JPH0754921A - トーションダンパー用一体型摩擦アセンブリ、およびトーションダンパー - Google Patents
トーションダンパー用一体型摩擦アセンブリ、およびトーションダンパーInfo
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- JPH0754921A JPH0754921A JP6141977A JP14197794A JPH0754921A JP H0754921 A JPH0754921 A JP H0754921A JP 6141977 A JP6141977 A JP 6141977A JP 14197794 A JP14197794 A JP 14197794A JP H0754921 A JPH0754921 A JP H0754921A
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- guide ring
- lug
- damper
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/129—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
- F16D13/644—Hub construction
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D2013/581—Securing means for transportation or shipping
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工場の作業ステーション間での取り扱いおよ
び運搬中に、摩擦ユニットの傷つきやすい部品が破壊さ
れないように保護すると共に、組み立て作業を簡略にす
る。 【構成】 閉鎖リング36の内周部に、回転を防止する
ための少なくとも2つの軸方向停止ラグ51が形成し、
この停止ラグ51を、ガイドリングに設けた関連する孔
50に突入させててある。
び運搬中に、摩擦ユニットの傷つきやすい部品が破壊さ
れないように保護すると共に、組み立て作業を簡略にす
る。 【構成】 閉鎖リング36の内周部に、回転を防止する
ための少なくとも2つの軸方向停止ラグ51が形成し、
この停止ラグ51を、ガイドリングに設けた関連する孔
50に突入させててある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トーションダンパー
用、特に周方向に作用する弾性手段を受けるためのガイ
ドリングと、ダンパーのうちのダンパープレートと係合
するようになっている少なくとも一つの駆動リングと、
駆動リングと押圧関係になっている軸方向に作用する弾
性手段とを備えるタイプの、自動車用摩擦クラッチのト
ーションダンパー、または自動車用摩擦クラッチを含む
トーションダンパー用の一体型摩擦アセンブリ(または
摩擦ユニット)に関する。
用、特に周方向に作用する弾性手段を受けるためのガイ
ドリングと、ダンパーのうちのダンパープレートと係合
するようになっている少なくとも一つの駆動リングと、
駆動リングと押圧関係になっている軸方向に作用する弾
性手段とを備えるタイプの、自動車用摩擦クラッチのト
ーションダンパー、または自動車用摩擦クラッチを含む
トーションダンパー用の一体型摩擦アセンブリ(または
摩擦ユニット)に関する。
【0002】更に、本発明は、かかる摩擦ユニットまた
は一体型アセンブリを含むトーションダンパーにも関す
る。
は一体型アセンブリを含むトーションダンパーにも関す
る。
【0003】
【従来の技術】上記のような構成は、例えば米国特許第
4,222,475号明細書および対応するフランス公開特許明
細書第FR2,370,902A号に記載されている。これらの引用
例では、摩擦ユニットは、トーションダンパーのダンパ
ープレートとガイドリングとの間に軸方向に取り付けら
れている。アセンブリは、軸方向に作用する弾性手段の
一部である板バネを含んでいるので、トーションダンパ
ーの他の部品に最終組み立てを行う前、特に種々の取り
扱いおよび搬送作業をする間には、板バネは、露出した
状態となっており、損傷の危険がある。更にこれら板バ
ネは、周方向の力の作用を受けやすく、また板バネによ
り生じる弾性負荷を制御し、最適化するのに問題があ
る。
4,222,475号明細書および対応するフランス公開特許明
細書第FR2,370,902A号に記載されている。これらの引用
例では、摩擦ユニットは、トーションダンパーのダンパ
ープレートとガイドリングとの間に軸方向に取り付けら
れている。アセンブリは、軸方向に作用する弾性手段の
一部である板バネを含んでいるので、トーションダンパ
ーの他の部品に最終組み立てを行う前、特に種々の取り
扱いおよび搬送作業をする間には、板バネは、露出した
状態となっており、損傷の危険がある。更にこれら板バ
ネは、周方向の力の作用を受けやすく、また板バネによ
り生じる弾性負荷を制御し、最適化するのに問題があ
る。
【0004】これら種々の欠点を克服するため、米国特
許第4,573,562号明細書に記載のような構成が考えられ
た。この米国特許では、弾性手段は、ガイドリングおよ
びこのガイドリングに固定された閉鎖リングにより境界
が定められたキャビティ内に取り付けられ、軸方向に作
用する弾性手段と駆動リングとの間にスラストリングが
介在されている。このスラストリングは、内周部に軸方
向に配列された部分を有するので、形状が簡単ではな
い。更に摩擦ユニットの内周部の剛性は、必要を充たす
ほどには大きくない。
許第4,573,562号明細書に記載のような構成が考えられ
た。この米国特許では、弾性手段は、ガイドリングおよ
びこのガイドリングに固定された閉鎖リングにより境界
が定められたキャビティ内に取り付けられ、軸方向に作
用する弾性手段と駆動リングとの間にスラストリングが
介在されている。このスラストリングは、内周部に軸方
向に配列された部分を有するので、形状が簡単ではな
い。更に摩擦ユニットの内周部の剛性は、必要を充たす
ほどには大きくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ガイ
ドリングおよび保護された軸方向に作用する弾性手段を
有するスラストリングの形状が簡単であり、かつ強度す
なわち剛性を大とした新規な摩擦ユニットを、簡単かつ
安価に提供することにより、上記欠点を克服することに
ある。
ドリングおよび保護された軸方向に作用する弾性手段を
有するスラストリングの形状が簡単であり、かつ強度す
なわち剛性を大とした新規な摩擦ユニットを、簡単かつ
安価に提供することにより、上記欠点を克服することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴によ
れば、周方向に作用する弾性部材を収容するガイドリン
グと、ダンパープレートと接触するようになっている少
なくとも一つの駆動リングとを備え、ガイドリングは、
軸方向に作用する弾性部材の作用を受け、前記駆動リン
グおよび弾性手段は、ガイドリング、およびこのガイド
リングに固定された閉鎖リングにより境界が定められた
キャビティ内に取り付けられているタイプの、特に自動
車用摩擦クラッチのためのトーションダンパー用一体型
摩擦アセンブリであって、閉鎖リングとガイドリングと
を備える要素のうちの第1の要素が、内周部に回転を防
止するための少なくとも2つの停止ラグを有し、この停
止ラグが、ガイドリングと閉鎖リングとを備える前記要
素のうちの第2の要素に対して軸方向に向いており、協
働作用により、前記弾性手段と駆動リングとの間に介在
されたスラストリングの回転を防止するようになってい
る。
れば、周方向に作用する弾性部材を収容するガイドリン
グと、ダンパープレートと接触するようになっている少
なくとも一つの駆動リングとを備え、ガイドリングは、
軸方向に作用する弾性部材の作用を受け、前記駆動リン
グおよび弾性手段は、ガイドリング、およびこのガイド
リングに固定された閉鎖リングにより境界が定められた
キャビティ内に取り付けられているタイプの、特に自動
車用摩擦クラッチのためのトーションダンパー用一体型
摩擦アセンブリであって、閉鎖リングとガイドリングと
を備える要素のうちの第1の要素が、内周部に回転を防
止するための少なくとも2つの停止ラグを有し、この停
止ラグが、ガイドリングと閉鎖リングとを備える前記要
素のうちの第2の要素に対して軸方向に向いており、協
働作用により、前記弾性手段と駆動リングとの間に介在
されたスラストリングの回転を防止するようになってい
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、軸方向に作用する弾性手段
は、閉鎖リングにより保護され、この弾性手段により発
生する力は、ガイドリングと閉鎖リングとが分離してい
る軸方向の距離によって決まる。停止ラグは、本アセン
ブリを頑丈にするように、ガイドリングおよび閉鎖リン
グから成る摩擦ユニットを強化するので、この距離は一
般に可変でない。
は、閉鎖リングにより保護され、この弾性手段により発
生する力は、ガイドリングと閉鎖リングとが分離してい
る軸方向の距離によって決まる。停止ラグは、本アセン
ブリを頑丈にするように、ガイドリングおよび閉鎖リン
グから成る摩擦ユニットを強化するので、この距離は一
般に可変でない。
【0008】本発明により提供される停止ラグは、摩擦
ユニットまたは一体型摩擦アセンブリ内に取り付けられ
る部品の位置決めを予め容易にし、よって、これらの部
品の内周部が保護される。
ユニットまたは一体型摩擦アセンブリ内に取り付けられ
る部品の位置決めを予め容易にし、よって、これらの部
品の内周部が保護される。
【0009】更に、スラストリングは簡単な形状である
ので、停止ラグを、簡単に軸方向に移動させて、スラス
トリングを嵌合することができる。このことは、停止ラ
グ上に簡単に嵌合できる軸方向に作用する弾性手段自体
についても当てはまる。
ので、停止ラグを、簡単に軸方向に移動させて、スラス
トリングを嵌合することができる。このことは、停止ラ
グ上に簡単に嵌合できる軸方向に作用する弾性手段自体
についても当てはまる。
【0010】停止ラグは、多数の異なる態様とすること
ができる。例えば、2つの摩擦リングの間に駆動リング
を介在させ、各摩擦リングには、停止ラグと噛合するた
めのスロットまたはウィンドーを内周部に設けることが
できる。
ができる。例えば、2つの摩擦リングの間に駆動リング
を介在させ、各摩擦リングには、停止ラグと噛合するた
めのスロットまたはウィンドーを内周部に設けることが
できる。
【0011】摩擦リングは、駆動リングに接着させる必
要はなく、摩擦リングの一方で、上記スラストリングを
構成できる。
要はなく、摩擦リングの一方で、上記スラストリングを
構成できる。
【0012】当然ながら、停止ラグに対して回転運動で
きるように取り付けられた2つの駆動リングと、3つの
摩擦リングを備えるものとすることも可能である。この
場合、摩擦リングのうちの一つは、2つの駆動リングの
間に介在され、もう一つは、スラストリングを構成し、
第3の摩擦リングは、閉鎖リングと駆動リングとの間に
介在される。
きるように取り付けられた2つの駆動リングと、3つの
摩擦リングを備えるものとすることも可能である。この
場合、摩擦リングのうちの一つは、2つの駆動リングの
間に介在され、もう一つは、スラストリングを構成し、
第3の摩擦リングは、閉鎖リングと駆動リングとの間に
介在される。
【0013】上記事項はいずれも、特定の用途、および
キャビティの軸方向の寸法に応じて採用される。
キャビティの軸方向の寸法に応じて採用される。
【0014】各停止ラグは、閉鎖リングまたはガイドリ
ングから成る要素における孔に突入し、摩擦ユニットの
種々のリングの嵌合を容易にするよう、細長いことが好
ましい。
ングから成る要素における孔に突入し、摩擦ユニットの
種々のリングの嵌合を容易にするよう、細長いことが好
ましい。
【0015】本発明の一つの特徴は、停止ラグが入る孔
を有する要素の内周部に、軸方向に配列された環状フラ
ンジを形成することがきる点にある。このフランジは、
一部でも中心が整合している場合、ダンパーのダンパー
プレートと閉鎖リングとの間に軸方向に介在されたスペ
ースリングのベアリングと協働するようになっている。
を有する要素の内周部に、軸方向に配列された環状フラ
ンジを形成することがきる点にある。このフランジは、
一部でも中心が整合している場合、ダンパーのダンパー
プレートと閉鎖リングとの間に軸方向に介在されたスペ
ースリングのベアリングと協働するようになっている。
【0016】これに関連して、フランジは、トーション
ダンパーの寸法を過度に大きくすることなく、センタリ
ングを行うのに十分長くできる。その理由は、フランジ
はダンパープレート側、すなわち、ガイドリングに対し
て固定されている時は、停止ラグから離間する方向に、
または閉鎖リングに固定されている時は、ガイドリング
側に、軸方向に向くからである。後者の場合、ダンパー
プレートとガイドリングとの間の空間を活用できるとい
う利点がある。
ダンパーの寸法を過度に大きくすることなく、センタリ
ングを行うのに十分長くできる。その理由は、フランジ
はダンパープレート側、すなわち、ガイドリングに対し
て固定されている時は、停止ラグから離間する方向に、
または閉鎖リングに固定されている時は、ガイドリング
側に、軸方向に向くからである。後者の場合、ダンパー
プレートとガイドリングとの間の空間を活用できるとい
う利点がある。
【0017】従って、フランジは、最終的な嵌合を行う
前の摩擦ユニットの取り扱い作業中に、停止ラグを保護
することになる。
前の摩擦ユニットの取り扱い作業中に、停止ラグを保護
することになる。
【0018】前記フランジと停止ラグとの間には、径方
向の間隙があることが好ましい。ガイドリングに対して
要求される製造公差は、この径方向の間隙により、あま
り正確にする必要はないので、製造が容易となる。
向の間隙があることが好ましい。ガイドリングに対して
要求される製造公差は、この径方向の間隙により、あま
り正確にする必要はないので、製造が容易となる。
【0019】本発明の更に別の特徴によれば、このトー
ションダンパーは本発明に係る摩擦ユニットを含んでい
る。
ションダンパーは本発明に係る摩擦ユニットを含んでい
る。
【0020】一実施例では、閉鎖リングは、その外周部
にガイドリングに取り付けるための少なくとも一つのラ
ジアル締結ラグを有する。このラグは、ガイドリングと
閉鎖リングとの間の軸方向距離を幾何学的に定めるもの
であり、ある種の用途では、このラグは、ガイドリング
