JP3554868B2 - ダブルフライホイール - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、中心ハブを有する第1質量部材と、中心ハブを部分的に囲む外側ハブを内側に支持するプレートを含む第2質量部材とを備え、中心ハブと外側ハブとの間には、耐摩擦ベアリングを介在してある。更に、第1質量部材を第2質量部材のプレートに結合し、第1質量部材と第2質量部材との間で軸方向に作用する摩擦手段を有する軸方向に作用するトーションダンパーを備え、摩擦手段は、間に任意の周方向間隙をもって前記質量部材のうちの一方に回転自在に取り付けられた少なくとも一つの摩擦リングと、前記摩擦手段に作用すると共に支持ケージの一部である摩擦面に前記摩擦手段を接触させるよう押圧する軸方向に作用する弾性手段とを備え、この摩擦部材は、前記2つの質量部材のうちの他方に任意の周方向間隙をもって回転自在に取り付けられている、特に自動車用のダブルダンパーフライホイールに関する。
【0002】
【従来技術】
上記タイプのダブルフライホイールは、英国特許公開第2,160,296号公報に記載されている。この文献では、トーションダンパーは、摩擦手段の一部であるベルビーユリングに係合面を提供するように、外側ハブの高さにて径方向内側に延びるディスクを含み、第1質量部材のラジアルプレートは、摩擦部材を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このディスクは、スペースバーにより第2質量部材のプレートに固定されている。このバーは、回転時にスラストリングを駆動して、間隙が生じないように摩擦リングに接触させ、軸方向に作用する弾性手段に対する当接部を提供するように働く。この結果、摩擦手段は、ディスクを押圧し、トーションダンパーの組み立て時には、摩擦手段の部品を共に積み重ね、軸方向に作用する弾性手段を押圧する必要がある。このような組み立て法は、実施が容易でなく、前記弾性手段のキャリブレーションも正確に制御することはできない。
【0004】
更に、組み立て中に部品に傷がつくおそれがある。この他に、摩擦手段に予め正しいラッピングまたは、ベッディング作業を行うことはできない。必要な摩擦係数を得るには、このような作業を行うことが好ましい。
摩擦リングが新しいものである時は、表面がコーティングされているので、必要な摩擦係数を得るには、このコーティングを除かなければならない。最後に、摩擦面を支持する第1質量部材を機械加工する必要がある。
【0005】
本発明の目的は、上記問題点を簡単かつ安価に解決し、もって、摩擦リングのキャリブレーションを正しく制御することができ、摩擦手段の予備的なベッディング作業が可能であり、更にフライホイールの製造で必要な機械作業を簡略化できるダブルダンパーフライホイール内に、摩擦手段を容易に組み立てできるような新規な構造を提供することにある。
【0006】
本発明によれば、トーションダンパーを含み、中心ハブを有する第1質量部材と、中心ハブを部分的に囲む外側ハブを内側に支持するプレートを含む第2質量部材を備え、中心ハブと外側ハブとの間に耐摩擦ベアリングを介在させ、周方向に作用する前記トーションダンパーは、第1質量部材を第2質量部材の前記プレートに結合し、かつ、第1質量部材と第2質量部材との間で軸方向に作動する摩擦手段を有し、前記摩擦手段は、間に任意の周方向の間隙をもって共に回転できるように、前記第2質量部材に取り付けられた少なくとも一つの摩擦リングと、前記摩擦リングを押圧して、支持ケージの一部をなす摩擦面に接触させ、軸方向に作用する弾性手段とを備え、必要に応じて間に周方向の間隙をもって、前記摩擦手段が第1質量部材に取り付けられているダブルフライホイールにおいて、前記摩擦手段を、前記摩擦リングと前記摩擦面とが、軸方向に作用する弾性手段と係合する軸方向のフランジを有する支持ケージにより支持された、取り扱いができ、かつ運搬できるユニットとし、前記支持ケージを中心ハブの局部部分に嵌合し、支持ケージを、前記第1質量部材の一部であるスラストプレートにより、軸方向に位置決めして、前記スラストプレートと耐摩擦ベアリングとの間に軸方向に取り付けたことを特徴とするダブルフライホイールである。
【0007】
本発明は、第1の製造位置における摩擦手段の製造を可能とし、その後、別の位置においてダブルフライホイールへの摩擦手段の嵌合を可能にするものである。最終組み立て中、当該機械の停止時間は、短縮され、摩擦カセットは、中心ハブ上に載せるだけで嵌合できる構造となっているので、いかなる部品も脱落したり傷がついたりすることがない。更に最終嵌合時に軸方向に作用する弾性手段を圧縮する必要もない。
【0008】
更に、カセットの製造中は、軸方向のフランジが弾性手段に対するショルダーとなるよう、摩擦リングの発生する把持力を弾性手段により良好に制御できる。
【0009】
本発明により提供される摩擦カセットは、適当な機械を用いて、予め摩擦リングに関連する摩擦面をベッディングまたは、ラッピング加工することを可能にするものである。このように摩擦カセットを正しくセットした後に、これを嵌合できる。
【0010】
上記のいずれも不良品の数を低減し、全体的に品質を改善する。更に、摩擦カセットを、容易に取り外すことができる。
【0011】
このようにして、ダブルダンパーフライホイールは、簡略化され、かつ最適となっていることが理解できよう。更に最終作業用にストックしなければならない部品数も低減する。例えば誤った摩擦リングが嵌合される可能性がなくなる。
