JPH0227238Y2 - - Google Patents

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JPH0227238Y2
JPH0227238Y2 JP1986012495U JP1249586U JPH0227238Y2 JP H0227238 Y2 JPH0227238 Y2 JP H0227238Y2 JP 1986012495 U JP1986012495 U JP 1986012495U JP 1249586 U JP1249586 U JP 1249586U JP H0227238 Y2 JPH0227238 Y2 JP H0227238Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車等のトルクコンバータに組込ま
れる直結クラツチを対象としており、そのような
クラツチに使用されるダンパーのサイドプレート
に関する。
(従来の技術) 一般にトルクコンバータの直結クラツチは、ト
ルクコンバータの入力カバーに圧接する摩擦連結
部と、該摩擦連結部とタービン側の出力部とを連
結するダンパーとを備えている。該ダンパーは、
環状の入力プレート及び環状の出力プレートと、
両プレートを相対捩り可能な状態で円周方向に連
結するスプリングとを備えている。
そして実開昭57−28943号に記載の構造では、
入力プレートに対して出力プレートの外周部が軸
方向に対向しており、両プレートの対向部分に設
けた窓孔にスプリングが収容されている。又スプ
リングを保持するために、入力プレートを挟んで
出力プレートと反対の側には環状のサイドプレー
トが設けてあり、サイドプレートにもスプリング
を収容する窓孔が設けてある。サイドプレートは
複数箇所がストツパ機構を介して出力プレートに
連結されている。このストツパ機構は、入力プレ
ートに対して出力プレートが所定の最大値まで捩
れた時に入力プレートに係合するようになつてお
り、一般に専用のストツプピンや硬度の高いスペ
ーサが使用されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが上記従来の構造によると、サイドプレ
ートは半径方向の幅が狭く、内径の大きい環状の
プレートであるので、製造工程において素材のプ
レートからそのようなサイドプレートを打抜く
と、プレートの内側に大径の無駄な円形部分が残
り、歩留を悪化させる原因となつている。更にサ
イドプレート打抜き用のプレス型が複雑かつ大形
化するので、この点においても製造コストが増加
する。
更に、上記従来の構造によると、入力プレート
は半径方向の幅が狭く、内径の大きい環状のプレ
ートであるので、製造工程において素材のプレー
トからそのような入力プレートを打抜くと、プレ
ートの内側に大径の無駄な円形部分が残り、歩留
を悪化させる原因となつている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決するために、本考案は、外周部
が入力部材に連結する環状の入力プレートと、内
周部が出力部材に連結する環状の出力プレート
と、出力プレートの外周部の両側に配置されて入
力プレートに固定される1対のサイドプレート
と、サイドプレートと出力プレートを相対捩り可
能な状態で円周方向に連結するスプリングとを備
え、上記出力プレートと入力プレートとが半径方
向に並んでいるとともに、上記出力プレートの外
周縁が全周にわたつて上記入力プレートの内周縁
の半径方向内側に位置しており、上記各サイドプ
レートが、複数の円弧状部分を端部同士を重ね合
せた状態で環状に配列して形成されており、上記
重ね合せ端部をリベツトにより固定したことを特
徴としている。
又実施例では、上記重ね合せ端部の一方の端部
に折曲げ突起を形成し、該突起を他方の端部の孔
に嵌込んで両端部の位置決めが行なわれている。
(作用) 上記構成によると、入力部材から例えば入力プ
レートに導入されたトルクは、スプリングを介し
て出力プレートに伝わり、出力プレートから出力
部材に伝わる。この動作において、スプリングは
伝達トルクに対応する力で圧縮され、それにより
トルク振動が吸収され、出力プレートが入力プレ
ートに対して捩れる。
(実施例) まず第3図及び第4図により本考案によるサイ
ドプレートを採用した直結クラツチの一例を説明
する。第3図は断面部分略図、第4図は第3図の
一部切欠き−矢視部分略図である。第3図に
おいて、トルクコンバータのフロントカバー1は
図示されていないエンジンの出力軸に連結してお
り、外周の筒状部がインペラ(図示せず)に連結
している。上記インペラとフロントカバー1の間
にはタービン2が配置されており、フロントカバ
ー1とタービン2の間に直結クラツチ3が配置し
てある。
