JP2014137079A - ダンパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動吸振器による振動減衰効果の低下を抑制することができるダンパ装置を提供する。
【解決手段】ダンパ装置11は、上流側ダンパディスク21、上流側ダンパスプリング22、中間部材(第1〜第3の各中間プレート24,23,31)、下流側ダンパスプリング32、下流側ダンパディスク36を有するダンパ部と、本体ディスク41及び複数のコロ46を有する動吸振器40と、を備えている。そして、第3の中間プレート31の中心をダンパ装置11の回転軸線Sに合わせる第1のセンタリング部A2を設け、中間部材を構成する第3の中間プレート31に動吸振器40が取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、動吸振器を備えるダンパ装置に関する。
ダンパ装置としては、例えば特許文献1に記載されるように、トルク伝達経路の上流から下流に配置される複数のダンパ部と、動吸振器とを備えたものが知られている。なお、トルク伝達経路において互いに隣接する各ダンパ部のうち、上流側のダンパ部を「第1のダンパ部」というとともに、下流側のダンパ部を「第2のダンパ部」というものとする。こうした各ダンパ部は、トルク伝達経路に沿って配置される入力部材、弾性部材、出力部材をそれぞれ有している。
こうしたダンパ装置では、第1のダンパ部の出力部材と、第2のダンパ部の入力部材とがリベットによって一体回転可能に連結されている。そして、この第2のダンパ部の入力部材に、動吸振器が取り付けられている。
特表2011−526344号公報
上記のダンパ装置では、第1のダンパ部の出力部材の内周縁を、変速機の入力軸が挿通されるハブ部材に摺接させることにより、同出力部材の中心をダンパ装置の回転軸線に合わせるセンタリングが行われている。そして、このようにセンタリングが行われている第1のダンパ部の出力部材に、リベットによって第2のダンパ部の入力部材が連結されている。
ここで、リベットによる2つの部材の連結は、図6(a)に示すように、第1の部材81に形成された貫通孔811の中心と第2の部材82に形成された貫通孔821の中心とを一致させた状態でリベット83を挿通させることが好ましい。しかしながら、実際の製造時では、各貫通孔811,821の中心を一致させることは困難であり、図6(b)に示すように、各貫通孔811,821の中心がずれた状態で各部材81,82がリベット83によって連結されることが多い。
そのため、上記のダンパ装置にあっては、リベットによって第1のダンパ部の出力部材に第2のダンパ部の入力部材を連結させる際に、第2のダンパ部の入力部材の中心がダンパ装置の回転軸線からずれやすい。そして、第2のダンパ部の入力部材の中心が回転軸線からずれていると、第2のダンパ部の入力部材に取り付けられる動吸振器の中心もダンパ装置の回転軸線からずれることとなる。
ダンパ装置は、本体ディスクと周方向に沿って配置される複数の質量体とを備えており、これら各質量体は、本体ディスクの中心を基準とする径方向位置が一致するように配置されている。しかしながら、中心がダンパ装置の回転軸線からずれている第2のダンパ部の入力部材に本体ディスクを取り付けると、回転軸線を基準とする各質量体の径方向位置にばらつきが生じる。その結果、動吸振器による振動減衰効果が低下するおそれがある。
本発明の目的は、動吸振器による振動減衰効果の低下を抑制することができるダンパ装置を提供することにある。
上記課題を解決するためのダンパ装置は、トルク伝達経路に沿って配置される、入力部材、第1の弾性部材、中間部材、第2の弾性部材、出力部材を有するダンパ部と、本体ディスクと同本体ディスクに対して変位自在な質量体とを有する動吸振器と、を備え、所定の回転軸線を中心に回転するダンパ装置を前提としている。そして、中間部材の中心を回転軸線に合わせるセンタリング部を設け、この中間部材に動吸振器の本体ディスクが取り付けられるようにした。
上記構成によれば、センタリング部によって中間部材の中心がダンパ装置の回転軸線に合わされることにより、中間部材は、回転軸線を中心に回転するようになる。そして、こうした中間部材に動吸振器の本体ディスクが取り付けられる。そのため、質量体の回転軸線を中心とする径方向位置が適切な位置からずれにくくなる。その結果、動吸振器による振動減衰効果の低下を抑制することができるようになる。
ところで、ダンパ装置の径方向内側には回転軸線を中心に回転するハブ部材が設けられ、このハブ部材にはダンパ部の出力部材が一体回転可能に連結されていることがある。この場合、センタリング部は、ダンパ部の中間部材及び出力部材の一方の部材から軸方向に突出する突出部と、中間部材及び出力部材の他方の部材に設けられ且つ突出部が係合される被係合部と、を有することが好ましい。これにより、中間部材の中心をダンパ装置の回転軸線に合わせることができる。その結果、質量体の径方向位置の適切化が図りやすくなり、動吸振器による振動減衰効果の低下を抑制することができるようになる。
