JP3441365B2 - 基板搬送装置及び基板処理装置 - Google Patents

基板搬送装置及び基板処理装置

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JP3441365B2
JP3441365B2 JP13410298A JP13410298A JP3441365B2 JP 3441365 B2 JP3441365 B2 JP 3441365B2 JP 13410298 A JP13410298 A JP 13410298A JP 13410298 A JP13410298 A JP 13410298A JP 3441365 B2 JP3441365 B2 JP 3441365B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハやLCD基板等の基板を搬送する基板搬送装置及び基
板搬送装置を具備した基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば半導体デバイスの製造
プロセスやLCDの製造プロセスにおいては、基板であ
る半導体ウエハやLCD基板を所望位置から所望位置へ
搬送する基板搬送装置が用いられている。
【0003】例えば、半導体デバイスの製造プロセスに
おけるフォトリソグラフィー工程においては、半導体ウ
エハの表面にレジスト膜を形成するレジスト塗布処理
と、レジスト塗布後の半導体ウエハに対して露光処理を
行った後に当該半導体ウエハに対して現像処理を行う現
像処理とが行われるが、従来からこれらレジスト塗布処
理と現像処理は、例えば特公平2−30194号公報に
よっても公知なように、対応する各種処理ユニットが1
つのシステム内に装備された複合処理システム内で、露
光プロセスを挟んで所定のシーケンスに従って行われて
いる。
【0004】そして、かかる装置では、例えば、ウエハ
カセットから半導体ウエハを取り出して所望位置へ搬送
する際等に基板搬送装置が使用されている。
【0005】従来の基板搬送装置としては、例えば、半
導体ウエハ裏面の中央部分を真空チャック等によって吸
着保持して搬送する基板搬送装置が知られている。
【0006】しかしながら、このような基板搬送装置で
は、半導体ウエハ裏面の中央部分に基板搬送装置の支持
部材が当接されるため、半導体ウエハ裏面の中央部分に
塵埃(パーティクル)が付着する可能性が高くなる。と
ころが、例えば半導体ウエハに所定の回路パターンを露
光する露光工程等においては、半導体ウエハの裏面中央
部にパーティクルが付着していると、露光の際に、レン
ズと半導体ウエハ表面との間隔が微妙に変動してしま
い、回路パターンの正確な転写が行えないという問題が
生じる。
【0007】このため、例えば露光工程の前工程である
レジスト塗布等を行う装置においては、半導体ウエハの
裏面周縁部を支持して搬送するよう構成された基板搬送
装置も用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た半導体ウエハの裏面周縁部を支持して搬送するよう構
成された従来の基板搬送装置を用いた場合、例えば、ウ
エハカセットからの半導体ウエハの取り出しを行う基板
搬送装置では、ウエハカセット内の半導体ウエハの位置
にある程度のずれが生じるため、これらの位置ずれのあ
る半導体ウエハを支持可能とするために、ウエハ支持部
の半導体ウエハの位置決め機構にある程度のゆとり(ク
リアランス)が設けられている。このため、搬送中に半
導体ウエハが動き、半導体ウエハと支持部材とが擦れて
塵埃が発生したり、また、半導体ウエハを他の搬送機構
等へ受け渡した際に、受け渡された側で半導体ウエハの
位置決めを行わなければならないという問題があった。
【0009】本発明はこのような課題を解決すべくなさ
れたもので、従来に比べて塵埃の発生を更に抑制するこ
とができ、かつ、位置決め機構等の機構を簡略化するこ
とにより、製造コストの低減等を図ることのできる基板
搬送装置及び基板処理装置を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、基板保持機構に保持された基板
