JP2006029553A - 流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 捩り特性を広角化した流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置において、低剛性の弾性部材の圧縮停止を工夫することによって、コストを低減する。
【解決手段】 第1弾性部材44は、リティーニングプレート49に設けられている。第2弾性部材45は、第1弾性部材44の内周側に配置されて、ドリブンプレート42に設けられている。中間部材43は、第1弾性部材44を介してリティーニングプレート49に対して回転方向に連結され、第2弾性部材45を介してドリブンプレート42に対して回転方向に連結されている。中間部材43は、リティーニングプレート49とドリブンプレート42の一方との間に、第1弾性部材44と第2弾性部材45の剛性の低いものの圧縮を停止する第1ストッパー91を構成している。第1ストッパー91は、第1弾性部材44と第2弾性部材45の剛性の低いものが密着状態になる以前に圧縮を停止する。
【選択図】 図3
【解決手段】 第1弾性部材44は、リティーニングプレート49に設けられている。第2弾性部材45は、第1弾性部材44の内周側に配置されて、ドリブンプレート42に設けられている。中間部材43は、第1弾性部材44を介してリティーニングプレート49に対して回転方向に連結され、第2弾性部材45を介してドリブンプレート42に対して回転方向に連結されている。中間部材43は、リティーニングプレート49とドリブンプレート42の一方との間に、第1弾性部材44と第2弾性部材45の剛性の低いものの圧縮を停止する第1ストッパー91を構成している。第1ストッパー91は、第1弾性部材44と第2弾性部材45の剛性の低いものが密着状態になる以前に圧縮を停止する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置、特に、フロントカバーに直接連結されるピストンを有する流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置に関する。
トルクコンバータは、3種の羽根車(インペラー、タービン、ステータ)を内部に有し、内部の作動油の循環によってトルクを伝達する装置である。インペラーは入力側回転体に連結されたフロントカバーに固定されている。タービンはトランスミッション入力シャフトに連結されている。インペラーが回転すると、インペラーからタービンに向かって作動油が流れ、タービンが回転させられる。この結果、タービンから入力シャフトにトルクが出力される。
ロックアップ装置は、タービンとフロントカバーとの間に配置されており、フロントカバーとタービンを機械的に連結することで直接トルクを伝達するための装置である。通常、ロックアップ装置は、フロントカバーに摩擦連結可能なピストンと、ピストンに固定されるリティーニングプレートと、リティーニングプレートに支持されるトーションスプリングと、トーションスプリングによってピストンに回転方向に弾性的に連結されるドリブンプレートとを有している。ドリブンプレートはタービンに固定されている。
ピストンは、フロントカバーとタービンとの間の空間を軸方向に分割しており、軸方向両側の油圧差によって軸方向に移動可能である。そして、ピストンの外周部に環状に張られた摩擦フェーシングがフロントカバーの平坦な摩擦面に押し付けられると、フロントカバーのトルクがロックアップ装置に伝達される。
前記従来のロックアップ装置では、トーションスプリングとしては円周方向に複数並べられたコイルスプリングが用いられている。これらコイルスプリングは、フロントカバーの最外周部分においてリティーニングプレートによって支持されており、その結果フロントカバーとタービンとの最外周部分間のスペースを有効に利用することができる。
ロックアップ連結時にエンジンから入力されるトルク変動を吸収・減衰するためには、コイルスプリングの低剛性化・広捩じり角化が必要である。しかし、従来のロックアップ装置では、コイルスプリングがピストンの最外周部分に対応して配置されているため、捩り角度を広くするためにはコイルスプリングを円周方向に長くする必要がある。その一方でコイルスプリングを円周方向に長くすると、圧縮時にコイルスプリングがリティーニングプレートに摺動しやすくなり、高ヒステリシストルクが発生してしまう。このような問題があるため、従来のロックアップ装置において捩り特性の広角化を実現できない。
ロックアップ連結時にエンジンから入力されるトルク変動を吸収・減衰するためには、コイルスプリングの低剛性化・広捩じり角化が必要である。しかし、従来のロックアップ装置では、コイルスプリングがピストンの最外周部分に対応して配置されているため、捩り角度を広くするためにはコイルスプリングを円周方向に長くする必要がある。その一方でコイルスプリングを円周方向に長くすると、圧縮時にコイルスプリングがリティーニングプレートに摺動しやすくなり、高ヒステリシストルクが発生してしまう。このような問題があるため、従来のロックアップ装置において捩り特性の広角化を実現できない。
そこで、2種類のコイルスプリングを用意して、それらを中間部材で連結することによって、直列配置構造を実現することが考えられている。2種類のコイルスプリングは、例えば、異なる半径方向位置に配置されている。
2種類のコイルスプリングの捩り剛性を異ならせた場合は、捩り角度の初期の段階では2種類のコイルスプリングがともに圧縮されていき、所定角度において捩り剛性の低いコイルスプリングの圧縮が停止すると、それ以降は捩り剛性の高いコイルスプリングのみが圧縮される。上記動作によって、捩り特性において、低剛性と高剛性の2段特性が得られる。
2種類のコイルスプリングの捩り剛性を異ならせた場合は、捩り角度の初期の段階では2種類のコイルスプリングがともに圧縮されていき、所定角度において捩り剛性の低いコイルスプリングの圧縮が停止すると、それ以降は捩り剛性の高いコイルスプリングのみが圧縮される。上記動作によって、捩り特性において、低剛性と高剛性の2段特性が得られる。
しかし、上記例では、低剛性のコイルスプリングの圧縮停止は、そのコイルスプリングの線間密着を利用している。そのため、捩り特性の2段目においては低剛性の弾性部材に対して大きな荷重が作用し続けている。このように低剛性のコイルスプリングに対して過大な負荷が作用するため、高強度のコイルスプリングを採用する必要があり、その場合に必要となる低応力設計によってコイルスプリングの質量やコストが増大してしまう。
本発明の目的は、捩り特性を広角化した流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置において、低剛性の弾性部材の圧縮停止を工夫することによって、コストを低減することにある。
