JP3571471B2 - 処理方法,塗布現像処理システム及び処理システム - Google Patents

処理方法,塗布現像処理システム及び処理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被処理基板に対してレジスト液を塗布する処理や現像処理などの処理を行う処理方法、これらの処理を行うシステムとして構成された塗布現像処理システム及び処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば半導体製造プロセスにおけるいわゆるフォトレジスト処理工程においては、半導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)などの被処理基板を洗浄したり、その表面にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成し、所定のパターンで露光した後に現像液で現像処理しているが、このような一連の処理を行うにあたっては、従来から、例えば図6に示したようなレジスト塗布・現像処理システム101が用いられている。
【0003】
このレジスト塗布・現像処理システム101においては、複数のウエハを収納する収納体であるカセットCを整列して複数載置する載置部102と、この載置部102に載置されたカセットC内のウエハWを取り出して、搬送手段としてのメイン搬送アーム103へと搬送する搬送機構104とを備えており、搬送機構104は、カセットCの整列方向(X方向)に沿って設けられている搬送路105上を移動自在になっている。そしてウエハWに対して所定の処理を行う各種の処理装置は、搬送手段としての2つのメイン搬送アーム103、106の各搬送路107、108を挟んだ両側に配置されている。
【0004】
より詳述すると、まず、カセットCから取り出されたウエハWの表面を洗浄するため、ウエハWを回転させながらブラシ洗浄するブラシ洗浄装置111、ウエハWに対して高圧ジェット洗浄する水洗洗浄装置112、ウエハWの表面を疎水化処理してレジストの定着性を向上させるアドヒージョン処理装置113、ウエハWを所定温度に冷却する冷却処理装置114、回転するウエハWの表面にレジスト液を塗布するレジスト液塗布装置115、115、レジスト液塗布後のウエハWを加熱したり、露光後のウエハWを加熱する加熱処理装置116、露光後のウエハWを回転させながらその表面に現像液を供給して現像処理する現像処理装置117、117が配置されている。そしてこれら各処理装置はある程度集約化されており、適当な処理装置群にまとめることで設置スペースの縮小、並びに処理効率の向上が図られている。またこれら各種処理装置に対するウエハWの搬入出は、前記した2つのメイン搬送アーム103、106によって行われている。
【0005】
ところでこの種のレジスト塗布・現像処理は、当然のことながら清浄な雰囲気中で行うことが必要であり、ウエハWに対する汚染を極力防止しなければならない。そのためシステムとして構成されている、前記載置部102をはじめとして各処理装置やメイン搬送アーム103、106は、図示のようにケーシング121内に配置され、さらにケーシング121の上部には、例えばFFU(ファン・フィルタ・ユニット)が設置され、清浄なダウンフローがシステム内に形成されている。またレジスト液やその溶剤には有機系化合物が使用されているため、その蒸気がケーシング121内に浮遊してウエハWを汚染しないように、適宜ケミカルフィルタがシステム内の空気の循環系に設置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来のレジスト塗布・現像処理システム101では、全ての処理が終了したウエハW、即ち現像処理装置117での現像、及びその後の加熱処理が終了したウエハWを、載置部102上のカセットCまで搬送するにあたり、メイン搬送アーム106、103によって搬送機構103まで搬送する必要がある。
しかしながら既述したように、このメイン搬送アーム106、103は、レジスト液塗布直後や現像液処理直後のウエハWの搬送にも従事しており、ウエハWを直接保持しているピンセットと呼ばれる部分にこれらの液が付着している可能性がある。
【0007】
そうすると、所定の処理が終了したウエハWをこれらメイン搬送アーム106、103で搬送する場合、前記ピンセットにに付着していた液によってウエハWが汚染される可能性も否定できない。
またレジスト塗布・現像処理が終了したウエハWに対して、例えば次処理のエッチング処理を行うにあたっては、当然のことながらウエハWは清浄な状態でエッチング処理装置に移送されなければならないが、前記した液の付着による汚染がなくとも、システム内に浮遊していたパーティクルが処理後のウエハに付着する可能性もある。
したがって、この点に関し何らかの対策が施されることが望ましい。
【0008】
さらに既述したようにシステム内雰囲気の有機成分を除去するために適宜ケミカルフィルタが使用されているが、周知のように、ケミカルフィルタは極めて高価であり、またそのメンテナンスも必要なことから、できればケミカルフィルタの必要量を最小限に抑えることが望ましい。
この点、前記した従来のレジスト塗布・現像処理システム101では、ブラシ洗浄装置111や水洗洗浄装置112など、本来は有機成分とは無縁の処理装置までシステム内に組み入れたため、システムの容積自体が大きくなり、それに伴って、ケミカルフィルタも必要以上に使用せざるを得なかったのである。