従って、製造時のミスの可能性は小さく、支持ケージが存在しているので、摩擦面が傷つけられることがなく、スラストプレートを機械加工する必要はない。その理由は、スラストプレート自体が、摩擦リングの係合する摩擦部材を形成する支持ケージとなっているからである。
【0012】
弾性手段(例えばベルビーユリング)は、摩擦リングの関連する部分に力を加えない。この弾性手段は、軸方向のフランジ上に直接当接しているか、弾性手段とフランジとの間に軸方向に介在されているスラストリングを介して、フランジに間接的に当接している。フランジと摩擦面との間の距離により、弾性手段により加えられる負荷を正しく制御できる。
【0013】
摩擦リングは、その外周部で延び、フライホイールの質量部材の一部である突起またはスロットに(間隙をもって)噛合するスロットやフィンガー等を備えることが好ましい。この構造は、極めて安価であり、この延長部は、リングの形状を簡略化し、かつ突起に接触するための面積を広げる、肉厚の局部部分を形成していることが好ましい。
【0014】
更に、リングの摩擦面は、リングの延長部により広くされている。一方、摩擦カセットの弾性手段は、摩擦リングの中心に作用することができる。
【0015】
摩擦リングは、スラストプレートの高さでシールされたキャビティを閉じることができる。
【0016】
トーションダンパーは、ハウジングにより境界が定められたキャビティを貫通するL字形断面の環状ダンパープレートを含んでいてもよい。ハウジングは、スラストプレートを含むフライホイールの質量部材のうちの一方により形成される。
【0017】
摩擦トルクを増すように、摩擦カセット内に複数の摩擦リングを容易に取り付けることも可能である。更に、摩擦カセット内に、2つ以上の弾性手段を嵌合することも可能である。
【0018】
摩擦リングは、多様の形状とすることができ、支持ケージは、一つ以上の部品で形成できる。このケージを、フライホイールの第1質量部材に任意の周方向間隙をもって回転自在に直接取り付けできる。
別の変形例として、中心ハブの局部部分に任意の周方向の間隙をもって噛合する軸方向に作用する弾性手段に対する係合機素として働くスラストリングを介して、第1質量部材に支持ケージを取り付けてもよい。
【0019】
支持ケージを、中心ハブに強制的に嵌合できる。これにより、中心ハブの機械加工を簡略化できる。いずれの場合でも、例えばリベット締めにより第2質量部材に支持ケージを固定する必要はない。支持ケージに支持される弾性手段を、支持ケージ、より正しくは、支持ケージのほぼくし状のスリーブと噛合させて、回転させないようにし、ノイズや摩耗を低減できる。
【0020】
添付図面を参照し、単に例示として示した本発明の好ましい実施例の詳細な説明を読めば、本発明の上記以外の特徴および利点がより明らかとなると思う。
【0021】
【実施例】
添付図面は、トーションダンパーを内蔵するダブルフライホイール(本明細書では、ダブルダンパーフライホイールと称す)を示している。ダブルフライホイールは、周方向に作用する弾性手段であるスプリング4と、軸方向に作用する摩擦手段である摩擦カセット5の作用に抗して、互いに移動できるよう取り付けられた2つの同軸状質量部材1および2を備えている。このダブルフライホイールは、自動車で使用されるようになっている。
【0022】
第1質量部材1は、中心ハブ16を含んでいる。第2質量部材2には、径方向内周部に外側ハブ29を支持する副フライホイールである反作用プレート20を備え、外側ハブ29は、第1質量部材1の中心ハブ16を部分的に囲んでいる。
周方向に作用するトーションダンパー(部材4、41、32、31及び21)は、第1質量部材1を第2質量部材2の反作用プレート20に結合している。このトーションダンパーは、スタッド(締結手段)24により反作用プレート20に固定されたダンパープレート(締結部分)21と、第1質量部材1と第2質量部材2との間で作用する摩擦カセット5とからなっている。
【0023】
摩擦カセット5(図5参照)は、摩擦面6に摩擦接触する摩擦リング54を含んでいる。一般的には、この摩擦面6は、下記のように回転して第1質量部材1に結合するようになっている。この結合手段は、ゆるい結合手段、すなわち結合手段の2つの半分割カップリングが共に回転できるようになる前に小さい間隙を形成するような結合手段とするのがよい。
【0024】
図1に示すように、このダブルフライホイールの第2質量部材2は、中心ハブ16と外側ハブ29との間で径方向に介在された耐摩耗ベアリング3を介して第1質量部材1上で回転できるように取り付けられている。摩擦カセット5は、中心ハブ16を囲み、スラストリング53と摩擦面6との間に摩擦リング54をグリップするよう、軸方向に作用する弾性手段であるベルビーユリング51による作用を受けるスラストリング53を含んでいる。
【0025】
摩擦リング54の外周部は、周方向の間隙をもって軸向きの突起56と噛合するように形成されている。突起56は、外側ハブ29に固定されており、トーションダンパーを反作用プレート20に締結するスタッド24から離間している。このようなスタッド24を備えたトーションダンパーは、突起56に対して径方向外側に延びている。
【0026】
軸方向に作用するベルビーユリング51は、後述するショルダーに当接している。このショルダーは、ベルビーユリング51がスラストリング53に作用するように、中心ハブ16に支持されている。
【0027】