直結クラツチ3はピストンプレート5とダンパ
ー6を備えている。ピストンプレート5は摩擦連
結部を構成する概ね環状の部材で、その外周部に
環状の摩擦フエーシング7が取付けてある。フエ
ーシング7はフロントカバー1の端壁内面に対向
しており、ピストンプレート5が矢印A方向に移
動することにより、フロントカバー1に圧接する
ようになつている。ピストンプレート5の両側の
室(空間)は油圧制御室を形成しており、図示さ
れていない油圧制御装置により両制御室の油圧を
相対的に変えることにより、ピストンプレート5
を矢印A方向(接続方向)及びそれとは逆の遮断
方向に移動させるようになつている。
ダンパー6はタービン2とピストンプレート5
の間に位置しており、入力プレート10、出力プ
レート11、サイドプレート12を備えている。
入力プレート10と出力プレート11はいずれも
環状で、その材質及び厚さは同じであり、入力プ
レート10の半径方向内側に出力プレート11が
位置している。第4図の如く入力プレート10の
外周縁には円周方向に間隔を隔てて複数の切欠き
15が設けてあり、各切欠き15に爪16がほぼ
密着状態で嵌合している。爪16は第3図のピス
トンプレート5の外周の筒状折曲げ部を切欠いて
形成されており、この切欠き15と爪16との嵌
合部により入力プレート10はピストンプレート
5に連結されている。
第4図の如く、入力プレート10の内周縁には
半径方向内方へ突出した複数の突起17(1個の
み図示)が円周方向に長い間隔を隔てて形成され
ている。隣接する各2個の突起17の間には出力
プレート11の複数の突起19が入込んでいる。
突起19は出力プレート11の外周から半径方向
外方へ突出しており、互いに円周方向に間隔を隔
てている。隣接する各2個の突起19の間には窓
孔20が形成されている。
前記突起17は窓孔20に入込んでいる。第4
図の非捩り状態において、突起17とそれに隣接
する突起19の間には所定の最大捩り角に相当す
る隙間M,mが円周方向に隔てられている。
突起17が入り込まない窓孔20にはトーシヨ
ンスプリング21(圧縮コイルスプリング)が収
容されている。スプリング21は概ね円周方向に
延びており、サイドプレート12の窓孔25にも
入込んでいる。
サイドプレート12は半径方向の幅が狭い環状
の部材で、互いに同一の寸法形状を有しており、
出力プレート11の外周部の両側に配置されてい
る。両サイドプレート12は円周方向の複数箇所
が入力プレート10の前記突起17を挟んだ状態
でリベツト26により、後述する如く、強固に固
定されている。
前記窓孔25は各サイドプレート12の円周方
向に間隔を隔てた複数箇所に設けてある。第4図
に示す非捩り状態において、各スプリング21の
両端は窓孔25の縁により保持されている。複数
のスプリング21の内、一部のスプリング21
は、非捩り状態において、窓孔25の縁だけに係
合しており、出力プレート11が入力プレート1
0に対してある角度だけ捩れた後に、突起19に
係合して圧縮されるようになつている。他のスプ
リング21は、非捩り状態において、窓孔25の
縁及び突起19に係合しており、出力プレート1
1の捩り動作の開始と同時に圧縮されるようにな
つている。
なお出力プレート11の内周部はリベツト27
によりタービン2のタービンハブ28に固定され
ている。
次に第1図及び第2図によりサイドプレート1
2の構造を詳細に説明する。第1図はサイドプレ
ート12の正面部分図、第2図は第1図の−
断面拡大部分図である。第1図において、サイド
プレート12は端部30又は端部31から図示さ
れていない端部まで円弧状に延びる2個(又は3
個以上)の円弧状部分33により構成されてい
る。これらの部分33は端部30,31同士を重
ね合せた状態で全体が環状に配置されている。端
部30,31の各重ね合せ部分は、第2図の如
く、1本の前記リベツト26により突起17を挟
んだ状態で強固に固定されている。又重合端部3
0,31の内、端部30は突起17と端部31の
間に位置しており、端部31側に突出した折曲げ
突起35(押出し突起)を一体に備えている。端
部31には突起35が嵌合する孔36が設けてあ
る。突起35と孔36の嵌合部はリベツト26に
対してサイドプレート12の円周方向両側に設け
てある。突起35は孔36に嵌合した状態でかし
められており、このかしめ嵌合部により複数の部
分33が全体として環状となるように位置決めさ
れている。
上記構造によると、第3図のピストンプレート
5を矢印A方向に移動させてフエーシング7をフ
ロントカバー1に圧接させることにより、フロン
トカバー1からピストンプレート5を経て入力プ
レート10に回転トルクが導入される。このトル
クは入力プレート10からサイドプレート12、
スプリング21、出力プレート11を経てタービ
ンハブ28に伝わり、タービンハブ28から図示