の下側に挿入可能とされ、基板の下面周縁部を係止して
当該基板を支持可能とされた基板支持部材と、前記基板
支持部材を前記基板の下側に挿入し、前記基板を前記基
板支持部材によって支持した後前記基板支持部材を引き
抜き、前記基板を所望部位に搬送可能とされた駆動機構
とを具備した基板搬送装置において、前記基板支持部材
は、前記基板を係止する係止部に、位置決め用の段部を
有し、かつ、前記位置決め用の段部は前記基板支持部材
の先端側に一段、後端側に低い段部と高い段部の二段で
形成され、前記低い段部は前記高い段部よりも先端側に
近い位置にあり、前記高い段部の前記低い端部側の角部
は滑らかにRを付けた形状であって、さらに先端側の端
部と、後端側の前記低い段部との高さは、前記低い段部
側がわずかに低くなるように設けられ、後端側の前記高
い段部により前記基板を粗位置決めした後、前記駆動機
構により、前記基板支持部材を後端側に向けて移動させ
る際に、慣性により前記基板が前記後端側の高い段部か
ら低い段部に落ちることで、当該基板の精細位置決めが
行われることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、基板保持機構に保持さ
れた基板の下側に挿入可能とされ、基板の下面周縁部を
係止して当該基板を支持可能とされた基板支持部材と、
前記基板支持部材を前記基板の下側に挿入し、前記基板
を前記基板支持部材によって支持した後前記基板支持部
材を引き抜き、前記基板を所望部位に搬送可能とされた
駆動機構とを具備した基板搬送装置において、前記基板
支持部材は、前記基板を係止する係止部に、位置決め用
の段部を有し、かつ、前記位置決め用の段部は前記基板
支持部材の先端側に一段、後端側に低い段部と高い段部
の二段で形成され、前記低い段部は前記高い段部よりも
先端側に近い位置にあり、前記高い段部の前記低い端部
側の角部は滑らかにRを付けた形状であって、さらに先
端側の端部と、後端側の前記低い段部との高さは、前記
低い段部側がわずかに低くなるように設けられ、後端側
の前記高い段部により前記基板を粗位置決めした後、前
記駆動機構により、前記基板支持部材を後端側に向けて
移動させる際に、前記基板が所定位置に配設された位置
決め用部材に当接されて前記後端側の高い段部から低い
段部に落としこまれることで、当該基板の精細位置決め
が行われることを特徴とする。
【0012】
【0013】請求項の発明は、請求項1又は2記載の
基板搬送装置と、基板を処理する処理部とを有すること
を特徴とする。
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0016】図1乃至図6は、本発明の実施形態にかか
る基板搬送装置の概略構成を示すもので、図7乃至図9
は、この基板搬送装置が配置されたウエハの塗布現像処
理システムを示している。
【0017】図1乃至図4に示すように、基板搬送装置
1は、半導体ウエハ(以下、ウエハという。)Wを支持
するための支持部材としてのピンセット2を具備してい
る。このピンセット2は、複数のウエハWを収容するウ
エハカセットCR内に挿入可能なように、薄板状に構成
されており、支持部材3を介して搬送基台4上に支持さ
れている。
【0018】また、搬送基台4には、図示しない駆動機
構が設けられており、この駆動機構によりピンセット2
を搬送基台4に対して長手方向(図1乃至図4では左右
方向(Y方向))に移動させ、図1、図2に示すように
ウエハカセットCR内にピンセット2を挿入(及び引き
抜き)できるように構成されている。
【0019】さらに、図4に示すように搬送基台4は、
昇降ロッド5上に設けられており、この昇降ロッド5は
図示しない駆動機構により、Z方向(上下方向)、X方
向(水平方向)に移動可能、及びθ回転可能に構成さ
れ、これによって、ピンセット2上にウエハWを支持し
て搬送可能に構成されている。
【0020】また、上記ピンセット2の先端側上面に
は、ウエハWの周縁部を係止するための係止部としての
段部2a,2b,2cが設けられている。これらの段部
のうち、段部2aはピンセット2の先端側に設けられた
ものであり、ウエハWの周縁部を係止するための係止面