また、ダンパ部の中間部材及び出力部材の他方の部材には突出部の一部を収容する収容室を形成し、この収容室の径方向外側の面を被係合部として機能させるようにしてもよい。この場合、収容室の周方向における幅寸法を、突出部の周方向における幅寸法よりも大きくすることが好ましい。この構成によれば、突出部が収容室の周方向両側に位置する側面に当接しない範囲で、中間部材は出力部材に対して相対回転可能となっている。その一方で、中間部材が出力部材に対して相対回転しているときに突出部が上記の側面に当接すると、中間部材のそれ以上の相対回転が規制される。すなわち、センタリング部は、ダンパ部の中間部材と出力部材との所定角以上の回転捩れを規制する規制部としての機能も兼ねることとなる。そのため、センタリング部と規制部とを別々に設ける場合と比較して、ダンパ装置の構成の簡略化を図ることができるようになる。
なお、上記の一方の部材を、軸方向においてハブ部材と重複するように配置し、その内周縁とハブ部材との間に隙間を介在させるようにしてもよい。これにより、こうした隙間を有効活用することで、上記のダンパ装置を備えるトルク伝達機構の軸方向の短縮化などに貢献できるようになる。
また、上記のダンパ装置にあっては、ダンパ部の中間部材の中心に、動吸振器の本体ディスクの中心を合わせる他のセンタリング部をさらに設けることが好ましい。これにより、動吸振器が取り付けられている中間部材の中心は、上記のセンタリング部によってダンパ装置の回転軸線に中心が合わされているため、センタリング部及び他のセンタリング部によって、動吸振器の中心がダンパ装置の回転軸線に合わされることとなる。そのため、動吸振器を構成する質量体の径方向位置の適切な位置からのずれがさらに発生しにくくなる。その結果、動吸振器による振動減衰効果の低下を抑制することができるようになる。
なお、他のセンタリング部は、ダンパ部の中間部材及び動吸振器の本体ディスクの何れか一方に設けられ、且つ軸方向に突出する突部と、中間部材及び本体ディスクの何れか他方に形成され、且つ同突部の先端が収容される係合凹部と、を有する構成であってもよい。
また、中間部材は、軸方向において異なる位置に配置される前側中間部材と後側中間部材を含んでもよい。そして、前側中間部材は、その中心がセンタリング部によって回転軸線に合わされているとともに、動吸振器の本体ディスクが取り付けられてもよい。また、後側中間部材は、連結具を介して前側中間部材に一体回転可能に連結されていてもよい。そして、ダンパ部においては、入力部材と後側中間部材との回転捩れを規制する規制部を設け、この規制部を、入力部材に形成される規制用収容室と、後側中間部材から同規制用収容室に向けて延びる規制用突部とを有する構成としてもよい。この場合、規制用収容室の周方向における幅寸法を、規制用突部の周方向における幅寸法よりも大きくすることが好ましい。この構成を採用することにより、ダンパ装置を径方向に拡大させることなく、ダンパ部の入力部材と中間部材との一定量以上の回転捩れを規制部によって規制することができるようになる。
ダンパ装置の一実施形態を示す単面図。 ダンパ装置の一部を示す平面図。 比較例のダンパ装置を示す単面図。 別の実施形態のダンパ装置の一部を示す単面図。 他の別の実施形態のダンパ装置の一部を示す単面図。 (a)は理想的な状態で各部材をリベットで連結する様子を模式的に示す断面図、(b)は各貫通孔の中心がずれた状態で各部材がリベットによって連結される様子を模式的に示す断面図。
動吸振器を備えるダンパ装置の一実施形態について、図1〜図3に基づき説明する。なお、以下における本明細書中の説明において、単に「径方向」及び「周方向」という場合は、図1にて一点鎖線で示すダンパ装置の回転軸線Sを中心とする「径方向」及び「周方向」であるものとする。また、回転軸線Sの延びる方向(図1では左右方向)を「軸方向」といい、図1における左側を「前側」というとともに、図1における右側を「後側」というものとする。
図1に示すダンパ装置11は、エンジンなどの動力源から入力されたトルクを図示しない変速機に出力するトルク伝達機構(例えば、ロックアップクラッチ付きのトルクコンバータ)に設けられている。こうしたダンパ装置11には、エンジンなどの動力源から出力されるトルクが、摩擦要素12を有するピストン13を通じて伝達される。
そして、ダンパ装置11は、ピストン13からトルクが伝達される第1のダンパ部20と、この第1のダンパ部20からトルクが伝達される第2のダンパ部30と、この第2のダンパ部30に取り付けられている動吸振器40とを備えている。なお、動吸振器40は、入力されたトルク変動に伴う振動を減衰する機能を有している。
また、ダンパ装置11の径方向内側には、軸方向に延びる変速機の入力軸(図示略)が挿通される円筒形状のハブ部材14が設けられており、このハブ部材14は変速機の入力軸と一体回転する。上記のピストン13の内周縁には後側に突出する筒状部131が設けられている。そして、ハブ部材14は、筒状部131を介してピストン13を軸方向に相対移動可能な状態で支持している。