【0009】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、前記したようなレジスト塗布・現像処理システムのような処理システムにおいて、所定の一連の処理が終わってカセットと呼ばれる収納体に収納するウエハなどの被処理基板の汚染防止を図ることのできる処理方法と,当該処理方法を好適に実施でき、しかも前記したケミカルフィルタの使用量を必要最小限に抑えることのできる塗布現像処理システム及び処理システムを提供することをその目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1によれば、被処理基板を収納した収納体が載置される載置部と、この載置部上の収納体に対して被処理基板を搬出入自在な搬送機構と、この搬送機構との間で直接又は間接的に被処理基板を授受する搬送手段と、少なくとも当該被処理基板に対してレジスト液を塗布するレジスト液処理装置と、現像処理する現像処理装置と、これらの各処理装置での所定の処理が終了した後に被処理基板を加熱する加熱処理装置とを備え、前記搬送手段はこれら各処理装置に対して被処理基板を搬入出自在となるように構成された塗布現像処理システムを用い、前記被処理基板にこれら各処理装置によって所定の処理を行う方法において、前記所定の処理終了後、前記載置部上の収納体に処理済みの前記被処理基板を搬入して収納する前に、当該処理済みの被処理基板に対して洗浄処理を行うことを特徴とする、処理方法が提供される。
なおここで直接又は間接的に被処理基板を授受するとは、搬送機構が搬送手段に対して直接被処理基板を授受すること、又は受け渡し部のようなものを介して間接的に授受することをいう。
【0011】
この処理方法によれば、所定の処理終了後、前記載置部上の収納体に処理済みの前記被処理基板を搬入して収納する前に、当該処理済みの被処理基板に対して洗浄処理を行うようにしたので、所定の処理が終了した後に万が一搬送手段による搬送の際、レジスト液、現像液やパーティクルなどによって被処理基板が汚染しても、前記洗浄処理によって洗浄されるので、清浄な状態で被処理基板を収納体に搬入することができる。
【0012】
また請求項2によれば、被処理基板を収納した収納体が載置される載置部と、この載置部上の収納体に対して被処理基板を搬出入自在な搬送機構と、この搬送機構との間で受け渡し部を介して被処理基板を授受する搬送手段と、少なくとも当該被処理基板に対してレジスト液を塗布するレジスト液処理装置と、現像処理する現像処理装置と、これらの各処理装置での所定の処理が終了した後に被処理基板を加熱する加熱処理装置とが集約的に配置されて一又は二以上の処理装置群が構成され、前記搬送手段はこれら各処理装置に対して被処理基板を搬入出自在となるように構成された塗布現像処理システムにおいて、前記処理装置群とは異なった空間に、少なくとも被処理基板に対して洗浄処理を行う洗浄処理装置を配置すると共に、この洗浄処理装置に対して被処理基板を搬入出自在な他の搬送手段を別途設け、当該他の搬送手段は、前記搬送機構との間で被処理基板の授受が自在であることを特徴とする、塗布現像処理システムが提供される。
【0013】
この請求項2の塗布現像処理システムによれば、まずレジスト液処理装置や現像処理装置などが集約化された処理装置群とは別に洗浄処理装置が設けられ、搬送機構との間で他の搬送手段を介して被処理基板をこの洗浄処理装置内に搬入出自在となるから、処理装置群での所定の処理が終了して搬送手段によって搬送された被処理基板が搬送機構に移載された後、この洗浄処理装置へと該被処理基板を搬送することができる。したがって、所定の処理が終了した後の被処理基板を収納体内に収納する前の段階で洗浄処理に付することができる。また逆に、搬送機構によって収納体から取りだした未処理の被処理基板を、搬送手段に渡す前に先に洗浄処理を行い、その後再び搬送機構を介して搬送手段に渡し、以後処理装置群においてレジスト液処理装置や現像処理装置によって所定の処理を行うようにすることも可能である。
【0014】
しかも洗浄処理装置は、一般的に純水など、おおよそ有機成分とは無関係な液体を使用して被処理基板を洗浄するものであるから、レジスト液処理装置や現像処理装置などが集約化された処理装置群とは異なった空間にこのような洗浄処理装置が設けることで、この洗浄処理装置の存する空間にはケミカルフィルタを用いる必要がない。したがって、結果的にこの請求項2の塗布現像処理システムでは、処理装置群から洗浄処理装置を切り離した構成となっているから、その分従来よりもケミカルフィルタの必要量を減少させることができる。
【0015】
なおこの請求項2の塗布現像処理システムにおける他の搬送手段は、被処理基板を直接保持する、例えば従来「ピンセット」と呼ばれる保持部材を2つ以上備えることが好ましく、そのように保持部材を複数装備することにより、洗浄処理装置に対する搬入、搬出を、他の搬送手段の一回の移動でおこなうことができ、しかも未処理、既処理の被処理基板を保持する保持部材を区別することができるので、被処理基板に対する汚染防止がさらに向上する。
【0016】
またこの洗浄処理装置自体は、複数の洗浄処理装置を集約化したり、集積化した構成であってもよい。これによって多数の被処理基板の同時並行処理することができ、スループットを向上させることができる。
