JP2000138276A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2000138276A
JP2000138276A JP31078098A JP31078098A JP2000138276A JP 2000138276 A JP2000138276 A JP 2000138276A JP 31078098 A JP31078098 A JP 31078098A JP 31078098 A JP31078098 A JP 31078098A JP 2000138276 A JP2000138276 A JP 2000138276A
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processed
unit
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Kazutoshi Yoshioka
和敏 吉岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理基板の搬送時における装置内のダウン
フローの気流の乱れを抑制し、被処理基板表面に塵埃が
付着することに起因しての歩留りの低下を抑制すること
のできる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 処理ステーション11内には、中央に搬
送路31が設けられ、この搬送路31の両側に各種処理
ユニット群が配設されている。搬送路31内にはダウン
フローが形成され、処理ユニットに対する搬入・搬出時
にウエハWを水平とし、各処理ユニットに対する搬入・
搬出時以外は、少なくとも一時ウエハWを略垂直として
搬送するウエハ搬送機構32、33が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハやLCD基板等の被処理基板に対してレジスト塗布、
現像等の処理を行う基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おけるフォトリソグラフィー工程においては、半導体ウ
エハあるいはLCD基板等の被処理基板表面にレジスト
膜を形成するレジスト塗布処理と、レジスト塗布後のウ
エハに対して露光処理を行った後に当該被処理基板に対
して現像を行う現像処理とが行われる。
【0003】従来からこれらレジスト塗布処理と現像処
理は、対応する各種処理ユニットが1つのシステム内に
装備された複合型の塗布現像処理システム内で、この処
理システムに接続された露光装置での露光プロセスを挟
んで所定のシーケンスに従って行われている。
【0004】また、このような塗布現像処理システムと
露光装置との間での被処理基板の受け渡しは、外気から
閉ざされた空間内で被処理基板の自動的な受け渡しを実
現するインターフェース装置を介して行われ、これによ
りクリーンルームを必要としない被処理基板の運搬を実
現している。
【0005】上記した塗布現像処理システムでは、塵埃
等の異物の浸入の防止や排出等を目的として、清浄化さ
れた空気をダウンフローで各ユニット内に導入するなど
して内部雰囲気圧を大気圧よりも高い状態とし、被処理
基板への塵埃の付着を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
おいては、例えば半導体ウエハの大口径化、LCD基板
の大形化等が行われており、本発明者等が詳査したとこ
ろ、上述した塗布現像処理システムにおいては、システ
ム内の狭い空間内でこれらの大形の半導体ウエハやLC
D基板が略水平な状態とされて搬送されるため、搬送時
に、上述したシステム内のダウンフローの気流が大形の
半導体ウエハやLCD基板に当たり、その気流が乱さ
れ、塵埃の巻き上げ等が起こり、半導体ウエハ等への塵
埃の付着可能性が増大し、歩留りの低下を招くという課
題が生じていることが判明した。
【0007】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、被処理基板の搬送時における装置内のダ
ウンフローの気流の乱れを抑制し、被処理基板表面に塵
埃が付着することに起因しての歩留りの低下を抑制する
ことのできる基板処理装置を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、被処理基板を処理する複数の処
理ユニットと、前記処理ユニットの間に設けられ、上部
から下部に向けて清浄空気の流れが形成された搬送路
と、前記搬送路に設けられ、前記被処理基板を保持して
前記各処理ユニットに対して前記被処理基板の搬入・搬
出を行う搬送機構であって、前記被処理基板の前記各処
理ユニットに対する搬入・搬出時に前記被処理基板を水
平とし、前記各処理ユニットに対する搬入・搬出時以外