第1のダンパ部20について説明する。
第1のダンパ部20は、入力部材の一例としての上流側ダンパディスク21と、この上流側ダンパディスク21からトルクが伝達される第1の弾性部材の一例としての上流側ダンパスプリング22とを備えている。上流側ダンパディスク21は平面視略円環状のディスク本体211を有し、このディスク本体211の外周縁からはトルク入力部212が前側に突出している。このトルク入力部212がピストン13に駆動連結されており、トルク入力部212にピストン13からトルクが入力されると、上流側ダンパディスク21が回転軸線Sを中心に回転する。
また、ディスク本体211には、周方向に沿って等間隔に配置される複数のスプリング収容室213が形成されている。こうしたスプリング収容室213には、周方向に伸縮できる態様で上流側ダンパスプリング22が収容されている。そして、周方向において互いに隣り合う各スプリング収容室213の間に位置する部分が、上流側ダンパスプリング22にトルクを伝達する第1の伝達部214として機能する。
ディスク本体211の前側には上流側ダンパディスク21に同軸上で配置される円環状の第2の中間プレート23が設けられ、ディスク本体211の後側には上流側ダンパディスク21に同軸上で配置される円環状の第1の中間プレート24が設けられている。これら第1及び第2の中間プレート24,23は、上流側ダンパディスク21に対して相対回転可能である。第2の中間プレート23は、上流側ダンパスプリング22よりも径方向内側で、第1の中間プレート24にリベット25によって連結されており、第1の中間プレート24と一体回転する。
こうした第1及び第2の各中間プレート24,23には、周方向及び径方向において上流側ダンパスプリング22の同一位置に窓部26が形成されている。本実施形態の第1のダンパ部20では、複数の上流側ダンパスプリング22が周方向に沿って配置されている。そのため、第1及び第2の各中間プレート24,23には、上流側ダンパスプリング22と同数の窓部26が周方向に沿って配置されている。
そして、周方向において互いに隣り合う各窓部26の間に位置する部分が、上流側ダンパスプリング22を介して上流側ダンパディスク21からトルクが伝達される第2の伝達部27として機能する。本実施形態では、第1の伝達部214の軸方向における両側に、第2の伝達部27が配置されている。これにより、第1の伝達部214が上流側ダンパスプリング22の軸方向における中央と係合し、第2の伝達部27が上流側ダンパスプリング22の軸方向における縁部と係合する。
また、上流側ダンパディスク21のディスク本体211の外周側(即ち、上流側ダンパスプリング22よりも径方向外側)には、周方向に沿う複数の規制用収容室215が形成されている。これら各規制用収容室215は、周方向に沿って等間隔に配置されている。また、第1の中間プレート24の外周縁からは、規制用収容室215と同数の規制用突部243が前側に突出している。これら各規制用突部243は、周方向に沿って等間隔に配置されており、それらの先端は、対応する規制用収容室215内に収容されている。
なお、規制用突部243の周方向における幅寸法は、規制用収容室215の周方向における幅寸法よりも小さい。そのため、規制用収容室215の周方向両側に位置する側面の何れか一方に規制用突部243が当接していないときには、上流側ダンパディスク21を基準とする第1の中間プレート24の相対回転、即ち回転捩れが許容される。その一方で、規制用収容室215の周方向両側に位置する側面の何れか一方に規制用突部243が当接するときには、上流側ダンパディスク21を基準とする第1の中間プレート24のそれ以上の相対回転が規制される。したがって、本実施形態では、規制用収容室215と規制用突部243とにより、上流側ダンパディスク21と第1の中間プレート24との一定量以上の回転捩れを規制する「第1の規制部A1」が構成される。
また、本実施形態では、第1の中間プレート24の内周縁241は、第2の中間プレート23の内周縁231よりも径方向内側に位置している。こうした第1の中間プレート24は、上流側ダンパスプリング22を介して伝達されたトルクを第2のダンパ部30に伝達する。なお、本実施形態の第1の中間プレート24は、上流側ダンパスプリング22よりも径方向内側に位置する内周側部分242が上流側ダンパディスク21のディスク本体211よりも前側に位置するように加工されている。
次に、第2のダンパ部30について説明する。
第2のダンパ部30は、第1の中間プレート24の内周側部分242の前側に配置される第3の中間プレート31と、上流側ダンパスプリング22よりも径方向内側に配置される第2の弾性部材の一例としての下流側ダンパスプリング32とを備えている。この第3の中間プレート31は、上流側ダンパディスク21及び第1の中間プレート24に同軸上で配置されるとともに、第1の中間プレート24と一体回転する。具体的には、第3の中間プレート31において下流側ダンパスプリング32よりも径方向外側に位置する部分が、連結具の一例としてのリベット33によって第1の中間プレート24に連結されている。
