JP 32285698A JP 3530755 B2 JP3530755 B2 JP 3530755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像カートリッジ
の組み立て方法、及び、現像ブレードの交換方法に関す
る。
【0002】ここで、現像カートリッジとは電子写真感
光体に形成された静電潜像をトナーを用いて現像するた
めの現像部材及びトナーを収納するトナー収納部を一体
のカートリッジとして、電子写真画像形成装置本体に取
り外し可能に装着するものをいう。
【0003】また、ここで、電子写真画像形成装置と
は、電子写真画像形成方法を用いて、記録媒体に画像を
形成するものをいう。そして、電子写真画像形成装置と
しては例えば電子写真複写機、電子写真プリンター(例
えばLEDプリンター、レーザービームプリンター
等)、電子写真ファクシミリ装置、及び電子写真ワード
プロッセッサー等が含まれる。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成方法によって多
色画像を形成する装置の構成としては、電子写真感光体
である感光体ドラムに対し、色の異なるトナーを収納し
た複数の現像カートリッジを現像ロータリー上に配置す
る。そして、前記感光体ドラムに対して所定色のトナー
を収納した現像カートリッジを対向させる。そして、静
電潜像の現像を行う。その後、トナー画像を記録媒体に
転写する。更に、これらの工程を各色について行うこと
により、多色画像を得る。このようなカラー画像形成装
置においては、前記現像カートリッジを画像形成装置本
体に対して着脱可能な構成とする。そして使用者自身に
よって現像カートリッジの交換を可能とする。これによ
って、装置本体のメンテナンス作業を軽減している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述従来技術
をさらに発展させたものである。
【0006】本発明の目的は、カートリッジフレームに
現像ローラ、塗布ローラ、現像ブレード、電荷付与ロー
ラ等の現像部材を簡単に、かつ容易に組み付けることの
できる現像カートリッジの組み立て方法を提供すること
を目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、現像カートリッジに
おける現像ブレードを簡単に、かつ容易に交換すること
のできる現像ブレードの交換方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、 (1):電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カ
ートリッジの組み立て方法において、(a)トナーを収
納しているトナー収納部を有するトナーフレームと、ト
ナーフレームと結合している現像フレームとを有するD
T容器ユニットを準備して、(b)現像フレームに、現
像ローラにトナーを塗布するトナー塗布ローラを取り付
けるトナー塗布ローラ取り付け工程と、を有し、(c)
現像フレームに、現像ローラの周面に付着するトナーの
量を規制する現像ブレードを取り付ける現像ブレート取
り付け工程、現像ローラの一端側であって、現像フレー
ムに第一のサイドカバーを取り付ける第一のサイドカバ
ー取り付け工程、及び、現像ローラの他端側であって、
現像フレームに第二のサイドカバーを取り付ける第二の
サイドカバー取り付け工程のいずれかの工程の次に、現
像フレームに電荷付与ローラを取り付けるにあたって、
電荷付与ローラを支持している電荷付与ローラ支持部材
の長手方向の一端側を電圧の供給を受けるためのフレー
ム電圧供給接点と接触させ、他端側を装置本体とアース
をとるためのフレームアース接点部材と接触させるよう
に電荷付与ローラを現像フレームに取り付ける電荷付与
ローラ取り付け工程と、を有することを特徴とする現像
カートリッジの組み立て方法である。 (2):電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カ
ートリッジにおける現像ブレードの交換方法において、
(a)現像フレームから現像ブレードを取り外す現像ブ
レード取り外し工程と、(b)現像フレームからトナー
塗布ローラを取り外すトナー塗布ローラ取り外し工程
と、(c)トナーを収納しているトナー収納部を有する
トナーフレームと、トナーフレームと結合している現像
フレームとを有するDT容器ユニットから第一のサイド
カバーを取り外す第一のサイドカバー取り外し工程、D
T容器ユニットから第二のサイドカバーを取り外す第二
のサイドカバー取り外し工程、及び現像ローラ取り外し
工程のいずれかの工程の前に、電荷付与ローラを取り外
す電荷付与ローラ取り外し工程と、(d)現像フレーム
に、現像ローラにトナーを塗布するトナー塗布ローラを
取り付けるトナー塗布ローラ取り付け工程と、を有し、
(e)現像フレームに、現像ローラの周面に付着するト
ナーの量を規制する現像ブレードを取り付ける現像ブレ
ート取り付け工程、現像ローラの一端側であって、現像
フレームに第一のサイドカバーを取り付ける第一のサイ
ドカバー取り付け工程、現像ローラの他端側であって、
現像フレームに第二のサイドカバーを取り付ける第二の
サイドカバー取り付け工程のいずれかの工程の次に、電
荷付与ローラを取り付けるにあたって、電荷付与ローラ
を支持している電荷付与ローラ支持部材の長手方向の一
端側を電圧の供給を受けるためのフレーム電圧供給接点
と接触させ、他端側が装置本体とアースをとるためのフ
レームアース接点部材と接触させるように、電荷付与ロ
ーラを現像フレームに取り付ける電荷付与ローラ取り付
け工程と、を有することを特徴とする現像ブレードの交
換方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態に係る現
像カートリッジ及びこれを用いる電子写真画像形成装置
について説明する。以下の説明において長手方向とは記
録媒体の搬送方向に略直角な方向で、且つ、記録媒体の
表面に略平行な方向をいう。
【0010】(第1実施形態)本発明の第1実施形態に
ついて、図1乃至図12を参照して説明する。尚、図1
乃至図3は電子写真画像形成装置の構成説明図であり、
図4及び図5は現像カートリッジの斜視説明図、図6乃
至図10は現像カートリッジの装着構成説明図であり、
図11及び図12は駆動伝達構成の説明図である。
【0011】尚、ここでは、先ず電子写真画像形成装置
の全体構成について説明し、次に現像カートリッジの構
成について説明する。
【0012】(電子写真画像形成装置)先ず、本実施形
態に係る電子写真画像形成装置の概略構成を説明する。
図1は電子写真方式によってカラー画像を形成する画像
形成装置の一形態であるレーザービームプリンタの側面
図である。一定速度で回転するドラム形状の電子写真感
光体(以下、感光体ドラムと称す)1の表面を帯電手段
2で一様に帯電する。そして、前記感光体ドラム1に露
光手段3から画像情報に応じたレーザー光を照射して潜
像を形成し、その潜像を4個の現像装置Dy、Dm、D
c、Dbで現像する。そして、感光体ドラム1に形成さ
れた現像画像は順次中間転写体4に重ねて転写されてカ
ラー画像が形成される。このカラー画像は、給送部から
搬送手段5によって搬送される記録媒体Pに(例えば、
記録紙、OHPシート等)転写手段6によって転写され
る。そしてその記録媒体Pを定着手段7へ搬送してカラ
ー画像を定着し、装置上面の排出部8へ排出する。
【0013】次に前記各部の構成について具体的に説明
する。
【0014】先ず感光体ドラム1はプロセスカートリッ
ジ(以下ドラムユニットと称す)Uとして、現像剤(以
下「トナー」という)の像を記録媒体Pに転写した後に
感光体ドラム1に残留したトナーを除去するためのクリ
ーニング手段9のフレームと一体的に構成されている。
このプロセスカートリッジUは画像形成装置本体に対し
て取り外し可能に装着されており、使用者自身によって
感光ドラム1の寿命に合わせて交換することができる。
【0015】前記感光体ドラム1は直径約50mmのア
ルミニウムシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布し
て構成し、感光体ドラム1のホルダーを兼ねるクリーニ
ング手段9の枠体9aに回転自在に支持されている。こ
の感光体ドラム1の周上には、感光体ドラム1上に残留
したトナーを掻き取り除去するためのクリーニングブレ
ード9b、更には帯電手段2が配設されている。したが
って、本実施形態においては、感光体ドラム1、クリー
ニング手段9、及び、帯電手段2が一体にユニット化さ
れて装置本体30に着脱可能なプロセスカートリッジU
を構成している。
【0016】また、感光体ドラム1は駆動モータM(図
11参照)の駆動力を伝達することにより、画像形成動
作に応じて図1の反時計回り方向へ回転する。
【0017】本実施形態に係る帯電手段2は、所謂接触
帯電法を用いたものであり、感光体ドラム1の表面に接
触して回転する導電性ローラに電圧を印加することによ
って感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるものであ
る。
【0018】前記帯電された感光体ドラム1へ露光を行
う露光手段3は、画像信号が図示しないレーザーダイオ
ードに与えられると、このレーザーダイオードが画像信
号に対応する画像光をポリゴンミラー3aへ照射する。
このポリゴンミラー3aはスキャナーモータ3bによっ
て高速回転し、該ミラー3aで反射した画像光が結像レ
ンズ3c及び反射ミラー3dを介して一定速度で回転す
る感光体ドラム1の表面を選択的に露光して静電潜像を
形成する。
【0019】前記潜像現像カートリッジ(現像装置)に
よって各色毎に現像される。この現像カートリッジの構
成については後述する。
【0020】現像カートリッジによって現像されたトナ
ー像は、中間転写体4へ転写される。この中間転写体4
は、カラー画像形成時に各現像カートリッジにより現像
されたドラム上のトナー像を4回(4個の現像カートリ
ッジによる4色の各画像)にわたって重ねて転写を受け
る。このため、中間転写体4は感光ドラム1の外周速度
と同期して図1の時計回り方向へ回転する。そして重ね
てトナー像の転写を受けた中間転写体4は、電圧を印加
された転写手段としての転写ローラ6とによって記録媒
体Pを挟み込んで搬送することにより、記録媒体Pに中
間転写体4上の各色トナー像を同時に重ねて転写する。
【0021】本実施形態に係る中間転写体4は、直径約
150mmのアルミニウムシリンダーの外周を中抵抗ス
ポンドや中抵抗ゴム等の弾性層で覆った構成をしてい
る。そして、回転自在に支持されると共に一体的に固定
されたギアによって駆動を受けて回転する。
【0022】尚、中間転写体4へトナー像を転写した後
に、感光体ドラム1の表面に残留したトナーはクリーニ
ング手段9によって除去される。このクリーニング手段
9は、ドラム表面に当接したクリーニングブレード9b
によって前記トナーを掻き落とす。そして掻き落とした
トナーはトナー容器9cに蓄える。この容器9cに蓄え
られた除去トナーの量は、感光体ドラム1の寿命より早
く容器9cを満たすことがないような容量となってお
り、容器9c内の除去トナーは、感光体ドラム1の寿命
交換によってドラムユニットUを交換するときに一体的
に交換される。
【0023】前記中間転写体4に重ねて転写されたトナ
ー像を記録媒体Pに転写する転写手段は、本実施形態で
は転写ローラ6で構成しており、このローラ6は金属軸
を中抵抗発泡弾性体で巻いて構成し、図1の上下方向に
移動可能に設けられている。
【0024】この転写ローラ6は前記中間転写体4に4
色のトナー像を形成している間、即ち、中間転写体4が
複数回回転する間は、その画像を乱さぬように、図1の
実線に示す如く下方に位置して中間転写体4から離れて
いる。
【0025】そして、中間転写体4上にトナー像が重ね
て転写されてカラー画像が形成し終わった後、記録媒体
Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ロ
ーラ6は図示しないカムによって図1の一点鎖線に示す
ように上方の位置に移動する。これによって記録体Pを
介して中間転写体4に所定の圧で押しつける。これと同
時に転写ローラ6にバイアス電圧が印加され、中間転写
体4上のトナー像が記録媒体Pに転写される。
【0026】前記記録媒体Pを搬送する搬送手段5は、
図1に示すように、複数枚の記録媒体Pを収納したカセ
ット5aと、ピツクアップローラ5b、給送ローラ5c
l及び重送防止のリタードローラ5c2、搬送ローラ対
5d、レジストローラ対5e、排出ローラ対5f及び搬
送ガイド5gから構成される。
【0027】画像形成時にはピックアップローラ5aが
画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット5a内の記
録媒体Pを一枚ずつ分離して給送する。そしてカセット
5aから送り出されて記録媒体Pを搬送ガイド5fによ
ってガイドし、搬送ローラ対5dを経由してレジストロ
ーラ対5eに至らせる。画像形成動作中にレジストロー
ラ5eは、記録媒体Pを静止待機させる非回転動作と、
記録媒体Pを中間転写体4に向けて搬送する回転動作と
を所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時の
画像と記録媒体Pとの位置合わせを行い、前述した転写
手段によってカラー画像が転写される。
【0028】カラー画像が転写された記録媒体Pは定着
手段7へ搬送されてトナー像が定着される。この定着手
段7は記録媒体Pに熱を印加するための定着ローラ7a
と、記録媒体Pを定着ローラ7aに圧接させるための加
圧ローラ7bからなり、両ローラ7a,7bは中空ロー
ラであってそれぞれ内部にヒータを有して回転駆動され
る。そして記録媒体Pに熱及び圧力を印加しつつ搬送す
ることによってトナー像を記録媒体Pに定着する。
【0029】そして、トナーが定着された記録媒体Pは
搬送手段を構成する排出ローラ対5fによって排出部8
へ排出される。
【0030】(現像カートリッジ(現像装置))次に前
記感光体ドラム1に形成した潜像を現像するための現像
カートリッジの構成について説明する。
【0031】この画像形成装置はフルカラー画像を形成
するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
各色の現像を可能とするために4個の現像カートリッジ
D(Dy、Dm、Dc、Db)を有する。この現像カー
トリッジDは、図1及び図2に示すように、軸10を中
心として回転するロータリーユニット11にそれぞれ取
り外し可能に装着されている。そして画像形成に際して
は、各現像カートリッジDがロータリーユニット11に
保持された状態で軸10を中心に回転移動する。そし
て、所定の色トナーを収納している現像カートリッジD
が感光体ドラム1に対向した現像位置で止まる。更に、
後述する現像ローラが感光体ドラム1に対して微小間隔
(約300μm程度)をもって対向するように位置決め
された後、感光体ドラム1の静電潜像に対応してトナー
を供給して前記潜像を現像する。
【0032】カラー画像形成時には、中間転写体4の1
回転毎にロータリーユニット11が回転して、イエロー
色トナーを収納しているイエロー現像カートリッジD
y、マゼンタ色トナーを収納しているマゼンタ現像カー
トリッジDm、シアン色トナーを収納しているシアン現
像カートリッジDc、ブラック色トナーを収納している
ブラック現像カートリッジDbの順で現像工程がなされ
ている。
【0033】図3は現像カートリッジD(例えばイエロ
ー現像カートリッジDy)が感光体ドラム1に対向した
現像位置に位置決め静止している状態を示している。こ
の現像カートリッジDは、前記感光体ドラム1にトナー
を供給するトナー担持体である現像ローラ12と、該現
像ローラ12に供給するトナーを収納するトナー収納部
13aを有する。また、現像ローラ12を支持するフレ
ーム13と、現像ローラ12を露出させるための、この
フレーム13に設けられた開口を開閉可能なシャッター
14を有している。更に、前記トナー収納部13a内に
はトナー送り部材15が設けてある。尚、新規現像カー
トリッジには、前記トナー収納部13a内に収納されて
いるトナーが漏れ出ないように、トナーシール30が取
り付けられている。そこで使用者は、新規現像カートリ
ッジを装置本体に装着するのに先立って、前記トナーシ
ール30を引き剥してトナー収納部13aを開封する。
これによってトナー収納部13a内のトナーは現像ロー
ラ12へ供給可能となる。
【0034】さて、装置本体から駆動力を得て、前記ト
ナー送り部材15が回転して収納部13a内のトナーを
現像ローラ12に送り込む。現像ローラ12はアルミニ
ウムローラを回転可能にしたものであり、この現像ロー
ラ12の周面には現像ブレード16が圧接している。こ
のため、現像ローラ12が図3の反時計回り方向へ回転
すると、その周面にトナーが薄層塗布され、且つ該トナ
ーへ電荷が付与(摩擦帯電)される。
【0035】そして、潜像が形成された感光体ドラム1
と対向した現像ローラ12に装置本体から供給された現
像バイアスを印加することにより、潜像に応じてトナー
画像を感光体ドラム1上に形成することができる。
【0036】尚、前記構成及び現像工程はイエロー現像
カートリッジDy、マゼンタ現像カートリッジDm、シ
アン現像カートリッジDc、ブラック現像カートリッジ
Dbは共に同一である。また、各現像カートリッジDの
各現像ローラ12は、それぞれの現像カートリッジDが
現像位置に移動されたときに、画像形成装置本体に設け
られた各色現像用高圧電源及び駆動源と接続され、各現
像カートリッジD毎に順次選択的に現像バイアス電圧が
印加されると共に、駆動力が伝達されて現像ローラ12
等が回転する。
【0037】(現像カートリッジの画像形成装置本体へ
の装着)次に、前記現像カートリッジDを画像形成装置
本体30へ装着するための構成について説明する。図1
及び図4に示すように、画像形成装置本体30の所定位
置には現像カートリッジDの長手方向以上の幅を有する
挿入口17か設けてあり、この挿入口17にはカバー1
8が開閉可能に取り付けてある。尚、通常はカバー18
によって挿入口17を閉鎖している。
【0038】また、装置本体30には現像装置交換スイ
ッチ(図示せず)が設けてある。そこでトナーの消耗等
の理由によって現像カートリッジDを交換する際に使用
者が前記スイッチを押すと、ロータリーユニット11が
回転して交換したい色の現像カートリッジが前記挿入口
17の位置まで移動する。
【0039】使用者が前記カバー18を開くと、画像形
成装置本体30内には現像カートリッジDの装着手段を
構成するガイド19がロータリーユニット11の4箇所
に設けられている。一方、現像カートリッジDのシャッ
ター14には、図5〜図10に示すように、ガイド部2
0が設けてある。そこで使用者がこのガイド部20を前
記ガイド19に沿わせて挿入することにより、現像カー
トリッジDを画像形成装置本体30に挿入することがで
きる。尚、前記ガイド19及びガイド部20は、共に現
像カートリッジDの長手方向(現像ローラ12の回転軸
方向)両側に設けられている(図4及び図5にあっては
一方側のみ記載)。
【0040】そして現像カートリッジDを前記の如くし
て、現像ローラ12の長手方向と交差する方向から装置
本体30へ挿入した後、使用者が現像カートリッジDを
回転させることによって、シャッター14が開いて現像
ローラ12が枠体13から露出した感光体ドラム1と対
向し、現像可能な状態に装着される。
【0041】したがって本実施形態においては、装着部
材としてのロータリーユニット11には、ブラック色の
トナーを用いて潜像を現像するブラック現像カートリッ
ジDb、イエロー色のトナーを用いて潜像を現像するイ
エロー現像カートリッジDy、マゼンタ色のトナーを用
いて潜像を現像するマゼンタ現像カートリッジDm、及
び、シアン色のトナーを用いて潜像を現像するシアン現
像カートリッジDcが装着されている。
【0042】ここで、前記ガイド19の構成及びシャッ
ター14の構成を詳細に説明する。
【0043】図6に示すように、現像カートリッジDの
枠体13には長手方向にわたって開口部13bが形成し
てあり、現像ローラ12は前記開口部13bから露出す
るようにフレーム13に取り付けられている。そして、
フレーム13の長手方向両側面であって略中央には突出
部13cがフレーム13と一体的に形成されている。こ
の突出部13cは、後述するように現像カートリッジD
を画像形成装置本体30に挿入するときのガイド、及
び、現像カートリッジDの回転中心となるものである。
また、両側面に設けた突出部13cの少なくとも一方は
円筒状に形成されている。
【0044】また、シャッター14の長手方向両側壁に
は丸孔14aが設けてあり、この丸孔14aが前記突出
部13cに嵌合することによってフレーム13にシャッ
ター14が回動可能に取り付けられる。そして、図5に
示すように、シャッター14が閉じると開口部13が閉
じられて現像ローラ12がシャッター14によって覆わ
れる。現像カートリッジDは装置本体30から取り外さ
れている状態にあってはシャッター14が閉じているた
めに、現像ローラ12に埃等が付着することはなく、ま
た前記ローラ12等が傷つくこともない。
【0045】また、前記フレーム13の突出部13cの
近傍には、前記シャッター14を閉鎖状態でロックする
ためのロック部材21が設けてある。このロック部材2
1は弾性を有する支持部としてのアーム部21aに係合
部21bを形成してある。一方、前記シャッター側壁の
所定位置には係合部となるシャッター係合凹部14bが
設けてある。
【0046】これにより、図5に示すように、シャッタ
ー14が閉じた状態にあっては、前記係合部21bが係
合凹部14bに係合してシャッター14は閉鎖状態でロ
ックされ、不用意に開いてしまうことがない。
【0047】そして現像カートリッジDを画像形成装置
本体30に装着するときに前記ロックが自動的に解除さ
れ、且つ、シャッター14が開くようになっている。次
に具体的に説明する。
【0048】図4及び図7に示すように、ロータリーユ
ニット11の内壁に設けたガイド19は、略平行な2本
の突条からなるガイド部材挿入部19aと、直線リブ1
9b1と円弧リブ19b2部からなる突起部挿入部19
bとを有している。そして、現像カートリッジDを装置
本体30へ挿入する際には、使用者は先ず、シャッター
14に設けたガイド部20をガイド挿入部19aにガイ
ドさせながら挿入する。
【0049】更に現像カートリッジDを挿入すると、図
8に示すように、現像カートリッジDの長手方向両側端
に設けられた突起部13cが突起部挿入部19bの直線
部分に入り込む。この突出部13cは円筒を直線リブ1
9b1と平行な角度で一部直線的にカットしたカット部
13c1を有しており、これが嵌合する2本の直線リブ
19b1は前記カット部13c1が平行に移動する方向
にのみ通過可能な幅を有している。そのため、カット部
13c1が直線リブ19b1に嵌合して挿入され、現像
装置Dは所定の角度(姿勢)を保って装置本体30内へ
挿入されていく。
