JP2001168167A - 処理システム及び処理方法 - Google Patents

処理システム及び処理方法

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JP2001168167A
JP2001168167A JP35014499A JP35014499A JP2001168167A JP 2001168167 A JP2001168167 A JP 2001168167A JP 35014499 A JP35014499 A JP 35014499A JP 35014499 A JP35014499 A JP 35014499A JP 2001168167 A JP2001168167 A JP 2001168167A
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JP
Japan
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wafer
processing
circumferential
substrate
tweezers
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JP35014499A
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English (en)
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Kazunari Ueda
一成 上田
Hiroichi Inada
博一 稲田
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各処理装置への基板の搬入出や各処理装置間
での基板の搬送を効率よく行い,処理時間の短縮化を図
る。 【解決手段】 垂直方向に基板Wを搬送する垂直搬送装
置7と,垂直搬送装置7の周りにおいて円周方向に基板
Wを搬送する円周搬送装置10,11,12,13を備
え,基板Wに対して所定の処理を施すための処理装置2
0,21,22,23が円周搬送装置10,11,1
2,13によって搬送される円周方向に沿って配置され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体ウェ
ハやLCD基板の如き基板を処理する処理システム及び
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程におけるリソ
グラフィ技術では,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」と
いう。)等の基板の表面にレジスト液を塗布してレジス
ト膜を形成し,所定のパターンを露光した後に,現像液
を供給して現像処理している。そして,このような一連
の塗布現像処理には,従来から処理システムが使用され
ている。処理システムには,例えばウェハとレジスト液
との定着性を向上させるアドヒージョン装置,レジスト
液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理装
置,ウェハを加熱して処理するベーキング装置,露光後
のウェハを現像処理する現像処理装置などといった各種
の処理装置が設けられており,これらの各処理装置間に
おけるウェハの搬送は,従来から搬送装置により行われ
ている。
【0003】ここで図5に基づいて従来の搬送装置の概
略的な構成について説明すると,搬送装置100には例
えばウェハWを保持可能な2本のピンセット101,1
02を上下に有する搬送基台103と,搬送基台103
をZ方向に昇降させかつθ方向に回転させる昇降回転機
構104とが備えられている。そして,ピンセット10
1,102は搬送基台103に内蔵された適宜の駆動機
構(図示せず)によって往復矢印Aで示す方向に進退自
在となっている。これにより,ピンセット101,10
2に保持されたウェハWは,昇降回転機構104によっ
てZ方向に昇降したり,昇降回転機構104の昇降軸1
05を中心としてθ方向に回転したり,ピンセット10
1,102の各々の進退移動によって各種処理装置10
6に搬入出されたりすることができるようになってい
る。即ち,処理システムにおいて配置の異なる各種処理
装置106に対して,搬送装置100によってウェハW