請求項1に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置は、流体式トルク伝達装置のフロントカバーとタービンとの間の空間に配置され、両者を機械的に接続するためのものであって、ピストンと、ドライブ部材と、第1弾性部材と、ドリブン部材と、第2弾性部材と、中間部材とを備えている。ピストンは、軸方向に移動可能でフロントカバーに連結可能である。ドライブ部材は、ピストンに固定されている。第1弾性部材は、ドライブ部材に設けられている。ドリブン部材は、タービンに固定されている。第2弾性部材は、第1弾性部材の内周側に配置されて、ドリブン部材に設けられている。中間部材は、第1弾性部材を介してドライブ部材に対して回転方向に連結され、第2弾性部材を介してドリブン部材に対して回転方向に連結されている。第1弾性部材と第2弾性部材は回転方向の剛性が異なる。中間部材は、ドライブ部材とドリブン部材の一方との間に、第1弾性部材と第2弾性部材の剛性の低いものの圧縮を停止する第1ストッパーを構成している。第1ストッパーは、第1弾性部材と第2弾性部材の剛性の低いものが密着状態になる以前に圧縮を停止する。
このロックアップ装置では、第1ストッパーが第1弾性部材と第2弾性部材の剛性の低いものが密着状態になる以前に圧縮を停止するため、剛性の低い弾性部材に大きな荷重が作用しない。
請求項2に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項1において、第1ストッパーは構成部材を軸方向に移動させることで組立・分解可能である。
請求項2に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項1において、第1ストッパーは構成部材を軸方向に移動させることで組立・分解可能である。
このロックアップ装置では、第1ストッパーの組み付け及び分解が容易である。
請求項3に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項1において、中間部材は、円周方向に延びる複数のスリットが形成された筒状部を有している。ドライブ部材とドリブン部材のうち一方は、スリット内に挿入され、スリットの円周方向端面との間に第1ストッパーを構成する複数の第1突起を有する。
請求項3に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項1において、中間部材は、円周方向に延びる複数のスリットが形成された筒状部を有している。ドライブ部材とドリブン部材のうち一方は、スリット内に挿入され、スリットの円周方向端面との間に第1ストッパーを構成する複数の第1突起を有する。
このロックアップ装置では、第1ストッパーは筒状部のスリットと第1突起とからなる簡単な構造である。
請求項4に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項3において、第1突起とスリットは軸方向に移動することで組立・分解可能である。
このロックアップ装置では、第1ストッパーの組み付け及び分解が容易である。
請求項4に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項3において、第1突起とスリットは軸方向に移動することで組立・分解可能である。
このロックアップ装置では、第1ストッパーの組み付け及び分解が容易である。
請求項5に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項1〜4のいずれかにおいて、中間部材は、ドライブ部材とドリブン部材の他方との間に、第1弾性部材と第2弾性部材の剛性の高いものの圧縮を停止する第2ストッパーを構成している。
請求項6に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項3又は4において、中間部材は、ドライブ部材とドリブン部材の他方との間に、第1弾性部材と第2弾性部材の剛性の高いものの圧縮を停止する第2ストッパーを構成している。ドライブ部材とドリブン部材の他方は、第1突起とともに第2ストッパーを構成する複数の第2突起を有する。
請求項6に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項3又は4において、中間部材は、ドライブ部材とドリブン部材の他方との間に、第1弾性部材と第2弾性部材の剛性の高いものの圧縮を停止する第2ストッパーを構成している。ドライブ部材とドリブン部材の他方は、第1突起とともに第2ストッパーを構成する複数の第2突起を有する。
請求項7に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項6において、第1突起と第2突起は軸方向に移動することで組立・分解可能である。
請求項8に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項3、4、6又は7において、中間部材は、第1及び第2プレート部材から構成されている。第1プレート部材は、筒状部を有している。
請求項8に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項3、4、6又は7において、中間部材は、第1及び第2プレート部材から構成されている。第1プレート部材は、筒状部を有している。
請求項9に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置は、流体式トルク伝達装置のフロントカバーとタービンとの間の空間に配置され、両者を機械的に接続するためのものであって、第1アッセンブリーと、第2アッセンブリーとを備えている。第1アッセンブリーは、軸方向に移動可能でフロントカバーに連結可能な摩擦面を有するピストンと、ピストンの摩擦面と反対側に固定されたリティーニングプレートと、リティーニングプレートに保持され円周方向に配置された複数の第1弾性部材とを有する。第2アッセンブリーは、第1アッセンブリーとタービンとの間の空間に配置され、タービンに固定されたドリブン部材と、第1弾性部材の円周方向両端間に軸方向から挿入されて当接可能な係合部を有する中間部材と、ドリブン部材と中間部材とを回転方向に弾性的に連結するための第2弾性部材とを有する。第1弾性部材と第2弾性部材は回転方向の剛性が異なる。中間部材は、リティーニングプレートとドリブン部材のうち一方との間に、第1弾性部材と第2弾性部材のうち剛性の低いものの圧縮を停止する第1ストッパーを構成する。第1ストッパーは、第1弾性部材と第2弾性部材の剛性の低いものが密着状態になる以前に圧縮を停止する。