【0050】そして、図9に示すように、突起部13c
が円弧リブ19b2に至るまで挿入すると、2本の直線
リブ19b1のうちの一方の先端がシャッター14をロ
ックしているアーム部21aに当接し、これを図9に示
す通り上方へ押し上げる。これによってアーム部21a
は弾性変形して係合部21bが係合凹部14bから抜け
出せるため、シャッター14のロックが解除される(即
ち、本実施例においては、前記直線リブ19b1は前記
ロック部材21のロックが解除手段を構成している)。
この状態でシャッター14は現像カートリッジフレーム
13に対して回動可能な状態となる。また、前記円弧リ
ブ19b2は円筒状突出部13cが回転可能な半径を有
しており、現像カートリッジDは円筒状突出部13cを
中心にして回動可能な状態となる。
【0051】尚、現像カートリッジ枠体13の長手方向
両側面には、図9に示すように、半球状の嵌合部である
突起13dが設けてあり、シャッター14にもこれに対
応した位置に突起13dが嵌合し得る被嵌合部である孔
14cが設けてある。このため、シャッター14が閉じ
た状態では前記突起13dが孔14cに嵌まり込んでい
るために、前記のようにシャッター14のロック部材2
1によるロックが解除されても、シャッター14に対し
て現像カートリッジ枠体13が不安定な位置に回転して
しまうことはない。
【0052】次に、図10に示すように、使用者がフレ
ーム13の把手部13eを手で押すと、シャッター14
はガイド部20がガイド部挿入部19aに挟まれている
ために固定しているが、枠体13は円筒状の突出部13
cが円弧リブ19b2内で回転可能であり、前記半球状
の突起13dがシャッター14の孔14cを乗り越えて
所定位置まで回転する(図10の矢示X方向)。前述し
た通り本実施形態にあっては、シャッター14に挿入ガ
イド部20が設けてあるため、シャッター14を固定状
態にして枠体13を容易に回転させることができる。そ
して、所定位置まで回転すると、位置決め手段(図示せ
ず)によってフレーム13が位置決めされ、現像カート
リッジDが装着される。
【0053】これにより、フレーム13に対してシャッ
ター14が開いて現像ローラ12が露出し、感光体ドラ
ム1と対向する。そして、この装着に際しては前記のよ
うに前記半球状の突起13dがシャッター14の孔14
cを出ていくときのクリック感により、現像カートリッ
ジDの回転開始位置を認識することができる。
【0054】ここで、前記突出部13cの円弧部直径は
カット部13c1間の距離よりも大きいために、突出部
13cが円弧リブ19b2の位置で回転した状態では、
突出部13cが直線リブ19b1から抜け出ることはな
い。
【0055】一方、現像カートリッジDを画像形成装置
本体30から取り出すときは、使用者が前述した場合と
は反対方向へ枠体13を回転させると、カット部13c
1が直線リブ19b1と平行になると共に、シャッター
14が閉じる。このとき前述と同様に半球状の突起13
dが孔14cに入り込むときのクリック感により、使用
者は現像カートリッジDの回転終了位置を認識すること
ができる。この状態で現像カートリッジDを装置本体3
0から引き抜くと、図8に示す通りの状態となって、ロ
ック部材21のアーム部21aが弾性復帰し、係止部2
1bが係合凹部14bに入り込む。これによって、シャ
ッター14が自動的にロックされる。
【0056】上記のように現像カートリッジDにシャッ
ター14を設けることにより、現像ローラ12に埃が付
着することを防止することができる。またこのシャッタ
ー14にロック機構を設けたために、前記シャッター1
4が不用意に開いてしまうことを防止し得る。
【0057】また前記シャッター14は、画像形成装置
本体30に挿入する際には閉鎖状態を維持するために挿
入途中で現像ローラ12に傷つくことはない。また従来
のように現像カートリッジを挿入する前に使用者が手で
もって現像ローラ保護部材等を取り外すような手間がか
からない。
【0058】更に、現像カートリッジは画像形成装置本
体30に装着する際に、自動的にシャッターロックが解
除され、且つ、挿入後回転させるだけでシャッター14
が開放して現像ローラ12が感光体ドラム1と対向して
装着が完了するために装着操作性が向上する。
【0059】(現像カートッジの駆動部)次に現像カー
トリッジDへの装置本体からの駆動伝達構成について説
明する。
【0060】図11及び図12に示すように、フレーム
両側壁に設けた突出部のうち、一方側に設けた円筒状の
突出部13cの内部には現像ローラ12へ装置本体30
からの回転駆動力を伝達するための駆動力受け部22が
設けてあり、この駆動力受け部22にはギア23aが固
着されている。そして、前記ギア23aには現像ローラ
12の回転軸に取り付けたローラギア23bが噛合して
おり、駆動力受け部22に駆動力が伝達されると現像ロ
ーラ12が回転する。また、前記ギア23aはギア23
cを介してトナー送り部材15の回転軸に取り付けたギ
ア23bと噛合し、トナー送り部材15へも回転力を伝
達するようになっている。
【0061】前記駆動受け部22の先端はリブ形状に形
成されており、この部分が後述する装置本体の駆動伝達
部材と連結するカップリング形状に形成されている。
【0062】一方、画像形成装置本体30に設けられた
ロータリーユニット11には、前記現像カートリッジD
が装着された位置において前記駆動力受け部22と対向
する同軸上に、モータMからの駆動力を伝達するための
駆動伝達部材24が設けられている(尚、モータMから
駆動伝達部材24に駆動力を伝達する伝達機構について
は二点鎖線で模式的に示している)。この駆動伝達部材
24は、図11に示すように、駆動力受け部22の回転
軸方向へ移動可能に取り付けられており、且つその先端
は前記駆動力受け部22のリブに嵌合可能なカップリン
グ形状に形成されている。尚、ここでカップリング形状
とは、駆動力受け部22に対して駆動伝達部材24が軸
方向へ移動したときに、両者が係合し、一方が回転する
と他方も一体的に回転するように構成した形状をいう。
本実施形態においては、前記駆動力受け部22に複数個
の凹部22aを設け、一方駆動伝達部材24には複数個
の凸部24aを設けている。そして前記凹部22aと凸
部24aが嵌合した状態で駆動伝達部材24が回転する
ことによって前記駆動力受け部22が回転する。
【0063】そして、画像形成に際しては装着された現
像カートリッジDがロータリーユニット11の回転によ
って画像形成位置へ移動してくると、前記駆動伝達部材
24が移動機構(図示せず)によって駆動力受け部22
方向へ移動し、該受け部22とカップリング連結し、現
像ローラ12等へ駆動力を伝達するようになっている。
このように構成することにより、感光体ドラム1に対す
る現像カートリッジDの停止位置が多少ずれていたとし
ても、或いは感光体ドラム1とロータリーユニット11
の母線が多少ずれていたとしても、現像カートリッジD
への駆動力は必ず同じ位置から、しかもカップリングに
よる駆動トルクのみを伝達するために、ギアのかみ合い
の狂いによるピッチムラ等を軽減することが可能とな
る。
【0064】(第2実施形態)次に第2実施形態として
図13及び図14を参照して感光体ドラム1に対する現
像ローラ12の加圧力を安定させるための構成について
説明する。尚、前述した第1実施形態と同様の機能を果
たすものは同一符号を付して説明を援用する。
【0065】前述した第1実施形態で説明したように、
現像カートリッジDは現像位置において画像形成装置本
体30に設けられた駆動伝達部材24から駆動力受け部
22へと回転力が伝達される。
【0066】ここで、図13に示すように、前記現像カ
ートリッジDが現像位置にあるときに、前記突出部13
cを中心とした現像カートリッジDの回動中心と感光体
ドラム1の回転中心とを結ぶ直線をX1とし、前記突出
部13cの回動中心と前記現像ローラ12の回転中心と
を結ぶ直線をX2としたとき、突出部13cの回動中心
からみて、前記駆動力受け部22への駆動回転方向Rに
対して前記直線X2が前記直線X1の上流側に位置す
る。
【0067】このように構成することにより、現像ロー
ラ12には常に感光体ドラム1に対して食い込む方向へ
力が作用し、且つ食い込み勝手の配置となるために、現
像ローラ12は感光体ドラム1方向へ常に安定して押圧
され、安定した現像が行われるようになる。これは、所
謂接触現像においても効果的であるが、特に非接触現像
においては安定したギャップが保たれるので効果的であ
る。
【0068】また、図14に示すように、前記現像カー
トリッジが現像位置にあるときに、前記現像カートリッ
ジを感光体ドラム1方向へ付勢して固定する付勢手段2
5を設けた場合、この付勢手段25の付勢方向Pにより
前記現像カートリッジDに生ずるモーメントの方向をM
として、前記突出部13cによる現像カートリッジDの
回転中心と感光体ドラム1の回転中心を結ぶ直線をX1
とし、突出部13cの回動中心と現像ローラ12の回転
中心とを結ぶ直線をX2としたとき、突出部13cの回
動中心からみて、前記モーメントの方向Mに対して前記
直線X2が前記直線X1の上流側に位置するように構成
しても前記と同様の効果を得ることができる。ここで前
記付勢手段25は、前記現像カートリッジDの長手方向
の一端側と他端側であって、前記トナー収納部130側
の背面部分を押圧する。
【0069】(第3実施形態)さて次に図15〜図24
を用いて現像カートリッジDの他の実施形態について説
明する。尚、本実施形態においても、現像カートリッジ
Dは図1に示すフルカラーレーザービームプリンタに取
り外し可能に装着できる。
【0070】また、本実施形態においても、現像カート
リッジDはカートリッジ枠体63内に、現像ローラ1
2、現像ブレード16、及び、トナー収納部63aを有
している。
【0071】さて使用者が前記カバー18を開くと、画
像形成装置本体30内には現像カートリッジDの装着手
段を構成するガイド59がロータリーユニット11の4
箇所に設けられている。一方、現像カートリッジDのシ
ャッター64には、図15、図17及び図18に示すよ
うに、ガイド部70が設けてある。そこで使用者がこの
ガイド部70を前記ガイド19に沿わせて挿入すること
により、現像カートリッジDを画像形成装置本体30に
挿入することができる。尚、前記ガイド部70は、現像
カートリッジDの長手方向(現像ローラ12の回転軸方
向)片側にのみ設けられている。したがって前記ガイド
59もロータリーユニット11の一方の壁面11aにの
み設けられている(図19参照)。
【0072】ここで現像カートリッジDは、現像ローラ
12の長手方向と交差する方向から前記現像ローラ12
を前方にして把手63eを手で把んでロータリーユニッ
ト11に侵入される。
【0073】そして現像カートリッジDを前記の如くし
て装置本体30へ挿入した後、使用者が現像カートリッ
ジDを回転させることによって、シャッター64が開い
て現像ローラ12がフレーム63から露出して感光体ド
ラム1と対向し、現像可能な状態に装着される。
【0074】ここでロータリーユニット11の各装着位
置に装着された現像カートリッジDは、ロータリーユニ
ット11の他方の壁面11bに設けられたガイド26の
円弧状嵌合部26aに位置する球面状の押し付け部材2
6bによって長手方向へ付勢させる(駆動力受け部材2
2の設けられている側へ付勢される)。この押し付け部
材26bはバネ(図示せず)によって弾性的に付勢され
ている。そして現像カートリッジDは、駆動側に付勢さ
れる。したがって現像カートリッジDは、現像ローラ1
2の長手方向において、駆動力受け部材22の設けられ
ている側を基準にしてロータリーユニット11(装置本
体30)に装着される。
【0075】ここで、前記現像カートリッジDの構成を
図15・図17(a)・(b)、及び図18(a)・
(b)を用いて詳細に説明する。尚、図15は現像カー
トリッジDの斜視図であって、シャッター64等を取り
外した状態を示している。また、図17(a)・(b)
はシャッター64が閉じられた状態の現像カートリッジ
Dの両側面図、図18(a)・(b)はシャッター64
が開かれた状態の現像カートリッジの両側面図である。
【0076】図15に示すように、現像カートリッジD
のフレーム63には長手方向にわたって開口部63bが
形成してあり、現像ローラ12は前記開口部63bから
露出するようにフレーム63に取り付けられている。そ
して、フレーム63の長手方向一側面63hであって略
中央には突出部63cがフレーム13と一体的に形成さ
れている。この突出部63cは、後述するように現像カ
ートリッジDを画像形成装置本体30に挿入するときの
ガイド、及び、現像カートリッジDの回動中心となるも
のである。また、前記突出部63cは円筒状に形成され
ている。
【0077】またフレーム63の長手方向他側面63i
であって略中央には突出部63gが、フレーム63に取
り外し可能に取り付けられている(尚、図15では取り
外した状態を示している)。この突出部63gは側面6
3iに設けた穴(図示せず)に差し込み部63g1を差
し込むことによってフレーム63に取り付けられる。
尚、差し込み部63g1の先端に爪形状の部分(図示せ
ず)を有しており、フレーム63に前記爪部分が係合す
ることによって突出部63gはフレーム63に取り付け
られる。また現像カートリッジDがロータリーユニット
11の装着位置に装着された際に、この突出部63gの
先端面63g2が前述した押し付け部材26bに押され
る。したがって現像カートリッジDは側面63hの方向
(矢示Qの方向)へ押される。そこで現像カートリッジ
Dは、駆動力受け部材22の設けられた、側面63hを
基準にしてロータリーユニット11(装置本体30)に
装着される。
【0078】また現像ローラ12の両側端には、スペー
サコロ12a・12bが取り付けられている。したがっ
て、現像位置において、前述したのと同様に付勢手段2
5の付勢力によってスペーサコロ12a・12bが感光
体ドラム1の周面に押し付けられることによって、現像
ローラ12と感光体ドラム1は所定の間隙を維持する。
【0079】また、ゴム製の現像ブレード16は、板金
16aをネジ16bによって枠体63に取り付けられて
いる。
【0080】また、現像カートリッジDの一側面63h
には、ロック部材71が取り付けられている(但し、図
15では取り外した状態を示している)。前記ロック部
材71は、前記現像手段としての現像ローラ12の長手
方向において前記一端側に設けられた前記カートリッジ
フレーム部分63hに取り付けられており、前記シャッ
ター部分64に設けられたシャッター係合部64bと係
合するロック係合部71bと、前記ロック係合部71b
を支持する支持部71aと、前記カートリッジフレーム
部分63hに取り付けられている取り付け部71cと、
を有している。尚、63jは穴であって、前記取り付け
部71cが差し込まれる。そして、前記ロック部材71
はプラスチック製の一体成形物であって、前記ロック係
合部71bが前記シャッター係合部64bと係合するこ
とによって前記シャッターを前記閉じ位置にロックす
る、そして、前記現像カートリッジDを装置本体30の
装着位置に装着する過程で、前記ロック部材71の一部
分が装置本体30に設けられた固設部分と接触すること
によって前記支持部71aが撓んで前記ロック係合部7
1bが前記シャッター係合部64bから外れて前記シャ
ッター64のロックを解除する。
【0081】尚、現像カートリッジ枠体63の長手方向
一側面のみに、図15、図17、図18に示すように、
半球状の嵌合部である突起63dが設けてある。そし
て、シャッター64にもこれに対応した位置に突起63
dが嵌合し得る被嵌合部である孔64cが設けてある。
このため、シャッター64が閉じた状態では前記突起6
3dが孔64cに嵌まり込んでいるために、前記のよう
にシャッター14のロック部材21によるロックが解除
されても、シャッター14に対して現像カートリッジ枠
体13が不安定な位置に回転してしまうことはない。
【0082】さらに前記カートリッジ枠体63の一側面
63hと他側面63iには、後述する姿勢決めボス63
m、及びバネ受け部63kが突出している。
【0083】また図17(a)に示す通り、73はトナ
ーシール引き抜き把手であって、前述したトナーシール
30を引き抜く際に用いられる。
【0084】次に、シャッター64について説明する。
さて、シャッター64の長手方向両側壁64e・64f
には丸孔64aが設けてあり、この丸孔64aが前記突
出部63c・63gに嵌合することによって枠体63に
シャッター64が回動可能に取り付けられる。そして、
図17に示すように、シャッター64が閉じると開口部
63bが閉じられて現像ローラ12がシャッター64に
よって覆われる。現像カートリッジDは装置本体30か
ら取り外されている状態にあってはシャッター64が閉
じているために、現像ローラ12に埃等が付着すること
はなく、また該ローラ12等が傷つくこともない。ま
た、現像カートリッジD内に異物が侵入することもな
い。そして、前述ロック部71によって、図17に示す
ように、シャッター64が閉じた状態にあっては、前記
係合部71bが係合凹部64bに係合してシャッター6
4は閉鎖状態でロックされ、不用意に開いてしまうこと
がない。
【0085】そして現像カートリッジDを画像形成装置
本体30に装着するときに前記ロックが自動的に解除さ
れ、且つ、シャッター64が開くようになっている。
【0086】次に、現像カートリッジDを装置本体30
へ装着する工程、及び、装置本体30に位置決めする工
程について、図19〜図24を用いて具体的に説明す
る。
【0087】図19に示すように、ロータリーユニット
11の一方の内壁11aに設けた支持部材としてのガイ
ド59は上方へ向って開らいて傾斜した傾斜部59aか
らなるガイド挿入部59bと、略平行な直線リブ59c
からなる突出部挿入部59d、円弧リブ59eからなる
支持部材としての嵌合部59f、及び、前記嵌合部59
fに連なる略平行な直流リブ59gからなるガイド部挿
入部59hを有している。
【0088】そして現像カートリッジDを装置本体30
へ挿入する際には、使用者は先ず、シャッター64に設
けたガイド部70及び突出部63cをガイド挿入部59
aにガイドさせながら挿入する(図20参照)。
【0089】更に現像カートリッジDを挿入すると、図
21に示すように、現像カートリッジDの長手方向一側
端に設けられた突出部63cが突出部挿入部59dの直
線部分に入り込む。この突出部63cは円筒を直線リブ
59cと平行な角度で一部直線的にカットしたカット部
63c1を有しており、これが嵌合する2本の直線リブ
59cは前記カット部63c1が平行に移動する方向に
のみ通過可能な幅(図19においてW1を示す)を有し
ている。そのため、カット部63c1が直線リブ59c
に嵌合して挿入されて、現像カートリッジDは所定の角
度(姿勢)を保って装置本体30内へ挿入されていく。
【0090】そして、図22に示すように、突出部63
cが円弧リブ59eに至るまで挿入すると、2箇所の傾
斜部59aのうちの一方の先端がシャッター64をロッ
クしているアーム部71aに当接し、これを図22に示
す通り上方へ押し上げる。これによってアーム部71a
は弾性変形して係合部71bが係合凹部64bから抜け
出るため、シャッター64のロックが解除される(即ち
本実施例においては、前記傾斜部59aは前記ロック部
材21のロック解除機能も兼ねている)。この状態でシ
ャッター64は現像カートリッジ枠体63に対して回動
可能な状態となる。また、前記円弧リブ59eは円筒状
突出部63cが回転可能な半径を有しており、現像カー
トリッジDは円筒状突出部63cを中心にして回動可能
な状態となる。
【0091】一方、現像カートリッジDの他側面63i
に設けた突出部63gは、ガイド26の傾斜部26cに
ガイドされてガイド挿入部26dに侵入する。更に現像
カートリッジDを挿入すると、前記突出部63cの場合
と同様に、カット部63g3が直線リブ26eに嵌合し
て挿入されて、現像カートリッジDは所定の角度(姿
勢)を保って装置本体30内へ挿入されていく。そし
て、突出部63gが円弧リブ(嵌合部)26aに至るま
で挿入する。ここで、前記円弧リブ26aは突出部63
gが回転可能な半径を有している。したがって、現像カ
ートリッジDは、枠体63の長手方向の一側端は突出部
63cを支持部材としてのガイド59の円弧リブ59e
に支持されて、また、他側端は突出部63gを支持部材
としてのガイド26の円弧リブ26aに支持されて、両
突出部63c・63gを中心にして回動可能にロータリ
ーユニット11に支持される。
【0092】次に、図22に示す状態で、使用者が枠体
63の把手部63eを手で押すと、シャッター64はガ
イド部70がガイド部挿入部59hに挟まれているため
に固定しているが、枠体63は円筒状の突出部63cが
円弧リブ59e内で回転可能であり、また、突出部63
gが円弧リブ26aで回転可能であるから、前記半球状
の突起63dがシャッター64の孔64cを乗り越えて
所定位置まで回転する(図22の矢印X方向)。前述し
た通り本実施形態にあっては、シャッター64に挿入ガ
イド部70が設けてあるために、シャッター64を固定
状態にして枠体63を容易に回転させることができる。
そして、所定位置まで回転すると、後述する位置決め手
段によって枠体63が位置決めされ、現像カートリッジ
Dが装着される。
【0093】図22で示した状態の現像カートリッジD
を矢示X方向へ回転させる際に、現像装置フレーム63
の長手方向両側端63h・iに設けられた姿勢決めボス
63mが、ロータリーユニットの中心軸10の両端に設
けられ、バネ10bで付勢されて平行移動可能なスライ
ド部材10aを押し下げる(図23参照)。尚、スライ
ド部10aは長穴10a1が軸10cに嵌合していてス
ライド移動可能である。そして図24に示すように、更
にフレーム63を回転させると、フレーム63の長手方
向両側端63h・iに設けられたバネ受け部63kをロ
ータリーユニット両端部に設けたバネ11aによって加
圧する。これによってフレーム63は矢印Y方向(図2
4)へ回転する力が加えられる。しかし両姿勢決めボス
63mがロータリーユニット11の中心軸10に突き当
たるため、フレーム63の姿勢は図24に示す装着位置
で安定する。
【0094】すなわち、現像カートリッジDはロータリ
ーユニット11の所定の装着位置に装着される。
【0095】尚、11jはガイド部であって、ボス63
mをガイドする。
【0096】これにより、枠体63に対してシャッター
64が開いて現像ローラ12が露出し、感光体ドラム1
と対向する。そして、この装着に際しては前記のように
前記半球状の突起63dがシャッター64の孔64cを
外れるときのクリック感により使用者は、現像カートリ
ッジDの回転開始位置を認識することができる。
【0097】ここで、前記突出部63cの円弧部直径は
カット部63c1間の距離よりも大きいために、突出部
63cが円弧リブ59eの位置で回転した状態では、突
出部63cが直線リブ59cから抜け出ることはない。
【0098】一方、現像カートリッジDを画像形成装置
本体30から取り出すときは使用が前述した場合とは反
対方向へ枠体63を回転させると、カット部63c1が