の搬送及び搬入出ができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来で
は,各種処理装置106間でのウェハWの搬送と,各種
処理装置106に対するウェハWの搬入出とを1台の搬
送装置100で行っていたので,各種処理装置106間
でのウェハWの搬送と,各種処理装置106に対するウ
ェハWの搬入出とを同時に進行することができず,ウェ
ハWの塗布現像処理に必要な時間の短縮化を図ることが
困難であった。また,搬送基台103の昇降と回転およ
びウェハWを保持するピンセット101,102の進退
移動を1台の搬送装置100で行うのでは,搬送装置1
00の負担が大きくなってしまい,例えばウェハWの搬
送に遅れが生じる等の弊害が起きるおそれが生じる。ま
た例えば,ウェハを露光装置にて露光する際には,ウェ
ハを一旦載置台に載置させた後,このウェハを載置台か
ら露光装置まで搬送する専用の搬送装置に受け渡す必要
があるが,搬送装置の搬送に遅れが生じる等してウェハ
が載置台にまだ残っているような状態で次のウェハが載
置台に搬送されてきた場合には,ピンセットは当該次の
ウェハを載置台に受け渡すことができなくなり,ウェハ
の搬送がますます遅れてしまうことがあった。
【0005】本発明の目的は,各処理装置への基板の搬
入出や各処理装置間での基板の搬送を効率よく行うこと
ができ,処理時間の短縮化を図ることが可能な処理シス
テム及び方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1によれば,垂直方向に基板を搬送する垂直
搬送装置と,垂直搬送装置の周りにおいて円周方向に基
板を搬送する円周搬送装置を備え,基板に対して所定の
処理を施すための処理装置が前記円周搬送装置によって
搬送される円周方向に沿って配置されていることを特徴
とする処理システムが提供される。
【0007】この請求項1の処理システムにあっては,
垂直搬送装置により基板を垂直方向に搬送し,円周搬送
装置により基板を円周方向に搬送する。そして,円周搬
送装置によって搬送される円周方向に沿って配置されて
いる処理装置にて,基板に対して所定の処理を施す。こ
の請求項1の処理システムによれば,例えば垂直搬送装
置によって基板を垂直方向に搬送しながら,同時に円周
搬送装置によって基板を円周方向に搬送して,処理装置
に対して基板を搬入出することも可能である。
【0008】この請求項1の処理システムにおいて,請
求項2に記載したように,前記円周搬送装置によって搬
送される円周方向に沿って複数の処理装置が配置されて
いても良い。その場合,垂直搬送装置により垂直方向に
搬送された基板を,円周搬送装置により円周方向に搬送
し,複数の処理装置に対して選択的に搬入出しても良
い。また複数の処理装置間で,円周搬送装置によって基
板を搬送することも可能である。
【0009】また請求項3に記載したように,前記垂直
搬送装置と前記円周搬送装置との間で受け渡される基板
を載置させる載置台を備えていても良い。そうすれば,
垂直搬送装置と円周搬送装置との間で載置台を介して基
板を受け渡すことができる。
【0010】また請求項4に記載したように,前記円周
搬送装置が多段に配置されていても良い。そうすれば,
多段に設けられた各段の円周搬送装置の間では,垂直搬
送装置により垂直方向に基板を搬送し,各段の円周搬送
装置により,それぞれの高さにおいて基板を円周方向に
搬送することができる。
【0011】また請求項5に記載したように,上段の円
周搬送装置によって搬送される円周方向に沿って配置さ
れた処理装置の処理温度が,下段の円周搬送装置によっ
て搬送される円周方向に沿って配置された処理装置の処
理温度よりも高くなっていても良い。そうすれば,処理
温度の高い処理装置は処理温度の低い処理装置よりも上
方に配置されているので,処理温度の高い処理装置から
発せられた熱が下段の処理温度の低い処理装置に伝わる
ことを効果的に抑制することができる。
【0012】請求項6によれば,垂直方向に基板を搬送
する工程と,該垂直方向の周りにおいて円周方向に基板
を搬送する工程と,該円周方向に沿って配置された処理
装置で基板を処理する工程を有することを特徴とする処
理方法が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態について説明する。この実施の
形態は,基板の一例としてのウェハWを処理する処理シ