この流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、第1アッセンブリーと第2アッセンブリーとは互いに軸方向に移動させることで、互いに対して組み付け及び分解が可能である。
請求項10に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項9において、第1ストッパーは構成部材を軸方向に移動することで組立・分解可能である。
請求項10に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項9において、第1ストッパーは構成部材を軸方向に移動することで組立・分解可能である。
このロックアップ装置では、第1ストッパーの組み付け及び分解が容易である。
請求項11に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項9において、中間部材は、円周方向に延びる複数のスリットが形成された筒状部を有している。リティーニングプレートとドリブン部材のうち一方は、スリット内に挿入され、スリットの円周方向端面とともに第1ストッパーを構成する複数の第1突起を有する。
請求項11に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項9において、中間部材は、円周方向に延びる複数のスリットが形成された筒状部を有している。リティーニングプレートとドリブン部材のうち一方は、スリット内に挿入され、スリットの円周方向端面とともに第1ストッパーを構成する複数の第1突起を有する。
このロックアップ装置では、第1ストッパーは筒状部のスリットと第1突起とからなる簡単な構造である。
請求項12に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項11において、第1突起とスリットは軸方向に移動することで組立・分解可能である。
このロックアップ装置では、第1ストッパーの組み付け及び分解が容易である。
請求項12に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置では、請求項11において、第1突起とスリットは軸方向に移動することで組立・分解可能である。
このロックアップ装置では、第1ストッパーの組み付け及び分解が容易である。
本発明に係るロックアップ装置では、第1ストッパーが第1弾性部材と第2弾性部材の剛性の低いものが密着状態になる以前に圧縮を停止するため、剛性の低い弾性部材に大きな荷重が作用しない。
1.トルクコンバータ全体の説明
図1に、本発明の第1実施形態としてのロックアップ装置5が採用されたトルクコンバータ1の部分縦断面概略図を示す。図1の左側にはエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。図2にロックアップ装置5のダンパー7の平面図を示し、図3にその横断面図を示す。図2における矢印R1側がトルクコンバータ1やロックアップ装置5の回転方向駆動側であり、矢印R2側がその反対側である。また、図1に示すO−Oがトルクコンバータ1及びロックアップ装置5の回転軸線である。
図1に、本発明の第1実施形態としてのロックアップ装置5が採用されたトルクコンバータ1の部分縦断面概略図を示す。図1の左側にはエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。図2にロックアップ装置5のダンパー7の平面図を示し、図3にその横断面図を示す。図2における矢印R1側がトルクコンバータ1やロックアップ装置5の回転方向駆動側であり、矢印R2側がその反対側である。また、図1に示すO−Oがトルクコンバータ1及びロックアップ装置5の回転軸線である。
トルクコンバータ1は、エンジン側のクランクシャフト(図示せず)からトランスミッションの入力シャフトにトルクを伝達するための装置であり、入力側の部材に固定されるフロントカバー2と、3種の羽根車(インペラー9、タービン10、ステータ11)からなるトルクコンバータ本体3と、ロックアップ装置5とから構成されている。
フロントカバー2は、円板状の部材であり、その外周部には軸方向トランスミッション側に突出する外周筒状部8が形成されている。外周筒状部8はインペラー9のインペラーシェル12に溶接によって固定されている。インペラー9は、インペラーシェル12と、その内側に固定された複数のインペラーブレード13と、インペラーシェル12の内周側に設けられた筒状のインペラーハブ21とから構成されている。タービン10は流体室内でインペラー9に対向して配置されている。タービン10は、タービンシェル14と、タービンシェル14に固定された複数のタービンブレード15と、タービンシェル14の内周側に固定されたタービンハブ16とから構成されている。タービンハブ16は外周側に延びるフランジ16aを有しており、このフランジ16aにタービンシェル14の内周部が複数のリベット17によって固定されている。また、タービンハブ16の内周部には、図示しないトランスミッションの入力シャフトがスプライン係合している。
フロントカバー2は、円板状の部材であり、その外周部には軸方向トランスミッション側に突出する外周筒状部8が形成されている。外周筒状部8はインペラー9のインペラーシェル12に溶接によって固定されている。インペラー9は、インペラーシェル12と、その内側に固定された複数のインペラーブレード13と、インペラーシェル12の内周側に設けられた筒状のインペラーハブ21とから構成されている。タービン10は流体室内でインペラー9に対向して配置されている。タービン10は、タービンシェル14と、タービンシェル14に固定された複数のタービンブレード15と、タービンシェル14の内周側に固定されたタービンハブ16とから構成されている。タービンハブ16は外周側に延びるフランジ16aを有しており、このフランジ16aにタービンシェル14の内周部が複数のリベット17によって固定されている。また、タービンハブ16の内周部には、図示しないトランスミッションの入力シャフトがスプライン係合している。
ステータ11は、インペラー9とタービン10の内周部間に配置され、タービン10からインペラー9へと戻る作動油を整流するための機構である。ステータ11は環状のステータキャリア18と、その外周面に設けられた複数のステータブレード19とから主に構成されている。ステータキャリア18は、ワンウエイクラッチ20を介して図示しない固定シャフトに支持されている。なお、フロントカバー2とタービンハブ16との軸方向間には第1スラストベアリング31が設けられ、タービンハブ16とステータ11との間には第2スラストベアリング32が設けられ、ステータ11とインペラーハブ21との間には第3スラストベアリング33が設けられている。各スラストベアリング31〜33においては、半径方向に作動油が流通可能なポートが形成されている。