【0017】
請求項3の塗布現像処理システムは、前記した請求項2の塗布現像処理システムにおける搬送機構と他の搬送手段との間で被処理基板が授受できる、即ち直接受け渡しができる構成に変えて、受け渡し部を介して搬送機構と他の搬送手段との間で被処理基板が授受できる構成としたものである。
【0018】
このように受け渡し部を介して被処理基板を授受するようにしたことで、受け渡し部を待機部として機能させることができ、時間調整が容易になる。またこの受け渡し部を並列や上下に配置して複数設けることによって、さらに多数の被処理基板を同時並行処理する際の時間調整が容易になる。
【0019】
なお請求項2、3における他の搬送手段は、処理装置群における各種処理装置に対して被処理基板を搬入出する搬送手段と異なり、搬送機構や受け渡し部と、洗浄処理装置に対してアクセスできればよいので、搬送手段よりも動作を単純化させることができ、その分発塵の可能性を少なくさせることができる。
また,前記受け渡し部は,被処理基板を載置できる載置部材と,上下動して当該載置部材から突出自在な支持ピンとを備えていてもよい。
請求項5の発明によれば,被処理基板に対して所定の処理を施す処理装置を複数具備し,これらの複数の処理装置に対して被処理基板を搬出入自在な搬送手段を備えた処理ステーションと,被処理基板を収納する収納体が載置される載置部と,前記載置部上の収納体に対して被処理基板を搬出入自在でかつ前記搬送手段との間で被処理基板を授受する搬送機構とを備え,前記処理ステーションに接続して設けられたカセットステーションと,前記処理ステーションとは異なった領域に設けられ,基板の洗浄処理を行う洗浄処理装置と,この洗浄処理装置に対して被処理基板を搬入出自在な他の搬送手段と,を具備し,当該他の搬送手段は、前記搬送機構との間で被処理基板の授受が自在であることを特徴とする処理システムが提供される。
請求項6の発明によれば,被処理基板に対して所定の処理を施す処理装置を複数具備し,これらの複数の処理装置に対して被処理基板を搬出入自在な搬送手段を備えた処理ステーションと,被処理基板を収納する収納体が載置される載置部と,前記載置部上の収納体に対して被処理基板を搬出入自在でかつ前記搬送手段との間で被処理基板を授受する搬送機構とを備え,前記処理ステーションに接続して設けられたカセットステーションと,前記処理ステーションとは異なった領域に設けられ,基板の洗浄処理を行う洗浄処理装置と,この洗浄処理装置に対して被処理基板を搬入出自在な他の搬送手段と,を具備し,当該他の搬送手段は、前記搬送機構との間で受け渡し部を介して被処理基板の授受が自在であることを特徴とする処理システムが提供される。
前記受け渡し部は,前記処理ステーションとは異なった雰囲気中に配置されていてもよい。
また,前記処理ステーションで所定の処理の終了した被処理基板を,前記収納体に収納する前に,前記洗浄処理装置に搬送するようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図に基づいて説明すると、図1〜図3は、各々本発明の実施の形態にかかるウエハの塗布現像処理システム1の全体構成の図であって、図1は平面、図2は正面、図3は背面からみた様子を夫々示している。
【0021】
この塗布現像処理システム1は、被処理基板としてウエハWをカセットC単位で複数枚、例えば25枚単位で外部からシステムに搬入したり、あるいはシステムから搬出したり、カセットCに対してウエハWを搬入・搬出したりするためのカセットステーション10と、塗布現像処理工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理装置を所定位置に多段配置してなる処理ステーション11と、この処理ステーション11に隣接して設けられる露光装置(図示せず)との間でウエハWを受け渡しするためのインターフェース部12とを一体に接続した構成を有している。
【0022】
前記カセットステーション10では、図1に示すように、載置部となるカセット載置台20上の位置決め突起20aの位置に、複数個例えば4個までのカセットCが、夫々のウエハ出入口を処理ステーション11側に向けてX方向(図1中の上下方向)一列に載置され、このカセット配列方向(X方向)およびカセットC内に収納されたウエハのウエハ配列方向(Z方向;垂直方向)に移動可能な、本発明でいう搬送機構を構成するウエハ搬送体21が、搬送路21aに沿って移動自在であり、各カセットCに選択的にアクセスできるようになっている。
【0023】
さらにこのウエハ搬送体21は、θ方向に回転自在に構成されており、後述するように処理ステーション11側の第3の処理ユニット群Gの多段ユニット部に属するアライメントユニット(ALIM)およびイクステンションユニット(EXT)にもアクセスできるようになっている。
【0024】
前記処理ステーション11には、図1に示すように、その中心部に本発明の搬送手段を構成する垂直搬送型の主ウエハ搬送手段22が設けられ、その周りに各種処理装置が1組または複数の組に亙って多段集積配置されて処理装置群を構成している。本実施の形態にかかる塗布現像処理システム1においては、5つの処理装置群G、G、G、G、Gが配置可能な構成であり、第1および第2の処理装置群G、Gは、システム正面(図1において手前)側に配置され、第3の処理装置群Gはカセットステーション10に隣接して配置され、第4の処理装置群Gはインターフェース部12に隣接して配置され、さらに別に第5の処理装置群Gのを背面側に配置することが可能になっている。