は、少なくとも一時前記被処理基板を略垂直として搬送
する搬送機構とを具備したことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の基板処
理装置において、前記搬送機構は、少なくとも2台配置
され、これらは、互いに離間する方向に旋回して前記被
処理基板を搬送可能に構成されていることを特徴とす
る。
【0010】請求項3の発明は、請求項1記載の基板処
理装置において、前記処理ユニットは、少なくとも加熱
ユニット及び冷却ユニットを含み、前記搬送機構は、前
記加熱ユニットから前記冷却ユニットへの搬送時に前記
被処理基板を水平とし、前記各処理ユニットに対する搬
入・搬出時及び前記加熱ユニットから前記冷却ユニット
への搬送時以外は、少なくとも一時前記被処理基板を略
垂直として搬送することを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1記載の基板処
理装置において、前記搬送機構は、前記被処理基板を水
平方向に移動させる際に、移動方向に当該被処理基板の
処理面側を向けて搬送することを特徴とする。
【0012】本発明の基板処理装置においては、各処理
ユニットに対する搬入・搬出時以外は、少なくとも一時
被処理基板を略垂直として搬送するようになっているの
で、被処理基板を水平にして搬送する場合に比べて、搬
送路に形成されたダウンフロー(上部から下部に向けて
形成された清浄空気の流れ)が被処理基板に当る面積を
大幅に減少させることができ、被処理基板が搬送される
際のダウンフローの気流の乱れを大幅に減少させること
ができる。したがって、気流の乱れによって塵埃が巻き
上げられて、被処理基板に付着したり各処理ユニット内
に侵入したりすることを抑制できる。
【0013】また、請求項2の基板処理装置では、2台
の搬送機構が、互いに離間する方向に旋回して被処理基
板を搬送可能とされているので、2台の搬送機構が旋回
時に互いに干渉することを防止することができる。
【0014】さらに、請求項3の基板処理装置では、加
熱ユニットから冷却ユニットへの搬送時に被処理基板を
水平として搬送するので、搬送路に形成されたダウンフ
ローによって、被処理基板の面内で温度差が生じること
を防止することができる。
【0015】さらにまた、請求項4の基板処理装置で
は、被処理基板を水平方向に移動させる際に、移動方向
に当該被処理基板の処理面側を向けて搬送するようにな
っている。これによって、被処理基板の移動に伴って発
生する気流が、移動方向の反対側の面(裏面側)におい
て特に乱れて渦流等を生じさせここにパーティクル等が
付着し易くなるが、被処理基板の処理面側にパーティク
ル等が付着することを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0017】図1乃至図3は、各々本発明の実施形態が
採用された半導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)の
塗布現像処理システム1の全体構成を示しており、図1
はその平面図、図2は側面図、図3は背面側の一部断面
・側面図である。
【0018】これらの図に示すように、この実施形態の
塗布現像処理システム1は、ウエハWを複数収容したウ
エハカセットCRを外部との間で搬入・搬出したり、ウ
エハカセットCRに対してウエハWの出し入れを行うた
めのカセットステーション10と、ウエハWに対して1
枚ずつ所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを配
置して構成される処理ステーション11とを一体に組み
合わせて構成されている。
【0019】カセットステーション10内には、図1に
示すように、カセット載置台20上に複数例えば4個ま
でのウエハカセットCRが各々のウエハ出入口を処理ス
テーション11側に向けて一列に載置され、これらウエ
ハカセットCRに対して、X−Y方向(水平方向)及び
Z方向(垂直方向)に移動自在に設けられたウエハ搬送
機構21がウエハWの出し入れ操作を行うようになって
いる。また、このウエハ搬送機構21は、処理ステーシ
ョン11に設けられた後述するウエハ搬送機構32との
間で、ウエハWを受け渡し可能とされている。
【0020】処理ステーション11内には、中央に搬送
路31が設けられ、この搬送路31の両側に各種処理ユ
ニット群が配設されている。
【0021】処理ユニットは、カップCP内でウエハW
をスピンチャック上に載せて回転しつつ処理液を用いた
所定の処理を行うスピンナ型のもの(レジスト塗布ユニ
ット(COT)及び現像ユニット(DEV))と、ウエ
ハWを載置台SPに載せて所定の処理を行うオーブン型
のもの(熱処理系を含む処理ユニット群34)とに大別
され、これらスピンナ型の処理ユニット(レジスト塗布
ユニット(COT)及び現像ユニット(DEV))とオ