したがって、本実施形態では、第1の中間プレート24、第2の中間プレート23及び第3の中間プレート31により、「ダンパ部の中間部材」が構成される。また、第1及び第3の中間プレート24,31のうち、前側に位置する第3の中間プレート31が「前側中間部材」に相当し、後側に位置する第1の中間プレート24が「後側中間部材」に相当する。
第1及び第3の各中間プレート24,31には、周方向及び径方向における下流側ダンパスプリング32の同一位置に窓部34が形成されている。本実施形態の第2のダンパ部30は、複数の下流側ダンパスプリング32を周方向に沿って配置した構成となっている。そのため、第1及び第3の各中間プレート24,31には、下流側ダンパスプリング32と同数の窓部34が周方向に沿って配置されている。そして、周方向において互いに隣り合う各窓部34の間に位置する部分が、第1のダンパ部20から出力されたトルクを下流側ダンパスプリング32に伝達する第3の伝達部35として機能する。
また、第3の中間プレート31の第3の伝達部35よりも径方向外側は、連結部311となっている。この連結部311は、平面視略円環状をなしており、第1のダンパ部20の前側に位置している。こうした連結部311の外周縁の径方向位置は、上流側ダンパスプリング22の径方向位置とほぼ同一位置となっている。そして、連結部311に動吸振器40が連結されている。
本実施形態の第2のダンパ部30は、軸方向において第1及び第3の各中間プレート24,31の間に配置される円環状の下流側ダンパディスク36を備えている。この下流側ダンパディスク36は、その内周縁でハブ部材14に一体回転可能に連結されている。これにより、下流側ダンパディスク36は、その中心をダンパ装置11の回転軸線Sに合わせるようにセンタリングされている。こうした下流側ダンパディスク36は、第2及び第3の各中間プレート23,31と相対回転可能となっている。
下流側ダンパディスク36には、下流側ダンパスプリング32を収容する複数のスプリング収容室361が周方向に沿って形成されている。こうしたスプリング収容室361内で、下流側ダンパスプリング32は、周方向に伸縮できる態様で配置されている。そして、周方向において互いに隣り合う各スプリング収容室361の間に位置する部分が、下流側ダンパスプリング32を介してトルクが伝達される第4の伝達部362として機能する。このように第4の伝達部362を介して伝達されたトルクが、第2のダンパ部30、即ちダンパ装置11から出力される。したがって、本実施形態では、下流側ダンパディスク36が、「ダンパ部の出力部材」として機能する。
なお、本実施形態では、第4の伝達部362の軸方向における両側に、第3の伝達部35が配置されている。そのため、第3の伝達部35が下流側ダンパスプリング32の軸方向における縁部と係合し、第4の伝達部362が下流側ダンパスプリング32の軸方向における中央と係合するようになっている。
また、図1及び図2に示すように、下流側ダンパディスク36において下流側ダンパスプリング32よりも径方向内側には、前側に突出する突出部の一例としての突出爪363が設けられている。突出爪363は、下流側ダンパディスク36を構成する板材の一部を切り曲げることにより形成されている。本実施形態では、下流側ダンパディスク36には複数の突出爪363が形成されており、これら各突出爪363は周方向に沿って等間隔に配置されている。
また、第3の中間プレート31の内周縁312とハブ部材14の外周面141との間には、円環状の隙間52が介在しており、この隙間52内にピストン13の筒状部131が位置している。こうした第3の中間プレート31の内周縁312には、突出爪363と同数の爪用凹部(収容室)313が形成されている。これら各爪用凹部313は周方向に沿って等間隔に配置されるとともに、その周方向における幅寸法が突出爪363の周方向における幅寸法よりも大きくなっている。そして、こうした爪用凹部313内に突出爪363が挿通されている。
図2に示すように、各突出爪363の径方向外側面364は、各爪用凹部313の径方向外側の面である底面314に摺接している。これにより、第3の中間プレート31の中心を下流側ダンパディスク36の中心、即ちダンパ装置11の回転軸線Sに合わせるセンタリングが行われる。すなわち、底面314が、突出爪363が係合される「被係合部」として機能する。したがって、本実施形態では、突出爪363及び爪用凹部313により、第3の中間プレート31の中心を回転軸線Sに合わせるセンタリング部として機能する「第1のセンタリング部A2」が構成される。