【0025】
図2に示すように、第1の処理装置群Gでは、カップCP内でウエハWをスピンチャックに載せて所定の処理を行う2台のスピンナ型処理装置、例えばレジスト液塗布装置(COT)および現像処理装置(DEV)が下から順に2段に重ねられている。第2の処理装置群Gにおいても同様に、2台のスピンナ型処理装置、例えばレジスト液塗布装置(COT)および現像処理装置(DEV)が下から順に2段に重ねられている。これらレジスト液塗布装置(COT)は、レジスト液の排液が機構的にもメンテナンスの上でも面倒であることから、このように下段に配置するのが好ましい。しかし、必要に応じて適宜上段に配置することももちろん可能である。
【0026】
図3に示すように、第3の処理装置群Gでは、ウエハWを載置台(図示せず)に載せて所定の処理を行うオーブン型の処理装置、例えば冷却処理を行うクーリング装置(COL)、レジストの定着性を高めるためのいわゆる疏水化処理を行うアドヒージョン装置(AD)、位置合わせを行うアライメント装置(ALIM)、イクステンション装置(EXT)、露光処理前の加熱処理を行うプリベーキング装置(PREBAKE)および露光処理後の加熱処理を行うポストベーキング装置(POBAKE)が、下から順に例えば8段に重ねられている。
【0027】
第4の処理装置群Gにおいても、オーブン型の処理装置、例えばクーリング装置(COL)、イクステンション・クーリング装置(EXTCOL)、イクステンション装置(EXT)、クーリング装置(COL)、プリベーキング装置(PREBAKE)およびポストベーキング装置(POBAKE)が下から順に、例えば8段に重ねられている。
【0028】
このように処理温度の低いクーリング装置(COL)、イクステンション・クーリング装置(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いベーキング装置(PREBAKE)、ポストベーキング装置(POBAKE)およびアドヒージョン装置(AD)を上段に配置することで、装置間の熱的な相互干渉を少なくすることができる。
【0029】
前記インターフェース部12は、奥行方向(X方向)については、前記処理ステーション11と同じ寸法を有するが、幅方向についてはより小さなサイズに設定されている。そしてこのインターフェース部12の正面部には、可搬性のピックアップカセットCRと、定置型のバッファカセットBRが2段に配置され、他方背面部には周辺露光装置23が配設され、さらにまた中央部にはウエハ搬送体24が設けられている。このウエハ搬送体24は、X方向、Z方向(垂直方向)に移動して両カセットCR、BRおよび周辺露光装置23にアクセスできるようになっている。前記ウエハ搬送体24は、θ方向にも回転自在となるように構成されており、処理ステーション11側の第4の処理装置群Gに属するイクステンション装置(EXT)や、さらには隣接する露光装置(図示せず)側のウエハ受渡し台(図示せず)にもアクセスできるようになっている。
【0030】
また本実施形態にかかる塗布現像処理システム1では、既述の如く主ウエハ搬送手段22の背面側にも、破線で示した第5の処理装置群Gを配置できるようになっているが、この第5の処理装置群Gの多段装置は、案内レール25に沿って主ウエハ搬送手段22からみて、側方へシフトできるように構成されている。従って、この第5の処理装置群Gの多段装置を図示の如く設けた場合でも、前記案内レール25に沿ってスライドすることにより、空間部が確保されるので、主ウエハ搬送手段22に対して背後からメンテナンス作業が容易に行えるようになっている。なお第5の処理装置群Gの多段装置は、そのように案内レール25に沿った直線状のスライドシフトに限らず、図1中の一点鎖線の往復回動矢印で示したように、システム外方へと回動シフトさせるように構成しても、主ウエハ搬送手段22に対するメンテナンス作業のスペース確保が容易である。
【0031】
次に主ウエハ搬送手段22の詳細について説明すると、図4は主ウエハ搬送手段22の要部を示しており、この主ウエハ搬送手段22は、上端及び下端で相互に接続されて対向する一対の垂直壁部31、32からなる筒状支持体33の内側に、ウエハ搬送装置34を上下方向(Z方向)に昇降自在に装備している。筒状支持体33はモータ35の回転軸に接続されており、このモータ35の回転駆動力によって、前記回転軸を中心としてウエハ搬送装置34と一体に回転し、それによってウエハ搬送装置34は、θ方向に回転自在となっている。
【0032】
前記ウエハ搬送装置34は、搬送基台40上に、この搬送基台40の前後方向、例えば図4中のX方向に移動自在な複数本の保持部材、例えば3本のピンセット41、42、43を備えている。これら各ピンセット41、42、43はいずれも筒状支持体33の両垂直壁部31、32間の側面開口部36を通過自在な形態、大きさを有しており、搬送基台40に内蔵された駆動モータ(図示せず)及びベルト(図示せず)によって前記前後方向に移動自在である。そしてウエハはこれら各ピンセット41、42、43のいずれによっても保持可能である。
【0033】