へのリベット締めにより閉鎖リングを固定できるように
する。
にガイドリングに取り付けるための少なくとも一つのラ
ジアル締結ラグを有する。このラグは、ガイドリングと
閉鎖リングとの間の軸方向距離を幾何学的に定めるもの
であり、ある種の用途では、このラグは、ガイドリング
へのリベット締めにより閉鎖リングを固定できるように
する。
【0021】変形例においては、上記孔を貫通させた後
に、アセンブリの軸線から径方向に離間する方向に曲げ
た前記複数の停止ラグにより、ガイドリングへの閉鎖リ
ングの締結を行うことができる。この停止ラグは、より
短い軸方向ラグと交互に配置できる。この短いラグも、
スラストリングの回転を阻止するように働き、かつガイ
ドリングに係合するようになっている。従って、ガイド
リングと閉鎖リングとの間の軸方向距離は、短い方のラ
グにより幾何学的に決定される。軸方向に作用する弾性
手段により、駆動リングにかかる把持作用も、短い方の
ラグにより決定される。
に、アセンブリの軸線から径方向に離間する方向に曲げ
た前記複数の停止ラグにより、ガイドリングへの閉鎖リ
ングの締結を行うことができる。この停止ラグは、より
短い軸方向ラグと交互に配置できる。この短いラグも、
スラストリングの回転を阻止するように働き、かつガイ
ドリングに係合するようになっている。従って、ガイド
リングと閉鎖リングとの間の軸方向距離は、短い方のラ
グにより幾何学的に決定される。軸方向に作用する弾性
手段により、駆動リングにかかる把持作用も、短い方の
ラグにより決定される。
【0022】組み立て作業中に、この把持作業をキャリ
ブレートできる。ある変形例では、関連する孔を貫通す
る停止ラグは、閉鎖リングしか有せず、この閉鎖リング
は、所望のグリップ作用が得られるまで、弾性手段を圧
縮するよう変形され、その後、ラグの端部は、アセンブ
リの軸線から径方向に離間するように曲げられガイドリ
ングに接触され、閉鎖リングは、所定位置にロックされ
る。このように、ダンパーのダンパープレートと別のガ
イドリングの間で働く他方の軸方向に作用する弾性手段
よりも強いトーションダンパー内の弾性手段により、軸
方向の厚さが決定されるようになっているユニットが得
られる。
ブレートできる。ある変形例では、関連する孔を貫通す
る停止ラグは、閉鎖リングしか有せず、この閉鎖リング
は、所望のグリップ作用が得られるまで、弾性手段を圧
縮するよう変形され、その後、ラグの端部は、アセンブ
リの軸線から径方向に離間するように曲げられガイドリ
ングに接触され、閉鎖リングは、所定位置にロックされ
る。このように、ダンパーのダンパープレートと別のガ
イドリングの間で働く他方の軸方向に作用する弾性手段
よりも強いトーションダンパー内の弾性手段により、軸
方向の厚さが決定されるようになっているユニットが得
られる。
【0023】当然ながら、上記構造のいずれにおいて
も、ガイドリングが、短い方のラグを有し、または停止
ラグが、アセンブリの軸線から径方向に離間するように
曲げられるように、構造を反転することも可能である。
一実施例では、閉鎖リングをプレート機素と接触させ、
このプレート機素を、プラスチック材料から構成するこ
とが好ましく、本発明のフリクションユニットを含むダ
ンパーのダンパープレートと閉鎖リングとの間で、スペ
ースリングを構成する。ダンパープレートの両側には、
これらプレート機素のうちの2つを設けることができ
る。前記プレート機素は、その内周部にスリーブ状のベ
アリングを有し、このベアリングはダンパープレートが
接合されたハブ上に嵌合される。プレート機素は、これ
ら機素とダンパープレートとの間で周方向に働く低強度
の弾性部材を取り付けるように働く。
も、ガイドリングが、短い方のラグを有し、または停止
ラグが、アセンブリの軸線から径方向に離間するように
曲げられるように、構造を反転することも可能である。
一実施例では、閉鎖リングをプレート機素と接触させ、
このプレート機素を、プラスチック材料から構成するこ
とが好ましく、本発明のフリクションユニットを含むダ
ンパーのダンパープレートと閉鎖リングとの間で、スペ
ースリングを構成する。ダンパープレートの両側には、
これらプレート機素のうちの2つを設けることができ
る。前記プレート機素は、その内周部にスリーブ状のベ
アリングを有し、このベアリングはダンパープレートが
接合されたハブ上に嵌合される。プレート機素は、これ
ら機素とダンパープレートとの間で周方向に働く低強度
の弾性部材を取り付けるように働く。
【0024】本発明の別の特徴によれば、プレート機素
の各ベアリングには、突起が一つずつ形成されている。
この突起は、分割することが好ましく、ハブの外周部に
嵌合のため形成された関連する溝内に、間隙をもって嵌
合できるように、アセンブリの軸線方向に向いている。
このように、2つのプレート機素と、ダンパープレート
を備えたハブと、低強度の弾性手段とを備えるサブアセ
ンブリを設けることができる。この場合、プレート機素
は、ハブ内の溝に上記突起がスナップ嵌合することによ
り、ハブにスナップ嵌合される。このことは、トーショ
ンダンパーが、2つの一体的なアセンブリ、すなわちプ
レート機素を有する上記一体型アセンブリと、摩擦ユニ
ットとから成っているので、トーションダンパーの組み
立てをかなり簡略化できることを意味している。
の各ベアリングには、突起が一つずつ形成されている。
この突起は、分割することが好ましく、ハブの外周部に
嵌合のため形成された関連する溝内に、間隙をもって嵌
合できるように、アセンブリの軸線方向に向いている。
このように、2つのプレート機素と、ダンパープレート
を備えたハブと、低強度の弾性手段とを備えるサブアセ
ンブリを設けることができる。この場合、プレート機素
は、ハブ内の溝に上記突起がスナップ嵌合することによ
り、ハブにスナップ嵌合される。このことは、トーショ
ンダンパーが、2つの一体的なアセンブリ、すなわちプ
レート機素を有する上記一体型アセンブリと、摩擦ユニ
ットとから成っているので、トーションダンパーの組み
立てをかなり簡略化できることを意味している。
【0025】組み立て作業中、駆動リングまたは摩擦ユ
ニットのリングに、強度が高い方の弾性部材を取り付
け、プレート機素を含む他方の一体型アセンブリ、すな
わちサブアセンブリを取り付ける。最後に、別の摩擦手
段を介在させながら、ガイドリングを嵌合する。このよ
うに、組み立て作業がかなり簡略化される。
ニットのリングに、強度が高い方の弾性部材を取り付
け、プレート機素を含む他方の一体型アセンブリ、すな
わちサブアセンブリを取り付ける。最後に、別の摩擦手
段を介在させながら、ガイドリングを嵌合する。このよ
うに、組み立て作業がかなり簡略化される。
【0026】添付図面を参照して、単なる例示のみによ
り、以下、本発明の種々の好ましい実施例について説明
する。
り、以下、本発明の種々の好ましい実施例について説明
する。
【0027】
【実施例】添付図面は、一体型摩擦サブアセンブリ、す
なわち摩擦ユニット35と共に、トーションダンパーを
含む摩擦クラッチ1を示す。図1に示す実施例における
摩擦クラッチ1は、クラッチディスク2を含んでいる。
このクラッチディスク2の両面に、摩擦ライナー18が
固定されている。摩擦ライナー18は、自動車の内燃機
関のクランクシャフト111からのエンジントルクを、
ギアボックスの入力シャフト110に伝えるよう、クラ
ッチの圧力プレート104と反作用プレート100との
間に、通常の態様でグリップされるようになっている。
この目的のため、反作用プレート100は、ネジ締結具
112によりクランクシャフト111に固定されている
が、摩擦クラッチ1は中心ハブ13を有し、このハブ
は、内部にスプラインが設けられており、回転時に、ギ
アボックスの入力シャフト110に結合するようになっ
ている。
なわち摩擦ユニット35と共に、トーションダンパーを
含む摩擦クラッチ1を示す。図1に示す実施例における
摩擦クラッチ1は、クラッチディスク2を含んでいる。
このクラッチディスク2の両面に、摩擦ライナー18が
固定されている。摩擦ライナー18は、自動車の内燃機
関のクランクシャフト111からのエンジントルクを、
ギアボックスの入力シャフト110に伝えるよう、クラ
ッチの圧力プレート104と反作用プレート100との
間に、通常の態様でグリップされるようになっている。
この目的のため、反作用プレート100は、ネジ締結具
112によりクランクシャフト111に固定されている
が、摩擦クラッチ1は中心ハブ13を有し、このハブ
は、内部にスプラインが設けられており、回転時に、ギ
アボックスの入力シャフト110に結合するようになっ
ている。
【0028】圧力プレート104は、一体的クラッチ機
構101の一部であり、このクラッチ機構101は、ダ
イヤフラム103と共にディッシュプレート状のカバー
プレート102も含み、ダイヤフラム103は傾くこと
ができるか、または偏向できるように、差込部材108
によりカバープレート102上に取り付けられている。
クラッチ機構101は、このクラッチ機構のカバープレ
ート102のラジアルフランジを貫通するネジ締結具
(図示せず)により、反作用プレート100上に支持され
ている。
構101の一部であり、このクラッチ機構101は、ダ
イヤフラム103と共にディッシュプレート状のカバー
プレート102も含み、ダイヤフラム103は傾くこと
ができるか、または偏向できるように、差込部材108
によりカバープレート102上に取り付けられている。
クラッチ機構101は、このクラッチ機構のカバープレ
ート102のラジアルフランジを貫通するネジ締結具
(図示せず)により、反作用プレート100上に支持され
ている。
【0029】軸方向作用弾性手段を構成するダイヤフラ
ム103は、カバープレート102のベースに当接して
おり、カバープレート102は、圧力プレート104を
反作用プレート100側に押圧し、更に反作用プレート
と圧力プレートとの間のライナー18をグリップするよ
うに、中心孔を有している。従って、エンジントルク
は、振動を減衰するように、摩擦クラッチ1を介してク
ラッチ111からギアボックスの入力シャフト110へ
伝えられる。
ム103は、カバープレート102のベースに当接して
おり、カバープレート102は、圧力プレート104を
反作用プレート100側に押圧し、更に反作用プレート
と圧力プレートとの間のライナー18をグリップするよ
うに、中心孔を有している。従って、エンジントルク
は、振動を減衰するように、摩擦クラッチ1を介してク
ラッチ111からギアボックスの入力シャフト110へ
伝えられる。
【0030】このクラッチは、ダイヤフラムに軸方向ス
ラスト力を加えることにより外れるタイプ、すなわちプ
ッシュオフタイプのクラッチである。このような作動
は、クラッチレリースベアリング109によって行わ
れ、クラッチレリースベアリング109はダイヤフラム
103を偏向し、このダイヤフラムの反作用プレート1
04への作用を終了させるように、ダイヤフラム103
のフィンガーの端部にスラスト力を加えるようになって
いる。
ラスト力を加えることにより外れるタイプ、すなわちプ
ッシュオフタイプのクラッチである。このような作動
は、クラッチレリースベアリング109によって行わ
れ、クラッチレリースベアリング109はダイヤフラム
103を偏向し、このダイヤフラムの反作用プレート1
04への作用を終了させるように、ダイヤフラム103
のフィンガーの端部にスラスト力を加えるようになって
いる。
【0031】次に、一組の接線方向に配列された弾性タ
ング106が、摩擦ライナー18を解放するように、カ
バープレート102のベース側に圧力プレート104を
押圧する。各タング106は、この目的のため、リベッ
ト締めにより、公知の態様で、その端部の一方が圧力プ
レート104のラジアルラグ107に固定されており、
他端部は、カバープレート102のラジアルフランジに
固定されている。従って、圧力プレート104はカバー
プレート102と共に回転できるように、カバープレー
ト102には固定されている一方、カバープレートに対
しては、軸方向に直線状に移動できるようになってい
る。
ング106が、摩擦ライナー18を解放するように、カ
バープレート102のベース側に圧力プレート104を
押圧する。各タング106は、この目的のため、リベッ
ト締めにより、公知の態様で、その端部の一方が圧力プ
レート104のラジアルラグ107に固定されており、
他端部は、カバープレート102のラジアルフランジに
固定されている。従って、圧力プレート104はカバー
プレート102と共に回転できるように、カバープレー
ト102には固定されている一方、カバープレートに対
しては、軸方向に直線状に移動できるようになってい
る。
【0032】トーションダンパーは、本例では摩擦クラ
ッチ1の一体的部分である。よって、このアセンブリ全
体はクラッチからなり、かつトーションダンパーからな
っているとみなすことができる。従ってこれら2つの用
語は、互いに置き換えて用いることができる。特に図
1、3および9を参照すると、トーションダンパーは2
つの同軸部品から成り、これら部品は、周方向に作用す
る弾性手段9、10、軸方向に作用する弾性手段25、
35の作用に抗して、互いに回転角方向(周方向)に移
動できるように取り付けられている。なお、添付図面に
示した実施例のいずれにおいても、異なる図面中の同一
または実質的に同一な部品に対しては、同じ符号がつけ
られている。
ッチ1の一体的部分である。よって、このアセンブリ全
体はクラッチからなり、かつトーションダンパーからな
っているとみなすことができる。従ってこれら2つの用
語は、互いに置き換えて用いることができる。特に図
1、3および9を参照すると、トーションダンパーは2
つの同軸部品から成り、これら部品は、周方向に作用す
る弾性手段9、10、軸方向に作用する弾性手段25、
35の作用に抗して、互いに回転角方向(周方向)に移
動できるように取り付けられている。なお、添付図面に
示した実施例のいずれにおいても、異なる図面中の同一
または実質的に同一な部品に対しては、同じ符号がつけ
られている。
【0033】より詳細に述べると、トーションダンパー
の2つの同軸部品の一方は、2つのガイドリング3およ
び5(ここでは金属製)と共に、トーションダンパーの
入力機素を構成する上記クラッチディスク2を含み、こ
れらガイドリングは、弾性部材9を収容するための孔を
有する。トーションダンパーの他方の同軸部品は、ハブ
13を含み、このハブは、ダンパープレート4と共にト
ーションダンパーの出力機素を構成し、ダンパープレー
ト4は、おおむね横方向に配列されると共に、ハブ13
に固定されている。
の2つの同軸部品の一方は、2つのガイドリング3およ
び5(ここでは金属製)と共に、トーションダンパーの
入力機素を構成する上記クラッチディスク2を含み、こ
