JPH11282251A - 現像装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ

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JPH11282251A
JPH11282251A JP10103422A JP10342298A JPH11282251A JP H11282251 A JPH11282251 A JP H11282251A JP 10103422 A JP10103422 A JP 10103422A JP 10342298 A JP10342298 A JP 10342298A JP H11282251 A JPH11282251 A JP H11282251A
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JP
Japan
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developing
blade
cartridge
frame
toner
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JP10103422A
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English (en)
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Susumu Shintani
進 新谷
Kanji Yokomori
幹詞 横森
Tachio Kawai
太刀夫 河井
Shigeo Miyabe
滋夫 宮部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • G03G15/0812Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer regulating means, e.g. structure of doctor blade
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0167Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member
    • G03G2215/0174Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member plural rotations of recording member to produce multicoloured copy
    • G03G2215/0177Rotating set of developing units

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像器の温度変化による、現像ブレードと現
像スリーブとの当接圧変動を防止する。 【解決手段】 現像ブレード16を現像フレーム63A
に固定するために段付小ねじ106と波ワッシャ109
を用いる。熱膨張した際、両端で固定されている現像ブ
レード16の一方端が一定範囲以上の熱応力が生ずると
現像フレーム63Aに対して移動するので現像ブレード
16に曲がりが生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真画像形成装
置の現像装置及びプロセスカートリッジに関する。
【0002】ここで現像カートリッジとは電子写真感光
体ドラム上に形成された潜像をトナーを用いて現像する
ための現像手段及びトナーを収容するトナーフレームを
一体のカートリッジとし画像形成装置本体に取り外し可
能に装着するものをいう。
【0003】なお、本明細書で用いられる単に長手方向
という場合は、記録媒体の搬送方向に直角で且つ記録媒
体の表面に平行な方向をいう。また、短手方向とは長手
方向に直角な方向をいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真方式によって多色画像を
形成する装置の構成としては、電子写真感光体である感
光体ドラムに対し、色の異なる現像剤(トナー)を収納
した複数の現像カートリッジを回転選択機構(現像ロー
タリー)上に配置し、前記感光体ドラムに対して所定色
の現像剤を収納した現像カートリッジを対向させて現像
し、この現像像を記録媒体に転写し、更にこれらの現像
転写動作を各色について行うことにより多色画像を得る
方法が提案されている。そして前記現像カートリッジを
画像形成装置本体に対して着脱可能なカートリッジ構成
とし、使用者のメンテナンス作業を軽減するようにした
ものがある。
【0005】このような現像カートリッジは現像ロー
ラ、現像ローラにコートされるトナーの厚みを規制する
現像ブレード、トナーを現像ローラに塗布する塗布ロー
ラ等の現像部材を支持する現像フレーム(現像部材支持
フレーム)と、トナーを収納したトナーフレームを結合
したカートリッジフレームとして小型化が計られてい
る。
【0006】上記現像カートリッジにあっては、現像ブ
レードが現像ローラに均一に当接するように現像ブレー
ドの支持板は真直度・平面度を高めるようにしているの
が一般的である。
【0007】また、現像ブレードの両端を、現像ブレー
ドが現像容器に対して動かないよう、小ねじにて固定し
ているのが一般的である。
【0008】また、上記現像装置を現像手段として組み
込んだプロセスカートリッジがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の技術を
更に発展させたものである。
【0010】本発明は、周囲の温度変化等によって現像
ブレード支持板と現像フレームの熱膨張の差が発生し現
像ブレードがたわんでしまうことにより、現像ブレード
の現像ローラへの当接圧が長手方向の中央と端部で差が
できてしまい画像の濃度ムラなどが発生することがない
現像ブレードを有する現像装置及びプロセスカートリッ
ジを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項に対応して請求項
と同番号を用いて主要な本発明を示す。
【0012】本出願に係る第1の発明は電子写真感光体
に形成された潜像を現像するための現像ローラと、現像
ローラにコートされるトナーの厚みを規制する現像ブレ
ードと、現像ローラ及び現像ブレードを支持する現像フ
レームを有する現像装置において、前記現像ブレードは
現像フレームに当接する現像ブレード支持板と、現像ブ
レード支持板に重ねられ現像ローラに弾力で接する弾性
ブレードと、現像ブレード支持板との間に弾性ブレード
を挟持する押え板と、現像ブレードの両端を現像フレー
ムに締結する締結手段と、を有し、前記締結手段の少な
くとも1個所は現像ブレードを押圧する弾性部材を介し
て弾性部材を圧するようにして現像フレームに固定した
締結部材である現像装置である。
【0013】本出願に係る第8の発明は画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラム上に形成
された潜像をトナーを用いて現像する現像手段と、を有
し、前記現像手段は前記電子写真感光体ドラムに接触又
は近接する現像ローラと、現像ローラにコートされるト
ナーの厚みを規制する現像ブレードと、現像ローラ及び
弾性ブレードを支持する現像フレームと、を有し、前記
現像ブレードは現像フレームに当接する現像ブレード支
持板と、現像ブレード支持板に重ねられ現像ローラに弾
力で接する弾性ブレードと、現像ブレード支持板との間
に現像ブレードを挟持する押え板と、現像ブレードの両
端を現像フレームに締結する締結手段と、を有し、前記
締結手段の少なくとも1個所は現像ブレードを押圧する
弾性部材を介して弾性部材を圧するようにして現像フレ
ームに固定した締結部材であるプロセスカートリッジで
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態に係る現
像カートリッジ及びこれを用いる電子写真画像形成装置
(以下、画像形成装置という)について説明する。
【0015】以下の説明において長手方向とは記録媒体
の搬送方向に直角な方向で、且つ、記録媒体の表面に平
行な方向をいう。
【0016】〔実施の形態1〕本発明の実施の形態1に
ついて、先ず図面を参照して説明する。尚、図1乃至図
3は画像形成装置の構成説明図であり、図4及び図5は
現像カートリッジの縦断面図、図6、図7、図8は現像
カートリッジの斜視説明、図9乃至図14は現像カート
リッジの装着構成説明図である。ここで、図2、図3、
図15〜図19は仮想線として点線を用いてある。
【0017】尚、ここでは、先ず画像形成装置の全体構
成について説明し、次に現像カートリッジの構成につい
て説明する。
【0018】(画像形成装置)先ず、本実施の形態に係
る画像形成装置の概略構成を説明する。図1は電子写真
方式によってカラー画像を形成する画像形成装置の一形
態であるレーザービームプリンタの側面図である。一定
速度で回転するドラム形状の電子写真感光体(以下、感
光体ドラムと称す)1の表面を帯電手段2で一様に帯電
する。そして、前記感光体ドラム1に露光手段3から画
像情報に応じたレーザー光を照射して潜像を形成し、そ
の潜像を4個の現像カートリッジDm,Dc,Dy,D
b(併せてDと記す)で現像する。そして、感光体ドラ
ム1に形成された現像画像は順次ベルト状の中間転写ユ
ニット4に重ねて転写されてカラー画像が形成される。
このカラー画像は、給送部から搬送手段5によって搬送
される記録媒体P(例えば、記録紙、OHPシート等)
に転写手段6によって転写される。そしてその記録媒体
Pを定着手段7へ搬送してカラー画像を定着し、装置上
面の排出部8へ排出する。
【0019】次に前記各部の構成について具体的に説明
する。
【0020】先ず感光体ドラム1はプロセスカートリッ
ジUとして、現像剤(以下「トナー」という)の像を中
間転写ユニット4に転写した後に感光体ドラム1に残留
したトナーを除去するためのクリーニング手段9の容器
状の枠体9aと一体的に構成されている。このプロセス
カートリッジUは画像形成装置本体30に対して取り外
し可能に装着されており、使用者自身によって感光体ド
ラム1の寿命に合わせて交換することができる。
【0021】前記感光体ドラム1は直径約50mmのア
ルミニウムシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布し
て構成し、感光体ドラム1のホルダーを兼ねるクリーニ
ング手段9の容器状の枠体9aに回転自在に支持されて
いる。この感光体ドラム1の周上には、感光体ドラム1
上に残留したトナーを掻き取り除去するためのクリーニ
ングブレード9b、更に帯電手段2が配設されている。
したがって、本実施の形態においては、感光体ドラム
1、クリーニング手段9、及び、帯電手段2が一体にカ
ートリッジ化されて装置本体30に着脱可能なプロセス
カートリッジUを構成している。
【0022】また、感光体ドラム1は駆動モータ24M
(図21参照)の駆動力を伝達することにより、画像形
成動作に応じて図1において反時計回り方向へ回転す
る。
【0023】本実施の形態に係る帯電手段2は、所謂接
触帯電法を用いたものであり、感光体ドラム1の表面に
接触して回転する導電性ローラに電圧を印加することに
よって感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるもので
ある。
【0024】前記帯電された感光体ドラム1へ露光を行
う露光手段3は、画像信号が図示しないレーザーダイオ
ードに与えられると、このレーザーダイオードが画像信
号に対応する画像光をポリゴンミラー3aへ照射する。
このポリゴンミラー3aはスキャナーモータ3bによっ
て高速回転し、該ミラー3aで反射した画像光が結像レ
ンズ3c及び反射ミラー3dを介して一定速度で回転す
る感光体ドラム1の表面を選択的に露光して静電潜像を
形成する。
【0025】前記潜像は現像カートリッジ(現像器)D
によって各色毎に現像される。この現像カートリッジD
の構成については後述する。
【0026】現像カートリッジDによって現像されたト
ナー像は、中間転写ユニット4へ転写される。第2の像
担持体としての中間転写ユニット4は、感光体ドラム1
から順次に1次転写されて重ねられた複数のトナー像
を、一括して記録媒体Pに2次転写するものである。中
間転写ユニット4は、矢印R4方向に走行する中間転写
ベルト4aを備えている。本実施の形態の中間転写ベル
ト4aは、周長約440mmのベルトであり、駆動ロー
ラ4b、2次転写対向ローラ4c、従動ローラ4dの3
本のローラに掛け渡されている。従動ローラ4dに近接
して中間転写ベルト4aを感光体ドラム1に押圧する位
置と中間転写ベルト4aが感光体ドラム1から離れる位
置をとるように後退する押えローラ4jを備えている。
中間転写ベルト4aは、駆動ローラ4bの回転によっ
て、矢印R4方向に走行する。さらに、中間転写ベルト
4aの外側の所定位置には、中間転写ベルト4aの表面
に接離可能なクリーニングユニット4eが設けてあり、
後述の記録媒体Pに一括して2次転写後に残った転写残
トナーを除去する。このクリーニングユニット4eは帯
電ローラ4fを中間転写ベルト4aに当接させてトナー
に転写時と逆の電荷を与える。逆の電荷を付与されたト
ナーは、感光体ドラム1に静電的に付着され、その後、
感光体ドラム1用の後述のクリーニング装置9によって
回収されるものである。なお、中間転写ベルト4aのク
リーニング方法としては、上述の静電クリーニングに限
らず、ブレードやファーブラシなどの機械的な方法や、
これらを併用したものと等でもよい。
【0027】尚、中間転写ユニット4へトナー像を転写
した後に感光体ドラム1の表面に残留したトナーはクリ
ーニング手段9によって除去されるが、このクリーニン
グ手段9は感光体ドラム1の表面に当接したクリーニン
グブレード9bによって掻き落として廃トナー容器9c
に蓄える。この廃トナー容器9cはクリーニング枠体9
aで形成されている。この廃トナー容器9cに蓄えられ
る廃トナーの量は、感光体ドラム1の寿命より早く廃ト
ナー容器9cを満たすことがないような容量となってお
り、廃トナー容器9c内の廃トナーは感光体ドラム1の
寿命が来た際にプロセスカートリッジUを交換するとき
に一体的に交換処理される。
【0028】前記中間転写ユニット4に多重転写された