ダブルフライホイールの第1質量部材1は、ほぼ環状の機素、すなわちほぼ径方向を向き、金属製である主フライホイール14を備え、その外周部は、軸方向を向いたフランジ10を支持しており、フランジ10と共に中空のハウジング部材を形成している。
【0028】
カバープレート11および中心ハブ16は、シールされた中空ハウジングを構成している。カバープレート11は、フランジ10により支持されており、ハウジングの内部は、グリースが部分的に充填されてシールされた環状キャビティ15から形成されている。この目的のため、本例では、カバープレート11は、フランジ10にシールされた状態で、スタッド12により固定されている。フランジ10は、外周部まわりに固定された歯付きクラウン13を支持している。歯付きクラウン13は、自動車のスターターによって駆動されるようになっている。
【0029】
中心ハブ16は、主フライホイール14に対して固定されており、ハウジングの径方向内側ベースを形成していることが、図1から理解できる。中心ハブ16は、フライホイール14の主ラジアル部分から軸方向に突出しており、本例では、フライホイール14と一体的されている。この部品は、鋳造品であることが好ましい。
【0030】
主フライホイール14と、カバープレート11と、歯付きクラウン13とを備えるフライホイールの第1質量部材1は、自動車の内燃機関のクランクシャフトに取り付けられ、このクランクシャフトと共に回転できるようになっており、中心ハブ16に形成された軸方向孔17を貫通するネジ(図示せず)によってクランクシャフトに固定されている。
【0031】
第2質量部材2は、自動車の摩擦クラッチを介して、ギアボックスの入力シャフトに結合されている。そのため、反作用プレート20は、クラッチの反作用プレートとなっている。
通常、このクラッチは、クラッチをつなぐと反作用プレート20に摩擦接触する摩擦ディスクを有している。摩擦ディスク自体は、ギアボックスの入力シャフトと共に回転できるようにこの入力シャフトに取り付けられている。詳細については、英国特許公開第2,160,296号公報を参照されたい。
本例では、鋳造品である反作用プレート20の摩擦面には、符号22を付してあるが、クラッチのカバープレート11の締結面には、符号23を付してある。
【0032】
第2質量部材2の形成部品21(以下、締結部分と称す)は、例えば、金属製で環状のダンパープレート21を備えている。ダンパープレート21は、反作用プレート20と共に回転できるように、キャビティ15内で、反作用プレート20に結合されており、第1質量部材1のカバープレート11と主フライホイール14の主ラジアル部分との間で軸向きに設けられている。
【0033】
ダンパープレート21は、トーションダンパーの一部であり、スタッド24(本例では一連のスタッドからなっている)により、副フライホイールすなわち反作用プレート20に固定された管状の中央締結部分を形成するL字形の断面を有している。カバープレート11の内周部は、ダンパープレート21の管状の中央締結部分に隣接している。この締結部分は、この2つの部品の間に狭い環状の通路を形成するように、内周部を囲んでいる。この通路は、十分狭くなっており、キャビティ15からのグリースの漏れが防止される。
【0034】
図2に示すように、ダンパープレート21は、ラジアルアーム31を有している。ラジアルアーム31は、トーションダンパーの一部となっており、第1質量部材1と第2質量部材2とを結合する、周方向に作用するスプリング4の間で干渉し、係合するようになっている。
本例では、スプリング4は、スラストインサート32に当接する複数のコイルスプリングからなっている。スラストインサート32は、対向する対として配置されており、例えばリベット締め、または溶接により、カバープレート11およびフライホイール14に固定されている。
【0035】
スラストインサート32もダンパープレートのラジアルアーム31と同様にトーションダンパーの一部となっている。スラストインサート32には、スプリング4の両端が当接する別のインサート片41と協働するためのスロットが設けられている。本例では、スプリング4は、スラストインサート32の間に間隙なく嵌合されているが、ラジアルアーム31に対しては、間隙が形成されている。しかし、当然このスプリング4を、用途に応じて、ラジアルアーム31に間隙なく嵌合することもできる。スプリング4は、フランジ10の内周部にあり、キャビティ15内のグリースにより潤滑されており、それにより、有効寿命が延びる。
【0036】
摩擦カセット5の説明に戻ると、軸方向に作用するベルビーユリング51(図1及び図5)は、本例では、中心部分がラジアルフィンガーに分割されている。変形例として、このベルビーユリングを、軸方向に作用する波形リングまたは、後述する2つのベルビーユリングと置換してもよい。
【0037】
小さなスラストリング53は、嵌合カップリング58(図4参照)により、中心ハブ16に回転結合される。本例では、このカップリングは、スプラインタイプのものであり、中心ハブ16は、内周部に台形状の歯を有する局部部分52を有し、一方、スラストリング53は、その内周部に相補的なスロットを有し、スロットと歯は、協働できるようになっているので、局部部分52とスラストリング53とが噛合する。変形例として、局部部分52に外部フラットを設け、スラストリング53のボア内に、これと相補的なフラットを形成してもよい。
【0038】
摩擦リング54は、ダブルフライホイールの質量部材1の摩擦面6と、スラストリング53との間に軸方向に挿入されている。摩擦カセット5は、中心ハブ16を囲み、ハブ16の自由端には、耐摩耗ベアリング3が嵌合されている。本例では、耐摩耗ベアリング3は、一本のボールレースを有するボールベアリングからなっている。