れらガイドリングは、弾性部材9を収容するための孔を
有する。トーションダンパーの他方の同軸部品は、ハブ
13を含み、このハブは、ダンパープレート4と共にト
ーションダンパーの出力機素を構成し、ダンパープレー
ト4は、おおむね横方向に配列されると共に、ハブ13
に固定されている。
【0034】本例では、ダンパープレート4も金属製で
あり、金属ハブ13と一体的である。変形例では、継ぎ
合わせによりハブに固定された別個の部品としてもよ
い。横方向に配列されたガイドリング3および5は、ハ
ブ13を囲むと共にダンパープレート4の両側に当接し
ている。これらガイドリングおよびダンパープレート
は、互いに平行になっている。第1ガイドリング3に
は、リベット6によりクラッチディスク2が固定されて
おり、リベット6の径方向内側に嵌合された差込部材7
状になっているスペーサーは、2つのガイドリング3と
5とを接合する。この目的のため、差込部材7は、ダン
パープレート4内に形成されたウィンドー41および4
2(図2および図3参照)を通って、ダンパープレート
4を貫通している。これらウィンドーには、第1の一連
の弾性部材9が嵌合されており、部材9の径方向内側に
は、別の弾性部材10が嵌合されている。
あり、金属ハブ13と一体的である。変形例では、継ぎ
合わせによりハブに固定された別個の部品としてもよ
い。横方向に配列されたガイドリング3および5は、ハ
ブ13を囲むと共にダンパープレート4の両側に当接し
ている。これらガイドリングおよびダンパープレート
は、互いに平行になっている。第1ガイドリング3に
は、リベット6によりクラッチディスク2が固定されて
おり、リベット6の径方向内側に嵌合された差込部材7
状になっているスペーサーは、2つのガイドリング3と
5とを接合する。この目的のため、差込部材7は、ダン
パープレート4内に形成されたウィンドー41および4
2(図2および図3参照)を通って、ダンパープレート
4を貫通している。これらウィンドーには、第1の一連
の弾性部材9が嵌合されており、部材9の径方向内側に
は、別の弾性部材10が嵌合されている。
【0035】本例では、部材9および10は、周方向に
作用する2つの一連のコイルスプリングから成ってい
る。これらスプリングの少なくとも一部、特にスプリン
グ10は、弾性材料、例えばゴムのブロックのようなも
のでもよい。更に正確に述べれば、部材9は、部材10
よりも剛性度が大きく、部材10は、内燃機関の低速作
動モードに関連した一般的な速度レンジ内での振動を吸
収するようになっており、一方、スプリング9は、エン
ジンが負荷を受けて作動している時の振動を吸収するよ
うになっている。
作用する2つの一連のコイルスプリングから成ってい
る。これらスプリングの少なくとも一部、特にスプリン
グ10は、弾性材料、例えばゴムのブロックのようなも
のでもよい。更に正確に述べれば、部材9は、部材10
よりも剛性度が大きく、部材10は、内燃機関の低速作
動モードに関連した一般的な速度レンジ内での振動を吸
収するようになっており、一方、スプリング9は、エン
ジンが負荷を受けて作動している時の振動を吸収するよ
うになっている。
【0036】本例では、スプリング9は共通ピッチ円上
で、一定間隔で周方向に離間しており、ダンパープレー
ト4のウィンドー41および42内に周方向に間隙がで
きるよう、対91、92(図2)として取り付けられて
いる。これらスプリング9は、金属製ガイドリング3お
よび5に形成されたウィンドー31内に収容されている
が、周方向には間隙はない。従ってこれら種々のウィン
ドーは、スプリング9に対するハウジングを構成してい
る。変形例では、このハウジングは、ガイドリング3お
よび5に形成された、プレス打ち抜き部分として構成し
てある。
で、一定間隔で周方向に離間しており、ダンパープレー
ト4のウィンドー41および42内に周方向に間隙がで
きるよう、対91、92(図2)として取り付けられて
いる。これらスプリング9は、金属製ガイドリング3お
よび5に形成されたウィンドー31内に収容されている
が、周方向には間隙はない。従ってこれら種々のウィン
ドーは、スプリング9に対するハウジングを構成してい
る。変形例では、このハウジングは、ガイドリング3お
よび5に形成された、プレス打ち抜き部分として構成し
てある。
【0037】ガイドリング内のウィンドー31は、ダン
パープレートのウィンドー41および42に対向して配
置されている。ウィンドー41は、ウィンドー42の周
方向の幅よりも大きな周方向幅を有するので、スプリン
グ91、92の対は、差動的に作動できる。本例ではス
プリング91および92の4対が設けられている。当然
ながら、これら対の数は、特定の用途に応じて決まる。
ウィンドー41、42には、一つのスプリング92を設
けてもよい。
パープレートのウィンドー41および42に対向して配
置されている。ウィンドー41は、ウィンドー42の周
方向の幅よりも大きな周方向幅を有するので、スプリン
グ91、92の対は、差動的に作動できる。本例ではス
プリング91および92の4対が設けられている。当然
ながら、これら対の数は、特定の用途に応じて決まる。
ウィンドー41、42には、一つのスプリング92を設
けてもよい。
【0038】スプリング10は、ウィンドー14(図
3)または図12内のウィンドー14、114に対向す
るよう、運動伝達プレートまたはスペースリング11お
よび12に形成した溝24(図3)または124(図
9)内、およびダンパープレート4に形成されたウィン
ドー14内に、間隙なく取り付けられている。これらス
ペースリング10は、アセンブリの軸線を中心とする共
通ピッチ円上に一定の間隔で離間している。本例では、
スプリング10は4つ設けられている。当然ながら、こ
れらスプリングの数も、特定の用途に応じて決まり、ス
プリング10のいくつかを、運動伝達プレートの溝24
またはウィンドー124内に間隙をもって取り付け、ス
プリング10が差動的に作動できるようにすることがで
きる。
3)または図12内のウィンドー14、114に対向す
るよう、運動伝達プレートまたはスペースリング11お
よび12に形成した溝24(図3)または124(図
9)内、およびダンパープレート4に形成されたウィン
ドー14内に、間隙なく取り付けられている。これらス
ペースリング10は、アセンブリの軸線を中心とする共
通ピッチ円上に一定の間隔で離間している。本例では、
スプリング10は4つ設けられている。当然ながら、こ
れらスプリングの数も、特定の用途に応じて決まり、ス
プリング10のいくつかを、運動伝達プレートの溝24
またはウィンドー124内に間隙をもって取り付け、ス
プリング10が差動的に作動できるようにすることがで
きる。
【0039】図3に示す実施例では、溝24は、スプリ
ング10の側面を囲むポケット状となっており、スプリ
ング10は、ダンパープレート4のウィンドー14に
は、間隙が生じないように取り付けられているが、プレ
ート11および12の溝には、間隙が生じるように取り
付けられている。図8〜図14に示す実施例では、スプ
リング10は、すべて運動伝達プレート11および12
のウィンドー124(特に図10参照)内に間隙なく取
り付けられているが、スプリングのうちの2つは、ダン
パープレート4の2つのウィンドー14に間隙なく取り
付けられており、他2つは、ダンパープレート4の2つ
のウィンドー114内に間隙をもって取り付けられてい
る。ウィンドー114は、ウィンドー14よりも大きく
なっている。
ング10の側面を囲むポケット状となっており、スプリ
ング10は、ダンパープレート4のウィンドー14に
は、間隙が生じないように取り付けられているが、プレ
ート11および12の溝には、間隙が生じるように取り
付けられている。図8〜図14に示す実施例では、スプ
リング10は、すべて運動伝達プレート11および12
のウィンドー124(特に図10参照)内に間隙なく取
り付けられているが、スプリングのうちの2つは、ダン
パープレート4の2つのウィンドー14に間隙なく取り
付けられており、他2つは、ダンパープレート4の2つ
のウィンドー114内に間隙をもって取り付けられてい
る。ウィンドー114は、ウィンドー14よりも大きく
なっている。
【0040】従ってスプリングは、ステップ状すなわち
逐次作動をする。しかし、当然すべての組み合わせが可
能である。例えばスプリング10を、図3に示す一般的
な配列でウィンドー14に、更に溝24のうちの2つ
(これら自体はウィンドー状にすることができる)に間
隙なく嵌合し、他の2つの溝24に間隙をもって嵌合し
てもよい。
逐次作動をする。しかし、当然すべての組み合わせが可
能である。例えばスプリング10を、図3に示す一般的
な配列でウィンドー14に、更に溝24のうちの2つ
(これら自体はウィンドー状にすることができる)に間
隙なく嵌合し、他の2つの溝24に間隙をもって嵌合し
てもよい。
【0041】運動伝達プレート11および12は、適当
なプラスチック材料(好ましくはファイバー、例えばグ
ラスファイバーで補強されたプラスチック)から成って
いる。一方、部品2、3、4、5および13は金属製で
ある。
なプラスチック材料(好ましくはファイバー、例えばグ
ラスファイバーで補強されたプラスチック)から成って
いる。一方、部品2、3、4、5および13は金属製で
ある。
【0042】運動伝達プレート11および12は、次の
ようにしてスペーススプリングを構成している。プレー
ト11および12は、摩擦手段25および35の作用に
より、プレートに摩擦接触するダンパープレート4の両
側に配置されている。本例では、プレート11および1
2は互いに同一であり、センタリングベアリングを構成
するスリーブ部分17(図3参照)をその外周部に有す
る。従って、プレート11および12、はL字状の横断
面を有し、ハブ13の回りに嵌合され、そのスリーブ部
分17によって、中心に位置決めされている。プレート
11および12の外周には、少なくとも一つのフォーク
15(図2および図4参照)が形成されている。これら
のフォークは、ウィンドー42に取り付けたスプリング
91および92の周方向側端部に係合するようになって
いる。従って、フォーク14は、2つのラジアルアーム
を有し、このアームは、金属製差込部材7が貫通するス
ロット16を有する。バランスをとるため、2つのフォ
ーク15が、径方向の反対側位置に設けられている(図
2、図8および図10を参照)。このフォークは、ウィ
ンドー42内に間隙をもって取り付けたスプリング91
および92に係合しており、ウィンドー42も互いに径
方向に対向している。
ようにしてスペーススプリングを構成している。プレー
ト11および12は、摩擦手段25および35の作用に
より、プレートに摩擦接触するダンパープレート4の両
側に配置されている。本例では、プレート11および1
2は互いに同一であり、センタリングベアリングを構成
するスリーブ部分17(図3参照)をその外周部に有す
る。従って、プレート11および12、はL字状の横断
面を有し、ハブ13の回りに嵌合され、そのスリーブ部
分17によって、中心に位置決めされている。プレート
11および12の外周には、少なくとも一つのフォーク
15(図2および図4参照)が形成されている。これら
のフォークは、ウィンドー42に取り付けたスプリング
91および92の周方向側端部に係合するようになって
いる。従って、フォーク14は、2つのラジアルアーム
を有し、このアームは、金属製差込部材7が貫通するス
ロット16を有する。バランスをとるため、2つのフォ
ーク15が、径方向の反対側位置に設けられている(図
2、図8および図10を参照)。このフォークは、ウィ
ンドー42内に間隙をもって取り付けたスプリング91
および92に係合しており、ウィンドー42も互いに径
方向に対向している。
【0043】摩擦手段25、35は、第1摩擦装置25
と摩擦ユニット35とから成っている。第1摩擦装置2
5は、第2ガイドリング5と運動伝達プレート12との
間に配置されている。摩擦装置25は、周辺ベルビーユ
部分およびラジアルフィンガーを備えるダイヤフラム状
の弾性リング26と、運動伝達プレート12に接触する
スラストリング27とを備えている。弾性リング26
は、スラストリング27に作用し、運動伝達プレート1
2を押圧して、ダンパープレート4(図4および9)接
触させるよう、ガイドリング5に当接している。
と摩擦ユニット35とから成っている。第1摩擦装置2
5は、第2ガイドリング5と運動伝達プレート12との
間に配置されている。摩擦装置25は、周辺ベルビーユ
部分およびラジアルフィンガーを備えるダイヤフラム状
の弾性リング26と、運動伝達プレート12に接触する
スラストリング27とを備えている。弾性リング26
は、スラストリング27に作用し、運動伝達プレート1
2を押圧して、ダンパープレート4(図4および9)接
触させるよう、ガイドリング5に当接している。
【0044】摩擦装置25は、運動伝達プレート12の
ベアリング17を囲んでいる。スラストリング27は、
軸方向ラグ28によりガイドリング5と共に回転できる
よう、ガイドに取り付けられている。軸方向ラグ28
は、ガイドリング5の内側周辺に形成された周方向に相
補的なノッチ29内に、径方向に間隙をもって嵌合され
ている。図4に示す実施例では、ラグ28は、ベアリン
グ17によりセンタリングされ、リング26の2つの連
続する内部フィンガーに設けた孔を通って、リング26
を貫通している。
ベアリング17を囲んでいる。スラストリング27は、
軸方向ラグ28によりガイドリング5と共に回転できる
よう、ガイドに取り付けられている。軸方向ラグ28
は、ガイドリング5の内側周辺に形成された周方向に相
補的なノッチ29内に、径方向に間隙をもって嵌合され
ている。図4に示す実施例では、ラグ28は、ベアリン
グ17によりセンタリングされ、リング26の2つの連
続する内部フィンガーに設けた孔を通って、リング26
を貫通している。
【0045】第2摩擦装置を構成する摩擦ユニット35
は、他方の運動伝達プレート11とガイドリング3との
間に嵌合されている。この摩擦ユニット35は、摩擦装
置25のスプリング26(すなわちダイヤフラム)が、
差込部材7により運動伝達プレート11をダンパープレ
ート4と摩擦ユニット35との間に把持させるように配
置されている。
は、他方の運動伝達プレート11とガイドリング3との
間に嵌合されている。この摩擦ユニット35は、摩擦装
置25のスプリング26(すなわちダイヤフラム)が、
差込部材7により運動伝達プレート11をダンパープレ
ート4と摩擦ユニット35との間に把持させるように配
置されている。
【0046】図3および図4に示すように、ユニット3
5は、径方向外側に突出する金属製駆動リング40を含