また、突出爪363が爪用凹部313の周方向両側に位置する両側面315の何れか一方に当接していないときには、第3の中間プレート31を基準とする下流側ダンパディスク36の相対回転が許容される。そして、第3の中間プレート31が相対回転しているときに、突出爪363が側面315に当接すると、第3の中間プレート31のそれ以上の相対回転が規制される。すなわち、本実施形態では、突出爪363及び爪用凹部313を有する第1のセンタリング部A2が、第1〜第3の各中間プレート24,23,31と下流側ダンパディスク36との所定角以上の回転捩れを規制する第2の規制部としても機能する。
次に、動吸振器40の構成、及び動吸振器40の第3の中間プレート31への取り付け構造について説明する。
動吸振器40は、下流側ダンパスプリング32よりも径方向外側に位置している。こうした動吸振器40は平面視略円環状をなす本体ディスク41を備え、この本体ディスク41が、リベット51を介して第3の中間プレート31に取り付けられている。すなわち、本体ディスク41は、第3の中間プレート31に同軸上で配置されるとともに、この第3の中間プレート31と一体回転する。なお、本体ディスク41は、上流側ダンパディスク21、第1〜第3の各中間プレート24,23,31及び下流側ダンパディスク36を構成する板材と比較して、肉厚の板材(即ち、軸方向における幅が広い板材)で構成されている。
本実施形態の本体ディスク41の内周縁411は、第1の中間プレート24に第3の中間プレート31を連結するリベット33よりも径方向外側に位置している。そして、本体ディスク41の径方向内側には、第2のダンパ部30において連結部311よりも径方向内側の部分の一部が位置している。すなわち、第2のダンパ部の一部が、軸方向において本体ディスク41と位置的に重複している。
こうした本体ディスク41には、周方向に沿って略等間隔に配置される複数の転動室43が形成されている。これら各転動室43は、本体ディスク41の内周縁411側に開口している。また、転動室43の径方向外側の縁部(以下、「外側縁部」ともいう。)431は、その周方向における中央が径方向における最外部となる弧状をなしている。例えば、外側縁部431の弧形状としては、一例として、中心が回転軸線Sよりも径方向外側に位置するような円弧が挙げられる。
本体ディスク41の外周縁には、複数の係合凹部412が、周方向に沿って等間隔に形成されている。そして、第3の中間プレート31の外周縁からは係合凹部412と同数の突部316が前側に突出しており、こうした突部316の先端が係合凹部412内に挿入される。このとき、突部316の径方向内側面316aは、対応する係合凹部412の底面412aに係止される。これにより、第3の中間プレート31の中心に、本体ディスク41の中心を合わせるセンタリングが行われる。したがって、本実施形態では、係合凹部412及び突部316により、第3の中間プレート31の中心に、本体ディスク41の中心を合わせる他のセンタリング部として機能する「第2のセンタリング部A3」が構成される。こうした第2のセンタリング部A3を設けることにより、動吸振器40の中心が、ダンパ装置11の回転軸線Sに合わされることとなる。
なお、本実施形態では、突部316の先端を係合凹部412内に挿入させると、本体ディスク41においてリベット51が挿通される挿通孔の中心が、第3の中間プレート31においてリベット51が挿通される挿通孔の中心にほぼ一致するようになる。すなわち、第2のセンタリング部A3は、第3の中間プレート31に対して本体ディスク41の位置合せを行う位置合せ部としての機能も兼ねている。
また、動吸振器40は、転動室43で転動(変位)する質量体の一例としての複数のコロ46を備えている。コロ46は、平面視略円形状をなしており、本体ディスクよりも肉厚に構成されている。こうしたコロ46の周面461には、全周に渡る環状の溝部462が設けられている。この溝部462の幅寸法(即ち、軸方向における長さ寸法)は、本体ディスク41の厚み寸法(即ち、軸方向における長さ寸法)よりも僅かに大きい。
また、本体ディスク41の前側には、各コロ46を支持するためのガイド部材47が設けられている。そして、こうした各コロ46は、それらの両側面から軸方向に突出する軸部463によって、ガイド部材47及び第3の中間プレート31に支持されている。
次に、本実施形態のダンパ装置11と、図3に示す比較例のダンパ装置11Aとを比較する。
まず始めに、図3を参照して、比較例のダンパ装置11Aについて説明する。
図3に示すように、比較例のダンパ装置11Aのハブ部材14Aの軸方向における中途位置には、円環状をなす鍔部142Aが設けられている。そして、この鍔部142Aの外周面143Aに、第3の中間プレート31Aの内周縁312Aが摺接している。すなわち、比較例では、鍔部142Aと第3の中間プレート31Aの内周縁312Aとにより、第3の中間プレート31Aの中心を回転軸線Sに合わせる第1のセンタリング部B21が構成されている。