変形例として、このベアリング3を、英国特許公開第2,160,296号公報に記載されているような、2本のボールレースを有するボールベアリングや、耐摩耗材料のすべり軸受としてもよい。
【0039】
耐摩耗ベアリング3は、中心ハブ16と外側ハブ29との間に径方向に介在されている。外側ハブ29は、反作用プレート20に固定されている。本例では、外側ハブ29は、反作用プレート20と一体となっている。
反作用プレート20の内周部にある外側ハブ29の摩擦面22には、耐摩耗ベアリング3の外側リングと係合するショルダーが設けられている。
耐摩耗ベアリング3は、外側ハブ29の内径部と係合すると共に、ショルダー及びスナップリングのような位置決めリング26により、外側ハブ29上に軸方向に設けられている。このスナップリングは、図1から判るように、外側ハブ29に形成されたショルダーにより外側ハブ29の内周部に軸向きに設けられている。この耐摩耗ベアリング3は、中心ハブ16上に軸方向の位置決めがされている。このような位置決めは、まず最初に中心ハブ16を内燃機関のクランクシャフトに固定するよう、上記締結ネジ(図示せず)のヘッドに対するスラスト部材としても働く端部リング28により行われ、次に中心ハブ16の局部部分52の対応する自由端により形成されるラジアルショルダーに軸向きに設けられた別の位置決めリング27により行われる。
【0040】
このように、第2質量部材2は、第1質量部材1と同軸状となり、耐摩耗ベアリング3を介して第1質量部材1に対して回転自在となるように、第1質量部材1上に軸向きに設けられている。
【0041】
位置決めリング27は、中心ハブ16により支持されたショルダーを形成している。摩擦リング54は、外側ハブ29の突起56と(本例では、間隙をもって)噛合するように形成されている。この突起56は、外側ハブ29上に支持された差込部材で構成できるが、本例では、外側ハブ29と一体的であり、断面が長方形となっている。
【0042】
摩擦リング54の外周部55には、外側に開いたスロット57が形成され、このスロット57に突起56が間隙をもって挿入されている。このスロット57は、例えば摩擦リング54上に成形することにより、摩擦リング54に固定された部材の一部でもよいが、本例では、摩擦リング54は、一体的なブロック形状であることが好ましい。この摩擦リング54は、スラストリング53および第1質量部材1の摩擦面6に対して自由に回転できるようになっている。
【0043】
本例では、摩擦面6は、後述する摩擦部材上に連続して形成されている。この摩擦部材は、スラストプレート59に接触するようになっている。スラストプレート59は、主フライホイール14の主ラジアル部分に対して軸方向にずれており、径方向内側にある。
スラストプレート59は、環状ノーズの一部であり、この環状ノーズは、主フライホイール14の主ラジアル部分に対して突起56側に軸方向に突出している。このスラストプレートは、図面から判るように、一体的に中心ハブ16を支持する環状機素となっている。上記ノーズは、主フライホイール14の主ラジアル部分の内周部に配置されている。従って、第1質量部材1の中空ハウジングの中心部分は、階段状となっている。そのスラストプレート59は、ダンパープレート21とほぼ同一平面にある。
【0044】
上記記載から明らかとなり、更に後に理解できるように、摩擦カセット5は、少なくとも一つの摩擦リング54を備え、この摩擦リング54は、軸方向に作用するベルビーユリング51およびこの摩擦リング54と共に回転できるよう、質量部材の一方に間隙をもって取り付けられている。前記軸方向に作用するベルビーユリング51は、前記摩擦リング54に作用し、このリングを摩擦面6にグリップした状態で接触させるよう、リング54を押圧するようになっている。
摩擦面6は、前記質量部材の他方により付けられた摩擦部材の一部であり、この摩擦部材と共に、間隙(任意)をもって回転できるようになっている。
【0045】
容易に取り扱いおよび運搬でき、便宜的に摩擦カセットと称されるユニットすなわち一体的アセンブリを提供するため、摩擦リング54および摩擦面6は、支持ケージ60により支持されている。支持ケージ60は、軸方向に作用するベルビーユリング51と軸方向に当接するフランジ(当接機素)127を含んでいる。支持ケージ60は、中心ハブ16の局部部分52に強制嵌合され、スラストプレート59と耐摩耗ベアリング3との間にて、軸方向に嵌合されるように、第1質量部材1のスラストプレート59により軸方向の位置決めがされている。
【0046】
図1〜5において、支持ケージ60は、任意の周方向の間隙をもって、第1質量部材1と回転結合し、摩擦リング54は、間隙をもって第2質量部材2と回転結合(すなわちゆるく結合)する。環状である支持ケージ60の面の一方は、スラストプレート59に接触している。支持ケージ60の他方の面は、摩擦リング54と摩擦係合するための摩擦面6を形成し、支持ケージ60の内周部は、スリーブ61として耐摩耗ベアリング3に向かって軸向きに延びている。
【0047】
スリーブ61は、内側にある中心ハブ16を囲み、中心ハブ16の局部部分52上に間隙をもって嵌合されている。スリーブ61は、くし状となっており、間に孔62が形成された複数のラジアルフィンガー65に分割されている。ラジアルフィンガー65は、図5に最良に示すように、自由端部が径方向に曲げられ、ベルビーユリング51のための位置決めコーナーを形成すると共に、それと軸方向に当接するショルダーとなっているフランジ127を形成している。
