JP2001304378A - ダンパー構造及びその構造のダンパーを有するトルクコンバータ用ロックアップクラッチ - Google Patents
ダンパー構造及びその構造のダンパーを有するトルクコンバータ用ロックアップクラッチInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
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Abstract
ダンパー構造を得る。 【解決手段】図において、符号10は、ドリブンプレー
ト20を矢印Rの方向に動かしてスプリング組立体1に
組付けた状態を示している。スプリング組立体1は、コ
アプレート2、スプリング3、リテーナプレート7から
なり、リテーナプレートはカシメ5でコアプレート2に
固定された上板11と、カシメ4で上板に固定された下
板12からなる。上板はスプリングの内周側及び両端部
を支持し、下板はスプリングの外周側を支持する。そし
て上板11の内周側の一部が折り曲げられて凸部6に形
成されている。ドリブンプレート20は環状のコアプレ
ート24の外周部分を数個所曲げ起こしてスプリング3
と係合する爪21を形成し、内周部分にも同様に数個所
曲げ起こして凸部6と係合する係止片22が形成されて
いる。23は爪21の両側部に設けられた加工時の曲げ
のための逃げである。
Description
機構に用いられるダンパー構造に関する。
ンバータのロックアップクラッチに用いた場合を例とし
て図7以下に説明する。図7はスプリング組立体51の
正面図、図8は図7のB−B断面図であって、スプリン
グ53はリテーナプレート57に保持されている。リテ
ーナプレート57はコアプレート52上にカシメ55に
よって均等に配置された状態で固定されている。また各
スプリング53の両端部にはスプリング53がバランス
よく押されるようにキャップ58が嵌めこまれている。
と下板62とからなり、上板61の切り起こした部分6
1Aでスプリング53の内周側を保持し、スプリングの
側方の折り曲げられた部分61Bでスプリング53の両
側部を支持し、また下板62の外周側の折り曲げられた
部分62Aでスプリング53の外周側を支持して保持す
る。
図、図10は図9の軸方向断面図であって、ドリブンプ
レート70は環状のコアプレート72の外周縁部分を曲
げ起こして爪71を形成したものである。なお爪71の
両側部には加工時の曲げのため、逃げ73が設けられて
いる。
リブンプレート70とを組み合わせた従来のダンパー構
造60を示す。スプリング組立体51の相手部材となる
ドリブンプレート70の爪71と、スプリング53とが
キャップ58を介して互いに周方向に押し合うことによ
って、スプリング組立体51側とドリブンプレート70
側との間に動力が伝達される。その時発生する振動はス
プリング53によって吸収される。なお59はコアプレ
ート52がロックアップピストンとして作動する場合の
摩擦材を示している。
構造は、ドリブンプレート70が、スプリング組立体5
1に配設されている各スプリング53の間での回動が可
能であって、ドリブンプレート70とスプリング組立体
51との相対回動が可能な範囲が大きい。特にトルクコ
ンバータ用のロックアップクラッチのダンパーである場
合は、入力源であるエンジンのトルク変動の影響が大き
いのでスプリングに過大な負荷がかかり、スプリングが
へたったり、破損したりする惧れが大きかった。
負荷の入力を制限し、スプリングのへたりや破損を防止
したダンパー構造、及びそれを有するトルクコンバータ
用ロックアップクラッチを提供することをその目的とす
る。
を達成するために、コアプレートと、このコアプレート
に固定されたリテーナプレートと、このリテーナプレー
トに保持されたスプリングとを有するスプリング組立
体、ならびに上記スプリング組立体と同軸上に配置さ
れ、前記スプリングと係合する爪を有するドリブンプレ
ートからなるダンパー構造において、前記リテーナプレ
ートは上板及び下板とで構成され、上板の一部を切り欠
き、さらにその部分を曲げて凸部を形成し、他方のドリ
ブンプレートには上記凸部と係合する係止片を設けたこ
とを特徴とするダンパー構造、ならびにその構造のダン
パーを有するトルクコンバータ用ロックアップクラッチ
を得たものである。
を説明すれば、ダンパー構造10はスプリング組立体1
と相手方のドリブンプレート20を有している。スプリ
ング組立体1において、スプリング3を保持するリテー
ナプレート7は上板11と下板12とから構成されてい
る。上板には一部が切り欠かれ、折り曲げられて凸部6
が形成されている。
レート24の外周縁にスプリング3と係合する爪21
が、又内周縁に上記の凸部6と接触する係止片22が夫
