JP3603354B2 - 混成集積回路装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は,発熱性の電子部品を実装した混成集積回路装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来,混成集積回路装置としては,例えば,図8,図9に示すごとく,多層セラミック基板91の表側面に,パワートランジスタ等の電子部品90及び導体回路93,94を設けたものがある。
電子部品90は,その裏側面全体に設けたヒートシンク92を介して,導体回路94に接合されている。電子部品90はワイヤボンド型素子であり,ワイヤ900により,導体回路93と接続している。
【0003】
多層セラミック基板91は,複数のセラミック基板910を積層したものであり,その内部には内層回路96が設けられている。また,上記導体回路93と内層回路96との間には,信号用のスルーホール95が設けられている。
導体回路94,ヒートシンク92,及び電子部品90の各々の間は,接着材料あるいははんだからなる接着材981により接合されている。また,放熱板99は,絶縁性接着材98により,多層セラミック基板91に接合されている。
【0004】
上記混成集積回路装置9において,電子部品90より発生した熱は,ヒートシンク92を介して多層セラミック基板91に伝達され,更にその内部を経て放熱板99へと放散される。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の混成集積回路装置9においては,多層セラミック基板91の熱伝導性が悪く,熱を速やかに放熱板99に伝達することができない。そこで,図10に示すごとく,多層セラミック基板91の内部に伝熱用スルーホール951を設け,これを多層セラミック基板91の表側面及び裏側面に露出させることが考えられる。
【0006】
しかし,この場合,伝熱用スルーホール951と放熱板99との間の絶縁性を確保するため,絶縁性接着材98の厚みを大きくする必要がある。そのため,両者間の間隔が大きくなり,伝熱用スルーホール951から放熱板99への熱伝導性が低下する。
【0007】
そこで,絶縁性接着材の代わりに,熱伝導性が高い導電性接着材を用いることが考えられる。しかし,放熱板99への熱伝導性は高くなるが,その一方,電子部品90の高圧電流が放熱板99と導通するおそれがあり,混成集積回路装置の安定使用ができない。
【0008】
本発明はかかる従来の問題点に鑑み,放熱板への熱伝導性が高く,かつ安定して使用することができる,混成集積回路装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】
本発明は,複数のセラミック基板を積層してなる多層セラミック基板と,該多層セラミック基板の表側面に搭載した電子部品と,該多層セラミック基板の裏側面に放熱板接合層を介して接合した放熱板とを有する混成集積回路装置であって,
上記多層セラミック基板の裏側面には,上記電子部品の底部面積よりも大きな面積の放熱用金属薄層を設け,
上記多層セラミック基板には,上記電子部品の底部から上記放熱用金属薄層に向かう複数の伝熱用スルーホールを設けてあり,
また上記複数の伝熱用スルーホールは,上記電子部品から上記放熱板の方向へ向かうに従って増設してあり,
かつ上記複数の伝熱用スルーホールは上記多層セラミック基板を貫通する貫通穴と該貫通穴の周囲に放射状に形成された未貫通の未貫通穴とよりなることを特徴とする混成集積回路装置にある。
【0010】
本発明において最も注目すべきことは,多層セラミック基板に設けた伝熱用スルーホールと,その裏側面に設けた幅広の放熱用金属薄層とを通じて,電子部品の熱を放熱板に伝達していることである。
【0011】
上記伝熱用スルーホールは,多層セラミック基板の内部において,電子部品の底部から放熱用金属薄層に向かって,複数個設けられている。伝熱用スルーホールは,上記電子部品から上記放熱板の方向へ向かうに従って増設してある。これにより,電子部品から発生した熱を,放熱用金属薄層へ向けて幅広く拡散させることができ,更に熱伝導性が向上する。
【0012】