を一面のみ形成するよう一段の構成とされている。一
方、段部2b,2cは、ピンセット2の後端側に設けら
れたものであり、ウエハWの周縁部を係止するための係
止面を二面形成するよう二段の構成とされている。
【0021】また、図5、図6に示すように、これらの
段部のうち、段部2aと段部2cが略同じ高さとなるよ
う構成されており、段部2bは、これらより高い高さ位
置となるよう構成されている。したがって、段部2aと
段部2bとでウエハを支持した場合にはウエハWが若干
傾いた状態となり、段部2aと段部2cとでウエハを支
持した場合にはウエハWが略水平(段部2c側がわずか
に低くなるようテーパーあり)となるよう構成されてい
る。なお段部2aが形成された先端側は、段部2b,2
cが形成された後端側より厚さが薄くなるよう構成さ
れ、これによって、ウエハカセットCR内の下側のウエ
ハWと干渉し難いようになっている。
【0022】そして、上記構成の基板搬送装置1は、ウ
エハカセットCR内にピンセット2を挿入し、取り出す
際に、図1、図2、図5に示すように、まず、ピンセッ
ト2を上昇させてウエハWを段部2aと段部2bとで粗
位置決めした状態で係止し、この後、図3、図4、図6
に示すように、ピンセット2をウエハカセットCRから
引き抜く際の動作により、慣性によってウエハWを段部
2cに落とし込んで、ウエハWを精細位置決めした状態
で搬送するよう構成されている。なお、ピンセット2を
ウエハカセットCRから引き抜く際の動作による慣性に
よってウエハWが段部2bから段部2cに確実に落ちる
ように、段部2bの段部2c側の角部は、滑らかにRを
付けた形状とされている。
【0023】すなわち、ウエハカセットCR内のウエハ
Wの位置は、高精度に位置決めされたものではなく、ウ
エハカセットCR内に形成されたウエハ支持溝の有する
クリアランス等に起因して、ある程度位置にばらつきの
ある状態で収容されている。このため、ピンセット2の
後端側に設けられた段部2b,2cのうち、段部2b
は、この位置のばらつきを吸収してウエハWを係止可能
とするためのものであり、従来の装置と同様に、ウエハ
Wの径に対して、充分なクリアランスを設けた構成とさ
れている。
【0024】そして、この段部2bより低い位置に設け
られた段部2cは、ウエハWをほとんどガタのない状態
で支持できる構成とされており、この段部2cによって
精細位置決めされた状態で、ウエハWを搬送し、他の搬
送機構に受け渡しできるようになっている。
【0025】以上のとおり、本実施態様によれば、ウエ
ハWの裏面周縁部を保持するとともに、ウエハWが精細
位置決めされほとんどガタのない状態で搬送され、ま
た、図6に示されるように、ウエハWが僅かに傾斜した
状態(段部2c側がわずかに低くなるよう傾斜した状
態)で搬送されるためウエハWとピンセット2との接触
面積が従来に比べて減少する。このため、ウエハWの搬
送中に、ウエハWとピンセット2が擦れて塵埃が発生す
ることを抑制することができる。また、ウエハWを他の
搬送機構等に受け渡した際に、受け渡された側で位置決
めする等の必要もなくなるので、位置決め機構等を設け
る必要がなく、機構を簡略化することにより、製造コス
トの低減等を図ることができる。
【0026】次に、上記構成の基板搬送装置1を用いた
ウエハの塗布現像処理システムについて説明する。
【0027】図7乃至図9は、ウエハの塗布現像処理シ
ステムの全体構成を示しており、図7は平面、図8は正
面、図9は背面を各々示している。
【0028】これらの図に示すように、塗布現像処理シ
ステムは、ウエハWを複数収容したウエハカセットCR
を外部との間で搬入・搬出したり、ウエハカセットCR
に対してウエハWの出し入れを行うためのカセットステ
ーション10と、ウエハWに対して1枚ずつ所定の処理
を施す枚葉式の各種処理ユニットを縦横多段に重ねて配
置して構成される処理ステーション11と、図示しない
外部の露光装置との間でウエハWの受け渡しを行うイン
ターフェース部12とを一体に組み合わせて構成され
る。
【0029】カセットステーション10内には、図7に
示すように、カセット載置台20上の各カセット位置決
め部20aに、複数例えば4個までのウエハカセットC