トナー像を記録媒体Pに転写する転写手段6は、本実施
の形態では転写ローラで構成しており、この転写ローラ
6は金属軸を中抵抗発泡弾性体で巻いて構成し、図1の
上下方向に移動可能に設けられている。
【0029】この転写ローラ6は前記中間転写ユニット
4に4色のトナー像が形成している間、即ち中間転写ユ
ニット4が複数回回転する間は、その画像を乱さぬよう
に、図1の実線に示す如く下方に位置して中間転写ユニ
ット4から離れている。
【0030】そして、中間転写ユニット4上にトナー像
が多重転写されてカラー画像を形成し終った後、記録媒
体Pにカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写
ローラ6は図示しないカムによって図1の一点鎖線に示
すように上方の位置に移動する。これによって転写ロー
ラ6は記録媒体Pを介して中間転写ユニット4に所定の
圧で押し付けられる。これと同時に転写ローラ6にバイ
アス電圧が印加され、中間転写ユニット4上のトナー像
が記録媒体Pに転写される。
【0031】前記記録媒体Pを搬送する搬送手段5は、
図1に示すように、複数枚の記録媒体Pを収納した給紙
カセット5aと、ピックアップローラ5b、給送ローラ
5c1及び重送防止のリタードローラ5c2、搬送ロー
ラ対5d、レジストローラ対5e、排出ローラ対5f及
び搬送ガイド5gから構成される。
【0032】画像形成時にはピックアップローラ5bが
画像形成動作に応じて駆動回転し、給紙カセット5a内
の記録媒体Pを一枚づつ分離して給送する。そして給紙
カセット5aから送り出されて記録媒体Pを搬送ガイド
5gによってガイドし、搬送ローラ対5dを経由してレ
ジストローラ対5eに至らせる。画像形成動作中にレジ
ストローラ5eは、記録媒体Pを静止待機させる非回転
動作と、記録媒体Pを中間転写ユニット4に向けて搬送
する回転動作とを所定のシーケンスで行い、次工程であ
る転写工程時の画像と記録媒体Pとの位置合わせを行
い、前述した転写手段によってカラー画像が転写され
る。
【0033】カラー画像が転写された記録媒体Pは定着
手段7へ搬送されてトナー像が定着される。この定着手
段7は記録媒体Pに熱を印加するための定着ローラ7a
と、記録媒体Pを定着ローラ7aに圧接させるための加
圧ローラ7bからなり、両ローラ7a,7bは中空ロー
ラであってそれぞれ内部にヒータを有して回転駆動され
る。そして記録媒体Pに熱及び圧力を印加しつつ搬送す
ることによってトナー像を記録媒体Pに定着する。
【0034】そして、トナーが定着された記録媒体Pは
搬送手段を構成する排出ローラ対5fによって排出部8
へ排出される。
【0035】(現像カートリッジ(現像装置))次に前
記感光体ドラム1に形成した潜像を現像するための現像
カートリッジの構成について説明する。
【0036】この画像形成装置はフルカラー画像を形成
するために、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの
各色の現像を可能とするために4個の現像カートリッジ
D(Dm,Dc,Dy,Db)を有する。この現像カー
トリッジDは、図1〜図3に示すように、中心軸10を
中心として回転するロータリーユニット11にそれぞれ
取り外し可能に装着されている。そして画像形成に際し
ては、各現像カートリッジDがロータリーユニット11
に保持された状態で中心軸10を中心に回転移動する。
そして、所定の色トナーを収納している現像カートリッ
ジDが感光体ドラム1に対向した位置で止まる。更に、
後述する現像ローラが感光体ドラム1に対して微小間隔
(約300μm程度)をもって対向するように位置決め
された後、感光体ドラム1の静電潜像に対応してトナー
を供給して前記潜像を現像する。
【0037】カラー画像形成時には、中間転写ユニット
4の1回転毎にロータリーユニット11が回転して、マ
ゼンタ色トナーを収納しているマゼンタ現像カートリッ
ジDm、シアン色トナーを収納しているシアン現像カー
トリッジDc、イエロー色トナーを収納しているイエロ
ー現像カートリッジDy、ブラック色トナーを収納して
いるブラック現像カートリッジDbの順で現像工程がな
される。尚、ブラック色トナーは磁性トナーであり、そ
の他の色トナーは非磁性トナーである。
【0038】図4は現像カートリッジD(例えばイエロ
ー現像カートリッジDy)が感光体ドラム1に対向した
現像位置に位置決め静止している状態を示している。こ
の現像カートリッジDは、前記感光体ドラム1にトナー
を供給するトナー担持体である現像ローラ12と、該現
像ローラ12に供給するトナーを収納するトナー収納部
63aを有する。また、現像ローラ12を支持するため
の、複数のフレームを結合したカートリッジフレーム6
3と、現像ローラ12を露出させるための、このカート
リッジ63に設けられた開口を開閉可能なシャッター6
4を有している。更に、前記トナー収納部63a内には
トナー送り部材15が設けてある。尚、新規現像カート
リッジには、前記トナー収納部63a内に収納されてい
るトナーが漏れ出ないように、トナーシール27が取り
付けられている。そこで使用者は、新規現像カートリッ
ジDを装置本体30に装着するのに先立って、前記トナ
ーシール27を引き剥がしてトナー収納部63aを開封
する。これによってトナー収納部63a内のトナーは現
像ローラ12へ供給可能となる。
【0039】さて、装置本体30から駆動力を得て、前
記トナー送り部材15が回転してトナー収納部63a内
のトナーを現像ローラ12に送り込む。現像ローラ12
はアルミニウムローラを回転可能にしたものであり、こ
の現像ローラ12の周面には現像ブレード16が圧接し
ている。このため、現像ローラ12が図4の時計回り方
向へ回転すると、その周面にトナーが薄層塗布され、且
つ該トナーへ電荷が付与(摩擦帯電)される。
【0040】そして、潜像が形成された感光体ドラム1
と対向した現像ローラ12に装置本体30から供給され
た現像バイアスを印加することにより、潜像に応じてト
ナー画像を感光体ドラム1上に形成することができる。
【0041】尚、前記構成及び現像工程はマゼンタ現像
カートリッジDm、シアン現像カートリッジDc、イエ
ロー現像カートリッジDy、ブラック現像カートリッジ
Dbは共に同一である。また、各現像カートリッジDの
各現像ローラ12は、それぞれの現像カートリッジDが
現像位置に移動されたときに、画像形成装置本体30に
設けられた各色現像用高圧電源及び駆動源と接続され、
各現像カートリッジD毎に順次選択的に現像バイアス電
圧が印加されると共に、駆動力が伝達されて現像ローラ
12等が回転する。
【0042】図4に示すマゼンタ現像カートリッジD
m、シアン現像カートリッジDc、及びイエロー現像カ
ートリッジDyは同構成である。これらの色現像カート
リッジDm,Dc,Dyは何れも現像ローラ12の周面
と互いに逆方向に移動する周面を持つ塗布ローラ19を
カートリッジフレーム63の現像部材支持フレーム63
Aに回転自在に備えている。
【0043】図5に示すブラック現像カートリッジDb
は塗布ローラを有しない。そして現像ローラ12へはト
ナーが現像ローラ12の内部に組み込んだマグネット
(図示されない)の磁力及び付着力で付着し現像ローラ
12の周面に接する現像ブレード16によってトナーの
層厚を規制されると共に摩擦帯電電荷がトナーに生ずる
ようになっている。
【0044】(現像カートリッジの画像形成装置本体へ
の装着)次に、前記現像カートリッジDを画像形成装置
本体30へ装着するための構成について説明する。図1
及び図13、図14に示すように、画像形成装置本体3
0の所定位置には現像カートリッジDの長手方向以上の
幅を有する挿入口17が設けてあり、この挿入口17に
カバー18が開閉可能に取り付けてある。尚、通常はカ
バー18によって挿入口17を閉鎖している。
【0045】また、装置本体30には現像装置交換スイ
ッチ(図示せず)が設けてある。そこでトナーの消耗等
の理由によって現像カートリッジDを交換する際に使用
者が前記スイッチを押すと、ロータリーユニット11が
固定の中心軸10上で回転して交換したい色の現像カー
トリッジDの1つが前記挿入口17の位置まで移動す
る。
【0046】使用者が前記カバー18を開くと、図14
に示すように画像形成装置本体30内の片側には現像カ
ートリッジDの装着手段を構成するガイド59がロータ
リーユニット11の周方向を等配して4箇所に設けられ
ている。一方、現像カートリッジDのシャッター64に
は、図6、図7、図8、図10に示すように、ガイド部
70が設けてある。そこで使用者がこのガイド部70を
前記ガイド59に沿わせて挿入することにより、現像カ
ートリッジDを画像形成装置本体30に挿入することが
できる。尚、前記ガイド部70は、現像カートリッジD
の長手方向(現像ローラ12の回転軸方向)片側にのみ
設けられている。したがって前記ガイド59もロータリ
ーユニット11の一方の壁面11aにのみ設けられてい
る。また、ロータリーユニット11の長手方向の両方の
壁面11a,11eには円弧リブ26a,59eが設け
られ、現像カートリッジDの長手方向両側面にはこの円
弧リブ26a,59e内に嵌合する突出部63c,63
g(図9、図11参照)が現像ローラ12と平行な同一
中心線上に設けられている。
【0047】ここで現像カートリッジDは、現像ローラ
12の長手方向と交差する方向から前記現像ローラ12
を前方(図1において装着後に現像ローラ12が感光体
ドラム1に対向可能な方向)にして把手63e(図7参
照)を手で把んでロータリーユニット11に進入され
る。
【0048】そして現像カートリッジDを前記の如くし
て装置本体30へ挿入したシャッター64が不動に支持
された後、使用者が現像カートリッジDを突出部63
c,63gを中心に回転させることによって、シャッタ
ー64が開いて現像ローラ12がカートリッジフレーム
63から露出して感光体ドラム1と対向し、現像可能な
状態に装着される。
【0049】ここでロータリーユニット11の各装着位
置に装着された現像カートリッジDは、ロータリーユニ
ット11の他方の内壁面11eに設けられたガイド26
の円弧状嵌合部26aに位置する球面状の押し付け部材
26bによって長手方向へ付勢される(駆動力受け部材
22の設けられている側へ付勢される)。この押し付け
部材26bはばね(図示せず)によって長手方向へ弾性
的に付勢されている。そして現像カートリッジDは、駆
動側に付勢される。したがって現像カートリッジDは、
現像ローラ12の長手方向において、駆動力受け部材2
2の設けられている側を基準にしてロータリーユニット
11(装置本体30)に装着される。
【0050】ここで、前記現像カートリッジDの構成を
主として図8〜図12を用いて詳細に説明する。尚、図
8は現像カートリッジDの斜視図であって、シャッター
64等を取り外した状態を示している。また、図9、図
10はシャッター64が閉じられた状態の現像カートリ
ッジDの両側面図、図11、図12はシャッター64が
開かれた状態の現像カートリッジの両側面図である。
【0051】図8に示すように、現像カートリッジDの
カートリッジフレーム63には長手方向にわたって開口
部63bが形成してあり、現像ローラ12は前記開口部
63bから露出するようにカートリッジフレーム63に
取り付けられている。そして、カートリッジフレーム6
3の長手方向一側面63hの略中央には突出部63cが
カートリッジフレーム63と一体的に形成されている。
この突出部63cは、後述するように現像カートリッジ
Dを画像形成装置本体30に挿入するときのガイド、及
び、現像カートリッジDの装置本体30への着脱の際の
回動中心となるものである。また、前記突出部63cは
円筒状に形成されている。
【0052】またカートリッジフレーム63の長手方向
他側面63iの略中央には突出部63gが、カートリッ
ジフレーム63に取り外し可能に取り付けられている
(尚、図8では取り外した状態を示している)。この突
出部63gは側面63iに設けた穴(図示せず)に差し
込み部63g1を差し込むことによってカートリッジフ
レーム63に取り付けられる。尚、差し込み部63g1
の先端に逆爪状の部分(図示せず)を有しており、カー
トリッジフレーム63に前述逆爪部分が係合することに
よって突出部63gはカートリッジフレーム63に取り
付けられる。また現像カートリッジDがロータリーユニ
ット11の装着位置に装着された際に、この突出部63
gの先端面63g2がロータリーユニット11の内壁面
11eから弾力で突出する前述した押し付け部材26b
に押される。したがって現像カートリッジDは側面63
hの方向(図8における矢印Qの方向)へ押される。そ
こで現像カートリッジDは、駆動力受け部材22の設け
られた側面63hを基準にしてロータリーユニット11
(装置本体30)に装着される。
【0053】また現像ローラ12の両端側には、現像ロ
ーラ12よりも現像隙間だけ半径の大きなスペーサコロ
12a,12bが取り付けられている。したがって、現
像位置において、付勢手段25(図24参照)又はスラ
イド部材10aを付勢している圧縮コイルばね10b
(図3参照)の付勢力によってスペーサコロ12a,1
2bが感光体ドラム1の周面に押し付けられることによ
って、現像ローラ12と感光体ドラム1は所定の間隙を
維持する。
【0054】また、ゴム等で製作された現像ブレード1
6は、ブレード板金16aを小ねじ16bによってカー
トリッジフレーム63に取り付けられている。なお、現
像ブレード16の構成については詳細を後述する。
【0055】また、現像カートリッジDの一側面63h
には、ロック部材71が取り付けられている(但し、図
8では取り外した状態で示している)。前記ロック部材
71は、前記現像手段としての現像ローラ12の長手方
向において前記一端側に設けられたカートリッジフレー
ム63の一側面63h部分に取り付けられており、前記
シャッター64の側壁64eに設けられたシャッター係
合凹部64tと係合するロック係合部71bと、前記ロ
ック係合部71bを支持する支持部71aと、前記カー
トリッジフレーム63の一側面63hに取り付けられて
いる取り付け部71c,71dと、を有している。尚、
63j1,63i2は側面63hに設けた穴であって、
前記取り付け部71c,71dが差し込まれている。そ
して、前記ロック部材71はプラスチック製の一体成形
物であって、装着位置に装着する過程で、前記ロック部
材71の一部分であるアーム部71gが装置本体30に
設けられた固設部分と接触することによって前記支持部
71aが撓んで前記ロック係合部71bがシャッター係