されていない出力軸に伝わる。
この動作において、スプリング21は伝達トル
クに対応する力で圧縮され、それによりトルク振
動が吸収され、出力プレート11が入力プレート
10に対して捩れる。又入力プレート10が出力
プレート11に対して所定の最大捩り角度まで捩
れると、突起17と突起19の側縁がほぼ面接触
状態で係合し、それ以上の捩れが阻止される。
(考案の効果) 以上説明した本考案の構造によると、環状のサ
イドプレート12を複数の円弧状部分33により
形成したので、サイドプレート12を製造する場
合、プレート素材から環状のサイドプレート12
を打抜く必要はなく、複数の部分33を、例えば
互いに他の部分33に沿つて延びる形で打抜くこ
とができる。このように部分33の打抜き位置の
自由度が大きいので、材料の歩留を向上させ、製
造コスト低減できる。
又サイドプレート12に比べて小形の部分33
を打抜けばよいので、打抜き用の型の形状が簡単
になるとともに、プレスの所要トン数が減少し、
この点においてもコストを低減できる。
更に、上述の構造によると、突起19を含む出
力プレート11の外周縁が全周にわたつて入力プ
レート10の内周縁よりも内側に位置している。
従つて入力プレート10及び出力プレート11を
製造する場合、プレート素材から環状の入力プレ
ート10を打抜くのと同時に、その内側の円形部
分から出力プレート11を打抜くことができる。
このように1枚の素材から入力プレート10と出
力プレート11を打抜くことができ、入力プレー
ト10を打抜いた後の円形部分を無駄に破棄する
必要がないので、この点においても材料の歩留を
向上させ、製造コストを低減できる。
更に突起35と孔36を利用して位置決めを行
うと、構造を複雑化することなく、部分33の組
立て精度を高めることができる。
又部分33を連結するためにリベツトが必要に
なるが、その連結用のリベツトとして図示の如く
ストツパ機構のリベツト26を使用すると、構造
を簡単化できる。
(別の実施例) なお本考案を前記実開昭57−28943号に記載さ
れたような型式の直結クラツチのサイドプレート
にも採用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はサイドプレートの正面部分図、第2図
は第1図の−断面拡大部分図、第3図は本考
案実施例を採用した直結クラツチの断面部分略
図、第4図は第3図の一部切欠き−矢視部分
略図である。3……直結クラツチ、5……ピスト
ンプレート(入力部材)、10……入力プレート、
11……出力プレート、12……サイドプレー
ト、20,25……窓孔、21……スプリング、
26……リベツト、28……タービンハブ(出力
部材)、33……円弧状部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外周部が入力部材に連結する環状の入力プレ
    ートと、内周部が出力部材に連結する環状の出
    力プレートと、出力プレートの外周部の両側に
    配置されて入力プレートに固定される1対のサ
    イドプレートと、サイドプレートと出力プレー
    トを相対捩り可能な状態で円周方向に連結する
    スプリングとを備え、上記出力プレートと入力
    プレートとが半径方向に並んでいるとともに、
    上記出力プレートの外周縁が全周にわたつて上
    記入力プレートの内周縁の半径方向内側に位置
    しており、上記各サイドプレートが、複数の円
    弧状部分を端部同士を重ね合せた状態で環状に
    配列して形成されており、上記重ね合せ端部を
    リベツトにより固定したことを特徴とする直結
    クラツチ用ダンパーのサイドプレート。 (2) 上記重ね合せ端部の一方の端部に折曲げ突起
    を形成し、該突起を他方の端部の孔に嵌込んで
    両端部の位置決めを行つたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の直結クラ
    ツチ用ダンパーのサイドプレート。
JP1986012495U 1986-01-29 1986-01-29 Expired JPH0227238Y2 (ja)

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JPS62124363U JPS62124363U (ja) 1987-08-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604628A (ja) * 1983-06-23 1985-01-11 Daikin Mfg Co Ltd 薄肉型ダンパ−デイスク

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