直線リブ59cと平行になると共に、シャッター64が
閉じる。このとき前述と同様に半球状の突起63dが孔
64cに入り込むときのクリック感により、使用者は現
像カートリッジDの回転終了位置(着脱位置)を認識す
ることができる。この状態で現像カートリッジDを装置
本体30から引き抜くと、図21に示す通りの状態とな
って、ロック部材71のアーム部71aが弾性復帰し、
係合部71bが係合凹部64bに入り込む。これによっ
てシャッター64が自動的にロックされる。
【0099】上記の様に現像カートリッジDにシャッタ
ー64を設けることにより、現像ローラ12に埃が付着
することを防止することができ、また、このシャッター
64にロック機構を設けたために前記シャッター64が
不用意に開いてしまうことを防止し得る。
【0100】また前記シャッター64は、画像形成装置
本体30に挿入する際には閉鎖状態を維持するために挿
入途中で現像ローラ12に傷つくことはない。また従来
のように現像装置を挿入する前に使用者が手でもって現
像ローラ保護部材等を取り外すような手間がかからな
い。
【0101】更に、現像カートリッジは画像形成装置本
体30に装着する際に、自動的にシャッターロックが解
除され、且つ、挿入後回転させるだけでシャッター64
が開放して現像ローラ12が感光体ドラム1と対向して
装着が完了するために装着操作性が向上する。
【0102】次に現像カートリッジDの位置決めについ
て説明する。
【0103】まず図25を用いて、バネ受け部63k
(63k1・63k2)及び姿勢決めボス63mの配置
について説明する。
【0104】尚、現像ローラ12の長手方向の一側面6
3h側を例に挙げて説明するが、他側面63i側も同様
の配置である。
【0105】さて本実施形態においては、バネ受け部6
3kは、現像ローラ12の長手方向から見た場合に、前
記現像ローラ12の回転中心M1と前記駆動力受け部2
2の回転中心M2とを結んだ直線l1に対して、約10
0度〜130度の範囲内に配置されている。
【0106】本実施形態に則して具体的に説明すると、
現像ローラ12の長手方向から見た場合に、前記現像ロ
ーラ12の回転中心、M1と前記駆動力受け部材22の
回転中心M2とを結んだ直線l1と、バネ受け部63k
1(63k2)のバネ受け面63k3と回転中心M1を
結んだ直線l2とがなす角度が約100度〜130度の
範囲内となるように前記バネ受け部63k1(63k
2)が配置されている。尚、本実施形態においては、約
115度に配置されている。
【0107】また前記ボス63m(63m1・63m
2)は前記直線l1に対して、前記バネ受け部63kの
設けられたのとは反対側に約130度〜150度の範囲
内に配置されている。
【0108】本実施形態に則して具体的に説明すると、
前記直線l1と、ボス63mの中心63mと回転中心M
1を結んだ直線l3とがなす角度が約130度〜150
度の範囲内となるように前記ボス63mが配置されてい
る。尚、本実施形態においては、約140度に配置され
ている。
【0109】このようにバネ受け部63k(63k1・
63k2)及びボス63m(63m1・63m2)を配
置することによって、バネ受け部63kが装置本体30
に設けられたバネ11aの弾性力を良好に受けることが
できる。またボス63mが軸10と良好に突き当たるこ
とができる。したがって、現像カートリッジDの装着位
置に対する位置決めを精度良く行うことができる。
【0110】尚、前記ボス63m(63m1・63m
2)はフレーム63の側面63h・iから約2mm〜1
5mm外方へ突出している。本実施形態においては、ボ
ス63mは約4mm突出している。
【0111】また前記バネ受け部63k(63k1・6
3k2)は、フレーム63の側面63h・iから約2m
m〜20mm外方へ突出している。本実施形態において
は、バネ受け部63k1は約10mm、63k2は約6
mm突出している。したがって、駆動力受け側に設けら
れたバネ受け部63k1の方が突出量が大きい。
【0112】前述した現像カートリッジDのシャッター
に関する構成をまとめると次のようになる。
【0113】電子写真画像形成装置本体30に着脱可能
であって、電子写真感光体1に形成された潜像を現像す
るための現像カートリッジDにおいて、ここで前記装置
本体30は前記現像カートリッジDを前記装置本体30
の装着位置方向へガイドするための本体ガイド59と、
固設部分(傾斜部)59aと、を有する。プラスチック
製のカートリッジフレーム63と、電子写真画像形成装
置本体30に装着された際に、装置本体に設けられてい
る電子写真感光体に形成され潜像をトナーを用いて現像
するための現像ローラ12と、ここで前記現像ローラは
現像ブレード16によって前記現像ローラ12の周面に
付着するトナーの量を規制される。電子写真画像形成装
置本体30に装着された際に、前記現像ローラ12を回
転させるための駆動力を前記装置本体30から受けるた
めの駆動力受け部材22であって、前記現像ローラ12
の長手方向において一端側に前記カートリッジフレーム
部分63hから露出して設けられている駆動力受け部材
22と、前記トナーを収納するためのトナー収納部63
aと、前記現像ローラ12が前記カートリッジフレーム
63から露出している部分をカバーする閉じ位置と、前
記閉じ位置から退避して前記現像ローラを露出させる開
放位置とを取り得るプラスチック製のシャッター64
と、前記現像カートリッジDを装置本体30の装着位置
へ装着する際に、前記本体ガイド26・59と協同して
前記現像カートリッジDを装置本体30の装着位置方向
へガイドするための、前記シャッター64の外表面に設
けられたカートリッジガイド70であって、前記現像ロ
ーラ12の長手方向において前記一端側に設けられた前
記カートリッジフレーム部分63hに沿って移動可能な
前記シャッター部分64eに設けられたカートリッジガ
イド70と、ここで前記カートリッジガイド70は長細
形状であって、前記駆動力受け部材22の配置されてい
る方向へ向かって設けられている。前記シャッター64
を前記閉じ位置に解除可能にロックするためのプラスチ
ック製のロック部材71であって、前記現像ローラ12
の長手方向において前記一端側に設けられた前記カート
リッジフレーム部分63hに取り付けられており、前記
シャッター64の一部分に設けられたシャッター係合部
64bと係合するロック係合部71bと、前記ロック係
合部71bを支持する支持部71aと、前記カートリッ
ジフレーム部分63hに取り付けられている取り付け部
71cと、を有しているロック部材71と、ここで、前
記ロック係合部71bが前記シャッター係合部64bと
係合することによって前記シャッター14を前記閉じ位
置にロックする。そして、前記現像カートリッジDを装
着本体30の装着位置に装着する過程で、前記ロック部
材71の一部分が装置本体30に設けられた前記固設部
分59aと接触することによって前記支持部71aが撓
んで前記ロック係合部71bが前記シャッター係合部6
4bから外れて前記シャッター64のロックを解除す
る、を有する。ここで前記シャッター64は、前記現像
カートリッジDを装置本体30の装着位置に装着する過
程で、前記ロック部材71の一部分が装置本体に設けら
れた前記固設部分59aと接触することによって前記支
持部71aが撓んで前記ロック係合部71bが前記シャ
ッター係合部64bから外れて前記シャッター64のロ
ックを解除される。そして、前記カートリッジガイド7
0が装置本体に設けられた本体ガイド59と係合した状
態で、操作者が前記現像カートリッジDを装置本体30
の装着位置に装着するために前記カートリッジフレーム
を回転させることによって前記シャッターは前記開放位
置に位置する。
【0114】そして前記シャッター64は、前記現像ロ
ーラ12の露出部分をカバーするために、前記現像ロー
ラ12の長手方向に沿う円弧形状部分64gと、前記円
弧形状部分64gを前記カートリッジフレーム63に回
動可能に支持するために、前記円弧形状部分64gの長
手方向の一端側と他端側とに設けられた支持部分64e
・fとを有する、ここで前記支持部分64e・fは前記
現像ローラ12の長手方向において一端側と他端側とに
設けられた前記カートリッジフレーム63h・i部分に
各々回動可能に取り付けられている。そして、前記カー
トリッジガイド70は前記一端側に設けられた前記支持
部分64eに設けられている。
【0115】また、前記現像ローラ12の長手方向にお
いて前記一端側に設けられた前記カートリッジフレーム
部分63hに取り付けられた前記支持部分64eは、前
記駆動力受け部材22の回転中心と同軸線上を中心にし
て回動する。
【0116】また前記カートリッジガイド70は長細形
状であって、前記駆動力受け部材22の配置されている
方向へ向かって設けられている。
【0117】更に前記現像カートリッジDは、前記現像
ローラ12の長手方向において他端側に設けられている
前記カートリッジフレーム部分63iに被押圧部(突出
部)63gを有する、ここで前記被押圧部は装置本体3
0に設けられたバネ部材の弾性力によって押圧される。
そして前記現像カートリッジDは、前記バネ部材の弾性
力によって前記現像ローラ12の長手方向において前記
一端側方向へ付勢にされる。
【0118】次に、前述した現像カートリッジDの装置
本体30への装着に関する構成をまとめると次のように
なる。
【0119】電子写真画像形成装置本体30に着脱可能
であって、電子写真感光体1に形成された潜像を現像す
るための現像カートリッジDにおいて、カートリッジフ
レーム63と、電子写真画像形成装置本体30に装着さ
れた際に、装置本体30に設けられている電子写真感光
体に形成された潜像をトナーを用いて現像するための現
像ローラ12と、前記現像ローラ12の長手方向におい
て一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分6
3hから突出して設けられた第一の突出部(突出部)6
3cであって、電子写真画像形成装置本体に装着される
際に、装置本体に設けられた第一の支持部材(ガイド)
59に支持される第一の突出部63cと、前記現像ロー
ラ12の長手方向において他端側に設けられた前記カー
トリッジフレーム部分63iから突出して設けられた第
二の突出部(突出部)63gであって、電子写真画像形
成装置本体に装着される際に、装置本体に設けられた第
二の支持部材(ガイド)26に支持される第二の突出部
63gと、電子写真画像形成装置本体30に装着された
際に、前記現像ローラ12を回転させるための駆動力を
前記装置本体30から受けるための駆動力受け部材22
であって、前記現像ローラ12の長手方向において前記
一端側に設けられた前記カートリッジフレーム部分63
hから露出して設けられている駆動力受け部材22と、
電子写真画像形成装置本体30に装着される際に、装着
位置方向へ現像カートリッジGをガイドするためのガイ
ド70であって、前記カートリッジフレーム63に対し
て移動可能に設けられたガイドと、を有する。
【0120】また前記ガイド70は前記現像ローラ12
の長手方向において前記一端側に設けられた前記カート
リッジフレーム部分63hの外側に沿って移動可能であ
る。
【0121】また前記ガイド70は長細形状であって、
前記駆動力受け部材22を中心にして回転する。ここで
前記ガイド70はその長手方向が前記駆動力受け部材2
2に向いている。
【0122】更に前記現像カートリッジDは、前記カー
トリッジフレーム63に対して回動可能に取り付けられ
た回動部材(例えばシャッター)64を有している。そ
して前記ガイド70は前記回動部材64に設けられてい
る。
【0123】そして前記回動部材(例えばシャッター6
4)は、前記現像ローラ12が前記カートリッジフレー
ム63から露出している部分をカバーするためのシャッ
ター64である。ここで、前記シャッター64は前記露
出部分をカバーする閉じ位置と前記閉じ位置から退避し
て前記現像ローラ12を露出させる開放位置との間を移
動可能である。そして、前記ガイド70は前記現像ロー
ラの長手方向において外方へ向かって突出して前記シャ
ッター64に設けられている。
【0124】そして前記ガイド70は、前記現像ローラ
12の長手方向において前記一端側に設けられた前記カ
ートリッジフレーム部分63hの外側に沿って移動する
シャッター部分に設けられている。
【0125】そして前記第一の突出部63cは、電子写
真画像形成装置本体30に装着される際に、装置本体の
装着位置方向へ現像カートリッジをガイドするための対
向する2箇所の平面部分63c1と、前記第一の支持部
材(ガイド)59の凹部(嵌合部)59fに嵌合するた
めの対向する2箇所の曲面部分63c2とを有する。ま
た、前記第二の突出部63gは、電子写真画像形成装置
本体に装着される際に、装置本体の装着位置方向へ現像
カートリッジをガイドするための対向する2箇所の平面
部分63g3と、前記第二の支持部材(ガイド)26の
凹部(嵌合部)26aに嵌合するための対向する2箇所
の曲面部分63g4とを有する。そして、前記第一の突
出部63cの平面部分63c1の外側側面間の距離l1
(図17(b))は前記第二の突出部63gの平面部分
63g3の外側側面間l2(図17(a))の距離より
も大きい。
【0126】また前記第一の突出部63cの向かい合っ
て設けられている前記平面部分63c1の外側側面間の
距離l1は約13mm〜15mm、また、前記第二の突
出部63gの向かい合って設けられている前記平面部分
63g3の外側側面間の距離l2は約2mm〜9mmで
ある。本実施形態にあっては、l1は約15mm、l2
は約9mmである。
【0127】また前記第一の突出部63cの向かい合っ
て設けられている前記曲面部分63c2の最も遠い外側
側面間の距離l3(図17(b))は約13mm〜17
mm、また、前記第二の突出部63gの向かい合って設
けられている前記曲面部分63g4の最も遠い外側側面
間の距離l4(図17(a))は約7mm〜11mmで
ある。本実施形態にあっては、l3は約17mm、l4
は約11mmである。
【0128】そして前記駆動力受け部材22は前記第一
の突出部63cに囲まれている。そして前記駆動力受け
部材22は装置本体30が有する凸部24aと係合する
ための凹部22aを有している(図11参照)、ここで
前記凹部22aに前記凸部24aが係合することによっ
て装置本体の駆動力が前記現像手段に伝達される。
【0129】また前記曲面部分は連続した円弧形状であ
る。
【0130】また前記現像カートリッジDは、装着位置
(図24)から前記電子写真感光体ドラム1に形成され
た潜像を現像するための現像位置(図13・図14)へ
回転する際に、前記第一の突出部63cと第二の突出部
63gを中心にして回転する。
【0131】そして前記現像カートリッジDは、前記第
一の突出部63cと前記第二の突出部63gを中心にし
て着脱位置(図22)から約90度〜120度回転する
ことによって前記装着位置(図24)に達する、ここ
で、前記着脱位置(図22)は、前記第一の突出部63
cと前記第二の突出部63gが前記第一の支持部材59
と前記第二の支持部材26の内部に侵入した位置であっ
て、前記平面部分63g3が前記第一の支持部材59と
前記第二の支持部材26の有する嵌合部分19b2・2
6aと各々対向している位置である。ここで本実施形態
においては、約105度回転する。
【0132】また前記現像カートリッジDは、更に、前
記第一の突出部63cと前記第二の突出部63gを中心
にして前記装着位置から約5度〜10度回転することに
よって現像位置に達する、ここで、前記現像位置は前記
現像ローラ12がスペーサコロ12a・12bを介して
前記電子写真感光体ドラムに押圧している位置である。
尚、本実施形態においては、約7度回転する。
【0133】また前述ガイド70は、現像カートリッジ
Dを装置本体内へガイドするためのガイド70であっ
て、前記第一の突出部63cに対して変位可能に設けら
れているガイド70である。このように、本実施形態に
あっては、ガイド70が変位可能であるから現像カート
リッジを装置本体に着脱するにあたって、現像カートリ
ッジをスムーズに回転させることができる。また、現像
カートリッジを装置本体に着脱するにあたって、実質的
に直線的な動作と実質的に回転的な動作とを組合せて、
現像カートリッジをスムーズに装置本体に対して着脱す
ることができる。
【0134】そして前記ガイド70は長細形状であっ
て、前記現像カートリッジを装置本体内の装着位置に装
着するために前記第一の突出部63cに対して約90度
〜120度回転する。
【0135】更に前記現像カートリッジDは、前記現像
カートリッジDが前記装置本体30に装着された際に、
前記現像ローラ12を回転させるための駆動力を前記装
置本体30から受けるための駆動力受け部材22を有し
ている、ここで前記駆動力受け部材22は前記現像ロー
ラ12の長手方向に対して前記第一の突出部63cが配
置されているのと同じ側に配置されている、そして前記
ガイド70は前記同じ側のみに配置されている。このよ
うにガイド70は一方の側面、63hのみに設けられて
いるので(他方の側面63iには設けられてはいな
い)、現像カートリッジDを装置本体30へ装着する際
にスムーズに装着することができる。
【0136】尚、現像カートリッジの装着位置とは、装
置本体に対して現像カートリッジが位置決めして装着さ
れる位置である。
【0137】また現像カートリッジの現像位置とは、装
着本体に対して現像カートリッジが現像を行うために位
置決めされる位置である。
【0138】また現像カートリッジの着脱位置とは、装
置本体に設けられた支持部材に対して現像カートリッジ
を装着するための、及び、取り出すための位置である。
ここで支持部材とは、現像カートリッジを装着位置に装
着する際に、現像カートリッジを支持するためのもので
ある。
【0139】次に、前述した現像カートリッジDの装置
本体30に対する位置決めに関する構成をまとめると次
のようになる。
【0140】電子写真画像形成装置本体30に着脱可能
であって、電子写真感光体1に形成された潜像を現像す
るための現像カートリッジDにおいて、カートリッジフ
レーム63と、電子写真画像形成装置本体30に装着さ
れた際に、装置本体に設けられている電子写真感光体ド
ラム1に形成された潜像をトナーを用いて現像するため
の現像ローラ12と、前記現像ローラ12の長手方向に
おいて一端側に前記カートリッジフレーム部分63hか
ら外方へ突出して設けられた第一の突出部(突出部)6
3cと、ここで前記第一の突出部63cは装置本体30
に装着された際に装置本体30に設けられた第一の支持
部材(ガイド)59に支持される。前記現像ローラ12
の長手方向において他端側に前記カートリッジフレーム
部分63iから外方へ突出して設けられた第二の突出部
(突出部)63gと、ここで前記第二の突出部63gは
装置本体に装着された際に装置本体に設けられた第二の
支持部材(ガイド)26に支持される。前記現像ローラ
12の長手方向において一端側に前記カートリッジフレ
ーム部分63hから外方へ突出して設けられた第一の付
勢力受け部(バネ受け部)63k1と、ここで前記第一
の付勢力受け部63k1には装置本体に装着された際に
装置本体に設けられた第一の弾性部材(コイルスプリン
グ)11aによって付勢力が与えられる。また、前記第
一の付勢力受け部63k1は、前記カートリッジフレー
ム63と一体成形されている。前記現像ローラ12の長
手方向において他端側に前記カートリッジフレーム部分
63iから外方へ突出して設けられた第二の付勢力受け
部(バネ受け部)63k2と、ここで前記第二の付勢力
受け部63k2には装置本体に装着された際に装置本体
に設けられた第二の弾性部材(コイルスプリング)11
aによって付勢力が与えられる。また、前記第二の付勢
力受け部63k2は、前記カートリッジフレームと一体
成形されている。前記現像ローラ12aの長手方向にお
いて一端側に前記カートリッジフレーム部分63hから
外方へ突出して設けられた第一の当接部(姿勢決めボ
ス)63m1と、ここで前記第一の当接部63m1は装
置本体に装着された際に装置本体に設けられた第一の固
設部(中心軸)10に当接する。また、前記第一の当接
部10は、前記カートリッジフレームと一体成形されて
いる。前記現像ローラ12aの長手方向において他端側
に前記カートリッジフレーム部分63iから外方へ突出
して設けられた第二の当接部(姿勢決めボス)63m2
と、ここで前記第二の当接部63m2は装置本体に装着
された際に装置本体に設けられた第二の固設部(中心
軸)10に当接する。また、前記第二の当接部63m2
は、前記カートリッジフレームと一体成形されている。
【0141】装置本体に装着された際に、前記現像ロー
ラを回転させるための駆動力を前記装置本体から受ける
ための駆動力受け部材22と、ここで前記駆動力受け部
材22は前記現像ローラ12の長手方向において一端側
に前記カートリッジフレーム部分63hから露出して設
けられている、を有する。
【0142】ここで、前記現像ローラ12の長手方向と
略直交する側面方向から見た場合に、前記現像ローラ1
2の回転中心と前記駆動力受け部材の回転中心とを結ん
だ直線に対して前記第一の付勢力受け部と第二の付勢力
受け部は約100度〜130度の範囲内に配置されてい
る。また、前記第一の当接部と第二の当接部は約130
度〜150度の範囲内に配置されている。
【0143】ここで前記第一の付勢力受け部63kと第
二の付勢力受け部63kは平板形状であって、平坦な部
分でもって前記第一の弾性部材11aによる付勢力と第
二の弾性部材11aによる付勢力を受ける。
【0144】また前記第一の当接部63m1と第二の当
接部63m2は円柱形状であって、前記円柱形状の周面
部分が前記第一の固設部10と第二の固設部10に当接
する。
【0145】尚、前述したカートリッジフレーム、現像
ローラ、駆動力受け部材、トナー収納部、シャッター、
カートリッジガイド、ロック部材、固設部分、第一の突
出部、第二の突出部、第一の付勢力受け部、第二の付勢
力受け部、第一の当接部、第二の当接部、第一の固設
部、及び、第二の固設部等は、前述した実施例に限定さ
れるものではなくて、形状、構造等を適宜選択して用い
ることができる。
【0146】次に他の実施形態について説明する。
【0147】図26は、現像カートリッジDの一側端の
側面図である。
【0148】本実施形態においては、前述した突出部6
3cの他の形状について示す。
【0149】現像カートリッジDの枠体63の側面63
hに設けられた円筒状の突出部63cの一部を直線的に
カットしなくても、図25に示すようにW2の幅がガイ
ド59の入口のリブ間隔W1(図19)よりも狭くなる
ように、直線部63c1に少なくとも一つの突起63c
3を設けても挿入が可能である。
【0150】これにより、ガイド59のリブとの接触抵
抗を減らし、現像カートリッジDの挿入がスムーズにな
る。
【0151】さらに図27を用いて他の実施形態につい
て説明する。
【0152】図27は現像カートリッジの枠体63の側
面63hに設けられた円筒状の突起部63cをガイド5
9の円弧状のリブの直径D1(図19)と嵌合するよう
な直径D2の円弧に接する複数の突起63c4を有した