合凹部64tから外れて前記シャッター64のロックを
解除する。
【0056】尚、現像カートリッジフレーム63の長手
方向一側面63hのみに、図2、図3、図6、図7、図
8、図10、図12などに示すように、半球状の嵌合部
である半球形の突起63dが設けてある。そして、シャ
ッター64にもこれに対応した位置に突起63dが嵌合
し得る嵌合部である孔64uが設けてある。このため、
シャッター64が閉じた状態では前記突起63dが孔6
4uに嵌まり込んでいるために、前記のようにシャッタ
ー64のロック部材71によるロックが解除されても、
シャッター64に対して現像カートリッジフレーム63
が不安定な位置に回転してしまうことはない。
【0057】さらに前記カートリッジフレーム63の一
側面63hと他側面63iには、後述する姿勢決めボス
63m(63ml,63m2)、及びばね受け部63k
(63k1,63k2)が突出している。
【0058】また図9に示す通り、73はトナーシール
引き抜き把手であって、前述したトナーシール27を引
き抜く際に用いられる。
【0059】(シャッター)次に、シャッター64につ
いて説明する。
【0060】図25に示すように、シャッター64の長
手方向両側壁64e,64fには丸孔64aが設けてあ
り、この丸孔64aが前記突出部63c,63gに嵌合
することによってカートリッジフレーム63にシャッタ
ー64が回動可能に取り付けられる。シャッター64の
現像フレーム63の開口部63bを覆うシャッターカバ
ー部64gは両側の丸孔64aの中心をとおる線を中心
線とする円筒の一部をなしている。そして、図6に示す
ようにシャッター64が開いた状態から図7に示すよう
に、シャッター64が閉じると開口部63bが閉じられ
て現像ローラ12がシャッター64によって覆われる。
現像カートリッジDは装置本体30から取り外されてい
る状態にあってはシャッター64が閉じているために、
現像ローラ12に埃等が付着することはなく、また現像
ローラ12等が傷つくこともない。また、現像カートリ
ッジD内に異物が侵入することもない。
【0061】上述のロック部材71の支持部71aは図
8に示すように溝71fを設けることによって取り付け
部71c、71dを設ける側を根本側として片持状にし
て弾性変形可能としてあり、この支持部71a先端にロ
ック係合部71b及びロック解除用のアルミニウム部7
1gを設けてある。上記取り付け部71cは長手方向の
円筒形であって取り付け穴63j1に嵌合する。また取
り付け部71cの回りに設けた二個所の取り付け部71
dは長手方向へ突出する角形ダボであって夫々逆爪(不
図示)を有し取り付け穴63j1回りに設けた角形の取
り付け穴63j2に嵌入することによりロック部材71
はカートリッジフレーム63の側面63hに取り付けら
れる。
【0062】そして、図12に示すようにシャッター6
4が開いた状態においてロック係合部71b先端はシャ
ッター64の側壁64eの丸穴64aと同心の円弧部を
有するカム縁64n上にあり、シャッター64が閉じる
と、図10に示すようにロック係合部71bがシャッタ
ー64のカム縁64nに設けたシャッター係合凹部64
tに係合してシャッター64は閉鎖状態でロックされ、
不用意に開いてしまうことがない。そして現像カートリ
ッジDを画像形成装置本体30に装着するときに前記ロ
ックが自動的に解除され、且つ、シャッター64が開く
ようになっている。
【0063】(現像カートリッジの着脱)次に、現像カ
ートリッジDを装置本体30へ装着する工程、及び、装
置本体30に位置決めする工程について、図13〜図1
9を用いて具体的に説明する。
【0064】図14に示すように、ロータリーユニット
11の一方の内壁面11aに設けた支持部材としてのガ
イド59は上方へ向って開いて傾斜した傾斜部59aか
らなるガイド挿入部59bと、略平行な直線リブ59c
からなる突出部挿入部59d、円弧リブ59eからなる
支持部材としての嵌合部59f、及び、前記嵌合部59
fに連なる略平行な直線リブ59gからなるガイド挿入
部59hを有している。また、他方の内壁面11eには
ガイド26が設けられている。
【0065】図13、図14に示すようにロータリーユ
ニット11を支持する中心軸10にはロータリーユニッ
ト11の長手方向一方端のフランジ11fの内壁面11
e及び他方端のフランジ11gの内壁面11aの近くに
スライド部材10aが中心軸10の半径方向に移動自在
に設けられている。図15に示すようにスライド部材1
0aはほぼ中心軸10の中心と現像カートリッジDの着
脱位置における円弧リブ59eの中心を結ぶ直線を対称
に、この直線にほぼ平行に設けたガイド部10dに移動
自在に嵌合している。このガイド部10dと平行にスラ
イド部材10aには長穴10a1が設けられ、この長穴
10a1には中心軸10に固定されたピン軸10cが嵌
合しており、図15のようにガイド部材10aの先端円
弧面10eが中心軸10の外周に連続して一つの円とな
る位置と、後退して図18に示すように中心軸10に先
端円弧面10eを底とする凹部10fを形作る位置をと
るようになっており、前記ガイド部10dの底とスライ
ド部材10aの後端との間には圧縮コイルばね10bが
縮設されている。スライド部材10aの先端円弧面10
eの幅(ほぼ中心軸10と円弧リブ59eの夫々の中心
を結ぶ直線に直交し、図18の紙面に平行な寸法)は後
述の作用で現像カートリッジDが現像カートリッジ装着
部へ装着された状態で現像カートリッジDの姿勢決めボ
ス63m(63m1,63m2)が先端円弧面10e上
にある大きさとなっている。
【0066】そして現像カートリッジDを装置本体30
へ挿入する際には、使用者は先ず、シャッター64に設
けたガイド部70及びトナーフレーム63Bに設けた突
出部63cをガイド挿入部59bにガイドさせながら挿
入する(図15参照)。
【0067】更に現像カートリッジDを挿入すると、図
16に示すように、現像カートリッジDの長手方向一側
端に設けられた突出部63cが突出部挿入部59dの直
線部分に入り込む。この突出部63cは円筒を直線リブ
59cと平行な角度で一部直線的にカットして二面幅と
したカット部63c1を有しており、これが嵌合する2
本の直線リブ59cは前記カット部63c1が平行に移
動する方向にのみ通過可能な幅(図14においてW1を
示す)を有している。そのため、カット部63c1が直
線リブ59cに嵌合して挿入されて、現像カートリッジ
Dは所定の角度(姿勢)を保って装置本体30内へ挿入
されていく。
【0068】そして、図17に示すように、突出部63
cが円弧リブ59eに至るまで挿入されると、2箇所の
傾斜部59aのうち一方の先端がシャッター64をロッ
クしているロック部材71のアーム部71gに当接し、
これを図17に示す通り上方へ押し上げる。これによっ
て支持部71aは弾性変形してロック係合部71bがシ
ャッター64の係合凹部64tから抜け出るため、シャ
ッター64のロックが解除される(即ち本実施の形態に
おいては、前記傾斜部59aは前記ロック部材71のロ
ック解除機能も兼ねている)。この状態でシャッター6
4はカートリッジフレーム63に対して回動可能な状態
となる。また、前記円弧リブ59eは円筒状突出部63
cが回転可能な半径を有しており、現像カートリッジD
は円筒状突出部63cを中心にして回動可能な状態とな
る。
【0069】一方、現像カートリッジDの他側面63i
に設けた突出部63gは、図13に示すガイド26の傾
斜部26cにガイドされてガイド挿入部26dに侵入す
る。更に現像カートリッジDを挿入すると、前記突出部
63Cの場合と同様に、カット部63g3(図8参照)
が平行する対向面となるのでこの二つの直線リブ26e
間に嵌合して挿入されて、現像カートリッジDは所定の
角度(姿勢)を保って装置本体30内へ挿入されてい
く。そして、突出部63gが円弧リブ(嵌合部)26a
に至るまで挿入される。ここで、前記円弧リブ26aは
突出部63gが回転可能な半径を有している。したがっ
て、現像カートリッジDは、カートリッジフレーム63
の長手方向の一側端は突出部63cを支持部材としての
ガイド59の円弧リブ59cに支持されて、また、他側
端は突出部63gを支持部材としてのガイド26の円弧
リブ26aに支持されて、両突出部63c,63gを中
心にして回動可能にロータリーユニット11に支持され
る。
【0070】尚、上述の現像カートリッジDのロータリ
ーユニット11へ装着に当り夫々のカートリッジ装着部
14m,14c,14y,14bへの誤りなく現像カー
トリッジDm,Dc,Dy,Dbを装着するための構成
については後述する。
【0071】次に、図17に示す状態で使用者がカート
リッジフレーム63の把手部63eを手で押すと、シャ
ッター64はガイド部70がガイド部挿入部59hに挟
まれているために固定されているが、カートリッジフレ
ーム63は円弧状の突出部63cが円弧リブ59e内で
回転可能であり、また、突出部63gが円弧リブ26a
内で回転可能であるから、前記半球状の突起63dがシ
ャッター64の孔64uを乗り越えて所定位置まで回転
する(図17の矢印X方向)。前述した通り本実施の形
態にあっては、シャッター64に挿入ガイド部70が設
けてあるために、シャッター64を固定状態にしてカー
トリッジフレーム63を容易に回転させることができ
る。そして、所定位置まで回転すると、後述する位置決
め手段によってカートリッジフレーム63が位置決めさ
れ、現像カートリッジDが装着される。
【0072】図17で示した状態の現像カートリッジD
を矢印X方向へ回転させる際に、カートリッジフレーム
63の長手方向両側面63h,63iに設けられた姿勢
決めボス63m(63m1,63m2)が、ロータリー
ユニット11を支持する装置本体30に固定された中心
軸10の両端に設けられ、圧縮コイルばね10bで付勢
されて中心軸10の直径をわたるガイド部10dに移動
可能に嵌合しているスライド部材10aを押し下げる
(図18参照)。尚、、スライド部材10aはガイド部
10dに平行な長穴10a1が中心軸10に固設された
ピン軸10cに嵌合していて限定的にスライド移動可能
である。即ち、ピン軸10cが長穴10a1の一方端に
当接した状態でスライド部材10aの先端円弧面10e
が中心軸10の外周と同一面となっている。そして図1
9に示すように、更にカートリッジフレーム63を回転
させると、カートリッジフレーム63の長手方向両側面
63h,63iに設けられたばね受け部63kがロータ
リーユニット11の両端部に設けた圧縮コイルばね11
dによって加圧される。これによってカートリッジフレ
ーム63は矢印Y方向(図19)へ回転する力が加えら
れる。しかし両姿勢決めボス63mがロータリーユニッ
ト11の中心軸10に設けたスライド部材10a突き当
たっているため、カートリッジフレーム63の姿勢は図
19に示す装着位置で安定する。
【0073】すなわち、現像カートリッジDはロータリ
ーユニット11の所定の装着位置に装着される。
【0074】尚、11jはロータリーユニット11に設
けたガイド部であって、ボス63mをガイドする。
【0075】これにより、カートリッジフレーム63に
対してシャッター64が開いて現像ローラ12が露出
し、感光体ドラム1と対向可能となる。この装着に際し
ては前記のように前記半球状の突起63dがシャッター
64の孔64uを外れるときのクリック感により使用者
は、現像カートリッジDの回転開始位置を認識すること
ができる。
【0076】ここで、一端側の突出部63cの円筒部6
3c2の直径はカット部63c1間の距離よりも大きい
ために、突出部63cが円弧リブ59eの位置で回転し
た状態では、突出部63cが直線リブ59c間から抜け
出ることはない。
【0077】同様に他端側の突出部63gの円筒部63
g4の直径はカット部63g3間の距離よりも大きいた
めに、突出部63gが円弧リブ26aの位置で回転した
状態では、突出部63gが直線リブ26c間から抜けで
ることはない。
【0078】一方、現像カートリッジDを画像形成装置
本体30から取り出すときは使用者が前述した場合とは
反対方向へカートリッジフレーム63を回転させると、
カット部63c1が直線リブ59cと平行になると共
に、シャッター64が閉じる。このとき前述と同様に半
球状の突起63dが孔64uに入り込むときのクリック
感により、使用者は現像カートリッジDの回転終了位置
(着脱位置)を認識することができる。この状態で現像
カートリッジDを装置本体30から引き抜くと、図16
に示す通りの状態となって、ロック部材71の支持部7
1aが弾性復帰し、ロック係合部71bが係合凹部64
tに入り込む。これによってシャッター64が自動的に
ロックされる。
【0079】上記のように現像カートリッジDにシャッ
ター64を設けることにより、現像ローラ12に埃が付
着することを防止することができ、また、このシャッタ
ー64にロック機構を設けたために前記シャッター64
が不用意に開いてしまうことを防止し得る。
【0080】また前記シャッター64は、画像形成装置
本体30に挿入する際には閉鎖状態を維持するために挿
入途中で現像ローラ12が傷つくことはない。また従来
のように現像カートリッジを挿入する前に使用者が手で
もって現像ローラ保護部材等を取り外すような手間がか
からない。
【0081】更に、現像カートリッジは画像形成装置本
体30に装着する際に、自動的にシャッターロックが解
除され、且つ、挿入後回転させるだけでシャッター64
が開放して現像ローラ12が感光体ドラム1と対向して
装着が完了するために装着操作性が向上する。
【0082】(現像カートリッジの位置決め)次に現像
カートリッジDの位置決めについて説明する。
【0083】まず図20を用いて、ばね受け部63k
(63k1,63k2)及び姿勢決めボス63m(63
m1,63m2)の配置について説明する。
【0084】尚、現像ローラ12の長手方向に関しカー
トリッジフレーム63の一側面63h側を例に挙げて説
明するが、他側面63i側も同様である。
【0085】さて本実施の形態においては、ばね受け部
63kは、現像ローラ12の長手方向から見た場合に、
前記現像ローラ12の回転中心M2と前記駆動力受け部
材22の回転中心M1とを結んだ直線L1に対して、回
転中心M1を頂点として約100度から130度の範囲
内に配置されている。
【0086】本実施の形態に則して具体的に説明する
と、現像ローラ12の長手方向から見た場合に、前記現
像ローラ12の回転中心M2と前記駆動力受け部材22
の回転中心M1とを結んだ直線L1と、ばね受け部63