Rが各々のウエハ出入口を処理ステーション11側に向
けてX方向に一列に載置され、これらウエハカセットC
Rに対して、基板搬送装置1によりウエハWの出し入れ
操作を行うようになっている。
【0030】なお、前述したとおり、基板搬送装置1の
ピンセット2は、Y方向に移動自在とされており、この
ピンセット2が設けられた搬送基台4は、X方向及びZ
方向(ウエハカセッ卜CR内のウエハ配列方向;垂直方
向)に移動自在とされ、また、θ方向に回転自在とさ
れ、処理ステーション11側のウエハ搬送体22に対し
てウエハWの受け渡しを行うことができるよう構成され
ている。
【0031】処理ステーション11内のウエハ搬送体2
2は、カセットステーション10とインターフェース部
12との間をY方向に移動自在に構成され、またZ方向
(垂直方向)に上下動できると共に、θ方向に回転し得
るように構成されている。
【0032】そして処理ステーション11内の各処理ユ
ニットは、ウエハ搬送体22の搬送路を挟んで二分して
配置されている。ここで上下1列分の処理ユニットの集
合を一つの処理ユニット群と呼ぶと、処理ステーション
11内の各処理ユニットは例えば8つの処理ユニット群
1 、G2 、G3 、G4 、G5 、G6 、G7 、G8 に分
けられ、そのうち第2、第4、第6及び第8の処理ユニ
ット群G2 、G4 、G6 、G8 は、図8に示したように
例えばシステム正面側に配置され、第1、第3、第5及
び第7の処理ユニット群G1 、G3 、G5 、G7 は、図
9に示したように例えばシステム背面側に配置されてい
る。
【0033】図8に示すように、第2、第4、第6及び
第8の処理ユニット群G2 、G4 、G6 、G8 は各々、
上下2段に重ねられたレジスト塗布ユニット(COT)
及び現像ユニット(DEV)を含んでいる。
【0034】また、図9に示すように、第1の処理ユニ
ット群G1 は、ウエハWの冷却処理を行うクーリングユ
ニット(COL)、ウエハWの位置合わせを行うアライ
メントユニット(ALIM)、露光処理前のウエハWに
対して加熱処理を行うプリベーキングユニット(PRE
BAKE)及び露光処理後のウエハWに対して加熱処理
を行うポストベーキングユニット(POBAKE)が、
下から順に重ねて配置されている。
【0035】さらに、第3の処理ユニットG3 は、ウエ
ハWの冷却処理を行うクーリングユニット(COL)、
ウエハW表面に塗布されたレジスト液の定着性を高める
ための疏水化処理を行うアドヒージョンユニット(A
D)、露光処理前のウエハWに対して加熱処理を行うプ
リベーキングユニット(PREBAKE)及び露光処理
後のウエハWに対して加熱処理を行うポストベーキング
ユニット(POBAKE)が、下から順に重ねて設けら
れている。
【0036】第5及び第7の処理ユニットG5 、G
7 は、ウエハWの冷却処理を行うクーリングユニット
(COL)、イクステンション・クーリングユニット
(EXTCOL)、露光処理前のウエハWに対して加熱
処理を行うプリベーキングユニット(PREBAKE)
及び露光処理後のウエハWに対して加熱処理を行うポス
トベーキングユニット(POBAKE)が、下から順に
重ねて配置されている。
【0037】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)、イクステンション・クーリングユニッ
ト(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いプ
リベーキングユニット(PREBAKE)、ポストベー
キングユニット(POBAKE)及びアドヒージョンユ
ニット(AD)を上段に配置することで、ユニット間の
熱的な相互干渉を少なくすることができる。
【0038】インターフェース部12には、可搬性のピ
ックアップカセットCR、定置型のバッファカセットB
R、周辺露光装置23、ウエハ搬送体24が設けられて
いる。ウエハ搬送体24は、X方向及びZ方向に移動し
て上記両カセットCR、BR及び周辺露光装置23に対
するウエハWの受け渡し動作を行う。また、ウエハ搬送
体24はθ方向にも回転自在とされ、処理ステーション
11側のウエハ搬送体22及び外部の露光装置側のウエ