形状にする。
【0153】これにより、ガイド59のリブとの接触抵
抗を減らして、現像カートリッジDを装置本体30へ装
着する際の回転がスムーズになる。
【0154】さらに図28に示した他の実施形態は、図
26及び図27に示した実施形態を組み合わせたもので
あって、前述効果を得ることができる。
【0155】さらに図29を用いて他の実施形態につい
て説明する。
【0156】図29に示す実施形態は、シャッタ80を
使用者が手でカートリッジフレーム63から取り外す、
あるいは取り付けるものである。また、ガイド70をシ
ャッタ80にではなくて回動部材81に設けたものであ
る。この回動部材81は突出部63Cを中心にして、カ
ートリッジフレーム63の側面63hに沿って回動可能
である。そして前述したロック部材71によってロック
されている。したがって、このガイド70は前述実施形
態と同様に機能して、現像カートリッジDを装置本体3
0に装着することができる。
【0157】またシャッタ80は、現像カートリッジD
を装置本体30に装着するのに先立って、使用者によっ
てフレーム63から取り外される。そして現像カートリ
ッジDを装置本体30から取り出した際に、必要に応じ
て再びフレーム63に使用者によって取り付けられる。
尚、シャッタ80は必ずしも必要ではなくて、なくても
良い。
【0158】またガイド70は、回動部材81に設けら
れなくても、カートリッジフレーム63に直接取り付け
ても良い。この場合には、ガイドを移動可能にカートリ
ッジフレーム63に取り付ける必要がある。
【0159】前述した各実施例によれば、現像カートリ
ッジフレームの長手方向両側面に設けた突出物をガイド
させて現像カートリッジを画像形成装置本体へ挿入する
ように構成したために、長手方向と直交する方向(短手
方向)に挿入することができ、挿入ストロークを短くす
ることができ、挿入操作性が向上するものである。
【0160】また、現像カートリッジへの駆動連結をカ
ップリング形状によって行うようにすることにより、例
えば駆動ギアピッチムラ等を原因とする駆動精度の低下
を防止することができる。
【0161】尚、前述カートリッジフレーム、及び、シ
ャッター等は、例えばポリスチレン、ABS樹脂、ポリ
カーボネイト、ポリエチレン、あるいはポリプロピレン
等のプラスチック製である。
【0162】またプロセスカートリッジとしては、前述
実施例に限定されずに、プロセス手段としての帯電手
段、クリーニング手段の少なくとも一つと電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装
置本体に対して着脱可能とするものである。
【0163】以上説明した通り、本実施の形態によれ
ば、現像カートリッジの装着操作性を向上させることが
できる。
【0164】また本実施の形態によれば、現像カートリ
ッジを電子写真画像形成装置本体に精度良く位置決めし
て装着することができる。
【0165】また、付勢力受け部と当接部をカートリッ
ジフレーム部分から外方へ突出して設けた本実施の形態
によれば、付勢力受け部と当接部の形状等に拘束される
ことなくカートリッジフレームの形状を定めることがで
きる。
【0166】(第4実施形態)さて次に図30〜図33
を用いて現像カートリッジの更に他の実施形態を説明す
る。尚、本実施形態においても、現像カートリッジDは
図1に示すフルカラーレーザービームプリンタに取り外
し可能に装着できる。また、本実施形態においても、現
像カートリッジDはカートリッジ枠体63内に、現像ロ
ーラ12、現像ブレード16、及び、トナー収納部63
aを有している。
【0167】図33に示すように、現像カートリッジD
のカートリッジフレーム63には長手方向にわたって開
口部63bが形成してあり、現像ローラ12は前記開口
部63bから露出するようにカートリッジフレーム63
に取り付けられている。そして、カートリッジフレーム
63の長手方向一側面63hの略中央には突出部63c
がカートリッジフレーム63と一体的に形成されてい
る。この突出郡63cは、前述したように現像カートリ
ッジDを画像形成装置本体30に挿入するときのガイ
ド、及び、現像カートリッジDの装置本体30への着脱
の際の回動中心となるものである。また、前記突出部6
3cは円筒状に形成されている。
【0168】またカートリッジフレーム63の長手方向
他側面63iの略中央にはシャッターピンとしての突出
部63gがカートリッジフレーム63に取り外し可能に
取り付けられている(尚、図33では取り外した状態を
示している)。この突出部63gは側面63iに設けた
穴63Eq(図56参照)に差込部(以下、「ピン取り
付け部」という)63g1を差し込むことによってカー
トリッジフレーム63に取り付けられる。尚、この突出
部63gは、後述するように導電部63g8を備えて非
磁性トナーであるマゼンタ色、シアン色、及びイエロー
色トナー用のマゼンタ現像カートリッジDm、シアン現
像カートリッジDc、及び、イエロー現像カートリッジ
Dyにのみ用いられるものであるが、磁性トナーである
ブラック色トナー用のブラック現像カートリッジDbに
用いる突出部63gは導電部63g8を備えていない。
これはマゼンタ現像カートリッジDm、シアン現像カー
トリッジDc、及び、イエロー現像カートリッジDyが
後述する電荷付与部材としての電荷付与ローラ91を備
えることによる。そして、前記突出部63gは、現像カ
ートリッジD(Dm,Dc,Dy,Db)が装置本体3
0に装着された際に回転中心となる軸として機能する。
この突出部63gは側面63iに設けた上記穴63Eq
にピン取り付け部63g1を差し込むことによってカー
トリッジフレーム63に取り付けられる。尚、ピン取り
付け部63g1の先端に逆爪状の爪部分63b13を有
しており、カートリッジフレーム63に前記逆爪部分6
3b13が係合することによって突出部63gはカート
リッジフレーム63に取り付けられる。また現像カート
リッジDがロータリーユニットの装着位置に装着された
際に、この突出部63gの先端面63g2がロータリー
ユニットの他壁面から弾力で突出する前述した押し付け
部材26bに押される。したがって現像カートリッジD
は側面63hの方向(図33における矢印Qの方向)へ
押される。そこで現像カートリッジDは、駆動力受け部
材22の設けられた側面63hを基準にしてロータリー
ユニット(装置本体30)に装着される。
【0169】(突出部(シャッターピン)の構成)次に
シャッターピンとしての突出部63gの構成について、
図33、図53、及び、図54を用いて説明する。
【0170】シャッターピンとしての突出部63gは、
長手方向の一端から他端に向かって、ピン取り付け部6
3g1、シャッター取り付け部63g6、及び、頭部6
3g7の順に配置した構成となっている。ピン取り付け
部63g1はカートリッジフレーム63に突出部63g
を取り付けるための部分であり、シャッター取り付け部
63g6は後述するシャッター64をカートリッジフレ
ーム63に取り付けるための部分である。頭部63g7
は突出部63gがカートリッジフレーム63に取り付け
られた際に、カートリッジフレーム63の外側に位置す
る。
【0171】前記ピン取り付け部63g1は、カートリ
ッジフレーム63の内側に侵入するシリンダー形状部分
63g11と、カートリッジフレーム63に突出部63
gを取り付けるために該カートリッジフレーム63に係
止する係止部分63b12と、からなる。係止部分63
b12は弾性的にカートリッジフレーム63に係止する
爪部分63b13を有する。この爪63b13は突出部
63gの先端に逆爪状に設けられて弾性的にカートリッ
ジフレーム63に係止する(図56参照)。
【0172】前記シャッター取り付け部63g6は、シ
ャッター64に設けられた丸穴64aに嵌合するための
嵌合部63g61と、この嵌合部63g61が該丸穴6
4aから抜け出るのを防止する規制部63g62と、か
らなる。そして、前記シャッター取り付け部63g6
は、嵌合部63g61が円形に形成されて第一の円形を
構成し、規制部63g62が嵌合部63g61よりも径
の大きな円形に形成されて第二の円形を構成する。そし
て、突出部63gがカートリッジフレーム63に取り付
けられた際に、第二の円形としての規制部63g62は
シャッター64の側面と対向するようになっている。
【0173】前記頭部63g7は、その周面に互いに向
かい合ったカット部(平面部分)63g3と、円筒部
(円弧形状の面部分)64g4とを有する。
【0174】また、前記突出部63gは、現像カートリ
ッジD(Dm,Dc,Dy)が装置本体30に装着され
た際に、装置本体30との間で現像カートリッジD(D
m,Dc,Dy)のアースをとるための導電部63g8
を有する。導電部63g8は金属製であって、円柱形状
部分63g81とDカット形状部分63g82とからな
り、上記ピン取り付け部63g1、シャッター取り付け
部63g6、及び頭部63g7の内部に圧入されて、こ
れら各部を長手方向に貫通している。
【0175】なお、前記突出部63gのピン取り付け部
63g1、シャッター取り付け部63g6、及び、頭部
63g7はプラスチック製の一体成形物であり、プラス
チックとして、例えば、ポリスチレン等を用いることが
できる。また、前記導電部63g8は金属製であり、金
属として、例えば、鉄等を用いることができる。
【0176】また現像ローラ12の両側端には、スペー
サコロ12a,12bが取り付けられている。したがっ
て、現像位置において、前述第1実施形態の付勢手段又
はスライド部材を付勢している圧縮コイルばねの付勢力
によってスペーサコロ12a,12bが感光体ドラム1
の周面に押し付けられることによって、現像ローラ12
と感光体ドラム1は所定の間隙を維持する。
【0177】また、ゴム等で製作された現像ブレード1
6(図30参照)は、板金16aを小ねじ16bによっ
てカートリッジフレーム63に取り付けられている。図
30に示す現像カートリッジDyの現像ブレード16
は、現像ローラ12上のトナーに電荷を付与するための
電荷付与ローラ91を保持する保持部材90の裏側で板
金16aに取り付けられている。保持部材90及び板金
16aは小ねじ16bによってカートリッジフレーム6
3に取り付けられている。なお、現像ブレード16の構
成については詳細を後述する。
【0178】(現像剤電荷付与ローラー(現像剤電荷付
与部材)の説明)ここで、マゼンタ現像カートリッジD
m、シアン現像カートリッジDc、及び、イエロー現像
カートリッジDyに用いられる非磁性一成分トナーであ
るトナーに電荷を付与する現像剤電荷付与部材としての
現像剤電荷付与ローラ91(以下単に「電荷付与ロー
ラ」という)について説明する。
【0179】電荷付与ローラ91は図30及び図33に
示すように、現像ローラ12の長手方向両端部に回転可
能に配置されている。詳しくは、現像ローラ12の回転
方向にて現像ブレード16の現像ローラ12との当接部
Nの上流側に、より詳しくは、現像ローラ12の回転方
向上流側において、現像ローラ12上のトナーにより感
光体ドラム1の静電潜像を現像する現像部Rの下流側で
現像ローラ12に当接するように配置され、現像ローラ
12に従動回転しながら薄層形成されたトナーを電気的
に帯電するものである。
【0180】帯電付与ローラ91は現像ローラ12の長
手方向両端部に配置されている。各帯電付与ローラ91
は、保持部材90に設けたフック状の支持部90aに回
転可能に支持された導電性の軸91sにより連結されて
いる。導電性の軸91sは保持部材90の長手方向両端
部に設けられた帯電付与ローラ導電板93に金属製の導
電バネ92を介して接触している。そして、帯電付与ロ
ーラ91は現像ローラ12の周面において非トナーコー
ト部(荒れていない部分)A2、トナーコート部(荒れ
ている部分)A1の双方に当接している。これは、非磁
性一成分現像剤としてのトナーの流動性が高いためトナ
ーコート部A1のみの当接では電荷付与ローラ91がス
リップしやすく、従動回転が得られない恐れがあるから
である。また駆動については電荷付与ローラ91、現像
ローラ12間は従動または同周速が必須であり、電荷付
与ローラ91、現像ローラ12間に周速差が生じるとト
ナーコートが不均一になり、現像時に感光体ドラム1へ
トナーがガブリとして転移したり、トナーの飛散や漏れ
の原因となる。
【0181】また、電荷付与ローラ91は塗布ローラ1
9の長手方向端部、および塗布ローラ19と現像フレー
ム63Aの有するトナー供給開口63Aeの長手方向の
側壁との隙間領域を現像ローラ12との当接領域として
含んでいる。このように電荷付与ローラ91の当接領域
を設定した理由は、塗布ローラ19が無い領域および塗
布ローラ19の端部においては、トナーに対し摩擦帯電
量が不十分となる領域であり、現像ローラ12への電気
的付着力(鏡映力)が弱いためである。
【0182】前記導電性の軸91sは、保持部材90の
長手方向両端部に設けられた帯電付与ローラ導電板93
と金属製の導電バネ92を介して接触している。
【0183】本実施形態では、現像ローラ12の長手方
向両端部に上述したような当接領域を含む電荷付与ロー
ラ91を設けることにより、トナーが現像ブレード16
の長手方向両端部近傍の当接部Nに挟まることによって
現像ブレード16が持ち上げられ、現像ブレード16の
現像ローラ12との当接部Nの長手方向両端部のトナー
層がスジ状に徐々に厚く形成されて現像ローラ12への
電気的付着力が低下しても、電荷付与ローラ91による
トナーへの電気的な電荷付与により現像ローラ12への
電気的付着力が回復し、感光体ドラム1へトナーがカブ
リとして転移したり、トナーが現像ローラ12の表面か
ら外部にこぼれ落ち、装置本体30内を著しく汚してし
まういわゆるトナー漏れを防いでいる。
【0184】また、塗布ローラ19の端部と現像フレー
ム63Aのトナー供給開口63Aeの長手方向の側壁と
の間の隙間領域でトナーに対し摩擦帯電量が不十分とな
り、現像ローラ12への電気的付着力が低下しても、帯
電付与ローラ91によるトナーへの電気的な電荷付与に
より現像ローラ12への電気的付着力が回復し、感光体
ドラム1へトナーがカブリとして転移したり、トナーが
現像ローラ12の表面から外部にこぼれ落ち、装置本体
30内を著しく汚してしまういわゆるトナー漏れを防い
でいる。
【0185】これにより、現像ローラ12の長手方向両
端部において、未帯電トナーの発生を確実に防止でき、
現像ローラ12へのトナーの薄層形成を安定して良好に
行える。なお、電荷付与ローラ91へは後述の反駆動側
のサイドカバー(第一のサイドカバー)63Eの内側に
設けられた電圧発生回路100(図55参照)によりバ
イアスが供給されるが、この電圧発生回路100の構成
については後述する。
【0186】前記現像カートリッジDの一側面63hに
は、ロック部材71が取り付けられている(但し、図3
3では取り外した状態で示している)。前記ロック部材
71は、現像手段としての現像ローラ12の長手方向に
おいて前記一端側に設けられた前記カートリッジフレー
ム63の一側面63h部分に取り付けられている。そし
て前記シャッター64の側壁64eに設けられたシャッ
ター係合凹部64tと係合するロック係合部71bと、
前記ロック係合部71bを支持する支持部71aと、前
記カートリッジフレーム63の一側面63hに取り付け
られている取り付け部71c,71dと、を有してい
る。尚、63jl,63j2は側面63hに設けた穴で
あって、前記取り付け部71c,71dが差し込まれて
いる。また、前記ロック部材71はプラスチック製の一
体成形物である。そして装着位置に装着する過程で、前
記ロック部材71の一部分であるアーム部71gが装置
本体30に設けられた固設部分と接触することによって
前記支持部71aが撓んで前記ロック係合部71bがシ
ャッター係合凹部64tから外れて前記シャッター64
のロックを解除する。
【0187】(シャッター)次に、シャッター64につ
いて説明する。
【0188】図38に示すように、シャッター64の長
手方向両側壁64e,64fには丸孔64aが設けてあ
り、この丸孔64aが前記突出部63c,63gに嵌合
することによってカートリッジフレーム63にシャッタ
ー64が回動可能に取り付けられる。そして、図31、
図32に示すように、シャッター64が閉じると開口部
63bが閉じられて現像ローラ12がシャッター64に
よって覆われる。現像カートリッジDは装置本体30か
ら取り外されている状態にあってはシャッター64が閉
じているために、現像ローラ12に埃等が付着すること
はなく、また現像ローラ12等が傷つくこともない。ま
た、現像カートリッジD内に異物が侵入することもな
い。
【0189】上述のロック部材71の支持部71aは溝
71fを設けることによって取り付け部71c,71d
を設ける側を根本側として片持状にして弾性変形可能と
してあり、この支持部71a先端にロック係合部71b
及びロック解除用のアーム部71gを設けてある。上記
取り付け部71cは長手方向の円筒形であって取り付け
穴63jlに嵌合する。また、取り付け部71cの回り
に設けた三個所の取り付け部71dは長手方向へ突出す
る角形ダボである。そして、夫々逆爪(不図示)を有し
ており、取り付け穴63jl回りに設けた角形の取り付
け穴63j2に嵌入することによりロック部材71はカ
ートリッジフレーム63の側面63hに取り付けられ
る。
【0190】そして、図37に示すようにシャッター6
4が開いた状態においてロック係合部71b先端はシャ
ッター64の側壁64eの穴64aと同心の円弧部を有
するカム縁64m上にあり、シャッター64が閉じる
と、図35に示すようにロック係合部71bがシャッタ
ー64のカム縁64mに設けた係合凹部64tに係合し
てシャッター64は閉鎖状態でロックされ、不用意に開
いてしまうことがない。
【0191】そして現像カートリッジDを画像形成装置
本体30に装着するときに前記ロックが自動的に解除さ
れ、且つ、シャッター64が開くようになっている。
【0192】(現像カートリッジの誤装着防止手段)こ
こで、現像カートリッジDの誤装着防止手段の構成につ
いて、図38、図39、図50を用いて説明する。
【0193】現像カートリッジD(Dm,Dc,Dy,
Db)は夫々取り付け形状、寸法等の取り付け部が同一
であってロータリーユニットの複数のカートリッジ装着
部のいずれにも装着可能である。そこでロータリーユニ
ットの所定色のカートリッジ装着部へ、このカートリッ
ジ装着部へ装着すべき現像カートリッジ以外の他の現像
カートリッジを装着できないようにすることによって、
使用者が現像カートリッジをカートリッジ装着部へ装着
する操作性を向上することができる。
【0194】本実施の形態では、ロータリーユニットの
周方向を等配してカートリッジ装着部を設け(詳しく
は、カートリッジ装着部は本例ではロータリーユニット
の周方向を四等配して設ける。)、これらのカートリッ
ジ装着部を仕切る仕切り板11b(図39参照)を該ロ
ータリーユニットの長手方向両端部の両フランジ11
f,11g間に架け渡して該両フランジ11f,11g
を結合している。前記仕切り板11bはロータリーユニ
ット11の軸方向に延在する。この仕切り板11bは一
方のフランジ11g(駆動力受け部側)に近い端部にお
いて、各仕切り板11f,11gにそれぞれ本体識別部
11ml,11cl,11yl,11blが設けられて
いる(図50参照)。
【0195】一方図38、図50に示すように、現像カ
ートリッジDのシャッター64(64m,64c,64
y,64b)には、夫々の現像カートリッジDを区別す
るためのカートリッジ識別部64M,64C,64Y,
64Bが設けられている(図38は識別部64Bを示
す)。これらの識別部64M,64C,64Y,64B
は現像カートリッジDのシャッター64の円筒形外周の
長手方向の異なる位置に設けられている。この識別部6
4M,64C,64Y,64Bはシャッター64の外周
から突出して凸部として設けられている。この識別部6
4M,64C,64Y,64Bはシャッター64を長手
方向から見て夫々シャッター64に設けた丸穴64aの
ほぼ中心方向を向いている直線状の突条となったガイド
70にほぼ直交し、丸穴64aのほぼ中心をとおる位置
に中心が存在する。この識別部64M,64C,64
Y,64Bはシャッター64の現像ローラ12にのぞむ
側の縁である開き端64h近くであって長手方向の駆動
力受け側近くにまとめて設けられている。
【0196】図38に示すようにシャッター64には識
別部64M,64C,64Y,64Bを取り付けるため
に長手方向に一直線上に等間隔に駒64rを取り付け可
能な座64sが四個所等間隔に設けてある。この座64
sには駒位置決め用穴64p,64qがシャッター64
の周方向に並列しており、穴64pは丸穴であり穴64
qはシャッター64の周方向に長い長穴である。駒64
rは六立方体形であって図54には見えない座64sに
対向する面には穴64p,64qに嵌合する突起が設け
てあり、この穴64p,64qにこの突起を嵌合して位
置決めすると共に座64sと駒64rを接着にて固定す
る。
【0197】これらの四つの座64sの何れか1つに駒
64rを取り付け、現像カートリッジDの識別部64
M,64C,64Y,64Bとするものである。このよ
うな識別部64M,64C,64Y,64Bを有する現
像カートリッジDをカートリッジ装着部に夫々装着する
際、夫々現像カートリッジDの識別部64M,64C,
64Y,64Bは図50に示すようにカートリッジ装着
部14の識別部11ml,11cl,11yl,11b
lに夫々嵌合し夫々カートリッジ装着部14m,14
c,14y,14bに進入できるが、カートリッジ装着
部14yに対して現像カートリッジDm,Dc,Dbの
何れの識別部64M,64C,64Bもカートリッジ装
着部14の仕切り板11yの識別部11ylのない縁に
当って現像カートリッジDm,Dc,Dbはイエロー色
現像カートリッジDy用のカートリッジ装着部14yへ
は装着出来ない。
【0198】同様にしてマゼンタ色の現像カートリッジ
Dmを装着するためのカートリッジ装着部14mは現像
カートリッジDy,Dc,Dbへは装着できない。シア
ン色の現像カートリッジDcを装着するためのカートリ
ッジ装着部14cへは現像カートリッジDy,Dm,D
bは装着できない。ブラックトナーを収容した現像カー
トリッジDbを装着するためのカートリッジ装着部へは
現像カートリッジDy,Dm,Dcは装着できない。
【0199】(現像フレームの構成)図30、図31、
図32に示すように、全体を符号63で示すカートリッ
ジフレームは現像フレーム(主カートリッジフレーム)
63A、トナーフレーム63B、カバーフレーム63
C、サイドカバー(現像剤カートリッジサイドカバー)
63D,63E及びカップリングフレーム63Fで構成
される。
【0200】図30に示すように現像フレーム63Aと
トナーフレーム63Bは現像フレーム63Aの短手方向
両側において長手方向に沿って設けたフランジ63Aa
とトナーフレーム63Bに長手方向に沿って設けたフラ
ンジ63Baとの結合面63nとに長手方向の三角突条
を設けてこの突条を超音波溶着して両フレーム63A,
63Bを結合することによってDT容器ユニットDUを
構成している。