2.ロックアップ装置の説明
ロックアップ装置5は、クラッチ6としての機能とダンパー7としての機能とを有しており、フロントカバー2とタービン10との間の環状の空間に配置されている。ロックアップ装置5は、主に、入力部材41と、ドリブンプレート42と、中間部材43と、第1弾性部材44と、第2弾性部材45とから構成されている。
ロックアップ装置5は、クラッチ6としての機能とダンパー7としての機能とを有しており、フロントカバー2とタービン10との間の環状の空間に配置されている。ロックアップ装置5は、主に、入力部材41と、ドリブンプレート42と、中間部材43と、第1弾性部材44と、第2弾性部材45とから構成されている。
入力部材41はピストン48とリティーニングプレート49とから構成されている。ピストン48は主に円板形状のピストン本体50から構成されている。ピストン本体50はフロントカバー2とタービン10との間の空間を軸方向に2分割するように半径方向に延びる円板状かつ環状の部材である。ピストン本体50の外周部は環状平坦な摩擦連結部51となっている。摩擦連結部51の軸方向エンジン側には摩擦フェーシング52が設けられている。この摩擦フェーシング52に対向して、フロントカバー2には平坦な摩擦面が形成されている。以上の構成により、クラッチ6が構成されている。さらに、摩擦連結部51の外周側すなわちピストン本体50の外周縁には、軸方向トランスミッション側に延びる筒状部53が設けられている。また、ピストン本体50の内周縁には軸方向トランスミッション側に延びる内周筒状部54が設けられている。内周筒状部54の内周面はタービンハブ16の外周面に対して軸方向及び回転方向に移動可能に支持されている。なお、内周筒状部54の先端がタービンハブ16の一部に当接した状態でピストン48がそれ以上軸方向トランスミッション側に移動するのは規制される。内周筒状部54とタービンハブ16の外周面との間にはシールリングが設けられている。
このようにして、フロントカバー2とピストン48との間には、空間Aが形成されている。空間Aの外周部は摩擦フェーシング52がフロントカバー2に当接した状態で遮断され、空間Aの内周部は第1スラストベアリング31において形成されたポートを介して図示しない入力シャフトに形成された油路に連通している。
リティーニングプレート49は、摩擦連結部51の軸方向トランスミッション側すなわち筒状部53の内周側に配置されている。リティーニングプレート49は板金製の環状の部材である。リティーニングプレート49の役割は第1弾性部材44の保持を行うことにある。リティーニングプレート49の環状本体部56は、内周部が複数のリベット58によってピストン本体50に固定されている。本体部56の外周縁には、軸方向トランスミッション側に延びる筒部57が形成されている。筒部57は筒状部53の内周面に近接又は当接している。また、筒部57は半径方向内側に斜めに曲げられ、後述の第1弾性部材44の軸方向トランスミッション側を支持するようになっている。筒部57においては円周方向に等間隔で外周側変形部59が形成されている。外周側変形部59は、筒部57の先端を半径方向内側に絞り加工で曲げた部分である。さらに、本体部56には、外周側変形部59同士の回転方向間に対応して、内周側切り起こし部60が形成されている。内周側切り起こし部60は、本体部56から切り起こされた部分であり、軸方向トランスミッション側へ延びている。
リティーニングプレート49は、摩擦連結部51の軸方向トランスミッション側すなわち筒状部53の内周側に配置されている。リティーニングプレート49は板金製の環状の部材である。リティーニングプレート49の役割は第1弾性部材44の保持を行うことにある。リティーニングプレート49の環状本体部56は、内周部が複数のリベット58によってピストン本体50に固定されている。本体部56の外周縁には、軸方向トランスミッション側に延びる筒部57が形成されている。筒部57は筒状部53の内周面に近接又は当接している。また、筒部57は半径方向内側に斜めに曲げられ、後述の第1弾性部材44の軸方向トランスミッション側を支持するようになっている。筒部57においては円周方向に等間隔で外周側変形部59が形成されている。外周側変形部59は、筒部57の先端を半径方向内側に絞り加工で曲げた部分である。さらに、本体部56には、外周側変形部59同士の回転方向間に対応して、内周側切り起こし部60が形成されている。内周側切り起こし部60は、本体部56から切り起こされた部分であり、軸方向トランスミッション側へ延びている。
各第1弾性部材44はコイルスプリングからなる。各第1弾性部材44は、リティーニングプレート49の外周側変形部59の円周方向間に配置されている。この結果、第1弾性部材44の円周方向両端は、外周側変形部59にスプリングシートを介して支持されている。また、第1弾性部材44の半径方向外側は筒部57によって支持され、半径方向内側は内周側切り起こし部60によって支持されている。このようにして、第1弾性部材44は、半径方向両側及び軸方向エンジン側、さらには円周方向両端がリティーニングプレート49によって支持されている。
中間部材43について説明する。中間部材43は、ピストン本体50とタービンシェル14との間に配置された環状かつ円板状のプレート部材である。中間部材43は主に第1プレート64と第2プレート65とから構成されている。
第1プレート64と第2プレート65は軸方向に間隔を開けて配置されている。第1プレート64が軸方向エンジン側であり、第2プレート65が軸方向トランスミッション側である。第1プレート64は外周部84がその内周側部分に比べて軸方向トランスミッション側に配置されており、第2プレート65の外周部85に当接している。外周部84,85は円周方向に配置された複数のリベット86によって互いに固定されている。第2プレート65の外周部には、軸方向エンジン側に延びる複数の爪状の係合部69が設けられている。係合部69は、外周側変形部59の半径方向内側を軸方向に延びており、その円周方向両端は各第1弾性部材44の円周方向両端にスプリングシートを介して当接している。
第1プレート64と第2プレート65は軸方向に間隔を開けて配置されている。第1プレート64が軸方向エンジン側であり、第2プレート65が軸方向トランスミッション側である。第1プレート64は外周部84がその内周側部分に比べて軸方向トランスミッション側に配置されており、第2プレート65の外周部85に当接している。外周部84,85は円周方向に配置された複数のリベット86によって互いに固定されている。第2プレート65の外周部には、軸方向エンジン側に延びる複数の爪状の係合部69が設けられている。係合部69は、外周側変形部59の半径方向内側を軸方向に延びており、その円周方向両端は各第1弾性部材44の円周方向両端にスプリングシートを介して当接している。