また、比較例のダンパ装置11Aでも、下流側ダンパディスク36Aには前側に突出する突出爪363Aが設けられているとともに、第3の中間プレート31Aには爪用凹部313Aが形成されている。すなわち、比較例では、突出爪363A及び爪用凹部313Aにより、第3の中間プレート31Aと下流側ダンパディスク36Aとの所定角以上の回転捩れを規制する第2の規制部B22が構成される。ただし、比較例では、突出爪363Aの径方向外側面は、爪用凹部313Aの底面に当接しておらず、この第2の規制部B22は、センタリング部として機能しない。つまり、第2の規制部B22が第1のセンタリング部B21とは別に設けられている。
また、比較例のダンパ装置11Aにも、上流側ダンパディスク21Aと第1の中間プレート24Aとの一定量以上の回転捩れを規制する第1の規制部B1が設けられている。すなわち、この第1の規制部B1は、上流側ダンパディスク21Aのディスク本体211Aの外周縁から径方向外側に突出する第1の突出部61と、第1の中間プレート24Aに設けられる第2の突出部62とを有している。そして、第1の突出部61に第2の突出部62が当接していないときには、上流側ダンパディスク21Aを基準とする第1の中間プレート24Aの相対回転が許容される。その一方で、第1の突出部61に第2の突出部62が当接しているときには、第1の中間プレート24Aのそれ以上の相対回転が規制される。
さらに、第3の中間プレート31Aに動吸振器40Aの本体ディスク41Aを取り付ける構造においては、本実施形態の場合とは異なり、突部316及び係合凹部412が設けられていない、即ち第2のセンタリング部A3に相当する構成が設けられていない。
これに対し、本実施形態のダンパ装置11にあっては、第3の中間プレート31の内周縁312とハブ部材14の外周面141との間には隙間52が形成されている。そして、この隙間52内には、ピストン13の筒状部131が位置している。すなわち、ハブ部材14に鍔部142Aを設けなくてもよい分、ピストン13は、比較例のダンパ装置11の場合よりも軸方向でダンパ装置11に近い位置に配置される。その結果、ダンパ装置を備えるトルク伝達機構の軸方向の短縮化が可能となる。
また、比較例では、第1のセンタリング部B21と第2の規制部B22とが別々に設けられているのに対し、本実施形態では、第1のセンタリング部A2が第2の規制部も兼ねている。これにより、ダンパ装置11の構成の簡略化が図られる。
また、比較例では、上流側ダンパディスク21Aと第1の中間プレート24Aとの一定量以上の回転捩れを規制する第1の規制部B1が第1の突出部61及び第2の突出部62により構成されているのに対し、本実施形態では、これら突出部61,62を設けることなく第1の規制部A1を構成している。そのため、ダンパ装置11の径方向への大型化が抑制される。
また、比較例では、第2のセンタリング部A3を有していないため、動吸振器40の本体ディスク41の中心が、第3の中間プレート31の中心からずれやすい。すなわち、動吸振器40の中心がダンパ装置11の回転軸線Sからずれやすい。また、第3の中間プレート31Aに動吸振器40Aを取り付ける際に、第2のセンタリング部A3を有していないため、組み付けに時間を要することとなる。この点、本実施形態では、突部316及び係合凹部412により第2のセンタリング部A3が構成されているため、動吸振器40の中心と回転軸線Sとのずれが生じにくくなるとともに、第3の中間プレート31への動吸振器40の本体ディスク41の組み付けが容易となる。
次に、本実施形態のダンパ装置11の作用について説明する。
本実施形態のダンパ装置11においては、第3の中間プレート31の中心を回転軸線Sに合わせるセンタリングが行われており、この第3の中間プレート31に動吸振器40の本体ディスク41が取り付けられている。しかも、動吸振器40の中心を回転軸線Sに合わせるセンタリングも行われている。そのため、動吸振器が取り付けられる部材のセンタリングが行われていない従来の場合と比較して、動吸振器40の本体ディスク41の中心と回転軸線Sとのずれが抑えられる。その結果、各コロ46の回転軸線Sを中心とする径方向位置を適切な位置にすることができる。すなわち、各コロ46の径方向位置のばらつきが極力抑えられる。これにより、動吸振器40による振動の減衰効率の低下が抑制される。また、ダンパ装置11を、ハブ部材14を介して支持する変速機の入力軸と同入力軸を支持する軸受部材との間などで摩耗が生じにくくなる。
以上説明したように、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)中心を回転軸線Sに合わせるセンタリングが行われている第3の中間プレート31に動吸振器40の本体ディスク41が取り付けられている。これにより、コロ46の径方向位置の適正化が図られるとともに、各コロ46の径方向位置のばらつきが極力抑えられる。その結果、動吸振器40による振動減衰効果の低下を抑制することができるようになる。また、ハブ部材14を介して支持する変速機の入力軸と同入力軸を支持する軸受部材との間などで摩耗が生じにくくなる分、ダンパ装置を備えるトルク伝達機構の耐久性を向上させることができるようになる。