【0201】トナーフレーム63Bとカバーフレーム6
3Cは両フレームの開口63oを併せて1つのトナー容
器とするように、トナーフレーム63Bの前記フランジ
63Baを断面鍵形にしてその上面を結合面63pと
し、この結合面63pを一平面とするフランジ63Bb
を開口63oを囲繞するように設けてある。カバーフレ
ーム63C側の開口63oを囲繞するフランジ63Cb
を結合面63pでトナーフレーム63Bのフランジ63
Bbと接して超音波溶着してある。
【0202】また斜視図で示す図31、図32に示すよ
うに上述のように結合された現像フレーム63Aとトナ
ーフレーム63Bの長手方向両端部をサイドカバー63
D,63Eが覆っており、サイドカバー(第一のサイド
カバー)63Eは現像フレーム63Aにねじ止めされて
おり、サイドカバー(第二のサイドカバー)63Dは現
像フレーム63Aに固定されたカップリングフレーム
(軸受けユニット)63Fにねじ止めされている。これ
によって総てのフレームは一体的なカートリッジフレー
ム63となっている。
【0203】(カップリングフレーム)斜視図の図44
で示すように現像フレーム63Aの駆動力受け側の軸部
の座面63Akl(図43参照)にはカップリングフレ
ーム(軸受けユニット)63Fが小ねじ用穴63Faを
挿通して不図示の小ねじを現像部材支持フレーム63A
の長手方向端面のめねじ63Amにねじ込むことによっ
て固定される。これによって、現像部材支持フレーム6
3Aの駆動力受け側の底面63Aklと図52に示すカ
ップリングフレーム63Fの平面の取り付け面63Fk
が当接する。このカップリングフレーム63Fの取り付
け面63Fkの形状は現像フレーム63Aの座面63A
klとほぼ同一形状であり、密接すると両面は合致す
る。この取り付け面63Fkには現像フレーム63Aの
座面63Aklの位置決め穴63An,63Apに夫々
嵌合する長手方向の円筒形ダボ63Fgが設けられてい
る。
【0204】図44に示すように現像ローラ12の回転
軸12cの一端はカップリングフレーム63Fに嵌入し
た現像ローラ軸受38に支持されている。駆動力受け部
材22を支持する突出軸63Fbがカップリングフレー
ム63Fに一体成形されている。トナー送り部材15を
支持するジャーナル33に一体に設けたギア23dと噛
合う小ギア23c2を有する段付アイドラギア23cを
回転自在に支持するダボとしての突出軸63Fcが一体
に設けられている(図51参照)。また塗布ローラ19
の回転軸19aが挿通する穴63Fdが設けられてい
る。このカップリングフレーム63Fにはサイドカバー
63Dを取り付けるためのめねじ63Feが設けられて
いる。
【0205】次に現像ローラ12の他端側の支持及びト
ナーシール27の引出し口について述べる。
【0206】(反駆動側のサイドカバー)図45に示す
ように駆動側とは反対側に設けられたサイドカバー(第
一のサイドカバー)63Eは現像フレーム63A及びト
ナーフレーム63Bの長手方向端面を覆う形状をしてい
る。そして現像フレーム63Aの長手方向の端面のサイ
ドカバー取り付け用底面63Ak2に接する平面の取付
面63Eaが設けられ、この取付面63Eaには現像フ
レーム63Aの座面63Ak2の位置決め穴63An,
63Apに夫々嵌合する長手方向の円筒形ダボ63Eb
が設けられている。また、現像フレーム63Aのめねじ
63Amと一致する位置に不図示の小ねじを外側から挿
通して、前記めねじ63Amにねじ込み、サイドカバー
63Eを現像フレーム63Aに固定する小ねじ用穴63
Ecが長手方向に貫通している。このようなサイドカバ
ー63Eを現像フレーム63Aに取り付けた状態で現像
ローラ12の回転軸12cを回転自在に支持する現像ロ
ーラ軸受39がサイドカバー63Eの穴に長手方向に嵌
入している。
【0207】前記取付面63Eaからは長手方向へ円筒
形突出部63Efが突出し、この突出部63Ef先端で
先に述べた図41に示す塗布ローラ19の回転軸19a
の軸封パッキン35を現像フレーム63Aの塗布ローラ
19の回転軸19aの軸取り付け部63qを押圧するよ
うになっている。また現像ローラ12の回転軸12cの
突出端部外周を覆うカバー部63Egが一体に設けられ
ている。このカバー部64Egは図41(塗布ローラ端
を示す斜視図)に示す弾性シール部材32のシール面と
同じ内側面63Ehを有し、取付状態においてこのシー
ル面とつらなるほぼ同一面となる。
【0208】このサイドカバー63Eにはトナーシール
27を現像カートリッジDの外部へ引き出すためにトナ
ーシール27の端部が挿通するトナーシール開口63E
iが長手方向に貫通している。このトナーシール開口6
3Eiはトナーシール27の幅方向に長い方形でトナー
シール引き抜き把手73(図34参照)の幅よりもこの
トナーシール開口63Eiの図45における上下方向の
辺の長さは大きい。
【0209】図42はトナー供給開口部63Bcを含む
トナーフレーム63Bの水平断面図である。トナーシー
ル27はトナー供給開口部63Bcの縁の全周に張り付
けた上、折り返し部27bで折り返し、トナー供給開口
部63Bcの縁の全周に張り付けたトナーシール部分に
重ねて端部27cをトナーシール引き抜き把手73に接
着してある。このトナーシール27の端部27c及びト
ナーシール引き抜き把手73はトナーシール開口63E
i内に存在すると共に現像カートリッジD外へ出されて
いる。
【0210】トナーシール開口63Eiの内側には、図
42に示すように、トナーシール導出斜面63Ejが設
けられている。この斜面63Ejは平面であって、トナ
ーフレーム63Bの設けられた側へ向って傾いている。
したがって、トナーシール27は、図42に示す通り、
この斜面63Ejにガイドされて、貼付されたトナーフ
レーム63Bの部分から斜め上方(トナー供給口63B
pの設けられた側)へ引き出される。そしてサイドカバ
ー63Eは、この斜面63Ejに続いて引き抜き方向外
側に、トナーフレーム63Bのトナーシール27の貼り
付け面63Bと平行な平面63Ekを有する。なお、こ
のトナーシール導出斜面63Ejは平面に限らず、曲面
であってもよい。
【0211】トナーシール引き抜き把手73を外方へ引
くと、トナーシール27はトナーシール引き抜き把手7
3に固定された端部からトナーシール開口63Eiを通
じて外部へ引き出され、折り返し部27bが図42にお
いて左行し、折り返し部27b側からトナーシール27
はトナー供給開口部63Bcの縁から剥がされる。トナ
ーシール27を全部引き出すことによってトナー供給開
口部63Bcは全開する。これによって、トナーフレー
ム63B中のトナーは現像部材支持フレーム63Aの現
像室63At(図30参照)ヘトナーが供給可能とな
る。このトナーシール27が引き出される際、トナーシ
ール27はトナーフレーム63Bの端部シール31aで
密封されている角63Bmと、サイドカバー63Eのト
ナーシール開口63Eiの内壁であるトナーシール導出
斜面63Ejと平面63Ekとでなす角部63Emとの
間でトナーシール27が張設せられるので、トナーシー
ル供給開口部63Bc前面で折り返されているトナーシ
ール27はトナーシール供給用開口部63Bcの縁のト
ナーシール面に沿って引っ張られて、折り返し部27b
から順次剥がされ、剥がされる部分は一定方向であるか
らトナーシール27の折り返し部から端部シール31a
を通過するまで一定方向に引かれ、サイドカバー63E
のトナーシール開口63Eiにより、使用者がトナーシ
ール27を引く方向を規制することができ、異常な方向
にトナーシール27を引いて端部シール31aがちぎれ
たり、トナーが洩れることを防ぐことができる。
【0212】前述実施の形態は電子写真感光体に形成さ
れた潜像を現像するための現像ローラ12と、前記現像
ローラ12によって現像に用いられるトナーを収納する
ためのトナー収納部63aと、ここで前記トナー収納部
63aは収納しているトナーを前記現像ローラ12へ供
給するためのトナー供給開口63Bcを有する、前記ト
ナー供給開口63Bcを封止するためのトナーシール2
7であって、前記現像カートリッジDを使用するのに先
立って引き抜かれることによって前記トナー供給開口6
3Bcを開封する、そして、前記トナー収納部63aに
収納されているトナーが前記現像ローラ12へ供給され
るのを可能とする、を有して、電子写真感光体1に形成
された潜像を現像するための、電子写真画像形成装置本
体30に着脱可能な現像カートリッジに用いられる現像
カートリッジサイドカバー63Eであって、前記現像ロ
ーラ12の一端側の軸12cを回転可能に支持するため
の軸支持部(例えば、現像ローラ軸受39)と、前記ト
ナー収納部63aの有するトナー供給開口63Bc,6
3Aeを開封する際に、前記トナーシール27を外側へ
導くためのトナーシール開口63Eiとを有する現像カ
ートリッジサイドカバーである。
【0213】更に、前記現像カートリッジサイドカバー
は、前記現像ローラ12の周面にトナーを付着させるた
めの塗布ローラ19の軸19aの一端を嵌合させるため
の嵌合部(例えば、円筒形突出部63Ef)を有する。
【0214】更に、前記現像カートリッジサイドカバー
63Eは、前記現像カートリッジDが装置本体30に装
着された際に、前記装置本体30に位置決めされるため
に装置本体30に設けられた弾性部材(例えば、圧縮コ
イルばね)から付勢力を受けるための付勢力受け部(例
えば、ばね受け面)と、前記付勢力受け部が受けた付勢
力によって現像カートリッジが回転するのを規制するた
めの当接部(例えば、ボス63m2)と、を有する。
【0215】更に、前記現像カートリッジサイドカバー
63Eは、前記現像カートリッジDが装置本体30に装
着された際に回転中心となる軸(例えば、突出部63
g)を取り付けるための軸取り付け部(例えば、穴63
Eq)を有する。
【0216】尚、前記現像カートリッジサイドカバー6
3Eはプラスチック製の一体成形物である。
【0217】また、前記トナーシール27の長手方向一
端側に設けられた把持部分は、前記トナーシール27の
長手方向一端側に取り付けられたプラスチック製のグリ
ップ(例えば、把手73)である。
【0218】更に、前記現像カートリッジサイドカバー
63Eは、前記トナー収納部63aにトナーを充填する
ためのトナー充填開口(例えば、トナー補給口63Bp
(図40参照))を封止するために前記トナー充填開口
に取り付けられたトナーキャップ37(図42参照)を
カバーするカバー部分63Erを有する。
【0219】更に、前記現像カートリッジサイドカバー
63Eは、前記電荷付与ローラ91への電圧発生回路1
00を有する。
【0220】(電荷付与ローラへの電圧発生回路の説
明)電圧発生回路100は、図45及び図55に示すよ
うに、バイアス供給板金101、バイアス供給接続板金
102、及び、アース接続板金103と共にサイドカバ
ー63Eの内部に配置されている。バイアス供給接続板
金102、及び、アース接続板金103は、それぞれ圧
入や熱カシメ等の方法によりサイドカバー63Eの裏面
に取り付けられている。アース接続板金103は既に述
べたシャッターピンとしての突出部63gが挿入される
穴63Eq上にアース接点部103aを有する。このア
ース接点部103aについては後述する。
【0221】一方、電圧発生回路100へはバイアス供
給接続板金102より現像バイアスが供給される。電圧
発生回路100はアース接続板金103のアース部とし
てのアース接点部103aで突出部63gの導電部63
g8に接続するようになっている(図56参照)。バイ
アス供給接続板金102はサイドカバー63Eが現像フ
レーム63A及びトナーフレーム63bに装着された際
に折曲部102aが図58に示す帯電付与ローラ導電板
93に接触するようになっている。帯電付与ローラ91
の軸91sを通し、金属製の導電バネ92、帯電付与ロ
ーラ導電板93を導通し、バイアス供給接続板金102
で受けたバイアスが電圧発生回路100に供給される。
【0222】図55において、電圧発生回路100には
電気素子としてコンデンサー(コンデンサー素子)10
4と抵抗(抵抗素子)105が使用されている。コンデ
ンサー105はサイドカバー63Eに一体に設けられて
いる受部63Etによって受けられており、アース接続
板金103の電気素子押さえ部103bによって浮き上
がらないように保持されている。
【0223】ここで、電圧発生回路100のコンデンサ
ー104と抵抗105はバイアス供給接続板金102と
アース接続板金103とにより並列で接続されて、電荷
付与ローラ91に与える電圧を発生させる電圧発生部1
00aを構成している。
【0224】このような構成の電圧発生回路100は、
後述する駆動側のサイドカバー63Dに設けられた整流
回路41Eを通った現像バイアスをバイアス供給接続板
金102を介して受け取り、このバイアスを用いて電圧
発生部100aで電荷付与ローラ91に与える電圧(バ
イアス)を発生させ、アース接続板金103を介して、
突出部63gの導電部63gにアース接続している。
【0225】このような構成の現像剤カートリッジD
(Dm,Dc,Dy)においては、電圧発生回路100
を現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)の長手方
向片側に、即ち、電圧発生回路100の電圧発生部10
1aとアース接点部103aをDT容器ユニットDUの
長手方向片側に取り付けられるサイドカバー63Eの内
部に設けているため、高圧接点の数を増やすことなく電
荷付与ローラ91にバイアスを供給することが出来る。
【0226】これにより、高圧接点数の増加による接点
の信頼性の低下を回避できる上、高圧接点数の増加によ
る接点敷設用の面積を新たに設ける必要が無いことから
現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)の大型化も
回避できる。また、電圧発生回路100をスペース的に
比較的余裕のある反駆動側のサイドカバー63E内に組
み込んでいるので、回路組込用の余分な出っ張り等を現
像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)の外表面に設
ける必要がなく、現像剤カートリッジ9Yの美観も損な
われない。
【0227】また電圧発生回路100に使用されている
コンデンサー104、抵抗105などの電気素子を互い
にバイアス供給接続板金102とアース接続板金103
とで接続しているので、これらの電気素子を接続するた
めの配線が不要になり、現像剤カートリッジD(Dm,
Dc,Dy)の組立性が格段に向上する。
【0228】また電圧発生回路100内のコンデンサー
104と並列に抵抗105を配置しているので、現像動
作終了時に回路内のコンデンサー104に充電された状
態で、ロータリーユニット11が回転し装置本体30側
の現像バイアス接点(高圧接点)41がOFFされて
も、抵抗105がコンデンサー104内の充電された電
流を消費するため、再び現像状態になり現像バイアス接
点41がONされても、その際にはコンデンサー104
は電荷が残っていないため、装置本体30に電流が逆流
しノイズを発生させる恐れが無い。
【0229】(電荷付与ローラのアース接点の説明)次
に電荷付与ローラ91のアース接点部103aについて
説明する。図55に示すサイドカバー63Eの穴63E
qにシャッターピンとしての突出部63gが挿入される
と、図56に示すように、該突出部63gの有する導電
部63g8のDカット形状部分63g82がアース接続
板金103のアース接点部103aに接触する。これに
より、電圧発生回路100のアースは突出部63gの有
する導電部63g8を通じて装置本体30の不図示のア
ース部により接地される。即ち、導電部63g8は電荷
付与ローラ91のアース接点として機能する。
【0230】このように本実施形態では、現像剤カート
リッジD(Dm,Dc,Dy)をロータリーユニット1
1に装着した際に、突出部63gの導電部63g8を通
じて装置本体30のアース部により接地されるので、特
に現像剤カートリッジD(Dm,Dc,Dy)と装置本
体30に電圧発生回路100のアース用の接点を設ける
必要がなく低コストで電圧発生回路100のアースを取
ることが出来る。
【0231】前述実施の形態のサイドカバーは、カート
リッジフレームと、トナーを収納するためのトナー収納
部と、電子写真感光体(感光体ドラム1)に形成された
静電潜像を現像するために、周面にトナーを付着させて
回転する現像部材(12)と、前記現像部材の周面にト
ナーを付着させるために、前記トナーに電荷を付与する
ための電荷付与部材(91)と、現像カートリッジが装
置本体に装着された際に、前記電荷付与部材(91)に
供給するためのバイアスを前記装置本体から受けるため
のバイアス接点(101b)と、現像カートリッジが装
置本体に装着された際に、前記装置本体と前記電荷付与
部材(91)とのアースを取るためのアース接点(10
3a)と、を有して、電子写真画像形成装置本体に着脱
可能な現像カートリッジに用いられるサイドカバーであ
って、ここで、前記サイドカバーは、前記カートリッジ
フレームの長手方向の側端に、前記カートリッジフレー
ムに対して取り外し可能に取り付けられ、前記カートリ
ッジフレームの一部分を構成する、そして、前記サイド
カバーが前記カートリッジフレームに取り付けられた際
に、前記アース接点(103a)と前記電荷付与部材
(91)とを電気的に接続する回路の一部分に設けられ
る、コンデンサー(104)と抵抗(105)とを有す
るサイドカバーである。
【0232】また、サイドカバー63Eの取付は次の工
程を有する。
【0233】電子写真画像形成装置本体30に着脱可能
であって、電子写真感光体1に形成された潜像を現像す
るための現像カートリッジDに用いられる現像カートリ
ッジサイドカバー63Eの取り付け方法において、
(a)電子写真感光体1に形成された潜像を現像するた
めの現像ローラ12を装着するための現像ローラ装着部
(例えば、凹部63s)を有する現像フレーム63Aを
準備する現像フレーム準備工程と、(b)前記現像ロー
ラ12によって現像に用いられるトナーを収納するため
のトナー収納部63aを有するトナーフレーム63Bを
準備するトナーフレーム準備工程と、ここで前記トナー
収納部63aは収納しているトナーを前記現像ローラ1
2へ供給するためのトナー供給開口63Bc,63Ae
を有する、(c)前記現像ローラの12一端側の軸を回
転可能に支持するための軸支持部(例えば、現像ローラ
軸受39)と、前記トナー収納部63aの有するトナー
供給開口63Bc,63Aeを開封する際に把持するた
めの、前記トナーシール27を外側へ導くためのトナー
シール開口63Eiと、を有する現像カートリッジサイ
ドカバー63Eを準備する現像カートリッジサイドカバ
ー準備工程と、(d)前記現像フレーム63Aと前記ト
ナーフレーム63Bとを結合する結合工程と、(e)前
記結合工程によって結合された前記現像フレーム63A
と前記トナーフレーム63Bの長手方向の一端側に、前
記トナーシール27を前記トナーシール開口63Eiか
ら外側へ導いた状態で、前記現像カートリッジサイドカ
バー63Eを取り付けるサイドカバー取り付け工程と、
を有する現像カートリッジサイドカバーの取り付け方法
である。
【0234】また、前記サイドカバー取り付け工程にお
いて、前記現像カートリッジサイドカバー63Eは前記
現像フレーム63Aにネジによって固定される。
【0235】また、前記結合工程において、前記現像フ
レーム63Aと前記トナーフレーム63Bは超音波溶着
によって結合される。
【0236】あるいは、前記結合工程において、前記現
像フレーム63Aと前記トナーフレーム63Bはスナッ
プフィット及び/或はスナップクリップによって結合さ
れる。
【0237】現像ローラ12の軸受39を嵌入する軸支
持部材とサイドカバー63Eと一体で形成することによ
り部品点数を減らすことができる。
【0238】(駆動力受け側のサイドカバー(現像バイ
アス接点))図46に示すように現像カートリッジDの
駆動力受け側に設けるサイドカバー(第二のサイドカバ
ー)63Dの側面63hは現像カートリッジDとして組
立状態において長手方向に対して略直角な平面である。
この側面63hには駆動力受け部材22を取り囲む円筒
形の突出部63cが一体に成形されている。
【0239】この突出部63c先端と駆動力受け部材2
2の軸方向の先端は側面63hと平行な平面上にあり、
ほぼ同一平面上にある。
【0240】この側面63hには、この側面63hと同
一平面でもって現像バイアス接点41が露出している。
この現像バイアス接点41の形状は略長方形であって、
その一辺41alは駆動力受け部材22の回転中心22
cを通る直線L63D2上にある。また、現像ローラ1
2の長手方向であって、前記現像バイアス接点が設けら
れている前記サイドカバー63Dの外側から見て、駆動
力受け部材22の回転中心22cと現像ローラ12の回
転軸12cの中心(現像ローラ12の回転中心)12c
lを結んだ直線L63Dlに対して反時計方向にα1=
約175度の位置に駆動力受け部材22の回転中心22
cを通る前記直線L63D2が位置する。そして、現像
バイアス接点41の前記一辺41alに対向する一辺の
角41a2と駆動力受け部材22の回転中心22cを結
ぶ直線L63D3と前記駆動力受け部材22及び現像ロ
ーラ12の回転中心22cを夫々結ぶ直線L63Dlと
のなす角α2は140度である。即ち、前記現像ローラ
12の長手方向であって、前記現像バイアス接点41が
設けられている前記カートリッジフレーム63部分とし
てのサイドカバー63Dの外側から見て、前記現像バイ
アス接点41は、前記駆動力受け部材22の回転中心2
2cと前記現像ローラ12の回転中心12clとを結ん
だ直線L63Dlに対して、反時計方向に140度から
175度の領域に配置されている。
【0241】ここで、現像バイアス接点41が前記領域
に配置されていることの意味は、装置本体に設けられた
本体現像バイアス接点部材(接点ピン(図示せず))と
接触する部分が前記領域内に配置されていることであ
る。したがって、前記接触する部分以外の現像バイアス
接点部分が前記領域からはみ出しても構わない。しか
し、より好ましくは、現像バイアス接点41の全領域が
前記領域内に位置することである。
【0242】現像バイアス接点41は現像カートリッジ
Dをロータリーユニットに装着した状態において、該ロ
ータリーユニット11のフランジに設けられ壁面から軸
方向へ弾力でもって突出している現像バイアス接点ピン
と接触する。尚、図46中、点線41aで囲まれた部分
が現像時に接点ピンと接触する部分である。尚、図46
中、点線41bで囲まれた部分が、接点ピンと摺擦する
部分である。そして現像カートリッジDはロータリーユ
ニットに装着された状態で、ロータリーユニットが回転
割り出し作動をする際に、現像ローラ12の両端のスペ
ーサコロ12a,12bが感光体ドラムに突き当る。そ
して、現像カートリッジDは圧縮コイルばねのばね力に
抗してカートリッジフレーム63の突出部63c,63
gを夫々支持しているロータリーユニットの円弧リブに
支持されて突出部63c,63gの中心、即ち、駆動力
受け部材22の回転中心22cを中心として揺動する。