【0048】
ベルビーユリング51の内周部は、フランジ127に直接当接しているが、その外周部は、上記のようにラジアルフィンガー(図5では、64)が内周部に設けられたスラストリング53に当接している。ラジアルフィンガー64は、孔62を貫通し、中心ハブ16の局部部分52に形成された、図4に示すスロットと噛合している。摩擦リング54は、摩擦面6とスラストリング53との間に把持されている。
【0049】
支持ケージ60、スリーブ61及びフランジ127は、打ち抜きおよび引き抜きにより加工された金属製のプレス製品であることが好ましく、リング54、53および51をスリーブ61に嵌合した後に、最終的にスリーブ61の自由端を曲げる。
しかし、上記方法とは異なり、予めスラストリング53および摩擦リング54を嵌合し、摩擦リング54の内側ボアにより摩擦リング54がフランジ127上を通過できる状態で、内部フィンガーを弾性的に変形させ、ベルビーユリング51を支持ケージ60に嵌合する前に、スリーブ61の自由端を曲げることも可能である。
更に別の例として、フランジ127を形成した後で、リング53および54を嵌合し、その後、ベルビーユリング51を嵌合してもよい。所望の場合、フランジ127とベルビーユリング51の内周部との間に別のリングを介在させ、後にベルビーユリング51をフランジ127上に間接的に当接するようにしてもよい。
【0050】
上記から理解できるように、ベルビーユリング51をラジアルフィンガー65に係合させることにより、摩擦リング54を正確に制御して把持できるようになる。この把持力は、支持ケージ60とフランジ127との間の距離により決定される。
【0051】
ラジアルフィンガー65の自由端は、例えばリセスや孔を設けることにより脆弱となる。それにより、曲げラインが形成され、ベルビーユリング51によって発生される力が更に制御される。スラストプレート59は、完全な幾何学的形状に製造する必要はなく、これにより、ダブルフライホイールの製造が簡略化され、コストも低下する。
【0052】
図1から判るように、組み立て後は、フランジ127は、位置決めリング27に当接し、位置決めリング27により軸方向の位置決めがなされる。従って、支持ケージ60、ス リーブ61及びフランジ127は、スラストプレート59と耐摩耗ベアリング3との間で軸方向に嵌合されている。
【0053】
嵌合作業は、次のように行う。まず、中心ハブ16の局部部分52の上に摩擦カセット5を嵌合し、次に、反作用プレート(副フライホイール)20とダンパープレート21と共に、中心ハブ16の自由端に耐摩耗ベアリング3を嵌合する。
【0054】
ダンパープレート21を反作用プレート20に固定するスタッド24により妨げられることなく、摩擦リング54を所望の寸法にできることが、図1から理解できる。実施例では、このスタッド24は、締結手段となっており、そのヘッドは、反作用プレート20内に形成されためくら孔25と係合している。スタッド24は、対応するめくら孔25のベースを貫通し、上記ダンパープレート21の管状の中央締結部分にネジ込まれている。変形例として、スタッド24をリベットとしてもよい。
【0055】
ダンパープレート21は、外側ハブ29から径方向外側に延びている。耐摩耗ベアリング3に対して軸方向に突出する外側ハブ29は、自由端で突起56を支持する環状のノーズ30を自由端に有している。このようにして、ダンパープレート21の寸法を小さくできる。
ノーズ30は、スラストプレート59とほぼ同一の外径を有し、キャビティ15を形成するハウジング内に突起56と共に設けられている。このような構成により、上記フライホイールを、多くの用途に適用することができる。この点に関連し、摩擦リング54の外周部55を伸ばし、突起56が間隙をもって嵌合できる楕円形状の孔の閉じたスロットを形成してもよい。変形例として、摩擦リング54の外周部55に、下記のラジアルアームすなわちラグを設けることもできる。
【0056】
図5に示すように、摩擦リング54の外周部55は、外側ハブ29に向かって肉厚とされ、これにより、突起56と摩擦リング54との間の係合表面の面積が増し、部品の硬化作用が低下する。
更に、摩擦リング54を肉厚とすることにより、反作用プレート20のノーズ30と協働して、スラストプレート59とノーズ30との間に形成された狭い通路であるキャビティ15内のグリースの漏れが防止される。この通路は、摩擦リング54の肉厚部がキャビティ15に対して内部閉鎖機素として働くようにするシールとなるように、十分狭くなっている。
【0057】
スラストリング53は、ベルビーユリング51と同様に、摩擦リング54の厚くなった外周部55および突起56の径方向内側に位置している。
【0058】
摩擦リング54は、摩擦面6に対する必要な摩擦係数を与えるような粒状物質を含む、適当なプラスチック材料で製造することが好ましく、ファイバー、例えばグラスファイバーにより補強される。この摩擦リング54は、成形により容易に製造される。摩擦カセット5を形成した後に、摩擦リング54を予め埋め込み、その後、ダブルフライホイールに嵌合する。
【0059】
このダブルダンパーフライホイールは、次のように作動する。
【0060】
自動車が始動すると、第1質量部材1は、ラジアルアーム31に対して周方向に変位し、インサート片41がラジアルアーム31に接触するまで、スプリング4をラジアルアーム31と共に保持する。そのため、第1質量部材1を反作用プレート20に結合するように、スプリング4が圧縮された状態となる。