(2)本実施形態では、下流側ダンパディスク36に設けられた突出爪363を、第3の中間プレート31に形成された爪用凹部313に係止させることにより、第3の中間プレート31の中心を回転軸線Sに合わせるようにしている。そして、第3の中間プレート31の内周縁312とハブ部材14の外周面141との間には隙間52が形成されており、この隙間52内にピストン13の筒状部131が位置している。その結果、ハブ部材14Aに鍔部142Aを設ける比較例の場合と比較して、ピストン13を軸方向においてダンパ装置11に近づけることができる分、ダンパ装置11を備えるトルク伝達機構の軸方向における短縮化に貢献することができるようになる。
(3)また、爪用凹部313の周方向における幅寸法が突出爪363の周方向における幅寸法よりも大きいため、第1のセンタリング部A2が、第1〜第3の各中間プレート24,23,31と下流側ダンパディスク36との所定角以上の回転捩れを規制する第2の規制部としての機能も兼ねることとなる。そのため、比較例などのように第1のセンタリング部B21と第2の規制部B22とが別々に設けられる場合と比較して、ダンパ装置11の構成を簡略化させることができるようになる。
(4)また、本実施形態では、第2のセンタリング部A3によって、動吸振器40の中心を第3の中間プレート31の中心に合わせるセンタリングが行われている。そのため、動吸振器40の中心と回転軸線Sとのずれがさらに生じにくくなる。これにより、コロ46の径方向位置の適正な位置からのずれがさらに抑制され、各コロ46の径方向位置のばらつきが極力抑えられる。その結果、動吸振器40による振動減衰効果の低下を抑制することができるようになる。
(5)また、第3の中間プレート31に設けられた突部316を本体ディスク41に形成された係合凹部412に係合させる位置合せを行った上で、第3の中間プレート31に本体ディスク41を取り付けることができる。その結果、比較例のように位置合せ部としても機能する第2のセンタリング部A3を設けない場合と比較して、第3の中間プレート31に動吸振器40を容易に組み付けることができるようになる。
(6)さらに、上流側ダンパディスク21に規制用収容室215を形成し、第1の中間プレート24に規制用突部243を設けることにより、上流側ダンパディスク21と第1の中間プレート24との一定量以上の回転捩れを規制する第1の規制部A1を構成した。これにより、上流側ダンパディスク21Aに第1の突出部61を設けるとともに第1の中間プレート24Aに第2の突出部62を設けることにより第1の規制部B1を構成する比較例の場合と比較して、ダンパ装置11の径方向への大型化を抑制することができるようになる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・第1の規制部A1を、比較例のように構成してもよい。すなわち、図4に示すように、上流側ダンパディスク21のディスク本体211にはその外周縁から径方向外側に突出する第1の突出部61を設け、第1の中間プレート24Aには第1の突出部61に係合する第2の突出部62を設け、これら第1及び第2の各突出部61,62により、第1の規制部A1を構成するようにしてもよい。
・第2のセンタリング部は、図4に示すように、動吸振器40の本体ディスク41から後側に突出する突部415と、第3の中間プレート31の外周縁に形成されている係合凹部317とを有する第2のセンタリング部A31であってもよい。このように構成しても、第3の中間プレート31の中心に本体ディスク41の中心を合わせるセンタリングを行うことができる。そのため、コロ46の径方向位置の適正化が図られるとともに、各コロ46の径方向位置のばらつきが極力抑えられる。その結果、動吸振器40による振動減衰効果の低下を抑制することができるようになる。また、第3の中間プレート31と本体ディスク41との位置合せを行った上で、第3の中間プレート31に本体ディスク41を取り付けることができる。そのため、第3の中間プレート31に動吸振器40を容易に組み付けることができるようになる。
・第2のセンタリング部A3を省略してもよい。
・第3の中間プレート31の内周縁312とハブ部材14との間には隙間52が形成されなくてもよい。例えば、図5に示すように、ハブ部材14に鍔部142を設けてもよい。
・図5に示すように、第3の中間プレート31の内周縁312から後側に突出する突出爪318を設け、下流側ダンパディスク36には突出爪318を収容する爪用凹部365を形成してもよい。この場合、突出爪318及び爪用凹部365により、第1のセンタリング部A2が構成される。このように構成しても、第1のセンタリング部A2に第2の規制部としての機能を兼ねさせることができる。
・第1のセンタリング部A2は、例えば比較例に示すような構成であってもよい。この場合であっても、中心が回転軸線Sに合わせられた第3の中間プレート31に動吸振器40が取り付けられることとなる。そのため、動吸振器40の中心が回転軸線Sとずれにくくなる。