伝熱用スルーホールは,多層セラミック基板の表側面から裏側面に向かって貫通する貫通穴とすること,又は,その上端又は下端のいずれか或いは双方を,多層セラミック基板の内部の内層回路に接触させた未貫通穴とすることができる。多層セラミック基板の内部には,上記伝熱用スルーホールと接続する内層回路を設けることが好ましい。これにより,多層セラミック基板内部の伝熱経路の幅が広がり,より一層熱伝導性が向上する。
【0013】
上記放熱用金属薄層は,電子部品の底部面積よりも大きな面積を有している。放熱用金属薄層は,多層セラミック基板の裏側面に,電子部品の底部の下方に位置するよう配設されている。
多層セラミック基板の裏側面には,放熱板接合層を介して,放熱板が接合されている。放熱板接合層は,絶縁性接着材又は導電性接着材のいずれも用いることができる。
【0014】
導電性接着材を用いた場合には,放熱板接合層の熱伝導性は一般に高くなる点において好ましいが,電子部品と放熱板との間を電気的に絶縁しなければならない。かかる絶縁手段としては,放熱用金属薄層の表面を絶縁膜により被覆すること,又は後述するごとく,多層セラミック基板の内部に中間絶縁層を設けること等がある。
【0015】
上記多層セラミック基板は,上記伝熱用スルーホールを設けていない電気絶縁性の中間絶縁層を有することが好ましい。これにより,中間絶縁層の下方に位置する伝熱用スルーホールは,電子部品と電気的に絶縁される。そのため,電子部品がパワートランジスタ等の高電圧素子であっても,電子部品と放熱板との間の絶縁性を確保することができる。
【0016】
また,そのため,放熱板接合層として熱伝導性の良い導電性接着材を用いることができる。また,放熱板接合層の厚みを薄くすることもできる。そのため,放熱板接合層の熱伝導性が向上し,混成集積回路装置全体の熱伝導性をより一層高めることができる。
上記中間絶縁層としては,セラミック基板を用いることができる。この中間絶縁層の厚みは,熱伝導性を向上させるため,できるだけ薄くすることが好ましい。
【0017】
更に,上記中間絶縁層の上下に位置するセラミック基板には,該中間絶縁層との対向面に,幅広の導体層を設けることが好ましい。これにより,伝熱用スルーホールを設けないことによる中間絶縁層の熱伝導性の悪化を防止することができる。
【0018】
上記多層セラミック基板の表側面には,電子部品が搭載されている。電子部品としては,フリップチップ型素子,又はワイヤボンド型素子のいずれを用いてもよい。フリップチップ型素子は,その表面から,電気信号を取り出すよう構成されたものであり,その表面を多層セラミック基板の表側面に対面させてバンプにより接合して用いるものである。一方,ワイヤボンド型素子は,その表面から,ワイヤを介して電気信号を取り出すよう構成されたものである。
この中,フリップチップ型素子を用いることが好ましい。これにより,高密度実装が可能となり,またワイヤの接合工程が不要となりコストの低減化を図ることができる。
【0019】
上記伝熱用スルーホール,放熱用金属薄層,及び導体層は,熱伝導効率の高い金属,例えばモリブデン,銅,タングステン等を用いて形成する。上記放熱板接合層は,絶縁性接着材,又は導電性接着材等により形成される。
【0020】
【作用及び効果】
本発明の混成集積回路装置においては,多層セラミック基板の内部には伝熱用スルーホールを設けており,またその裏側面には放熱板と対向する幅広の放熱用金属薄層を設けている。伝熱用スルーホール及び放熱用金属薄層は,共に,セラミック基板よりも熱伝導率が著しく高い。
【0021】
そのため,電子部品より発生した熱は,まず,伝熱用スルーホールを通じて放熱用金属薄層に伝達される。伝達された熱は,放熱用金属薄層において,電子部品の底部面積よりも広い範囲に拡散される。そのため,放熱用金属薄層と放熱板との間に幅広の伝熱経路が形成される。
【0022】
このため,放熱板接合層自体の熱伝導性の良否にかかわらず,速やかに放熱板に熱が伝達される。また,絶縁性確保のために放熱板接合層が厚くなったとしても,熱は,放熱板接合層の中を幅広の伝熱経路を通じて,大量に速やかに伝達される。それ故,電子部品により発生した熱は,速やかに放熱板へ伝達される。従って,本発明の混成集積回路装置は,熱伝導性が高い。
【0023】
また,電子部品と放熱板との間は,上記のように放熱板接合層として絶縁性接着材を用いたり,又は多層セラミック基板の中に中間絶縁層を設けることによって,電気的に絶縁することができる。そのため,上記混成集積回路装置を安定して使用することができる。