k1(63k2)のばね受け面63k3(回転中心M1
を中心とする半径方向の面上にある)と回転中心M1を
結んだ直線L2とがなす角度が約100度〜130度の
範囲内となるように前記ばね受け部63k1(63k
2)が配置されている。尚、本実施の形態においてこの
角度は、約115度に配置されている。
【0087】また前記ボス63m(63m1,63m
2)は前記直線L1に対して、前記ばね受け部63kの
設けられたのとは反対側に約130度〜150度の範囲
内に配置されている。
【0088】本実施の形態に則して具体的に説明する
と、前記直線L1と、ボス63mの中心63m3と回転
中心M1を結んだ直線L3とがなす角度が約130度か
ら150度の範囲内となるように前記ボス63mが配置
されている。尚、本実施の形態においてこの角度は、約
140度に配置されている。
【0089】このようにばね受け部63k(63k1,
63k2)及びボス63m(63m1,63m2)を配
置することによって、ばね受け部63kが装置本体30
のロータリーユニット11に設けられた圧縮コイルばね
11dの弾性力を良好に受けることができる。またボス
63mが中心軸10に設けたスライド部材10aと良好
に突き当ることができる。したがって、現像カートリッ
ジDの装着位置に対する位置決めを精度良く行うことが
できる。
【0090】尚、前記ボス63m(63m1,63m
2)はカートリッジフレーム63の側面63h,63i
から約2mm〜15mm外方へ突出している。本実施の
形態においては、ボス63mは約4mm突出している。
【0091】また前記ばね受け部63k(63k1,6
3k2)は、カートリッジフレーム63の側面63h,
63iから約2mm〜20mm外方へ突出している。本
実施の形態においては、ばね受け部63k1は約10m
m,63k2は約6mm突出している。即ち、駆動力受
け側に設けられたばね受け部63k1の方が突出量が大
きい。
【0092】(現像カートリッジの駆動部)次に現像カ
ートリッジDへの装置本体30からの駆動伝達構成につ
いて説明する。図21、図22に示すように、カートリ
ッジフレーム63の長手方向両端の両側面63h,63
iに設けた突出部63c,63gのうち、一方側に設け
た円筒状の突出部63cの内部には現像ローラ12へ装
置本体30からの回転駆動力を伝達するための駆動力受
け部材22が設けてあり、この駆動力受け部材22には
段付駆動ギア23aが一体成形されている。そして、前
記ギア23aの大ギア23a1には現像ローラ12の回
転軸12cに取り付けた現像ローララギア23bが噛合
しており、駆動力受け部材22に駆動力が伝達されると
現像ローラ12が回転する。また、前記ギア23aの小
ギア23a2は段付のアイドラギア23cの大ギア23
c1と噛合し、その小ギア23c2はトナー送り部材1
5の回転軸となるジャーナル33(図31参照)と一体
成形した攪拌ギア23dと噛合し、トナー送り部材15
へも回転力を伝達するようになっている。また、塗布ロ
ーラ19の回転軸19aに固定した塗布ローラギア23
eが駆動力受け部材22と一体の小ギア23a2に噛み
合っている。
【0093】前記駆動力受け部材22の先端は突形十文
字のリブ形状に形成されており、この部分が後述する装
置本体30の駆動伝達部材と連結するカップリング形状
に形成されている。
【0094】一方、図21に示すように画像形成装置本
体30に設けられたロータリーユニット11外側には、
前記現像カートリッジDが装着された状態において前記
駆動力受け部材22と対向する同軸上に、モータ24M
からの駆動力を伝達するための駆動伝達部材24が設け
られている。(尚、モータ24Mから駆動伝達部材24
に駆動力を伝達する伝達機構については二点鎖線で模式
的に示している)。この駆動伝達部材24は、図21に
矢印イで示すように、駆動力受け部材22の回転軸方向
へ移動可能に取り付けられており、且つその先端は前記
駆動力受け部材22のリブに嵌合可能なカップリング形
状に形成されている。尚、ここでカップリング形状と
は、駆動力受け部22に対して駆動伝達部材24が軸方
向へ移動したときに、両者が係合し、一方が回転すると
他方も一体的に回転するように構成した形状をいう。本
実施の形態においては、前記駆動力受け部材22に4個
の凹部22aを設け、一方駆動伝達部材24には4個の
凸部24aを設けている。そして前記凹部22aと凸部
24aが嵌合した状態で駆動伝達部材24が回転するこ
とによって前記駆動力受け部材22が回転する。
【0095】そして、画像形成に際しては装着された現
像カートリッジDがロータリーユニット11の回転によ
って画像形成のための現像作用位置へ移動してくると、
前記駆動伝達部材24が移動機構(図示せず)によって
駆動力受け部材22方向へ移動し、該駆動力受け部材2
2とカップリング連結し、現像ローラ12等へ駆動力を
伝達するようになっている。このように構成することに
より、感光体ドラム1に対する現像カートリッジDの停
止位置が多少ずれていたとしても、或いは感光体ドラム
1とロータリーユニット11の母線が多少ずれていたと
しても、現像カートリッジDへの駆動力は必ず同じ位置
から、しかもカップリングによる駆動トルクのみを伝達
するために、ギアのかみ合いの狂いによるピッチムラ等
を軽減することが可能となる。
【0096】次に図23及び図24を参照して感光体ド
ラム1に対する現像ローラ12の加圧力を安定させるた
めの構成について説明する。なお上記図22における駆
動部材と同様の機能を果たすものは同一符号を付して説
明を援用する。
【0097】前述したように、現像カートリッジDは現
像位置において画像形成装置本体30に設けられた駆動
伝達部材24から駆動力受け部材22へと回転力が伝達
される。
【0098】ここで、図23に示すように、前記現像カ
ートリッジDが現像作用位置にあるときに、現像カート
リッジDの前記突出部63cを中心とした現像カートリ
ッジDの回転中心と感光体ドラム1の回転中心とを結ぶ
直線をX1とし、前記突出部63cの回動中心と前記現
像ローラ12の回転中心とを結ぶ直線をX2としたと
き、突出部63cの回動中心からみて、前記駆動力受け
部材22への駆動回転方向Rに対して前記直線X2が前
記直線X1の上流側に位置する。
【0099】このように構成することにより、現像カー
トリッジDはR方向への回転モーメントを受け現像ロー
ラ12には常に感光体ドラム1に対して食い込む方向へ
力が作用し、且つ食い込み勝手の配置となるために、現
像ローラ12は感光体ドラム1方向へ常に安定して押圧
され、安定した現像が行われるようになる。これは、所
謂接触現像においても効果的であるが、特に非接触現像
においては感光体ドラム1と現像ローラ12間に安定し
たギャップが保たれるので効果的である。
【0100】また、図24に示すように、前記現像カー
トリッジDが現像作用位置にあるときに、前記現像カー
トリッジDを感光体ドラム1方向へ付勢して固定する矢
印方向に移動可能な付勢手段25を設けた場合、この付
勢手段25の付勢方向Qにより前記現像カートリッジD
に生ずるモーメントの方向をDMとして前記突出部63
cによる現像カートリッジDの回転中心と感光体ドラム
1の回転中心を結ぶ直線をX1とし、突出部63cの回
動中心と現像ローラ12の回転中心とを結ぶ直線をX2
としたとき、突出部63cの回動中心からみて、前記モ
ーメントの方向DMに対して前記直線X2が前記直線X
1の上流側に位置するように構成しても前記と同様の効
果を得ることができる。ここで前記付勢手段25は、前
記現像カートリッジDの長手方向の一端側と他端側にあ
って、トナー収納部63a側の背面部分を押圧する。
【0101】(現像カートリッジの操作性向上手段)現
像カートリッジD(Dm,Dc,Dy,Db)は夫々取
り付け形状、寸法等の取り付け部が同一であってロータ
リーユニット11の複数のカートリッジ装着部14(1
4m,14c,14y,14b)へ一応装着可能であ
る。そこでロータリーユニット11の所定色のカートリ
ッジ装着部へ、このカートリッジ装着部へ装着すべき現
像カートリッジ以外の他の現像カートリッジを装着でき
ないようにすることによって、使用者が現像カートリッ
ジをカートリッジ装着部へ装着する操作性を向上するこ
とができる。図2、図3、図13、図14に示すように
ロータリーユニット11は両端に円板状のフランジ11
f,11gを有しこのフランジ中心を中心軸10により
支持されている。そしてロータリーユニット11の周方
向を等配してカートリッジ装着部14が設けられてい
る。このカートリッジ装着部14は本例ではロータリー
ユニット11の周方向を四等配して設けられ、現像カー
トリッジDm,Dc,Dy,Dbが装着可能なカートリ
ッジ装着部14m,14c,14y,14bとなってい
る。
【0102】このカートリッジ装着部14を仕切る仕切
り板11m,11c,11y,11bが両フランジ11
f,11g間にわたされていて両フランジ11f,11
gを結合している。前記仕切り板11m,11c,11
y,11bは図2、図3に示す断面でロータリーユニッ
ト11の軸方向の異なる位置に点在する。この仕切り板
11m,11c,11y,11bはフランジ11g(駆
動力受け部側)に近い端部において、各仕切り板に夫々
識別形状部11m1,11c1,11y1,11b1が
設けられている。なお、図2、図3ではロータリーユニ
ット11を識別形状部11c1の位置で軸直角断面で切
断して示してあり、識別形状部11m1,11y1,1
1b1は図に見えない。識別形状部1m1,11c1,
11y1,11b1はロータリーユニット11の軸方向
について夫々異なる位置にある(図26参照)。この識
別形状部11m1,11c1,11y1,11b1は夫
々同一形状で仕切り板11m,11c,11y,11b
の外周側の縁に切り込んだ凹部となっている。
【0103】一方図25、図26に示すように、現像カ
ートリッジDのシャッター64(64m,64c,64
y,64b)に夫々の現像カートリッジDを区別するた
めの識別形状部64M,64C,64Y,64Bが設け
られている(図2、図3、図25は識別形状部64Bを
示す)。これらの識別形状部64M,64C,64Y,
64Bは現像カートリッジDのシャッター64のカバー
部64gの円筒形外周の長手方向の異なる位置に設けら
れている。この識別形状部64M,64C,64Y,6
4Bはシャッター64の外周から突出して凸部として設
けられている。この識別形状部64M,64C,64
Y,64Bはシャッター64を長手方向から見て夫々シ
ャッター64に設けた丸穴64aのほぼ中心方向を向い
ている直線状の突条となったガイド部70にほぼ直交
し、丸穴64aのほぼ中心をとおる位置に中心が存在す
る。この識別形状部64M,64C,64Y,64Bは
シャッター64の現像ローラ12にのぞむ側の縁である
開き端64h近くであって長手方向の駆動力受け側近く
にまとめて設けられている。
【0104】図25に示すようにシャッター64には
識別形状部64M,64C,64Y,64Bを取り付け
るために長手方向に一直線上に等間隔に駒64rを取り
付け可能な座64sが四個所等間隔に設けてある。この
座64sには位置決め用穴64p,64qがシャッター
64の周方向に並列しており、穴64pは丸穴であり穴
64qはシャッター64の周方向に長い長穴である。駒
64rは六立方体形であって図25には見えない座64
sに対向する面には穴64p,64qに嵌合する突起が
設けてあり、この穴64p,64qにこの突起を嵌合し
て位置決めすると共に座64sと駒64rを接着にて固
定する。
【0105】これらの四つの座64sの何れか1つに駒
64rを取り付け、現像カートリッジDの識別形状部6
4M,64C,64Y,64Bとするものである。この
ような識別形状部64M,64C,64Y,64Bを有
する現像カートリッジDをカートリッジ装着部14m,
14c,14y,14bに夫々装着する際、夫々現像カ
ートリッジDの識別形状部64M,64C,64Y,6
4Bは図26に1例を示すようにカートリッジ装着部1
4の識別形状部11m1,11c1,11y1,11b
1に夫々嵌合し夫々カートリッジ装着部14m,14
c,14y,14bに進入できるが、カートリッジ装着
部14yに対して現像カートリッジDm,Dc,Dbの
何れの識別形状部64M,64C,64Bもカートリッ
ジ装着部14の仕切り板11yの識別形状部11y1の
ない縁に当って現像カートリッジDm,Dc,Dbはイ
エロー色現像カートリッジDy用のカートリッジ装着部
14yへは装着できない。
【0106】同様にしてマゼンタ色の現像カートリッジ
Dmを装着するためのカートリッジ装着部14mは現像
カートリッジDy,Dc,Dbは装着できない。シアン
色の現像カートリッジDcを装着するためのカートリッ
ジ装着部14cへは現像カートリッジDy,Dm,Db
は装着できない。ブラックトナーを収容した現像カート
リッジDbを装着するためのカートリッジ装着部14b
へは現像カートリッジDy,Dm,Dcは装着できな
い。
【0107】図2、図26は現像カートリッジDcを装
着するためのカートリッジ装着部14cへ現像カートリ
ッジDcを装着する途中が示されている。現像カートリ
ッジDcをカートリッジ装着部14cへ装着する際現像
カートリッジDcの直線状のガイド部70はカートリッ
ジ装着部14cのガイド部挿入部59hへ挿入されてシ
ャッター64は直線状にカートリッジ装着部14cに進
入し、同時に現像カートリッジDcも短手方向に並進運
動をする。そしてロータリユニット11の駆動側フラン
ジ11gの壁面11aに設けたガイド部11jに現像カ
ートリッジDcの姿勢決めボス63mが進入し得る位置
に来る。またシャッター64に設けた識別形状部64C
は仕切り板11cの縁11xに来るがこの縁11xには
識別形状部64Cに限り進入し得る凹部となった識別形
状部11c1があるため、現像カートリッジDcは突出
部63cがロータリユニット11の嵌合部59fに嵌合
し、識別形状部11c1,64Cが嵌合し、またガイド
部11jにボス63mが進入し、図2、図17、図26
の位置となる。ここでカートリッジフレーム63を図2
において時計回りに回動すると既に述べたようにしてロ
ータリユニット11のカートリッジ装着部14cへシア
ントナーを収容したシアン現像カートリッジDcが図3
に示すように装着される。
【0108】シアントナー以外の色トナーを収容した現
像カートリッジDm,Dy,Dbをシアン現像カートリ
ッジDcを装着可能なカートリッジ装着部14cへ装着
しようとすると、現像カートリッジDm,Dy,Dbの
ガイド部70先端はガイド部挿入部59hに挿入し得る