現像バイアス接点41が前述した領域内に配置されてい
るので、この揺動を行う際に、ロータリーユニットから
突出している現像バイアス接点ピンが現像バイアス接点
41から外れない。従って、現像バイアス接点ピンと現
像バイアス接点41は現像工程の割り出し動作によって
摺擦し、接点41と接点ピンとの間に挟まった異物によ
って導通不良が生ずることを防ぐことができる。また現
像バイアス接点ピンは、ロータリーユニットの回転によ
って現像カートリッジDの長手方向の一側面63hの合
成樹脂の表面と接触することがないので、側面63hが
削れるということがない。
【0243】尚、現像時には、接点ピン,現像バイアス
接点41を介して、現像ローラ12に、現像バイアスと
して、周波数2000Hz、ピーク・ピーク間電圧20
00Vの交流電圧と−400Vの直流電圧を重畳した電
圧を印加する。
【0244】上述のようにロータリーユニット11に装
着された現像カートリッジDの現像バイアス接点41は
略長方形であって、この長方形の中心部分がロータリー
ユニット11に設けた現像バイアス接点ピンと接する。
【0245】なお、上述のように配列された駆動力受け
部材22、現像バイアス接点41及び位置決め突起(ピ
ン)63dはほぼ一直線上に配設されている。
【0246】以上説明した通り、本実施の形態の現像カ
ートリッジDは、電子写真画像形成装置本体に装着され
た際に、装置本体から前記現像ローラ12を回転させる
ための駆動力を受けるための駆動力受け部材22と、こ
こで前記駆動力受け部材22は前記現像ローラ12の長
手方向の一端側に設けられているカートリッジフレーム
部分(例えば、サイドカバー63D)から外側に露出し
て設けられている、電子写真画像形成装置本体に装着さ
れた際に、装置本体から前記現像ローラ12に印加する
現像バイアスを受ける受けるための現像バイアス接点4
1と、ここで前記現像バイアス接点41は現像ローラ1
2の長手方向の前記一端側に設けられている前記カート
リッジフレーム部分(例えば、サイドカバー63D)か
ら外側へ露出して設けられている、とを有し、前記現像
ローラの長手方向であって、前記現像バイアス接点41
が設けられている前記カートリッジフレーム部分63D
の外側から見て、前記現像バイアス接点41は、前記駆
動力受け部材22の回転中心22cと前記現像ローラ1
2の回転中心12clを結んだ直線L63Dlに対して
反時計方向に140度から175度の領域に配置されて
いる。
【0247】そして前記現像バイアス接点41は略長方
形であって、前記長方形の略中心部分が装置本体に設け
られた現像バイアス接点ピンと接触する、これによって
前記現像バイアス接点41は前記現像バイアス接点ピン
を介して装置本体から前記現像ローラ12に印加する現
像バイアスを受ける。
【0248】また、前記略長方形の現像バイアス接点4
1は、前記略長方形の一短片が前記駆動力受け部材22
の回転中心22cと前記現像ローラ12の回転中心12
clとを結んだ直線L63Dlに対して反時計方向に約
175度に位置する直線L63D2に沿って配置されて
いる。
【0249】そして前記略長方形の現像バイアス接点4
1は、前記略長方形の一角部分が前記駆動力受け部材2
2の回転中心と前記現像ローラ12の回転中心12cl
とを結んだ直線L63Dlに対して反時計方向に約14
5度に位置する直線L63D3と接触するように配置さ
れている。
【0250】また、更に、前記現像カートリッジDは、
前記現像ローラ12の周面に付着するトナーの量を規制
するための現像ブレード16を有する。
【0251】更に、前記現像カートリッジDは、トナー
収納部63aに収納しているトナーが、イエロー色トナ
ー、マゼンタ色トナー、或は、シアン色トナーである場
合には、前記現像ローラ12の周面にトナーを付着させ
るための塗布ローラ19と、現像ローラ12の周面上の
トナーに電荷を付与する電荷付与ローラ91と、を有し
ている、そして、前記現像バイアス接点41が装置本体
から受けたバイアスは前記現像ローラ12、現像ブレー
ド16、及び、塗布ローラ19に印加される。
【0252】前記現像バイアス接点41が装置本体から
受けたバイアスは、図48に示すように、第一の板バネ
部分(41d)を介して前記現像ブレード16の板金1
6a部分に印加される。また、第二の板バネ部分(41
c)を介して前記塗布ローラ19に印加される。また、
整流回路41Eであるバイアス接点41に当接させた導
電板1(41m)、ダイオード(41n)、導電板2
(41p)を介し、導電板2(41p)の接点部(41
k)と電荷付与ローラの接点板(93)を当接させ、接
点バネ(92)、軸(91s)を介して電荷付与ローラ
91にバイアスを印加している。また、現像バイアス接
点ばねとしてのコイルスプリング(46)を介して前記
現像ローラ12の軸部分(12c)に印加される、ここ
で前記現像バイアス接点41、第一の板バネ部分(41
d)、及び、第二の板バネ部分(41c)は一体の金属
部材である。
【0253】尚、前記現像カートリッジDは、前記トナ
ー収納部63aに収納しているトナーが、ブラック色ト
ナーである場合には、前記現像バイアス接点41が装置
本体から受けたバイアスは前記現像ローラ12に印加さ
れる、そして現像ブレード16には印加されない。
【0254】上述のように現像カートリッジDは駆動力
受け部材22を露出させるための開口と、現像バイアス
接点41を取り付けるための現像バイアス接点取り付け
部と、を有する現像カートリッジサイドカバー63Dを
カートリッジフレーム63の部分として有している。そ
して、現像カートリッジサイドカバー63Dは、現像カ
ートリッジDが電子画像形成装置本体30に装着された
際に、装置本体30のロータリーユニット11に設けら
れた圧縮コイルばねによる付勢力を受けるための付勢力
受け部(ばね受け部)63kl,63k2と、付勢力受
け部63kl,63k2が受けた力によって回転する現
像カートリッジDの回転を規制するための前記装置本体
30のロータリーユニット11に当接するための突き当
て部としてのボス63ml,63m2と、を有してい
る。そして前記現像バイアス接点41は前記駆動力受け
部材22を露出させるための開口を有する円筒部63c
2の先端63c3、及び、前記付勢力受け部63kl,
63k2よりも現像ローラ12の長手方向から見て退い
た位置にある。
【0255】さて、このサイドカバー63Dは、サイド
カバー63Dに設けた穴63Dr(図46、図48参
照)に小ねじ43を挿通してカップリングフレーム63
Fのめねじ63Fe(図44参照)にねじ込み固定され
ている。尚、サイドカバー63Dに設けられたダボ63
Duは、カップリングフレーム63Fに設けられた穴6
3Frに嵌合して、サイドカバー63Dとカップリング
フレーム63Fの位置決めを行うためのものである。こ
こで、一方の穴は長穴となっている。
【0256】図47に示すようにサイドカバー63Dの
内側に現像ローラ12の回転軸12c端へ軸方向に向っ
て突出するばね保持突部63Dsを有し、このばね保持
突部63Dsの回りには現像バイアス内側接点部41b
が設けられている。塗布ローラ19の回転軸19a端に
接する塗布ローラ接点部41cが片持梁状の第二の板ば
ね部分として設けられている。また、色現像カートリッ
ジDy,Dm,Dcの場合には現像ブレード16に弾力
があり可撓性の薄坂であるブレード支持板金16aを押
圧するために、ブレード支持板金16aに重ねて押え板
44が現像部材支持フレーム63Aに一体成形された図
示しないダボに嵌合して位置決めされ、押え板44の穴
を挿通して小ねじ45が現像部材支持フレーム63Aに
ねじ込まれている。この押え板44は駆動力受け側のサ
イドカバー63Dの側面63iの裏面に近くまで延出さ
れて先端44aは現像バイアス接点41の現像ブレード
接点部41dに重なるようにして接している。この現像
ブレード接点部41dは図48に示すように押え板44
の先端44aへ向って斜設されていて、この斜面に押え
板44の先端44aが当って現像ブレード接点部41d
が撓む。即ち、現像ブレード接点部41dは第一の板ば
ね部分となっている。また、帯電付与ローラ91の軸9
1sに金属製の導電バネ92を介して帯電付与ローラ導
電板93に接する帯電付与ローラ接点部41kが第三の
板ばね部分として設けられている。
【0257】前述した接点41、現像バイアス内側接点
部41b、塗布ローラ接点部41c、現像ブレード接点
部41dは、一体に板金で作られており、現像バイアス
部材を構成している。そして現像ローラ12、現像ブレ
ード16、塗布ローラ19、を同電位に帯電する。この
現像バイアス接点部材の材料は燐青銅、べリウム青銅、
ステンレス等である。なお、帯電付与ローラ接点板への
接点部(41k)は、現像バイアス接点(41)から、
整流回路41Eである導電板(41m)、ダイオード
(41n)、導電板2(41p)を介して接続されてい
る。
【0258】なお、現像バイアス内側接点部41bと現
像ローラ12の回転軸12cの端面間には金属製の圧縮
コイルばねでできた現像バイアス接点ばね46が縮設さ
れている。
【0259】また、ブラック現像カートリッジDbでは
現像ブレード16の弾性ブレード16cを支持する板金
16aは剛性である帯状板であり、上述色現像器Dy,
Dm,Dcで用いられた押え板44を備えない。従って
ブラック現像カートリッジDbの現像ブレード接点部4
1dと現像ブレード16は電気的に切り離されていて現
像ブレード接点部41dが機能しないようになってい
る。従ってブラック現像カートリッジDbは現像ローラ
12に現像バイアスが印加されるが現像ブレード16に
は印加されない。
【0260】駆動力受け側のサイドカバー63Dの内側
を示す図47のようにサイドカバー63Dの側面63h
に平行な裏面63Deは平面であって、現像バイアス内
側接点部41bが接している。この内側接点部41bへ
の外部露出部41aからのつながりは図48のB−B断
面図の図49に示すように側面63hと裏面63De間
を貫通する長穴63Dj内に設けたダボ63Dkに外部
露出部41a側の一端部41eを折曲して折曲部41f
を嵌め込んである。長穴63Djと並列する長穴63D
nを設け、外部露出部41aの他辺側を折曲して長穴6
3Dnから内部側へ通して内部側でサイドカバー63D
の裏面63Deに沿った導板部41gは裏面63Deに
接して図48に示すように前記現像バイアス内側接点部
41bの下円外周側に同一平面でつらなっていて、サイ
ドカバー63Dの裏面63De側に突設したダボ63D
pに導板部41gの逆爪付の穴41hに嵌入固定されて
いる。また図48において現像バイアス内側接点部41
bの上方へ同一平面でつらなる導板部41iはサイドカ
バー63Dの内側に突設したダボ63Dqに導板部41
iに設けた逆爪付の穴41hが嵌合している。この導板
部41iはサイドカバー63Dの裏面63Deに接して
いる。そして導板部41iの上部の側方の縁から折曲さ
れて前記導板部41iの図48に見える表面との間に9
0度以上の角度をなして斜設されたブレード接点部41
dが設けられている。このブレード接点部41dがへた
らないようにブレード接点部41d先端部は折り返した
端部41jをサイドカバー63Dの裏面63Deに立設
した壁面63Dtに接するようにしてある。
【0261】また、63Dsは黒現像カートリッジが有
する現像ローラ12の内部に設けられたマグネットを支
持する支持部である。63Dslは、モールドの弾性力
でもってマグネットをスライス方向へ押圧するための押
圧部である。
【0262】また、前述した塗布ローラ接点部41cは
導板部41gの下縁の一部から下方へ延出してその先を
上方へ湾曲してその先端を接点部41cとしたものであ
る。
【0263】上述のようにしてあるため、現像バイアス
接点41の外部露出部41aに印加される現像バイアス
は現像バイアス内側接点部41b、現像バイアス接点ば
ね46、現像ローラ軸12cを通じて現像ローラ12に
加えられると共に、塗布ローラ接点部41cに接触して
いる塗布ローラ19の回転軸19aに加えられて塗布ロ
ーラ19を現像ローラ12と同電位とする。また、外部
露出部41aに印加された現像バイアスは現像ブレード
接点部41dに接触している押え板44を通じて現像ブ
レード16に加えられ現像ローラ12と現像ブレード1
6は同電位とされる。また、外部露出部41aに印加さ
れた現像バイアスは、整流回路41Eを介して帯電付与
ローラ91に印加される。
【0264】このように現像バイアスが現像バイアス接
点部材41である一体物で現像ローラ12、現像ブレー
ド16、塗布ローラ19、整流回路41Eに加えられる
ため途中に接触部が少なく電気的に安定している。
【0265】尚、ブラック現像カートリッジDbにあっ
ては現像ブレード16には電圧が加えられない。また塗
布ローラを有していない。
【0266】上述のように現像バイアス接点について、
現像バイアス接点、現像剤カートリッジはロータリーユ
ニット内で駆動力受け部材22の回転中心を中心に揺動
する(現像時に現像ローラを感光体ドラムに押し当てる
加圧力が加わる)この揺動する際に装置本体のロータリ
ーユニットから突出している現像バイアス接点ピンが現
像カートリッジの現像バイアス接点から外れないように
することにより、現像カートリッジ外壁(サイドカバー
表面)の削れを防いだり、現像バイアス接点とピン間に
異物が挟まり導通不良となることを防ぐことができる。
【0267】上述において、サイドカバー63Dは段付
駆動ギア23aにつらなる現像ローラギア23b、段付
アイドラギア23c、攪拌ギア23d、塗布ローラギア
23e等のギアを総て覆っている。しかしサイドカバー
63Dは現像カートリッジDを駆動する外力が加えられ
ない。
【0268】また、このサイドカバー63Dは位置決め
される駆動力受け部のための開口回りの円筒形突出部と
接点取り付け部が同じ部材の同じ側面にあることによ
り、装置本体に対する接点と駆動入力部の位置精度を高
めることができる。
【0269】さて、前述した通り、本実施の形態のサイ
ドカバー63Dは、電子写真感光体に形成された潜像を
現像するための、電子写真画像形成装置本体に着脱可能
な現像カートリッジに用いられる現像カートリッジサイ
ドカバーであって、前記駆動力受け部材22を露出させ
るための開口(例えば、突出部としての円筒部63c2
に設けられた開口63c4)と、前記現像バイアス接点
を取り付けるための現像バイアス接点取り付け部と、を
有する。
【0270】更に、前記現像カートリッジサイドカバー
63Dは、電子写真画像形成装置本体30に装着された
際に、装置本体30に設けられたバネ部材(例えば、圧
縮コイルばね)による付勢力を受けるための付勢力受け
部(例えば、ばね受け部63k)と、前記付勢力受け部
が受けた力によって回転する現像カートリッジDの回転
を規制するために前記装置本体30に当接するための突
き当て部(例えば、ボス63m)と、を有する。
【0271】尚、前記付勢力受け部は突出して設けられ
ている平板形状、また、前記突き当て部は突出して設け
られている円柱形状である。
【0272】また、前記駆動力受け部材を露出させるた
めの開口63c4は、前記駆動力受け部材22を囲むよ
うに突出して設けられている円筒に設けられている。
【0273】更に、前記現像カートリッジDは、前記現
像部材(例えば、現像ローラ12)の露出部分をカバー
する閉じ位置と、前記閉じ位置から退避する退避位置と
を取り得るシャッター64を有する、そして、前記円筒
部63c2は前記シャッター64の長手方向の一端側を
回転可能に取り付ける。
【0274】更に、前記現像カートリッジサイドカバー
63Dは、前記シャッター64を前記閉じ位置にロック
するためのロック部材71を取り付けるための取り付け
部71cを有する。
【0275】更に、前記現像カートリッジサイドカバー
63Dには、前記駆動力受け部材22としてのカップリ
ング部材22dを支持するカップリングフレーム63F
に対して前記現像カートリッジサイドカバー63Dを取
り外し可能に取り付けるための穴63Drが設けられて
いる。そして、前記カップリングフレーム63Fは、前
記現像ローラ12の装着部を有する現像フレーム63A
に取り付けられる。
【0276】また、現像カートリッジサイドカバー63
Dは、前記カップリングフレーム63Fを介して前記現
像フレーム63Aに取り付けられた際に、前記駆動力受
け部材としてのカップリング部材22dが装置本体30
から受けた駆動力を前記現像部材としての現像ローラ1
2に伝達するためのギア(例えば、現像ローラギア23
b)をカバーする。
【0277】また、前記現像カートリッジサイドカバー
63Dは、前記現像フレーム63Aに取り付けられる際
に、前記駆動力受け部材としてのカップリング部材22
dを支持するカップリングフレーム63Fを間に挟んで
前記現像フレーム63Aに取り付けられる。
【0278】また、前記現像カートリッジサイドカバー
63Dは、プラスチック製の一体成形物である。
【0279】尚、ここで前記現像カートリッジサイドカ
バー63Dの取り付け方法は次の通りである。
【0280】電子写真画像形成装置本体に着脱可能であ
って、電子写真感光体に形成された潜像を現像するため
の現像カートリッジに用いられる現像カートリッジサイ
ドカバー取り付け方法において、(a)電子写真感光体
に形成された潜像を現像するための現像部材(例えば、
現像ローラ12)を装着するための現像部材装着部を有
する現像フレーム63Aを準備する工程と、(b)電子
写真画像形成装置本体30に装着された際に、装置本体
30から前記現像部材を回転させるための駆動力を受け
るための駆動力受け部材22を支持するためのカップリ
ングフレーム63Fを準備する工程と、(c)前記駆動
力受け部材22を露出させるための開口63c4と、現
像カートリッジDが電子写真画像形成装置本体30に装
着された際に、装置本体30から前記現像部材に印加す
る現像バイアスを受けるための現像バイアス接点41
と、を有する現像カートリッジサイドカバー63Dを準
備する工程と、(d)前記現像フレーム63Aに前記カ
ップリングフレーム63Fを取り付けるカップリングフ
レーム取り付け工程と、(e)次いで、前記現像バイア
ス接点41が前記現像部材と電気的に接続するように、
また、前記駆動力受け部材22が前記現像カートリッジ
サイドカバー63Dの有する開口63c4から露出する
ように、前記カップリングフレーム63Fに前記カート
リッジサイドカバー63Dを取り付ける現像カートリッ
ジサイドカバー取り付け工程と、を有する。
【0281】ここで、前記カップリングフレーム取り付
け工程において、前記現像フレーム63Aに前記カップ
リングフレーム63Fをネジを用いて取り付ける、ま
た、前記現像カートリッジサイドカバー取り付け工程に
おいて、前記カップリングフレーム63Fに前記カート
リッジサイドカバー63Dをネジを用いて取り付ける。
尚、実施の形態ではサイドカバー63Eと現像部材支持
フレーム63Aをねじ止めで結合しているが、結合方法
はスナップフィット及び/或はスナップクリップで結合
するようにしてもよい。
【0282】前述の実施の形態によれば、現像カートリ
ッジはロータリーユニット内で回転中心を中心に揺動す
る(現像時に現像ローラをドラムに押し当てる加圧力が
加わる)。この揺動する際に装置本体から突出している
接点ピンが現像カートリッジの接点から外れないように
することにより、現像カートリッジ外壁の削れを防いだ
り、接点に異物が挟まり導通不良を防ぐことができる。
【0283】(現像カートリッジの組み立て方法)ここ
で、本実施の形態に係る現像カートリッジの組み立て方
法を、図57乃至図64を用いて説明する。(a)図5
7に示すように、トナーを収納しているトナー収納部6
3aを有するトナーフレーム63と、前記トナーフレー
ム63と結合している現像フレーム63Aとを有するD
T容器ユニットDUを準備して、(b)前記現像フレー
ム63Aにトナー塗布ローラ19をセットする塗布ロー
ラセット工程と、ここで、前記トナー塗布ローラ19は
現像ローラ12にトナーを塗布するためのものである、
(c)前記現像フレーム12に現像ブレード16(図示
せず)をセットする現像ブレードセット工程と、ここ
で、前記現像ブレード16は、前記現像ローラ12の周
面に付着するトナーの量を規制するためのものである、
(d)前記現像ローラ12の一端側の軸12cを第一の
サイドカバー63Eの有する穴39に嵌合させて、前記
第一のサイドカバー63Eのダボ63Ebを前記DT容
器ユニットDUの位置決め穴63Ap,63Amに挿入
することによって、前記第一のサイドカバー63Eを前
記DT容器ユニットDUに取り付ける第一のサイドカバ
ー取付け工程と、(e)図58に示すように、前記現像
ローラ12の他端側の軸12cを軸受けユニット(カッ
プリングフレーム)63Fの有する穴63Fdに嵌合さ
せて、前記前記軸受けユニット63Fのダボ63Fgを
前記DT容器ユニットDUの位置決め穴63Ap,63
Anに挿入することによって、前記軸受けユニット63
Fを前記DT容器ユニットDUに取り付ける軸受けユニ
ット取付け工程と、(f)図59に示すように、前記軸
受けユニット63Fに現像ローラギア23b、段付きア
イドラギア23c、攪拌ギア23d、塗布ローラギア2
3e、段付き駆動ギア23aを取り付けるギア取付け工
程と、(g)図60に示すように、前記現像ローラギア
23b、段付きアイドラギア23c、攪拌ギア23d、
塗布ローラギア23e、段付き駆動ギア23aを覆うよ
うに、第二のサイドカバー63Dのダボ63Duを前記
DT容器ユニットDUの穴63Frの穴に挿入すること
によって、前記DT容器ユニットDUに前記第二のサイ
ドカバーを取り付ける第二のサイドカバー取付け工程
と、を有する現像カートリッジの組み立て方法である。
【0284】そして、前記現像カートリッジの組み立て
方法において、更に、前記DT容器ユニットDUの有す
る前記トナーフレーム63Bと現像フレーム63Aとの
間にトナーシール27を取り付けるトナーシール取付け
工程を有する、ここで、前記トナーシールは、前記トナ
ー収納部63aからトナーが漏れ出るのを防止するため
のものである、そして、このトナーシール27は現像カ
ートリッジDを使用するのに先立って使用者によって除
去されるものである。
【0285】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、更に、前記トナー塗布ローラ19を、前記
DT容器ユニットDUに取り付けられるのに先立って、
その周面にトナーを付着させるトナー付着工程を有す
る。
【0286】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、前記トナー塗布ローラ19は、その一端側
の軸19aを前記DT容器ユニットDUに設けられた穴
63q1に挿入させて、また、その他端側の軸19a
は、前記軸受けユニット取付け工程において、前記軸受
けユニット63Fの有する穴63Fdに嵌合させてDT
容器ユニットDUに取り付けられるものである。
【0287】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、前記現像ブレード取付け工程において、前
記現像ブレード16は、ネジ16bによって前記DT容