ステム1として具現化されており,図1は処理システム
1の概略的な平面図であり,図2は処理システム1の縦
断面の説明図である。
【0014】処理システム1は,例えば25枚のウェハ
Wを収納可能なカセットCを所定位置に載置自在なカセ
ットステーション2と,ウェハWを処理する各種の処理
装置を複数ずつ多段に配置した各処理装置群3,4,
5,6と,ウェハWを垂直方向に搬送する垂直搬送装置
7と,この垂直搬送装置7の周りにおいて各処理装置群
3,4,5,6との間でウェハWを搬送する円周搬送装
置10,11,12,13を多段(この形態では4段)
を備え,各円周搬送装置10,11,12,13が設け
られているそれぞれの高さには,ウェハWを載置自在な
載置台15,16,17,18がそれぞれ設けられてい
る(なお図2では,各段の載置台15,16,17,1
8を同じ位置に示したが,実際には各段の載置台15,
16,17,18は,図1に示されるように,平面視で
異なる位置に配置されている)。
【0015】各処理装置群3,4,5,6は,垂直搬送
装置7の周りに円周上にそれぞれ配置されており,各処
理装置群3,4,5,6はそれぞれ異なる高さに多段に
配置されている。処理装置群3が最も上方で,その下方
に処理装置群4,処理装置群5,処理装置群6の順番で
上下に4段に配置されている。一番上の処理装置群3は
ウェハWの加熱処理等が可能な各種の熱処理装置20を
備え,各熱処理装置20はいずれも同じ高さに円周上に
配置されている。これら各種の熱処理装置20は,例え
ばウェハWを疎水化処理するアドヒージョン装置,レジ
スト塗布後のウェハWを加熱処理するプリベーキング装
置,露光処理後のウェハWを加熱処理するポストエクス
ポージャーベーキング装置,現像処理後のウェハWを加
熱処理するポストベーキング装置などであり,その他,
例えばアライメント装置,ウェハWを所定温度まで冷却
処理するクーリング装置,ウェハWを待機させるエクス
テンション装置なども備えている。また,これら各種の
熱処理装置20と同じ高さで同一円周上に,前述のカセ
ットステーション2も配置されている。
【0016】上から2番目の処理装置群4はウェハWの
表面に現像液を供給して現像処理する複数の現像処理装
置21を備え,先に説明した熱処理装置20と同様に,
複数の各現像処理装置21はいずれも同じ高さに円周上
に配置されている。上から3番目の処理装置群5はウェ
ハWの表面にレジスト膜を形成する複数のレジスト塗布
処理装置22を備え,先に説明した熱処理装置20と同
様に,複数の各レジスト塗布処理装置22もいずれも同
じ高さに円周上に配置されている。最も下の処理装置群
6はウェハWの表面に反射防止膜を形成する複数の反射
防止膜形成装置23を備え,先に説明した熱処理装置2
0と同様に,複数の各反射防止膜形成装置23もいずれ
も同じ高さに円周上に配置されている。これら処理装置
群4の現像処理装置21,処理装置群5のレジスト塗布
処理装置22,処理装置群6の反射防止膜形成装置23
は,いわゆるスピンナ型処理装置としていずれも基本的
に同様の構成を有している。ここで,現像処理装置21
の構成について説明すれば,現像処理装置21にはウェ
ハWを収容するカップ25と,カップ25に収容された
ウェハWを吸着保持して回転させるスピンチャック26
が備えられている。これと同様に,レジスト塗布処理装
置22にはカップ27とスピンチャック28が,反射防
止膜形成装置23にはカップ29とスピンチャック30
が夫々備えられている。
【0017】次に,処理システム1のほぼ中央に配置さ
れた垂直搬送装置7について説明する。図3に示すよう
に,昇降回転機構35の駆動により中心鉛直軸Zに沿っ
て昇降自在で,かつ中心鉛直軸Zを中心に回転自在に設
けられた昇降回転部材36と,昇降回転機構37の駆動
により中心鉛直軸Zに沿って昇降自在で,かつ中心鉛直
軸Zを中心に回転自在に設けられた昇降回転部材38を
備えている。昇降回転部材36にはウェハWを水平に保
持可能な保持部材としてのピンセット40が取り付けら
れ,回転昇降部材38にもウェハWを水平に保持可能な
保持部材としてのピンセット41が取り付けられてお
り,ピンセット40は昇降回転部材36の回転により,
ピンセット41は回転昇降部材38の回転によりそれぞ
れ中心鉛直軸Zを中心にして旋回移動できるようになっ
ている。そして前述の昇降回転機構35,36の駆動に
より,これらピンセット40,41に保持したウェハW