ーブン型の処理ユニット(熱処理系を含む処理ユニット
群34)とは、搬送路31を挟んでその両側に二分して
配置されている。 これら処理ユニットの配置構成をさ
らに詳しく説明すると、図1及び図2に示すように、ス
ピンナ型の処理ユニットであるレジスト塗布ユニット
(COT)及び現像ユニット(DEV)は、搬送路31
に面して横一列に並置され、オーブン型の処理ユニット
(熱処理系を含む処理ユニット群34)は、図1及び図
3に示すように、縦横に複数(この例では縦4段横3
列)重ねて並置されている。なお、図3はオーブン型の
処理ユニット(熱処理系を含む処理ユニット群34)の
配置構成を示した一部断面・側面図である。
【0022】オーブン型の処理ユニットとしては、ウエ
ハWの冷却処理を行うクーリングユニット(COL)、
ウエハW表面に塗布されたレジスト液の定着性を高める
ための疏水化処理を行うアドヒージョンユニット(A
D)、露光処理前のウエハWに対して加熱処理を行うプ
リベーキングユニット(PREBAKE)、露光処理後
のウエハWに対して加熱処理を行うポストベーキングユ
ニット(POBAKE)等がある。
【0023】ここで、処理温度の比較的低いクーリング
ユニット(COL)は例えば最下段に配置され、処理温
度の比較的高いプリベーキングユニット(PREBAK
E)及びポストベーキングユニット(POBAKE)及
びアドヒージョンユニット(AD)はクーリングユニッ
ト(COL)よりも上段に配置されている。このように
処理温度の高いユニットを上段に配置することで、ユニ
ット間の熱的な相互干渉を少なくしている。
【0024】搬送路31内には、例えば位置固定型の2
つのウエハ搬送機構32、33が設けられている。
【0025】これらのウエハ搬送機構32、33は、例
えば図4に示すように、多関節ロボットによって構成さ
れており、昇降及び回転可能な軸100に取り付けられ
た第1アーム101、この第1アーム101に対して回
転自在に取り付けられた第2アーム102、この第2ア
ーム102に対して回転自在に取り付けられた第3アー
ム103、この第3アーム103の先端に取り付けられ
たウエハ保持部104等を具備している。
【0026】そして、ウエハ保持部104にウエハWを
吸着保持して、当該ウエハWをX−Y−Z方向に搬送す
るとともに、ウエハ保持部104を回転させることによ
って、ウエハWを水平な状態から垂直な状態まで、任意
の回転角に姿勢変換できるように構成されている。
【0027】上記ウエハ搬送機構32、33のうち、カ
セットステーション10側に設けられたウエハ搬送機構
32は、カセットステーション10のウエハ搬送機構2
1との間におけるウエハWの受け渡し、ウエハ搬送機構
33との間におけるウエハWの受け渡し、及びカセット
ステーション10側の処理ユニット(レジスト塗布ユニ
ット(COT)等)に対するウエハWの搬入・搬出を行
う。
【0028】また、反対側のウエハ搬送機構33は、上
記ウエハ搬送機構33との間におけるウエハWの受け渡
し、及び、図5に示すように、カセットステーション1
0と反対側の処理ユニット(現像ユニット(DEV)
等)に対するウエハWの搬入・搬出を行う。
【0029】なお、オーブン型の処理ユニット(熱処理
系を含む処理ユニット群34)のうち、中央に配置され
ているものに対しては、ウエハ搬送機構32、33のい
ずれでも、ウエハWの搬入・搬出を行えるようになって
いる。
【0030】図3に示すように、各処理ユニットには各
々、ウエハWの搬入・搬出用の開口41が設けられてお
り、これらの開口41は図示しない駆動手段によって駆
動するシャッタ42によって個々に開閉される。
【0031】また、図2、図3に示すように、カセット
ステーション10、処理ステーション11の上方にはエ
アー供給室10a、11aが設けられており、各エアー
供給室10a、11aの下部には防塵フィルタ10b、
11bが取り付けられている。このシステムの外部には
空調器37が設置されており、この空調器37より配管
39を通って空気が各エアー供給室10a、11aに導
入され、各エアー供給室のフィルタ10b、11bによ
り清浄な空気が、カセットステーション10および処理
ステーション11に供給されるようになっている。この
ダウンフローの空気はシステム下部の適当な箇所に複数
設けられている通気孔40を通って底部の排気口42に
集められ、この排気口42から配管45を通って空調器
37に回収されるようになっている。
【0032】次に、この塗布現像処理システムによる処
理の流れを説明する。
【0033】まずカセットステーション10において、
ウエハ搬送機構21がカセット載置台20上の処理前の
ウエハWを収容しているカセットCRにアクセスして、
そのカセットCRから1枚のウエハWを取り出す。その
後、図6に示すように、ウエハ搬送機構21は、処理ス