【0024】
本発明によれば,放熱板への熱伝導性が高く,かつ安定して使用することができる,混成集積回路装置を提供することができる。
【0025】
【実施例】
参考例
参考例に係る混成集積回路装置について,図1〜図3を用いて説明する。
本例の混成集積回路装置31においては,図1に示すごとく,複数のセラミック基板21を積層してなる多層セラミック基板2と,多層セラミック基板2の表側面に搭載した電子部品としてのフリップチップ型素子11と,該多層セラミック基板2の裏側面に放熱板接合層18を介して接合された放熱板19とを有している。
【0026】
多層セラミック基板2の内部には,フリップチップ型素子11の底部から放熱用金属薄層17へ向かう,複数の伝熱用スルーホール151,152を設けている。
この中,伝熱用スルーホール151は,多層セラミック基板2を上下に貫通する貫通穴であり,その側面は多層セラミック基板2の内部に設けた幅広の内層回路16と接続している。一方,伝熱用スルーホール152は,その上端又は下端のいずれかを,多層セラミック基板2の内部に露出させた未貫通穴である。この伝熱用スルーホール152の上端又は下端のいずれかは,内層回路16と接続している。
【0027】
また,多層セラミック基板2の裏側面には,図1,図3に示すごとく,フリップチップ型素子11の底部面積よりも大きな面積の放熱用金属薄層17を設けている。放熱用金属薄層17は,フリップチップ型素子11の下方に位置している。放熱用金属薄層17は,上記伝熱用スルーホール151,152と接続している。
【0028】
フリップチップ型素子11は,図1,図2に示すごとく,バンプ12により,多層セラミック基板2の表側面に設けた導体回路13に接続,固定されている。フリップチップ型素子11は,その表面110から電流を取り出すよう構成された電子部品であり,その表面110を多層セラミック基板2の表側面に対面させてバンプ12により接合している。かかるフリップチップ型素子11としては,パワートランジスタ等がある。
【0029】
伝熱用スルーホール151,152は,モリブデン等の伝熱材料をホール内に充填して形成したものである。セラミック基板21は,アルミナ等のセラミック材料により形成することができる。上記の材料を用いた場合,セラミック基板の熱伝導率は,約30W/m・kであるのに対し,伝熱用スルーホールの熱伝導率は,上記セラミック基板の熱伝導率よりも一桁以上高い。
【0030】
バンプ12は,半田,又は導電性接着材により形成することができる。導体回路13,内層回路16,放熱用金属薄層17は,銅,タングステン,モリブデン等を用いて形成することができる。
本例の混成集積回路装置31は,例えば,自動車に搭載されるイグナイタ,レギュレータ等において使用される。
【0031】
次に,本例の作用効果について説明する。
本例の混成集積回路装置31においては,多層セラミック基板2の内部には伝熱用スルーホール151,152を設け,その裏側面には放熱板19と対向する幅広の放熱用金属薄層17を設けている。上記伝熱用スルーホール及び放熱用金属薄層は,共に,セラミック基板よりも熱伝導率が著しく高い。
【0032】
そのため,フリップチップ型素子11より発生した熱は,まず,伝熱用スルーホール151,152を通じて放熱用金属薄層17に伝達される。伝達された熱は,放熱用金属薄層17において,フリップチップ型素子11の底部面積よりも広い範囲に拡散される。そのため,放熱用金属薄層17と放熱板19との間に,幅広の伝熱経路が形成される。
【0033】
このため,放熱板接合層18自体の熱伝導性の良否にかかわらず,速やかに放熱板19に熱が伝達される。また,絶縁性確保のために放熱板接合層18が厚くなったとしても,熱は,上記幅広の伝熱経路を通じて,大量に速やかに伝達される。それ故,フリップチップ型素子11により発生した熱は,放熱板19へ速やかに伝達される。
また,多層セラミック基板2の内部には,内層回路16が設けられている。そのため,熱を幅広く拡散させることができる。
従って,本例の混成集積回路装置31は,熱伝導性が高い。
【0034】
また,放熱板接合層18は,絶縁可能な厚みを確保して,絶縁性接着材により形成されている。そのため,フリップチップ型素子11と放熱板19との間を,電気的に絶縁することができる。そのため,本例の混成集積回路装置31は,安定して使用することができる。