・第1のセンタリング部A2において、突出爪363を収容可能な収容室は、第3の中間プレート31の内周縁312に開口しない構成であってもよい。
・動吸振器は、コロの代わりに、遠心振り子として作用する質量体を備える、いわゆる遠心振り子式の動吸振器であってもよい。
・弾性部材は、入力されたトルク変動に伴う振動を自身の弾性変形によって減衰させることが可能なものであれば、スプリング以外の他の任意の部材であってもよい。例えば、弾性部材は、合成樹脂などの可撓性材料で構成したものであってもよい。
11…ダンパ装置、14…ハブ部材、20…第1のダンパ部、21…入力部材としての上流側ダンパディスク、215…規制部を構成する規制用収容室、22…第1の弾性部材の一例としての上流側ダンパスプリング、23…中間部材を構成する第2の中間プレート、24…中間部材を構成する第1の中間プレート、243…規制部を構成する規制用突部、30…第2のダンパ部、31…中間部材を構成する第3の中間プレート、312…内周縁、313…センタリング部を構成する爪用凹部(収容室)、318…センタリング部を構成する突出爪(突出部)、314…被係合部としての底面(径方向外側の面)、316…突部、317…係合凹部、32…第2の弾性部材の一例としての下流側ダンパスプリング、36…出力部材としての下流側ダンパディスク、363…センタリング部を構成する突出爪(突出部)、365…センタリング部を構成する爪用凹部(収容室)、40…動吸振器、41…本体ディスク、412…係合凹部、415…突部、46…質量体の一例としてのコロ、52…隙間、61…規制部を構成する第1の突出部、62…規制部を構成する第2の突出部、A2…センタリング部の一例としての第1のセンタリング部、A3…他のセンタリング部の一例としての第2のセンタリング部、S…回転軸線。

Claims (6)

  1. トルク伝達経路に沿って配置される、入力部材、第1の弾性部材、中間部材、第2の弾性部材、出力部材を有するダンパ部と、
    本体ディスクと同本体ディスクに対して変位自在な質量体とを有する動吸振器と、を備え、所定の回転軸線を中心に回転するダンパ装置であって、
    前記中間部材の中心を前記回転軸線に合わせるセンタリング部を設け、同中間部材に前記動吸振器の本体ディスクが取り付けられてなる
    ことを特徴とするダンパ装置。
  2. 前記ダンパ装置の径方向内側には前記回転軸線を中心に回転するハブ部材が設けられ、同ハブ部材には前記出力部材が一体回転可能に連結されてなり、
    前記センタリング部は、前記中間部材及び前記出力部材の一方の部材から軸方向に突出する突出部と、前記中間部材及び前記出力部材の他方の部材に設けられ且つ同突出部が係合される被係合部と、を有する
    請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記他方の部材には、前記突出部の一部を収容する収容室が形成され、同収容室の径方向外側の面が前記被係合部として機能してなり、
    前記収容室の周方向における幅寸法を、前記突出部の周方向における幅寸法よりも大きくする
    請求項2に記載のダンパ装置。
  4. 前記一方の部材は、軸方向において前記ハブ部材と重複するように配置されるとともに、その内周縁と同ハブ部材との間に隙間が介在するように構成されてなる
    請求項2又は請求項3に記載のダンパ装置。
  5. 前記ダンパ部の中間部材の中心に、前記動吸振器の本体ディスクの中心を合わせる他のセンタリング部を設け、
    同他のセンタリング部は、
    前記ダンパ部の中間部材及び前記動吸振器の本体ディスクの何れか一方に設けられ、且つ軸方向に突出する突部と、
    前記中間部材及び前記本体ディスクの何れか他方に形成され、且つ同突部の先端が収容される係合凹部と、を有する
    請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載のダンパ装置。
  6. 前記中間部材は、軸方向において異なる位置に配置される前側中間部材と後側中間部材を含み、前記前側中間部材は、その中心が前記センタリング部によって前記回転軸線に合わされているとともに、前記動吸振器の本体ディスクが取り付けられ、前記後側中間部材は、連結具を介して前記前側中間部材に一体回転可能に連結されており、
    前記入力部材と前記後側中間部材との回転捩れを規制する規制部を設け、
    同規制部は、前記入力部材に形成される規制用収容室と、前記後側中間部材から同規制用収容室に向けて延びる規制用突部とを有し、
    前記規制用収容室の周方向における幅寸法を、前記規制用突部の周方向における幅寸法よりも大きくする
    請求項2〜請求項5のうち何れか一項に記載のダンパ装置。
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