ハ受渡し台(図示せず)との間でのウエハWの受け渡し
を行うように構成されている。
【0039】現像ユニット(DEV)は、処理容器内
に、ウエハWを真空吸着により水平に保持しながら回転
するように構成されたスピンチャックと、このスピンチ
ャックの外側及び下部側を包囲すると共に底部に排液口
と排気口を設けたカップと、現像液をスピンチャック上
に保持されるウエハWの表面へ吐出する現像液供給ノズ
ル等から構成される。
【0040】また、レジスト塗布ユニット(COT)
は、処理容器内に、ウエハWを真空吸着により水平に保
持しながら回転するように構成されたスピンチャック
と、このスピンチャックの外側及び下部側を包囲すると
共に底部に排液口と排気口を設けたカップと、レジスト
液をスピンチャック上に保持されるウエハWの表面へ吐
出するレジスト液供給ノズル等から構成される。
【0041】次に、この塗布現像処理システムによるウ
エハWの処理の流れについて説明する。
【0042】まずカセットステーション10において、
基板搬送装置1がカセット載置台20上の処理前のウエ
ハWを収容しているカセットCRにアクセスして、その
カセットCRから1枚のウエハWを取り出す。その後、
基板搬送装置1は、処理ステーンション11側のウエハ
搬送体22にウエハWを受け渡す。ウエハ搬送体22
は、第1の処理ユニット群G1 のアライメントユニット
(ALIM)まで移動し、このアライメントユニット
(ALIM)内にウエハWを移載する。
【0043】アライメントユニット(ALIM)にてウ
エハWのオリフラ合わせ及びセンタリングが終了する
と、ウエハ搬送体22は、アライメントが完了したウエ
ハWを受け取り、第3の処理ユニット群G3 のアドヒー
ジョンユニット(AD)にウエハWを搬入して疎水化処
理を行う。
【0044】疎水化処理を終えたウエハWは、その後ウ
エハ搬送体22によって所定のプリベーキングユニット
(PREBAKE)に搬入されてベーキングされた後、
所定のクーリングユニット(COL)に搬入される。こ
のクーリングユニット(COL)内でウエハWはレジス
ト塗布処理前の設定温度例えば23℃まで冷却される。
冷却処理が終了すると、ウエハWはウエハ搬送体22
によって所定のレジスト塗布ユニット(COT)へ搬入
され、このレジスト塗布ユニット(COT)内でウエハ
W表面へのレジスト塗布が行われる。
【0045】レジスト塗布処理が終了すると、ウエハ搬
送体22はウエハWをレジス卜塗布ユニット(COT)
から取り出し、再び所定のプリベークユニット(PRE
BAKE)内へ搬入する。ウエハWはここで所定温度例
えば100℃で所定時間加熱され、これによりウエハW
上の塗布膜から残存溶剤が蒸発除去される。
【0046】この後、ウエハWはウエハ搬送体22によ
ってイクステンション・クーリングユニット(ΕΧTC
OL)へ搬入される。ここで、ウエハWは、次工程つま
り周辺露光装置23による周辺露光処理に適した温度例
えば24℃まで冷却される。この後、ウエハ搬送体22
はウエハWをインターフェース部12のウエハ搬送体2
4に受け渡す。ウエハ搬送体24は当該ウエハWをイン
ターフェース部12内の周辺露光装置23へ搬入する。
ここで、ウエハWはその周縁部に露光処理を受ける。
【0047】周辺露光処理が終了すると、ウエハ搬送体
24は、ウエハWを周辺露光装置23から搬出し、隣接
する露光装置側のウエハ受取り台(図示せず)へ移送す
る。この場合、ウエハWは、露光装置へ渡される前に、
必要に応じてバッファカセットBRに一時的に格納され
ることもある。
【0048】この後、露光装置(ステッパ)により、レ
ティクルを用いた露光が行われる。露光装置でのウエハ
W全面への露光処理が完了して、ウエハWが露光装置側
のウエハ受取り台に戻されると、インターフェース部1
2のウエハ搬送体24はそのウエハ受取り台へアクセス
して露光処理後のウエハWを受け取り、処理ステーショ
ン11側のウエハ搬送体22に受け渡される。なおこの
場合、ウエハWを、処理ステーション11側へ渡される
前に、必要に応じてインターフェース部12内のバッフ
ァカセットBRに一時的に格納するようにしてもよい。
【0049】ウエハ搬送体22は、受け取ったウエハW