第1及び第2プレート64,65の半径方向中間部にはそれぞれ角窓67,68が形成されている。各角窓は円周方向複数箇所に形成されている。角窓67,68の半径方向両側には、軸方向に起こされた起こし部が形成されている。
ドリブンプレート42は、環状かつ円板状の部材であり、円板状本体75とその内周側の取り付け部76とから構成されている。取り付け部76は本体75に比較して軸方向トランスミッション側に位置している。取り付け部76は前述の複数のリベット17によってタービンハブ16のフランジ16aに固定されている。本体75は第1プレート64と第2プレート65との間に配置されている。本体75には、角窓67,68に対応して窓孔77が形成されている。窓孔77は軸方向に貫通する孔である。
ドリブンプレート42は、環状かつ円板状の部材であり、円板状本体75とその内周側の取り付け部76とから構成されている。取り付け部76は本体75に比較して軸方向トランスミッション側に位置している。取り付け部76は前述の複数のリベット17によってタービンハブ16のフランジ16aに固定されている。本体75は第1プレート64と第2プレート65との間に配置されている。本体75には、角窓67,68に対応して窓孔77が形成されている。窓孔77は軸方向に貫通する孔である。
第2弾性部材45は窓孔77及び角窓67,68にそれぞれ配置されている。第2弾性部材45はコイルスプリングからなる。各第2弾性部材45は、窓孔77及び角窓67,68によって円周方向両端及び半径方向両側を支持されている。さらに、第2弾性部材45は角窓67,68の起こし部によって軸方向への飛び出しを制限されている。
なお、第2プレート65の内周面はドリブンプレート42の取り付け部76の外周面によって半径方向に支持されている。これにより、中間部材43はドリブンプレート42に対してセンタリングされている。
なお、第2プレート65の内周面はドリブンプレート42の取り付け部76の外周面によって半径方向に支持されている。これにより、中間部材43はドリブンプレート42に対してセンタリングされている。
第1弾性部材44は第2弾性部材45に比べて剛性が低い(ばね定数が小さい)。ここでは、第1弾性部材44の最大捩り角度を正側でθv、負側でθv’として、それぞれの捩りトルクはTv、Tv’である。さらに、第2弾性部材45の最大捩り角度を正側でθw、負側でθw’として、それぞれの捩りトルクはTw、Tw’である。θv>θw、θv’>θw’、Tv<Tw、Tv’<Tw’の関係が成立している。
以上の第1弾性部材44、第2弾性部材45及び中間部材43等によって、ダンパー7が構成されている。
3.ストッパー機構の説明
次に、ロックアップ装置5のダンパー7の相対回転を停止するためのストッパー機構について説明する。
3.ストッパー機構の説明
次に、ロックアップ装置5のダンパー7の相対回転を停止するためのストッパー機構について説明する。
第1ストッパー91は、第1弾性部材44の圧縮を停止するための機構であり、リティーニングプレート49と中間部材43とから構成されている。具体的には、中間部材43の第1プレート64は、図3に示すように、外周部84部分の内周側において軸方向エンジン側に延びる筒状部92を有している。さらに、筒状部92には、円周方向に並んで複数箇所にスリット93が形成されている。スリット93は、筒状部92のみならずその半径方向両側の平坦部分まで延びている。スリット93によって複数の軸方向壁部94が形成されていると考えても良い。リティーニングプレート49の内周縁には、円周方向に並んだ複数の第1突起95が形成されている。第1突起95は、半径方向内側に延びており、スリット93内に延びている。図4に示すように、軸方向壁部94と第1突起95は所定の角度をあけて配置されており、前述の第1ストッパー91を構成している。軸方向壁部94からみて回転方向R2側の第1突起95との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθvであり、軸方向壁部94からみて回転方向R1側の第1突起95との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθv’である。
第2ストッパー96は、ダンパー7全体の動作を停止するための機構であり、リティーニングプレート49とドリブンプレート42とから構成されている。具体的には、ドリブンプレート42の外周縁には、円周方向に並んだ複数の第2突起97が形成されている。第2突起97は、半径方向外側に延びており、軸方向壁部94に対応して形成されている。第2突起97の外周縁は、軸方向壁部94の内周面に近接している。なお、第2突起97は軸方向壁部94に比べて円周方向長さが短い。図4に示すように、第1突起95と第2突起97は、所定の角度をあけて回転方向に当接可能に配置されており、前述の第2ストッパー96を構成している。第2突起97からみて回転方向R2側の第1突起95との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθv+θwであり、第2突起97からみて回転方向R1側の第1突起95との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθv’+θw’である。言い換えると、捩り特性の正側最大捩り角度はθv+θwであり、正側最大捩り角度はθv’+θw’である。
なお、スリット93は、第1突起95に対応する位置まで切り欠かれているため、第1突起95は、スリット93に対して軸方向に移動するだけで組み付け・分解可能になっている。
以上の述べたロックアップ装置5についてさらに別の観点から説明する。ロックアップ装置5は主に第1アッセンブリー61と第2アッセンブリー62とから構成されている。各アッセンブリー61,62はそれぞれ別の組立体であり、トルクコンバータに組み込まれた状態では全体として1つのロックアップ装置5を構成するが、製造及び搬送の段階ではそれぞれ別個独立の組立体として取り扱うことが可能である。第1アッセンブリー61は前述のピストン48とリティーニングプレート49と第1弾性部材44とから構成されている。第2アッセンブリー62はドリブンプレート42と中間部材43と第2弾性部材45とから構成されている。第1アッセンブリー61と第2アッセンブリー62との連結は、第1弾性部材44の円周方向間に第2プレート65の係合部69を軸方向から挿入することで行われる。このように第1及び第2アッセンブリー61,62の連結は両部材の軸方向移動のみで行われ、その離脱も軸方向の移動で行われる。このようにして両アッセンブリー61,62の組み付け性及び分解性が良い。