【0035】
また,本例においては,電子部品としてフリップチップ型素子11を用いているため,熱及び電流ともに,その下部を固定するバンプ12により多層セラミック基板2に導くことができる。そのため,高密度実装化,及び小型化が可能である。またワイヤの接合工程が不要となりコストの低減化を図ることができる。
【0036】
実施例
本例の混成集積回路装置においては,図4,図5に示すごとく,伝熱用スルーホール151,152が,フリップチップ型素子11から放熱用金属薄層17の方向へ向かうに従って増設されている。
上記伝熱用スルーホール151,152は,フリップチップ型素子11を中心として放射状に広がる位置に設けてある。貫通穴の伝熱用スルーホール151は,フリップチップ型素子11の直下に位置している。未貫通穴の伝熱用スルーホール152は,貫通穴の伝熱用スルーホール151の周囲に放射状に形成されている。
その他は,参考例と同様である。
【0037】
本例の混成集積回路装置32においては,伝熱用スルーホール151,152が,フリップチップ型素子11から放熱用金属薄層17の方向へ向かうに従って増設してある。そのため,内層回路16により熱が幅広く拡散される。それ故,フリップチップ型素子11から発生した熱を,放熱用金属薄層17へ向けて幅広く拡散させることができ,更に熱伝導性が向上する。
その他,本例においても参考例と同様の効果を得ることができる。
【0038】
実施例
本例の混成集積回路装置においては,図6に示すごとく,多層セラミック基板2は,伝熱用スルーホールを設けていない電気絶縁性の中間絶縁層20を有している。中間絶縁層20としては,セラミック基板を用いている。中間絶縁層20の上下に位置するセラミック基板21には,中間絶縁層20との対向面に,幅広の導体層160,162を設けている。中間絶縁層20上方の導体層160は,未貫通穴の伝熱用スルーホール153を介して,導体回路13と接続している。一方,中間絶縁層20下方の導体層162は,未貫通の伝熱用スルーホール154を介して,放熱用金属薄層17と接続している。
【0039】
また,放熱板19を接合する放熱板接合層180は,導電性接着材により形成されている。多層セラミック基板2の裏側面には,放熱用金属薄層17と,該放熱用金属薄層17と導通していない導体回路171とを設けている。多層セラミック基板2の裏側面は,放熱用金属薄層17を除く部分を絶縁膜181により被覆させている。
【0040】
本例の混成集積回路装置33においては,伝熱用スルーホールを設けていない中間絶縁層20を有している。そのため,中間絶縁層20の下方に位置する伝熱用スルーホール152は,電気的に絶縁される。それ故,フリップチップ型素子11がパワートランジスタ等の高電圧素子であっても,中間絶縁層20の下方の伝熱用スルーホール152及び放熱用金属薄層17に電流が流れることがない。従って,フリップチップ型素子11と放熱板19との間の絶縁性を確保することができる。また,放熱板接合層180の厚みも薄くできる。
【0041】
更に,放熱板接合層180として熱伝導性の良い導電性接着材を用いることができ,混成集積回路装置33の熱伝導性をより一層高めることができる。
尚,多層セラミック基板2を多層構造とするほど,セラミック基板の1枚当たりの厚みが薄くなる。そのため,中間絶縁層20が薄層となり,熱伝導性も高くなる。
その他,本例においても参考例と同様の効果を得ることができる。
【0042】
実施例
本例の混成集積回路装置は,図7に示すごとく,電子部品としてワイヤボンド型素子111を搭載している。ワイヤボンド型素子111は,導電性接着材料あるいははんだからなる接着材121により,導体回路131の上に接合されている。また,ワイヤボンド型素子111は,ワイヤ112により,導体回路13と電気的に接続している。
その他は,実施例と同様である。
【0043】
本例においては,ワイヤボンド型素子111を導体回路131に接合している。導体回路131の下方には,実施例3と同様に伝熱用スルーホール153,154,内層回路160,162,及び放熱用金属薄層17が設けられている。そのため,本例の混成集積回路装置34は,実施例と同様に,熱伝導性が高く,安定して使用することができる。
【0044】