を適宜中心鉛直軸Zに沿って昇降させ,中心鉛直軸Zを
中心に旋回移動させることにより,前述の各載置台1
5,16,17,18間でウェハWを搬送し,各載置台
15,16,17,18に対してウェハWを授受するよ
うに構成されている。また各載置台15,16,17,
18の上面には,このようにピンセット40,41から
受け取ったウェハWの裏面を浮かせて支持するための支
持ピン45,46,47,48が夫々設けられている。
【0018】次に垂直搬送装置7の周りには,前述の中
心鉛直軸Zを中心とする円周方向にウェハWを搬送する
各円周搬送装置10,11,12,13が多段に設けら
れている。一番上の円周搬送装置10は,先に説明した
処理装置群3と同じ高さに配置されている。上から2番
目の円周搬送装置11は,先に説明した処理装置群4と
同じ高さに配置されている。上から3番目の円周搬送装
置12は,先に説明した処理装置群5と同じ高さに配置
されている。最も下の円周搬送装置13は,先に説明し
た処理装置群6と同じ高さに配置されている。
【0019】これら各円周搬送装置10,11,12,
13はいずれも同様の構成を有するので,代表して一番
上の円周搬送装置10について説明する。処理装置群3
を構成している各熱処理装置20及びカセットステーシ
ョン2等とほぼ同じ高さに設けられたテーブル50の上
には,前述の中心鉛直軸Zを中心とする円周方向に延設
されたレール50aが配置されている。このレール50
aに沿って移動可能な走行基台51を備えており,図4
に示すように,この走行基台51には軸52上に支持さ
れたプレート53が取り付けられている。プレート53
上には,ウェハWを保持可能なピンセット56が上下二
段に装着されており,これら各ピンセット56は,いず
れもプレート53上において水平方向に進退するように
構成されている。プレート53には,各ピンセット56
を進退移動させる駆動機構等が収納されており,またプ
レート53は,走行基台51に対して回転駆動されるよ
うになっている。
【0020】また円周搬送装置10の内側には,テーブ
ル50に支持されたブラケット60を介して前述の載置
台15(一番上の載置台15)が配置されている。そし
て円周搬送装置10にあっては,走行基台51がレール
50aに沿って中心鉛直軸Zを中心とする円周方向に移
動することにより,一番上の処理装置群3を構成してい
る各熱処理装置20及びカセットステーション2等と載
置台15の前にプレート53がそれぞれ移動できるよう
になっている。また,そのように走行基台51を各熱処
理装置20及びカセットステーション2等と載置台15
の前にそれぞれ移動させた状態で,プレート53が適宜
回転し,ピンセット56が進退移動することにより,各
熱処理装置20及びカセットステーション2等とピンセ
ット56との間でウェハWを授受すると共に,載置台1
5とピンセット56との間でウェハWを授受するように
なっている。更にピンセット56にウェハWを保持した
状態で,走行基台51がレール50aに沿って中心鉛直
軸Zを中心とする円周方向に移動することにより,各熱
処理装置20及びカセットステーション2等と載置台1
5の前にプレート53との間でウェハWを搬送すること
が可能である。
【0021】なお代表して一番上の円周搬送装置10に
ついて説明したが,その他の円周搬送装置11,12,
13も,円周搬送装置10と同様の構成を備えている。
即ち,上から2番目の円周搬送装置11は,上から2番
目の処理装置群4を構成している各現像処理装置21と
載置台16との間でウェハWを授受すると共に,各現像
処理装置21と載置台16との間でウェハWを搬送する
ことが可能である。同様に,上から3番目の円周搬送装
置12は,上から3番目の処理装置群5を構成している
各レジスト塗布処理装置22と載置台17との間でウェ
ハWを授受すると共に,各レジスト塗布処理装置22と
載置台17との間でウェハWを搬送することが可能であ
る。同様に,最も下の円周搬送装置13は,最も下の処
理装置群6を構成している各反射防止膜形成装置23と
載置台18との間でウェハWを授受すると共に,各反射
防止膜形成装置23と載置台18との間でウェハWを搬
送することが可能である。
【0022】さて,以上のように構成された本実施の形
態にかかる処理システム1において,カセットステーシ
ョン2に未処理のウェハWを収納したカセットCが載置
されると,一番上の円周搬送装置10のピンセット56