んでいる。このリング40はフォーク44を含み、上記
フォーク44は、フォーク15と鏡像関係になっている
が、本例ではフォーク44は、アームの他の部分と共に
軸方向にL字形または、アングルアイアン状の断面を形
成する端部部分45を有する。この端部部分45はウィ
ンドー41内に、間隙をもって取り付けられたスプリン
グ91および92の周方向端部に係合する。この端部部
分45は、図3に示すように軸方向に長く延びている。
ウィンドー41内に、突入している。端部部分45は、
ウィンドー41の横方向エッジに干渉するようになって
いる。この目的のため、図2に最も良く示すように構成
されている。
5は、径方向外側に突出する金属製駆動リング40を含
んでいる。このリング40はフォーク44を含み、上記
フォーク44は、フォーク15と鏡像関係になっている
が、本例ではフォーク44は、アームの他の部分と共に
軸方向にL字形または、アングルアイアン状の断面を形
成する端部部分45を有する。この端部部分45はウィ
ンドー41内に、間隙をもって取り付けられたスプリン
グ91および92の周方向端部に係合する。この端部部
分45は、図3に示すように軸方向に長く延びている。
ウィンドー41内に、突入している。端部部分45は、
ウィンドー41の横方向エッジに干渉するようになって
いる。この目的のため、図2に最も良く示すように構成
されている。
【0047】駆動リング40は、ウィンドー41内のス
プリング91および92に係合する2つの径方向に対向
するフォーク44を有し、ウィンドー41も互いに径方
向に対向している。しかし、当然単一のフォーク44を
設けることもできる。いずれの場合においても、1つの
差込部材7がフォーク44のアームの間を通ってフォー
ク44を貫通している。
プリング91および92に係合する2つの径方向に対向
するフォーク44を有し、ウィンドー41も互いに径方
向に対向している。しかし、当然単一のフォーク44を
設けることもできる。いずれの場合においても、1つの
差込部材7がフォーク44のアームの間を通ってフォー
ク44を貫通している。
【0048】このトーションダンパーは、次のように作
動する。
動する。
【0049】(1)クラッチディスク2とハブ13と
が、相対的に回転角方向に変位する第1段階ではガイド
リング3および図5はフォーク15に周方向に間隙なく
取り付けられたスプリング91および92を介して、運
動伝達プレート11および12を駆動する。この場合、
まず低剛性スプリング10が圧縮され、ダイヤフラムリ
ング26による負荷がかけられた摩擦力が、一方の運動
伝達プレート11および12と他方のダンパープレート
4との間で発生し、更にベアリング17とハブ13との
間でも摩擦力が生じるように、運動伝達プレート11お
よび12が駆動される。
が、相対的に回転角方向に変位する第1段階ではガイド
リング3および図5はフォーク15に周方向に間隙なく
取り付けられたスプリング91および92を介して、運
動伝達プレート11および12を駆動する。この場合、
まず低剛性スプリング10が圧縮され、ダイヤフラムリ
ング26による負荷がかけられた摩擦力が、一方の運動
伝達プレート11および12と他方のダンパープレート
4との間で発生し、更にベアリング17とハブ13との
間でも摩擦力が生じるように、運動伝達プレート11お
よび12が駆動される。
【0050】(2)取り付けのための間隙が縮小したあ
との、相対的回転角変位の第2段階ではスプリング10
が圧縮状態のまま、運動伝達プレート11および12が
ダンパープレート4に対して移動しないように、適当な
ウィンドー42に取り付けられているスプリング9と9
2の対が圧縮される。摩擦ユニット35と運動伝達プレ
ート11との間、更にプレート12とスラストリング2
7との間でも摩擦力が発生する。ダイヤフラムリング2
6は、このような現象を発生するようになっている。
との、相対的回転角変位の第2段階ではスプリング10
が圧縮状態のまま、運動伝達プレート11および12が
ダンパープレート4に対して移動しないように、適当な
ウィンドー42に取り付けられているスプリング9と9
2の対が圧縮される。摩擦ユニット35と運動伝達プレ
ート11との間、更にプレート12とスラストリング2
7との間でも摩擦力が発生する。ダイヤフラムリング2
6は、このような現象を発生するようになっている。
【0051】(3)ウィンドー41内のスプリング91
および92の取り付け間隙が縮小した後の、相対的回転
角方向の変位の第3段階ではこれらスプリング91およ
び92が圧縮され、アーム44の端部部分45が、ウィ
ンドー41の対応する横方向エッジに接触し、更に摩擦
力を発生する。
および92の取り付け間隙が縮小した後の、相対的回転
角方向の変位の第3段階ではこれらスプリング91およ
び92が圧縮され、アーム44の端部部分45が、ウィ
ンドー41の対応する横方向エッジに接触し、更に摩擦
力を発生する。
【0052】より正確に述べれば、第2摩擦装置すなわ
ち摩擦ユニット35は第1ガイドリング3の内周部に
て、この第1ガイドリング3と共に一体型摩擦アセンブ
リを構成する。通常、ヒステレシスカセットと称される
タイプのものであるユニット35は閉鎖リング36も含
んでいる。図3に最も良く示すように、この閉鎖リング
36とガイドリング3は、共にキャビティ34を構成す
る。
ち摩擦ユニット35は第1ガイドリング3の内周部に
て、この第1ガイドリング3と共に一体型摩擦アセンブ
リを構成する。通常、ヒステレシスカセットと称される
タイプのものであるユニット35は閉鎖リング36も含
んでいる。図3に最も良く示すように、この閉鎖リング
36とガイドリング3は、共にキャビティ34を構成す
る。
【0053】本例における閉鎖リング36は他の同様な
プレート12と同じように、スペースリングを構成する
運動伝達プレート11と摩擦状態になりながら協働する
ようになっている。金属製の閉鎖リング36の内側周辺
部に、回転を阻止するための少なくとも2つの軸方向を
向く停止ラグ51が設けられている。ラグ51は、ガイ
ドリングに接近し、かつダンパープレート4およびプレ
ート11から離間するように、軸方向に向いている。ラ
グ51は、少なくとも3つ設けることが好ましい。しか
し、2つのラグ51しかない場合、これらは、互いにほ
ぼ径方向に対向する関係となるように配置される。
プレート12と同じように、スペースリングを構成する
運動伝達プレート11と摩擦状態になりながら協働する
ようになっている。金属製の閉鎖リング36の内側周辺
部に、回転を阻止するための少なくとも2つの軸方向を
向く停止ラグ51が設けられている。ラグ51は、ガイ
ドリングに接近し、かつダンパープレート4およびプレ
ート11から離間するように、軸方向に向いている。ラ
グ51は、少なくとも3つ設けることが好ましい。しか
し、2つのラグ51しかない場合、これらは、互いにほ
ぼ径方向に対向する関係となるように配置される。
【0054】本例では各停止ラグ51は関連する一つの
孔50に突入していえる。この孔50は、このために、
差込部材の径方向外側にて、かつ、ガイドリング3の内
側周辺部に形成されている。各停止ラグ51と孔50と
の間には径方向かつ周方向の間隙が存在する。各ラグ5
1はドライブリング40と、後に述べる少なくとも一つ
の、軸方向に作用する弾性リング37との間に挟持され
た、少なくとも一つのスラストリング38(図4参照)
の回転を、嵌合協働作用により、阻止する。停止ラグ5
1が、閉鎖リング36の剛性を高めていること、および
スラストリング38が、簡単な形状になっていること
が、理解されよう。
孔50に突入していえる。この孔50は、このために、
差込部材の径方向外側にて、かつ、ガイドリング3の内
側周辺部に形成されている。各停止ラグ51と孔50と
の間には径方向かつ周方向の間隙が存在する。各ラグ5
1はドライブリング40と、後に述べる少なくとも一つ
の、軸方向に作用する弾性リング37との間に挟持され
た、少なくとも一つのスラストリング38(図4参照)
の回転を、嵌合協働作用により、阻止する。停止ラグ5
1が、閉鎖リング36の剛性を高めていること、および
スラストリング38が、簡単な形状になっていること
が、理解されよう。
【0055】ガイドリング3の内側周辺部に軸方向を向
く環状フランジ33が、設けられている。この環状フラ
ンジは、ダンパープレート4に向いている。かつ運動伝
達プレート11のベアリング17上に同軸状に取り付け
られている。ハブ13に対してガイドリング3および図
5が、センタリングできるようにするのはこのフランジ
33である。そのため、ラグ28とノッチ29のベース
との間に、径方向の間隙が、設けられている。フランジ
33は、閉鎖リング36の停止ラグ51と反対方向に、
軸方向に延びている。摩擦ユニット35と、ガイドリン
グ3と、閉鎖リング36から成る上記一体型摩擦アセン
ブリが、極めて剛性が、高く、開放する危険がないよう
に、この環状フリクション36はガイドリング3の剛性
を高めている。
く環状フランジ33が、設けられている。この環状フラ
ンジは、ダンパープレート4に向いている。かつ運動伝
達プレート11のベアリング17上に同軸状に取り付け
られている。ハブ13に対してガイドリング3および図
5が、センタリングできるようにするのはこのフランジ
33である。そのため、ラグ28とノッチ29のベース
との間に、径方向の間隙が、設けられている。フランジ
33は、閉鎖リング36の停止ラグ51と反対方向に、
軸方向に延びている。摩擦ユニット35と、ガイドリン
グ3と、閉鎖リング36から成る上記一体型摩擦アセン
ブリが、極めて剛性が、高く、開放する危険がないよう
に、この環状フリクション36はガイドリング3の剛性
を高めている。
【0056】センタリングフランジ33をガイドリング
3の主要部に接合する屈曲部には閉鎖リング36の停止
ラグ51のための孔50が、形成されている。センタリ
ングフランジ33は、かなり長いが、通常、一部を廃棄
物から構成できるので、安価に製造される。孔50は、
キャビティ34内に、嵌合される停止ラグ51および種
々の部品を保護しているフランジ33の曲げを容易にす
る。しかしフランジ33の軸方向長さは孔50を貫通し
ている停止ラグ51の軸方向長さよりも短い。ラグ51
は、全体として閉鎖リング36のように、ガイドリング
3よりも薄い。特に、このことは、ラグ51をマスクす
るフランジ33により、可能である。しかし、特定の用
途では閉鎖リング36の厚みを厚くしてもよい。更に変
形例では閉鎖リング36が、フランジ33および孔50
を有し、ガイドリング3が、ラグ51を有し、このラグ
が、閉鎖リング36に対して突出せず、運動伝達プレー
ト11の溝内に、突入しないように、構造を反転するこ
とも可能である。
3の主要部に接合する屈曲部には閉鎖リング36の停止
ラグ51のための孔50が、形成されている。センタリ
ングフランジ33は、かなり長いが、通常、一部を廃棄
物から構成できるので、安価に製造される。孔50は、
キャビティ34内に、嵌合される停止ラグ51および種
々の部品を保護しているフランジ33の曲げを容易にす
る。しかしフランジ33の軸方向長さは孔50を貫通し
ている停止ラグ51の軸方向長さよりも短い。ラグ51
は、全体として閉鎖リング36のように、ガイドリング
3よりも薄い。特に、このことは、ラグ51をマスクす
るフランジ33により、可能である。しかし、特定の用
途では閉鎖リング36の厚みを厚くしてもよい。更に変
形例では閉鎖リング36が、フランジ33および孔50
を有し、ガイドリング3が、ラグ51を有し、このラグ
が、閉鎖リング36に対して突出せず、運動伝達プレー
ト11の溝内に、突入しないように、構造を反転するこ
とも可能である。
【0057】本例では複数の停止ラグ51、従って複数
の孔50が、一定間隔で隔置されている。閉鎖リング3
6はその外周部に少なくとも一つのラジアル締結ラグ5
3を有し、差込部材7により、、このリングをガイドリ
ング3に対して固定するようになっている。ドライブリ
ング40のフォークを貫通している各差込部材7に対し
て締結ラグ53が、一つずつ設けられている。このラグ
の数も、当然ながら停止ラグ51および孔50の数と同
じように、特定の用途に応じて決まる。本例では4つの
ラジアルラグ53(すなわち、各差込部材7に対して一
つずつ)と8つの軸方向停止ラグ51が、設けられてい
る。
の孔50が、一定間隔で隔置されている。閉鎖リング3
6はその外周部に少なくとも一つのラジアル締結ラグ5
3を有し、差込部材7により、、このリングをガイドリ
ング3に対して固定するようになっている。ドライブリ
ング40のフォークを貫通している各差込部材7に対し
て締結ラグ53が、一つずつ設けられている。このラグ
の数も、当然ながら停止ラグ51および孔50の数と同
じように、特定の用途に応じて決まる。本例では4つの
ラジアルラグ53(すなわち、各差込部材7に対して一
つずつ)と8つの軸方向停止ラグ51が、設けられてい
る。
【0058】従って、閉鎖リング36は、内周部に環状
の櫛状になっている。屈曲部52が、この櫛部分をリン
グ36の他の部分に接合している。リング36の外周部
には、径方向に突出する締結ラグ53がある。より一般
的な表現をすれば、ラグ51を有する、閉鎖リング36
およびガイドリング3から成る部品は櫛状となってい
る。円周方向に連続する接合屈曲部52が、この櫛部を
部品3、5の主要部分に接合している。
の櫛状になっている。屈曲部52が、この櫛部分をリン
グ36の他の部分に接合している。リング36の外周部
には、径方向に突出する締結ラグ53がある。より一般
的な表現をすれば、ラグ51を有する、閉鎖リング36
およびガイドリング3から成る部品は櫛状となってい
る。円周方向に連続する接合屈曲部52が、この櫛部を
部品3、5の主要部分に接合している。
【0059】ラグ51および図53は、四角形の断面を
有し、平らで、かつ薄くなっている。変形例では、櫛状
となっているのは、ガイドリング3であり、閉鎖リング
36は、フランジ33を有する。
有し、平らで、かつ薄くなっている。変形例では、櫛状
となっているのは、ガイドリング3であり、閉鎖リング
36は、フランジ33を有する。
【0060】キャビティ34内に、は、軸方向に作用す
る弾性リング37および駆動リング40の両側に配置さ
れた2つの摩擦リング38および39と共に、駆動リン
グ40が、取り付けられている。リング37は、弾性リ
ング26(図4)に対して鏡像関係となっている。リン
グ37は、ダイヤフラム状となっている。このダイヤフ
ラムの周辺部は、ベルビーユリング状である。このベル
ビーユリングは、フィンガーにより、径方向内側に延び
ている。フィンガーのいくつかには、停止ラグ51に対
向した状態にスロットが、設けられている。従って、停