【0061】
質量部材1と質量部材2が相対的に回転角方向に変位する間、突起56とスロット57との間の周方向の間隙が縮小されない限り、摩擦カセット5は作動しない。
【0062】
この間隙が縮小した後、摩擦リング54は、突起56と係合することにより、摩擦面6およびスラストリング53に対して変位する。
【0063】
エンジンが始動または、停止する間、この装置は、ダブルフライホイールの共振周波数を通り、摩擦カセット5が作用して振動を減衰しながら、第1質量部材1と第2質量部材2との間で、かなりの回転角方向の変位が生じる。
【0064】
従って、突起56とスロット57との間の回転方向の間隙により、摩擦カセット5は、かなりの回転角方向の変位に対して良好な効果を発揮するように作動でき、エンジンが低速走行モードになっている時は、摩擦カセット5は作用せず、生じる振動は正しく減衰される。
【0065】
図1を参照すると、次のことも理解できる。すなわち、ベルビーユリング51は、スラストリング53を介してほぼ中央で摩擦リング54と係合する。このことは、特に摩擦の観点から好ましい。
【0066】
ダンパープレート21(図6参照)は、径方向の突起156を有していてもよい。突起156は、ダンパープレートの内周部に例えば成型され、間隙が縮小された後にスロット57と噛合することが好ましい。このような構造により、第1質量部材1の形状を変えることなく、外側ハブ29を簡略化できる。
【0067】
図7を参照すると、摩擦リング154は、金属製の中央リングを備えている。このリングの両面には、摩擦面6およびスラストリング53とそれぞれ接触するための摩擦ライナーが張り合わせられる。中央リングは、その外周部に形成されたスロットを介して、径方向を向く歯状の突起156と噛合する。
【0068】
図6の構造を反対とすることも可能である。すなわち、図8、図16および図17に示すように、摩擦リング254の外周部には、径方向を向く薄い中央ラグ157が形成され、間隙をもってスロット256に嵌合されている。スロット256は、中央ラグ157よりも広く、ダンパープレート21の内周部に形成されており、緩く嵌合するように、周方向の間隙をもってダンパープレートに回転結合する。
【0069】
図16に示すように、ベルビーユリング51は、スリーブ61に回転連結される。このような構造は、添付図面に示した実施例のいずれにおいても採用できる。
この点に関し、ベルビーユリング51は、孔62と噛合する1組のラジアルフィンガーを内周部に有している。変形例として、2つの連続するラジアルフィンガーにフィンガー65と噛合できるようスロットを設けてもよい。
【0070】
図9に示すように、摩擦カセット5の環状の2つの支持ケージを設けることができる。この2つの支持ケージ160は、中心ハブ16の局部部分52内のスロットに(必要に応じ周方向の間隙をもって)ラジアルラグを接着または、溶接することにより、それらの内周部が接合されている。この場合、支持ケージ160は、2つの摩擦面6を有し、対応する支持ケージ160にそれぞれ摩擦接触できるように、一定の厚さの2つの摩擦リング354が設けられている。図17に示すように、各摩擦リング354は、例えば外周部にスロット256と噛合するための1組の歯を有する。
【0071】
2つの支持ケージ160は、金属で形成してもよく、また適当なファイバー補強合成材料で形成することも可能である。図9では、外周部で互いに係合し、2つの摩擦リング354の間に介在された2つのベルビーユリング151が設けられている。ベルビーユリング151の外周部は、摩擦リング354に当接している。ベルビーユリング151の内周部は、摩擦リングと係合し、外周部は、摩擦カセット5のフランジを形成する支持ケージ160に間接的に当接している。
【0072】
図10に示す構造では、金属製のプレス加工品である摩擦カセット5の支持ケージは、単一部品であり、中空の環状となっている。この支持ケージの断面は、U字形であり、そのベース部は、中心ハブ16の局部部分52に形成されたスロットと噛合するために、スロット内に形成されたラジアルフィンガー364となっている。この場合、支持ケージは、2つの摩擦面6を有し、摩擦リング454は、ダブルフライホイールの第2質量部材2に対して固定された部品に形成されたスロットに、図17に示すようなフィンガー、すなわち中央ラグ157を介して噛合する。
【0073】
この摩擦リング54には、図9に示す配列と逆の配列に嵌合されたベルビーユリング151に対するセンタリングショルダーを形成するようなスロットが設けられている。
変形例として、ラジアルフィンガー364を、支持ケージ260、261と一体成型してもよい。
【0074】
当然ながら本発明は、上記種々の実施例にのみ限定されるものではない。特に摩擦リング54は、突起56または156に、または、スロット256に間隙なく係合してもよい。
【0075】
図11に示す変形例として、支持ケージの内周部には、中心ハブ16の局部部分52に形成されたスロットと(必要に応じ周方向の間隙をもって)噛合するための歯、すなわちラジアルラグ264が設けられている。従って、支持ケージは、間接的にスラストリング153を介し、直接的に中心ハブ16に回転結合する。
【0076】