が進退することにより,カセットステーション2に載置
されたカセットCからウェハWが1枚抜き取られて,ピ
ンセット56に保持される。次いで走行基台51がレー
ル50aに沿って中心鉛直軸Zを中心とする円周方向に
移動することによりウェハWは搬送され,アライメント
装置などによって適宜アライメントされた後,ウェハW
は一番上の処理装置群3を構成している例えばアドヒー
ジョン装置などの熱処理装置20の前に搬送される。そ
してピンセット56が進退することにより,ウェハWは
熱処理装置20に搬入される。その後,熱処理装置20
にてウェハWに対して例えば疎水化処理が施される。
【0023】疎水化処理の終了後,再びウェハWは円周
搬送装置10のピンセット56によって熱処理装置20
から搬出される。そして,ピンセット64に保持された
状態でウェハWは搬送され,適宜冷却処理された後,ウ
ェハWは載置台15に受け渡される。
【0024】次に,垂直搬送装置7においてピンセット
40もしくは41により載置台15上からウェハWが搬
出され,昇降回転機構35もしくは36の駆動により,
ウェハWは下方に搬送され,最も下の載置台18上にウ
ェハWが受け渡される。次いで,最も下の円周搬送装置
13のピンセット56が進退することにより,載置台1
8上に載置されていたウェハWはピンセット56に保持
されて,処理装置群6を構成している反射防止膜形成装
置23の前に搬送される。そしてピンセット56が進退
することにより,ウェハWは反射防止膜形成装置23に
搬入される。その後,反射防止膜形成装置23にてウェ
ハWの表面に反射防止膜が形成される。
【0025】次に,再びウェハWは円周搬送装置13の
ピンセット56によって反射防止膜形成装置23から搬
出される。そして,ピンセット64に保持された状態で
搬送されて,ウェハWはピンセット64から載置台18
に再び受け渡される。
【0026】次に,垂直搬送装置7においてピンセット
40もしくは41により載置台18上からウェハWが搬
出され,昇降回転機構35もしくは36の駆動により,
ウェハWは上方に搬送され,下から2番目の載置台17
上にウェハWが受け渡される。次いで,下から2番目の
円周搬送装置12のピンセット56が進退することによ
り,載置台17上に載置されていたウェハWはピンセッ
ト56に保持されて,処理装置群5を構成しているレジ
スト塗布処理装置22の前に搬送される。そしてピンセ
ット56が進退することにより,ウェハWはレジスト塗
布処理装置22に搬入される。その後,レジスト塗布処
理装置22にてウェハWの表面にレジストが塗布され
る。こうして,反射防止膜の上にさらに所定の厚さのレ
ジスト膜が形成される。
【0027】次に,再びウェハWは円周搬送装置12の
ピンセット56によってレジスト塗布処理装置22から
搬出される。そして,ピンセット64に保持された状態
で搬送されて,ウェハWはピンセット64から載置台1
7に再び受け渡される。
【0028】次に,垂直搬送装置7においてピンセット
40もしくは41により載置台17上からウェハWが搬
出され,昇降回転機構35もしくは36の駆動により,
ウェハWは上方に搬送され,最も上の載置台15上にウ
ェハWが受け渡される。次いで,最も上の円周搬送装置
10のピンセット56が進退することにより,載置台1
5上に載置されていたウェハWはピンセット56に保持
されて,処理装置群3を構成している例えばプリベーキ
ング装置などの熱処理装置20に搬入される。そして,
熱処理装置20にてウェハWに対して所定温度でプリベ
ーキング処理が施された後,再びウェハWは円周搬送装
置10のピンセット56によって熱処理装置20から搬
出され,適宜冷却処理された後,図示しないエクステン
ション装置に搬送される。そして,ウェハWはエクステ
ンション装置から適宜の搬送手段(図示せず)によって
露光装置(図示せず)に搬送され,ウェハW表面のレジ
スト膜に所定のパターンが露光される。その後,再びウ
ェハWは図示しないエクステンション装置に搬送され
る。こうして露光処理の終了したウェハWはエクステン
ション装置から円周搬送装置10のピンセット56によ
って再び取り出されて搬送され,最も上の載置台15上
に受け渡される。
【0029】次に,垂直搬送装置7においてピンセット
40もしくは41により載置台15上からウェハWが搬
出され,昇降回転機構35もしくは36の駆動により,