止ラグ51は、これらスロットを貫通でき、周方向に相
補的に配置されている。これにより、リング37は、ラ
グ51と回転結合する。リング37は、対応するラグ5
1に係合する少なくとも一つのフィンガーを有してい
る。
る弾性リング37および駆動リング40の両側に配置さ
れた2つの摩擦リング38および39と共に、駆動リン
グ40が、取り付けられている。リング37は、弾性リ
ング26(図4)に対して鏡像関係となっている。リン
グ37は、ダイヤフラム状となっている。このダイヤフ
ラムの周辺部は、ベルビーユリング状である。このベル
ビーユリングは、フィンガーにより、径方向内側に延び
ている。フィンガーのいくつかには、停止ラグ51に対
向した状態にスロットが、設けられている。従って、停
止ラグ51は、これらスロットを貫通でき、周方向に相
補的に配置されている。これにより、リング37は、ラ
グ51と回転結合する。リング37は、対応するラグ5
1に係合する少なくとも一つのフィンガーを有してい
る。
【0061】リング38および39は内周部にスロット
61を有し、このスロットを停止ラグ51が、周方向に
相補的に貫通し、リング38、39と停止ラグ51およ
び閉鎖リング36とを回転結合するようになっている。
各ラグ51は、リング38、39のスロット61と係合
し、これらリングの回転を阻止するよう6になってい
る。駆動リング40は、径方向に間隙をもって停止ラグ
51を囲んでおり、停止ラグは、スプリング91および
92により、、それらのフォーク44を介してセンタリ
ングされている。ドライブリング40は、停止ラグ51
に対して移動できるように取り付けられている。
61を有し、このスロットを停止ラグ51が、周方向に
相補的に貫通し、リング38、39と停止ラグ51およ
び閉鎖リング36とを回転結合するようになっている。
各ラグ51は、リング38、39のスロット61と係合
し、これらリングの回転を阻止するよう6になってい
る。駆動リング40は、径方向に間隙をもって停止ラグ
51を囲んでおり、停止ラグは、スプリング91および
92により、、それらのフォーク44を介してセンタリ
ングされている。ドライブリング40は、停止ラグ51
に対して移動できるように取り付けられている。
【0062】より一般的に表現すれば、停止ラグ51は
予めキャビティ34内でリング37をリング40に位置
決めするのを容易にする。
予めキャビティ34内でリング37をリング40に位置
決めするのを容易にする。
【0063】本実施例ではガイドリング3およびスラス
トリング38上に弾性リング37が、当接している。2
つのリング38と39との間に駆動リング40を把持す
るための、軸方向の把持力を発生するようになってい
る。リング39は、閉鎖リング36に接触する。リング
38は、停止ラグ51により、回転が、防止されるスラ
ストリングとして働く。リング38と39との間に、駆
動リング40が、介在されている。この取り付けは、締
結ラグ53を固定する前に、停止ラグ51に部品37、
38、39および40を軸方向にネジ留めすることによ
り、行う。
トリング38上に弾性リング37が、当接している。2
つのリング38と39との間に駆動リング40を把持す
るための、軸方向の把持力を発生するようになってい
る。リング39は、閉鎖リング36に接触する。リング
38は、停止ラグ51により、回転が、防止されるスラ
ストリングとして働く。リング38と39との間に、駆
動リング40が、介在されている。この取り付けは、締
結ラグ53を固定する前に、停止ラグ51に部品37、
38、39および40を軸方向にネジ留めすることによ
り、行う。
【0064】このように、、駆動リング40の把持は、
閉鎖リング36とガイドリング3との間の距離により、
良好に調節され、リング38と37との間では、摩耗、
またはノイズを発生することがある。周方向の相対的運
動は、生じないので、リング38および39は金属製で
はない。
閉鎖リング36とガイドリング3との間の距離により、
良好に調節され、リング38と37との間では、摩耗、
またはノイズを発生することがある。周方向の相対的運
動は、生じないので、リング38および39は金属製で
はない。
【0065】部品3および36はそれらの内周部が、そ
れぞれフランジ33および停止ラグ51および接合屈曲
部52により、強化されているので、この把持作用は、
極めて良好に制御される。従って、キャビティ34が、
開いてしまう可能性は、最小になっている。
れぞれフランジ33および停止ラグ51および接合屈曲
部52により、強化されているので、この把持作用は、
極めて良好に制御される。従って、キャビティ34が、
開いてしまう可能性は、最小になっている。
【0066】いずれの場合においても、停止ラグ51
と、これに平行なフランジ33との間には、径方向に間
隙があり、このフランジとリング37、38および39
との干渉を防止すると共に、特に製造許容差に合わせて
いる点で、製造を容易にしている。
と、これに平行なフランジ33との間には、径方向に間
隙があり、このフランジとリング37、38および39
との干渉を防止すると共に、特に製造許容差に合わせて
いる点で、製造を容易にしている。
【0067】当然ながら、構造を反転することもでき
る。すなわち閉鎖リング36上にリング37が当接し、
ガイドリング3の上にリング39が当接するように反転
できる。例えば図8〜14に示す実施例に関連して、後
に述べるように、摩擦リング38、39の数およびドラ
イブリング40の数を増すことも可能である。
る。すなわち閉鎖リング36上にリング37が当接し、
ガイドリング3の上にリング39が当接するように反転
できる。例えば図8〜14に示す実施例に関連して、後
に述べるように、摩擦リング38、39の数およびドラ
イブリング40の数を増すことも可能である。
【0068】ウィンドー41内に、取り付けられたスプ
リング91または、92の各対に、駆動リング40を一
つずつ連動させることもできる。この場合、3つの摩擦
リングと、2つの駆動リングが、軸方向に連続して配置
される。
リング91または、92の各対に、駆動リング40を一
つずつ連動させることもできる。この場合、3つの摩擦
リングと、2つの駆動リングが、軸方向に連続して配置
される。
【0069】上記から次の点が、理解できよう。すなわ
ち、図面に示した構造ではリング36と40との間で金
属間の摩擦が、防止され、これにより、、駆動リング4
0の波状のフォーク44が、変形する可能性が、最小と
なるという利点がある。本例におけるフォーク44は、
スラストリング40の主要摩擦部品に対して軸方向にず
れている。すなわち、リング38および39に対して摩
擦接触するように配置されている。
ち、図面に示した構造ではリング36と40との間で金
属間の摩擦が、防止され、これにより、、駆動リング4
0の波状のフォーク44が、変形する可能性が、最小と
なるという利点がある。本例におけるフォーク44は、
スラストリング40の主要摩擦部品に対して軸方向にず
れている。すなわち、リング38および39に対して摩
擦接触するように配置されている。
【0070】リング40は、リング38および39と接
触して摩擦を誘導するように配置されているが、当然な
がら閉鎖リング36に対しては、直接接触するように配
置してもよい。ガイドリング3の内周部は変形されてい
る。孔50を含み、ダンパープレート4および閉鎖プレ
ート36から軸方向にずれた部分32を有する。同様
に、締結ラグ53は、閉鎖リング36の主要部に対し
て、ガイドリング3側に軸方向にオフセットしている。
触して摩擦を誘導するように配置されているが、当然な
がら閉鎖リング36に対しては、直接接触するように配
置してもよい。ガイドリング3の内周部は変形されてい
る。孔50を含み、ダンパープレート4および閉鎖プレ
ート36から軸方向にずれた部分32を有する。同様
に、締結ラグ53は、閉鎖リング36の主要部に対し
て、ガイドリング3側に軸方向にオフセットしている。
【0071】締結ラグ53およびオフセット部分32は
波形部分により、それぞれ閉鎖リング36の主要部およ
びガイドリング3の主要部に接合されている。ラグ53
は、リング3に当接されている。ラグ53の波形部分は
弾性ダイヤフラム26によって加えられる把持力に耐え
るよう、十分頑丈となっている。これらの部分は、屈曲
部52と同じようにリング36を強化している。
波形部分により、それぞれ閉鎖リング36の主要部およ
びガイドリング3の主要部に接合されている。ラグ53
は、リング3に当接されている。ラグ53の波形部分は
弾性ダイヤフラム26によって加えられる把持力に耐え
るよう、十分頑丈となっている。これらの部分は、屈曲
部52と同じようにリング36を強化している。
【0072】従って、キャビティ34の容積を制御する
ことができる。閉鎖リング36は、内周部に関して他の
ガイドリング5とは、異なっているガイドリング3のよ
うに、プレス成形(打ち抜きおよびベンディング)によ
り、容易に製造できる。ガイドリング5の内周部も、摩
擦装置25を収容するように、ダンパープレート4から
軸方向にずれている。従って、トーションダンパーの2
つの部品の間、すなわちクラッチディスク2とハブ13
とが、相対的に回転角方向に変位する第2段階ではフラ
ンジ33は、ベアリング17に摩擦係合し、閉鎖リング
36は、ドライブリング40よりも厚い運動伝達プレー
ト11に対して摩擦運動するので、スプリング91およ
び92と係合できる。これと同じことが、回転角方向変
位の第3段階にも当ては、まる。この第2段階では(差
動的に働く)ドライブリング40と、リング38および
39との間で、リング37により、摩擦が、制御される
相対的運動が、行われる。
ことができる。閉鎖リング36は、内周部に関して他の
ガイドリング5とは、異なっているガイドリング3のよ
うに、プレス成形(打ち抜きおよびベンディング)によ
り、容易に製造できる。ガイドリング5の内周部も、摩
擦装置25を収容するように、ダンパープレート4から
軸方向にずれている。従って、トーションダンパーの2
つの部品の間、すなわちクラッチディスク2とハブ13
とが、相対的に回転角方向に変位する第2段階ではフラ
ンジ33は、ベアリング17に摩擦係合し、閉鎖リング
36は、ドライブリング40よりも厚い運動伝達プレー
ト11に対して摩擦運動するので、スプリング91およ
び92と係合できる。これと同じことが、回転角方向変
位の第3段階にも当ては、まる。この第2段階では(差
動的に働く)ドライブリング40と、リング38および
39との間で、リング37により、摩擦が、制御される
相対的運動が、行われる。
【0073】当然ながら本発明は、これまで述べた実施
例のみに限定されるものではない。特に、上記のよう
に、ガイドリング3が、停止ラグを有し、閉鎖リング
が、停止ラグ51に囲まれたフランジ33を有するよう
に構造を反転することも可能である。しかし、いずれの
場合においても、停止ラグ51とフランジ33とは、軸
方向に逆向きに延びる。
例のみに限定されるものではない。特に、上記のよう
に、ガイドリング3が、停止ラグを有し、閉鎖リング
が、停止ラグ51に囲まれたフランジ33を有するよう
に構造を反転することも可能である。しかし、いずれの
場合においても、停止ラグ51とフランジ33とは、軸
方向に逆向きに延びる。
【0074】本発明はフランス特許明細書第FR2,370,90
2A号およびこれに対応する米国特許第4,222,475号に記
載されているような、周方向に離間する6つのスプリン
グを有するタイプの摩擦クラッチに適用できる。この場
合、摩擦ユニット35(すなわちヒステリシスカセッ
ト)に関連するスペースリングは外周部にフォークを有
せず、内側スプリング10が、省略されている。外側ス
プリング9のいくつかはダンパープレート4に形成され
たウィンドーと係合している。摩擦装置25は、変形さ
れている。上記引用例の図8に示すタイプであり、ベア
リングを構成する一つのスペースリングが、設けられて
いる。この場合、閉鎖リング36を固定するために、特
殊なリベットが、設けられている。クラッチディスク2
を締結するため、その外周部にスペーサー機素が、嵌合
されている。
2A号およびこれに対応する米国特許第4,222,475号に記
載されているような、周方向に離間する6つのスプリン
グを有するタイプの摩擦クラッチに適用できる。この場
合、摩擦ユニット35(すなわちヒステリシスカセッ
ト)に関連するスペースリングは外周部にフォークを有
せず、内側スプリング10が、省略されている。外側ス
プリング9のいくつかはダンパープレート4に形成され
たウィンドーと係合している。摩擦装置25は、変形さ
れている。上記引用例の図8に示すタイプであり、ベア
リングを構成する一つのスペースリングが、設けられて
いる。この場合、閉鎖リング36を固定するために、特
殊なリベットが、設けられている。クラッチディスク2
を締結するため、その外周部にスペーサー機素が、嵌合
されている。
【0075】フォーク44のアーム上に直角に配置され
た端部部分45の代わりに、米国特許第4,222,275号の
図5におけるラグ42と同じような軸方向ラグを用いる
ことができ、ラグは、ダンパープレート4の孔(すなわ
ちウィンドーの内側エッジ)と間隙をもって係合する。
従って、これとは、異なり、ダンパープレート4に係合
するようダンパープレート4内のスロットに間隙をもっ
て係合するフォークおよび軸方向ラグが、配置される。
いずれの場合でも、ドライブリング40は、ダンパープ
レート4と係合するための駆動手段を有する。
た端部部分45の代わりに、米国特許第4,222,275号の
図5におけるラグ42と同じような軸方向ラグを用いる
ことができ、ラグは、ダンパープレート4の孔(すなわ
ちウィンドーの内側エッジ)と間隙をもって係合する。
従って、これとは、異なり、ダンパープレート4に係合
するようダンパープレート4内のスロットに間隙をもっ
て係合するフォークおよび軸方向ラグが、配置される。
いずれの場合でも、ドライブリング40は、ダンパープ
レート4と係合するための駆動手段を有する。
【0076】当然ながらポケット24は、図5に示すよ
うなウィンドー124と置換してもよい。この場合、ス
プリング10は、いずれの場合でも運動伝達プレート1
1および12のダンパープレート4と反対に、外側面の
間の軸方向距離よりも小さい径を有する。
うなウィンドー124と置換してもよい。この場合、ス
プリング10は、いずれの場合でも運動伝達プレート1
1および12のダンパープレート4と反対に、外側面の
間の軸方向距離よりも小さい径を有する。
【0077】またダンパープレート4はハブ13と間隙
をもって係合でき、スプリング10は、部品4と13と
の間で働き、一方、プレート11および12は、アーム
なしとなる。