なお前記各ピンセット41、42、43の上下方向の配置間隔は、最上部のピンセット41と2段目のピンセット42との間の間隔が、この2段目のピンセット42と最下部のピンセット43との間の間隔よりも大きくとられている。これは最上部のピンセット41と、2段目のピンセット42とに夫々保持されたウエハWが相互に熱干渉することによる処理への悪影響を防止するためである。従って、最上部のピンセット41は、通常、冷却工程からレジスト塗布工程を実施するときに使用され、そのような熱干渉による悪影響のおそれのないウエハWの搬送にあたっては、2段目のピンセット42と最下部のピンセット43とが使用される。なおかかる熱干渉防止効果をさらに高めるため、例えば最上部のピンセット41と、2段目のピンセット42との間に、断熱板を配置してもよい。
【0034】
前出ウエハ搬送体21の搬送路21aの端部外方には、受け渡し部51が設けられている。この受け渡し部51は、前出第1〜第5の各処理装置群G〜Gや主ウエハ搬送手段22が配置されている空間とは異なった空間に位置して、異なった雰囲気中に配置されている。
【0035】
この受け渡し部51は、その上面にウエハを載置できる載置部材52が備えられ、さらに適宜上下動してこの載置部材52から突出自在な支持ピン53が設けられている。ウエハはこの突出した支持ピン53上に載置自在であり、ウエハ搬送体21は、そのように突出した支持ピン53に対して、ウエハを載置させたり、逆に支持ピン53上のウエハを受け取ることが自在である。
【0036】
受け渡し部51の背面側、即ちX方向に沿った延長線上には、本発明の他の搬送手段を構成する副ウエハ搬送手段61が設けられている。この副ウエハ搬送手段61は、ウエハを直接保持する2本のピンセット62、63を上下に有しており、これら各ピンセット62、63は、各々独立して前進後退自在である。また副ウエハ搬送手段61自体は、適宜の駆動機構(図示せず)によってZ方向に移動自在であり、またθ回転自在である。かかる構成により、副ウエハ搬送手段61の各ピンセット62、63は、前記受け渡し部51の支持ピン53に対して、ウエハを載置させたり、逆に支持ピン53上のウエハを受け取ることが自在である。
【0037】
そしてこの副ウエハ搬送手段61を挟んで前記受け渡し部51と対向する位置に、洗浄処理装置71が設けられている。この洗浄処理装置71は、例えばウエハを回転する回転機構(図示せず)と、このウエハに対して高圧ジェット洗浄するためのノズル(図示せず)を内部に有しており、これによってウエハ表面に付着しているパーティクルや処理液等を洗浄するようになっている。またこの洗浄処理装置71に対するウエハの搬入出は、副ウエハ搬送手段61に対面した搬入出口72を通じて行われるようになっている。
【0038】
さらにこの塗布現像処理システム1においては、前記したカセット載置台20、ウエハ搬送体21の搬送路21a、第1〜第5の処理装置群G、G、G、G、G、インターフェース部12に対して、上方から清浄な空気のダウンフローが形成されるよう、図2に示したように、システム上部に、例えばULPAフィルタなどの高性能フィルタやケミカルフィルタなどによって構成されたフィルタ装置81が、前記3つのゾーン(カセットステーション10、処理ステーション11、インターフェース部12)毎に設けられている。そしてこのフィルタ装置81の上流側から供給された空気が、該フィルタ装置81を通過する際にパーティクルや有機成分が除去され、図2の実線矢印や破線矢印に示したように、清浄なダウンフローが形成される。また特に装置内に有機成分を発生するレジスト液塗布装置(COT)や現像処理装置(DEV)に対しては、その内部に対しても清浄なダウンフローが形成されるように、適宜ダクト配管されている。
【0039】
本実施の形態にかかる塗布現像処理システム1は以上のように構成されており、次にこの塗布現像処理システム1の動作について説明すると、まずカセットステーション10において、ウエハ搬送体21がカセット載置台20上の処理前のウエハを収容しているカセットCにアクセスして、そのカセットCから1枚のウエハWを取り出す。その後ウエハ搬送体21は、まず処理ステーンション11側の第3の処理装置群Gの多段装置内に配置されているアライメント装置(ALIM)まで移動し、当該アライメント装置(ALIM)内にウエハWを移載する。
【0040】
そして当該アライメント装置(ALIM)においてウエハWのオリフラ合わせおよびセンタリングが終了すると、主ウエハ搬送手段22のウエハ搬送装置34は、アライメントが完了したウエハWを受け取り、第3の処理装置群Gにおいて前記アライメント装置(ALIM)の下段に位置するアドヒージョン装置(AD)の前まで移動して、装置に前記ウエハWを搬入する。次いで、第3の処理装置群G又は第4の処理装置群Gの多段装置に属するクーリング装置(COL)へ搬入する。このクーリング装置(COL)内で前記ウエハWはレジスト塗布処理前の設定温度例えば23℃まで冷却される。
【0041】
冷却処理が終了すると、主ウエハ搬送手段22は、ピンセット41によってウエハWをクーリング装置(COL)から搬出し、ピンセット42に保持された次のウエハWと交換し、冷却後のウエハWを次に第1の処理装置群G又は第2の処理装置群Gの多段装置に属するレジスト液塗布装置(COT)へ搬入する。このレジスト液塗布装置(COT)内で、ウエハWはスピンコート法によりウエハ表面に一様な膜厚でレジスト液を塗布される。
【0042】