ウェハWは下方に搬送され,上から2番目の載置台16
上にウェハWが受け渡される。次いで,上から2番目の
円周搬送装置11のピンセット56が進退することによ
り,載置台16上に載置されていたウェハWはピンセッ
ト56に保持されて,処理装置群4を構成している現像
処理装置21の前に搬送される。そしてピンセット56
が進退することにより,ウェハWは現像処理装置21に
搬入される。その後,現像処理装置21にてウェハWの
表面のレジスト膜が現像され,ウェハWの表面に所定の
レジストパターンが形成される。こうして,所定のレジ
ストパターンが形成されたウェハWは,再び円周搬送装
置11のピンセット56で保持されて現像処理装置21
から搬出される。そして,ピンセット64に保持された
状態で搬送されて,ウェハWはピンセット64から載置
台16に再び受け渡される。
【0030】次に,垂直搬送装置7においてピンセット
40もしくは41により載置台16上からウェハWが搬
出され,昇降回転機構35もしくは36の駆動により,
ウェハWは上方に搬送され,最も上の載置台15上にウ
ェハWが受け渡される。次いで,最も上の円周搬送装置
10のピンセット56が進退することにより,載置台1
5上に載置されていたウェハWはピンセット56に保持
され,カセットステーション2に載置されたカセットC
内に戻される。こうして,以上の工程を繰り返すことに
より,カセットC内のウェハWの全部に所定のレジスト
パターンが形成されると,当該処理済みのカセットC
は,処理システム1から適宜搬出されて,次の処理工程
へと搬送される。
【0031】しかして,本実施の形態にかかる処理シス
テム1によれば,従来は1台の搬送装置によって行って
いたウェハWの搬送を,垂直搬送装置7と円周搬送装置
10,11,12,13で分担して行うことができるの
で,例えば垂直搬送装置7でウェハWを搬送中に,円周
搬送装置10,11,12,13によって別のウェハW
を搬送したりすることもできる。その結果,例えばウェ
ハWの搬送に遅れが生じることを効果的に防止でき,ウ
ェハWの搬送に要する時間を従来よりも短縮化すること
ができるようになる。
【0032】またこの実施の形態の処理システム1で
は,処理温度が低くかつ温度変化に敏感な反射防止膜形
成装置7やレジスト塗布処理装置8,現像処理装置9を
下側に配置し,例えばプリベーキング装置等の処理温度
の高い熱処理装置20を上側に配置しているので,熱処
理装置20から発せられる熱が反射防止膜形成装置7や
レジスト塗布処理装置8,現像処理装置9などに伝わる
ことを効果的に防止できる。その結果,反射防止膜形成
装置7やレジスト塗布処理装置8,現像処理装置9にお
いて,熱による処理不良が発生することを効果的に防止
できる。
【0033】また円周搬送装置10,11,12,13
に2本のピンセット56,56を設けているので,例え
ば一方のピンセット56によって熱処理装置20,現像
処理装置21,レジスト塗布装置22,反射防止膜形成
装置23から処理後のウェハWを搬出した後に,引き続
き,他方のピンセット56に保持されている未処理のウ
ェハWを各装置20,21,22,23内に搬入するこ
となどもできる。従って,ウェハWの処理時間のさらな
る短縮化を図ることもできる。
【0034】なお以上に説明した処理システム1におい
て,例えば図1に示すように,一部の各装置20(2
1,22,23)などを外側に引き出すことにより,空
いたスペースから処理システム1内に作業員が入れるよ
うに構成すると良い。そうすれば処理システム1内に作
業員が入って内側から各装置などの補修,点検,清掃な
どができるようになり,処理システム1のメンテナンス
がやりやすくなる。また処理システム1の上部に例えば
ULPAフィルタなどを配置し,処理システム1全体に
清浄な空気が供給されるように構成しても良い。またこ
の実施の形態にあっては,カセットステーション2を最
も上の処理装置群3に配置する例を挙げて説明したが,
本発明ではカセットステーション2を別の場所に配置し
てもよい。さらに本発明に適用可能な基板は,前記実施
の形態のようにウェハWには限定されず,例えばLCD
基板やCD基板等であってもよい。また,垂直搬送装置
7に二つの昇降回転部材36,38を設けた例を説明し
たが,昇降回転部材は一つでも良く,三つ以上あっても
良い。更に各円周搬送装置10,11,12,13は,
走行基台やピンセットなどを複数備えていても良い。
【0035】