をもって係合でき、スプリング10は、部品4と13と
の間で働き、一方、プレート11および12は、アーム
なしとなる。
【0078】反作用プレート100上に、直接トーショ
ンダンパーのクラッチディスク2を固定し、例えば可変
プーリータイプの伝達ユニットの入力シャフトに、ハブ
13を噛合してもよい。この場合、クラッチ機構はな
い。
ンダンパーのクラッチディスク2を固定し、例えば可変
プーリータイプの伝達ユニットの入力シャフトに、ハブ
13を噛合してもよい。この場合、クラッチ機構はな
い。
【0079】リング37は、内周部でフィンガーが、閉
鎖リング36の停止ラグ51に係合する弾性的に変形可
能な波形リング状とすることもできる。当然ながら、連
続して取り付けられた複数の弾性リングとすることも可
能である。特に、フィンガーが、逆方向に傾斜した2つ
のベルビーユリングを設けてもよい。この場合、これら
のリングは、外周部を介して互いに接触し、弾性負荷
は、良好に制御される。
鎖リング36の停止ラグ51に係合する弾性的に変形可
能な波形リング状とすることもできる。当然ながら、連
続して取り付けられた複数の弾性リングとすることも可
能である。特に、フィンガーが、逆方向に傾斜した2つ
のベルビーユリングを設けてもよい。この場合、これら
のリングは、外周部を介して互いに接触し、弾性負荷
は、良好に制御される。
【0080】溶接により、、ガイドリング3に締結ラグ
53を固定してもよい。更に停止ラグ51の高さに、孔
51に突入する長いラグ51と、閉鎖リング36の内周
部から突出して、ガイドリング3に当接するか、また
は、ガイドリング3の内周部から突出して、閉鎖リング
36に当接する短い軸方向に配列したラグ(これは、図
7において参照番号151で示す)とを交互に設けるこ
とができる。
53を固定してもよい。更に停止ラグ51の高さに、孔
51に突入する長いラグ51と、閉鎖リング36の内周
部から突出して、ガイドリング3に当接するか、また
は、ガイドリング3の内周部から突出して、閉鎖リング
36に当接する短い軸方向に配列したラグ(これは、図
7において参照番号151で示す)とを交互に設けるこ
とができる。
【0081】従って図7に示すように、4つの孔に4つ
の長いラグが、突入し、これと周方向に交互に配置され
た短いラグ151が、ガイドリング3に当接すってい
る。この場合、弾性リング26は、より大きな負荷を発
生するように配置できる。
の長いラグが、突入し、これと周方向に交互に配置され
た短いラグ151が、ガイドリング3に当接すってい
る。この場合、弾性リング26は、より大きな負荷を発
生するように配置できる。
【0082】変形例ではラグ51の端部にショルダーを
設けてもよい。この場合、ラグ51は、T字状の端部部
分を有することができ、この中心部は、孔50に突入す
るが、その翼部は、ガイドリング3に当接する。
設けてもよい。この場合、ラグ51は、T字状の端部部
分を有することができ、この中心部は、孔50に突入す
るが、その翼部は、ガイドリング3に当接する。
【0083】図5に示す更に別の変形例では締結ラグ3
に設けられた締結孔154と差込部材との間に間隙が、
設けられ、差込部材7のシャンクを収容するようになっ
ている。この場合、停止ラグ51は、孔50に相補的に
周方向に突入し、閉鎖リング36の回転を阻止する。こ
の結果、停止ラグ51は、孔と噛合する。この場合、停
止ラグ51に継ぎ合わせを行うことができる。この目的
のため、各ラグ51の軸方向端部部分52はアセンブリ
の軸線から径方向に離間するように曲げられている。
に設けられた締結孔154と差込部材との間に間隙が、
設けられ、差込部材7のシャンクを収容するようになっ
ている。この場合、停止ラグ51は、孔50に相補的に
周方向に突入し、閉鎖リング36の回転を阻止する。こ
の結果、停止ラグ51は、孔と噛合する。この場合、停
止ラグ51に継ぎ合わせを行うことができる。この目的
のため、各ラグ51の軸方向端部部分52はアセンブリ
の軸線から径方向に離間するように曲げられている。
【0084】締結ラグ53を設けることは、必須ではな
い。これに関連し(図6および図7参照)、上記のよう
にガイドリング3上に当接する短いラグ151と、アセ
ンブリの軸線から径方向に離間するように曲げられた長
いラグ51とを、周方向に交互に配置すれば十分であ
る。
い。これに関連し(図6および図7参照)、上記のよう
にガイドリング3上に当接する短いラグ151と、アセ
ンブリの軸線から径方向に離間するように曲げられた長
いラグ51とを、周方向に交互に配置すれば十分であ
る。
【0085】更に別の変形例では、ラグ51にショルダ
ーが、設けられる。先の例では、ラグ51または、15
1は閉鎖リング36をガイドリング3に固定している。
構造を反転すると、スペーサーリング11に溝を配置で
き、この溝内に、ガイドリング3の後方に曲げられた端
部152を入れ、軸方向の寸法を小さくできる。
ーが、設けられる。先の例では、ラグ51または、15
1は閉鎖リング36をガイドリング3に固定している。
構造を反転すると、スペーサーリング11に溝を配置で
き、この溝内に、ガイドリング3の後方に曲げられた端
部152を入れ、軸方向の寸法を小さくできる。
【0086】スロット61のない摩擦リング38および
39に対して、駆動リング40を固定してもよい。リン
グ38および39は径方向に間隙をもってラグ51を囲
むが、上記スロット61を介して停止ラグ51に係合す
る別のスラストリングが、リング37と38との間に軸
方向に介在される。
39に対して、駆動リング40を固定してもよい。リン
グ38および39は径方向に間隙をもってラグ51を囲
むが、上記スロット61を介して停止ラグ51に係合す
る別のスラストリングが、リング37と38との間に軸
方向に介在される。
【0087】このスラストリングが、存在していること
を考慮すると、閉鎖リング36とスラストリングとの間
に介在される単一の摩擦リングを設けることが、可能で
あり、この単一のリングは金属製フォーク44および4
5の外周部(例えばリング自体に成形により、設けられ
る)に当接する。添付図面では、図7に示すように、接
着により、、リング36にスロット61のないリング3
9を固定することができる。
を考慮すると、閉鎖リング36とスラストリングとの間
に介在される単一の摩擦リングを設けることが、可能で
あり、この単一のリングは金属製フォーク44および4
5の外周部(例えばリング自体に成形により、設けられ
る)に当接する。添付図面では、図7に示すように、接
着により、、リング36にスロット61のないリング3
9を固定することができる。
【0088】フランジとラグ51との間の径方向の間隙
により、可能な場合にはスロット61をウィンドーと置
き換えてもよい。
により、可能な場合にはスロット61をウィンドーと置
き換えてもよい。
【0089】いずれの場合でも、軸方向の停止ラグ51
と、適当なリングまたは、リング37〜39との嵌合協
働作用により、、回転が、阻止される。
と、適当なリングまたは、リング37〜39との嵌合協
働作用により、、回転が、阻止される。
【0090】別の変形例では、図6の閉鎖リング36は
図7のラグ151を有しない。この場合、ラグ51の端
部部分152は後方に曲がっておらず、リング40のキ
ャリブレーションを調節する弾性リング37により、生
じる負荷に抗して、キャビティ34ないに収容された種
々の部品を圧縮するように、工具を用いて閉鎖リング3
6に圧力を加える。一旦駆動リング40に適当な力を加
え、ヒステリシスを所望の態様で調節するよう、望まれ
る値に上記負荷が、達すると、工具の運動を停止し、ラ
グ51の端部部分152をアセンブリの軸線から離間す
るように、径方向に曲げ、ガイドリング3に接触させ
る。このように、して、駆動リングに加わる把持力を所
望の値に固定する一体型摩擦サブアセンブリが、得られ
る。
図7のラグ151を有しない。この場合、ラグ51の端
部部分152は後方に曲がっておらず、リング40のキ
ャリブレーションを調節する弾性リング37により、生
じる負荷に抗して、キャビティ34ないに収容された種
々の部品を圧縮するように、工具を用いて閉鎖リング3
6に圧力を加える。一旦駆動リング40に適当な力を加
え、ヒステリシスを所望の態様で調節するよう、望まれ
る値に上記負荷が、達すると、工具の運動を停止し、ラ
グ51の端部部分152をアセンブリの軸線から離間す
るように、径方向に曲げ、ガイドリング3に接触させ
る。このように、して、駆動リングに加わる把持力を所
望の値に固定する一体型摩擦サブアセンブリが、得られ
る。
【0091】作動時にはリング37は、図4のリング2
6により、偏向されない。この理由はリング26は、低
強度の弾性手段10の作用を無くすようにキャリブレー
トされているが、クラッチディスク2とハブ13とが、
相対的に角方向に変位する第2および第3段階の間では
運動伝達プレート11および12を摩擦により、移動で
きないようにできるからである。従って、リング26に
より、生じる力はリング37により、生じる力よりも小
さい。
6により、偏向されない。この理由はリング26は、低
強度の弾性手段10の作用を無くすようにキャリブレー
トされているが、クラッチディスク2とハブ13とが、
相対的に角方向に変位する第2および第3段階の間では
運動伝達プレート11および12を摩擦により、移動で
きないようにできるからである。従って、リング26に
より、生じる力はリング37により、生じる力よりも小
さい。
【0092】図7において、リング37のキャリブレー
ションは、ラグ151により、幾何学的に決定されるこ
とも理解できよう。図4および図5ではリング37のキ
ャリブレーションは、ラジアル締結ラグ53により、決
定されている。これら締結ラグ53は、いずれの例で
も、間隙をもって、または、間隙なく、差込部材7に係
合している。従ってラジアル締結ラグにより、ガイドリ
ング3に閉鎖リング36が、取り付けられ、締結ラグ
は、ガイドリングに溶接することが可能である。
ションは、ラグ151により、幾何学的に決定されるこ
とも理解できよう。図4および図5ではリング37のキ
ャリブレーションは、ラジアル締結ラグ53により、決
定されている。これら締結ラグ53は、いずれの例で
も、間隙をもって、または、間隙なく、差込部材7に係
合している。従ってラジアル締結ラグにより、ガイドリ
ング3に閉鎖リング36が、取り付けられ、締結ラグ
は、ガイドリングに溶接することが可能である。
【0093】図2を参照すると、径方向に対向するスプ
リング91および92の2つの対を貫通している対称軸
に対して、周方向にずれた2つの径方向に対向する差込
部材7を対称軸が、通過している。従って、2つの連続
するウィンドー41の間に存在する材料を増やし、ダン
パープレート4を強化している。
リング91および92の2つの対を貫通している対称軸
に対して、周方向にずれた2つの径方向に対向する差込
部材7を対称軸が、通過している。従って、2つの連続
するウィンドー41の間に存在する材料を増やし、ダン
パープレート4を強化している。
【0094】変形部32を設けることは、必須ではな
く、この変形部は、特定の用途に応じて設けられる。
く、この変形部は、特定の用途に応じて設けられる。
【0095】次に図8〜図14を参照する。この実施例
では、サブアセンブリが設けられている。このサブアセ
ンブリは、失われることがなく、容易に取り扱い、運搬
でき、運動伝達プレート12と、ハブ13を備えたダン
パープレート4と、低強度スプリング10とから成る。
この目的のため、各運動伝達プレート11、12は、ベ
アリング17の軸方向自由端に少なくとも一つのとが、
った突起211(図11)を有し、この突起はハブ13
の外周の両端の一方に形成された関連する溝311(図
13参照)に突入するようになっている。
では、サブアセンブリが設けられている。このサブアセ
ンブリは、失われることがなく、容易に取り扱い、運搬
でき、運動伝達プレート12と、ハブ13を備えたダン
パープレート4と、低強度スプリング10とから成る。
この目的のため、各運動伝達プレート11、12は、ベ
アリング17の軸方向自由端に少なくとも一つのとが、
った突起211(図11)を有し、この突起はハブ13
の外周の両端の一方に形成された関連する溝311(図
13参照)に突入するようになっている。
【0096】本例では突起211は好ましい形態では、
ベアリング17の内部ボアに形成された溝213によ
り、複数の環状セクタに分割されている。溝213はベ
アリング17の厚みを局部的に薄くし、図11に示すよ
うに、ベアリングの軸方向の全長にわたって延びてい
る。溝213には、ベアリング17よりも軸方向に短い
スロット212が、形成されている。各スロット212
は、ベアリング17の自由端に開端部を有し、各スロッ
トの他端は、閉じている。この状態は、スロット212
の楕円形状を示す図11にも示されている。
ベアリング17の内部ボアに形成された溝213によ
り、複数の環状セクタに分割されている。溝213はベ
アリング17の厚みを局部的に薄くし、図11に示すよ
うに、ベアリングの軸方向の全長にわたって延びてい
る。溝213には、ベアリング17よりも軸方向に短い
スロット212が、形成されている。各スロット212
は、ベアリング17の自由端に開端部を有し、各スロッ
トの他端は、閉じている。この状態は、スロット212
の楕円形状を示す図11にも示されている。
【0097】突起211はアセンブリの軸線に向かって
径方向に延びている。図11から判るように、この突起
211は、ターミナル面214(すなわち当該プレート
11または、12の横方向部分から最も遠い面)が、ア
センブリの軸線に向かって延びる横方向エッジ、および
ベアリング17のボア内に、突出している傾斜部分によ
り、、境界が定められている。
径方向に延びている。図11から判るように、この突起
211は、ターミナル面214(すなわち当該プレート
11または、12の横方向部分から最も遠い面)が、ア
センブリの軸線に向かって延びる横方向エッジ、および
ベアリング17のボア内に、突出している傾斜部分によ
り、、境界が定められている。
【0098】図13および図14から明らかなように、
ハブ13はプレート11およびプレート12の突起21
1をそれぞれ受けるための環状溝311を、その端部の
各々に有している。ハブ13の軸方向端部は公知の方法
で面取りされている。従って、プレート11および12
をハブ13にネジ留めにより、嵌合する間、突起211
の傾斜部分は、適当な面取り部と協働し、突起が持ち上
げられ、次に関連する溝311に突入する。このよう
に、して、プレート11および12は、ハブ13にスナ
ップ嵌合される。このような嵌合作業は溝213および
それらのスロット212が、存在し、かつ突起211が