を所定のポストベーキングユニット(POBAKE)に
搬入する。このポストベーキングユニット(POBAK
E)において、ウエハWは熱板52上に載置されて所定
時間ベーク処理される。
【0050】この後、ベーキングされたウエハWはウエ
ハ搬送体22によっていずれかのクーリングユニット
(COL)に搬入され、このクーリングユニット(CO
L)内でウエハWは常温に戻される。続いて、ウエハW
はウエハ搬送体22によって所定の現像ユニット(DE
V)に搬入される。
【0051】この現像ユニット(DEV)内では、ウエ
ハWはスピンチャックの上に載せられ、例えばスプレー
方式により、ウエハW表面のレジストに現像液が均一に
かけられて現像が行われる。そして現像後、ウエハW表
面にリンス液がかけられ、現像液の洗い落しが行われ、
この後ウエハWが高速回転されて乾燥が行われる。
【0052】この後、ウエハ搬送体22は、ウエハWを
現像ユニット(DEV)から搬出して、次に所定のポス
トベーキングユニット(POBAKΕ)へウエハWを再
び搬入する。このポストベーキングユニット(POBA
KE)において、ウエハWは例えば100℃で所定時間
だけ加熱され、これによって、現像で膨潤したレジスト
が硬化し、耐薬品性が向上する。
【0053】ポストベーキングが終了すると、ウエハ搬
送体22はウエハWをポストベーキングユニットから搬
出し、次に所定のクーリングユニット(COL)へウエ
ハWを搬入して冷却処理が行われる。
【0054】ウエハWが常温に戻った後、ウエハ搬送体
22は、ウエハWをカセットステーション10側の基板
搬送装置1に受け渡し、基板搬送装置1は、受け取った
ウエハWをカセット載置台20上の処理済みウエハ収容
用のカセットCRの所定のウエハ収容溝に入れる。
【0055】以上の構成の塗布現像処理システムによれ
ば、基板搬送装置1により、カセットCRからウエハW
を取り出す際、及びカセットCRにウエハWを収容する
際に、ウエハWを精細位置決めされほとんどガタのない
状態で搬送することができ、また、ウエハWが僅かに傾
斜した状態で搬送されるためウエハWとピンセット2と
の接触面積が従来に比べて減少するため、ウエハWの搬
送中に、ウエハWとピンセット2が擦れて塵埃が発生す
ることを抑制することができる。また、ウエハWをウエ
ハ搬送体22に受け渡した際に、ウエハ搬送体22側で
位置決めする等の必要もなくなるので、位置決め機構等
を設ける必要がなく、機構を簡略化することにより、製
造コストの低減等を図ることができる。
【0056】次に、図10、図11を参照して他の実施
形態について説明する。これらの図に示す基板搬送装置
1aでは、搬送基台4に、当接部材7が設けられてお
り、ピンセット2によって、カセットCR内のウエハW
を取り出し、ピンセット2を搬送基台4上のホームポジ
ションに戻した際に、当接部材7の内側にウエハWが当
接され、これによってウエハWが段部2bから段部2c
に落とし込まれるよう構成されている。なお、他の部分
については、前述した基板搬送装置1と同様に構成され
ているので、同一部分には同一符号を付して重複した説
明は省略する。
【0057】上記構成の基板搬送装置1aにおいても、
前述した基板搬送装置1と同様な効果を奏することがで
き、又、簡単な構造の当接部材7を追加するのみで、ウ
エハWを確実に精細位置決めすることができる。
【0058】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能であ
る。また、上述した例では、半導体ウエハの表面にレジ
スト液を塗布し、現像する装置について説明したが、本
発明はLCD基板等の表面にレジスト液を塗布し、現像
する装置にも同様にして適用できることはもちろんであ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来に比べて塵埃の発生を更に抑制することができ、か
つ、位置決め機構等の機構を簡略化することにより、製
造コストの低減等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の基板搬送装置の構成を示
す平面図
【図2】図1の実施形態の側面図