が図2に示す途中の位置13までガイド部70の進行方
向の先端が達した際に現像カートリッジDm,Dy,D
bの識別形状部64M,64Y,64Bが仕切り板11
cの外周側の縁11xに当って現像カートリッジDm,
Dy,Dbはそれ以上直線状に進めなくなり、また図1
6に示すように突出部63cの二面幅としたカット部6
3c1が直線リブ59c(図14参照)に既に進入して
いるので現像カートリッジDm,Dy,Dbは回動もで
きない。従ってシアントナーを収容した現像カートリッ
ジDc以外の現像カートリッジDm,Dy,Dbは現像
カートリッジDcのカートリッジ装着部14cへは装着
できない。
【0109】同様にして各カートリッジ装着部14m,
14y,14bには夫々現像カートリッジDm,Dy,
Dbのみが夫々装着できるが他の現像カートリッジは装
着できない。
【0110】このように多色画像を形成する電子写真画
像形成装置本体30に着脱可能であって、電子写真感光
体ドラム1に形成された潜像を現像するための複数の現
像カートリッジDに各々取り付けられるシャッター64
において、現像カートリッジDのカートリッジフレーム
63に対して長手方向の中心でもって回動可能に取り付
けられ、画像形成装置本体30の現像カートリッジ装着
部14へ装着するためのガイド部70を備え、画像形成
装置本体30外にあるときに現像カートリッジDの現像
ローラ12が前記カートリッジフレーム63から露出す
る部分をカバーするためのカバー位置と、画像形成装置
本体30のカートリッジ装着位置へ装着された際前記カ
バー位置から退避して前記現像ローラ12を前記カート
リッジフレーム63から露出させる退避位置と、を移動
可能であって、画像形成装置本体30に有する複数の現
像カートリッジ装着部14の何れか1つへ現像カートリ
ッジDを装着する際現像カートリッジDの識別を行うた
めに画像形成装置本体30に設けた識別形状部11m
1,11c1,11y1,11b1と位置が一致して、
前記識別形状部へ進入する現像カートリッジ側識別形状
部64M,64C,64Y,64Bを有するシャッター
64を現像カートリッジDに夫々備えたことにより、使
用者が現像カートリッジを画像形成装置本体のカートリ
ッジ装着部へ装着する際に、そのカートリッジ装着部に
適合しない他色の現像カートリッジを装着してしまうと
いうことを防止できる。
【0111】現像カートリッジ側識別形状部はシャッタ
ー64に予かじめ共通の座64sを設けておいて駒64
rを選択的に取り付けるため、特にシャッター64を多
種類準備する必要がなく、コストの上昇が少ない。
【0112】この実施の形態では識別形状部を現像カー
トリッジの駆動力受け部側に寄せて配列したが長手方向
であれば他の場所に識別形状部を設けてもよい。又、識
別形状部の間隔は不等間隔であってもよい。識別形状部
を角形凸凹部としたが角形凸凹形状であれば円弧形、V
形等特に形状にはとらわれない。
【0113】(現像フレームの構成)図4、図6、図7
に示すように、全体を符号63で示すカートリッジフレ
ームは現像部材支持フレーム(主カートリッジフレー
ム)63A、トナーフレーム63B、カバーフレーム6
3C、サイドカバー(現像剤カートリッジサイドカバ
ー)63D,63E及びカップリングフレーム63Fで
構成される。
【0114】図4に示すように現像部材支持フレーム6
3Aとトナーフレーム63Bは現像部材支持フレーム6
3Aの短手方向両側において長手方向に沿って設けたフ
ランジ63Aaとトナーフレーム63Bに長手方向に沿
って設けたフランジ63Baとの結合面63nとに長手
方向の三角突条を設けてこの突条を超音波溶着して両フ
レーム63A,63Bを結合してある。
【0115】トナーフレーム63Bとカバーフレーム6
3Cは両フレームの開口63oを併せて1つのトナー容
器とするように、トナーフレーム63Bの前記フランジ
63Baを断面鍵形にしてその上面を結合面63pと
し、この結合面63pを一平面とするフランジ63Bb
を開口63oを囲繞するように設けてある。カバーフレ
ーム63C側の開口63oを囲繞するフランジ63Cb
を結合面63pでトナーフレーム63Bのフランジ63
Bbと接して超音波溶着してある。
【0116】また斜視図で示す図6、図7に示すように
上述のように結合された現像部材支持フレーム63Aと
トナーフレーム63Bの長手方向両端部をサイドガハー
63D,63Eが覆っており、サイドカバー63Eは現
像部材支持フレーム63Aにねじ止めされており、サイ
ドカバー63Dは現像部材支持フレーム63Aに固定さ
れたカップリングフレーム63Fにねじ止めされてい
る。これによって総てのフレームは一体的なカートリッ
ジフレーム63となっている。
【0117】(現像部材支持フレーム)現像部材支持フ
レーム63Aは縦断面図の図4、図5、斜視図の図27
及び長手方向の端面を見る図28に示すように短手方向
の両側で長手方向に沿って設けたフランジ63Aaから
トナーフレーム63Bの現像部材支持フレーム63Aに
向って開口しているトナー供給開口部63Bc側へ向っ
てほぼ全長にわたり突出している。この長手方向の中間
部分の大部分にわたる突出部前面63Abは短手方向の
一端側は長手方向に沿ってトナーフレーム63Bのトナ
ーシール27を貼り付けるトナーシール面27aに対向
していてトナーシール27を間において接近している長
手方向平面63Ab1(図27参照)と、この面につづ
いて長手方向両側でトナー供給開口部63Bcの縁に対
向して短手方向に沿ってのびる短手方向平面63Ab2
が同一平面となっている。突出部前面63Abの上記長
手方向両側で短手方向に沿ってのびる短手方向平面63
Ab2は塗布ローラ19の長手方向のすぐ外側で塗布ロ
ーラ19の外周半径よりもわずかに大きな半径で塗布ロ
ーラ19と同心の円弧面63Ab3となって続いてい
る。この突出部前面63Abの両端から屈折した短手方
向の面63Ab2,63Ab3は幅の狭い面である。
尚、上記長手方向平面63Ab1はフランジ63Aaよ
り直角に突出している。
【0118】前記突出部前面63Abの長手方向の両側
に離れて弾性部材の端部シール31a,31bが現像部
材支持フレーム63Aに貼り付け固定されている。更に
トナーシール27の引き出し側にはトナーシール27と
の間の摩擦を減少させるためのフィルム31cが端部シ
ール31a上の内部側に貼り付けられている(図27参
照)。図28に示すようにこの端部シール31a,31
bの貼り付けられる現像部材支持フレーム63Aの端部
シール貼り付け面63Acは中間部が前述の突出部前面
63Abの短手方向に沿う平面63Ab2よりもやや後
退位置にあって、短手方向両端側を円弧面63Adで丸
め更にこの円弧面63Adとフランジ63Aaとの間を
なめらかに湾曲して円弧面で結んだ形状をしている。上
記端部シール31a,31bはフランジ63Aaの溶着
した結合面63nまで配設されている。一方トナーフレ
ーム63Bには現像部材支持フレーム63Aの長手方向
両端側の端部シール31a,31bに対向して現像部材
支持フレーム63A、トナーフレーム63Bを結合した
際に端部シール31a,31bを圧接するシール面63
Buが端部シール31a,31bの貼り付け面63Ac
と対向して設けられている。
【0119】突出部前面63Ab、塗布ローラ19の軸
取り付け部63q、短手方向の一端側の長手方向フラン
ジ63Aaで囲まれて開口を有し、この開口は現像部材
支持フレーム63Aを貫通しており、クリーニングブレ
ード16とシート状のシール部材34間で上下方向をせ
ばめられて現像ローラ12にのぞむトナー供給開口63
Aeをなしている。現像ローラ12はこのトナー供給開
口63Ae前面に沿う現像ローラ装着部に装着される
(図29参照)。
【0120】上述したようにこの現像部材支持フレーム
(現像フレーム)63Aは感光体ドラム1に形成された
潜像を現像するための現像ローラ12と、現像ローラ1
2によって現像に用いられるトナーを収納するためのト
ナー収納部63aと、現像ローラ12の周囲にトナーを
塗布するための塗布ローラ19と、を有して、感光体ド
ラム1に形成された潜像を現像するための、画像形成装
置本体30に着脱可能な現像カートリッジDに用いられ
る現像フレームであって、トナー収納部63aに収納さ
れているトナーを現像ローラ12へ供給するためのトナ
ー供給開口63Aeと、トナー供給開口63Aeに沿っ
て前記現像ローラ12を装着するための現像ローラ装着
部と、トナー収納部63aを有するトナーフレーム63
Bと結合するための結合面であって、トナー供給開口6
3Aeの短手方向一端側と他端側とにトナー供給開口の
長手方向に沿って設けられている結合面63nと、短手
方向一端側と他端側とに設けられた結合面63nを結ん
だ面を横切るように突出部前面63Ab、軸取り付け部
63q、端部シール31a,31bの貼り付け面63A
cが突出した突部を有する。
【0121】次に現像部材支持フレーム63Aの結合面
63nを結ぶ平面を間にしたトナーフレーム63Bと反
対側の現像部材支持フレーム63Aの構成を述べる。
【0122】図4に示すように塗布ローラ19の金属製
の回転軸19aを支持する軸取り付け部63qは現像部
材支持フレーム63Aと一体に成形され現像部材支持フ
レーム63Aの長手方向の両端近くにあって軸取り付け
部63qに設けられる回転軸19aが嵌入する軸受穴は
短手方向両端の結合面63nを結ぶ平面よりも現像ロー
ラ12側にある。即ち、上記結合面63nを結ぶ平面を
間にしてトナーフレーム63Bとは反対側にある。尚、
ブラック現像カートリッジDbは塗布ローラを有しな
い。
【0123】この軸取り付け部63qは現像ローラ12
側より現像ローラ12を取り外して見る図29に示すよ
うに現像ローラ12の端部に嵌合したスペーサコロ12
a,12bにつづく端部より離れたスペーサコロ12
a,12bのない部分を現像ローラ12の現像作用領域
と外部間をシールするためのほぼ等厚のフエルトの弾性
シール部材32を貼り付けるための円弧形凹面63Ag
を有する。尚、この円弧形凹面63Agは現像ブレード
16とほぼ平行する平面63Ag1を連接して有し、こ
の平面部分に貼り付けられている弾性シール部材32の
部分に現像ブレード16のブレード板金16aの先端の
現像ローラ12の母線に接近する弾性ブレード16cの
長手方向端部が重なっている。また弾性ブレード16c
と平行して現像ローラ12の母線に接近する弾性シート
状のシール部材34は現像部材支持フレーム63Aの前
記の軸取り付け部63q外側の弾性シール部材32を貼
り付ける円弧形凹面63Agよりも段差を有して高くし
現像ローラ12表面側へ近づけたシール取付面63rに
貼り付けられている(図28参照)。
【0124】図29に示すように前記塗布ローラ19の
軸取り付け部63qの現像部材支持フレーム63Aの長
手方向外側には塗布ローラ19の回転軸19aを中心と
する円弧形断面の凹部63sが設けられ、この凹部63
sに嵌合すると共にこの回転軸19aに嵌合するフエル
ト製の円弧状の軸封パッキン35が設けられている。こ
のパッキン35は前記現像部材支持フレーム63Aの凹
部63sへ進入するサイドカバー63D、カップリング
フレーム63Fに夫々設けられた円筒形突出部63D
f,63Ef(図35参照63Dfは図示されない)に
より軸取り付け部63qの軸方向の外側面に軽く圧接さ
れることにより、軸封作用をなす。上述の構成は長手方
向の両端部で同様である。
【0125】上述はマゼンタ、シアン、イエロー各色の
トナーを収納した現像カートリッジDの現像部材支持フ
レーム63Aの構成であるがブラックトナーを収容した
現像カートリッジDbでは塗布ローラを有しないので上
述の塗布ローラを収容する空間、塗布ローラの回転軸の
取り付け部、この取り付け部に取り付けたこの回転軸の
軸封のための空間等のための形状は備わっておらず図5
に示すように現像ローラ12の下方の現像部材支持フレ
ーム63Aの底面63tは感光体ドラム1に対設した現
像作用位置において現像ローラ12の下方をとおるほぼ
水平面となっている。
【0126】図27に示すように現像部材支持フレーム
63Aの長手方向の軸直角な両端面の一方の端面にはカ
ップリングフレーム63Fを取り付け、他方の端面はト
ナーシール引出し側のサイドカバー63Eを取り付ける
ための夫々の座面63Ak1,63Ak2が設けられて
いる。この両座面は同一形状である。この両座面63A
k1,63Ak2には夫々めねじ63Am及び位置決め
穴63An,63Apが設けられている。穴63Anは
丸穴であり、穴63Apは断面が両穴63An,63A
pを結ぶ線の方向に長い長穴である。
【0127】上述のように現像部材支持フレームを構成
したので従来構成に比べて現像カートリッジを小型化す
ることができる。あるいは、同じ大きさの現像カートリ
ッジでより多くのトナーを収納することができる。
【0128】(トナーフレーム)図4に示すようにトナ
ーフレーム63Bの現像部材支持フレーム63Aと結合
面63nと、トナーフレーム63Bのカバーフレーム6
3Cとの結合面63pはほぼ直交した平面に夫々ある。
【0129】図30(カバーフレーム側開口からとった
トナーフレームの斜視図)、図31に示すようにトナー
フレーム63Bの長手方向の一端の端板63Bdに設け
た中空円筒形の軸受部63Beにギア23d一体のジャ
ーナル33が回転自在に支持され、トナーフレーム63
Bの長手方向他端に設けた円筒形のトナー補給口63B
pの中心の軸受部63Beにはジャーナル36が回転自
在に支持されている。この軸受部63Beは軸受部63
Beから放射状のアーム63Bsでもってトナー補給口
63Bpに結ばれたトナーフレーム63Bと一体成形さ
れている。両ジャーナル33,36にはトナー送り部材
(トナー撹拌部材ともいう)15が支持されている。ト
ナー送り部材15はトナーフレーム63Bのほぼ全長に
わたってとおり、両端部は現像領域外にある。トナー補
給口63Bpに嵌入固定されたトナーキャップ37と同
じ側において現像領域外には図4に示すように第一、第
二の開口63Bf,63Bgが設けられている。この第
一、第二の開口63Bf,63Bgには夫々例えば合成
樹脂製の透光性部材81,82が嵌入固定されている。
この第一の開口63Bfから入射された光はトナーフレ
ーム63B内にトナーが少ない場合には第二の開口63
Bgをとおり抜けることができるようになっている。な
お図4、図5、図32に示すように前記第二の開口63
Bgからの出射光がとおり抜ける開口64kがシャッタ
ー64に設けてある。
【0130】上記透光性部材81,82には夫々トナー