レジスト塗布処理が終了すると、主ウエハ搬送手段22は、ウエハWをレジスト液塗布装置(COT)から搬出し、次にプリベーク装置(PREBAKE)内へ搬入する。プリベーク装置(PREBAKE)内でウエハWは所定温度、例えば100℃で所定時間だけ加熱され、ウエハW上の塗布膜から残存溶剤が蒸発除去される。
【0043】
プリベークが終了すると、主ウエハ搬送手段22は、ウエハWをプリベーク装置(PREBAKE)から搬出し、次に第4の処理装置群Gの多段装置に属するイクステンション・クーリング装置(EXTCOL)へ搬入する。このイクステンション・クーリング装置(EXTCOL)内でウエハWは、次工程つまり周辺露光装置23における周辺露光処理に適した温度例えば24℃まで冷却される。この冷却後に主ウエハ搬送手段22は、ウエハWを直ぐ上のイクステンション装置(EXT)へ移送し、このイクステンション装置(EXT)内の所定の載置台(図示せず)にウエハWを載置する。
【0044】
このイクステンション装置(EXT)の載置台上にウエハWが載置されると、インターフェース部12のウエハ搬送体24が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、ウエハ搬送体24は当該ウエハWをインターフェース部12内の周辺露光装置23へ搬入する。ここで、ウエハWはその周縁部に露光処理を受ける。
【0045】
前記した周辺露光処理が終了すると、ウエハ搬送体24は、ウエハWを周辺露光装置23から搬出し、隣接する露光装置側のウエハ受取り台(図示せず)へ移送する。この場合、ウエハWは、露光装置へ渡される前に、必要に応じてバッファカセットBRに一時的に格納されることもある。
【0046】
露光装置における全面パターン露光処理が完了して、ウエハWが露光装置側のウエハ受取り台に戻されると、インターフェース部12のウエハ搬送体24はそのウエハ受取り台へアクセスして露光処理後のウエハWを受け取り、処理ステーション11側の第4の処理装置群Gの多段装置に属するイクステンション装置(EXT)へ搬入し、所定のウエハ受取り台上に載置する。なおこの場合、ウエハWを、処理ステーション11側へ渡す前に、必要に応じてインターフェース部12内のバッファカセットBRに一時的に格納するようにしてもよい。
【0047】
前記イクステンション装置(EXT)にウエハWが搬入されると、反対側から主ウエハ搬送手段22がアクセスしてこのウエハWを受け取り、次いで第1の処理装置群G又は第2の処理装置群Gの多段装置に属する現像処理装置(DEV)に搬入する。この現像処理装置(DEV)内では、ウエハWはスピンチャックの上に載せられ、例えばスプレー方式により、ウエハ表面のレジスト膜に現像液を均一にかけられる。そして現像及び周辺露光されたウエハ周縁部のレジストの除去が終了すると、ウエハ表面にリンス液がかけられ、前記現像液が洗い落とされる。
【0048】
かかる現像工程が終了すると、主ウエハ搬送手段22は、ウエハWを現像処理装置(DEV)から搬出して、次に第3の処理装置群G、又は第4の処理装置群Gの多段装置に属するポストベーキング装置(POBAKE)へ搬入する。このポストベーキング装置(POBAKE)において、ウエハWは例えば100℃で所定時間だけ加熱される。これによって、現像で膨潤したレジストが硬化し、耐薬品性が向上する。
【0049】
かかるポストベーキングが終了すると、主ウエハ搬送手段22は、ウエハWをポストベーキング装置(POBAKE)から搬出し、次にいずれかのクーリング装置(COL)へ搬入する。ここでウエハWが常温に戻った後、主ウエハ搬送手段22は、ウエハWを第3の処理装置群Gに属するイクステンション装置(EXT)へ移送する。
【0050】
このイクステンション装置(EXT)内の載置台(図示せず)上にウエハWが載置されると、カセットステーション10側のウエハ搬送体21が反対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そしてウエハ搬送体21は、θ回転しながらX方向へと移動し、受け渡し部51の載置部材52へと移載する。次いで副ウエハ搬送手段61の下段のピンセット63がウエハWを保持し、洗浄処理装置71の搬入出口72からウエハWを搬入する。
【0051】
洗浄処理装置71内では、このウエハWに対して、高圧ジェット洗浄によってウエハWを洗浄する。かかる洗浄処理が終了すると、副ウエハ搬送手段61の上段のピンセット62が、この洗浄処理が終了したウエハWを搬出する。このとき、下段のピンセット63には、次に洗浄処理を付すべき他のウエハWが保持されており、洗浄処理が終了したウエハWの搬出後、直ちに副ウエハ搬送手段61がZ方向に移動して、次に洗浄処理を付すべき他のウエハWを洗浄処理装置71内に搬入する。
【0052】
そのようにして洗浄処理が終了したウエハWは、再び受け渡し部51の載置部材52へと移載され、次いでウエハ搬送体21がこのウエハWを受け取りにいき、受け取ったウエハWをカセット載置台20上の処理済みウエハ収容用のカセットCの所定のウエハ収容溝に入れて当該ウエハWをカセットC内に収納する。
【0053】