器ユニットDUに取り付けられるものである。
【0288】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、前記第一のサイドカバー取付け工程におい
て、前記第一のサイドカバー63Eは、ネジを前記DT
容器ユニットUDのめねじ63Amに螺入することによ
って前記DT容器ユニットに取り付けられるものである
(図57参照)。
【0289】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、前記軸受けユニット取付け工程において、
前記軸受けユニット63Fは、ネジを前記DT容器ユニ
ットUDのめねじ63Feに螺入することによって前記
DT容器ユニットUDに取り付けられるものである。
【0290】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、前記ギア取付け工程において、前記段付き
駆動ギアギア23a、現像ローラギア23bは、前記軸
受けユニット63Fに設けられたダボとしての突出軸6
3Fc,63fcに前記ギア23a,23bに設けられ
た穴が嵌合することによって取り付けられるものであ
る。
【0291】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、前記トナー収納部63aには、前記トナー
フレーム63Bの長手方向の一端側に設けられたトナー
供給口63Bcからトナーを供給する、そして、トナー
を供給した後には、前記トナー供給口(トナー供給開口
部)63Bcをキャップ(トナーキャップ)37で塞ぐ
ものである。
【0292】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、更に、前記DT容器ユニットUDには、電
荷付与ローラ91が取り付けられる、前記電荷付与ロー
ラ91は、トナーに電荷を付与するものである、ここ
で、前記電荷付与ローラ91は、前記現像ブレード取付
け工程の後に取り付けられるものである。
【0293】そして、前述の工程(a)〜(g)を経て
組み立てられた前記現像カートリッジDについてスリー
ブ導通チェックを行う。図61に示すように、テスター
の一方のテスターリードT1先端を現像ローラ12のア
ルミ裸面に当て、他方のテスターリードT2先端を前記
第二のサイドカバー63Dの現像バイアス接点41に当
てて、テスターの表示値が所定の抵抗値以下であること
を確認する。
【0294】次に、前記現像カートリッジDについて現
像ローラ導通チェックを行う。図62の(a)に示すよ
うに、テスターの一方のテスターリードT1先端を前記
第二のサイドカバー63Dの現像バイアス接点41に当
て、(b)に示すように、他方のテスターリードT2先
端を現像ローラ12の回転軸12cに当てて、テスター
の表示部を確認し、数値が規格内である事を確認する。
【0295】前記スリーブ導通チェック、及び、現像ロ
ーラ導通チェックが終了した後、シャッター64の丸穴
64aを前記第二のサイドカバー63Dより突出してい
る駆動軸(突出部)63cに合わせセットする。しかる
後に、前記第一のサイドカバー63Eにシャッター64
を挟んだ状態でシャッターピンとしての突出部63gを
該シャッター64の丸穴64aにパッチン嵌合する。
【0296】これにより現像カートリッジの組み立てが
完了する。
【0297】(現像ブレードの交換方法)次に、現像ブ
レード16の交換方法を、図57乃至図64を用いて説
明する。 (a)トナーを収納するためのトナー収納部63aを有
するトナーフレーム63Bと、前記トナーフレーム63
Bと結合している現像フレーム63Aとを有するDT容
器ユニットDUから第一のサイドカバー63Eを取り外
す第一のサイドカバー取り外し工程と、ここで、前記第
一のサイドカバー63Eは、第一のサイドカバー63E
が有する穴39を現像ローラ12の一端側の軸12cか
ら抜き出して、前記第一のサイドカバー63Eを前記D
T容器ユニットDUから取り外す(図57参照)、
(b)前記DT容器ユニットDUから第二のサイドカバ
ー63Dを取外す工程と(図60参照)、(c)軸受け
ユニット(カートリッジフレーム)63Fから現像ロー
ラギア23b、段付きアイドラギア23c、攪拌ギア2
3d、塗布ローラギア23e、段付き駆動ギア23aを
取外す工程と(図59参照)、(d)前記DT容器ユニ
ットDUから前記軸受けユニット63Fを取り外す軸受
けユニット取り外し工程と、ここで、前記軸受けユニッ
ト63Fは、前記軸受けユニット63Fが有する穴63
Fdを前記現像ローラ12の他端側の軸12cから抜き
出して、前記軸受けユニット63Fを前記DT容器ユニ
ットDUから取り外す(図58参照)、(e)前記現像
フレーム63Bから前記現像ローラ12を取り外す現像
ローラ取り外し工程と、(f)前記現像フレーム63B
からトナー塗布ローラ19を取外す塗布ローラ取り外し
工程と、ここで、前記トナー塗布ローラ19は現像ロー
ラ12にトナーを塗布するためのものである、(g)前
記現像フレーム63Bに取り付けられている現像ブレー
ド16を取り外す現像ブレード取り外し工程と、ここ
で、前記現像ブレード16は、前記現像ローラ12の周
面に付着するトナーの量を規制するためのものである、
(h)前記現像フレーム63Bにトナー塗布ローラ19
をセットする塗布ローラセット工程と、ここで、前記ト
ナー塗布ローラ19は現像ローラ12にトナーを塗布す
るためのものである、(i)前記現像フレーム63Bに
新たな現像ブレードをセットする現像ブレードセット工
程と、ここで、前記現像ブレードは、前記現像ローラの
周面に付着するトナーの量を規制するためのものであ
る、(j)前記現像ローラ12の一端側の軸12cを第
一のサイドカバー63Eの有する穴39に嵌合させて、
前記第一のサイドカバー63Eを前記DT容器ユニット
DUに取り付ける第一のサイドカバー取付け工程と(図
57参照)、(k)前記現像ローラ12の他端側の軸1
2cを軸受けユニット63Fの有する穴63Fdに嵌合
させて、前記軸受けユニット63Fを前記DT容器ユニ
ットDUに取り付ける軸受けユニット取付け工程と(図
58参照)、(l)前記軸受けユニット63Fに現像ロ
ーラギア23b、段付きアイドラギア23c、攪拌ギア
23d、塗布ローラギア23e、段付き駆動ギア23a
を取り付けるギア取付け工程と(59参照)、(m)前
記現像ローラギア23b、段付きアイドラギア23c、
攪拌ギア23d、塗布ローラギア23e、段付き駆動ギ
ア23aを覆うように、前記DT容器ユニットDUに第
二のサイドカバー63Dを取り付ける第二のサイドカバ
ー取付け工程と(図60参照)、を有する現像ブレード
の交換方法である。
【0298】そして、前記現像ブレードの交換方法にお
いて、更に、前記DT容器ユニットDUの有する前記ト
ナーフレーム63Bと現像フレーム63Aとの間にトナ
ーシール27を取り付けるトナーシール取付け工程を有
する、ここで、前記トナーシールは、前記トナー収納部
63aからトナーが漏れ出るのを防止するためのもので
ある、そして、このトナーシール27は現像カートリッ
ジDを使用するのに先立って使用者によって除去される
ものである。
【0299】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、更に、前記トナー塗布ローラ19を、前記DT容器
ユニットDUに取り付けられるのに先立って、その周面
にトナーを付着させるトナー付着工程を有する。
【0300】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、前記トナー塗布ローラ19は、その一端側の軸19
aを前記DT容器ユニットDUに設けられた穴63q1
に挿入させて、また、その他端側の軸19aは、前記軸
受けユニット取付け工程において、前記軸受けユニット
63Fの有する穴63Fdに嵌合させてDT容器ユニッ
トDUに取り付けられるものである。
【0301】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、前記現像ブレード取付け工程において、前記現像ブ
レード16は、ネジ16bによって前記DT容器ユニッ
トDUに取り付けられるものである。
【0302】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、前記第一のサイドカバー取付け工程において、前記
第一のサイドカバー63Eは、ネジを前記DT容器ユニ
ットUDのめねじ63Amに螺入することによって前記
DT容器ユニットに取り付けられるものである(図57
参照)。
【0303】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、前記軸受けユニット取付け工程において、前記軸受
けユニット63Fは、ネジを前記DT容器ユニットUD
のめねじ63Feに螺入することによって前記DT容器
ユニットUDに取り付けられるものである。
【0304】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、前記ギア取付け工程において、前記段付き駆動ギア
ギア23a、現像ローラギア23bは、前記軸受けユニ
ット63Fに設けられたダボとしての突出軸63Fc,
63fcに前記ギア23a,23bに設けられた穴が嵌
合することによって取り付けられるものである。
【0305】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、前記トナー収納部63aには、前記トナーフレーム
63Bの長手方向の一端側に設けられたトナー供給口6
3Bcからトナーを供給する、そして、トナーを供給し
た後には、前記トナー供給口(トナー供給開口部)63
Bcをキャップ(トナーキャップ)37で塞ぐものであ
る。
【0306】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、更に、前記DT容器ユニットUDには、電荷付与ロ
ーラ91が取り付けられる、前記電荷付与ローラ91
は、トナーに電荷を付与するものである、ここで、前記
電荷付与ローラ91は、前記現像ブレード取付け工程の
後に取り付けられるものである。
【0307】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、前記トナー収納部63aにはトナーが再充填される
ものである。
【0308】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、前記現像ローラ12は再使用部品である。
【0309】また、前記現像ブレードの交換方法におい
て、前記トナー塗布ローラは再使用部品である。
【0310】(色現像カートリッジの現像ブレード及び
電荷付与ローラ支持部材の構成)次に、イエロー、シア
ン、マゼンタの色現像カートリッジD(Dy,Dc,D
m)における現像ブレード16及び電荷付与ローラ支持
部材の構成について、図65を用いて説明する。
【0311】既に、トナー規制部材としての現像ブレー
ド16は、ブレード支持板金16aが弾性ブレードを有
するものであるとして概略説明したが、ここで現像ブレ
ード16の構成を詳細に説明する。
【0312】図65において、支持板111と押え板1
13は共に板厚1〜2mm程度の板金であって、剛体で
ある。これらの板金として、ステンレス鋼、あるいはニ
ッケル等のメッキを施した板金が用いられている。その
理由は錆等の発生によって現像の不具合を防止するため
である。
【0313】現像ブレード16は、弾性部材としての現
像ローラ当接部16b1と、この現像ローラ当接部16
b1を支持する支持部材としての可撓性を有するばね性
薄板板金16a1と、からなる。ばね性薄板板金16a
1は、例えばりん青銅等により厚さ0.2mm程度に形
成されている。現像ローラ当接部16b1は厚さ1mm
程度、幅5mm程度の樹脂(例えばポリアミド樹脂)か
らなって、ばね性薄板板金16a1の先端にアウトサー
ト成型等で一体化されている。この現像ローラ当接部1
6b1はばね性薄板板金16a1により発生するばね力
よってある当接力で現像ローラ12に当接する。
【0314】ここで、本実施形態においては、当接部1
6b1を全当接領域において均一の軽圧力でもって、現
像ローラ12の周面に当接することができる。例えば、
10g/cm〜20g/cmの圧力でもって、当接部1
6b1を現像ローラ12の周面に当接することができ
る。これによって、現像ローラ12の周面に適度なトナ
ー層厚を形成することができる。本実施形態によれば、
板金16a1の可撓性の薄板で構成した。そこで、当接
部16b1は軽圧力でもって現像ローラ12の周面に当
接することができる。また、この板金16a1を剛体の
支持板111と押え板113でもって挟みつけた状態で
現像フレーム63Aに取り付ける。そこで、板金16a
1は平面性を維持することができる。よって全当接領域
でもって同一な圧を得ることができる。尚、支持板11
1と押え板113は平面部分でもって板金16a1を押
える。
【0315】現像フレーム63Aの長手方向両端部には
現像ブレード16を取り付けるための位置決め座面63
A1,63A2が設けられている。座面63A1,63
A2には、現像ブレード16を現像フレーム63Aに固
定するためのめねじ63A3が夫々設けてある。長手方
向他方端の座面63A1上には、めねじ63A3よりも
長手方向外方に位置決め突起としての断面角形の角ダボ
63A4が座面63A1に対して直立している。長手方
向一方端の座面63A2には、めねじ63A3よりも長
手方向外方に位置決め突起としての丸ダボ63A6が座
面63A2に対して直立している。
【0316】支持板111、現像ブレード16、押え板
113の一端部には、現像フレーム63Aの座面63A
2のめねじ63A3に一致するように、小ねじ16b用
の穴(小ねじがゆるく嵌合して挿通する穴、以下同じ)
111c,16c,113cが夫々設けられている。ま
た支持板111、現像ブレード16、押え板113の他
端部には、座面63A1のめねじ63A3に一致するよ
うに、小ねじ16b用の穴111d,16d,113d
が夫々設けられている。
【0317】支持板111の長手方向両端部には、小ね
じ16b用の穴111c,111dの外側に丸ダボ11
1e,111fが設けられている。現像ブレード16の
長手方向両端部には、小ねじ16b用の穴16c,16
dの外側に丸ダボ111e,111fが嵌合する丸穴1
12e,112fが設けられている。押え板113の長
手方向両端部には、小ねじ16b用の穴113c,11
3dの外側に丸ダボ111e,111fが嵌合する丸穴
113e,113f(丸ダボがゆるく嵌合して挿通する
穴)が設けられている。
【0318】支持板111、押え板113の一方端に
は、それぞれ現像フレーム63Aの座面63A2に設け
た丸ダボ63A6に嵌入する穴111g,113gが設
けられている。支持板111の穴111gは長手方向に
直角な短手方向に長い長穴である。押え板113の穴1
13gは丸ダボ63A6に丁度嵌合する丸穴である。ま
た、支持板111、押え板113の他方端には、現像フ
レーム63Aの座面63A1に設けた角ダボ63A4に
嵌まり込む角形の切り込み111h,113hが設けら
れている。支持板111の切り込み111hの短手方向
の幅は角ダボ63A4の短手方向の幅より大きく、押え
板113の切り込み113hの幅は角ダボ63A4に丁
度嵌合する幅である。
【0319】現像ブレード16の現像フレーム63Aへ
の取り付けは、 現像フレーム63Aの位置決め座面63A1,63A
2に、支持板111を置く。
【0320】支持板111の丸ダボ111e,111
fを基準にして、支持板111上に現像ブレード16を
置く(現像ブレード16の、支持板111の丸ダボ11
1e,111fに対応する部分が、丸穴16cおよび1
6dである。)。
【0321】支持板111、現像ブレード16の上
に、現像フレーム63Aの丸ボス63A6と角ボス63
A4を基準として押え板103を置く。
【0322】小ねじ16bを位置決め座面63A1,
63A2のめねじ63A3に螺入することで、支持板1
11、現像ブレード16、押え板113を現像フレーム
63Aの位置決め座面63A1,63A2に締結する。
そこで、押え板113の穴113gが丸ダボ63A6に
嵌合することによって現像ブレード16の一端側の短手
方向の位置及び現像ブレード16の長手方向の位置が定
まる。また押え板113の切り込み113hが角ダボ6
3A4に嵌合することによって現像ブレード16の他端
側の短手方向の位置が決まる。
【0323】ここで現像ブレード16の調整を行うこと
も可能である。現像ブレード16の調整は、小ねじ16
bをゆるめた状態で、支持板111(および丸ダボ11
1e,111fによって位置決めされた現像ブレード1
6)を短手方向に移動させることによって行う。
【0324】図65において、90は前述した電荷付与
ローラ91を長手方向両端部に備えたプラスチック製の
保持部材(以下「電荷付与ローラ支持部材」という)で
ある。電荷付与ローラ支持部材90は、既に述べたよう
に、導電性の軸91sをフック状の支持部90aにより
回転可能に支持している。そして、この導電性の軸91
sの両端部に電荷付与ローラ91が取り付けられてい
る。
【0325】電荷付与ローラ支持部材90の長手方向両
端部には、前記小ねじ16bの頭部が嵌合する穴90h
が設けられている。また、電荷付与ローラ支持部材90
の長手方向において、これらの穴90hの外側には帯電
付与ローラ導電板93がそれぞれ配置されている。この
帯電付与ローラ導電板93は導電性の軸91sに既に述
べた導電バネ93を介して接触している(図41及び図
44参照)。また、これらの帯電付与ローラ導電板93
を配した部位に小ねじ114用の穴90cが設けられて
いる。
【0326】そして、現像フレーム63Aの座面63A
1,63A2には、前記ダボ63A4,63A6よりも
長手方向外方に小ねじ114を螺入するためのねじ穴6
3A7が設けられている。
【0327】電荷付与ローラ支持部材90の現像フレー
ム63Aへの取り付けは、 前記押え板113上に電荷付与ローラ支持部材90を
置く。
【0328】小ねじ114を位置決め座面63A1,
63A2のめねじ63A7に螺入することで、電荷付与
ローラ支持部材90を支持板111、現像ブレード1
6、押え板113を介して現像フレーム63Aの位置決
め座面63A1,63A2に締結する。
【0329】この際、電荷付与ローラ支持部材90は、
現像フレーム63Aの長手方向一端側において、帯電付
与ローラ導電板93が前述した駆動側のサイドカバー
(第二のサイドカバー)63Dの有するフレーム電圧供
給接点としての接点部41kと接触する(図47参
照)、又、現像フレーム63Aの長手方向他端側におい
て、帯電付与ローラ導電板93が前述した反駆動側のサ
イドカバー(第一のサイドカバー)63Eの有するバイ
アス供給接続板金102に接続するフレームアース接点
部材としてのアース接続板金103に接触する(図41
及び図45参照)ように、現像フレーム63Aにセット
される。
【0330】これにより、電荷付与ローラ支持部材90
の現像フレーム63Aへの取り付けが完了する。
【0331】このように現像フレーム63Aに取り付け
られた電荷付与ローラ支持部材90は、長手方向一端側
の帯電付与ローラ導電板93がサイドカバー63Dのフ
レーム電圧供給接点としての接点部41kより受けた現
像バイアスを導電バネ93を介して導電性の軸91sに
供給する。この現像バイアスは軸91sにより帯電付与
ローラ91に印加され、長手方向他端側の帯電付与ロー
ラ導電板93、サイドカバー63Eのバイアス供給接続
板金102及びフレームアース接点部材としてのアース
接続板金103を通じて、最終的に装置本体30のアー
ス部によって接地される。
【0332】(トナー規制部材(現像ブレード)の他の
実施形態)トナー規制部材としての現像ブレードの他の
実施形態について、図66を用いて説明する。
【0333】本実施形態においては、弾性ブレードの断
面形状を支持板側の厚さが、先端側の厚さよりも厚くな
るようにした。その理由は、応力が集中することによっ
て弾性部材に永久変形が発生することを防止するためで
ある。
【0334】そこで、本実施形態では、図66に示すよ
うに、弾性ブレード200の先端平行部200aにある
現像ローラ12への圧接部位の厚みtよりも支持板金
(支持部材)300と弾性ブレード200との接着部の
厚みt1を厚くした。そして、その弾性ブレード200
の基端側の肉厚部分から先端平行部200に至るまでの
間に、片側の厚みが暫時減少した傾斜部200bを有す
るようにした。
【0335】このことにより、弾性ブレード200を現
像ローラ12に圧接したときに、弾性ブレード200と
支持板金300との接続部分にかかる応力集中を、図6
6のQ11,Q12,Q13の3点に分散することがで
きる。これによって永久変形が起こりにくい。
【0336】つまり、弾性ブレード200を、永久変形
の起こりにくい構造とすることで、弾性ブレード200
の現像ローラ12への当接圧を長期間安定して維持でき
る。
【0337】ここで本実施形態において、弾性ブレード
200は、その先端平行部の厚さをtとし、先端平行部
の長手方向の長さをAとしたとき、厚さtと長さAとの
関係が、0.25A≦t≦0.5Aの範囲とした。ま
た、弾性ブレード200は、その支持板金300の先端
位置から弾性ブレード200の先端位置までの長さをL
とし、弾性ブレード200の先端平行部の長さをAとし
たとき、長さLが長さAの2.5倍以下とした。また、
弾性ブレード200は、その基端側の肉厚部分から先端
平行部に至るまでに、片側の厚みが暫時減少した傾斜部
200bを有し、傾斜部200bの長さをBとし、先端
平行部の長さをAとしたとき、両者の関係を、B≦Aと
した。また、弾性ブレード200は、シリコンゴムで形
成されている。また、支持板金300は、鉄、ステンレ
ススチール、真ちゅうなどで形成されている。また、ト
ナー規制部材は、射出成形により支持板金300と弾性
ブレード200とを一体に成型している。また、支持板
金300は、弾性ブレード200を支持しているのとは
反対側に折り曲げ部300aを有する。この折り曲げ部
300aによって板金300の強度を高めている。
【0338】尚、支持板金300は剛体である。したが
って、この支持板金300を現像フレーム63Aに取り
付ける際には、前述した支持板111、及び、押え板1
13は不要である。
【0339】(現像カートリッジの組み立て方法)上述
の現像ブレード16及び電荷付与ローラ支持部材90を
備える現像カートリッジの組み立て方法は、次のとおり
である。 (a)トナーを収納しているトナー収納部63aを有す
るトナーフレーム63と、前記トナーフレーム63と結
合している現像フレーム63Aとを有するDT容器ユニ
ットUDを準備して、(b)前記現像フレーム63Aに
トナー塗布ローラ19をセットする塗布ローラセット工
程と、ここで、前記トナー塗布ローラ19は現像ローラ
12にトナーを塗布するためのものである、(c)前記
現像フレーム12に現像ブレード16をセットする現像
ブレードセット工程と、ここで、前記現像ブレード16