送り部材15の中心側のブレード支持板金15bに設け
た長手方向に長い合成樹脂製の弾性ブレード15aがた
わんで摺擦する円筒面81a、平坦面82aを弾性ブレ
ード15aの運動の軌跡にくい込む形でトナーフレーム
63B内に設けてあり、円筒面81aはトナー送り部材
15の回転中心を中心とする円筒面であり、平坦面82
aは該中心から平坦面82aの中央へ下した垂線と平坦
面82aが直交する平面である。
【0131】(カバーフレーム)カバーフレーム63C
は既に述べたように現像部材支持フレーム63Aとトナ
ーフレーム63Bを結合するフランジ63Aa,63B
aがトナーシール面27aよりも現像ローラ12側へオ
フセットした形状であるため、図4に示すようにカバー
フレーム63Cの前壁63Cdを現像部材支持フレーム
63A側へ寄せることができ、後壁63Ceと前壁63
Cd間の距離を大きくすることができる。従って、トナ
ーを収納するフレーム63Bとカバーフレーム63Cを
併せた内容積を大きくすることができた。
【0132】(カップリングフレーム)斜視図の図34
で示すように現像部材支持フレーム63Aの駆動力受け
側の端部の座面63Ak1(図33参照)にカップリン
グフレーム63Fが小ねじ用穴63Faを挿通して不図
示の小ねじを現像部材支持フレーム63Aの長手方向端
面のめねじ63Amにねじ込むことによって固定され
る。これによって、現像部材支持フレーム63Aの駆動
力受け側の座面63Ak1とカップリングフレーム63
Fの平面の取り付け面63Fkが当接する。このカップ
リングフレーム63Fの取り付け面63Fkの形状は現
像部材支持フレーム63Aの座面63Ak1とほぼ同一
形状であり、密接する両面は合致する。この取り付け面
63Fkには現像部材支持フレーム63Aの座面63A
k1の位置決め穴63An,63Apに夫々嵌合する長
手方向の円筒形ダボ(不図示)が設けられている。
【0133】図34に示すように現像ローラ12の回転
軸12cの一端はカップリングフレーム63Fに嵌入し
た現像ローラ軸受38に支持されている。駆動力受け部
材22を支持する突出軸63Fbがカップリングフレー
ム63Fに一体成形されている。トナー送り部材15を
支持するジャーナル33に一体に設けたギア23dと噛
合う小ギア23c2を有する段付アイドラギア23cを
回転自在に支持する突出軸63Fcが一体が設けられて
いる(図22、図34参照)。また塗布ローラ19の回
転軸19aが挿通する穴63Fdが設けられている。こ
のカップリングフレーム63Fにはサイドカバー63D
を取り付けるためのめねじ63Feが設けられている。
【0134】次に現像ローラ12の他端側の支持及びト
ナーシール27の引出し口について述べる。
【0135】(反駆動側のサイドカバー)図35に示す
ように反駆動側のサイドカバー63Eは現像部材支持フ
レーム63A及びトナーフレーム63Bの長手方向端面
を覆う形状をしている。そして現像部材支持フレーム6
3Aの長手方向の端面のサイドカバー取り付け用座面6
3Ak2に接する平面の取付面63Eaが設けられ、こ
の取付面63Eaには現像部材支持フレーム63Aの座
面63Ak2の位置決め穴63An,63Apに夫々嵌
合する長手方向の円筒形ダボ63Ebが設けられてい
る。また、現像部材支持フレーム63Aのめねじ63A
mと一致する位置に不図示の小ねじを外側から挿通し
て、前記めねじ63Amにねじ込み、サイドカバー63
Eを現像部材支持フレーム63Aに固定する小ねじ用穴
63Ecが長手方向に貫通している。このようなサイド
カバー63Eを現像部材支持フレーム63Aに取り付け
た状態で現像ローラ12の回転軸12cを回転自在に支
持する現像ローラ軸受39がサイドカバー63Eの穴に
長手方向に嵌入している。
【0136】前記取付面63Eaからは長手方向へ円筒
形突出部63Efが突出し、この突出部63Ef先端で
先に述べた塗布ローラ19の回転軸19aの軸封パッキ
ン35を現像部材支持フレーム63Aの塗布ローラ19
の回転軸19aの軸取り付け部63qを押圧するように
なっている。また現像ローラ12の回転軸12cの突出
端部外周を覆うカバー部63Egが一体に設けられてい
る。このカバー部64Egは図29(塗布ローラ端を示
す斜視図)に示す弾性シール部材32のシール面と同じ
内側面63Ehを有し、取付状態においてこのシール面
と長手方向につらなるほぼ同一面となる。
【0137】このサイドカバー63Eにはトナーシール
27を現像カートリッジDの外部へ引き出すためにトナ
ーシール27の端部が挿通するトナーシール開口63E
iが長手方向に貫通している。このトナーシール開口6
3Eiはトナーシール27の幅方向に長い方形でトナー
シール引き抜き把手73(図9参照)の幅よりもこのト
ナーシール開口63Eiの図35における上下方向の辺
の長さは大きい。
【0138】図31はトナー供給開口部63Bcを含む
トナーフレーム63Bの水平断面図である。トナーシー
ル27はトナー供給開口部63Bcの縁の全周に張り付
けた上、折り返し部27bで折り返し、トナー供給開口
部63Bcの縁の全周に張り付けたトナーシール部分に
重ねて端部27cをトナーシール引き抜き把手73に接
着してある。このトナーシール27の端部27c及びト
ナーシール引き抜き把手73はトナーシール開口63E
i内に存在すると共に現像カートリッジD外へ出されて
いる。
【0139】トナーシール開口63Eiは図31に示す
ようにトナーシール27のトナー供給開口部63Bcの
縁に張られた部分を含む平面とトナーシール27の引き
出し方向に対して図31の紙面に直角な線で交叉するト
ナーシール導出斜面63Ejを有する。この斜面63E
jは平面であってトナーシール27の引き出し方向に対
してトナーシール27を前記トナーシール面27aより
もトナーフレーム63B側へ向って傾いている。そして
この斜面63Ejに続いて長手方向にトナーシール27
の貼り付け面に平行な平面63Ekを有する。トナーシ
ール開口63Eiの内壁はトナーシール導出斜面63E
j、長手方向に沿う平面63Ekを一面とする他の三面
は夫々一平面であって角形に配せられている。なお、こ
のトナーシール導出斜面63Ejは平面に限らず母線が
トナーシール27に対して横切る二次曲面であってもよ
い。
【0140】トナーシール引き抜き把手73を外方へ引
くと、トナーシール27はトナーシール引き抜き把手7
3に固定された端部からトナーシール開口63Eiを通
じて外部へ引き出され、折り返し部27bが図31にお
いて左行し、折り返し部27b側からトナーシール27
はトナー供給開口部63Bcの縁と剥がされる。トナー
シール27を全部引き出すとことによってトナー供給開
口部63Bcは全開する。これによって、トナーフレー
ム63B中のトナーは現像部材支持フレーム63Aの現
像室63Atへトナーが供給可能となる。このトナーシ
ール27が引き出される際、トナーシール27はトナー
フレーム63Bの端部シール31aで密封されている角
63Bmと、サイドカバー63Eのトナーシール開口6
3Eiの内壁であるトナーシール導出斜面63Ejと平
面の取り付け面63Ekとでなす角部63Emとの間で
トナーシール27が張設せられるので、トナーシール供
給開口部63Bc前面で折り返されているトナーシール
27はトナー供給開口部63Bcの縁のトナーシール面
に沿って引っ張られて、折り返し部27bから順次剥が
され、剥がされる部分は一定方向であるからトナーシー
ル27の折り返し部27bから端部シール31aを通過
するまで一定方向に引かれ、サイドカバー63Eのトナ
ーシール開口63Eiにより、使用者がトナーシール2
7を引く方向を規制することができ、異常な方向にトナ
ーシール27を引いて端部シール31aがちぎれたり、
トナーが洩れたりすることを防ぐことができる。
【0141】現像ローラ12の軸受39を嵌入する軸支
持部材とサイドカバー63Eと一体で形成することによ
り部品点数を減らすことができる。
【0142】(色現像カートリッジの現像ブレード構
成)次にブラック現像カートリッジを除いたイエロー、
シアン、マゼンタ現像カートリッジの現像ブレードの構
成について図36を用いて説明する。
【0143】既に、現像ブレード16はブレード支持板
金16a、弾性ブレード16cからなるとして概略説明
したが、ここで詳細な説明をするためブレード支持板金
16aは支持板101と押え板103からなるものであ
り、弾性ブレード16cは符号を102に置き換える。
【0144】現像ブレード16は図36に示すように3
層構成により成り立っている。すなわち、現像部材支持
フレーム63Aに近い方から支持板101、弾性ブレー
ド102、押え板103である。
【0145】現像部材支持フレーム63Aの長手方向両
端部には現像ブレード16を取り付けるための位置決め
座面63A1,63A2が設けられている。座面63A
1,63A2には現像ブレード16を現像部材支持フレ
ーム63Aに固定するためのめねじ63A3が夫々設け
てある。長手方向一方端の座面63A1上にはめねじ6
3A3よりも長手方向外方に断面角形の角ダボ63A4
が座面63A1に対して直立している。長手方向他方端
の座面63A2にはめねじ63A3よりも長手方向外方
に丸ダボ63A6が座面63A2に対して直立してい
る。
【0146】現像ブレード16を構成する支持板10
1、弾性ブレード102、押え板103の一端部には現
像部材支持フレーム63Aの座面63A2のめねじ63
A3に一致するように、小ねじ105用の穴(小ねじが
ゆるく嵌合して挿通する穴、以下同じ)101c,10
2c,103cが夫々設けられ、他端部には座面63A
1のめねじ63A3に一致するように小ねじ106用の
穴101d,102d,103dが夫々設けられてい
る。
【0147】現像ブレード16の支持板101、弾性ブ
レード102、押え板103の両端部には前記小ねじ用
の穴101c,102c,103c及び101d,10
2d,103dから長手方向外側に同一位置において、
支持板101に丸ダボ101e,101f、弾性ブレー
ド102に丸ダボ101e,101fが夫々嵌合する丸
穴102e,102f、押え板103に丸ダボ101
e,101fが夫々嵌合する丸穴103e,103fが
設けられている。
【0148】支持板101、押え板103の他方端には
夫々現像部材支持フレーム63Aの座面63A2に設け
た丸ダボ63A6に嵌入する穴101g,103gが設
けられている。支持板101の穴101gは長手方向に
直角な短手方向に長い長穴であり、押え板103の穴1
03gは丸ダボ63A6に丁度嵌合する丸穴である。ま
た、支持板101、押え板103の一方端には現像部材
支持フレーム63Aの座面63A1に設けた角ダボ63
A4にはまり込む角形の切り込み101h,103hが
設けられている。支持板101の切り込み101hの短
手方向の幅は角ダボ63A4の短手方向の幅より大き
く、押え板103の切り込み103hの幅は角ダボ63
A4に丁度嵌入する幅である。
【0149】現像ブレード16の現像部材支持フレーム
63Aへの取り付けは 現像部材支持フレーム63Aの位置決め座面63A
1、63A2部に、支持板101を置く。 支持板101の丸ダボ101e、101fを基準にし
て、支持板101上に弾性ブレード102を置く(弾性
ブレード102の、支持板101の丸ダボ101e、1
01fに対応する部分が、丸穴102cおよび102d
である)。 支持板101、弾性ブレード102の上に、現像部材
支持フレーム63Aの丸ボス63A6と角ボス63A4
を基準として押え板103を置く。 小ねじ105、106で、支持板101、弾性ブレー
ド102、押え板103を締結する。そこで、押え板1
03の穴103gが丸ダボ63A6に嵌合することによ
って現像ブレード16の一方端の短手方向の位置及び現
像ブレード16の長手方向の位置が定まる。また押え板
103の切り込み103hが角ダボ63A4に嵌合する
ことによって現像ブレード16の他方端の短手方向の位
置が決まる。
【0150】ここで現像ブレード16の調整を行うこと
も可能である。現像ブレード16の調整は、小ねじ10
5、106をゆるめた状態で、支持板101(および丸
ダボ101e、101fによって位置決めされた弾性ブ
レード102)を短手方向に移動させることによって行
なう。
【0151】ところで、画像形成装置は、置かれている
環境や、定着器温度等の影響を受け、機内温度が変化す
るが、これに伴い現像カートリッジDも温度変化をす
る。そして、現像カートリッジDの温度が上昇した場
合、現像部材支持フレーム63Aと支持板101、押え
板103は、各々図38のZ3方向へ伸びる。また現像
部材支持フレーム63Aは熱変形する。
【0152】この時、図38に示すように、樹脂製の現
像部材支持フレーム63Aと、金属製の支持板101と
では、樹脂の線膨張係数の方が大きく、伸びが大きく、
小ねじ105,106で現像ブレード16の両端が座面
63A1,63A2に固定されているため、2個所の締
結用小ねじ105,106を基点に図38のZ1方向に
変形し、支持板101、押え板103の間に隙間Lが生
じてしまう。その結果、図37に示す弾性ブレード10
2のたわみ角θが、長手方向の中央部では図38に示す
θ1へと小さくなり、弾性ブレード102の圧接力が低
下する。
【0153】本実施の形態において、図40および図4
1に示すように、支持板101の締結ねじ用穴101b
は、支持板101長手方向に長穴となっている。また小
ねじ106は、図42に示すように首下106aの直径
をねじ部106bよりも拡径した段付小ねじであり、小
ねじ106を締結した時に、現像部材支持フレーム63
Aと小ねじ106の頭の距離dが一定となるようになっ
ている。
【0154】本実施の形態では、支持板101、弾性ブ
レード102、押え板103を締結する際に、押え板1
03と小ねじ106の間にばね性のある波ワッシャ10
9を挟み締結をする。この時、小ねじ106は前述の通
り段付小ねじであるため、波ワッシャ109は一定のつ
ぶし量を与えられて固定される。これにより、支持板1
01、弾性ブレード102、押え板103は、通常の締
結よりは弱く、かつ、一定の力で押さえ付けられること
になる。
【0155】この構成では、現像カートリッジDの温度
が変化し、現像部材支持フレーム63Aが大きく変形し
た場合でも、小ねじ106側において、現像部材支持フ
レーム63Aと支持板101の間で滑りが生じ、その結
果支持板101、押え板103の間に隙間Lが生じるこ
とはなく、常に一定の現像ブレード16の圧接力を得る
ことができる。
【0156】なお、現像ブレード16の現像部材支持フ