このような一連の動作からわかるように、本実施の形態にかかる塗布現像処理システム1においては、処理ステーション11での所定の処理が終了した後のウエハWをカセットC内に収納する直前に、一旦洗浄処理装置71によって洗浄処理に付すことが可能である。したがって、万が一所定の処理が終了したウエハWに処理液やパーティクル付着していても、これを洗浄してカセットCに収納することができる。したがって、ウエハWを清浄な状態で次処理(例えばエッチング処理など)に付すことができる。
【0054】
またかかる洗浄処理を行う洗浄処理装置71は、頻繁に動作している主ウエハ搬送手段22や有機成分を含有した処理液を使用する処理装置が組み入れられている処理装置群G、Gとは、異なった空間に配置されており、しかも副ウエハ搬送手段61自体は、その駆動系や動作が、主ウエハ搬送手段22よりも単純であるから、それ自体から発塵する可能性も低い。したがって、副ウエハ搬送手段61によって、ウエハWを洗浄処理装置71に搬送している最中に、該ウエハWにパーティクルや有機成分が付着する可能伊勢は大幅に減少している。
【0055】
そのうえ洗浄処理装置71において洗浄の際に用いる洗浄液は、純水などおおよそ有機成分とは無関係なものであるから、この洗浄処理装置71自体から有機成分が発生することはない。したがって、有機成分を含有した処理液を使用する処理装置が組み入れられている処理装置群G、Gに対してダウンフローを形成するときに用いられていたケミカルフィルタは、この洗浄処理装置71の存在する空間においては不要である。したがって、その分システム全体として必要なケミカルフィルタの量を低減させることができる。
【0056】
受け渡し部51を介してウエハ搬送体21と副ウエハ搬送手段61との間でウエハWの授受を行うようにしたので、受け渡し部51を待機部として機能させることができ、時間調整が容易で装置の稼働効率の良好な処理を設定できる。もちろんそのように受け渡し部51を設けず、直接ウエハ搬送体21と副ウエハ搬送手段61との間でウエハWの授受を行うようにしてもよい。
【0057】
なお前記した処理例では、処理ステーション11での所定の処理が終了した後のウエハWをカセットC内に収納する直前に、洗浄処理装置71によって洗浄処理するようにしていたが、もちろんレシピを変更して、カセットCから未処理のウエハWをウエハ搬送体21によって取り出し、先に受け渡し部51へ搬送し、処理ステーション11での所定の処理を実施する前に、このウエハに対して洗浄処理を行うようにすることも可能であり、そのように先に洗浄処理した後、処理ステーション11での所定の処理を実施して、再び洗浄処理装置71によって洗浄処理するようにすることも可能である。いずれにしろ、前記塗布現像処理システム1では、いわばカセットステーション10を共用して、そのウエハ搬送体21が、処理ステーション11と、処理ステーション11とは異なった領域にある洗浄処理装置71の両方にアクセス自在であるから、従来よりもレシピの設定の幅が広がっており、様々な要求に応じた塗布現像処理が実施できる。
【0058】
なお前記実施形態にかかる塗布現像処理システム1では、1つの洗浄処理装置71を設置していたが、もちろん複数の同種の又は異なった形式の洗浄処理装置を設置してもよく、その場合、多段に積層した構成を採るようにしてもよい。受け渡し部51についてもこれを並列あるいは上下に配置するなどして、複数設置してもよい。さらに洗浄処理装置の他に、例えばBARC処理(裏面反射防止膜処理)を行う処理装置も、この洗浄処理装置71に並設したり、積層してもよい。また被処理基板も前記した半導体ウエハに限らず、LCD基板やCD基板、フォトマスク、各種のプリント基板、セラミック基板であってもよい。
【0059】
【発明の効果】
請求項1の処理方法によれば、所定の処理が終了した後に万が一搬送手段による搬送の際、レジスト液、現像液やパーティクルなどによって被処理基板が汚染しても、洗浄処理した後に収納体に搬入して収納されるので、清浄な状態の被処理基板を収納体に搬入することができる。したがって、次処理に対して影響を与えず、歩留まりの向上を図ることができる。
【0060】
また請求項2、3の塗布現像処理システム及び請求項4〜8の処理システムによれば、前記請求項1の処理方法を好適に実施でき、しかもシステム全体としてケミカルフィルタの必要量の低減を図ることができる。もちろん収納体から取りだした未処理の被処理基板を、処理装置群での処理に付する前に、先に洗浄処理を行うことも可能である。さらに特に請求項3の塗布現像処理システムによれば、受け渡し部を待機部として機能させることができ、システムにおける処理の時間調整が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる塗布現像処理システムの平面からみた説明図である。
【図2】図1の塗布現像処理システムの正面からみた説明図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムの背面からみた説明図である。
【図4】図1の塗布現像処理システムにおける主ウエハ搬送手段の概観を示す斜視図である。
【図5】図1の塗布現像処理システムにおける副ウエハ搬送手段及び洗浄処理装置周りの概観を示す斜視図である。
【図6】従来の塗布現像処理システムの概観を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0084】
【符号の説明】
1 塗布現像処理システム
10 カセットステーション
11 処理ステーション
12 インターフェース部
20 カセット載置台