【発明の効果】請求項1〜6によれば,垂直搬送装置と
円周搬送装置とで基板を別々に搬送するため,垂直搬送
装置による基板の搬送と,円周搬送装置による基板の搬
送や各処理装置への基板の搬入出を同時に行うこともで
き,基板の搬送を効率よく行うことができ,従来よりも
基板の処理に要する時間を短縮できる。特に請求項5に
よれば,処理温度の高い処理装置から発せられた熱が下
段の処理温度の低い処理装置に伝わることを効果的に抑
制でき,熱による基板の処理不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる処理システムの概
略的な平面図である。
【図2】図1の処理システムの縦断面の説明図である。
【図3】垂直搬送装置の斜視図である。
【図4】円周搬送装置の斜視図である。
【図5】従来の搬送装置の構成を示す概略的な斜視図で
ある。
【符号の説明】
C カセット W ウェハ 1 処理システム 2 カセットステーション 3,4,5,6 処理装置群 7 垂直搬送装置 10,11,12,13 円周搬送装置 15,16,17,18 載置台 20 熱処理装置 21 現像処理装置 22 レジスト塗布処理装置 23 反射防止膜形成装置 35,37 昇降回転機構 36,38 昇降回転部材 40,41 ピンセット 50a レール 56 ピンセット
フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 DA17 FA01 FA02 FA12 FA15 GA03 GA47 GA48 GA49 GA50 MA02 MA26 MA27 MA30 5F046 CD01 CD03 JA22 LA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に基板を搬送する垂直搬送装置
    と,垂直搬送装置の周りにおいて円周方向に基板を搬送
    する円周搬送装置を備え,基板に対して所定の処理を施
    すための処理装置が前記円周搬送装置によって搬送され
    る円周方向に沿って配置されていることを特徴とする,
    処理システム。
  2. 【請求項2】 前記円周搬送装置によって搬送される円
    周方向に沿って複数の処理装置が配置されていることを
    特徴とする,請求項1の処理システム。
  3. 【請求項3】 前記垂直搬送装置と前記円周搬送装置と
    の間で受け渡される基板を載置させる載置台を備えるこ
    とを特徴とする,請求項1又は2の処理システム。
  4. 【請求項4】 前記円周搬送装置が多段に配置されてい
    ることを特徴とする,請求項1,2又は3のいずれか処
    理システム。
  5. 【請求項5】 上段の円周搬送装置によって搬送される
    円周方向に沿って配置された処理装置の処理温度が,下
    段の円周搬送装置によって搬送される円周方向に沿って
    配置された処理装置の処理温度よりも高いことを特徴と
    する,請求項4の処理システム。
  6. 【請求項6】 垂直方向に基板を搬送する工程と,該垂
    直方向の周りにおいて円周方向に基板を搬送する工程
    と,該円周方向に沿って配置された処理装置で基板を処
    理する工程を有することを特徴とする,処理方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595135B1 (ko) 2004-12-29 2006-06-30 동부일렉트로닉스 주식회사 두 개의 웨이퍼 이송용 모듈을 갖는 웨이퍼 이송장치
JP2012146748A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Tokyo Electron Ltd 基板搬送装置
KR101486243B1 (ko) * 2008-06-10 2015-01-27 주식회사 뉴파워 프라즈마 기판 반송 장치 및 그것을 갖는 기판 처리 시스템
JP2016145911A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 東芝ライテック株式会社 光配向用偏光光照射装置
CN107533993A (zh) * 2015-04-29 2018-01-02 应用材料公司 高速旋转分拣器

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