また,ワイヤボンド型素子111の裏側面には,通常コレクタ電極が形成されており,比較的高電圧がかかる。しかし,本例においては,伝熱用スルーホール153,154はすべて未貫通であり,また多層セラミック基板2は伝熱用スルーホールを設けていない中間絶縁層20を有している。そのため,高電圧電流が放熱板19に流れることがなく,安定して使用できる。
更に,ワイヤボンド型素子111の下方には,上記のごとく良好な伝熱経路が形成されるため,その底部にヒートシンクを設ける必要がない。そのため,部品点数を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例における,図2及び図3のA−A線に沿って切断した混成集積回路装置の断面図。
【図2】参考例の混成集積回路装置の平面図。
【図3】参考例の,放熱用金属薄層とフリップチップ型素子との配置関係を示す,混成集積回路装置の裏面図。
【図4】実施例の混成集積回路装置の断面図。
【図5】実施例の,多層セラミック基板の裏側面における,伝熱用スルーホールとフリップチップ型素子との配置関係を示す説明図。
【図6】実施例の混成集積回路装置の断面図。
【図7】実施例の混成集積回路装置の断面図。
【図8】従来例における,図9のB−B線に沿って切断した混成集積回路装置の断面図。
【図9】従来例の混成集積回路装置の平面図。
【図10】従来例の,伝熱用スルーホールを設けた混成集積回路装置の平面図。
【符号の説明】
11...フリップチップ型素子,
111...ワイヤボンド型素子,
12...バンプ,
13,131...導体回路,
151,152,153,154...伝熱用スルーホール,
16...内層回路,
160,162...導体層,
17...放熱用金属薄層,
18...放熱板接合層,
19...放熱板,
2...多層セラミック基板,
20...中間絶縁層,
21...セラミック基板,
31,32,33,34...混成集積回路装置,

Claims (4)

  1. 複数のセラミック基板を積層してなる多層セラミック基板と,該多層セラミック基板の表側面に搭載した電子部品と,該多層セラミック基板の裏側面に放熱板接合層を介して接合した放熱板とを有する混成集積回路装置であって,
    上記多層セラミック基板の裏側面には,上記電子部品の底部面積よりも大きな面積の放熱用金属薄層を設け,
    上記多層セラミック基板には,上記電子部品の底部から上記放熱用金属薄層に向かう複数の伝熱用スルーホールを設けてあり,
    また上記複数の伝熱用スルーホールは,上記電子部品から上記放熱板の方向へ向かうに従って増設してあり,
    かつ上記複数の伝熱用スルーホールは上記多層セラミック基板を貫通する貫通穴と該貫通穴の周囲に放射状に形成された未貫通の未貫通穴とよりなることを特徴とする混成集積回路装置。
  2. 請求項1において,上記多層セラミック基板は,上記伝熱用スルーホールを設けていない中間絶縁層を有することを特徴とする混成集積回路装置。
  3. 請求項1又は2において,上記電子部品は,フリップチップ型素子,又はワイヤボンド型素子のいずれかであることを特徴とする混成集積回路装置。
  4. 複数のセラミック基板を積層してなる多層セラミック基板と,該多層セラミック基板の表側面に搭載した電子部品と,該多層セラミック基板の裏側面に放熱板接合層を介して接合した放熱板とを有する混成集積回路装置であって,
    上記多層セラミック基板の裏側面には,上記電子部品の底部面積よりも大きな面積の放熱用金属薄層を設け,
    上記多層セラミック基板には,上記電子部品の底部から上記放熱用金属薄層に向かう複数の伝熱用スルーホールを設けてあり,
    また上記複数の伝熱用スルーホールは,上記電子部品から上記放熱板の方向へ向かうに従って増設してあり,
    また上記多層セラミック基板には上記伝熱用スルーホールを設けていない電気絶縁性の中間絶縁層を設け,該中間絶縁層の両面には導体層を設けると共に上記中間絶縁層の上側である上記電子部品側の上側導体層に通じる上側伝熱用スルーホールと上記中間絶縁層の下側である上記放熱板側の下側導体層に通じる下側伝熱用スルーホールとを設けてなり,
    かつ上記下側伝熱用スルーホールは上記上側伝熱用スルーホールよりも数多く増設されていることを特徴とする混成集積回路装置。
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