21 ウエハ搬送体
22 主ウエハ搬送手段
41、42、43 ピンセット
51 受け渡し部
52 載置部材
61 副ウエハ搬送手段
62、63 ピンセット
71 洗浄処理装置
COT レジスト液塗布装置
DEV 現像処理装置
〜G 処理装置群
W ウエハ

Claims (8)

  1. 被処理基板を収納した収納体が載置される載置部と、この載置部上の収納体に対して被処理基板を搬出入自在な搬送機構と、この搬送機構との間で直接又は間接的に被処理基板を授受する搬送手段と、少なくとも当該被処理基板に対してレジスト液を塗布するレジスト液処理装置と、現像処理する現像処理装置と、これらの各処理装置での所定の処理が終了した後に被処理基板を加熱する加熱処理装置とを備え、前記搬送手段はこれら各処理装置に対して被処理基板を搬入出自在となるように構成された塗布現像処理システムを用い、前記被処理基板にこれら各処理装置によって所定の処理を行う方法において、
    前記所定の処理終了後、前記載置部上の収納体に処理済みの前記被処理基板を搬入して収納する前に、当該処理済みの被処理基板に対して洗浄処理を行うことを特徴とする、処理方法。
  2. 被処理基板を収納した収納体が載置される載置部と、この載置部上の収納体に対して被処理基板を搬出入自在な搬送機構と、この搬送機構との間で直接又は間接的に被処理基板を授受する搬送手段と、少なくとも当該被処理基板に対してレジスト液を塗布するレジスト液処理装置と、現像処理する現像処理装置と、これらの各処理装置での所定の処理が終了した後に被処理基板を加熱する加熱処理装置とが集約的に配置されて一又は二以上の処理装置群が構成され、前記搬送手段はこれら各処理装置に対して被処理基板を搬入出自在となるように構成された塗布現像処理システムにおいて、
    前記処理装置群とは異なった空間に、少なくとも被処理基板に対して洗浄処理を行う洗浄処理装置を配置すると共に、この洗浄処理装置に対して被処理基板を搬入出自在な他の搬送手段を別途設け、当該他の搬送手段は、前記搬送機構との間で被処理基板の授受が自在であることを特徴とする、塗布現像処理システム。
  3. 被処理基板を収納した収納体が載置される載置部と、この載置部上の収納体に対して被処理基板を搬出入自在な搬送機構と、この搬送機構との間で直接又は間接的に被処理基板を授受する搬送手段と、少なくとも当該被処理基板に対してレジスト液を塗布するレジスト液処理装置と、現像処理する現像処理装置と、これらの各処理装置での所定の処理が終了した後に被処理基板を加熱する加熱処理装置とが集約的に配置されて一又は二以上の処理装置群が構成され、前記搬送手段はこれら各処理装置に対して被処理基板を搬入出自在となるように構成された塗布現像処理システムにおいて、
    前記処理装置群とは異なった空間に、少なくとも被処理基板に対して洗浄処理を行う洗浄処理装置を配置すると共に、この洗浄処理装置に対して被処理基板を搬入出自在な他の搬送手段を別途設け、当該他の搬送手段は、前記搬送機構との間で受け渡し部を介して被処理基板の授受が自在であることを特徴とする、塗布現像処理システム。
  4. 前記受け渡し部は,被処理基板を載置できる載置部材と,上下動して当該載置部材から突出自在な支持ピンとを備えたことを特徴とする,請求項3に記載の処理システム。
  5. 被処理基板に対して所定の処理を施す処理装置を複数具備し,
    これらの複数の処理装置に対して被処理基板を搬出入自在な搬送手段を備えた処理ステーションと,
    被処理基板を収納する収納体が載置される載置部と,前記載置部上の収納体に対して被処理基板を搬出入自在でかつ前記搬送手段との間で被処理基板を授受する搬送機構とを備え,前記処理ステーションに接続して設けられたカセットステーションと,
    前記処理ステーションとは異なった領域に設けられ,基板の洗浄処理を行う洗浄処理装置と,
    この洗浄処理装置に対して被処理基板を搬入出自在な他の搬送手段と,を具備し,
    当該他の搬送手段は、前記搬送機構との間で被処理基板の授受が自在であることを特徴とする,処理システム。
  6. 被処理基板に対して所定の処理を施す処理装置を複数具備し,
    これらの複数の処理装置に対して被処理基板を搬出入自在な搬送手段を備えた処理ステーションと,
    被処理基板を収納する収納体が載置される載置部と,前記載置部上の収納体に対して被処理基板を搬出入自在でかつ前記搬送手段との間で被処理基板を授受する搬送機構とを備え,前記処理ステーションに接続して設けられたカセットステーションと,
    前記処理ステーションとは異なった領域に設けられ,基板の洗浄処理を行う洗浄処理装置と,
    この洗浄処理装置に対して被処理基板を搬入出自在な他の搬送手段と,を具備し,
    当該他の搬送手段は、前記搬送機構との間で受け渡し部を介して被処理基板の授受が自在であることを特徴とする,処理システム。
  7. 前記受け渡し部は,前記処理ステーションとは異なった雰囲気中に配置されていることを特徴とする,請求項6に記載の処理システム。
  8. 前記処理ステーションで所定の処理の終了した被処理基板を,前記収納体に収納する前に,前記洗浄処理装置に搬送することを特徴とする,請求項5,6又は7のいずれかに記載の処理システム。
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