は、前記現像ローラ12の周面に付着するトナーの量を
規制するためのものである、(d)前記現像ローラ12
の一端側であって、前記現像フレーム63Aに第一のサ
イドカバー63Eを取り付ける第一のサイドカバー取り
付け工程と、(e)前記現像ローラ12の他端側であっ
て、前記現像フレーム63Aに第二のサイドカバー63
Dを取り付ける第二のサイドカバー取り付け工程と、
(f)前記現像ブレートセット工程、前記第一のサイド
カバー取り付け工程または前記第二のサイドカバー取り
付け工程のいずれかの工程の次に、電荷付与ローラ91
をセットするあたって、前記電荷付与ローラ91を支持
している電荷付与ローラ支持部材90の長手方向の一端
側(帯電付与ローラ導電板93)が電圧の供給を受ける
ためのフレーム電圧供給接点(41k)と接触する、
又、他端側(帯電付与ローラ導電板93)が装置本体3
0とアースをとるためのフレームアース接点部材(アー
ス接続板金103)と接触するように前記電荷付与ロー
ラ91は現像フレーム63Aにセットされる電荷付与ロ
ーラセット工程を、有する、現像カートリッジの組み立
て方法である。
【0340】ここで、前記現像ブレード16は、弾性部
材16b1,200と、前記弾性部材16b1,200
を支持するための支持部材16a1,300とを有して
いる。そして、前記現像ブレード16は、前記支持部材
16b1部分に設けられた穴112e,112fが前記
現像フレーム63Aに設けられた位置決め突起63A
4,63A6に嵌合することによって現像フレーム63
Aに位置決めされるものである。
【0341】また、前記現像ブレード16の有する弾性
部材200の形状は、前記支持部材300に支持されて
いる側が先端側よりも厚さが厚くなっている。
【0342】また、前記弾性部材16b1,200と前
記支持部材16a1,300は一体成型されている。
【0343】また、前記弾性部材16b1,200はシ
リコンゴムである。
【0344】また、前記支持部材16a1,300は板
金であって、前記弾性部材16b1,200を支持して
いるのとは反対側が折り曲げられている。
【0345】また、前記現像ブレード16をセットする
にあたって前記現像フレーム63Aに設けられた、位置
決めのための突起63A4,63A6に支持板、現像ブ
レード16を位置決めした後に、前記現像ブレード16
を現像フレーム63Aにネジ留めする。
【0346】尚、本実施形態においては、板金300は
充分なる剛体を有している。したがって、現像ブレード
16を現像フレーム63Aに取り付けるにあたって、前
述した支持板、及び、押え板は不要である。
【0347】そして、前記現像カートリッジの組み立て
方法は、更に、既に述べたトナーシール取付け工程、ト
ナー付着工程を有するものである。また、前記現像ブレ
ードセット工程において、前記現像ブレード16は、ネ
ジ16bによって前記DT容器ユニットDUに取り付け
られるものである。また、前記第一のサイドカバー取り
付け工程において、前記第一のサイドカバー63Eは、
既に述べたようにネジによって前記DT容器ユニットD
Uに取り付けられるものである。
【0348】そして、前記トナー収納部63aには既に
述べたように、前記トナーフレーム63Bの長手方向の
一端側に設けられたトナー供給口63Bcからトナーを
供給する。そして、トナーを供給した後には、前記トナ
ー供給口63Bcをキャップ(トナーキャップ)37で
塞ぐものである。
【0349】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、更に、前記DT容器ユニットDUには、電
荷付与ローラ91が取り付けられる。前記電荷付与ロー
ラ91は、トナーに電荷を付与するものである。ここ
で、前記電荷付与ローラ91は、前記現像ブレードセッ
ト工程の後に取り付けられる。
【0350】(現像ブレードの交換方法)上述の現像ブ
レード16及び電荷付与ローラ支持部材90を備える現
像カートリッジにおける現像ブレードの交換方法は、次
のとおりである。 (a)トナーを収納しているトナー収納部63aを有す
るトナーフレーム63Bと、前記トナーフレーム63B
と結合している現像フレーム63Aとを有するDT容器
ユニットDUから第一のサイドカバー63Eを取り外す
第一のサイドカバー取り外し工程と、(b)前記DT容
器ユニットDUから第二のサイドカバー63Dを取り外
す第二のサイドカバー取り外し工程と、(c)前記現像
フレーム63Aから現像ローラ12を取り外す現像ロー
ラ取り外し工程と、(d)前記現像フレーム63Aに取
り付けられている現像ブレード16を取り外す現像ブレ
ード取り外し工程と、(e)前記現像フレーム63Aか
らトナー塗布ローラ19を取り外すトナー塗布ローラ取
り外し工程と、(f)前記第一のサイドカバー取り外し
工程、前記第二のサイドカバー取り外し工程または前記
現像ローラ取り外し工程のいずれかの工程の前に、電荷
付与ローラ91を取り外す電荷付与ローラ取り外し工程
と、(g)前記現像フレーム63Aにトナー塗布ローラ
19をセットする塗布ローラセット工程と、ここで、前
記トナー塗布ローラ19は現像ローラ12にトナーを塗
布するためのものである、(h)前記現像フレーム63
Aに現像ブレード16をセットする現像ブレードセット
工程と、ここで、前記現像ブレード16は、前記現像ロ
ーラ12の周面に付着するトナーの量を規制するための
ものである、(i)前記現像ローラ12の一端側であっ
て、前記現像フレーム63Aに第一のサイドカバー63
Eを取り付ける第一のサイドカバー取り付け工程と、
(j)前記現像ローラ12の他端側であって、前記現像
フレーム63Aに第二のサイドカバー63Dを取り付け
る第二のサイドカバー取り付け工程と、(k)前記現像
ブレートセット工程、前記第一のサイドカバー取り付け
工程、前記第二のサイドカバー取り付け工程のいずれか
の工程の次に、電荷付与ローラ91をセットするあたっ
て、前記電荷付与ローラ91を支持している電荷付与ロ
ーラ支持部材90の長手方向の一端側(帯電付与ローラ
導電板93)が電圧の供給を受けるためのフレーム電圧
供給接点(41k)と接触する、又、他端側(帯電付与
ローラ導電板93)が装置本体30とアースをとるため
のフレームアース接点部材(アース接続板金103)と
接触するように前記電荷付与ローラ91は現像フレーム
63Aにセットされる電荷付与ローラセット工程を、有
する、現像ブレードの交換方法である。
【0351】ここで、前記現像ブレード16をセットす
るにあたって前記現像フレーム16に設けられた、位置
決めのための突起63A4,63A6に支持板111、
現像ブレード16、及び、押え板113を位置決めした
後に、前記支持板113、現像ブレード16、及び、押
え板113を現像フレーム63Aにネジ留めする。
【0352】このような現像ブレードの交換方法は、更
に、既に述べたトナーシール取り付け工程、トナー付着
工程を有する。そして、前記現像ブレードセット工程に
おいて、前記現像ブレード16は、ネジ16bによって
前記DT容器ユニットDUに取り付けられる。また、前
記第一のサイドカバー取付け工程において、前記第一の
サイドカバー63Eは、既に述べたようにネジによって
前記DT容器ユニットDUに取り付けられるものであ
る。
【0353】そして、前記トナー収納部63aには既に
述べたように、前記トナーフレーム63Bの長手方向の
一端側に設けられたトナー供給口63Bcからトナーを
供給する。そして、トナーを供給した後には、前記トナ
ー供給口63Bcをキャップ(トナーキャップ)37で
塞ぐものである。
【0354】また、前記現像カートリッジの組み立て方
法において、更に、前記DT容器ユニットDUには、電
荷付与ローラ91が取り付けられる。前記電荷付与ロー
ラ91は、トナーに電荷を付与するものである。ここ
で、前記電荷付与ローラ91は、前記現像ブレードセッ
ト工程の後に取り付けられる。
【0355】そして、前記トナー収納部63aにはトナ
ーが再充填される。また、前記現像ローラ91、前記ト
ナー塗布ローラ19は何れも再使用部品である。
【0356】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の現像カ
ートッリジの組み立て方法によれば、現像フレームに電
荷付与ローラを簡単に、かつ容易に組み付けることがで
きる。
【0357】また、本発明の現像ブレードの交換方法に
よれば、現像カートリッジにおいて現像ブレードを簡単
に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子写真画像形成装
置の構成説明図である。
【図2】現像カートリッジ及びロータリーユニットの構
成説明図である。
【図3】現像カートリッジの構成説明図である。
【図4】画像形成装置本体に設けた現像カートリッジの
装着手段の説明図である。
【図5】シャッターが閉じた状態の現像カートリッジの
斜視説明図である。
【図6】シャッターが開いた状態の現像カートリッジの
斜視説明図である。
【図7】現像カートリッジを画像形成装置本体に挿入す
る状態説明図である。
【図8】現像カートリッジを画像形成装置本体に挿入す
る状態説明図である。
【図9】現像カートリッジを画像形成装置本体に挿入す
る状態説明図である。
【図10】現像カートリッジを画像形成装置本体に挿入
する状態説明図である。
【図11】現像ローラと感光体ドラムとの位置関係を安
定させるための駆動伝達構成説明図である。
【図12】現像ローラと感光体ドラムとの位置関係を安
定させるための駆動伝達構成説明図である。
【図13】感光体ドラムに対する現像ローラの加圧力を
安定させるための構成説明図である。
【図14】感光体ドラムに対する現像ローラの加圧力を
安定させるための構成説明図である。
【図15】本発明の他の実施形態を用いた現像カートリ
ッジの分解斜視図である。
【図16】装置本体に設けられたガイド部分の斜視図で
ある。
【図17】(a)は図15に示した現像カートリッジの
他端側の側面図である(シャッターが閉じた状態)。
(b)は図15に示した現像カートリッジの一端側の側
面図である(シャッターが閉じた状態)。
【図18】(a)は図15に示した現像カートリッジの
他端側の側面図である(シャッターが開いた状態)。
(b)は図15に示した現像カートリッジの一端側の側
面図である(シャッターが開いた状態)。
【図19】装置本体にも受けられたガイド部分の斜視図
である。
【図20】現像カートリッジをロータリーユニットに装
着する工程を示す側面図である。
【図21】現像カートリッジをロータリーユニットに装
着する工程を示す側面図である。
【図22】現像カートリッジをロータリーユニットに装
着する工程を示す側面図である。
【図23】現像カートリッジをロータリーユニットに装
着する工程を示す側面図である。
【図24】現像カートリッジをロータリーユニットに装
着する工程を示す側面図である。
【図25】バネ受け部とボスの配置関係を示す側面図で
ある。
【図26】他の実施形態を示す現像カートリッジの側面
図である。
【図27】他の実施形態を示す現像カートリッジの側面
図である。
【図28】他の実施形態を示す現像カートリッジの側面
図である。
【図29】他の実施形態を示す現像カートリッジの側面
図である。
【図30】本発明の一実施形態に係る色現像カートリッ
ジの縦断面図である。
【図31】シャッターを開いた状態の現像カートリッジ
の斜視図である。
【図32】シャッターを閉じた状態の現像カートリッジ
の斜視図である。
【図33】シャッター回りを分解して略図で示す現像カ
ートリッジの分解斜視図である。
【図34】シャッターが閉じた状態の現像カートリッジ
の反駆動側側面図である。
【図35】シャッターが閉じた状態の現像カートリッジ
の駆動側側面図である。
【図36】シャッターが開いた状態の現像カートリッジ
の反駆動側側面図である。
【図37】シャッターが開いた状態の現像カートリッジ
の駆動側側面図である。
【図38】シャッターの斜視図である。
【図39】現像カートリッジのロータリーユニットの装
着を示す平面図である。
【図40】現像部材支持フレームの側面図である。
【図41】現像部材支持フレームの端部の斜視図であ
る。
【図42】トナーフレームの水平断面図である。
【図43】現像カートリッジの長手方向端部を示す側面
図である。
【図44】現像カートリッジのカップリングフレーム部
分を示す斜視図である。
【図45】反駆動側サイドカバーの斜視図である。
【図46】駆動側サイドカバーの側面図である。
【図47】現像カートリッジのシャッターを取り外して
見る端部の正面図である。
【図48】駆動側サイドカバーの内側を見る斜視図であ
る。
【図49】図48のB−B断面図である。
【図50】(a),(b),(c),(d)は現像カー
トリッジ識別手段を模式的に示す平面図である。
【図51】現像カートリッジの駆動手段の側面図であ
る。
【図52】カートリッジフレームの斜視図である。
【図53】シャッターピンの分解斜視図である。
【図54】シャッターピンの斜視図である。
【図55】反駆動側サイドカバーを内側を見る斜視図で
ある。
【図56】シャッターピンと電圧発生回路のアース接続
板金との接続を示す図である。
【図57】DT容器ユニットへの反駆動側サイドカバー
の組付け説明図である。
【図58】DT容器ユニットへのカップリングフレーム
の組付け説明図である。
【図59】DT容器ユニットへの各ギアの組付け説明図
である。
【図60】DT容器ユニットへの駆動側サイドカバーの
組付け説明図である。
【図61】DT容器ユニットに供給する現像バイアスの
導通チェックの説明図である。
【図62】DT容器ユニットに供給する現像バイアスの
現像ローラへの導通チェックの説明図である。
【図63】DT容器ユニットの駆動力受け部材へのシャ
ッターの組付け説明図である。
【図64】DT容器ユニットにシャッターをシャッター
ピンにより組付ける組付け説明図である。
【図65】 現像ブレードの構造と帯電付与ローラ支持
部材を表わす分解斜視図である。
【図66】 現像ブレードの他の実施形態を表わす断面
図である。
【符号の説明】
12 現像ローラ 16 現像ブレード 19 トナー塗布ローラ 41k フレーム電圧供給接点 63a トナー収納部 63A 現像フレーム 63A4,63A6 位置決め用の突起 63B トナーフレーム 63D 第二のサイドカバー 63E 第一のサイドカバー 90 電荷付与ローラ支持部材 91 電荷付与ローラ 102b,200 弾性部材 102a,300 支持部材 103 アース接続板金(フレームアース接点部材) 111 支持板(下側保持部材) 112e,112f 穴 113 押え板(上側保持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 武夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開2000−75609(JP,A) 特開2000−75655(JP,A) 特開 平3−126056(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/08 - 13/095 G03G 15/08 - 15/095 G03G 15/00 550

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現
    像カートリッジの組み立て方法において、 (a)トナーを収納しているトナー収納部を有するトナ
    ーフレームと、トナーフレームと結合している現像フレ
    ームとを有するDT容器ユニットを準備して、 (b)現像フレームに、現像ローラにトナーを塗布する
    トナー塗布ローラを取り付けるトナー塗布ローラ取り付
    け工程と、 を有し、 (c)現像フレームに、現像ローラの周面に付着するト
    ナーの量を規制する現像ブレードを取り付ける現像ブレ
    ート取り付け工程、現像ローラの一端側であって、現像
    フレームに第一のサイドカバーを取り付ける第一のサイ
    ドカバー取り付け工程、及び、現像ローラの他端側であ
    って、現像フレームに第二のサイドカバーを取り付ける
    第二のサイドカバー取り付け工程のいずれかの工程の次
    に、現像フレームに電荷付与ローラを取り付けるにあた
    って、電荷付与ローラを支持している電荷付与ローラ支
    持部材の長手方向の一端側を電圧の供給を受けるための
    フレーム電圧供給接点と接触させ、他端側を装置本体と
    アースをとるためのフレームアース接点部材と接触させ
    るように電荷付与ローラを現像フレームに取り付ける電
    荷付与ローラ取り付け工程と、 を有することを特徴とする現像カートリッジの組み立て
    方法。
  2. 【請求項2】現像ブレードは、弾性部材と、弾性部材を
    支持するための支持部材とを有しており、支持部材部分
    に設けられた穴が現像フレームに設けられた位置決め突
    起に嵌合することによって、現像ブレードは現像フレー
    ムに位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の
    現像カートリッジの組み立て方法。
  3. 【請求項3】現像ブレードを取り付けるにあたって現像
    フレームに設けられた、位置決めのための突起に下側保
    持部材、現像ブレード、及び、上側保持部材を位置決め
    した後に、下側保持部材、現像ブレード、及び、上側保
    持部材を現像フレームにネジ留めすることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジの組
    み立て方法。
  4. 【請求項4】更に、トナー収納部からトナーが漏れ出る
    のを防止し、また現像カートリッジを使用するのに先立
    って使用者によって除去されるトナーシールを、DT容
    器ユニットの有するトナーフレームと現像フレームとの
    間に取り付けるトナーシール取付け工程を有することを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の
    現像カートリッジの組み立て方法。
  5. 【請求項5】更に、DT容器ユニットにトナー塗布ロー
    ラを取り付けるのに先立って、その周面にトナーを付着
    させるトナー付着工程を有することを特徴とする請求項
    1〜請求項4のいずれか一つに記載の現像カートリッジ
    の組み立て方法。
  6. 【請求項6】現像ブレード取り付け工程において、現像
    ブレードをDT容器ユニットにねじによって取り付け
    る、また、第一のサイドカバー取付け工程において第一
    のサイドカバーをDT容器ユニットにねじによって取り
    付けることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
    一つに記載の現像カートリッジの組み立て方法。
  7. 【請求項7】更に、DT容器ユニットには、トナーに電
    荷を付与する電荷付与ローラが現像ブレード取り付け工
    程の後に取り付けられることを特徴とする請求項1〜請
    求項6のいずれか一つに記載の現像カートリッジの組み
    立て方法。
  8. 【請求項8】電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現
    像カートリッジにおける現像ブレードの交換方法におい
    て、 (a)現像フレームから現像ブレードを取り外す現像ブ
    レード取り外し工程と、 (b)現像フレームからトナー塗布ローラを取り外すト
    ナー塗布ローラ取り外し工程と、 (c)トナーを収納しているトナー収納部を有するトナ
    ーフレームと、トナーフレームと結合している現像フレ
    ームとを有するDT容器ユニットから第一のサイドカバ
    ーを取り外す第一のサイドカバー取り外し工程、DT容
    器ユニットから第二のサイドカバーを取り外す第二のサ
    イドカバー取り外し工程、及び現像ローラ取り外し工程
    のいずれかの工程の前に、電荷付与ローラを取り外す電
    荷付与ローラ取り外し工程と、 (d)現像フレームに、現像ローラにトナーを塗布する
    トナー塗布ローラを取り付けるトナー塗布ローラ取り付
    け工程と、 を有し、 (e)現像フレームに、現像ローラの周面に付着するト
    ナーの量を規制する現像ブレードを取り付ける現像ブレ
    ート取り付け工程、現像ローラの一端側であって、現像
    フレームに第一のサイドカバーを取り付ける第一のサイ
    ドカバー取り付け工程、現像ローラの他端側であって、
    現像フレームに第二のサイドカバーを取り付ける第二の
    サイドカバー取り付け工程のいずれかの工程の次に、電
    荷付与ローラを取り付けるにあたって、電荷付与ローラ
    を支持している電荷付与ローラ支持部材の長手方向の一
    端側を電圧の供給を受けるためのフレーム電圧供給接点
    と接触させ、他端側が装置本体とアースをとるためのフ
    レームアース接点部材と接触させるように、電荷付与ロ
    ーラを現像フレームに取り付ける電荷付与ローラ取り付
    け工程と、 を有することを特徴とする現像ブレードの交換方法。
  9. 【請求項9】現像ブレードを取り付けるにあたって現像
    フレームに設けられた、位置決めのための突起に下側保
    持部材、現像ブレード、及び、上側保持部材を位置決め
    した後に、下側保持部材、現像ブレード、及び、上側保
    持部材を現像フレームにネジ留めすることを特徴とする
    請求項8に記載の現像ブレードの交換方法。
  10. 【請求項10】更に、トナー収納部からトナーが漏れ出
    るのを防止し、また現像カートリッジを使用するのに先
    立って使用者によって除去されるトナーシールを、DT
    容器ユニットの有するトナーフレームと現像フレームと
    の間に取り付けるトナーシール取付け工程を有すること
    を特徴とする請求項8または請求項9に記載の現像ブレ
    ードの交換方法。
  11. 【請求項11】更に、DT容器ユニットにトナー塗布ロ
    ーラを取り付けられるのに先立って、その周面にトナー
    を付着させるトナー付着工程を有することを特徴とする
    請求項8〜請求項10のいずれか一つに記載の現像ブレ
    ードの交換方法。
  12. 【請求項12】更に、DT容器ユニットには、トナーに
    電荷を付与する電荷付与ローラが現像ブレード取付け工
    程の後に取り付けられることを特徴とする請求項8〜請
    求項11のいずれか一つに記載の現像ブレードの交換方
    法。
  13. 【請求項13】トナー収納部にはトナーが再充填される
    ことを特徴とする請求項8〜請求項12のいずれか一つ
    に記載の現像ブレードの交換方法。
  14. 【請求項14】現像ローラ、トナー塗布ローラは、再使
    用部品であることを特徴とする請求項8〜請求項13の
    いずれか一つに記載の現像ブレードの交換方法。
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