フレキシブルになっていることにより、促進されてい
る。
ハブ13はプレート11およびプレート12の突起21
1をそれぞれ受けるための環状溝311を、その端部の
各々に有している。ハブ13の軸方向端部は公知の方法
で面取りされている。従って、プレート11および12
をハブ13にネジ留めにより、嵌合する間、突起211
の傾斜部分は、適当な面取り部と協働し、突起が持ち上
げられ、次に関連する溝311に突入する。このよう
に、して、プレート11および12は、ハブ13にスナ
ップ嵌合される。このような嵌合作業は溝213および
それらのスロット212が、存在し、かつ突起211が
フレキシブルになっていることにより、促進されてい
る。
【0099】突起211は、径方向および軸方向の間隙
をもって、関連する環状溝311に突入している。従っ
て、トーションダンパーの作動中は突起211が、存在
していることにより、寄生的な摩擦効果は、最小になっ
ている。より詳細に述べれば、溝311は、突起211
と一致した形状となっている。図13および14から判
るように、溝311は、横方向エッジ314を有し、こ
の横方向エッジ314は、丸くされたベース312を介
して傾斜エッジ313に接合されている。本例では、エ
ッジ313と314との間の角度は、45度であるが、
当然ながらこの角度の値は、特定の用途に応じて決ま
る。従って突起211の横方向エッジは軸方向の間隙が
なくなった後で関連する溝311の横方向エッジ314
と協働することができる。
をもって、関連する環状溝311に突入している。従っ
て、トーションダンパーの作動中は突起211が、存在
していることにより、寄生的な摩擦効果は、最小になっ
ている。より詳細に述べれば、溝311は、突起211
と一致した形状となっている。図13および14から判
るように、溝311は、横方向エッジ314を有し、こ
の横方向エッジ314は、丸くされたベース312を介
して傾斜エッジ313に接合されている。本例では、エ
ッジ313と314との間の角度は、45度であるが、
当然ながらこの角度の値は、特定の用途に応じて決ま
る。従って突起211の横方向エッジは軸方向の間隙が
なくなった後で関連する溝311の横方向エッジ314
と協働することができる。
【0100】特に、突起211が、フレキシブルになっ
ていることにより、、上記スナップ嵌合作業を逆に行う
ことにより、、ハブからプレート11および12を外す
ことが、容易である。
ていることにより、、上記スナップ嵌合作業を逆に行う
ことにより、、ハブからプレート11および12を外す
ことが、容易である。
【0101】失われず、かつ容易に取り扱いおよび運搬
が、可能であり、ダンパープレート4とハブ13とプレ
ート11および12とから成る上記アセンブリまたは、
サブアセンブリはアセンブリの軸線方向に向き、ベアリ
ング17の内周部に形成された突起211により、組み
立てが、可能となっている。
が、可能であり、ダンパープレート4とハブ13とプレ
ート11および12とから成る上記アセンブリまたは、
サブアセンブリはアセンブリの軸線方向に向き、ベアリ
ング17の内周部に形成された突起211により、組み
立てが、可能となっている。
【0102】このようなサブアセンブリが、存在してい
る。かつ、摩擦ユニット35と部品3および36とから
成る一体型摩擦サブアセンブリが、存在していることに
より、、トーションダンパーの製造が、大幅に容易とな
っている。これらサブアセンブリのいずれも、別の場所
で製造することができ、下記のように、後に駆動リング
40および140のフォーク44、45に、弾性部材9
1、92を嵌合する。その後、プレート11および12
を含んでいるサブアセンブリを嵌合し、最後に摩擦手段
25およびガイドリング5を嵌合し、継ぎ合わせ、また
は、据え込み作業により、差込部材7を固定できる。最
終組み立て作業中に取り扱う部品数は、大幅に低減され
る。
る。かつ、摩擦ユニット35と部品3および36とから
成る一体型摩擦サブアセンブリが、存在していることに
より、、トーションダンパーの製造が、大幅に容易とな
っている。これらサブアセンブリのいずれも、別の場所
で製造することができ、下記のように、後に駆動リング
40および140のフォーク44、45に、弾性部材9
1、92を嵌合する。その後、プレート11および12
を含んでいるサブアセンブリを嵌合し、最後に摩擦手段
25およびガイドリング5を嵌合し、継ぎ合わせ、また
は、据え込み作業により、差込部材7を固定できる。最
終組み立て作業中に取り扱う部品数は、大幅に低減され
る。
【0103】本例ではプレート11のベアリング17と
フランジ33との間に作業用の間隙が、存在する。この
ような作業用の間隙は図1に示すクランクシャフト11
1と、ギアボックス入力シャフト110との間に(周知
のように)存在する、ミスアライメントを考慮したもの
である。このような間隙により、ジャミングの危険が、
最小となり、ジャミングの危険なく良好な局部的センタ
リングを行えるように、ベアリング17は、フランジ3
3に局部的に接触する。フランジ33とベアリング17
との間の摩擦作用は、最小となる。ガイドリング3およ
び図5はフランジ33により、センタリングされる。
フランジ33との間に作業用の間隙が、存在する。この
ような作業用の間隙は図1に示すクランクシャフト11
1と、ギアボックス入力シャフト110との間に(周知
のように)存在する、ミスアライメントを考慮したもの
である。このような間隙により、ジャミングの危険が、
最小となり、ジャミングの危険なく良好な局部的センタ
リングを行えるように、ベアリング17は、フランジ3
3に局部的に接触する。フランジ33とベアリング17
との間の摩擦作用は、最小となる。ガイドリング3およ
び図5はフランジ33により、センタリングされる。
【0104】リング27のラグ28と、プレート12の
ベアリングとの間には、径方向の間隙があり、ガイドリ
ング3および図5は、プレート11および12に対して
正しい位置をとる。
ベアリングとの間には、径方向の間隙があり、ガイドリ
ング3および図5は、プレート11および12に対して
正しい位置をとる。
【0105】本例では既に述べたように、摩擦ユニット
35は、3つの摩擦リング138、38、39と互いに
鏡像関係にある2つの駆動リング40および140を有
する。リング138には、弾性手段37が当接してい
る。リング138は、スラストリングを構成すると共
に、図1〜図7に示すように、リング38および39と
同様に、停止ラグ51と噛合し、リング38は、2つの
駆動リング140と40との間に軸方向に介在してい
る。リング39は、駆動リング40と閉鎖プレート36
との間に軸方向に介在している。
35は、3つの摩擦リング138、38、39と互いに
鏡像関係にある2つの駆動リング40および140を有
する。リング138には、弾性手段37が当接してい
る。リング138は、スラストリングを構成すると共
に、図1〜図7に示すように、リング38および39と
同様に、停止ラグ51と噛合し、リング38は、2つの
駆動リング140と40との間に軸方向に介在してい
る。リング39は、駆動リング40と閉鎖プレート36
との間に軸方向に介在している。
【0106】停止ラグ51は、下記のようにショルダー
付きの自由端を有し、幅が、小さくなっているラグ51
の部分が、孔50に突入している。従って、ラグ51
は、差込部材7の台形部分に接触している(図9参照)
ガイドリング3から締結リングが、離間するように2つ
のリング3と36との間隔を決めている。
付きの自由端を有し、幅が、小さくなっているラグ51
の部分が、孔50に突入している。従って、ラグ51
は、差込部材7の台形部分に接触している(図9参照)
ガイドリング3から締結リングが、離間するように2つ
のリング3と36との間隔を決めている。
【0107】リング138、38、39はリング37と
共に停止ラグ51と噛合し、閉鎖リング36を強化する
ので、サブアセンブリ35の嵌合は、容易となってい
る。
共に停止ラグ51と噛合し、閉鎖リング36を強化する
ので、サブアセンブリ35の嵌合は、容易となってい
る。
【0108】運動伝達プレート11のフォーク15に
は、駆動リング140が、重なっている。このリング1
40はダンパープレート4に向き、ウィンドー42に突
入する軸方向の端部部分を構成するアングル付き端部
と、これらウィンドー42に取り付けられたスプリング
91および92にフォーク44を介して係合している。
は、駆動リング140が、重なっている。このリング1
40はダンパープレート4に向き、ウィンドー42に突
入する軸方向の端部部分を構成するアングル付き端部
と、これらウィンドー42に取り付けられたスプリング
91および92にフォーク44を介して係合している。
【0109】駆動リング40は、図2に示すようにウィ
ンドー41に取り付けられている。ウィンドー41およ
び42は、図12に最も良く示されている。各ウィンド
ーは、リング140の端部部分45により、周方向の間
隙が、縮小した後、協働する横方向エッジ142を有す
る。
ンドー41に取り付けられている。ウィンドー41およ
び42は、図12に最も良く示されている。各ウィンド
ーは、リング140の端部部分45により、周方向の間
隙が、縮小した後、協働する横方向エッジ142を有す
る。
【0110】ウィンドー41も横方向エッジを有し、図
12に示す実施例ではこれらエッジは、141に、すな
わち径方向内側端部にノッチが、設けられている。周方
向の間隙が、縮小した後に駆動リング40の端部部分4
5と協働するようになっている。2つの駆動リング40
と140とは互いに鏡像関係にあり、径方向に対向する
端部部分45を備えた2つのフォーク44を有する。
12に示す実施例ではこれらエッジは、141に、すな
わち径方向内側端部にノッチが、設けられている。周方
向の間隙が、縮小した後に駆動リング40の端部部分4
5と協働するようになっている。2つの駆動リング40
と140とは互いに鏡像関係にあり、径方向に対向する
端部部分45を備えた2つのフォーク44を有する。
【0111】従って、図8において、駆動リング40と
140とは、差動的に働く。この目的のため、ガイドリ
ング3および図5のウィンドー31内に、間隙がないよ
うに取り付けられたスプリング41および42は、トー
ションダンパーの他の位置にてウィンドー41および4
2内に、非対称に取り付けられている。
140とは、差動的に働く。この目的のため、ガイドリ
ング3および図5のウィンドー31内に、間隙がないよ
うに取り付けられたスプリング41および42は、トー
ションダンパーの他の位置にてウィンドー41および4
2内に、非対称に取り付けられている。
【0112】図8を参照して、直接的な方向(すなわち
エンジンが、ギアボックスの入力シャフト110および
自動車の路面上の車輪を駆動する作動モード)におい
て、摩擦ライナー18およびガイドリング3および図5
が、ダンパープレート4に対して反時計回り方向に回転
するとすれば、駆動リング40および140の端部部分
すなわちラグ4は、同時に、それぞれウィンドー42の
エッジ142およびウィンドー41のエッジ141に接
触し、従って、大きな摩擦により、相対的に回転する際
に、駆動リング40は、リング138とリング38との
間で摩擦運動しながら摺動し、駆動リング140は、リ
ング38とリング39との間で摩擦運動しながら摺動す
る。
エンジンが、ギアボックスの入力シャフト110および
自動車の路面上の車輪を駆動する作動モード)におい
て、摩擦ライナー18およびガイドリング3および図5
が、ダンパープレート4に対して反時計回り方向に回転
するとすれば、駆動リング40および140の端部部分
すなわちラグ4は、同時に、それぞれウィンドー42の
エッジ142およびウィンドー41のエッジ141に接
触し、従って、大きな摩擦により、相対的に回転する際
に、駆動リング40は、リング138とリング38との
間で摩擦運動しながら摺動し、駆動リング140は、リ
ング38とリング39との間で摩擦運動しながら摺動す
る。
【0113】逆方向すなわち再生方向(実際に路面上の
車輪が、エンジンを駆動する方向)ではガイドリング3
および図5が、図8にて時計回り方向に回転するので、
ガイドリング40の端部部分45が、エッジ142にま
ず接触し、次に駆動リング140の端部部分45が、ウ
ィンドー41のエッジ141に接触する。このように、
駆動リングは、回転方向に応じて異なるように作動する
ので、可能な振動吸収特性を最も良くするように、トー
ションダンパーの特性曲線を最適とすることができる。
車輪が、エンジンを駆動する方向)ではガイドリング3
および図5が、図8にて時計回り方向に回転するので、
ガイドリング40の端部部分45が、エッジ142にま
ず接触し、次に駆動リング140の端部部分45が、ウ
ィンドー41のエッジ141に接触する。このように、
駆動リングは、回転方向に応じて異なるように作動する
ので、可能な振動吸収特性を最も良くするように、トー
ションダンパーの特性曲線を最適とすることができる。
【0114】当然ながら、ベアリング17上に間隙なく
フランジ33を嵌合できる。このベアリングは、例えば
フランス特許明細書第FR2,576,985A号に記載されている
ように、径方向に弾性的である。従って、図15におい
て、突起211のいくつかは、突起211を径方向に変
形できるようにするラビリンススロット430を有して
いる。
フランジ33を嵌合できる。このベアリングは、例えば
フランス特許明細書第FR2,576,985A号に記載されている
ように、径方向に弾性的である。従って、図15におい
て、突起211のいくつかは、突起211を径方向に変
形できるようにするラビリンススロット430を有して
いる。
【0115】図16において、突起211の溝の領域に
は、スロットが設けられている。2つの連続する突起2
11の隣接端において、各運動伝達リング11または、
12に溝431が、形成されている。従ってこれらの突
起は、径方向に弾性的である。
は、スロットが設けられている。2つの連続する突起2
11の隣接端において、各運動伝達リング11または、
12に溝431が、形成されている。従ってこれらの突
起は、径方向に弾性的である。
【0116】いずれの場合でも、ジャミングのおそれな
く、クランクシャフト111とギアボックスの入力シャ
フト110との間の径方向のずれを除くことが、可能で
ある。
く、クランクシャフト111とギアボックスの入力シャ
フト110との間の径方向のずれを除くことが、可能で
ある。
【0117】図15および図16においては、当然なが
ら、これら図のベアリングとフランジとの間に適宜の間
隙を設け、その後、局部的にその間隙を小さくすること
ができる。
ら、これら図のベアリングとフランジとの間に適宜の間