【図3】図1の実施形態のピンセットを縮めた状態を示
す平面図
【図4】図3の状態の側面図
【図5】図1のウエハの状態を拡大して示す側面図
【図6】図3のウエハの状態を拡大して示す側面図
【図7】図1の基板搬送装置を設けた塗布現像処理シス
テムの平面図
【図8】図7に示した塗布現像処理システムの正面図
【図9】図7に示した塗布現像処理システムの背面図
【図10】本発明の他の実施形態の基板搬送装置の構成
を示す平面図
【図11】図10の実施形態の側面図
【符号の説明】
W………半導体ウエハ(基板) CR……ウエハカセット 1………基板搬送装置 2………ピンセット(基板支持部材) 2a……段部(先端側) 2b……段部(後端側(粗位置決め用)) 2c……段部(後端側(精細位置決め用)) 3………支持部材 4………搬送基台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 B65G 49/07

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板保持機構に保持された基板の下側に
    挿入可能とされ、基板の下面周縁部を係止して当該基板
    を支持可能とされた基板支持部材と、 前記基板支持部材を前記基板の下側に挿入し、前記基板
    を前記基板支持部材によって支持した後前記基板支持部
    材を引き抜き、前記基板を所望部位に搬送可能とされた
    駆動機構とを具備した基板搬送装置において、 前記基板支持部材は、前記基板を係止する係止部に、位
    置決め用の段部を有し、かつ、前記位置決め用の段部は
    前記基板支持部材の先端側に一段、後端側に低い段部と
    高い段部の二段で形成され、前記低い段部は前記高い段
    部よりも先端側に近い位置にあり、前記高い段部の前記
    低い端部側の角部は滑らかにRを付けた形状であって、
    さらに先端側の端部と、後端側の前記低い段部との高さ
    は、前記低い段部側がわずかに低くなるように設けら
    れ、 後端側の前記高い段部により前記基板を粗位置決めした
    後、前記駆動機構により、前記基板支持部材を後端側に
    向けて移動させる際に、慣性により前記基板が前記後端
    側の高い段部から低い段部に落ちることで、当該基板の
    精細位置決めが行われることを特徴とする基板搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 基板保持機構に保持された基板の下側に
    挿入可能とされ、基板の下面周縁部を係止して当該基板
    を支持可能とされた基板支持部材と、 前記基板支持部材を前記基板の下側に挿入し、前記基板
    を前記基板支持部材によって支持した後前記基板支持部
    材を引き抜き、前記基板を所望部位に搬送可能とされた
    駆動機構とを具備した基板搬送装置において、 前記基板支持部材は、前記基板を係止する係止部に、位
    置決め用の段部を有し、かつ、前記位置決め用の段部は
    前記基板支持部材の先端側に一段、後端側に低い段部と
    高い段部の二段で形成され、前記低い段部は前記高い段
    部よりも先端側に近い位置にあり、前記高い段部の前記
    低い端部側の角部は滑らかにRを付けた形状であって、
    さらに先端側の端部と、後端側の前記低い段部との高さ
    は、前記低い段部側がわずかに低くなるように設けら
    れ、 後端側の前記高い段部により前記基板を粗位置決めした
    後、前記駆動機構により、前記基板支持部材を後端側に
    向けて移動させる際に、前記基板が所定位置に配設され
    た位置決め用部材に当接されて前記後端側の高い段部か
    ら低い段部に落としこまれることで、当該基板の精細位
    置決めが行われることを特徴とする基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の基板搬送装置と、 基板を処理する処理部とを有することを特徴とする基板
    処理装置。
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