々設けられている。係止片は接触を和らげるため面圧が
高くならないように、接触面積が大きくなる形状が望ま
しい。
用ロックアップクラッチに適用した実施例について説明
する。図1はスプリング組立体1の正面図、図2は図1
のA−A断面図であって、2はロックアップピストンで
もあるコアプレート、3はスプリング、7はスプリング
を保持するリテーナプレートであって、リテーナプレー
ト7は上板11と下板12とからなり、上板11はカシ
メ5によってコアプレート2に固定され、折り曲げれれ
た部分でスプリング3の内周側及び両端部を支持して保
持する。スプリング3の両端部にはスプリングがバラン
スよく押されるように、キャップ8が嵌めこまれてい
る。ここまでは従来の構造と同様である。
に固定され、その外周側の折り曲げられた部分でスプリ
ング3の外周側を支持して保持する。なお9は摩擦材で
ある。
部の一部を、スプリング3の保持部とは位置をずらして
切り欠き、折り曲げて凸部6を形成する。
20の正面図、図4は図3(A)のD−D断面図、図5
は図3(A)の円Eの部分の斜視図であって、ドリブン
プレート20は環状のコアプレート24の外周縁部分に
は、数個所を曲げ起こして、スプリング3とキャップ8
を介して係合する爪21が形成され、さらに内周縁部分
にも、数個所を曲げ起こして前記の凸部6と係合する係
止片22が形成されている。なお爪21の両側部には加
工時の曲げのため逃げ23が設けられている。
てR方向からみた平面図、図3(C)は同じく(A)を
中心線Nに沿ってS方向からみた平面図であって、コア
プレート24と爪21との関係を示している。
に動かしてスプリング組立体1に組み付けた状態10を
断面図で示している。スプリング組立体1の相手部材と
なるドリブンプレート20の爪21と、スプリング3と
がキャップ8を介して周方向に互いに押し合うことによ
って、スプリング組立体1側(即ちロックアップピスト
ンでもあるコアプレート2)とドリブンプレート20側
との間に動力が伝達され、そのときに発生する振動をス
プリング3が吸収する。
縁部の係止片22は、スプリング3が爪21との押し合
いで完全に収縮する僅か手前の状態で凸部6と接触する
位置に設けられている。この位置関係は、スプリングが
完全に収縮する状態より手前で互いに接触するように設
けられていれば特に限定されるものではない。しかし完
全に収縮した状態に近ければ近いほど係止片22と凸部
6との衝突の衝撃が小さくなり、またダンパー本来の機
能である振動の吸収もより効果的に行われるので、でき
るだけ完全に収縮した状態に近い位置で接触するように
設置することが好ましい。
バータ用のロックアップクラッチに適用した場合の一実
施例について説明したが、この発明はこの例示に限られ
るものではなく、適宜変更可能である。例えば、スプリ
ング、爪、係止片などの個数や形状等は前述の実施例に
限られない。
成であって、スプリングのへたりや破損を防止できると
いう効果を奏するものである。
ンプレートとの組付け状態を示す断面図
トとの組付け状態を示す断面図
トとの組付け状態(ダンパー構造) 20 ドリブンプレート 21 爪 22 係止片 23 逃げ 24 コアプレート 51 スプリング組立体 52 コアプレート 53 スプリング 55 カシメ 57 リテーナプレート 58 キャップ 59 摩擦材 60 従来のスプリング組立体とドリブンプレートと
の組付け状態 70 ドリブンプレート 71 爪 72 コアプレート 73 逃げ
Claims (2)
- 【請求項1】 コアプレートと、このコアプレートに固
定されたリテーナプレートと、このリテーナプレートに
保持されたスプリングとを有するスプリング組立体、な
らびに上記スプリング組立体と同軸上に配置され、前記
スプリングと係合する爪を有するドリブンプレートとか
らなるダンパー構造において、 前記リテーナプレートは上板及び下板とで構成され、上
板の一部を切り欠き、さらにその部分を曲げて凸部を形
成し、 他方のドリブンプレートには上記凸部と係合する係止片
を設けたことを特徴とするダンパー構造。 - 【請求項2】 前項に記載のダンパー構造を有すること
を特徴とするトルクコンバータ用ロックアップクラッ
チ。
Priority Applications (2)
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- 2001-04-27 US US09/842,981 patent/US6467595B2/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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