図12に示す構造では、支持ケージの両端は、径方向を向くフランジ227を有するスリーブ状になっている。図5のフランジ(すなわち当接機素)127と同じように径方向に曲げることにより形成されたフランジ227は、ベルビーユリング51の内周部に対して軸方向当接機素として作用し、図12に示すように、ベルビーユリング51の外周部は、スラストリング153に当接している。
従って、摩擦リング354は、2つのスラストリング153の間に把持され、支持ケージ内に形成された孔62を貫通する反作用機素を形成するので、スラストリング153は、上記と同じように、中心ハブ16の局部部分52と任意の周方向間隙をもって噛合できる。この場合、摩擦面6を有する摩擦部材は、スラストリング153の一方からなっている。
【0077】
図13〜15に示す変形例では、摩擦リング254、354の数は、二倍となっており、スラストリング53、153の数は、2つまたは3つとなっている。これらの図では、スラストリングのうちの一つに摩擦面が構成されており、実際には、複数の摩擦面が設けられている。
【0078】
図13及び図15の摩擦カセット5は、図11及び図8の摩擦カセットとは、逆向きに配列されている。支持ケージ60は、耐摩擦ベアリング3に隣接しているが、フランジ127は、スラストプレート59(図1参照)に隣接している。
【0079】
いずれの場合においても、スラストプレート59の位置に基づいて、いくつかのトーションダンパー装置に対して同じ摩擦カセットを使用できるように、摩擦カセットの配列を逆転することも可能である。
【0080】
図18は、中心ハブ16の局部部分52に直接支持ケージを強制嵌合した構造を示し、この場合、中心ハブ16には、歯が設けられていない。この場合、摩擦リング254と係合する摩擦面6を有する支持ケージ260の内周部は、スリーブ61が形成された軸向きのフランジとなっている。
スリーブ61は、長手方向の局部的なリブ(変形部)158を有し、このリブ158は、スラストリング153の内周部に形成されたスロット265と(必要に応じ周方向の間隙をもって)噛合する。
リブ158は、スリーブ61から径方向外側に突出している。この場合、歯を有していない中心ハブ16の局部部分50に当接するように、中心ハブ16にロールベアリング3が強制嵌合されている。
【0081】
ダブルフライホイールの第1質量部材1と摩擦カセット5とを回転結合させるのに強制嵌合が十分でない場合、スリーブ61から後方へ延び、スラストプレート59内に形成された孔159と係合する、図18に示す軸方向ラグ260aを設けてもよい。
【0082】
フランジ127が不連続の場合、曲げによりフランジ127を形成した後に、リング254、153および151を嵌合できる。この場合、フランジ127のフィンガーを変形することにより、ベルビーユリング151は、フランジ127上を弾性的に移動する。
リング254およびスロット265の傾斜ボアは、フランジ127よりも深い。支持ケージは、所望の場合適当なプラスチック材料で製造してもよい。
【0083】
当然ながらいずれの場合においても、フランジ127または227は、位置決めリング27または耐摩耗ベアリング3に接触してもよいし、しなくてもよい。
【0084】
支持ケージは、必ずしも環状にする必要はない。例えば、その内周部に中心ハブに強制嵌合するためのフラット部を形成してもよく、中心ハブには、これと相補的なフラット部を設ける。
【0085】
更に別の変形例として、中心ハブおよび摩擦カセットの内周部は、多角形状でもよい。しかしいずれの場合においても、摩擦カセットは、中心ハブを囲むようになっている。
【0086】
スラストプレート59は、主フライホイール14の主ラジアル部分から軸方向にずれる代わりに、主フライホイール14と同一平面上にあってもよく、その場合、主フライホイールは、フランジ10および中心ハブ16を支持する簡単な環状のプレートからなっている。中心ハブ16は、主フライホイール14に固定された別個の部品でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダブルダンパーフライホイールの軸方向半断面図である。
【図2】カバープレートおよび副フライホイールを除いた、図1の矢印2の方向に見た切り欠き図である。
【図3】摩擦リングと軸方向突起との間の緩いカップリングを示す切り欠き図である。
【図4】スラストリングと中心ハブとの間の嵌合協働作用を示す切り欠き図である。
【図5】図1のダブルフライホイールにおける摩擦カセットを示す、図1よりも拡大した軸方向断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す、図1と同様な図である。
【図7】摩擦カセットの変形実施例を示す、図5と同様な図である。
【図8】摩擦カセットの変形実施例を示す、図5と同様な図である。
【図9】摩擦カセットの変形実施例を示す、図5と同様な図である。
【図10】摩擦カセットの変形実施例を示す、図5と同様な図である。
【図11】摩擦カセットの変形実施例を示す、図5と同様な図である。
【図12】摩擦カセットの変形実施例を示す、図5と同様な図である。
【図13】摩擦カセットの変形実施例を示す、図5と同様な図である。
【図14】摩擦カセットの変形実施例を示す、図5と同様な図である。
【図15】摩擦カセットの変形実施例を示す、図5と同様な図である。
【図16】図8を拡大した図である。
【図17】図16における摩擦手段とダンパープレートとの間で作動する回転カップリング手段の図である。
【図18】本発明の別の実施例におけるトーションダンパー装置に嵌合された摩擦カセットを示す、図5と同様な図である。
【符号の説明】
1 第1質量部材