以上の述べたロックアップ装置5についてさらに別の観点から説明する。ロックアップ装置5は主に第1アッセンブリー61と第2アッセンブリー62とから構成されている。各アッセンブリー61,62はそれぞれ別の組立体であり、トルクコンバータに組み込まれた状態では全体として1つのロックアップ装置5を構成するが、製造及び搬送の段階ではそれぞれ別個独立の組立体として取り扱うことが可能である。第1アッセンブリー61は前述のピストン48とリティーニングプレート49と第1弾性部材44とから構成されている。第2アッセンブリー62はドリブンプレート42と中間部材43と第2弾性部材45とから構成されている。第1アッセンブリー61と第2アッセンブリー62との連結は、第1弾性部材44の円周方向間に第2プレート65の係合部69を軸方向から挿入することで行われる。このように第1及び第2アッセンブリー61,62の連結は両部材の軸方向移動のみで行われ、その離脱も軸方向の移動で行われる。このようにして両アッセンブリー61,62の組み付け性及び分解性が良い。
以上の構造により、第1アッセンブリー61は、この実施形態に示すように従来のドリブンプレートの代わりに第2アッセンブリー62用いた本機構に用いることもできるし、従来の構造に使用することができる。すなわち、2種類のトルクコンバータに対して第1アッセンブリーは同一のものを使用することができ、全体のコストが低下する。
4.トルクコンバータの動作
次に、動作について説明する。
4.トルクコンバータの動作
次に、動作について説明する。
エンジン側のクランクシャフトからのトルクは、図示しないフレキシブルプレートを介してフロントカバー2に入力される。これにより、インペラー9が回転し、作動油がインペラー9からタービン10へと流れる。この作動油の流れによりタービン10は回転し、タービン10のトルクは図示しない入力シャフトに出力される。
トルクコンバータ1の速度比が上がり、入力シャフトが一定の回転速度になると、空間Aの作動油が入力シャフト内部の油路を通ってドレンされる。この結果、ピストン48すなわち第1アッセンブリー61がフロントカバー2側に移動させられる。この結果、摩擦フェーシング52がフロントカバー2の摩擦面に押し付けられ、フロントカバー2のトルクはロックアップ装置5に出力される。ロックアップ装置5において、トルクは、ピストン48、リティーニングプレート49、第1弾性部材44、中間部材43、第2弾性部材45、ドリブンプレート42の順番で伝達され、タービンハブ16に出力される。
トルクコンバータ1の速度比が上がり、入力シャフトが一定の回転速度になると、空間Aの作動油が入力シャフト内部の油路を通ってドレンされる。この結果、ピストン48すなわち第1アッセンブリー61がフロントカバー2側に移動させられる。この結果、摩擦フェーシング52がフロントカバー2の摩擦面に押し付けられ、フロントカバー2のトルクはロックアップ装置5に出力される。ロックアップ装置5において、トルクは、ピストン48、リティーニングプレート49、第1弾性部材44、中間部材43、第2弾性部材45、ドリブンプレート42の順番で伝達され、タービンハブ16に出力される。
ロックアップ装置5は、トルクを伝達すると共にフロントカバー2から入力されるトルク変動を吸収・減衰する。具体的には、ロックアップ装置5において捩り振動が発生すると、第1弾性部材44と第2弾性部材45とが入力部材41とドリブンプレート42との間で直列に圧縮される。ここでは、第1弾性部材44と第2弾性部材45とが直列に作用するため、従来より捩り角度を広くできる。このことは、全体を低剛性化することが可能であり、振動吸収・減衰性能を向上させていることを意味する。
5.捩り特性
図5を用いて、ダンパー7の捩り特性を説明する。ここでは、捩り特性の正側の特性を説明する。中立状態からリティーニングプレート49が他の部材に対して回転方向R1がねじれていくと、第1弾性部材44と第2弾性部材45がともに圧縮され、低剛性の特性が得られる。捩り角度がθxになると、第1ストッパー91において、第1突起95が軸方向壁部94に衝突する。θx=θv+θw×(Tv/Tw)である。このように第1ストッパー91が作動することで、第1弾性部材44が密着状態になった時点またはその直前で、第1弾性部材44に対してそれ以上大きな荷重が作用しなくなる。捩り角度が大きくなると、第2弾性部材45のみが圧縮されるため、高剛性の特性が得られる。最後に第1突起95が第2突起97に衝突すると、第2弾性部材45の圧縮が停止する。このように第2ストッパー96が作動して、ダンパー7全体の捩り動作が終了する。
図5を用いて、ダンパー7の捩り特性を説明する。ここでは、捩り特性の正側の特性を説明する。中立状態からリティーニングプレート49が他の部材に対して回転方向R1がねじれていくと、第1弾性部材44と第2弾性部材45がともに圧縮され、低剛性の特性が得られる。捩り角度がθxになると、第1ストッパー91において、第1突起95が軸方向壁部94に衝突する。θx=θv+θw×(Tv/Tw)である。このように第1ストッパー91が作動することで、第1弾性部材44が密着状態になった時点またはその直前で、第1弾性部材44に対してそれ以上大きな荷重が作用しなくなる。捩り角度が大きくなると、第2弾性部材45のみが圧縮されるため、高剛性の特性が得られる。最後に第1突起95が第2突起97に衝突すると、第2弾性部材45の圧縮が停止する。このように第2ストッパー96が作動して、ダンパー7全体の捩り動作が終了する。
捩り特性負側の特性は正側と同様であるので、説明を省略する。
このロックアップ装置5では、第1弾性部材44が密着状態になる以前に圧縮を停止するため、第1弾性部材44に大きな荷重が作用しない。このため、第1弾性部材44に高強度の材料を用いる必要が無くなり、コストが低下する。具体的には、低応力設計が可能になるため、コイルスプリングの質量を減らすことができ、また、材料のグレードを落とすことができる。
このロックアップ装置5では、第1弾性部材44が密着状態になる以前に圧縮を停止するため、第1弾性部材44に大きな荷重が作用しない。このため、第1弾性部材44に高強度の材料を用いる必要が無くなり、コストが低下する。具体的には、低応力設計が可能になるため、コイルスプリングの質量を減らすことができ、また、材料のグレードを落とすことができる。
第1ストッパー91は、筒状部92のスリット93と第1突起95とからなる簡単な構造である。また、第1ストッパーは、筒状部92のスリット93と第1突起95を軸方向に移動させることで組み付け・分解可能である。
第2ストッパー96は、第1突起95と第2突起97からなる簡単な構造である。また、第2ストッパー96は、第1突起95と第2突起97を軸方向に移動させるだけで組み付け・分解可能である。