テーンション11のウエハ搬送機構32にウエハWを受
け渡す。
【0034】この後、ウエハ搬送機構32とウエハ搬送
機構33との間におけるウエハWの受け渡し、及び、ウ
エハ搬送機構32とウエハ搬送機構33とによる各処理
ユニットへのウエハWの搬入・搬出が予め設定された順
で実行され、ウエハWに対する所定の処理が施される。
【0035】この時、例えば、ウエハ搬送機構32から
ウエハ搬送機構33へのウエハWの受け渡しを行う際、
図1に示されるように、ウエハ搬送機構32は、吸着保
持したウエハWを、略垂直とした状態で、搬送し、ウエ
ハ搬送機構33へ受け渡す。これによって、ウエハWの
搬送の際に、搬送路31内に形成されたダウンフローの
当たるウエハWの面積を大幅に減少させることができ、
ウエハWの搬送に伴う搬送路31内のダウンフローの気
流の乱れを、ウエハWを水平にして搬送する場合に比べ
て大幅に減少させることができる。したがって、気流の
乱れによって塵埃が巻き上げられて、ウエハWに付着し
たり各処理ユニット内に侵入したりすることを抑制でき
る。
【0036】なお、ウエハWの受け渡しの際には、ウエ
ハWを垂直状態のまま受け渡しても、あるいは、受け渡
しの際のウエハWの落下等の危険性を回避するため、図
7に示されるように一旦水平に戻してから受け渡しを行
ってもよい。また、ウエハ搬送機構32及びウエハ搬送
機構33によって、ウエハWを各処理ユニットへ搬入・
搬出する際は、従来と同様にウエハWを略水平な状態と
して、ウエハWの搬入・搬出を行う。
【0037】また、ウエハ搬送機構32及びウエハ搬送
機構33は、ウエハWを旋回させる場合に、例えば図8
に示すように、ウエハWを略垂直としその処理面側が旋
回方向、つまり、移動方向に向くようにして、ウエハW
を旋回(水平方向に移動)させるように構成されてい
る。
【0038】これは、ウエハWの移動に伴って発生する
気流が、移動方向の反対側の面(裏面側)において特に
乱れて渦流等を生じさせ、ここにパーティクル等が付着
し易くなるためであり、上記構成により、ウエハWの処
理面側にパーティクル等が付着することを防止できる。
【0039】さらに、ウエハ搬送機構32及びウエハ搬
送機構33によって、ウエハWを各処理ユニットへ搬入
・搬出する際は、図8に点線で示すように、ウエハ搬送
機構32とウエハ搬送機構33とが、互いに離間する方
向にウエハWを旋回させるよう構成されており、これに
よって、ウエハ搬送機構32及びウエハ搬送機構33が
旋回時に互いに干渉しないようになっている。
【0040】ここで、上記した処理のより具体的な例を
示せば、例えば、アドヒージョンユニット(AD)によ
るウエハWの疎水化処理、プリベーキングユニット(P
REBAKE)によるベーキング、クーリングユニット
(COL)による冷却、レジスト塗布ユニット(CO
T)によるウエハW表面へのレジスト塗布、プリベーク
ユニット(PREBAKE)による加熱、クーリングユ
ニット(COL)による冷却等の一連の処理工程が挙げ
られる。
【0041】また、レジスト塗布処理が終了し、図示し
ない露光装置による露光工程が終了した後における処理
の一例としては、ポストベーキングユニット(POBA
KE)によるベーキング、クーリングユニット(CO
L)による冷却、現像ユニット(DEV)による現像、
ポストベーキングユニット(POBAKE)によるベー
キング、クーリングユニット(COL)による冷却等の
一連の処理工程が挙げられる。
【0042】そして、上記した一連の処理のうち、ウエ
ハ搬送機構32及びウエハ搬送機構33は、例えば、プ
リベーキングユニット(PREBAKE)によるベーキ
ングの後、ウエハWをクーリングユニット(COL)に
移す際、あるいは、ポストベーキングユニット(POB
AKE)によるベーキングベーキングの後、ウエハWを
クーリングユニット(COL)に移す際、つまり、加熱
ユニットから冷却ユニットへウエハWを搬送する際に
は、ウエハWを水平に保ったまま搬送するようになって
いる。
【0043】これは、加熱処理によって、高温となった
ウエハWを、ダウンフローの形成された搬送路31内
で、垂直にすると、ウエハWの各部のうち、上側に位置
する部位がダウンフローによって、より冷却され易くな
ることから、上側に位置する部位と下側に位置する部位
の温度に差が生じ、ウエハWの面内において、温度が不
均一になってしまうためである。
【0044】そして、上記した一連の処理が終了し、ウ
エハWが常温に戻った後、ウエハ搬送機構32から、カ
セットステーション10のウエハ搬送機構21にウエハ
Wが受け渡され、ウエハ搬送体21は、受け取ったウエ
ハWを、カセット載置台20上の処理済みウエハ収容用
のカセットCRの所定のウエハ収容溝に入れ、一枚のウ
エハWの処理が終了する。
【0045】以上のとおり、この実施形態の塗布現像処
理システムでは、ウエハWの搬送時における装置内のダ