2 第2質量部材
3 耐摩耗ベアリング
4 スプリング(弾性手段)
5 摩擦カセット(摩擦手段)
6 摩擦面
10 フランジ
11 カバープレート
12 スタッド
13 歯付きクラウン
14 主フライホイール
15 キャビティ
16 中心ハブ
17 軸方向孔
20 反作用プレート(副フライホイール)
21 ダンパープレート(締結部分)
22 摩擦面
23 締結面
24 スタッド(締結手段)
25 めくら孔
26、27 位置決めリング
29 外側ハブ
30 ノーズ
31 ラジアルアーム
32 スラストインサート
41 インサート片
51 ベルビーユリング(弾性手段)
52 局部部分
53 スラストリング
54 摩擦リング
55 外周部
56 突起
57 スロット
58 嵌合カップリング
59 スラストプレート
60 支持ケージ
61 スリーブ
62 孔
64、65 ラジアルフィンガー
127 フランジ
151 ベルビーユリング(弾性手段)
153 スラストリング
154 摩擦リング
156 突起
157 中央ラグ
158 リブ(変形部)
159 孔
160 支持ケージ
164 ラジアルフィンガー
227 フランジ
254 摩擦リング
256 スロット
260、261 支持ケージ
260a 軸方向ラグ
264 ラジアルラグ
265 スロット
354 摩擦リング
364 ラジアルフィンガー
454 摩擦リング
Claims (10)
- トーションダンパー(部材4、41、32、31、21)を含み、中心ハブ(16)を有する第1質量部材(1)と、中心ハブ(16)を部分的に囲む外側ハブ(29)を内側に支持するプレート(20)を含む第2質量部材(2)を備え、中心ハブ(16)と外側ハブ(29)との間に耐摩擦ベアリング(3)を介在し、周方向に作用する前記トーションダンパー(部材4、41、32、31、21)は、第1質量部材(1)を第2質量部材(2)の前記プレート(20)に結合し、かつ、第1質量部材(1)と第2質量部材(2)との間で軸方向に作動する摩擦手段(5)を有し、前記摩擦手段(5)は、間に任意の周方向の間隙をもって共に回転できるように、前記第2質量部材(2)に取り付けられた少なくとも一つの摩擦リング(54)と、前記摩擦リング(54)を押圧して、支持ケージ(60、160...)の一部をなす摩擦面(6)に接触させる、軸方向に作用する弾性手段(51、151...)とを備え、必要に応じて間に周方向の間隙をもって、前記摩擦手段(5)が第1質量部材(1)に取り付けられたダブルフライホイールにおいて、
前記摩擦手段(5)を、前記摩擦リング(54)と前記摩擦面(6)とが、軸方向に作用する弾性手段(51、151)と係合する軸方向のフランジ(127、227)を有する支持ケージ(60、160、260、261)により支持された、取り扱いができ、かつ運搬できるユニットとし、前記支持ケージを中心ハブ(16)の局部部分(52)に嵌合し、支持ケージを、前記第1質量部材(1)の一部であるスラストプレート(59)により、軸方向に位置決めして、前記スラストプレート(59)と耐摩擦ベアリング(3)との間に軸方向に取り付けたことを特徴とするダブルフライホイール。 - 前記支持ケージを、共に回転できるように第1質量部材(1)に任意の周方向の間隙をもって直接取り付けたことを特徴とする請求項1記載のダブルフライホイール。
- 前記支持ケージ(260)を、前記中心ハブ(16)に強制嵌合したことを特徴とする請求項2記載のダブルフライホイール。
- 前記支持ケージ(60)の内周部に、任意の周方向の間隙をもって中心ハブ(16)の前記局部部分(52)と噛合するラジアルラグ(264)を設けたことを特徴とする請求項2記載のダブルフライホイール。
- 前記支持ケージを、前記軸方向に作用する弾性手段(51、151)が係合するスラストリング(53、153)により、第1質量部材(1)に回転するよう取り付け、スラストリング(53)(153)は、前記摩擦リング(54)に接触するようになっていることを特徴とする請求項1記載のダブルフライホイール。
- 前記支持ケージ(60)の内周部に、軸向きのスリーブ(61)を設け、スリーブ(61)の自由端を、前記フランジ(127、227)を形成するように曲げたことを特徴とする請求項1記載のダブルフライホイール。
- 前記スリーブ(61)は、くし状であり、間に孔(62)を有するラジアルフィンガー(65)に分割され、前記ラジアルフィンガー(65)の自由端を曲げて、摩擦手段(5)の前記軸方向に作用する弾性手段(51、151)を位置決めする位置決めコーナーを形成したことを特徴とする請求項6記載のダブルフライホイール。
- 前記孔(62)は、摩擦リングと係合するように軸方向に作用する弾性手段(51、151)により、摩擦リングと接触するスラストリング(153)のラジアルフィンガー(64)を収容していることを特徴とする請求項7記載のダブルフライホイール。
- スリーブ(61)は、軸方向に作用する弾性手段(151)と係合するスラストリング(153)の内周部に形成されたスロット(265)と、任意の周方向の間隙をもって噛合する長手方向の局部的な変形部(158)を有し、スラストリング( 153)は、摩擦リング(54)と接触することを特徴とする請求項6記載のダブルフライホイール。
- カセット形状の前記摩擦手段(5)は、複数の前記摩擦リング(54)を有していることを特徴とする請求項1記載のダブルフライホイール。
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