第2ストッパー96は、第1突起95と第2突起97からなる簡単な構造である。また、第2ストッパー96は、第1突起95と第2突起97を軸方向に移動させるだけで組み付け・分解可能である。
6.第2実施形態
次に、図6及び図7を用いて、本願発明の第2実施形態を説明する。前記第1実施形態はでは、外周側の弾性部材の剛性が低かったが、この実施形態では逆である。
第2弾性部材145は第1弾性部材144に対して剛性が低い(ばね定数が小さい)。ここでは、第2弾性部材145の最大捩り角度を正側でθv、負側でθv’として、それぞれの捩りトルクはTv、Tv’である。さらに、第1弾性部材144の最大捩り角度を正側でθw、負側でθw’として、それぞれの捩りトルクはTw、Tw’である。θv>θw、θv’>θw’、Tv<Tw、Tv’<Tw’の関係が成立している。
次に、図6及び図7を用いて、本願発明の第2実施形態を説明する。前記第1実施形態はでは、外周側の弾性部材の剛性が低かったが、この実施形態では逆である。
第2弾性部材145は第1弾性部材144に対して剛性が低い(ばね定数が小さい)。ここでは、第2弾性部材145の最大捩り角度を正側でθv、負側でθv’として、それぞれの捩りトルクはTv、Tv’である。さらに、第1弾性部材144の最大捩り角度を正側でθw、負側でθw’として、それぞれの捩りトルクはTw、Tw’である。θv>θw、θv’>θw’、Tv<Tw、Tv’<Tw’の関係が成立している。
次に、ロックアップ装置105のダンパー107の相対回転を停止するためのストッパー機構について説明する。
第1ストッパー191は、第2弾性部材145の圧縮を停止するための機構であり、中間部材143とドリブンプレート142とから構成されている。具体的には、中間部材143の第1プレート164は、外周部184部分の内周側において軸方向エンジン側に延びる筒状部192を有している。さらに、筒状部192には、円周方向に並んで複数箇所にスリット193が形成されている。スリット193は、筒状部192のみならずその半径方向両側の平坦部分まで延びている。スリット193によって複数の軸方向壁部194が形成されていると考えても良い。ドリブンプレート142の外周縁には、円周方向に並んだ複数の第2突起197が形成されている。第2突起197は、半径方向外側に延びており、スリット193内に延びている。図7に示すように、軸方向壁部194と第2突起197は所定の角度をあけて配置されており、前述の第1ストッパー191を構成している。軸方向壁部194からみて回転方向R1側の第2突起197との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθvであり、軸方向壁部194からみて回転方向R2側の第2突起197との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθv’である。
第1ストッパー191は、第2弾性部材145の圧縮を停止するための機構であり、中間部材143とドリブンプレート142とから構成されている。具体的には、中間部材143の第1プレート164は、外周部184部分の内周側において軸方向エンジン側に延びる筒状部192を有している。さらに、筒状部192には、円周方向に並んで複数箇所にスリット193が形成されている。スリット193は、筒状部192のみならずその半径方向両側の平坦部分まで延びている。スリット193によって複数の軸方向壁部194が形成されていると考えても良い。ドリブンプレート142の外周縁には、円周方向に並んだ複数の第2突起197が形成されている。第2突起197は、半径方向外側に延びており、スリット193内に延びている。図7に示すように、軸方向壁部194と第2突起197は所定の角度をあけて配置されており、前述の第1ストッパー191を構成している。軸方向壁部194からみて回転方向R1側の第2突起197との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθvであり、軸方向壁部194からみて回転方向R2側の第2突起197との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθv’である。
第2ストッパー196は、ダンパー107全体の動作を停止するための機構であり、リティーニングプレート149とドリブンプレート142とから構成されている。具体的には、リティーニングプレート149の内周縁には、円周方向に並んだ複数の第1突起195が形成されている。第1突起195は、半径方向内側に延びており、軸方向壁部194に対応して形成されている。第1突起195の外周縁は、軸方向壁部194の内周面に近接している。なお、第1突起195は軸方向壁部194に比べて円周方向長さが短い。第1突起195と第2突起197は、所定の角度をあけて回転方向に当接可能に配置されており、前述の第2ストッパー196を構成している。第2突起197からみて回転方向R2側の第1突起195との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθv+θwであり、第2突起197からみて回転方向R1側の第1突起195との円周方向角度(円周方向端面同士の間の角度)はθv’+θw’である。言い換えると、捩り特性の正側最大捩り角度はθv+θwであり、正側最大捩り角度はθv’+θw’である。
この実施形態では、前記実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変形等は可能であり、本願発明は上記の実施形態に限定されない。例えば、トルクコンバータの代わりにフルカン等の他の流体式トルク伝達装置にも本願発明を適用可能である。
また、前記実施形態では、高剛性のコイルスプリングの圧縮停止するために機械的なストッパーとして第2ストッパーを用いていたが、高剛性のコイルスプリングは、内部に配置された高剛性弾性部材(コイルスプリングやフロート体)によって圧縮停止されてもよい。その場合は、ストッパーの構造が簡単になる。
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変形等は可能であり、本願発明は上記の実施形態に限定されない。例えば、トルクコンバータの代わりにフルカン等の他の流体式トルク伝達装置にも本願発明を適用可能である。
また、前記実施形態では、高剛性のコイルスプリングの圧縮停止するために機械的なストッパーとして第2ストッパーを用いていたが、高剛性のコイルスプリングは、内部に配置された高剛性弾性部材(コイルスプリングやフロート体)によって圧縮停止されてもよい。その場合は、ストッパーの構造が簡単になる。
1 トルクコンバータ