ウンフローの気流の乱れを抑制し、ウエハW表面に塵埃
が付着することに起因しての歩留りの低下を抑制するこ
とができる。
【0046】ところで、上記した塗布現像処理システム
における各部の配置構成は一例であり、種々の変形が可
能である。
【0047】また、以上説明した実施形態では、搬送路
31内に設けられたウエハ搬送機構として、位置固定型
の多関節ロボットからなるウエハ搬送機構32及びウエ
ハ搬送機構33を設けた場合について説明したが、かか
るウエハ搬送機構32及びウエハ搬送機構33に代え
て、例えば、図9に示すように、搬送路31に沿って移
動可能とされたウエハ搬送機構36を採用して本発明に
係る塗布現像処理システムを構成してもよい。
【0048】なお、以上では、本発明を、半導体ウエハ
の表面にレジスト液を塗布し、現像する装置に適用した
場合について説明したが、本発明はLCD基板等の表面
にレジスト液を塗布し、現像する装置にも同様にして適
用できることは言うまでもまい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の基板処理装
置によれば、被処理基板の搬送時における装置内のダウ
ンフローの気流の乱れを抑制し、被処理基板表面に塵埃
が付着することに起因しての歩留りの低下を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である半導体ウエハの塗布
現像処理システムの全体構成を示す平面図
【図2】図1に示した塗布現像処理システムの側面図
【図3】図1に示した塗布現像処理システムの背面側の
一部断面・側面図
【図4】図1に示したウエハ搬送機構の構成を示す斜視
【図5】ウエハ搬送機構による搬送工程を説明するため
の平面図
【図6】ウエハ搬送機構による搬送工程を説明するため
の平面図
【図7】ウエハ搬送機構による搬送工程を説明するため
の平面図
【図8】ウエハ搬送機構による搬送工程を説明するため
の平面図
【図9】他の実施形態である半導体ウエハの塗布現像処
理システムの全体構成を示す平面図
【符号の説明】
W……半導体ウエハ 10……カセットステーション 11……処理ステーション 31……搬送路 32……ウエハ搬送機構 33……ウエハ搬送機構 34……熱処理系を含む処理ユニット群 COT……レジスト塗布ユニット DEV……現像ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 EA05 FA15 4F042 AA07 5F031 CA02 CA05 DA17 FA01 FA02 FA07 FA11 FA12 FA13 FA18 GA43 GA47 GA48 MA26 MA27 NA02 5F046 JA04 JA16 LA01 LA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を処理する複数の処理ユニッ
    トと、 前記処理ユニットの間に設けられ、上部から下部に向け
    て清浄空気の流れが形成された搬送路と、 前記搬送路に設けられ、前記被処理基板を保持して前記
    各処理ユニットに対して前記被処理基板の搬入・搬出を
    行う搬送機構であって、前記被処理基板の前記各処理ユ
    ニットに対する搬入・搬出時に前記被処理基板を水平と
    し、前記各処理ユニットに対する搬入・搬出時以外は、
    少なくとも一時前記被処理基板を略垂直として搬送する
    搬送機構とを具備したことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記搬送機構は、少なくとも2台配置され、これらは、
    互いに離間する方向に旋回して前記被処理基板を搬送可
    能に構成されていることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記処理ユニットは、少なくとも加熱ユニット及び冷却
    ユニットを含み、 前記搬送機構は、前記加熱ユニットから前記冷却ユニッ
    トへの搬送時に前記被処理基板を水平とし、前記各処理
    ユニットに対する搬入・搬出時及び前記加熱ユニットか
    ら前記冷却ユニットへの搬送時以外は、少なくとも一時
    前記被処理基板を略垂直として搬送することを特徴とす
    る基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記搬送機構は、前記被処理基板を水平方向に移動させ
    る際に、移動方向に当該被処理基板の処理面側を向けて
    搬送することを特徴とする基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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