レーム63Aへの締結は現像ブレード16の両端共に段
付小ねじである小ねじ106と波ワッシャ109によっ
てもよい。
【0157】上述の現像ブレード16の両端部の小ねじ
105,106による締結手段の構成は上記に限られな
い。
【0158】現像ブレード16の押え板103上を圧す
る弾性部材としては波ワッシャ109に代えて、皿ばね
(単数又は複数を用いる)、ばね座金、圧縮コイルばね
の何れかを用いてもよい。ばね座金又は圧縮コイルばね
を用いる場合は押え板108とばね座金又は圧縮コイル
ばねとの間に、押え板103との間で引っかかることな
く摺動できる摺動部材を介在させる。この摺動部材は必
ずしも摩擦係数が小さくなくてもよく、押え板103と
の間で摩擦係数が変化しないものがよい。基本的には鉄
又は砲金製の平座金を摺動部材として用いる。
【0159】上記において、支持板101、押え板10
3共に板厚1〜2mm程度の板金である。これらの板金
に錆等が発生すると現像の不具合が発生するためステン
レス鋼の採用、またはニッケル等のメッキが施されてい
る。弾性ブレード102は厚さ0.2mm程度のばね性
薄板板金102a(例えばりん青銅等)の先端に厚さ1
mm程度、幅5mm程度の樹脂が現像ローラ当接部10
2bとして、アウトサート成形等で一体化されている。
この現像ローラ当接部102bはばね性薄板板金102
aにより発生するばね力によってある当接力で現像ロー
ラ12に当接する。この時、この当接力によってトナー
の帯電量が変わるため、以下に示す方法で常に一定に保
たれている。
【0160】(現像ブレードの当接圧の均一化手段)図
36、図37に示すように、金属製の支持板101(以
下支持板と略)は現像部材支持フレーム63Aの座面6
3A1,63A2上に配置され、弾性ブレード102を
支持する座面を形成する。
【0161】支持板101の上に弾性ブレード102を
配置し、その上に金属製の押え板103(以下押え板と
略)を配置する。押え板103と現像部材支持フレーム
63Aと小ねじ105,106で締結することにより、
上記の支持板101、弾性ブレード102、押え板10
3が現像部材支持フレーム63Aに固定されるようにな
っている。
【0162】この構成において、弾性ブレード102と
現像スリーブ12の圧接力は、図37に示すように、弾
性ブレード102の支持されている点つまり、支持板端
面101aから弾性ブレード102が現像ローラ12に
当接する点Nまでの距離と、弾性ブレード102のたわ
み角θにより規定される。
【0163】ところが、図38に示すように、支持板1
01の長手方向にZ1方向の反りがあった場合、あるい
は押え板103の長手方向にZ2方向の反りがあった場
合、締結点に近い現像部材支持フレーム63Aの端部1
07では、支持板101と弾性ブレード102、押え板
103は密着しているが、締結点から遠い現像部材支持
フレーム63Aの中央部108では、支持板101、押
え板103の間に隙間Lか生じる。
【0164】このため図39に示すように、弾性ブレー
ド102の中央部108では支持板101に対して、弾
性ブレード102が角α傾く、そこで現像部材支持フレ
ーム63Aの中央部108では、弾性ブレード102の
たわみ角θがθ1へと小さくなり、結果として現像ブレ
ード16の圧接力が低下する。
【0165】本実施の形態において、支持板101の端
面101aは図36に示すように、長手方向に中央部が
両端部より突出する円弧状の形状をしている。また後縁
101bは弾性ブレード102の後縁よりも外側にあっ
て現像ローラ12に平行している。この形状により支持
板101と弾性ブレード102の重なりは両端部分の幅
に比べて中央部分の幅が広くなる。そして、支持板端面
101aと弾性ブレード102が現像ローラ12と当接
する点Nの距離は現像部材支持フレーム63Aの長手方
向中央に向かうに連れ緩やかに短くなる。また、支持板
101と押え板103間における弾性ブレード102の
支持板101に対する現像ブレード中央部で取り付けの
傾き角αが小さくなる。
【0166】その結果、支持板101あるいは押え板1
03に上記のような反りがあり、支持板101と押え板
103の間に隙間Lが生じている場合においても、弾性
ブレード102の支持点支持板端面101a及び弾性ブ
レード102のたわみ角θを長手方向にわたって夫々の
位置で補正し、現像ブレード16の圧接力の低下を防ぐ
ことができる。
【0167】〔実施の形態2〕この実施の形態2は実施
の形態1と同様現像ブレード熱変形の防止、現像ブレー
ドの当接圧の安定を図るものである。
【0168】現像ブレード16の構成は、実施の形態1
と同様である。
【0169】この構成において、図40に示すように、
現像部材支持フレーム63Aの座面63A1,63A2
の長手方向の互いに近い側が下るようにZ4,Z5方向
の傾きが生じている場合、支持板101は、座面63A
1,63A2の影響を受け、図38に示すZ1方向へ反
ってしまう。そのため、現像部材支持フレーム63Aの
中央部108では、隙間Lが生じ、図39に示すように
弾性ブレード102のたわみ角θが、θ1へと減少し、
結果として、現像ブレード16の当接圧が低下する。
【0170】本実施の形態において、支持板101には
図40に示すように、支持板中央部108に向かうに連
れ、Z2方向の反りをあらかじめ付けておく。こうする
ことで、座面63A1,63A2にZ4,Z5方向の傾
きがあった場合でも、その傾きを支持板101のZ2方
向に付けた反りで吸収し、現像部材支持フレーム63A
の中央部108においても、隙間Lの発生を防止するこ
とができる。
【0171】これにより、図39に示すようなたわみ角
θの減少が発生せず、常に安定した現像ブレード16の
当接圧を得ることができる。
【0172】本実施の形態において、図40および図4
2に示すように、支持板101の締結ねじ用穴101b
は、支持板101長手方向に長穴となっている。また小
ねじ106は、図42に示すように首下106aの直径
をねじ部106bよりも拡径した段付小ねじであり、小
ねじ106を締結した時に、現像部材支持フレーム63
Aと小ねじ106の頭の距離dが一定となるようになっ
ている。
【0173】本実施の形態では、支持板101、弾性ブ
レード102、押え板103を締結する際に、押え板1
03と小ねじ106の間にばね性のある波ワッシャ10
9を挟み締結をする。この時、小ねじ106は前述の通
り段付小ねじであるため、波ワッシャ109は一定のつ
ぶし量を与えられて固定される。これにより、支持板1
01、弾性ブレード102、押え板103は、通常の締
結よりは弱く、かつ、一定の力で押さえ付けられること
になる。
【0174】この構成では、現像カートリッジDの温度
が変化し、現像部材支持フレーム63Aが大きく変形し
た場合でも、小ねじ106側において、現像部材支持フ
レーム63Aと支持板101の間で滑りが生じ、その結
果支持板101、押え板103の間に隙間L(図38参
照)が生じることはなく、常に一定の現像ブレード16
の圧接力を得ることができる。
【0175】なお、現像ブレード16の現像部材支持フ
レーム63Aへの締結は現像ブレード16の両端共に段
付小ねじである小ねじ106と波ワッシャ109によっ
てもよい。
【0176】上述の現像ブレード16の両端部の小ねじ
105,106による締結手段の構成は上記に限られな
い。
【0177】現像ブレード16の押え板103上を圧す
る弾性部材としては波ワッシャ109に代えて、皿ばね
(単数又は複数を用いる)、ばね座金、圧縮コイルばね
の何れかを用いてもよい。ばね座金又は圧縮コイルばね
を用いる場合は押え板108とばね座金又は圧縮コイル
ばねとの間に、押え板103との間で引っかかることな
く摺動できる摺動部材を介在させる。この摺動部材は必
ずしも摩擦係数が小さくなくてもよく、押え板103と
の間で摩擦係数が変化しないものがよい。基本的には鉄
又は砲金製の平座金を摺動部材として用いる。
【0178】〔実施の形態3〕この実施の形態3は現像
ブレードの当接圧の安定を図る構成(隙間Lの発生の防
止)を計る構成の有無にかかわらず実施可能なものであ
って、現像ブレード両端を現像枠体に固定することによ
る現像ブレードの熱変形を防止し得るものである。
【0179】ところで、画像形成装置は、置かれている
環境や、定着器温度等の影響を受け、機内温度が変化す
るが、これに伴い現像カートリッジDも温度変化をす
る。そして、現像カートリッジDの温度が上昇した場
合、現像部材支持フレーム63Aと支持板101、押え
板103は、各々図38のZ3方向へ伸びる。また現像
部材支持フレーム63Aは熱変形する。
【0180】この時、図38に示すように、樹脂製の現
像部材支持フレーム63Aと、金属製の支持板101と
では、樹脂の線膨張係数の方が大きく、伸びが大きく、
小ねじ105,106で現像ブレード16の両端が座面
63A1,63A2に固定されているため、2個所の締
結用小ねじ105,106を基点に図38のZ1方向に
変形し、支持板101、押え板103の間に隙間Lが生
じてしまう。その結果、図37に示す弾性ブレード10
2のたわみ角θが、長手方向の中央部では図39に示す
θ1へと小さくなり、弾性ブレード102の圧接力が低
下する。
【0181】一方、現像カートリッジDの温度が低下し
た場合、変形の方向は、温度が上昇した場合の逆にな
り、弾性ブレード102の圧接力は上昇する。
【0182】本実施の形態において、図40および図4
2に示すように、支持板101の締結ねじ用穴101b
は、支持板101長手方向に長穴となっている。また小
ねじ106は、図42に示すように首下106aの直径
をねじ部106bよりも拡径した段付小ねじであり、小
ねじ106を締結した時に、現像部材支持フレーム63
Aと小ねじ106の頭の距離dが一定となるようになっ
ている。
【0183】本実施の形態では、支持板101、弾性ブ
レード102、押え板103を締結する際に、押え板1
03と小ねじ106の間にばね性のある波ワッシャ10
9を挟み締結をする。この時、小ねじ106は前述の通
り段付小ねじであるため、波ワッシャ109は一定のつ
ぶし量を与えられて固定される。これにより、支持板1
01、弾性ブレード102、押え板103は、通常の締
結よりは弱く、かつ、一定の力で押さえ付けられること
になる。
【0184】この構成では、現像カートリッジDの温度
が変化し、現像部材支持フレーム63Aが大きく変形し
た場合でも、小ねじ106側において、現像部材支持フ
レーム63Aと支持板101の間で滑りが生じ、その結
果支持板101、押え板103の間に隙間Lが生じるこ
とはなく、常に一定の現像ブレード16の圧接力を得る
ことができる。
【0185】なお、現像ブレード16の現像部材支持フ
レーム63Aへの締結は現像ブレード16の両端共に段
付小ねじである小ねじ106と波ワッシャ109によっ
てもよい。
【0186】上述の現像ブレード16の両端部の小ねじ
105,106による締結手段の構成は上記に限られな
い。
【0187】現像ブレード16の押え板103上を圧す
る弾性部材としては波ワッシャ109に代えて、皿ばね
(単数又は複数を用いる)、ばね座金、圧縮コイルばね
の何れかを用いてもよい。ばね座金又は圧縮コイルばね
を用いる場合は押え板108とばね座金又は圧縮コイル
ばねとの間に、押え板103との間で引っかかることな
く摺動できる摺動部材を介在させる。この摺動部材は必
ずしも摩擦係数が小さくなくてもよく、押え板103と
の間で摩擦係数が変化しないものがよい。基本的には鉄
又は砲金製の平座金を摺動部材として用いる。
【0188】〔実施の形態4〕本発明はプロセスカート
リッジに適用可能である。ここで前述プロセスカートリ
ッジとは、帯電手段またはクリーニング手段と現像手段
及び電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能と
するものである。及び帯電手段、クリーニング手段の少
なくとも1つと現像手段及び電子写真感光体とを一体的
にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とす
るものである。更に、現像手段と電子写真感光体とを一
体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能なものを
いう。
【0189】図43はプロセスカートリッジBを装着し
た電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)A
を示す。
【0190】このプロセスカートリッジBは感光体ドラ
ム1の周囲に帯電手段2、現像手段DA、クリーニング
手段9を配設し、カートリッジ枠体で一体のカートリッ
ジ化して画像形成装置本体30Aに取り外し可能に装着
されている。このプロセスカートリッジ化された画像形
成部で形成されたトナー像は、給紙カセット5aからピ
ックアップローラ5bにより送り出された記録媒体Pを
搬送手段5で送り、転写ローラとした転写手段6で記録
媒体P上に転写し、定着手段7で定着し、排出部8へ排
出する。
【0191】露光手段3は半導体レーザからボリゴンミ
ラー3aへ目的画像の時系列電気画素信号に対応して変
調されたレーザービームが出力され、レンズ3c、反射
ミラー3dを介して予かじめ帯電手段2により一様に帯
電され時計方向に回転する。感光体ドラム1上に目的画
像に対応した潜像を形成する。ついでこの潜像は現像手
段DAでトナーを付与されて、転写ローラ6との対向部
に移動する。
【0192】ここで現像手段DAは既に述べた黒現像器
Dbと同様な構成を有し、現像ローラ12の母線に現像
ブレード16が圧接する。現像ブレード16としては前
記実施の形態に述べた現像ブレードを用いてもよい。
【0193】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持板、弾性ブレード、押え板によって現像ブレードの
圧接力を規定する構成を持つ現像装置において、支持
板、弾性ブレード、押え板の締結に段付小ねじと波ワッ
シャを用いることで、現像装置の温度変化によって生じ
る現像フレームと支持板の変形量の違いを吸収し、安定
した現像ブレードの圧接力を得ることが可能になる。こ
れにより、電子写真画像形成装置の置かれる環境に左右
されず、安定した画像品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図2】ロータリユニットの軸直角断面図である。
【図3】ロータリユニットの軸直角断面図である。
【図4】色現像カートリッジの縦断面図である。