隙を設け、その後、局部的にその間隙を小さくすること
ができる。
【0118】図12においてはダンパープレート4は、
公知のように、テルテール孔400を有し、この孔は、
ガイドリングに形成された孔(図示せず)に対応してい
るので、ダンパープレート4は、リング35に対してイ
ンデックス(割り出し)するように嵌合できる。
公知のように、テルテール孔400を有し、この孔は、
ガイドリングに形成された孔(図示せず)に対応してい
るので、ダンパープレート4は、リング35に対してイ
ンデックス(割り出し)するように嵌合できる。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、取り扱い運搬中の摩擦
ユニットの部品の破壊が、防止されると共に、組み立て
が簡単になる。
ユニットの部品の破壊が、防止されると共に、組み立て
が簡単になる。
【図1】摩擦クラッチ内に、嵌合された本発明の摩擦ユ
ニット状のサブアセンブリを含んでいる摩擦クラッチの
軸方向断面図である。
ニット状のサブアセンブリを含んでいる摩擦クラッチの
軸方向断面図である。
【図2】駆動リングの一部および運動伝達プレートのう
ちの一つの一部を示すよう、一部を切り欠いて図1の矢
印方向に見た摩擦クラッチの部分側面図である。
ちの一つの一部を示すよう、一部を切り欠いて図1の矢
印方向に見た摩擦クラッチの部分側面図である。
【図3】図1に示した摩擦クラッチの中心部分を拡大し
て示す部分断面図である。
て示す部分断面図である。
【図4】図3の裏側部分を更に拡大して示す図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す図4の一部と類似す
る図である。
る図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す図4の一部と類似す
る図である。
る図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す図4の一部と類似す
る図である。
る図である。
【図8】本発明の第5実施例を示すが、図3と類似する
図である。
図である。
【図9】図8に示した実施例のための図3と類似する図
である。
である。
【図10】図8および図9に示した実施例におけるプレ
ート部材の側面図である。
ート部材の側面図である。
【図11】図8および図9の実施例におけるプレート部
材の軸方向断面の部分図である。
材の軸方向断面の部分図である。
【図12】図8および図9の実施例のダンパープレート
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図13】図8および図9の実施例におけるダンパープ
レートとハブとを備えたサブアセンブリの軸方向部分断
面図である。
レートとハブとを備えたサブアセンブリの軸方向部分断
面図である。
【図14】内部の溝をより明瞭に示すよう、図13の一
部を更に拡大して示した部分図である。
部を更に拡大して示した部分図である。
【図15】本発明の第6実施例におけるプレート部材を
示す図10と類似する側面図である。
示す図10と類似する側面図である。
【図16】本発明の第7実施例におけるプレート部材を
示す図10と類似する側面図である。
示す図10と類似する側面図である。
1 摩擦クラッチ 2 クラッチディスク 3、5 ガイドリング 4 ダンパープレート 6 リベット 7 差込部材 9、10 弾性部材 11、12 スペースリング 13 中心ハブ 14 ウィンドー 15 フォーク 16 スロット 17 スリーブ部分(ベアリング) 18 ライナー 24、124 溝 25、35 軸方向作用弾性手段(摩擦手段) 26 リング 27 スラストリング 28 軸方向ラグ 29 ノッチ 31、41、42、45、114、124 ウィンド
ー 33 フランジ 35 摩擦ユニット 36 閉鎖リング 37 弾性リング 38、39 摩擦リング 40、140 駆動リング 44 フォーク 45 端部部分 50 孔 51 停止ラグ 52 接合屈曲部 53 ラジアルラグ 61 スロット 91、92 スプリング 100 反作用プレート 101 一体型クラッチユニット 102 カバープレート 103 ダイヤフラム 104 圧力プレート 106 タング 107 ラジアルラグ 108 差込部材 109 クラッチレリースベアリング 110 入力シャフト 111 クランクシャフト 112 ネジ締結具 151 短いラグ 152 端部部分 211 突起 212 スロット 213、311 溝 214 ターミナル面 313、314 傾斜エッジ 400 テルテール孔 430 ラビリンスリング
ー 33 フランジ 35 摩擦ユニット 36 閉鎖リング 37 弾性リング 38、39 摩擦リング 40、140 駆動リング 44 フォーク 45 端部部分 50 孔 51 停止ラグ 52 接合屈曲部 53 ラジアルラグ 61 スロット 91、92 スプリング 100 反作用プレート 101 一体型クラッチユニット 102 カバープレート 103 ダイヤフラム 104 圧力プレート 106 タング 107 ラジアルラグ 108 差込部材 109 クラッチレリースベアリング 110 入力シャフト 111 クランクシャフト 112 ネジ締結具 151 短いラグ 152 端部部分 211 突起 212 スロット 213、311 溝 214 ターミナル面 313、314 傾斜エッジ 400 テルテール孔 430 ラビリンスリング
Claims (21)
- 【請求項1】 周方向に作用する弾性部材(9)を収容
するガイドリング(3)と、ダンパープレート(4)と
接触するようになっている少なくとも一つの駆動リング
(40)とを備え、ガイドリング(3)は、軸方向に作用
する弾性部材(37)の作用を受け、駆動リング(4
0)および弾性手段(37)は、ガイドリング(3)、
およびこのガイドリング(3)に固定された閉鎖リング
(36)により境界が定められたキャビティ(34)内
に取り付けられているタイプの、特に自動車用摩擦クラ
ッチのためのトーションダンパー用一体型摩擦アセンブ
リであって、 閉鎖リング(36)とガイドリング(3)とを備える要
素のうちの第1の要素は、内周部に回転を防止するため
の少なくとも2つの停止ラグ(51)を有し、この停止
ラグ(51)は、ガイドリング(3)と閉鎖リング(36)
とを備える前記要素のうちの第2の要素に対して軸方向
に向いており、協働作用により、前記弾性手段(37)
と駆動リング(40)との間に介在されたスラストリン
グ(38)の回転を防止するようになっていることを特
徴とする一体型摩擦アセンブリ。 - 【請求項2】 前記各停止ラグ(51)は、ガイドリン
グ(3)と閉鎖リング(36)とを備える要素のうちの
第2の要素に設けた関連する孔(50)内に突入してい
ることを特徴とする請求項1記載の一体型アセンブリ。 - 【請求項3】 前記孔(50)は、ガイドリング(3)また
は閉鎖リング(36)を備える前記第2要素における、
軸方向に配列された環状フランジ(33)を、前記要素
の内周部に接合する接合屈曲部に、設けられていること
を特徴とする請求項2記載の一体型アセンブリ。 - 【請求項4】 前記フランジ(33)は、停止ラグ(5
1)から離間するよう軸方向に延びていることを特徴と
する請求項3記載の一体的アセンブリ。 - 【請求項5】 停止ラグ(51)とフランジ(33)と
の間には、径方向の間隙が設けられていることを特徴と
する請求項4記載の一体型アセンブリ。 - 【請求項6】 前記軸方向に作用する弾性手段(37)
は、停止ラグ(51)と噛合する少なくとも一つのフィ
ンガーを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の一体型アセンブリ。 - 【請求項7】 2つの摩擦リング(38)(39)の間
に駆動リング(40)が介在され、かつ各摩擦リング
は、停止ラグ(51)と噛合するためのスロット(6
1)を内周部に有することを特徴とする請求項6記載の
一体型アセンブリ。 - 【請求項8】 軸方向に作用する弾性手段(37)は、
ガイドリング(3)の上およびスラストリングを構成す
る前記摩擦リングの一方(38)の上に当接しており、
かつ閉鎖リング(36)の上に、他方の摩擦リング(3
9)が当接していることを特徴とする請求項7記載の一
体型アセンブリ。 - 【請求項9】 閉鎖リング(36)は、外周部に少なく
とも一つのラジアル締結ラグ(53)を有し、このラグ
(53)を、ガイドリング(3)に締結するようになってい
ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の一
体型アセンブリ。 - 【請求項10】 締結ラグ(53)は、ガイドリング
(3)側に軸方向にずれており、ガイドリング(3)
は、前記キャビティ(34)を構成するべく、閉鎖リン
グ(36)から離間するように、軸方向にずれた部分
(32)を内周部に有することを特徴とする請求項9記
載の一体型アセンブリ。 - 【請求項11】 各停止ラグ(51)は、周方向かつ径
方向の間隙をもって、関連する孔(50)に突入してい
ることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の
一体的アセンブリ。 - 【請求項12】 閉鎖リング(36)とガイドリング
(3)とを備える要素のうちの第1要素の回転を阻止す
るように、少なくとも一つの孔(50)内に周方向に進
入する複数のラグ(51)を含み、前記停止ラグ(5
1)は、本アセンブリの軸線から離間するように、径方
向に曲げられていることを特徴とする請求項1〜10の
いずれかに記載の一体型アセンブリ。 - 【請求項13】 複数の停止ラグを含み、これら各停止
ラグは、ガイドリング(3)に設けた関連する孔(5
0)に突入し、前記停止ラグ(51)は、ガイドリング
(3)に当接している閉鎖リング(36)における、よ
り短い軸方向ラグ(151)と周方向に交互になるよう
に配置されていることを特徴とする請求項12記載の一
体型アセンブリ。 - 【請求項14】 停止ラグ(51)の軸方向端部(15
2)は、アセンブリの軸線から離間するべく径方向に曲
げられていることを特徴とする請求項11または13記
載の一体型アセンブリ。 - 【請求項15】 停止ラグ(51)は、本アセンブリの
軸線から離間するべく径方向に曲げられており、閉鎖リ
ング(36)は、停止ラグ(51)を介してガイドリン
グ(3)に固定されていることを特徴とする請求項14
記載の一体型アセンブリ。 - 【請求項16】 ハブ(13)に対して固定関係にある
ダンパープレート(4)と、L字状断面を有し、更にハ
ブ(13)を囲むベアリング(17)を内周部に有する
スペースリング(11)とを備えるタイプのトーション
ダンパーにおいて、 請求項2〜15のいずれかに記載の一体型アセンブリを
含み、ベアリング(17)にフランジ(33)が取り付
けられ、かつ閉鎖リング(36)は、スペースリング
(11)と協働するようになっていることを特徴とする
トーションダンパー。 - 【請求項17】 ダンパープレート(4)を貫通するス
ペーサー機素(7)を介して、ガイドリング(3)が他
方のガイドリング(5)に接続された請求項16記載の
ダンパーにおいて、 閉鎖リング(36)は、スペーサー機素(7)によりガ
イドリングに固定されていることを特徴とするダンパ
ー。 - 【請求項18】 ベアリング(17)は、その自由端
に、アセンブリの軸線に向かう突起(211)を有し、
ハブ(13)に設けられた関連する溝(311)に、間
隙をもって嵌合するようになっていることを特徴とする
請求項16または17記載のダンパー。 - 【請求項19】 突起(211)は、アセンブリの軸線
に向かって径方向に延びる環状セクターに分割されてお
り、かつ前記突起(211)は、ベアリング(17)の
内部ボアに形成された溝(213)により分離されてお
り、これらの溝(213)には、前記ベアリングよりも
短いスロットが形成されており、前記スロット(21
2)の一端はベアリング(17)の自由端の高さで開放
しており、同じく他端は閉じていることを特徴とする請
求項18記載のダンパー。 - 【請求項20】 前記各突起(211)は、ベアリング
(17)内に突入する傾斜部分と横方向エッジを有し、
前記突起(211)は、径方向かつ軸方向の間隙をもっ
て、関連する環状溝(311)に突入していることを特
徴とする請求項19記載のダンパー。 - 【請求項21】 一方のスペースリング(11)は、ハ
ブ(13)に固定されたダンパープレート(4)に接触
するようになっており、他方のスペースリング(12)
は、ダンパープレート(4)の反対側に取り付けられて
おり、これら2つのスペースリング(11)(12)
は、互いに鏡像関係にあり、前記各スペースリングは、
前記分割された突起(211)を一つずつ有し、各突起
は、ハブ(13)に形成された溝(311)に係合して
おり、ハブ(13)とダンパープレート(4)と2つの
スペースリング(11)(12)と前記弾性部材(1
0)とを備えた一体型アセンブリを構成するよう、ダン
パープレート(4)内に形成されたウィンドー(14)
(114)、およびスペースリング(11)(12)に
形成されたリセス(24)(124)に、弾性部材(1
0)が取りつけられていることを特徴とする請求項18
〜20のいずれかに記載のダンパー。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9307630 | 1993-06-23 | ||
FR9307630A FR2706962B1 (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0754921A true JPH0754921A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=9448469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6141977A Pending JPH0754921A (ja) | 1993-06-23 | 1994-06-23 | トーションダンパー用一体型摩擦アセンブリ、およびトーションダンパー |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5820466A (ja) |
JP (1) | JPH0754921A (ja) |
DE (1) | DE4419424B4 (ja) |
FR (1) | FR2706962B1 (ja) |
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