2 フロントカバー
3 トルクコンバータ本体
5 ロックアップ装置
41 入力部材
42 ドリブンプレート(ドリブン部材)
43 中間部材
44 第1弾性部材
45 第2弾性部材
49 リティーニングプレート(ドライブ部材)
61 第1アッセンブリー
62 第2アッセンブリー
91 第1ストッパー
92 筒状部
93 スリット
95 第1突起
2 フロントカバー
3 トルクコンバータ本体
5 ロックアップ装置
41 入力部材
42 ドリブンプレート(ドリブン部材)
43 中間部材
44 第1弾性部材
45 第2弾性部材
49 リティーニングプレート(ドライブ部材)
61 第1アッセンブリー
62 第2アッセンブリー
91 第1ストッパー
92 筒状部
93 スリット
95 第1突起
Claims (12)
- 流体式トルク伝達装置のフロントカバーとタービンとの間の空間に配置され、両者を機械的に接続するためのロックアップ装置であって、
軸方向に移動可能で前記フロントカバーに連結可能なピストンと、
前記ピストンに固定されたドライブ部材と、
前記ドライブ部材に設けられた第1弾性部材と、
前記タービンに固定されたドリブン部材と、
前記第1弾性部材の内周側に配置されて、前記ドリブン部材に設けられた第2弾性部材と、
前記第1弾性部材を介して前記ドライブ部材に対して回転方向に連結され、前記第2弾性部材を介して前記ドリブン部材に対して回転方向に連結された中間部材とを備え、
前記第1弾性部材と前記第2弾性部材は回転方向の剛性が異なり、
前記中間部材は、前記ドライブ部材と前記ドリブン部材の一方との間に、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の剛性の低いものの圧縮を停止する第1ストッパーを構成し、
前記第1ストッパーは、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の剛性の低いものが密着状態になる以前に圧縮を停止する、
流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。 - 前記第1ストッパーは構成部材を軸方向に移動させることで組立・分解可能である、請求項1に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。
- 前記中間部材は、円周方向に延びる複数のスリットが形成された筒状部を有し、
前記ドライブ部材と前記ドリブン部材のうち一方は、前記スリット内に挿入され、前記スリットの円周方向端面との間に前記第1ストッパーを構成する複数の第1突起を有する、請求項1に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。 - 前記第1突起と前記スリットは軸方向に移動することで組立・分解可能である、請求項3に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。
- 前記中間部材は、前記ドライブ部材と前記ドリブン部材の他方との間に、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の剛性の高いものの圧縮を停止する第2ストッパーを構成している、請求項1〜4のいずれかに記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。
- 前記中間部材は、前記ドライブ部材と前記ドリブン部材の他方との間に、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の剛性の高いものの圧縮を停止する第2ストッパーを構成しており、
前記ドライブ部材と前記ドリブン部材の他方は、前記第1突起とともに前記第2ストッパーを構成する複数の第2突起を有する、請求項3又は4に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。 - 前記第1突起と前記第2突起は軸方向に移動することで組立・分解可能である、請求項6に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。
- 前記中間部材は、第1及び第2プレート部材から構成され、
前記第1プレート部材は、前記筒状部を有している、請求項3、4、6又は7に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。 - 流体式トルク伝達装置のフロントカバーとタービンとの間の空間に配置され、両者を機械的に接続するためのロックアップ装置であって、
軸方向に移動可能で前記フロントカバーに連結可能な摩擦面を有するピストンと、前記ピストンの摩擦面と反対側に固定されたリティーニングプレートと、前記リティーニングプレートに保持され円周方向に配置された複数の第1弾性部材とを有する第1アッセンブリーと、
前記第1アッセンブリーと前記タービンとの間の空間に配置され、前記タービンに固定されたドリブン部材と、前記第1弾性部材の円周方向両端間に軸方向から挿入されて当接可能な係合部を有する中間部材と、前記ドリブン部材と中間部材とを回転方向に弾性的に連結するための第2弾性部材とを有する第2アッセンブリーとを備え、
前記第1弾性部材と前記第2弾性部材は回転方向の剛性が異なり、
前記中間部材は、前記リティーニングプレートと前記ドリブン部材の一方との間に、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の剛性の低いものの圧縮を停止する第1ストッパーを構成し、
前記第1ストッパーは、前記第1弾性部材と前記第2弾性部材の剛性の低いものが密着状態になる以前に圧縮を停止する、
流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。 - 前記第1ストッパーは構成部材を軸方向に移動させることで組立・分解可能である、請求項9に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。
- 前記中間部材は、円周方向に延びる複数のスリットが形成された筒状部を有し、
前記リティーニングプレートと前記ドリブン部材のうち一方は、前記スリット内に挿入され、前記スリットの円周方向端面との間に前記第1ストッパーを構成する複数の第1突起を有する、請求項9に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。 - 前記第1突起と前記スリットは軸方向に移動することで組立・分解可能である、請求項11に記載の流体式トルク伝達装置用ロックアップ装置。
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