【図5】ブラック現像カートリッジの縦断面図である。
【図6】シャッターを開いた状態の現像カートリッジの
斜視図である。
【図7】シャッターを閉じた状態の現像カートリッジの
斜視図である。
【図8】シャッター回りを分解して略図で示す現像カー
トリッジの分解斜視図である。
【図9】シャッターを閉じた状態の現像カートリッジの
反駆動側側面図である。
【図10】シャッターが閉じた状態の現像カートリッジ
の駆動側側面図である。
【図11】シャッターを開いた状態の現像カートリッジ
の反駆動側側面図である。
【図12】シャッターが開いた状態の現像カートリッジ
の駆動側側面図である。
【図13】ロータリーユニットの現像カートリッジ装着
部の反駆動側の斜視図である。
【図14】ロータリーユニットの現像カートリッジ装着
部の駆動側の斜視図である。
【図15】現像カートリッジをロータリユニットへ装着
する動作を示す側面図である。
【図16】現像カートリッジをロータリユニットへ装着
する動作を示す側面図である。
【図17】現像カートリッジをロータリユニットへ装着
する動作を示す側面図である。
【図18】現像カートリッジをロータリユニットへ装着
する動作を示す側面図である。
【図19】現像カートリッジをロータリユニットへ装着
する動作を示す側面図である。
【図20】現像カートリッジのガイド及び位置決め部材
の関係を側面図である。
【図21】現像カートリッジの駆動装置を示す平面図で
ある。
【図22】現像カートリッジの駆動装置の側面図であ
る。
【図23】現像カートリッジの好適な駆動部材の配置を
示す側面図である。
【図24】現像カートリッジの好適な駆動部材の配置を
示す側面図である。
【図25】シャッターの斜視図である。
【図26】現像カートリッジのロータリユニットへの装
着を示す平面図である。
【図27】現像部材支持フレームの斜視図である。
【図28】現像部材支持フレーの側面図である。
【図29】現像部材支持フレームの端部の斜視図であ
る。
【図30】トナーフレームの斜視図である。
【図31】トナーフレームの水平断面図ある。
【図32】現像カートリッジの反駆動側を下斜めから見
る斜視図である。
【図33】現像カートリッジの長手方向端部を示す側面
図である。
【図34】現像カートリッジのカップリングフレーム部
分を示す斜視図である。
【図35】反駆動側サイドカバーの斜視図である。
【図36】現像ブレードの構造を表す分解斜視図であ
る。
【図37】現像ブレードの構造を表す縦断面図である。
【図38】現像ブレードの構造を表す横断面図である。
【図39】現像ブレードの構造を表す縦断面図である。
【図40】現像ブレードの構造を表す横断面図である。
【図41】支持板を表す平面図である。
【図42】現像ブレードの現像フレームへの一端側の締
結部の縦断面図である。
【図43】プロセスカートリッジを装着した電子写真画
像形成装置の縦断面図である。
【符号の説明】 A…電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ) B…プロセスカートリッジ M1,M2…回転中心 P…記録媒体 Q…付勢方向 U…プロセスカートリッジ D…現像カートリッジ(現像装置) DA…現像手段
Dm…マゼンタ現像カートリッジ Dc…シアン現像カ
ートリッジ Dy…イエロー現像カートリッジ Db…ブラック現像カートリッジ DM…モーメントの
方向 L1,L2,L3…直線 L…支持板と押え板間の隙間 X1,X2…直線 θ…弾性ブレードのたわみ角 N…弾性ブレードが現像ローラに当接する当接位置 1…電子写真感光体(感光体ドラム) 2…帯電手段 3…露光手段 3a…ポリゴンミラー 3b…スキャナ
ーモータ 3c…結像レンズ 3d…反射ミラー 4…中間転写ユニット 4a…中間転写ベルト 4b…
駆動ローラ 4c…2次転写対向ローラ 4d…従動ロ
ーラ 4e…クリーニングユニット 4f…帯電ローラ
4j…押えローラ 5…搬送手段 5a…給紙カセット 5b…ピックアッ
プローラ 5c1…給送ローラ 5c2…リタードロー
ラ 5d…搬送ローラ対 5e…レジストローラ対 5
f…排出ローラ対 5g…搬送ガイド 6…転写手段(転写ローラ) 7…定着手段 7a…定着ローラ 7b…加圧ローラ 8…排出部 9…クリーニング手段 9a…容器状の枠体 9b…ク
リーニングブレード 9c…廃トナー容器 10…中心軸 10a…スライド部材 10a1…長穴
10b…圧縮コイルばね 10c…ピン軸 10d…
ガイド部 10e…先端円弧面 10f…凹部 11…ロータリユニット 11a…内壁面 11d…圧
縮コイルばね 11e…内壁面 11f,11g…フラ
ンジ 11j…ガイド部 11m,11c,11y,1
1b…仕切り板 11m1,11c1,11y1,11
b1…識別形状部 11x…縁 12…現像ローラ 12a,12b…スペーサコロ 1
2c…回転軸 12c1…回転中心 13…途中の位置 14,14m,14c,14y,14b…カートリッジ
装着部 15…トナー送り部材 15a…弾性ブレード 15b
…ブレード支持板金 16…現像ブレード 16a…ブレード板金 16b…
小ねじ 16c…弾性ブレード 17…挿入口 18…カバー 19…塗布ローラ 19a…回転軸 22…駆動力受け部材 22a…凹部 23a…段付駆動ギア 23a1…大ギア 23a2…
小ギア 23b…現像ローラギア 23c…段付アイド
ラギア 23c1…大ギア 23c2…小ギア 23d…撹拌ギア 23e…塗布ローラギア 24…駆動伝達部材 24a…凸部 24M…駆動モー
タ 25…付勢手段 26…ガイド 26a…円弧状嵌合部(円弧リブ) 2
6b…押し付け部材 26c…傾斜部 26d…ガイド挿入部 26e…直線
リブ 27…トナーシール 27a…トナーシール面 27b
…折り返し部 27c…端部 30,30A…画像形成装置本体 31a,31b…端部シール 31c…フィルム 32…弾性シール部材 33…ジャーナル 34…シート状のシール部材 35…軸封パッキン 36…ジャーナル 37…トナーキャップ 38…現像ローラ軸受 39…現像ローラ軸受 59…ガイド 59a…傾斜部 59b…ガイド挿入部
59c…直線リブ 59d…突出挿入部 59e…円弧リブ 59f…嵌合
部 59g…直線リブ 59h…ガイド部挿入部 63…カートリッジフレーム 63a…トナー収納部
63b…開口部 63c…突出部 63c1…カット部
63c2…円筒部 63d…突起 63e…把手 6
3g…突出部 63g1…差込部 63g2…先端面
63g3…カット部 63g4…円筒部 63h,63
i…側面 63j1,63j2…穴 63k,63k
1,63k2…ばね受け部 63k3…ばね受け面 6
3m,63m1,63m2…姿勢決めボス 63m3…
中心 63o…開口 63n,63p…結合面 63q
…軸取り付け部 63r…シール取付面 63s…凹部
63t…底面 63A…現像部材支持フレーム 63Aa…フランジ
63Ab…突出部前面 63Ab1…長手方向平面 63Ab2…短手方向平面
63Ab3…円弧面 63Ac…端部シール貼り付け面 63Ad…円弧面
63Ae…トナー供給開口 63Ag…円弧形凹面 6
3Ag1…平面 63Ak1,63Ak2…座面 63
Am…めねじ 63An,63Ap…位置決め穴 63
At…現像室 63Au…舌部 63Au1…上面 63Au2…前面
63Ay…突条 63Aw…ダボ 63A1,63A
2…位置決め座面 63A3…めねじ 63A4…角ダ
ボ 63A5…突部 63A6…丸ダボ 63A7…突
部 63B…トナーフレーム 63Ba,63Bb…フラン
ジ 63Bc…トナー供給開口部 63Bd…端板 6
3Be…軸受部 63Bf…第一の開口 63Bg…第
二の開口 63Bj…平面 63Bm…角 63Bn…
端部シール 63Bp…トナー補給口 63Bq…軸受
部 63Bs…アーム 63Bu…シール面 63C…カバーフレーム 63Cb…フランジ 63C
d…前壁 63Cc…後壁 63D…サイドカバー 63Da…表面 63E…サイドカバー 63Ea…取付面 63Eb…
ダボ 63Ec…小ねじ用穴 63Ef…円筒形突出部
63Eg…カバー部 63Eh…内側面 63Ei…
トナーシール開口 63Ej…トナーシール導出斜面
63Em…角部 63F…カップリングフレーム 63Fa…小ねじ用穴
63Fb,63Fc…突出軸 63Fd…穴 63F
e…めねじ 63Ff…円筒形突出部 63Fk…取り
付け面 64…シャッター 64a…丸穴 64m,64c,6
4y,64b…シャッター 64e,64f…側壁 6
4g…カバー部 64h…開き端 64i…内面 64
j…後縁 64k…開口 64n…カム縁 64p,6
4q…穴 64r…駒 64s…座 64t…シャッタ
ー係合凹部 64u…孔 64M,64C,64Y,6
4B…識別形状部 70…ガイド部 71…ロック部材 71a…支持部 71b…ロック係
合部 71c,71d…取り付け部 71f…溝 71
g…アーム部 73…トナーシール引き抜き把手 81,82…透光性部材 81a…円筒面 82a…平
坦面 101…支持板 101a…支持板端面 101b…後
縁 101c,101d…小ねじ用の穴 101e,1
01f…めねじ 101g…穴 101h…切り込み 102…弾性ブレード 102a…ばね性薄板板金 1
02b…現像ローラ当接部 102c,102d,10
2e,102f…小ねじ用穴 103…押え板 103a…手掛け 103c,103
d,103e,103f…小ねじ用穴 103g…穴
103h…切り込み 105…小ねじ 106…段付小ねじ 107…現像部支持フレーム 108…現像部支持中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮部 滋夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体に形成された潜像を現像
    するための現像ローラと、現像ローラにコートされるト
    ナーの厚みを規制する現像ブレードと、現像ローラ及び
    現像ブレードを支持する現像フレームを有する現像装置
    において、 前記現像ブレードは現像フレームに当接する現像ブレー
    ド支持板と、現像ブレード支持板に重ねられ現像ローラ
    に弾力で接する弾性ブレードと、現像ブレード支持板と
    の間に弾性ブレードを挟持する押え板と、現像ブレード
    の両端を現像フレームに締結する締結手段と、を有し、 前記締結手段の少なくとも1個所は現像ブレードを押圧
    する弾性部材を介して弾性部材を圧するようにして現像
    フレームに固定した締結部材である現像装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は波ワッシャである請求項
    1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は皿ばねである請求項1に
    記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は摺動部材を介して現像ブ
    レードを圧するばね座金である請求項1に記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材は摺動部材を介して現像ブ
    レードを圧する圧縮コイルばねである請求項1に記載の
    現像装置。
  6. 【請求項6】 前記締結部材は首下が先端の現像フレー
    ムにねじ込まれるねじ部よりも大径の円筒部と、前記円
    筒部につづく前記ねじ部を有する請求項1から5の何れ
    か1つに記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 現像ブレードの一端側の締結手段は現像
    ブレードを現像フレームに直接加圧して現像フレームに
    現像ブレードを不動に固定し、他端側の締結手段は現像
    ブレードを押圧する弾性部材を介して弾性部材を圧する
    ようにして現像フレームに固定した締結部材である請求
    項1から6の何れか1つに記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラム上に形成された潜像をトナー
    を用いて現像する現像手段と、を有し、前記現像手段は
    前記電子写真感光体ドラムに接触又は近接する現像ロー
    ラと、 現像ローラにコートされるトナーの厚みを規制する現像
    ブレードと、 現像ローラ及び弾性ブレードを支持する現像フレーム
    と、を有し、前記現像ブレードは現像フレームに当接す
    る現像ブレード支持板と、現像ブレード支持板に重ねら
    れ現像ローラに弾力で接する弾性ブレードと、現像ブレ
    ード支持板との間に現像ブレードを挟持する押え板と、
    現像ブレードの両端を現像フレームに締結する締結手段
    と、を有し、 前記締結手段の少なくとも1個所は現像ブレードを押圧
    する弾性部材を介して弾性部材を圧するようにして現像
    フレームに固定した締結部材であるプロセスカートリッ
    ジ。
  9. 【請求項9】 前記プロセスカートリッジとは、帯電手
    段、またはクリーニング手段と現像手段及び電子写真感
    光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカート
    リッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求
    項8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記プロセスカートリッジとは帯電手
    段、クリーニング手段の少なくとも1つと現像手段及び
    電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して
    画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求項8に記
    載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記プロセスカートリッジとは現像手
    段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化
    して画像形成装置本体に着脱可能とする請求項8に記載
    のプロセスカートリッジ。
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